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エネ「狐目さん、ちょっと息抜きしませんか!?」

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  1. 1 : : 2015/05/31(日) 18:17:02
    初めまして&お久しぶりのアヤノloveです~
    今回はカノ貴です!
    いきなりですが本編いきます…




    カノside


    3日前

    カノ「あれ、エネちゃん何で僕の携帯に?」

    エネ「あの、聞きたいことがあってですね…」

    カノ「僕に?何?」

    エネ「いや…あのですね、狐目さんって枕変わると
       寝れない人ですか!?」

    カノ「えっ!?いや、僕、割とどこでも寝れるほうだけど…」

    エネ「へぇ~そうなんですか!」

    カノ「で?それがどうかした?」

    エネ「いえいえ…」


    2日前

    カノ「あれ、またエネちゃん」

    エネ「はい!また狐目さんに質問を…」

    カノ「うん、何?」

    エネ「あの、狐目さんて暑いのとか寒いのとか苦手ですか!?」

    カノ「うーん…寒いのは苦手かなぁ…
       暑いのは人並み?」

    エネ「そうなんですか!(なら今は8月だし…」

    カノ「ん、何か言った?」

    エネ「いえ何でもないです!独り言ですよ」


    昨日

    エネ「狐目さん!!人混みって好きですか!?」

    カノ「嫌いじゃないけど…人いない方が好きかも」

    エネ「へぇ~」


    そして、今日

    エネ「狐目さん!!あのですね…」


    このように、僕は4日連続でエネちゃんに質問攻めされている。


    カノ「エネちゃん…?」

    エネ「はい!何でしょう!?」

    カノ「…何企んでるのさ?」

    エネ「ひょえっ!?」


    エネちゃんの顔は焦っている。

    やっぱり何か企んでいたみたいだ。


    エネ「い…いや、企んでるっていう訳では…」

    カノ「じゃあ、何?」

    エネ「そ…それはぁ…」


    何か立場が逆転したみたいで
    ちょっと気分がいい…。

    当然僕は一歩も引かない。


    エネ「えっと…あ、そうだ!!」

    カノ「え、『そうだ』って何!?」

    エネ「その…今度の日曜日から一週間位の
       予定を空けといてくださいね!!」

    カノ「はっ!?いきなりそん…


    そういいかけると突然携帯の電源が切れた。

    慌てて電源をつけるも、もうそこに
    エネちゃんの姿は無かった。


    …エネちゃんには、「画面から消える」っていう
    必殺技があったのか。

    そうなったら、もう僕に勝ち目は無い。

    いや、別に勝負していた訳では無いが。


    カノ「で、何て言ってたっけ…、確か
       日曜日から一週間の予定を空け…」


    ん?



    カノ「一週間!?」


    仮にも元女子高生…っていうか仮ではないが、
    未成年の男女二人で一週間何するの!?

    何考えてるのさ、エネちゃん…!!


    僕はさっきまでエネちゃんがいた
    携帯を見て呟く。


    カノ「エネちゃん…やっぱり何か企んでるよな…」
  2. 2 : : 2015/05/31(日) 21:00:00
    シンタローside


    エネ「ごっ主人~!!」

    シンタロー「あ、戻ってきた」


    最近しょっちゅうフッとエネが携帯から姿を消す。

    カノが「エネちゃんの事がよくわかんないんだけど…」
    とか言ってたから、カノの所でも
    行ってるのだろう。

    まぁ、すぐに戻ってくるのだが。


    エネ「あ、そうだご主人!」

    シンタロー「あぁエネ、何だ?」

    エネ「あの…私が一週間位居なくても
       ご主人大丈夫ですか?」

    シンタロー「え、何処か行くのか!?」

    エネ「…何で嬉しそうなんですか」

    シンタロー「えっ、そ、そうか?」


    やったぞ…

    これはチャンスだ。

    一週間もエネがいない生活なんて、
    エネに出会ってから初めてじゃないのか!?


    エネ「あの…今のご主人すっごい良い笑顔ですね…」

    シンタロー「い…いや、そんな事無いって!!
          ていうかたったの一週間でそんな…」


    そう言った瞬間、エネの顔に
    笑みが生まれる。

    ヤバい、何か間違えた。


    エネ「ですよね~!!一週間ですもんね~!!!!
       それが終わったら毎日私と一緒の生活ですよぉ…」

    シンタロー「はっ!?毎日!?」

    エネ「そうですよ!…あれ~、嫌ですか?じゃあこの秘蔵フォルd」

    シンタロー「あっ、いいいいやまだ何も言ってねぇだろ!?
          でもさ…毎日って…」

    エネ「どういう意味ですか?」

    シンタロー「だってお前…榎本なんだろ?いいのかよ
          ずっと『エネ』でさ…」

    エネ「うああああああぁあぁああ!!!!!ごめんなさい!!
       ごめんなさいうあぁ…」


    …「榎本」は禁句だったようだ。

    でもエネを黙らせるのには使えるかもしれない。



    シンタロー「…で、一週間って…何すんだよ」

    エネ「え、旅です」

    シンタロー「…旅?」

    エネ「あ、言い換えると…『デート』ですかね!?」

    シンタロー「はっ!?」


    とにかく、エネは一週間デートに行くらしい。
  3. 3 : : 2015/05/31(日) 21:40:16
    狐目wwwwwwwwwww
    やばいわ。

    おもしろい
    期待ww
  4. 4 : : 2015/05/31(日) 23:12:40
    >>3、期待ありがとうです!!!!

    エネ「これからもっとやばくなるので!」キラン

    カノ「え”っ…!?」
  5. 5 : : 2015/05/31(日) 23:27:09
    再びカノside


    今日の夜

    カノ「…駄目だ」

    キド「は?俺の作った夕飯に文句つける気か?」

    カノ「ひょっ!?えっ!?あ、違う違う!!!独り言!!」

    マリー「キド!美味しいよご飯!!」

    キド「本当か?なら良かった」


    さっきのエネちゃんの言葉が頭から離れない…。

    何の言葉かって?


    勿論、「一週間」ってとこだよ!!


    一週間って何なの!?

    何するの!?


    でもいくら考えても、駄目だな…わからない。


    カノ「はぁ…」

    キド「…何だよ、文句があるならさっさと…」

    カノ「うああぁあ!!だから違うって…!!!!」


    マリー「キド~、セトはまだ帰って来ないの?」

    キド「あぁ…、そろそろじゃないのか?」


    そうキドが言った瞬間にセトが帰って来た。


    セト「ただいまっす!」

    エネ「お邪魔しまーす!!」

    キド「あぁ、セト、おかえ…って何でエネがセトの携帯にいるんだ?」

    カノ「お!セト…って、」



    カノ「エネちゃん!?!?」
  6. 6 : : 2015/06/01(月) 21:29:37
    そう叫びながら勢いよく立ち上がると、
    座ってた椅子が後ろに倒れる。

    それと同時に皆の視線が集まる。


    キド「…」

    マリー「…」

    セト「…」

    カノ「何なのこの視線…地味に
       かなり痛いんですけど」

    キド「いや、それにしても驚きすぎだろう」

    マリー「カノ変…」

    セト「元からっすよね、それは」

    カノ「元からって…!!…まぁいいや、
       僕…ちょっと部屋戻ってる」

    キド「え、食事はどうするんだ?」

    カノ「あー…ごめん、後で食べるから」


    そう言って僕は自分の部屋に戻った。




    リビングside


    キド「なぁ、何かカノ、変じゃないか?」

    マリー「うん…何かいつもと違う」

    セト「『元から』って言っても反応薄かったっすよね…」

    キド「独り言も言ってるし…」

    マリー「ご飯も残してるし…」

    セト「もしかして…」


    キド「下痢か?」

    マリー「頭打ったのかな?」

    セト「疲労っすかね!?」


    3人「…ん?」
  7. 7 : : 2015/06/03(水) 17:42:17
    カノside


    カノ「はぁ…」


    何か…疲れた。

    エネちゃんの事があったからっていうのもあるけど、
    それ以上に今までの疲れがグッと来たって感じ…


    あ…ご飯どうしよ。

    何か戻りづらいかもな…

    皆はど思ってんだろ。


    ん?待てよ。

    キドさっきご飯が不味いのかとか言ってたよな…

    もしかして

    僕がそれで部屋に行ったとか考えてるんじゃ…!?


    カノ「てことは…」


    もしかして…


    カノ「僕キドに殺される…!?」


    あり得る。

    十分あり得る。

    ヤバいぞこれは…


    エネ「大丈夫ですか狐目さん!」

    カノ「大丈夫じゃないよ…ってエネちゃん!?!?」

    エネ「え、今さらですか」

    カノ「今さらって…いつからいたのさ!?」

    エネ「狐目さんが『はぁ…』って言ってた時からです」

    カノ「最初からじゃん!!それ!!!!」


    どうやらこの子は気配を消すのも得意らしい。
  8. 8 : : 2015/06/03(水) 18:17:53
    狐目さんじゃなくて猫目さんだった気が…
    まぁいいや期待!
  9. 9 : : 2015/06/03(水) 22:54:16
    >>8、なんか小説では吊り目さんで
    アニメでは狐目さんらしいです!!

    カノ「紛らわしいなぁ…」

    エネ「何でもよさそうな気がするのは
       私だけですかね?」

    カノ「…まぁね。全部あってるし」

    エネ「しかも自覚してるっていう…
       流石狐目さんですね」

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