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エレン「これで…………良かったんだよな………」エレンチート続きです!

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  1. 1 : : 2015/07/04(土) 19:39:36
    続きを建てました!
    皆さん宜しくお願いします!
  2. 2 : : 2015/07/04(土) 19:41:26
    前回のURLです!
    http://www.ssnote.net/archives/33380#res_num195
  3. 11 : : 2015/07/13(月) 00:10:38
    壁外調査 草原

    エレン「……で、俺らの役割は何だ?」

    クリスタ「えっと、……中心辺りでリヴァイ班として班行動で、奇行種と陣形の中に入って来た巨人を倒す……だね」サッ

    アニ「陣形に入って来たら殺せばいいの?」

    クリスタ「うん、そうだね」

    エレン「なら簡単だな」


    ヤバイ!キコウシュダ!

    エレン「……早速だな」

    アニ「案外楽じゃ無いのかもね」フフッ

    クリスタ「よし!頑張ろう!」

    エレアニ「おう(うん!)」

    パカラッパカラッ

  4. 12 : : 2015/07/13(月) 00:23:30
    パカラッパカラッ

    エレン「奇行種は何処だ!」

    調査兵1「ここだ!2体同時に来たんだ!」

    調査兵2「お前ら巨人になれるんだろ!倒してくれ!」

    エレン「………何か期待外れで冷めた」パシュッ

    アニ「こんなの………巨人になる必要ないよ」パシュッ

    クリスタ「エレン!一体よろしく!私とアニで右ををやるよ!」パシュッ

    エレン「おう」パシュッ


    エレン「喜べ、璧外での討伐数1体目はお前だ」パシュッ クルクルザシュッ

    プシュゥゥ

    エレン「……楽だな」



    アニ「……よし、私達もやるよ」パシュッ

    クリスタ「うん!私が足を!」パシュッ

    アニ「了解」パシュッ

    クリスタ「やあっ!」ザシュッ

    バタッ

    アニ「………」ザシュッ

    プシュゥゥ

    アニ「楽だね」

    クリスタ「そうだね、もしかしたら1人でもできるかもね」ニコッ


    調査兵1・2「あいつら化けもんかよ」



    エレン「……よし、陣形に戻るか」

    アニクリ「うん」


    パカラッパカラッ
  5. 17 : : 2015/07/20(月) 10:13:27
    索敵陣形 五列中央

    パカラッパカラッ

    エレン「……到着だな」

    アニ「長かった」ムスッ

    エレン「…………」ナデナデ

    アニ「!………//」フフッ

    クリスタ「………いいなぁ~」ムスッ

    エレン「はいはい」ナデナデ

    クリスタ「//…」ニコッ


    リヴァイ「……ちょっといいか」

    エレン「!」バッ

    アニクリ「むぅ……」

    リヴァイ「……」

    リヴァイ「………何故遅れた」

    エレン「すいません、奇行種の討伐要請を受けていました」

    リヴァイ「お前らが………か?」

    エレン「正確には、俺とアニですね」

    エレン「“巨人化出来るんだろ!助けてくれよ!”と言われまして」

    リヴァイ「…………チッ」

    エレン「安心して下さい、巨人化はしてないですよ……2体現れたのですが、3人で討伐しましたから」

    リヴァイ「!………そうか……ならいい、それと」

    リヴァイ「ここは璧外だ、もう少し緊張感を持て」

    エレン「…………はい」

    アニクリ「//」





    オルグンエル(…………あの会話に入れない…)ガクッ



  6. 18 : : 2015/07/20(月) 10:22:51
    パカラッパカラッ

    ぺトラ「右翼索敵班より伝令!右翼、壊滅的被害につき、至急増援を求む!」

    リヴァイ「…丁度いい、エレン、お前がいけ」

    エレン「はい、了解です」パカラッパカラッ

    アニ「私達も行きます!」

    リヴァイ「…それは、あいつの実力が足りないから私が補佐します……と言っているのか?」

    アニ「!………いえ」

    リヴァイ「………俺達はこのまま進む…右翼はあいつ1人で十分だ」

    リヴァイ班「はっ!」

    パカラッパカラッ


  7. 20 : : 2015/07/20(月) 19:00:17
    右翼索敵班



    アルミン「…………何で………こんなに………死体が散らばって………」パカラッパカラッ

    ジャン「…………一体、何があったんだよ……」パカラッパカラッ

    ライナー「…地獄絵図だ……」パカラッパカラッ

    アルミン「しかも、巨人に追い掛けられてるし……」

    ジャン「ああっ!畜生が!増援はまだかよ!」

    ライナー「鎧の巨人め!何故足がそんなに速い!?」

    アルミン「ライナー!あれは鎧の巨人じゃないよ!」

    ライナー「いや!どう見ても鎧にしか見えないぞ!!」

    パカラッパカラッ

    アルミン「……ああもう!!その話は終わり!ほら、増援が…………!!」

    ジャン「!!………な!」

    ライナー「…………マジかよ……」


    パカラッパカラッ




    エレン「…………お前らかよ………」



  8. 24 : : 2015/07/22(水) 13:39:30
    エレン「…………」クルッ

    アルミン「エレン!増援で来たんじゃ無いの!?」

    エレン「…………お前らを助ける気なんか無い」

    ジャン「ま、待ってくれよ!得体の知れない巨人が現れたんだよ!」

    エレン「知らん」パカラッパカラッ


    ライナー「それが!鎧の巨人でもか!!!」

    エレン「!?……」ピタッ

    エレン「鎧の巨人だと?」

    アルミン「(ここは……!)そうだよ!あれ見て!!」ユビサシ


    エレン「………!!?」チラッ

    ライナー「!?」ビクッ


    エレン「…!………どう……いう………事だ!?」


    …………あれは鎧の巨人じゃねえな……………


    …………………じゃあなんだよあれは!?…………



    アルミン「エレン!お願い助けて!」

    ジャン「助けてくれ!エレン!」



    エレン「…………ちっ……」ズキッ




    ーーーーーーーーーーーー
  9. 25 : : 2015/07/22(水) 13:44:45
    壁外調査前日

    リヴァイ「エレン、今日はお前に行ってもらいたい所がある」

    エレン「……前日に……ですか」

    リヴァイ「アニとクリスタも一緒だ」

    アニ「私も……?」

    クリスタ「どこに……行くんですか?」

    リヴァイ「……それは言えない、今すぐ行くから準備して待っていろ」
  10. 26 : : 2015/07/22(水) 13:49:24
    移動は飛ばします

    リヴァイ「着いたぞ」

    エレン「ここは………裁判所?」

    リヴァイ「悪いな、話してる暇は無い」

    リヴァイ「それと………理解してやれ」

    アニ「何をですか?」

    リヴァイ「行けばわかる」

    クリスタ「はい………」ガチャ



    クリスタ「!!」

    アニ「!!」

    エレン「……………なんだよ」






    アルミン「話したい事があるんだ」

    104期上位30人「…………」
  11. 40 : : 2015/07/26(日) 21:13:21
    エレン「……話したい、事……ねぇ」

    アルミン「うん………」

    エレン「……………謝罪は要らない、許すつもりなんかねえよ」クルッ

    アルミン「え、待って!待ってよ!僕達は謝罪するために来たんじゃ無いよ!!」

    エレン「……じゃあ何の為に呼んだんだ?」クルッ


    アルミン「…言い表しにくいんだけど、エレンと…………エレン達と、同じ道を進みたい………かな?」

    エレン「……………」

    アルミン「あ、勿論謝るよ!でも、水に流してとは言わない」

    アルミン「一緒に調査兵団として、協力して行きたいんだ」

    エレン「そうか」

    アルミン「うん………?どうしたの?」

    エレン「……何で前日にしたんだ?」

    アルミン「それは…………明日の壁外調査で、このメンバーが欠ける事もあるかも知れないから………そんな事になってほしく無いけどね…」

    エレン「………そうか、じゃあそれに根っから賛成の奴はどれぐらいいる?」





    アルミン「!………………何で…そんなことを?」



  12. 42 : : 2015/07/26(日) 21:41:27
    エレン「さあ、何でだろうな……んで、何人だ?」

    アルミン「……僕と、ライナー、ユミル、それと……」

    「僕だよ」

    エレン「……!……………ベルトルト?」

    ベルトルト「うん」

    エレン「………そうか…他の奴らは、お前らが説得させたのか?」

    アルミン「うん」

    エレン「…分かった」

    エレン「アルミン、ユミル、ライナー、ベルトルト」

    エレン「その4人は残れ、それ以外はアニとクリスタと別の部屋に行っててくれ」

    アニ「エレン?」

    エレン「………あの4人は何か企んでる、だからああした、だから他の奴らには少し時間がかかるって言っといてくれ」ボソッ

    クリスタ「分かった」ボソッ


    ゾロゾロ スタスタスタ


    エレン「さて、お前ら………」


    エレン「なんで呼ばれたか、分かるよな」ゴゴゴゴ
    ギロッ


    アルミン「…!…………」

    ユミル「………………」






    ライナー「!!………」

    ベルトルト「……!……!」




  13. 49 : : 2015/08/02(日) 18:46:21
    アルミン「…………なんの……事かな?」

    エレン「……自分の口から言えねぇのかよ……」

    エレン「俺らと会う日を壁外調査前日にした理由、あれは建前だろ」

    アルミン「……………へえ、分かってたんだ……そうだろうとは思ったけどさ」

    アルミン「そうだよ、建前だよ!」

    アルミン「壁外調査前日にこんな話をされたら、エレン達も動揺して壁外調査で上手く動けなくなる、あわよくばそこで死んでしまえばいいと思ったんだ!」

    アルミン「それで、最もに見える建前を皆に話して納得させたんだよ!」


  14. 50 : : 2015/08/02(日) 21:04:30
    エレン「……ユミルも同じか?」

    ユミル「……ああ、そうだよ」

    エレン「………そうか………分かった、アルミンとユミルはクリスタ達の所に行ってくれ」

    アルミン「………」

    ユミル「………」


    スタスタスタ


    エレン「………覚えとけよ……」ボソッゴゴゴゴ


    ビクッ


    エレン「………お前らも、理由は同じか?」

    ライナー「………ああ、そう「違うよ」だ………ベルトルト!?」

    ベルトルト「いいよもう………ライナー」

    エレン「………だよな、お前らは違うよな」

    ベルトルト「うん」

    エレン「…………それだけだ、行って良いぞ」

    ベルトルト「……アニの事は、許さないから、いつかお前らを捕まえて殺して、アニを取り返してやる…」

    エレン「………良く喋るな、俺に殺されかけた癖に」

    ベルトルト「っ!………」グググ

    ライナー「抑えろ、もう行くぞ」スタスタスタ

    ベルトルト「許さない!悪魔の末裔め!」ズルズル


    ガチャ バタン


    エレン「……………………悪魔の、末裔……か……」


    エレン「確かに、そうかもな………」



  15. 52 : : 2015/08/02(日) 21:36:24
    ーーーーーーーーーーーー


    エレン「………都合のいい奴らめ………」ボソッ

    エレン「俺が引き受ける!お前らは離れてろ!」

    ジャン「サンキュー!」パカラッパカラッ


    ライナー「行くぞ!」

    アルミン「うん!」


    エレン「あ、そうだお前ら」


    エレン「………ジャンに感謝しろよ」

    ライアル「!………」ビクッ

    パカラッパカラッ



    エレン「行ったか………さて、邪魔がいなくなった所で………」


    エレン「勝負だ……鎧もどき!」


    鎧の巨人?「…………」



  16. 56 : : 2015/08/09(日) 22:02:32
    エレン「……まあ、勝負って言っても、こんな所じゃできないし……」


    エレン「…………まあ、それはいいか………始めよう……」パシュッ

    鎧の巨人?「…………!」ザクッ

    エレン「やっぱりこいつも関節か……」シュゥゥゥー

    エレン「………ふっ!」ザシュッ

    鎧の巨人?「………!……」グラッ ブンッ

    エレン「うおっ………危ねぇ……」タンッ スタッ

    鎧の巨人?「………ウオオォォ!」ブンッ ダンッ

    エレン「ふっ……ほっ……!」スッ ダッ パシュッ




    10分後




    エレン「はっ………はっ………こいつ、以外とやるな………」ハアッハアッ

    鎧の巨人?「…………ウオオォォ!」ボロッ ブンッ

    エレン「……はっ………やっ……」ダンッ パシュッ

    エレン「……だあっ!」ザクザクッザシュッ

    鎧の巨人?「ウオオォォッ………」ジャキッ ピタッ

    エレン「………続きは……そこでだ……」スタッ スッ

    エレン「進め……ユグ」パカラッパカラッ




    鎧の巨人?「…………」ジーッ

  17. 57 : : 2015/08/09(日) 22:39:21
    五列中央

    エレン「……戻りました、兵長」

    リヴァイ「………早かったな……」

    エレン「………誘導、しっかりできましたよ」

    リヴァイ「…!………そうか……オルオ、エルヴィンに伝令だ」

    リヴァイ「『準備は整った』と、伝えてくれ」

    オルオ「え、それだけですか?」

    リヴァイ「……ああ、そうだ」

    オルオ「分かりました、行ってきます」パカラッパカラッ



    ペトラ「……ねぇ、兵長の言ってた内容って、分かる?」

    エレン「……何故俺に聞くんですか?」

    ペトラ「………エレンなら分かると思ったから…かな?」

    エレン「………知っても、仕方無いですよ?」

    ペトラ「……やっぱり知ってたんだ……」

    エレン「……それだけですか?」

    ペトラ「!え、いや、まだあるよ!えーと……」

    エレン「……ペトラさん」スッ

    ペトラ「…!…エレン?背中に手が…」


    エレン「ペトラさんは、死なせませんよ。何があっても」サスサス

    ペトラ「……………」


    エレン「だから、もう少し気を抜いて下さい」サスサス

    ペトラ「うん………//」


    エレン「ペトラさん、兵長の話の意味、聞いてどうするんですか?」

    ペトラ「へ?………え?…その……」

    エレン「………まあ、平気ですよ」


    ペトラ「……なら、良いかな」








    ……………でも、本当に気を引き締めるのは大切だな…………




    …………本当に………大切だ……………



  18. 60 : : 2015/08/10(月) 00:32:09
    パカラッパカラッ

    オルオ「兵長、ただ今戻りました!」

    リヴァイ「……エルヴィンは」

    オルオ「了解したと言ってました」

    リヴァイ「……分かった」


    シュゥ- シュゥーシュゥー シュゥーシュゥーシュゥーシュゥー

    エレン「……進行方向が変わった…」

    リヴァイ「……そうだな、このまま進むか」

    リヴァイ班「はっ!」

    パカラッパカラッ






    少しして





    リヴァイ「…俺らはこのまま森の中に突っ込む、途中後ろから援護が来るが、気にしないでいい」

    リヴァイ班「はっ!」

    パカラッパカラッ



    木の上


    アルミン「………行っちゃったね」

    ジャン「…そうだな、それにしても………」

    ライナー「……ここに待機……か………」

    アルミン「うん………」

    巨人「アァァァァ」ガシ ズルッ

    ジャン「……何するんだろうな……ここで……」





    戻って、リヴァイ班





    パカラッパカラッ

    エレン「……そろそろ……ですかね?」

    リヴァイ「……そうだな」


    ダンダンダン


    エレン「………来た」

    アニ「!何この足音」

    グンタ「早い!」


    リヴァイ「お前ら、来るぞ!」


    ドンッ!


    鎧の巨人?「…………」ダッダッ




  19. 63 : : 2015/08/10(月) 19:01:41
    アニ「!!??え!?何で!?」

    エレン「落ち着けアニ、あれは鎧じゃ無い」

    クリスタ「何あれ…巨人なの!?」

    オルオ「何だあの巨人!?」

    グンタ「こんなの聞いてないぞ!?」

    ペトラ「!?……鎧の巨人!?」

    エルド「!?嘘だろぉ!?」

    エレン「…………仕方ないとはいえ……」ハァ

    エレン「皆さん落ち着いて!あれは鎧じゃ無いですよ!」

    クリスタ「でもあれは!?」

    グンタ「鎧の巨人と特徴が同じだぞ!?」

    エレン「落ち着いて!訳は後で話しますから!」

    リヴァイ「俺らはこのまま森の中へ進む!それは変わらないから、落ち着いて進め!」

    オルオ「でも兵長「良いから進め!」…はい!」


    パカラッパカラッパカラッパカラッ


    リヴァイ「………にしても、お前の言ってた巨人があんな奴だったとは…」(2人は少し後ろを走っています)

    エレン「その事なんですけど、実は俺もあの巨人の事を知ったのは今日が初めてです」

    リヴァイ「!?…どういう事だ!?」

    エレン「巨人が来ることはほぼ確定だったんですけど、まさかあんなのが来るとは……」

    リヴァイ「……なら何故、お前はそんな落ち着いてられるんだ?」

    エレン「どんな時も、臨機応変に対応しないと壁外調査で生き残れないですから」

    リヴァイ「………お前は、凄いな……俺でも狼狽えるかもしれない…」

    エレン「……そんな事無いですよ、前に戻りましょう」

    エレン「ユグ、スピードを上げてくれ」


    パカラッパカラッ


    リヴァイ「……エレン……」

    リヴァイ「まあいい、俺達も行くか」

    パカラッパカラッ





    エレン(俺、褒められ慣れて無いな……逃げちゃったし)




  20. 64 : : 2015/08/10(月) 19:32:46
    エレン達はリヴァイ班の所へ戻りました


    アニ「エレン!あの巨人は何!?」

    エレン「今説明するから……アニ落ち着け」

    クリスタ「そうだよ!何も聞いてないし!」

    エレン「……クリスタも落ち着け、今から説明する」


    エレン「まず、あの巨人には知性がある」

    オルオ「!!!」

    グンタ「!!!」

    エレン「んで、あの巨人は鎧じゃ無い。鎧を纏ってるけど体格が違うし、動きがしなやかだった」

    エレン「丁度、鎧の巨人とアニの巨人を足して2で割った感じだ」

    エレン「質問は手短で」

    オルオ「なあ、お前何でそんなに詳しいんだ?鎧の巨人を知ってるみたいな言い方だが?」

    エレン「……オルオさん、俺はシガンシナ出身ですよ」

    オルオ「!………そうだったな…」

    エレン「……はぁ……ついでに言うと、これからあの鎧もどきを倒す」

    グンタ「!!!」

    エルド「どうやって!?」

    エレン「それは……言えません、今はとにかく前に走るだけです」

    リヴァイ「エレンの言う通りだ、お前らは真っ直ぐ進め」

    ペトラ「でも!」

    リヴァイ「……俺達の任務は、エレン、アニ、クリスタに傷1つつけない事だ!わかったら進め!援護は無視だ!」

    リヴァイ班「はっ!」


  21. 68 : : 2015/08/13(木) 11:51:06
    パシュッシュゥゥゥ

    アニ「兵長!増援です!」

    リヴァイ「………」

    アニ「兵長!?」

    鎧の巨人?「………」ドコッ


    グチャッ


    クリスタ「あぁ!」

    エレン「…辛い事を言うが、増援は無視しろ」

    アニ「何で!?」

    クリスタ「そんな事したら増援の人が!」

    エレン「……増援は、人類のために犠牲になる人」

    アニ「!?」

    エレン「そう割り切って進め、事実増援がいないと俺らは鎧もどきに追いつかれるからな」

    クリスタ「そんな!……でも!」

    エレン「クリスタ!!」

    クリスタ「!!」ビクッ

    エレン「ここは戦場だ、そんな事を言ってられる程甘くない!今は耐えろ!」

    パシュッシュゥゥゥ

    増援「助けにきまs」グチャッ

    鎧の巨人?「ウォォォォ!」


    エレン「耐えろ、前を向け……頑張れ!クリスタ!
    アニ!もう少しだ!」


    パカラッパカラッパカラッパカラッ


    リヴァイ「あの道の方向へ!」


    パカラッパカラッ パカラッパカラッ


    エレン「今だ!」

    ハンジ「いけぇぇぇぇええ!」パシュッ

    パシュパシュパシュパシュッ

    鎧の巨人?「!!!」


    ペトラ「うわぁぁ!!」

    アニ「やった……!」

    グンタ「あの巨人を……捕まえた!」

    オルオ「どうだ見たか新兵!これが調査兵団の実力だ!」



    オルオ以外(オルオが舌を噛まなかった………)



  22. 69 : : 2015/08/13(木) 12:55:26
    ハンジ「どお?君、この捕獲兵器は?……って」

    ハンジ「おおっとぉ……その罠はねぇ、再生する度により強固に固まる仕組みだから~」

    ハンジ「…と言っても、君のその鎧だと、しっかり通ってるか分からないけどね……」


    項部分


    リヴァイ「はぁあっ!」クルクルザシュッ

    ミケ「ふんっ!」クルクルザシュッ

    ガキン

    リヴァイ「くそっ……硬い」

    ミケ「………」


    シュゥゥゥスタッ


    エレン「どうだ?」

    ミケ「なかなか上手く行かない」

    エレン「そうか……一旦変われ」

    ミケ「分かった…」

    エレン「…」パシュッシュゥゥゥ

    リヴァイ「上………?」

    エレン「はあぁぁぁぁああ!!」グルグルグルグル

    エレン「せぇやああ!!」ザシュザシュッ

    バキッ

    ミケ「ヒビが!」

    エレン「もう1回やって「ウオオオオオ!!」や……!?」

    ミケ「何だ?断末魔か…………!!?」

    エレン「ミケ!?」

    ミケ「ああ…リヴァイ!エルヴィン!全方位から多数巨人が!」

    調査兵「うわぁぁぁあ!!やめろ!まだしに」バキッ

    シュゥゥゥ

    ハンジ「エルヴィン!ヤバイよ!他の巨人があの巨人を食べようとしている!っつーかもう食べてるよ!!」

    エレン「何!?不味いぞ!」

    リヴァイ「エルヴィン!どうする!?」


    エルヴィン「………ふっ……ははは」

    エレリヴァ「!?」

    エルヴィン「総員!撤退!」

    エルヴィン「……今回は完璧に、こちらの負けだな……」

    ハンジ「どういうこと?」

    エルヴィン「……相手は、情報を公開するくらいなら、自分を食べさせても情報を抹消させる……それぐらいの覚悟があったんだ」




    エレン「………いや、それは違うな」

    エルヴィン「?どういうことだ?」

    エレン「これは俺の推測だが、あいつはまた襲ってくる……ここで、食べられた振りをしておいて、調査兵がいなくなったところで巨人から抜け出す」

    エレン「んで、後ろから巨人化して襲ってくると思ってる」

    ミケ「誰が襲われるか検討はついてるか?」

    エレン「そんなん、俺ら巨人化人間しかいないだろ」

    リヴァイ「じゃあ、俺の班か…」

    エルヴィン「……みんな、ガスはどれぐらい残ってるか?」

    エレン「俺は8割ぐらい」

    リヴァイ「俺もだ」

    ミケ「俺は……6割ぐらいだな」

    ハンジ「私もそれぐらいだよ」

    エルヴィン「そうか、皆ガスを補充しておけ」

    エレン「分かった」

    ハンジ「最後まで、気を抜かずに行こう!」

    エルヴィン「そうだな!」




  23. 70 : : 2015/08/13(木) 13:05:30
    エルヴィン「あと、エレン」

    エレン「何だ?」

    エルヴィン「敬語が抜けてるぞ」

    エレン「……こんなところで言わなくてもいいじゃねぇか…あ……いいじゃ無いですか…チッ」

    ミケ「ふっ………中々、似合ってるじゃないか」フルフル

    エレン「チッ……クソが……」ボソッ

    リヴァイ「…茶番は置いといて、本当に気を引き締めて行くぞ」

    皆「おうっ!」

    エレン「………チッ」


  24. 72 : : 2015/08/13(木) 15:51:08
    ペトラ「兵長とエレン、まだかな」

    アニ「どこ行っちゃったんだろう?」

    パシュッスタッ

    エレン「ふぅ……」

    リヴァイ「…………」

    オルオ「あ、兵長!」

    グンタ「どこ行ってたんですか?」

    リヴァイ「……言い忘れてたな……」

    エレン「団長の所に行ってました、皆さん平気でした?巨人」

    エルド「ああ、何とかな」

    クリスタ「大丈夫だったよ!」

    エレン「良かった~」

    エレン「あと、今の状況はわかりますか?」

    ペトラ「うん、あの巨人が食われたって」

    リヴァイ「なら話が早い、俺達はこのまま森を進む」

    リヴァイ「それと、ガスを補充しておけ」

    アニ「もうしましたよ?」

    リヴァイ「そうか、ならいい」

    クリスタ「でも何故、ガスを?」

    エレン「……ここからは、少し立体機動で進むからな」

    オルオ「なんでですか?」

    リヴァイ「色々聞きたいかも知れないが、今はとにかく進め、後で聞いてやる」

    皆「はっ!」


    パシュッシュゥゥゥ パシュッシュゥゥゥ



  25. 73 : : 2015/08/13(木) 16:06:14
    しばらくして

    リヴァイ「おい、お前ら!理由を教えるから近くに来い!」

    皆「はっ!」

    シュゥゥゥ シュゥゥゥ

    リヴァイ「集まったか?」

    エルド「はい」

    リヴァイ「じゃあ話すぞ……」


    エレンが言っていた事を説明


    リヴァイ「………じゃあ、俺は一旦エルヴィンの所に行ってくる」パシュッ


    ペトラ「行っちゃった」

    エレン「じゃあ、俺達も行きましょうか」

    皆(リヴァイ除く)「おうっ!(うん!)」


    パシュッシュゥゥゥ パシュッシュゥゥゥ


    ビシッ

    エレン「!!!」

    ペトラ「どうしたの?エレン?」

    エレン「……くる!!」

    エレン「総員!戦闘準備!」

    ピカッ ドゴォォォン

    鎧の巨人?「…………」

    エレン「さて、俺達も行きましょ「ダメ!」う………………え!?




    エレン「なんでですか!?ペトラさん!」


    ペトラ「…………」


  26. 74 : : 2015/08/13(木) 21:19:06
    ーーーーーーーーーーー
    ペトラ「どうしたんですか?兵長」

    リヴァイ「……もし、あの巨人がまた襲って来たら、エレン達を絶対に戦わせるな」ボソッ

    ペトラ「え………何でですか?」ボソッ

    リヴァイ「そしたら相手の思うツボだ、エレンはともかく……アニだとどうなるか分からない」ボソッ

    リヴァイ「そして、エレンが戦うとアニが…アニが戦うとエレンが、お互いを助けるだろう」ボソッ

    リヴァイ「そうなった場合、お前らはエレン達を引き離せるか?」ボソッ

    ペトラ「……無理です」ボソッ

    リヴァイ「……それに、俺達の任務はこいつらに傷1つ付けさせない事だ」ボソッ
    ーーーーーーーーーーー

    ペトラ「エレン達は残ってて」

    エレン「何でですか!?」

    ペトラ「分からないわ、兵長の命令だもん」パシュッ



    エレン「…………そりゃ……そうですよね」

    オルオ「はぁっ!」ガキン

    鎧の巨人?「!……ウォォォォオオ!!!」ブンッ

    エレン「相手の………思うツボですもんね………」

    グンタ「オルオ!!」

    エレン「………でも!!」パシュッ

    エルド「オルオ!危ない!」

    エレン「こうやって……生活を共にした………」

    エレン「仲間を!!!」シュゥゥゥ

    ペトラ「!!………オルオ!!」

    エレン「見捨てられる程……腐ってねぇんだよ!!!!」パシュッシュゥゥゥ ガシッ

    オルオ「!!!」

    鎧の巨人?「!!!」ブンッ

    シュッ

    ペトラ「エレン!!」

    エレン「そして!!そんな命令を受ける事なんか……出来ないんだよ!!!!」ガリッ

    ピカッ ドゴォォォン

    黒髪の巨人「……スウッ………ウォォォォォォオオオ!!!」ブンッ



    ………………絶対…………ぶちのめす………

    ………………鎧もどき!!



  27. 77 : : 2015/08/15(土) 20:20:51


    ウォォォォオオ!!



    ???「……やっと巨人化してくれた…」

    ???「これで、任務が達成出来るよ……」


    ???「………待ってろよ、エレン」





    鎧の巨人?「アアアアア!!」スッ ブンッ

    黒髪の巨人「グオオオ!」スッ

    グンタ「!!…………エレン!お前がそんなに暴れてると俺らが近ずけねぇ!」

    ペトラ「グンタ!?」

    エルド「そいつをおさえてくれ!俺らが関節部分を斬る!」

    ペトラ「エルドも!?」

    黒髪の巨人「ウオオ!」コクッ

    ペトラ「エレンまで!?」

    オルオ「今あいつらの行動についてどうこう言ってる暇はねぇ!!あいつを倒す事に集中しろ!!」

    ペトラ「オルオ!……………でも、そうよね……分かった!!」

    黒髪の巨人「ウオオオオ!」ガシッ

    鎧の巨人?「ガアアッ!!」

    エルド「今だ!!」パシュッ

    グンタ「おうっ!」パシュッ

    パシュッパシュッ

    エルグンオルペト「はぁぁああ!!」ザシュッ

    黒髪の巨人「グオオオ!!」




    ………何でだろう………安心してたのかな…………



    ……………リヴァイ兵長は、気を引き締めろって言ってたのに…………………



    ……………俺は………


    …………………何をしていたんだろう………今まで……



  28. 80 : : 2015/08/16(日) 00:04:13
    期待ありがとうございます!
    >>78
    す、進めにくい………w



    ……………………………………………



    エルド「はあ……はあ…………ふっ!」ザシュッ

    ボトッ

    鎧の巨人?「ガアアァァ!!」

    グンタ「ふう…………ふう………やった……」

    ペトラ「エレン……もう…出て来て……良いよ……」

    ズバッ

    エレン「ふう…はあ………これを……本当に……」

    オルオ「四肢を切り落としたから、少しは動けなくなるだろう……それよりどうだ!俺達が本気を出したらここまでやれるんだ!!どうだ?見直したか!?」

    グンタ「オルオ、静かにしろ……にしても、凄いなこれ……」ペタペタ

    エレン「じゃあ、今すぐとどめを……!!」





    鎧の巨人?「ウオオオォォォォ!!!」ゴロッ




    エレン「!!!?皆さん!今すぐ前に跳ん」ガシッピョン


    ドシイィィィィィン!!!


    グチャッ

    ペトラ「えっ………!!!??」ズタッゴロッ

    エレン「ぐっ………皆さん!平気です……!?」コロッ

    エレン「え………っ!!」サッ



    …………そこにあったのは………


    オルオ「………ゴハッ!………くっ……」

    エルド「………ガハァッ!!………はあ…はあ……」


    …………巨人の下敷きになったオルオさんとエルドさん…………そして、



    グンタ「」


    …………完全に潰れた…………グンタさんと………


    エレン「!!!……あ………あぁ………これ……」スッ


    …………………その腕だった………………



    エレン「!!!……エルドさん!!」ダッ

    ペトラ「オルオ!!」ダッ


    エレン「エルドさん!!エルドさん!!」ウルッ

    エルド「……エレンか………ゴハッ!」ドバッ

    エレン「エルドさん!血が!」ポタ…ポタ…

    エルド「いい……今更助けられても、出血多量で死んじまうしな………ははっ」

    エレン「エルドさん!………俺……俺……」ポタポタ

    エルド「…エレン、自分を責めるな……これは……俺が不運だっただけだ……」

    エレン「エルドさん……でも……」ポロポロ

    エルド「エレン……お前は……俺らの……ゴハッ!ガッ!……大切な………仲間だ……」

    エレン「エルドさん……もう…」ポロポロポタ

    エレン「……も゛ゔ…じゃべっでばぁ………」ボロボロ

    エルド「……いいんだよ……だから…だから……」ポロッ


    エルド「胸張って……生きてくれ!……俺の……ぶん……ま………で……………ゴフッ」ポロポロ バタッ

    エレン「!!!エルドさん!!エルドさん!!ダメですよ!まだ……」ブワッ


    エレン「ま゛だ………じ な゛な゛い゛でぇ……」ボロボロ

    オルオーー!!シンジャダメェーー!!ヤダヨーー!!

    エレン「うぅっ……!!!?」クルッ



    ………ペトラさんを見て…………

    …………母さんを思い出した………


    ーーーーーーーーーーー

    エレン「母さん!!何で!?」

    カルラ「エレン……」ボロボロ

    エレン「母さん!!死んじゃいやだよ!!」ポロポロ

    カルラ「…胸張って……生きるのよ………」ポロポロ バタッ

    エレン「!!!母さん!母さん!何で!?やだよ!!ねぇ!!母さぁーーーん!!!」ボタボタ

    ーーーーーーーーーーー


    エレン「あ……あ………あぁ…………」ボタボタ




















    目 の 前 が 真 っ 暗 に な っ た









    こっから少しペトラ視点になりますが

    今日はここまで!



  29. 84 : : 2015/08/18(火) 23:50:50
    ※こっから少し地の文が多くなります!






    ……………え……………?………何……これ………



    目の前には、あの巨人に潰さてるいつもの3人と、3人の血



    ………………エレン?………………



    横を向くと、悲壮な表情をしたエレン



    …………………!?…………嘘……でしょ………




    ……そして、その手に握られた、片手




    それだけで、私は全てを理解した。

    ………理解してしまった。




    「オルオ!!」

    目の前の彼に詰め寄る、叫ぶ。

    もう、何をしていいのか分からない。


    「オルオ!!死なないで!!」

    思っていることを伝える。

    それと同時に、両頬に暖かいものが伝って来る。

    「へへっ…涙を流すほど、心配してくれるのか……ゴホッガハッ!」

    彼は、必死に明るく振る舞おうとしている。

    しかし、彼の目は潤んでいる、咳き込んで血を吐いているのが分かる。


    …その姿に、心が苦しくなって……

    私の目から暖かい涙が溢れてくる、それを拭うこともせず、私は更に言葉を続ける。



    「血が!オルオ!やだ!死んじゃいやだよ!!」


    「……俺はもういい、もう無理だ……ペトラ、お前が無事で……俺は……ゴホッ!」



    彼は…血を吐きながら、涙を流しながら、私に最期の言葉を伝えようとする。



    「……本当に……良かったよ!……だか…ら……精一杯……いき……ろ……よ………」



    彼が、倒れた。

    その横顔は、涙と血が入り交じっていて……


    少しだけ、微笑んでいた。



    ありったけの思いを、伝える



    「オルオーーー!!死んじゃだめーー!!」


    「いやだよーーー!!!!」



    叫んだ。

    叫んだ。





    誰かにだき抱えられる。木の上まで連れてかれる。



    目を開くと、さっきまで隣で叫んでいた……



    「ここにいて、動かないで。」



    エレンが、そこにいた。






    エレンの憎しみが、私の憎しみが。


    ありったけの斬撃になって。





    あの巨人に、浴びせられた。




  30. 88 : : 2015/08/21(金) 02:00:03


    …………ブッコロス……………




    ……………スミズミマデ………キリキザンデ………






    エレン「ツブシテヤル…………」

    アニ「エレン!?」

    クリスタ「エレン!!大丈夫!?」

    エレン「……んっ…………!ここは……?」

    アニ「……もうすぐ壁内に着くから…」

    エレン「……そうだ!あいつは!?…あいつはどこだ!?」ガバッ

    アニ「エレン!!」ガシッ

    クリスタ「エレン!!まだ体が!」

    エレン「でも!あの巨人を殺さないと!!」





    「落ち着け…エレン」




    エレン「……!…リヴァイ兵長!ちょうど良かった!あの巨人を殺すのを手伝ってくれませんか!あと少しで「落ち着けと言っている」……!?」


    リヴァイ「……お前は何故、あの巨人を殺す事に執着するんだ…?」

    エレン「っ!それは!…………それは……っ」ポロッ


    エレン「…………エルドさんたちが………」ポロポロ

    リヴァイ「………そうか……だが、もうすぐ壁内に着く……」


    エレン「……あぁ……あぁぁぁ……ううっ……あぁっあぁぁ…………」ポロポロ ギュッ

    アニ「エレン………」ポロッ

    クリスタ「エレン……」ウルッ ナデナデ






    ーーーーーーーーーーー


    1日後


    エレン「……あの巨人、捕まえてたんですか……」

    ハンジ「そうだよ!これで人類の勝利への大きな1歩がやっと踏み出せたんだよ!」

    エレン「………そうですか…」

    リヴァイ「……おい、エレン……お前いつまでそうしてるんだ……お前が今やることはそんなんじゃ無いはずだ」

    エレン「………分かってます……」

    リヴァイ「…今のお前を見たら、エルドやオルオ、グンタはどう思うだろうな……特に、そのクソが詰まった様なお前の顔を見たらな……」

    エレン「………」

    ハンジ「あ、い、今のは…リヴァイなりの元気づけだから気に「いいですよ、別に」……エレン……」

    エレン「……そんなこと、分かってます……でも」

    エレン「今は1人にして下さい……」

    リヴァイ「……………お「そうだね!私たちは先に出てるよ〜」い………何だと?」

    ハンジ「いいから行くよ!早く!」ボソッ


    ガチャッ


    エレン「…………俺は……これで……良かったのか………?」



    エレン「………こんなんで…………良かったのか?」ポロッ

    エレン「エルドさん…オルオさん…グンタさん………うぅ…」ポロポロ




  31. 92 : : 2015/08/22(土) 00:59:13

    コンコン

    エレン「……………」


    ガチャッ


    クリスタ「エレン……?」

    アニ「大丈夫………なわけないよね……」

    エレン「アニ……クリスタ…………」

    クリスタ「…………」

    アニ「……………」

    エレン「……………」

    クリスタ「……ごめん、何話せば良いか分かんない」

    エレン「……じゃあ、何でここに?」

    アニ「……分かんない……気づいたらここに来てた…」

    クリスタ「……うん…」

    エレン「…………」



    ……きっと……慰めに来てくれてんだろうな………



    …………………もし、そうなら…………




    …………話した方が……良いよな………………




    クリスタ「………エレン、話していいよ…」

    エレン「……………」

    クリスタ「……辛い事も、悲しい事も……全部受け止めるよ………?」


    エレン「……俺の話、聞いてくれるか…?」


    アニ「!……うん……話して?」

    クリスタ「うん……全部、話して?」



    エレン「………あの時は、安心しきってた………」





    ……俺は、その時におきた事、俺が思った事………全て、話した………





    エレン「俺は……あの時、安心してた自分が許せない……それと同時に、思った事がある……」







    エレン「……一緒にいたい……アニやクリスタ、兵長やハンジさん…………仲間と………」ウルッ

    エレン「確かに、巨人は駆逐したいし、人間もいらないけど………もしかしたらそれは、自分を落ち着かせるための言葉だったのかな………」

    エレン「俺は……仲間と…………お前らと、一緒にいたいんだ…………」ポロッ





    エレン「もう………失いたく無い………」ポロポロ




    ポン ナデナデ



    クリスタ「………辛かったね」ポロポロ ナデナデ

    アニ「私だったら……耐えられないよ……」ポロポロギュッ

    エレン「クリスタ…アニ……俺は……」ポロポロ

    アニ「……これは……エレンのせいじゃないよ………」ポロポロギュッ

    クリスタ「…確かに……これは辛い事……だけど……エレンは…エレンなら、きっと乗り越えられるよ」ポロポロギュッ


    エレン「…………ありがとう………本当に……」ポロポロギュッ



    ……ありがとう……アニ…クリスタ………



    ………吹っ切れたよ………



    ………思いっきり泣いて……いろんな話して……



    ……お前らと一緒で……本当に良かった…………



  32. 97 : : 2015/08/22(土) 01:32:08
    ガチャッ

    エレン「……誰だ?」バッ



    ???「ごめんなさい……盗み聞きするつもりは無かったけど、全部聞いてしまった……」



    アニ「!!」

    クリスタ「!なんでここに!」


    エレン「…………何だよ」

    「ミカサ」



    ミカサ「エレン………その………」


    クリスタ「………何でここが分かったの?」

    ミカサ「……聞いた…ハンジさんに」

    アニ「………何しに来たの?」

    ミカサ「………上からで申し訳ないけど…その……ハンジさんからエレンの事を聞いて……かける言葉も無いのに、来てしまった……」

    エレン「……………んで、何だよ…」


    ミカサ「その……もう一度、謝らさせて欲しい…」

    ミカサ「ごめんなさい…私は、あなた達の事を考えずに、訓練兵生活のストレスのはけ口にしてしまった……それに…さっきの話を聞いて、私は…エレンに心の傷をつけてしまった事を痛感した………本当に、ごめんなさい……」

    ミカサ「そして……また、上からで申し訳ないけど……」


    ミカサ「仲間として、私もその…一緒に居ても、いいだろうか……」

    ミカサ「もちろん、最初は嫌ってても良い…急にこんな事言っても、訳がわからないだろうし……恩をあだで返した事を、忘れろと言うわけじゃ無い……」

    ミカサ「でも…私は……その……あの………」


    エレン「………何で、いきなりそう思ったんだよ」

    ミカサ「それは………」



    ミカサ「私も、同じ気持ちだったから……」

    ミカサ「私も、夜に時々、両親を殺された時を思い出す……」

    ミカサ「その度に……今の仲間と離れたくないって……」


    ミカサ「……もう、失いたく無い…って………」


    ミカサ「今、エレンの話を聞いて…エレンには、もう沢山の仲間がいて、私なんかが入るすきは無いのかもしれない……でも」

    ミカサ「私も、一緒にいたいって……思った…」



    エレン「………分かった」

    ミカサ「!!」

    エレン「……今すぐに仲間と呼べるかは、まだ分かんない……」

    エレン「それでもいいなら…………ミカサ、俺は………」


    エレン「お前の仲間だ…良いよな、クリスタ、アニ」

    クリスタ「……うん」

    アニ「私は、エレンの判断に任せるよ」



    ミカサ「………いいの?……本当に……」

    エレン「…………今すぐには、無理だけど……俺は、お前を許す努力をするよ……」




    ミカサ「………!!……………ありがとう………ありがとう………」ブワッ


    エレン「…………………」スッ ナデ…ナデ…

    ミカサ「……エレン……」ポロポロ

    スタッ スタスタ

    アニ「…………ミカサ」ナデナデ

    クリスタ「…………」ナデナデ



    ミカサ「ありがとう………本当に……」ポロポロ


  33. 100 : : 2015/08/25(火) 02:46:49
    旧調査兵団本部 廊下

    スタスタスタスタ

    アニ「………ちょっと、以外だった…許すなんて」

    エレン「……まあ、そうかもな……でも、まだ完璧には許せないと思う」

    クリスタ「そうなの?」

    エレン「ああ……やっぱり、裏切られるのはいやだしな」

    アニ「……ミカサのあの目は、多分本気だと思うよ?」

    エレン「あいつがどれだけ本気で言ってるのかは、これから判断するよ」

    クリスタ「……話してる間に着いちゃったね」

    エレン「あ、そういえばお前ら、俺の用事なのに着いて来たんだっけか」

    アニ「なんだい?私達が邪魔だとでも?」ツン

    エレン「別に、そういう訳じゃ無いけどさ……来ても仕方無いのにな〜って思っただけだ」ナデナデ

    アニ「……///」

    クリスタ「アニずるい!」

    エレン「後でな…」コンコン


    ガチャ………パタン


    アニ「……うぅ///」

    クリスタ「…ずるいけど、照れてるアニは可愛い!」ギュッ

    アニ「なっ!///も、もう!早く離れて!」バッ

    クリスタ「むぅ……」プクーッ

    アニ「早く部屋に行くよ…」スタスタ

    クリスタ「はいはい」スタスタ


    アニ「…抱きつくならせめて、部屋でしてよね……//」ボソッ


    アニナンカイッタ?エ…ア、イッテナイヨ?…アニゼッタイナンカイッタデショ!?イッテナイッテバ!エ~ホントニ?……イッテナイヨ









    兵長室

    リヴァイ「……外が騒がしいな」

    エレン「はい(丸聞こえだっつーのあいつら…)」



  34. 103 : : 2015/08/28(金) 19:20:42

    リヴァイ「で……何の用だ」

    エレン「……リヴァイ兵長、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」

    リヴァイ「…それはつまり、もう平気という事か?」

    エレン「はい……アニとクリスタのおかげで」

    リヴァイ「そうか………」

    エレン「では、これで「エレン」……何でしょうか?」

    リヴァイ「……その……喉が渇いた。紅茶、一緒に飲まないか?」

    エレン「…分かりました、行きましょう」ガチャ

    リヴァイ「……ああ」スッ スタスタ








    食堂






    エレン「……はい、兵長」コトッ

    リヴァイ「…………」スッ ゴクッ

    リヴァイ「………なかなかだな………ペトラ並だ……」

    エレン「そうですか…ありがとうございます…」ズッ

    エレン「あふっ……//」ゴクッ

    リヴァイ「……お前、猫舌か?」

    エレン「ええ………まぁ……」

    リヴァイ「なら、ちゃんと冷ますぐらい何も考え無くても出来るようになれ……」

    エレン「ははっ………そうですよね」ハハッ

    リヴァイ「…………そういえば、いつも横にいるのはどうしたんだ?てっきりお前を待ってるものだと思ってたんだが……」

    エレン「…いつも居るわけじゃ無いですよ?たまには別行動って日もありますし……」

    リヴァイ「……そうか……」


    ガチャ


    リヴァイ「噂をすれば…………!」

    エレン「………!」



    ペトラ「…………!」メガマッカ スンスン

    ペトラ「………失礼しまし「丁度いい所に、一緒にお茶しませんか?」……え?」

    エレン「ね?ペトラさん」ガシッ

    ペトラ「手………分かったわ」

    エレン「…良かった」ニコッ

    リヴァイ「……………」フッ

    エレン「紅茶、飲みますか?」

    ペトラ「………じゃあ、お願い…」

    エレン「はい!」




  35. 104 : : 2015/08/28(金) 22:00:59

    ストン コトッ


    ペトラ「いただきます……!」ゴクッ

    ペトラ「……美味しい」

    エレン「そうですか?良かった…今、兵長に「ペトラ並だ」と褒められたばっかりですから!」

    リヴァイ「一々言わなくても良いだろ…」

    ペトラ「………ふふっ」フフッ

    エレン「……やっと笑ってくれた」ニコッ

    エレン「ずっと下向いてたから心配でしたよ?ペトラさん……」

    ペトラ「………ごめんね………」ウルッ


    ナデナデ


    ペトラ「え、エレン!?」

    リヴァイ「………」


    ナデナデ


    ペトラ「兵長!?」

    エレン「ペトラさん、辛いときは……仲間を頼って良いんですよ?」

    ペトラ「……エレン……」ポロッ

    エレン「…俺は、アニとクリスタがいてくれたから……立ち直れました………」

    ペトラ「……でも…私には……もう……っ」ポロッポロッ

    エレン「………ふふっ……目の前に、二人もいるじゃ無いですか」フフッ ポロッ

    ペトラ「え………えっ……っあ……」ポロポロ

    リヴァイ「……ペトラはもっと、俺達を頼れ……お前はまだ若いから、ひとりで抱え込まなくても良いんだ……」

    ペトラ「……っ…………はいっ…」ポロポロ

    エレン「……それはリヴァイ兵長もですよ?」

    リヴァイ「……俺が………か?」

    エレン「そうですよ?………兵長が俺を誘った理由ぐらい、分かってるつもりです……それに、今日はよくしゃべる」ポロッ

    リヴァイ「……馬鹿言え、俺は普段から………よく喋る…」フイッ

    エレン「……強がんなくて良いだろ……こんな時ぐらい」ポロッ

    リヴァイ「……ふっ……お前……らしいな………俺は勘違いしてたみたいだ……涙なんて、とうの昔に枯れたと思ってた……」ポロッ

    リヴァイ「クソッ!………俺が…あの場に居れば、救えたかも知れないのに……畜生!……」ポロポロ

    エレン「……今日は、いっぱい泣いて…何なら、明日もいっぱい泣いて………落ち着いたら、またこれから頑張りましょう!」ポロポロ

    リヴァイ「……クソッ……クソッ…………」ダンッ ポロポロ

    ペトラ「うぅ……オルオ……みんなぁ……っうあぁ……」ポロポロ

    エレン「ははっ……もう立ち直ったと……思ってたんだけどな………」ポロポロ




    食堂の外

    アニ「エレン………皆………っ」ポロポロ

    クリスタ「……ウッ……ヒッグ……エレン……」ポロポロ







    ーーーそれぞれが、それぞれの想いを持ちながら……



    ーーー心で抑えてた物を開放して……




    ーーーそれぞれの夜を過ごした………








    ーーーそして


    エレン「ははっ……皆、目が真っ赤じゃ無いですか」ハハッ

    アニ「ほんとだね」クスクス

    クリスタ「……ふふっ」フフッ

    リヴァイ「俺もそうなっているのか………?」

    ペトラ「兵長もですよ?」ニコッ


    エレン「皆、もう吹っ切れたみたいで良かった」ニッ

    アニクリペト「///」

    リヴァイ「……ああ、良かった」


    コンコン


    リヴァイ「……丁度いい」

    リヴァイ「お前ら、吹っ切れた所悪いが、ここで発表がある」

    エレン「何ですか?」


    ガチャッ


    リヴァイ「……俺の班の、新メンバーだ」


    ミカサ「ミカサ・アッカーマンです…これから、よろしくお願い致します」

    リヴァイ「腕が立つと聞いてな…それに、お前らはもう和解したみたいだしな」

    アニ「兵長…知ってたんですか?」

    リヴァイ「……風の噂だ」

    アニ「(絶対見たな……)」


    エレン「驚いた…お前が来るとはな」

    ミカサ「私も驚いた…なにせ、知らせを受けたのは昨日だから」

    クリスタ「本当!?じゃあ、荷物は?」

    ミカサ「まだ向こうにある……それより、改めて謝罪したい…ので、アニを呼んできてほし「なんだい?」……来たからいい」

    ミカサ「皆、本当にごめんなさい。あの事は一生をかけても償いきれないと思ってる…………でも、もし許してくれるのなら……班員として、精一杯がんばるから……だから……」


    エレン「ミカサ」

    ミカサ「……何?」

    エレン「そんな固くなるなよ………それより、信じて……いいんだな?」

    ミカサ「……うん…」

    エレン「……分かった!これからよろしくな!」

    ミカサ「!………うん!」

    アニ「よろしくね、ミカサ」

    ミカサ「ええ、よろしく」

    クリスタ「これからよろしくね!」

    ミカサ「うん」


    ペトラ「私はペトラ、よろしくね!」スッ

    ミカサ「……はい!」テヲギュッ





    エレン「ははっ……馴染めて良かった」

    リヴァイ「だな……」

    エレン「新生リヴァイ班の誕生ですね!」

    リヴァイ「……だな」
  36. 107 : : 2015/08/29(土) 19:20:07


    調査兵団本部 団長室


    エルヴィン「一週間か……」

    エルヴィン「早かったな、リヴァイはともかくエレン達も立ち直るとは…」

    エレン「エルヴィン団長、勘違いしてません?」

    エルヴィン「何だ?」


    エレン「…リヴァイ兵長も人間ですよ?」

    リヴァイ「…!おい、テメェ!」


    エルヴィン「………そうだったな、リヴァイも人間だ」ニヤニヤ

    リヴァイ「エルヴィン!」

    エルヴィン「そう怒るなリヴァイ……冗談だ……だが、仲間が死んだんだ……君も人間だからな、たまにはそういう時も必要だ」

    リヴァイ「……クソッ」チッ

    エルヴィン「…まあ冗談はここまでにして…そうだな、『この一週間に何かおこったか』だろ?」

    エレン「そうです」

    エルヴィン「そうだな……色々な事があったが…どこから話そうか……」

    リヴァイ「最初からに決まってんだろ」

    エルヴィン「言うと思った……じゃあ、ハンジとミケを呼んで来る」

    エルヴィン「一回、状況を再確認しないとな」








    …しばらくして





    ハンジ「はははっ!……珍しい事もあるもんだね!リヴァイ!……でもまあ、仕方無い事だけどさ…」

    ミケ「今回は大変だったしな……仕方ないだろ」


    リヴァイ「エルヴィン……テメェ……」ゴゴゴゴゴギロッ

    エルヴィン「まあ、そんなに怒るな…これも、状況の再確認の1つだ…」ニヤニヤ

    エレン「(面白いんだけど……何だか軽いな……)」

    エレン「あんまり…そうやって、人の涙をいじらなくても……」

    ハンジ「え!?リヴァイ泣いたの!?」

    エレン「え?」

    ミケ「リヴァイ……そんなに痛かったのか?」

    エレン「えっ……え!?」

    エルヴィン「……………エレン…リヴァイは、足を怪我したんじゃ無いのか?」

    エレン「……えっ…あっ!そうですよ!」

    リヴァイ「………お前、何を勘違いしてたんだ?」

    エレン「あっいえ……いや、何でも無いです!」

    エルヴィン「エレン…大丈夫か?……あ、ハンジ、ミケ」

    ハンジ「何だい?」

    ミケ「何だ?」

    エルヴィン「リヴァイは泣いてはないぞ?」

    ハンジ「そ〜なの?つまんないなぁ」

    ミケ「そうか……まあ、そこはどうでもいいんだがな」


    エレン「………///」

    エルヴィン「エレン?」

    エレン「はっ!…あ、いえ何でも無いです!……始めましょう?再確認…と言うより、説明?」

    エルヴィン「……そうだな、始めよう…まずは、エレンが暴走した時からだ」






  37. 111 : : 2015/09/01(火) 20:13:47
    エルヴィン「まず、あの巨人についてだが、今後しばらくは鎧もどきと言った感じで呼んでくれ」

    エルヴィン「で、捕獲して壁内に持ち帰った後すぐに解剖したんだが………」

    エルヴィン「……やはり、中には人がいた、そいつの名は、104期兵の……」


    エルヴィン「『マルコ・ボット』だ」

    エレン「!?………嘘だろ……」

    リヴァイ「……また104期か………お前らの代は巨人化人間のオンパレードだな、エレン」

    エレン「………あの態度は、嘘だったのかよ……」

    エルヴィン「エレン、大丈夫か?」

    エレン「………はい。続けて下さい」

    エルヴィン「…それで、彼に尋問をする予定だったのだが、彼は人を殺したのはあれが初めてだったらしい」

    リヴァイ「…………」

    エルヴィン「その罪悪感からか、仲間の色んな情報を喋ってくれた」

    エレン「………何が罪悪感だ………くそっ」ドンッ

    ハンジ「エレン……気持ちは分かるけど落ち着いて……」

    エレン「……はい」

    エルヴィン「…続けるぞ。それで分かった情報だが…まずは超大型と鎧の正体。それと人類を襲った動機。それと親玉。そんな感じだ」

    ミケ「あいつらにも親玉が………」

    エルヴィン「……さて、どれから話す?」

    エレン「……正体からで…」

    エルヴィン「……分かった、超大型と鎧の正体だが……」


    エルヴィン「超大型が『ベルトルト・フーバー』
    鎧が『ライナー・ブラウン』だ」

    エレン「……まあ、超大型は分かってたけどな…やっぱり鎧はライナーか……」

    ハンジ「エレンは分かってたの?」

    エレン「…鎧は予測だが、超大型は交戦したぞ?」

    ハンジ「え!?そうなの!?」

    エレン「ミーナとな…言わなかったか?」

    ハンジ「聞いてないよ!所で、ミーナって?」

    エレン「…俺達の仲間だったよ……もう死んだ」

    ハンジ「あ…………そうなの…ごめんね」

    エレン「一々謝るな。別に気にしてないから」

    ハンジ「そっか、なら良かった!」

    エレン「…良かったって言うのも違う気がするな……」ボソッ


    エルヴィン「…ところでエレン、敬語を忘れてないか?」ニコッ

    エレン「別に…他に人が居ないんだし良いだろ……特にこいつには」ゲシッ

    ハンジ「なんで蹴るんだよ!」

    エレン「別に…」シレッ

    ハンジ「んなっ!エレン!」

    エレン「…はいはい、悪かったですね、ほんの出来心です………チッ」

    ハンジ「あ!舌打ちしたな!」

    リヴァイ「…ハンジ……静かにしろ」

    ハンジ「でもリヴァイ!」

    リヴァイ「静かにしろ…」ギロッ ゴゴゴゴゴ

    ハンジ「はい……」シュン


    エレン「………」ジーッ

    エルヴィン「…どうしたエレン?」

    エレン「……いや、何か懐かしいな…って」


    ハンジ「…エレン………」

    リヴァイ「………そうかもな」


    エルヴィン「昔を懐かしむのもいいが、そろそろ話を進めるぞ?」

    エレン「ああ、悪かったな…」


  38. 113 : : 2015/09/02(水) 21:34:43
    エルヴィン「それで、親玉だが……」

    エルヴィン「『獣の巨人』と言うらしい。全身毛もくじゃらの17mで、手が長いそうだ」

    エレン「………聞くからに変な巨人だな」

    リヴァイ「だが、17mっつうのは無視出来ない高さだな」

    エルヴィン「そうだな……それで、人類を襲う動機だが……これが酷い話だった」

    ハンジ「どういう事?」

    エルヴィン「……被害者は…私達だけじゃないという事だ」

  39. 121 : : 2015/09/05(土) 20:45:10
    エルヴィン「……マルコ達は、理由は分からないが、物心ついた時には、もう巨人になっていたそうだ…」

    エルヴィン「彼らは壁外の村で暮らしていたらしい…それぞれ、両親と一緒に」

    ミケ「それだと、巨人に襲われないか?」

    エルヴィン「…そこは彼も分からないらしい……」

    エルヴィン「だが、約5年前にその村に巨人がやってきた」

    エルヴィン「それが、獣の巨人だ」

    エルヴィン「獣の巨人は、彼らの両親を人質にして、彼らにこう言った」

    エルヴィン「……人類を滅ぼせと」

    ハンジ「え……てことは彼らは自分の意思で人類を滅ぼそうとしたんじゃないの!?」

    エルヴィン「そうだ」


    エレン「……家族を……人質に………」

    リヴァイ「エレン、大丈夫か?」


    エルヴィン「そこから、獣の巨人の洗脳が始まった」

    エルヴィン「奴は最初に、壁内人類は悪魔だ、と教え込んだらしい」

    エルヴィン「その後、巨人化の訓練をさせた」

    エルヴィン「彼らも、一度反発した事があったらしいが親が人質である事、逆らったら親が殺される」

    エルヴィン「だから、仕方なく奴に言われたことをやっていた」

    エルヴィン「…マルコは、壁破壊にはかかわらなかったが、壁内にたくさんの巨人を呼び寄せたそうだ……」

    エレン「……そんな事が……」


  40. 127 : : 2015/09/08(火) 00:25:43
    遅れましたが、期待ありがとうございます!


    エルヴィン「…この事を踏まえて、何か言いたい事はあるか?」

    ハンジ「…ねぇ、エルヴィン……あの子達の処罰って、どうなるの?……」

    エルヴィン「…彼らの動機については……同情する事もあるだろうが、それを話した所で憲兵団や王政はきっとその事をもみ消すだろうな……」

    ハンジ「…そんな……」

    ミケ「…なら、エレンみたいに説明したらどうだ?」

    エルヴィン「………彼らは2度人類を攻撃しているからな……もしも王政が認めたとして、果たして民衆はそれを喜ぶだろうか……」

    エルヴィン「それに、民衆の中にはあの日の惨劇を目の当たりにした人も居るはずだ……」

    ミケ「……そうか……」



    エレン「……なあ、お前らさぁ………」

    エレン「………なんでそんなにあいつらを庇うんだ?」

    ハンジ「え……でも、あんな過去が…「それがどうした」………でも…」


    エレン「そんな甘ったれた事言ってる場合じゃねぇのは分かってるよな?」

    エレン「エルヴィンも言ったが、奴らは2度人類を攻撃している」

    エレン「民衆が受け入れるはずねぇだろうが…」

    エレン「そして、例え俺らが奴らを許しても、あいつらは意思を曲げられない……」


    エレン「あいつらもまだ子供……人類の為に故郷と親を捨てられる訳あるか……」

    エルヴィン「………エレン………」


    エレン「……俺らには俺らの正義がある……そして同時に、あいつらにはあいつらの正義があるんだ……」

    エレン「……だから庇えない」

    エレン「そして……あいつらは例え殺されそうになっても、『親や故郷を守る』っつうあいつらの正義を貫くはずだ……」

    エレン「だから、庇わない」

    ミケ「………」


    エレン「…俺達は、正義であり、悪だ……あいつらも……」

    エレン「だから……許そうとするな………」


    エルヴィン「……エレンの言う通りだ…」

    ミケ「……そうだな」

    リヴァイ「その通りだ…」

    ハンジ「……うん…」


    エレン「…………」スタスタ ポンッ

    ハンジ「……え?」

    エレン「……ハンジは優しいんだよな……昔から……まぁ、普通はこんな事思ってる時点で分隊長失格だが……今回は仕方ないか……」

    エレン「辛いかもしれないが、耐えろ……または、聞かなかった事にしろ……んで、」

    エレン「…俺はこんな希望的観測は嫌いだが………もし、生まれ変わって、敵味方関係無く過ごせる平和な世界が出来たら……その時は」


    エレン「あいつらとも、関わってやれば……いいんじゃないか?」ヤサシイホホエミ


    ハンジ「……っ」ダッ ガチャバタン


    エレン「……かってに出ていきやがった」

    エルヴィン「……エレンは鈍感だな…」フフッ

    ミケ「そうだな……」フッ

    エレン「なんだよ2人して………そう言えば、ハンジに『もし生まれ変わったら』なんて言っちまったけど、」


    エレン「正直言うと、俺は、生まれ変わりたくはないな…」

    リヴァイ「……それには同感だ」

    エレン「…そうなのか」

    リヴァイ「ああ」

    エルヴィン「…まあ雑談はそこまでにして、この話は秘密でな……あるいは、ほんとに信頼出来る人だけを集めて話して、話し合ってくれ…」

    エレン「分かった」

    リヴァイ「ああ」

    ミケ「…了解だ……にしてもエレン…」

    エレン「なんだ?」

    ミケ「……本当に、変わったな……」


    エレン「…ふっ………そうかもな」



  41. 134 : : 2015/09/11(金) 18:45:58
    今から書きます!



    ………ライナーに……ベルトルトか………


    …………まあ、所詮あいつ等も子供だし、その内自分の立場に苦しんでやけくそになって尻尾でも出すだろ………




    エレン「そこを…狙うだけだ」

    クリスタ「何を狙うの?」

    エレン「そりゃ……って、」

    エレン「うおぉっ!いつの間にいたんだよ!」ビクッ

    クリスタ「いや、だって……エレン、今どこにいるか分かる?」

    エレン「え……そりゃ廊下………あれ?」

    エレン「もう部屋の前まで来てたのか……」


    (エレン達は壁外調査の後に兵長に頼んで、3人同じ部屋で生活してます)


    クリスタ「……あ!そう言えば、今ハンジさんが部屋に来てるよ!」

    エレン「…そうか、分かった」

    クリスタ「私はお茶作って来るね~」タッタッ


    エレン「……」ガチャ



    ハンジ「あははははっ!待って待って!くすぐった…はははっ!」クネクネ

    アニ「お仕置きだー!!どうだー!」コチョコチョ



    エレン「………」バタン




    5分後




    エレン「…びっくりさせんなよ……お前ら…」

    アニ「……///」

    ハンジ「……///」

    エレン「特にハンジ…お前が部屋にいるって聞いて、『あいつまだ泣いてんのかな…』とか思っちまったじゃねぇか……俺の時間を返せ、本当に」

    ハンジ「………/////」

    エレン「アニも…お前、何が“お仕置きだー!!”だよ……超ノリノリで上司の脇をくすぐる奴なんてお前ぐらいだぞ…」

    アニ「………うるさい/////」

    エレン「……はぁ、今日何回驚いたんだろ…」

    ガチャ

    クリスタ「お茶入れて来たよ〜……って、何やってんの?」

    エレン「あぁ……まあ、気にすんな…後お茶をくれ」

    クリスタ「はいはーい」コトッ コポコポコポ

    エレン「…ん…」スッ ゴクッ

    エレン「ありがとう……」

    クリスタ「うん!」ニコッ

    エレン「………さて、お前ら……ちょっと話したい事があるんだが……」

    エレン「いいか?」

    クリスタ「いいよー」

    アニ「何?話って」


    エレン「……俺達の今後に関わる事だよ」

    エレン「まあ、団長が言ってた事をお前らに伝えるだけだし、ハンジも知ってるからあんまり身構えなくていい…」

    ハンジ「……うん」


  42. 138 : : 2015/09/13(日) 23:54:08
    ハンジ「………エレン、呼び捨てが治って無いよ」ボソッ

    エレン「あ………まあ、いいや」ボソッ

    エレン「お前ら、よく聞いとけよ……」




    ーー巨人組の事を話し中ーー




    クリスタ「そんな………酷い………」ポロポロ

    ハンジ「本当に……どうにもならないのかな……」ポロッ



    アニ「……………」

    エレン「……アニ、これが現実だ」

    アニ「…………エレン…私は、どうしたらいいの……」ポロポロ

    エレン「………辛いけど……アニは俺達についていく事を選んだんだ…………だから、どうしようもできない」

    アニ「でも……」ポロポロ

    エレン「……割り切れ、アニ……泣いてもいい、悔やんでもいい、叫んでもいい……」


    エレン「…けじめをつけろ」

    アニ「………うぅ………っ」ボロボロ


    ハンジ「アニは……なんか、特別な事があるの?」

    エレン「アニは………元は、ライナー達の方についてた……」

    エレン「獣側の巨人だった……」

    ハンジ「!?」

    エレン「だけど……俺達と関わっていくに連れて、どんどん罪悪感が増していって…耐えられなくなった」

    エレン「そこを俺が助けて、仲間になった……訓練所で数少ない、俺に普通に話しかけてくれる人だったからな」

    ハンジ「……そうなんだ……じゃあ、アニも辛いんだね……」

    エレン「ああ……」


    アニ「……ついていく…って、決めたのに……」ポロポロ


    ポンッ


    アニ「……エレン…?」ポロポロ

    エレン「……正確には、俺と…」

    ハンジ「私だよ」

    クリスタ「私もだよ?」

    アニ「……皆………」ポロポロ


    エレン「…アニ……辛いと思う……だが、何度も言うけどこれが現実なんだ……だから」

    クリスタ「たくさん泣いていいんだよ?……仕方ないよ……」ポロッ

    ハンジ「……それで、もし生まれ変わったら……もし、誰とも戦わなくていい平和な世界が出来たら……」


    ハンジ「その時は……彼らとも、仲良く出来るよ……ね?エレン」ポロッ

    エレン「……そうだな」


    アニ「……ううっ……うわあぁぁぁぁん!!」ボロボロ ボタボタ

    アニ「うわあぁぁぁぁん!!…ううっ…あぁぁぁ………」ボロボロ ボタボタ


    エレン「…………」ポンポンギュッ

    クリスタ「………っ」ポロッギュッ

    ハンジ「…………大丈夫…私達がいるよ…」ポロッギュッ



    アニ「うわあぁぁぁぁん!!ううっ…うわああぁぁぁぁぁぁん!!」ボロボロボタボタ




  43. 142 : : 2015/09/16(水) 22:07:01


    ーーしばらくして


    アニ「……ごめん//……その…服が……」

    クリスタ「いいよいいよ!気にしないで」ニコッ


    エレン「……吹っ切れたか?アニ…」

    アニ「……まあ……うん……」ウツムキ

    エレン「…まあ、すぐにとは言わないさ…でも、吹っ切れないと、次に進めないからな」

    エレン「な、ハンジ」ニヤッ

    ハンジ「なっ…///私は別にそういうわけじゃ……」フイッ

    エレン「まあ、何でも良いけど」

    ハンジ「……酷いなぁ、もう……」


    エレン「あ、そうだ……団長からの伝言で……」

    ーーーーーー


    エルヴィン「もし、調査兵団がマルコを捕らえた事が伝わってた場合………次の壁外調査では、『獣の巨人』が出現する可能性が大きい」

    エルヴィン「……訓練を怠らぬように伝えといてくれ」


    ーーーーーー

    エレン「………だそうだ」

    クリスタ「そっか………もう、親玉が…」

    アニ「…………」

    ハンジ「そうなんだ……じゃあ、訓練しないとね!」

    エレン「……そうだな…じゃあ、リヴァイ兵長とペトラさんと……それと、ミカサ呼んで…」

    エレン「訓練するか!」

    アニクリハン「おぉー!!」






    ーー同時刻、兵士長部屋にて


    リヴァイ「……今の現状と、やるべき事は分かったか?」

    ペトラ「はい……でも……」

    ミカサ「はい……ペトラさん、来て早々に上からものを言うのもどうかと思うけれど」

    ミカサ「……彼らは敵。そう、割り切りましょう……彼らにも過去や正義があるのだろうけど、それは私達も同じです」

    ペトラ「ミカサ……そうよね…私も、しっかりしなきゃ!」


    ミカサ「でも…リヴァイ兵長、何故私にもこの話を?」

    リヴァイ「……班員に今後の事を話すのが変な事か?」

    ミカサ「………そうですか…」


    リヴァイ「…話はまとまったな、なら今から訓練だ」

    ペトラ「……はい!」

    ミカサ「はい」


    コンコン


    エレン「リヴァ……リヴァイ兵長、一緒に訓練しませんか?ペトラさんとミカサも一緒に」

    ミカサ「……私もいいの?」

    エレン「…仲間なんだし、いいに決まってんだろ 」ニコッ

    ミカサ「!……ありがとう」フフッ


    リヴァイ「……訓練か、良いだろう……エレン」

    エレン「!……何ですか?」ビクッ

    リヴァイ「後で俺の所に来い」ギロッ

    エレン「!……はい……」ガクッ





    エレンドウシタノ?アアナンデモナイカラダイジョブダ…ホントニ?アア……ナンカヘンナノ ナッヒドイナァーハハハハハ!




  44. 145 : : 2015/09/19(土) 22:41:16

    月日は流れ、壁外調査当日


    エレン「…………ついに来たな…」

    アニ「うん…」

    クリスタ「………出てくるのかな……獣の巨人」

    エレン「さあな……もしかしたら、鎧や超大型も出て来るかもしれないしな……」

    アニ「…………」

    エレン「まあ、そんな緊張しても仕方ないから………お、始まった」




    エルヴィン「…開門用意!!!」




    エルヴィン「………今回の壁外調査はっ!!前回の壁外調査でも出たようにっ!!」


    エルヴィン「新たな巨人が出現する可能性があるっ!!」


    エルヴィン「だが臆するなっ!!今までの訓練はっ!!…絶対に私達を裏切らないっ!!」


    エルヴィン「……総員っ!!最後までっ!!使命を果たせっ!!」





    エルヴィン「………これよりっ!!!第58回っ!!!壁外調査を開始するっ!!!」


    調査兵「開門完了です!!」


    エルヴィン「……総員っ!!!進めーっ!!!進めーっ!!!」


    パカラッパカラッ



    エレン「…俺達も行くか」

    クリスタ「…うん」

    アニ「…そうだね」

    エレン「……緊張すんなって、俺が守ってやるよ」ナデナデ

    クリスタ「…ありがと…///」

    アニ「…///」

    エレン「……毎回そんなに照れなくても良いのにな…」

    アニ「そっ…そんな事ないし」

    クリスタ「いっいきなりそんな……//」

    エレン「はいはい、緊張もほぐれた所で行きますよ〜」パカラッパカラッ


    アニ「あ……もう」パカラッパカラッ

    クリスタ「……ふふっ……ありがと」パカラッパカラッ


  45. 147 : : 2015/09/22(火) 23:20:44

    索敵陣形 5列中央右



    リヴァイ「お前ら、調子はどうだ?」

    ミカサ「まあまあです…」

    ペトラ「私は、結構いい方です!」

    リヴァイ「そうか……ならいいが、」

    リヴァイ「無理だけはするなよ………お前らは精鋭だ、無駄死にされても困る」

    ペトラ「兵長………」


    パカラッパカラッ


    ミカサ「来たみたい」

    エレン「ちょっと遅れたか…」

    リヴァイ「遅いぞ……ここは壁外だ、緊張感を持て」

    アニ「はい……」

    クリスタ「すいません……」

    ペトラ「次からは気を付けてね?」

    アニクリ「はい」


    リヴァイ「それで、今回についてだが……」


    シュゥゥゥゥ


    リヴァイ「……黒か……エレン!」

    エレン「はい!」


    パカラッパカラッ


    クリスタ「…まだ通常種が報告されてないのに、奇行種が……」

    リヴァイ「珍しいが、無いわけじゃない…」

    ペトラ「でも、こんなパターンは私も初めて…」

    ミカサ「……不吉な予感が……する…」


    アニ「エレン、大丈夫かな………」







    一方、右翼最前線では


    パカラッパカラッ


    エレン「……前回の被害が右翼に集中してたから、俺らも中央右になったんだろうけど………」

    エレン「大当たりだな、さすがエルヴィン」

    調査兵「助けてくれ!あれが奇行種だ!」

    エレン「はい」パシュッ


    シュゥゥゥゥ ザクッ

    プシュゥゥゥ スタッ


    調査兵「!………」ポカーン

    エレン「ふうっ」パンパン

    エレン「…大丈夫でーーー」


    ドンッ! ドンドンッ! ドドンッ! ドドドンッ!


    エレン「ーーーすか……っ!」

    調査兵「ひいっ!」

    エレン「伝令をお願いします!」

    エレン「右翼最前線で巨人が大量発生!至急応援求む!」

    調査兵「…っわ、わかった!」パカラッパカラッ


    エレン「……行ったか…」

    エレン「数は……ざっと50か、それ以上だな…」

    エレン「……行くかっ!」パシュッ シュゥゥゥゥ


    エレン「まずはお前だっ!」ザクッ

    巨人1「グワァァァ」プシュゥゥゥ

    エレン「次っ!はっ!」ブンッ!(ブレードを投げる音)

    巨人「グワァァッ!!」ザクッ ブンブン


    ーー目に当たった!よしっ!


    エレン「はあぁぁぁ!」パシュッ ザクッ

    巨人2「グオォォォォ」バタッ プシュゥゥゥ

    巨人3~10「グワァァァッ!」ゾロゾロ


    ーーくそっ!このペースだと終わんねぇ!


    ーーならっ!


    パシュゥゥゥッ!


    エレン「これでどうだっ!」グルングルングルングルン ザシュッザシュッ

    巨人3~10「グワァァァ」プシュゥゥゥ

    エレン「はっ……はあっ…これは体力を使い過ぎる……」

    エレン「………巨人化だな!」


    パカラッパカラッ


    アニ「エレン!」

    エレン「アニ!丁度良かった!」

    アニ「巨人化でしょ?」

    エレン「そうだ!早速だがやるぞ!」ガリッ

    アニ「うん!」ガリッ


    ピカン ドゴォォォン!


    黒髪の巨人「グオオォォォォ!!!」ブンッ

    女型の巨人「アアァァァァ!!」ゲシッ


    ドゴォォォン! ドゴォォォォォンッ!







    10分後


    リヴァイ「いくら巨人が多かったとはいえ、煙弾も出さずに巨人化されたらこっちも困るんだが」

    エレン「はい、すいません……」

    リヴァイ「……だが、あの状況での巨人化の判断は正しい」

    リヴァイ「煙弾を忘れるなよ、次は」


    エレアニ「はっ!」


  46. 149 : : 2015/09/25(金) 21:57:49

    少しして


    エレン「兵長、ちょっといいですか?」

    リヴァイ「何だ?」

    エレン「さっきから引っ掛かってたんですけど……あの量の巨人が1度に現れるのはどう考えても有り得ないです」

    エレン「超大型や鎧、獣の巨人が出現する可能性が高いと思います…それも、もうすぐ」

    リヴァイ「……確かに、そうかもしれないな………」


    リヴァイ「お前ら!よく聞け!知性巨人が出現する可能性が出て来た!」

    リヴァイ「気を引き締めて、すぐに戦えるよう準備しておけ!」

    リヴァイ班「はっ!」


    エレン「…兵長」

    エレン「今回こそは……被害を出さずに壁外調査を終われるでしょうか?」

    リヴァイ「…そんな事、俺に聞かれても困る」

    リヴァイ「だが、ただ一つ言える事は……最善を尽くせ……それだけだ」

    エレン「!…はい!頑張りましょう!兵長!」

    リヴァイ「………ああ」





  47. 150 : : 2015/09/25(金) 22:09:25
    その頃、アニたちは

    スグニタタカエルジュンビヲシテオケ!!

    リヴァイ班「はっ!」



    クリスタ「……それにしても、大丈夫だった?アニ…」

    アニ「なんとかね……」

    ペトラ「……でも、あの量の巨人が1度に出てくるなんてなかなか無いよ?」

    アニ「はい……もしかすると、超大型や鎧が出現する前触れかもしれないです」

    ペトラ「そっか……」

    ミカサ「…やっぱり、嫌な予感がする……」

    クリスタ「確かに……」


    パカラッパカラッ


    エレン「……どうした、そんな暗い顔して?」

    アニ「いや、なんか嫌な予感がして……」

    エレン「…兵長からの伝言、“最善を尽くせ”だ、そうだ」

    エレン「気分的に落ち込むのは分かるが、今下を向いてても仕方が無いぞ」

    クリスタ「…そうだね!」

    アニ「…兵長の言う通りだね」

    ミカサ「…私も、頑張らなきゃ」

    エレン「……そのいきだ、頑張ってこうぜ!」

    皆「うん!(ええ!)」

  48. 153 : : 2015/09/27(日) 22:05:32


    ………まあ、口ではいくらでも言えるが……


    …………実際に起こると………やっぱり動けないよな…………普通は…










    ピカッ


    ドゴォォォォォンッ!


    超大型巨人「……」シュゥゥゥゥ



    リヴァイ「!!?」

    ペトラ「え!?……え!!!?」

    クリスタ「…!!!!」

    アニ「!!?…嘘……でしょ……」

    ミカサ「!?!!?」



    エレン「全員!!右へ移動しろ!!」


    エレン「超大型巨人が倒れてくる!!!」パカラッパカラッ

    リヴァイ「…!エレンの言う通りだ!急げ!!」パカラッパカラッ

    皆「!!…はい!」ビクッ パカラッパカラッ


    超大型巨人「ウォォォォ!!」ヒュウウゥゥ


    ドゴォォォォォンッ! ブワッ!ビュゥゥゥゥ!!

    グヂュッ! ブチッ! バキバキッ! ブシャァァ!

    ミカサ「風が強い!」パカラッパカラッ

    ペトラ「キャッ!」ユラッ パカラッパカラッ

    アニ「大丈夫ですか!?」ガシッ パカラッパカラッ


    クリスタ「きゃあぁぁぁ!!」パカラッパカラッ ユラッ

    リヴァイ「お前ら!後ろは絶対に振り向くな!!」
    ガシッ パカラッパカラッ



    ー嘘だろ!?……早過ぎる!!


    ーー嫌、これは……動揺を誘ってる?



    ………………だとしたら!!



    エレン「全員!!迎撃態勢をとれ!!」

    エレン「目標!!」


    ピカッ ドゴォォォォォンッ!


    エレン「鎧の巨人!!」



    鎧の巨人「グオオォォォォッ!!!!」


  49. 159 : : 2015/10/01(木) 18:55:24



    ー先手は……うってこない!


    エレン「全員で鎧の巨人を巨大樹の森に誘導する!!」

    エレン「俺が巨人化して囮になる!その間に行け!!」


    エレン「作戦開始!!」ガリッ


    ピカッ ドゴォォォォォンッ!


    黒髪の巨人「ウォォォォ!!」




    ーーーーーーー(ここから少しリヴァイ視点)


    ーーエレン………本当に……大人になったな……


    ーーあの頃とは……違うんだな………



    リヴァイ「お前ら!俺達はあいつらを迂回して巨大樹の森に向かう!」

    皆「はいっ!」

    リヴァイ「ペトラ!伝達を頼む!」

    ペトラ「分かりました!」パカラッパカラッ


    リヴァイ「……よし、行くぞ!!」パカラッパカラッ

    ミカサ「はっ!」パカラッパカラッ

    アニクリ「はいっ!」パカラッパカラッ





    10分後


    パカラッパカラッ

    リヴァイ「止まれ!」

    皆「はっ!」


    リヴァイ「…ここで待つ。鎧が来たら、まずは奥に誘導する」

    リヴァイ「それまで休憩だ!」

    皆「はっ!」




    その頃、エレンは…(エレン視点に戻ります)




    ーまずは取っ組みあって時間稼ぎだ!


    エレン「ウォォォォ!!」ダッダッ

    ガシッ

    鎧の巨人「(時間稼ぎか……くそっ…力のレベルが違う!)グオォォォ!!」グッ


    黒髪の巨人「グオオォォォォ!!」ググッ


    ー力では勝ってる………だが


    ーー鎧のせいで接触面の損傷が激しい!



    ………なら、押さえつければ!



    黒髪の巨人「グアアッ!!」バッ シュッ


    鎧の巨人「(なっ!時間稼ぎじゃ無いのか!?…くっ……体勢が)グオォォッ!!」バキッ ドシン!


    ー今だ!


    黒髪の巨人「グオォォォ!!」ガシッ


    鎧の巨人「(くそっ……動かねぇ!)グガァァァ!!」ギチッ



    ーー決まった!後は時間稼ぎに徹するだけだ!


  50. 161 : : 2015/10/04(日) 22:00:14

    今から書きます!


    黒髪の巨人「グガァァァ!!」


    パカラッパカラッ


    ペトラ「………あ…え、え!?」



    ーーーーーーーー(ここから少しペトラ視点です)


    パカラッパカラッパカラッパカラッ


    ー伝令は伝えたけど……向こうも被害が大きくて、もしかしたら来れないかもしれない……


    ペトラ「急がないと!」


    ーグオオォォォォッ!!


    ペトラ「!?…今のはエレン!?」


    パカラッパカラッ!

    ………………


    ペトラ「はあっ……はあっ……何があーー」クルッ

    ーーー

    黒髪の巨人「グガァァァ!!」

    ーーー

    ペトラ「ーー………あ…え、え!?」ビクッ



    ーーーーーーーー(エレン視点に戻ります)



    ーなっ!ペトラさん!?なんでこんな所に!?



    鎧の巨人「(力が緩んだ!今なら体制を変えられる!)グオォォォ!!」グルン


    黒髪の巨人「ガアァァァッ!」






    ーー……油断したっ!!不味い!!このままだと……



  51. 165 : : 2015/10/06(火) 19:54:17

    ーーーーあの時、時間稼ぎなんて考えないで…………



    ーーーーすぐに仕留めとけば…………



    ーーーーーー俺はまた……選択を……






    …………………間違わずに…………済んだのにな……





    ピカッ




    ドゴオオォォォォォンンッ!!!



    ペトラ「えっ………!!!!!?!?…あっ…えっ…あぁっ!?」



    鎧の巨人「(……勝った!!)……」



    ーー……油断したっ!!!!!!


    ーー少し考えればわかる事だったのにっ!!!





    超大型巨人「グオオォォォッ!!」←上半身だけ




  52. 167 : : 2015/10/06(火) 20:34:43


    超大型巨人「…」ガシッ


    ペトラ「……伝えなきゃ!!」パカラッパカラッ



    ーーペトラさん……良かった……にしても


    ー超大型は何をする気だ………?



    鎧「…」コクッ


    ピリッ



    ーまずい!!




    黒髪の巨人「グオォォーー」



    超大型巨人「グオオオオォォォォォォォォォッ!!!!!」ブワアッ!!!


    シュウウゥゥゥゥ!!

    ビュウゥゥゥゥゥ!!



    黒髪の巨人「ーー……グガアアアァァァァァァァァァ!!!!!!」



    バタッ

    シュゥゥゥゥ




    エレン「………くそ……が………」バタッ



  53. 181 : : 2015/10/10(土) 19:07:05
    >>179
    分かりました。
    いーるんさん、貴重なアドバイスありがとうございました!

    >>180
    分かりました。
    今後も宜しくお願いします。

    皆さん、期待ありがとうございます!
    これからは、この作品の読みやすさを向上させる為に、期待など、コメントは非表示にさせて頂きます。

    ですが、頂いたコメントはしっかりと読んで、今後の励みやSSを書く際の参考とさせて頂きますので、これからも宜しくお願いします!
  54. 184 : : 2015/10/10(土) 20:46:38
    ブチッ

    シュゥゥゥゥ


    ?????「ふぅ……やっぱり、エレン相手じゃキツいや……」ムクッ

    ?????「…ライナーもそう思わない?」クルッ


    ブチッ

    シュゥゥゥゥ


    ライナー「…確かにな……あいつ、生身のくせに鎧にを押し返しやがった…」

    ?????「あ、出てきちゃったの?ライナーにはまだ巨人になっててもらおうと思ったんだけど」

    ライナー「え……いや、お前が俺に同意を求めたから出て来たんだが……ベルトルト」


    ベルトルト「……まあいいや。ライナー、また巨人化して?…あいつらは多分僕達に気付いてるから、早くここから逃げないと……」

    ライナー「お前……いつからそんな、自分の意見を言うようになったんだ?……まあ、いいか」スッ

    ガリッ

    ピカッ ドゴォォォン!


    鎧の巨人「………」テヲダス

    ベルトルト「…」シュルシュル


    エレン「」シュルシュル


    ベルトルト「…よいしょっと。肩に乗っけて」セオウ スタッ

    鎧の巨人「……」スッ

    ベルトルト「よ…っと」スタッ


    ズシン ズシン ダンッダンッダッダッ





    その頃、リヴァイ班

    リヴァイ「遅いな……」

    ミカサ「ですね……」

    パカラッパカラッパカラッパカラッ


    リヴァイ「…ペトラか?」


    スタッ

    ペトラ「大変です!エレンが…エレンが!!」ウルッ



    事情を説明中



    リヴァイ「!!?……嘘だろ…」

    アニ「!……そんな…エレンが…」ドサッ

    ミカサ「……そんな…このままじゃ…」


    クリスタ「…………まずい…」

    リヴァイ「…何がだ?クリスタ…」


    クリスタ「…リヴァイ兵長、今すぐ団長の所に行きましょう!」

    リヴァイ「…分かった。お前ら!エルヴィンの所へ行くぞ!急げ!」

    リヴァイ班「はい!」



    パカラッパカラッパカラッパカラッ


  55. 186 : : 2015/10/12(月) 10:51:38
    >>185
    期待ありがとうございます!






    巨大樹の森 中心部


    ハンジ「遅くない?」

    エルヴィン「…何か、あったのかもしれないな……」


    パカラッパカラッ


    エルヴィン「お、来たか……ん?」

    リヴァイ「緊急事態だ!エルヴィン!」

    パシッ シュゥゥゥゥ スタッ

    リヴァイ「エレンが連れ去られた!」

    エルヴィン「…それは本当か!?」

    リヴァイ「ああ……」

    エルヴィン「……状況は最悪…か……」


    クリスタ「あの…」

    エルヴィン「…クリスタか、何だ?」


    クリスタ「作戦があります」

    エルヴィン「……作戦か……教えてくれ」

    クリスタ「はい!」




    30分後




    エルヴィン「……作戦は説明した通りだ!総員!配置につけ!」

    調査兵「はっ!」

    パシュッ パシュッ シュゥゥゥゥ パシュッ シュゥゥゥゥ シュゥゥゥゥ


    シュゥゥゥゥ シュゥゥゥゥ




    エルヴィン「作戦開始!!!」スッ


    パシュッ キイィィィンッ!!



    クリスタ「…本当に…私の作戦が……」

    エルヴィン「…自信を持て。あの場で君の作戦以上の名案が出なかったんだ。」

    クリスタ「…はい!」

    アニ「……頑張ろう」




  56. 187 : : 2015/10/14(水) 23:03:00


    ーーーーーーーーーーーーー



    ダッダッダッダッダッダッダッダッ



    ベルトルト「……………」










    ーーこれで……故郷に帰れる………










    ーーそしたら……アニも……







    ベルトルト「…待っててね…すぐに……戻してみせるから……」ギリッ








    ーー……頑張って…ライナー……





    ーーーーーーーーーーーーー



    ミカサ「………私が…」









    ーエレンは……1度裏切った私を……







    ーー……許して、助けてくれた………











    ミカサ「今度は……私が助ける番」









    …………待ってて………エレン




    ーーーーーーーーーーーーー



    エルヴィン「…そろそろだな」

    クリスタ「…はい……」


    アニ「………勝負は……一瞬……」

    クリスタ「え?なにー」


    キイィィィンッ!!


    クリスタ「ー……始まった!上手くいったんだ!」


    キイィィィンッ!! キイィィィンッ!! キイィィィンッ!! シュゥゥゥゥシュゥゥゥゥ


    エルヴィン「……よし!行くぞ特別班!」


    特別班「はっ!」


    パカラッパカラッパカラッパカラッ



    クリスタ「じゃあアニ…頑張って!」パシュッ

    アニ「…うん!」


    スタッ パカラッパカラッ


    パカラッパカラッ パカラッパカラッパカラッパカラッ



    …ダッダッダッダッダッダッダッダッ!!


    アニ「……よし」ガリッ

    ピカッ

    ドゴォォォン!


    女型の巨人「アアァァァァァ!!」スッ


    ダッダッダッダッダッダッ ズザァァァァッ!



    鎧の巨人「………」


    ベルトルト「そんな…アニ……」


  57. 190 : : 2015/10/18(日) 20:36:29

    >>188
    ありがとうございます!






    ーーここならベルトルトも巨人化出来ない!



    ーーライナーだから常に硬化しないといけないけど…………





    ……………………時間稼ぎぐらいなら!



    ベルトルト「くそっ……アニ……」パシュッ


    シュゥゥゥゥ スタッ


    女型の巨人「アアアァァァッ!!」ダッ!


    ピキッ

    ガシッ ググググッ




    鎧の巨人「ウオオォォォッ!」



    ググググッ



    ギチギチッ




    鎧の巨人「(硬化が……強い!!)オオオォォォッ!!」


    グッ!


    女型の巨人「アアアアァッ!」



    ググググッ



    ギチギチッ!



    ーーよし!……このままならいける!!








    20分後






    ガツン!

    ガシッ!


    ギチギチッ





    …ピキッ……パキッ!



    女型の巨人「アアアアッ!」




    ーまずい!硬化が………でもいいや!





    ーー硬化を解いて戻らなきゃ!




    女型「……」スッ ダンッ


    シュウッ


    鎧の巨人「(硬化をといた!?)」




    ダッダッダッダッ



    鎧の巨人「(なっ!……あいつ!)…」ダッダッ


    ベルトルト「ライナー!待って!」パシュッ スタッ






    ーーこのままいけば…………勝てる!!
  58. 191 : : 2015/10/24(土) 14:51:50
    同時刻、エルヴィン率いる精鋭隊


    エルヴィン「…………そろそろ良いか」


    ドシン ドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシン


    巨人(約100体)「ウオォォォ………」



    シュゥゥゥゥ



    エルヴィン「青……よし!」

    エルヴィン「総員!これからポイントBに移る!」

    エルヴィン「ここからが正念場だ!気を抜くな!!」パカラッパカラッ

    精鋭隊「はっ!!」パカラッパカラッ


    パカラッパカラッ


    エルヴィン「行くぞ……エレン……」




    ーーーーーーーーーーーーー


    ベルトルト「…………もうすぐ、森を出るよ」



    ーこのままいけば……故郷に…………





    ーでも、なんだろう…………嫌な予感がする……




    鎧の巨人「…………」



    ダッダッダッダッダッダッ


    スッ



    鎧の巨人「(よし!森を抜け…………!!?)」


    ベルトルト「そんな………」






    エルヴィン「進め!!!」

    パカラッパカラッ


    ドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシン




    巨人(約100体)「アァァァァ………」ユラッ ドシン


  59. 192 : : 2015/10/25(日) 20:44:29





    鎧の巨人「(嘘だろ!!!!?どうやってあんな数を!?)」




    ベルトルト「なっ!?………くそぉぉ!!」



    ーーー



    エルヴィン「ギリギリまで近ずけろ!!」



    パカラッパカラッパカラッパカラッ



    精鋭隊員「団長!もう無理です!!」

    エルヴィン「そうか……よし!」


    エルヴィン「総員!撤退!!」パシュッ

    精鋭隊「はっ!」


    パシュッ シュゥゥゥゥッ


    ーーー


    鎧の巨人「グガァァァァッ!!」ダッ!


    ドゴォォォン!


    巨人「ウゥゥゥ…………」シュゥゥゥゥ


    ベルトルト「うわあっ!」グラッ

    鎧の巨人「(すまん……耐えてくれ)」ダッ!


    ドゴォォォン!

    巨人「アァァァァ………」シュゥゥゥゥ



    クリスタ「鎧の意識が巨人に向きました!」

    エルヴィン「ああ…………総員!」

    エルヴィン「今がチャンスだ!エレンを救い出せ!!」

    調査兵「はっ!」パシュッ

    シュゥゥゥゥ





    グアァァァァ! ザシュッ! ミンナガンバレ! シュゥゥゥゥ



    鎧の巨人「(はぁ!?周りに巨人がいるのに突っ込んできやがった!!)」

    ベルトルト「ライナー!守ってくれ!」

    鎧の巨人 コクッ

    スッ



    ベルトルト「ふう……にしても、捨て身で来るなんーー」






    ピクッ



    ベルトルト「ーーて……………………え…」





    ピクッ………ピクッ





    ベルトルト「………そんな……なんで…こんなタイミングで……」クルッ ギリッ










    「……どういう……状況だ………これは…」




    エレン「……………畜生」パチッ




  60. 195 : : 2015/10/28(水) 22:12:58
    コメントありがとうございます!
    >>193
    >>194
    ライナーやベルトルトがどうなるのかは、今後の彼らの態度によって変わります!
    エレンの選択は!彼らの生死は!
    続きは自分の目で!!






    エレン「……だいぶ長く、気を失ってたみたいだな………なぁ、ベルトルト…」ギロッ ゴゴゴゴゴ

    ベルトルト「……………」

    エレン「…まあ、俺が手を出さなくても……あいつらがやってくれるさ」

    ベルトルト「……何を言って…」


    ガキン!


    ベルトルト「………!!」


    ガキン!ガキン!ガキン!


    ベルトルト「な!」


    ーーー



    パシュッシュゥゥゥゥ スタッ

    ミカサ「…着いた!これか!」スッ


    シュッ!! ガキン!


    ミカサ「ぐっ……硬い……」


    シュゥゥゥゥ スタッ スタッ スタッ


    アニ「ミカサ!」

    ペトクリ「エレンはどこ!?」

    ミカサ「この中に……だけど「らあっ!!」……」

    シュッ!! シュッ!! シュッ!!

    ガキン!ガキン!ガキン!

    アニ「くっ……手が……」ジンジン

    クリスタ「痛い……」ビリビリ

    ペトラ「かったぁい!」ビリビリ ジンジン

    ミカサ「…………………ハナシヲキイテクレレバ……」ボソッ

    クリスタ「何か言った?」

    ミカサ「いや……何でもない」

    ミカサ「それより……これだけ硬いと、引きずり出すのは厳しい…」

    ペトラ「…………どうすれば……」




    「そこは俺達に任せてくれ!!!!」


    ミカサ「……!」

    クリスタ「え……!」

    アニ「あんたら……」

    ペトラ「………」


    シュゥゥゥゥ スタッスタッスタッスタッスタッスタッ





    ジャン+コニー+サシャ+104期
    「ベルトルトの方は俺に任せてくれ!」





    ーーー



    ベルトルト「な……そんな……何で……」ガタッ




    エレン「……へぇ、他のも来たんだ……」

    エレン「……勝てる……」ニヤッ

  61. 197 : : 2015/11/03(火) 11:03:15
    >>196
    期待ありがとうございます!




    エレン「くっ…開けろ!!」ドンッ!!ドンッ!!

    ベルトルト「(いきなりっ!?くそっ!)なっ!このっ暴れるな!」ググッ


    ーーー


    ドンッ!!ドンッ!!


    ジャン「……ふっ」ニヤッ

    ジャン「なぁ、ベルトルト……そいつうるせぇだろ……出てきて、一緒にボコそうぜ!な?」

    コニー「なぁ…ベルトルト!あれは嘘だったのか?……大人になったら皆で飲みに行こうって……言ったじゃねぇか!」

    サシャ「あの時…言ってくれたじゃないですか……今度は、街のパンを食べに行こうって!」

    ベルトルト!ナァ!アレハウソカヨ!ベルトルト!ベルトルト!


    ジャン「……あの、汗水垂らして必死に訓練した………」


    ジャン「最低で最高な3年間は…全部、嘘だったのかよぉっ!なぁっ!」


    ーーー


    ージャン………お前は…とことん人だな…


    エレン「っ!」ドゴンッ!!ドゴンッ!!



    ベルトルト「……嘘じゃない!!!」


    エレン「…」ピタ



    ーーー



    ベルトルト「嘘じゃない!!!」

    ジャン「!」

    コニサシャ「!」

    104期「!!」


    ベルトルト「確かに……僕達のやって来た事は人類の敵になる事だし、僕は君達を裏切った……」


    ベルトルト「でも!!僕に…僕達にとって!!あの3年間はかけがえのない日々だった!!」

    ベルトルト「あの頃の日常は嘘じゃない!!!」



    ーーー

    エレン「!……日常は…嘘じゃない…か……」

    エレン「なら、俺に暴力を振るってたあの日常も……嘘じゃねぇんだな?」ギロッゴゴゴゴゴ


    ベルトルト「………」


    ーーー


    ジャン「……そうか」スッ


    キイィィィィィン!


    ジャン「話せば分かると…思ってたんだけどな……
    …」

    サシャ「ジャン……」

    コニー「…仕方ねぇよ……おし!お前ら!先に離れろ!!」

    104期「おう!(うん!)」パシュッシュゥゥゥゥ



    「第二波!突撃!!!総員!散開せよ!!」


    「はっ!!」

    パシュッシュゥゥゥゥシュゥゥゥゥ


    ドドドドドドドドド


    巨人(約100体)「ウガアァァァ!」ドッドッ


  62. 198 : : 2015/11/09(月) 16:24:52
    学校のテストが近い為、しばらくの間投稿が出来なくなります!待っててくれた人ごめんなさい!
    もう少し待ってて下さい!
  63. 200 : : 2015/11/16(月) 17:54:30
    >>199
    ありがとうございます!
    定期テスト終わりました!!
    やっと時間もつくれたので、また書いて行こうと思います!待っててくれた人ありがとうございます!!




    ドドドドドドドドドド

    鎧の巨人「(くそっ!すまん!耐えろベルトルト!)グオォォォォオ!!」バッ ボコッドガッ


    ベルトルト「なっ!……調査兵団め……!!」


    パシュッ シュゥゥゥゥ


    アルミン「ふう………ライナーが手を放してくれて良かったよ…………ねぇ、ベルトルト」スタッ

    アルミン「エレンを運良く連れてける状態になったとしてさ……」


    アルミン「アニはどうするの?」

    ベルトルト「!!!……アニは、後で必ず取り返す!」

    アルミン「………………何だ、とんだ低脳バカか。」

    ベルトルト「!!………何だと…」

    アルミン「僕は今、全く関係ないはずのアニの名前を出した。普通なら、無関心なはずだよね?」

    アルミン「でも、ベルトルトはアニを取り戻すと言った。つまり君は、今この瞬間にアニが仲間である事を僕らにばらしたんだ!」

    ベルトルト「!あ………そんな…」

    アルミン「これを団長に報告したら、間違いなくアニは拷問にかけられるだろうね。」

    ベルトルト「………どんな………拷問にだ……」


    アルミン「そんなの、気にする事じゃ無いじゃないか………でも、アニは女性だ。拷問兵はほとんどの場合男………この意味は、分かるよね?」ニタァッ


    ベルトルト「……貴様ぁっ!!この悪魔の末裔が!!皆殺しにしてや「今だ!!」るっ……!?」

    「ふっ!!」

    ジャキジャキン!!

    パサッ グサッ

    「ふぅ………やっと動ける。」

    ベルトルト「なっ!……くそっ!……」ポタポタ

    エレン「ありがと「はっ!死ねぇ!!」」な……ぐはっ!!」ザクザクッ

    アルミン「馬鹿め!僕がいつお前を「ふっ!!」…がっ!」ヒュゥゥ

    エレン「くっ……アルミンだったか……ペッ」ドバッ

    ベチャッ

    ベルトルト「!!!………!」

    パシュッ シュゥゥゥゥ

    アニクリ「エレン!!」ガバッ

    アニ「大丈夫!?」

    クリスタ「エレン!エレン!」ユサユサ

    エレン「ク…リスタ…揺らさないでくれ…」シュゥゥゥゥ

    アニ「とにかく!1度戻らないと!」パシュッ

    クリスタ「ごめんねエレン!大丈夫!?」ダキッパシュッ

    シュゥゥゥゥ



    「待て………!」

    ベルトルト「くそっ!止まれ!!」シュッ(ブレードを投げた音)


    シュルシュル ガキン!!


    アニ「なっ!」ヒュゥゥ

    クリスタ「嘘っ!!」ヒュゥゥ


    エレン「くそっ……ベルトルトォ!! 」ヒュゥゥ



    ベルトルト「良し!これで………」
  64. 201 : : 2015/11/19(木) 19:50:53









    ヒュゥゥゥゥ! ドサッ!


    エレン「ぐあっ!」ドサッ!

    アニ「うっ!」ドサッ!

    クリスタ「きゃあっ!」ドサッ!

    エレン「くそっ!…あの野郎!」ギリッ

    アニ「痛っ!……油断してたよ…」


    クリスタ「立体機動装置が壊れてる!!」

    アニ「えっ!……!私もだ……」

    エレン「……馬を呼んで、兵長か誰かに見つけてもらわないと…」


    ヒュゥゥゥゥ


    アニ「あ、あれ!」スッ

    エレン「何だ……なっ!」

    クリスタ「…っ!皆避けて!」ダッ


    ドシィィィン!!

    巨人「ガァァァァ」ユラユラ


    エレン「はぁ!?まじかよ!巨人を投げてきやがった!!」

    クリスタ「嘘!」

    アニ「そんな…なら、私が巨人化して!」

    エレン「俺がやる!」ガリッ!



    エレン「………何も……起きない……?」ポタポタ シュゥゥゥゥ

    クリスタ「まだ傷が回復して無いんだよ!お願いアニ!」

    アニ「分かった!」ガリッ!


    ピカッ ドゴォォォォンッ!


    女型の巨人「ウアァァァァ!!」ダッダッ


    ゲシッ グチャッ シュゥゥゥゥ


    巨人「アァァァァォォ……」シュゥゥゥゥ


    ヒュゥゥゥゥ ダンッダンッダンッ

    巨人×3「グアァァァァ……」ユラユラ



    女型の巨人「(そんなっ!キリがないじゃないか!)アァァァァァッ!」ゲシッ


    ザシュッ シュゥゥゥゥ




    エレン「アニ………俺は……くそっ!」ダンッ

  65. 204 : : 2015/11/28(土) 23:18:45
    >>202
    >>203
    ありがとうございます!







    女型の巨人「アァァァァ!」ボロボロ



    エレン「くそっ!!何でだよ!!」ダンダンッ ダラダラ

    クリスタ「エレン!血が!」

    エレン「結局俺は何も護れないのかよ!!」

    エレン「………ははっ…これじゃ、あの時と同じだな……」グググッ


    エレン「……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ポロッ

    エレン「俺は!!何も!!変わって無かった!!」ポロポロ

    エレン「何が護るだ!!一緒にいるだ!!何も出来ねぇじゃねぇか!!」ポロポロ

    エレン「ちぃくしょぉぉぉぉぉぉぉぉがぁぁぁぁ!!!」ポロポロ



    スッ




    エレン「………え?」ポロポロ


    クリスタ「そんなに自分を攻める事無いよ?」ニコッ

    クリスタ「エレンは、私達に希望をくれた。」

    クリスタ「私達に、人生の喜びを教えてくれた。」

    クリスタ「私達に笑顔を教えてくれた。」



    クリスタ「私達を……抱きしめて、撫でてくれた。」ポロッ

    クリスタ「エレンは、私達に色んな事を教えてくれた……」ポロポロ


    クリスタ「……ありがとう」ニコッ ポロポロ

    ズシャン!

    エレン「………!!!」

    ピシャン

    エレン「あ……あれ?………クリ……ス……タ……?……ここ…は……?」


    ピシャァァァァンッ!!


    エレン「……がっ!頭がぁ!!!」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ???「エレン……今からお前に記憶障害が残る…」


    ピシャァァァァンッ!!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ???「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

    ???「お母さん!そんなっ!許さない」ガリッ

    ピシャァァァァンッ!!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ???巨人「ガァァァァァ!!」ガシッ





    ーーこれは……誰かの記憶………!?


    ーーーーなんだこれ……頭が痛い……


    ーー訳が……わからな……!!!

    ピシャァァァァァァァンンッ!!!



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    クリスタ「……ありがとう」ニコッ ポロポロ


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ???「使い方は彼らの記憶が教えてくれるだろう……」


    グリシャ「……許してくれ……お前にあずける事になってしまって……」ポロポロ

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    エレン「……そういう……事…か…」

    クリスタ「エレン?」ポロポロ

    エレン「……クリスタっ」


    ダキッ コツン

    ピシャァァァァンッ!!


    クリスタ「………っあ…………!……エ…レ……ン……!!」ポロポロ

    クリスタ「今まで……どうして忘れてたんだろ……」ポロポロ


    エレン「抱きしめるとか……撫でるとか……」

    エレン「それで良ければ…いくらでもやってやるよ…」


    エレン「俺が…この手で!この体で!いくらでも!好きな時に!!」


    スッ


    エレン「……巨人ども……今すぐ止まれ!!」


    ビリビリビリッ!!


    巨人「」ピタッ

    女型の巨人「ガアァァァッ!………!!」


    鎧の巨人「(……!!?…まさか……エレン!?)」

    ベルトルト「…な…!?……そんな…なんで……!」




    エレン「そして……巨人化を解け、知性巨人ども」


    シュゥゥゥ

    アニ「……!!?」


    ベルトルト「ぐっ!……そんな!!これは……エレン!!?」

    シュゥゥゥ

    ライナー「…嘘だろ……あいつが……王…だと……」




    エレン「アニっ!クリスタっ!」ダキッ

    アニ「きゃっ!」ギュッ

    クリスタ「わっ!」ギュッ

    エレン「……ありがとう、お前らのお陰で俺は……ここまで来れた。」

    エレン「大好きだ!!2人とも!!」

    アニ「っ!///」ギュウッ

    クリスタ「エレンっ!!」ギュッ


    パッ


    エレン「……巨人ども……覚悟しろ……!!!」




  66. 207 : : 2015/12/05(土) 14:45:33
    >>205
    >>206
    エレンチートということで、ちょっと座標を強くしました!
    と言っても、普通の座標なら知性巨人には聞きません。
    エレンの座標が強くなった理由は……続きを見てくださいw




    エルヴィン「待てエレン!今は壁内に帰るのが先だ!負傷者の手当てもしないといけない!」

    エレン「………そうか、分かった」

    エルヴィン「!………総員!撤収だ!壁内に戻ー」

    エレン「その前に」

    エルヴィン「ーるぞ!………なんだ?」

    エレン「あの2人を……」パシュッ

    シュゥゥゥゥ ガシッ

    ベルトルト「なっ!離せよ!」ジタバタ

    ライナー「くそっ……こんな所で!」ジタバタ


    シュッ!!


    ベルトルト「」

    ライナー「」


    エレン「これも……持って帰らないと…」

    エルヴィン「……あ、あぁ……そう…だな…」パチクリ



    エレン「巨人共……そうだな、50m南に向かえ」スッ


    ドタドタドタドタドタドタ


    エレン「行きましょう」

    エルヴィン「……あぁ……」パチクリ パチクリ


  67. 208 : : 2015/12/05(土) 15:08:45
    壁内 調査兵団本部 エレンの部屋


    エレン「………」


    ーークリスタ……いや、ヒストリア…………




    ーーアニ………ミカサ…………


    ーーリヴァイ…エルヴィン……ハンジ……


    ーーー俺は……色んな仲間と…出会って……



    コンコン

    エレン「なんだ?」

    ガチャッ

    クリスタ「エレン……」スタスタ

    エレン「クリスタ……どうした?」


    ダキッ

    クリスタ「何年ぶりだろうね……こうして、一緒にいられるの…」ギュゥ

    エレン「………8年とちょっとだな」ギュゥ

    クリスタ「…………そういう事を言ってるんじゃなくてね……はぁ…もう……」ハァ ギュゥ

    エレン「………ごめんな……忘れてて…」

    クリスタ「……私の方こそ、ごめんなさい……」

    ギュウッ


    エレン「……あの時…」

    クリスタ「……ん?」

    エレン「……クリスタに………本当の事話せたの……昔に、会ってたからなのかもしれないな………」

    クリスタ「……あぁ……馬小屋の?」

    エレン「……そう、馬小屋の…」

    クリスタ「……ふふっ……なんか、ロマンチックだね。大切な人が、実は昔に会っていた相手だなんて……」クスッ

    エレン「……口調がなんか変だぞ?それに、俺はそういうのはよく分からないしな…」

    クリスタ「……まあ……だよね……」


    エレン「なあ、クリスタ」

    クリスタ「……ん?なに?」

    エレン「今から、大事な話があるんだが……」

    クリスタ「……どうしたの?」

    エレン「……俺の家族と、座標についての話だ…」

  68. 209 : : 2015/12/09(水) 20:04:04





    クリスタ「座標って…なに?」

    エレン「……長くなるから、簡潔に言うと……」


    「その話、私も聞かせてもらってもいいかな?」


    エレン「……アニ?と……」

    エルヴィン「私も聞きたいんだが、いいかな?」

    エレン「……団長でしたか、良いですよ。座って下さい」

    アニ「分かった」ストン

    エルヴィン「失礼するよ」ストン

    エレン「じゃあ、話を戻すぞ」

    エレン「座標って言うのは…簡単に言うと…」


    エレン「操る力だ」


    クリスタ「操る……力……」

    エレン「…巨人と人間を、思うように操れる力だ」

    エルヴィン「…!!!」

    クリスタ「…人…も!!?」

    エレン「まあ人の場合は色々と条件が付いてくるが、巨人の場合はほぼ無条件だな。アニは知ってるだろ?」

    アニ「うん……まあね」

    エレン「それで……俺の家族の話なんだが、本当なら俺は座標は使えないはずなんだ」

    エルヴィン「…何故だ?」

    エレン「クリスタ…お前の本当の名前、言っても良いか?」

    クリスタ「……関係してるんだ……良いよ」

    エレン「サンキューな、それで…クリスタの本名はヒストリア・レイスって言って、この壁の中の真の王なんだ。そして座標は、元はレイス家の物だった。代々受け継いで来たんだ。今の王家はレイスを隠す為の、いわば影武者ってところだな。」

    エルヴィン「そう…だったのか……でも何故?」

    エレン「だいたい、100年前にいきなり巨人が現れて、巨大な壁を作って…って、不自然だと思わねぇか?」

    エレン「巨人は、体格は様々だけど最小でも3mはあるんだ。ましてや壁も無いのに気付かない訳が無い。」

    クリスタ「そっか……確かに」

    エレン「つまり、王政は嘘をついている。だけど、普通に嘘をつくだけじゃ、いつか誰かが俺と同じ考えを持って、そのうち嘘がばれてしまう」

    エレン「じゃあどうするか。そこで、座標が使われたんだよ」

    エレン「座標によって、100年前に巨人が現れて、壁が出来た事を当たり前と思わせる。普段当たり前だと思ってる事を疑う必要なんて無いからな。」


  69. 210 : : 2015/12/12(土) 19:18:27

    エレン「そして、これを行ったのが初代レイス家だ。レイス家の座標は、壁の中で人々が豊かな生活を送れるように使われた」

    エレン「……ここまでOKか?」

    アニ「………うん」

    クリスタ「全然頭が追いつかないけど…いいよ」

    エレン「分かった」


    エレン「レイス家が持っていたのは人に対する座標。じゃあ何故、俺は巨人に命令出来たのか…」

    エレン「そもそも座標は、元は人間にも巨人にも聞くものだった。そして、それは外の世界のとある国の王家が保有し、利用していた。」

    エレン「しかし、ある時に、その時代の王の弟とその直属の軍、そして、その家族と政治に不満を持つもので反乱を起こした。反乱は長い間続きやがて弟率いる反乱軍が優勢になった」

    エレン「王は、負ける事を悟って座標を2つに分けた。人を操る座標と、巨人を操る座標に」

    エレン「やがて、王率いる正規軍は倒され、王は遠くに追放された。それがイェーガー家だ。やがて、王の記憶を消すために座標を使い、フリッツ家を王とした。弟は自らをレイスと名乗り、有力な貴族として身を隠した。座標の力がバレないようにな」

    エルヴィン「……物語を聞いてるみたいだな…」

    エレン「そして、イェーガー一族と王に仕えた者達は小さな集落を作り、そこで生活していた。ライナーやベルトルト達の集落とは別にな」

    エレン「…だが、集落の中で1人だけ集落の外……すなわち、壁の中に興味を持ったのが……」

    エレン「俺の父親。グリシャ・イェーガーだ」

    アニ「………!…嘘……もしかして……」

    エレン「……アニは気づいたみたいだな。話を続けるぞ」

  70. 211 : : 2015/12/13(日) 21:37:15

    エレン「壁の中に入った父さんは、医者として壁内で働き始めた。その3年後ぐらいに、ある伝染病が大流行した。」

    エルヴィン「……インフルエンザ…」

    エレン「そう。インフルエンザだ。当時、瞬く間に感染が広がったこの病気は、何人もの死者が出た事と名前がまだ無かった事から人々にこう言われた」

    エレン「名無しの殺人病」

    エレン「だが、その病気は父さんによって名前がつけられ、感染が終息された。」

    エレン「父さんの最後の患者が、俺の母親」



    エレン「“カルラ・レイス”だった」

    エルヴィン「!!!」

    クリスタ「えっ……!!?!?」


    エレン「そして、その出会いがきっかけで父さんと母さんは交際を始め、結婚。出来た子供が俺だった。」


    エレン「俺は、イェーガーとレイス。両方の血を引き、真の座標を宿し……」


    エレン「クリスタ…いや、ヒストリアの義兄だ。そして、全ての巨人化能力保有者の頂点の血を持つ者。」


    エレン「即ち、神だ。」

    クリスタ「私が……エレンの……義妹…」

    アニ「エレンと同じ血が……私の中に……」


    エルヴィン「……圧倒的な強さを持つ者は人々から神と呼ばれ、人々はそれを敬い、褒め称え……畏怖する。」

    エレン「……エルヴィン」

    エルヴィン「安心しろ、言うつもりは無い。まあ、言っても記憶を書き換えられるだけだしな」ハハハ

    エレン「…人々の記憶を書き換えるつもりは無いが……エルヴィン…鶏の記憶でも植え付けてやろうか?」

    エルヴィン「……いや、遠慮しておく。ろくな事が無さそうだ」アセッ

    エレン「……ならいい。それで、今後の事だが…」

    エレン「捕まえたライナーとベルトルトは、もはやどうでも良い。ハンジの欲求をぶつけ……もとい、巨人として実験台になってもらえばいい。」

    エレン「俺達は、獣を潰す。そして、巨人を駆逐したら……壁を取っぱらって、この街を広げてもらうとするか。」

    エルヴィン「……そうだな。」

    クリスタ「……分かった。」

    アニ「何だか、エレンなら何でも出来そうな気がするよ。」

    エレン「……何でもって訳じゃ無いけどな。」

    エルヴィン「……2週間後に壁外調査だな。」

    エレン「……了解。じゃ、これで解散だ。」

    エルヴィン「…分かった。失礼するよ。」


    ガチャ バタン


  71. 216 : : 2015/12/20(日) 19:32:37
    >>212
    >>213
    ありがとうございます!!
    >>214
    >>215さんの言っているとおり、インフルエンザは昔はやばい病気なんです!
    >>215
    解説ありがとうございます!
  72. 217 : : 2015/12/20(日) 20:22:53

    エレン「………」

    クリスタ「………」

    アニ「………」


    エレン「…お前らは行かないのか?」

    クリスタ「まだエレンといたいもん…」

    アニ「それに、エレン何か悩んでるし……」

    エレン「……悩んでる…か……」


    エレン「お前らは、俺が怖くないか?」

    クリスタ「え?」

    エレン「こんな……もう人間じゃ無い俺を……」

    エレン「俺の能力をみて………怖くないのか?」

    クリスタ「怖くないよ?…って言うか、そもそも怖がる理由も必要も何処にもないよ?」

    アニ「それに、人間じゃないって言ったら私も
    だしね」

    エレン「……そっか…」

    ダキッ

    エレン「……?」

    クリスタ「そもそも、私達がエレンを嫌いになると思う?」ギュウッ

    アニ「そうだよエレン。私達はずっとエレンについて行くからね?」ギュウッ

    エレン「……そうだな。何でこんな事で悩んでたんだろうな」ハハハッ


    エレン「アニ……クリスタ………その、ありがとうな……//」ニコッ


    アニ「…っ/////」ギュウギュウ

    クリスタ「それは反則だよぅ…/////」ギュウッ

    エレン「……ははっ……アニ…クリスタ…」

    アニ「……ん?……わっ!」

    クリスタ「なに?……んっ…」


    アゴクイッ

    エレン「2人とも、本当にありがとな」ニコッ スッ


    チュッ


    クリスタ「んっ……!!!?//////」カァァァァ

    アニ「んんっ!…なっ…なっ!////////」カァァァァ


    エレン「//////……これからも…頑張っていこうな!」ニコッ カァァ






    ーそして、幾度の壁外調査を戦い抜き…遂に獣との最終決戦の時を迎えたー











    エレン「……遂に…この時が来ましたね…」

    エルヴィン「…ああ。そうだな……」


    ハンジ「くそぉ!何であいつも座標持ってんだよ!!!」

    クリスタ「でも、エレンの力は座標だけじゃ無いですよ?」

    リヴァイ「……おいおい、俺を忘れてねぇだろうな」

    アニ「そうだよ。それに私も戦えるし」

    ミカサ「私も……戦う!」


    エルヴィン「……はは、随分と賑やかだな」ハハッ

    エレン「………よし、頑張るか!」

    エルヴィン「……そうだな!………総員!配置につけ!!」


    エルヴィン「装備の最終確認を済ませて2分前まで待機だ!!」

  73. 222 : : 2015/12/25(金) 22:21:23

    >>218
    ありがとうございます!!
    >>219
    お久しぶりですね!そして期待ありがとうございます!
    >>220
    ありがとうございます!
    >>221
    今から書きます!







    対獣用殲滅陣 右陣


    ペトラ「この右陣の役割は本陣、先陣の助け!獣が出現した後、横に回って追撃する役割よ!!皆、最後まで頑張ろう!!!」

    調査兵「オォーー!!!」

    ジャン「俺はやるぞ……獣を倒してやる!!」







    対獣用殲滅陣 左陣


    ミケ「左陣は、基本的に右陣と同じ行動をするが、時々背後に回ったりと、色々な方向から追撃を行う!!この戦いは最終決戦だ!気合入れて行くぞ!!」

    調査兵「オォーー!!!」



    アルミン「………獣を殺して……エレンも……」ギリッ







    対獣用殲滅陣 先陣



    リヴァイ「ここ…先陣の役割は、獣の巨人が言った場所に行き、獣の巨人を誘導する。その後、本陣に合流して真正面から獣を殺しに行く。お前ら、覚悟はいいな。進むぞ!!」


    調査兵「オォーー!!!」

    パカラッパカラッパカラッ


    クリスタ「……獣………エレン…」


    パカラッパカラッパカラッパカラッ





    対獣用殲滅陣 本陣


    ハンジ「よーし、先陣の出発確認!準備するよ〜!」

    エレン「とは言っても、ここ5人しかいませんけどね」

    アニ「少数精鋭で臨機応変に作戦を練って対応するんでしょ?」

    エレン「まあ、そうだろうな。」

    モブリット「何で私もここに…?」

    エルヴィン「…君には悪いが、ハンジが暴走したら抑える役を任せたい。」

    モブリット「…ああ、そういう事ですか。大丈夫ですよ?いつもの事ですし」

    エルヴィン「すまないな……本当に」

    モブリット「いえいえ」



    エレン「……」


    ーーあの2人、ハンジの事ボロクソ言ってるのに……


    ハンジ「さあ、やるぞ〜!」グッグッ


    ーー当の本人はこの様子……





    エレン「本当に、大丈夫かよ………」


    タイヘンダナ。イエイエ、ダイジョブデスヨ。ヨシ、ガンバルゾ!



    エレン「……はぁ…」












  74. 223 : : 2015/12/26(土) 04:22:10
    期待!!
  75. 224 : : 2015/12/26(土) 12:08:28
    続きを楽しみに待っています!!!!!!!!
  76. 225 : : 2015/12/29(火) 12:03:39
    超楽しみです!
  77. 226 : : 2016/01/01(金) 22:48:20
    皆さん期待ありがとうございます!
    そして、あけましておめでとうございます!




    対獣用殲滅陣 先陣



    パカラッパカラッパカラッパカラッ


    リヴァイ「もうすぐ指定の場所だ!お前ら、覚悟はいいな!」

    調査兵「はっ!!」


    パカラッパカラッ


    ミカサ「…兵長」

    リヴァイ「なんだミカサ……不安か」

    ミカサ「そんな事……あったりしますけど…」


    ミカサ「この作戦、私達が犠牲になると言う事でよろしいですか?」

    リヴァイ「……なわけないだろ、少なくとも俺はな。こんな所で死んでたまるか」

    ミカサ「ですよね……でも、なにか引っかかるんです。」

    リヴァイ「……何にだ?」


    「ここの人数を少数にしたことでしょ?」


    ミカサ「……クリスタ」

    クリスタ「…相手は獣の巨人。相手も対巨人の座標を持ってる事を想定して、精鋭を少数ではなく、大人数……とはいかなくても、ここまで少なくはしない。なのに、この先陣は人数が少なすぎる……そういう事でしょ?」

    ミカサ「その通り。それを聞きたかった。」

    リヴァイ「……それぐらい、俺だって分かってる。いくら少数精鋭が動きやすく指示も通りやすいからといって、この人数は少なすぎる。でも、今それを言ったって仕方が無いんだ」

    クリスタ「……まあ、その話は生きて帰ってエルヴィン団長に聞こうよ。ほら、獣が見えてきたよ」

    ミカサ「……そうだね。すいませんでした兵長」

    リヴァイ「……いや、いい。俺も生きて帰って、エルヴィンに聞かなきゃなんねぇからな」

    クリスタ「…さぁ、そうこう言ってる間に来たよ」





    獣の巨人「来たんだ…まあ、せいぜいがんばってよ」


    巨人×100「グオォォォォァァ」ゆらゆら

  78. 228 : : 2016/01/06(水) 14:44:37
    >>227
    ありがとうございます!!










    対獣用殲滅陣 本陣



    ハンジ「………遅い」

    アニ「いくら何でも遅すぎます。やはり先陣に
    何かあったんですよ!」

    エルヴィン「戦闘開始から30分……明らかに、トラブルがあったと見ていい時間だ………」

    エレン「……報告を待つしかないのか?」

    モブリット「仕方ないよ。今むやみに動いても駄目なんだ」



    「報告です!!」


    調査兵「前衛の精鋭隊、壊滅状態!!!」

    ハンジ「なんだって!!!?」

    調査兵「無知性巨人が多数出現!!至急、応援が必要です!!」

    エレン「獣の座標か……俺が行く!!」

    エルヴィン「まて!1人じゃ駄目だ!」

    エレン「ならミケとペトラさんを連れて行く!!」


    ダッ!!


    アニ「私はミケさんを呼ぶからエレンはペトラさんを!!」

    エレン「分かった!!」


    ダッ!!




    エルヴィン「……私のミス……だな………」

    ハンジ「………あぁもう!!今回は仕方ないよ!!右陣と左陣のトップがいなくなるんだ、混乱を抑えに行こう!!」

    エルヴィン「……そうだな……」





  79. 231 : : 2016/01/08(金) 23:12:03
    >>229
    ライベルは未だに地下室で監禁ですw
    >>230
    ありがとうございます!!!








    その後、エレン達は先陣の所につくが……


    エレン「……な……!?これは……どういう事だ!!!」

    ペトラ「……酷い……こんな………」

    ミケ「リヴァイ!!!」ダッ!!

    アニ「ちゃっかりついてきたけど……もう、生きてるのが……」


    「……10人ぐらい」

    アニ「……ミカサ!!?」

    ミカサ「もう……壊滅してる……うっ!」ボロボロズキズキ


    エレン「見つけた獣!!!巨人共!お前らもうどっか行け!!!」


    ビリビリビリ


    ドタドタドタドタドタ

    獣の巨人「なっ!!お前も座標が使えるのか!?」

    エレン「ああそうだ!!」

    獣の巨人「なん…だと……!!?なら……お前を始末しないと………!!」







    ミカサ「エレンが……いっ」ズキッ

    クリスタ「……でも……今はあれが適策だと思うよ……って、ミカサ大丈夫!?」

    ミカサ「…大丈夫…それより、その策とは……?」

    クリスタ「……あいつも座標を使っていたんでしょ?」

    ミカサ「えぇ。そうだった」

    クリスタ「なら、きっと獣の巨人にとってエレンは脅威になるはず。だって、自分だけが持ってると思ってた座標が突然来た人間が持ってるんだもん」

    ミカサ「……成程、それなら納得がいく」

    クリスタ「……良かった!じゃあミカサ、本陣に戻るよ?一旦負傷者を治療して、あわよくばミカサと兵長には戦線復帰して貰わないと!」

    ミカサ「……ふふっ、了解した!」ニコッ

    クリスタ「ありがとう!それじゃあアニは……」



    「クリスターーーーっ!」タッタッタッ




    クリスタ「……丁度いいところに」ハハッ

    アニ「兵長と他の人連れてきたよ!」

    リヴァイ「……すまねぇな、お前ら」

    クリスタ「何も言って無いのによく分かったねアニ!」

    アニ「クリスタの考えてる事ならだいたい分かるよ?」ニコッ

    クリスタ「………ーっ!アニ大好き!!」ダキッ

    アニ「私も大好きだよ?でも、今は取り敢えず本陣に戻らないと……」ギュッ パッ

    クリスタ「…そうだね!じゃあ皆!本陣に戻ります!!」


    パカラッパカラッパカラッ









    エレン「ミケ!本陣に戻るぞ!!」

    ミケ「分かった!!」

    エレン「来いユグ!!」


    パカラッパカラッパカラッ


    獣の巨人「なっ!待てよ!!」ダッダッ






  80. 233 : : 2016/01/10(日) 23:28:01
    >>232
    ライベルは未だに人類に反抗してるので、助けには来ません!ごめんなさい!










    対獣用殲滅陣 本陣





    ハンジ「エルヴィン!あれ!」ユビサス

    エルヴィン「……!やっと来たか……」





    エレン「お前は俺に一生追いつけないな!どーせ!」パカラッパカラッ


    獣の巨人「……なんだとおぉぉぉぉぉっ!!!!」ドドドドドドド



    エレン「……くっ……ふっ…あっははははははは!!!まんまと引っ掛かりやがった!!」ゲラゲラ

    獣の巨人「何がだぁぁ!!!」ドドドド

    エレン「周りを見てみろよ!!」

    獣の巨人「周りが何かあるーー」



    ーザシュッ!!!



    獣の巨人「ーーっ!グアァァァァァァ!!!」

    エレン「それもういっちょ!!!」パシュッ



    ーザシュッ!!!



    獣の巨人「っグアァァァァァァ!!!足がっ!!両方ともだと!!??」



    エレン「ーーーっ!!決まったぁぁ!!!」パシュッ


    シュゥゥゥゥ バチバチバチッ!!!




    エルヴィン「………!総員!!突撃だぁぁぁぁぁ!!!」


    調査兵「…うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」パカラッパカラッパカラッ



  81. 234 : : 2016/01/16(土) 18:37:07





    獣の巨人「くっそぉ…巨人ども!!!今すぐこのクソッタレな人間どもをぶっ殺せぇ!!!」


    ビリビリビリ


    普通の巨人「」ピクッ

    奇行種「」ピクッ


    ピクッ ピクッピクッ ピクッピクッピクッピクッ



    ドドドドドドドドドドドドド




    普通の巨人「ウオォォォォォ!!!」ドドドド

    奇行種「ガアァァァァァァァ!!!」ドドドド



    皆「!!?」ビクッ

    エレン「…テメェ…………巨人ども!!!俺らに近づくな!!!」

    シーン

    ドドドドドドドドドドドドド



    エレン「…は!?嘘だろ!!??」

    獣の巨人「…フハハハハッ!!!!!馬鹿め!!座標は1度使ったら目的を遂行するまで効果を発揮し続けるんだよ!!」






    エレン「………なら、その巨人どもをぶっ殺せば…お前の座標有効範囲内の巨人を駆逐したって事になるな」

    獣の巨人「……はっ……お前に出来るわけないな」

    エレン「出来るか出来ないかじゃない………やるか、やらないかだ!!!」





    エレン「俺は巨人を駆逐する!!だから、お前らは獣を抑えろ!!!」


    アニ「……うん!!」

    クリスタ「分かった!!」

    ハンジ「任せといて!!」

    リヴァイ「……了解だ」

    エレン「頼んだぞ!!!」スッ!


    ガリッ!!



    ピカッ!!!

    ドゴオォォォォォォォンンッ!!!!


    黒髪の巨人「…ウオオォォォォォォォォアアアァァァァァッ!!!」ブンッ!!

    シュッ!!

    巨人×10「ウォォォォォ……」シュゥゥゥゥ






    ーーくそっ!!数が多すぎる!!!…大口叩いたのはいいけどこのまんまじゃ……



    ーーーあれを試すか!



    黒髪の巨人「グォォォォォ!!」ググググ プルプル



    クリスタ「エレンの様子が…おかしい!?」

    リヴァイ「何だと!?」


    アニ「そんな……いや、待って!!あれ!!」



    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」


    パキッ パキパキッ


    パキパキパキッ!! ギラッ!!


    黒髪の巨人「グオォォォォ!!」ギラギラッ!!


    アニ「……硬化が……黒く………」

    クリスタ「凄い……」

    リヴァイ「……あれは……まるで……」


    黒髪の巨人「グォォォォォ!!」ブンッ!!



    ズバズバズバッ!!!


    巨人×20「………」シュゥゥゥゥ



    「巨大なスナップブレードだ……」



    黒髪の巨人「グオォォォォォッ!!!」







    アニ「……こっちも負けてられないね!」ガリッ!!


    ピカッ!!!

    ドゴオォォォォォォォンンッ!!!!




    女型の巨人「ウアァァァァッ!!!」シュッ!


    ゲシッ!!


    獣の巨人「グァッ!くそっ!!鬱陶しい!!」ブンッ


    ベチャッ


    調査兵「グアァァァァ!!!」


    リヴァイ「くそっ……」パシュッ ザクザクッ!!


    獣の巨人「グアァァッ!」



    リヴァイ「速く倒せ……エレン!」





  82. 239 : : 2016/01/20(水) 18:37:09
    皆さん期待ありがとうございます!
    >>238
    そろそろユミルが登場します!
    また場面が大荒れしますよ!







    その頃 大量の巨人VSエレン




    黒髪の巨人「ガアァァァァァァァ!!!」シュッ!



    ブチブチッ!!


    巨人×10「グオォォォォ……」シュゥゥゥゥ




    ーーはぁ……はぁ………何体倒した?





    ーー…どんだけいるんだよ…………くそっ




    黒髪の巨人「ガアァァァァァァァ!!!」ゲシッ!!


    ズバズバッ!!



    巨人×10「………」シュゥゥゥゥ












    ユミル「ふぅ、やっと抜け出せたぜ」ヘヘッ

    ユミル「さぁーてと、エレン。私はお前が気に食わねぇんだ」

    ユミル「悪いが……死んでくれ」ガリッ!!


    ピカッ




    黒髪の巨人「(ん?何か光った?………何も無いか)」シュッ!





    禿げの巨人「(…はぁ〜、あぶね〜。やっぱり音を消しても光は出るか…)」


    禿げの巨人「(…まあいいや。そんじゃ、いっちょ殺りますか)」タッタッタッ





    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」シュッ!ドンッ!!


    ザシュッ!!グチャッ!



    巨人×20「ウォォォォォ…」シュゥゥゥゥ



    ーーあと少し………



    ーーあと少しで………



    「ウガアァァァァァァァ!!!」


    黒髪の巨人「!!??」スッ!



    禿げの巨人「ガアァァァァァァァ!!!」ザシュザシュッ!!



    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」ブンッ!!



    ーーユミルッ!!!??くそっ!!こんな時に!!



    ーーー目がやられた!くそっ!!前が見えねぇ!!



    ーーちっ!今すぐ人間に戻りやがれ!!


    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」ビリビリビリ


    禿げの巨人「ガアッ………グオォッ……」




    ーーよし、これでコイツは……




    禿げの巨人「グォォッ!!」ブンッ


    黒髪の巨人「ガアァッ!!」ザクッ



    ーー嘘だろっ!!??座標が効かないなん………!!?




    ーーーまさか、ユミルは………



    禿げの巨人「(くくくっ……座標なんか効かねぇよ……私は……)」





    「「始まりの巨人だ!!!」」




  83. 240 : : 2016/01/24(日) 23:38:16

    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」ブンッ

    禿げの巨人「アアァァッ!!」ダンッ! ビョンッ!


    ドゴオォォォォォォォンンッ!!!!


    禿げの巨人「(うわぉ………えげつねぇな、こりゃ……)ギャアァァアアッ!」ビョンッ! ザシュッ!!


    ザシュザシュッ!!


    黒髪の巨人「グアァァッ!」シュゥゥゥゥ




    ーーくそっ……ちょこまかと!!


    黒髪の巨人「グオォォォォォォォァァアアアッ!!!」ブンッ!!


    禿げの巨人「アアァァッ!!」カスッ ズキズキ


    シュッ! ドゴオォォォォォォォンンッ!!!!





    ーーその後も、ユミルは引っ掻いては逃げてとヒットアンドアウェイを繰り返したが、エレンにはかなわず、倒されてしまった



    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」ブンッ


    禿げの巨人「グギャアァッ!!」ブチブチッ


    ドサッ


    黒髪の巨人「グオォォォォォッ!!!」ブチッシュゥゥゥゥ


    パカラッパカラッ ドサッ




    エレン「待ってろよ…獣!!!」パカラッパカラッ



  84. 242 : : 2016/01/28(木) 20:50:58
    >>241
    ありがとうございます!





    エレン「間に合え……頼むから…」パカラッパカラッ




    ーーきっと……この戦いが終わったら……もう、人類が巨人に苦しめられる事は無い…




    ーーだけど………




    “それって、いい事なのか?”




    ーー確かに、巨人がいなくなればもう、巨人に怯える事は無い……




    ーーそれに、あの鳥籠のような狭い世界から人類は解放される………








    ーーーでも




    ーーー今まで、巨人という人類共通の敵がいるおかげで……多少の例外はあれど、人々が大きな戦争を始めたり、人類が二分される事も無かった…





    ーーでも、巨人がいなくなったら………きっと……






    “人々は争い、殺しあう日が必ず来る”




    ーーー俺らのやって来た事は……正しかったのか……?








    ーーいや、仕方が無いのかもしれないな。それが人類、人というものだから。そして、人の数だけ正義があり、悪がある。





    ーーそして俺にも、あいつらにも………それぞれの正義があるんだ………





    ………これで、良かったんだよな………






    ーー今はそう、自分の考えを肯定する事しか出来ないけど……






    ーーいつの日か






    ーーいつの日か、全ての人が納得する正義を……………





    ーーーーー創れたら、良いな…





    パカラッパカラッパカラッパカラッ





    リヴァイ「エレン!!!」

    クリスタ「エレン!」

    アニ「エレン!!」



    エレン「……戻って来たぜ!」



  85. 243 : : 2016/01/28(木) 21:24:01



    獣の巨人「っ!!??…あの量の巨人を、もう倒したというのか…!?」





    エレン「…お前は……俺が倒す!!」ガリッ!!






    ピカッ!!!


    ドゴオォォォォォォォンンッ!!!!




    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」


    シュンッ!


    パキパキパキッ ギラギラッ!!



    黒髪の巨人「グオォォォォォォォッ!!!」シュッ!


    ジャキンッ!!






    獣の巨人「なっ!グアァァッ!……何だ……その足はぁぁぁっ!!!」ブンッ





    ガシッ!!




    黒髪の巨人「(お前を、殺す為だあぁぁぁぁぁ!!!)グオォォォォォォォァァァアアッ!!!」




    ブンッ!! バキッ!! グチャッ!!




    獣の巨人「…な……この…僕が………こんな所で………負ける……なん……て……っ…」シュゥゥゥゥ





    調査兵皆「う……うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」




    ハンジ「……勝った……勝ったんだね……」ヘナッ ポロポロ



    クリスタ「……やった……勝った!!」ポロポロ

    アニ「やっと……勝ったんだ……私達…」ヘナッ ドサッ




    エルヴィン「……ふっ……ふははっ……遂に……勝ったんだな……」グッ




    リヴァイ「……お前達……やったぞ……無念は……晴らした…!!」ソラヲミアゲル ポロッ グッ



    エレン「……勝った……勝ったぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」





















    その後、調査兵団の活躍により、ウォールマリア内の全ての巨人を駆逐。巨人の力で壁を塞ぎ、ウォールマリアを完全に奪還した。続いて、シガンシナ区も同様に奪還。国中でお祭り騒ぎになった。



    また、現在の王が偽者である事を自分の口から言い、本物の王に王位を継承した。


    そして、今までの高い税と強欲な政治を行った罪として、現存する貴族のほとんどが収容所に。新王は税を減らし、国民の負担を軽くする事を誓った。また、今までの巨人との戦いで生まれた孤児や、地下街の孤児を集め孤児院を開き、これからを担う子供達の教育を新王が自ら行っている。




    子供1「おーい!こっちまでおいでよー!」

    子供2「まってぇー!」タッタッタッ


    キャッキャキャッキャ




    エレン「クリスタが王になって半年が経つな。」

    アニ「そうだね。でも、クリスタはなんか王って感じがしないよ」クスッ

    エレン「まあ、ああやって子供達を育ててる所を見ると、ただのお母さんにしか見えないよな」ハハッ


    タッタッタッ

    クリスタ「2人して何話してるの?」

    エレン「いや、何でもねぇよ?それより、そろそろ飯にしようぜ」

    アニ「……そうだね、ご飯にしよう!」

    クリスタ「わかった!じゃあ、皆を呼んでくるから待ってて!」タッタッタッ


    エレン「じゃあアニ、飯作るか!」

    アニ「……うん!」





    ーー俺は今、クリスタとアニと3人で暮らしている。




    ーーやっぱり3人が良いというクリスタの提案でこうなったのだが、基本的には孤児院で子供の面倒を見る事になってしまった……




    ーーまあ、楽しいから良いけどさ。






    ーーこの幸せがいつまで続くかは分からない。けど、何時か離ればなれになるその時まで……







    ーーー俺はこの2人と、幸せの道を歩き続けるよ。








    ーーーー母さん。






    END
  86. 244 : : 2016/01/28(木) 21:27:13
    この作品は、ここで終わりとさせて頂きます!
    皆さん、ここまで閲覧頂きありがとうございました!!
    今後はテストがあったり受験生になったりと、執筆出来る時間は減ってしまいますが、これからも色んなSSを書いていこうと思います!これからもよろしくお願いします!!

    そして最後にもう一度、ありったけの感謝を込めて………




    閲覧ありがとうございました!!!
  87. 245 : : 2016/01/28(木) 22:06:49
    面白かったから終わるの残念だけどお疲れ様でした。

  88. 246 : : 2016/01/28(木) 23:27:32
    >>245
    ありがとうございます!!

  89. 247 : : 2016/01/30(土) 09:17:10
    アルミン達はどうなったのか気になります。
  90. 248 : : 2016/02/04(木) 10:15:32
    あるみんは死にました
  91. 249 : : 2016/02/04(木) 16:31:24
    ざまー
  92. 250 : : 2016/02/10(水) 19:09:11
    >>247
    >>248
    >>249

    アルミンは生きてますよw
    でも、エレンには近づけないようになってます。
    そこら辺の事は、王政府が倒壊して真の王に王位が継承される事につながりますが……

    要望があれは書きます!アルミンのその後、見たい人はいますか?
  93. 251 : : 2016/02/10(水) 20:36:11
    見たいです!
  94. 252 : : 2016/02/11(木) 07:17:40
    アルミン、ライナー、ベなんとかさん、   
    まる子のたまとち○こをやっちゃてほしいです
  95. 253 : : 2016/02/11(木) 07:58:41
    メッチャ面白かった。 続き書いて! アルミn..じゃねーやゲスミンどものその後が知りたいです!!
  96. 254 : : 2016/02/11(木) 08:29:39
    僕も続きみたいです!
  97. 255 : : 2016/02/11(木) 17:24:41
    >>251
    >>253
    >>254

    わかりました!それでは書こうと思います!
    (テスト2週間前なので、1週間に1回書けるかどうかという亀よりも遅い更新速度ですが、よろしくお願いしますw)

    >>252
    ギョッ!……┏(┏^o^)┓ホモォ……


    クリスタ「そう言えば、王政を倒した時のエレン凄いかっこ良かったよ!」

    アニ「…あったねそれ。あれは確かにかっこ良かった」

    エレン「あんなの思い出さなくても……///」

    エレン「でも、あの時は大変だったな……」







    ーーーーーーーーーーーーーーーーー



    ウォールマリア奪還後、壁内へ戻って来た調査兵団。
    だが、一息つく暇も無い。エレン達幹部は、残る巨人と新たな“敵”について議論していた。



    エレン「…残りの巨人は、まぁゆっくり倒していけば良いか。」

    ハンジ「そうだね。」


    エレン「それで、次は何だ?」


    エルヴィン「…新たな敵の話だ」

    エルヴィン「皆は、今の政治をどう思う?」

    リヴァイ「……次の敵は王政府って訳か。まあ今の王政じゃ外の世界に行ける様になっても、外に出させない様にするだろうしな」

    ハンジ「それに税金高いから、兵団資金も少なくなっちゃう!」

    エレン「……このまま調査兵団が色々やってたら、王政は必ず俺らを潰しに来る」

    エルヴィン「……ハンジもそうだが、エレンとリヴァイの言ってる事がそうだな。王政府は必ず私達の邪魔をする」

    エルヴィン「……だが、相手の力は強大。どう倒して行くのか……」


    「失礼します!!」


    エルヴィン「…何だ?」

    調査兵「王政府からの通告です!これを!」スッ

    エルヴィン「ふむ………!」

    ハンジ「………!!何だって!?」

    エレン「……なんだ?」ヒョイッ

    ハンジ「あ、エレン!勝手に取らないでよ~」

    エレン「うるせ。……!……ふーん…」ニヤッ


    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    | 今月より |
    税を20%から30%に
    | 引き上げる |

    | 滞納せず、必ず納入する事 |

    | 王政府 |
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー


    リヴァイ「…………決まりだな」

    エレン「そうだな」

    ハンジ「……?…何が決まりなの?」

    エルヴィン「………なるほどな。ハンジ、この通告を見てどう思った?」

    ハンジ「ムカつく……ってか嫌……あぁ!」ポンッ!

    エルヴィン「わかったみたいだな」

    エレン「まあ、しばらくは水面下で批判を増やして様子見だな」

    エルヴィン「そうだな、それで行こう。」

    ハンジ「決まりだね!」

    リヴァイ「じゃあ、俺は帰るぞ」ガチャ

    バタン


    エレン「俺は住民の不満を大きくして来るかな…」ガチャ

    ハンジ「あ、待ってよエレン」ダッ

    バタン


    エルヴィン「……私も行くか」ガチャ

    バタン

  98. 256 : : 2016/02/11(木) 19:18:33
    続きに期待イイイイ!
  99. 257 : : 2016/02/13(土) 15:46:13
    >>256
    ありがとうございますぅぅぅぅ!




    調査兵団本部・廊下


    エレン「……なぁハンジ」

    ハンジ「なに?」

    エレン「住民の不満を増やすのに1番効果的な方法、なんだと思う?」

    ハンジ「……そりゃあ、憲兵団の思惑を世間に知らせる事だけど……」

    エレン「だよな。そこでだ……最近……てか、この前から、憲兵団がこの辺りをうろついてるの、気付いてるか?」

    ハンジ「……最近、よく憲兵見るようになったなとは思ったけど、やっぱりそうなんだね」

    エレン「ああ。俺はそれを利用する。」

    ハンジ「利用?どうやって?」

    エレン「あいつらの狙いは俺とアニとクリスタだ。クリスタは今の王政の裏の王で、レイスの人間だから……きっと、王の真実を明かしたくないんだろうな。」

    ハンジ「そうなの!?」

    エレン「知らなかったのか?……まあいいか。で、俺とアニは巨人だからだろうな。王政を潰されるのを恐れてだろう。」

    ハンジ「……くそっ、好き勝手やりやがって……」ギリッ


    エレン「……これを民衆にバラしたらどうなると思う?」

    ハンジ「……でも、簡単には信じない人の方が多いと思うよ?」

    エレン「……まあな。だから憲兵団にはーー」




    「ーー民衆の前で俺を捕まえさせる。」



    エレン「……そうすれば、民衆の憲兵団への不満が爆発するだろ?それで、憲兵が民衆なんてどうでもいい発言をしたら儲けもんだ。」

    ハンジ「おぉ!それはいいね!」

    エレン「だろ?んで、今日は捕まらないけど街にでて、憲兵団に俺をマークさせる。んで、準備が整ったら皆に伝えて、作戦開始だ。」

    ハンジ「了解!じゃあ、私と街に行こう!ちょうど服と実験道具が欲しかったところなんだよね!」

    エレン「んー。実験道具を除いたらデートだな!楽しみにしてるぜハンジ!」ニコッ

    ハンジ「なっ…///…デートだなんて、嬉しいなー!」ピョンピョン


    エレン「嘘だけど」

    ハンジ「っうおい!人がせっかく楽しみにしてたのに!」

    エレン「それも嘘」

    ハンジ「…んもぅ!どっちなんだよー!」プクー


    プシュッ


    エレン「分かったから着替えてこいよ」パッ

    ハンジ「……////…分かったよ」ムニーッ パッ タッタッタッ





  100. 258 : : 2016/02/13(土) 20:34:38
    最後まで期待です!
  101. 259 : : 2016/02/18(木) 18:20:50

    >>258
    ありがとうございます!







    トロスト区 街




    エレン「じゃあ、ちょっと大きな声で巨人化実験の事を話そう。んで、巨人化実験をやってから街に逃げれはOKだ」ヒソヒソ

    ハンジ「うん!」




    ガヤガヤガヤガヤ



    エレン「ハンジさん、次はどんな実験をするんですか?」

    ハンジ「エレン、声が大きいよ?……んー、でも、エレンにはしばらく巨人化実験かなー」

    エレン「そうですか!分かりました!…あ、カフェがありますよ?行きましょ!」

    ハンジ「そうだね!行こう!」




    ???「………あれで合ってるんだよな…お前」

    ????「はい。間違い無いです」



    スタスタスタスタ






    エレン「顔は分かんないけど、確実にあの2人は俺をつけてるな……」

    ハンジ「うん。にしてもエレンは店に行く振り上手いね!」

    エレン「まあな、人を騙すのは難しい事じゃない」

    ハンジ「おぉ!流石エレン!……ところで、もう付けられてるの確認したから終わり?」

    エレン「まだだ。もう少し情報を流して躍らせる。だからまだ街にいるぞ?」

    ハンジ「本当?やった!じゃあ実験道具見に行こう!」

    エレン「はいはい」






    ????「待ってろエレン……絶対潰してやる!」




  102. 260 : : 2016/02/18(木) 18:42:12
    期待です
  103. 261 : : 2016/02/18(木) 21:41:18
    期待イイイイ!
  104. 262 : : 2016/02/19(金) 04:13:26
    おろしろいっす!期待ぃ(`・∀・´)
  105. 263 : : 2016/02/20(土) 22:29:00
    期待×100000000000000000
  106. 264 : : 2016/02/22(月) 05:10:56
    期待です!
  107. 265 : : 2016/02/25(木) 08:57:33
    期待です♪
  108. 266 : : 2016/02/27(土) 00:30:25
    もう1週間以上書けてない…
    すいません!学校のテストが被って書けませんでした!
    明日からまた書き始めますので、よろしくお願いします!
  109. 267 : : 2016/02/27(土) 09:32:21
    期待☆
  110. 268 : : 2016/02/27(土) 15:43:55
    期待してます!
  111. 269 : : 2016/02/27(土) 16:52:53
    こんなにたくさんコメントが!
    皆さんありがとうございます!






    調査兵団本部 会議室




    エレン「……これが、俺が用意した作戦だ」

    エルヴィン「……単純だが、わかりやすい作戦だな……引っ掛かったのか?」

    エレン「憲兵2人がな。それとバカも1匹」

    リヴァイ「ほう……上出来だな。だが何故話さなかった?」

    エレン「前の会議の後に考えた。短時間だから即席なやつだったが上手く引っかかったもんだから良い方だろ」

    エルヴィン「なるほどな……じゃあ、連れて行くのは誰だ?」

    エレン「それぐらい勝手に決めてくれ………と、言いたい所なんだけどな。流石にそうはいかねぇし……リヴァイ班とハンジの分隊から精鋭を何人かで良いだろ」

    エルヴィン「そうだな。リヴァイもそれで良いか?」

    リヴァイ「俺は構わねぇ。お前らも平気だよな?」


    アニクリ「…あ、はい!(話に入れない……)」

    ミカサ「平気です」

    ペトラ「はいっ!」


    リヴァイ「……だそうだ。ハンジの方はどうだ」

    ハンジ「私も良いよ!」

    リヴァイ「そうか。決まりだな」

    エルヴィン「じゃあ、決行は3日後だ。各自持って行く荷物をまとめておいてくれ。後、旧本部は前にリヴァイ班が使っていたが、汚くなっている事も考えられる。念のため、掃除道具も持っておいてくれ。」

    アニクリペト「はっ!」

    ミカサ「了解です」

    ハンジ「おっけー!」



    エルヴィン「それでは、今日は解散だ」






    ーーーーーーーーーーーーーーーー


    エレンの部屋


    エレン「……んで、なんでお前らはここに?」

    クリスタ「エレンと居たいから!」

    アニ「本部に戻ったら部屋一緒じゃなくなっちゃったんだ。仕方ないよ」キラン

    エレン「仕方ないって何だよそれ。てかキランいらねぇよ!」ツッコミ

    クリスタ「あははっ!www」



    エレン「んで、お前ら荷物は平気なのか?女子はそういうの長引くだろ?」

    アニ「まあ、平気じゃない?」

    クリスタ「戦いに行くんだし、服も最低限で十分だよ」

    エレン「そうか」

    アニ「うん。今はそんな事より、エレンと一緒に居たい!」

    クリスタ「そうだよ!また忙しくなるんだからさ!」ギュッ!

    アニ「クリスタ、抜け駆けはいけないよ」ギュッ

    エレン「うおっ!ちょっ待ってく……!」バターンッ!



    エレン「いってぇっ!おい!お前ら俺の事も考えろよ!」

    アニ「ごめんごめん」ギュッ

    クリスタ「エレン♪エレン♪」ギュッ スリスリ

    エレン「…………」



















    エレン「ふうっ。落ち着いた」

    クリスタ「うへぇ///あひゃっ///」ピクピク

    アニ「くすぐりは酷いよ////」ハァハァ


    エレン「一緒に居たいのは分かる。けど、相手の事も考えろよ?」

    アニ「うん。わかったよ」

    クリスタ「はぁいっ////」ピクッピクッ




    エレン「やり過ぎたかな…俺」

    アニ「クリスタが弱いだけだよ」クスッ



    クリスタ「ふうっ///………ふうっ///…」ピクピク









    ーそして、作戦決行日へ



  112. 270 : : 2016/02/27(土) 21:01:07
    面白いです!!
    期待してます!
  113. 271 : : 2016/02/28(日) 16:33:35
    期待!
  114. 272 : : 2016/02/29(月) 13:26:18
    期待!
  115. 273 : : 2016/02/29(月) 17:19:07
    期待×10000000000
  116. 274 : : 2016/02/29(月) 20:08:22
    期待×100000000000000000000000です!
  117. 275 : : 2016/03/02(水) 18:13:33
    きたい
  118. 276 : : 2016/03/03(木) 02:09:14
    期待です!
  119. 277 : : 2016/03/03(木) 19:32:51
    期待です
  120. 278 : : 2016/03/04(金) 20:28:48
    頑張って下さい(`・∀・´)
  121. 279 : : 2016/03/05(土) 14:23:53
    頑張って下さい!期待してます!エレンは私の嫁www

  122. 280 : : 2016/03/05(土) 15:33:38
    期待
  123. 281 : : 2016/03/06(日) 18:39:35
    こんなにもコメントが来るなんて!
    皆さんありがとうございます!嬉し泣きです!(TvT )
    自分ももう新中3なので、既に亀の100倍遅い更新ペースですが、さらに遅くなってしまいます。ですが、その分1回のクオリティを高く出来るように頑張ります!
    よろしくお願いします!


    >>279
    エレンが嫁ですかwww


    女体化エレン「えっ!?…/////…あ……その………ありがとっ////でも、結婚はまだ早いからその……あの……//////////」カァァァ

    デレデレ女体化エレンでしたw












    当日 調査兵団本部前


    エルヴィン「今日我々は、王政に蜂起する。始めに、そのような行いをしたくないという者は今すぐここから抜けろ!」


    シーン


    エルヴィン「……ふっ……いい心構えだ。それでは作戦を実行する!」

    エルヴィン「各自、分隊に分かれ目的地を目指せ!」

    調査兵「はっ!」

    ダッ



    エレン「こうやって見ると、いかに人が減ったかがわかるよな……」

    リヴァイ「その、減った奴らの分まで俺らが頑張らねぇといけねぇ」

    エレン「……だな」




    ハンジ「リヴァイが良いこと言ってるー!」ニヤニヤ

    エレリヴァ「お前はさっさと行け」シュッ! ブンッ!


    ドカッ







    調査兵団旧本部


    パカラッパカラッ


    クリスタ「……着いたね」ジーン

    アニ「懐かしい……」ジーン



    パカラッパカラッ


    エレン「感傷に浸ってる時間は無いぞ?お前ら急がないとリヴァイ兵長が物凄い顔してこっちを………」チラッ

    アニ「えっ………あ」チラッ

    クリスタ「だって懐かし…………あっ」チラッ



    リヴァイ「お前らなぁ………」イライラ ゴゴゴゴゴ



    エレン「急げっ!」

    アニクリ「うんっ!」





    ーーこうして、1時間で終わるはずの掃除が3時間もする羽目になった






    旧本部 会議室


    エルヴィン「……掃除が長引いたせいで、予定よりだいぶ時間がずれてるが………」

    アニクリ「うっ…」ショボン

    エルヴィン「……まあ、仕方ない。全員揃ったか?」

    エレン「ああ」

    エルヴィン「そうか。では、今後の動きを確認する。」

    ハンジ「まずは部屋割りだけど、皆部屋に入れてる?」

    調査兵「はい!」

    アニクリ「はいっ!」

    エレン「はぁ……」

    ハンジ「ははっ…まあエレンは仕方ないよ」ハハハッ

    エルヴィン「それで、今日は皆旧本部の中でゆっくりしていてくれ。昼はこの会議が終わったら、夜は7時ぐらいだ。その時間になったらここに来てくれ。」

    調査兵「はっ!」

    エルヴィン「では、話は以上だ。解散してくれ」



  124. 282 : : 2016/03/06(日) 20:54:26
    (つД`)ノ期待
  125. 283 : : 2016/03/10(木) 22:29:22
    期待
  126. 284 : : 2016/03/10(木) 22:43:27
    期待!
  127. 285 : : 2016/03/11(金) 04:18:21
    アニ何て死ねば良い
  128. 286 : : 2016/03/12(土) 04:13:08
    きたい
  129. 287 : : 2016/03/12(土) 23:05:13
    >>285
    アニには死んでほしくないっていいたかったんだよな?
  130. 288 : : 2016/03/13(日) 05:46:35
    期待
  131. 289 : : 2016/03/13(日) 23:48:37
    皆さんコメントありがとうございます!
    本当に嬉しいです!
    ですが、卒業式の準備や練習などでまた投稿出来ない日が多くなります。ごめんなさい!
    今日は少しだけ!


    >>285
    キャラの好みは人それぞれなのであんまりどうこう言えませんが、自分はアニ大好きですよ!





    そして、夕食時ーー


    エルヴィン「皆集まったか?」

    調査兵「はっ!」

    エルヴィン「それでは、夕食だ。今日は奮発して肉を用意したぞ!」

    オォォォ!

    エルヴィン「ははっ、さあ食べてくれ。明日の説明は食後だ」

    調査兵「はっ!」


    ハンジ「いっただっきまーす!!」パクッ

    エレン「ハンジ、どうだ?」

    ハンジ「……ほいひーい!ほっへはほひほふはほ」モグモグ

    エレン「…はぁ、口がパンパンになるまで詰め込む奴がいるかよ…………」

    クリスタ「でも、本当に美味しいよ!」

    アニ「そうだね。凄く美味しい」

    エレン「そうか……良かったな。よし、俺も食うか!」




  132. 290 : : 2016/03/15(火) 04:07:12
    頑張って
  133. 291 : : 2016/03/16(水) 01:52:47
    全部読ませていただきました!本当に面白いですね!期待してます!アニとクリスタかわいい!
  134. 292 : : 2016/03/17(木) 20:10:21
    期待です!
  135. 293 : : 2016/03/18(金) 14:32:13
    期待して待ってまーす!
  136. 294 : : 2016/03/20(日) 22:27:34
    皆さんコメントありがとうございます!
    塾で色々と受験の事を言われる時期(中3生)になりつつありますが、今はこれに集中しようと思います!








    ーーー次の日




    エルヴィン「…いよいよ作戦結構の日がやって来た。それでは皆、配置についてくれ」

    調査兵「はっ!」

    ダッ


    エレン「あの10人はしばらく暇するんだろうな」

    アニ「憲兵団の気づく速さによるけどね」

    クリスタ「意外と速かったりしてっ」クスッ






    エルヴィン「………よし、それでは作戦を開始する。エレン、よろしく頼むぞ」

    エレン「はーいっと」ガリッ


    ピカッ


    ドゴォォォォォン!!!




    黒髪の巨人「……グルルルル…」フシュー


    ハンジ「よし!エレン、まずはいつものからやるよ!」


    黒髪の巨人「ガァウッ!」コクッ









    ーーー数十分後




    ハンジ「まだ行ける?」

    エレン「はい………ふぅ…」

    クリスタ「エレン、汗拭いて?」スッ

    エレン「おお、タオルか。サンキュー」スッ フキフキ



    エレン「ありがとなクリスタ」スッ ニコッ

    クリスタ「いえいえ〜」スッ ニコッ



    ハンジ「アニも平気?」

    アニ「はい……はぁ………はぁ…」

    ハンジ「……うーん、やっぱり、器の体力が巨人化に耐えられる回数に比例するんだね……」

    テクテク

    クリスタ「そういう意味では、エレンはやっぱり特別なんですよ。はいアニ、タオル!」スッ

    アニ「あぁ、ありがとクリスタ」スッ フキフキ


    ハンジ「それじゃあ、次からは戦闘形式でやるよ?2人ともお願い!」

    エレアニ「はい!」ガリッ






  137. 295 : : 2016/03/22(火) 05:22:10
    きたいー
  138. 296 : : 2016/03/22(火) 18:18:16
    これって終わりですか?
  139. 297 : : 2016/03/22(火) 18:19:08
    あ!私は進撃の悪魔ψ◥(ºωº`。)◤↷です!
  140. 298 : : 2016/03/24(木) 18:07:18

    >>295
    期待ありがとうございます!
    >>296
    形式的には終わりとしてありますが、後日談(というより本編ではしょった所)を書いているので、まだ続きます!

    やはり執筆中にしておいた方が良いのでしょうか?コメント等で教えて頂けると嬉しいです!






    黒髪の巨人「グオォォォォォォッ!!!」ブンッ

    女型の巨人「キィァァァァァッ!!!」ゲシッ




    その頃、茂みの中



    ???「おいお前、本当にここで合ってるのか?」コゴエ

    ????「はい。確かにここだって聞きました…………あ!」

    ???「おい!大きな声を出すなって言ったろうが!」コゴエ

    ????「あぁ……すいませんサネスさん。でも、見つけましたよ」コゴエ スッ

    サネス「お、本当か…………本当だな。OK、ここで待機して、隙をみてあの巨人化能力者達と真の王の子供を捕まえるぞ」コゴエ

    ????「はい。わかりました」コゴエ









    リヴァイ「誰を………捕まえるって?」シャキン

    ????「!!!!」

    サネス「んなっ!!い、いつの間にいやがったんだ!?」









    エレン「……総員………こいつらを捕まえろ」


    サネス「うおぁ!!!いきなり目の前に!!?」

    ????「!!!???…さっきまで巨人化してたのに速すぎる!」





    エレン「……はぁ……マジ、冗談きついぜ…………なぁ」




    「……アルミン」


    アルミン「くっ……仕方ない!」パシュッ シュゥゥゥゥ

    サネス「あっおい!それは無いだろぉ!!!!」

    ハンジ「くそっ、追うか?」

    エレン「いい。泳がせておけ。それよりこいつを旧本部に持ってくぞ」

    リヴァイ「了解だ。お前ら、こいつを縛って気絶させろ」

    調査兵「はっ!」

    サネス「えっ!ちょっおい待てよ糞野郎!!」ガンッ

    調査兵3「よし、持っていこう!」

    サネス「ぐっ…………」バタッ








  141. 299 : : 2016/03/27(日) 00:58:08
    やっぱ エレンは最強
  142. 300 : : 2016/03/29(火) 03:26:05
    期待でーす
  143. 301 : : 2016/04/02(土) 10:41:19
    コメント&期待ありがとうございます!

    >>299
    ですよね!エレンは最強です!







    憲兵の捕獲に成功した調査兵団は尋問と拷問を繰り返し、憲兵団に関する沢山の情報を手に入れた。



    調査兵団本部 会議室




    エレン「……一連の行動の中で分かった事の中に、ちょっと気になることがあった」

    リヴァイ「…行動って……普通に拷問でいいだろ……んで、なんだ?」

    エレン「憲兵団が、毎年の訓練生の上位10名だけを迎え入れてるのは知ってるよな。その中でも、上位5名以内に入っていて政府に忠誠を誓えるものだけが入れる、もう一つの憲兵団があるらしい。」


    エレン「…その名も中央憲兵。前々から巨人化能力者を狙っていたのもそう、今回拷問したサネスって奴も中央憲兵の一員だ」

    リヴァイ「ほう……」

    エルヴィン「そんな事が……」

    エレン「つまり、上手く行けば中央憲兵に反対する憲兵も俺らの方に引き抜けるって訳だ」

    ハンジ「それが上手く行けば向こうにとっては痛手だろうし、こっちにとっても良い事だ!」

    エレン「だな。それと、サネスって奴に俺の出現場所を言っておいた。そのうち中央憲兵に拡散されるだろうから、俺らからも周辺に兵士を忍ばせておこう」

    エルヴィン「了解だ。それで、住民はどうする?」

    エレン「忍ばせる兵士達に同時に誘導してもらう」

    エルヴィン「了解だ。では、今後はそれで行こう」








    ーーーこうして、最終決戦の準備は整ったんだよな。


    ーーー何事も無く進むと良いんだが……







    一方 中央憲兵本部


    ???「サネスが捕まったか…まあでも、別に良いか」ハッハッハッ

    アルミン「……そろそろ、最終決戦の時ですかね……」

    ???「アルミンお前…怖気付いたか?」ハッハッハッ

    アルミン「違いますよ……ただ、やっとあいつを殺せると思うと……」

    アルミン「…にやけが止まりません」ニタァ

    ???「そうか、なら大暴れしないとな!」

    アルミン「ですね……」


    「……ケニーさん」



    ケニー「はっはっはっ!」ハッハッハッ





  144. 302 : : 2016/04/03(日) 13:02:00
    がんばてー

    アルミンはよ死ねww
  145. 303 : : 2016/04/04(月) 22:06:48
    コメントありがとうございます!











    作戦当日 市街地




    エレン「…次は食材だっけか?………はぁ、何で俺が買い物に出なきゃなんねぇんだよ…」ブー


    ーーーーー

    ペトラ「悪いけど……ついでに買い物してきてくれない?憲兵捕まえた時に受け取るからさ、ね?お願い」ウワメヅカイ

    ーーーーー


    エレン「………今度ペトラさんにおつかいたのもうかな」


    スタスタ


    ーー来たか……


    エレン「次はこっちだな」クルッ スタスタ



    スタスタ




    ーーー




    エレン「次はこっちか」クルッ スタスタ


    スタスタ



    ーーー


    エレン「あとはこっちで終わりだな」クルッ スタスタ



    スタスタ





    エレン「…………おい」クルッ



    ピタッ ダッ キョロキョロ



    エレン「真っ直ぐだよ。この道は。お前は最初から俺に誘導されてたんだ」

    憲兵「………ちっ」ジャキッ

    エレン「にしても、お前1人か………舐められたもんだな」フッ

    憲兵「……俺はこれでもケニーさんに認めてもらったんだ。そこらの奴と一緒にするな!」

    エレン「そうか……なら、1つだけ聞かせてくれ………何故、調査兵団を嫌う?」

    憲兵「なぜって……そんなの決まってるだろ!」

    憲兵「俺ら内地の奴の利益になる事全くしねぇからだよ!壁なんて固めればいいものを壁外を調査するとか言って開けられる様にしやがって!」


    エレン「なぁ……俺の勘違いだったら良いんだが……お前の言ってることは、内地の奴らだけを考えてるのか?」

    憲兵「当たり前だろ?なんでエリートの俺らがそこら辺のクズを心配しなきゃ行けねぇんだよ」ゲラゲラ




    エレン「良し、今だ」バンッ!


    キィィィィィン

    ダッ


    ハンジ「行くぞみんな!」





    ーーー



    ペトラ「上手くいったね」

    エレン「ですね。あ、はいこれ」ガサッ

    ペトラ「お、ありがとー!」ダキッ

    エレン「うおっ、………ペトラさん心配だったんですか?」ダキッ

    ペトラ「ん………まあ、ちょっとね……」


    ナデナデ


    エレン「……大丈夫ですよ。俺は…」ナデナデ

    ペトラ「んっ……ふふっ。ありがと」ギュウッ



    カクホシマシター!




    エレン「……終わったか」パッ

    ペトラ「じゃあ、向こう行こうか」

    エレン「…はい」ニコッ





  146. 304 : : 2016/04/07(木) 18:53:09
    期待
  147. 305 : : 2016/04/07(木) 18:55:53
    憲兵…可哀想な奴だw
  148. 306 : : 2016/04/10(日) 20:11:50
    きたい
  149. 307 : : 2016/04/19(火) 21:06:17
    期待ありがとうございます!
    すいません、諸事情により更新が凄い不定期になってしまうため、ここら辺でこの物語は終わらせようと思います!
    期待して下さった皆さんを裏切る形になってしまい、本当に申し訳ございません。








    ハンジ「見たか!これが憲兵団の思惑だ!!」

    住民「そんな事だろうと思ったぜ!憲兵団の糞野郎ども!!」

    ソーダーソーダ!ワーキャー



    こうして、住民に憲兵団の思想を暴露し、怒りを憲兵団に向けさせる事によって、調査兵団と住民との繋がりを作る事に成功。その後、調査兵団と住民の連合軍と憲兵団との全面対決が始まる


    リコ「ピクシス司令……」

    ピクシス「…わしらは、王政に心臓を捧げた身。今更歯向かおうなんぞ都合が良過ぎる気もするが……」


    ピクシス「…わしは、今、何をすべきか………それに従って、行動しようと思う。皆の者、ついて来てくれるか?」

    駐屯兵「はっ!」



    最初は憲兵団側に付いていた駐屯兵団も、やがて調査兵団側に寝返った。窮地に陥った憲兵団はやがて、王政の持っていた秘密兵器を使うようになるが、エレン達巨人化能力者の前には無力だった。



    エレン「お前は道を間違えた。でも、それ自体は悪い事ではない。だが………」


    エレン「その間違いに気付きながらも行動を改めなかった事は、絶対に間違ってる!!!」ダッ シュッ!!

    アルミン「なっ………」バタン

    エレン「……牢獄で、悔い改めろ」



    そして、憲兵団側に寝返ったアルミンを倒し、エレン達は憲兵団側に対し完全勝利した。勝った調査兵団側は王政の退陣を求め、それを受け入れた王政は民に対し、自ら退陣を発表。調査兵団は壁内全てを統治する王政組と、外の世界を調査兵団する調査兵団組に分けた。
    また、アルミン含む憲兵団側の人々を全て投獄し、貴族を廃止。全ての人々が平等になる世界を目指した。
    憲兵団がになっていた職務は、駐屯兵団に引き継がせる事となった。











    ーーーーーーーー

    ーーーーー

    ーーー


    クリスタ「あの、敵を薙ぎ倒すエレンは凄くかっこよかったよ!」

    エレン「そうか。サンキューな!」

    アニ「これからも、何かあったら守ってね!エレン!」

    エレン「おう!」






  150. 308 : : 2016/04/19(火) 21:08:07
    これで完全に終わりです!

    ありがとうございました!
  151. 309 : : 2016/04/19(火) 22:41:55
    面白かったです!
  152. 310 : : 2016/04/21(木) 23:17:00
    >>309
    ありがとうございます!!
  153. 311 : : 2016/04/24(日) 13:31:51
    クズミンざまあwww面白かったです
  154. 312 : : 2016/05/13(金) 09:40:29
    後日談とか書いて欲しいな〜(つД`)ノ
  155. 313 : : 2016/06/27(月) 23:39:02
    出来れば~?つずきを~?
    ねぇ~?
  156. 314 : : 2016/08/10(水) 06:00:17
    エレンうざい
  157. 315 : : 2016/08/13(土) 16:34:02
    ユミルは死んだの?あとエレンの何処がウザイの?314
  158. 316 : : 2016/11/27(日) 09:09:05
    久々に戻ってきたらコメントが沢山来てるw
    皆さんありがとうございます!
    時間ができ次第返信するのでしばしお待ちを!
  159. 317 : : 2016/11/27(日) 18:52:26
    >>311
    ざまあですね笑笑
    >>312
    >>313
    受験が近いので……
    受験が終わったら、ちょっとしたものは書こうと思います!
    >>314
    今回はエレンが主人公ですので、その辺はお許しを…
    >>315
    あ、ユミルは死にました。書ききれてなくてすいません!
  160. 318 : : 2016/11/28(月) 17:11:48
    ユミルザマァm9(^д^)プギャー
    クズミンもザマァm9(^д^)プギャー
    そして314、てめぇは俺を怒らせた(^ω^#)イラァ…
  161. 319 : : 2017/01/23(月) 14:38:49
    エレンってアニクリと結婚しないの?
  162. 320 : : 2017/02/04(土) 13:50:18
    さいこうでーす
  163. 321 : : 2017/02/12(日) 00:57:24
    始まりの巨人って,ユミル・フリッツ?だよね?
  164. 322 : : 2017/03/08(水) 16:34:40
    家庭教師ヒットマンREBORNと進撃の巨人のss書いてください!>>317
  165. 323 : : 2017/06/03(土) 00:03:49
    クズゲスミンザマァw
  166. 324 : : 2017/06/11(日) 17:11:00
    始まりじゃなくて始祖の巨人じゃね?
  167. 325 : : 2017/07/09(日) 14:15:13
    >>>324
    確かに
  168. 326 : : 2017/07/09(日) 14:15:56
    >これが一個多かった
  169. 327 : : 2017/07/14(金) 01:11:18
    アルミンザマァWW
    面白かったです
  170. 328 : : 2017/07/22(土) 18:13:38
    アルミンざまぁ
  171. 329 : : 2017/08/01(火) 02:30:35
    この作品超おもしろいwww最高涙でるわ(笑) 特に裁判のところとか作者すごいと思うぜひこれとにたようなのまた書いてほしい
  172. 330 : : 2017/08/04(金) 23:31:30
    神作×1000000000000000000000000


  173. 331 : : 2017/08/08(火) 22:45:24
    神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作神作
  174. 332 : : 2017/08/11(金) 11:07:52
    面白かったです!自分も作品一個書いてるので参考にしたいです!
  175. 333 : : 2017/08/28(月) 00:47:29
    >>331それな
  176. 334 : : 2017/09/01(金) 16:13:14
    結論、アルミン、ユミルはクソ糞野郎だった、他大体いい奴、w
  177. 335 : : 2017/10/01(日) 20:29:46
    ゲスミンの牢屋の中見せてwそれかハンジ、エレン、リヴァイ、エルヴィン、ミカサ、アニに拷問されるやつも
  178. 336 : : 2017/10/19(木) 23:23:52
    あぁ、楽しかった。




    やっぱり思うんだよね、クズミンザマアって。人としてやっぱりダメなのかな?
    どれだけ人がクズの溜まり場でも駄目なのかな?
  179. 337 : : 2018/01/06(土) 19:50:44
    最高ーー
  180. 338 : : 2018/01/07(日) 04:08:15
    長いけど飽きなかった!めっちゃ神作!!!!!!
  181. 339 : : 2018/02/24(土) 21:11:49
    ケニーどこ行った
  182. 340 : : 2018/03/13(火) 05:23:01
    ゲスいやつは、牢屋行きだ‼️
    ゲスみんwww.
  183. 341 : : 2018/03/26(月) 12:47:37
    4545454545454545454545454545454545454545あ
  184. 342 : : 2018/05/19(土) 04:20:29
    最初のエレンが仲間以外の人類を殺すという設定はどこへ?
    後、エレンとリヴァイ達が昔馴染みのような伏線も結局放置ですか?
  185. 343 : : 2018/08/18(土) 16:56:27
    エレン 最高そして クリスタ.....妬ましい
  186. 344 : : 2018/10/25(木) 00:26:47
    342、それは俺も同感それと、ジャンが何故かいい人になってる
  187. 345 : : 2019/01/30(水) 13:46:54
    神作だった(/▽\)♪
  188. 346 : : 2019/03/30(土) 22:27:28
    この話めっちゃ面白かった!仲間以外殺すっていう設定無くなってて「あれ?」と思ったけど無事完結して良かったー!
  189. 347 : : 2019/12/04(水) 22:40:05
    私は思う。本当にクズみたいな奴ら(クズミン)に、クズ野郎と言っては駄目なのだろうか?




    そんなの綺麗ごとだ!!!!!!!!
    クズにはクズと言ってやらなくてはいけない!
    教育しなくてはいけない!
    だから、アルミンはクズと言っていい。
    (なに言ってんだ?こいつ)
    長文失礼しました。m(_ _)m すみません
  190. 348 : : 2020/04/28(火) 04:43:26
    これからの進撃の巨人本作どー見ていいかわからんなってきた笑笑
    でも面白い笑本作よりも…笑笑
  191. 349 : : 2020/10/06(火) 13:59:01
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=38

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fu-ya

進撃の狩人

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