アルミン「デスゲーム...か。」
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- 1 : 2015/11/12(木) 19:24:15 :
- SS初投稿です。
英和辞典とかで英語を自分なりに並べてソードスキルなど作ってますが、
字を間違える可能性があるので注意です。
暇なときに書く不定期なので、そこも注意です。
原作と設定違うところもありますが、そこも楽しんでいただければ幸いです。
この投稿からしばらく遅れて投稿する場合もありますが、次回の投稿は休日辺りなので確認お願いします。
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- 2 : 2015/11/12(木) 19:31:34 :
- 僕は...どうしてこんなゲームを買ったかって?
いつか来世で皆と会うと約束したからさ。
この来世...技術が発達しているこの世界で、僕はまだ...
皆と誰とも会っていない。
そんなときにこのオンラインゲームが発売された。
このオンラインゲームなら、皆と会えるかもしれない。
だから、僕はこれを握っている。
でもまあ、こんなレアなゲームは普通に手に入れられないよね?
まあ、僕はβテスターなんだけれど...
さてと...こんな前置きは置いといてそろそろナーヴギアを被るか...
それではいつもの...
「リンクスタート!」
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- 3 : 2015/11/12(木) 19:35:56 :
- ピコン...ピコンピコン...
設定画面がようやく終わる。
アルミン「いやーβテスターの時のアルミンが使えて良かったよ。」
アルミンの今の姿はアルミンの金髪のボブカットなど、完全にアルミンにしか見えない容姿だ
アルミン「......あっ、戻ってきた!この世界に!」
その光景にアルミンは見覚えがある。
βテスター時の初ログイン時と同じだからだ。
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- 4 : 2015/11/12(木) 20:18:35 :
- 期待です
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- 5 : 2015/11/12(木) 20:19:34 :
- 期待ありがとうございます!
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- 6 : 2015/11/13(金) 23:13:30 :
- アルミン「うわっ!?もうこんなに人が!?」
アルミンの見た光景はものすごかった。一瞬で10人がログインしてくるのだ。
アルミン「こんなに人気でもβテスターは1000人。焦らずにプレイしていこう。」
アルミンは歩き出した。もちろん、目的は...
アルミン「この世界での体を動かしての戦闘だ!」
アルミンは急に走りだし、始まりの町の外に出た。
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- 7 : 2015/11/13(金) 23:25:37 :
- アルミン「おーいるいる!」
アルミンがいると言ったのはフレンジー・ボア。通称、青イノシシ。
アルミン「あ、スキルのセット!」
アルミンは焦って指を上に振った。もうなれているメニュー画面登場時のサウンドを聞きながら
アルミンはスキルスロットを操作し片手用長剣...ワンハンドソードをセットした。
アルミン「よし、これで戦える!」
アルミンは走り出したかと思うと剣を抜いておりそのまま...
アルミン「スラント!」
アルミンの剣が水色に発光し、アルミンは体に染み付いたモーションを繰り出す。
しかし、それと同時に青イノシシもターゲットになったことにより突進をしてきた。
アルミンは青イノシシの弱点、首の後ろを狙いながらスキルの威力を上手くブーストし、
見事にクリティカルを当てた。
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- 8 : 2015/11/13(金) 23:36:02 :
- 青イノシシは一メートルほど吹っ飛ぶと悲鳴をあげつつライトエフェクトになり消滅する。
アルミン「よし、次だ!」
アルミンはそう叫ぶと他の青イノシシめがけてスキルを発動した。
しばらく時間が経過し...2時間は過ぎていた。
アルミン「よし、レベル3!」
アルミンはかなりの速さでレベルを上げていた。
それも当然だろう。アルミンは残りのスキルスロットにサーチングスキル...索敵を追加していた。
アルミンはこれで敵の位置を正確に知り尽くした上で連続でソードスキルを発動させ効率の良い狩り方をしていた。
アルミン「そろそろ休憩しようかな。この世界での休憩も必要だ...ん?」
アルミンは近くに座ろうとしたが、近くにプレイヤーを発見し声を掛けてみようと近くに行った
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- 9 : 2015/11/13(金) 23:38:53 :
- お知らせ
原作を読みながら投稿するのでかなり投稿が遅くなります。スミマセン。
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- 10 : 2015/11/14(土) 09:01:18 :
- アルミンが近くに行くとその二人は声を掛けてくれた。
クライン「あっ、こんにちはーほら、キリトも何か言えよ!」
キリト「あ、ああ。こんにちは。」
アルミン「こんにちは。僕はここら辺で狩りしてるんだけど、君たちの狩りは他とは違うね。」
キリト「ああそれは、俺がβテスターだからだ。」
クライン「今は狩りを教えてもらってるんだが...ソードスキルがピンとこねえな。」
アルミン「実は僕もβテスターなんだよ。そこで提案があるんだけど...」
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- 11 : 2015/11/19(木) 21:43:18 :
- アルミンの提案したものとは作戦であり、その内容は索敵スキルを持つアルミンが後方から指示を出し、
クラインが主に攻撃をする。キリト&アルミンがクラインに突進する青イノシシの攻撃をさばきながら、
近くのイノシシを暇さえあれば倒していく作戦だ。
アルミン「どうかな?コレなら、みんなのレベルが上がるよ。」
クライン「おお!すげえじゃねえか!って紹介がまだだったな。俺はクラインだぜ。」
キリト「俺はキリトだ。」
アルミン「僕は、アルミンだよ。これから頑張っていこう。スイッチも使っていくからクラインは、覚えておいてね。」
こうして彼らの狩りが始まった。彼らはかなりのスピードで近くの敵を狩り尽くしていた。
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- 12 : 2015/11/19(木) 21:54:39 :
- アルミン「索敵スキルによると敵数2!僕とクラインのスイッチで前方は片付ける!それまでキリトは後方を押さえてくれ!」
キリト「了解したぜ!」シャキン
クライン「おう!」
アルミン「行くよ!」
アルミンはスラントを発動させイノシシの体力をギリギリまで減らす
アルミン「スイッチ!」
クライン「おうよ!」
クラインが片手短剣スキル、ストレートを発動させた。
クラインの発動した技は片手長剣スキル、ホリゾンタルの短剣版であり、水平に敵を切る技である。
ザシュ!
短い効果音ともに青イノシシは倒れる
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- 13 : 2015/11/19(木) 22:17:55 :
- アルミン「よし、次だ!」
クライン「キリトのところに行かねえとな!」
その頃...
キリト「おっと」
キリトは簡単に青イノシシの突進を回避しソードスキル、ホリゾンタルを発動させる。
青イノシシ「ギイイィィィイイ」
青イノシシは悲鳴をあげるが体力はまだ残っていた。
キリト「そろそろ終わったか?」
クライン「おーいキリトよう!」
キリト「クライン、スイッチだ!!!」
クライン「おう、任せろ!」
クラインはストレートを発動させ青イノシシのHPバーを0にする。
アルミン「ナイスだったよ。」
キリト「この調子なら、一時間後には全員4、5レベルだな。」
クライン「そうだな!もっと狩り尽くしていこうぜ!」
彼らはさらに狩りを続けた
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- 14 : 2015/11/22(日) 10:21:51 :
- クライン「ふぅ.....ざっとこんなものだな。」
キリト「ああ、そうだな。」
アルミン「ねぇみんなそろそろ休憩しようよ。5:00になったし。」
キリト「そうだな。」
クライン「追い付くのに手間取ったってのにアルミンが7レベルになっちまった...」
アルミン「でもクラインもスキルに慣れるのが速いよ。それだけでもすごい方だよ。」
キリト「確かに...俺たちβテスターでも最初の一週間はスキルに慣れることだったしな。」
クライン「しっかし、最初戦ったときは中ボスかと思ったが、結構ザコいな。」
アルミン「いや、あいつは他のゲームでのスライムと同じ強さだよ。」
クライン「なっ!?そうだったのか!?!?!?」
キリト「お前が手間取ったのはソードスキルが使えなかったからだろ?スキルさえ使えれば弱いもんさ。」
クライン「この世界でソードスキルが使えねぇのはヤベェってことか.....」
アルミン「だからソードスキルが使えるようになって良かったね。」
クライン「ってもう5:15か。ピザが5:30に届くから、その準備しねえとな。落ちるぜ。」
アルミン「あ、フレンド登録しようよ。」
キリト「あー、なるほどな。他の時間にログインしてもすぐ合流できるしな。」
クライン「そうか、なら、フレンド登録しようぜ!」
三人は指を振りメニューウインドウを呼び出しフレンド登録と了承のボタンを押した
アルミン「よし、じゃあ僕とキリトは一緒に狩りを続けるよ。」
キリト「アルミンに追い付かねえとβテスターの意地がな.....」
クライン「まあ、頑張れよキリト!それじゃ...」
クラインはメニューウインドウを呼び出しログアウトボタンを押した...いや、押したはずだった。
クライン「あれっ?ログアウトできねえぞ?」
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- 15 : 2015/11/24(火) 22:24:28 :
- アルミン「えっ?そんなわけないと思うけど...キリト。一緒に確認しようか。」
キリト「ああ、そうだな。」
二人はメニューウインドウを開きメニューを確認した。しかし...
そこには、ログアウトボタンが無かった
キリト「?...おかしいぞ...無いよ、な。」
アルミン「うん、確かにそうだ。これは見間違いじゃない。」
クライン「ま、今日はサービス開始初日だしなぁ。こんなバグもあるだろ。今頃GMコールで運営涙目だな。」
キリト「ってクライン、お前5:30にピザ頼んでるとかいってなかったか?」
クライン「うお!?そうだったァー...」
アルミン「まあ、とりあえずGMコールしてみたら?システム側で落ちるかもしれないよ。」
クライン「もう試してるぜ...って、ヤベェ!?残り5分かよ!?」
アルミン「うーん、ログアウトするには...キリトはわかるかい?」
キリト「...」
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- 16 : 2015/11/24(火) 22:26:54 :
- やらかした...クラインのスキルは曲刀でした...
短剣かとおもいスキル作ってしまった...
ストレートをリーバーに変更してください...
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- 17 : 2015/11/24(火) 22:40:34 :
- この仮想世界から離脱して現実の自分の部屋へと戻るには
ログアウトボタンに触れ確認のイエスボタンを押すだけでいい。
実に簡単だ。
しかし、俺は...俺たちは...
それ以外の方法を何一つ知らない
俺はクラインとアルミンに向けて首を振った
キリト「いや...無いよ。自発的なログアウトをするためにはメニューを操作する以外の方法は....」
クライン「んなことはねえ!ぜってぇなんかあるぜこれ!」
クライン「戻れ!ログアウト!脱出!!!!!」
しかし、何も起こらない
キリト「クライン、無駄だ。マニュアルとかにも、その手の脱出方法は一切載ってなかった。」
クライン「しかしよぉ...馬鹿げてるだろ!自分の意思で自分の部屋に...自分の体に戻れないなんてよ!」
アルミン「....いや、キリトの言うとおりだ。例外はナーヴギアを取るとか...かな。」
クライン「な、なら!」
クラインは頭に手を伸ばすが...
キリト「無理だ。俺たちの頭の命令をナーヴギアが変換してるからな。」
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- 18 : 2015/11/24(火) 22:48:16 :
- クライン「なら、バグが直るかリアルでギアを外してくれるまで待つのかよ...」
クライン「でもよ...俺一人暮らしだぜ....おめぇらは?」
アルミン「はぁ...クラインと同じだよ。」
キリト「母親と妹と三人だな...晩飯の時間になっても来なかったらダイブ解除されると思うけど...」
クライン「おぉ!キリトの妹っていくつ?」
キリト「いや、あいつ運動部だしゲーム大嫌いだし、俺らみたいな人種とはかけ離れてるから無駄だよ。」
アルミン「......しかし、そろそろ変だ...」
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- 19 : 2015/11/30(月) 21:43:38 :
- クライン「何がだよ。普通のバグじゃねえか。」
キリト「いや、確かにそうだ。ログアウト不可なんて今後のゲーム運営にも関わる大問題だ。」
アルミン「それに、こうしている間にもクラインのピザを冷めつつあるわけだよ。金銭的損害だね。」
クライン「........冷めたピッツァなんて粘らねえ納豆以下だぜ..........」
俺はクラインの意味不明なうめき声を黙殺し話を続ける。
キリト「この状況なら、運営は一度サーバーを停止させて、強制ログアウトさせるのが普通だ。アルミン、続きを頼む。」
アルミン「わかった。じゃあ続きだけど........僕たちがバグに気づいてから、すでに15分はたってるけど切断どころかアナウンスも
無いのは奇妙だと言いたいのかい?」
キリト「ああ、それだ。」
クライン「まぁ、言われてみれば確かになー」
アルミン「そもそもSAOの開発元のアーガスはユーザーを大切にしたサービスが売りなのにサービス開始初日からこれはね........」
キリト「ああ、同意する。それに、このゲームはバーチャルエムエムオー...VRMMOの先駆けなのにこれじゃジャンル自体が規制
されかねないぜ。」
俺たちは顔を見合せ低く息を吐いた。
俺たちの真上には第二層の底部があり、それは巨大な搭...迷宮区がそびえ立っていた。
時刻は5時30分を回り空は真っ赤な夕焼けに染まり、差し込む夕日が草原を美術品に仕立てあげていた。
................................
直後。
世界はその有り様を........永久に変えた。
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- 20 : 2015/11/30(月) 22:05:10 :
- リンゴーン、リンゴーン........
アルミン「えっ!?」
キリト「何だ!?」
クライン「は!?」
同時に声を上げた俺達は互いの体を見やり再び目を見開いた。
俺達の体を青い光が包んだのだ。しばらくし俺達は巨大な宮殿、始まりの町中央広場にいた。
俺達は同時に顔を見合せ周りを見回した。
周りには数々のプレイヤー達が押し寄せていた。
全員は数秒黙り、ざわめきが少しずつ聞こえるようになる。
やがて苛立ちの声となり、数々のわめき声が聞こえる。
ダズ「あっ.....上を見ろ!!!」
俺達は反射的に上を向いた。
そしてそこには二つの英文が交互に表示されていた。
一瞬の驚愕に続いて俺はああ、ようやくアナウンスがあるのか、と考え肩の力を抜きかけた。
しかし、その後に起こったものは...
巨大な血液のようなものが天井から垂れそれは次第に姿を変えていった。
出現したのは身長20メートルはある巨大な真紅のローブだった。
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- 21 : 2015/11/30(月) 22:41:50 :
- しかし、俺にはその衣装に見覚えがあった。
あれは、アーガスの社員が務めるGMが必ず纏っていた衣装だ。
しばらくして広場に落ち着いた、よく通る声が響いた。
「プレイヤーの諸君、私の世界にようこそ。」
は....?
咄嗟には意味がわからなかった。
そのまま真紅のローブは話続けた。
「私の名前は茅場アキヒコ。今や、この世界をコントロールできる唯一の人間だ。」
キリト「な......」
彼の言葉は続く。
「プレイヤー諸君は、すでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気づいていると思う。しかし、」
「ゲームの不具合ではない。繰り返す。これは不具合ではなくソードアート・オンライン本来の仕様である。」
クライン「し......仕様、だと。」
言葉はさらに続く。
「諸君は今後、この城の頂を極めるまで、ゲームから自発的にログアウトすることはできない。」
「また、外部の人間の手による、ナーヴギアの停止あるいは解除もあり得ない。もしそれが試みられた場合......」
「ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが、諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる。」
脳を破壊する。 それはすなわち死ぬということだ。
クライン「ははっ、何言ってんだあいつ。これはただのゲームだろ?脳を破壊なんて......できるわけがねえよなぁキリトよう!!」
彼の声は後半かすれていた。
キリト「原理的にはできる....でもそんなの電源コードを抜けば高出力の電磁波は発生させられないはずだ。大容量のバッテリでも
無い限り。」
アルミン「内臓してるよ。ギアの重さの三割はバッテリだって聞いたよ。でもむちゃくちゃだよ。瞬間停電でもあったらどうするん
だ?」
「より具体的には、十分間の外部電源切断、二時間のネットワーク回線切断、ナーヴギア本体のロック解除または分解または破壊の試
み....以上のいずれかの条件によって脳破壊シークエンスが実行される。この条件は、すでに外部世界では当局および、マスコミを
通して告知されている。」
「ちなみに現時点で、プレイヤーの家族友人等が警告を無視してナーヴギアの強制除装を試みた例が少なからずあり、その結果、」
「残念ながら、すでに二百十三名のプレイヤーがアインクラッドおよび現実世界からも永久退場している。」
-
- 22 : 2015/12/02(水) 19:40:35 :
- クライン「信じねぇ....信じねぇぞオレは。」
クライン「ただの脅しだろ。できる分けねぇだろ?とっとと出しやがれってんだ。いつまでもこんなイベントに付き合っていられるほ
ど時間はねえんだよ。そうだよ....イベントだろ全部。オープニングの演出なんだろ?なぁ?」
俺も頭の中ではそれと全く同じことを喚き続けていた。しかし、俺達プレイヤーの望みを凪ぎ払うかのように、茅場は話を続ける。
「諸君が向こう側に置いてきた肉体の心配をする必要は無い。現在、あらゆるテレビ、ラジオ、ネットメディアはこの状況を、多数の
死者が出ていることも含め、繰り返し報道している。諸君のナーヴギアが強引に除装される危険はすでに低くなっていると言ってよ
かろう。今後、諸君の現実の体は、ナーヴギアを装着したまま二時間の回路切断猶予時間のうちに病院その他の施設へと搬送され、
厳重な介護態勢の元に置かれるはすだ。諸君には、安心して....ゲーム攻略に励んでほしい。」
「しかし、十分に留意してもらいたい。諸君にとってソードアート・オンラインは、すでにただのゲームではない。もう一つの現実と
言うべき存在だ。....今後、ゲームにおいて、あらゆる蘇生手段は機能しない。ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君のアバタ
ーは永久に消滅し、同時に」
「諸君らの脳は、ナーヴギアによって破壊される。」
今、
俺達の視界左上には、342という数字と青く輝くバーが表示される。
ヒットポイント。
命の
残量
それがゼロになった瞬間、俺は本当に、
死ぬ
マイクロウェーブに脳を焼かれて即死すると、茅場はそう言ったのだ。
キリト「馬鹿馬鹿しい...」
しかし、茅場はオレの、
あるいは全プレイヤーの思考を読み続けているかのように、次の託宣が降り注いだ。
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- 23 : 2015/12/09(水) 06:42:54 :
- 「諸君らがこのゲームから解放される条件は、たった一つ。先に述べたとおり、アインクラッド最上部、第百層までたどり着き、そ
こに待つ最終ボスを倒してゲームをクリアすればよい。その瞬間、生き残ったプレイヤー全員が安全にログアウトされることを保証
しよう。」
俺は、最初に茅場が口にしたこの城を極めるまでという言葉の意味をようやく悟った。
クライン「クリア、第百層だとぉ!?」
突然クラインが喚いた。
クライン「で、できるわけがねぇだろうが!?ベータじゃろくに上れなかったって聞いたぞ!!」
その言葉は真実だった。
千人のプレイヤーが参加したSAOベータテストでは、二ヶ月の間中にクリアされたフロアはわずか六層だったのだ。
今の正式サービスには、約一万人がダイブしているはずだが、ならばその人数で、百層をクリアするのに一体、どれだけの時間がかかるのか?そんな答えの出しようのない疑問をおそらくこの場に集められたプレイヤー全員が考えたのだろう。
しかしそこに、恐怖や絶望の音はほとんど聞き取れない。おそらく大多数の者は、この状況が本物の危機なのか、オープニングイベントの演出なのかいまだに判断しかねているのだ。茅場の言葉はその全てがあまりにも恐るべきものであるがゆえに逆に現実感を遠ざけている。
俺は空を降り仰ぎ、がらんどうのローブ姿を睨み付けて、必死に認識を状況にアジャストさせようとした。
俺はもう、二度とログアウトできない。現実世界の自分の部屋に、自分の生活に戻ることはかなわない。
-
- 24 : 2015/12/09(水) 06:56:04 :
- それが可能となるのは、いつか誰かがこの浮遊城のてっぺんにいるラスボスを倒した時だけ。
それまでに一度でもHPがゼロになれば_______
俺は
死ぬ
本物の死が訪れ、俺という人間は永久に消滅する。
しかし。
それらの情報を事実として飲み込むなど、どう頑張ってもできそうになかった。
俺はほんの五、六時間前、母親の作った昼飯を食い、妹と短い会話を交わし、自宅の階段を上った。
あの場所に、戻れない? これは本当に、現実なのか?
その時、俺と他のプレイヤーの思考を先回りし続ける赤ローブが、右手の白手袋をひらりと動かし、一切の感情を削ぎ落とした声で告げた。
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- 25 : 2015/12/15(火) 07:18:54 :
- 「それでは、最後に、諸君にとってこの世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。諸君のアイテムストレージに、私からのプレゼントが用意してある。確認してくれたまえ。」
そして俺達三人はアイテムストレージにある、手鏡とやらをアイテム化する。俺達は、なぜこんなものを?と思っていた。
しかし、突然_______
クラインのアバターが光に包まれた。
それとほぼ同時にアルミンも包まれ、そのすぐあとに俺も光に包まれた。
そして、ほんの数秒で光は消え、元のままの風景が見えた、いや、正確にはアルミンしか元のままだった。
そして俺は目の前の赤い髪を持つ、クラインによく似ていた奴に話しかける。
キリト「お前....誰?」
????「おい....誰だよおめぇ」
その瞬間、俺とアルミンは何故か手鏡を覗きこんだ。
そしてその鏡の中にあったのは_______
????「うおっ.....俺じゃん....」
俺達はもう一度お互いの顔を見合せ同時に叫んだ。
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- 26 : 2015/12/23(水) 02:41:19 :
- スミマセン!!!
かなり投稿が遅れました....
これから投稿するので、楽しみにしていてください!
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- 27 : 2015/12/24(木) 22:45:26 :
- キリト「お前がクラインか!?!?」クライン「おめぇがキリトか!?!?」
どちらの声も、ボイスエフェクタが停止したらしくトーンが変化していたが、そんなことを気にする余裕はなかった。
双方の手から鏡がこぼれ落ち、地面に落ちてささやかな破砕音とともに消滅した。
改めてぐるっと周囲を見回すと、存在したのは、数十秒前に存在した美男美女の群れではなかった。
例えば、現実のゲームショウの会場から、客をかき集めてきて鎧兜を着せればこういうものができるだろう、
というリアルな若者たちの集団がそこにはあった。
恐ろしいことに、男女比すら大きく変化している。
俺達は、今、ゼロから作ったアバターから現実の姿へと変化していた。
確かに質感はポリゴンだし、細部には多少の違和感も残るが、それでも凄まじいというべき再現度だ。
まるで、立体スキャン装置にかけたかのようだ。
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- 28 : 2015/12/29(火) 22:54:49 :
- ____スキャン
キリト「....そうか!」
キリト「ナーヴギアは、高密度の信号素子で頭から顔全面をすっぽり覆っている。つまり、脳だけじゃなくて、顔の表面の形も精細に把握できるんだ....」
クライン「で、でもよ。身長とか....体格はどうなんだよ。」
周囲のプレイヤー達の身長の平均は、変化以前より明らかに低下していた。
俺は、クラインやアルミンも、視点の高さの差異によって動作が阻害されるのを防ぐためにアバターの身長を生身と同じに設定していたのだが、大多数の者は現実よりも十ないし二十センチ上積みしていたのだろう。
それだけではなく、体格のほうも横幅の平均値がかなり上昇している。
これらは、頭にかぶるだけのナーヴギアではスキャンのしようがないはずだ。
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- 29 : 2015/12/29(火) 23:24:32 :
- クライン「あ...待てよ...おりゃ、ナーヴギア本体も昨日買ったばっかだったから覚えてるけどよ。初回に装置したときのセットアップステージで、なんだっけ...キャリブレーション?とかで自分の体をあちこち触らせられたじゃねえか。もしかしてあれか...?」
キリト「あ、ああ...そうか、そういうことか...」
キャリブレーションとはつまり、装着者の体表面感覚を再現するため、手をどれだけ動かしたら自分の体に触れるかの基準値を測る作業だ。それはつまり、自分のリアルな体格をナーヴギア内にデータ化するということに等しい。
可能だ。
このSAO世界において、全プレイヤーのアバターを、現実のの姿そのままを詳細に再現したポリゴンモデルに置き換えることは。
そしてその意図も、最早明らかすぎるほどに明らかだった。
キリト「....現実。」ボソッ
キリト「あいつはそう言った。これは現実だと。このポリゴンのアバターと...数値化されたヒットポイントは、両方本物の体であり、命なんだと。それを強制的に認識させるために、茅場は俺たちの現実そのままの顔と体を再現したんだ...」
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- 30 : 2015/12/30(水) 00:06:05 :
- クライン「でも...でもよぉ、キリト。」
クライン「なんでだ!?そもそも、なんでこんなことを............!?」
キリト「もう少し待てよ。どうせ、すぐにそれも答えてくれる。」
「諸君は今、なぜ、と思っているだろう。なぜ私は__SAOおよびナーヴギア開発者の茅場アキヒコはこんなことをしたのか?これは大規模なテロなのか?あるいは身代金目的の誘拐事件なのか?と。」
「私の目的は、そのどちらでもない。それどころか、今の私は、すでに、一切の目的も、理由も持たない。なぜなら....この状況こそが、私の最終的な目的だからだ。この世界を創り出し、鑑賞するためにのみ私はナーヴギアを、SAOを造った。そして今、全ては達成せしめられた。」
茅場アキヒコ「................以上で、
ソードアート・オンライン
正式サービスのチュートリアルを終了する。」
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- 31 : 2015/12/30(水) 00:33:11 :
- その後、静かな静寂が場を支配した。
それもつかの間、数分後....
ダズ「嘘だ!!!ここからだせぇ!!!!!」
「そうだ!そうだ!」
「おい、ふざけんなよ!?早くログアウトさせろ!」
「いやああああああ!!!!!!!帰して!!!早く帰してよおおおおおおおお!!!!!!!!!」
そう、一部のプレイヤー達はわめき、抱き合い、罵りあった。
しかし、不思議なことに俺たちの思考は落ち着いていた。
直後、脳内処理が終わったかのようにアルミンがしゃべり出す。
アルミン「....いいか、今あるコルを使ってNPCの店でポーションを買うんだ。場所は、指定する。」
は?俺たちはアルミンが何を言いたいのかわからなかった。
アルミン「その後....僕達は町を出る....!」
!....つまり、彼は....
キリト「次の村に行くのか、アルミン。クラインを連れて。」
アルミン「..........ああ。そうだよ。もう、この世界は現実だ。ヒットポイントが無くなれば死ぬし残れば生きている。この世界を生きていく為には経験値が必要なんだ。経験値や、素材、コルを多く獲得した者のみがこの世界で生きて行けるんだ。......この始まりの町周辺のフィールドはすぐに狩り尽くされ、枯渇する。だから今のうちに、次の町を拠点にする。」
アルミンの言葉はひどく落ち着いていて冷たかった。
クライン「でもよ....俺には、一緒にゲームを並んで買った大切なダチが俺には............俺はそいつらを...置いては行けねえよ!!」
その言葉を聞いて俺とアルミンは、唇を噛んだ。
俺達は悩んだ____彼の友人、おそらく5人程度は居るだろう...
クラインのみならアルミン索敵スキルでなんとかなるだろう...しかし、この人数は俺たちには、無理だった。守れそうに無かった。
その時、クラインが笑いながら首を横に振った。
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- 32 : 2016/01/15(金) 19:52:00 :
- すみません。
最近風邪が酷くて、
しばらくは、投稿出来ません。
すみませんでした。
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- 33 : 2016/01/21(木) 00:31:47 :
- クライン「いや....おめぇらにこれ以上お世話になるわけにゃいかねえよな。オレだって前のゲームじゃギルドのアタマ張ってたんだしよ。大丈夫、今まで教わったテクで何とかしてみせら。それに....まだこれが悪趣味なイベントで、ログアウトできる可能性もあるしよ。だからおめぇらは気にしねえで、次の村に行ってくれ。」
アルキリ「....」
俺達は黙り込み、数秒間強烈な葛藤に見舞われた。
そして、俺とアルミンは、この後2年間にもわたって俺達を苦しめる決断をした。
キリト「そっか。」
アルミン「なら、ここで別れよう。何かあったら、メッセージ飛ばしてね。」
キリト「じゃあ、またな、クライン。」
アルミン「またね、クライン。」
ここで後悔しないように振り向こうとした俺達にクラインは、叫んだ。
クライン「キリト!お前、案外カワイイ顔してんだな!結構好みだぜ、オレ!」
そして、付け加えるように彼はもう一度叫んだ。
クライン「あと、アルミン!お前、リアルの顔使ってたんだな!お前も、結構好みだぜ!」
俺達は苦笑し、さっと振り向き、こう叫んだ。
アルキリ「お前も、その野武士ヅラの方が十倍似合ってるよ!!」
そして、俺達は、この世界でできた友人に別れを告げまっすぐひたすら走り続けた。
俺達が目指したのは始まりの町北西ゲートの向こう....広大な草原と深い森を越えた先にある小さな村。
それを目指し、俺達は道中の敵対モブ、中立モブの耐久力を0にしていった。
現実から逃げるため、俺は、この先にどこまでも続く果て無きサバイバルへと、足を踏み入れた。
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- 34 : 2016/01/21(木) 00:48:11 :
- それから、約一ヶ月。
ゲーム開始時には、一万人もいたプレイヤーは、二千人減った。
この時、プレイヤーの半数は、全滅すると思った。
しかし、人間とは、慣れるものだ。
その少し後に第一層の迷宮区が攻略され、そのわずか十日後にも第二層が攻略された。その頃から、死者の数は目に見えて減りはじめた。生き残るための情報が行き渡り、きちんと経験値を貯めてレベルを上げておけば、モンスターは、そこまで恐ろしい存在ではないという認識が生まれた。
このゲームをクリアして、現実世界に戻れるかもしれない。そう考えるプレイヤーの数は少しずつ、だが着実に増えていった。
最上層は遥かに遠かったが、かすかな希望を動力にプレイヤー達は動きはじめ______世界は、音をたてて動きだした。
それから二年残るフロアの数は二十六。生存者6000人。
それが、アインクラッドの現状だ。
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- 35 : 2016/01/21(木) 01:26:06 :
- アイクラッド第七十四層«迷宮区»
サシャ「すばしっこいやつですねぇ.....」
コニー「サシャ、文句言うなよ。俺たちのレベル上げノルマは、95だからな!」
サシャ「わかりましたよ....代わりに、ラグーラビットの肉下さい....」
コニー「なっ!?無茶言うなよ。あれはS級のレアアイテムだぜ....とにかく、とりあえずこのシルバーウルフ、倒すぜ!」
コニーは、背中に手を伸ばしたかと思うと、両手に両手剣を持ちスキルを発動させた。
『ボウス・ハンズサンド』....上位ソードスキル、立体二連撃技。両手の両手剣を挟むように切り裂き、自身は、挟みながら地面を蹴り、モンスターの後ろに着地する際、さらに挟むように切り裂き空中で、体をひねり着地するソードスキル。
たちまち一匹のシルバーウルフは、ポリゴンの欠片となる。
しかし、まだ周りには4匹のシルバーウルフが居た。
コニーがいちいち討伐するのに時間がかかるのを察したサシャは、たちまち、コニーの頭上....5メートル上から、弓と剣を構えそして、放つ。
たちまち、一匹に剣が刺さりよろける....が、こんなものでは倒れなかった。
たちまち、ジャンプ後のサシャに飛びかかるが....
『バーチカル・スクエア』
サシャは、矢のように扱っていた剣を使いソードスキルを発動した。剣の刺さったシルバーウルフは、このソードスキルでポリゴンと化した。
残りの二匹もあっけなく討伐された。
サシャ「剣、結構使っちゃいましたねー」
コニー「また、マルコが直してくれるから大丈夫だろ。」
ジャン「お前ら...のんきにしやがって....お前らの剣の修繕にも素材は必要だろ。直してくれるといっても素材がなけりゃ直せねえじゃねえか。あと、サシャ、お前の剣の素材尽きてるってマルコ言ってたぜ。また、56区で取り直してこいよ。」
サシャ「そんなぁ....ジャン、お願いします!素材を!取って来て下さい!」
ジャン「自分で、取ってこい芋女。」
アルミン「まあまあ....喧嘩は、ダメだよ。そろそろマルコも帰ってくるだろうし、もう少しここで待とうね。」
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- 36 : 2016/01/21(木) 01:27:12 :
- すみません、二匹じゃなくて三匹です。あと、風直ったんで頑張って投稿していきます!!!
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- 37 : 2016/01/21(木) 01:30:28 :
- アルミンの喧嘩はダメだよの前にサシャが「ムキー!忘れてたと思ってたのにー!」と言ってると脳内補正お願いします....
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- 38 : 2016/01/31(日) 00:04:57 :
- すみません....
また、体調悪くなってました....
更新します....
_____________________________
サシャ「あ、アルミン!....じゃなくて団長!」敬礼
コニー「うおっ!?団長!こんにちは!」敬礼
アルミン「あはは....もう、その呼び方やめたらどうかな....?堅苦しいし。昔と同じでいいよ。」
サシャ「でもっ、私は団長にお世話になってます!!」
コニー「俺だって、団長が誘ってくれなかったら、第一層で閉じ籠ってました!!」
アルミン「う、うーん.....」
ジャン「ほら....アルミンも困ってんじゃねえか....」
サシャ「じゃあ仕方ないですね....ジャンが世話やいてるところも見れましたしw」ダッシュ
ジャン「おい、芋女!!待ちやがれ!!」ダッシュ
コニー「俺は、どうすればいいんだ???」
アルミン「コニーは、いままでと同じでいいと思うよ?」
マルコ「さっき、サシャとジャンが走ってたけど大丈夫かい?」
アルミン「あ、マルコ。早速来たばかりで悪いけど....ジャンを止めてくれないかな?あと、サシャが調子に乗らないようにしといてね....」
マルコ「うん...大変なんだね君も....行ってくるよ....」ダッシュ
アルミン「この先やっていけるのか心配だ.....」ガクッ
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- 39 : 2016/02/06(土) 16:15:07 :
- 第五十層アルゲード____
俺は、慣れた道を数分歩きその扉を開けた。
どうやら商談の真っ最中らしい。
見慣れた店内には、店主と槍使い、黄色のコートを着た友人が居た。
エギル「よし、決まった!«ダスクリザードの革»二十枚で五百コル!」
気の弱そうな槍使いは、まだ迷っているようだ。
その時、友人が口を挟んだ。
アルミン「騙されちゃいけないよ、槍使いさん。僕なら千コルで、買い取るよ?」
その時店主が、友人を睨み付け、友人は、苦笑する。
結局、アルミンが買い取った。
エギル「おいおい....アルミン。こっちだって商売なんだぜ。」
アルミン「良いじゃないかエギル。あ...キリト居たんだ。」
キリト「アルミン、お前、エギルだって苦労してるんだぞ?相変わらず阿漕な商売してるけど。」
エギル「まあ、安く仕入れて安く売るのがウチのモットーだからな。」
キリト「後半は、疑わしいもんだな....」
あはは....と、アルミンが苦笑する。
アルミン「ところでキリトは、何か売りに来たのかい?」
キリト「ああ。俺も、買取頼む。」
エギル「まあキリトは、お得意様だしな....あくどい真似はしませんよっ、と.....」
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- 40 : 2016/02/06(土) 21:01:40 :
- エギル「って、おいおい、S級のレアアイテムじゃねえか。«ラグー・ラビットの肉»か.... アルミン「僕が買うよ!!!!」ドンッ!
エギル「うおっ...!?」
アルミン「百万コルで、どうかな?」
キリト「......は?」
百万コル......本来の価値の10倍というところだろう。
アルミン「さてと、了承っと...」
キリト「うーん....」
と、言いながらも俺は、手を了承ボタンに伸ばしていたが....不意に肩をつつかれる。
アスナ「キリト君とアルミン....君?」
キリト「....シェフ捕獲」
俺はアスナの手を素早く掴んでいた
アルミン「!?!?........や、やあ?あ、ああアアスナささささん、こ、こんにちは?」(まさかとは思うけど....)
アスナ「な....何よ。」
キリト「!....め、珍しいな、アスナ。こんなごみ溜めに顔を出すなんて....」
アスナの後ろの男と店主の視線が突き刺さるが俺は、気にしない。
アスナ「何よ。もうすぐ次のボス攻略だから、生きてるか確認に来てあげたんじゃない。」
キリト「フレンドリストに登録してんだから、それぐらい判るだろ。そもそもマップでフレンド追跡したからここまで来られたんじゃないのか。」
アスナ「生きてるならいいのよ。そ.....そんなことより、何よシェフどうこうって?」
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- 41 : 2016/02/17(水) 22:41:57 :
- キリト「と、その前に......お前今、料理スキルの熟練度どのへん?」
アスナ「聞いて驚きなさい、先週に完全習得したわ。」
キリト「なぬ!?.......実は、その腕を見込んで頼......アルミン「ちょっと待った!」
キリト「は?どうしたんだお前......?」
アルミン「いやだから、そのラグー・ラビットの肉を百万コルで....」
キリト「いや、ちょうど近くにシェフが居てな....この食材はやっぱり俺の物だ。」
アルミン「そ、そんな.....食べる=娯楽の世界で....満足に肉も食えないだと.....?」バタッ
キリト「で、そんなわけで....このラグー・ラビットの肉を料理してほしい....してくれたら、一口食わせてや...アスナ「はんぶん!」
俺はアスナに胸ぐらを捕まれ驚いてうなずいてしまった.........
キリト「ああ、うん、わかったわかった......」
キリト「ということで取引中止だ、エギル。」
エギル「いや、それはいいけどよ.....なあ、俺た...キリト「感想文を八百字以内で書いてきてやるよ。」
エギル「そ、そりゃあないだろ!?」
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- 42 : 2016/02/17(水) 23:37:37 :
次の日、七十四層____
午前九時。
昨日の昨晩、あまり眠れなかった事などを思い出していた。
強制起床アラームに起こされここまでやって来たが、約束の相手は居ない。
俺は、アイクラッドの暦のことでも考えようとしたその時だった......
アルミン「肉を~わたせぇ!」
どういう訳かアルミンが飛び出してきた。
思いもしなかったその蹴りは俺の顔面に直撃した。
キリト「うおっ!?アルミン!?そもそも何でここに!?」
アルミン「実はね......サシャに聞き耳たててもらったんだよ.....そしたら、ここに来るって言われたからさ......とりあえず肉返せ!」
キリト「いやもう実は、食べ......アルミン「じゃあ、とってこい!!!!!!!!」
キリト「......」(ああ、アルミンが狂った......確か、前回は、デュエルばっかやってたっけなあいつ)
キリト「とりあえず落ち着け......まあ、実はこのあと、迷宮区に行こうと思ってるんだ。アルミン、お前も来るか?」
アルミン「.............はっ、ラグった......で、うんまあ暇だしね。行くよ。で、誰か待ってるの?」
キリト「ああ、実はアスナを......」
アスナ「きゃああああ!よ、避けてー!」
アルミン「!?!?」シュッ
アルミンは避けた。地上から一メートルある場所から吹っ飛んできたアスナを。
アルミンは、だ。
キリト「うわああああ!?」
俺は、避けられず、このプレイヤーの下敷きになった......
そして俺は、このプレイヤーを排除しようと右手を動かした......
が、
それが過ち
だった。
何かあった気がするが、とりあえず俺は、思考を回復させて上半身を起こした。
すると目の前に顔が赤い女性プレイヤーがいた。もちろんアスナだ。
そして、俺はこの危機的状況に気付き、そして何か言おうとした。
出た言葉は、
キリト「や....やあ、おはようアスナ。」
次の瞬間...俺は殴られあり得ない速さで、地面を転がっていた。
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- 43 : 2023/07/10(月) 11:03:42 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
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アカウントの譲渡について
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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