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七味「七味千秋です」プロローグ
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- 1 : 2015/07/04(土) 00:30:22 :
- その学園は―
都会にそびえ立っていた―
そして俺は意識を失った―
なにがそしてなんだ―
で―
日向「ここはどこなんだ?キミたちはいったい誰なんだ?」
十神「十神白夜」
花村「花村輝々」
小泉「小泉真昼」
辺古山「辺古山ペコ」
西園寺「西園寺日寄子」
澪田「澪田唯吹」
罪木「罪木蜜柑」
弐大「弐大猫丸」
田中「田中眼蛇夢」
狛枝「狛枝凪斗」
左右田「左右田和一」
九頭龍「九頭龍冬彦」
ソニア「ソニア・ネヴァーマインド」
終里「終里赤音」
日向「わかった。」
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- 2 : 2015/07/04(土) 00:30:58 :
- 自己紹介も済んだところで状況を整理しておこう。
俺は学校に足を踏み出したと思ったら教室で気を失っていた。
何を言っ……
言ったら負けな気がする。
そんな事考えてるうちに何か動きがあったみたいだ。
白いウサギ「あ、アレ……?」
左右田「ぬいぐるみが喋った……」
小泉「ていうかアンタどこから湧いたのよ!」
白いウサギ「あうう……すみまちぇん……あちしはウサミ。ミラクルウサミでちゅ。」
九頭龍「質問の答えになってねーよ……」
ウサミ「はわわ……そ……それで、その、あちしはミナサンの先生なんでちゅがそれは置いといて……七海さん知りまちぇん?」
花村「えっと……先生って?どういうこと?」
辺古山「今置いた話の方が重要じゃないのか?」
西園寺「えー?こんな醜い白豚が先生とかキモーい」
十神「俺の方を見るな」
誰も見てないぞ……
日向「で……七海って誰だ?」
ウサミ「えーと……アナタたち新入生は16人のはずなんでちゅけどぉ……」
弐大「無……確かにワシらは全員で15人じゃのう……」
ソニア「ここに来る途中で迷子になった……とか?」
罪木「で、でもぉ……ここまで来る過程を覚えてる人は……いないって話でしたよねぇ……す、すみませぇえぇん……出しゃばって……」
そんな話……してないぞ……
俺が寝てる間に色々あったみたいだ
終里「じゃあその波ってやつを探しに行こーぜ!」
狛枝「七海さんね……」
ウサミ「ありがとうございまちゅ。じゃあ教室取り壊しまちゅね。(キュルリン)(バタン)ハイジャバウォック。レッツエンジョイ修学旅行でちゅ」
日向「ちょっと待て」
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- 3 : 2015/07/04(土) 00:31:23 :
- それからなんやかんやあって
皆で島を見学して
ウサミからお呼びがかかった
ウサミ「スク水でちゅ。サービスシーンでちゅ。ついでにキーホルダーもあげるでちゅ」
西園寺「いらない」
狛枝「場面がわかりにくいよ」
ウサミ「原作やればいいでちゅよ!」プンプン
なんかヤケになってないか……?
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- 4 : 2015/07/04(土) 00:32:18 :
- 花村「ねえ!日焼け止めクリーム塗って欲しい人!」
弐大「応ッ!頼むぞ!」
左右田「ざまぁwww」
花村「喜んで塗るよ!ぼくはバイだからね」
みたいなやり取りが原作にあったよな……
……俺は何を言ってるんだ?
まるで皆のことを前から知っているような……
あれ……
あれ……?
狛枝「ねぇ……大丈夫……?」
ん、あれ…………?ここって……レストラン……?
小泉「あ、やっと気付いた?」
日向「俺、どうしたんだ……?」
十神「海で急に倒れたんだ。『原作プレイ済み推奨…………』とかなんとか言いながらな」
罪木「えっとぉ……ですね……熱もないので……多分、疲れたんじゃないかと……」
日向「そうか……」
狛枝「さて、日向クンも目を覚ましたところで、これからのことを話し合おうか」
ソニア「全員集まってないのが少し残念ですが……」
辺古山「……九頭龍は超高校級の極道だからな。私達とは違うのだろう。」
左右田「馴れ合いなんか反吐が出るぜ……とか言ってたしな……」
日向「で、これからって何の事だ?」
狛枝「実はあの後……」
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- 5 : 2015/07/04(土) 00:32:51 :
- 日向「つまり、モノクマとかいうクマが現れてウサミがモノミにされたんだな。」
日向「で、ドッキドキ修学旅行はコロシアイ修学旅行になったわけだな」
狛枝「説明ありがとう。」
十神「……さて、ここに誰かを殺そうなんて思っている奴はいないな?」
……名乗り出る奴がいるわけなかった。
しばらく静寂が続き……
花村「ねえ、ご飯できたよ!」
静寂が破られた。
左右田「ん、鍋……?おかゆか?オメーそんなのも作るのか」
花村「勘違いしないでほしいな!都会的じゃない料理だってぼくは得意だよ?日向くん具合が悪いのかと思っておかゆにしたんだけど……普通の料理でよかったね」
西園寺「こんなクソ暑いのにおかゆとかふざけんじゃねーよバーカ!」
花村「もっとなじって!」
西園寺「キモっ(小声)」
終里「なぁ……食っていいかこれ?オレ腹減っちまってよ……」ハッハッ
田中「下品な女だ……」
花村「もちろん!さぁ、取り分けて!」
……同じ釜の飯を食うってわけか
十神「おい待て。それに毒なんて入っていないだろうな?」
花村「えええっ!?なんでぇ!?」
十神「誰かを殺せば…………わかってるよな?」
花村「そんな!料理人の誇りにかけて、料理に毒なんて入れないよ!むしろ薬を入れるよ!薬味とか!ほら!刻みネギとか!」
終里「おい、もうなくなっちまったぞ?」
花村「あっれぇー!?」
十神「……毒は入ってないようだな。ならいい。もう一度作ってこい」
花村「う、うん……」
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- 6 : 2015/07/04(土) 00:33:26 :
- 花村「おまたせ。特大のおかゆだよ!」
西園寺「バカじゃねえの!?」
小泉「まぁまぁ……」
弐大「さて、食うかのお!」
日向「ところで……さっきから喋ってない奴がいる気がするんだが」
狛枝「澪田さんのこと?澪田さんならそこで寝てるよ」
澪田「風邪ひきコンコン……だいじょうぶ……? 微熱?高熱?インフルエンザ……知恵熱だったらうれしい……な……」zzz
左右田「なんで嬉しいんだよ!」
辺古山「これは寝言なのか……?」
ソニア「これがジャパニーズ声優ネタですね!」
澪田「おんじょろげ…………ハッ!ここはレストランっすね!」
田中「目覚めたか……音楽の女神よ」
澪田「そして……この匂いはおかゆっすね!七味かけて食べるっすよ!」
花村「七味?……せっかくのぼくの料理にそんな安物を……」
澪田「どばーっ!どさどさーっ!」ドバー
花村「あっれぇー!?」
弐大「お、おい……鍋の中が真っ赤になっとるぞ……」
辺古山「かけすぎ、だな」
終里「なぁ、もう食っていいか?」
左右田「一回目の時オメー以外食べてないんだから少し待てよ!」
「…………ふああああ」
ん?
十神「おい花村。鍋から声がしたぞ」
日向「十神にも聞こえたのか!?」
左右田「ま、まさかオレ以外にも聞こえてたのかあの声!?」
「ん……熱いなぁ……」
日向「……気のせいじゃないよな」
気付いたら全員で鍋を覗いていた。
「そんなに見られると恥ずかしいな……」
花村「あ、あれあれ……ぼくの欲望が遂に料理に命を宿したのかな……?」
「そんなのじゃないよ!」プンプン
七味「私は七味 千秋でーす。超高校級の調味料でーす。趣味は料理にかかることでーす。オールジャンルで行けまーす。」
な、なんだこりゃ……
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- 7 : 2015/07/04(土) 00:59:33 :
- 左右田「七味千秋だぁ……?だっ、大体っ、普通は
七味 だろ?七味 とは読まねーよ!」
ソニア「そんなことはありませんよ。日本人と違い、『いちみ』と『しちみ』では区別がしにくい事から、海外では『ななみ』とローマ字で書いてあるんですよ」
左右田「凄いですね……ソニアさんと呼ばせてください……」
ソニア「よきにはからえ!」
七味「私が言うのもなんだけど、早く食べないと冷めちゃうよ?」
終里「そうだよな!いただきm「待たんかい。」
終里「最上もがもが……」
弐大「……七味と言ったか。お前さんは……生命体なのか?そもそもどれが身体なんじゃ?」
七味「うーん、そうだなぁ……香辛料ひと粒ひと粒が私で、意識を共有してるんだよ」
弐大「????」
七味「細かいことは考えちゃダメだよー。」
弐大「あ、あぁ……」
澪田「頭パンクしそうっすよ……」
七味「ちなみに、まだまだ食糧庫に私はいるから鍋の私を食べても何も問題ないよー。」
小泉「そうなんだ……」
日向「……っていうか『ななみ』って、ウサミ……いやモノミか。モノミが探してた生徒……だよな?」
左右田「薄々そんな気はしたけどさすがに調味料が生徒はないだろ……」
花村「ねぇ、何で皆七味 が喋ってる事を受け入れてるの?」
辺古山「安心しろ。私も混乱している。」
花村「そうは見えないけど……」
辺古山「ふんどし!」
花村「あぁ、混乱してるね……」
俺はどうしたらいいんだ?
食べていいんだよな?
この花澤香菜みたいな声の七味 ……じゃなくて七味 を。
いいんだよな?
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- 8 : 2015/07/07(火) 03:48:25 :
- 日向「……とりあえず食うか」
花村「女の子を食べるなんて日向くんもやらしいねえ……むふふ」
日向「なんでそうなるんだよ!大体七味を食べなくてどうするんだよ!」
十神「なかなか美味いぞ」ハフハフ
左右田「少しは皆のこと待てよ……」
終里「あーっ!ずりーぞ!オレにも食わせろ!」バッ!
左右田「落ち着けよ!いいから落ち着けよ!」
西園寺「なんなのこれ……」
小泉「わかんないよ……」
その時、下から誰かの足音が聞こえてきた。
九頭龍「騒がしいから来てみたら……なんだよこの騒ぎは。うるせーぞ」
辺古山「あ、ぼっc……」
ソニア「ぼっ?」
辺古山「あ、いやその……ぼっち乙。ぼっち乙だ。」
九頭龍「…………この騒ぎはなんなんだ?」
花村「七味が喋ったんだよ」
九頭龍「……は?」
花村「ほら。鍋覗いて見なよ」
かったりーな……みたいな顔をして九頭龍が鍋を覗いた。
……それにしてもおかゆは美味しい。
七味「初めまして。キミが九頭龍くん?」
九頭龍「!?」
九頭龍「だ、誰の腹話術だゴルァ!」
七味「そんなんじゃないよー。私は七味千秋だもん。それ以上でもそれ以下でもないよ?」
澪田「細かい事はいいから冬彦ちゃんも千秋ちゃん食べるっすよ!ホラホラホラホラ!」グイグイ
九頭龍「なんで喋る料理なんか食わなきゃなんねえんだよ!」ダッ!
田中「逃げたか……フン」
全速力で逃げて行ったな……
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- 9 : 2015/07/07(火) 03:49:55 :
- それから俺たちは七味ごと料理を食べた。
小泉は「ちょっと無理かな……」って言って西園寺と一緒にロケパン……ロケットパンチマーケットに買い物に行った。
ロケットパンチマーケット
西園寺「……あ、グミだ!」
小泉「グミ?」
西園寺「いやなんでもないし……」
小泉「そう?…………うーん、お菓子とかジュース以外では野菜とかしかないな……料理するしかないか」
西園寺「小泉おねぇ料理できるの?」
小泉「まぁ、多少は……ね。お母さんは家にほとんどいないし、お父さんは頼りにならないからアタシが家事やらなきゃならないし」
西園寺「ふーん……」
七味「小泉さんも大変なんだね……」
小泉「ひいっ!?」ガタッ
西園寺「ど、どこだ七味 女!」
七味「七味 だってば。小泉さんの後ろの棚の上から二段目にいるよー。レストランの台所のストック切れちゃったから持ってってくれると嬉しいな」
小泉「わ、わかった……」
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- 10 : 2015/07/08(水) 09:20:22 :
- 外
小泉「……アンタさ、何者なの?」ガサガサ
七味「何物かって?……うーん」
西園寺(物だとは自覚してるんだ……)
七味「なんなんだろうね……人間じゃないのは間違いないけど……」
西園寺「……あのモノクマの仲間?」
七味「モノクマ……?何かな?それ。」
西園寺「とぼけんなって!ぶん殴るぞ!?」
小泉「落ち着いてって日寄子ちゃん……大体七味のどこを殴るの。」
西園寺「う……じゃ、じゃあぷちって潰して……」
小泉「何粒あると思ってるの。」
西園寺「…………」
七味「……一応、私も消化されたら意識は行かないけどね」
小泉「意識が……行くって何なの?」
七味「スワッパーってゲームは知ってる?」
西園寺「何それ。」
THE SWAPPER
└フィンランドのヘルシンキにあるFacepalm Games社の作った、2D探索パズルアクションである。ググろう。
七味「それは自分のクローンを作り出して、それに操作を切り替える「スワップ」を駆使して無人の宇宙ステーションを探索するゲームなんだけど……そんな感じで、私も一粒一粒に意識を移動させれるんだよね」
小泉「……つまり、七味全部が自分で、七味全部が自分じゃないってこと?」
七味「そうなるかな。」
西園寺「うわ……すごい説明パートくさい……」
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- 11 : 2015/07/15(水) 17:15:02 :
- 小泉たちが大量の七味を持って戻ってくる頃には、俺たちはレストランの片付けを終えていた。
そしてコテージへと戻った……
日向「それにしても……俺だけモノクマとやらに会って無いからいまいちコロシアイとかピンと来ないんだよな……」
七味「私もだよ。」
日向「!?……ど、どこだ?七味……」
七味「歯に挟まってるよー?ちゃんと歯磨きしたー?」
日向「忘れてた……」
と、その時……
ピンポンパンポーーン……
モニターに白黒のクマが映し出された……!
本当に……始まっていたのか……!
コロシアイ修学旅行ッッ!!!!
七味「七味千秋です」プロローグ
END
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- 12 : 2015/07/15(水) 17:27:46 :
- 次回予告
♪ 絶望性:ヒーロー治療薬(off vocal)
「パーティーをするぞ。」
「こんなこともあろうかとくじを作ってきたんだ」
「使い回しかよ!」
「飯を食う手が止まらねえよ……」
「真っ暗だよ!もうお先真っ暗だよ!」
「…………これは予想外だったな」
次回
七味「七味千秋です」Chapter 1
【Where is the party?】
ご期待下さい
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- 13 : 2015/07/15(水) 17:30:38 :
- 期待します
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- 14 : 2015/07/15(水) 17:33:46 :
- >>13
ありがとうございます!
ただこのシリーズは書き溜めが済んでから再開する予定なのです。
皆!待っててね!(激寒)
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- 15 : 2023/07/12(水) 19:15:23 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
toyama3190
oppai_jirou
catlinlove
sukebe_erotarou
errenlove
cherryboy
momoyamanaoki
16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
unko_chinchin
shoheikingdom
mikasatosex
unko
pantie_ero_sex
unko
http://www.ssnote.net/archives/90992
アカウントの譲渡について
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654
36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
超高校級の調味料シリーズ シリーズ
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