このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
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勇者「なんで俺を選ぶ!」
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- 1 : 2015/09/23(水) 22:48:34 :
- ~勇者国 王宮 謁見の間~
王様「そなたこそが光の神の加護を受けた『勇者』じゃ!」ビシッ
勇者「・・・」キョロキョロ
王様「お前だよ、お前!」ムカッ
勇者「ええっ、俺っ!」ガクガク
王様「わざわざ大臣がおまーを呼びに行ったろーが!」
勇者「『勇者』って事はもしかして・・・」タラー
王様「魔王を倒し、世界に平和を・」
勇者「!」ダッシュ
王様「捕まえろ!」
兵士「はっ!」ガチャッ ← 槍で行く手を塞いだ
勇者「ど、どいてくれー」ジタバタ
王様「じたばたするな、諦めろ」
勇者「ゆ、『勇者』に選ばれたら死んだも同然、諦められるか!」ジタバタ
王様「死んだも同然とは、光の神の加護をなんと心得る」ムッ
勇者「『勇者』に選ばれたヤツ、もう3000人位死んでるだろ!」
王様「そ、そんな事はない、行方不明を含めての3000人じゃ」キョドキョド
勇者「行方不明もほぼ死んでるだろ、この場合・・・(汗)」
王様「いや、彼らはどこかで幸せに暮らしておるやも・・・」← 遠い目
勇者「遠い目すんな!」
王様「それに、まだ何人かの『勇者』は生き残っておるはずじゃ」
勇者「だったら、なぜ次々と新しい『勇者』を選ぶ」
王様「いや、なんとなくダメっぽいから・・・」
勇者「毎日1人選んでても3000人なら10年近くかかるだろう、どんなメチャクチャな選び方してるんだ」
王様「途中でやけくそになって、一度に50人とか100人とか選んだりしたから・・・」
勇者「だったら、最初から3000人選んで『勇者』で軍を編成すれば良かったんじゃないのか!」
王様「あ!」(゜ロ゜)
勇者「あ、じゃねーだろ・・・」
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- 2 : 2015/09/23(水) 23:07:47 :
- 勇者「俺は騎士でもなけりゃ、魔法使いでもない、なんで選んだんだよ!」
王様「光の神の神託によりそなたが選ばれたのじゃ」
勇者「神託って、当てになんの?」
王様「き、貴様、神託を馬鹿にするのか!」ワナワナ
勇者「俺の前の3000人も神託で選んだんだろ?」
王様「そ、そんな事もあったかのう~」← 遠い目
勇者「とぼけんな!」ゴラァ
王様「気高い騎士や偉大な魔法使い、敬虔な神官など、優秀な人材はことごとく魔王討伐に失敗した」
勇者「で?」
王様「特に優秀な人材でなくても良いだろうと神託が・・・」
勇者「どんな神託だよ」
王様「選ぼうにも、もう勇者国には優秀な人材が残ってないし・・・」
勇者「俺は残りカスか・・・」
王様「健康な若者ならもう誰でも良いと神託が・・・」
勇者「既に神託でもなんでもなくなってんだろーが!」
王様「とにかくお前が『勇者』!」ビシッ
勇者「(旅に出るふりして逃げてやる)・・・」
王様「お前が『勇者』って国中に発表して、隅々まで手配書を配るからな、逃げられんぞ」
勇者「俺は指名手配犯か!」
王様「悲惨じゃよ、逃げて捕まった『勇者』の最後は・・・」フウ ← ため息&遠い目
勇者「い、いったいどんな目にあわせられるんだ?」ガクブル
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- 3 : 2015/09/23(水) 23:26:30 :
- 勇者「もうわかったから、武器とか防具とかくれ」
王様「大臣、くれてやれ」チッ
勇者「なんで舌打ちなんだよ!」
大臣「勇者殿、これを」スッ
勇者「なんだよこれ?」
大臣「『ひのきのぼう』に『旅人のふく』です」
勇者「こんなんで魔王を倒せるかー!」
王様「なんせ3000人もの勇者が旅立ったからのう、武器も防具も王宮には・・・」
勇者「おまーとこの兵隊、武器も鎧も着けてんじゃん」
王様「!」ギクゥ
勇者「あんた良いよろい着てんなー」ポンポン
兵士「じ、自分ですか?」ギョッ
勇者「そのよろいくれ」ニカニカ
兵士「い、いや、これは・・・」アセアセ
勇者「じゃあ、あんたが俺の代わりに魔王討伐に行く?」ニヤリ
兵士「よろい脱ぎます(泣)」シクシク
勇者「代わりに『旅人のふく』やるから泣くなw」
兵士「(泣)」ゴソゴソ
ゆうしゃは『鉄のよろい』をてにいれた!
勇者「えーっと、武器は~♪」キョロキョロ
他の兵士たち「!」ギクゥ
勇者「弓矢と剣と槍が欲しいなー///」キョロキョロ
兵士たち「どうぞ(泣)」ガチャリ
大臣「こ、これ、それらは王国の・・・」
勇者「王宮ん中で突っ立ってんのと、魔王倒しに行くのとどっちが重要なんだ!」
大臣「そ、それは魔王討伐・・・(汗)」
勇者「じゃあ、最初からこれくらい用意しろ」ガチャガチャ
ゆうしゃは『鋼のつるぎ』『鉄のやり』『ロングボウ』をてにいれた!
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- 4 : 2015/09/23(水) 23:40:02 :
- 王様「わしの近衛兵から武器を奪いおって」プンスカ
勇者「こいつらには『ひのきのぼう』持たせとけw」
王様「武器も防具も手に入れたのだろう、さっさと行け!」シッシッ
勇者「金もくれ」スッ
王様「大臣くれてやれ!」イライラ
大臣「では50Gを」ジャラッ
勇者「なんでガキの小遣いみたいな金額なんだよ!」
大臣「し、しかし、我が国の財政が・・・」オロオロ
勇者「ん、大臣、あんた良い指輪してんな」ニヤリ
大臣「こ、これは・・・(汗)」ギクゥ
勇者「国の財政が困難な時に、そんな高価な指輪を・・・」ニマニマ
大臣「わ、わしの個人の財産だから・・・(泣)」シクシク
勇者「勇者国のために是非とも寄付を!」キリリッ
大臣「お、王様~(泣)」シクシク
王様「その指輪もくれてやって、さっさと王宮から追い出せ!」
大臣「そんなぁ~(泣)」トホホ
勇者「勇者の旅立ちに、追い出せは無いだろー」スポッ ← 大臣の指輪を奪った
ゆうしゃは『高価なゆびわ』をてにいれた!
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- 5 : 2015/09/24(木) 00:47:49 :
- ~勇者国 王都 商店街~
カランカラン
勇者「こんちわー」ノシッ
商人「まいどー、今日は何にしまひょ?」ヒョコッ
勇者「これ下取り出来る?」ユビワ
商人「出来るけど、こんなんどっからパクって来たん?」
勇者「パクった言うな、軍資金代わりに貰ったんだ」
商人「軍資金?」キョトーン
勇者「魔王討伐の資金」
商人「えー、勇ちゃんが魔王討伐~w」ケラケラ
勇者「笑い事じゃないんだけど・・・」
商人「えっ、マジなん?」
勇者「マジ」
商人「ゆ、勇ちゃんが『勇者』に!」ガクガク
勇者「そーなんだよ」コマッタ
商人「そ、そんな・・・うちの事、勇ちゃんの嫁にしてくれるってゆうたやん!」ガーン
勇者「子供の時にな」 ← 幼なじみ
商人「『勇者』になったらもう生きて帰れへんの確定やん!」ヒクヒク
勇者「確定言うな」
商人「勇ちゃん死んだらいややー(泣)」ウェーン
勇者「いいから指輪見て」
商人「はいはい」ケロッ
勇者「俺の心配はどうした?」
商人「商売は別!」キリリッ
勇者「昔からおまーはそーいう女だった・・・(汗)」
商人「大きい石ついてるし、石にキズもくもりもないし・・・1万Gでどや?」
勇者「高いのか安いのかわからん」
商人「もっと値打ちはあるけど、うちもこれ以上の金額ではよう引き取れへんわ」
勇者「なんで?」
商人「うちかて手持ちの現金そんなたくさんあらへんし、これ以上の額やったら集めるのに時間が・・・」
勇者「じゃあ、それで良いや」
商人「うちは助かるけど、ほんまにそれで良いん?」
勇者「おまーに任せる」
商人「ほんまに勇ちゃんは大雑把やな・・・やっぱりうちみたいなしっかり者がついてないとあかへんなー///」
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- 6 : 2015/09/24(木) 01:26:02 :
- 勇者「旅に必要な品を揃えてくれ」
商人「うーん、毛布、水筒、ナイフ、折り畳みのスコップ・・・」ドサドサ
勇者「キャンプ行くみたいだな?」
商人「調理用具と火おこしの道具、布バケツ、携帯食糧と・・・」ドサドサ
勇者「結構色々と要るな・・・」
商人「替えの下着に、洗面具、タオルにティッシュ・・・」トサッ
勇者「だいたいそんなもんか?」
商人「全部で1万Gになります///」ニカニカ
勇者「ぼったくんな!」
商人「冗談やって、ほんまは500G、サービスで荷物入れるカバンもつけるわ」ニカニカ
勇者「じゃ500G」ジャラジャラ
商人「まいどありー///」ホクホク
勇者「薬草とかは?」
商人「うちはちょっと扱ってないから・・・」
勇者「えっ、扱ってなかったっけ?」
商人「薬事法とか色々うるさくて薬剤師がいないと・・・」
勇者「薬剤師のいる道具屋なんて見たことないぞ」
商人「薬草とかは後でうちが一緒に薬屋に買いに行ったるから///」
勇者「いや、一人で買えるから」
商人「うちがついて行ってバッチリ値切ったるから///」ニカニカ
勇者「おまーと買い物行くとちょっと恥ずかしいんだよなー」
商人「そんなに照れへんでもー///」
勇者「いや、違う意味で恥ずかしい」
~薬屋~
商人「勝利!」フンス
勇者「///」ハズカシ
商人「三割もまけさせた上に、『どくけしそう』もおまけにつけさせたでー///」ホクホク
勇者「やっぱり一緒に買いに行くの恥ずかしかった・・・」
商人「なあなあ、うちしっかり者の奥さんになると思わへん?」ニマニマ
勇者「しっかりし過ぎ」
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- 7 : 2015/09/24(木) 06:18:46 :
- ~勇者国 王都 商店街~
勇者「なんでバックパックじゃなくて、キャリーバックなんだよ」ゴロゴロ
商人「楽ちんやし、ええやん///」
勇者「旅の支度は整ったし、次は冒険者の酒場に行くか」ゴロゴロ
商人「ほな、うちは店に戻るわ」ヒラヒラ
勇者「じゃあ、あんがと」
商人「無事に帰って来たら嫁にもろてやー」テテテッ
勇者「うーん、良いヤツだけどちょっと色気が足りないんだよなー」← 一応嫁にするか検討中
~冒険者の酒場~
勇者「ちわー」ガチャッ
主人「いらっしゃいませ」
勇者「旅の仲間を探してるんだけど・・・」
主人「あら、貴方が新しい『勇者』様?」
勇者「まだ王宮から手配書は来てないんだな・・・」
主人「どんな人が良いのかしら?」
勇者「魔法使いとか僧侶とかはいないの?」
主人「呪文使える人は残ってないわねー」ハアア
女戦士「」オホン!
勇者「じゃあ、とにかく強い人」
主人「うーん.強い人ねぇ・・・」コマッタ
女戦士「」ゲフン ゲフン!
勇者「なんせ、俺の前に『勇者』が3000人来てんだよな、この店に」キョロキョロ
主人「強い人はみんな連れてっちゃって・・・」トホホ
女戦士「おーい」フリフリ
勇者「少しは使えそうなの残ってない?」キョロキョロ
主人「もうこの店の中には、人間のクズみたいなのしか・・・」
女戦士「おーい(泣)」フリフリ
勇者「やっぱそうか・・・」
主人「まだ街で探した方が・・・」
女戦士「ごらぁ、なんでアタシを無視するー!」
勇者「いや、なんか一人だけ残ってんのが、あからさまに怪しいから・・・(汗)」
主人「勇者様、あの娘だけはやめといた方が・・・」
女戦士「怪しくないー、主人なんで止める!」
主人「あの娘が参加したパーティーがことごとく全滅して・・・」
女戦士「アタシの参加してないパーティーも全滅してんだろ!」
主人「でも、なぜか貴女だけは生き残るから・・・」(ФωФ) ジトー
勇者「それは怖い・・・」ガクブル
主人「いつの間にか『疫病神』とか『死神』とかの異名があの娘に・・・」
女戦士「疫病神違う~(泣)」
勇者「(顔は美人だな、○っぱいも大きい)」ジー ← 値踏み中
女戦士「アタシ、ベテラン冒険者だから役にたつよー」ニカニカ
勇者「何度も全滅してるからな・・・今のレベルは?」
女戦士「レベル1///」テヘッ
勇者「いや、それおかしいだろ・・・」
女戦士「荷物持ちでもなんでもするからー」
勇者「うーん」
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- 8 : 2015/09/24(木) 07:02:11 :
- ~街道~
勇者「結局、連れて来てしまった」トテトテ
女戦士「~♪」ゴロゴロ ← キャリーバック引っ張ってる
勇者「(絶対あのビキニアーマーのせいだ)」
まもののむれがあらわれた!
スライム×2 スライムベス×1
女戦士「キャー、魔物だー!」デデデッ
勇者「逃げるなー!」
スライムAのこうげき!ポヨン
しかし、ゆうしゃにはきかなかった!
勇者「とうっ!」
ゆうしゃのこうげき! ザクッ
スライムベスをたおした!
スライムBのこうげき! ポヨン
しかし、ゆうしゃにはきかなかった!
女戦士「||||」ガクガク ブルブル ← 樹の陰で見てる
勇者「めんどくさー」
ゆうしゃのこうげき! ザシュッ
スライムAをたおした!
スライムBのこうげき! ポヨン
しかし、ゆうしゃにはきかなかった!
勇者「こんな雑魚に3ターンかよ」
ゆうしゃのこうげき! ドスッ
スライムBをたおした!
まもののむれをやっつけた!
勇者「やはり初めから強力な装備を身に付けてると違うな」
ぶき:鉄のやり
よろい:鉄のよろい
女戦士「も、もう魔物いない~?」オソルオソル
勇者「なんか色々とわかった・・・(汗)」
女戦士「?」キョトン
勇者「一回町に戻るぞ、荷物持ち」
女戦士「に、荷物持ち?」
勇者「それ以外に何か役にたつのか?」
女戦士「うーむ、反論出来ない・・・」
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- 9 : 2015/09/24(木) 07:29:20 :
- ~勇者国 商店街~
町の人「」ヒソヒソ
女戦士「なんか町の人がアタシらの事見てんよ」キョロキョロ
勇者「もう手配書がまわったのか・・・」スタスタ
兵士「き、貴様、もう舞い戻って!」ガシャリ
勇者「買い出しだよ、買い出し、補給は必要だろ」ニカニカ
兵士「むっ、さっさと買い物を終えて町を出ろ!」チッ
勇者「へいへい」トテトテ
女戦士「なんであんたあんなに兵士に嫌われてんの?」ゴロゴロ ← キャリーバック
勇者「なんでかなー?」 ← 色々パクったからです
勇者「ちーっす」ガチャッ
商人「あっ、もう帰った来た!」
勇者「俺の手配書ってもう来てんの?」
商人「ほら、役人がそこに貼ってったw」
つ『WANTED 勇者 この顔にピンときたら王宮に!』
勇者「なんでWANTEDなんだよ!」プンスカ
女戦士「似顔絵、男前に書いてあるじゃんw」ニマニマ
商人「誰や、その女!」ピクッ
女戦士「旅の仲間」ニカニカ
勇者「荷物持ち」キッパリ
商人「勇ちゃん、まさかその女・・・」ワナワナ
勇者「ただの荷物持ち」キッパリ
女戦士「旅の仲間~(泣)」
商人「おまー、うちの勇ちゃんに手え出したら・・・」ズイッ
女戦士「手を出したらどーなんの?」ヘラヘラ
商人「むんっ!」 ドスッ ← ボディブロー
女戦士「ごふっ!」グエエ
商人「わかったか?」ニヤリ
女戦士「わ、わかりました・・・」ゴホッ ゲホッ
勇者「(商人より武闘家になれば良かったんじゃないのか?)」
商人「勇ちゃん、何しに帰って来たん?」
勇者「塩をくれ」
商人「塩?」
勇者「そう、塩」
商人「コレでええの?」コトッ ← ○ジシオ
勇者「いや、そんなんじゃなくて、もっと大量に」
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- 10 : 2015/09/24(木) 07:40:45 :
- ~街道~
女戦士「お、重い、塩が重い(汗)」ヨロヨロ
勇者「たかが10kgの塩でw」
女戦士「だったらおまーが持て!」ヨロヨロ
まもののむれがあらわれた!
スライム×4 スライムベス×2
勇者「とうっ!」バサーッ
ゆうしゃのこうげき!
スライムA~Dをたおした!
スライムベスABをたおした!
まもののむれをやっつけた!
女戦士「魔物を瞬殺!」ガクガク
勇者「やはりな」フン
女戦士「スコップで塩をぶっかけただけでスライムが?」
勇者「良く見てみな」ホレ
女戦士「スライムが溶けてる・・・スライムってナメクジなの?」
勇者「ナメクジじゃないけど、身体のほとんどが水分だから、塩をかければ水分を塩に奪われてこうなる」ヒラヒラ
女戦士「これって水かけたら元にもどるの?」
勇者「だから止めはささないといけない」ザシュッ ザシュッ ザシュッ
女戦士「えぐーっ」
勇者「雨降ったらあちこちで復活すんだろ」
女戦士「そりゃ、そーだけど」
勇者「ほれスコップで塩を集めて」ホイッ
女戦士「えっ、塩集めてどーすんの?」
勇者「天日で干して乾かしたらまた使える」
女戦士「えー、使い捨てじゃないのー」ザクザク
勇者「使い捨てなんてもったいない」
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- 11 : 2015/09/24(木) 08:18:39 :
- 勇者「今日はこの辺りで野営するか」
女戦士「はー、ちかれた」ヘナヘナ
勇者「おまー、そこの小川で水汲んで来い」ポイッ ← 布バケツ
女戦士「鬼~(泣)」トボトボ
勇者「さて、火を起こすか」ガサガサ ← 道中で拾った薪
女戦士「水汲んだよー」チャポチャポ
勇者「じゃあ、もっと薪拾って来て」
女戦士「ええーっ」ブーブー
勇者「おまー、料理とか出来る?」
女戦士「も、もちろん女の子だから・・・」キョドキョド
勇者「そんじゃ、俺が薪拾って来るから、おまーは・」
女戦士「や、やっぱり薪拾って来る!」ピュー
勇者「料理出来ないんだな・・・」
パチパチ ジュージュー
女戦士「うわー、良い匂い~♪、おなかへったー///」ドサドサ ← 枯れ枝
勇者「お皿取って」ジュージュー
女戦士「あい」サッ
ザラザラ
女戦士「いただきまーす♪」モシャモシャ
勇者「今日の糧を我らに与えた『光の神』に・」ブツブツ ← 食事前のお祈り
女戦士「///」カァーッ ← お祈り忘れた
パチパチ
勇者「交替で見張りと火の番ね」
女戦士「眠いよー、眠いよー」
勇者「火が消えたら夜行性の魔物に襲われるからな」
女戦士「眠いよー、眠いよー」
勇者「しっかり見張れよ」
女戦士「魔物に喰われても良いから眠りたい」
勇者「襲って来るのが魔物なら良いけど・・・」
女戦士「何だったらヤバいの?」
勇者「山賊とかだったら、女は悲惨だぞ」
女戦士「レ○プくらいなら我慢するから眠りたい」
勇者「ハゲでデブで口の臭い脂ぎった金持ちの変態に売り飛ばされて一生肉○器に・・・」
女戦士「目が覚めました!」シャキーン
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- 12 : 2015/09/24(木) 12:20:29 :
- パチパチ
女戦士「ふああぁ~」ネムネム
勇者「ご苦労さん、交替だ」ムクリ
女戦士「やったー、やっと寝れる~♪」
勇者「明日は朝早いからな、早く寝ろ」
女戦士「毛布貸して///」
勇者「おまー、毛布も持たずに旅してんのか?」
女戦士「寒いよー、凍死するよー」ブルブル
勇者「そんなビキニアーマー着てるからだろが」ホレッ
女戦士「むふふ///」ヌクヌク
勇者「やれやれ」
女戦士「寝込みを襲わないでねー」
勇者「襲わない」
女戦士「襲わないでねー」
勇者「襲わない」
女戦士「襲わないでねー(泣)」シクシク
勇者「襲って欲しいのか!」
チュンチュン
勇者「起きろ朝だぞ」ユサユサ
女戦士「んー」ムニャムニャ
勇者「早く支度しろ」シャコシャコ ← 歯みがき中
女戦士「むー」ボーッ ← 低血圧
勇者「まだ目が覚めないのか」
女戦士「朝ごはんはー?」グーギュルルル
勇者「これでも食え」ポイッ ← 乾パン
女戦士「ぬー」ボリボリ
勇者「早く支度しろよ」
女戦士「歯ブラシと歯みがき粉貸してー」
勇者「おまー、女のくせにそんな物も持ってないのか?」ワナワナ
女戦士「あっ、タオルも貸してー」
-
- 13 : 2015/09/24(木) 13:11:33 :
- ~勇者国 王都 商店街~
町の人「勇者だ・・・」「なんでまだこんなところに・・・」ヒソヒソ
女戦士「なんか町の人の目が前より冷たい・・・(汗)」トテトテ
勇者「お前のせいだろ」スタスタ
カランカラン
商人「まいどー、あれっ、勇ちゃんまた帰って来たん?」
勇者「毛布と水筒と洗面用具とタオルをくれ」
商人「えっ、この前ので足りへんかったー?」
勇者「いや、コイツの分」
女戦士「そう、アタシのー」ニカニカ
商人「」ムカッ
勇者「コイツ手ぶらで旅に出てやがって」ハアア
商人「」ムカムカ ドサッ
女戦士「あっ、替えの下着もー///」テレテレ
勇者「下着の替えも持ってないのか!」
女戦士「三日間履きっぱなし///」テヘッ
勇者「うわぁ!」ヒキッ
商人「サイズは?」イライラ
女戦士「Mサイズー、あっ、その絹のエロいヤツが良い~♪」
商人「おまーは綿ので十分!」パサッ
女戦士「ちぇーっ」ブーブー
勇者「全部でいくら?」
商人「じゃあ100Gで」パチパチ ← そろばん
勇者「後で金払えよ」ジャラジャラ
女戦士「身体で払うねー///」ウフン
商人「破っ!」ドスッ ← ボディブロー
女戦士「おふぅ!」ゲホッ
商人「おまー、あんま舐めた口きいてっとシメんど」ギロッ
女戦士「す、すんません、ちょっと調子のってました」ゲホゲホ
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- 14 : 2015/09/24(木) 15:07:49 :
- 女戦士「勇者くんの彼女怖い~」ヨロヨロ
勇者「彼女じゃない、幼なじみ」スタスタ
女戦士「あの娘、元ヤンじゃないのー」
勇者「違うよ」
女戦士「パンチ超重いしー」
勇者「あの娘、学生の時に空手習ってたから」
女戦士「空手?」
勇者「護身用だったんだけど、才能があったのかインターハイ3位の腕前に・・・」
女戦士「アタシより戦力になるじゃん!」ガクガク
勇者「ニートなおまーと違ってあの娘は仕事あるから」
女戦士「誰がニートだ誰が・・・」
???「あのー、もしや勇者様ですか?」
勇者「そうですけど」
???「私は東の村の者ですが、勇者様が王都をまだうろうろしておられると伝え聞いて・・・」
女戦士「王都をまだうろうろw」
勇者「なんて人聞きの悪い・・・」
村人「実は私の村に・・・」
勇者「そう言うのは役人に・・・」
村人「役人に相談したら、勇者に頼めと・・・」
女戦士「たらい回しだ・・・」
勇者「税金泥棒め!」
村人「なんとか助けていただけないでしょうか?」
勇者「わかった、わかった、行くよ」
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- 15 : 2015/09/24(木) 16:03:25 :
- ~東の村~
村長「わしがこの村の村長ですじゃ」
勇者「で、何に困ってるんですか?」
村長「村の近くの洞窟に、魔物が住み着いて畑や家畜に悪さを・・・」
女戦士「しょぼっ」
勇者「いきなりドラゴンとか退治したいのか?」
女戦士「ドラゴン出てきたら即死w」
勇者「どんな魔物が出るんです?」
村長「一角うさぎとか、小型の動物系の魔物なんですが」
女戦士「猟友会とかに駆除頼んだら?」
村長「魔法を使う魔物とかもいて危険で・・・」
勇者「うーん」
村長「畑の野菜を食い荒らしたりして大層弱っていて」トホホ
勇者「ちょっと洞窟を見に行くか」
村長「村の者に案内させます」
~洞窟入口~
女勇者「魔物いないじゃん」
村人「夜行性の魔物が多いようで、昼間は姿を現さないようです」
勇者「これが洞窟の入口?」
女勇者「せまっ!」
勇者「これなら小型の魔物しか出入り出来ないな、中は広いのかな?」
村人「中も立って歩けるほどの広さはありません」
女勇者「じゃあ戦えないじゃん!」
勇者「あっ、良い事思いついた、この洞窟の出入り口ってここだけかな?」
村人「ええ、ここだけのはずです」
女戦士「良い事ってなに~?」
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- 16 : 2015/09/24(木) 17:56:32 :
- 勇者「納屋にあった物だけで足りたな」
女戦士「こんな物で魔物を退治出来んのー?」
勇者「それでは突撃隊、突入準備!」
女戦士「おーい、突撃隊~!」キョロキョロ
勇者「お前しかいないだろ!」
女戦士「あたしかー!」
勇者「熱いから軍手はめて・・・」
女戦士「やだなー」ハメハメ
勇者「ロープ結んで・・・」ギュー
女戦士「アタシの可愛い脚にロープ、新手のプレイ?///」ドキドキ
勇者「じゃあ、これを洞窟のなるべく奥に置いて来て、熱いからヤケドしないように気をつけて」
女戦士「もし魔物出たらどーすんの?」
勇者「大声出したらロープ引っぱって助けるから」
女戦士「すぐに助けてよー」
勇者「良いから早く!」
女戦士「やだなー」ズリズリ
ロープ「」スルスル
勇者「だいぶ奥まで進んだかな?」
女戦士『ぎゃー、なんか出たー!』
勇者「それっ!」グイグイ
女戦士「ぎゃー!」ズルズル スポッ
勇者「もう大丈夫だ」
女戦士「顔すりむいたよー(泣)」ヒリヒリ
勇者「おまー、なんで大事そうにそれ持ってるんだ?」
女戦士「あっ、置いて来るの忘れた!」
勇者「じゃあ、もう一回」
女戦士「ひーん(泣)」
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- 17 : 2015/09/24(木) 18:17:07 :
- 女戦士「今度はちゃんと置いて来たよー」ヒリヒリ
勇者「よし、洞窟の入口に蓋を」トンカントンカン
女戦士「魔物を閉じ込めるの?」
勇者「ちょっと違う、空気が漏れないように木の蓋と穴の間に粘土詰めて」
女戦士「魔物を窒息させるの?」ツメツメ
勇者「それも違う」ツメツメ
女戦士「『練炭ストーブ』なんかで本当に魔物を倒せるのー?」
まもののむれはぜんめつした!
おんなせんしのレベルがあがった!
おんなせんしは『一酸化炭素中毒』のわざをおぼえた!
女戦士「そんな技覚えたくないわー!」
~西の村~
村長「おかげさまで魔物に畑を荒らされる事もなくなりますじゃ///」ホクホク
村人「これはお礼の品です」ドサッ
女戦士「うわー、何かな~♪」ワクワク
村長「採れたての野菜ですじゃ」ニコニコ
女戦士「あー、急にキズが痛み出した・・・」ヒリヒリ
村長「お怪我をなさったので?」
勇者「ただのスリ傷です」
女戦士「アタシの美貌がー、キズ残ったら責任とれー!」
村長「それはいけませんな、この村から少し山の方に行った所にキズに良く効く温泉が・・・」
女戦士「温泉~♪」キラキラ~
勇者「うーん」
女戦士「行きたい、行きたい!」ジタバタ
勇者「わかった、わかった」
-
- 18 : 2015/09/24(木) 20:45:30 :
- ~山道~
女戦士「採れたて野菜美味しい」ボリボリ
勇者「生で食うな!」
女戦士「あっ!」
勇者「どした?」
女戦士「あ、あたしじゃないわよ///」プーン
勇者「これはオナラじゃなくて、硫黄の匂いだよ」
女戦士「硫黄?」
勇者「キズに効くって村長さんは言ってたけど 、ここの温泉は硫黄泉なんだな」
~温泉村~
女戦士「ええーっ、温泉に入れないー?」
村人「ええ、村の近くにオークの群れが住み着いて、温泉場が危なくなってしまって・・・」
女戦士「オークって、女騎士と「くっ、殺せ」とか言うヤツ?」
勇者「合ってるような、間違ってるような・・・」
女戦士「せっかく来たのに~」トホホ
村人「あっ、もしや貴方様は勇者様では?」
勇者「そうですが・・・」
村人「やはり」つ『WANTED』ピラッ
勇者「こんなとこまで・・・」
女戦士「その手配書を配りに来た役人はー?」
村人「オークの群れの事を相談したら、勇者に頼めと・・・」
勇者「とことん税金泥棒だな!」グヌヌ
女戦士「勇者くんの事を手配だけして、住民を助けるのはこっちに無茶振りするなんて・・・」
村人「観光を生業にしている この村で温泉が使えなければ死活問題です、何とぞお力を」
勇者「おまー、温泉入りたい?」
女戦士「入りたい、もう三日もお風呂入ってないしw」ベタベタ
勇者「水浴びくらいしろ!」
村人「勇者様?」
勇者「分かりました、なんとかしましょう」
-
- 19 : 2015/09/24(木) 21:10:29 :
- ~温泉場近く~
女戦士「温泉の匂い」クンクン
勇者「オークの住みかはわからないの?」
村人「ええ、この辺りに頻繁に出没するとしか・・・」
女戦士「オークも温泉に入ってんのかな?」
勇者「いや、オークは不潔な環境を好むらしくて風呂には入らない」
女戦士「おえっ」
勇者「三日も風呂に入ってない、おまーの仲間だw」
女戦士「あたしは入らないんじゃなくて、入れなかったの!」プンスカ
村人「これ以上先に案内はちょっと・・・」
勇者「この辺で良いか」スルスル
女戦士「勇者くん、その縄で何すんの?」
勇者「ちょっとじっとしてて」グルグル
女戦士「あんっ、いきなり縛るなんて、新しい世界に目覚めちゃう///」ハフン
勇者「とりあえずコイツを餌に・・・」ゴロン
女戦士「ごらぁ!」ジタバタ
~~
女戦士「おーい、勇者くーん」オーイ
シーン
女戦士「マジで放置!」ガクガク
ガサガサ
女戦士「勇者くん?」パアア
オーク「なんだあ、ニンゲンのオンナ?」
女戦士「ひいい!」
オーク「げへへ、いいモンがおちでだぁ」ニヤニヤ
女戦士「くっ、殺せ!」
オーク「殺しだりなんがしねぇ、たーっぷりかわいがっだるでぇ」ゲヘゲヘ
女戦士「ひーん(泣)」
バキッ
オーク「」ピクピク
勇者「やっぱりオークはあんまり知能が高くないな」
女戦士「勇者くん!(泣)」
勇者「放置プレーは楽しかったか?」ホドキッ
女戦士「ちょっと新しい世界が・・・って、そんな訳あるかー!」ゴラァ
勇者「さてと」チュー ピュッ
女戦士「なに、その注射器?」
勇者「注射すると色々お話ししたくなるお薬w」プスッ チュー
女戦士「な、なんでそんなモノ持ってんの!」ガクブル
-
- 20 : 2015/09/24(木) 21:30:32 :
- オーク「」チーン ← 尋問の後は処分
勇者「オークは全部で30匹くらいか・・・」
女戦士「多いね」
勇者「住みかの洞窟の場所もわかったけど・・・」
女戦士「アタシたち二人じゃあね・・・」
村人「勇者様、なんとかオークを追い払えませんか?」
勇者「うーん」
女戦士「アタシ、もう温泉あきらめるー」
村人「そんなぁ」
勇者「なんとかしましょう」
村人「本当ですか!」パアア
女戦士「えー、大丈夫ー?」
勇者「その代わり少し準備が・・・」
~勇者国 王都 商店街~
町の人「まただよ」「いったいいつになったら・・・」ヒソヒソ
女戦士「世間の風はキビシイ・・・」
勇者「無視、無視」
カランカラン
商人「らっしゃい!・・・勇ちゃん?」
勇者「よっ!」
商人「また帰って来たん?」
勇者「帰って来ない方が良かったか?」
商人「勇ちゃんの元気な姿が見れてうちは嬉しいんやけど~///」ポッ
女戦士「ハイハイ、ごちそーさま」
商人「ふんっ!」ドスッ ← ボディブロー
女戦士「ぐぼぁ!」グエエ
商人「おまーは黙っとけ」ギロッ
女戦士「は、はひ、わかりまひた(汗)」ゲホゲホ
勇者「ちょっと手に入れて欲しい物があるんだけど」つ『メモ』
商人「ん、まかしとき!」
-
- 21 : 2015/09/24(木) 21:54:41 :
- 女戦士「うーん」
洗剤(強力なヤツ)大量
雨ガッパ(ゴム引き)2着
ゴム長靴2足
ゴム手袋2組
ゴーグル2個
活性炭
女戦士「これは一体どーいう作戦?」ムムム
勇者「わかった?」
女戦士「不潔な環境が好きなオークを追い出す、お掃除大作戦!」キリリッ
勇者「ぶぶー、外れ」
女戦士「教えてよー」
勇者「すぐにわかるよ」ヒラヒラ
~オークの住みか~
勇者「むっ」キリキリ ← ロングボウ
シュパッ
ゆうしゃのこうげき!
見張りオーク「」プスッ バタッ
みはりオークをたおした!
勇者「オークも眠ってる時間に住みかの入口に見張りをたてるくらいの知能はあるんだな」ヤレヤレ
女戦士「勇者くん、温泉村のお土産物の湯の花なんかなんでこんなにたくさん(汗)」ヨロヨロ
勇者「オークの住みかの洞窟の入口にそれ全部ぶちまけて」
女戦士「よいしょ」ドザーッ
勇者「じゃあ、これ着て」ガサガサ
女戦士「ゴム手にゴム長にゴム引きの合羽?」ゴソゴソ
勇者「ゴム手とゴム長の裾をガムテープで縛って」グルグル
女戦士「うわっ、暑い!」
勇者「ゴーグルとマスクもして」
女戦士「蒸れ蒸れだよー」ムンムン
勇者「どこも肌は露出してないな?」
女戦士「うん」
勇者「じゃあ、湯の花に洗剤かけて」ジャボジャボ
女戦士「えっ、お掃除用じゃないのー?」ジャボジャボ
勇者「こっちの洗剤も」ジャボジャボ
女戦士「ん、『混ぜるな危険』って書いてあるけど・・・」ジャボジャボ
シュワシュワ ブクブク
女戦士「うわっ、なんか泡が!」
勇者「どんどん洗剤かけろ!」ドバドバ
女戦士「なんか楽しくなってきた!」ドバドバ
※化学兵器はジュネーブ条約かなんかで使用が禁止されてます
-
- 22 : 2015/09/24(木) 22:10:02 :
- 女戦士「なんか変な色の煙が・・・」モクモク
勇者「洞窟の中に入るように団扇であおいで」パタパタ
女戦士「こんな格好しなきゃいけないんなら、この前の『練炭ストーブ』攻撃の方が簡単なんじゃあ?」
勇者「こっちの方が、効果が高い」
女戦士「勇者くん、このマスク(活性炭入り)息が苦しい」スーハー
勇者「でも、外したら死んじゃうよ」パタパタ
女戦士「ねー、ねー、なんか○ースベーダーみたくない?(汗)」ホーパー
勇者「もう少し湯の花を足して」
女戦士「とうっ!」ドザーッ
勇者「塩素系洗剤を喰らえっ!」ドバドバ
シュワシュワ
ゆうしゃとおんなせんしのこうげき!
オークはぜんめつした!
おんなせんしのレベルがあがった!
おんなせんしは『硫化水素中毒』のわざをおぼえた!
女戦士「そんな技ばっかり・・・(汗)」タラー
~温泉~
カポーン
女戦士「ふうっ、極楽、極楽~♪」チャポッ
ザブーン
女戦士「勇者くーん、背中流してあげよーかー?///」ニヘニヘ
勇者『商人にバレたら、またボディブローだぞー』← 男湯
女戦士「やっぱ、やめときます・・・」チャポッ
-
- 23 : 2015/09/24(木) 22:54:37 :
- ~街道~
まもののむれがあらわれた!
バブルスライム×2 ホイミスライム×1
バブルスライムAのこうげき!
おんなせんしはどくにおかされた!
女戦士:毒「ぐはぁ!」
ホイミスライムのこうげき!
おんなせんしのからだはしびれてしまった!
女戦士:マヒ「みゃー!」シビビ
勇者「とうっ!」バサーッ
ゆうしゃはあらじおをつかった!
バブルスライムABをたおした!
ホイミスライムをたおした!
まもののむれをやっつけた!
勇者「とどめ!」ザシュッ ザシュッ
女戦士:毒&マヒ「勇者くーん、たしけてー」シビビ
勇者「おまーもとどめさしてやろうか?」
女戦士:毒&マヒ「ひーん(泣)」シビビ
勇者「ほれ、『毒消し草』」
女戦士「あんがと」モシャモシャ
勇者「この辺りはスライム系が良く出るなぁ」
女戦士「粗塩が大活躍」アツメ アツメ
まものがあらわれた!
スライム娘×1
勇者「人型のスライム?」
女戦士「この辺のスライムのボスじゃあ?」
スライム娘「」ウニョー
スライムむすめのこうげき!
女戦士:マヒ「ぐはぁ!」シビビ
おんなせんしのからだはしびれてしまった!
勇者「とうっ!」バサーッ
ゆうしゃはあらじおをつかった!
スライム娘「(驚)!」シュウシュウ ← 粗塩のかかった場所が水分を失ってる
スライムむすめにダメージ!
女戦士:マヒ「や、やった!」シビビ
スライム娘「(泣)」シクシク
シュウシュウ
勇者「むー」
女戦士:マヒ「勇者くん、とどめを!」シビビ
勇者「なんかかわいそう」ジョボジョボ ← 水筒の水をかけてる
スライム娘「?」キョトン
女戦士:マヒ「勇者くん、なにやってんの!」シビビ
勇者「いや、かわいそうじゃん、ほれ水飲め」チャポッ
スライム娘「///」ングッ ングッ
女戦士:マヒ「せっかく粗塩で弱ったのに、元に戻ってんじゃん!」シビビ
勇者「だって、可愛い女の子の姿してるから・・・」
スライム娘「///」ポッ スリスリ ← なついた
-
- 24 : 2015/09/24(木) 23:11:56 :
- 勇者「」スタスタ
スライム娘「///」ウニョウニョ
女戦士「もー、どーなっても知らないよー!」トテトテ
勇者「もうすっかりなついたから」ナデナデ
スライム娘「///」スリスリ
女戦士「裸の女の子の格好してるからってー、裸が見たいならアタシが」ヌギッ
勇者「おまーは脱ぐな!」
女戦士「青緑色の女のどこが良いのよー」トホホ
~田舎町~
勇者「人里では、ちょっとマント着といて」バサッ
スライム娘「///」コクコク
女戦士「フードも深めに被っとけよー」
スライム娘「!」ケッ!
女戦士「アタシには反抗的!」ムカッ
勇者「今晩はこの宿にするか」
女戦士「もう疲れたからどこでも良いよー」
~旅人の宿~
宿屋「旅人の宿にようこそ、ご休憩ですか、お泊まりですか?」
勇者「泊まりで」
宿屋「今夜は3Pですか、お楽しみですね」ニヤニヤ
勇者「あのー、男女別の部屋で」
宿屋「それは残念」ムネン
女戦士「宿屋的に、どう残念なんだ?」
~女部屋~
女戦士「えっ、スライム娘とアタシが同じ部屋で寝るの?」
勇者「男女別ならそうなるだろ」
女戦士「うーん」
勇者「じゃあ、俺とスライム娘が同じ部屋にするか?」
スライム娘「///」モジモジ
女戦士「いや、それは・・・」
勇者「それじゃ、俺とおまーが同じ部屋?」
女戦士「そ、それも心の準備が///」モジモジ
スライム娘「!」ケッ!
勇者「だったら、男女別で」
女戦士「とほほ」
-
- 25 : 2015/09/24(木) 23:26:31 :
- ~女部屋~
女戦士「Zzz」スピー スピー
スライム娘「!」ムクッ
女戦士「Zzz」ムニャムニャ
スライムむすめのこうげき!
ウニョー
女戦士:マヒ「ぐはぁ!」シビビ
おんなせんしはのからだはしびれてしまった!
スライム娘「///」ムフフ
女戦士:マヒ「な、なにを・・・」シビビ
スライム娘「」ウニョー ズルズルズル
女戦士:マヒ「へ、変形してドアの下の隙間を!」 シビビ
スライム娘「」ズルズル スポッ
女戦士:マヒ「ゆ、勇者くんが危ない!」シビビ
~男部屋~
スライム娘「」ズルズル ウニョー
勇者「Zzz」クカー
スライム娘「///」ムフフ
ノシッ ベチャー
勇者「(むっ、息が?)」モガッ?
スライム娘「///」ベチャー
勇者「(く、苦し・・・)」モガモガ
スライム娘「///」ウニョー
勇者「(く、口の中に触手が!)」モガモガモガ
スライム娘「///」ブチュー(はぁと)
勇者「(ディープキスでした)///」テレテレ
スライム娘「///」ズルッ
勇者「そ、そこは!///」ハッ!
スライム娘「///」ジュルリッ
勇者「く、喰われる!///」アセアセ
スライム娘「///」パクッ
勇者「喰われたー!///」
-
- 26 : 2015/09/24(木) 23:32:06 :
- 女戦士「勇者くん、大丈夫!」バターン ← マヒがとけた
勇者「き、気持ち良かった///」ハアハア
スライム娘「///」ポッ
女戦士「おまーら、何やってんだー!」ゴラァ
勇者「スライムの恩返し///」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「人が心配してるのにー」イライラ
勇者「明日からは俺とスラちゃんが同じ部屋で///」
スライム娘「///」ポッ
女戦士「商人に言いつけてやろ」ボソッ
勇者「ああっ、それだけは!」
女戦士「商人怒るだろうなー」
勇者「最後まではしてません」セイザッ
スライム娘「///」コクコク
女戦士「浮気は浮気じゃん!」
勇者「べ、別に商人とは何も・・・」
女戦士「じゃあバラしても問題ないよねー」
勇者「ぐっ、ど、どうすれば・・・」
女戦士「勇者くん、誠意ってなんだろうねー?」
勇者「か、金か・・・」ガクガク
スライム娘「///」クイックイッ
勇者「どしたのスラちゃん?」
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「うーん、そうだなー、いっそのこと・・・」
女戦士「や、殺る気か!」ガクガク
-
- 27 : 2015/09/24(木) 23:51:48 :
- ~街道~
勇者「」ツヤツヤ
スライム娘「///」ツヤツヤ
女戦士「二人(?)ともなんでそんな艶々?」
勇者「全身の老廃物をスラちゃんが吸収して養分に・・・」
女戦士「垢擦りか・・・」
勇者「スラちゃんは俺の老廃物の養分と動物性たんぱく質を摂取して・・・///」
スライム娘「///」ポッ
女戦士「動物性たんぱく質・・・」タラー
勇者「上の口と下の口で搾り取られたw」ツヤツヤ
スライム娘「///」カァーッ
女戦士「生々しいから、下の口言うな!・・・商人が知ったら殺されるな」ガクブル
勇者「商人にはヒ・ミ・ツ」
女戦士「アタシの口の軽さを見くびってるなw」
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「えっ、口止めするより簡単だって?」
女戦士「ごらぁ、アタシの事、消そうとすんな!」
まもののむれがあらわれた!
バブルスライム×4 ベホマスライム×1
女戦士「ゆ、勇者くん、粗塩!」
スライム娘「!」ウニョッ
ベホマスライム「!」ウニャッ
バブルスライム×4「!」ウニャッ
勇者「スラちゃん?」キョトン
スライム娘「///」ニコニコ
ベホマスライムがなかまになった!
バブルスライム×4がなかまになった!
女戦士「うそー!」
-
- 28 : 2015/09/24(木) 23:59:58 :
- ~街道~
スライムナイトがなかまになった!
キングスライムなかまになった!
女戦士「な、なんかスライム軍団が出来つつある・・・(汗)」
勇者「スラちゃん、スゴいなー」
スライム娘「///」エヘン
ゾロゾロ ウニョウニョ
まもののむれがあらわれた!
キラーパンサー×3
スライム娘「!」ウニョー
スライム軍団「」ウゾゾゾゾ
ドカッ バキッ ゴスッ
まもののむれをやっつけた!
女戦士「数の暴力!」ガクブル
~北の街~
勇者「スラちゃん、街に行くから、スライム軍団に街の外で待ってる様に言って」
スライム娘「///」ウニョ
スライム軍団「」ウニャ ズラーッ
女戦士「スゴい増えたな・・・(汗)」
勇者「スラちゃんは人間のふりしててね」バサッ ← マント着せる
スライム娘「///」コクコク
女戦士「街に何しに行くのー?」
勇者「魔王の情報を集める」
女戦士「あ゛!」
勇者「もしかして、旅の目的忘れてた?」
女戦士「ま、まさか・・・」キョドキョド
勇者「完全に忘れてたな・・・(汗)」
-
- 29 : 2015/09/25(金) 00:49:30 :
- ~北の街の中~
街の人「勇者様だ」「勇者様が来て下さった」ザワザワ
女戦士「王都とはなんか空気が違うね」トテトテ
勇者「何か困ってるのかな?」スタスタ
スライム娘「///」クイクイ
勇者「どした、スラちゃん?」
スライム娘「///」ウニョ
パカラッパカラッ
勇者「ん?」
兵士「勇者様の御一行でいらっしゃいますね?」
女戦士「そーだよー」
兵士「お力をお借りしたいのですが」
勇者「話を聞こう」キリリッ
スライム娘「///」ポッ
~北の街の砦~
隊長「この街は最近、アンデッドの軍団の襲撃を度々受けてまして・・・」
女戦士「アンデッド?」
隊長「これまでは街の守備隊が撃退したのですが、襲撃の度に敵は増えるのに、こちらは死傷者で戦力が消耗するばかり・・・」
勇者「アンデッドはどこから?」
隊長「偵察によると、この街の北の塔からのようなのですが、こちらから反撃する程の兵力も残って無くて」
女戦士「(スライム軍団で)」コソコソ
勇者「うーん、アンデッドか・・・」
隊長「奴らは昼間は塔の中に隠れていて、夜になったら街を襲いに・・・」
勇者「やっぱり、太陽には弱いんだ」
隊長「しかし、陽の当たらない塔の中なら昼間でも・・・」
勇者「うーん、なんか思いつきそう」
女戦士「『一酸化炭素中毒』?」ボソッ
勇者「違う」
女戦士「『硫化水素中毒』?」ボソッ
勇者「アンデッドは呼吸してないから」
女戦士「じゃあ、どーすんの?」
勇者「とりあえず塔を壊しちゃおうか」
-
- 30 : 2015/09/25(金) 01:06:23 :
- 勇者「肥料って手に入ります?」
隊長「肥料、堆肥ですか?」
勇者「いや、化学肥料」
隊長「私は詳しくないので、農協に案内させます」
女戦士「JAあんのか!」
勇者「あと燃料も」
隊長「燃料もJAに」
女戦士「おまーはJA言うな!」
勇者「洗剤もあった方が良いかな」
女戦士「また洗剤?」
~農協~
勇者「あっ、これこれ」
職員「こんな物で良ければいくらでも持って行って下さい」
勇者「軽油か灯油もある?」
職員「灯油なら暖房器具用のが」
勇者「じゃあそれも」
職員「はい、用意します」
勇者「あと空き樽とか木箱も集めて」
職員「わかりました」
女戦士「勇者くん、洗剤ってこれ?」
勇者「あっ、その塩素系のヤツじゃない」
女戦士「『混ぜたら危険』のヤツじゃないの?」
スライム娘「///」ウニョ?
勇者「あっ、それそれ、アンモニア系のヤツ」
女戦士「今度は何の中毒?」
勇者「今度は中毒じゃないよ」
-
- 31 : 2015/09/25(金) 07:32:51 :
- 女戦士「重い~(汗)」ゴロゴロ ← 大八車
スライム娘「///」ウニョー ← 後ろから押してる
勇者「もう少しだけ街から離れたらスライム軍団呼べるから・・・」
女戦士「ぐぬぬ」ゴロゴロ
~街の外~
女戦士「ぜー、ぜー」グデー
勇者「スラちゃん、軍団集めて」
スライム娘「///」ウニョー
ワラワラワラ
勇者「戦闘力のある子達は街の周囲の守備、他の子達は作業手伝って」
スライム娘「///」ウニョ!
スライム軍団「///」ウニョー!
女戦士「なんか怖い・・・」タラー
ジャボジャボジャボ
勇者「肥料と燃料は11:1で混ぜて」
女戦士「これ何作ってんのー?」マゼマゼ
勇者「ANFO」ジョボジョボ
女戦士「あほ?」マゼマゼ
勇者「あ、手の空いてる子達は薪を集めて来て!」マゼマゼ
スライム軍団「///」ウニョー!
スライムナイト「」ポヨンポヨン
女戦士「?」
スライムナイト「///」ゴニョゴニョ
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「なにっ、アンデッドが攻めて来たけれど、スライム軍団と街の守備隊で撃退したって!」
女戦士「こらこら、いつの間に意志疎通が出来るようになってる!」
勇者「スライム娘と身体のつながりが出来たら心もつながるようになって///」テレテレ
スライム娘「///」ポッ
女戦士「○ったのか!」ガクガク
-
- 32 : 2015/09/25(金) 07:49:11 :
- 勇者「よし、準備はととのった、朝のうちに攻撃を仕掛けるぞ」
女戦士「えー、徹夜だよ~」ヨレヨレ
勇者「アンデッドと夜に戦いたい?」
女戦士「とほほ」
勇者「出来上がったANFOをスライム軍団に運んでもらおう」
スライム娘「?」キョトン
勇者「ゴニョゴニョ」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「す、スライム語しゃべってる!」ガクガク
勇者「語学の習得には、その国の女の子を彼女にするのが一番の近道です///」テレテレ
スライム娘「///」テレテレ
女戦士「もはや、○った事を隠そうともしてないな・・・(汗)」
~北の塔~
勇者「さすがにこの陽光の中じゃ、アンデッドは一体も外にいないようだな」
スライムナイト「」ポヨンポヨン
勇者「ん、偵察が帰って来たな」
スライムナイト「」ゴニョゴニョ
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「ゴニョゴニョ」
女戦士「勇者くーん、スライム化してるよ~」
勇者「よし、塔の周囲にアンデッドはいない、今のうちにANFOを仕掛けるぞ」
女戦士「仕掛けるって?」
勇者「塔の基部の窪みとかにANFOを置くんだ」
女戦士「こんなとこで良いのかな?」オキッ
勇者「スラちゃん、そこは塔の壁の石を外せないかな?」
スライム娘「///」ウニョー スポッ
勇者「そこの穴に仕掛けて」
スライム娘「///」オキッ
勇者「女戦士もそこの石を外して」
女戦士「固くて外れないよー」
勇者「ゴニョゴニョ」
スライム「!」ピューッ
ジュワー
女戦士「うわっ、スライムがなんか出したら石が溶けた!」
勇者「ゴニョゴニョ」
スライム「!」ピキーッ
女戦士「『ゆうしゃはスライムつかいにジョブチェンジした』・・・(汗)」
-
- 33 : 2015/09/25(金) 08:04:24 :
- 勇者「はいはい、離れて、離れて」スタスタ
女戦士「どんだけ離れんの?」トテトテ
勇者「そこの岩陰で良いかな」
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「うん、岩陰に入れない子達はもっと下がらせて」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「普通にコミュニケーションとってるけど、もう慣れたから驚けない・・・」
勇者「よし、みんな避難したな・・・点火!」カチッ
ズドーン
女戦士「うっわー!」
北の塔「」ズズーン!
女戦士「ば、爆発した!」
勇者「だって爆弾仕掛けたから」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「爆弾?」
勇者「そう、ANFO爆弾」
女戦士「・・・(汗)」
北の塔「」ズズズ
女戦士「あっ、塔が!」
北の塔「」ゴシャーン
女戦士「崩れた!」
勇者「よし、スライム軍団、燃料の残りと薪を用意!」
スライム軍団「!」ピキーッ!
女戦士「燃やすのか・・・」
北の塔の残骸「」バラバラ
勇者「塔の残骸の周りに薪を積んで、燃料は残骸にぶっかけてー、残骸の下にはアンデッドが埋まってるから気をつけて!」
女戦士「とうっ!」ジャボジャボ ← 燃料
スライム娘「///」ドサドサ ← 薪
勇者「よし、火をかけろ!」
スライム軍団『メラ!』
スライムぐんだんはじゅもんをとなえた!
北の塔の残骸「」ゴオオオオー パチパチ
アンデッドのむれはぜんめつした!
おんなせんしのレベルがあがった!
おんなせんしは『ばくだんテロリスト』のわざをおぼえた!
女戦士「覚えたくない技ばっかりだよー(泣)」
-
- 34 : 2015/09/25(金) 08:11:00 :
- ~街道~
女戦士「~♪」トテトテ
勇者「」スタスタ
スライム娘「///」ウニョウニョ
旅人「勇者様だ///」「北の街をアンデッドから救ったそうだ///」「勇者様~♪///」
女戦士「周囲の反応がかなり好意的になって来た///」ムフフ
女戦士「しかし、勇者くんの真の姿がスライム使いであることはまだ誰も知らない!」キリリッ
勇者「周囲の目なんか気にしない///」
スライム娘「///」イチャイチャ ベタベタ
女戦士「ちょっとは周囲の目を気にしろ!」
~東の町~
町の人「勇者様だ///」「勇者様が来て下さった///」「勇者様さえいらっしゃれば///」ザワザワ
女戦士「~♪///」フンス!
勇者「なんか、ここも魔物に狙われてんのかな?」
スライム娘「///」コクコク ← いつもの様にマント被ってる
町の人「勇者様、町長のところにご案内いたします」ペコリ
勇者「うん、お願い」スタスタ
~町長の屋敷~
町長「勇者様、よくいらして下さいました(涙)」ハラハラ
女戦士「泣くほど嬉しいんだ」
町長「この町から数km離れた場所にある古いダンジョンに魔王軍がやって来て・・・」
女戦士「魔王軍!」
町長「とてもこの町の守備隊では守りきれない数でして」
勇者「それで?」
町長「町の若い娘を生け贄に出さないと町を攻め滅ぼすと・・・(泣)」ハラハラ
女戦士「許すまじ!」フンス!
勇者「わかりました、町の娘さんの代わりにコイツを生け贄に」グイッ
女戦士「ぎゃー!」ジタバタ
町長「一週間毎に3人づつ、ダンジョンに寄越せと・・・」
勇者「むうっ」
町長「明後日にも、最初の生け贄を出さねばこの町が滅ぼされるのです」
勇者「うーん、女戦士一人では足りないか」
女戦士「アタシを生け贄にすんのヤメー!」
-
- 35 : 2015/09/25(金) 09:52:08 :
- 勇者「この辺りの地図とかダンジョンの図面とかあります?」
町長「この町の周辺の地図ですじゃ」バサッ
町の人「昔の探検家が書いた物ですが・・・」ピラッ
勇者「大きいな、小さな町くらいある・・・」
女戦士「『練炭ストーブ』じゃダメだね~」
勇者「これだけ広いとな」
女戦士「あほ爆弾で穴を塞ぐ?」
勇者「出入り口は無数にある・・・」
女戦士「どーすんの?」
勇者「うーむ」
ピカッ! ゴロゴロゴロ
女戦士「うわっ!」ビクウ
勇者「雷か・・・」
町長「川上の山ではかなり降ってるようですじゃ」
勇者「川上の山って、ダンジョンの側を流れてる川の?」
町長「そうですじゃ、明日にはこの辺りも激しい雨になるですじゃろう」
ピカッ! ゴロゴロゴロ
スライム娘「///」ヒシッ アマエアマエ ← 雷が怖いふり
勇者「あっ、ひらめいた!」
女戦士「何か思いついた?」
勇者「この地形でこの天候なら・・・光の神の加護ってあるんだなー」
女戦士「ねー、ねー、なに思いついたのー?」
勇者「町長さん、化学肥料と灯油あります?」
女戦士「えっ、やっぱりアホ爆弾?」
勇者「あと船とかボートとか集めて下さい」
女戦士「船?」
スライム娘「///」ウニョ?
-
- 36 : 2015/09/25(金) 12:13:22 :
- ~ダンジョン周辺~
オーク「だれだ?」スチャッ
スライムナイト「」ポヨン
オーク「なんだ味方か」ホッ
スライムナイト「ゴニョゴニョ」
オーク「なにっ、見張りの交替?、そうかそうか」ガハハ
スライムナイト「」ニヤリ
~川岸~
ザーザー
勇者「堤防のここに穴掘ってANFO爆弾仕掛けてー」
町の人達「ハイ!」ワッセワッセ
女戦士「勇者くーん、雨降ってるし休憩しよーよー」ドボドボ
勇者「じゃあ、おまー明日生け贄」
女戦士「ひーん(泣)」
町の人「勇者様、船の用意が出来ました!」
勇者「重しは?」
町の人「石やガレキを満載してます」
勇者「じゃあ、ロープにつないでずらっと川に並べて」
町の人「ハイ!」テテテッ
ザーザー
女戦士「うわー、また雨が激しくなって来たー!」
勇者「スラちゃん、偵察隊とニセの見張りを引き揚げさせて!」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「ニセの見張り?」
勇者「こっちの作業に気づかれないように、魔王軍の見張りをスライム軍団に入れ替えた」
女戦士「なるほど頭良い!」
町の人「勇者様、船の方の準備出来ました!」
勇者「よし、船を沈めてくれ」
町の人「かしこまりました!」
女戦士「川に船を沈めるの?」
勇者「石を積んだ船で川をせき止める」
女戦士「川をせき止めて?」
勇者「ギリギリまで水位を上げて、堤防に仕掛けたANFO爆弾をドカン!」
女戦士「洪水起こるじゃん!」アセアセ
勇者「洪水起こすの!」
-
- 37 : 2015/09/25(金) 13:15:44 :
- 堤防「」ドカーン!
ドザザザザー
女戦士「うひゃー大洪水だー!」
勇者「豪雨のおかげで川の増水が早かった」
女戦士「運が良かったね」ニカニカ
勇者「おまー、『光の神の加護』をいったいなんだと思ってんだ」
女戦士「そ、そうか勇者は加護を受けた『勇者』だった」
勇者「おまー、完全に忘れてやがったな」
女戦士「悪辣な手口で魔物を倒してばかりいるから・・・」
勇者「悪辣な手口言うな!」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「『勇者』ってもっと正義と勇気で悪に立ち向かって行くような感じかと」
勇者「バカ正直に剣と魔法と数人の仲間でダンジョンに突っ込んだりするから死ぬんだよ」
女戦士「悪知恵と数の暴力で戦う勇者なんて・・・」
勇者「勝てば問題ない!」キッパリ
スライム娘「///」コクコク
~ダンジョン~
ゴゴゴゴゴ
オーク「うわー、洪水だー!」
トロル「は、早くダンジョンから逃げろ!」
暗黒神官「ぐわっ、す、水圧で・・・」
ドドドドド
トロル「水の勢いが激しくてダンジョンから出れない!」バシャバシャ
暗黒神官「な、流される!」ドバーッ
オーク「どわー!」ザバーン
ドドドドド
~川岸~
女戦士「ダンジョンってあの辺りだっけ?」
勇者「完全に水面の下だな・・・」
ダンジョンのまおうぐんはぜんめつした!
おんなせんしのレベルがあがった!
おんなせんしは『水攻め』のわざをおぼえた!
女戦士「こんな技、そうそう使えるか!」
-
- 38 : 2015/09/25(金) 16:46:28 :
- ~東の町~
町長「勇者様のおかげで町は救われました(涙)」ハラハラ
勇者「いや、みんなで力を合わせて町を守ったのです」キリリッ
スライム娘「///」ポッ
女戦士「こーいうところは『勇者』っぽい///」
町長「どのようにお礼をすればよいものやら・・・」
勇者「お礼なんかよりも、水が退いたら堤防を復旧しといて下さいね」ヒラヒラ
町長「勇者様、とりあえずこれを」ドチャッ
勇者「これは?」
町長「路銀の足しにしてくだされ」ジャラッ
女戦士「おおっ、大金!」キラキラ~
勇者「じゃあ、これだけいただきます」チョロッ
女戦士「ええっ、それっぽっちー!」
町長「勇者様、どうか全部お納めくだされ」
勇者「俺とスラちゃんと女戦士の3人だけなんで、そんなに路銀はたくさん要りません、残りは町の人のために使って下さい」キリリッ
スライム娘「///」ポッ
女戦士「これはちょっと惚れちゃうなぁ~///」ポオーッ
???「勇者様」トテトテ
勇者「ん、君は?」
町長「わしの孫娘ですじゃ」
町娘「勇者様、初めまして///」ペコリ
勇者「可愛いお孫さんですね」ニコッ
町娘「勇者様に気に入っていただいて嬉しいですわ///」ポッ
勇者「?」
町娘「だって、私は勇者様のモノですもの///」
勇者「ごめん意味がよく・・・」
町娘「勇者様が救って下さらなければ、今頃私は魔物の嬲り者に・・・」
勇者「じゃあ、君が・・・」
町長「孫娘が最初の生贄になるはずでしたのじゃ」
町娘「ですから、私の命は勇者様のモノです、一緒に戦う事は出来ませんが、勇者様の身の回りのお世話をさせて下さい」
勇者「うーん」ナヤム
町娘「もちろん勇者様がお望みならどんなプレイでもオッケーです///」カァッ
スライム娘「(怒)」ギューッ
勇者「スラちゃん、痛いからツネらないで・・・」イテテ
女戦士「スライム娘がヤキモチ焼いてる・・・」
町娘「どうでしょうか?」
勇者「やっぱ、ダメ」
町娘「では、自決します・・・おとーさん、おかーさん先立つ不幸を・」シクシク
女戦士「く、首吊ろうとしてるー!」
-
- 39 : 2015/09/25(金) 21:27:43 :
- ~街道~
町娘「勇者様、今日は良い天気ですねー♪」ニコニコ ← 押し掛け家政婦
女戦士「結局、断れないんだよなー」ガラガラ ← 荷物持ち
スライム娘「(怒)」ギューッ ← ペット兼愛人(?)
勇者「スラちゃん、痛いからツネらないで(泣)」 ← 一応、光の神の加護を受けた『勇者』
~郊外~
勇者「町だから外で待機させといて」
スライム娘「///」コクコク
スライム軍団「」ウニョウニョウニョウニョ
女戦士「なんだかスゴい増えてない?」
勇者「生物なんだから、環境が良くて十分な養分があればそりゃ増えるよ」
女戦士「十分な養分って?」
勇者「魔物の死体」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「うわぁ!」
~旅人の宿~
宿屋「旅人の宿にようこそ、ご休憩ですか、それともお泊まりですか?」
勇者「泊まりで」
宿屋「4Pですか、今夜はお楽しみですね///」ワクテカ
勇者「二人部屋2つ下さい」 ← 華麗にスルー
宿屋「どうぞ部屋の鍵です」チッ!
女戦士「おい、宿屋、舌打ちすんなw」
町娘「勇者様、今夜は私が超絶テクニックで!///」フンス! ← たぶん処女
スライム娘「///」ベターッ ← 勇者に密着
勇者「スラちゃん、部屋に行こうか///」テレテレ
町娘「勇者様~!」ジタジタ
女戦士「町娘ちゃんはアタシと同じ部屋だよ~」← たぶん喪女
町娘「わ、私が勇者様の夜のお世話も!///」
女戦士「無理、無理、スライム娘は人間離れしたテクニックだから」← 人間じゃありませんから
町娘「わ、私も超絶テクニックが!///」
女戦士「でも、エッチした事ないでしょ?」
町娘「ぐぬぬ」
女戦士「スライム娘は人間じゃないから、ミミズ千匹ならぬスライム万匹の名器の持ち主だって」
町娘「わ、わたしだって、たぶん名器で・・・」
女戦士「たぶんだったらアタシもスゴい名器だから・・・」
町娘「えっ、女戦士姐さん、もしかして経験がないんですか?」
女戦士「な、なに言ってる、アタシは毎日取っ替え引っ替えバンバンと!///」アセアセ
町娘「・・・」ジトー
女戦士「イケメンだとか、渋いおじさまだとか、可愛いショタだとか何人も・・・」
町娘「やっぱり経験ないんですね・・・」 ← 処女
女戦士「ううっ(涙)」シクシク ← やっぱり喪女
-
- 40 : 2015/09/25(金) 22:32:21 :
- ~旅人の宿~
町娘「勇者様ー、洗濯物出して下さーい!」バーン
スライム娘「///」ササッ
勇者「ノックはして下さい///」
町娘「勇者様ー、夕食の時間でーす!」バーン
スライム娘「///」ササッ
勇者「ノックはして下さい///」
町娘「勇者様ー、おやすみなさーい!」バーン
スライム娘「///」モゾモゾ
勇者「お願いだからノックしてー(泣)」
~隣の部屋~
町娘「私は勇者様に嫌われてるんでしょうか?(涙)」ウルウル
女戦士「うーん、なんと言ったら良いのやら」
町娘「私は勇者様のお役に立ちたいだけなのに・・・(泣)」シクシク
女戦士「だったら、勇者くんがこれやってって言った事をやれば良いと思うよ」
町娘「でも、勇者様は私なんかに・・・」イジイジ
女戦士「いや、勇者くんは頭良いし、あんたが暇そうにブラブラしてたらなんか用事探してくれるよw」← 意外に鋭いかも
~翌朝~
町娘「はああ」
女戦士「ため息ついてないで、朝ごはん食べに行くよ」
町娘「はああ」
女戦士「勇者くーん、ごはん食べに行こー!」コンコン
ガチャッ
勇者「ん、行こっか」ノソッ
スライム娘「///」ツヤツヤ
町娘「はああ」
女戦士「うまうま///」モシャモシャ
勇者「」モグモグ
町娘「はああ」
勇者「町娘ちゃん」
町娘「あっ、はい?」
勇者「コーヒーあるかな?」
町娘「い、今すぐ煎れます!///」パアア
勇者「ツネらないでね」クルッ
スライム娘「!」ピタッ ← ツネろうとしてた
-
- 41 : 2015/09/25(金) 23:05:00 :
- ~南の村~
女戦士「ど、ドラゴン!」ガクガク
村長「はい、街道近くの洞窟に住み着いて、村人や街道を通る旅人を襲ってまして・・・」
勇者「最近住み着いたの?」
村長「はい、その洞窟は以前は獣とかしか居ませんでしたから」
勇者「うーん、ドラゴンかぁ」
村長「街道が通れないと、村人の生活に支障が・・・」
勇者「ちょっと洞窟を見てみるか・・・」
~ドラゴンの洞窟~
ガサガサ
勇者「あれが洞窟の入口か・・・」コソッ
女戦士「大きい!」コソコソ
勇者「そりゃ、ドラゴンが住み着くくらいだから・・・」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「あんなとこに『練炭ストーブ』持って行くのやだよ」
勇者「そんなもんドラゴンに効くか!」
女戦士「じゃあ、『硫化水素』?」
勇者「あれもドラゴンには効かない」
女戦士「あほ爆弾で洞窟崩す?」
勇者「うーん」
女戦士「『水攻め』は・・・ドラゴン飛んで逃げるか」
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「いや、スライム軍団でドラゴン相手はちょっとな・・・」
スライム娘「///」コクコク
町娘「勇者様、お弁当を作って来ました///」ヒョイッ
勇者「危ないからついて来ちゃダメって言ったでしょー」
町娘「でも、おべんと・・・(涙)」ウルウル
勇者「俺は君の身が心配なんだよ」キリリッ
町娘「は、はひ~♪///」シアワセー
スライム娘「(怒)」ギューッ
勇者「スラちゃん、痛いから(泣)」← ツネられてる
バッサ バッサ バッサ
勇者「ん、隠れて!」フセッ
女戦士「ど、ドラゴン!」フセッ
町娘「うわー、初めて見た///」コソコソ
勇者「若い雌のドラゴンだ、痩せてるな」
女戦士「見ただけでわかるの?」
勇者「知識が俺の武器だ!」フンス!
スライム娘「///」ポッ
町娘「カッコいい///」ポォーッ
勇者「町娘ちゃん、お弁当かして」
町娘「あっ、今広げますから///」イソイソ
勇者「いや、そのままで」
町娘「?」
勇者「はい、女戦士」ワタシ
女戦士「えっ、なんでアタシにおべんと渡すの?」
-
- 42 : 2015/09/26(土) 06:31:30 :
- 女戦士「ひーん(泣)」トテトテ ← 洞窟の方へ歩いてる
勇者「さて、エサに食いつくか?」コソコソ
町娘「エサw」
バッサバッサ
女戦士「うわー、来たー!(泣)」ガクガク
ドラゴン「きしゃー!」ズシン ← 着地!
女戦士「ひいい!」ヘタッ ← 腰抜けた
ドラゴン「!」ワシッ ← おべんと取った
女戦士「わーん(泣)」ズリズリ ← はって逃げてる
ドラゴン「///」バッサバッサ
町娘「あっ、私のお弁当取られた!」
勇者「うーん、やっぱりか・・・」
スライム娘「///」ウニョ?
勇者「いや、痩せてるし、フラフラ飛んでたからお腹減ってるのかなって」
女戦士「そんなん確認するために、アタシを使うなー!」ゴラァ
勇者「いや、そういう時のために君はいるんだから」ポンポン
女戦士「もしアタシがドラゴンに襲われたりしたらどーすんの!」
勇者「もちろん危なくなったら助けたさ」キリリッ
女戦士「ドラゴン相手にどーやって?」
勇者「まあその辺は適当に・・・」
町娘「助ける気なかったんですねw」
スライム娘「(笑)」ケラケラ
女戦士「ごらぁ!」
勇者「村長さんが村人や旅人が襲われたって言ってたけど、喰われたとか死人が出たとか言ってなかっただろ?」
町娘「だから大丈夫だと?」
女戦士「ぐぬぬ」
勇者「町娘ちゃん、もう一度お弁当作ってくれる?」
町娘「は、ハイ、勇者様のために腕によりをかけて・///」
勇者「いや、ドラゴン用だから普通で良いよ」
町娘「ドラゴン用?」キョトン
スライム娘「?」キョトン
-
- 43 : 2015/09/26(土) 06:51:32 :
- ~ドラゴンの洞窟~
女戦士「な、なんでまたアタシが・・・」 ブツブツ
勇者「良いからさっさと洞窟の入口に置いて来い!」
女戦士「いつも危ない事とかはアタシにばかり・・・」ブツブツ
勇者「うちのパーティーは冒険者二人しかいないんだから仕方ないだろ」
スライム娘「」← モン娘なので冒険者ではない
町娘「」← 押しかけ家政婦で冒険者ではない
女戦士「ひーん(泣)」
コソコソ
女戦士「ドラゴンはお留守かな~」ソーット
ドラゴン「きしゃー!」ノシッ
女戦士「ひいい!」ポイッ ⌒□
ドラゴン「!」
女戦士「おべんとに気を取られてるうちに!」ダッシュ!
勇者「いやー、二回目ともなると慣れたもんだなーw」
女戦士「こんなん何回やっても慣れるかー!」ゼイゼイ
スライム娘「(笑)」ケラケラ
町娘「ドラゴンお弁当持って洞窟に入って行きましたよ」
勇者「じゃあ、しばらく待機」
町娘「それじゃ、私たちもお弁当に///」イソイソ
勇者「俺たちの分も作ってくれたの?」
町娘「こっちの方は勇者様のために腕によりをかけて///」ポッ
勇者「スラちゃん、ツネらないでね」クルッ
スライム娘「!」ピタッ ← もちろんツネろうとしてた
-
- 44 : 2015/09/26(土) 07:29:55 :
- 町娘「勇者様、お茶をどうぞ///」コポコポ
スライム娘「(怒)」ブー
勇者「そろそろ良いかな~」モグモグ
女戦士「そろそろって?」モキュモキュ
勇者「女戦士、ちょっと洞窟の中を見て来て」
女戦士「オッケー」テテテッ →
女戦士「って、行くかー!」デデデッ ←
勇者「じゃあ、みんなで見に行くか」スクッ
女戦士「えっ、本当に洞窟の中見に行くの?」
~ドラゴンの洞窟~
女戦士「あれっ、前のおべんと箱が入口の外に出してある?」
町娘「軽く洗ってきちんと揃えてある・・・(汗)」
勇者「育ちの良い娘のようだなー」
女戦士「そ、育ちの良いドラゴン!」ガクガク
スライム娘「!」ガクガク
勇者「村人や旅人を襲ったのも、詳しい被害を聞いたら食物を奪っただけでケガ人とかも逃げる時にあわててとかのようだし・・・」スタスタ
町娘「ドラゴンってそんな習性があるんですか?」
勇者「いや、宝物が好きだから金銀宝石とかを奪ったりするのが普通なんだよ」
女戦士「でも、アイツはおべんとばっかり?」
勇者「空腹だったら、普通は家畜を襲ったりするもんなんだけど・・・」
スライム娘「?」ゴニョゴニョ
勇者「いや、お料理してないと食べれないんじゃないかな?」
スライム娘「!」ウニョ!
町娘「育ちが良いから生では食べれないドラゴンwww」
勇者「だから、丸焼きとかだったら女戦士も食べられてたかもw」
スライム娘「(笑)」ケラケラ
町娘「きゃはは、女戦士姐さんの丸焼きw」
女戦士「笑えんわ!」
-
- 45 : 2015/09/26(土) 07:46:59 :
- ドラゴン?「Zzz」スピースピー
女戦士「おべんとに何を仕込んだの?」
勇者「猛毒とかじゃないから大丈夫」
女戦士「相変わらず手口が悪辣・・・(汗)」
勇者「悪辣言うな」
スライム娘「!」ウニョ!
町娘「あっ、ドラゴンじゃない!」
女の子(?)「Zzz」スピースピー
勇者「いや、この娘があのドラゴンだ」
スライム娘「?」ゴニョゴニョ
勇者「人の姿をしてるけれど、角と尻尾があるだろ」
女戦士「あっ!」
勇者「竜神族ってヤツかな」
町娘「竜神族?」
勇者「古の種族で竜族の上位種だと言われている」
女戦士「勇者くん、物知りだね」
勇者「一応、大学出てるからなー」
女戦士「えっ、大学出てんの!」ビックラ ← 中卒
町娘「勇者様、学あるんですね~///」ホレボレ ← 高校中退
スライム娘「///」ポッ
女戦士「大学出の『勇者』って、なんかピンとこない・・・(汗)」
勇者「だいたい15や16の世間知らずのガキを神託なんかで『勇者』に選ぶから何度もパーティーが全滅してるんだ」
町娘「これまでに3000人でしたっけ?」
勇者「ガキは正面から真っ正直に突っ込むしか知らないから・・・」
女戦士「悪辣な手口を駆使する汚い大人を『勇者』と呼ぶのも抵抗が・・・(汗)」
スライム娘「(怒)!」ギュッ ギューッ
女戦士「あっ、スラちゃん、ゴメン言い過ぎた・・・く、首絞めないで!」ジタバタ
勇者「とりあえず、逃げたり暴れたりしないように、眠ってる間に縛り上げるか」バサッ ← 縄
女戦士「眠ってる女の子を縛る!///」ハフン
町娘「な、なんかやらしい///」ドキドキ
スライム娘「///」ドキドキ
勇者「お前らなんで縄を見て興奮してるんだ?」グルグル ギュッギューッ
女戦士「昏睡緊縛プレイ///」ハフン
町娘「わ、私も勇者様に縛って欲しい///」ドキドキ
スライム娘「///」ゴニョゴニョ カァーッ
勇者「ス、スラちゃんまで・・・(汗)」
女戦士「スライム語わかんないけどなんとなく伝わったw」
町娘「勇者様、スライム娘さんとそんな恥ずかしい事まで///」カァーッ
-
- 46 : 2015/09/26(土) 11:22:05 :
- ~登場人物~
商人♀ 23 自営業(道具屋)
茶髪 ポニーテール 色白 貧乳
※勇者の幼なじみ、王都の商店街で道具屋をしている
女戦士♀ 19 冒険者(戦士)
金髪 ロング 小麦色 巨乳
※勇者パーティーの唯一のメンバー
スライム娘♀ 不明 モン娘(スライム系)
青髪(?) セミロング 青緑色 美乳
※勇者の愛人?、スライム軍団を率いている
町娘♀ 17 一般人(家事手伝い)
黒髪 ショート 色白 美乳
※勇者の押しかけ家政婦
ドラゴン?♀ 不明 竜神族(?)
赤毛 ツインテ 色白 ちっぱい
※勇者に薬を盛られて捕獲された
~ドラゴンの洞窟~
女戦士「若い雌のドラゴンって言ってたけど、人間の姿だと結構ロリだなー」
町娘「私より年下みたいですね」
勇者「竜神族だったら、年齢は見た目よりも上だと思うけどな」
スライム娘「///」ツンツン
ドラゴン?「う、うーん」モジッ
勇者「ん、薬が切れてきたか・・・」
女戦士「『勇者』が食べ物に睡眠薬とか仕込むなよー」
ドラゴン?「ん?」パチリンコ
町娘「あっ、起きた!」
ドラゴン?「んー?」キョロキョロ
スライム娘「?」ウニョ?
ドラゴン?「むむっ?」キョロキョロ
女戦士「にぶー」
ドラゴン?「き、貴様ら、わらわに何をしたー!」ジタバタ
女戦士「やっとマトモに反応した(笑)」
ドラゴン?「縄をほどけー!」ジタバタ
勇者「大人しくしろ、あんまり暴れると・」
ドラゴン?「わ、わらわの○○○が裂けるまで◆◆◆したり、□□□がボロボロになるまで▲▲▲すると言うのか・・・||||」ガクガク
勇者「いや、そんなヒドイ事はしない・・・(汗)」
-
- 47 : 2015/09/26(土) 11:36:32 :
- 勇者「君、お名前は?」
ドラゴン?「」プイッ
勇者「名前くらい・・・」
ドラゴン?「」ツーン
勇者「・・・」チュー ピュッ
ドラゴン?「な、なんだその注射器は・・・」ガクガク
勇者「」ニヤリ
女戦士「そ、そんな子供に『自白剤』はやめてあげてー(泣)」
ドラゴン?「じ、自白剤!」ガクガク
勇者「で、お名前は?」ニッコリ
ドラゴン?「り、竜姫じゃ・です」スナオー
女戦士「素直にゲロったw」
スライム娘「(笑)」ケラケラ
町娘「竜姫ちゃんかw」
竜姫「わらわをどうするつもりじゃ!」プンスカ
勇者「おまーが、街道の村人や旅人を襲うから村の人達が困ってるんだよ」
竜姫「ちょっと食べ物を分けてもらっただけ・・・」
勇者「人間の姿でならともかく、ドラゴンの姿で食べ物をもらいに行くな!」メーワクダ
竜姫「だって、お腹減ってたし・・・」
勇者「腹減ったら何やっても良いのか?」
竜姫「むー」
勇者「で、親御さんは?」
女戦士「親御さん、ドラゴンに親御さんwww」
町娘「迷子見つけた係員w」
竜姫「わ、わらわは天涯孤独で・・・」キョドキョド
勇者「おまー、ちゃんと料理された食べ物しか食べれないくらい大事に育てられてんだろ」
竜姫「わ、わらわは竜神族の最後の一人・・・」キョドキョド
女戦士「ウソついてんの丸わかり」
スライム娘「///」コクコク
勇者「」チュー ピュッ ピュッ
竜姫「い、言います、言いますから注射はやめてー(泣)」
-
- 48 : 2015/09/26(土) 11:49:47 :
- 勇者「もう良いだろ」パラッ ← 縄をほどいた
竜姫「ふっふっふっ、自由の身となれば貴様らなど・・・」ゴゴゴゴゴ
勇者「大人しくしてたら、村でドーナツ買ってやる」
竜姫「大人しくします///」ピタッ
女戦士「アタシもドーナツ!///」クレッ
町娘「私もー!///」ホシー
勇者「おまーらなぁ」
スライム娘「///」クイクイ
勇者「えっ、スラちゃんも欲しいの?」
スライム娘「///」コクコク
~南の村 ○スタードーナツ~
竜姫「~♪」モシャモシャ
女戦士「アタシ、そのナッツのヤツちょうだい///」ホクホク
町娘「私はチョコのかかってるの下さい///」
店員「はい、揚げたてですよー」
女戦士「わーい♪」モキュモキュ
勇者「スラちゃん、ドーナツなんか食べれるの?」
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「そのクリーム入ってるのこの娘に下さい」
店員「はい、どーぞ」
スライム娘「~♪」チュー
勇者「クリームだけ吸ってる・・・(汗)」
竜姫「お代わり!」
勇者「好きなだけ食べな、村長さんのおごりだから」
村長「えっ、そうなんですか?」タラー
竜姫「じゃ、その列の端から端まで一個ずつ///」ニヘラ
村長「全種類制覇するつもりか!」ガクガク
勇者「まあ、ドラゴンを退治したんだから、ドーナツくらい安いもんでしょ」
村長「しかし、さすがは勇者様、巨大なドラゴンを退治してしまわれるとは」リッパ!
竜姫「巨大なドラゴン?」モシャモシャ
女戦士「あんたには関係ない話だから気にしない、気にしない」モグモグ
竜姫「なんだ、わらわの事を言ってたのかと・・・」モキュモキュ ← お前の事だ!
-
- 49 : 2015/09/26(土) 13:34:21 :
- ~街道~
スライム軍団「」ウニョウニョウニョ
女戦士「スライム軍団また増えたねー」トテトテ
勇者「まあな」スタスタ
女戦士「町娘ちゃんはコレ大丈夫なのー?」トテトテ
町娘「はい、最初は怖かったけど、もう慣れました・・・」トテトテ
スライム娘「///」ニコニコ
竜姫「しかし、数は多くても雑魚ばかりではのう」フンッ
スライム娘「(怒)」ピキー!
勇者「でも、数が増えればこんな事も・・・」
竜姫「?」
勇者「『合体!』」
スライム娘「!」ピキー!
スライム×20「」デデデデッ
ポンッ
キングスライム「」バーン
竜姫「おおっ!」デカイ!
勇者「他にもホイミスライムを何匹か混ぜたらスライムベホマズンになったりとか・・・」
女戦士「へえー」
勇者「バブルスライム入れて毒吐くヤツとか、他にも酸を吐いたり、炎を吐いたりする種類も・・・」
女戦士「スライム軍団恐るべし!」
スライム娘「///」フンス!
町娘「勇者様、これはどこに向かってるんですか?」トテトテ
勇者「家出娘を親御さんに届けに・・・」
竜姫「!」ダッシュ!
勇者「逃がすな!」
スライム娘「!」ピキー!
スライム軍団「」ワラワラワラ
竜姫「うわー、なんだコイツらー、どけ邪魔すんなー!」アセアセ
スライム軍団「」ウニョウニョウニョウニョ
竜姫「ぐはぁ!(マヒ)」シビビビ
女戦士「雑魚とか言いながらあっさりやられてるwww」
~街道分岐点~
女戦士「道が左右に分かれてる」
勇者「どっち?」
竜姫「み、右・・・」キョドキョド
勇者「左か」スタスタ
竜姫「くっ・・・」ザンネンムネン
町娘「家に帰りたくないからウソついたんですね」
スライム娘「///」コクコク
-
- 50 : 2015/09/26(土) 19:31:54 :
- ~街道分岐点~
勇者「今度はどっち?」
竜姫「み、右・・・」キョドキョド
勇者「うーん」
女戦士「また左に行くの?」
勇者「いや、右に行く」スタスタ
竜姫「ええっ、なんで!」アセアセ
町娘「裏をかいて本当の方を言ったんですね・・・(汗)」
スライム娘「(汗)」コクコク
女戦士「勇者くん、良くわかるなぁ」
~竜神族の里~
女戦士「スゴい、100戦100勝!」
竜姫「裏の裏の裏までかいたのに~(泣)」
町娘「勇者様、なんでわかるんですかー?」ヒソヒソ
勇者「あの娘、ウソつくと尻尾がピクッってなるんだよ、本人は気づいてないけどw」ヒソヒソ
町娘「なーる」ナットク
スライム娘「(笑)」ケラケラ
竜姫「家に帰るのやだよ~(涙)」ウルウル
女戦士「なんかちょっとかわいそうかも・・・」
勇者「おまーの家はどっちだ?」ズルズル
竜姫「ひーん(涙)」ズリズリ ← 自分で歩かないで最後の抵抗中
~竜王の城~
ズーン
女戦士「こ、これが家!」ガクガク
町娘「お城だ!」ガクガク
スライム娘「!」ガクガク
勇者「びびってないで、行くぞ」ズルズル
竜姫「とほほ~」ズリズリ
竜人A「お前達は何者だ!」
竜人B「ここはお前達のような者が足を踏み入れて良い所では・」
竜人A「あっ、姫様!」
竜人B「えっ、姫様だと?」
女戦士「お姫さんなんだ・・・」
-
- 51 : 2015/09/26(土) 20:24:38 :
- ~竜王の城~
???「おおっ、姫ちゃん、どこに行ってたんだ、パパはもう心配で心配で・・・」
竜姫「うざー」ブスー
女戦士「あの人が竜姫のパパ?」
???「むっ、お前達は何者だ、この竜王になんの用だ!」キリリッ
勇者「お宅のお嬢さんを保護して親御さんのところに帰しに来たんですが・・・」
竜王「そ、それは、うちの姫ちゃんが大変お世話に・・・」ペコペコ
女戦士「親バカw」
スライム娘「(笑)」ケラケラ
竜姫「うざー」ブスー
竜王「姫ちゃん、なんで家出なんか・・・」オロオロ
竜姫「だって、家つまんねーし」ブスー
竜王「そ、そんな、なんでも欲しい物があれば買ってあげるし、なんでもして欲しい事があれば・・・」
女戦士「親バカじゃなかった」
町娘「バカ親ですね・・・」
竜姫「じゃあ、自由が欲しい!」
竜王「じ、自由・・・」タラー
勇者「おまーの自由ってのは、野良ドラゴンか?」ペシッ
竜姫「いてっ」ポリポリ
竜王「き、貴様、ワシのかわいい姫ちゃんの頭を小突いたな!」ゴゴゴゴゴ
勇者「おまーなー、娘が悪い事したら怒れよなー」ヒラヒラ
竜王「貴様などに我が家の教育方針をとやかく・」
女戦士「勇者くんが正しい」
町娘「私もそう思う」
スライム娘「///」コクコク
竜王「ぐぬぬ、死ねぃ!」ゴゴゴゴゴ
竜姫「!」バッ!
竜王「ひ、姫ちゃん、危ないから退いてなさい!」
竜姫「パパ、わらわがすごーく世話になった恩人に何をするのじゃ!」プンスカ
竜王「うっ」
竜姫「勇者殿がわらわを助けてくれねばわらわは野たれ死んでおったかも知れぬのに!」
竜王「の、野たれ死に・・・」ヘナヘナ
-
- 52 : 2015/09/26(土) 20:47:14 :
- 竜王「つ、ついカッとなってしまって・・・」ペコペコ
女戦士「悪い竜じゃないんだなw」
竜王「親でさえ手をあげた事がないもので・・・」
勇者「いや、お父さん、甘やかすだけではお子さんのタメになりませんよ、たまにはビシッと叱らないと」クドクド
竜王「姫ちゃんは小さい頃身体が弱かったので、大きくなってからもついつい甘やかして・・・」ペコペコ
勇者「親御さんの気持ちはわかりますよ、可愛い娘さんですからね」
竜王「そうでしょう、そうでしょう///」ニコニコ
勇者「でも、可愛がるだけでは立派な大人に成長は出来ません、娘さんの事を思えば、親御さんがきちんと躾をしないと」クドクド
竜王「娘に躾といっても、何をどうすれば・・・」
竜姫「(怒)」イライラ
女戦士「教育相談会か・・・」
町娘「勇者様なんでも出来る人ですね///」
スライム娘「///」コクコク
???「あらあら、お客様?」
竜姫「あっ、ママ!」ビクゥ
竜妃「姫ちゃん、貴女、今までどこに!」
竜姫「い、いや、ちょっとその辺を・・・」ゴニョゴニョ
竜妃「家を飛び出して何日も行方知れずで」ガミガミ
竜姫「とほほ」
竜妃「悪い人に捕まったりしたらいったいどんな目にあわされるか」ガミガミ
女戦士「いや、普通の悪い人はドラゴン捕まえないから」
町娘「ですね」
スライム娘「///」コクコク
竜妃「あら、こちらは?」
竜王「この人たちが姫ちゃんを連れて来てくれたのだよ」
竜妃「まあ、うちの娘がお世話になって」ペコリ
勇者「いえ、どういたしまして、それではそろそろ失礼を」
竜姫「えー、勇者殿、もう帰るのー!」
勇者「これ以上、家庭の問題に首を突っ込んでも・・・」
女戦士「さっき、思いっ切り首突っ込んでたじゃんw」
竜妃「あら、もうお帰りになるの?」
勇者「ええ、竜姫を送りに来ただけなので」
竜妃「では、せめて食事をしてらして下さいな」
女戦士「ありがたく頂戴いたします///」
-
- 53 : 2015/09/26(土) 21:37:02 :
- 女戦士「うまうま///」モシャモシャ
町娘「スゴいご馳走!」
スライム娘「///」 プハー ← お酒飲んでる
竜姫「だって、お家にいてもつまんないのじゃ!」ブスー
竜妃「だからと言って、家を飛び出すことないでしょ!」ガミガミ
竜王「娘に甘いのはわかっとるんですが///」クドクド ← 酔ってる
勇者「いや、でも、子供は籠の鳥じゃないんですよ///」ゴクゴク プハー ← 珍しく飲んでる
スライム娘「///」トクトクトク ← お代わり注いでる
竜姫「わらわは外の世界の事が知りたいのじゃ!」
竜妃「世間知らずの貴女が一人でどうやって外の世界で暮らしていくつもりなの?」ガミガミ
竜王「そうですか、魔王の討伐を、それは大変ですなぁ///」ヒック
勇者「いや、小さな事でも出来る事からコツコツやっているだけですよ///」グビグビ
竜王「いやー、立派です、何事も積み重ねが大事ですな///」ワハハ
スライム娘「///」トクトクトク ← 竜王にも注いでやってる
竜王「こ、これは奥さん、すいません///」グビッ
スライム娘「///」テレテレ ← 奥さんと呼ばれて嬉しい
女戦士「なんか、おとーさんと意気投合してんねー」モシャモシャ
町娘「スライム娘は勇者様の奥さんじゃない!」イラッ
勇者「では、そろそろおいとまを・・・///」
竜王「あっ、でも、酒も入ってるし」
竜妃「そうですわ、お泊まりになってらして」
女戦士「帰るタイミングを逃した・・・」
町娘「貴女が食事に釣られたんでしょ」
-
- 54 : 2015/09/26(土) 22:08:10 :
- 竜王「いや先生、もちろん娘が世間知らずのままで良いと言ってるんじゃないですよ///」グビッ
勇者「もちろん今回みたいな家出はダメですが、社会勉強と言うものも必要かと///」グビッ
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
竜王「でも、奥さん、そうおっしゃっても///」グビッ
町娘「腰据えて飲み始めちゃった」
女戦士「勇者くんの事、学校の先生かなんかと間違えてるしw」
町娘「スライム娘を勇者様の奥さんと間違えてるのは許せない」イライラ
女戦士「おとーさん、スライム語がわかってんのかな?」
竜妃「でもね先生、社会勉強と言っても・」グイッ
女戦士「おかーさんも参戦w」
勇者「学校の勉強も大事ですが、広く世間を見て歩く事や、色々な経験を積むことも大事な勉強だと・///」グビッ
竜王「先生のおっしゃる通りなんですが・・・///」グビッ
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
竜妃「ええ、奥さん、親離れ子離れも必要なんですけど///」グビグヒ
女戦士「もう、アタシら先に寝て良いかな?」
町娘「このまま、エンドレスになりそうですね」
竜姫「Zzz」クカー
女戦士「おまーの事で議論が白熱してるのに・・・」
町娘「一人で寝てる・・・」
-
- 55 : 2015/09/27(日) 08:20:23 :
- 勇者「あ゛ー、昨夜は飲みすぎたー」
スライム娘「」フラフラ~
町娘「はい、勇者様、お水」サッ
勇者「あんがと」ングッ ングッ
女戦士「竜姫の両親と盛り上がってたからねー」ケラケラ
勇者「さて、帰るか」
竜姫「うむ、往こうぞ」キリリッ
勇者「え゛?」
竜妃「姫ちゃん、気をつけて行くのよ」
竜王「先生、姫ちゃんの事を頼みますぞ」
女戦士「ありっ、一緒に行くの?」
竜姫「うんっ!」ニカニカ
勇者「・・・(汗)」
竜妃「先生みたいな保護者が一緒ならわたくし達も安心ですわ」オホホ
竜王「先生が娘の社会勉強なら俺に任せろと言って下さったので大助かりです」ホクホク
勇者「スラちゃん、俺そんな事言ってたの?」
スライム娘「///」コクコク
町娘「あー、言っちゃったんだー」
竜姫「むふふ///」ウキウキ
勇者「うーん、まあいいか」
りゅうひめがなかまになった!
竜妃「先生にこんなステキな奥さんがいらっしゃらなければ、姫ちゃんをお嫁にもらってもらいたかった所ですわ~」 ← 娘を早く嫁がせたい母
竜王「おいおい、先生にキレイな奥さんがおられなくても姫ちゃんに結婚はまだ早いぞ」 ← 娘をまだ嫁にだしたくない父
スライム娘「///」テレテレ グニョ~ン
女戦士「嬉し過ぎて溶けてるw」ケラケラ
町娘「勇者様の奥さんじゃない!」ムカッ
竜妃「姫ちゃん、先生の言うことをちゃんと聞くのよ」クドクド
竜姫「あい」
竜王「姫ちゃん、風邪ひかないように寝るときは暖かい格好で寝なさい」クドクド
竜姫「あい」
女戦士「こーいう時は人間もドラゴンも同じだなー」
竜姫「よーし、出~発!」ウキウキ
-
- 56 : 2015/09/27(日) 09:36:56 :
- ~勇者国 王都 商店街~
商人「破っ!」ドスッ ← ボディーブロー
女戦士「ぐはっ、な、なんでいきなり・・・」ゴホッ
商人「なんか、ムカついた」
女戦士「ひ、ひどい・・・」
商人「勇ちゃん、ちょっとそこ座りぃ」
勇者「えっ、ここに?」
商人「正座!」ビシッ
勇者「は、はひ!」セイザッ
商人「乳デカ馬鹿女だけやのうて、なんで女ばかりこんなゾロゾロ連れてんのやー!」
女戦士「乳デカ馬鹿女?」キョロキョロ
竜姫「おまーだ、おまー」(ФωФ) ← ちっぱい
町娘「貴女の事ですよ」← 美乳
スライム娘「///」コクコク ← 美乳
女戦士「あたしかー!」← ムダに巨乳
勇者「えーと、こちらの町娘ちゃんは魔物から救った町の娘さんで、家政婦さんをやってもらっててー」
町娘「ども」ペコリ
勇者「こっちの竜姫ちゃんは社会勉強のために竜神族の竜王さんから預かっててー」
竜姫「わらわが姫じゃ」フンス
商人「そっちの青いのは?」ジロッ
勇者「!」ギクゥ!
スライム娘「!」ビクゥ!
商人「人間やあらへんけど、結構可愛い顔しとるやんなー」ジトー
勇者「こ、この娘はただのペットです(棒」アセアセ
スライム娘「///」コクコク
商人「ペットぉ?」
勇者「ほら、スラちゃん、お手っ!」サッ
スライム娘「///」ポテッ
勇者「ねっ」ニカッ
商人「『ねっ』や、あらへんやろー!」ドケシッ ← 回し蹴り
勇者「ぐぼぁ!」
商人「浮気ばっかしとらんと、はよ魔王討伐せえや!」ゴシャッ ← かかと落とし
勇者「おふぅ!」
スライム娘「!」ハラハラ
竜姫「なんで浮気がバレたのじゃ?」
女戦士「たぶん女の勘・・・(汗)」
町娘「あの姐さん、かなり鋭そう・・・(汗)」
-
- 57 : 2015/09/27(日) 10:29:39 :
- ~勇者国 王都~
勇者「痛いよー、痛いよー(泣)」シクシク
スライム娘「///」ナデナデ
女戦士「アイツが魔王倒したら良いんじゃないの?」トテトテ
町娘「あの姐さん本当に倒しそうw」トテトテ
竜姫「勇者殿、勇者殿!」クイクイ
勇者「なに、姫ちゃん?」
竜姫「アレ、食べたい///」ニカニカ
勇者「たこ焼きか、育ち盛りだし仕方ないなー、はい10Gやるから買ってきな」ジャラッ
竜姫「わーい///」テテテッ
女戦士「勇者くん、勇者くん、アタシも育ち盛り///」
勇者「おまーはそれ以上育つな!」
女戦士「ちぇー、ケチ」ブー
パカラッ パカラッ
兵士「勇者様、こんなところに、緊急事態です、早く王宮へ!」
勇者「あー、うちの娘がたこ焼き買いに行ってるから、ちょっと待って」
兵士「き、緊急事態だから、王都にお呼びしたのに、たこ焼きって・・・」ワナワナ
勇者「こんな時だけ呼ばれて、しかも急げって言われても・・・」
兵士「国境の砦が魔王軍に襲われてるんですよ!」
勇者「だって、それ一週間も前の事でしょ?」← 勇者に報せが届いたのが三日前
兵士「それはそうですが・・・」
勇者「今さら急いでも仕方ない・・・」
~勇者国 王都 王宮~
竜姫「たこ焼きうみゃい///」モキュモキュ
兵士「こ、こら、王宮でたこ焼き食べるな!」
王様「勇者よ、魔王軍に襲われた国境の砦は陥落してしまった」
勇者「やっぱり・・・」
王様「もう少し早く来てくれれば・・・」
勇者「いつ陥落したの?」
王様「三日前の事じゃ」
勇者「俺のところに報せが届いた日じゃん、物理的に無理!」
王様「ぐぬぬ」
-
- 58 : 2015/09/27(日) 10:43:55 :
- 王様「砦の国境警備隊は善戦したのだが、トロールの大軍に城壁を破られて降伏した」
勇者「・・・」
王様「しかし、魔王軍は降伏した兵士を全員なぶり殺しにし、砦に逃げ込んだ女子供もさんざん犯した上に皆殺しにして食いおった」ワナワナ
女戦士「ひぇぇ」ガクブル
町娘「ひ、ひどい・・・」ガクガク
スライム娘「(怖)」ガクガク
勇者「ちょっといくつか聞いていいかな?」
王様「なんじゃ?」
勇者「そんな激戦の場に俺が一人でノコノコ行ってなんとかなると思った?」
王様「うっ!」
勇者「なんで俺の居場所を探す前に王都から砦に増援を送らなかった?」
王様「ううっ!」
勇者「どうして、女子供を王都じゃなく砦に避難させた?」
王様「そ、それは・・・」
勇者「お前らは砦の守備隊を見殺しにしたんだ、女子供が虐殺されたのもお前らの責任だ、俺の前の3000人の勇者が死んだのもお前らが無能だからだ!」ビシッ
王様「そ、そんなに怒らないでも・・・(涙)」ウルウル
勇者「いいか、今度また同じような事したら、クーデター起こすぞ!」
王様「く、クーデター!」ガクガク
勇者「くそー、久々に本気になってきた!」
町娘「今まで本気じゃなかったんだ・・・(汗)」
女戦士「勇者くんの本気ってスゴい怖そう」ガクブル
勇者「まずは砦を奪還するぞ!」
スライム娘「!」ピキー!
竜姫「えいえいおー!」
勇者「ん、おまー、良い『クロスボウ』持ってんな、くれっ」パシッ
兵士「ああっ、それボクの・・・(泣)」シクシク
勇者「俺の『鉄のやり』やるから泣くな」ホレッ
兵士「これ、前にボクから盗ってったヤツ(泣)」
勇者「隊長、兵隊を何人か貸してくれ」
隊長「えっ、王宮の兵士を?」ヤダナー
勇者「輸送部隊や給食部隊から、一番弱そうなの5人で良いから」
隊長「まあ、それくらいなら」ホッ
-
- 59 : 2015/09/27(日) 22:28:35 :
- ~勇者国 王都 商店街~
町娘「あっ、さっきは気づかなかったけど、道具屋さんの前に『勇者様御用達』って看板が!」
女戦士「あの女、しっかりしてんなー」
スライム娘「///」コクコク
竜姫「勇者殿、御用達ってなんじゃ?」
勇者「勇者が使ってる店って宣伝だよ(汗)」
カランカラン
商人「らっしゃい! あっ、勇ちゃんかー///」
勇者「あのー、表の看板だけどー」
商人「あっ、勇ちゃんがあちこちで活躍して評判ええさかいあげさせてもろうたんやけど、あかんかな?///」テヘヘ
勇者「いや、本当にこの店使ってるから別に良いけど・・・」
商人「宣伝のかわりに勇ちゃんには特別にサービスするさかいw」
勇者「じゃあ、とりあえず化学肥料ある?」
女戦士「また、あほ爆弾だ・・・」
商人「園芸用のが少しやったら・・・」
勇者「うーん、足りないかも・・・じゃあ、漂白剤とアンモニア系の洗剤は?」
商人「それやったら、倉庫にたくさんあるで」
勇者「それとあと、五寸釘」
女戦士「あっ、新アイテム!」
商人「どれだけいるんや?」
勇者「箱ごと、いっぱい」
商人「それも倉庫に在庫があんな」
勇者「白アリ駆除の薬は?」
商人「どっちの方や?」
勇者「もちろんヤバい方」
商人「もちろんあるでw」
勇者「じゃあ、とりあえずそんだけ用意して」
商人「ん、わかったわー、いくらになるかなー」パチパチ ← そろばん
勇者「必要経費だから、今回のは王宮に請求してくれ、だから値引きはしなくても良いぞw」
女戦士「国に払わすんだったら、割増で請求・」
商人「破っ!」ドスッ ← ボディーブロー
女戦士「げはぁ!」ゴホゴホ
商人「あほ、商売は信用が第一や!」キリリッ
竜姫「なるほど、勉強になるなぁ」← 社会勉強中
-
- 60 : 2015/09/28(月) 01:31:52 :
- ~勇者国 王都~
兵士「輸送部隊から3名、給食部隊から2名、勇者様の要請で派遣されて来ました」ケイレイ
勇者「ご苦労さん、じゃあ、輸送部隊の人は荷馬車を用意して、商店街の道具屋から荷物を運んでくるのと、王宮の酒蔵から酒をもらってくるのと、食料庫から食料運ぶのとに手分けして当たって」
兵士「酒蔵から酒を?」
勇者「一番安いので良いから何樽かもらってきて」
兵士「わかりました」
勇者「給食部隊の人は、このリストの食材を用意して来て」つ『リスト』ピラッ
女兵士「うーんと、米、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、肉?」
町娘「あっ、カレーライスだw」
勇者「ピンポーン!」
女戦士「カレー?」
スライム娘「?」ウニョ?
~国境の砦付近~
女戦士「あほ爆弾はこんな感じで良いのー?」マゼマゼ
勇者「今回のは更にANFO爆弾の外側に釘を箱ごとくくりつける」
女戦士「え゛?」マゼマゼ
勇者「ANFO爆弾の爆発力で、何千本の釘が音速を超えるスピードで周囲に飛び散る」ニヤリ
女戦士「き、凶悪・・・」ガクガク
おんなせんしは『たる爆弾』のわざをおぼえた!
女戦士「こんなん覚えたくないわー!」
グツグツ
女兵士「勇者様、ご飯は炊けました!」
勇者「じゃあ、少し冷めたら荷馬車に積んで」
女兵士「了解しました!」
勇者「カレーはどうかな?」
グツグツ
町娘「こっちも出来てます」マゼマゼ
竜姫「スゴい良い匂い~♪」ダラダラ ← ヨダレ
勇者「女兵士のとこ行って、ご飯もらって来な」
竜姫「わーい♪」テテテッ
竜姫「もらって来た~♪」デデデッ
町娘「はい、カレーかけたげるねー」ドバッ
竜姫「うみゃい///」モシャモシャ
勇者「んじゃ、秘密のお薬投入」バサッ
町娘「なんか、もったいないですねー」マゼマゼ
女戦士「お腹減ったー、アタシもカレー食べたい///」
勇者「猛毒入れちゃったけど、良かったら食べる?」
女戦士「(泣)」シクシク
-
- 61 : 2015/09/28(月) 02:08:27 :
- スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「スラちゃん、今回はスライム軍団の編成はこんな風に・・・」ガリガリ ← 地面に図を描いてる
スライム娘「///」コクコク
勇者「城壁の崩れた所と城門前に軍団を配置して・・・」
女兵士「勇者様、荷馬車にカレーを積み終わりました!」ケイレイ
勇者「ん、そんじゃ、二人とも服脱いで」
女兵士A「えっ、そんな、こんな昼間っから///」アセアセ
女兵士B「勇者様、そういうのは二人きりの時にこっそり///」ポッ
スライム娘「(怒)」ギューッ ← ツネってます
勇者「スラちゃん、痛い、痛い! 君らもそう言う意味と違うから・・・」
女戦士「こう言う事ですか」← 女兵士の制服
町娘「私、サイズ合ってない・・・」ブカブカー
女戦士「アタシも・・・」ピチピチー
勇者「二人とも制服が似合わないなーw」← 兵士の制服
竜姫「勇者殿は何を着ても様になるの///」ニカニカ
スライム娘「///」ゴニョゴニョ
勇者「いや、スラちゃん、兵隊さんは借り物だし、危険な目に遭わせる訳にはいかない」キリリッ
女戦士「アタシは危険でも良いのか?」
町娘「もしかして、私も『仲間』と認めてもらえてる?」ジーン
勇者「それじゃ、『マヌケな兵士のフリして魔王軍にカレーを奪われる作戦』開始!」
女戦士「そのまんまじゃん!」
町娘「無駄に長い作戦名・・・」
スライム娘「///」コクコク
-
- 62 : 2015/09/28(月) 02:28:00 :
- 荷馬車「」パカパカ ゴトゴト
トロル「うらぁ!」ズサッ
まもののむれがあらわれた!
ボストロール×1 トロル×3
町娘「うわー、魔物だー(棒」
女戦士「ヤバい、殺されるー(棒」
勇者「下手な芝居してないで、早く馬に乗れ!」ブチッ ブチッ ← 馬を馬車につないでる綱を斬ってる
町娘「きゃっ」ドサッ
女戦士「わわっ」ドサッ
勇者「しっかり掴まれ!」パカラッ パカラッ パカラッ
ボストロール「逃がすな、追えー!」
パカラッ パカラッ
ボストロール「何が積んであるんだ?」バサッ
酒樽「」プーン
ボストロール「おほっ、酒だ///」
トロルA「おおっ、酒だ!」
トロルB「ラッキー♪」
ボストロール「お前ら、逃げた兵隊追いかけろ!」
トロルC「いやだ、酒飲みたい///」
~国境の砦~
キングトロール「なにっ、王国軍の荷馬車を奪ったと?」
ボストロール「へいっ」
キングトロール「何が積んであったのだ?」
ボストロール「食い物と酒でした///」
キングトロール「むむっ、毒でも入ってるんじゃないのか?」
ボストロール「でも、大丈夫でしたよ///」← 酒飲んだ
キングトロール「酒、飲んだのか?」ジトー
ボストロール「い、いや、ちょっと毒味しただけで・・・」アセアセ
キングトロール「食い物は?」
ボストロール「今、温めてます」
キングトロール「温める?」
グツグツ
トロルA「あー、良い匂いだなー」
トロルB「腹減った、もう良いだろ?」
トロルC「こんなもんで良いかな~」マゼマゼ
トロルD「早く食わせろー!」
トロルE「もう、我慢出来ーん!」
※表現しきれてませんが、カレー待ちのトロルはもっとたくさんいます
-
- 63 : 2015/09/28(月) 02:41:49 :
- 町娘「でも、なんでカレーなんですか?」
勇者「カレーのスパイスの香りや味で毒物の混入を誤魔化してるんだ、無味無臭の毒物でも風味が変わったりするから」
町娘「なーる」
女戦士「でも、毒味とかされたら終わりなんじゃ?」
勇者「だから油断させるために酒には毒を入れてない」
女戦士「そっか、酒はすぐ飲めるか・・・」
勇者「カレーに入れた毒物も青酸カリみたいな即効性のあるヤツじゃなく、ジワジワ効いてくる遅効性の・・・」クックックッ
女戦士「うわー、悪辣~」
おんなせんしは『毒入りカレー』のわざをおぼえた!
女戦士「だから、なんでそんな技ばかりなの~」トホホ
勇者「そろそろ良いかな、爆撃隊出動!」
竜姫「あい!」ケイレイ!
~国境の砦~
トロルA「美味い!」モシャモシャ
トロルB「うめーなー///」モキュモキュ
トロルC「でも、なんか舌がピリピリしねー?」
トロルD「スパイスが効いてんだろ」モグモグ
トロルE「・・・」ジー
トロルF「どうしたんだ?」
トロル E「大丈夫そうだから食お♪///」パクッ
トロルG「あー、こいつ仲間に毒味させてやがった」
トロルE「慎重なだけなのだよ」フフン ← でも毒入ってる
キングトロール「確かに毒は入ってないな」ゴクゴク ← 酒
ボストロール「でしょう///」ゴクゴク
キングトロール「おまーは、飲むな!」ゴクゴク
ボストロール「そんなぁ」ショボーン
トロルH「キングトロール様、大変です!」ドタドタ
キングトロール「どうした、騒がしい!」グビグビ
トロルH「敵から奪ったカレー食ってた連中がバタバタ倒れて・・・」
キングトロール「!」ブーッ ← 酒吹いた!
ボストロール「うわっ、汚なっ!」ベタベタ
キングトロール「や、やっぱり毒入りじゃないか!」
ボストロール「あ゛!」
-
- 64 : 2015/09/28(月) 07:09:43 :
- トロルA「」チーン
トロルB「」ピクピク
トロルC「」ブクブク
※作者の表現がつたないのでわかりにくいですが、大勢のトロルが毒入りカレーで倒れてます
ボストロール「こ、これは・・・(汗)」
キングトロール「やはり罠だ、食い物に毒を入れられたな!」
トロルI「キングトロール様ー、大変です!」ドタドタ
キングトロール「またか、今度はなんだ?」
トロルI「砦の上空に巨大なドラゴンが現れました!」
キングトロール「なにっ、魔王軍にはドラゴンなぞおらんぞ?」
ボストロール「な、なんでドラゴンがこんな所に?」
~国境の砦の上空~
竜姫(ドラゴン形態)「えーと、勇者殿の作戦だと『マヌケな面下げたトロルが上空を見上げながらワラワラ集まって来たら』・・・投下!」ポイッ⌒○
ヒュウウウ
竜姫「急速離脱!」バッサ バッサ バッサ
~国境の砦~
ヒュウウウ
トロルI「ドラゴンが何か落とした!」
キングトロール「なんだあれは?」
ボストロール「ゴミのポイ捨て?」
ヒュウウウ ドスッ ドカーン! ビシビシビシ!!
たるばくだんがさくれつした!
ごすんくぎのこうげき!
トロルI「ぐはっ!」ズタズタ
トロルIをたおした!
ボストロール「げはぁ!」ズタズタ
ボストロールをたおした!
キングトロール「ぐぼぁ!」ボタボタ
キングトロールに大ダメージ!
-
- 65 : 2015/09/28(月) 07:58:33 :
- 竜姫(ドラゴン形態)「勇者殿~、落として来た~♪」バッサ バッサ
勇者「よし、スライム軍団ファイアスライム隊は城壁の崩れた場所から突入、トロルの生き残りを焼き払え!」
ファイアスライム隊「!」ピキー!
勇者「残りは俺と正面だ!」
スライム娘「!」ピキー!
町娘「勇者様、私も行きます!///」
勇者「うーん、これなら町娘ちゃんでも使えるかな」ハイッ
町娘「ええ、クロスボウなら!///」ガシッ
勇者「スラちゃん、城門を開けてくれる?」
スライム娘「///」ウニョーン ズルズル
女戦士「あっ、変形して扉の下くぐった!」
城門「」ギィーッ
勇者「スラちゃん、あんがと」スタスタ
スライム娘「///」エヘン!
トロルI「」チーン
トロルH「」チーン
ボストロール「」チーン
※描写するのが面倒なので各自で、数百体のトロルが五寸釘でズタズタになってる情景を想像して下さい
女戦士「うあっ、死屍累々!」
町娘「さすが勇者様の本気!」
竜姫「ひぇー、スゴい威力!」
キングトロール「ぎざまらー!」ドクドク
キングトロールがあらわれた!
女戦士「い、生き残りだ!」ガクガク
町娘「えいっ!」ピュン
まちむすめのこうげき!
キングトロール「!」プスッ
キングトロールに3のダメージ!
町娘「しょぼっ!」
キングトロール「皆殺じにじでやるー!」ガアア
女戦士「ひいい!」ガクブル
勇者「『ギガディン』!」バリバリー
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
キングトロール「おごぁっ!」ピシャーン!
キングトロール「」ズシーン コゲコゲ
キングトロールをたおした!
女戦士「ゆ、ゆ、ゆ、勇者くん、ま、ま、ま、まほー!」ガクガク
町娘「勇者様!」ビックラ!
勇者「今回は本気出すって言ったろ」ニカッ
スライム娘「///」ポッ ← 惚れなおした
竜姫「勇者殿、かっくいー///」
町娘「もう、抱かれても良い///」ポォーッ ← 完全に惚れた
女戦士「あ、あかん、アタシも惚れた・・・///」フラフラ~ ← 堕ちた
-
- 66 : 2015/09/28(月) 12:28:37 :
- トロルぐんだんはぜんめつした!
ゆうしゃはこっきょうのとりでをてにいれた!
勇者「本気になったテロリストなめんな!」フンス!
女戦士「テロリストじゃなくて『勇者』!」
勇者「スライム軍団第2大隊で砦の守備をする、スライムナイトお前が指揮をとれ!」
スライムナイト「!」ウニョ!
勇者「まず崩れた城壁の修復を優先しろ」
スライムナイト「///」ゴニョゴニョ
勇者「トロルの死骸を養分にしていいけど、毒で死んだヤツは危ないぞ」
スライムナイト「///」ゴニョゴニョ
勇者「えっ、毒で死んだヤツをバブルスライム達が狙ってる?」
女戦士「毒をもって毒を制す?」
町娘「いや、毒を取り込んで更に猛毒になりたいんじゃ?」
スライム娘「///」コクコク
竜姫「猛毒バブルスライム!」コワー
~魔王城~
側近「魔王様」
魔王「なんだ?」
側近「四天王のキングトロールが殺られました」
魔王「なにっ、キングトロールが・・・アイツは勇者国の砦を占領したのではなかったのか?」
側近「キングトロールは『勇者』に殺られ、トロル軍団も全滅、砦も奪い返されました」
魔王「キングトロールはアホみたいに頑丈なヤツなのに、どの『勇者』が殺ったのだ?」
側近「どの、と言いますと・・・」
魔王「『勇者』が大勢いすぎてわからん」3000ニンモ
側近「えーと、大学出で頭が良くてー、ちょっとイケメンでー、少しあたしのタイプな『勇者』です///」モジモジ ← 側近ちゃんは女の子です
魔王「お前の好みだからって、どいつかわかるか!」
側近「じゃあ、テロリストみたいな・・・」
魔王「あっ、どいつの事かわかった!」
-
- 67 : 2015/09/28(月) 16:03:16 :
- ~国境の砦~
町娘「スライム娘さん、お願いします」ドゲザッ
スライム娘「」プイッ
町娘「どうか、どうかぁー」ドゲザッ
スライム娘「」ツーン
勇者「何やってんの?」
女戦士「勇者くんの事一晩貸してって懇願中」
勇者「レンタルか・・・」
町娘「どーしても、勇者様の子供が欲しいんです~(涙)」ウルウル
勇者「子供って・・・(汗)」
町娘「一晩あれば、ものすごく頑張って絶対に受胎して見せますから~」ドゲザッ
女戦士「いや、それ怖い~」
勇者「町娘ちゃん、もしスラちゃんがOKしても、俺は未成年とは・・・」インコーダシ
町娘「勇者様、私もうすぐ18になりますから、条例とかも大丈夫です!///」
勇者「あっ、18才以上なら・・・」セーフ!
スライム娘「(怒)」ギュッギューッ ← おもいっきりツネる
勇者「スラちゃん、痛い、いつもより痛い(泣)」ヒリヒリ
女戦士「アタシも勇者くんの事貸して欲しいなー///」
勇者「まさか、おまーも俺の子が欲しいのか?」タラー
女戦士「いや、勇者くんと愛欲の日々に溺れたい///」ムフフ
勇者「アホ」
スライム娘「(怒)」ペシッ
女戦士「いてっ!」← スラちゃんに頭はたかれた
~西の城~
勇者「『イオナズン』!」ドーン!
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
まもののむれをやっつけた!
勇者「もうMPの残りが少ししか・・・(汗)」タラー
黒騎士「ふはは、もう一押しだ、一気に落としてしまえ!」
魔王軍「」ズンズンズン
兵士「勇者様、新手の敵が!」ガクガク
勇者「くっ、なんて数だ!」ハアハア
バッサ バッサ バッサ
兵士「ど、ドラゴンだ!」ヒイイ
勇者「なにっ、この不利な状況でドラゴンまで・・・」アセアセ
???「とうっ!」ヒラッ
勇者「あっ!」
女戦士「痛っ、お尻打ったー!」ポテッ
兵士「な、なんか変な女が空から降ってきた!」
女戦士「ひーん、アタシの可愛いお尻にアザが~(泣)」ヒリヒリ
勇者「お、お前は?」
女戦士「あっ、城を守ってる皆さん、危ないんで城壁の陰に隠れて下さい!」
勇者「えっ?」
女戦士「たる爆弾が爆発した時に城壁から顔を出してたら五寸釘の流れ弾をくらいますよ!」
勇者「た、たる爆弾?」キョトーン
竜姫(ドラゴン形態)「」⌒○ ポイッ
女戦士「わっ、みんな伏せてー!」フセッ
勇者「?」フセッ
ドカーン! ビシビシビシ!
~魔王軍~
ガイコツ剣士「がっ!」バラバラ~
地獄の騎士「げぼぁ!」ズタズタ
デュラハーン「おふぅ!」ドスドスッ
黒騎士「くそっ、我が軍団が・・・この悪辣な手口は『テロリストの勇者』だな!」
~西の城~
女戦士「半分くらいは吹っ飛ばしたかな~?」
勇者「あの大軍が半分になったらところで・・・」
女戦士「大丈夫、残りも『勇者』が片付けるから!」
勇者「えっ?」オレガユーシャダゾ?
-
- 68 : 2015/09/29(火) 04:48:34 :
- スライム軍団「」ズンズンズン
勇者「ほら、黒騎士の軍勢の後ろから新手の魔物が!」
女戦士「あー、あれ味方だから」
勇者「味方?」
~スライム軍団~
ファイアスライム隊「」ゴオオオオー
ファイアスライムははげしいほのおをはいた!
ガイコツ剣士「ぎゃー!」コゲコゲ
アシッドスライム隊「」ビューッ
アシッドスライムはきょうさんをはいた!
キラーマシン「ガガガ!」ジュウウウ
ハイパーバブルスライム隊「」ピュー
ハイパーバブルスライムはもうどくをはいた!
地獄の騎士「げぼぁ!」ドクドク
ガイコツ剣士「黒騎士様、後方から敵が!」
黒騎士「くそっ、反撃しろ!」
デュラハーンのこうげき! ブンッ バキッ
キングスライム「(痛)!」ポヨン
キングスライムにダメージ!
ホイミスライム隊「『ホイミ』!」パアッ
ホイミスライムはじゅもんをとなえた!
キングスライムのHPがかいふくした!
黒騎士「くっ、なんて数だ!」
~西の城~
勇者「魔物同士が戦ってる?」キョトーン
女戦士「うちの『勇者』は『スライム使い』だからw」
勇者「うちの『勇者』?」
女戦士「別名、『数の暴力の使い手』とも呼ばれてる」キリリッ
スライム軍団「」ズンズンズン
地獄の騎士「黒騎士様、このままではスライムどもと城の挟み撃ちになってしまいます!」
ガイコツ剣士「スライムの軍勢は我々の何倍も・・・」
黒騎士「くそっ、スライムどもを突破して一旦後退する、俺に続け!」
~西の城~
女戦士「あっ、敵がスライム軍団に斬り込んで行く」
勇者「突破されるぞ!」
女戦士「突破されたりしないよ」
勇者「魔王軍四天王の黒騎士相手にいくら数が多くてもスライムでは歯が立たない・・・」
ピシャーン ドカーン!
勇者「えっ?」
黒騎士「」コゲコゲ バッタリ
女戦士「あの軍勢の中にはうちの『勇者』がいるんだから、四天王がいようが通さないよ」
-
- 69 : 2015/09/29(火) 05:08:57 :
- ~西の城~
女戦士「おーい」フリフリ
勇者「なんとか間に合ったようだな」スタスタ ← テロリストの方
スライム娘「///」コクコク
兵士「勇者様、おかげさまで助かりました」
勇者「この前、脅しといたから、ちゃんと王都から増援も送ったようだな」
兵士「はっ、しかし、負傷者がかなり出て・・・」
勇者「衛生兵、負傷者の手当を!」
ホイミスライム隊「」ウニョウニョウニョ ← 衛生兵
竜姫「勇者殿~、わらわの爆撃はどうだった?」テテテッ
勇者「完璧だったぞ」ナデナデ
竜姫「むふふ///」テレテレ
町娘「勇者様~、炊き出しは何が良いですかー?」
勇者「毒カレー以外w」
町娘「もうっ、じゃあ豚汁にしますねー」テテテッ
勇者?「おい、お前も光の神の加護を受けた『勇者』か?」ズイッ
女戦士「勇者くーん、この娘、城守ってたのー」
勇者「『勇者』の生き残りか・・・まさか女の子とは思わなかったよ」
女勇者「オレは『爆炎の勇者』だ」
勇者「よく今まで生き延びたな」
女勇者「お前、加護を受けた『勇者』のクセになんでそんな魔物と一緒にいる!」ビシッ → スライム娘
勇者「うーん、可愛いから」アッサリ
スライム娘「///」テレテレ
女勇者「え゛?」
勇者「それに、スゴいテクニックの持ち主だし///」
スライム娘「///」ポッ
女勇者「・・・」ポカーン
女戦士「こーゆー人なんです・・・」
-
- 70 : 2015/09/29(火) 06:43:25 :
- 勇者「ん、おまー、傷だらけだな、MPも残ってないんだろ、おーい、衛生兵!」
ホイミスライム「」ウニョ
女勇者「待て、オレは魔物なんかに回復呪文をかけられたくない!」
ホイミスライム「(悲)」ショボーン
勇者「人種差別は良くないな」
女勇者「人じゃないだろ!」
勇者「可愛い顔にキズが残ったら嫁に行けなくなるぞw」
女勇者「なっ!///」カァーッ
勇者「『ベホマ』!」パアア
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
おんなゆうしゃのHPがかいふくした!
女勇者「お前、最上級の回復呪文を・・・」
女戦士「うあっ、勇者くんが回復呪文使うの初めて見た!」
竜姫「そーいえばそうじゃな」
スライム娘「///」コクコク
町娘「く、悔しい、私もかけて欲しい!」
女勇者「な、なんだ、なんだ?」
勇者「なんだ俺が回復呪文使うのそんなに珍しいか?」
女戦士「だって初めて見たもん」
勇者「そーだっけ?」
スライム娘「///」コクコク
女勇者「お前、な、なんでオレにだけ回復呪文を///」ドキドキ
勇者「いや、今までうちのパーティーあんまり怪我人出た事なかったから」ヘラヘラ
女勇者「」コケッ
竜姫「勇者殿ー、町娘姉ちゃんを止めてー!」アセアセ
スライム娘「!」ギュッ ギューッ
町娘「ぐぬぬ、放せー!」ギリギリ
勇者「何してんの?」
女戦士「勇者くんに回復呪文かけて欲しいから自分で自分を斬ろうとしてんのよ」ギューッ
勇者「自傷行為はやめて下さい・・・」
女勇者「なんだこのパーティー?」
-
- 71 : 2015/09/29(火) 07:53:13 :
- 勇者「炊き出しの豚汁が旨い」ズルズル
町娘「おにぎりもありますよ~」ニコニコ
女勇者「(なんで普通の女の子がパーティにいるんだ?)」ジトー
竜姫「うまうま///」モシャモシャ
町娘「いっぱい食べてねー」ニコニコ
竜姫「うんっ///」ピコピコ
女勇者「(尻尾はえてる、人間・・・じゃないよな)」タラー
勇者「いやー、町娘ちゃん美味しいよ」ニコニコ
町娘「でも、今度私にも『ベホマ』かけて下さいね||||」ドヨーン
勇者「ぶっ!」ゲヘッゴホッ ← 汁が気管に入った
スライム娘「(困)」サスサス
女勇者「(この娘も人間じゃない・・・)」ジロジロ
女戦士「女勇者ちゃんも食べなよー」モグモグ
女勇者「」プイッ
勇者「嫌われちゃったかな?」
女勇者「」ツーン
女戦士「ツンデレなんじゃない?」
町娘「勇者様は少しくらい女の子から嫌われた方が・・・||||」ドヨーン
~魔王城~
側近「魔王様、黒騎士が殺られました」
魔王「なにっ」
側近「西の城と『爆炎の女勇者』をあと一歩というところまで追いつめたのですが・・・」
魔王「まさか、魔王軍一の剣の使い手の黒騎士が『爆炎の女勇者』に敗れたと言うのか!」
側近「いえ、黒騎士を倒したのは『テロリストの勇者』です、黒騎士が率いていた軍も壊滅しました」
魔王「ぐぬぬ、またヤツか・・・」
側近「いかがいたしましょう?」
魔王「『テロリスト』はどうしている?」
側近「西の城の防備を強化しているようです」
魔王「魔獣の軍団を差し向けろ、西の城をヤツの墓場にするのだ!」
-
- 72 : 2015/09/29(火) 13:07:05 :
- ~西の城~
女戦士「勇者くーん、あほ爆弾はこんな感じで良い~?」マゼマゼ
勇者「今度のは五寸釘の箱を外側に縛りつけないで、蓋の上につけて」
女戦士「また、なんか新しい作戦?」
勇者「まあな・・・ちょっと、何人か連れて近所の農家からもっとたくさん化学肥料を集めてきてくれないか」
兵士「はっ、かしこまりました」
女勇者「」ウロウロ
勇者「ヒマそうだなw」
女勇者「敵が来ないからな」ツーン
勇者「町娘の炊き出しの手伝いでもするか?」
女勇者「オレは料理なんかできねー」プイッ
勇者「じゃあ、城の外で落とし穴掘ってんのを手伝ってくれないか?」
女勇者「オレに穴堀りをさせようってのか?」
勇者「いや、スライムが掘った穴に先を尖らせた竹を植えてくれない?」
女勇者「き、凶悪!」ガクガク
バッサ バッサ バッサ
女勇者「あっ、爆弾落としたドラゴン!」
竜姫(ドラゴン形態)「勇者殿ー!」バッサ バッサ
女勇者「え゛?」アノコエハ?
ポンッ ← 変身!
竜姫「ただいまー、お腹減った~」シュタッ
女勇者「!」カクン
勇者「どうだった?」
竜姫「今のところ、魔王軍の姿は見えないよー」
勇者「そうか、ご苦労さん、町娘に何か食べる物作ってもらおう」
竜姫「んー、行こ行こ!」ニカニカ
勇者「ん、おまーどしたんだ、そんなとこに座り込んで?」
女勇者「ひ、ひえ、なんれもありまひぇん・・・」ヘタッ ← びっくりして腰抜けた
-
- 73 : 2015/09/29(火) 17:57:46 :
- ~西の城~
バッサ バッサ バッサ
竜姫(ドラゴン形態)「勇者殿ー、魔王軍きたー!」バッサ バッサ
勇者「やはり、西から来たか・・・」
スライム娘「///」コクコク
女勇者「くっ」ブルッ
勇者「・・・」チラッ
スライム娘「///」チラッ
女勇者「む、武者ぶるいだ!///」
勇者「なんも言ってないよ」
スライム娘「///」プルプル
女勇者「むー」
ポンッ ← 変身!
竜姫「ただいまー」シュタッ
勇者「ちゃんと魔王軍の進路にある水場に毒放り込んでくれた?」
竜姫「3箇所ほどあったから、全部放り込んできたよー」
勇者「よーし、よくやった」
スライム娘「///」ナデナデ
竜姫「///」エヘヘ
女勇者「ちょっと待て、お前らー!」ガー!
勇者「どした?」
スライム娘「?」キョトン
竜姫「なんじゃ?」
女勇者「み、水場に毒?」ワナワナ
勇者「あっ、環境に優しい天然成分のヤツだから・・・」
スライム娘「///」コクコク
女勇者「環境に優しい天然成分・・・」プルプル
竜姫「どーしたのじゃ?」
女勇者「おまー、『勇者』なのに毒とか卑怯な手を使うなよ~」
勇者「卑怯だろうとなんだろうと、敵を一体でも減らせれば味方の危険が減る」
女勇者「うっ」
勇者「正々堂々と戦って味方を危険にさらすより、卑怯な手を使ってでも味方の安全を確保する方を俺は選ぶ!」
女勇者「し、しかし・・・」
勇者「どちらが正しいとかじゃない、俺はそういう男なだけだ」キリリッ
スライム娘「///」ポッ スリスリ
竜姫「えへへー///」ピトッ
女勇者「なんか・・・ズルい」ボソッ
勇者「なにが?」
女勇者「なんか、オレが間違ってるみてーじゃねーか!」キーッ
勇者「お前は間違ってない、俺が悪辣で卑怯なヤツなだけだ」ニカッ
女勇者「やっぱ、ズルい!」ブー
~水場~
オーク「ぐはぁ!」バタッ
キラーパンサー「」ピクピク ブクブク
キラーエイプ「水場に毒をまきやがった、なんて悪辣なヤツだ!」ガクガク
-
- 74 : 2015/09/29(火) 19:34:09 :
- ~西の城~
勇者「今回は魔獣の軍勢か・・・」← 双眼鏡
女戦士「ねー、ねー、見せて、見せて~///」ウロウロ
オークキング「突撃、一気に城を落とせー!」
ドドドドド
勇者「えーと、姫ちゃん、1番と3番点火」
竜姫「あい」カチッ
ゆうしゃは『たいじんじらい』をつかった!
ドカーン! ドカーン!
キラーエイプ「ぎゃあああー!」ズタズタ
ゴートドン「ぐわー!」バラバラ
まじゅうぐんだんにダメージ!
女勇者「おおっ!」スゴイ
勇者「次は4番いこうか」
竜姫「あい」カチッ
ドカーン!
キラーパンサー「があぁ!」ビチャッ
女戦士「アタシにやらせて、やらせて~///」ウロウロ
竜姫「やだ」
女戦士「やらせてよー(泣)」
勇者「6番と8番」
竜姫「あい」カチッ
ドカーン! ドカーン!
オークキング「怯むな、城の近くなら爆弾はないはずだ、突撃ー!」
ドドドドド
ボソッ! ザシュ ザシュ ザシュ
まじゅうぐんだんはおとしあなにおちた!
おとしあなにはするどいくいがうえてある!
キラーエイプ「ぐはぁ!」ブッスリ
オーク「お、落とし穴まで・・・」ピクピク
まじゅうぐんだんにダメージ!
女勇者「敵が城に全然来ない・・・」ヒマー
勇者「10番点火」
竜姫「あい」カチッ
ドカーン!
キラーパンサー「げふっ!」ズタズタ
女戦士「あそこは点火しないの?」
勇者「ん?」
猫娘「にゃー!」(^・ω・^ )∫ テテテッ
勇者「あそこは可愛いから爆破しない///」ポッ
スライム娘「(怒)」ギューッ ← もちろんツネります
勇者「スラちゃん、痛い、痛い!」
女勇者「なに、この緊張感のなさ?」
ドドドドド
勇者「先頭が地雷原を抜けたぞ、射てっ!」
兵士「それっ!」キリキリ ピュン
町娘「とうっ!」ピュン
ピュン ピュンピュン
キラーエイプ「ぐあっ!」プスプス
キラーパンサー「がっ!」ブスッ
勇者「スラちゃん、スライム隊も攻撃開始!」
スライム娘「(攻)」ピキー!
スライムぐんだんのこうげき!
アシッドスライム「」ピューッ ピューッ ← 強酸
オーク「ぎゃあああっ!」ジューッ
ファイアースライム「」ゴオオオオ
とらおとこ「ぐあっ!」コゲコゲ
まじゅうぐんだんにダメージ!
-
- 75 : 2015/09/30(水) 05:54:55 :
- 猫娘「みゃー(泣)」(^;∀;^)∫ ウロウロ
勇者「あっちには射つな、可愛いから///」
スライム娘「(怒)」ペチッ
勇者「いてっ!」
竜姫「勇者殿~」
勇者「12番から16番まで点火」
竜姫「あい」カチッ
ドカーン! ドカーン! ドカーン! ドカーン! ドカーン!
魔獣軍団「ぎゃあああっ!」ズタズタ
勇者「だいぶ数を減らしたかな?」
スライム娘「///」コクコク
女勇者「」ポカーン
勇者「なに呆けてるんだ、城壁にたどり着いたヤツを攻撃しろよ」
女勇者「あっ、『イオナズン』!」
おんなゆうしゃはじゅもんをとなえた!
ズドーン
暴れ牛鳥「がっ!」コゲコゲ
キラーパンサー「げはっ!」コゲコゲ
まじゅうぐんだんにダメージ!
女戦士「んぎぎっ、そりゃっ!」⌒○ ポイッ ← 岩
オーク「ぐえっ!」ゴシャッ
勇者「よし、城門を開けて突撃隊を出せ!」
スライム軍団突撃隊「」ドドド ウニョウニョ
魔獣軍団「ぎゃあああー!」バタバタ
勇者「ふはははは、圧倒的じゃないか、我が軍は!」フンス
女勇者「やっぱり、悪役っぽい・・・(汗)」
-
- 76 : 2015/09/30(水) 09:51:40 :
- オークキング「おどれえ!」ドカッ バキッ
キングスライム「(痛)」ポヨン
スライムベホマズン「(苦)」ボテッ
勇者「アイツが親玉だ!」
女勇者「!」チラッ
勇者「どーぞ、どーぞ」
女勇者「お前は手を出すなよ!」ダッ!
オークキング「むっ、『爆炎の女勇者』か!」
女勇者「オレが相手だ!」
勇者「女の子がオレって言っちゃいけないよな」ボソボソ
スライム娘「///」コクコク
女勇者「うるさい!」
オークキング「魔王軍四天王最強のオークキング様の・」
勇者「『バイキルト』、『スクルト』!」パアア
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
おんなゆうしゃのこうげきりょくがあがった!
おんなゆうしゃのしゅびりょくがあがった!
女勇者「手を出すな!」
勇者「手は出してないよなー」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「へりくつw」
オークキング「このオークキング様が血祭り・」
勇者「『ピオリム』、『フバーハ』!」パアア
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
おんなゆうしゃのすばやさがあがった!
おんなゆうしゃはやさしいひかりのころもにつつまれた!
女勇者「邪魔すんな!」
勇者「邪魔してないよな?」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「邪魔はしてないけどw」
女勇者「オレに呪文かけんなー!」
オークキング「話を聞けー!」
勇者「『ルカニ』、『ボミオス』!」パアア
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
オークキングのしゅびりょくがさがった!
オークキングのすばやさがさがった!
女勇者「呪文かけんなってんだろー!」
勇者「女勇者にはかけてないよな?」
スライム娘「///」コクコク
女戦士「いやがらせだw」
-
- 77 : 2015/09/30(水) 11:41:50 :
- オークキング「無視すんなー!」ブンッ
オークキングのこうげき!
女勇者「がふっ!」ボタボタ
おんなゆうしゃにダメージ!
竜姫「ああっ!」
女戦士「女勇者が!」
勇者「『ベホマ』!」パアア
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
おんなゆうしゃのHPがかいふくした!
勇者「あっ、ゴメン、呪文かけちゃった」
女勇者「いや、回復呪文はどんどんかけてくれていい///」
女戦士「おいおい!」
竜姫「ちゃっかりしとるの・・・」
スライム娘「///」コクコク
女勇者「どりゃっ!」ブンッ
おんなゆうしゃのこうげき!
オークキング「げぼぁ!」ザシュッ
オークキングにダメージ!
オークキング「うらぁ!」ブンッ
オークキングのこうげき!
女勇者「おふぅ!」ドクドク
おんなゆうしゃにダメージ!
勇者「『ベホマ』!」パアア
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
おんなゆうしゃのHPがかいふくした!
女勇者「」チラッ
勇者「ん、なに?」
女勇者「ありがと///」テレッ
女戦士「おおっ、デレた?」
おんなゆうしゃのこうげき!
オークキングのこうげき!
ゆうしゃはじゅもんをとなえた!
※この繰り返しが何回か続きますが省略
オークキング「ぐはぁ!」バタッ
女勇者「とどめだ!」ザクッ
おんなゆうしゃのこうげき!
オークキングをたおした!
まもののむれをやっつけた!
おんなゆうしゃがなかまになった!
-
- 78 : 2015/09/30(水) 15:56:52 :
- 猫娘「こ、降伏します~(泣)」(^。>д<^) ガクガク ブルブル
勇者「いいよ、可愛いから///」デレーッ
スライム娘「(怒)」ペチッ
~魔王城~
側近「魔王様」
魔王「西の城は落ちたか?」
側近「魔獣軍団が全滅しました・・・」
魔王「なにぃ!」
側近「四天王のオークキングも討死しました」
魔王「オークキングが殺られただと!」
側近「『爆炎の女勇者』との一騎討ちに敗れたようです」
魔王「なんだと、あんな小娘にオークキングが敗れるなど有り得ん!」
側近「『テロリスト』が補助魔法や回復魔法で『爆炎の女勇者』を援護して・・・」
魔王「また『テロリスト』の仕業か!」
側近「はっ、ヤツさえいなければ・・・」
魔王「『テロリストの勇者』をなんとか始末せねば・・・魔王軍の戦力をヤツにズタズタにされてしまって世界征服どころの話ではないぞ」
側近「ヤツの弱点や弱味がわかれば・・・」
魔王「側近、貴様人間に化けて王都に潜入して、『テロリストの勇者』の弱点を探ってまいれ!」
側近「え゛っ、あたしがですか?」
魔王「幸い、貴様は人間とほとんど見かけが変わらん、他の魔物ではそうはいかんからな」
側近「あ、あたし人間の国なんかに行くの初めてなんですけど・・・」ドキドキ
魔王「なんだ、わしの命令に何か不満でもあるのか?」ゴゴゴゴゴ
側近「行きます、行きますから、そんな凄まないで下さい(泣)」
-
- 79 : 2015/09/30(水) 16:14:54 :
- ~勇者国 王都~
側近「へ、変装、こんな感じで大丈夫かな?///」ドキドキ
町の男「」チラッ
町の女「」チラッ
町のじじい「」ジーッ
側近「な、なんかスゴい見られてる、もっと帽子深くかぶって長い耳を隠さなきゃ」アセアセ ← ダークエルフさんなんです
町の男子中学生「(スゴい美人のお姉さんだ~♪)///」チラッ
町の女子高生「(うあっ、なにこの女ムカつく!)」チラッ
側近「ひーん、まだスゴい見られてる~」
※ダークエルフは美人さんが多いのです
側近「と、とにかく、さっさと『勇者』の情報を集めて脱出しよう」ソソクサ
~勇者国 王都 繁華街~
???「えっ、勇者の事を知ってるかって?」
側近「いや、あんまり知らなかったら別にいいんですけど・・・」
???「よく知ってるよ、オレ小学生の時からのダチだから」
側近「いきなりヒット!」ホクホク
勇者のダチ「何を知りたいの?」
側近「えーと、勇者の苦手なものとか・・・」
勇者のダチ「アイツさー、納豆食えないんだよなー」ヘラヘラ
側近「納豆?」
勇者のダチ「臭いし、糸ひいてるし、腐ってるーってwww」
側近「いや、そーいうんじゃなくて、弱点的なものとかを・・・」タラー
勇者のダチ「そーだなー、アイツの弱点は・・・女だな!」キッパリ
側近「女?」キョトン
勇者「アイツ結婚したら、絶対に嫁の尻に敷かれるタイプだぜー」ギャハハハー
側近「うーん、苦手なものは納豆で、弱点は嫁・・・いきなりヒットと思ったけど、この情報はあんまり役に立たないなー」トホホ
~勇者国 王都 商店街~
道具屋『勇者様御用達』
側近「この店、勇者の行きつけなのか、何か情報が得られるかも」ホクホク
カランカラン
商人「らっしゃい!」
-
- 80 : 2015/09/30(水) 17:05:37 :
- 側近「(女の店員さんだ!)」
商人「(えらい別嬪の客やなー)」← ダークエルフですから
側近「えーと」キョロキョロ
商人「何が入り用でっか、何でも用意しまっせー」ニカニカ
側近「このお店って勇者様がよくいらっしゃるんですかー?」ニコッ
商人「なんや客やないのんか?」ジロジロ
側近「あっ、いや、『御用達の店』って看板があがってたのでー」アセアセ
商人「まさか勇ちゃんの追っかけとかとちゃうやろなー」ジロジロ
側近「違います、違います」プルプル
商人「宗教の勧誘とかもお断りやで」
側近「いえ、全然そんなんじゃありません」キッパリ
商人「なんも買わへんのやったら・」ジトー
側近「な、なにか買いますからちょっと質問を」ドキドキ
商人「質問ってなんや?」
側近「貴女と勇者様とのご関係は?」
商人「うちは勇ちゃんとは幼なじみや///」
側近「幼なじみ?」
商人「てゆーか、魔王討伐が終ったら、うち勇ちゃんと結婚するんやー///」テレテレ
側近「くっくっく、そうか、お前が勇者の弱点か」ギラッ
商人「はあ?、弱点ってなんの事や?」キョトン
側近「ふはははは、なにを隠そうこのわたしは魔王様の右腕の・」ゴゴゴゴゴ
商人「破っ!」ドカッ ← ボディブロー
側近「おふぅ!」ゲホッ
商人「おまー、勇ちゃんの敵か!」ゲシッ ← 跳び後ろ回し蹴り
側近「げはぁ!」ボタボタ
商人「どりゃっ!」ゴキッ ← 肘うち
側近「がふぅ!」ヨロッ
商人「うらぁ!」バキッ ← かかと落し
側近「ぐぼぅ!」バタッ
商人「ふん、口ほどにもない」ヒラヒラ
側近「ぜ、全然勇者の弱点じゃない・・・」ガクガク
商人「商売人なめんな!」フンス!
側近「ま、魔王様助けて・・・」ピクピク
-
- 81 : 2015/10/01(木) 03:59:06 :
- ~西の城~
商人「という訳で、捕まえたったw」グイッ
勇者「よりによって、商人に手を出そうとするとは・・・」
女戦士「無知ってのは怖いなー」ガクブル
側近「」モガモガ
勇者「なんだコイツ、ボコボコじゃないか」
商人「いや、隙があったら呪文唱えて逃げようとするさかい、その度にどついてたら・・・」
勇者「・・・(汗)」
商人「拷問して色々訊いたろうかと思たけど、しゃべらすんなら勇ちゃんの前の方がええかと思て」
竜姫「拷問!」ガクガク
女戦士「ドSだ!」ガクブル
商人「あっ、訊問やった、まちごーたw」
女勇者「誰だ、この女?」
商人「うちか、うちは勇ちゃんの嫁や」
女勇者「よ、嫁!」← ちょっとショック
スライム娘「(違)」ブンブンブン
勇者「嫁じゃないだろー」
商人「魔王倒したら嫁にもうてくれるゆーたやん!」
勇者「言ってない、言ってない(汗)」
スライム娘「///」コクコク
町娘「お待たせしましたー、用意出来ましたよ~」ガチャガチャ
女戦士「なにこの道具類?」
町娘「えっ、拷問始めるんじゃないんですかー?」
女戦士「拷問道具か・・・」タラー
商人「なんやこれ、ペンチ?」ヒョイッ
町娘「爪を剥ぐのに便利かなーって」ニコニコ
女勇者「この鉄棒は殴るのか?」ヒョイッ
町娘「あっ、それは真っ赤に焼いて使うんです」ジューッテ
側近「」ガクガク ブルブル
スライム娘「?」ヒョイッ
町娘「それは普通のムチですよー」ケラケラ
勇者「こらこら、ダークな一面見せるな!」
竜姫「これは何に使うんじゃろ?」← 浣腸器
勇者「そんなモノ使わなくてもこのお薬が有れば・・・」チューッ ピュッ
女戦士「また出た!」
女勇者「なんだ、それ?」
勇者「注射したら気持ち良くなってなんでもお話ししたくなるお薬」ニヤリ
女勇者「『自白剤』か」ゾー
勇者「これなら、ちょっと脳に後遺症が残るだけで・・・」
側近「わーん、なんでもしゃべるからやめてー(泣)」
商人「なんや、しゃべるんかいな?」
町娘「これから楽しい拷問タイムが始まるかと思ったのに~」ザンネンムネン
勇者「せっかく用意したから、ちょっとだけ注射しようよー」
女戦士「コイツらドS過ぎる!」
女勇者「・・・(汗)」
側近「ぼんどうに、なんでぼじゃべりばすがら、ごーもんどが、注射どがやべてー(号泣)」
-
- 82 : 2015/10/01(木) 05:04:35 :
- 勇者「ずばり、魔王の弱点は?」
側近「強大な魔力を持つ魔王様に弱点など・・・」フンッ
商人「右手からいこかー?」ガチガチ ← ペンチ
町娘「今、焼きごて真っ赤になるまで焼いてますから、ちょっと待って下さい」ゴオオオー
スライム娘「」ニヤリ ピシピシ ← ムチ
勇者「やっぱりお薬使った方が素直になれるかなー?」ピュッ
女戦士「コイツら怖いわ」ガクガク
女勇者「・・・」タラー
側近「わーん(泣)」
勇者「ん、よく見たらコイツ結構美人だな」ジーッ
スライム娘「!」ムカッ
商人「ダークエルフやからな」
勇者「しかも、小麦色のエロい身体してる」ジロジロ
スライム娘「!」ムカムカ
商人「ダークエルフやからな」
勇者「エロい方の拷問にしようか?」
スライム娘「!」ニヤリ
商人「それも、おもろいなー」ニタニタ
側近「||||」ゾゾー
女戦士「姫ちゃん、アタシらはお部屋から出ようか?」ソソクサ
竜姫「なんで部屋から出るのじゃ?」キョトン?
女戦士「ちょっと教育上良くなさそうだから・・・」
側近「わーん、そこの娘部屋から出て行かないでー(泣)」
町娘「何からやりますー?」ワクワク
勇者「やっぱ縛りかな?」
スライム娘「///」シュタッ ← 浣腸器
商人「いきなり、それかぁ?」ニヤリ
側近「ひいい、お嫁にいけなくなる!」
勇者「さあ、まずはお洋服脱ごうか?」
側近「やめてー(泣)」
勇者「脱がないとお洋服が汚れるよ、身体の方が穢れるのはもうあきらめようよー」
側近「言いますぅ、魔王様の弱点言いますー!」
商人「なんやコイツ、根性あらへんなーw」
女勇者「こんなの誰だってゲロするわ・・・」
-
- 83 : 2015/10/01(木) 18:30:00 :
- 女勇者「魔法は?」
側近「魔王様には攻撃呪文も状態異常呪文も効きません」
女勇者「効かない?」
側近「なんかわかんないけど、効かないんです・・・なんとか魔王城までたどり着いた『雷光の勇者』も『ギガディン』でさえ効かなくて魔王様に殺られてます」
女勇者「『勇者』の最強呪文すら効かないのか!」チッ
側近「攻撃力UPとか守備力UPとかの補助呪文は使えるけど、魔王様の『凍てつく波動』ですぐにかき消されるし・・・」
女勇者「むー」
町娘「魔法がダメなら剣で戦うしか・・・」
側近「剣も効きません」アッサリ
町娘「え゛!」
側近「魔王様の身体は剣や槍を受けつけないんです、やはり魔王城で『二刀流の勇者』が剣が効かなくて魔王様の餌食に・・・」
商人「魔法も剣も効かへんのやったら素手で殴るしかないんか?」
側近「いや、物理的な攻撃自体が効かないんで、武器じゃなくて素手だからって魔王様には効きませんよ、なんとなく貴女なら効きそうな気がしてしまうけど・・・(汗)」
女勇者「何か弱点は無いの、『勇者の剣』なら斬れるとか・・・」
側近「斬れません」
町娘「十字架は?」
側近「効きません」
商人「お札とかは?」
側近「効きません」
町娘「ムチとロウソクは?」
側近「喜ぶかも・・・」
勇者「うーむ、やっぱり拷問しかないか・・・」
商人「痛い方の拷問か、エロい方の拷問か、どっちが良い?」
側近「弱点隠してるんじゃなくて、本当に弱点が無いんですー!(泣)」
勇者「エロい方が良いらしい・・・」
側近「言ってないー、お嫁にいけなくなるー!(泣)」
勇者「スラちゃん、やれっ!」
スライム娘「///」チュポン チューーーッ ← 浣腸器
側近「あっ、ああーーー!///」
-
- 84 : 2015/10/01(木) 21:56:33 :
- 側近「ううっ、もうお嫁にいけない(泣)」シクシク
勇者「魔王城の場所、魔王軍の配置、残る四天王の弱点とかはわかったが、肝心の魔王を倒す方法がわからん」
商人「やっぱり、痛い方の拷問せなあかんのかな?」
側近「もー、どーにでもしてくれ!」ヤケクソ
勇者「後遺症残るけど注射使うか?」
側近「そ、それが一番怖い!」ガクガク
勇者「大丈夫、大丈夫、幸せな気分になれるから」(*´∇`*)
側近「幸せな気分?」
勇者「そのかわり、一生幸せな気分のままだけどね」(ФωФ)
側近「それ脳ミソ壊れてんじゃんか!」ガクガク
女勇者「コイツ本当に『勇者』か?」タラー
側近「性奴隷でも肉便器でもなんでもするから注射はやめてー(泣)」
勇者「性奴隷?」
側近「もうお嫁にいけないし(涙)」ウルウル
勇者「」チラッ
商人「うーん、有りかも・・・」
勇者「あれっ、良いの?」
商人「おもろそうやからw」
町娘「えーっ、肉便器を飼うんですかー?」ワクワク
女勇者「こ、ここにいると心が穢れていく・・・」ガクガク
~魔王城~
魔王「側近が全然帰って来ない・・・ 」ポツーン
~西の城~
女戦士「結局、あほ爆弾か・・・」マゼマゼ
町娘「えーと、肥料と灯油が11:1ね~」ドボドボ
商人「はら、はよ混ぜぇ」
側近「な、なんであたしがこんな事を」マゼマゼ
商人「奴隷が文句言うなw」
竜姫「勇者殿、ボランティアの子らが集まったぞ」トテトテ
ドラゴンA「ボランティアって?」
ドラゴンB「助っ人って事かな?」
ドラゴンC「給料もらえないって事だよ」
ドラゴンD「せめて弁当は出して欲しいなー」
勇者「姫ちゃん、この子らは竜神族?」
竜姫「いや、こやつらは竜神族ではなく、我が一族傘下の竜族の若者じゃ」
ドラゴンA「はい、竜王様から姫様のお手伝いをするように言われて来ました」
勇者「全部で10体か・・・」
竜姫「竜姫爆撃隊結成じゃ!」キリリッ
-
- 85 : 2015/10/02(金) 16:03:23 :
- ~魔王城~
大魔導師「魔王様、『勇者』の軍勢が魔界へと向かっております」← 側近代理
魔王「なんだと!」
大魔導師「数日中には『魔界の城門』に到着するかと思われます・・・」
魔王「『勇者』に『魔界の城門』をくぐらせるわけにはいかん、魔王城からも増援を出して城門を死守しろ!」
大魔導師「ははっ!」
~魔界の城門~
側近「えー、皆様右手に見えますのが『魔界の城門』でございます、この砦を抜けますと魔界へと入る事になります」
女戦士「おまーバスガイドかw」
側近「この地は魔王軍が人間界を攻める出撃基地兼、魔界を守る守備陣地でございます」
勇者「じゃ、始めようか、姫ちゃん!」
竜姫「竜姫爆撃隊、集合ー!」
ドラゴンズ「へーい」ノシノシ
勇者「AくんからEくんまでの5人は普通のANFO爆弾で城壁や建物を攻撃!」
ドラゴンA~E「わかりましたー」
勇者「FくんからJくんの5人は五寸釘入りの対人ANFO爆弾を魔物を狙って落としてくれ」
ドラゴンF~J「了解でーす」
勇者「こっちのヤツは爆発したら四方八方に破片が飛び散るから落としたらすぐに現場を離れるように!」
ドラゴンF「それ恐いなあ」
ドラゴンG「オレ普通のヤツの方が良いなー」
女勇者「あれなに、ドラゴンの団体・・・」
町娘「姫ちゃんのパパは『竜王』って竜神族の偉い人なんで、頼んで助っ人を送ってもらったんです」
女勇者「助っ人、ドラゴンの助っ人!」ガクガク
女戦士「普通のあほ爆弾の子はこれ1個ずつ持ってってー」ペシペシ
商人「釘入りの凶悪なヤツはこっちやでー」ペシペシ
側近「お前ら爆弾をぺしぺし叩くなー!(泣)」
※ANFO爆弾は安全な爆弾です
ドラゴンA「良かった、思ったより重くない」ホッ
ドラゴンF「えっ、けっこう重くない?」ズシッ
女戦士「そっちのは釘の分重いよー」
ドラゴンG「えーっ!」ブーブー
商人「爆弾のお代わりあるさかい、落としたらすぐ戻ってきーやー!」
ドラゴンB「竜使いの荒い・・・(汗)」
ドラゴンH「二回目は普通のヤツにして下さいよー」
商人「そやな、二回目は分担を入替えよか」
ドラゴンF~J「やったー!」
ドラゴンA~E「ええーっ!」
女勇者「決戦前なのに相変わらず緊張感が感じられない・・・(汗)」
-
- 86 : 2015/10/03(土) 03:38:48 :
- 勇者「スラちゃん、装甲スライム隊を先頭でスライム軍団に城門を包囲させて」
スライム娘「!」ピキー!
スライム軍団「」ズンズンズン
竜姫「装甲スライム?」
勇者「倒したキラーマシンから中身取り出した外殻をスライムが被ってる」
竜姫「あっ、確かにキラーマシンがスライム軍団の先頭にいる!」
~魔界の城門~
大魔導師「来たな『テロリストの勇者』め・・・」
サイクロプス「魔王軍四天王のこのわしと、魔王軍親衛隊がここは通さん!」
ドラゴンA「一番機行きまーす!」⌒○ポイッ
ヒュルルル ドカーン
城壁「」ガラガラガラ
大魔導師「じ、城壁が!」アセアセ
サイクロプス「迎撃しろ!」
ドラゴンB「二番機行きまーす!」バッサ バッサ
ガルーダ「ピィイイー!」バッサ バッサ
まものがあらわれた!
ガルーダ×1
ドラゴンB「じゃまっ!」ゲシッ
ガルーダ「がふっ!」ヒュウウウ ↓
ドラゴンB「とうっ!」⌒○ ポイッ
ヒュルルル ドカーン!
砦「」ガラガラガラ
暗黒神官「ぐええっ!」← 建物の下じき
ドラゴンC「俺どこ落とそーかなー」バッサ バッサ
ドラゴンD「早く落とせよー」バッサ バッサ
ドラゴンE「順番がつかえてんよー」バッサ バッサ
サイクロプス「おのれ、ドラゴンどもめ!」ワナワナ
大魔導師「空を飛べるヤツはドラゴンの攻撃を食い止めろ!」
極楽鳥「ドラゴン相手なんて無理!」ガクブル
ドラキー「絶対に無理!」ブルブル
-
- 87 : 2015/10/03(土) 09:42:49 :
- 勇者「圧倒的だな、我が軍は!」フハハハハ
スライム娘「///」コクコク
女勇者「決戦なのにする事が何もない!」ガクガク
竜姫「二番隊行けい!」ビシッ
ドラゴンF「釘入りの爆弾怖いなぁ」バッサ バッサ
勇者「落としたらさっさと逃げろよー」
スライム娘「///」フリフリ
ドラゴンF「とうっ!」⌒○ ポイッ
ヒュルルル
ドラゴンF「急速離脱!」バッサバッサバッサ
ドカーン ビシビシビシッー!
たるばくだんがさくれつした!
ごすんくぎのこうげき!
ゴーレム「ガッ!」バラバラーッ
きめんどうし「ぐえっ!」ズタズタ
まおうぐんにダメージ!
ドラゴンF「ひぇー、怖っ!」バッサバッサ
ドラゴンG「に、逃げ遅れたらどーしよ(怖)」バッサバッサ
サイクロプス「くそっ、成すすべもなく戦力がズタズタに・・・大魔導師、貴様の魔法で・」クルッ
大魔導師「」ドクドク ← 既に五寸釘に殺られてるw
サイクロプス「・・・(汗)」
商人「こらー、早よ2回目取りに来いー!」
ドラゴンA「竜使いが荒い人だなー」バッサ バッサ
女戦士「2回目は五寸釘入りだよー」ペシペシ
ドラゴンB「それ、やだなー」
商人「男やったら、根性見せてビシッと行かんかい!」ペシペシ
女勇者「だから、おまーら、爆弾ぺしぺし叩くなー!」
※ANFOはニトロと違って安定的な爆発物です
勇者「だいぶ良い感じだなー」
スライム娘「///」コクコク
竜姫「今回はわらわ一人ではのうて、10人で爆撃しとるからな」フンス
町娘「城門を守ってた魔王軍はもう壊滅寸前ですね」ニコニコ
側近「城門を守ってた魔王軍に加えて魔王城から応援に来た魔王軍親衛隊もいたのに・・・(汗)」
勇者「と言う事は、ここに魔王軍の残存戦力のほとんどがいる訳だ」
側近「たぶん、これなら魔王城は空っぽだと・・・」
-
- 88 : 2015/10/03(土) 09:50:57 :
- ドラゴンJ「姫様ー、爆撃終わりましたー」バッサ バッサ
竜姫「うむっ、ご苦労!」フンス
勇者「スライム軍団、残敵を掃討!」
スライム娘「(攻)!」ピキー!
スライム軍団「」ズンズンズンズン
女勇者「ま、待てー、オレが先頭で突入するー!」デデデッ
勇者「相変わらず血の気の多い娘だ」ヤレヤレ
商人「でも、あの娘のそんなまっすぐな所が可愛いんやないの・・・」
勇者「うん、そーいうところがあの娘のみりょ・」
商人「破っ!」ドスッ! ← 正拳突き
勇者「ゆ、誘導尋問はやめて下さい」ゲホゲホ
商人「これ以上の浮気は許さへん!」ビシッ
町娘「私は本気だからオッケーですね///」テヘッ
商人「本気の方がもっとあかん!」
女戦士「アタシはアタシ~?」
商人「問題外!」
勇者「対象外!」
町娘「対象外~www」ケラケラ
女戦士「ううっ(涙)」ウルウル
竜姫「勇者殿、スライム軍団と女勇者が突入したぞ!」
ファイアースライム隊「」ゴオオオー
暗黒神官「ぎゃあああっ!」コゲコゲ
アシッドスライム隊「」ビュッ ビューッ!
ゴーレム「ゴガガ!」ジュウウウ
女勇者「どりゃあっ!」ブンッ
おんなゆうしゃのこうげき!
サイクロプス「ぐはっ!」ボタボタ
サイクロプスにダメージ!
サイクロプス「くそっ、爆撃のダメージさえなければこんな小娘など!」ヨロッ
女勇者「チャンス!」ブンッ
サイクロプス「まだまだぁ!」ドカッ!
サイクロプスのこうげき!
女勇者「おごうっ!」ボキバキッ!
おんなゆうしゃにダメージ!
ホイミスライム隊「『ホイミ』!」パアッ ← スライム軍団衛生兵
ホイミスライムはじゅもんをとなえた!
おんなゆうしゃのHPがかいふくした!
女勇者「おいっ!」クルッ
ホイミスライム隊「!」ビクゥ!
女勇者「もっと呪文かけて///」マダHPタリナイ
ホイミスライム隊「///」ホッ
女勇者「うりゃあああ!」ブンッ
※以下、戦闘シーン省略
-
- 89 : 2015/10/03(土) 11:03:55 :
- ~勇者国 王都 商店街~
カランカラン
側近「いらっしゃ・あっ、勇者!」
勇者「呼び捨てにすんな」
竜姫「貴様は勇者殿の事を勇者さんか勇者様と呼べ」
側近「店長ー、勇者来たよー」クルッ
勇者「こいつ、もういっぺんシメとかないといけないな」ワナワナ
商人「あっ、勇ちゃん、店忙しいんとちゃうんか?///」テテテッ
勇者「まだ開店時間前だから」
商人「勇ちゃんのパンケーキの店、毎日行列出来てるそうやん」
勇者「俺の店って、おまーも共同経営者だろ」← 商人が半分出資
商人「別に『勇者の店』って宣伝してへんのに人気やな」
勇者「流行に乗ったからな、それにうちは味も良いし」
商人「このアホがもうちょっと使えたら、うちも勇ちゃんの店手伝いに行けるんやけどなー」
側近「えらい言われよう」
勇者「そして、手伝いに来たらそのまま店に居着くと・・・」
商人「そうそう、その作戦、あっ!」バレタ
勇者「スライム娘と町娘がいるから人手は足りてる・・・」
商人「ちっ」ザンネンムネン
竜姫「わらわも時々手伝っておるぞ!」フンス
勇者「つまみ食いもしてるけどな」
竜姫「てへっ///」
側近「店長ー、あたしも勇者の店に食べに行きたい」
商人「破っ!」ドスッ ← ボディブロー
側近「おふぅ!」ゲボッ
商人「勇者さんやろ、何べんゆうたらわかんのや!」
側近「ず、ずびばぜん」ゲホゲホ
勇者「相変わらず躾が厳しいな・・・」
竜姫「うちのママより怖いのぉ・・・」
商人「そういうたら、女戦士はどないしてんのや?」
勇者「くび」
商人「あ、やっぱし・・・」
勇者「調理させたら焦がすし、料理運ばせたらコケるし、レジやらせたらつり銭間違うし・・・」
商人「無能!」
-
- 90 : 2015/10/03(土) 20:08:46 :
- ~勇者の店~
つ『準備中』
町娘「忙し、忙し」バタバタ ← 仕込み中
スライム娘「~♪」マゼマゼ ← 仕込み中
カランカラン
???「すいませーん」
町娘「あっ、まだ開店時間じゃないんですよー」バタバタ
女勇者「いや、オレだよ、オレ」
町娘「あら、女勇者さん!」
女勇者「勇者いる?」キョロキョロ
町娘「店長なら、竜姫ちゃんと出かけてますけど・・・」
女勇者「留守か・・・」
町娘「開店時間までには帰って来ますよ」
女勇者「ここで待ってて良いかな?」
町娘「今、店の仕込みしてるんでお相手は出来ませんけど、どーぞ」バタバタ
女勇者「・・・」ジーッ
女勇者「(おしゃれな店だなー)」キョロキョロ
カランカラン
勇者「ただいまー」
竜姫「お腹減った~」
女勇者「あっ、勇者!」パアア
勇者「おっ、どした?」
女勇者「ちょっと相談が・・・///」モジモジ
竜姫「///」ググーッ
勇者「姫ちゃん、手を洗って、スラちゃんからおやつもらってきな」
竜姫「ハーイ///」テテテッ
勇者「で、相談って?」
女勇者「そ、その~、仕事を探してて・・・///」カァーッ
勇者「履歴書」
女勇者「はい」つ『履歴書』
勇者「うーん、中卒で職歴無しか・・・」ピラッ
女勇者「だって、16で勇者に選ばれて・・・3年間魔物と戦って・・・」
勇者「資格・特技無し・・・」
女勇者「はい・・・///」
勇者「これではどこも採用してくれんな」
女勇者「まさか、こんな事になるとは考えず・・・」
勇者「どこかにツテとか無いのか?」
女勇者「そ、その、ここしか無くて・・・」
勇者「うーん」
女勇者「ば、バイトでも良いんで、お願い、もうお金も無くて(涙)」
勇者「じゃあ、試験採用って事でしばらく様子見るか」
女勇者「やったー」
勇者「おまー、料理出来ないんだから店の掃除とかの仕事だぞ」
女勇者「なんでもやります・・・魔王を倒して英雄になるはずだったのに、まさか魔王を放置するなんて思わなかったから」
-
- 91 : 2015/10/05(月) 01:08:53 :
- ~魔王城~
魔王「誰も帰って来ないし、『勇者』も来ない・・・」ポツーン ← 放置中
~勇者の店~
女勇者「魔王を倒したら王国から褒美が出たのに・・・」トホホ
勇者「剣も魔法も効かないってんだから、倒しようが無いじゃないか」
女勇者「だからといって、まさか放置するなんて・・・(汗)」
勇者「魔界との通路は爆破して塞いだからしばらくは大丈夫だろ」
女勇者「全部爆弾で解決するんだな・・・」
勇者「そんな事より、開店準備するから、テーブルとイスを布巾で拭いてくれ」
女勇者「わかった!」
勇者「『わかりました、店長』」
女勇者「ハイ、わかりました、店長」フキフキ
勇者「(不器用そうだけど、とりあえず根性はあるからなんとかなるかな~)」
女勇者「あっ!」フキフキ
勇者「どした?」
女勇者「もしかして、魔王を倒したら商人さんを嫁に貰わないといけないから、わざと倒さなかったんじゃあ・・・(汗)」フキフキ
勇者「ま、まさか、そんな事・・・(激汗)」キョドキョド
女勇者「挙動不審ですよ店長・・・」フキフキ
~魔王城~
魔王「腹が減ったな、おーい、誰かー!」
まおうはなかまをよんだ!
シーン
しかし、だれもこなかった!
魔王「そうか、城の者もみんな『魔界の城門』を守りに行かせたんだった・・・(汗)」
グー ギュルルル
魔王「厨房に何か食べ物ないかな?」
~魔王城 厨房~
魔王「小麦粉とか豆とか芋とか料理しないと食べれない物ばかりだなー」ガサゴソ ← この人料理とか出来ません
魔王「うわっ、肉とか痛んでるし!」ツーン
魔王「燻製とか塩漬けとか、そのまま食えるものはもう残ってないなー」ショボーン ← 全部食べちゃいました
魔王「あっ、林檎が一個あった!」パアア
魔王「しかし、このままでは飢え死にしてしまう」シャリシャリ
-
- 92 : 2015/10/05(月) 07:07:01 :
- ~勇者の店~
つ『営業中』
勇者「はい、追加オーダー」ピラッ
町娘「忙し、忙し(汗)」ジュージュー ← ひたすら焼く担当
スライム娘「~♪」チューッ ← トッピング担当
女勇者「すごい忙しいなー」ガチャガチャ ← 皿洗い
勇者「ちょっと、皿洗い後にして店の外のお客さんにメニュー持ってって」
女勇者「ハイ、店長」フキフキ
ガチャッ
客「まだかなー」ズラー
女勇者「うあっ、まだスゴい並んでる!」ビックラ
客「まだ席空きませんかー?」
女勇者「もう少々お待ち下さい、これメニューです」アセアセ
スライム娘「!」フリフリ ← 出来たので呼んでる
勇者「ん、3番テーブルの分だな、お待ちどうさまでしたー」コトッ
客「わー、美味しそうー///」
勇者「今、ドリンクお持ちしますね」
勇者「あっ、コーヒー落とさなきゃ」ジョボジョボ
客「どうも、ごちそうさまー♪」
勇者「あっ、今、お会計を・」クルッ
商人「フルーツと生クリームのトッピングでドリンクセット付きが2つで18Gになります」ニカニカ
勇者「い、いつの間にレジに!」ガクガク
町娘「じわじわ攻めてくるな、あの女」ジュージュー
スライム娘「///」コクコク
女勇者「嫁に来る気満々なんだなー」ガチャガチャ
~魔界の城門跡~
魔王「ああっ、人間界への通路が塞がってる!」
魔王「おーい、誰かいないのかー!」
まおうはなかまをよんだ!
シーン
しかし、だれもこなかった!
魔王「誰もいないな」ポツーン
魔王「城門の砦は向こう側だから、通路が塞がって誰も帰って来れなかったのか・・・」
魔王「なんとか通れないかな?」ガラガラガラ
-
- 93 : 2015/10/05(月) 11:17:25 :
- ~勇者の店~
つ『準備中』
商人「いやー、忙しかったなー」ニカニカ
勇者「手伝ってくれて助かったよ」ホッ
商人「せやろ、せやろ」ニカニカ
町娘「ぐぬぬ」ムカムカ
スライム娘「」ムカムカ
女勇者「でも、こんな美味しかったらお客さんが来るわ///」モシャモシャ ← 賄いで食べさせて貰ってる
町娘「美味しいのも今のうちよ」ヒラヒラ
女勇者「ん?」
町娘「さすがに毎日見てたら食べる気無くなるw」
スライム娘「///」コクコク
竜姫「いや、わらわは毎日でも飽きないぞ///」モリモリ
勇者「おまーは、甘いもの好きだからな」ズルズル ← 味噌汁
町娘「賄い飯はご飯に味噌汁が最高!」モグモグ
スライム娘「///」ズルズル
女戦士「でも、もう少しおかずが欲しい」パクパク
勇者「おまーは、なにちゃっかりうちの賄い飯食ってる?・・・(汗)」タラー
女戦士「お腹減ったから///」モグモグ
勇者「文句言いながらタダ飯食うな!」パッ ← 取り上げる
女戦士「皿洗い手伝うから、せめてご飯だけでも~(涙)」ギブミー
勇者「全然仕事見つからないのか?」
女戦士「もはや、身体を売るしかないくらいの瀬戸際まで・・・」
商人「なに瀬戸際に追い詰められとんのや」
勇者「身体って、内臓でも売るのか?」
女戦士「内臓違う、売るのはアタシの若くて魅力的なボディ///」ウフン
商人「そんなもんどこの物好きが買うてくれんねん」
女戦士「全然知らない人に売るの怖いから、勇者くん買って///」ポッ
町娘「!」ペシッ
スライム娘「!」ペシッ
女戦士「痛っ!」
商人「破っ!」ドスッ ← ボディーブロー
女戦士「くぼぁ!」ゲホッ
商人「勇ちゃんが買うわけないやろ!」
女戦士「久々に重いのくらった・・・」ゲホゲホ
-
- 94 : 2015/10/05(月) 16:38:09 :
- ~魔界・人間界通路~
魔王「ぐぬぬ、完全に土砂やガレキで埋まってる」ガラガラ
魔王「こ、この隙間に・・・」グイッ
ビリビリー
魔王「ああっ、わしの闇の衣が!(泣)」 ← 岩の角に引っかかって破れたw
魔王「くそー、なんでわしがこんな目に・・・」ガキッ
魔王「くっ、ガレキの隙間がせまくて『魔王のよろい』がつっかえる!」グイグイ
魔王「えいくそっ!」グイッ ガリガリー
魔王「ううっ、今度は『魔王のよろい』がキズだらけに!(涙)」
魔王「このガレキが邪魔で進めない」スポッ
ガラガラガラ
魔王「ぎゃああああ!」
※洞窟や坑道では落盤に注意しましょう
~魔界の城門跡・人間界側~
魔王「うぎぎっ」スポッ
魔王「やっと、人間界側に出た」ゼーゼー
魔王「くそー、『やみの衣』も『魔王のよろい』もボロボロになってしまった・・・」ボロッ
魔王「汗だくな上に土まみれで気持ち悪い・・・」バタバタ
魔王「あれっ、『魔界の城門』の砦がない!」キョロキョロ
魔界の城門跡「」 ← 更地
魔王「ま、まさか、通路を埋めていたガレキが・・・」ガクガク
魔王「こんな悪辣な手口は『テロリストの勇者』だな」ワナワナ
魔王「おーい、誰かおらんかー!」オランカー オランカー
まおうはなかまをよんだ!
しかし、だれもこなかった!
魔王「し、しかし、腹が減ったな・・・」ヨロヨロ
~勇者の店~
つ『準備中』
商人「注文してた制服が来たでー」ニカニカ
勇者「おっ、やっと来たか」
町娘「制服って、どんなの?」
スライム娘「?」
竜姫「わらわにもあるのか?」
商人「全員分あるでぇ、着替えてみぃ」
女勇者「えっ、オレの分もあるの?///」ドキドキ
-
- 95 : 2015/10/06(火) 04:07:37 :
- 勇者「ギャルソン風って感じかな?」パリッ
商人「やっぱ、男前は何着ても様になるなぁ///」ホレボレ
町娘「私たちはコックコート///」
スライム娘「///」コクコク
勇者「二人とも似合ってるよ」
町娘「///」テレテレ
スライム娘「///」テレテレ
竜姫「これはウェイトレスの制服かの?」(ФωФ) チンマリ
町娘「ぎゃー、姫ちゃん可愛いー!///」
スライム娘「///」コクコク
竜姫「そ、そうか~///」テレテレ
勇者「ウェイトレスと言うか、メイド服と言うか・・・」
女勇者「こ、こんな可愛い服、お、オレには・・・(汗)」ドキドキ
町娘「意外に似合ってる」
スライム娘「///」コクコク
勇者「確かに魔物相手に大剣振り回してたようには見えない」
商人「元がベッピンやからなー」
女勇者「///」カァーッ
勇者「えっ、おまーもそれ着るの?」
商人「似合てるやろ?」ニカニカ
勇者「しゃべんなかったら、美形なんだけどなー」
商人「美形やなんてー、照れるやんかー///」テレテレ
勇者「故意に一部聞き逃したろ・・・」
~勇者国 王都 商店街~
女戦士「今日も仕事見つかんなかった・・・」トボトボ
女戦士「あーあ、勇者くん嫁にもらってくんないかなー」トボトボ
女戦士「お腹減ったし、勇者くんの店で賄い飯食べさせてもらおー」トテトテ
女戦士「ありっ、勇者くんの店の前に大きなゴミが・・・」
ゴミ?「」プーン
女戦士「汚いなー、しかも臭いしー」
ゴミ?「」モゾッ
女戦士「うあっ、動いた!」ビクッ
-
- 96 : 2015/10/06(火) 13:07:15 :
- ~勇者の店~
つ『準備中』
カランカラン
女戦士「勇者くーん、店の前にこんな・・・」ズルズル
勇者「こらこら、店の中にそんな汚いゴミを・」
竜姫「うわっ、くさっ!」プ~ン
商人「なんでもかんでも拾ってくな、捨ててこんか!」
女戦士「これ、ゴミじゃなくて人間なんだけど(汗)」ズルズル
勇者「行き倒れか、ボロボロじゃないか?」
商人「めっちゃ汚いなー」
竜姫「くちゃい・・・」(´・ω・`)
ゴミ?「は、腹減って動けない・・・」ボソボソ
女勇者「えっ、女?」
勇者「仕方ないなー、スラちゃん、町娘、何か食べ物を」
町娘「ご飯とお漬物とお味噌汁の残りくらいしか無いですけど・・・」
ゴミ女?「ご飯っ!」ガバッ!
スライム娘「(驚)」ビクウ!
ゴミ女?「」ガツガツ バリバリ ズルズル
勇者「よく食うな・・・(汗)」
女戦士「アタシも負けない!」パクパク ポリポリ ズルズル
商人「おまーは食うな!」
町娘「もうご飯なくなっちゃいました!」カラッポ
スライム娘「(困)」コクコク
ゴミ女?「」グギュルルルー
竜姫「まだ足りないみたいじゃの・・・」
勇者「もう一回ご飯炊いてくれる?」
町娘「ハイっ!」パタパタ
商人「ご飯炊けるまでの間に、おまーこいつ風呂に入れてきいや」
女戦士「えっ、アタシが?」
商人「おまーも相当薄汚れとるやろ」
女戦士「そーいや、この前お風呂入ったのいつだろ?」クンクン
竜姫「くちゃい」(´・ω・`)
~お風呂場~
カポーン
女戦士「勇者くん、勇者くん!」ゴシゴシ
勇者『なんだー?』
女戦士「この娘、良く見たら若くて美形だよー」ゴシゴシ
勇者『はいはい』
女戦士「勇者くん、勇者くーん!」ゴシゴシ
勇者『なんだよ!』
女戦士「しかも、スゴい巨乳だよー///」ゴシゴシ
勇者『いちいち報告すなー!』
女勇者『ここに二人分の着替え置いとくよー』ドサッ
女戦士「あんがとー///」
女勇者『洗濯物はー?』
女戦士「パンツとか替えが無くて一週間くらい穿きっぱなしだから良く洗っといてー///」
女勇者『ぎゃー、ばっちいー!』
-
- 97 : 2015/10/06(火) 17:57:31 :
- 湯上り美人?「はああ、生き返った///」ホカホカ
商人「洗ったらえらい別嬪になったな・・・」
女戦士「勇者くん、お風呂のお湯が茶色に・・・」
勇者「お前らどんだけ汚れてたんだ!」
女戦士「アタシのせいじゃないよ~」
湯上り美人?「この服、胸がキツキツでウエストがゆるゆるなんだが・・・」ピチピチ ダブダブ
女勇者「(怒)」プルプル ← こいつの服貸してる
商人「とりあえずこらえときぃ、別に悪気はないみたいやから」ポンポン
町娘「ご飯まだ炊けないんで、とりあえずパンケーキを何枚か」コトッ
湯上がり美人?「なんだこれ?」パクッ
湯上がり美人?「うんま~い!///」パアア
湯上がり美人?「こんな美味い物初めて食べた///」モキュモキュ
町娘「いやあ、それほどでも///」テレテレ
スライム娘「///」テレテレ
湯上がり美人?「うんまい、うんまい///」モシャモシャ
女戦士「アタシも食べたい」ダラダラ ← ヨダレ
竜姫「わらわもつられて食べたくなってきた」ダラダラ ← ヨダレ
~~
湯上がり美人?「Zzz」クカー
勇者「食べたら寝た・・・」
商人「よっぽど疲れとったんやな」
女勇者「店長!」
勇者「どした?」
女勇者「この人、角が生えてないですか?」ガクガク
湯上がり美人?「」ニョキッ
勇者「生えてるな・・・(汗)」
竜姫「なんじゃ角くらい、わらわなど尻尾も生えておるぞ」エヘン
町娘「いや、姫ちゃん、そーゆー問題じゃないから・・・」タラー
スライム娘「///」コクコク
勇者「魔族か・・・」
商人「おまー、これどっかに捨ててこい!」
女戦士「やだよー、怖いよー」
-
- 98 : 2015/10/07(水) 06:05:20 :
- 女魔族?「Zzz」クカー
女魔族?「むにゅ?」パチッ
女魔族?「あー、久しぶりにたらふく食ったなー」ノビッ
女魔族?「ん、あいつらは?」キョロキョロ
~勇者の店~
つ『営業中』
勇者 ← 注文取り カキカキ
町娘 ← 調理 ジュージュー
スライム娘 ← トッピング ニューッ
女勇者 ← 提供 バタバタ
商人 ← レジ ジャラジャラ
女戦士 ← 皿洗い カチャカチャ
竜姫 ← ? ウロウロ
女魔族?「忙しそうだな・・・もう少し寝るか」コテッ
つ『準備中』
商人「今日もえらい繁盛やったな」ニカニカ
勇者「おまー自分の店は大丈夫なのか?」
商人「大丈夫、大丈夫、問題あらへんw」ヘラヘラ
側近「問題ない事ないですよー店長、あたし一人じゃ無理!(泣)」
商人「こら、このままズルズル押しかけ女房作戦の邪魔すな!」
勇者「・・・(汗)」
町娘「やっぱりそういう作戦なんだ!」ガクガク
スライム娘「!」ガクガク
女魔族?「Zzzz」クカー
竜姫「まだ寝てる・・・(汗)」タラー
側近「ああっ、ま、魔王様!」
女戦士「え゛?」
女勇者「魔王?」キョトン
商人「魔王て、爆睡しとるコレか?」
側近「な、なんでこんなところに魔王様が・・・」ガクガク
勇者「店の前で行き倒れてたんだけど・・・」
女魔王「なんだ騒がしい」ムクッ
勇者「あっ、起きた!」
女魔王「側近、貴様なぜこんなところに!」
側近「『テロリストの勇者』の弱味を握ろうと、『勇者の嫁』を拉致ろうとしたら、全然弱味じゃなくて逆にボコられてとっ捕まりました」
女魔王「『勇者の嫁』?」
商人「うちや、うち!///」ニカニカ
町娘「嫁ぢゃない!」ムギー
スライム娘「(怒)」コクコク
側近「そう言わないと店長怒るんですよー」トホホ
女魔王「という事はこの者が『勇者』?」
側近「『爆炎の女勇者』もいます・・・」
-
- 99 : 2015/10/07(水) 13:11:03 :
- 女魔王「おのれ『勇者』め、よくも我が軍団をズタズタにしてくれたな!この『暗黒の大剣』で貴様を真っ二つに・・・あれっ、大剣が無い!」サワサワ
勇者「そんなの持ってたか?」
女戦士「店の前に倒れてた時にはなかったけど・・・」
女魔王「ま、まさか、落盤に遭った時に・・・」ガクガク
商人「落としたんか・・・」
女魔王「むっ、貴様ら、わしの『闇の衣』と『魔王のよろい』をどこにやった!」キョロキョロ
女勇者「倒れてた時に着てたものならバッチかったから捨てた」
女魔王「す、捨てた・・・最強の防具を!」ワナワナ
女勇者「ごめん、捨てちゃいけなかった?」テヘヘ
女魔王「あたりまえだー!(泣)」
女勇者「ビリビリに破けたり、キズだらけのボロボロでクサかったからもうゴミかと・・・」
勇者「代わりに新しい服買ってやるから・・・」
女魔王「貴様らー、『闇の衣』はいかなる攻撃呪文も無効化出来るし、『魔王のよろい』はいかなる武器による攻撃も受けつけない強力な防具なのだぞ!(涙)」ウルウル
勇者「あれっ、それじゃ、今は攻撃呪文を無効に出来ないし、剣で斬れちゃうのかな?」
女魔王「はっ!」(゜ロ゜)
商人「あっ、効くんやな・・・」
女魔王「(激汗)」ダラダラ
側近「アホですか・・・(汗)」
女魔王「ゆ、勇者よ、我がものになれ!」アセアセ
勇者「そうきたか・・・」
女魔王「我が右腕となれば、世界の半分をお前にやろう!」
勇者「その前に、どうやって世界征服すんの?」
女魔王「ぐうっ・・・(激汗)」ダラダラ
側近「勢いで勇者にうんと言わせるつもりだったのか・・・」
商人「勇ちゃん、こいつどないする?」ポキポキ
女魔王「にやにやしながら、指を鳴らすのはヤメて下さい」ドキドキ
女勇者「武器も無いし、剣も魔法も効くんだよねー」ニヤニヤ
女魔王「ぼ、暴力反対!」キョドキョド
勇者「さて、どうしようか」
女魔王「ゆ、勇者、わしと交渉を!」アセアセ
勇者「3食付き、住み込み可、制服貸与、これで時給8G、これ以上の条件は出せん!」
女魔王「うぐぐ、厳しい・・・」
女戦士「バイトに使うんかい!」
-
- 100 : 2015/10/08(木) 11:22:13 :
- ~勇者の店~
つ『営業中』
竜姫「いらっしゃいませー///」ニカニカ
町娘「忙し、忙し・・・」ジュージュー
スライム娘「///」ウニョー
女戦士「~♪」カチャカチャ
勇者「魔王様、これ5番テーブルに」
女魔王「うむっ」ツカツカツカ
女魔王「バナナチョコはどやつだ?」キョロキョロ
男性客A「ボクです、魔王様///」ドキドキ
女魔王「うむっ」コトッ
女魔王「ハニーバター&ホイップはどやつだ?」キョロキョロ
男性客B「俺です魔王様///」ドキドキ
女魔王「うむっ、では小倉あん&ホイップは貴様か?」ジロッ
男性客C「ハイ、魔王様///」ドキドキ
女魔王「では、欲望のままにむさぼり喰らうが良いぞ!」キリリッ
男性客ABC「ハイ、魔王様///」ドキドキ
勇者「魔王様がバイトに入ってから、客層が広がったな・・・(汗)」
商人「なんか、えらい男性客が増えたなー」ニカニカ
勇者「みんな魔王様がお目当ての特殊な客層なんだよなー」
女勇者「ぐぬぬ、なんか悔しい・・・」ジェラシー
勇者「男性だけじゃなく、一部の女性客にも人気なんだよなー」
竜姫「あっ、こらっ、順番待ちを!」バタバタ
勇者「どした、姫ちゃん?」
竜姫「勇者殿、この客が順番待ちの行列に割り込みを」
王様「近頃評判の店だと言うのでわざわざ来てやったのに、このわしを行列に並ばせようとは不届きな!」プンスカ
勇者「おいっ、ちゃんと列の一番後ろに並べ!」
王様「なんだと、わしを誰だと思っておる!」プンプン
勇者「王様だろうとなんだろうとうちの店では関係ない」キリリッ
王様「むっ、貴様『勇者』ではないか、魔王討伐はどうしたのじゃ!」
勇者「おーい、魔王様~」クルッ
女魔王「なんじゃ、わしに用か?」ズイッ
王様「えっ、ま、魔王?」ビクッ
勇者「このお客さんが魔王討伐がどうとかって・・・」
女魔王「わしを討伐だと? 貴様、どういう事だ?」ギロッ
王様「い、いえ、なんでもありません」ガクガク ブルブル
勇者「でも、さっき・・・」
王様「なんでもありません!(泣)」シクシク
勇者「魔王様、ちょっとマナーの悪いお客さんで割り込みしようとしてたから、行列の一番後ろに連れてって」
女魔王「うむっ」ヒョイッ
王様「ひーん(泣)」プラーン
女魔王「まったくいい大人が割り込みなど・・・」ツカツカツカ
男性客「魔王様~!///」ポッ
女性客「魔王様~♪」キャー
商人「また魔王様の人気が上がるなぁw」
勇者「カリスマ店員だからなw」
~fin~
-
- 102 : 2018/11/08(木) 22:03:00 :
>^_^<
-
- 103 : 2020/09/29(火) 12:49:56 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
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害悪ユーザーカグラ
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害悪ユーザースルメ わたあめ
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害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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