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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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東方照鬼葬〜Prologue〜

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  1. 1 : : 2015/06/24(水) 16:41:36
    今回が初投稿になります。
  2. 2 : : 2015/06/24(水) 16:46:19
    〜注意書き〜

    ・スレ主東方にわか。

    ・文章力皆無。

    ・シリアス

    ・血の表現あり

    以上の事を理解した上で拝見お願いします
  3. 3 : : 2015/06/24(水) 16:54:21
    絶望という水が無い限り
    希望という名の種は芽生えぬ



    ──────────


    倒壊した建造物の群、あちこちに広がる地の溜まり、そこら中に広がる無惨な死体達。死体は幾重にも重なり山になっている。

    とある者の身体は引きちぎられたような痕がある、又ある者は体を爆破されたのように肉片を飛び散らせている、また原型を留めておらず唯の肉塊になっているのもある。

    そしてその死体の山の頂点に立つ人物がいた、少々小柄な体躯、目深く被ったフード、中性的な顔立ちで少女とも見間違えそうな顔、うなじにかかる程の銀髪に碧色の瞳、瞳は光は失われ、まるで闇のように深く、暗い瞳。

    足首に届く程長い純白のコートに純白のマントを羽織っている。
    そして服には至る所に返り血が飛び散っている。


    少年は群れを探す獣。


    少年もまた一人の人間。
    少年は一人、渇望していた。
    『仲間』という存在を。


    少年は異様な容姿、異様な力を持っていた。
    それ故に人々から恐れられた。
    少年と関わろうとする者は居なかった。

    少年はいつも1人、四六時中いつでも1人。
    少年は人々を羨んでいた。
    弱い奴はいつでも群れている事が出来る。

    どんなに弱くとも、仲間という支えがあり、そして同時に仲間とは己を鍛えあげる為の競い合える相手でもある。
    だが少年には『仲間』と呼べる者が居なかった。
    少年は、群れることの出来ない一匹狼。

    支えとなる仲間も居なければ競い合える仲間も居ない。
    少年はある決断に至った。
    自分と対等の力を持つ者を見つける為、少年は殺戮を行った。

    少年は元々、争い事は好まなかった。
    何故彼が殺戮を行ったか、至極単純。彼の仲間が欲しいという願いが争いを起こしたくないという気持ちを上回ったからである。

    そして人類の半数程の人間達を殺した所で、少年は諦めた。

    この世界に少年と対等の力を持つものは居ない。
    だが少年の渇きが潤うことは無かった。
    『仲間』が欲しい、という願いは強くなる。


    「仲間が欲しい……仲間が…欲しいよ…もう、1人は…嫌だから」


    「1人は…辛いよ………」


    「誰でもいい…誰でもいいから…だから……だから────!」


    「僕を…助けてくれ…!!」


    張り裂けんばかりの声で叫ぶ、その声に応える者はいない。

    そのとき空が割れ、幾つもの光が降り注ぎ倒壊した街を照らす。
    天から降り注ぐ光が少年を包む。
    その光は少年を包み込んだまま溶けるかのように消えた。
    そこに少年の姿は無かった。















    少年は知らない世界で1人、目覚めた。
    見知らぬ世界で目覚めた少年は周囲を確認する。
    周囲にはよく育った大木の群れが広がっている。
    そして周囲に人の気配を感じない。

    また一人だ、また孤独の日々を過ごさなければならないのか。
    嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……。

    少年はドス黒い感情に包まれる、目は生気を失い、肌は雪の如く白くなってゆく。

    壊せ、壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ壊せ。
    こんな世界に終止符を打つんだ、そうすればお前は解放される。
    もう悲しくて済む、こんな腐った世界を変えるんだ。
    俺たちを消したあいつらに復讐するんだ。

    自分の内側から発せられる黒い感情に少年は飲み込まれ意識は深い闇の中へと落ちた。
  4. 4 : : 2015/06/24(水) 17:46:15
    「…ふぅ〜…はむ」

    紅白色の巫女服に身を包んだ少女はこたつに入ったままお茶をすすり、卓袱台に置いてあるみかんを一つ手に取り口の中に放り込む。

    「よう霊夢ぅ〜…って何やってんだ」

    「いらんしゃい魔理沙、何って…見れば分かるじゃない」

    「…」

    腰まで届きそうな金髪、三角帽子を被った少女──魔理沙はギリリと歯軋りをする。

    何故魔理沙が腹を立てているのか、それは巫女服を着た少女──霊夢に対してだ。霊夢は本来なら異変解決、妖怪退治を行う博麗神社の当主だからだ。

    「この幻想郷中を包む霧!飛ばなきゃ全く日が差してこない程の濃霧!これは異変だ!イ・へ・ン!!」

    「別に私達に害は無いんだらいいでしょう?」

    「そういう問題じゃない!異変解決、妖怪退治が巫女の仕事だろ!?」

    「……」

    巫女はズズッっとお茶を一口飲み、コトンと湯呑みを置きふぅーと息を吐く。

    間を置き魔理沙を半目で見つめ言葉を紡ぎ出す。

    「いい?魔理沙、原因も分からないのよ?そんなの探すだけ無駄よ」

    「ぐぬぬ…」

    「ああそうかよ!そう言うならこの異変私が解決してやる!後から出てきて「異変でした、テヘッ☆」とか言うなよ!」

    魔理沙は身を翻し、箒に跨り空を飛んでゆく。
    いかにも魔法使い、といった感じだ。

    霊夢は魔理沙が閉め忘れた障子をパタンと閉め、コタツに潜り込む。
  5. 5 : : 2015/06/24(水) 19:06:43
    「…」

    魔理沙は一人悩んでいた。
    勢いよく飛び出してきたはいいが、原因の妖怪がどこにいるのか、本当に妖怪の仕業かわからない。

    「取り敢えず情報収集でもするか」

    「ブン屋辺りに行けば何か知ってるはすだ」








    情報収集で得た情報を頼りに目的の場所に目指す魔理沙。

    「ここら辺のはずだが…いかんせん霧のせいで全然見えないな」

    取り敢えず地に降りる、霧が濃く辺りに何があるのか全然見えない。
    突如、濃い霧の中にシルエットが映る。

    身長は大体160cm程、他に突出している部分はない。
    シルエットだけを見れば人間、だがこんな異変を起こした張本人、角でも何か生えてるんだろうと心の中で結論付けた魔理沙。

    霧が晴れる、相手の姿が目に映る。

    「…なっ……!?」

    あまりの驚愕に生唾を飲む。
    魔理沙の目に映る相手の姿、フードを被り、顔は分からないが見るからに人間。
    うっすら見える口の口角が上がる。
    魔理沙の本能が危険信号を出し、素早く身を翻し飛ぼうとする──だが。

    「ぼく、日差シがニガテなんダよね」

    身を翻した先に不敵な笑みを浮かべる少年の姿がある。
    フードが取られ、顔の全貌が見える。
    少年は光の無い瞳で、魔理沙を睨む。

    「…さようなら」

    少年の放つ手刀が魔理沙の首を狙う。
    その狙いに狂いはなく確実に魔理沙の首を捉えていた。


    ドォッ

    鮮血が華を咲かせ──散る。


  6. 6 : : 2015/06/24(水) 19:07:10
    えーと…取り敢えずプロローグはこれで終わりです。
    アトバイス等あればお願いします。
  7. 7 : : 2015/06/26(金) 01:20:44
    誤字脱字に気を付けてみ。あと、カギカッコの前にキャラの名前入れてみれば?
  8. 8 : : 2015/06/26(金) 22:37:37
    >>7ご指摘ありがとうございます。
    やり方に関しては検討させてもらいます
  9. 9 : : 2015/07/20(月) 19:27:19
    続きが読みたくなる文章ですね!
    描写も丁寧ですし、面白いです。

    書き方は誤字脱字に気をつければ後は全然良いと思いますよ。
  10. 10 : : 2015/07/20(月) 23:15:23
    >>9ご指摘ありがとうございます!
    そう言ってもらえるととても嬉しいです
    誤字脱字は気をつけます
  11. 11 : : 2016/11/22(火) 20:28:10
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