このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
穂乃果「ミギー?」
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- 1 : 2015/07/16(木) 13:20:37 :
- ラブライブ!と寄生獣のクロスのssです。
地の文、グロテスクな表現、キャラ崩壊、盛大にあります。
ラブライブ!、寄生獣の両面においてオリジナル設定があります。
それでも読みたい人はよろしくお願いします。
時間軸はアニメの1回目の合宿行く前です
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- 2 : 2015/07/16(木) 13:21:22 :
- 穂乃果「みなさん!こんにちは!私、高坂 穂乃果!」
穂乃果「国立音ノ木坂学院に通っている高校二年生です!」
穂乃果「アイドル研究部として!スクールアイドル『μ’s』として活動しています!」
穂乃果「ついこの間、グループの人数も9人になって活動が活発になって楽しくなってきました!」
穂乃果「・・・って、そんなことはみんな知ってますよね」
穂乃果「でも!今回のお話はちょっと特別です!」
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- 3 : 2015/07/16(木) 13:21:49 :
- 穂乃果「みなさん!一度、自分の右手を見てみて下さい!」
穂乃果「普通の右手ですよね〜?それが当然です・・・」
穂乃果「え?スクフェスがやりやすい手の形になってる?それはまぁこの際置いといて・・・」
穂乃果「あなたのその右手、人生においては欠かせないですよね」
穂乃果「もう!左利きだから別にいいとかそんな屁理屈言わないで!」
穂乃果「ごほん!もちろん!私にとっても、この右手は大切で欠かせない存在なんです!」
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- 4 : 2015/07/16(木) 13:22:11 :
- 穂乃果「でも、それはみんなが思う大切さとは少し違います」
穂乃果「どういうこと?そう思った人がほとんどですよね?」
穂乃果「実は!私の右手にはある秘密があるんです!」
穂乃果「これからお話する出来事は、私がスクールアイドルとして活動していく中で、私の右手をめぐって偶然起こった『もしものお話』」
穂乃果「巡りめぐってμ’sのメンバーと私の右手が世界を救う!そんなお話です!」
雪穂「お姉ちゃーん!そろそろはじまるよー!?」
穂乃果「おおっと!もうそんな時間だっけ!?それでは!私はこの辺で失礼します!」
穂乃果「どうか最後までお楽しみ下さい!」
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- 5 : 2015/07/16(木) 13:22:47 :
- 某日21:00頃、高坂家
パソコン「♪ HEY!! HEY!! START DASH!!」
穂乃果「えへへ〜…zzz」ムニャムニャ
寄生生物「・・・・・」ヒョコッ
寄生生物「・・・・・」モゾモゾ…チラッ
穂乃果「zzz・・・」スピー
寄生生物「・・・!!」グサッ!
穂乃果「いいっ!?痛ったあああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!」
バタンッ!ゴロゴロ!
グニグニ!グニグニ!
穂乃果「み、右手になんか入ったああああああああああああああああああああ!!!!!」ゴロゴロ!
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- 6 : 2015/07/16(木) 13:23:20 :
- ガチャ!!
雪穂「ちょっとお姉ちゃん!!隣でバタバタうるさいんだけど!!」
穂乃果「雪穂ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ガシッ!!
雪穂「ひょええああああああああああああああああ!?????」
穂乃果「右手に・・・なんか入っちゃった・・・」グスグス
雪穂「は?右手?入る?」
穂乃果「うん・・・なんかちっちゃいムカデみたいなの・・・」スッ
雪穂「んー・・・」ジロジロ
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- 7 : 2015/07/16(木) 13:23:41 :
- 雪穂「別に普通の右手だよ?」
穂乃果「本当に・・・?」グスッ
雪穂「うん、でもまぁ、またなんか痛んだりしたら一回病院で診てもらった方がいいかもね」
穂乃果「うぅ、なんか痺れてきた」グスグス
雪穂「なら一応冷やして寝とけば?お母さんに言っとくから」
穂乃果「わかった・・・今日はもう右手冷やして寝る・・・」グスグス
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- 8 : 2015/07/16(木) 13:24:16 :
- 翌日
ピピピピッピピピピッ…
穂乃果「えへへぇ・・・あとごふんだけ・・・」モゾモゾ
穂乃果母「穂乃果ー!!いい加減起きないと遅刻するわよー!!」
穂乃果「はっ!!」ガバッ!
ドタドタバタバタ!
穂乃果「おはよー!」バタバタ
雪穂「おはよー、いつもいつも慌ただしいねバカお姉ちゃん」
穂乃果母「あれ?穂乃果、冷やしてたアイスパックはどうしたの?」
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- 9 : 2015/07/16(木) 13:24:39 :
- 穂乃果「ああ、はい。でも夜に寝てる途中に縛ってたタオルも取れちゃったからあんまり効果なかったかも・・・」モグモグ
雪穂「寝相悪いんだから仕方ないじゃん」モグモグ
穂乃果「うう・・・返す言葉もございません・・・」モグモグ
穂乃果母「ほら、二人とも早く行かないと遅刻するわよー」
穂乃果「やばっ!また海未ちゃんに怒られる!!行ってきまーす!」
ガチャ!
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- 10 : 2015/07/16(木) 13:27:39 :
- タッタッタッタッ
穂乃果 (・・・・・)ニギニギ
穂乃果 (うん、右手の感覚もいつも通り!今日も頑張っていこう!!)タッタッ
穂乃果 (でも、確かになんか入った感覚がしたんだけどなぁ・・・)タッタッ
穂乃果 (まぁいいや!)タッタッ
穂乃果「二人ともー!!お待たせ~!」タッタッ
海未「ギリギリセーフです、首の皮一枚つながりましたね・・・」イライラ
穂乃果「うう、ごめん・・・・」シュン
ことり「穂乃果ちゃん、おはよう♪」
ニコッ
穂乃果「うん!おはよう!」ニコッ
穂乃果「さぁー!行くよー!」ダッ!
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- 11 : 2015/07/16(木) 13:28:28 :
- 音ノ木坂学院
先生「いいかー、次の定期テストの範囲はここから出すからなー、みんなここはノートに書いとけよー」
穂乃果「くかーーー・・・」グッスリ
海未 (全く・・・呑気なもんですね、重要な範囲の授業だというのに)カリカリ
ことり (後でノート見せてあげないとね・・・)カリカリ
先生「よし、じゃあ・・・ここの問題を・・・高坂!」
穂乃果「ぐーーーー…zzz」スヤスヤ
先生「」
海未 (まったく・・・)ハァー
ことり (神様・・・穂乃果ちゃんへの天罰をできるだけ軽くしてください)
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- 12 : 2015/07/16(木) 13:29:01 :
- 先生「高坂ぁ!!!!」パコーン!
穂乃果「うがっ!?」
穂乃果「ごっ!ごごごごめんなさーーーい!!!」
先生「あれ?でもちゃんとノートはとってあるな?」
穂乃果「えっ、、、」
先生「まぁ、今さっき寝てただけか、ちょっと集中しなおせよ」
穂乃果「は、はい・・・」
先生「じゃあ、代わりに南!黒板の問題やっといてくれ」
ことり「はーい♪」ガタッ…スタスタ
穂乃果 (・・・はて?なんでだろ?)ウーン
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- 13 : 2015/07/16(木) 13:29:24 :
- 体育館
先生「今日の体育はバレーボールをやるぞー」
穂乃果「わーーい!バレーボールだー!」
海未「あまり、やったことのない競技ですね・・・」
ことり「怪我しないように頑張ろうね♪」
先生「これから二チームに別れて試合をする!出席番号の奇数と偶数に別れてくれ!」
ヨロシクネ!ウン!
先生「よし、別れたな!試合を始めるぞ!」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん!一緒に頑張ろ!」
ことり「うんっ♪」
先生「さぁ!綺麗にレシーブ、トス、スパイクの三段攻撃が決められるように頑張れよ!」
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- 14 : 2015/07/16(木) 13:30:01 :
- ワイワイガヤガヤ!
ミカ「えい!」トス
海未「穂乃果!スパイクです!」
ことり「がんばってー!」
穂乃果「とう!」ダンッ!
ヒデコ「来なさい!穂乃果!」
穂乃果「えーーいっ!!」バンッ!
ドッゴーーーーーーーーン!!!!
ドギュルルルルルル!!!!!
穂乃果「ほっ!」スタッ!
フミコ「あばばばば・・・」ダラダラ
ヒデコ「あ、当たんなくてよかった・・・」ヘタッ…
穂乃果「あ、あれぇ?」ダラダラ
海未「た、体育館の床が・・・」
ことり「えぐ・・れた・・・」
先生「あっちゃあ〜・・・どんな馬鹿力してんだあいつ・・・」
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- 15 : 2015/07/16(木) 13:30:33 :
- 昼休み
穂乃果「うううう〜〜・・・」ウルウル
ことり「穂乃果ちゃん、すっごい怒られてたね・・・」ナデナデ
穂乃果「穂乃果は悪くないもん!この学校は伝統がありすぎて体育館の床も古くなってただけだもん!!」ガタッ!
海未「何言ってるんですか・・・体育館の床は一昨年に張り替えたばかりですよ・・・」モグモグ
穂乃果「うう〜〜・・・にしてもあんなに怒ることないじゃん・・・先生の鬼」モグモグ
ことり「ひょっとしたら、海未ちゃんより力がついたんじゃない?」モグモグ
穂乃果「へっ!?う〜ん、そうかなぁ〜?よーし!海未ちゃん!腕相撲やろ!!」
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- 16 : 2015/07/16(木) 13:31:04 :
- 海未「食事中です!それに腕相撲なんて女子高生のすることじゃありません!」
穂乃果「負けた方は今日の帰りに駅前のクレープ奢りだよ!」
海未「だからやらないと言ってるでしょう!」
穂乃果「あれ〜?海未ちゃんひょっとして今まで日舞で鍛えてたのに、今の穂乃果に負けるのが怖いんじゃないの〜?」クスクス
海未 ブッツン
海未「穂乃果・・・私を怒らせましたね・・・」ゴゴゴゴ
ことり「あわわわわわ・・・」ハラハラ
穂乃果 (ふふふ・・・ノってきたノってきた)ワクワク
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- 17 : 2015/07/16(木) 13:31:37 :
- 海未「そこまで言うならやってあげましょう!!手加減しませんからね!!」ガタンッ!
穂乃果「そうこなくっちゃ!!ことりちゃん!審判やって!!」ガタンッ!
ことり「ひえええ・・・」
穂乃果 (ふふふ・・・穂乃果の予想が合ってれば・・・)
穂乃果 (昨日の夜にあったあのムカデみたいなのが入ったことで、穂乃果の右手はパワーアップしたんだよ!)
穂乃果 (海未ちゃん、申し訳ないけど・・・クレープはもらったよ!)
ことり「じゃあ・・・いくよ?」
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- 18 : 2015/07/16(木) 13:32:04 :
- 穂乃果「おっけぃ!」グッ!
海未「望むところです!」グッ!
ことり「よーい・・・」スッ
ほのうみ バチバチ!
ことり「どん!」パッ!
穂乃果「どおおおりゃあああああああああああああ!!!!!」グオッ!
海未「えっ!?うううっ!!」グッ!
ことり「すごい!穂乃果ちゃんが押してる!!」
海未 (い、いつの間にこんな腕力を!?)ググッ!
フミコ「ええっ!?すごっ!?穂乃果どうしたの!?」
穂乃果 (ふふふっ・・・予想通り!まさか海未ちゃんにまで通用するなんて・・・これならいける!)ググッ!
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- 19 : 2015/07/16(木) 13:32:30 :
- ワイワイザワザワ…
海未「くっ・・・ううっ!」ググッ!
穂乃果「どうしたのっ!?いつもの海未ちゃんはこんなもんじゃないでしょっ!?」ググッ!
海未「も、もうダメです・・・」ググッ…
穂乃果 (よし!勝った!)ググッ!
海未「・・・え?」ググッ…
穂乃果 (・・・あれ?)ググ…
穂乃果 (急にお腹が空いて・・・)グ…
穂乃果 (力が・・・抜けてきた・・・)フニャ…
海未 (ッ!?)ググ
海未 (穂乃果が力を抜いた!!今なら!!)
海未「はっ!!!!!」ズドッ!
穂乃果「うわあああああああああああああああ!!!!!」バタン!
ことり「勝負ありっ!海未ちゃんの勝ち!」
海未「はぁっ・・・はあっ・・・中々疲れました」プルプル
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- 20 : 2015/07/16(木) 13:32:59 :
- 穂乃果「うぇ〜ん!後ちょっとだったのにー!」ビエーン
ことり「でもどうしたの?最初はすっごい押してたのに・・・」
穂乃果「なんか・・・途中ですっごいお腹減っちゃって・・・」エヘヘ
海未「さぁ!穂乃果!約束です!」
穂乃果「ううっ、しょうがない、帰りにクレープ屋さんに・・・」
海未「いえ、クレープの奢りは結構です」
穂乃果「えっ!?」パァ!
海未「その代わり!今週一週間の宿題は全て自力でやってください!私やことりを頼るのも無しです!いいですね!?」ビシッ!
穂乃果「ひええええ〜〜〜!!海未ちゃんの鬼ー!!」
海未「鬼とでもなんとでも言いなさい!今の腕相撲にはそれだけの価値がありました!!」
穂乃果「そ、そんなぁ〜〜〜」ウルウル
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- 21 : 2015/07/16(木) 13:33:21 :
- 放課後、部室
穂乃果「うううう〜〜お腹すいた〜〜」キュウーー
にこ「ちょっと大丈夫?これから練習よ?」
凛「さっきことり先輩から聞いたにゃ!腕相撲であの海未先輩を追い詰めたなんてすごいにゃ!!」
真姫「へぇ〜あの海未先輩を・・・すごいわね」
穂乃果「褒めなくていいから何か食べさせて〜」キュウーー
絵里「じゃあチョコレートでも食べる?」スッ
ことり「クッキーもあるよ♪」
花陽「よければ、私のおむすびもどうぞ?」スッ
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- 22 : 2015/07/16(木) 13:33:41 :
- 穂乃果「わーーい!!三人ともありがと〜!」バッ!
希「ふふっ、まるでおっきなワンちゃんやね」クスクス
穂乃果「うん!美味しい!」モグモグ
海未「さぁ!みなさん!練習始めますよ!」
みんな「おお〜〜っ!!」
ガチャ…バタン!
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- 23 : 2015/07/16(木) 13:34:08 :
- 屋上
穂乃果「ふぇ〜〜疲れた〜」
絵里「それじゃあ、今日の練習はここまでにするわ!」
凛「やったー!!かよちん、一緒に帰りにラーメン食べるにゃ!」
真姫「またラーメン?そんなに毎日食べててよく飽きないわね〜」
花陽「よかったら真姫ちゃんも来る?」
真姫「だ、誰がラーメンなんか!」
凛「えっ?真姫ちゃん来てくれないの?」ウルウル
真姫「ううう!わかったわよ!行けばいいんでしょ!行けば!」プイッ
りんぱな「ちょろい」クスクス
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- 24 : 2015/07/16(木) 13:34:23 :
- 真姫「なんですってー・・・」ゴゴゴゴ
凛「きゃー!逃げるにゃー!」クスクス
花陽「きゃー!!」クスクス
ダダダダ!
真姫「ちょっと待ちなさい!凛ー!花陽ー!」ダッ!
海未「じゃあ私たちも帰りますか?」
ことり「そうだね♪穂乃果ちゃーん!帰るよー!」
穂乃果「はーーーい!!」ダッ!
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- 25 : 2015/07/16(木) 13:34:45 :
- 校門
希「お、三人ともお疲れさん」フリフリ
海未「お疲れ様でした」フリフリ
穂乃果「絵里先輩もにこ先輩もお疲れ様ー!」フリフリ
絵里「三人とも、また明日」フリフリ
にこ「じゃあねー」フリフリ
スタスタスタスタ
穂乃果「ねぇ、海未ちゃん」スタスタ
海未「?なんです?穂乃果」スタスタ
穂乃果「や、やっぱりクレープにしない?」スタスタ
海未「あなたという人は・・・怒られたいんですか?」ゴゴゴゴ
穂乃果「ひえええええ!ごめんなさーーい!!」ダダダダ!
ことり「あーー!穂乃果ちゃーん!まってー!」ダダダダ!
海未「まったく・・・穂乃果には困ったものです・・・」ダダダダ!
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- 26 : 2015/07/16(木) 13:35:16 :
- 公園
穂乃果「ふええええ〜疲れた〜」ヘタッ
ことり「いつの間にかもう近所の公園だよ〜」ヘタッ
海未「穂乃果があんなに走るからです、ただでさえ練習で疲れたというのに」ムスッ
穂乃果「ごめ〜〜ん」エヘヘ
ことり「・・・なんだか、この公園なつかしいね・・・」
海未「そうですね・・・小さい頃はよくここで3人で遊びましたね」
穂乃果「あ!見て見て!夕焼けだよ!」バッ!
ことり「わぁ〜綺麗〜」キラキラ
海未「今も昔も、この景色は変わりませんね・・・」
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- 27 : 2015/07/16(木) 13:35:41 :
- 穂乃果「なんだか、平和だね〜」ウットリ
海未「ええ、小さな街の小さな公園ですが、私達にとっては・・・大切で平和な公園です・・・」
穂乃果「さて、感動したところで穂乃果の宿題を・・・」
海未「殴られたいんですか?」
穂乃果「あ、あの、、う、海未ちゃん?顔が冗談言う時の顔じゃないよ・・・?」ガクガク
海未「実はあの腕相撲、かなり腕にきたんです・・・ここらで憂さ晴らしに一発・・・」ググッ…
穂乃果「うわあああ!!!!!逃げろおお〜〜〜〜〜!!!!!」ダッ!
ことり「ええっ!?また走るの〜〜!!?」ダッ!
海未「こらあああーーー!二人とも待ちなさーーーい!!!」ダッ!
ことり「私何もしてないのに〜〜〜〜〜!!!」ダダダダ!
-
- 28 : 2015/07/16(木) 13:36:16 :
- その夜
高坂家
穂乃果「ふぃ〜・・・お風呂上がったよ〜・・・」ワシャワシャ
穂乃果母「はーい、雪穂ー!入っときなさーい!」
ワカッター!
穂乃果「じゃあ、私は自分の部屋にいるねー」スタスタ
穂乃果母「ちゃんと宿題やるのよー!」
穂乃果「はーーい」スタスタ
スタスタ…ガチャ…バタン!
穂乃果「さーてと!漫画読もーっと!」
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- 29 : 2015/07/16(木) 13:36:35 :
- ♪ピロリーン
穂乃果「お?海未ちゃんからのメールだ、なんだろう?」カチッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
差出人:海未ちゃん
宛先:穂乃果
題名:約束
本文:
約束ですが、覚えていますよね?
明日に提出の数学の宿題やってきてくださいね?明日の朝に写すのはダメですからね?
やって来なかったときはどうなるかわかってますね?
それでは、頑張ってください。
園田 海未
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「うっ、漫画を読もうとしてた心を見透かされた・・・」
穂乃果「・・・・・」チラッ
宿題 『ヤァ』
穂乃果「・・・・・」プイッ
宿題 『ヤルノカ?』
穂乃果「うううううう!!!」
宿題 『ヤロウゼ?』
穂乃果「わかったよ!!やればいいんでしょ!やれば!!」ガタッ!
宿題 『ペラッペラ』
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- 30 : 2015/07/16(木) 13:37:03 :
- 1時間後
穂乃果「ぬわあああーー!!終わったぁーーーー!!!」バタン!
宿題 『ヨクヤッタ』
穂乃果「はぁーーー宿題全部自力でやったのなんて何年ぶりだろぉー」グデー
穂乃果「これは誇っていいことだよね!」キリッ!
穂乃果「でも、一体何だったんだろう?」チラッ
穂乃果「バレーボールの時も偶然だったのかな〜?」
穂乃果「でもそれなら、腕相撲の時に海未ちゃんを押せたりしないよねぇ〜」グデー
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- 31 : 2015/07/16(木) 13:37:31 :
- 穂乃果「もぉ〜あそこでお腹減ったりしなきゃ絶対勝ってたのに〜」グデー
穂乃果「しっかりしてよ〜穂乃果の右手さーん」ペチペチ
???「それは仕方のないことだ、私がまだこの身体に慣れていないのだから」
穂乃果「へぇ〜そうなんだ〜」グデー
穂乃果「・・・・・って」
穂乃果「え・・・?」チラッ
???「むっ!!!」グアッ!
<◉>ギョロ
穂乃果「・・・・・へ?」
<◉>ギョロ
穂乃果「・・・・・」
<◉>ギョロ
穂乃果「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!」ドシーン!
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- 32 : 2015/07/16(木) 13:38:04 :
- 穂乃果「み、右手に目玉があああああああああああ!!!!!」
???「ほっ!」ウネウネ
寄生生物「ふぅ・・・」
その瞬間、穂乃果の右手はまるでその部位だけ違う生物であるかのように非人間的な動きをし、小さな楊枝のような腕が二本、そして長く伸びた指に目玉が大きく開かれ、その姿が形成された。
長く、伸びた指で見開かれている大きな眼球は確かに穂乃果をその一つの目玉で一点に見つめている。
穂乃果「えっ?・・・えっ?」パチクリ
寄生生物「やぁ」
穂乃果「ど、どうも・・・」
-
- 33 : 2015/07/16(木) 13:38:54 :
- 穂乃果「わ、私の右手どうなっちやったのおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
ホノカー!ウルサイワヨー!
穂乃果「ああっ!ごめんなさーい!」
寄生生物「実に面倒くさい生物だな、人間というものは・・・」ウネウネ
穂乃果「うええええ、きもちわるーい・・・なんで右手がこんなことに・・・」
寄生生物「私も好きで君の右手だけに寄生したわけではない、元々は脳を奪うつもりだったのだ!」
穂乃果「・・・?寄生ってなに?」
寄生生物「これは驚いた・・・人間というのはここまで知能が低いものだったのか・・・」ウネウネ
穂乃果「ひどいーー!!穂乃果は確かにバカだけど君が………」
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- 34 : 2015/07/16(木) 13:39:21 :
- 穂乃果「そういえば、名前わかんないや、あなたの名前なんていうの?」
寄生生物「名前・・・か」ウーン
寄生生物「確かに私にもそのような概念は存在しなかったな・・・」
寄生生物「これからのコミュニケーションのために名前は必要か?」ウネウネ
穂乃果「うーん・・・できれば名前は欲しいかなー」
穂乃果 (そもそもこれが夢であってほしいんだけど・・・)
寄生生物「うーむ、どうしても名前が必要ならその期間は・・・」
ミギー「『ミギー』とでも、呼んでおいてくれ」ウネウネ
穂乃果「ミギー?なんで?」
ミギー「わかりづらかったか?我ながらよいネーミングだと思ったんだが・・・」
ミギー「私は君の右手に寄生しているからミギーだ」
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- 35 : 2015/07/16(木) 13:39:47 :
- 穂乃果「あーー!なるほどー!!」
ミギー (私としたことが・・・寄生する相手を間違ったな・・・)
穂乃果「あ!私の名前は・・・」
ミギー「高坂 穂乃果、年齢は17、職業は学生であり、生年月日は8月3日、高坂家の長女であり、次女には現在中学三年生の高坂 雪穂がいる」
ミギー「そうだろう?」
穂乃果「す、すごい!なんでわかるの!?」
ミギー「なぜ分かるかと問われれば、私はもう昨日の夜から君の右手に寄生していたから、だろうな」
ミギー「情報の収集など、私の頭脳を持ってすればたやすいことだ」
穂乃果「じゃ、じゃあひょっとして今日、穂乃果が寝てる間にノートとったり、バレーボールの時にすごい力を出したのは・・・」
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- 36 : 2015/07/16(木) 13:40:15 :
- ミギー「無論、私が独断と偏見で行動していた」
穂乃果「ねーー!!じゃあなんで腕相撲の時は全力出し切ってくれなかったのさー!!」
ミギー「さっきも言っただろう、私がまだこの体に慣れていないのだ」
穂乃果「???いつ言ったの?」
ミギー「もうツッコムのも面倒になってきたな」
ミギー「では、わかりやすく理論的に説明しよう」
穂乃果「ちょいストーップ!!」
ミギー「なんだ?質問事項なら一通りの説明を終えた後にしてくれ」
穂乃果「できるだけ簡単にお願いいたします」ペコッ
ミギー「無論、そのつもりだ。君のIQはすでに右手の血管からつながる脳への血管を伝って大体予測できている」
穂乃果「その説明すらわからないんだけど・・・」
ミギー「では説明を始めよう」
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- 37 : 2015/07/16(木) 13:41:03 :
- 穂乃果「お、お願いします・・・」スッ
ミギー「まず、私は君の血管の血液から栄養を吸収することで、君の右手で活動が出来ている」
ミギー「ここまではわかるか?」
穂乃果「うん!わかる!」
ミギー「ならば話は早い、腕相撲の時に全力を出せなかった原因はそこにある」
穂乃果「というと?」
ミギー「腕相撲をした時、君は無理にパワーを出そうと私のパワーを引き出し過ぎたのだ」
ミギー「おかげでまだ君の体に慣れていない私は、無理に君の血液から栄養を吸収し過ぎたのだ」
ミギー「すると、君は体から急激に血液と栄養がなくなり、空腹になり、力が出せなくなった。というわけだ」
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- 38 : 2015/07/16(木) 13:41:32 :
- 穂乃果「なるほど!ミギーって説明上手だね!」
ミギー「当然だ、我々の頭脳は君達の頭脳と違ってかなり合理的に出来ているのだから」
穂乃果「まぁ、海未ちゃんは元から力が強いのもあるけどね」
ミギー「確かに、あの人間にはとても興味がある。もしよければ、明日は彼女の日常を観察してみたい」
穂乃果「海未ちゃんは弓道で鍛えてて、とってもカッコいいんだよ!」
ミギー「弓道?とはなんだ?」
穂乃果「うーん、説明難しいから明日見に行こうよ!その方が早い!」
ミギー「まぁ、君の頭脳ではそれが限界だろうな・・・」
穂乃果「・・・ねぇ、さっきから気になってたんだけどさ・・・」
ミギー「?なんだ・・・?」
穂乃果「君って呼ばれるのなんか嫌だ!私のことも名前で呼んで!」
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- 39 : 2015/07/16(木) 13:42:35 :
- ミギー「なるほど、では次からはなるべく名前で呼ぼう、穂乃果」
穂乃果「うん!よろしく!」
コンコン
ほの母「穂乃果ー?さっきから一体誰と話してるのー?」
穂乃果「げっ!やばっ!!普通の右手に戻って!」コソコソ
ミギー「なぜだ?まずいことがあるのか?」
穂乃果「まだお母さんには知られたくないの!いいから早く右手に戻ってよ!」コソコソ
ミギー「了解した、また会おう」スゥー
穂乃果「電話で絵里ちゃんと話してただけだよー!!」
ほの母「電話するのもいいけどー、もう夜も遅いから早く寝なさいねー」
穂乃果「わかったー、おやすみー」
ほの母「はーい、おやすみなさーい」
スタスタ
穂乃果「ふぅ〜危なかった〜」
ウネウネ
ミギー「なぜ秘密にするのだ?別に右手として機能するのだから問題はあるまい?」
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- 40 : 2015/07/16(木) 13:42:56 :
- 穂乃果「普通に考えたらありえないからだよ!もぉ〜何か疲れてきちゃった・・・」
ミギー「おや、睡眠か?」
穂乃果「うん、そうだね今日はもう寝ることにするよ」
ミギー「なら、私は色々調べものをしたいのだが、あのパソコンというものを使ってもいいか?」
穂乃果「いいけど、使い方とかわかるの?」
ミギー「我らの種の脳を君達の脳と同じにするな、あんなものの使い方など3分あればわかる」
穂乃果「あーー!!また君って言ったーー!!ダメ!使わせてあげない!」
ミギー「まぁ、穂乃果がそう言っても勝手に使わせてもらうがな」カチ
穂乃果「あーー!!もぉ〜!右手切っちゃうよ!!」
ミギー「それでは、私は栄養が吸収できずに朽ちてしまう、それに君は右手を失う、お互いに損だ」
穂乃果「ううう、、しょうがないなぁ〜じゃあ穂乃果は寝るよ?」
ミギー「ああ、体を休めるといい」
穂乃果「おやすみー」カチッ…バサッ
ミギー(・・・・・・)カチカチカチ
-
- 41 : 2015/07/16(木) 13:43:20 :
- 翌朝
ピピピピッピピピピッ…
穂乃果「えへへぇ・・・あとごふんだけ・・・」モゾモゾ
穂乃果母「穂乃果ー!!いい加減起きないと遅刻するわよー!!」
穂乃果「zzzzzzz」スピー
スゥー
ミギー「起きろ!穂乃果!」ベチッ!
穂乃果「はっ!!」ガバッ!
ミギー「全く世話が焼けるな」スゥー
穂乃果「うわあああああああああああああ遅刻だああああああ!!!」
ドタバタドタバタ
穂乃果「急げ急げー!!」ハキハキ
穂乃果母「ちょっと!朝ごはんいらないの!?」
穂乃果「食べてたら遅刻しちゃうよ!行ってきまーーす!!」ダダダダダダダダ!
-
- 42 : 2015/07/16(木) 13:43:53 :
- ダダダダダダダダ!
穂乃果「やばいやばいー!また海未ちゃんに怒られるー!」ダダダダ
スゥー
ミギー「おい、穂乃果!朝ごはんは
君が思ってる以上に大切な食事だぞ!それに私はどこから栄養をとればいいんだ!」
穂乃果「お昼まで我慢して!あと、学校ではあんまり出てこないでよね!」ダダダダ
穂乃果「あ、そろそろ待ち合わせ場所だから一回戻って!」
ミギー「仕方あるまい・・・」スゥー
ダダダダ
穂乃果「ごめーん!二人ともー!おまたせ・・・」タッ
穂乃果「いない・・・」
-
- 43 : 2015/07/16(木) 13:44:14 :
- ♪ピロリーン
穂乃果「メールだ・・・まさか・・・」カチッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
差出人:ことりちゃん
宛先:穂乃果ちゃん
題名:無題
本文:
遅刻しそうだから、私達は先に行くね?
南 ことり♪
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
穂乃果「うわあああああああああああああああああああ!!!!!急げえええええええええ!!!!」ダダダダ!
ミギー (慌ただしいやつだ・・・)
-
- 44 : 2015/07/16(木) 13:45:16 :
- 学校
穂乃果「ふぇぇ〜遅刻した〜」グスン
ことり「お疲れ様、穂乃果ちゃん」ナデナデ
海未「どうせ寝坊したんでしょう?それにどうせ宿題もやってないんでしょう?先に言っておきますけど・・・」
穂乃果「ふふん!宿題はちゃんとやってきたよーだ!」エッヘン
海未「な、なんですって!?」ガーン
穂乃果「ふっふーん♪穂乃果だってやろうと思えば出来るもん!」
ことり「えらいね♪遅刻はしたけど1時限目には間に合ったし♪」
穂乃果「えへへ///もっと褒めて褒めて!」
海未 (最後には折れてしぶしぶ宿題を見せて穂乃果に抱きつかれるという作戦が・・・)ガクッ
-
- 45 : 2015/07/16(木) 13:45:32 :
- 放課後
穂乃果「今日は部活休みだし暇だねー・・・」ガサガサ
ことり「私、ちょっと保健委員で仕事があるからそっちに行ってくるね♪」
海未「私は弓道部の方に行ってきます。穂乃果はどうするんですか?」
穂乃果「うーん・・・帰って寝」
海未「寝ないで宿題です」
穂乃果「(´・ω・`)」
海未「約束は一週間ですからね?」
穂乃果「は、はーい・・・」ショボン
-
- 46 : 2015/07/16(木) 13:46:11 :
- ことり「じゃあ、ばいばーい二人とも」フリフリ
海未「ええ、また明日」フリフリ
穂乃果「ばいばーい!」フリフリ
ガラガラ
穂乃果「さぁ、もういいよ?」ツンツン
ニョキッ
ミギー「さぁ、弓道というものを見に行こう」
ミギーは穂乃果の人差し指から長く伸び、穂乃果のワイシャツの襟からひょっこりと目玉を出していた
穂乃果「あれ?指だけでも出てこれるんだ」
ミギー「うむ、この方が穂乃果にとっても私にとっても都合がいいだろう?」
穂乃果「そうだね、じゃあ行くよ!」
-
- 47 : 2015/07/16(木) 13:46:31 :
- 弓道場
海未「・・・・・」ギリギリギリ
ヒュン!…ズドンッ!!
弓道部員「見事にど真ん中ね」
後輩部員「園田先輩、流石です!」
海未「いえ、まだまだ修行が足りません」
弓道部員「どんだけ上手くなれば気がすむのよ・・・」
ヒョコッ
穂乃果「やっぱり海未ちゃんすごいなぁ・・・」
ミギー「なるほど、遠距離から敵を狙い撃ちにする種目か・・・」
穂乃果「海未ちゃんは弓道だけじゃなくて日舞っていって、剣道とか他の武道もやってるんだよ」
ミギー「なるほど、その剣道というものも見てみたい」
穂乃果「じゃあ、剣道場に行こうか」
-
- 48 : 2015/07/16(木) 13:46:53 :
- 剣道場
剣道部員「やあーーーー!!!!」
剣道部員「めーーーーん!!!!」
ダンダン!バシーン!バシーン!
穂乃果「これが剣道だよ、あの竹刀は元々は日本の武士が持ってた刀をイメージして作ったものなんだ」
ダンダン!バシーン!バシーン!
ミギー「なるほど、これは近距離においての戦いの技術というわけか」
穂乃果「穂乃果も中学校の頃までは剣道習ってたんだー、まぁ海未ちゃんには始めてから辞めるまで一回も勝てなかったけどね」アハハ
絵里「あれ?穂乃果じゃない」
穂乃果「あ!絵里先輩!やっほー♪」
絵里「どうしたの?剣道場の前なんかで棒立ちして・・・」
穂乃果「あ、ちょっとミギーに…」
穂乃果「もがっ!!」バッ!
-
- 49 : 2015/07/16(木) 13:47:12 :
- 絵里「・・・ミギー?」
穂乃果「い、いや!そこの階段を
右ぃー!に曲がったら剣道場が見えたからちょっと覗いてたの!」アハハ
絵里「ああ、なるほどね。確か穂乃果は昔は剣道とかやってたのよね」
穂乃果「うん!絵里先輩は何してるんですか?」
絵里「生徒会の仕事よ。生徒会室に戻ろうとしてたら、穂乃果を見かけて話しかけたの」
穂乃果「そっか!生徒会頑張って下さい!」
絵里「ええ、じゃあまたね」スタスタ
穂乃果「ばいばーい!」フリフリ
絵里 (やっぱり・・・少しこのままだとぎこちないわね・・・)スタスタ
-
- 50 : 2015/07/16(木) 13:47:47 :
- スタスタ
穂乃果「ふぅー危うく口が滑るところだった・・・」
ミギー「穂乃果、彼女は一体何者だ?」
穂乃果「あの子は絵里先輩!この学校の生徒会長だよ!」
ミギー「なるほど、彼女がこの学校の生徒の頂点に立つ存在だというわけか・・・」
穂乃果「いやいや、そんな堅苦しくないから」
ミギー「彼女は何か戦闘訓練をしていないのか?」
穂乃果「ううん、私達と一緒にスクールアイドルやってるだけだと思う」
ミギー「スクールアイドル?昨日パソコンで調べたら出てきた項目にあったが、彼女がそうなのか?」
-
- 51 : 2015/07/16(木) 13:48:12 :
- 穂乃果「いや、正確には絵里先輩ももちろんとして、穂乃果もそのアイドルの1人で、他にもこの学校には7人アイドルがいるんだよ!」
ミギー「なるほど、この学校を主軸として活動している集団がある、というわけか」
穂乃果「うん!グループの名前はμ’sっていうんだ!」
ミギー「μ’sか・・・その集団の目的はなんだ?」
穂乃果「この学校の廃校を阻止すること!でもまぁ、この前の学校説明会でやったライブのおかげで来年まで学校は残るんだけどね!」
ミギー「なるほど、ではもう既に当初の目的は達成した、というわけだな?」
-
- 52 : 2015/07/16(木) 13:48:29 :
- 穂乃果「うん!多分・・・でもこれからもライブはやるんだ!ラブライブっていうスクールアイドルの大会があってそれを目指してるの!」
ミギー「ならば、次のライブはいつやるのだ?」
穂乃果「うーん…多分、この後学院祭があるからその時にライブをやると思う!」
ミギー「そうか、一度その穂乃果たちの「ライブ」というものを見てみたいものだな」
穂乃果「いや、ミギーは見るんじゃなくて一緒にやる側になると思うかな・・・」アハハ
ミギー「・・・残念だ」
-
- 53 : 2015/07/16(木) 13:48:52 :
- 帰路 18:00頃
穂乃果「日が落ちるのも大分遅くなってきたな〜」スタスタ
ミギー「季節としてはもう夏至を迎えつつある。日も長くなって当然だろう」
穂乃果「なんか、改めて考えてみると面白いな〜」スタスタ
ミギー「何がだ?」
穂乃果「なんか常に話し相手がいるみたいで面白いや」スタスタ
ミギー「私は出来ればもうちょっと頭脳の優れた人間と話がしたいところだがな」
ミギー「ッ!?」ピクッ
穂乃果「あーー!!ひどーい!そんなこと言ってると…」
ミギー「穂乃果!そこの商店街を左に曲がれ!!」グイッ!
穂乃果「うわっ!?どうしたの!?」スタスタ!
ミギー「同種だ・・・脳波を感じる、私と同じ生物がこの近くにいる」
-
- 54 : 2015/07/16(木) 13:49:22 :
- 穂乃果「?ミギーと同じ?」スタスタ
ミギー「ああ、私はかねてから一度は同種に会いたいと思っていたのだ、いい機会だ」
穂乃果「ね、ねぇそれってミギーのお友達?」
ミギー「いや、そうではない。そして恐らく、接触するのは危険だと思われる」
穂乃果「ええっ!?な、なんで!?」スタスタ
ミギー「元々私と君が特殊なのだ。本来なら私達は人間や生物の脳に寄生し、その寄生した生物の同種を食べることを目的として動くのだ」
穂乃果「え、ええっ!?じゃあ、人間同士で食べ合うってこと!?」スタスタ
ミギー「ああ、正確には寄生している人間が寄生していない人間を一方的に食べるという方が正しいだろう」
穂乃果「や、やだよ!帰ろうよ!」スタスタ
-
- 55 : 2015/07/16(木) 13:49:56 :
- ミギー「心配するな、いざという時は私も無下に朽ちるわけにはいかない。全力で君を護衛し、戦おう」
穂乃果「ほ、本当に大丈夫なの?」スタスタ
ミギー「多分な、この程度の反応なら、戦闘の技術を学んだ今の私ならなんとかなるだろう」
穂乃果「うう、不満だなぁ」スタスタ
ミギー「さぁ、ここだ・・・」
穂乃果「ら、ラーメン屋?」
ミギー「ああ、恐らくこの中に同種がいる」
-
- 56 : 2015/07/16(木) 13:50:17 :
- 穂乃果「ううう、、は、入るよ?」
ミギー「ああ、警戒しろ」
ガチャ…
穂乃果「お、お邪魔しまーす・・・」スタスタ
寄生生物 グチュッ…ズチャッ…
男「」グチュッ…ズチャッ
穂乃果「うっ!!」グッ!
そこには衝撃的な光景が広がっていた。この世のものとは思えない、化け物ともいうべき顔が4つにわかれた寄生生物が、人間の肉を食いちぎり、一心不乱にむさぼっている。その周りにはおびただしい量の血と、内臓が散乱していた。
生まれて初めて見る人間が人間をむさぼる光景は、穂乃果の吐き気をそそるには十分だった。
ミギー「落ち着け!大丈夫だ!こちらから手を出さなければ向こうも気にはとめない!今は心を落ち着けるんだ!!」
-
- 57 : 2015/07/16(木) 13:50:51 :
- 穂乃果「うっっっぷ・・・」ゴクッ…
店主「・・・・・」ズズズッ
店主「・・・そこのお前」
穂乃果「は、はひっ!!」ビックゥ!
店主「同種なのか?」
ズズズッ
ミギー「その通りだ・・・」
店主「ほぉ、脳に寄生せず、人間の右手として共存しているとは珍しい。どういう仕組みになっているのだろうな?」
ミギー「ふん、私もこの宿主の右手に好きで寄生したわけではない」
店主「なら、この体で共存してみないか?」
ミギー「何?」
店主「脳は一つしかない、主体は俺になる。しかし、右手から右手にならうつることは出来るだろう?」
-
- 58 : 2015/07/16(木) 13:51:27 :
- ズバンッ!!ボトッ……
穂乃果「!? ゔっ!!!」グッ!
ラーメン屋の店主の脳に寄生した寄生生物はミギーに提案するそれと同時に自身の宿主の一部である右手を
何の躊躇いもなく一瞬で切り落とした
店主「さぁ、これで右手が空いたぞ・・・どうする?」
ミギー「なるほど・・・」チラッ
穂乃果「・・・・・?」ビクビク
ミギー「・・・・・」スッ
店主「さぁ、どうだ?」
穂乃果「み、ミギー?まさか、向こうに味方するわけじゃないよね?」
ミギー「・・・・・」スッ
店主「・・・・・」
ミギー「・・・・・」チラッ
ミギー「・・・・・」ウーン
穂乃果「いや迷わないでよ!!」
-
- 59 : 2015/07/16(木) 13:51:55 :
- 店主「ええい、面倒だ!宿主を殺しさえすれば俺のものになるだろう!!」
寄生生物「ごがああああああああああああ!!!!!」ズズズズ!
穂乃果「きゃあああああああああああああああ!!!!!!」
店主が唸りを上げると同時に、店主の顔の口から上が三つにわかれ、そ
れぞれが異なる動きをしながら、三本の触手が形成され、その触手の先は何なるものをも切り裂くことが出来ようほどの鋭い刃が備えられ、分かれた触手の根元には三つの眼球が生え、穂乃果とミギーを睨みつけている
寄生体「死ねぇえええええええええええええ!!!!!!!」ブンッ!
ガギィン!!!!!
ミギー「ッ!!!!!」ギリギリ!
寄生生物がその三つの触手の内の一本の触手の刃を力任せに振り下ろす。しかし、その攻撃は穂乃果に届くことはなく、その腕を鎌のように変形させたミギーによって防がれた
寄生生物「ほぅ、俺の攻撃を見切ったか・・・」ギリギリ
ミギー「交渉決裂だ。覚悟してもらおう!」バッ!
-
- 60 : 2015/07/16(木) 13:52:20 :
- 穂乃果「ミギー!!!!」
寄生生物「黙れぃ!この出来損ないがああああぁぁぁ!!!!!」ブンッ!
ミギー「ふんっ!!はっ!!」ギィン!ギィン!!
ギィン!ガギィン!!ズバッ!!
寄生生物「ぐああああっ!!!」ポタポタ
通常の人間の目では見切ることはまず不可能なほどに早い連続の斬撃が繰り広げられる。その最中、ミギーは数で劣るその二本の刃で三本の触手からなる攻撃を弾き続け、その攻撃を見極め、一本の触手を寄生生物から切断した
ミギー「喰らえ!!!!!!」ヒュン!
ズバッッッッ!!!!!!!
寄生生物「」バタッ…
-
- 61 : 2015/07/16(木) 13:53:16 :
- 穂乃果「ううっっっ・・・」チラッ
ミギーが自ら作り出した隙は、ミギー自らの手によって、急所である首を本体から切り離すのに充分な隙となり、その身体は地につき、首は宙を舞った
ミギー「ふぅ・・・」シャキン
穂乃果「や、やっつけたの・・・?」
ミギー「ああ、間も無くこの寄生生物の頭は朽ちてなくなるだろう」
穂乃果「ふ、ふええぇぇぇ・・・」ヘタッ
ミギー「戦闘訓練について学んだことが役立ったようだな」
穂乃果「守ってくれたんだよね?ありがとう・・・」
ミギー「勘違いするな、私は自分の命が惜しいだけだ、私はいつだって自分の命を優先する」
-
- 62 : 2015/07/16(木) 13:53:46 :
- 穂乃果「はぁ〜・・・まぁなんでもいいよ・・・」
穂乃果「うう、まともに見れないよぉ〜〜〜・・・」プイッ
ミギー「なぜ、そんなに恐れる?元は同じ種族であろう?」
穂乃果「話が別なの!!これもう人間じゃないから!!」
ミギー「まぁ、確かに私たちの種族が寄生した時点で、身体能力や精神面は人類の外を出たと言えるがな」
バンバンバン!
客「おーい、おっさーん!今日は店やってないのかー?」
穂乃果「だ!誰か来た!」
ミギー「元々私たちが入ってきたのは裏口だ、そこから出よう」
穂乃果「わ、わかった!」スクッ
ガチャ…スタスタ…
-
- 63 : 2015/07/16(木) 13:54:04 :
- 高坂家
ガラガラ
穂乃果「ただいまー・・・」
穂乃果母「おかえりなさーい、ご飯後ちょっとでできるから先に風呂に入っちゃいなさーい」トントン
穂乃果「うん、私、今日のご飯いらない・・・」
穂乃果母「じゃあお風呂に・・・って・・・」
穂乃果母「え?」
穂乃果「うん、お風呂入ってくる」スタスタ
スタスタ…バタン…
穂乃果母「・・・明日の天気予報は雪だったかしら?」
-
- 64 : 2015/07/16(木) 13:54:38 :
- 風呂場
チャプン…
穂乃果「はぁーーーー・・・」ポチャン
ズズズ
ミギー「よくないぞ、穂乃果。君の今日の食事は昼の一度だけではないか、それでは体が正常に栄養を摂取出来ず、私も活動できなくなってしまうではないか」
穂乃果「あんなもの見た後にご飯なんか食べれないよ・・・」
ミギー「なぜ、人間同士が食べ合うことにそんなに抵抗を感じるのだ、君達は魚や動物の肉など、様々な種類の食物を食べているではないか」
ミギー「私たちは同じ種族の肉だけを食べて生きている、その方がはるかに慎ましいではないか」
穂乃果「それじゃただの共食いだよ・・・それに、穂乃果はああいうのがあんまり得意じゃないんだよ」
-
- 65 : 2015/07/16(木) 13:55:09 :
- ミギー「なら、君にとっては大きくマイナスな経験だったようだな」
穂乃果「当たり前だよ〜〜・・・はぁ、なんでこんなことに・・・」
ミギー「だが、今日の一件で同種についてわかったこともある」
穂乃果「ふ〜ん、たとえばどんな?」
ミギー「まず、同種は脳に寄生するため、寄生した生物の脳、及び頭を自在に扱い攻撃や捕食をする」
穂乃果「うう、話聞いてたら思い出してきた・・・気持ちわる」チャプン
ミギー「他にもある、私は寄生された生物の脳波を感じることができ、近くの範囲にいる寄生生物なら感知することができる」
穂乃果「そりゃ・・・便利だね?」
ミギー「そして、最後にもう一つ気づいたことがある。そして、これは我々の今後を左右ことになることになるだろう」
-
- 66 : 2015/07/16(木) 13:55:44 :
- 穂乃果「・・・どんなことがわかったの?」
ミギー「私も同種の脳波を感じとることができるのと同じで、他の同種も私たちの脳波を感知できるのだ」
穂乃果「え!!?そ、それって!」
ミギー「ああ、つまり私達も敵に感知されたら狙われるということだ」
穂乃果「ふ、ふざけないでよ!!!穂乃果はもうあんなことするの嫌だよ!!!」
ミギー「まぁ、そうだろう。だが安心しろ。私たちも脳波を感じとることができるのだ、なら脳波を感じたなら全速力で逃げればいいだけだ」
穂乃果「そんな上手くいけばいいけどね・・・」
ミギー「大丈夫だ、いざという時は私が主軸となって戦闘をする」
-
- 67 : 2015/07/16(木) 13:56:02 :
- 穂乃果「当たり前だよ、穂乃果があんな強そうなのに勝てるわけないもん」チャプン
ミギー「なんだか今日はみょうに機嫌が悪いな?生理か?」
穂乃果「女の子になんてこと聞いてんの!!///た、ただあんなことあって疲れただけだよ!!///」ザバッ!
ミギー「それは失礼した。疲れたならやはり食事をした方がいい。食事はどの生物においても重要な活動源となる」
穂乃果「もぉ、少しはデリカシー考えてよ。ミギーの性別はわかんないけどさぁ」チャプン
ミギー「なぜそんなに食事を拒む?確かに君は身長に対しての体重が多く、私ならダイエットを勧めるが、それでも適当な分量だけでも食した方が・・・」
穂乃果「わあああああ!!!///デリカシー考えてって言ったでしょおおおおおおお!!!!!///」ザバーン!
-
- 68 : 2015/07/16(木) 13:56:33 :
- 翌朝
穂乃果「2人とも!おはよー!」タッタッ
ことり「穂乃果ちゃん、おはよう♪」
海未「おはようございます、珍しいですね、穂乃果が遅刻しないなんて」
穂乃果「えへへ、ちょっと色々あってね・・・」
穂乃果 (ミギーに目覚ましをお願いしてよかった・・・)
ミギー (まったく人騒がせなやつだ・・・)
海未「今朝は全校集会の予定ですね、遅れないようにしなくては」テクテク
穂乃果「うえぇ〜、穂乃果は集会の話長いから集会きらーい」テクテク
ことり「お母さんもカンペ頑張って作ってたから今日の話は長いと思うよ〜」テクテク
穂乃果「げ〜〜、めんどくさーい・・・」テクテク
海未「今の情報で少し集会の裏側を見た気がします・・・」テクテク
-
- 69 : 2015/07/16(木) 13:57:01 :
- 音ノ木坂学院 講堂
絵里「〜〜〜以上の文化祭についての事柄に対して、これからの生徒会の活動は〜〜」ペラペラ
穂乃果「う〜〜絵里先輩の話も長いし面白くないよ〜」ボソボソ
海未「こら、これからある文化祭に関係してくる説明ですよ、ちゃんと聞いておいてください」ボソボソ
ことり「私達は多分この文化祭でライブもやるだろうからね」ボソボソ
絵里「〜〜〜以上が生徒会の報告となります」
絵里「・・・」ペコッ
パチパチパチパチ
穂乃果「ふぇぇ〜〜やっと終わった〜〜・・・」パチパチ
-
- 70 : 2015/07/16(木) 13:57:35 :
- ヒョコッ…
ミギー「おい、穂乃果、まずいぞ、まずいことになった・・・」ヒソヒソ
穂乃果「え?どうしたの?」ヒソヒソ
ミギー「脳波を感じる・・・この中に同種がいる・・・」ヒソヒソ
穂乃果「!? うっそでしょ・・・」ヒソヒソ
キョロキョロ
ミギー「下手に見回すな!向こうに悟られるぞ!」ヒソヒソ
穂乃果「わ、わかった・・・」ヒソヒソ
ミギー「脳波を感じられるといってもこの人数だ、向こうも私達の存在はわかっていても正確にはわからないだろう・・・」ヒソヒソ
穂乃果「う、うん・・・じゃあ、だいたいどの辺にいるの?」ヒソヒソ
-
- 71 : 2015/07/16(木) 13:58:01 :
- ミギー「私にもわからない・・・ただ前方だ・・・後方ではない。後ろにいないことはわかる」ヒソヒソ
ミギー「ッ!?なんだ!?このでたらめな脳波は!?」ヒソヒソ
穂乃果「なに!?どうしたの?」ヒソヒソ
ミギー「この寄生生物、明らかに強い・・・脳波でわかる、私達とはまるで次元が違う・・・」ヒソヒソ
穂乃果「そ、そんなにすごいの?」ヒソヒソ
生徒会役員「生徒会長、ありがとうございました。それでは次に理事長、お願いします。」
コッコッコッ
ミギー「いや・・・違う、人混みの中ではない・・・」ヒソヒソ
穂乃果「え・・・?」
ミギー「この人混みの中ではない、人混みより高いところにいる」ヒソヒソ
穂乃果「えっ・・まさか・・それって・・・」ヒソヒソ
-
- 72 : 2015/07/16(木) 13:58:26 :
- コッコッコッ
理事長「・・・・・」ピタッ
理事長「みなさん、おはようございます」
理事長「・・・」ニヤッ
穂乃果 (!?い、今一瞬だけこっちを見た気が・・・)ジッ
ミギー「穂乃果・・・」ヒソヒソ
穂乃果「えっ?なに・・・?」
ミギー「・・・・・あいつだ」
-
- 73 : 2015/07/16(木) 13:58:57 :
理事長「春も終わり、段々と暑くなってくる季節がやってまいりましたね・・・」
-
- 74 : 2015/07/16(木) 13:59:14 :
- 穂乃果「・・・・・」
穂乃果「うそ・・でしょ・・・?」ゾクッ
-
- 75 : 2015/07/16(木) 13:59:29 :
- とりあえず、これにてENDです。続編は書くつもりですが、もっと戦闘シーンが増えて無慈悲な展開も増えますので、評価によっては途中でやめるとかもしれません。
読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。
-
- 76 : 2015/08/20(木) 01:40:52 :
- 続きはこちらにあります
二作目↓
http://www.ssnote.net/archives/37650#top
最終作↓
http://www.ssnote.net/archives/38707#top
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