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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

Blackdoll~壊れた人形劇~

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  1. 1 : : 2015/06/02(火) 03:58:08
    初めましての方は初めまして。久しぶりの方は久しぶりです。
    毎度おなじみ破壊神木戸です。

    今回の挑戦はホラーです。
    怖くなるかは分かりませんが、できるだけホラーに近づけようと思います。

    ※注意事項※
    亀更新

    オリジナルストーリー

    怖くないかもしれない

    グロテスクな表現を一部含む可能性あり


    この注意事項をしっかりと読み、ssの内容を読んでください。
    では…ゆっくりしていけよ!お前ら!
  2. 2 : : 2015/06/02(火) 15:53:36


    事の始まりは数日前のことだった––––––––––––––––






    「なぁ、この辺で人形を壊すと夜に襲ってくるんだって!」


    「壊れた人形が?ありえないありえないw」






    これを聞いた私はそのことが本当か確かめたくなった。
    ただこの行為が自分…いや、みんなにも災いが降りかかるなんて思ってもみなかった––––––––
  3. 3 : : 2015/06/02(火) 16:00:51
    私の名前は麻野耕太郎。
    34歳の高校教師だ。
    専門教科は保健・体育。
    独身の独り身だ。


    私は数日前、あることを小耳に挟みその実験をするためにここにいる。


    ここという場所は、○○県△▼市の☆☆町のとある墓地である。


    私は、人形を片手に逃げる準備をしている。



    ここの噂は、この墓地で壊された人形が壊されて数分後に襲いかかってくるという都市伝説だった。



    いい歳して、こんなことをやるのは馬鹿げていると思ったが、好奇心は止められなかった。





    とにかくやろうと、心の中で決意し人形を引き裂いた–––––––––––
  4. 4 : : 2015/06/03(水) 16:16:08
    引き裂いた瞬間腕に違和感を感じたが、特に気にしはしなかった…



    その理由は––––––––––––









    引き裂いた人形が落ちる前に何処かへ消えてしまったのだ。



    私は心底、恐怖した。
    自分の手から物が落ちて音がしないとここまで怖いのかと。他にもあったが、恐怖という感情が全てを覆い、その場を急いで離れた。


  5. 5 : : 2015/06/07(日) 03:55:07






    それから数日後。クラスメイトの一人が、交通事故で亡くなったときき、あの人形のせいかと思ったが、考えないことにしておいた…





    しかしあの人形はどこへ行ったのだろう。

    探しても見つからない。探そうとしていたら何か他のことを必ず頼まれる。

    人形は引き裂いた瞬間に何処かへ消えた…異次元にでも行ったのだろうか?




    私は、そんなことも考えながら今日も人形を探す。
  6. 6 : : 2015/06/08(月) 18:12:49
    探していると後ろから声がした。


    「先生?こんな墓地で何をしていらっしゃるんですか?」


    覗き込んできたのは私の担当クラスの千羽千歳。
    おしゃれが大好きで、よく私に似合うか聞いてくる。


    「少しこの辺で無くした甥っ子の人形をね」


    「こんなところで?何かしてたんですか?」


    「えーっと、墓参りに来た時に甥っ子が落としていってね。少し小さめのクマのぬいぐるみなんだが…」


    「一緒に探します。良いですよね?」



    私は少し戸惑った。なぜならそれを見つければ、あの子が死んでしまうような気がしたからだ。


    –––––––––––––だが




    「ああ。よろしく頼むよ」


  7. 7 : : 2015/06/08(月) 18:34:16
    メッチャ面白いよ、期待
  8. 8 : : 2015/06/09(火) 04:24:57
    >>7
    期待ありがとです!
    面白いのか!?
  9. 9 : : 2015/06/09(火) 04:28:49





    「しかし、先生に甥っ子がいるなんて…」


    「そういえば言ってなかったね」



    私には甥っ子なんていない。そういう家庭だったからだ。
    両親も亡くなった。数年前のことだ。



    「はぁ…」


    深いため息をついてしまった。このまま見つからず、何もなければいいと思った自分がいた。



    「探しましょう?探したら必ずでてくるはずですから」



    千歳さんはいい人だと思う。
    それに比べて私は生徒に向かって嘘なんかを…




    どうなんだろうか。人形は見つかった方がいいのだろうか。
    そもそも私があんなところで人形を引き裂かなければよかったんじゃないだろうか。

    そんな不安と恐怖が入り混じった感情が脳内を駆け巡った……
  10. 10 : : 2015/06/10(水) 16:50:37




    「痛っ!」


    私としたことが……何かで傷をつけてしまった…


    「先生!大丈…夫……ですか!?」


    「ん?どうしたん……




    私は、千歳さんが見ている方向を見るとそこには–––––––––––––



    「に、人形……なぜ!刃物を持って何もなしで立てるんだ!?」



    仁王立ちで立っていた。私が引き裂いたはずの"人形"がだ…


  11. 11 : : 2015/06/14(日) 18:28:49
    期待
    面白い…
  12. 12 : : 2015/06/15(月) 17:44:51
    ホラー大好きだから期待!!
  13. 13 : : 2015/06/16(火) 03:18:42
    >>11
    期待ありがとです!
    やっぱ面白いのか!?

    >>12
    期待ありがとです!
    知らなかったよ←
  14. 14 : : 2015/06/16(火) 03:22:13
    私は速攻で考えた。どうすれば逃げれるのか。どうすれば私は逃げれるのかを。





    その答えはすぐに出た–––––––––––––










    千歳さんを囮に使おう。
    千歳さんには悪いが、千歳さんを囮に使えば私は助かる。なら千歳さんを使ったほうが良い選択だ。






    「グ…グギ…グギギギ……」



    「ひぃ!?」



    私は千歳さんを置いて逃げた。必死に逃げた。

    千歳さんは運がなかったと思いつつ……
  15. 15 : : 2015/06/16(火) 03:54:50
    ただ………



    ひたすらに………………



    夜の街を…?



    私は今走れているのだろうか?
    足の感覚がない気がする。ただ見てはいけない気がする。



    「せ、先生?!」


    「どうしたんだい?千歳さん」


    「ああぁ……」




    千歳さんは何かを見て震えている。
    もしやと思い…そっと下を向き足を見ると…………





  16. 16 : : 2015/06/16(火) 03:57:12
    足はそこにはなかった。
    代わりに、人形が笑顔で立っていた。



    「オワ…リダ……ボクヲ…コワシタツミダ……ヨ………?」


    「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」














    私の意識は永遠に蘇ることはなかった






    Blackdoll〜壊れた人形劇〜
  17. 17 : : 2015/06/16(火) 19:46:25
    怖かったです。

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