ソニア「わたくしが中心で廻る世界」【ソニアさん中心CP詰め】
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- 1 : 2015/08/25(火) 23:08:09 :
- 短めの愛しいソニアさんのcp(カップリング)ssを書いていきます。
すごく気まぐれに書くので更新遅いです!
そしてネタバレがあります
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- 2 : 2015/08/25(火) 23:09:40 :
- 【お題:シャーペン】
CP:左右田×ソニア
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- 3 : 2015/08/25(火) 23:10:51 :
- 強制シャットダウンを選んだオレ達は、今日も今日とて脳死してしまったクラスメイトを助けるためにせっせと未来機関っつーとこで仕事をしている。
で、その仕事っつーもので苗木が書類を大量に送ってきた。ソニアさんの変わらないコテージの、机に積み重ねられている書類をレポート用紙にまとめているのだ。
そう、ソニアさんのコテージで。
ソニアさんとオレ、左右田和一の二人きりで。
日向と終里、九頭龍の三人は、他の仕事があるからと、レストランに行ってしまった。
レストランを陣取られて作業場がない、そして、オレの部屋は散らかっているということで。
ソニアさんのコテージにお邪魔させて貰っている状況だ。
綺麗なベット。
花瓶。
小泉のカメラから拝借した、77期全員の集合写真。
漂ういい匂い。
全てが自分の目に入ってくる。
ソニア「あの……」
左右田「は、はい!?」
まじまじと見ていたからだろうか。
声をかけられて、すぐさま書類に手をつける。
ソニア「あ、そうでは無くてですね。左右田さんのそのシャープペンシルが、とても素敵だなと」
左右田「……へ?」
動かそうとしていた手は動かしたくても動かせない状況になった。
思考停止。
ソニアさんが自分に興味を示してくれた。
ソニアさんが自分に興味を示してくれた。
ソニアさんが
ソニアさんが……
あの、聖母が!
オレの頭の中は最高潮になり、グルグルとソニアさんのお言葉がループされる。
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- 4 : 2015/08/25(火) 23:11:47 :
- ソニア「左右田さん?」
ソニアさんの甘い一言で目が覚めた。
左右田「す、すみません!!このシャーペンですよね?これ、昔の知人に貰ったやつなんですよ」
その知人とは、親友とオレが呼んでいたアイツだ。
ソニア「知人ですか……知人以上関係なんでしょうね、左右田さんと知人さんは」
クスリと微笑むソニアさんはとても魅力的で、圧倒的な神々しさを放っていた。
でも、ソニアさんのお言葉がオレには理解出来ない。
左右田「えっと……?」
ソニア「プレゼントされたんでしょう?なら、相当のご関係だと思いまして。プレゼントは、大切な人にするものですから」
左右田「ッ!」
実はこのシャーペン、カンニング事件が起こりアイツと疎遠になり、最後の最後で卒業するときに貰ったものだった。
左右田「……へへっ」
思わずニヤける。
だが、ここはソニアさんの前だった。
顔を整えないと。
けど、なにかが邪魔した。
目からボロボロと、邪魔するなにかが垂れている。
左右田「あれ……?おっかしいなぁ……すみません、ソニアさん」
その直後、目の前が真っ暗になる。
心地よい暖かさと、いい匂いがオレを包んだ。
これは……。
ソニア「よしよし!」
左右田「もがっ!?」
正解はソニアさんの胸でした。
左右田「むも!!む"む"む"!!!(はな、放してください!)」
反応が十秒くらい遅れ、動揺してソニアさんの腰に手を回している。
動揺は決して言い訳ではないっ!
ソニア「ふふっ、くすぐったいです!」
じゃないとオレのあそこが大爆発するんですよソニアさん!!そんなとこソニアさんに見せられないです!
そんな風に思いながらも、オレはこの時を至福に思っている。
ずっと離れたくなかったし、このまま永遠に一緒でもよかった。
出来ることなら、オレのものにしたい。
ソニア「左右田さん……その、わたくしはですね。泣いている左右田さんがすごく寂しそうにしていて。でも、嬉しそうで。わからなかったんです」
左右田「……」
ソニア「でも、ハッキリと悲しいってことはわかりました。どうかわたくしで"悲しい"がなくなって欲しいんです」
そっと腕が離される。
左右田「ソニアさん……オレ、悲しく無くなりました」
目一杯の笑顔で答える。
悲しさなんてない。むしろ、幸せでオレは満ちていた。
左右田「ソニアのおかげです!それで、お礼がしたいんですが……」
左右田「オレに、一生ソニアさんの"寂しい"を無くすっていうのでどうですか?」
遠回しの告白だ。
きっとオレの顔は真っ赤だろうし、手だって震えてる。
お礼という免罪符でこんな告白するだなんて思ってなかった。
いつもみたいに、軽くあしらわれるのだろうか。
ソニア「あ、あの!!その!!!〜〜〜〜〜〜っ!!」
残念、違かった。
ソニアさんは真っ赤で、とても可愛い。
素の"女の子"を見た気がして、とても嬉しい。
ソニア「ぜひ、お願いします……!!」
その一言でオレの心は舞い踊った。
左右田「……っしゃあああああ!!!ソニアさん!これからもずっとお願いします!」
手を握って、温もりを分かち合う。
ソニア「はい!」
オレたちは、幸せに笑った。
それを影でみていた日向達の存在をまだオレ達は知らない。
-END-
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