このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/05(日) 18:53:56 旅人「せっかく、旅から帰ってきたのにこれかよ」 父「お前もそろそろ30だろう」 旅人「まだ28だ」 父「いいお嫁さんを見つけなければならない」 旅人「聞いてる?」 父「聞いたところによると、勇者様は女性のようだ」 旅人「知ってるけど」 父「しかもナイスバディーのボンキュッボンらしいな」 旅人「それは知らん」 父「さあ、勇者さまをナンパしに旅に出ろ!!」 旅人「いろいろ言いたいけど、まず望みがたけーんだよ、勇者とか無理無理」 父「いいからいくのじゃああああああああ!!!」 旅人「うっせーな!わかったよ!」 母「これ、おにぎりよ」 旅人「もうヤダ、この家族」 父「わかるわ」 旅人「・・・・・・もういい」 母「あらあら、たいへんねー」 2 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/05(日) 19:03:35 旅人「結局、出てきてしまった」ドンヨリ村娘「あれー?お兄ちゃんまた旅に出るのー?」旅人「まあな(本当は1年くらい休みたかったけどな)」村娘「頑張ってね!応援してるよ!」旅人「応援されてるよ」しばらく村人たちと話した――――――――――――――数時間後旅人「なんか、皆と話しちゃったな」旅人「・・・・・・もうここには戻ってこれないかもしれないな」旅人「・・・・・・」旅人「フラグ立ってんじゃねえか!さっさと行くぞ、俺!」旅人「・・・・・・」旅人(振り返らないで歩こう) 3 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 17:55:54 東の洞窟――旅人「火炎魔法」焚き火「ぱちぱち」旅人「・・・・・・」旅人「・・・・・・」焚き火「燃えるぜ」旅人「・・・・・・」がさっ旅人「うおっ」ドラゴン「ガアアアア」旅人「なんだ、ドラゴンか」少女「命の危機じゃない?」旅人「いいや、ここらへんのドラゴンは比較的おとなしい・・・・・・ん?」旅人「誰だっ!?」目の前には小柄な少女が刀を携え、座っていた。少女「んー?辻斬りだよー?」旅人「なんて恐ろしい」少女「余裕だねぇ~」旅人「旅をしてると、よくあるのさ、おかげさまで慣れたよ」少女「そっか、じゃあ」少女は黒く汚れた刀を抜刀する。少女「お金か、命か、選んでね?」旅人「可愛い少女がこんなことしてるとは、おじさんショックだね」少女「早くしないと斬っちゃうよ~?」旅人「美少女に斬られるならある意味本望じゃね?」キュピーン少女「・・・・・・」グッ旅人「待って待って!斬らないで!わかったわかったから!」旅人「これ、お金だよ、ほら!」旅人が革の袋を取り出す。少女「どれどれ・・・・・・」少女が中身を確かめた瞬間、袋から白い粉が噴き出した!少女「けほっ」旅人「ぶふっwwおまっww簡単に引っかかり過ぎwwwwww」少女「・・・・・・」ギロッ旅人「やべっwww逃げろwww」 4 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 18:13:54 少女「待ちなさい!」ズバッ少女が刀を振ると、岩が両断される。旅人「魔法で強化でもされてんのかよ!その刀!」少女「氷結魔法、13属」旅人「うげっ!?」少女「凍りなさい!」少女が周りを凍てつかせる冷気を放った瞬間、旅人の足が氷漬けになった。旅人「うっわああああああ!?こえええええ!ブーツなかったらアウトじゃん!」少女「隙あり」旅人「防御魔法、1属!守れッ!」旅人は防御魔法で身を守る。旅人「こっちは武器なんか持ってねえんだよ!手加減しろーっ!」少女「おじさん?僕は辻斬りなんだ」旅人「僕っ娘か、みなぎるのう・・・・・・」少女「やっ」ズバッ旅人「あっ」ドサッ少女「全く、手こずらせやがって・・・・・・」血を流して倒れこむ旅人の持ち物を少女は近づく。しかし旅人「・・・・・・」ムクッ少女「ふぁっ!?」旅人「いってえ・・・・・・殺す気かよ・・・・・・」少女(そんな!?急所は捉えたはず・・・・・・起き上がれるわけが・・・・・・)旅人「よいしょ」ギュッ旅人が少女を抱きしめる。少女「なっ・・・・・・!?」その瞬間、少女は頭から地面に叩きつけられていた。旅人「らっしゃああああああああい!!!!」少女「がっ・・・・・・ぐっ・・・・・・」ガクン旅人「ふっ、スマートで美しい必殺技、ジャーマンスープレックスだよ、クレイジーガール」少女「・・・・・・」ガクンガクン旅人「あっ、気絶してる」 5 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 22:02:30 少女「うーん・・・・・・」少女は頭痛と共に目を覚ました。後頭部に手をやるとそこにはガーゼのようなものがある。少女「死んでない・・・・・・ね」死んでしまえばよかったのに、と思ったとき足音が聞こえた。旅人「おっ、大丈夫か?」少女「っ!」少女はとっさに刀を探すが、見つからない。旅人「あ、ごめん。溶かしちゃった」少女「なっ!?」旅人「いやー、丸腰って怖いからさ、短剣に加工しちゃった」少女「ええっ!?あれは・・・・・・、僕の・・・・・・」旅人「冗談だよ、そんな怒るなって」少女「・・・・・・」旅人「そもそも、辻斬りとかしてる方が悪いだろう?」少女「僕はそうしないと生きていけないんだよ!・・・・・・っ」少女の頭に激痛が走った。旅人「まあまあ、怪我も治ってないし、一旦眠りなさいな」旅人「・・・・・・あ、歌を歌ってあげようか」少女「いらないよ・・・・・・」グッタリ 6 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 22:18:33 次の日――旅人「うーん、変な子と出会ったせいでルート変更を余儀なくされたな」旅人「怪我人を運ぶんだったら、荒々しいまねしかしない戦士の国は避けた方がいいだろ」少女「・・・・・・」クラクラ旅人「でも勇者を見つけるんだったら戦士の国か?」旅人「いや、それは偏見か」少女「もう解放してくれないかな」旅人「だめだめ、大人しくしてなさい」少女「そもそも君はなんで勇者を見つける旅を?」旅人「結婚相手にしろって、親父に言われたんだよ」少女「結婚するの?」旅人「しねぇよ?だけど、どうせ親父の真意はそこじゃねえだろ」少女「ドゆこと?」旅人「なんで、辻斬りに教えなきゃならないのかなー?」少女「ごもっとも」旅人「よし、ルートは決まった、行こう」少女(できれば二度と同じ道をたどりたくないな)少女は軋む頭に手を当てながら旅人と外に出た。 7 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 22:34:52 南東地方への抜け道―――少女「洞窟の外か・・・・・・」旅人「久しぶりなのか?」少女「まあね」少女は 自分には眩しすぎる、と言わんばかりに照りつける日差しを睨んだ。旅人「なんかちょっと、心開いてくれてる?」少女「別れたら二度と会いたくない、くらいには好感度が上がったよ」旅人「憎たらしいこって」少女「僕は素直じゃないが、負の感情には素直な自信があるよ」旅人「ヤな奴」旅人(とはいえ赤を湛える瞳に何故か生えている尾は普通の人間ではないからな、感性も違うのかもしれない)少女(ちょっとずつ腹を探ってるのかな、彼は人間じゃないだろうし、感性が違うのかもね)案外似た者どうしの彼らは、ひたすらに進んでいく。 8 : 名無しさん : 2020/09/29(火) 13:02:40 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険 http://www.ssnote.net/archives/80410 恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団 http://www.ssnote.net/archives/86931 害悪ユーザーカグラ http://www.ssnote.net/archives/78041 害悪ユーザースルメ わたあめ http://www.ssnote.net/archives/78042 害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル) http://www.ssnote.net/archives/80906 害悪ユーザー提督、にゃる、墓場 http://www.ssnote.net/archives/81672 害悪ユーザー墓場、提督の別アカ http://www.ssnote.net/archives/81774 害悪ユーザー筋力 http://www.ssnote.net/archives/84057 害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪 http://www.ssnote.net/archives/85091 害悪ユーザー空山 http://www.ssnote.net/archives/81038 【キャロル様教団】 http://www.ssnote.net/archives/86972 何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか?? コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ? http://www.ssnote.net/archives/86986 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。
このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/05(日) 18:53:56 旅人「せっかく、旅から帰ってきたのにこれかよ」 父「お前もそろそろ30だろう」 旅人「まだ28だ」 父「いいお嫁さんを見つけなければならない」 旅人「聞いてる?」 父「聞いたところによると、勇者様は女性のようだ」 旅人「知ってるけど」 父「しかもナイスバディーのボンキュッボンらしいな」 旅人「それは知らん」 父「さあ、勇者さまをナンパしに旅に出ろ!!」 旅人「いろいろ言いたいけど、まず望みがたけーんだよ、勇者とか無理無理」 父「いいからいくのじゃああああああああ!!!」 旅人「うっせーな!わかったよ!」 母「これ、おにぎりよ」 旅人「もうヤダ、この家族」 父「わかるわ」 旅人「・・・・・・もういい」 母「あらあら、たいへんねー」 2 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/05(日) 19:03:35 旅人「結局、出てきてしまった」ドンヨリ村娘「あれー?お兄ちゃんまた旅に出るのー?」旅人「まあな(本当は1年くらい休みたかったけどな)」村娘「頑張ってね!応援してるよ!」旅人「応援されてるよ」しばらく村人たちと話した――――――――――――――数時間後旅人「なんか、皆と話しちゃったな」旅人「・・・・・・もうここには戻ってこれないかもしれないな」旅人「・・・・・・」旅人「フラグ立ってんじゃねえか!さっさと行くぞ、俺!」旅人「・・・・・・」旅人(振り返らないで歩こう) 3 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 17:55:54 東の洞窟――旅人「火炎魔法」焚き火「ぱちぱち」旅人「・・・・・・」旅人「・・・・・・」焚き火「燃えるぜ」旅人「・・・・・・」がさっ旅人「うおっ」ドラゴン「ガアアアア」旅人「なんだ、ドラゴンか」少女「命の危機じゃない?」旅人「いいや、ここらへんのドラゴンは比較的おとなしい・・・・・・ん?」旅人「誰だっ!?」目の前には小柄な少女が刀を携え、座っていた。少女「んー?辻斬りだよー?」旅人「なんて恐ろしい」少女「余裕だねぇ~」旅人「旅をしてると、よくあるのさ、おかげさまで慣れたよ」少女「そっか、じゃあ」少女は黒く汚れた刀を抜刀する。少女「お金か、命か、選んでね?」旅人「可愛い少女がこんなことしてるとは、おじさんショックだね」少女「早くしないと斬っちゃうよ~?」旅人「美少女に斬られるならある意味本望じゃね?」キュピーン少女「・・・・・・」グッ旅人「待って待って!斬らないで!わかったわかったから!」旅人「これ、お金だよ、ほら!」旅人が革の袋を取り出す。少女「どれどれ・・・・・・」少女が中身を確かめた瞬間、袋から白い粉が噴き出した!少女「けほっ」旅人「ぶふっwwおまっww簡単に引っかかり過ぎwwwwww」少女「・・・・・・」ギロッ旅人「やべっwww逃げろwww」 4 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 18:13:54 少女「待ちなさい!」ズバッ少女が刀を振ると、岩が両断される。旅人「魔法で強化でもされてんのかよ!その刀!」少女「氷結魔法、13属」旅人「うげっ!?」少女「凍りなさい!」少女が周りを凍てつかせる冷気を放った瞬間、旅人の足が氷漬けになった。旅人「うっわああああああ!?こえええええ!ブーツなかったらアウトじゃん!」少女「隙あり」旅人「防御魔法、1属!守れッ!」旅人は防御魔法で身を守る。旅人「こっちは武器なんか持ってねえんだよ!手加減しろーっ!」少女「おじさん?僕は辻斬りなんだ」旅人「僕っ娘か、みなぎるのう・・・・・・」少女「やっ」ズバッ旅人「あっ」ドサッ少女「全く、手こずらせやがって・・・・・・」血を流して倒れこむ旅人の持ち物を少女は近づく。しかし旅人「・・・・・・」ムクッ少女「ふぁっ!?」旅人「いってえ・・・・・・殺す気かよ・・・・・・」少女(そんな!?急所は捉えたはず・・・・・・起き上がれるわけが・・・・・・)旅人「よいしょ」ギュッ旅人が少女を抱きしめる。少女「なっ・・・・・・!?」その瞬間、少女は頭から地面に叩きつけられていた。旅人「らっしゃああああああああい!!!!」少女「がっ・・・・・・ぐっ・・・・・・」ガクン旅人「ふっ、スマートで美しい必殺技、ジャーマンスープレックスだよ、クレイジーガール」少女「・・・・・・」ガクンガクン旅人「あっ、気絶してる」 5 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 22:02:30 少女「うーん・・・・・・」少女は頭痛と共に目を覚ました。後頭部に手をやるとそこにはガーゼのようなものがある。少女「死んでない・・・・・・ね」死んでしまえばよかったのに、と思ったとき足音が聞こえた。旅人「おっ、大丈夫か?」少女「っ!」少女はとっさに刀を探すが、見つからない。旅人「あ、ごめん。溶かしちゃった」少女「なっ!?」旅人「いやー、丸腰って怖いからさ、短剣に加工しちゃった」少女「ええっ!?あれは・・・・・・、僕の・・・・・・」旅人「冗談だよ、そんな怒るなって」少女「・・・・・・」旅人「そもそも、辻斬りとかしてる方が悪いだろう?」少女「僕はそうしないと生きていけないんだよ!・・・・・・っ」少女の頭に激痛が走った。旅人「まあまあ、怪我も治ってないし、一旦眠りなさいな」旅人「・・・・・・あ、歌を歌ってあげようか」少女「いらないよ・・・・・・」グッタリ 6 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 22:18:33 次の日――旅人「うーん、変な子と出会ったせいでルート変更を余儀なくされたな」旅人「怪我人を運ぶんだったら、荒々しいまねしかしない戦士の国は避けた方がいいだろ」少女「・・・・・・」クラクラ旅人「でも勇者を見つけるんだったら戦士の国か?」旅人「いや、それは偏見か」少女「もう解放してくれないかな」旅人「だめだめ、大人しくしてなさい」少女「そもそも君はなんで勇者を見つける旅を?」旅人「結婚相手にしろって、親父に言われたんだよ」少女「結婚するの?」旅人「しねぇよ?だけど、どうせ親父の真意はそこじゃねえだろ」少女「ドゆこと?」旅人「なんで、辻斬りに教えなきゃならないのかなー?」少女「ごもっとも」旅人「よし、ルートは決まった、行こう」少女(できれば二度と同じ道をたどりたくないな)少女は軋む頭に手を当てながら旅人と外に出た。 7 : 名無しさん0jqDeopgag : 2015/07/06(月) 22:34:52 南東地方への抜け道―――少女「洞窟の外か・・・・・・」旅人「久しぶりなのか?」少女「まあね」少女は 自分には眩しすぎる、と言わんばかりに照りつける日差しを睨んだ。旅人「なんかちょっと、心開いてくれてる?」少女「別れたら二度と会いたくない、くらいには好感度が上がったよ」旅人「憎たらしいこって」少女「僕は素直じゃないが、負の感情には素直な自信があるよ」旅人「ヤな奴」旅人(とはいえ赤を湛える瞳に何故か生えている尾は普通の人間ではないからな、感性も違うのかもしれない)少女(ちょっとずつ腹を探ってるのかな、彼は人間じゃないだろうし、感性が違うのかもね)案外似た者どうしの彼らは、ひたすらに進んでいく。 8 : 名無しさん : 2020/09/29(火) 13:02:40 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険 http://www.ssnote.net/archives/80410 恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団 http://www.ssnote.net/archives/86931 害悪ユーザーカグラ http://www.ssnote.net/archives/78041 害悪ユーザースルメ わたあめ http://www.ssnote.net/archives/78042 害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル) http://www.ssnote.net/archives/80906 害悪ユーザー提督、にゃる、墓場 http://www.ssnote.net/archives/81672 害悪ユーザー墓場、提督の別アカ http://www.ssnote.net/archives/81774 害悪ユーザー筋力 http://www.ssnote.net/archives/84057 害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪 http://www.ssnote.net/archives/85091 害悪ユーザー空山 http://www.ssnote.net/archives/81038 【キャロル様教団】 http://www.ssnote.net/archives/86972 何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか?? コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ? http://www.ssnote.net/archives/86986 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。