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  1. 1 : : 2015/07/26(日) 02:26:11
    このスレッドは東方陰影奇の続編です( http://www.ssnote.net/archives/37344 )
    オリキャラを含みます
    始めます
  2. 2 : : 2015/07/27(月) 00:23:54
    魔理沙「確か明日は博霊神社にレミリアとさとりが行くんだっけ?」

    霊夢「そうだけど」

    猶斗「何だよそれ,,,初耳だぞ,,,あ、夜雀、それ貰って良いか?」

    ミスティア「良いですよ」

    ミスティアから八ツ目鰻の皿を受け取る猶斗

    霊夢「あれ?あんた人肉以外食べないんじゃ?」

    猶斗「いや一応食えるぞ」

    ルーミア「そーなのかー」

    魔理沙「うわ!?どこからわいて出た!?」

    ルーミア「みすちーに鰻貰いに来たー。わはー」

    ミスティア「あ、るーちゃん。ちょっと待っててね」

    会場の奥に駆けていくミスティア

    猶斗(こいつらはよく分からん,,,)
  3. 3 : : 2015/07/27(月) 04:00:51
    翌朝 地霊殿 食堂

    猶斗「,,,おかしい」

    さとり「え?いきなりどうしたの?」

    猶斗「親父の事だ,,,」

    こすな「件さんがどうしたの?お兄ちゃん」

    猶斗「(お兄ちゃん,,,?)いや、奴があそこまで呆気なく逝ったのがふに落ちなくてな,,,」

    こいし「でも、もうあの野郎が来ることなんて無いんでしょ?」

    さとり「はしたないわよ,,,こいし,,,」

    猶斗「,,,まさか,,,奴か,,,!?」

    暦「奴?」
  4. 4 : : 2015/07/27(月) 19:58:36
    <ギャアアアアアアアアアアア

    一同「!?」

    猶斗「まさか,,,」

    ダッシュで玄関ホールに向かう一同

    さとり「!?」

    玄関にはお多福の仮面をつけた女性の姿があった

    ???「あら、ここの主かしら,,,猶斗まで,,,」

    猶斗「てめぇまで来やがったか,,,母さん,,,」

    驚いてまた女性の方へ顔を向けるさとり

    ???「主さん,,,こんにちは,,,猶斗の母親、幽蠍轆轤です,,,」

    轆轤と名乗った女性は律儀に礼をした

    さとり「猶斗の,,,お母さん,,,」

    暦「,,,件さんの奥さん,,,」
  5. 5 : : 2015/07/27(月) 23:14:53
    新キャラ説明

    名前;幽蠍 轆轤(ゆうかつ ろくろ)
    能力;正気を操る程度の能力
    二つ名;「悪魔の母親」
    概要;幽蠍猶斗の母親。件と同じく此岸に未練を残し、妖怪と化した。件の後を追って、地霊殿に来た
  6. 6 : : 2015/07/29(水) 23:49:52
    先程悲鳴が聞こえたことを思い出した猶斗は急いで辺りを見渡す。そこにはお燐が倒れていた。急いで駆け寄る一同

    猶斗「燐!しっかりしろ!」

    暦「,,,ダメ。完全に気を失っています」

    猶斗「,,,おのれ,,,!」

    轆轤「お父さんを何故殺めたの?」

    猶斗「,,,」

    轆轤「お父さんはもういないけれど、貴方は連れて帰る。一緒に来て」

    猶斗の表情がみるみる険しくなっていく

    猶斗「,,,さい」

    轆轤「一緒に来なさい!」

    猶斗「うるさい,,,」

    さとり「猶斗,,,」

    猶斗の表情は心を読まなくても分かるほど、怒りに満ちていた

    轆轤「来なさい!!!!」

    猶斗「うるさい!!俺に命令するなぁ!!!」

    猶斗はそう叫ぶと、跳び、轆轤に斬りかかる。しかし轆轤はこれを防ぐ
  7. 7 : : 2015/08/01(土) 18:27:27
    轆轤「いいいわ,,,明日,,,また明日来るから、考えておきなさい,,,」

    すると轆轤の姿が消えた

    猶斗「,,,」

    さとり「,,,あ、霊夢さん所行かなきゃ」

    ―翌日 地霊殿 食堂

    猶斗「,,,」

    猶斗は一人で考え事をしている

    猶斗(奴は親父と同じ考えをしている,,,と言うことは,,,)

    猶斗「,,,!?まさか!!!」ガタッ

    猶斗(奴め,,,さとり達を先に始末しようとでもいうのか,,,!!)
  8. 8 : : 2015/08/01(土) 18:28:31
    >>7
    訂正
    轆轤「い、いいわ,,,明日~」が正解
  9. 9 : : 2015/08/02(日) 22:50:57
    博霊神社

    昨日の茶会が長引いてしまった為、続きをしている霊夢、レミリア、さとり

    レミリア「へえ,,,貴方の妹って結構活発なのね。フランと気が合いそうだわ」

    さとり「そうなんです。でも出掛けるときに行き先を教えてくれないんですよね」

    霊夢「今度会わせてみたら?」

    レミリア「いいわね、それ。でもその子っていつも無意識で行動してるんでしょ?」

    さとり「はい,,,たまに猶斗がこいしの心を抉じ開けてくれますが、すぐ戻ってしまうので,,,」

    コンコンコン

    霊夢「,,,?誰かしら」

    立ち上がり、勝手口に歩いていく霊夢

    さとり&レミリア(,,,嫌な予感がするわね,,,)

    霊夢「ちょ、あんた何なのよ、無理矢理上がり込んで!」

    霊夢の声が聞こえた直後、居間の引き戸が開く

    レミリア「,,,」

    さとり「轆轤さん,,,?」

    そこに立っていたのは轆轤だった

    轆轤「こんにちは」

    轆轤は旅館の女将のように正座をし、礼をした

    さとり「こ、こんにちは,,,」
  10. 10 : : 2015/08/03(月) 22:59:19
    しかし、轆轤は表情を豹変させ、レミリアにアッパー、さとりにタックル、霊夢に足払いをする。だが、霊夢はこれを避ける

    レミリア「ぐ,,,」

    さとり「ゴホッゴホッ,,,」

    霊夢「ちょっと何なのよ!!いきなり!!」

    轆轤「,,,失せろ」

    ―悪念「スローインシュート」発動

    轆轤が掌に大きめの弾幕を作り出し、霊夢に投げ付ける

    霊夢「のわ!?」

    その弾幕は霊夢の腹部に命中し、霊夢は障子を突き破り木に叩き付けられる。そのまま気絶する霊夢

    レミリア「たぁっ!!」

    レミリアが轆轤を引っ掻こうと飛び掛かるが、腹パンされ、気絶してしまう

    さとり「よくもレミリアさんを!!」

    さとりが飛び掛かった刹那、轆轤が懐から短刀を取り出し、さとりを斬りつける。短刀はさとりの頬に掠り、さとりの頬からは少量の鮮血が飛び散る

    さとり「痛っ!!」

    思わず押さえるさとり

    轆轤「感謝しなさい。もうすぐ極楽に逝けるわよ。何故ならこの私に殺される―

    猶斗「事はさせぬぅ!!」

    猶斗が颯爽と走ってきて、轆轤の仮面を斬り飛ばす

    轆轤「く,,,」

    さとり(あ,,,轆轤さんって結構美人,,,)

    猶斗「母さん,,,いや轆轤,,,!!今ここで貴様を殺す!!」
  11. 11 : : 2015/08/03(月) 23:21:12
    ―想起「うろおぼえの金閣寺」発動
    ―噴罪「旧地獄の針山」発動
    ―焔星「フィクストスター」発動
    ―反応「妖怪ポリグラフ」発動

    猶斗は四つのスペルカードで決めようとするも、すべて避けられてしまう

    猶斗「チッ,,,」

    ―邪悪「蒼白乱舞斬」発動

    猶斗はこれをバク宙でかわすが、二三発受けてしまう

    轆轤「腕を上げたわね,,,」

    猶斗「どうだか,,,」

    轆轤が猶斗に斬りかかるが、これを猶斗はなんと、腕で止める。短刀の刃部分が砕け散る

    轆轤「こうなったら,,,最終手段,,,!!」

    ―邪念「ダークネスフレア」発動(ロイヤルフレアの強化版)

    轆轤は、手を前に突きだし、掌にエネルギーを貯め始める

    猶斗「無駄な事を,,,今すぐあの世に送ってやるよ,,,」

    そう言うと猶斗は神社の屋根の上に飛び乗る

    ―蠍符「終焉の始まり」発動

    猶斗がエネルギーを蓄え始める
  12. 12 : : 2015/08/03(月) 23:30:33
    両者ともに充填が完了し、同時に放つ。巨大な気弾と魔法が大きな音を立ててぶつかり合う

    霊夢「な、何よあれ,,,」

    レミリア「さ、さあ,,,」

    いつの間にか目が覚めていた二人は目の前の光景を呆然と眺めるだけしか出来ない様子

    段々と轆轤の魔法が押され始める

    轆轤「はぁ!!」

    轆轤が全力を出し、再び押すが,,,

    猶斗「これで終わりだ!!」

    猶斗がだめ押しの追加をしてきたのであっという間に押され,,,

    轆轤「やああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―

    ドシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

    轟音が幻想郷に響き渡る
  13. 13 : : 2015/08/03(月) 23:43:42
    数秒後、煙の中から轆轤が出てきて、さとりの方へ駆けてく

    さとり「ちょっ,,,!?」

    さとりを締め上げる轆轤

    さとり「あぐ,,,かはっ,,,」

    轆轤「オマエサエコロセバ!!ナオトハツイテクル!!シネ!!」グググ

    さとり「う,,,(もう,,,だめ,,,)」

    ズバッ

    轆轤の体が上と下にわかれ、崩れ落ちる。轆轤の腹部を切り裂いたのは猶斗だった

    さとり「猶斗,,,!!」

    猶斗(本当はこういう美味しいところは霊夢や魔理沙にやってほしいのだがな,,,)

    これで異(常な)変(人)の解決,,,と言いたいところだが、轆轤の上半身が動き出す

    轆轤「フフ,,,マダヨ,,,!!アナタヲカナラズ!!」

    匍匐前進で近付いてくるが、それを猶斗は無慈悲に

    ズバンッ

    今度は縦に切り裂いた

    轆轤「ヴァァァァァァァァァァアアアアアア―

    轆轤が奇声をあげ、消滅する

    さとり「,,,終わった」

    霊夢「いっつも美味しいところ持っていきやがって,,,」

    レミリア「ま、まあ楽しかったわ,,,」

    猶斗「,,,」
  14. 14 : : 2015/08/04(火) 02:51:30
    その日の夜 紅魔館

    咲夜「そうだったんですか,,,」

    レミリア「ええ。疲れたわ」

    紅魔館のテラスで茶会を開いているレミリアとさとり

    さとり「あの,,,有り難う御座います,,,泊めてもらって,,,」

    レミリア「いいのよ。そんな事より、フランとあなたの妹は遊んでるから良いとして、あの脳筋騎士は?」

    咲夜「猶斗様は美鈴の特訓だとか,,,」

    レミリア&さとり「え?」

    紅魔館 門の前

    猶斗「ほらどうした、中国!!」

    美鈴「はあっはぁっ」

    美鈴が猶斗に強烈な一撃を入れる

    猶斗「こうやって衝撃を受けた瞬間、後ろ側に跳べば、受ける衝撃も軽減される!覚えとけ!!」

    美鈴「はい!」ビュンッ

    ―再びテラス

    レミリア「,,,シュールね」

    さとり「シュールですね」

    咲夜「テラシュールですね」

    レミリア「,,,さて、そろそろお開きにして、お風呂入って寝ましょうか」ガタッ

    咲夜「では準備して参ります」タッタッタッ
  15. 15 : : 2015/08/04(火) 03:00:27
    ―就寝

    猶斗「,,,おい」

    レミリア「何よ?」

    猶斗「何故俺まで同じ部屋で寝なくてはならんのだ」

    レミリア「大人数の方が良いじゃない☆」

    猶斗「ぐ,,,ムカつく」ギリギリ

    さとり「まあまあ押さえて,,,」

    猶斗(くっそ,,,このチビ四人は結構寝相わりぃんだよなぁ,,,)

    ―数時間後

    猶斗(チッ,,,案の定だ,,,重い)

    猶斗の上に薪のようにこいし、フランが乗っかっている

    猶斗(メイド,,,こいつらどうにかしてくれ,,,)

    レミリア&さとり「zzz」
  16. 16 : : 2015/08/04(火) 03:06:15
    翌朝

    さとり「ふぁー,,,おはよう御座います,,,」

    レミリア「ふぁー,,,」

    猶斗「,,,」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    フラン「あれ?猶斗機嫌悪いね」

    こいし「本当だね」

    猶斗「誰のせいだと思っている,,,」

    こいし「あ、そういえば幽香さんに呼ばれてたんだった」

    フラン「じゃあ、早く準備していこう!」

    猶斗「元気だな,,,(寝る子は育つ,,,か)」チラ

    さとり「?」

    猶斗(合ってるな,,,)

    続く,,,
  17. 17 : : 2015/08/04(火) 23:48:43
    次回予告

    幽香の元へ向かったフランたち。その内容は新種の花をつくる。と言うものだった。そして最悪の結果に!?ラストには衝撃の結末が!!
    次回「東方人喰花」( http://www.ssnote.net/archives/37984 )

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