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  1. 1 : : 2015/08/27(木) 18:48:37

    二〇XX年、夏――――。

    東京都中央区銀座。
          午前11時50分――――。






































    この時から、異世界とニホンの戦争が始まったのだ。
  2. 2 : : 2015/08/27(木) 18:51:37
    初めまして!

    凄く久しぶりにSS投稿のレゼンです。
    昔のSSは従姉妹に消されるというアクシデントで凄くすみません。

    私が凄く大好きなゲートをオリキャラ混ぜで書いてみたいと思います!
    文才は特にありませんが出来るだけマンガ版に近い内容で
    オリキャラ混ぜで頑張りたいと思います。

    よろしくお願いします~
  3. 3 : : 2015/08/27(木) 19:05:08
    【本編】

    異世界と呼ばれるところから、人間のカタチをした者達や
    飛竜と呼ばれるものに乗った人間。鎧を来た人間。
    その者達がいきなり銀座に開いた門から現れたのだ。

    通行人なんてこれから起きる悲劇を知る者は誰一人居なかったのだ。

    モブ1「なにあれ?映画のプロモ?」

    モブ2「金かけてんなー」

    モブ3「さっきまであんな門なかったぜ?」

    モブ4「すごーいリアルー」

    フッと上空に竜が来た。
    人間を喰らう竜も居れば、人間を轢く竜も居た。
    人のカタチをした者は自分の持っている武器で人を襲う。

    「銀座四丁目交番、緊急事態発生!!
     突然現れた暴漢の集団に襲われ、多数の死傷者が―――!」

    門の入り口にいた鎧を着た人間たちは馬に乗り銀座の道路を駆ける。
    長槍を持った者達は一般市民を次々刺して殺していく。
    死体は馬に蹴られ道路に大量の血が付く。

    敵将と思われる者は死体の山の上に乗り誇らしげにする。

    モブA
    「蛮族どもよ、よく聞くがよい!我が帝国軍は―――皇帝モルト・ソル・アウグスタスの名において、この地の征服と領有を宣言する!!!!」
  4. 4 : : 2015/08/27(木) 19:22:49

    「本日はイベントのため大変混雑しております。
     ホームの中ほどまでお進みください。」

    同人誌即売会。同人を好む者達にとっては年に2回の大切な日である。

    ??「よし、まわる予定のサークルチェックOK。
    あそこの新刊完売したら同人ショップに委託してくれってかな。」

    この男、伊丹耀司は自他共に認める『オタク』である。
    この彼がこの事件の英雄と呼ばれるということは今誰も分からなかった。

    モブ1「なにあれ?なんで逃げているの?」

    モブ2「銀座で火事?なにが飛んでんの?」

    竜は火を吐き街路樹に燃え移る。
    人間は逃げるがやつらに食べられる。

    モブ3「あれワイバーンじゃね?」

    モブ4「うそ!?」

    モブ5「おいおいマジか!?」

    耀司「くそ!このままじゃ、夏の同人誌即売会が中止になってしまう!!」

    この彼が立ち上がる。自身の持っている知識で今人を救えることを考える。

    耀司「やばいやばいやばい、ここにいたらやばい!
       どこかに――――――・・・!!!」

    地図を見てふと思い出す。皇居・・・元江戸の城。

    耀司「ここだ!!!!」

    すると彼は近くにいたお巡りさんに駆けつける。

    耀司「お巡りさーん!!皇居だ!皇居へ避難誘導してくれ!!!」

    するとお巡りさんは難しい顔で無理だと述べる。

    耀司「だーかーら!民間人を半蔵門から西へ脱出させればいーの!」

    モブ6「しかし自分の一存では―――。」

    モブ7「警部補!これをっ!!」

    電話で何か話す。すると彼は顔の色を変えて了解しましたと言う。

  5. 5 : : 2015/08/27(木) 19:23:54
    期待!
    GATEってあまりしりませんけど・・・www
  6. 6 : : 2015/08/27(木) 19:26:12
    >>5
    ikus期待ありがとうございます!
    ゲートの内容は↓
    http://www.alphapolis.co.jp/manga/viewOpening/138000030/
    にあります!どうぞ見てみてください!
  7. 7 : : 2015/08/27(木) 19:42:14

    「来たぞ!!」
            「急いで!!」

                        「半蔵門へ!!」

    一般民は半蔵門を越えて生き延びるために一生懸命に走る。
    その後を追い敵兵達は行く。

    江戸城独特の地形を上手く生かし銃を使い自衛隊は敵を殺る。
    ババババッ!!パパパパパッ!!!!
    音が鳴るたびに相手は倒れていく。形成は逆転か。
    その音に異世界の人たちは驚く。

    耀司「奴等は二重橋に集中している・増援を桜田門から――――。」

    「第四機も到着、朝霞からも陸自が向かってます!!!」

    ヘリから放たれる弾・・・それで敵の陣営が一気に崩れる。

    耀司「隊長!敵の陣営が崩れた!!!よおぃ、桜田門の第四機に伝達、突入用意!!!」

    「催涙弾撃てぇ!!!!」

    「検挙―――――――!!!!!!!!!!!!!!」
  8. 8 : : 2015/08/28(金) 09:38:46

    北条総理「当然のことであるが、その土地は地図に載ってはいない。門の向こう側はどうなっているのか?
    その一切が謎に包まれている。
    だが、そこに我が国のこれまでの未確認であった土地と住民が居るとすると――――。
    そう、ならば強弁と呼ばれてるのを覚悟すれば、特別地域は日本国内と考えてもいいだろう。

    今回の事件では多くの犯人を『逮捕』した。逮捕といわなければならないのはわが国捕虜に関する有事法令が無いからである。
    現在の法令に従えば、彼らは刑法を犯した犯罪者―――いや、テロリストだ。

    よって『門』を破壊しても何も解決しない。
    また『門』が現れるかもしれないからだ。
    そのためにも向こう側に存在する勢力に存在する、勢力を交渉のテーブルに力ずくでも着かせなければならない。

    相手を知るためにもわれわれは『門』の向こうへ踏み入る必要がある。
    危険、そして、交戦の可能性があろうとも!

    従って日本国政府は、特別地域の調査と銀座事件首謀者の逮捕。補償獲得の強制執行のために、自衛隊の派遣を決定した!!」

    特地自衛隊派遣法可決
    「三個師団 幹部、三曹以上を中心に編成。
    米政府『協力は惜しまない』中国政府『門は国際的な管理下に』」
  9. 9 : : 2015/08/28(金) 10:03:13
    ~特地~

    カーゼル侯爵「―――あえて言上いたしますが、大失態でありましたな。
    帝国総戦力6割の喪失!この未曾有の大損害をどう補うのか!」

    モルト「・・・カーゼル侯爵。卿の心中は察するものである・・・。
    外国諸侯が一斉に反旗を翻すのではと恐怖に夜も眠れぬであろうが、危機のたびに我らは一つとなり切り抜けてきたではないか。
    二百五十年前のアクテク戦没のように。

    戦に百戦百勝はない。よって此度(このたび)の責任は問わぬ。
    まさか敵が門前に現れるまで、裁判ごっこに明け暮れるものはおらぬな?」

    貴族A「だが、敵の反撃から僅か二日ですぞ!我が遠征軍は崩壊し『門』は奪われてしまった!」

    貴族B「戦いあるのみ!!!!兵が足りぬなら属国の兵を根こそぎかき集めればよい!!」

    貴族C「パパパ!遠くでこんな音がすると我が兵がなぎ倒されるのだ!
    あんなすごい魔法見たこと無いわ!!」

    貴族D「連中が素直に従うものか!ゴダゼン議員の二の舞に成るぞ!」

    貴族E「ひっこめ戦馬鹿!!」

    貴族B「なにを!!!」

    モルト「余はこのまま座視することは望まん。ならば戦うしかあるまい。諸国に使節を派遣し援軍を求めるのだ。
    ファルマート大陸侵略を窺う、異世界の賊徒を撃退するために―――。
    我らはコドゥ・リノ・グワバン(連合諸王国軍)を糾合し、アルヌスの丘を奪い返すのだ!」

    貴族A「・・・・陛下。アルヌスの丘は人と馬の躯で埋まりましょうぞ?」
  10. 10 : : 2015/08/28(金) 10:32:51

    「ニッフィー3ニッフィー3。敵を視認。」
    「地面が三分に敵が七分。地面が三分に敵が七分だ!!!」

    「戦闘配置!戦闘配置!!」

    モブ1「まさか、くそ!三度目だぜ、今度は夜襲かよ!DVDの途中なのに・・・」

    モブ2「つべこべ言うな!急げ急げ急げ!!」

    隊員は作戦通りの位置へ。
    ありとあらゆるモノに擬態して敵に気付かれぬように。

    「慌てるなよ・・・まだ撃つなぁ・・・」

    息をする音ですらも極限に控えなければ行けない状況だ。
    相手が歩く音が聞こえる。今が潮時だ。

    「撃てぇ!!!!!」
    沢山の銃から放たれる無数の弾の幕・・・所謂弾幕だ。
  11. 11 : : 2015/08/28(金) 10:58:45
    その夜襲からの事・・・

    耀司「しっかし銀座と併せて十二万か・・・・。
    ちょっとした地方都市1個分の人口ガ丸々失われたって事か。
    どんな国か知らねーけど、末期症状じゃねーの?」

    伊丹耀司二等陸尉(33)自他共に認める『オタク』。

    檜垣「趣味に生きるために仕事しているとぬかしとるが・・・
    やめかけた幹部レンジャー訓練の年末休暇やらんぞといったらやり通しちゃうし・・・。
    そんないいかげんでぐーたらな奴が「二重橋攻防戦」で防衛大臣から賞詞を賜って昇進・・・・」

    彼は防衛大臣直々に賞状を送ってもらったのだ。
    (マンガにはなかったがアニメにはそういうシーンがありました)


    耀司「・・・・・は?調査ですか?檜垣三佐。それがいいかもしれませんねぇ」

    檜垣「それがいいかもじゃない!!君が行くんだ!!!!」

    耀司「・・・まさか一人で行けと?」

    檜垣「そんなこと言うわけ無いだろう。」

    耀司「はい・・・」

    檜垣「とりあえず深部情報偵察隊を六個編成する。
    君の任務はその内の1個の指揮だ。
    可能ならば今後の活動に協力が得られるよう住民と友好的な関係を結んできたまえ。」

    耀司「はぁ・・・ま・・・そういうことなら」

    檜垣「よろしい!!」

    耀司 「はぁ。。。。」

    檜垣「第三偵察隊の指揮を命ずる!!!!」
  12. 12 : : 2015/08/28(金) 11:16:38
    ~アメリカ、ホワイトハウス~


    ディレル大統領「『門』はフロンティアだよ。
    『門』の向こう側にどれほどの可能性が詰まっているか想像したまえ。手付かずの資源、経済的な優位、汚染の無い自然、異世界生物の遺伝子情報・・・etc。
    だが、日本軍は何をしているんだ?『門』の周りに亀の子みたいに立て篭って。これほどの物を前にしているのに。」

    副大統領「自衛隊は過去から学んだのです。ディレル大統領。
    戦力不足のため要地を押さえる戦略しか選択できません。情勢の見極めに時間をかけているのでしょう。」

    ディレル大統領「北条らしいな」

    大臣「日本は同盟国です『門』から得られる利益は我が国にも―――」

    ディレル大統領「それでは不足なのだ。もっと積極的に関与すべきではないか?陸軍の派遣を・・・」

    大臣「残念ながらわが国は中近東だけで手一杯です。
    戦力的にも予算的にも余力はありません。どうでしょう、武器弾薬類の支援のみに限られては・・・・?」

    ディレル大統領「そうだな、肩入れのしすぎは禁物だ。火中の栗は日本に拾わせよう」
  13. 13 : : 2015/08/28(金) 13:03:54

    マクスル「皇帝陛下。諸王国軍の損害は死者行方不明者あわせ十万に達する見込みです。敗残の兵は統率を失い散り散りに、帰途についたようです。」

    モルト「・・・・ふむ、予想どうりじゃな。」

    マクルス「しかし陛下、『門』より現れ出た敵の動向が気になりますが・・・」

    モルト「そなたもいささか神経質じゃな。マクルス内務相。」

    マクスル「は・・・生来のもの故・・・」

    モルト「よかろう、ならば股肱(ここう)の臣を安堵させてやるとしよう。

    アルヌスっより帝都に至るすべての街・村を焼き払い、井戸には毒を食料、家畜は全て運び出すよう命じよ。
    さすれば、いかなる軍勢でも立ち往生しよう。そこに付け入れるのだ。」

    マクスル「・・・・焦土作戦でございますか。
    ・・・しばし税収が低下しそうですな。」

    モルト「致し方あるまい、園遊会を幾つか取りやめ、離宮の建設を延期すればよかろう。」

    マクスル「カーゼル候あたりがうるさいかと存んじますが・・・」

    モルト「なぜ余がカーゼル候にまで木を配らねばならぬのか?」

    マクスル「は・・・恐れ多き事ながら。
    陛下罷免(ひめん)のための非常事態勧告を発動させようとする動きを見られます。」

    モルト「ふむ・・・面白い。元老院にはしばし好きにやらせておけ、枢密院に『よきにはからえ』とな」

    マクスル「はっ・・・・」

    モルト「(このあたりで元老院も整理せ無ければ・・・)」

  14. 14 : : 2015/08/28(金) 13:13:50
    マクルスではありません!ごめんなさい間違えました・・・正しくはマルクスです・・・
  15. 15 : : 2015/08/28(金) 15:07:14
    >>14は私です。本当にすみません・・・

    ??「陛下!!」

    モルト「ペニャ・コ・ラーダ。どうしたのか?」

    ペニャ「陛下は我が国が危機的状況にある今、何をなされているのか?耄碌なされたか!>」

    マルクス「で、、、殿下!いったい何を―――!」

    ペニャ「無論、アルヌスの丘のことだ!!
    マルクス、そなた陛下にありのままを申し上げたか?」

    マルクス「も、、、もちろんですとも!!!
    敵は諸王国の猛撃で丘より一歩も外には―――――」

    ペニャ「この[ruby]佞臣(ねいしん)[/ruby]め!
    それは丘が未だに敵の手にあるということではないか!!」

    マルクス「丘を奪還するため軍の再建を急ぎ・・・・」

    ペニャ「何年かかると思っておるのだ!そんな悠長なことでは敵の侵攻を――――――――」

    モルト「ペニャよ、もうよい。
    なるほど悠長にかまえておれん。
    丁度よい、そなたの『騎士団』あれと共に丘を屯する敵を見てきてくれぬか・
    そなたのしていることが兵隊ごっこと出なければ・・・な。
           よいな?」

    ぺニャ「・・・・確かに承りました。では行って参ります――――父上。」

    モルト「うむ、成果を期待しておるぞ」
  16. 16 : : 2015/08/28(金) 15:07:45
    ん・・・上手く小さい字で変換が出来ない・・・
    だれか上手い方法を教えて下さい!!
  17. 17 : : 2015/08/29(土) 10:35:31
    【続き】

    耀司「そーらが蒼いねぇ、さーすが異世界」

    倉田「こんなの北海道にだってあるっスよ。
    俺はもっとファンタジー名光景を想像していたのに・・・。
    これまで通ってきた村、人ばっかだし中世のヨーロッパそっくり」

    ここは名も無き大地のど真ん中。辺り一面草原。
    まぁ、都会にいる人ならば興奮も刺激も無いところだ。

    耀司「ま、異世界ってだけでファンタジーだろ?」

    倉田「なんかガックリっス・・・」

    倉田がどうやら想像したのは竜やエルフ、妖精あたりだ。

    桑原「おい、倉田。この先の小川ので右折して川沿いに進め。
    しばらく言ったら森が見えてくる。そこがコダ村の村長が言っていた森だ。」

    倉田「了解。桑原曹長(おやっさん)」

    桑原「伊丹二尉、意見具申します。森の手前で一端野営しましょう。」

    耀司「うん、賛成」

    倉田「あれー二尉。一気に乗り込まないスか?」

    耀司「今、森に入ったら夜になっちゃうでしょ?何がいるかわかんないよ?
    村があるのなら底の人威圧してどーすんの?俺達国民に愛される自衛隊だよ?
    俺達の任務は現地に人たちと交流して情報収集すること。
    ハーツ&マンドでしょう?」

    倉田「ハァ」

    耀司「えーと・・・サヴァール ハル ウゲルゥー?」
    (意味はこんにちは、ご機嫌いかが?)

    倉田「棒読みっスねぇ、駅前留学通ったほうがよかないっスか?」

    耀司「・・・///うるせぇ!!!」

    耀司が視界を倉田から戻すと前方に黒い煙が立ち込めているのを見つけた。
    アメリカとかにある大山火事くらいの規模だろうか?

    耀司「燃えているねぇ」

    倉田「燃えていますねぇ、大自然の脅威?」

    桑原「というより、怪獣映画だろ?」

    耀司「?」

    双眼鏡で見たものはファンタジーとは?というと大体出てくる龍だ。しかも火を吐く炎龍。

    耀司「あれま!」

    桑原「一本首のキングギドラか?」

    倉田「おやっさん、古いなぁ、エンシェントドラゴンっスよ」

    ??「伊丹二尉。どうしますか?」

    耀司「あのドラゴンさぁ、何も無い森を焼き討ちに習性あると思う?」

    ??「ドラゴンの習性に関心がおありでしたら、二尉自身が見に行かれては?」

    耀司「栗林ちゃぁんおいら一人じゃ怖いからさぁ、ついて来てくれる?」

    栗林「嫌です」

    耀司「・・・あ、そう。じゃ、適当なところに隠れて様子見よっか。ドラゴンがいなくなったら森に入ってみよ」

    ドラゴンがいなくなった焦げた香りと煙が漂っている。
    村の跡なのか建物が壊れた後や人の形をしているが真っ黒に焦げたあと等がある。

    倉田「二尉これって・・・」

    耀司「倉田言うなよ?うへ・・・吐きそう・・・」

    耀司「仁科一曹、勝本、戸津を連れて、東側をまわってくれ。
    倉田、栗林、俺達は西側を探すぞ」

    倉田「探すって何を?」

    耀司「う~~ん、、、生存者?」
  18. 18 : : 2015/08/29(土) 10:39:07
    オリキャラはロゥ様が登場してからなのでまだまだ先ですww
  19. 19 : : 2015/08/30(日) 10:29:35
    【本編】

    栗林「二尉、この集落には建物が32軒。確認できた遺骸は27体。少なすぎます。大半は建物の下敷きになったと思われます。」

    耀司「一軒に3人としても最低百人だろ?それが全滅?」

    栗林「酷いものです」

    耀司「ドラゴンは人家を襲う習性があるって報告しとかないとな」

    栗林「『門』の防衛線のとき遭遇した小さいドラゴンでも、腹部を12.7mmの徹甲弾でどうにか貫通ということでした。」

    耀司「へぇ、ちょっとした装甲車並みか」

    栗林「そうですね」

    耀司「ドラゴンの巣と出没範囲も調べないと―――――。よっ」

    コ―――――――――ン

    耀司「ん?」

    栗林「なんでしょうね」

    井戸の中を覗くと金髪の美少女エルフがいた。
    井戸の中にいるからずぶ濡れで頭に大きなたんこぶが出来ていた。

    耀司「おい!大丈夫か!?目を開けろ!!
    仁科。桑原曹長(おやっさん)に連絡!生存者一名発見。
    黒川ちゃんと数名応援によこせって。
    栗林、ポンチョあるか?肌が氷みたいだ。」

    ??「ぉ・・・お父さ・・・・ん」
  20. 20 : : 2015/08/30(日) 15:09:33
    ~テュカ回想編~

    ホドリュー「テュカ、起きなさい」

    テュカ「んん・・・、なぁに?お父さん?」

    ホドリュー「・・・」

    テュカ「どうしたの?」

    耳を澄ませば炎龍の鳴き声、羽ばたいている音。
    友達の声などが聞こえる。
    何時もと違う、彼女はそう察した。

    テュカ「あれは・・・炎龍!?」

    テュカは弓に手を伸ばそうとするがホドリューに止められる。

    ホドリュー「やめなさい。君は逃げるんだ。
    君に万が一の事があったら、私はお母さんに叱られてしまうよ」

    テュカ「私も戦うわ。炎龍が相手じゃどこに逃げても一緒よ。
    それに手勢は一人でも多いほうがいいでしょ?」

    家の外に出ると、テュカ達、ハイエルフの状況は酷かった。
    炎龍がエルフを襲い、火を吐き家屋を燃やしていくのだ。
    高温の火でエルフは次々焼かれ、どんどん人数が減っている。

    「ああああっ、あっ、ぎゃぁぁぁあああ!!!!!」

    そんな中でも大人達は炎龍相手に弓を撃つ。
    しかし全く相手に効果は無く弓は折られてしまう。

    どんどん森が焼けてエルフたちは逃げ場を失っていく。

    ホドリュー「テュカ!ここにいては危ない!外へ出よう!!」

    ユノ「テュカ!!」

    ユノ、テュカの大事な友達だ。そんな彼女の背後には炎龍がいた。

    テュカ「ユノ!!!!」

    弓を構えて撃とうした瞬間、炎龍は彼女を口に咥えて
    その鋭い歯で彼女を食らう。骨もお構い無しに食べるのだ。
    この光景を見てしまっては殆んどの人が戦意消失だろう。

    テュカ「ぁ・・・・」

    大切な友達を目の前で失ったテュカは完全に戦意喪失。
    絶望してしまったのだ。幾ら長生きしているエルフでもこうなってしまう。

    そんな絶望したテュカを炎龍は睨み付けて次はお前だと言っている様に鳴く。

    テュカ「ユ・・・ユノが。。。ユノが・・・・」

    テュカを喰らおうと炎龍が睨み付ける。
    彼女を食べる気満々の炎龍はちょっとやそっとでは止められない。

    ホドリュー「ダメだ、テュカ!!!」

    娘を守るために父親が動く。

    ホドリュー「(呪文詠唱以下略)」

    聖霊魔法を得意とするエルフの放つ弓は炎龍の右目に刺さった。
    これは炎龍として一番痛かったことだろう。
    グギャァァァァァァァァァァァァァァァと鳴いているのだから、効き目はいい。
    炎龍は鳴きながら暴れている。うかつには近づくことは出来ない。

    それに気付いた他のエルフたちも次々に目を狙い始める。
    が、暴れている炎龍の尾が当たりエルフたちは飛ばされていく。

    ホドリュー「テュカ!逃げなさい!!!」

    この間にテュカは逃げればよかったのだが、彼女は足が固まってしまっている。
    ユノを目の前で失ったのだから辛くてしょうがないだろう。

    まだ炎龍はテュカの事を諦めておらずまた狙ってくる。
    ホドリューがテュカの目の前に駆けつける。

    そして彼が持っていた剣を炎龍の口の中に刺す。
    炎龍はその痛みで一端退いている。

    その間にホドリューはテュカを抱き上げて井戸の近くへ連れて行く。

    ホドリュー「ここに隠れているいるんだ、いいね!」

    そして、テュカを井戸の中へと落とし、テュカを避難させる。

    ホドリューの背後に炎龍の口が近づいていく。

    ホドリューは何か聖霊魔法を詠唱にて爆発音が聞こえる。

    井戸の底から眺めていたテュカは煙などでホドリューの最後を見ることが出来なかった。

    炎龍が退いた後、雨が降り注。ずぶ濡れになりながら父の帰りを待つが幾ら経っても来ない。

    (ホドリュー「やぁ、テュカ。無事だったかい?」)

    テュカ「・・・お父さん、助けて・・・」、
  21. 21 : : 2015/08/31(月) 11:44:32
    夏休み最後だ・・・orz

    【本編】

    テュカ「このまま・・・死んじゃうのかな・・・」

    あれから何時間・・・いや、何日も待ったのか。
    それぐらいずっとテュカは待ち続けた。最愛の父のために。

    降った雨は止み青空が井戸の穴から分かる。

    聞いたことの無い言葉、それに気付き上を見上げる。
    すると、上から釣瓶が落ちてきてテュカの額に当たる。

    男性何人かがテュカを救助に向かう。

    テュカと自衛隊の初めてであった時の事であった。
  22. 22 : : 2015/08/31(月) 12:30:35

    倉田「・・・・二尉、エルフっスよ」

    耀司「そうだねぇ・・・なんだ、倉田。お前エルフ萌えか?」

    倉田「自分はケモノ娘一筋ですが?」

    耀司「・・・・。」

    倉田「エルフがいるんなら、ケモノな娘もいるはずっスのね!!絶対!!」

    耀司「そーねー、、、いたらいいね!」

    栗林「あっち行く!見せ物じゃない!!!特に倉田ぁ!!!」

    倉田「ひゃぁ~~~~~」

    耀司「黒川二曹、(テュカのこと)どう?」

    黒川「とりあえず、体温は回復してきました。おでこのコブはすぐ治るでしょう。もう大丈夫だと思いますが、これからどういたします?」

    耀司「んー・・・ここは全滅しちゃっているし放っとくわけにもいかんでしょ。保護という事でお持ち帰りしましょ」

    黒川「二尉なら、そう仰って下さると思いましたわ」

    耀司「それって僕が人道的だからでしょ?」

    黒川「さぁ、どうでしょうか?二尉が特殊な趣味のお持ちだとか、あの子がエルフだからとか色々理由を挙げては失礼になるかと」ニコッ

    耀司「ゲッ」^^;
  23. 23 : : 2015/08/31(月) 12:36:42
    エルフの少女テュカを程と言う名のお持ち帰りした
    自衛隊一向はアルヌスへ戻ることとなった。
    その途中にコダ村へ行く事にしたのだ。

    耀司「了解。これよりコダ村経由でアルヌスへ帰還します。
               よーし出発!!!!!!」

    黒川「二尉、エルフの標準血圧と脈拍はどれぐらいでしょう?」

    耀司「・・・・え?それは現地の人に聞いた方が・・・」^^;

    倉田「ドラゴンが来たら嫌っスねぇ。。。」

    耀司「バカ!ホントに来たらどうするんだ!!!」

    この発言がガチになるとは誰もこの時点では知らなかったのだ。

  24. 24 : : 2015/08/31(月) 12:51:18

    村長「なんと!全滅してしまったのか!?」

    耀司「あ~と・・・ 私たち森に行く。大きな鳥いた。森村焼けた。」

    うまくはないし下手でもないが伊丹作の絵で村長にドラゴンの事を異世界語で喋った。

    その絵を見るなり村長は血相を変えて村民に伝える。

    村長「こっ・・・これは古代龍じゃ!しかも炎龍じゃ!!」

    耀司「ドラゴン、火、出す。人、たくさん焼けた。」

    村長「人ではなくエルフであろう、あそこはエルフの村じゃて」

    村中が慌てだす。何せあの炎龍が現れたのだ。急いで村から逃げ出さなければ。と村民が準備をしている。

    村長「よく知らせてくれた。感謝するぞ!!」

    村長「おい!村中にふれてまわるのじゃ!!隣の村にも使いを出せ!!」

    耀司「えっと、1人、女の子、助けた。」

    村長「ほぅ・・・、痛ましいことじゃ。この娘一人遺して全滅してしまったのじゃな。」

    耀司「この子、村で、保護・・・」

    村長「習慣が違うでな、エルフの村に頼め。それにワシらは逃げなければならん。」

    耀司「村・・・捨てる?」

    村長「そうじゃ、エルフや人の味を覚えた炎龍はまた村や町を襲ってくるのじゃよ」
  25. 25 : : 2015/08/31(月) 19:14:24

    ??「お師匠、これ以上積み込むのは無理」

    師匠「レレイ、どうにもならんか?」

    レレイ「コアムの実とロクデの実を置いていくのは合理的」

    師匠「ん~~まいったのぅ」

    レレイ「そう?」

    師匠「だいたい炎龍の活動期は五十年後だったはずじゃ、それが何で今頃・・・・」ブツブツ

    レレイ「お師匠。準備できた。早く乗って欲しい」

    師匠「あ?わしはお前なんぞに乗っかるような、少女趣味はないわい!どうせ乗るならお前の姉みたいなボンキュボーンの・・・」

    レレイ「・・・・(師匠の相変わらずの女性に対する考えは酷い)」

    レレイは可笑しくなっている師匠を正気に戻すために魔法をぶつける。
  26. 26 : : 2015/09/01(火) 18:36:53
    とりあえずオリキャラ設定投下ッ!!

    取り合えず2人ですね。

    1人目↓

    名前 ルディアノ・(セー)・センヴァルノス

    くわしい情報 
    ・髪の色は漆黒色、目の色はアメジスト似
    ・髪型は男性にしては長いほうで肩と首の付け根ぐらい
    ・種族はロイヤーヴァンパイア。(後日説明)
    ・時の神セーリィアの信徒で亜神。
    ・年は981歳。
    ・ロゥリィとは戦友。
    ・神武器は日本刀に似た太刀。
    ・一人称「俺」、二人称「貴様」、「君」、「~君」
    ・19年後に控える昇神で司る神は色の予定らしい。

    画力のある人が見ていたら描いて欲しいですねw
  27. 27 : : 2015/09/01(火) 18:53:10

    2人目↓

    名前 ルイン・(ファル)・ハリュー

    くわしい情報
    ・髪の色は月白色、目の色はコスモオーラ似
    ・髪型はツインテール。下の方が巻いてある。かなりロング。
    ・種族は魔聖霊。(後日説明)
    ・月の神ファルティーアの信徒で亜神。
    ・年は900歳。ピッタリww
    ・ロゥリィとは親友で昔よく旅をしていたよう。
    ・神武器は基本魔力。魔力で刃を作り咲夜的に投げる。
    ・一人称「私」、二人称は「彼方」、「君」、「~さん」
    ・100年度に控え昇神のときに司る予定のものは感情。

    補足

    伊丹たちとルディアノが出会うのはイタリカ~アルヌスのときに
    凄く大きい甲蛇に襲われたときにルディが瞬殺する。
    (ここはオリジナルなので上手くかけないかもしれません)

    伊丹たちとルインが出会うのは炎龍を倒しに行くときに道に迷い
    案内してあげる。そしてロゥリィと一緒に外で見張り役をする。

    (その時にジゼルとオリキャラも1人来るのですが・・・その時に)

    基本的まだゲート8巻までしか読んでいない私が書いたので
    公式が変えたらもうこれはこれでしょうがないと思ってくだされば^^;

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