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いい意味で馬鹿な男子高校生達

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  1. 1 : : 2015/05/05(火) 02:32:58
    こんにちは、皆さん。私の名前は、熊野 健(くまの たける)



    普通の高校一年生です。



    この世界には、類は友を呼ぶという諺があるのはご存知でしょうか?




    私は、この諺は全くの嘘であると思うんです。




    多分、この諺を作った人は自分の周りにイケメンばかりでモテモテの人ばかり集まるけど自分はブサイクでモテるどころか汚物扱いされる人が




    『俺がイケメンだから友達になる奴もイケメンなんだろうなwやっべぇわw俺って、イケメン過ぎてやべぇw類は友を呼ぶとか言うんじゃねぇw今、俺凄い良いこと言ったぽくねw』




    とか、現実逃避して出来た諺だと思うのですよ。




    現実見て、お兄さん。貴方の顔は末期ですよ。お医者さんもお手上げですから。





    健「という訳なんだが。」




    昇「お前が現実見ろよ。ハゲ散らかさせてやんぞ。」




    健「やめて!!!!まだ、花も憧れるようなピチピチの男子高校生だよ!!この歳で禿げたくないわ!!」




    登場一言目が暴言とは...こやつ、やるな(確信)





    昇「禿げろ。ついでに、爆ぜろ。」





    健「なんか、今日当たり強くない!?いつもは、『一回でいいから北極に全裸で一泊二日して来いよ』とかじゃん...あれ、いつもと変わらないかも。」





    昇「うっせぇ、久美子が束縛しやがるからお前に八つ当たりしてやってんだろ!!」





    健「いや、八つ当たりされても困るんだけど!あと、一週間前まで付き合ってた子って多希ちゃんとかいう女の子じゃなかった!?また、取り替えやがったか、こんちくしょう!!」




    昇「うるせぇよ。それより、話ズレてんだろ。」





    くそ、このモテ男め...月のない夜道は気を付けるんだな!!!!
  2. 2 : : 2015/05/05(火) 04:07:03
    昇「えっと、類は友を呼ぶは妄言であり、この世から消すべき諺だっけか?なんで、そう思うんだよ。」




    健「そこまで、酷く言ってないけどね。よく、考えてよ。僕の周りにいる人を。まず、毒舌王子でモテ男の昇でしょ。」





    こんな毒舌王子と同じなんて、絶対に嫌だ。





    毒舌なんて吐かないからね。なのに、
    僕よりモテるとか何事か。





    やはり、顔か。顔なのか!イケメンに産まれたかった!!





    昇「確かに、お前とは似ても似つかないな。てか、似たくねぇ。」





    健「失礼だと思わないところがカッコイイよ。」





    昇「俺、そっち系じゃないからごめんな。」






    健「僕も違うよ!!!」






    やめて、腐女子の間で僕が受けで昇が攻めとか囁かれてる小言を小耳に挟んだ以来、そういった話題はキツイ。





    昇「でも、恵とお前は似た者同士じゃねぇか。」






    健「冗談でもやめてよ。誰があんな特殊性癖と一緒にされないといけないのさ。」





    恵「今、僕の話してた?」




    健「うわぁ!?びっくりさせんなよ...」





    恵「ごめんごめん。びっくりさせる気はなかったんだよ。」






    昇「恵、今日も可愛いな。今日は、猫のヘアピンか。」





    山内 恵(やまうち めぐみ)。顔は、童顔で可愛らしい。前髪は、毎日違うヘアピンで留めておりお可愛らしく仕上がっている。






    恵「あはは、昇君はお世辞が上手いね。そうやって、女の子を手玉に取ってるんだね 。」





    控え目に笑う恵。可愛い。可愛いんだが...





    昇「まぁ、恵を口説いても意味ないか。恵には、意中の相手がいる事だしな。」






    恵「えっ、うん...」





    昇、てめぇ...絶対に面白がってんだろ。口元が笑いを堪えきれず吊り上がってるぞ。





    恵、頬を赤く染めて横目でチラチラ見ないでください。






    いや、可愛いんだよ。けどね...性別の壁という大きな壁が恵と僕の間にあるんだよ!!!!






    ご察しの通り、恵は男の娘です。
  3. 3 : : 2015/05/06(水) 03:09:43
    見た目可愛い男の娘とか反則だと思うんですよね。





    それだけで、間違えを犯しそうなのにそんな子が自分に好意を持ってくれてるとか...神様のイタズラ好きが!!!






    恵「二人は、何の話をしてたの?」






    昇「あぁ、恵の愛しの健君が『類は友を呼ぶはおかしい。』とか言い始めるからおかしいと思った理由を聞いてたんだよ。」






    恵「へぇ、健君はなんでそう思ったの?」






    すみません、恵さん。質問する前に『愛しの健君』の部分をきっぱり否定してください...






    周りからの視線が痛いです。主に、腐女子の熱い視線とDTを極めた男子共の嫉妬の視線と健気な恵を応援するような温かい視線。







    おい、男子共。それでいいのかよ。恵は、可愛いけど男だぞ!?
  4. 4 : : 2015/05/07(木) 04:03:32
    健「あぁ、あれだよ。僕の周りって変人ばかりじゃない。ミカエルを筆頭に。」





    昇「変人から見た変人って、一周回ってまともなんじゃねぇか?」






    健「じゃあ、変人の昇から変人と思われてる僕はまともということだね。」







    昇「お前は、1回脳外科行ってこいよ。もしくは、精神科。」







    健「どっちにも、異常ないから!!」
  5. 5 : : 2015/05/08(金) 03:51:33
    恵「でも、僕もミカエルが変人なのは賛成かな。」





    昇「まぁ、あいつはな...」






    健「周りの変人をまともに見せるほどの変人というか変態だから。」






    シーンとなる教室。その時、バーンと大きな音を立てながらドアを開けて、一直線にこちらに近付く性命体が1つ。







    ミカエル「恵ちゃーーーーん、俺に熱い抱擁をお願いします!!!!」






    恵に向かって綺麗なルパンダイブを魅せる男は、話に出ていた山羊 ミカエル。






    イギリスと日本人のハーフで、日本人離れした身長と整った顔を備えているのに変態が勝ってモテない。







    恵「きゃぁぁああああああ!!」







    恵は、ルパンダイブしてきたミカエルにか弱いパンチを食らわせ、僕が天罰を表現した脳天への踵落としを、昇が自分の名前に因んだ天へと昇るパンチ、スカイアッパーを顎に食らわせた。
  6. 6 : : 2015/05/09(土) 04:01:45
    ミカエル「ガフッ!?...ちょっと、なんで俺は殴られなくちゃいけないんっすか!?」





    昇「うるせぇ、西洋かぶれ。てめぇみたいな残念系イケメンはお呼びじゃねぇんだよ。」







    こういう時だけは、昇の毒舌はスッキリして気持ちいい。








    昇「てめぇは、そこで変な顔で突っ立てるド変態な健とイチャコラしとけ。」







    前言撤回。全然気持ち良くない。








    ミカエル「えぇ、嫌っす。たけるんは可愛くないんですもん。」







    お前がOKだったとしても俺がOKじゃねぇからな。それと可愛くない人に可愛いあだ名を付けないでください。
  7. 7 : : 2015/05/10(日) 12:44:07
    皆様は、分かって頂けただろう。







    俺の周りには変人しかいない。なのに、俺だけはまともなのだ。








    これは、類は友を呼ぶは間違っているということを証明したと同じだと思うんです。






    昇「健、さっきの話の続きだけどやっぱり、類は友を呼ぶは合ってるんじゃねぇか。」






    健「いやいや、なんでさ。」






    昇「俺は、女たらしだろ。」







    健「自覚があるなら直そうよ。」







    昇「ミカエルは、目も当てられない変態だろ。」







    ミカエル「失敬な。」






    失敬でもなんでもないわ。事実だろ。







    昇「そして、恵は同性愛者。」







    恵さん、それを頷いたらダメです。僕の逃げ場を徐々になくすのやめて。






    昇「そして、健は気持ち悪いどこが可愛いか分からない幼女好きロリコン。」







    健「ロリなめんなよ。くそがぁぁああああああああ!!!!」






    なぜ、みんなは白い目で僕を見るんだ。
  8. 8 : : 2015/05/12(火) 01:37:56
    健「ロリはな。健気にしたってくれるんだよ!!お前らとは違って、僕を白い目で見ないんだよ!!」







    昇「お前が白い目で見られてるのがロリのせいと気付いた方がいいぞ。」







    あはは、この子は何を言ってるんだ。僕が、白い目で見られてるのがロリのせい?







    ちょっと意味分からない。
  9. 9 : : 2015/05/13(水) 02:15:47
    昇「たく、そこで分かり易く現実逃避してんじゃねーよ。」







    健「でも、ロリは最高というのは現実から逃げてるわけじゃないんだ!」







    そうなんだ...僕がロリコンになったのには理由が...







    おい、周りでぼそぼそ陰口たたくのやめなさい。犯罪者の言い訳は聞きたくないとか言ったの誰だ!?







    まだ、犯罪してませんけどね!?まだじゃないな。まだはいらないいらない。
  10. 10 : : 2015/05/14(木) 03:58:40
    昇「まぁ、これで分かっただろ。類は友を呼ぶは間違いではないな。」







    健「まぁ、僕のロリコンはギリギリアウトだと認めよう。」








    「「「完璧アウトだ。性犯罪者。」







    な、クラス全員がハモっただと!?違うところでその団結力を発揮しろよ。









    昇「これで、プロローグ終了だな。」








    健「えっ、これってプロローグだったの!?プロローグにしては長くない!?」






    昇「健、世界には知ってはいけない裏事情があんだよ。」









    健「怖いから知りたくなくなったよ。」
  11. 11 : : 2015/05/14(木) 23:59:12
    【一時限目・怖い話の問題】




    昇「あっちぃ...」





    春が始まりました。今年の春は、夏と同じくらい暑いです。






    ミカエル「暑いです...私の母国のイギリスはここまで暑くないですよ...」






    昇「うるせぇ、日本生まれ日本育ちの西洋かぶれ野郎。」







    ミカエル「小さい事は気にしちゃダメですよ。禿げたくないなら怒っちゃノンノン。」








    あぁ...ミカエルは、自殺行為みたいな事をするんだろう。
  12. 12 : : 2015/05/20(水) 05:26:59
    昇「うぜぇ...そして、あちぃ...」








    恵「やっぱり、夏は暑いよね。汗が出て、シャツが肌に付いて気持ち悪いよ。」









    おぉ...鎖骨に汗が、なんかエロい...って、恵は男だった。








    ミカエル「こういう暑い日は、怖い話をして背筋をヒンヤリさせるに限りますね。」
  13. 13 : : 2015/05/31(日) 23:57:52
    昇「それいいな。俺、とびっきりの怪談あるぞ。」






    ミカエル「おぉ、お願いします!!」






    恵「えぇ、怖いよ...」






    私を惑わせるのを速攻でやめてください。






    恵は男...恵は男...僕はいたいけな少女が好き...警察に捕まる未来が見えた
  14. 14 : : 2015/06/16(火) 03:32:37
    昇「健、発情すんな。気持ち悪い。」






    健「昇、オブラートに包むという努力をしようか!!!!あと、発情してないから!!!!!」







    ミカエル「私はいつでも、発情期真っ只中ですよ!!!!!」






    いや、ドヤ顔で言うなし。自慢出来る事じゃないからな。








    昇「この学校にも幽霊出るらしくてな」







    はい、安定のスルーですね。ミカエル、悲し過ぎて、天を仰いだポーズで固まってるよ。








    頬には、涙が...残念なイケメン。







    昇「それも女の幽霊が出るって噂があって..」







    ミカエル・健「「なんだって!?」」








    やばい、反射的に反応してしまった。恵の目が怖い。







    昇「しかも、10歳ぐらいの女の子」







    ミカエル・健「「今すぐに優しく保護しよう!!!!!!」」








    昇「落ち着け、犯罪者予備軍共」







    違うんだ!!決して、疚しい気持ちなんて...ちょっとしかなかったんだ!!








    昇「その心霊スポットって、この学校の保健室だったはず」









    ミカエル・健「「頭痛いんで保健室行ってきます!!!!!」」







    昇「仮病使ってまで幼女見に行くとか、変態極め過ぎだろ...」








    後ろで昇が何か言ってた気がしたけど気にならなかった。







    その後、僕とミカエルは保険室の先生(46歳・♂)に優しく対応してもらった。








    ロリ幽霊には会えなかったけど、保険室の先生(46歳・♂)に優しくしてもらえて涙が止まりません。
  15. 15 : : 2015/06/17(水) 02:28:52
    【2時限目・仮病の言い訳】




    だるい...授業だるい。サボりたい...けど、それは全員が思ってる事だよね。








    その証拠に、いつも勉強なんて一切しない昇とミカエルが凄く考え込んでるもん。







    絶対に仮病の言い訳だよ。先に使われたら使えないから、先着順で使えるカードの多さが変わっていく。







    これは、早い者勝ちだ。だからといって、定番の言い訳を使うと怪しまれる。








    だから、定番の体調が悪いですは悪手と言っていいだろう。しかし、定番には定番の強みというものがある。








    使い方によっては、強力な武器になる。例えば、優しい担当教科の先生だったら仕方ないなで済むことがある。








    成績は少し下がるが『少し』だ。そのぐらいは痛手にはならない(とは言い切れないが)。







    けど、厳しい担当教科の先生だったらサボリとして目を付けられるて、仮病とバレたら職員室で色々な先生の前でお説教タイムという地獄を見せられる。









    それだったら、大人しく授業を受けていた方がマシだ。けど、暑い夏の中でむさ苦しい筋肉隆々の先生を眺めながら授業を受けるのも同じくらい地獄だ。








    だったら、クーラーの効いた部屋に行くために危ない橋を渡るのも一つの手だ。









    しかし、出来るだけ上手い言い訳で安全に渡れるならそれに越したことはない。









    そこで僕が使う作戦はこうだ。










    昇はずる賢いから、危ない橋を渡らずに違う方法を使うだろう。








    例えば、体調不良を訴える生徒を保健室まで連れていく役とかね。









    安全に行けるし、少しだが、涼めるだろう。








    その役目を、昇が立候補する前に僕が立候補する。







    それが僕の作戦だ。僕たちのクラスには馬鹿なミカエルがいる。









    危ない橋を見分けれずに体調不良を訴えて、保健室に行こうとするだろう。









    それが狙い目だ。
  16. 16 : : 2015/06/18(木) 03:52:35
    黒板にチョークで文字を書く気持ちいい音が教室を占領する。








    僕は横目で昇を見ると、昇は僕の視線に気付いて笑った。








    くそぉ、馬鹿にしてやがる

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著者情報
agi9717

少女愛好家連盟会長

@agi9717

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