アルミン「僕を救ってくれた2つの光」
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- 1 : 2015/07/24(金) 19:41:11 :
- いじめに関するお話です。ハッピーエンドを考えていますが、きっと嫌な思いをされる方もいると思うので、そういう方は、読まないことを勧めます。それと、キャラ崩壊注意です!
よろしくお願いします!
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- 2 : 2015/07/24(金) 19:50:10 :
- 桜が舞う、シガンシナ中学校の入学式。
学校か。いやな思い出しかない。
人「おいおい、アイツ小学校の頃散々いじめられてきたアルミンだ!」
人「それでも学校くるとか、いじめられたいんじゃね?」
人「ドMじゃん!!」
アハハハハハ
聞こえてるよ。いや僕に聞こえるように言っているのか。もううんざりだ。悪口なんて聞き飽きた。
親に言われて学校に来ているけど・・・こんなところ来たくもない。
ジャン「おはようアルミン!」
アルミン「・・・おはよ。」
ジャン「なに?聞こえねぇよ!お前気持ち悪い癖にあいさつもできねぇのか!?」
そういってジャンは立ち去る。
うざい。やりかえしたい。そういう感情と一緒に暮らしてきた。けど、いくら作戦を立てても、一歩手前でやめる。
僕は弱い。
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- 3 : 2015/07/24(金) 19:57:21 :
- 僕に対してのいじめは小学5年から始まった。
最初はうるさい女子の、
「さわんな!汚れる!」
とか、
「おまえきもいんだよ!」
みたいな悪口だけだった。
でも、ある日・・・。
いじめっ子「おい、アルミン。」
アルミン「なに?」
いじめっ子「鉛筆かしてくんね?」
アルミン「いいよ。」はい
~~~~~~~~~~~~~~
返ってきた鉛筆は粉々になっていた。
いじめっ子「すまんすまん。落としちまった!」
は?落としただけじゃ、そんなんにならないでしょ。
そう、言おうと思ったが怒らせたら面倒なので言わなかった。
しかし、これが間違った選択だった。
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- 4 : 2015/07/24(金) 20:00:51 :
- 僕はトイレの個室にいるときに聞いてしまった。
いじめっ子達の会話を。
いじめっ子「おい、あのアルミン。鉛筆壊したのにおこんなかったぜ!」
いじめっ子仲間1「まじか!?」
いじめっ子仲間2「ふっ、それはいい標的だな。」
標的!?なんの標的になるんだ?
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- 5 : 2015/07/24(金) 20:01:23 :
- 「標的」は、ターゲットと呼んでいただけるとありがたいです!
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- 6 : 2015/07/24(金) 20:06:37 :
- いじめっ子「いじめよう、あいつ」
いじめっ子仲間1「そうだな、前の標的転校しちゃったしな。」
マルコ(前の標的)が転校したのはお前らのせいか・・・!
僕は個室から出て、殴りかかりたかった。マルコは優しかった、いい友達だったのに!
それからの日々は最悪だった。
机に落書きされたり、いきなり水をかけられたりした。
でも、5年生になった時、久しぶりに友達ができた。
彼の名はライナー・ブラウン。
彼は僕を救ってくれた、優しい人だった。
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- 7 : 2015/07/24(金) 20:08:03 :
- 「5年生になった時」は「6年生になった時」の間違いです!
すいませんでしたm(__)m
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- 8 : 2015/07/24(金) 20:21:47 :
- 先生「今日から転校生が来る。仲良くしてやってくれ。」
ガラガラ
ライナー「ライナー・ブラウンです。よろしくお願いします」
先生「席は・・・アルレルトの前だ。」ユビサシ
ライナー「はい。」
ライナー「アルレルト、よろしくな。」
よろしく?どうせ少ししたら僕をみんなと一緒にいじめるんだろ?
~~~~~~~~~~~~~~
ジャン「おい!悔しかったら殴り返してみろ!」
ユミル「は?できるわけねぇだろ?こんな弱虫に。」
アニ「まぁ、私たちに立ち向かう所までもいけないだろうけどね
。」
「おい、お前ら。何してるんだ?」
アルミン「ラ、ライナー・・・」
ああ、ついにこの日が来た。ライナーとは結構気が合ったのに。結局僕をいじめる側につくんだ。
しかし、その予想は大外れだった。
ジャン「見りゃわかるだろ。いじめてんだよアルミンを。」
ユミル「おまえも勉強とかでストレスたまってんだろ?こいつ殴って発散していいよ」ニヤ
ライナー「俺は、おまえ殴って発散することにしよう。」
ジャン「は・・・?なにいってんだ?」
ライナー「そのままだ。」バキッ!!!!
ジャン「ッ!?」バタ
ユミル「!?」
ジャン(なんて力だ!)
ユミル「逃げるぞ一回。チクられたら厄介だ」
ジャン「しょうがねぇな。」
ジャン「おい、ライナー。おまえにも思い知ってもらうぞ。地獄を・・・。」スタタタ
ライナー「ふっ、もう少しかっこいい捨て台詞はねぇのか?」
ライナー「立てるか?アルレルト」
アルミン「ありがと。僕のことはアルミンって呼んで」
ライナー「わかった。大丈夫だったか?アルミン。」
アルミン「うん、君のおかげで。」
ライナー「それはよかった。」ニコ
彼のかっこいい笑みは今でも鮮明に覚えている。
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- 9 : 2015/07/24(金) 20:25:30 :
- 僕は彼のおかげで、2学期まで楽しい日々を送れた。ジャンたちも謝ってくれた。本気かわからないけど。
でも・・・、ライナーは3学期をシガンシナ小学校で、迎えずに転校してしまった。
ライナーは親の仕事の都合で引っ越しを繰り返しているらしい。でも今回は特別に早かったという。
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- 10 : 2015/07/24(金) 20:57:52 :
- 期待です!
わーいさんの、作品毎回見てます!(たぶん)
小人エレンの話はもう書かないんですか?
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- 11 : 2015/07/24(金) 21:50:55 :
- 毎回見てくれているのですか!?
ありがとうございます!
とても嬉しいです!
続き↓
ジャン「ふぅ、やっと邪魔者が消えたな。」
アルミン「・・・!?」
ユミル「あぁあ、ストレスたまってるわぁ、私。」
アニ「アルミン、あんたは勘違いをしてたんだよ。」
ジャン「俺たちがあの時本気で謝ったと?」
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- 12 : 2015/07/24(金) 21:57:58 :
- すいません、しろねこやまとさん、小人エレンの話は、続きが思いつかないので、これを書きながらじっくり考えます^_^
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- 13 : 2015/07/24(金) 22:20:03 :
- アルミン「いや、1ミリも思わなかったよ」
ジャン「はっ!」バキッ!
ユミル「お、私も」ゲシッ!
はぁ、また始まった・・・。
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- 14 : 2015/07/24(金) 22:29:37 :
- それから1年。
ぼくは中学生になった。
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- 15 : 2015/07/24(金) 23:08:42 :
- なぜか、小学校を卒業して安心してしまった。
なぜ?ジャンもユミルもアニも、他のいじめっ子も、同じ学校なのに・・・。
最初に戻って、
桜が舞う、シガンシナ中学校の入学式。
校長「みなさん、ご入学おめでとうございます、この学は・・・」
~~~~~~~~~~~~~~
入学式終了後
ジャン「アルミン、帰ったら〇✕公園に来い。」
アルミン「・・・うん」
〇✕公園
ジャン「アルミン、金かしてくんね?」
アルミン「え?」
ジャン「いや、ゲーセンで遊びまくってたら金なくなっちまったんだ。」
ユミル「1万くらいでいいよ。」ニヤ
アルミン「冗談でしょ?本気で言ってるんじゃないよね?」
ジャン「じゃあ、どれくらい本気か、教えてやろうか?」
アルミン「わ、わかった!わかったよ!ちょっと待ってて」タタタッ
家遠い!もっと早く走らなきゃ!殴られる・・・!
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- 16 : 2015/07/24(金) 23:15:16 :
- アルミン「はい・・・」ハァハァ
ジャン「ありがとな、アルミン。」トリアゲ
ユミル「あ、アニは?」
ジャン「あいつは、眠いから来ないと。」
ユミル「ふぅん」
ジャン「じゃあな、アルミン」
二人は立ち去った。
もう、いやだ。死にたい・・・。
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- 17 : 2015/07/24(金) 23:22:03 :
- それから半年。もう限界だった。
お金も、もう無い。根こそぎとられてしまった。
11月。
先生「今日は、転校生が2人来ているんだ。」
転校生、か・・・。期待はしないでおこう。
ドンナヒトダロー?
カッコイイヒトダトイイナー!
先生「入ってこい。」
ガララララ
アルミン「!?!?」
先生「転校生の、エレン・イェーガー君と、ミカサ・アッカーマンさんだ。」
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- 18 : 2015/07/24(金) 23:27:40 :
- アルミン「エレン!?ミカサ!?」
エレン「お、アルミン!」
ジャン(・・・知り合いか?)
先生「エレンの席は、アルミンの前だ。ミカサはジャンの隣だ。」
エレン&ミカサ「はーい」
女子「エレン君ってかっこいいねぇ・・・。」
女子「そうだね!」
~~~~~~~~~~~~~~
休み時間
エレン「アルミン!本当久し振り!」
アルミン「うん、4年ぶりくらいかな。」
エレンは、僕がいじめられる前。小学3年生の時シガンシナからカラネスの方に引っ越した、僕の近所に住んでいた親友だ。ミカサは訳ありでエレンの家族。
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- 19 : 2015/07/24(金) 23:47:12 :
- ジャン「アルミン、ちょっといいか?」
アルミン「ごめん、エレン。ちょっと行ってくる」
エレン「あ、ああ。(アルミン、友達に呼ばれただけでなんであんな、寂しそうというか・・・悲しそうな顔するんだ?)」
ミカサ「エレン、アルミンは何かかかえてる。」
エレン「・・・そうっぽいな・・・。」
ジャン「アルミン、この前もらった金使い切っちゃったから、また貸してくんね?2万くらいでいいから。」
アルミン「もう、お金ないよ・・・。」
ユミル「あ?なんとしてでも用意しろ。今日の4時、〇✕公園でな。」スタスタ
ジャン「わすれんな。」スタスタ
どうしよう、サンドバックにされてしまう・・・。ボコボコにされるんだ・・・!
アルミン「・・・。」トボトボ
エレン「おーい、ジャンって言ったか?」
ジャン「なんだ?」
エレン「おまえ、血祭りは好きか?」
ジャン「あ?なんだそれ」
エレン「いいから、いいから」
ジャン「(グロい漫画とかよんでるしな。)ああ、好きだ。」
エレン「そうなのかー。引き留めて悪かったなー。」
アルミン「・・・エレン?」
~~~~~~~~~~~~~~
4時。〇✕公園。
ジャン「金は、あるんだろうな?」
アルミン「ごめん、ない・・・。」
ユミル「なんだと?お前かねもちなんだろ!?」ボカッ
痛い・・・でももう慣れた。顔も体もあざだらけ。
ジャン「おい、何とか言えよ!」拳フリアゲ
アルミンは、目をつぶる。
「やめろ!!!!」
ジャン「!?」
こ、この声は、まさか!
アルミン「エレン!!!」
エレン「アルミン、こんなことだろうと思ったぜ」フッ
ジャン「転校生か、何しに来た?」
エレン「おれは、転校生って名前じゃなんだがなw」
ジャン「て、てめぇ!!」ブン
エレン「あたるか、そんなの。」スカッ
ジャン(よけられた)
エレン「パンチってのはこうやんだよ!」バキッ!
ジャン「うっ!!」バタッ
ユミル「!?」
ジャン「いってぇな!」
エレン「アルミン、この様子だと今の10倍くらいの痛みをかかえてたんだ!」
ジャン「別にアルミンなんだからいいじゃねぇか!」
エレン「てめぇ、ゆるさねぇぞ・・・。」拳ギュッ
ジャン「あ?おまえに許しなんてもらいたくもねぇよ」カマエ
エレン「さぁ、はじめようか。おまえの好きな『血祭り』をな!!」
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- 20 : 2015/07/25(土) 00:41:55 :
- エレン「はっ!」バキッ!
ジャン「くっ・・・」鼻血ツー
エレン「おうおう?何にそんな興奮してるんだ?」
ミカサ(エレン一人でよかったみたい。)
ユミル(あのエレンって奴。やるな)
ジャン「ふざっけんなぁぁ!」ブン!
エレン「あ、いて。」
ジャン(・・・ッ!?「あ、いて」だと!?)
エレン「もうやめようぜ。」
ジャン「」ハァハァ
エレン「お前らもう、アルミンを虐めるなよ。」
アルミン「エレン・・・」
エレン「あと、取ったかねは返せよ。」
エレン「返さねぇと、電話。するから、先生に、親に、警察に。」
ジャン「電話しても証拠がねぇじゃねぇか。」
エレン「あるよ。」アルミンのポケットいじくり
盗聴器「返してくんねぇか?2万でいいから。」
ジャン「なっ・・・!」
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- 21 : 2015/07/25(土) 00:50:02 :
- エレン「いい加減諦めろ。ジャン。」
ジャン「くっ、くそっ」ダダダダ
エレン「逃げたか・・・」
次の日
ジャン「アルミン、ちょっといいか?」
エレン「?」
アルミン「う、うん(まさか・・・)」
体育館裏。
ジャン&ユミル「い、今まですいませんでした!」
二人は土下座して謝った。
ジャン「金もすぐに返す!もう、何もしねぇ!」
ユミル「だから、だから!最低な私達を、許してくれないか・・・?」
アルミン「いやだよ。許すわけないでしょ。」
アルミン「今までどれだけ苦しんできたか!わからないくせに。」
ジャン&ユミル「!?」
アルミン「でも、もう少し過ごしてから君たちを許すか、許さないか決めようかな・・・」
ジャン&ユミル「」ホッ
影でみていたエレン「ふっ」スタスタ
アルミン「ジャン、ユミル、仲良くやろうね!」
ジャン&ユミル「うん!」ポロポロ
アルミン「えっ!?ちょっと泣かないでよ!」アタフタ
ユミル「あぁあ、、ごめんな。」
ジャン「これからもよろしくアルミン。」
アルミン「うん!よろしく!」
終わり・・・。
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- 22 : 2015/07/25(土) 00:51:07 :
- これで終わりです。
下手な終わり方ですいませんでした!
読んでくださった方ありがとうございました!
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