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  1. 1 : : 2015/11/22(日) 16:29:04
    中1でエレアニ愛してます♪
    駄作ですがよろしくお願いします♪
  2. 2 : : 2015/11/22(日) 16:35:14
    疲れた
  3. 3 : : 2015/11/22(日) 16:39:11
    宿題が!
  4. 4 : : 2015/11/22(日) 16:46:00
    俺の傍らで眠っていた彼女はいつからか目を覚ましていた。

      私は死ぬ
    彼女がそう言った時、俺はドキリとした。
    心の隙を見つけられたみたいに。
    「お、おいアニ何言ってんだよ。」
    最初は冗談かと思った。
    けれど彼女ははっきりと言う。
    「死ぬから。」
  5. 5 : : 2015/11/22(日) 16:57:57
    確かに彼女は入院していた。
    けれども命に別状はないと言うし、病気ではない。 
    顔も透き通るように白く、頬はピンクがかっていた。唇も赤々としていて、一見とても健全な人間に見える。
    少なくとも俺には。
    「エレン、ずっと待っててね。」
    彼女が青い瞳を自分の方へと向ける。
    俺は彼女の方へと頭を下げ、唇にキスした。
  6. 6 : : 2015/11/22(日) 17:10:50
    とても暖かいな、と思った矢先、アニが口を開いた。
    「逢いに行くから、逢いに来て、私に。」
    俺は今、起こっていることが夢かと思った。
    彼女の瞳の中に見えた俺がぼうっと崩れてきた。
    静かな水が動いて写る影を乱したように、流れ出したと思ったら、彼女の眼が閉じた。
    あまり見たことのない白い瞼から、流れる涙が頬へと垂れた。
    俺は狂ったように泣いた。
    このまま死んでしまおうかとも思った。
    けれど、彼女の遺体を葬ったあと、彼女の言った言葉を思い出す。
    ー逢いに行くから
    ー逢いに来て、私に
  7. 7 : : 2015/11/22(日) 17:18:45
    次の日から毎日、彼女の墓へ行き、花を手向けた。
    けれど、言葉どうりに彼女が姿を現すことはなかった。
    そんなことあるわけないかと思いながら、下へと目線を下げる
    紫色の花が一輪、たった一輪生えているのに俺は気付く。
    花弁には水滴がぽつぽつと付いていて、土も湿っていた。

    「アニ、俺に逢いに来てくれたんだな」

    そう俺が呟いたのは、寒い朝のこと。
    いつの間にか小雨が降ったようだった。
  8. 8 : : 2015/11/22(日) 17:20:31
    終了です(^_^)v
    原作は夏目漱石の夢十夜です。
    感想よかったらお願いします。

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