リヴァイ「…狼系男子と」エレン「犬系?男子と」クリスタ「う、兎系…女子…?」
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- 1 : 2015/06/09(火) 20:04:02 :
- 初めまして!カイともうします!
注意事項
その1、キャラ崩壊です
その2、作者は文才力がありません!
そんなの別に良いよと言うお方はお読みください!
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- 2 : 2015/06/09(火) 20:11:19 :
- 期待です
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- 3 : 2015/06/09(火) 21:13:19 :
- 期待!
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- 4 : 2015/06/09(火) 21:16:43 :
- 期待
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- 5 : 2015/06/09(火) 21:17:14 :
教官「おい貴様」
モブ「ハッ!」
教官「貴様は何者だ!」
モブ「トロスト区出身!○○・○○です!」
教官「○○!貴様はなにしに来た!」
教官さん怖いよぉ~!、人の役に立つ為に来たけど……やっぱり止めた方が良かったかなぁ~?
??「ハフハフ」
お、お芋だ!いいなぁ~
芋を食べているポニーテールの女の子を見ていると、目線に気づいたのかこちらを向いた。
??「ん?」
あっ!こっち見た!
「ッ!」フイ
それに焦り、急いで顔をそらすと
つんつん
肩をつつかれた。それにビクッとしながらも、ゆっくりとつつかれた方向に振り返る。振り返るとそこには、先ほどまで芋を食べていたポニーテールの女の子だった。
??「あの、さっき見てましたよね?もしかして、お芋ほしいんですか?」
??「!!…」コク
頷くと、ポニーテールの女の子は芋を半分に分けて、「はい」っとくれた。
サシャ「私はサシャ・ブラウスです。あなたの名前は?」
サシャと名乗る女の子は、芋を食べながら名前を聞いてきた。
クリスタ「……クリスタ・レンズ…」
小声でそう言うと、「ではクリスタ、お友達になりましょう」っとにこっと笑って言ってきたので、クリスタも「…うん…!」っと少しにこっと笑い返した。そんな微笑ましい光景も、一人の鬼によって破壊された。
教官「おい貴様等」
サシャ「ん?」
クリスタ「ッ!」
クリスタは教官の存在に気づき怯えた。一方サシャは教官の存在に気づかず、呑気に芋を幸せそうに食べていた。そんなサシャにクリスタはクイックイッっと服を引っ張った。「何ですか?」っと聞こうとしたが「ゴッホン!」と言う咳払いをした声で、ようやく教官の存在に気づいたサシャだった。
教官「貴様等は何者だ?」
ゴクッ
サシャ「ダウパー村出身!サシャ・ブラウスです!」
クリスタ「ト、トロスト区しゅ、出身、クリスタ・レンズです!」
教官「そうか、ではブラウス、レンズ。貴様等の手に持っている物はなんだ?」
その言葉に、クリスタは顔を青くさせ、サシャはなんだ、そんな事か…と言うような顔をした。
サシャ「それは、何故人が芋を食べるのか、と言うことですか?」
その言葉にクリスタは青い顔を更に青くさせ、他の訓練兵達も(こいつ、アホだ…)と言う顔をしながら、その様子を息を呑みながら見ていた。
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- 8 : 2015/06/10(水) 00:32:12 :
サシャ「ハァ、ハァ…」
クリスタ「ハァ…辛い…」
あの後、二人は教官に死ぬまで走ったこいと言われ、今に当たる。サシャの場合、走ってこいと言われた時より、飯抜きと言われた方がよっぽどつらかったのか、絶望的な顔をしていた。
クリスタ「…サシャ…ハァ、…もう、走れない、よ…」
サシャ「ハァ、私も…です…」
バタッ
二人はなんとか寮の前までにはたどり着いた。
「もっと、美味しいもの…食べたかった…」っと言うと、サシャはバタッと倒れた。それにクリスタは「…サシャ…死んじゃ駄目だよ…」っとぽろぽろと目から涙をこぼしながらサシャの体を揺さぶった
すると、
??「お前、そんな所でなにしてるんだ?」
クリスタ「ッ!」ビクッ
クリスタは突然の声に驚き、思わずサシャの服をギュッと握りしめた。声のした方向へ顔を向けると、そこにはパンを一つ持った、そばかすの女の子が立っていた。
クリスタ(この人、怖そうだな…)
パンの匂いを嗅ぎつけたサシャが突然起き上がり、「パァァァン!!」と叫びながらパンに食らいつこうとしたが、そばかすの女の子が「お前のじゃねーよ」と言うと、パンを上に上げ、サシャからパンを守った。
そばかすの女の子は「ほらよ」っと言うと、クリスタにパンを投げた。それをクリスタは見事にキャッチした。
クリスタ「…これ‥」
??「お前の分、残しといてやったんだよ」
クリスタ「…あり、がとう」
クリスタはぺこりと頭を下げると、お腹が減って倒れているサシャの元へと行った。
クリスタ「…サシャ、パン……」
クリスタはパンを半分に千切り、サシャの口元へ持って行った。すると
サシャ「パァァァン!!」
クリスタ「きゃっ!」
ガブッ
なんとサシャはパンを丸呑みにしてしまった。
サシャ「クリスタ、あなたが神ですか?!」
サシャはクリスタの肩を持ち、ゆさゆさと揺さぶった。
サシャ「あぁ!クリスタ!救って頂いた代わりになんでも言うこと聞きます!」
クリスタ「…じゃあ…頭……なでなで…して……?」
「それだけで良いんですか!?」っとサシャが聞くとクリスタはコクリと頷いた。
サシャ「そんなのお安いごようですよ!」
なでなで
サシャはクリスタの頭を優しく撫でた。するとクリスタは目を瞑り、嬉しそうにしていた。
サシャ「いや~なんか、癒やされますねぇ~」
クリスタ「えへへ、もっと撫でて」
実に微笑ましい光景である。しかし、一人空気にされている人物が居た。それは
??「おいこら!てめぇら二人だけの雰囲気作ってんじゃねーよ!」
そばかすの女の子が怒鳴ると、ビクッ体を震わせてサシャの背中に隠れたクリスタ。
サシャ「ちょっとークリスタを怖がらせないでくださいよー、えぇ~と……」
ユミル「ユミルだ」
サシャ「ユミルー!」
ユミル「あっ!?てめぇらが勝手に二人だけの世界作りだしてあたしを空気にするからいけないんだろ!」
サシャ「そんなことありません!」
ユミル「ある!」
サシャ「ありません!」
ユミル「ある!」
「ありませ「あぁ、もう良い!もう消灯時間になるから早く寮の中に入れ!」
「あーパンなんて届けなきゃ良かった」などとぶつぶつ言っているユミルを無視し、二人で寮の中に入っていった。
ユミル「あっ!ちょってめーらあたしを置いてくんじゃ──「ユミル訓練兵?消灯時間は過ぎている。それなのに何をやっている?」
ユミル「…」
教官「消灯時間を過ぎているのに外に出ていると言う事はよっぽどの理由があるんだな?その話、じっくり教官室で聞かせてもらおうか」
ユミル(くそ、あいつ等!覚えとけよ!)
その後朝までながーい説教を食らったユミルだった。
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- 9 : 2015/06/10(水) 07:27:38 :
サシャ「…ん~…」
サシャ(何でだろう…もの凄くいい匂いがする。…それに柔らかい……ん?柔らかい?)
バサッ
サシャは謎の柔らかくいい匂いのする物に、急いで起きた。自分に掛かっていた掛け布団が一部膨れ上がって居る。
サシャはそれが何なのか確かめるべく、勇気を出して掛け布団をめくった。すると、出てきたのは丸くなって寝ているクリスタだった。
サシャ「なっ!クリスタ!?」
サシャは驚きでつい大声を出してしまった。その声で寝ていたルームメイトの一人が起きてしまった。
ミカサ「サシャ、うるさい。まだ皆寝ている。ので、静かにするべき」
ルームメイトの一人であるミカサが、大声を出したサシャに注意した。
サシャ「そりゃ、大声も出しますよ!…だって」
「起きたらこうですよ?」っとミカサを自分のベッドに連れてきて、見せた。
ミカサ「この子は、クリスタ?」
サシャ「はい。起きたら何故かクリスタが私のベッドに…」
サシャ「クリスタ~起きてくださ~い」
サシャはぺちぺちとクリスタの頬を優しく叩いた。
クリスタ「…んぅ~……サシャ?……おはよう…」
クリスタはまだ眠いのか、目が開いていなかった。
クリスタ「サシャー」
クリスタはサシャの腰に抱きついた。
サシャ「何ですか?」
クリスタ「頭撫でて~」
サシャが頭を優しく撫でると、「えへへ」っと笑った。
ミカサ「…サシャ」
サシャは「なんですか?」と答えると、「私もクリスタの頭を撫でさせて欲しい」と言ってきた。
サシャ「良いですよ!クリスタ、ミカサがクリスタの頭を撫でたいって言っているので頭を撫でさせても良いですか?」
クリスタ「うん!」
ミカサ「…」
なでなで
クリスタ「えへへ、なでなで嬉しいな~!」
ミカサシャ(キュン)
ポタ…ポタ…
サシャ「ミカサ。鼻から血出てますよ」
ミカサ「サシャ。あなたも出ている」
クリスタ「ミカサ、サシャ!鼻から血が出てるよ!」
その後、騒がしい声で起きた他のルームメイトにも可愛がられたクリスタだった
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- 10 : 2015/06/10(水) 15:52:16 :
食堂
クリスタ「サシャ…どこで食べる?」
サシャ「そうですね~…あっ!ミカサの隣が空いてますよ!」
「ミカサ~!」と言いながら走って行くサシャに、「サシャ!待ってよ~!」と半泣きになりながらサシャの後を追いかけた。クリスタの半泣き姿を見ていた男子達は鼻血をだしながら(心の中で)語った。「あれは人間ではない。女神と小動物が合体した究極の生き物だ」と。
クリスタ「サシャ~!私をおいていかないでよ~!」
サシャ「あっ、クリスタ!置いていってすみません!」
「も~頭撫でてあげますから、機嫌直してください」と言い頭を撫でると「うん、許す」と言った。
サシャ「あっ!ミカサ!すみませんが隣よろしいですか?」
「私達席が無くて…」と言うと「別に良い。ただし、クリスタは私の隣」と言った。
サシャ「わかりました!」
クリスタはミカサの隣に座り、サシャはクリスタの隣に座った。
??「ミカサ、こいつら知り合いか?」
一人の男の子がミカサに聞くと、「うん。今日知り合った」と答えた。
サシャ「ミカサ。この人達は?」
ミカサ「紹介しよう。金髪はアルミン、そして私の隣に座って居るのがエレン。二人共私の幼馴染み」
サシャ「エレンとアルミンですね!私はサシャって言います!」
クリスタ「……クリスタ…です…」
クリスタはミカサの影に隠れながら自己紹介した。
アルミン「よろしくね!サシャ、クリスタ!」
アルミンは二人に握手を求めた。サシャは「よろしくお願いします!」とアルミンと握手した。しかし、クリスタはミカサのに隠れながら手を出し、「…よろ、しく…」と小さな声で言った。
その様子に、104期の男子(ーエレン)はその位置変われっと言うような顔をしていた。
ミカサ「クリスタ、サシャ、早く食べなければ遅刻する。エレンとアルミンも」
ミカサが注意するとエレンは「分かってるよ!」と言い、アルミンは「うん」、クリスタは「分かった」、サシャは「あぁ!もうそんな時間に…!」と皆様々な言葉を口に出し、急いで残っている食事を食べた。
クリスタ「…んっ…サシャ、ミカサ、食べた」
一番遅れていたクリスタが食べた終わると、クリスタが食べ終わるまで待っていたミカサ、サシャ、アルミン、エレンは席を立った。
エレン「ほら、早くしないと訓練に遅れるぞ」
クリスタ「うん」
クリスタ(男の人は苦手だけど、エレンは平気だな…なんでだろ?)
クリスタは歩きながらそんな事を考えていた。
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- 11 : 2015/06/10(水) 16:45:31 :
- 期待です!
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- 12 : 2015/06/10(水) 16:54:01 :
- 期待!
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- 13 : 2015/06/10(水) 17:38:09 :
- 期待です!
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- 15 : 2015/06/11(木) 14:15:41 :
対人格闘
クリスタ「…あっ、サ─「コニー!組みましょう!」
サシャに声を掛けようとしたが、サシャはコニーのと組むらしく、コニーの所へ行ってしまった。
クリスタ「……あっ、ミカ─「アニ、誰も組む人が居ない。ので、私と組んで」
ミカサまでもが行ってしまい、涙目になるクリスタ。
クリスタ「ふぇぇぇ…」
クリスタの大きな目から一つ、また一つと涙が零れた。
「おい、泣いてんのか?お前」
クリスタ「ふぇ?」
後ろから声が聞こえた。振り向くと居たのはエレンだった。
エレン「なんで泣いてんだ?」
クリスタ「…だって、ヒク…ミカサも、サシャも…ヒク、誰も私に気づいてくれなかっ、たから…ヒク…」
エレン「そんなので泣くなよ」
エレンはクリスタの頬に触れて涙を拭いた。それを見ていた一部の男子は訓練を止め、エレンに「羨ましいんだよこのやろォォォ!」っと襲いかかりたい気持ちだったが、教官が見張っているため、その気持ちをなんとか押さえ込んだ。
エレン「じゃあ、俺と組むか?」
クリスタ「ぇ…良いの?」
エレン「あぁ。俺ちょうど相手居なかったし」
するとクリスタは先ほどの涙はどこへやら。満面な笑みで「うん!エレンと組む!」と言った。それを見ていた男子所か教官、女子までもが「あっ、天使や…天使がおる」と口走って、鼻血を出していた
エレン「じゃあ、俺がならず者やるよ」
クリスタ「う、うん」
エレンが「行くぞ!」っと言うとクリスタは「や、やぁぁー!」と謎の叫びをしながら構えた。
エレン「おりゃあ───ッ!」
ドサッ
エレンが短剣でクリスタに襲いかかった。しかしクリスタはそれを避けた。そしてエレンの腕を掴むと、そのまま背負い投げした。
クリスタ「え、エレン大丈夫?怪我してない?」
エレン「あぁ、平気だよ。それよりお前案外強いのな!」
クリスタ「そ、そう?」
エレン「だって男の俺を軽々と背負い投げしちまうんだからすげーよ!」
クリスタ「えへへ、ありがと、エレン」
エレン「じゃ、次はお前がならず者をやるばな」
クリスタ「うん」
クリスタは短剣を貰うと構えた。
エレン「来い!」
ダッ
クリスタはエレンに襲いかかった。しかし、エレンにアニの足技を使われ、ぐるんと一回転した。
ドサッ
クリスタ「痛った~!」
エレン「悪い悪い!」
「ほら」っと手を差し出した。エレンの手を掴み、起き上がるとクリスタは「エレンのバカぁ~!」と言いながらエレンの背中をぽかぽかと叩いた。
それを見ていた一人の体格のいい男子は「その位置変われ」っと言いかけたが、教官が物凄い顔でこちらを見ていたため止めた。
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- 16 : 2015/06/11(木) 17:00:37 :
食堂
エレン「クリスタ、一緒に食うか?」
クリスタ「良いの?」
エレン「おう。なぁ、ミカサとアルミンも良いだろ?」
ミカサ「えぇ」
アルミン「僕も良いよ!」(隣来い…隣来い…)
ミカサ「クリスタ、私の隣が空いている。ので、私の隣に座れば良い」
クリスタ「うん」
クリスタはミカサの隣の席に行こうとしたとき、エレンに腕を掴まれた。
クリスタ「?エレン?」
エレン「クリスタ、俺の隣に座れよ…」
クリスタ「?」
ミカサ「エレン、クリスタの手を離して」
ミカサはエレンに腕を捕まれてない反対の腕を掴んだ。
エレン「なんでだよ!お前が離せば良いだろ!クリスタは俺と食べるんだ!」
グイッ
クリスタ「うわっ!」
エレンはクリスタの腕を引っ張り、自分の方へ引き寄せ、クリスタを腕の中に入れた。
ミカサ「駄目、クリスタは私と食べる。ので、エレンが腕を離すべき」
グイッ
クリスタ「うわぁ!」
エレンの腕の中に居たクリスタはミカサに引っ張られると、次はミカサの腕の中に入った。
エレン「そもそも食事に誘ったのは俺だ!」
グイッ
クリスタ「きゃ!」
ミカサ「そんなの関係ない」
グイッ
クリスタ「うきゃ!」
エレミカ「ミカサ!/エレン」
エレミカ「クリスタの腕を離せよ!/離して」
ポロ…ポロ…
クリスタ「ふぇぇぇ…」
エレミカ「?!」
突然泣き出したクリスタに、二人は驚いて、手を離した。すると後ろから「何してるんですか!」と言う叫び声が聞こえた。振り向くと、腕を組んで怒っているサシャが居た。
クリスタ「さ、サシャぁ~!」
ぎゅっ
クリスタはサシャが目線に映ると、サシャの元に走り出し、抱きついた。
サシャ「クリスタ…平気ですか?」
クリスタ「大、丈夫…ヒク…」
まだ泣くクリスタに、サシャはよしよしとクリスタの頭を優しく撫でた。そして、目の前にいるミカサとエレンを見た。
サシャ「クリスタを泣かせないでください!まったく。クリスタは私達と食べますから、二人は反省してください!」
サシャはそうエレンとミカサに言うと、クリスタに行きましょう、と言って、その場を去った。
エレン「クリスタ…泣いてたな…」
ミカサ「…うん」
エレン「なんか、悪い事しちゃったな……」
ミカサ「……明日、謝ろう…」
エレン「そうだな」
その日は深く反省した二人だった。
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- 17 : 2015/06/11(木) 18:59:31 :
- 期待してるぜ
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- 18 : 2015/06/11(木) 19:51:43 :
- 期待でーす(✳‘௰‘ ✳)
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- 20 : 2015/06/11(木) 22:32:48 :
次の日
食堂
サシャ「お腹すきましたね~!クリスタ!」
クリスタ「うん」
クリスタとサシャは相変わらず手を繋いで食堂にやってきた。
エレン「クリスタ!」
クリスタ「ッ!」ビクッ
突然の声に驚き、思わずサシャの腕をぎゅっと掴んだ。それに皆は(羨ましい!なんでお前ばかり!)っと言いたかったが、そんな事を言える空気ではないので、何も言わずに見ていた。
クリスタ「エ、エレン…ミカサ…」
エレン「その、昨日はごめんな!」
エレンは頭を下げた。そしてミカサも「ごめんなさい」と頭を下げた。
エレン「怒って、るよな…」
クリスタ「…別に…良いよ」
エレン「え、」
エレンとミカサは下げていた頭を上げた。上げた二人の顔は驚きの表情だった。
クリスタ「確かに、怖かったし、痛かったけど…怒ってはないよ…」
ミカサとエレンはパァァっと顔を明るくさせクリスタに抱きついた。それを見た皆の兄貴的存在のライナーがフォークでエレンを刺そうと立ち上がるが、ライナーの隣に座っているベルトルトに止められている。
エレン「俺、お前に嫌われたかなって思ってたんだ。でも……良かった」
ミカサ「クリスタ、もう二度とあんな事はしない」
サシャ「ちょっとぉ~!何二人して私のクリスタにだきついてんですか~!」
エレミカ「あなた/お前/のじゃない!」
サシャ「私も混ぜてくださいよ~!」
そう言うとサシャもクリスタに抱きつき、先ほどまで空気扱いだったアルミンも「ぼ、僕も!」と抱きついた。
クリスタは「く、苦しいよ…」と言いながらも顔は嬉しそうだ。
そしてまたもやライナーがガタッと席を立ち上がり、「俺も!」っとクリスタに飛びつこうとしたが、またもや彼の新友兼ストッパーのベルトルトに止められた。
ミカサ「…エレン、クリスタ、サシャ、早く食べなければ訓練に遅れてしまう」
「早く食べよう」とミカサが言うと、皆クリスタから抱きつくのを止めて席についた。
サシャ「あっ!しょうひえばひゅっへましゅは?」
ミカサ「サシャ、汚い。ので、口に物を入れている時は喋らない」
ゴクン
サシャ「今日、あの人類最強のリヴァイ兵長が来るんですよ!」
エレン「リヴァイ兵長ってあの調査兵団の!?」
リヴァイ兵長と聞くと目をキラキラさせたエレン。
サシャ「はい。なんでも教官が風邪を引いたとか」
エレン「なら早く飯食わなくちゃ!クリスタ、ミカサ、アルミン!早く食って行こうぜ!」
エレンは猛スピードでパンとスープを平らげて言った。そしてミカサ、アルミンもすべて平らげたのだが、クリスタがまだ食べ終わっていなかった。
クリスタ「もう、食べれないよぉ~!」
クリスタは涙目になりながらパンをスープで飲み込んだ。後残っているのは一口サイズのパンだった。
エレン「なら俺が食べてやるよ!」
クリスタ「へ?」
エレンはクリスタが持っていたパンを取ると、それをパクっと食べた。
クリスタ「エレン!ありがとう!」
エレン「良いよ、それより早く行こうぜ!」
クリスタ「うん!」
クリスタ達は席を立ち上がり、食堂から出て行った。そしてライナーとエレンとクリスタのあの一部始終を見ていた男子達は血の涙を流していたと言う。
-
- 21 : 2015/06/11(木) 22:51:05 :
- おお!兵長待ってました!
期待です!
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- 22 : 2015/06/12(金) 06:31:27 :
- 面白いよ!期待です!
-
- 23 : 2015/06/12(金) 16:38:55 :
対人格闘
エレン「あれが人類最強のリヴァイ兵長!」
エレンはキラキラと目を輝かせながらリヴァイを見ていた。
ミカサ「…チビ」
リヴァイ「…」ピク
アルミン「ミ、ミカサ!そんな事言っちゃ駄目だよ!」
クリスタ「ひぃぃぃ!リ、リヴァイ兵長が、ち、近づいてきたよ~!」
クリスタは怖くなりミカサの腕にぎゅっと抱きついた。その様子にミカサは「大丈夫」っとクリスタの頭を撫でた。
リヴァイ「おい、今チビっつったのは誰だ」
リヴァイが喋ると、騒がしかった辺りは静かになった。
ミカサ「私ですが」
リヴァイ「お前は確か、首席のミカサ・アッカーマンか…お前には少し躾がは必要なようだ……」
リヴァイはある一点を見つめて黙った。目線の先はクリスタだった。
リヴァイ「おい、お前。名前は」
クリスタ「ク、クリスタ・レンズ…です…」
クリスタは震えながら答えた。
リヴァイ「…クリスタ。身長はいくつだ」
クリスタ「へ?」
クリスタは予想外の言葉に思わず間抜けな声が出た。
リヴァイ「…二度も言わせるな。身長はいくつだ」
クリスタ「しゃ、145cmです…」
リヴァイ「ほう」
一言そう言うと、リヴァイはクリスタに近づいた。
クリスタ(ひぃぃぃ!ち、近づいてくるよぉ~!)
リヴァイはクリスタの前でピタッと止まった。そして、クリスタの頭に手を伸ばすと
なでなで
クリスタの頭を撫でた。クリスタはリヴァイ兵長が目の前に居るのが怖くてミカサの背中に隠れようとするが、「動くな」っとリヴァイに言われピタッと止まった。
リヴァイ「…フッ、低いな…」
リヴァイはクリスタの頭を撫でながら言った。そして此処にいる皆は思った。「いや、あんたも低いよ」っと。しかし、絶対にその言葉は口に出さない。何故ならそれを言えばリヴァイにより無惨な姿になる未来が目に見えているからだ。
そして此処に来ていたリヴァイ班の皆は心の中で呟いた。(リヴァイ兵長に男性としての身長差が…!)っと。
リヴァイ兵長「…」なでなで
クリスタ「…」
リヴァイは無言でクリスタの頭を撫でる。すると、ミカサがリヴァイの手を払いのけて、クリスタを自分の腕に閉じ込めた。一方リヴァイは、頭を撫でる事を邪魔をされて不機嫌オーラを放っていた。
リヴァイ「おい、何しやがる」
リヴァイは低い声で言った。クリスタは不機嫌オーラ+低い声で気絶してしまった。気絶して倒れるクリスタの体をミカサは支えた。
ミカサ「“私”のクリスタに触らないでください」
ミカサは『私』を強調して言った。それにエレンは「お前のじゃないだろ!」っと怒ったが、リヴァイに「うるせぇ」っと一言言われ黙った。
リヴァイ「おい、ミカサと言ったか。じゃあこいつがお前のだって言う証拠でもあるのか?あぁ?」
ミカサ「クリスタは私に懐いている」
リヴァイ「…」ゴゴゴゴ
ミカサ「…」ゴゴゴゴ
両者の目から火花が散る。
リヴァイ「…お前、気にいらねぇな」ゴゴゴゴ
ミカサ「奇遇ですね、私もです」ゴゴゴゴ
ミカサが「エレン、クリスタを」っと気絶しているクリスタをエレンに預けると、ミカサとリヴァイは構えた。そして、両者が同時に動いたその時
「ねぇねぇ!何やってるの!?」
突然の声にピタッと動きを止めた二人。
皆声のした方へ振り向く。そこにいたのは茶髪をポニーテールに縛った女性だった。
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- 25 : 2015/06/13(土) 08:55:21 :
対人格闘
リヴァイ「チッ、遅ぇぞ…ハンジ」
ハンジと呼ばれた女性は、「ごめんごめん!」と言いながらミカサ達の方へ近づいてきた。
ハンジ「それよりリッヴァーイ!見てたよ~?」
ハンジはにやにやと笑いながらリヴァイに近づいた。
ハンジ「まっさかこ~んな年下にこ──グフッ!」
ハンジが何かを言おうとすると、リヴァイがハンジの腹に思いっきり蹴りを入れた。その衝撃で、遠くまで吹き飛ぶハンジ。
サシャ「あ、あの!」
リヴァイ「あぁ?」
サシャ「あの人、平気なんですか?」
サシャはちらっとハンジの方を見た。ハンジは倒れたまま動かない。
リヴァイ「平気だ」
「馬鹿は死なねぇ」
すると
ハンジ「痛ッた~!何すんだよリヴァイ!」
ハンジむくっと起き上がり、蹴られたお腹をさすりながらリヴァイに文句言った。しかし、リヴァイに反省の色はない。
リヴァイ「てめぇが余計な事言おうとしたからだろ」
するとハンジはまたにやにやしだし、「あ~やっぱりそうなんだぁ~」っと言った。それにリヴァイは「てめぇ、次は蹴らないで削ぐぞ」っと言った。
クリスタ「…んぅ…」
エレン「クリスタ!」
気絶していたクリスタがゆっくりと目を開けた。クリスタは起きあがると一人知らない人が居るのに気がついた。
ハンジ「あぁ!君がクリスタだね!」
ハンジは勢いよくクリスタに近づいた。
クリスタ「…えっ、と…」
クリスタは困ったような反応をした。
ハンジ「あっ!名前言ってなかったね!私はハンジって言うんだ!」
「よろしくね!」っと上下に激しく握手した。
ハンジ「あぁ!なんて可愛いんだ!!まるで、新種の巨人──」
リヴァミカ「な訳ねぇだろ」
ハンジ「グハッ!」
ハンジはリヴァイとミカサ、二人の蹴りを喰らい、今度こそ本当に死んでしまったか!?っと思われたが、ハンジはしばらくするとまた起き上がり、「二人共何すんのさぁ!」っと怒っていた。恐るべし、馬鹿の生命力。
ハンジ「ん?なんか馬鹿にされた気がする……まっいっか!それよりクリスタァァァ!!」
クリスタ「キャァァァァ!!」
ハンジは物凄い顔でクリスタの元へ走った。しかし、クリスタはハンジのトラウマレベルにまでなるだろう今の顔を見た瞬間、恐るべき速さで逃げた。
ハンジ「待てよ~!クリスタぁ~!」
クリスタ「ふぇぇぇ!!お、追いかけて来ないでぇぇぇ!!」
アハハ!アハハ!
イヤァァァ!
リヴァイ「ハンジ!」
リヴァイは走り、瞬時にハンジの後ろに行くとかかと落としをハンジの頭に喰らわせた。すると、バタッと倒れた。
さすがのハンジも頭にかかと落としを食らってすぐ起き上がれるほどタフじゃない。しかし、未だパニックって「イヤァァァ!」っと叫びながらクリスタは走り回って居た。
リヴァイはクリスタの所まで走り、クリスタを捕まえた。
クリスタ「ひぃぃぃ!離して下さい!」
リヴァイ「落ち着け!」
クリスタ「ッ!」
リヴァイの一言で落ち着いたクリスタは「す、すみません」とリヴァイに謝った。
リヴァイ「今日の訓練はこれで終わりだ」
リヴァイがそう言うと、皆ぞれぞれと帰って行った。
エレン「クリスタ!」
クリスタ「エ、エレン!」
クリスタはリヴァイから離れてエレンにぎゅっと抱きついた。
クリスタぁ~!「うわぁぁ~ん!!怖かったよぉ~!」
エレン「よしよし、怖かった怖かった」
エレンは泣いているクリスタをなだめるように頭を撫でた
リヴァイ「……お前達ももう戻れ」
皆-クリスタ「ハッ」
リヴァイがそう言うと皆帰って行った。
リヴァイ「…さて、お前をどうしてくれようか」
その時のリヴァイは不気味な笑みを浮かべていたと言う。
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- 26 : 2015/06/15(月) 17:20:08 :
- 期待です続きが楽しみです
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- 27 : 2015/06/20(土) 19:35:16 :
- 期待です( ´ ▽`)ノ 支援です(*´∀`)
頑張ってくださいっ(*´▽`*)
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- 28 : 2015/07/15(水) 19:29:07 :
- 期待×1000000000000 です
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- 29 : 2015/08/01(土) 21:04:38 :
- 早く読みたいよぉ~
-
- 30 : 2016/05/30(月) 20:20:48 :
- 俺、ナイス‼︎
-
- 31 : 2016/05/30(月) 20:21:31 :
- カイ様、大丈夫でしょうか?
-
- 32 : 2016/05/30(月) 20:22:48 :
- ばーか
あーホ
うんこうんこうんっこ
っっっっっっっっっっw
-
- 33 : 2016/05/30(月) 20:23:15 :
- >>32
黙れ
-
- 34 : 2016/05/30(月) 20:23:38 :
- ヤダwwwww
-
- 36 : 2018/09/08(土) 19:30:40 :
- 続きお願いします~。そろそろ、発狂しますよ~w(嘘です。荒らしはしませんので)
ず~っと、待ってます
できればほかの作品のure(?)貼ってください
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