桃太郎VS鬼ー誰も知りえないもう1つの物語ー
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- 1 : 2015/07/23(木) 20:47:12 :
- 誰も知らない昔の物語
その話の以外は結末とは……?
誤字脱字注意!
次期注目作品だよ!(嘘)
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- 2 : 2015/07/23(木) 20:53:55 :
- 昔々…あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました
おじいさんは山へ芝刈りへ…おばあさんは川へ洗濯へ向かいました
おばあさんが川で洗濯していると…
どんぶらこ…どんぶらこ…
大きな桃が流れてきました
おばあさんはそれを持ち帰りおじいさんに切ってもらうと…
パッカーン
中から子供が出てきました
おじいさんとおばあさんはその子を【桃太郎】と名付け大切に育てていきました
すくすくと成長して大きくなった桃太郎
しかしある日、鬼が村を荒らしにきました
その日を境に鬼を倒そうと決意した桃太郎は鬼ヶ島へ鬼退治に向かいました
おばあさんからはきびだんご、おじいさんからは大きな旗をもらいました
道中に犬、猿、雉と出会いお供へ迎えて鬼ヶ島へ向かいました
鬼ヶ島へ着き鬼退治をした桃太郎一行は財宝をたくさんもらい村へ持ち帰りました
めでたしめでたし…
これが誰もが知っている桃太郎の話
しかし、この話には誰にも知りえない……
もう1つの物語があったのです……
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- 3 : 2015/07/23(木) 20:55:33 :
ー東軍桃太郎軍本部ー
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- 4 : 2015/07/23(木) 22:30:27 :
- そこは、【ある対決】を控えた【ある軍勢】が集まっている基地だった
その中心にある本部…【東軍本部】で【ある1人の若者】と【3匹のお供】がいた…
???「桃太郎様…対決まで残り2週間ですね」
桃太郎「……そうだな、サル」
【この若者】こそ【東軍大将の桃太郎】だ
武士のような格好をし、日本古来から伝わる刀を腰に下げている
後ろ髪を束ねており、顔立ちも良い美少年だ
戦闘ではその無駄のない動きで刀を振り回す事から【疾き白虎】と言われている
サル「しかし我が軍勢の兵は怯え逃げ出すものもいます…士気も下がる一方でございます…」
【このサル】こそ【桃太郎のお供が一角】だ
桃太郎の【側近】でもある
桃太郎「…………くそっ……」
実は2週間後…【東軍】と【西軍】の間にある大きな草原で【合戦】が行われるのだ
【東軍】はいわずもがな、【桃太郎軍】
【西軍】は桃太郎達の合戦の相手である【鬼軍】
この2つの軍は【和睦】を結んでいたが【鬼の一方的な裏切り】により合戦へと発展してしまったのだ
しかし鬼の強さは全国に知れ渡っており東軍の兵は逃げ出す者もいた
士気と下がる一方で最悪な状況だった
それに軍勢もまた遥かに違い
【30万】と【50万】という絶望的な戦局であったのだ
しかし、のちの報告により東軍と大将である桃太郎でさえも絶望に陥れられる
???「モモタロー!また兵が逃げ出した!」
???「おいももたろー…鬼の軍勢が【100万】へと到達したぞ」
桃太郎「なっ!?うっ、嘘だろ……!?」
???「アイツラ本当に根性無しだなぁ……」
???「仕方ねぇよイヌ。相手はあの鬼なんだ…俺だってももたろーに借りがなけりゃ逃げ出してるぜ」
イヌ「だけどあれぐらいの訓練に耐え切れないからって逃げる奴もいるんだぞキジ!」
キジ「……弁解の使用がねぇよ」
桃太郎「…………こっちは下がる一方であっちは上がる一方……か」
サル「…………」
また【このイヌとキジ】も【桃太郎のお供が一角】だ
子供っぽい喋り方からは想像できないほど力強いイヌ
イヌは兵の【訓練教官】をしている
風を味方にする俊敏な動きのキジ
キジは敵軍を偵察する【偵察部隊隊長】をしている
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- 5 : 2015/07/23(木) 22:50:11 :
- 桃太郎「30万と100万…か……」
サル「……これはいかがいたしますか?」
桃太郎は絶望のどん底に叩き落とされようともまだ這い上がるつもりだった
桃太郎「残り…2週間………………よし」
桃太郎は決意を固めた
桃太郎「今から100万に匹敵するほどの兵を集めてこよう…この足で」
兵をたった2週間だけで【100万に匹敵するほど集める】という無謀な挑戦の決意を固めた
キジ「おいおい正気かももたろー…?」
桃太郎「俺はいつだって正気だ。大将を任されているんだからな」
桃太郎「サル、キジ、イヌ!お前らも手伝ってくれ!手分けして集めるんだ!」
サル「2週間で100万…無謀に近いかと…」
桃太郎「無謀でもやらなくちゃならないんだ…この東軍を守るためには…な」
イヌ「兵たちはどうするの?鬼が奇襲を仕掛けてきたら?」
桃太郎「兵達には残り2週間、東軍から出ない範囲で自由に過ごさせる」
桃太郎「鬼達だって腐っても男だ…約束ぐらい守ってくれるさ…あいつらだってもっと兵を鍛えるはずだ」
桃太郎は何て言われようとこれを決意していたのだった
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- 6 : 2015/07/23(木) 22:57:01 :
- 実は桃太郎たち…負けたら東軍を鬼の配下にする賭けをされているのだ
もちろんこちらが勝ったらそれが逆となる
だからこそ、自分たちの故郷を守るためには必ず勝たなくてはいけないのだった
サル「…………分かりました。私だって、故郷を取られるわけにはいきません」
イヌ「カゾクが死んじゃうのは嫌だ!僕もたくさん集める!」
キジ「……はぁ…みんながするのに俺がしないわけにはいかねーよな」
桃太郎「……ありがとう」
桃太郎は早速、兵たちに伝達を送り仲間を集める旅へ出たのだ
サル「私は故郷を当たってみます…誰か力を貸してくれるかもしれません!」
キジ「じゃ、俺もそうすっかなー」
イヌ「僕も僕も!」
サル「桃太郎様はどうされますか?」
桃太郎「東軍の北部で森の守護神がいると聞いた。そこへ向かう」
キジ「確か…アイボクの森だったな」
こうして、お供3匹は故郷へと、桃太郎は森の強者である【森の守護神】に会いに旅立っていった
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- 7 : 2015/07/24(金) 15:53:02 :
ー【桃太郎サイド】ー
桃太郎「アイボクの森まではここから100Kmか…随分遠いな…」
桃太郎は丁度正午に東軍本部を出た
アイボクの森は西軍と東軍の境目の東軍寄りの方に存在する
東軍本部は東軍の中央に存在するため、かなり遠めの方にあるのだ
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- 8 : 2015/07/24(金) 20:32:11 :
- (ミスした…そのまま続けます)
桃太郎(かなりかかりそうだな…道中にでも仲間を見つけられればベストだな)
そう思った途端、ふと声が聞こえてくるではないか
???「おや…桃太郎ではないか?」
桃太郎「っ!?おっ、おばあさん…!」
おばあさん「ホッホッホ…よう来たな…」
桃太郎「……?」
桃太郎は困惑する
よう来たな?……別に故意で来たわけじゃないはず……
そして、桃太郎はピンときた
自分は方向音痴、おそらくアイボクの森に向かっている最中に横道に逸れてしまったのだろう
それに本部から桃太郎の生まれ故郷である【桃の里】は割と近い
まぁ、そんな感じで来てしまったのだろう…桃太郎はそう考えたのだ
桃太郎「ここって桃の里?」
おばあさん「おや…あんた自分で来たわけじゃなかったんだね…まぁいいさ、上がりなされ」
桃太郎「……ありがとう、おばあさん。それじゃあ少しだけ」
おばあさんの気遣いを断れなかった桃太郎は最後に少しだけと言っておばあさんたちの家へ入っていった
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