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  1. 1 : : 2015/09/13(日) 15:59:08
    紅い灯籠の灯が、絡み合う二つの影を映していた。




    荒い吐息とズチャリズチャリという淫らな水音が部屋に響きわたる。




    「うぁぁ……っ、はあっ やぁ……あぁっ!」




    「時花ッ!時花ッ……」




    時花ときかは、男の激しい責めにただ喘ぐ。




    腰を打ち付けられ中をえぐられるたびに、その動きに合わせて嬌声が高まっていく。




    「おい、喘いでるだけじゃつまんねーだろ」




    男はもっとねだってみせろと、時花の首筋に強く吸い付き、乳首をつねる。




    「はあっ、主さま……んあッ、もっと……」




    男の要求に応え、時花はかすれた声で男を求める。




    時花の膣壁は男の屹立を締め付けて離さない。




    男が腰を動かすたびに愛液があふれでていた。
  2. 2 : : 2015/09/13(日) 16:00:59
    「く……いくぞ時花っ、くうっ……あぁッ!」



    男の屹立は時花の中を突き破りそうなほど密着し、白濁を長く長く注ぎ込んでいく。




    「んぁぁ……はぅ、んんッ!」




    男の精を受け入れながら、自分も果てる時花。




    毎晩続くこの偽りの情事は、終わることがない。



    永遠に、自分の意思など関係なく体を使われる。



    時花の頬に、すっと涙が流れ落ちていった……。
  3. 3 : : 2015/09/13(日) 16:01:58
    花咲き乱れる街、吉原。




    たくさんの遊女屋があるこの街で、月蝶屋(げっちょうや)という一番繁盛している店があった。




    そこには、珍しい遊女がいた。




    その遊女はまだ幼く、小さいからだは可憐だった。




    しかし表情は冷たく、笑った顔は誰も見たことがなかった。




    唯一、彼女が見せる感情は哀。




    彼女の泣き顔は客の可虐心を煽る。




    客の目当ては彼女の泣き顔だけ。




    そのため、いつも客が帰る頃には体はボロボロになり、黒い瞳は涙で見えなくなる。




    しかし、どれだけ酷いことをされても彼女は逃げなかった。




    逃げたりしたらどうなるか。




    それは彼女の心に深く深く刻み込まれていた。




    この遊女の名は、時花(ときか)。




    彼女の元の名は、誰も知らない……。
  4. 4 : : 2015/09/19(土) 22:17:53
    ヤベェ……期待

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