このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
東方人喰花
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- 1 : 2015/08/04(火) 23:36:29 :
- このスレッドは東方再幽蠍録の続編です( http://www.ssnote.net/archives/37604 )
オリキャラを含みます。ご注意ください
始めます
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- 2 : 2015/08/06(木) 01:36:35 :
- 幽香の花畑
こいし「幽香さんこんにちはー」
フラン「こんちゃー」
リグル「あ、来た」
チルノ「おーっす」
大妖精「もう始まるよ」
ルーミア「わはー」
ミスティア「皆来ました」
幽香「分かったわ。じゃあ始めましょうか。花の素材は人里の中心を借りて、用意してるわ」
ルーミア「よしいこー」
フラン「曇りだから動きやすいなー」
幽香「雨ではないから大丈夫ね。いくわよ」
一同「はーい」
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- 3 : 2015/08/06(木) 01:44:41 :
- 人里 中心街
チルノ「おー広ー!!」
大妖精「お花でっかーい!!」
はしゃぐ⑨たち
チルノ「そういえば大ちゃん」ボソ
大妖精「何?」
チルノ「この前寺子屋の授業で花に霊力を込めると自らの意志で~なんたらかんたらって奴やったじゃん?」ボソ
大妖精「うん,,,まさか」
チルノ「やってみよう!!」
大妖精「え、ちょ,,,」
⑨はそういうと、巨大ハエトリクサの方へ駆けていく
幽香「あら、忘れ物しちゃったから取りに行ってくるわね。待っててちょうだい」
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- 4 : 2015/08/06(木) 01:56:25 :
- 地獄
小町「映姫様~私先にあがりまーす」
映姫「分かりました。お疲れ様です,,,ん?」
空時「どうかされたんですか?」
地獄では猶斗に敗れ、三途の川を渡った空時も死神として働いていた
映姫「いえ、あちらの様子を見ていたら,,,妖精?」
映姫は手鏡を見つめて、目を細めながら話し続ける
空時(あ,,,あの妖精,,,あの時の,,,)
空時の脳裏にかつて、⑨が瞬殺された光景が過る
映姫「嫌な予感がします,,,」
―同時刻 妖怪の里
猶斗「,,,賑やかだな」
里のあちらこちらではわいわいと声が聞こえる
猶斗「さて、俺もそろそろ,,,」
その瞬間、大地が大きく揺れ、人里の中心から黒煙があがる
猶斗「チッ,,,!また異変か,,,今度こそ動いて貰うぞ紅白!!」
博霊神社の方へ飛び立つ猶斗
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- 5 : 2015/08/06(木) 02:08:47 :
- ―人里
チルノ「わああ!?」
幽香「貴女たち!!何やってるの!?」
一同の目の前には巨大な人喰花が聳え立っていた
チルノ「逃げるんだぁ,,,勝てるわけがないよ,,,」
一輪の人喰花がチルノに襲いかかる
大妖精「チルノちゃん危ない!!」ドンッ
チルノを押し退けた大妖精に今度は襲い掛かる人喰花。そのまま人喰花の鋭い牙が大妖精の体に突き刺さる
大妖精「痛い痛い痛い痛い!!ああああああ!!いやああ―
そのまま丸呑みにされる大妖精
チルノ「大,,,ちゃん,,,」
こいし「よくも大ちゃんを!!」
こいしが人喰花に攻撃するも、すぐに触手に掴まれてしまう
こいし「離せ、離せ!!」
ズバァッ
一輪の花を散らせた猶斗
猶斗「おい,,,お前ら,,,これはどういう状況だ?」
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- 6 : 2015/08/06(木) 23:40:56 :
- 霊夢「何で私まで,,,」
猶斗「説明しろ」
チルノ「お、おう,,,」
―少女説明中
猶斗「成る程,,,まあ良い。よく見ると奴の体からは蔦が伸びている。あの成長速度だと幻想郷中が侵食されるのも、時間の問題だ。下手したら月までいくかもしれん,,,」
フラン「じゃあどうするの!?」
猶斗「大丈夫だ。綿月姉妹には連絡を入れてある。もうじき着くだろう」
霊夢「でもさっきの大妖精みたいに喰われるんじゃ,,,」
猶斗「あいつらがペットに無茶させるとは思わんが、恐らく相当の覚悟で来るだろうな」
すると、こいし達の背後に巨大なゲートができ、中から綿月姉妹と玉兎達が出てくる
依姫「お久し振りです。猶斗さん」
豊姫「二年ぶりかしらね」
依姫「まだ半年しか経っていませんよ,,,(汗)」
猶斗「雑談はさておき、標的は彼奴だ」
人喰花の方を指差す猶斗
豊姫「すごく,,,大きいわね,,,」
猶斗「覚悟は出来てるな?俺と紅白で時間を稼ぐ。その内に作戦を立てろ」
霊夢「え!?ちょ!!」
依姫「分かりました」
猶斗「さあ来い!ここがお前の舞台だ!!」ズルズル
霊夢「いやー!!もっと人生を謳歌したいー!!」
霊夢を引き摺っていく猶斗をよそに、作戦会議を始める依姫と豊姫、玉兎たち。そこに鈴仙が飛んでくる
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- 7 : 2015/08/06(木) 23:42:54 :
- >>6
追記;最後の方の「舞台」はこう書いて、「死に場所」と読みます
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- 8 : 2015/08/07(金) 23:52:26 :
- 鈴仙「依姫様、豊姫様!!」
依姫「鈴仙?」
鈴仙「師匠から依姫様方がいらしてると聞いたので,,,あの変な花を倒すんですよね?私にもやらせてください!!」
依姫「ですが」
豊姫「依姫。やらせてあげなさい」
依姫の肩に手を置きそう言う豊姫
依姫「,,,分かりました。貴女も精鋭チームに入れます」
鈴仙「やった!!」
依姫「,,,ではまず貴女達精鋭のお仕事をお話しします。良いですか?」
鈴仙「はい!」
清蘭「はい」
玲瑚「うっす」mgmg
レイセン「は、はい,,,(何で私が選ばれたんだろ,,,)」
依姫「では」
―少女説明中
依姫「以上です」
依姫が説明し終えたのを見計らったかのように猶斗が叫ぶ
猶斗「流石にきつくなってきた!!早くしてくれ!!」
霊夢「喰われる~!!」
依姫「分かりました!!では行きますよ、貴女達!!」
玉兎たち「おーーーっ!!」
各々の武器を持ち、一斉に飛び掛かる玉兎たち。精鋭の四人が先頭をきる
清蘭「てやっ!!」ポコッ
玲瑚「ほいっ!」ボコッ
清蘭と玲瑚の一撃で一輪枯れるが、すぐに復活してしまう
依姫「再生,,,!?」
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- 9 : 2015/08/08(土) 00:08:23 :
- 清蘭「嘘!?」
玲瑚「復活なんてセコいっすよ!?」
驚いて留まっている二人に二輪の花が襲いかかる
玲瑚「清蘭!!」
清蘭「玲瑚!!」
お互いに注意を促したが、遅かった
バキッビシュッゴリッ
鈍い音がして二羽の玉兎は喰われた
レイセン「な!?」
依姫「く,,,」
豊姫「よくもあの子達を,,,!!」
豊姫が珍しく怒っている
「あたい達にもやらせて!!」
綿月姉妹と猶斗が振り返るとバカ達がいた
チルノ「元々あたい達のせいなんだから!!」
そういって参戦するチルノ、リグル、ミスティア、ルーミア
猶斗(こいしとフランには応援を要請したが,,,大丈夫か?)
リグル「リグルキーック!!」
猶斗「バカ野郎!!少しは考えて―
リグル「へ?」
バクッ
瞬殺されるリグル
ルーミア「リグル!!」
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- 10 : 2015/08/09(日) 01:32:19 :
- 人喰花が蔦を伸ばしていき、人里全体を覆う
猶斗「チッ,,,これじゃあ鼬ごっこじゃねえか,,,!!」
触手が豊姫の脚を掴む
豊姫「きゃあ!?」
ザンッ
触手を切り落とす猶斗
猶斗「ぼさっとするな!!ここは戦場だ!!俺は妖精達の援護に向かう!」
そこにようやく援軍が到着する
咲夜「ご無事ですか!?」
さとり「お怪我はありませんか!?」
猶斗「何とかな,,,しかし、既に五十人ほど喰われている」
フラン「とりあえず紅魔館、地霊殿、白玉楼、妖怪の山とかから呼んできたよ」
猶斗「感謝する」
一方
ミスティア「いやあああああ!!」
耳をつんざくような声を出して喰われるミスティア
依姫「おのれ!!」ズバッ
依姫が一輪切り落とす。また再生すると思われたが、今度はしない。どうやら、茎を破壊することによって再生を防げるようだ
鈴仙「たぁっ!!」バシュンッバシュンッ
レイセン「ひいぃ!!」バンッバンッ
咲夜「,,,」シュンッシュンッ
依姫「はっ!!」ザンッ
援軍も加わり、総攻撃によって花の数も減ってくる
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- 11 : 2015/08/09(日) 01:47:36 :
- 猶斗「ふんっ!!」
猶斗が回転斬りで三本同時に切り落とす
依姫「ふっ!!」
依姫も負けじと四本切り落とす
猶斗「後は任せた!俺はあちらの援護に向かう!!」
依姫「分かりました!!」
依姫や豊姫、猶斗に霊夢などの実力者達を筆頭に、次々と花を散らしていく皆
依姫(もう少しで,,,!!)
そして―
依姫(あれが最後の一本!!)
ザンッ
戦いは終わった
人喰花が緑色の体液を噴き出しながら萎れる
依姫「はぁ,,,はぁ,,,勝った,,,」
一同「やっっったああああああああああ!!」
幻想郷に歓声が響き渡る
豊姫「よくやったわね,,,」ポンッ
依姫「有り難う御座います,,,」
殆どの奴は喜んでいるが、一部の奴は落ち込んでいる。無理もない。目の前で友人が喰われたのだから
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- 12 : 2015/08/09(日) 01:57:54 :
- その後―戦死者読み上げ&追悼
チルノ「大ちゃん,,,」グス
ルーミア「みすちー,,,リグル,,,」ズビ
さとり「あの鈴仙さん」
鈴仙「え?あ,,,はい?(ヤバ,,,)」
さとり「何がヤバイんです?,,,まあ良いです。猶斗はどこに?」
鈴仙「いや,,,その,,,」
挙動不審になる鈴仙
さとり(何か隠してますね,,,こんなときに限ってサードアイは,,,)
サードアイ「zzz」
鈴仙「実は,,,」
さとりにエクスカリバーの片割れを渡す鈴仙
さとり「え?これは?」
そして、流すように聞いていた戦死者を読み上げる依姫の言葉に衝撃的な言葉が,,,
依姫「ミスティア・ローレライ、リグル・ナイトバグ―
「幽蠍猶斗」
さとり「,,,え?」
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- 13 : 2015/08/09(日) 12:25:43 :
- こいし「え?」
鈴仙「猶斗さんは,,,もう,,,」
依姫「清蘭、玲瑚,,,以上74名です」
さとり「ちょ、ちょっと、う、嘘ですよね,,,?猶斗が死んだなんて,,,そうだ、これドッキリですよね?そうなんですよね!!?」
依姫「いいえ、残念ながら,,,」
さとり「ほらまたそんなこと言って,,,」
依姫「先程鈴仙から遺品を受け取ったでしょう?」
さとり「そんな,,,」
突き付けられた現実に、絶望の表情を浮かべるさとり
鈴仙「あの,,,実は彼,,,」
レイセン「私達を庇って,,,」
二人がその時の状況を話し始める
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- 14 : 2015/08/09(日) 21:44:08 :
- それは猶斗が「あちらの援護に向かう」と言った直後の事だった
鈴仙「きゃあ!!」ドサッ
花の攻撃を受け、倒れる鈴仙。鈴仙の脚を触手がつかみ持ち上げる
鈴仙「ちょ!?離して!!見えてる!!丸見えになってる!!」
ズバッ
触手を切り裂く猶斗
猶斗「無事か?」
鈴仙「はい,,,何とか,,,」
レイセン「ぎゃああああああ!!」
猶斗「チッ,,,またか,,,よっ!!」ザンッ
レイセン「あふんっ!!」ドサッ
地面に落ちるレイセン
猶斗「全く,,,お前ら,,,少しは周りを気にしろ!!だから―
ダブルレイセン「志村ー!!後ろーーー!!」
猶斗「ん?」クルッ
後ろには花が迫っており、猶斗は上顎と下顎の間に挟まれる
猶斗「ぐ!?」ギリギリ
鈴仙「猶斗さん!!」
猶斗「,,,後は任せた,,,!!」
そう言って鈴仙にエクスカリバーの片割れを投げ渡す猶斗
鈴仙「え!?あのこれ!!」
猶斗「じゃあな」
レイセン「え―
バクンッ
花の口が閉じ、歯の隙間から血が吹き出す。猶斗は喰われた
鈴仙「あ,,,ぁ,,,」
レイセン「う,,,そ,,,」
そして、依姫が止めをさし、今に至る
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- 15 : 2015/08/10(月) 00:00:38 :
- 鈴仙「ごめんなさい,,,私のせいで,,,」ジワ
自分を責め、目に涙を浮かべる鈴仙
さとり「そんな,,,嘘,,,嘘よぉぉぉぉ!」ダダダダダダダ
走り去っていくさとり
こいし「お姉ちゃん!!」
霊夢「異変解決したし、宴会でも開こうと思ったけど,,,無理ね」
依姫「はい,,,」
天子(確かあの子は地底の子,,,そうだ、傷口に塩を塗ってやろう)ニシシ
衣玖「総領娘様?」
天子「え?あ、いやなんでもない,,,」
衣玖「?」
幽香「,,,まさかこんなことになるとはね,,,」
チルノ「あたいのせいだ,,,」
幽香「いいえ、違うわ。悪いのはあの花。そして運命」
チルノ「,,,バケモン,,,」ボソッ
幽香「チ・ル・ノ・ちゃーん?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
チルノ「ひぃっ!!」
依姫「兎に角私達は月に戻ります」
霊夢「分かったわ。じゃあみんな解散ね!!」
皆各々の道で帰っていく
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- 16 : 2015/08/10(月) 00:03:08 :
- そしてその日の深夜
???「ふぅ,,,重いねぇ,,,でもこれで,,,」
何者かが、人喰花の胃袋を漁っている
そして、とんでもない事態に,,,
続く,,,
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- 17 : 2015/08/10(月) 01:37:32 :
- 次回予告
猶斗の死によりさとりは引きこもり、こいしは放浪生活に逆戻り。そんな中天子が嫌がらせに来る。衣玖の制止も聞かず、さとり達の傷口に塩を塗る様なことをし続ける天子。嫌な予感しかしない,,,次回「東方天地人」( http://www.ssnote.net/archives/38182 )
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- 18 : 2018/03/17(土) 19:51:05 :
- ユキオ..........うぅ..うぅ..ポロポロ
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