このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
完結「愛が起こした奇跡」キリト×ユウキ
- ソードアート・オンライン
- 19445
- 198
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- 1 : 2015/05/03(日) 02:28:03 :
- ソードアートオンライン
マザーズロザリオ編
キリト×ユウキ
(もしもユウキがアスナでは、無くキリトを選んで。ユウキの持病である病気を奇跡で治ってしまったら)
注意点
「 設定の崩壊
多少のキャラ崩壊
文章力が灯しい
にわか脳
アスナとの関係が無かった事に」
以上の事がありますダメな方は、ブラウザーバックをお願いします
出てくるキャラの紹介
プレイヤー名:キリト
本名:桐々谷 和人
元SAO、ソードアートオンラインというゲームで起きた事件の生き残りでありその事件を終わらせた剣士
そしてこの作品の主人公
プレイヤー名: ユウキ
本名:紺野木綿季
史上最強のプレイヤーと言われていて本作では、キリトを二度も倒したという唯一のプレイヤー
持病を持っていて本作では、他界してしまった...
その他で登場する主なキャラ
ジュン
タルケン
ノリ
シウネー
テッチ
アスナ
クライン
エギル
シリカ
シノン
リズベット
リーファ
最後にもう一つ注意点日本語がおかしいですご注意下さい
-
- 2 : 2015/05/03(日) 02:29:30 :
- 今から始まる物語は、バーチャルMMOのアルブ ヘイム オンライン通称ALOをプレイしているある少年とある日世界樹の元に現れた少女の物語である
-
- 3 : 2015/05/03(日) 02:31:22 :
- キリト「あんたが絶剣か?」
ユウキ「うんそうだよ〜」
キリト「正直驚いたぜまさか絶剣が女の子だったなんてな
もっとこうゴツイ奴かと思ったぜ」
ユウキ「あはは お兄さん面白い事言うねぇ〜 それでここに来って事は、デュエルなのかな?どうするお兄さん、、、やる?」
キリト「あぁ、手合わせしてくれ」
ユウキ「O.K〜」
キリト「ルールは、ありでいいのか?」
ユウキ「勿論、魔法もアイテムもバンバン使っていいよ〜僕は、これだけだけどね」
負けないと言わんばかりの挑発をキリトに言い放ち剣に手を掛ける
キリト「余裕を見せてくれるじゃないかなら俺もこの一本の剣で戦わせてもらうよ」
剣を抜く
ユウキ「あ〜そうだお兄さんは、地上戦と空中戦どっちが好き?」
キリト「どっちでもいいのか?」
ユウキ「うん」
キリト「じゃあ地上戦だ」
ユウキ「ok〜じゃあジャンプは、ありでも羽根を使うのは、なしね〜」
と聞き返しながらキリトにデュエル申し込みを送る
(※ここからキリトやユウキが戦闘終了まで喋らなくなります)
そしてキリトは、デュエル申請を受け全損決着モードに設定する
そしてカウントダウンが始まる
キリトとユウキは、構える
ビィ〜とカウントダウンが終わった瞬間キリトが飛び出し
キリト「はぁ!!」
キリトが先手で斬りかかる
それをユウキは、弾く
だがキリトは、弾かれたその後次々と攻撃し続け胸に攻撃が当たりかけた時にユウキは、それを強く上に弾く
そしてユウキは、その後攻撃を仕掛けてきた
キリトは、それをよけるがユウキは、一気に間を詰めて斬りかかってくる
それに驚いて後ろに飛びながら剣で防ぐ
が少しだけ当たってしまった
キリト「はぁ...はぁ...まさかここまで強いとは、思わなかったぜ」
とユウキに言い放つ
それをユウキがこう返す
ユウキ「お兄さんもなかなか強いねぇ〜僕もかなり焦ったよ」
っと
キリト「ふぅ...」
剣を構える息を吐くと共にキリトの目つきや雰囲気が変わる
ユウキは、それを違いに気づいた為構える
そしてキリトが走り出す
その瞬間ユウキも走り出す
ユウキが斬りかかってくる
がキリトは、それを思いっきり上に弾く
その瞬間凄い音と共にキリトの斬撃によって起きた風で砂がまき上がる
ユウキ「ハ...!?」
ユウキは、ビックリしたのか表情が驚いていたそして直ぐに顔が真剣な顔に戻り
ユウキ「ック...」
その後ユウキは、斬りかかってくる
それをキリトは、それを弾くが
ユウキは、次々と攻撃してくる
それをキリトは、弾いたり弾いた後にできるユウキの隙をついて
キリトは、攻撃をした
だがユウキは、それを逆ひ弾く
そのまま激しい攻防戦が続いていく
そしてユウキは、ソードスキルを放ってくる...が
それをキリトは、剣で受け流し
ソードスキルを放ち仕返す
そしてその後攻撃する
ユウキは、その攻撃を弾き
とまた攻防戦に移るがユウキに攻撃が通る
だがユウキは、攻撃仕返してきたそれを弾く事も避けることもできず受けてしまう
ユウキは、その後攻撃を続けてくる
がそれをキリトは、避け
最後の一撃をキリトは、剣で防ぎ
つばぜり合いになる
そしてキリトは、力で押し飛ばしソードスキルの三連撃を高速で放つが
ユウキは、それを全て剣で弾く
キリト「(嘘だろ!?今のが見えるのか!?)」
と考えているうちにユウキがソードスキルを撃ち返してきた
ユウキ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
キリトは、それを受けてしまう...が最後の一撃の隙ができた時にキリトは、体勢を立て直しユウキの一撃を受けそして自分のソードスキルでユウキに当てる...がユウキは、体勢を直ぐに直してそのままOSS...オリジナルソードスキルを放ってくる
よけれないとわかるとキリトは、こう思った
キリト「(これがオリジナルソードスキルこんな強い奴に負けるんだ悔いは、無い)」
っと
そしてマザーズロザリオを受ける
だがユウキは、ソードスキルの最後の一撃をわざと寸どめで止めた
そしてユウキは、デュエルに決着がついていないに関わらず寸どめで止めた
(※ここからは、キリト視点になります)
何故最後の一撃を寸止めで止めたのかわからず固まってる俺に近づいてくるユウキ
そして俺の肩に手を置き
ユウキは、こう言ってきた
ユウキ「ん〜凄くいいねぇ〜お兄さんにきーめた」
キリト「え...あ、あれ? な、なぁデュエルの決着は、どうするんだ?」
ユウキ「こんだけ闘えれば僕は、もう満足だよ お兄さんは、最後までやりたい?」
-
- 4 : 2015/05/03(日) 02:31:33 :
- キリト「いや辞めておくよ結局あのままだったら負けだった訳だしな俺の負けだ」と満足気に言う俺にユウキは、
にっこりして
ユウキ「ずっとぴぴって来る人を探してたんだ〜ようやく見つけた〜」
と言いながら剣をしまって手を出し握手を求める
俺は、剣でしまって握手を受ける
-
- 5 : 2015/05/03(日) 02:34:01 :
- (※ここからは、そんなに本編と変わりません)
その瞬間ユウキは、羽根を出し飛び出して俺は、訳もわからず連れていかれる
キリト「お、おい!?」
何故俺は、空中に連れてこられたのかわからずユウキに訪ねようとすると
ユウキは、こう言ってきた
ユウキ「お願いします僕達に手を貸してください!!」
キリト「...手を貸す...?」
俺は、その言葉がなんの事かわから無かったのだが
ユウキ「うん、ちょっとやらないと行けない事があってもう一人強い人が必要だったんだ〜」
という
その言葉でキリトは、内容を聞かずに
キリト「わかった 手を貸すよ」
と軽く貸すよと言ってしまった
そしたらユウキは、嬉しそうに
ユウキ「本当!?」
キリト「あ、あぁ」
俺は、あまりの嬉しそうなユウキの顔にビックリしつつも頷いた
ユウキ「とりあえずついてきて僕のギルドスリーピングナイツの皆にあってよキリトさん」
その言葉に俺は、頷きついていった
そしてある街の店に連れていかれた
そこには、5人のプレイヤーが座っていた
ユウキ「キリトさん紹介するよ僕のギルドスリーピングナイツの仲間達」
とユウキが元気良く紹介を始めた
その時に一番奥の椅子に座ってた男の人が立ち
ジュン「僕は、ジュンキリトさん宜しく」
とジュンが自己紹介を終えると
タルケン「わ、私は、その...タルケンって名前です よ、よ、よ、よろくおね...痛」
とタルケンが緊張しながら自己紹介をしてると横に居る人に攻撃されたそして...
ノリ「いい加減そのあがり症治しなよぉタルは、〜初めて会った人の前にでるとすぐこれなんだからさぁ〜、あたしは、ノリ会えて嬉しいよキリトさん」
とノリは、言い最後に自己紹介をした
そして次は、
シウネー「はじめまして私は、シウネーですありがとう来てくださって」
と軽い自己紹介をしてくれた
そして次は、
テッチ「テッチって言いますどうぞ宜しく」
ユウキ「そして僕が一応ギルドリーダーのユウキです。キリトさぁん
あのね?僕達この層のボスモンスターを倒したいんだぁ〜ここに居るメンバーだけで!!」
とユウキは、言った
そして俺は、少し固まって...
キリト「え?は、はぁぁぁ!?」
と俺は、驚いた
その後ユウキは、二ッっと笑ていた
それで俺は、
キリト「いやいや無理だろボス戦っていうのは、本来7人パーティ×7の49人レイドで挑むものなんだぞ?そこにいくら腕があっても7人ってのは、無理だと思うんだが」
と言ったそしてユウキは、
ユウキ「うん全然無理だった実は、25層と26層のボスにも挑戦したんだぁ〜」
と言ってきた
そしてその言葉に
キリト「ろ、6人でか!?」
と驚いてしまった
そしてユウキは、
ユウキ「そう、僕達的には、結構頑張ったつもりだったんだけど...あれこれ工夫してるうちにデッカイギルドに先を越されちゃった〜」
と言ってきた
その瞬間俺もその攻略組の一員って事を思い出しとっさに声が出た
キリト「すまない..」
と
だがユウキは、その事を知らない為今の発言に疑問を浮かべ
ユウキ「なんでキリトさんが謝るの?」
と返してきたから
俺は、
キリト「俺は、攻略組なんだそれも25層の時も26層の時も俺が居ただから本当にすまない」
と言っていると
ユウキ「そうだったんだ...でも気にしないで、ん?でもキリトさんここにいて大丈夫なの?今回は、攻略組に参加しなくて」
と慰められその後質問してきたが
キリト「あぁ、俺は、ユウキさん達と一応手を貸すって約束したからな今回は、攻略組退席だ」
と俺は、言った
ユウキ「キリトさん本当にありがとう」
とお礼を言ってた時ユウキの笑顔が少し眩しいそう感じた
キリト「あぁ、じゃあ本題に戻ろうそれでなんでそんな無茶をしようとしたんだ?」
と本題に戻し聞くと
シウネー「私達は、とあるゲームのネットコミュニティで出会って直ぐに意気投合して友達になったんです
でも残念ですが私達が一緒に旅ができるのも多分この春までなんです皆それぞれ忙しくなってしまいますからそこで私達は、チームを解散する前に1つ絶対に忘れることの無い思い出を作ろうと決めたんです」
という言葉にみんなも頷いている
そして俺は、
キリト「それがボス攻略って事か...」
そう言うと
-
- 6 : 2015/05/03(日) 02:34:18 :
- シウネー「はいボスモンスターを攻略すれば第一層はじまりの街にある黒鉄宮あそこの剣士の碑に名前が残りますよね!その...自己満足もいいところなんですけど私達どうしてもあの碑に名前を刻んでおきたいんです、でも問題が1つあって、ボスを攻略したのが1パーティならその全員の名前が記録されるのですがパーティが複数になると記されるのは、パーティリーダーの名前だけになってしまうのですつまり碑にスリーピングナイツの全員の名を残そうと思ったら1パーティのみでボスに挑まないとならないのです
そこで皆と相談して決めたのですパーティの上限人数は、7名、なのでわたし達の中で最強のユウキと同じかそれ以上の人を探してパーティに加わってくれる事をお願いしてみよおって」
そうシウネが言った
その瞬間ユウキが少し照れていた
-
- 7 : 2015/05/03(日) 02:35:44 :
- その照れているユウキを見た俺は、可愛いな...って少し思って目が離せずに俺は、目線を固定した状態で固まっていた
見られてる事に気づいたユウキは、
ユウキ「ん?どうしたの?キリトさん僕の顔に何かついてたりする?」
と少し焦り気味で言ってき た
それを
キリト「い、いやな、なんでもないよ。それよりだからかあんなふうに勝負をしていたのわ」
と無理矢理に本題に戻した
そしてそれをユウキは、
ユウキ「うんそうだよ〜」
と返してきた
その後にシウネーは、
シウネー「それでどうでしょう、引き受けては、もらえないでしょうか 十分なお礼は、できないかもしれないんですが...」
と言いながらお礼の物を送ろうとしてきた
それを俺は、
キリト「ボス攻略には、元から金は、かかるんだ、だから手持ちは、そっち回した方がいい、それに元々俺が引き受けると言ったんだ今更お礼なんて受け取れないしボスからのドロップ品があるからなどのみち受け取れない」
と言いつつキャンセルを押しお礼は、いらないと言う
その後にシウネーは、
シウネー「じゃ、じゃあ引き受けて頂けるんですか」
と言ってくる
キリト「あぁ元からそうするつもりだ。」
と返したらユウキが嬉しそうに
ユウキ「ありがとうキリトさん」
と俺の両手を掴みながら言ってくる
それに焦りながらも俺は、
キリト「お、俺の事は、キリトって呼んでくれ(汗」
さん付けがどうもしっくり来なくてそう言った
そして帰ってきた言葉は、
ユウキ「うん、じゃあ僕のことは、ユウキって」
嬉しそうににこやかな顔でそう言ってきてそれを俺は、
キリト「あぁわかったよユウキさ、ユウキ、そう言えばユウキってデュアルで強いプレイヤーを探していたんだよな」
と返し
ユウキ「うんそうだよ?」
と返ってきた
そして俺は、疑問に思った事を聞いた
キリト「俺の前にも強い奴は、いっぱい居たはずだ、特に赤い頭のツンツンしててバンダナをしてる奴とか」
ユウキ「あー確かに少し強かったけど少し嫌な予感しかしなくて頼めなかったんだぁ〜」
キリト「(クラインお前またエロい顔でもしてたのか...)」
と思っていた矢先クラインは、
クライン「ヘップション(クシャミ)ん?なんだ?誰かに噂でもされてんのか?もしかして女の人とか...(ニヤニヤ」
的な事を考えていた
キリトという事もどんなふうに思われているかも...知らずに...
-
- 8 : 2015/05/03(日) 02:36:30 :
- その頃キリトは、ボス攻略の話をしていた
タルケン「それで攻略の具体的な手段は、ど......どうなるんでしょう?」
と眼鏡を押し上げながら言った
それを聞いてキリトは、考えて
(確かに数パーティで攻略ならまだしも7人での攻略でってなると...かなり難しい...いや無理だと言われてもおかしくない...だがやってみるだけやってみるか...)と思いながらも
キリト「あ、あぁまず大切なのは、ボスの攻撃パターンを知らないとダメなんだ避けるべきところは、避けて、護るべきときは、護る、そして攻める時は、全力で畳み掛ければ勝機が見えるかもしれない。が、問題は、その情報をどうやって得るかだ、多分ボス攻略専門のギルドには、聞いても無駄だろうからな、一度全滅覚悟で突っ込んで見るしか無いんじゃないか?」
と真面目な顔をしながら言い放った
ユウキ「うん、僕達もそれは、考えたんだけど前の層でも、その前でもぶっつけ本番で全滅した後、すぐに他のギルドに攻略されちゃったんだ〜」
ユウキは、しゅんとした顔をすると、ジュンが言葉を繋げた
ジュン「3時間後に出直したらもう終わってたんだよなー。気のせいかもしれないけど...なんか、僕らが失敗するのを待ってたみたいな...」
と聞いた俺は、眉を寄せながら
キリト「なるほど。大体は、予想つくな、大手のギルドは、偵察魔法かなんかで覗いてたりする事があるんだ。だからそれは、あってもおかしくは、ない...」
と言い
キリト「そう言えば皆の都合のいい時間帯って何時なんだ?」
と聞く
ノリがそれを聞くとすぐに
ノリ「あ、ゴメン。アタシとタルケンは、夜ダメなんだ。明日の1時からは、どうかな?」
と返してきた
キリト「俺は、大丈夫だ。じゃあ明日ここに集合って事でいいか?」
オッケー、了解と口々に頷くスリーピングナイツの面々に向かって俺は、大きな声で言った。
キリト「頑張ろう」
と...
そしてユウキは、名残惜しそうに、本当にありがとうと繰り返すユウキの肩を俺は、ポンポンと叩いてから店から出た俺は、時間を確認して時間があるとわかりそのままボス部屋へ向かった...
___________ボスフロア___________
ボス部屋そこに居たのは、手が4本ありそれぞれ手の2本には、鈍器系をもう2本は、鎖を持った首が2つの化け物だった
キリト「これが今回のボスか...はぁ!!」
キリトは、ボスに向かって斬りかかる
ボス「うぉぁぁぁぁ!!」
ボスは、咆哮したと共にキリトに鈍器を振り落とす
キリト「!?は!!」
攻撃から切り替えソードスキルでボスの攻撃を上に強く弾き上げる
キリト「っく...(とりあえずこいつのパターンを知らないと始まらない!!)はぁ!!」
パターンを探りつつ攻撃を続ける
ボス「ぶるぅぁぁあぁぁぁ!!」
ボスは、咆哮しつつ鎖を使いキリトを押し退ける
キリト「ぐはっ...!!まだまだぁぁぁぁ!!」
とキリトも咆哮をあげつつジャンプして斬りかかる
その時だった
ボス「ぶるぁぁ!!」
ボスは、(ある一部分)に当たった瞬間防御行動に移ったのだそしてキリトは、
キリト「!?これは、!!そうか!!よしもう帰ろう」
弱点がわかったので一度入ってきた扉で帰ろうとする
キリト「あ、あれ?...ここもしかしてクリアするか倒れるか...しないと出れないのか...」
と青ざめながら油断していると
ボス「ぶるぁぁあぁぁぁ!!」
ボスが鈍器をキリトに振り下ろす
キリト「うわぁぁぁぁぁ!?」
キリトは、やられてしまった...
-
- 9 : 2015/05/03(日) 02:39:01 :
- ___________ロンバール___________
キリト「ま、まさか出られないようになってるなんてな...油断した...まぁ攻撃パターンも見れたしまぁいいか...明日皆に伝えよう」
油断してやられてしまった事を悔いながらログアウトしてナーヴギアを外し部屋を出たその時
???「お兄ちゃん夜ご飯だよー」
という声が聞こえた
その声を放ったのは、桐々谷 直葉で直は、俺と同じゲーム
アルヴヘイムオンラインをプレイするプレイヤーでリーファって名前でプレイしている
(※ここからは、リアルを挟むので本名の方になります)
和人「ん?わかった今から行くよ」
といいながら行く...
そしてご飯を食べ終えた後入浴し、部屋に戻り
携帯を見ると着信履歴が1件残っていた
和人「ん?誰だろ」
着信履歴を確認して見ると結城明日奈から着信があったとわかる
この人結城明日奈は、SAOの時代からの付き合いでプレイヤー名がアスナと言うそしてSAOでは、一時期付き合っていたのだが別れてしまった
和人「アスナかどうしたんだ?かけ直してみるか」
アスナに電話をかけ返しちょっと経つと
アスナ{はいもしもし}
とアスナが電話に出る
和人「ん?あぁアスナか?どうしたんだ?電話をかけてきてたみたいだが」
アスナ{あ、うん明日なんだけど皆と狩りに行かないかって話が出ててね?キリト君にどうかな?って聞きたかったから電話したんだけど、}
和人「そうなのか?すまないアスナ明日は、ちょっと一緒に行かないといけない奴らが居るんだ」
アスナ{え!?そうなの?キリト君が珍しいねぇまぁうんわかった皆に伝えとくね?}
-
- 10 : 2015/05/03(日) 02:41:03 :
- 和人「あぁ、すまないなアスナ」
アスナ{ううん、私こそいきなり電話してごめんねキリト君}
和人「いや知らせるために電話してくれたんだアスナは、謝ることは、無い」
アスナ{そうかなぁまぁそれだけだからじゃあねキリト君}
和人「あぁまたなアスナ」
という会話をして電話を切りそのままベッドへ横になる
和人「ふぅ...明日は、...スリーピングナイツの皆とボス戦だ...勝てるかわからないが頑張るだけ頑張るか...さてと今日は、もう寝るか」
明日の事を考え眠りにつく
___________つぎの日_____________
・・12時頃ダンジョン入口前・・
結局全員で入口から向かおうって話になり
最後にユウキが来て全員が揃った
ユウキ「僕で皆揃ったかな?」
キリト「そうみたいだなよしじゃあボスの説明をするぞ(ボスの色々な話は、長いからカット)だだから多分それを気をつけていればいけると思う」
ユウキ「キリトなんでそこまで情報を得られたの?」
キリト「昨日少し様子見にな...」
ユウキ「そっかわかったじゃあ向かおうか」
キリト「あぁそうだなそれじゃトラップやモンスターを気をつけながら飛んで行こう」
と言った後
ジュン「了解」
ノリ「わかったよ」
ユウキ「うん、わかった」
テッチ「はいわかりました」
シウネー「はい、了解しました」
タルケン「は、はい、わ、わかりました」
という声を聞き
キリト「皆、少しだけやりたい事があるから先に向かっていてくれ、」
ユウキ「わかった行くよ皆」
というユウキの声で皆が先に向かっていった
そして俺は、ある人にコールをかけた
キリト「あ、○○○○か?少し頼みたい事が...」
と話しているキリト
その頃ユウキ達は、というともう6分の1進んでいた
ユウキ「さてともう少しだよ頑張ろう皆!!」
皆「おう はい わかった」
と3つの言葉が返ってきた事を確認してユウキは、そのまま飛んでいく
キリト「あぁわかった...(コールを切る
)さて急いで向かうか」
羽根を出して物凄いスピードでユウキ達を追う
そして奥まで後5分って所で追いついた
キリト「ふぅやっと追いついた」
ユウキ「キリトお帰り」
キリト「あぁ流石に追いつくのが大変だったよ」
と会話しているとボス部屋の扉が見えたのだがその扉の前に攻略組のプレイヤーがゾロゾロといた
のでそのプレイヤー達の前に着陸する
キリト「おかしいな攻略ギルドは、まだボスの情報を得てない筈なんだがな」
攻略ギルドA「なんだお前らは、」
攻略ギルドB「ん?あれってブラッキー先生じゃねぇか?」
攻略ギルドC「本当だなんでこんな奴らと」
キリト「そこを退いてくれないか」
と言うとノームの男プレイヤーが1人歩いてくる
攻略ギルド「すまないなうちのギルドがここは、閉鎖中だ」
キリト「閉鎖中?どういうことだ」
攻略ギルド「これからうちのギルドが挑戦するんでね。いま、その準備中なんだ。しばらくそこで待っててくれ」
キリト「しばらくってどれくらいだ」
攻略ギルド「ま、1時間てとこだな」
キリト「そんなに待ってる暇は、無いなそっちがすぐに挑戦するってなら別だだがそれができないなら先にやらせてくれないか」
攻略ギルド「そう言われてもねこっちは、先に来て並んでるんだ。順番を守ってもらわないと」
キリト「なら準備終わってからくればいいだろ俺たちは、いつでも行けるだが1時間も待たされるそんなこ理不尽にも程があるんじゃないか?」
攻略ギルド「だからそう言われても、例えブラッキー先生の頼みでも俺には、どうにもできないんだよ。上からの命令なんでね、文句があるならギルド本部まで行って交渉してくれよ。イグシティにあるからさ」
といいつつ背を向け戻って行く
キリト「そんなところまで行ってたら1時間は、軽くかかるだろ」
とつい熱が入って少し強く言ってしまう
がどう交渉しても彼らは、道を空ける気は、ないらしい。ならばどうするかと考えていると
ユウキ「ねぇ、君」
立ち止まり肩越しに振り替えるノームの男に、ユウキは、いつもの元気な声で訪ねる。
ユウキ「つまり、僕達がこれ以上どうお願いしても、そこを退いてくれる気は、ないって事なんだね?」
攻略ギルド「____ぶっちゃければ、そう言うことだな」
直截なユウキの物言いに、ノームの男も流石に一度瞬きしたが、すぐに傲岸な態度を取り戻して頷いた。するとユウキはにっこりと笑みを浮かべ、短く言った
ユウキ「そっか。じゃあ仕方ないね戦おう」
攻略ギルド「な...なにィ!?」
キリト「な!?」
ノームの男と同時に、俺も驚き声を漏らした
-
- 11 : 2015/05/03(日) 05:48:16 :
- 期待です
-
- 12 : 2015/05/03(日) 11:52:24 :
- 普通は、 最初からPKをプレイスタイルとしている者以外は、大ギルド相手に戦闘を吹っかけることは、ほとんどできないのが実情なのだ
それを知ってる俺は、ユウキを止め説明しようとするが
キリト「ゆ、ユウキ流石にそれは、...」
そのへんの事をどう説明したらいいかわからないため俺は、口を開いたものの言葉に詰まった。ユウキは、そんな俺の背中を、笑顔を消さないままポンと叩く
ユウキ「キリト。ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ。例えば、自分がどれくらい真剣なのか、とかね」
ジュン「ま、そういう事だな」
背後でジュンが相槌を打つ。振り返ると、五人とも平然とした態度でそれぞれ武器握った
キリト「み、皆...」
ユウキ「封鎖してる彼らだって覚悟は、しているはずだよ。最後の一人になってもこの場所を守り続けるってね」
ユウキは、再びノームの男に視線を投げかけると小さく首を傾げ、言った。
ユウキ「ね、そうだよね、君」
攻略ギルド「あ......俺たちは...」
まだ驚きから醒めやらぬ様子の男の正面で、ユウキは、腰の長剣を音高く抜きぴたりと切っ先を宙に据える。口許の笑みを消し、瞳に真剣な光を浮かべて。
ユウキ「さぁ、武器を取って」
ユウキのペースに呑まれたように、ノームは、腰から大ぶりのバトルアックスを外すと、ふらりと構えた
次の瞬間、ユウキは、一陣の突風となって回廊を駆けた
それにようやく事態が理解をノームの男は、できたようなのだがもう遅い
なぜならもう...
ユウキ「力ずくでもどいてもらうよ!はぁ!!」
ユウキは、もう真正面にまで近づいて斬りかかろうとしていた
攻略ギルド「ぬぁ!?」
さすが有名ギルドでパーティーリーダーをはるだけあってかユウキのその先手の攻撃をギリギリでよけた
だがユウキは、慌てることなく
ユウキ「フン...」
よけたノームの男は、
その後にソードスキル発動体の中心線に面打ち、斬り下ろし、斬り上げ、全力上段斬りの四発が一呼吸で叩き込まれた。切っ先が描かれたライトブルーの正方形がノームの男の全身を包んで強く輝く。重直四連撃<<バーチカルスクエア>>をくらった
攻略ギルド「ぐはっ...!」
悲鳴とともにノームの男の巨漢は、数メートル吹き飛ばされ、床に倒れ込んだ、HPは、派手に削り取られレッドゾーンにまで突入している。自分でもそれを確認したのだろう、一瞬右上を見た両眼さが零れんばかりに丸くなった
-
- 13 : 2015/05/03(日) 12:06:25 :
- 視線が再びユウキに戻る。驚愕の表情が、たちまち憤激へと変わる
攻略ギルド「きっ......たねぇ不意打ちしやがって......!」
やや的外れな罵りとともにリーダーが立ち上がった段階で、約二十人の仲間たちもようやく意識を戦闘モードに切り替えたようだった。
前衛組がばらばらっと回廊いっぱいに広がり、次々に武器を抜く。
反射的に自分も剣を抜き。さっきの言葉を思い出していた
_______キリト、ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ。_______
それは、きっとその場だけの台詞では、無いだろう
ユウキという不思議な少女の、いわば信念なんだ。
なぜなら彼女は最初からそうしていたではないか。
辻デュエルで無数の挑戦者と剣を交え、同時に心を触れ合わせた。
......そうか......。そうだよな...。
声に出さず呟いた時に俺は、無意識に微笑みを浮かべた。
対人戦のしがらみだの報復だの気にして引き下がってばかりいるのなら、そもそもVRMMOをプレイする意味などない。
背にある剣は、装飾品でも重石でもないのだ。決して。
俺は、一歩踏み出し、ユウキの右隣に並んだ。更に、ジュンとシウネーが俺の右に、テッチ、ノリタルケンがユウキの左に立つ。
たった七人のパーティーが放つ何かを感じたのか、三倍の敵勢が揃って一歩下がった。
緊迫した空気を、次に破ったのは、...
前方...では、無かった。
背後から殺到してくる無数の靴音だった。
-
- 14 : 2015/05/03(日) 12:11:09 :
- ユウキが死ぬというシーンまであまり原作と変わりません
ですが必ずユウキは、助かります
薬とかそういうのには、頼りません
ですが助かります
その助かったシーンからオリジナルの物語となります
そして更新速度についてですがすみませんが遅いかも知れません
自分勝手ですみません...
-
- 15 : 2015/05/03(日) 12:13:04 :
- ゴールデンウィークの間ですが
中の人の都合上更新できないと思いますすみません
-
- 16 : 2015/05/04(月) 17:35:29 :
- 俺たちの頭越しに回廊の後方を見たノームがにやりと勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
それを見てユウキ達は、後ろを見て唖然していた
だが俺は、逆に微笑んでいた
何故なら俺は、この出来事を想定していたからだ
キリト「悪いな。この状況は、想定していたんだ。なぁ?エギル」
と言い放つと...人が回廊の影から現れる
エギル「うぉぉりゃ!!あぁ!ここは、通行止めだ...っでこれでいいんだよなぁキリトォ」
走ってくる敵の前衛を大きい鈍器系の武器で薙ぎ払い飛ばす
前衛達「ぐわぁぁぁぁぁ」
キリト「あぁ、上出来だエギル来てくれてありがとな」
エギル「うんや?俺だけで来たわけじゃ無いぞ」
アスナ「はぁ!!フラッシングペネトレイターぁぁぁ!!」
ソードスキルを発動させ増援で来た敵を蹴散らしそれに元からいた奴らのヒーラーまで巻き込まれた
巻き込まれた人「ぐはぁぁぁぁ!?バーサクヒーラーかよ...」
と言いながらHPが0になって
炎に変わる
-
- 17 : 2015/05/10(日) 19:24:43 :
- 皆「えぇ...」
と皆が唖然している時に裏で魔法の詠唱している声が聞こえたと共に俺は、剣を担いで構え、その刃に深紅色のライトエフェクトを宿した。ソードスキル...
次の瞬間、色とりどりの閃光と轟音、そして残りのメンバーの分の驚愕が狭い回廊を満たした。
俺が放った七連撃技
《デッドリー・シズン》が殺到する高速攻撃魔法の全弾を空中で迎撃いや《斬った》のだ。
ユウキ「うっ...そぉ...」
さしもの《絶剣》ユウキも、信じられないというように呟いた。気持ちはよくわかる、解るがこれくらいの無理、無茶、無軌道に驚いていたら俺みたいなVRMMOプレイヤーとは、付き合っていられないだろう。
あれは、俺が独自に編み出したシステム外スキル、その名も《魔法破壊》スペルブラストだ。
かつて、旧アインクラッド時代のキリトは、デュエルに於いて相手の体ではなく武器を狙ってソードスキルを繰り出し脆弱部位に正確に命中させて叩き折るというシステム外スキル《武器破壊》アーマーブラストを得意技としていた。
超人的な反応力と精密極まる照準力があって初めて可能な神業だったがALOで魔法を斬るのは、輪を掛けて困難だ。
なぜなら、攻撃魔法はそのほとんどがソリッドな実体を持たず、見た目はライトエフェクトの集合でしかないからだ《当たり判定》があるのは、スペルの中心一点のみ。
高速で襲い来るそのドットをしかも通常技では、なくそーどあで斬らねばならない。
魔法属性の攻撃は、純物理属性の通常武器攻撃では追消滅させられないのだ。
その点、ほとんどのソードスキルは地水火風光闇の属性ダメージを含むので魔法と衝突可能なのだが、なまじシステムアシストがあるがゆえにコントロールができない斬撃で、スペルの中心点を捉えることの困難さは、もう無茶を通り越して絶対不可能と言いたくなる。
-
- 18 : 2015/05/10(日) 19:45:57 :
- 実際、いっときキリトに付き合って《攻撃破壊》技の練習をしてみたリーファやクラインそしてアスナも3日でギブアップせざるを得なかった。
キリト自身、これができるのは《ガンゲイル・オンライン》GGOという異世界にコンバートし、そこで《銃弾を剣で斬る》実戦経験を積めたからだと言っていた。「どんな高速魔法も対物ライフルの弾丸よりは、遅い」と真顔で宣う俺に流石の皆も3秒以上絶句していた。
以上のような理由で、恐らく...いやほぼ間違いなく、現在アルヴヘイムで《魔法破壊》が使えるのは、俺一人、しかも俺は、それをこっそり練習するだけで、デュエルやパーティー狩りでは、一切使わないので、この場の大手ギルドメンバーたちは見るのすら初めてのはずだ。
そして絶句してたアスナ達が正気に戻ると
アスナ「キリト君行って!!私達で時間を稼ぐから!!」
キリト「あぁ!いくぞ皆」
と叫びボス部屋の扉へ走ると
ユウキ達は、頷き付いてくる
そしてボス部屋に入ると扉が勝手に閉まり回廊側の音は一切聞こえなくなった。
これで、内部での戦闘が終わるまで、もう誰も扉を開けることはできない
キリト「みんな、ポーションでHPMPを全快にさせておいてくれ。ボス戦の手順は打ち合わせどおり。序盤の攻撃パターンは単純だ落ち着いて避けるんだ」
俺の言葉に、六人はこくりと頷き、赤や青の小瓶を取り出す。
それらを飲み干したあとも
皆が何かを言いたそうにしていることに気づき、俺は、軽く首を傾げた。すると、代表してユウキが一歩踏み出し口を開いた。
-
- 19 : 2015/05/17(日) 02:44:31 :
- 少し皆さんに質問です
このSSの終わりの事なんですが
どんな終わり方が好ましいですか?
1.ユウキと結婚end
2.ユウキとキリトの付き合ってend
3.その他
※その他の場合どんなのがいいか記入お願いします
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- 20 : 2015/05/17(日) 03:11:02 :
- 期待です!
個人的には、ユウキとの結婚エンドがいいですねー
-
- 21 : 2015/05/17(日) 10:56:44 :
- 結婚!
-
- 22 : 2015/05/19(火) 02:46:51 :
- そうですか了解です
結婚に向けてストーリーを組んで見たいと思います
これからも宜しくお願いいたします
-
- 23 : 2015/05/19(火) 04:15:31 :
- ユウキ「キリト...さっきの人達、ボクらを行かせるために...」
キリト「あぁ...あいつらなら大丈夫だ...それより俺達は、先に行かせてくれたあいつらの為にも頑張ろうユウキ」
と言い微笑みながら、そっと頷く。
ユウキ「うんそうだね」ニコッ
ユウキは、微笑み返してきた
その時に少し俺は、ドキッとしたというのは、内緒だ。
とは、言ったものの流石のアスナ達でもあの人数を相手に生き抜くには、難しい
下手したらもうHPゲージを削り切られ、小さな《残り火》リメインライトとなっているだろう。
いやそのまま待ってもアスナのHPゲージを削り切られていたら蘇生できる奴は、いないつまり全滅してしまっているとしたらすでにセーブポイントまで戻っているはずだ。
いわば捨て石となった皆の事を気にしていたのだろうユウキたちを順に見回し、
キリト「頑張ろう」
という俺の言葉に頷き「おー!!」という掛け声が上がる
-
- 24 : 2015/05/19(火) 14:56:21 :
- ユウキ「よぉーし...勝負だよ!」
ユウキが凛とした声に全員の気勢と黒巨人の咆哮が重なって続いた。
それと同時に俺は、ボスのすぐ側まで剣を構え走り
キリト「はぁ!!」
俺の方に振りおろしてきたボスの腕をソードスキルで弾きあげ
キリト「ユウキ!!」
と叫ぶとユウキは、走り俺の体を飛び台にして高く飛び上がって2本の首の付け根中央に斬撃を当てる
そうすると黒巨人は、「グオオォォォォ!!」という悲鳴じみた雄叫びを漏らし、ハンマー攻撃を中止して、四本の腕を首の前でしっかり交差させて体を丸めた
ユウキ((キリトの言った通りだ。これなら行ける!!))
キリト「まだだ!!油断するなユウキ!!」
着地したユウキに向かって黒巨人は、ハンマーを横に振り回してくる
ユウキ「!?やば...」
キリト「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は、《二本の剣》で受けハンマー攻撃の軌道をそらしスキルで4連攻撃
《皆不思議に思うだろうキリトがなぜ存在しないはずの二刀流になっているって事を
だがキリトには、それが普通なのだ交互にソードスキルを発動して硬直無しで攻撃することができる
システム外スキル《スキルコネクト》を使ったからだ
だから実は、二刀スキルに見えて片手スキルなのだ》
ボスの攻撃パタンに変化が出たな
って事は、結構HPを削れているはずだ
ユウキ「ありがとキリト」ニコッ
キリト「あぁ、ユウキ一気にたたみかけるぞ、皆は、攻撃をあしらってくれシウネーさんは、皆のHPゲージを確認しつつ回復を!」
ユウキ「うん」
ジュン「おう」
シウネー「は、はい」
タルケンとテッチとノリは、頷く
多分これが最後のチャンスだろう回復のシウネーのマナポーションは、かなり 減っているはずだ
俺は、再びボスの近くまで走り
キリト「ユウキ!!これが最後のチャンスだ!!」と叫ぶ
ユウキ「任して、兄ちゃん!!」
-
- 25 : 2015/05/19(火) 14:58:33 :
- 少し設定が弄られていますがそこは、ご了承下さい
-
- 26 : 2015/05/28(木) 02:19:31 :
- すみませんリアルが忙しくて
投稿遅れました
-
- 27 : 2015/05/28(木) 02:20:02 :
- にい...ちゃん?
思わぬ呼び方をされ、俺が瞬きをしたその時にはもう、少女は俺の背中を台にして飛んで
ユウキ「うりゃああああ!!」
という鋭い掛け声とともに、ユウキは、まるで不可視の翅を羽ばたかせたかのように、高く高く飛翔した。
一気に巨人の胸元に迫ると同時に、右手の剣を大きく引き絞り、
ユウキ「やぁーっ!!」
再度の気合を迸らせながら、二つの首の接合部目掛けて、凄まじいスピードで突き込んだ。青紫色のエフェクトフラッシュが迸り、円形の部屋中に眩く照らし出した。
空中でソードスキルを発動させた場合、
例え飛行不可エリア内であったとしても技が出終わるまでは、使用者が落下することは、ない
ユウキは黒巨人の正面に滞空したまま、
電光のように右手を閃かせ続けた。
右上から左下に向かって突きを5発。
そのラインと交差する軌道でもう5発
鋭い剣先がクリティカル・ポイントを抉るたび、巨人は、4本の腕を震わせ悲鳴じみた絶叫を上げる。
バツの字を描くように突き技を叩き込むと右に捻り、右手の剣の刀身をあてがった。
瞬間に放たれた閃光の、あまりの眩しさに目を細めるとユウキの黒曜石の剣が、今だけは、金剛石に変わったように見えた。
純白に輝く剣は、鈴の音のような澄んだサウンドを響かせながら、エックス字の交差点
巨人の二つの首の接合点に見事命中すると、そのまま刀身の根元まで深く深く貫いた。
-
- 28 : 2015/05/28(木) 02:20:27 :
- 巨人が絶叫を途切れさせ、不自然な体勢で全身を凍らせた。
キリトもジュンやテッチ達も、そして右手をいっぱいに伸ばしたユウキも、時間が停止したかのような静寂の中でしばし動きを止めた。
やがて、深く貫いた剣を中心に、黒光りする巨人の肌に無数の白い亀裂が発生した。
ひび割れは、その内部から放たれる光の圧力に耐えかけるように、ぴしぴしと長さと太さを増していく。
それらはたちまちのうちに胴体と四肢全てに広がり。
立ち木が裂けるような乾いた音を響かせ、二つの首の接合部から黒巨人は真っ二つに分断された。直後、ガラスの彫像が圧潰するかの如く、4mの巨体が大小無数の塊となって砕け散った。
そう、やっと黒巨人のボスを倒す事ができたのだ
キリト「は...はは...倒したのか...俺達...」
俺は、掠れた声を漏らし剣を地面に突き刺しあまりの疲れに膝をつけてしまう。
周りをよく見ると皆もかなり消耗していて座ったり等をして休憩している
そして少し時間が経つと立てる位にまでは、回復できた
そして立ち剣をしまって後ろを向いてユウキに話しかけようとすると
ユウキ「キリトー」
ユウキは、勢い良く抱き着くように俺の胸に飛びこんできた
キリト「ぐはっ!?」
-
- 29 : 2015/06/01(月) 01:58:17 :
- 期待!
-
- 30 : 2015/06/03(水) 23:40:37 :
- きたーい!o(・`д・´。)ヵ゛ンハ゛レ !
-
- 31 : 2015/06/05(金) 00:04:25 :
- コメントありがとうございます
その期待にこたえられるように
頑張っていきます。
-
- 32 : 2015/06/05(金) 00:04:38 :
- 俺は、大げさな悲鳴を上げながら、ユウキと一緒に床に倒れ込んだ。
至近距離でお互いの本当にある意味スレスレな状態なのだがあまりの嬉しさに気づかなかった。そして同時に叫ぶ。
ユウキ「あははは‥‥やった‥‥勝ったよ、キリト!」
キリト「あぁ!やったなユウキ、ふぅ...結構疲れたな...」
上にユウキを乗せたまま、誤解を招きそうな格好のまま
俺は、そんな事を気にせずに、脱力し寝転がる
周囲の皆も同じくへたり込んでいた。
その時、
俺は、今更今置かれている色々
とまずい状況に気づいた。
キリト「ゆ、ユウキ...そ、そろそろ降りてくれないか...//」
ユウキ「...へ?...」
ユウキは、顔が凄い近いにも関わらず
まだ気づいていないようだ。
運良くシウネー達も気づいていなかった。
キリト(...よし...)
キリト「あのなユウキ男と女の子が...その...こんなふうに密着していたら色々と...」
と多少言葉を濁らして説明すると、それでようやく察したのか顔を真っ赤にして急いで俺の上からおりた
-
- 33 : 2015/06/05(金) 20:39:42 :
- ユウキ「ご、ごめん、キリト...///」
その二人が顔を真っ赤にしてる中
シウネー達は、やはり気づかず、ぐったりとしていた。
そのうちに
ボス部屋の扉がゆっくり開き攻略ギルドのメンバーが入ってきた
だが入ってきた途端奴等は、言葉を唖然していた奴と悔しがっている奴二種類に分かれていた...
まぁ当たり前だろう
なぜなら
少数一つのパーティーでボスを倒すなんて事は、新生アインクラッド実装から今まで無かった事もある。
その上そのパーティーにボスを先に倒された。
悔しがったり、言葉を失う事は、普通だと思う...
そんな奴等に
ユウキは、まだ少し顔が赤いが「どうだ」って言わんばかりの微笑みを浮かべながら攻略ギルドの奴等に向かってピースする。
そして何かの偶然かシウネー達も同じくタイミングでピースをしていた。
それを見た俺は、何故か顔が緩んで微笑むと同時に
キリト(こういうのたまには、良いかもしれないな)
俺もギルドの奴等にピースした。
-
- 34 : 2015/06/05(金) 20:41:31 :
- んー...少し言葉がおかしい気が...
えっと気になる事があったら
どんどん言ってくださいね。
あ、でも中傷的なコメントは、ご遠慮下さい...
-
- 35 : 2015/06/05(金) 21:55:22 :
- 気になること・・どーしたらこんなすごいの作れるんですか?
-
- 36 : 2015/06/05(金) 22:39:34 :
- す、凄いですか?自分は、キリトを演じてる様なものなので少し説明難しいですね...
えっとこういった原作の一つのキャラを変えるだけならばその変えたキャラの喋り方や感情を考えるだけですが...
オリジナルストーリーの場合は、なんて言ったらいいかわからないです...
聞いてくださいって言ったのにこんな回答ですみません...
-
- 37 : 2015/06/05(金) 23:07:13 :
- 更新待ってましたー!!
僕も本当に凄いと思いますよー!
-
- 38 : 2015/06/05(金) 23:24:34 :
- そうですか〜んー自分では、良く分からないんですねw
ありがとうございますそう言ってもらえるだけで嬉しいです
-
- 39 : 2015/06/06(土) 01:00:23 :
- えっと...ちょっと今更ですがちょっと質問があります
エロい場面がそのうちうっかり出してしまいそうなんですが
投票しようと思っています
別に構わないって人は、1
辞めてくれって人は、2
とコメントお願いします。
-
- 40 : 2015/06/06(土) 02:26:57 :
- 1で大丈夫ですよ
-
- 41 : 2015/06/06(土) 10:53:12 :
- 1でおkです( `・ω・´)ゞ
-
- 42 : 2015/06/06(土) 13:30:18 :
- 1ですか、投票ありがとうございました。
気合が入ってきましたよ。
-
- 43 : 2015/06/06(土) 13:30:31 :
- その後
奴等は、数十通りの捨て台詞を残して攻略ギルドが引き上げたあと、
俺とスリーピングナイツの面々は、部屋の奥の扉を開けた。
長い螺旋階段を登り、東屋ふうの小さな建物から飛び出すと、そこはもう前人未倒の28層だった。
すぐ近くの主街区まで一息に飛び、中央広場の転移門をユウキがアクティベートしたところで、ボス攻略クエストは全て完了となった。
さっそく、青く光るゲートを使ってロンバールの街まで戻ってきた七人は、広場の片隅で輪になると、あらためてばしんばしんとハイタッチを交わした。
キリト「皆お疲れ様、ついに終わったな」
笑みとともに言いながら、俺は、そこはかとなく寂しさを感じた。
あくまで傭兵である身ときては、契約終了は、すなわちひとまずの別れを意味する
いいや、これから友達になればいい時間は、たっぷりある───
と思い直していると不意に俺の肩をぽん、とシウネーが叩いてきた。
整った顔には、いつになく真剣な色が浮かんでいた。
シウネー「いいえキリトさんまだ終わっていません」
キリト「...え?」
シウネー「大切な事が残っていますよ」
あ、そうかユウキ達の...いやスリーピングナイツの皆の目的は、ボス攻略そのものではなく、ギルドに存在した証として黒鉄宮の《剣士の碑》に全員の名前を残す事なんだ、だったらまだ浮かれるには早い───。
しかし続けてシウネーが発した言葉は、俺の予想を大きく裏切るものだった。
シウネー「──打ち上げ、しましょう」
その発言に一瞬言葉を失ったが、片手を腰に当て笑みを浮かべた。
ジュン「うん、やろう!どーんと盛大にやろう」
と言うとジュンがやっとにやっと笑みを浮かべた。
ジュン「なんせ予算は、たっぷりあるしな!場所は、どうする?どっか大きい街のレストランでも貸し切りにすっか」
キリト「...ん...?」
俺は、ふと思い立った
皆と会ってから2日だが、この人達ならきっと古い友人達とも仲良くなれるに違いない、と確信しながら。
キリト「えっと、そういう事なら俺の家(プレイヤーホーム)に来ないか?小さいところなんだが」
-
- 44 : 2015/06/08(月) 15:50:04 :
- 期待
-
- 45 : 2015/06/10(水) 19:26:41 :
- 期待、これからも頑張ってください
-
- 46 : 2015/06/10(水) 21:02:27 :
- ありがとうございます
実は、自分学生で少し忙しくなっちゃって投稿できませんでした。
今日は、少しだけ書きますね。
土曜日投稿すると思いますのでそれまで待って居てもらえると嬉しいです
-
- 47 : 2015/06/10(水) 22:18:30 :
- それを聞いた、ユウキがぱっと顔を輝かせた。
だが、どうしたことか、その笑顔は、雪が溶けるようにたちまち消え去った。
そのまま、軽く唇を噛んで俯いてしまう。
キリト「ゆ、ユウキ?どうしたんだ?」
俺は、戸惑った
いつも元気だったユウキは、顔を上げようとしなかった。
それを代弁するかのようにシウネーが口を開いた
シウネー「...あのごめんなさい、キリトさん気を悪くしないで頂きたいんですけど...私達は...」
だが言葉は最後まで続かなかった。
ずっとした向いていたユウキが突然鋭く息を飲み込むと、右手でシウネーの手を掴んだのだ。
ユウキはきつく唇を引き結び大きな瞳に切々とした光を浮かべて無言のままシウネーを見つめた。
何かを言いかけるように二、三度唇が小さく動いたが、音が発せられることは、無かった。
キリト「...(ユウキは、何故こんな悲しそうな顔をしているんだ...)」
だが、シウネーには、ユウキが言いたいことがわかったようだ。
口許にごくごくかすかな微笑を浮かべると右手でユウキの頭をぽんっと撫で、アスナに向き直った。
シウネー「キリトさん、ありがとう。お気持ちに甘えてお邪魔させていただきますね。」
-
- 48 : 2015/06/11(木) 16:51:54 :
- 勉強も頑張ってください
期待してます
-
- 49 : 2015/06/15(月) 02:22:47 :
- すみません熱出て倒れてしまって書けませんでした。
今日中に続きを書きたいと思いますので宜しくお願いします
-
- 50 : 2015/06/15(月) 02:23:17 :
- 48番さんありがとうございます
頑張りますね
-
- 51 : 2015/06/16(火) 03:07:08 :
- すみません遅れてしまいました
-
- 52 : 2015/06/16(火) 03:07:22 :
- 今の一幕の意味が理解できない
と俺が考えているとすぐにその場の空気を吹き散らすようにノリがいつもの豪快な声で言った
ノリ「そうと決まったら、まず酒だな!樽で買おう、樽で!」
タルケン「ここには、ノリの好きな芋焼酎は、無いですよ」
眼鏡を押し上げながらぼそぼそとタルケンが口を挟むと、たちまち厳しい突っ込みが背中に飛んだ。
ノリ「なんだとこら、いつアタシが芋焼酎好きなんて言ったか!アタシが好きなのは、泡盛の古酒なんだぞ!」
ジュン「色気のなさじゃ一緒じゃんかよ」
ジュンが更なる突っ込みに、皆の笑いが続く。俺も一緒に笑いながら、ユウキに再び視線を向けた。ユウキの顔にもようやく笑顔が戻りつつあったがその瞳に揺れるどこか切なそうな色は、まだ完全には、消えていないように見えた。
連れ立ってロンバールの中央市場に赴き大量の酒と食料を買い込んでから一行は22層に転移した。
小さな広場から飛び立ち、深い雪に埋めれた森を眼下に見ながら南を目指す。
氷の張った湖を一息に超えると、木立のの中にひっそりと開けた空き地と、そこに建つ小さなログハウスが見えた。
ユウキ「あっ、あそこ!?」
ユウキは、子供みたいなはしゃぎ声と共に俺が頷く。
キリト「あぁそうだ...あっ...」
俺が答えるや否や、ユウキは、両手を広げると一気に加速した。
そのまま、まっすぐ家の前庭目指して落ちていく。
直後、ぼふーんと盛大な雪煙があ上がり、近くの梢から驚いた鳥の群が飛び立った。
-
- 53 : 2015/06/16(火) 03:08:01 :
- まだ少しゴタゴタが残っててここまでしか書けませんでしたすみません...
-
- 54 : 2015/07/09(木) 03:24:10 :
- シウネー「...まったく」
シウネーと顔を合わせ笑い、
俺も翅を広げて着陸体勢に入った。しばらく滑空してからすとんと庭に降り立つと、待ちきれないように足踏みしていたユウキに引っ張られるようにしてドアに向かう。
家に、仲間たちの誰かがいたらさっそく紹介しようと思っていたのだが、部屋は、無人だった。
大手ギルドを足止めしてくれたアスナとクラインは、まだセーブポイントから戻っていないのだとしても、リズやシリカ達までいないというほは、もしかしたらこの展開を予想したうえで、七人だけで騒げるように気を遣ってくれたのかもしれない。
ユウキ「へぇー、ふうーん、ここがキリトのおうちかあ!」
ユウキは嬉しそうに、床から生えたテーブルや赤々と火が燃えさかる暖炉、壁に掛けられた剣などを見てまわっている。
残り六人はテーブルの周りに集まると、それぞれのアイテム欄から買い込んできたご馳走を取り出した。
たちまち正体不明の酒肴やお菓子が山のように積み重なる。
ノリの希望どおり樽で仕入れたワインの栓を抜き、黄金色の液体をなみなみと注いだグラスが並ぶと、それでもう宴席の準備は、完了した。
キッチンでアスナ達が置いている調味料コレクションに見入っていたユウキをジュンが捕まえてリビングに引っ張ってきて七人揃ってテーブルにつく。
乾杯の音頭を任されたユウキが、握ったグラスを掲げて、満面の笑みで叫んだ。
ユウキ「それでは、ボス攻略成功を祝して.........かんぱーい!」
乾杯!の唱和と、かちんかちんとグラスがぶつかり合う音が続き、全員が一気にワインを干す。
後は、たちまち秩序無きどんちゃん騒ぎへと移行した。
-
- 55 : 2015/07/09(木) 03:27:17 :
- ジュンとテッチが先刻倒したボスの話、ノリとタルケンがALOに存在する酒の話で盛り上がっている隣で、俺は、ユウキとシウネーから、今までコンバートしてきたVRMMO世界の話を聞いていた。
ユウキ「間違いなく最悪だったのはねぇ、アメリカの《インセクサイト》っていうやつだよー」
ユウキは、両手で体を抱くような素振りをしながら、顔をしかめた
シウネー「ああ...あれは、ねぇ...」
シウネーも頷きつつ苦笑いを浮かべる。
キリト「へぇ...どんな奴なんだ?」
ユウキ「虫!虫ばっか!モンスターが虫なのは、ともかく、自分も虫なんだよぉー。それでも
僕は、まだ二足歩行のアリンコになったんだけど、シウネーなんか......」
シウネー「だめ、言わないでー」
ユウキ「......でっかいイモムシでさ!口から、い、糸がぴゅーって......」
そこで我慢しきれないように、ユウキは、けたけたと笑った。
シウネーが唇を尖らせると俺まで我慢出来ずに一緒になって笑った。
-
- 56 : 2015/07/09(木) 03:29:45 :
- ふぅ....やっとの思いで久しぶりに投稿できました
ゴタゴタがやっと片付いたのでこれから話を作っていって投稿しようと思います
今まで待たせてしまった方々には、本当に申し訳ありませんが
これから頑張って行くのでよろしくお願い致します
-
- 57 : 2015/07/11(土) 04:39:39 :
- 待ってたー!この小説好きなのでこれからも頑張ってください!
-
- 58 : 2015/07/14(火) 13:18:22 :
- キリト「ユウキ達は、みんなで色んな世界を旅してきたんだな...」
ユウキ「キリトは?VRMMO歴かなり長そうだけど」
キリト「俺は、えっとここだけなんだ。この家を買うユルドを貯めるのに、随分時間が掛かったからな」
ユウキ「そっかー」
ユウキは顔を上げると、もう一度両眼を細めてリビングを見渡した。
ユウキ「でも、ほんと、すっごく居心地きいよ、このお家。なんだか...昔を思い出すって感じ」
シウネー「そうですね。ここにいると凄くほっとします」
シウネーもこっくりと深く頷く。
と、不意に、その小さな口がアッというふうに開かれた。
キリト「ど、どうしたんだ?シウネー?」
シウネー「しまった、忘れてました!お金と言えば...私たち、キリトさんにボス攻略のお手伝いをお願いする時に、ボスがドロップしたものを全部お渡しするって約束してましたよね。どうしましょうこんなに色々買い込んじゃって」
ジュン「うわ、ボクもすっかり忘れてた!」
申し訳なさそうに肩をすぼめる二人に、笑って手を振ってから俺は、口を開いた。
キリト「いいよ、何もいらないその代わり、頼みたいって言うかお願いがあるんだけどいいかな?」
ユウキ「え......?」
キリト「契約は、これで終わりなんだが...俺は、ユウキともっと話がしたい。訊きたいこともいっぱいある。だから俺をスリーピング・ナイツに入れてもらえないか?」
ALOでギルドに無所属で実力評価だけでボス攻略に誘われていたし
それに大手のギルドからのギルド介入の誘いもあった
それにしてもクラインやリズたちと小さなギルドを結成しようという話が出なかったわけでは、ないが、何となくそのままになってしまっていた。
昔...デスゲーム...SAOのプレイ中俺は、あるギルドにはじめは、入っていただがそのギルドでは自分のレベルを偽りそのギルドの人達に慢心を与えてしまったのだ。
その慢心故か俺達は、ギルドリーダーが家を買いに行ってる間に少し上の層にお金稼ぎ目的ということで行ってしまい行きは、良かった...だが帰りは、地獄だった
帰りにある隠しフロアを見つけ俺は、止めたがメンバーの一人がそのフロアの中のボックスを開けたのだそれがトラップともわからずに...開けた途端ブザーがなるとともにそこは、転移結晶が使えなくなる部屋と化しモンスタートラップが発動し大量の敵がわいてきた...
俺は、何とか敵を一掃でき...生き残れたが他のメンバーは、全滅
絶望していた...その後ギルドリーダーにその事を伝えるとそのリーダーは、身を投げ死んだ...
それが恐れになっていて
多分俺は、ギルドに所属できなかったんだろう。
アスナ達は、突然他のギルドに参加すると話しても不満顔を見せるどころか協力や応援までしてくれたのは、それを知っているからだろう。
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- 59 : 2015/07/14(火) 13:19:12 :
- すみません考えるのに時間がかかってしまって投稿が大幅に離れてしまいました...
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- 60 : 2015/07/14(火) 13:21:21 :
- <<57さん
はい応援ありがとうございます
これからも頑張って行きますので
よろしくお願いします
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- 61 : 2015/07/14(火) 13:26:46 :
- 話に変更点とかおかしいところがある気がするんですけど...自分じゃわからないですね...
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- 62 : 2015/07/16(木) 05:23:05 :
- うまく書けてるとおもいますよー
期待です!
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- 63 : 2015/07/20(月) 10:54:33 :
- とても面白いです。
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- 64 : 2015/07/31(金) 20:45:03 :
- やっぱりユウキ×キリトいいね!
面白いし続き期待です
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- 65 : 2015/08/12(水) 22:17:35 :
- がんばってくださいね。
結婚エンドがいいです
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- 66 : 2015/08/12(水) 22:24:15 :
- がんばってください応援しています
結婚エンドがいいです
-
- 67 : 2015/08/12(水) 22:49:12 :
- このss大好きです(≧∇≦)
あと結婚endがみたいです
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- 68 : 2015/09/01(火) 21:05:40 :
- はじめて読みました。
やっぱキリユウいいですよね!これからも頑張ってください。
結婚エンドが見たいです!
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- 69 : 2015/09/08(火) 22:03:58 :
- やっぱり キリト×ゆうきは最高ですね
これからも期待してます!
頑張ってください!!
-
- 70 : 2015/09/10(木) 06:04:22 :
- 最近忙しくて話も考えられなくて投稿もできずにすみません
今日やっと休みが取れたので今日中にある程度考えて少しでも多く進める為に頑張ります
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- 71 : 2015/09/10(木) 06:04:48 :
- 期待してくれている皆様本当に申し訳ございません...
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- 72 : 2015/09/11(金) 06:34:47 :
- 話を考えて書いてる途中で寝てしまって投稿が遅れてしまいましたすみません
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- 73 : 2015/09/11(金) 06:34:58 :
- 俺の言葉を聞いたユウキは、すぐには、答えず、きゅっと唇を嚙んだ。
見開かれた大きな瞳に、再びもどかしそうな光がたゆたう。
いつのまにか、シウネーも、そして他の四人も、話を止めてじっとユウキと俺を見ていた。
訪れた静寂の中、ユウキは長いあいだ無言で俺を凝視していた。
やがて動いた唇から発せられた声は、いつになく揺れていた。
ユウキ「あのね......あのね、キリト。僕たち......スリーピング・ナイツは、もうすぐ......たぶん、春までに解散しちゃうんだ。それからは、みんな、中々ゲームには、入れないと思うから...」
キリト「あぁ...わかっているさ。それでいいんだ俺は、ユウキと......皆と友達になりたい。それくらいの時間は、あるよな......?」
俺は、少し身を乗り出し、ユウキの紫色の瞳を覗きこんだ。
だが恐らく初めてのことだったが、ユウキは、逃れるようにすぐ視線を逸らしてしまった。そのまま、小さく左右に首を振る。
ユウキ「ごめん......ごめんね、キリトほんとに......ごめん」
何度もごめん、と呟くユウキの声は、いつになく辛そうで俺は、それ以上言い募ることが出来なかった。
キリト「そうか......。いいや、俺の方こそ、無理なお願いをしてすまないな、ユウキ」
シウネー「あの...キリトさん、私...私たちは、...」
傍らで、シウネーがユウキの言葉を補おうとするかのように言いかけたが、珍しく彼女も言うべき言葉が見つからなかったようだった。
俺は、揃って辛そうな顔をしている皆をぐるりと見渡すと、場を取り直すようにぱたんと手をたたき、意識して元気な声を出した。
キリト「ごめんな、急に変なこと言って、困らせちゃったな。景気づけに、アレ、見に行くか!」
ユウキ「アレ......?」
首を傾げるシウネーと、俯いたままのユウキの肩を童子にぽんと叩く
キリト「肝心なことを忘れていないか?きっともう更新が黒鉄宮の《剣士の碑》に反映されているはずだ!」
ジュン「おっ、そうか!」
ジュンが大声を出して立ち上がった。
-
- 74 : 2015/09/11(金) 06:40:43 :
- ここからの話は、考えているのですがまだ会話を考え書いてる途中です
これからいろいろ変更点やオリジナルストーリーが入ります
まずは、ユウキのお姉ちゃんがお兄ちゃんになります
そして等々キリトがユウキの病室へ
ですがその間の空白に少しオリジナルストーリーが長めに入ります。
ですので投稿が大幅に遅れてしまう可能性があります
申し訳ございません
-
- 75 : 2015/09/11(金) 06:42:55 :
- 1週間に1度は、投稿が出来ると思いますので
頑張って自分のやらないといけない仕事を片付け土日の休みを勝ち取ってきますので気長に待っていただけると嬉しいです。
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- 76 : 2015/09/11(金) 20:42:53 :
- 仕事って大変ですよね…
-
- 77 : 2015/09/15(火) 21:42:53 :
- 頑張ってください
-
- 78 : 2015/09/21(月) 02:06:25 :
- ジュン「行こう行こう!写真撮ろうぜ!!」
キリト「行くか ユウキ」
俺がもう一度言うと、ようやくユウキは顔を上げ小さく笑った。
まだどこか元気のないユウキの手を引き転移門から飛び出すと俺は、久々に訪れた《はじまりの街》 の中央広場を見渡した。
キリト「やっぱここは、広いな...さぁこっちだ皆」
巨大な王宮に背を向け、花壇の間を縫うように早足で歩くとすぐに前方に四角い《黒鉄宮》 の姿が見えた。
アインクラッドでも最も有名な観光スポットの1つなので、初心者からベテランまで多くのプレイヤーが出入りしている。
高いメインゲートをくぐり、建物の中に踏み込むと、ひんやりした空気が肌を撫でる。
途轍もなく高い天井にプレイヤーたちのブーツが鋼鉄の床を叩く音が無数に反響する。
同じようにかんかんと高い足音を立てて、俺やユウキたちは、奥の大広間に向かった。
2つの内門を抜けると、ひときわ静謐な雰囲気に包まれた空間が広がり、その中央に巨大な横長の鉄碑が鎮座していた。
ジュン、ノリ「あれか!」
ジュンとノリが、俺とユウキの両側を抜けて走っていく。
数秒遅れで《剣士の碑》の足許まで達すると、俺は、顔を上げびっしりと並ぶ文字列の末尾を探した。
ユウキ「あ......あった」
不意に、ユウキが呟きた俺と繋いでいる手にきゅっと力がこもったのがわかる。
同時に俺も見つけた。
黒光りする鉄碑のほぼ中央、【Braves of 27th floor】の一文の下に、アルファベットで七人の名前が深々と刻み込まれていた。
ユウキ「あった...僕達の名前だ......」
どこか呆然としたようにユウキが呟く。
その瞳が微かに潤んでいるのを見て、胸が詰まるような感じがした。
-
- 79 : 2015/09/28(月) 14:44:06 :
- あまりにも数が少ないですね...貯めて投稿しますので遅くなります
-
- 80 : 2015/09/28(月) 20:53:52 :
- 待ってます!
-
- 81 : 2016/01/09(土) 06:14:32 :
- ジュン「おーい、写真撮るぞ!」
ジュンの声が後ろから響いて、
俺は、ユウキの肩を掴むと、くるんと半回転させて...
キリト「ほら、笑おう、ユウキ」
ユウキは、俺の言葉を聞いた後、ようやくニコッと笑顔を見せてくれた。
六人が碑の前に並ぶと、ジュンは、
《スクリーンショット撮影クリスタル》のポップアップウインドウを操作し、タイマーを設定して手を離した。
クリスタルは、そのまま空中に留まり、上部にカウントダウン表示が瞬く。
走り寄ってきたジュンがユウキとテッチの間に収まり、全員が大きく笑った瞬間、パシャっと音がしてクリスタルが光った。
ジュン「おっけー!」
ジュンが駆け戻っていくと、アスナとユウキは、もう一度振り返って
《剣士の碑》を見上げた。
キリト「やったな!ユウキ!」
俺は、手を話すとユウキの頭をそっと無意識に撫でていた。
ユウキは、こくんと頷き、長い時間ずっと7人の名前を見つめていたが、やがて密やかな声で呟いた。
ユウキ「うん...。ボク、ついにやったよ。兄ちゃん」
キリト「ははは」
それを聞いて俺は、俺は、つい笑みをこぼした。
キリト「ユウキ、また言ったな」
ユウキ「え......?」
何のことだかわからない、というふうにユウキは、俺の顔を見た。
キリト「俺のこと、兄ちゃん、って、ボス部屋でも言っていたよな!まぁもう一人妹ができたみたいで俺は、嬉しいけどな...____!?」
何気なく言いかけた言葉を、俺は、途中で呑み込んだ。
ユウキが、両目をいっぱいに見開いて、口元を手で覆っていた。
その紫色の大きな瞳に、みるみるうちに透明な雫が盛り上がり、頬を伝って次々に滴った。
キリト「ゆ......ユウキ......!?」
その涙を確認し、驚き
ユウキの顔を覗き込んでみると
恥ずかしさ...というより悲しみの表情をしていた
それに焦り息を呑んで手を伸ばそうとした俺から、ユウキは、二歩、三歩と後ずさり
唇が動き掠れた声が流れた。
ユウキ「キリト...ぼ、ボク......」
不意にユウキは、俯くと、溢れる涙をぐいっと拭って、左手を振った。
出現したウインドウを、震える指で叩く。たちまち、その小さな体を白い光の柱が包み____
それを最後に、
不敗の超剣士《絶剣》ユウキは、アインクラッドから姿を消したのだった。
-
- 82 : 2016/01/09(土) 06:16:43 :
- お待たせ致しました
とりあえずここまでは、書きました
オリジナルな部分に少し大丈夫か不安な点がありますが
ここからは、オリジナルな内容が多々含まれるようになりますので
暖かい目で見ていてください。
よろしくお願いします致します。
-
- 83 : 2016/01/09(土) 06:19:32 :
- 続きに関しては、只今
制作中です
3ヶ月も経ったのにこれだけ?と疑問に思う方もいるかも知れませんが...
本当に申し訳ございません...
-
- 84 : 2016/01/09(土) 08:41:45 :
- その後...
ユウキがログインしていないか確認する為に俺は、その間に何度かログインをしていた。
そしてこの時の俺は、
このユウキと会えない期間が増える度心がギュッと...締め付けられるような苦しみと、悲しみ...
そう俺は、それ程までにユウキを必要としていて、ユウキをそれ程好きになっていたのだと...それが恋なんだとまだ気づいては、居なかった
俺は、何度もメッセージを送ったがログインをしていない為読まれてもいないし届いてもいなかった
そしてユウキがアインクラッドから姿を消した日から3日後の夕方の事...またユウキがログインしていないかと
ログインしてメッセージを確認していた
その時のことだったシウネーがログインして、《キリトさん、ユウキの事でお話があります、ロンバールの宿屋に来てもらえないでしょうか...?》っと
俺にメッセージを送ってきた
俺は、そのメッセージを読んだ瞬間いても立っても居られずシウネーの元へ...二日前の夕方、溜まり場になっていたロンバールの宿屋に飛んだ...
____ロンバールの宿屋____
ロンバールの宿屋に俺が来るのを分かっていたのかシウネーが一人で俺を迎え、睫毛を伏せてそっとかぶりを振った。
キリト「シウネー...久しぶりだな、それで最近ログインをしていなかったみたいだがユウキの話って何の事なんだ?」
いつも通りに接しようと俺は、シウネーに話しかけた。
シウネー「私達も、あれからユウキと連絡が取れないのです。ALOだけでなくフルダイブ自体している様子は、ありませんし、現実世界の彼女について知っていることもほとんどありません。それに...」
シウネーがそこで言葉を切り、どこか気遣わしそうな視線で俺を見た。
キリト「......?」
シウネー「キリトさん。たぶん、ユウキは、再会を望んでいないと思います。誰でもない、あなたのために」
俺は、愕然と言葉を失った
数秒たってから、どうにか声を絞り出した。
キリト「ど、どうしてだ!?いや...何となくユウキやシウネーたちが俺と必要以上に近づかないようにしていたのは、わかっては、いた。俺の事が迷惑だって言うなら、もう追いかけたりは、しない...だが俺の為と言われても納得するなんて事は、出来ない」
そうわかっていたんだ、ユウキやシウネー達の反応を見ていて少しは、予想が付いていた。
普通にコンバートをしてALOに来たとしても、ユウキの実力は、ガチな実力者達を遥かに凌いでいた
現に俺もユウキに負けた。
普通では、ありえない位の別格の実力者でもあったそれが一つの結論いや想像でしかないが
ユウキは、完全にこの世界の住人
つまり《ザ・シード連結体》全体...いやフルダイブ環境そのものの申し子、そんな気がしていた。
俺は、アインクラッド...いや...
ソートアートオンラインに約2年
ログアウトが出来ずにすごしていた...簡単に考えると住人と言われてもおかしくは、ないだからこそ
仮設であってもフルダイブ環境の住人だと説が出た以上
ユウキに親近感を感じらずには、いられなかった。
-
- 85 : 2016/01/09(土) 18:19:44 :
- 待ってました!
-
- 86 : 2016/01/10(日) 06:21:32 :
- 今日ユウキの病院に行くところまでは、考えてありますので投稿しますね。
まだ書き途中ですけどね...
-
- 87 : 2016/01/10(日) 06:24:20 :
- シウネー「迷惑なんて......」
いつも静謐な態度を崩さないシウネーが、珍しく表情を歪め、激しく首を左右に振った。
シウネー「私達は、あなたと出会えたことを本当に嬉しく思っています。この世界で、最後にとても素敵な思い出が作れたのはアスナさんのお陰です。ボス攻略を手伝って下さったこと、そしてギルドに入りたいと言ってくださったこのには、どんなに感謝してもし足りません。ユウキも、きっとそう思っています。でも......どうか、お願いですから、これで私たちのことは、忘れて欲しいのです」
ほこで言葉を切り、左手を振ってウインドウを操作した。俺の前に、小さなトレードウインドウが現われた。
シウネー「予定には、少し早いのですが、スリーピング・ナイツは、もうすぐ解散する事になると思います。キリトさんへのお礼は、ここにまとめてあります。この間のボスからドロップしたものと、私たちの全ての所持アイテムを...」
キリト「悪いがそれは、受け取れない...」
指先を叩きつけるようにウインドウをキャンセルし、一歩シウネーに歩み寄った。
キリト「本当に...これがお別れなのか...?俺は、ユウキや、シウネー、みんなの事が...それに俺は、ギルドを解散したとしても仲間としてずっと仲良くしていけると思っていたんだ...でも...そう思っていたのは、俺だけ...だったのか...?」
これまでの俺なら、絶対口にしないような言葉だった。
しかし、ユウキたちと行動を共にしたほんの数日のうちに、俺は、少しずつ自分が変わりつつあるのを感じていた。だからこそみんなと別れる事なんて事は、考えていなかったし
嫌だった。
シウネー「ごめんなさい...ごめんなさい。でも、こうしたほうがいいんです。ここで、別れたほうが......ごめんなさい...。キリトさん...」
そして彼女もまるで逃げるようにウインドウを出し、ログアウトしてしまった。
ユウキだけでなく、シウネーやジュン、ノリたち他のメンバーも、それきりALOにログインしてくる事は、なかった。
-
- 88 : 2016/01/10(日) 21:08:08 :
- 期待です(≧∇≦)
-
- 89 : 2016/01/11(月) 04:15:05 :
- ほんの数日だけの付き合いだ。
それで仲間になったつもりだった俺が間違っているのかもしれなかった。
しかしスリーピングナイツの面々は、俺の心の奥深くに拭いきれない印象を残していった。
このまま忘れることなんて絶対できるわけが無いと思った。
既に三学期が始まっていたが、しかし、
久しぶりに現実世界で、
アスナやリズ、シリカと会っても、俺の心は、何処か沈んだままだった。
気がつくと、瞼の裏の鼓膜の奥に、ユウキの笑顔を蘇らせている。
兄ちゃん、とユウキは、俺の事を呼んだ。
それに気づいて、彼女は、涙を零した。
俺はその理由をどうしても知りたい。
そして俺は、ある仮設と日本で唯一《メディキュボイド》の臨床試験をしている場所を思い出した。
【横浜港北総合病院】
そう仮設でユウキは、フルダイブ環境そのものの申し子という説が出た以上居るとしても、あそこ以外では、考えられない。
和人「行こう...ユウキの元へ...」
____横浜港北総合病院____
俺は、ユウキの本名がわからない
だがもしかしたらユウキって名前が本名かも知れない、そんな希望を持って来た。
カウンターの向こうで端末を操作していた白いユニフォームの女性看護師は、俺が近づく気配に顔を上げた。
看護師「面会ですね?」
笑顔とともに発せられた質問に、ぎこちなく頷く。一部空欄の申請用紙を差し出して
和人「えっと...面会したいんですけど、相手の名前がハッキリは、わからなくて...」
看護師「はい?」
訝しそうに眉を寄せる看護師に向かって、言葉を探す。
-
- 90 : 2016/01/11(月) 04:15:30 :
- すみません投稿する前に寝落ちしてしまって遅れてしまいました
-
- 91 : 2016/01/11(月) 08:04:46 :
- 期待です(≧∇≦)
-
- 92 : 2016/01/19(火) 04:46:37 :
- 和人「多分...十五歳前後の女の子で、もしかしたら名前は、《ユウキ》だと思うんですが、違うかもしれないんですけど」
看護師「ここには、沢山の入院患者さんがいらっしゃいますから、それだけでは、判りませんよ」
和人「えっと...ここでは、《メディキュボイド》を使ってる筈なんですが...」
看護師「患者さんのプライバシーに関しては、......」
その時、カウンターの奥にいた年配の看護師が顔を上げると、じっとこちらの顔を見た。
次いで、俺の相手をしていた看護婦に向かって何事か耳打ちをする。
最初の看護師は、ぱちぱちと瞬きし、再び俺に向き直ってから、先ほどとは、微妙に異なる口調で言った。
看護師「失礼ですが...お名前は、キリトさんで宜しいでしょうか?」
和人「...!?は、はい...」
看護師「第二内科の倉橋先生がお会いになります。正面のエレベーターで4階に上がってから右手に進んで、受付にこれを出してください」
(4階まで省略)
____病院4階通路____
4階の受付前のベンチで更に10分近く待たされてから、早足に近寄ってくる白衣の姿に気づいた
倉橋「やぁ、ごめんなさい、申し訳ない。すみません、お待たせして」
妙な詫び方をしながら会釈したのは、小柄で少し肉付きのいい男性医師だった。
慌てて立ち上がり深く頭を下げ。
和人「とんでもない。こちらこそ急にお邪魔してしまったので...あの...俺は、幾らでも待てますけど...」
倉橋「いえいえ、今日の午後は、非番ですから、ちょうどよかった。ええと、キリト君...ですね? 」
和人「はい、本名は、桐ヶ谷和人で...」
倉橋「じゃあ...和人君、僕は、倉橋と言います。紺野さんの主治医をしております。よく訪ねてきてくれました」
和人「紺野...さん?」
倉橋「ええ、フルネームは、紺野ユウキさんです。ユウキは、木綿に季節の季と書きます。僕は、木綿季くん、って呼んでますが...彼女は、ここのところ毎日、キリ...和人君の話ばかりしていますよ。すみません木綿季くんが貴方をそう呼ぶもので」
和人「いえキリトで良いですよ」
微笑みながら答えると、倉橋医師も安心したように笑い、右手でエレベータのほうを指し示した。
和人「立ち話もなんですので、上のラウンジに行きましょう」
-
- 93 : 2016/01/19(火) 05:06:13 :
- 最近よく見ていたSSが途中終了したりしてますが
ここで宣言します
絶対に結婚エンドまでやりますと
そしてもう一つの作品も
この作品が終わり次第始めます(本気)
-
- 94 : 2016/01/19(火) 06:34:14 :
- 期待です!
-
- 95 : 2016/01/22(金) 01:32:06 :
- 案内された、広々とした待合スペースの奥まった席に、
俺は、医師と向かい合って座った。
大きなガラスと窓からは、病院の広大な敷地と、周囲には、綺麗な緑の草木を遠く望む事が出来る。
周囲には、人影は、少なく、エアコンのかすかな作動音だけが空気を揺らしている中
俺は、心の中に溢れかえる疑問の数々を、どこから口にしていいか迷っていた。
だが、先に倉橋医師が沈黙を破った。
倉橋「キリト君は、木綿季くんとVRワールドで知り合われたんですよね?彼女が、この病院のことを話したんですか?」
和人「あ、いや...そういう訳じゃ...」
倉橋「ほう、それでよくここが判りましたね。いやね、木綿季くんが、もしかしたら、キリト君という人が面会にくるかもしれないから、受付にその旨伝えといておいてくれと言うものだから、病院のことを教えたのかと驚いたらそうじゃないと言う。じゃあこの場所が判るわけないよ、と僕は、答えたんですが、さっき受付から連絡が来た時は、いや驚きましたよ」
和人「あの...木綿季は、俺の事を先生に話したんですか.....?」
今度は、俺が尋ねると、医師は、二、三度大きく首を頷かせた。
倉橋「それは、もう。ここ数日は、僕との面談では、キリト君の話ばかりですよ。それに...いやこれは、...自分の口で聞いた方が...うん...」
和人「......?」
後半の倉橋医師の声は、小さく聞き取れなかったが倉橋医師は、無理矢理話を変える様に話題を前半の話題へ元に戻した。
倉橋「...ただね、木綿季くんは、あなたの話をした後は、決まって泣いてしまってね。自分のことでは、決して弱音を吐かない子なんだが」
和人「えっ...ど、どうして...」
倉橋「もっと仲良くなりたい、でもなれない、自分の気持ちを伝え...じゃなかった...会いたい、けどもう会えないと言うんです。その気持ちは、...判らなくもないんだが...」
-
- 96 : 2016/01/22(金) 22:50:33 :
- 期待して待ってます!
-
- 97 : 2016/01/24(日) 02:08:14 :
- 期待です(≧∇≦)
-
- 98 : 2016/01/27(水) 09:05:33 :
- そこで初めて、倉橋医師は、わずかに鎮痛な顔を見せた。
俺は、深く一呼吸してから意を決して訪ねた。
和人「木綿季も、彼女の仲間たちも、VRワールドで別れる前に俺に言いましたよ。何故....、何故《会えない》んですか...?」
倉橋「......それでは、まずキリト君は、何の情報も無しにここへ来たって言うことは、《メディキュボイド》の事は、知っていて...勿論キリト君は、アミュスフィアのユーザーでもある...んですよね??」
和人「はい...そうです」
青年医師は、ひとつ頷くと顔を上げ、思いがけないことを口にした。
倉橋「あなたにこんな事を言うのは、何ですが、僕は、フルダイブ技術がそもそもアミューズメント用途に開発されたことが残念でならないのです」
和人「え...?」
倉橋「要は、アミュ...」
???「全くその通りかも知れない、だが、ナーヴギア及び現実世界と変わらぬ死があるVRMMOソードアートオンライン、アインクラッドを制作した事に私は、後悔をしていない、だがそこにいるキリト君には、謝らなくては、ならない事がある。」
いきなり聞こえたのは、聞き覚えのある声だった...
倉橋「!?システムに入り込まれモニターを一つ乗っ取られている!?」
和人「この声は、...!?」
倉橋「キリト君、キミは、この声が誰なのか知っているのかい!?」
倉橋医師は、この人が誰なのかは、分からない様だった。
だが俺には、分かった
何故ならナーヴギアの設計者であり
アミュスフィアやメディキュボイドの設計元でもある...その上あのデスゲームを作った張本人...
その名は、...
和人「ヒースクリフ...いや...茅場昌彦...」
-
- 99 : 2016/01/27(水) 09:06:29 :
- 原作ブレイカーである俺の頭の中の妄想が爆発しました。
すみません()
-
- 100 : 2016/01/27(水) 09:18:05 :
- これからオリジナル要素っていうか
完全に
にわかレベルの会話になるのでそこは、ご勘弁を...orz
-
- 101 : 2016/01/27(水) 09:47:13 :
- 倉橋「!?茅場さん!?もしかしてあのメディキュボイドの設計者でもある茅場さんかい!?でも茅場さんは、...」
茅場「ご名答...そう私は、脳をスキャンさせあの時に死んでいる。私は、この世界のエゴに過ぎない...私は、ココへキリト君が来ると分かっていて尚待たせて貰ったのだよ。私がキリト君に謝らなくては、ならないと言ったことにメディキュボイドの事が主にその理由だと言っても可笑しくは、無いだろう。その理由は、メディキュボイドの不完全な点について、あの状態のメディキュボイドでは、紺野木綿季本人の病気の根源でもある。それを治すことが出来なくなっている。私は、メディキュボイドのある病気の医療プログラムを組み込み遅れてしまったのだ。」
倉橋「!?それってもしかして...」
茅場「そう...私が作っていたものは、その時には、不可能であろうと言われていた、病気を治すことができるプログラム...私からキリト君に説明する事は、本当は、良くは、無いのだが、木綿季君の病気である<後天性免疫不全症候群>つまりAIDSの治療プログラム」
和人「免疫...不全...それを今からでも治せるのか...?」
倉橋「!?」
茅場「それは、私にも分からない...がしかし私のプログラムをメディキュボイドにインストールしアップデートすれば間違いなくかなりの進行してしまっている身体を蝕んでいるAIDSであっても...いや免疫不全を完全に治療プログラムにて沈静化し始める事が出来れば、治すことも可能だろう...」
倉橋「何故貴方は、そのシステム...プログラムを組み込んでいなかったんだ...もっと早く組み込んでいれば今頃木綿季君は、......」
茅場「それは、私も申し訳ないと思っているよ...だからこそ私は、もう一度表の世界に...顔を出したのだから...私は、先にメディキュボイドのアップデートを行う、キリト君は、医師に案内を元に連れてきてもらうといいだろう、それでは、また会おうキリト君...」
俺は、急の話に頭の中がこんがらがって状況の整理が上手くいっていなかった。
倉橋医師もまだ信じられていない様子だった
それもそうだろう...もう茅場は、死んでいた上にもう絶望的と言っていい木綿季の状態を知っていた倉橋医師は、治る可能性があるといきなり伝えられ、今からそれを行うというのだから
-
- 102 : 2016/01/27(水) 09:48:28 :
- 茅場さんの喋り方が難しくて
文章力もアウトです()
-
- 103 : 2016/01/27(水) 22:13:57 :
- まさかの展開!
続き期待しています
-
- 104 : 2016/01/27(水) 22:35:36 :
- 面白いです
今後期待!
-
- 105 : 2016/01/28(木) 08:30:56 :
- すみません
こんな急展開を思いついてしまったせいで
まだ先が考えられてませんすみませんorz
-
- 106 : 2016/02/08(月) 10:27:53 :
- すっごいいと思います!小説にしてほしいぐらいです...
-
- 107 : 2016/02/08(月) 10:31:03 :
- すっごくいいと思います(↑間違い修正)
-
- 108 : 2016/02/08(月) 19:00:40 :
- きたいでふ
-
- 109 : 2016/02/15(月) 03:13:56 :
- 倉橋「...とりあえず行こうキリト君、木綿季君の元へ案内するよ」
和人「はい...」
___木綿季の病室___
和人「ここがユウキの病室の無菌室...」
倉橋「すまないがここから先は、君が言ったとおり無菌室だから入れないんだ...」
和人「はい分かってます...茅場...居るんだろ?」
茅場「勿論、今新プログラムのアップデートを行っているよ、だが思った以上にこの子の病気は、進行し過ぎているようだ、進行を促す事は、出来ても完全に治るかは、私には、わからないそしてこのまま行くと1度近いうちに危険な状態になるだろう...そうなった場合ユウキ君と私との戦いで奇跡を起こしたキリト君自身の奇跡を信じるしか無いだろう...アップデートは、終了した,私に出来ることは、ここまでのようだ、それでは、失礼するよ...」
和人「ま、待て茅場...!?」
そう俺が叫んだ頃には、もう茅場は、居なくなっていた。
だけど俺の奇跡って何のことだったんだろうか...まぁいいとりあえず本題に戻るとしよう
-
- 110 : 2016/02/15(月) 03:16:04 :
- ここまでしかまだ考えられてませんすみません
後タイトルの変更を少し行います
本当に申し訳ございません
-
- 111 : 2016/02/15(月) 03:20:36 :
- 後皆さん数々の期待コメントありがとうございます。
タイトルを少し変えてしまいましたが
見てくれると有難いです
よろしくお願いします
-
- 112 : 2016/02/28(日) 15:39:43 :
- お待たせ致しました!
やっと続きが考えついたので
今日の残りの時間をかけて書きます!
-
- 113 : 2016/02/28(日) 15:42:26 :
- 期待してます
-
- 114 : 2016/02/28(日) 15:49:27 :
- 期待
-
- 115 : 2016/02/28(日) 15:57:39 :
- 急展開から始まりになりますが...
-
- 116 : 2016/02/28(日) 15:57:54 :
- 和人「倉橋さんユウキの病状は、!?」
倉橋「っ!?そうだねちょっと待っていてほしい...」
そう言うと看護師などを呼び出し目の前にある機械でどうやっているのか分からないけどユウキの状態を確認しているらしい
看護師「!?先生!木綿季さんの免疫数値が通常レベルにまで急激に回復しています!」
倉橋「なんだって!?...し、信じられない...これは、!?」
和人「ど、どうしたんですか?」
俺には、分からなかった先生達が驚くような事が起きているのは、何となくでわかる...でも本当にどんな事が起きているかは、今の俺には、分からなかった。
倉橋「ユウキくんの免疫が戻っているんだ!だけど...茅場さんの言った通りだとすると...これは、一時的の回復なんだと思うだけどこれは、チャンスかも知れない...!ん?ユウキくんが君と話したいそうだねそれじゃあ僕達は、少しの間席を外しておくよ。」
和人「えっ!?ちょ!」
中途半端な説明で出ていくって...医者としてどうなんだ...と少し思いながら無菌室の中を覗ける窓から覗き込んでいると
-
- 117 : 2016/02/28(日) 16:21:57 :
- 和人「...ユウキ」
ユウキ「...倉橋さんから全部聞いたんだよね...?僕とお母さん、兄ちゃんも同じHIVだったって...」
和人「え?そうなのか?」
そう俺は、そんな話をされていなかった。いきなりの茅場の登場で聞きそびれた事が沢山あった...
ユウキ「えぇ!?も、もしかして僕の事とか詳しく聞いてなかったの!?」
和人「...色々あったんだよ...茅場って人が出てきて話がいきなり中断されたんだ...」
ユウキ「茅場...さん?あっもしかしてさっきいた人かな?」
和人「俺が聞いているのは、ユウキの本名と病気の名前までだよ...」
ユウキ「じゃ、じゃあ僕が説明...するね...?」
-
- 118 : 2016/02/28(日) 17:00:15 :
- ユウキ「僕のお母さんや兄ちゃんは、ね?僕と同じ後天性免疫不全症候群だったのは、さっき言ったよね?」
和人「あ、あぁ...」
そこからは、ユウキの人生で経験した事...病気の事...全てを聞いた。
それは、予想以上に辛いすごく辛い内容だった...
ユウキのお母さんが家族全員の感染が判明したあと、皆で死を選ぶ事も考えたらしいけど...
ユウキのお母さんが幼少の頃からのカトリック信徒で信仰の力と、もちろんお父さんの力もあって最初の危機を乗り越えて病気と戦い続ける道を選んだらしい...
生後すぐにユウキには、
多剤併用療法(HAART)が開始され一番危険な時期を脱してからは、体は、小さくても元気に育って、小学校にも入学したらしい
沢山の薬を定期的に飲み続けるって言うのは、子供のユウキにとっては、物凄く辛くて逆転写酵素阻害剤という薬は、副作用も強くてそれでもユウキは、いつかは、病気が治ると信じて頑張り続けていた...
学校もほとんど休まず、成績もずっと学年トップクラスだったそうだ。
俺とは、違い友達も沢山いて...
でもユウキがHIVのキャリアであることは、学校には、伏せられていた。それが普通なんだ...
学校や企業の健康診断では、血液のHIV検査を行う事は、禁じられていたから...
だけどユウキが四年生に上がってすぐに経路は、不明だけどユウキがキャリアだってことが同学年の保護者の一部に伝わってしまった...
噂は、すぐに広まりHIV感染を理由とする差別も法によって禁じられていたとしても、残念だけど社会は、善なる理念によってのみ動いているわけでは、無い...
-
- 119 : 2016/02/29(月) 03:14:12 :
- ユウキの通学に反対する申し立ても、あるいは、電話や手紙による有形無形の嫌がらせが始まり両親の方もずいぶん頑張っていたらしい...
だけど結果として一家は、転居する事を余儀なくされユウキも転校する事になってしまったらしい...
それなのにユウキは、涙一つ見せることなく、新しい学校にも毎日通い続けていた...でもその時残酷な事が訪れたちょうどその頃から免疫力低下の指標となる<CD4>というリンパ球の数値が急激な減少を始まった。
つまり...エイズの発症
俺は、その話を聞いてそのきっかけになったのは、ユウキの心を痛めつけた前の学校の保護者や教師達の言葉だと確信した...
その事を話しているユウキの声は、いつもと違い少し震えていたから...
免疫力が低下して通常では、容易に倒せるはずのウイルスや細菌に冒されてしまう。
つまり<日和見感染>だ...
ユウキもニューモシスティス肺炎という感染症を発してこの病院に入院する事になったらしい。それが三年前と半年前、病院でもユウキは、いつも元気だったって言うことニコニコと笑顔を絶やさないゲームでのユウキと同じだ...
でも細菌やウイルスは、病院の中、そして何より患者自身の体内、いたるところに存在する...入院したとしても日和見感染のリスクは、存在し続けていた、またHAART療法が長引くとウイルスが更なる薬剤耐性を獲得してしまう危険も増加していたちょうどその頃世間では、あのナーヴギアによる事件で揺れに揺れたフルダイブ技術の封印論まで浮上する中で、国と一部のメーカーによって研究開発が続けられていた医療用ナーヴギア...
そう...
それは、つまりメディキュボイド試作一号機だ
メディキュボイド試作一号機が完成して、臨床試験のためにこの病院に搬入された。
だけど試験と言っても元になったのが、あのナーヴギアだ、また数倍の密度に引き上げられた電子パルスが、長期的に脳にどのような影響を与えるのか誰にも推測できなかった。
リスクを承知した上で実験に協力しようという患者さんは、なかなか見つからなかった...
それを知った倉橋さんがユウキの家族にある提案をしたらしい。
その話の後ユウキは、沈黙した...
その沈黙の時間の中俺は、ある事を考えていた。
メディキュボイド...それは、ナーヴギアの数倍というパルス発生粒子を装備し、全身の体感覚を完璧にキャンセルする事が可能で更にアミュスフィアを遥かに上回る処理速度のCPUを持つというメディキュボイド。とするなら、アルヴヘイムでのユウキの見せたあの強さは、マシンの性能に由来するもの...いやそんな事は、有り得ないユウキの剣技の冴えは、機械のスペックという段階を遥かに上回るレベルに達している。
戦闘センスだけ見てもおそらくアスナと俺以上なのは、間違いない...
それに直...いやリーファやアスナ達の強さは、俺が一番知っている
その中でもアスナの強さというのは、丸二年に及んだSAO内での虜囚生活において長い時間最前線戦い続けた経験に由来するものだ。
ならユウキは、メディキュボイドの作り出す世界の中でどれくらいの時間を過ごしたんだろうか。
そう考えている内ユウキは、しばらく沈黙していたけど
また話を始めた。
(<ここからやっと会話になります>)
-
- 120 : 2016/02/29(月) 03:54:38 :
- ユウキ「長期間安定したメディキュボイド試作機のテストを行うために、クリーンルームに設置される事になったんだ〜、空気中の塵や埃の他に、細菌やウイルスとかもやっつけられた環境下という事、もし僕が非試験者としてクリーンルームに入れば日和見感染のリスクを大幅に低下させることが出来るからって先生は、僕と家族の皆にそう提案したんだぁ〜」
倉橋さんは、多分今でもユウキにとってそれが良かったことだったのかどうか、迷うことがあるはず
根拠は、無いけど...俺が倉橋さんと逆の立場だったら同じように迷っていたはずはずからだ。
エイズの治療において<QOL>クオリティ・オブ・ライフというものが重視される。
それなのに生活の質という意味で、治療中の生活の質をいかに高め、充実したものにするかという考えだ。
その観点に立てば、被試験者としてのQOLは、決して満たされたとは、言えない。
クリーンルームから出ることも、誰かと直接触れ合うことも出来ないのだから。
ユウキ「先生の提案に家族皆すっごく悩んでたんだ〜あっ、僕も勿論すっごく悩んだよ?でも僕は、バーチャル・ワールドって...未知の世界って世界に行けるんだって考えたらワクワクしちゃってさ僕は、被試験者になる事をokして、この部屋に入った...それ以来ずっと、僕は、メディキュボイドの中で暮らしてるんだ」
和人「ずっと...?」
ユウキ「そう僕が現実世界に帰ってくることは、ほとんど無いって言うか...今は、もう帰ってこられなくなっちゃてるんだ...ターミナルケアって奴で本当なら苦痛の緩和のためにモルヒネ?とか用いるんだけど僕の場合は、それをメディキュボイドの感覚キャンセル機能に置き換わってて一日に数時間行うデータ摂取実験の他は、ずっと色んな世界を旅していたんだ、先生との面談も勿論向こうの世界で行ってたんだけど...」
和人「つまり...ユウキは、24時間ダイブしたまま、という事だったのか...それを三年間も...いや待ってくれでも1つ疑問なんだが、なんでユウキは、俺とは、こっちで話を?」
ユウキ「うっ...///今は、そんな事より話を続けるよ!///」
和人「...?あ、あぁ...」
-
- 121 : 2016/02/29(月) 03:56:47 :
- 少し違和感消えませんが...
このぐらい鈍感なのがキリトっぽいですよね...?w
-
- 122 : 2016/02/29(月) 04:32:56 :
- ユウキ「たとえ無菌室に入っていても元から身体に内在する僕が現在かかってる...発症してるのは、サイトメガロウイルス症と非定型抗酸菌症...視力は、ほとんど落ちちゃってるけどもし治ったら見えたりするかな?って!だけどその上更にHIVそのものを原因とする脳症が進行しちゃって多分今は、自力でほとんど体を動かす事は、出来ないらしいんだ...だから僕は、治ったとしても...」
HIV感染から15年AIDS発症から三年半。ユウキの症状は、どうみても末期症状...ユウキがそれを知っていたなら俺の前から姿を消そうとした理由は、...
和人「そんな...そんな事って...」
俺は、やっと全ての論点が繋がって...その繋がって見つけた現実は、凄く残酷な事だった...その残酷さに俺は、余りの悲しみと胸を締め付ける痛み、現実がもたらした重い真実がそれらを更に強めた...涙が流れるのを止めることが出来ない程に俺は、...
-
- 123 : 2016/03/01(火) 22:52:18 :
- 期待です
-
- 124 : 2016/03/02(水) 13:34:12 :
- おそ松さん以外の小説書くな
-
- 125 : 2016/03/08(火) 14:13:30 :
- 期待!結婚エンドまで完結させてくれ〜
-
- 126 : 2016/03/08(火) 15:20:06 :
- 期待!!
-
- 127 : 2016/03/13(日) 05:55:38 :
- ユウキ「キリト...」
泣いているのかユウキにもわかる程だったのか、ユウキも少し悲しげな声で俺の名前を呼んだ。その声を聞いて俺は、更に涙が止まらなくなっていった。
それでもユウキは、話を続けてくれた。
ユウキは、実は、双子の兄が居て
その兄の名前を誠也、紺野誠也と言うらしい
顔に関しては、倉橋さんと無菌室へ向かう時に兄さんが居るんじゃないかと聞いたところ写真を見せてくれただけでは、なくどういう人かまで教えてくれた。
同じ病院元気で活発なユウキをいつもにこにこと静かに見守っていた事。
1番言われてビックリしたのが顔と雰囲気がどことなく俺に似ているかもと言われた時だった。
そして何故か倉橋さんが「静かに見守っていたいましたよ」と過去形で話す理由は、ユウキの口から話された事で理解が出来た。
ユウキ「僕のお母さんやお父さんは、2年前に...兄ちゃんは、1年前に......」
ユウキの声は、泣きそうになっているのか...
凄く震えていた。その理由は、分かっていた。
俺は、死ぬ、失う、という意味を知っているからだ。
あの世界で、俺は、人の命が消える瞬間を繰り返し目の当たりにしてその上自らの手で...
それに1度大切な人達を...慢心させてしまった事により月夜の黒猫団のメンバー全員を...守ると約束したサチを1度失っている...
だから理解していた、いや、理解する事が出来た...
だからこそたった数日間交流したにすぎないユウキの過去と現実を知り。懐かしい程の重みを感じていた。
俺は、自分は、もう充分に戦った。だから、今のささやかな幸せに固執して何が悪いのかと心の何処かで思ってたかもしれない、
変化を恐れ、軋轢に怯え、後ずさって口をつむぐ事にあれこれ言い訳をしてきたのかも知れない...
でも、ユウキは、生まれてからずっと戦ってきた、全てを奪い去ろうとする、あまりにも過酷な現実と、ただひたすら戦い続け、そして近づきつつあった終わりの時を知ってなお、あれほどに輝く笑顔を浮かべて見せてくれた。
そんなユウキにもう一度...会いたい...もう一度だけ、お前に会いたい...
会って今度こそ本当の話をしたい。ぶつからなければ、伝わらないことだってある、そうユウキは、言った。
弱い自分を覆うように身にまとったものをすべて剥ぎ取り、ユウキともう一度あの世界でちゃんと目を合わせて話がしたい...だから...
和人「ユウキ...もう一度1度だけでもいい....あの世界で会いたい...そして本当の話を...面と向かってちゃんと話がしたいんだ...今まで隠してきた事を...」
ユウキ「.....うん...分かったよ...それじゃ、ちょっと先生呼んでくれないかな?キリト」
-
- 128 : 2016/03/14(月) 18:45:30 :
- 期待
-
- 129 : 2016/03/18(金) 04:05:32 :
- 和人「あぁ...分かった」
そういい10分程俺は、席を外し倉橋医師を呼びに行った。
倉橋医師は、ユウキと一言交わした後俺に
隣の部屋にアミュスフィアがあり
そのアミュスフィアのアプリ起動ランチャーには、ALOが入っているからユウキと初めて出会った場所に行くようにと伝えられた。
和人「...待っていてくれユウキ...リンクスタート!」
さっき倉橋医師を呼びに行った時に伝えられた事があった、確かに病気の状態は、沈静化しつつあるという事だがまだ危機を打開するのには、1つ峠がある事
つまりまだユウキの戦いは、終わっていないって事だ
だから一つだけ倉橋医師や看護師の人達に頼まれた事がある
(木綿季君(さん)(ちゃん)を支えてあげてください)
という頼みだった。
そんなの頼まれなくても分かっていた。
だからこそ
どちらに転ぶ事になるとしても俺は、ユウキと最後の時まで...
早くユウキの元へ向かおう
確か世界樹は、あっちの方向だったな。
-
- 130 : 2016/03/18(金) 15:04:15 :
- 最高だ!頑張ってくれ
-
- 131 : 2016/03/23(水) 05:33:57 :
- 羽根を大きく広げ猛スピードで飛びユウキの元へ向かった。
-------〜世界樹〜-------
俺は、すぐに約束をした場所へ向かい着いて、ユウキを探すように世界樹の周りを走り回った、
それでちょうど半分位回り終えた頃かな
久しく思える程の光景が目の前にあった
濃紺色の髪が風でゆらゆらと夕景の光に照らされていて凄い綺麗だと、見蕩れていた俺に気づいたのかこちらにゆっくり振り向きアメジスト色の瞳で真っ直ぐに俺を見返した。色の薄い唇に溶け去る寸前の雪粒のような、儚げな笑みが浮かび、ユウキは、話を始めた。
ユウキ「何でかな、キリトが現実世界のボクを見つけてくれるような予感がしてたんだよ。何も教えてなかったんだから、そんなわけないのにね」
囁くように言い、ユウキは、もう一度微笑んだ。
ユウキ「でも、キリトは来てくれた。ボクの予感が当たるの、けっこう珍しいんだ。嬉しかったよ.....すごく」
-
- 132 : 2016/03/28(月) 22:20:25 :
- 期待してます!頑張って下さい!
-
- 133 : 2016/04/03(日) 01:48:36 :
- 応援のコメント有難うございます。
現在忙しく書ける時間が少なくなって居ますが
ちょこちょこは、更新出来ると思います。
お待ちさせてしまい本当に申し訳ないです
-
- 134 : 2016/04/06(水) 08:11:40 :
- 期待です
-
- 135 : 2016/04/07(木) 12:51:56 :
- 私はこの話の続きが気にますのでいつになったら続きを作るですか?
-
- 136 : 2016/04/14(木) 16:18:20 :
- たった数日会わなかっただけで、ユウキの佇まいにある種の透明感が増しているような気がして
俺は、胸を締め付けるような痛みを感じた。
眼前の少女が幻であるかもしれないという恐れ、幻でないか確認かのように一歩、また一歩とユウキに近づき不意に強く抱きしめた。
その触れた感覚は、確かなものだとわかった。
ユウキは、抱きしめられた事に驚いた様子も見せず若草が風にたなびくように、俺の肩口にアタマを預けた。
コートや服越しに触れ合う体から、電子パルスに媒介されるデジタルデータ以上の心を震わせるような暖かさが伝わって、俺は、ゆっくり息を吐きながら眼を閉じた。
ユウキ「....兄ちゃんにだっこしてもらった時と同じ匂いがする。お日様の匂い....」
全身をもたれさせながらユウキは、囁いた。
俺は、ともすれば震えそうになる唇から、ようやく最初の言葉を口にした。
キリト「誠也....さん?ユウキのお兄さんも、VRMMOを....?」
ユウキ「うん。あの病院は、一般病室でもアミュスフィアが使えたから。兄ちゃんは、スリーピング・ナイツの初代リーダーだったんだよ。僕なんかよりずっとずっとずーっと強かったんだ....」
ユウキの額がぎゅっと肩に押し当てられるのを感じて、俺は、右手を上げ、艶やかな髪を撫で一瞬の強張りをすぐに解き、ユウキは、話を続けた。
-
- 137 : 2016/04/14(木) 16:19:17 :
- 来週から多少連休が取れましたので来週から今まで遅れていた分動かしたいと思います
-
- 138 : 2016/04/20(水) 03:06:53 :
- ユウキ「スリーピング・ナイツのメンバーは、最小は、九人いたんだ。でも、もう兄ちゃんを入れて三人居なくなっちゃった....。だからね、シウネーなにと話し合って、決めたんだ。
次の一人の時には、ギルドを解散しよう、って。その前2みんなで最高の思い出を作ろう....兄ちゃんたちに、胸を張ってお土産にできるような、すごい冒険をしよう、って」
キリト「........」
ユウキ「ボクたちが最初に出会ったのは、《セリーンガーデン》っていう、医療系ネットワークの中にあるヴァーチャル・ホスピスなんだ。病気は、それぞれでも、大きな意味では、同じ境遇の人達同士、VR世界で話し合ったり、遊んだりして、最後のときを豊かに過ごそう、っていう目的で運営されてるサーバー....」
病院を訪れ、倉橋医師の話を聞いた時、
いやユウキがあの病院に居るとわかった時から予想は、ついていたスリーピング・ナイツのメンバーに共通する、強さ、朗らかさ、そして静けさ。
その理由は、同じ場所に立っているからでは、ないのかと。
だが、予想していたつもりでも、ユウキの言葉は、途方もない重みをともなって俺の心の底に降り積もった。シウネーやジュン、テッチ、ノリ、タルケンの明るい笑顔が、次々と脳裏を過ぎった。
ユウキ「キリト...ごめんね。本当の事を言えなくて。春にスリーピング・ナイツが解散する理由は、みんなが忙しくなってゲームを引退するからじゃないんだ。」
その先は、なんとなく予想は、ついていた...いや予想なんてたてなくてもわかっては、いた
今までの話と居なくなった時期で...
ユウキ「長くてもあと三ヶ月、って告知されているメンバーが二人いるからなんだよ。だから....だから、ボクたちは、どうしてもこのすてきな世界で最後の思い出を作りたかった。あの大きなモニュメントに、ボクたちがここにいたよ、っていう証を残したかった」
再びユウキの声が震えた。俺は、ただ両腕で一層力を込めて強く抱きしめる事しかできなかった。
-
- 139 : 2016/04/20(水) 03:49:46 :
- ユウキ「でも、なかなかうまくいかなくて....一人だけ、手伝ってくれる人を探そう、って相談したんだ。反対意見もあったよ。もしボクたちのことを知られたら、その人に迷惑をかけちゃう、嫌な思いをさせちゃうから、って。....その通りになっちゃったね。ごめんね....ごめんね、キリト。もしできるなら......今からでも、ボクたちのことは、忘れて....」
キリト「......できるわけがない....それに迷惑なんてこと、これっぽっちも思ってなんかいない。嫌な思いなんかしていない。俺、ユウキたちと出会えて、ユウキたちの手伝いができて、凄く嬉しかったんだ。今でもまだ....スリーピング・ナイツに入れてもらいたいって、そう思っているんだ。」
ユウキ「....ああ....」
ユウキの吐息も、華奢な体も、一瞬、深く震えた。
ユウキ「ボク....この世界に来られて、キリトと出会えて、本当に嬉しい....。今の言葉だけで、じゅうぶん、じゅうぶんだよ。これでもう....何もかも、満足だよ....」
キリト「......」
ユウキの両肩に手をかけ、そっと体を離した。濡れたように輝く紫色の瞳を間近からじっと覗き込む。
キリト「まだ....まだしてないこと、いっぱいあるだろ?アルヴヘイムにだって行ってない場所は、山ほどある....他のVRワールドも含めたら、この世界は、無限に広がっている。だから満足なんて、言わないでくれ....」
言葉を探しながら懸命に語りかけるが、ユウキは、どこか遠くを見るように眼差しを煙らせ、微笑むだけだった。
-
- 140 : 2016/04/22(金) 04:44:09 :
- ユウキ「この3年間で....ボクたち、色んな世界で冒険をしたよ。その最後の一ページは、キリトと一緒に作った思い出にしたいんだ」
キリト「それでも....あるんだろ?まだ....やりたい事や行きたい場所がいっぱいあるんじゃないのか....?」
ユウキの言葉に頷いたら、その瞬間に眼の前の少女が朝靄の向こうに消えていってしまいそうで、俺は、必死に口を動かした。
すると、ユウキは、ふっと視線の焦点を、遥か彼方から俺の顔に合わせ、ボス攻略中に何度か見せたようないたずらっぽい笑みを浮かべた。
-
- 141 : 2016/04/22(金) 07:42:53 :
- 期待!
-
- 142 : 2016/04/23(土) 17:43:29 :
- 急に仕事が入ってしまい
今まで投稿あまり出来ませんでした月曜日から
代休を3日間貰えたので
その時に原作の学校へ行く話
そしてオリジナルを挟みますので
楽しみにして貰えると有難いです!
-
- 143 : 2016/04/26(火) 23:45:23 :
- ユウキ「そうだね....ボクね、学校に行ってみたいな!!」
キリト「が、学校?」
ユウキ「仮想世界の学校には、たまに行くんだけどね、なんだか、静かで、綺麗で、お行儀良すぎてさ。ずーっと前に通ってたみたいな、本物の学校にもう一度行ってみたいな」
もう一度くるっと瞳を瞬かせて笑ってから、済まなそうに首を縮める。
ユウキ「ごめんね、無理言って。キリトの気持ちは、すっごく嬉しい。でもねほんとに満足なんだよ、ボク....」
キリト「ん....?いや..行けるかもしれないぞ!」
______(ここから原作通り学校の話まで飛びます______
-
- 144 : 2016/04/26(火) 23:46:09 :
- とりあえずここの区切りだけ一旦投稿したかったんでさせてもらいました
学校の話は、まだ中途半端なのでお待ち頂けると嬉しいです
-
- 145 : 2016/04/27(水) 16:16:58 :
- 見てます期待
-
- 146 : 2016/04/28(木) 01:34:08 :
- そういえば皆さんにお聞きしたい事があります
オリジナルストーリーに関してですが
どちらが良いですか?
キリトの家+お出掛け
それか
キリトの黒いバイクで2人乗りの旅行
どちらがいいですかね?
-
- 147 : 2016/04/28(木) 21:20:38 :
- すみません、メモ帳のデータが消去されてしまって
書き溜めしていたモノが消えてしまって
思い出しながら書いてるので
少しの間投稿できないかも知れません
本当にすみません...
-
- 148 : 2016/04/30(土) 08:10:41 :
- 迷いますがキリトの部屋とお出かけに一票!
-
- 149 : 2016/04/30(土) 17:12:25 :
- ぼくもです!!
-
- 150 : 2016/05/05(木) 18:24:08 :
- 続きは書かないんですか?
-
- 151 : 2016/05/10(火) 12:15:26 :
- まだですか?続きが気になってしょうがないですよ!早く続きを読ませてください‼
-
- 152 : 2016/05/10(火) 21:51:36 :
- 僕も書いていますがエイトさんには、かないません。応援しています頑張ってください。
-
- 153 : 2016/05/23(月) 09:49:35 :
- ユウキ!
誕生日おめでとう!
そして期待!
-
- 154 : 2016/07/05(火) 13:34:22 :
- すみません。
車との衝突事故で入院していた挙句携帯が壊れてしまい
ここにそれを報告する事すらかないませんでした。
両親が機種変で携帯を買ってきてくれたので
まだ入院中ですが
今日から少しずつでも書き始める事が出来そうです。
今月中に更新させていただきますので
今までお待たせして申し訳ございませんが。
更新をお待ち頂けると幸いです。
-
- 155 : 2016/07/06(水) 00:40:45 :
- 大丈夫ですか!?
お大事にしてください。
次回の投稿、気長に待ってます。
-
- 156 : 2016/07/14(木) 00:57:40 :
- 今日初めて見たんですがとてもキリユウ好きの俺としてはほんとに良い作品です!
次回の投稿が楽しみですが
決して無理はしないでください!
自分の体を大切にしてくださいね!
お大事に!
-
- 157 : 2016/08/05(金) 13:47:23 :
- 友達A「だからさ、これじゃジャイロが敏感すぎるんだって。視線追随性を優先しようと思ったら、ここんとこのパラメータにもう少し遊びがないと....」
和人「でもそれじゃあ、急な挙動があった時にラグるんじゃないか?」
友達B「そのへんは、最適化プログラムの学習効果に期待するしかねぇよ、カズ」
和人「それもそうだよな。っととりあえず初期設定は、これでOKとしとこう。えーと、ユウキ、聞こえるか?」
木綿季『はーい、よく聞こえてるよー』
和人「よし、じゃあ、これからレンズ周りを初期設定(イニシャライズ)するから、視界がクリアになった所で声を出してくれ。」
木綿季『はい、了解』
____________設定終了後____________
和人「よしこれで終わりだ。一応スタビライザーは、組み込んであるけど、急激な動きは、避けないとな....大きな声も出さないようにして....囁くくらいで聞こえる筈だ、ごめんなユウキ本当なら先に学校の中案内しようと思ったんだけど昼休みがもう終わっちゃうんだよ。」
俺の肩に付けている小型の機械は、視聴覚双方向通信プローグ、アミュスフィアとネットワークを通して、現実世界の遠隔地と視覚、聴覚のやり取りをしようという機械だ。
プローブ内部のレンズとマイクに収集されたデータを俺の携帯を通じネットに送信され、横浜港北総合病院のメディキュボイドを経由して、専用の仮想空間にフルダイブしている木綿季に届くという仕組みだ。
レンズは、ドーム内を自由に回転し、木綿季の視線の動きと同調して映像を得ることが出来る。木綿季は、今自分の体が十分の一ほどに小さくなり、俺の肩に座っていると感じているはずだ。
木綿季『いいよ、授業見学するのもとっても楽しみ!』
和人「わかった、じゃあまず、次の授業の先生に挨拶にいこう。」
突貫でプローブの設定に付き合わせて、やや疲れた表情の2人に手を合わし、ありがとうと言って電算機室を出た。
-
- 158 : 2016/08/05(金) 13:59:25 :
- 廊下を歩き、階段を降り、校舎連絡橋を渡る間も、木綿季は、何かを見つけるたびにわぁっと歓声を上げていたが、 【職員室】というプレートのついたドアの前に来ると、急に静かになった。
和人「......ユウキどうしたんだ?」
木綿季『えーと....ボク、昔から苦手だったんだよね、職員室....』
和人「ははは、大丈夫だよ。この学校は、先生っぽくない先生ばかりだからな。」
笑いを交えながらそう囁いて、俺は、勢いよくドアを開けた。
和人「失礼します。」
木綿季『し、失礼しまぁす』
-
- 159 : 2016/08/25(木) 23:23:43 :
- 期待なんじゃぁ〜
-
- 160 : 2016/09/16(金) 23:34:56 :
- 期待
-
- 161 : 2016/11/02(水) 06:37:59 :
- お待ちさせて申し訳ないです。
今日から続きを投稿し始めるのでお待ちだった方々には、申し訳ございませんが。
もう少々お待ち下さいm(*_ _)m
-
- 162 : 2016/11/03(木) 03:11:27 :
- 端末を持ったまま寝てて投稿遅れてしまいましたすみませんm(*_ _)m
-
- 163 : 2016/11/03(木) 03:11:35 :
- 大小ふたつの挨拶と同時に中に入ると、すたすたと横切っていく。
5時限目の現代国語を受け持つ教師は、都立中学の教頭を定年まで勤め上げてから、この急造教育施設に手を挙げて再就職したという人物だ。
既に六十代後半ながら、学校の各所に取り入れられているネットワークデバイスを器用に操り、理知的な物腰もあって俺は、この人に好感を持っている。
そういう人物なので、恐らく拒否反応は、あるまいと思いつつも、多少緊張するけど先生に事情を説明した。
見事な白髪白髯の教師は、大きな湯呑みを片手に耳を傾けていたが、話が終わると一つ頷いて言った。
先生「うん、構わんよ。ええと、君、名前は、なんと言ったかね?」
ユウキ『あ、はい.......ユウキ___紺野木綿季です』
実際にプローブから即時の返答があると、流石に教師は、少々驚いたようだったが、すぐに口元を綻ばせた。
先生「コンノさん、よかったらこれからも授業を受けに来たまえ。今日から芥川の『トロッコ』をやるんでね、あれは、最後まで行かんとつまらんから」
ユウキ『は...はい、ありがとうございます!』
ユウキに続いて俺も礼を言ったところで予鈴が鳴った。
慌ててもう一度頭を下げ、職員室から出た直後、二人同時ににふうーっと息をつく。
ちらりと視線を交わして笑い合うと、俺は、早足に教室へと向かった。
自分の席に座った途端、肩の上の謎の機械について周囲の生徒達から質問攻めに遭ったりもしたが、ユウキが入院中である事を説明し、実際にユウキが喋ると皆すぐに仕組みを理解して、次々と自己紹介を始めた。
それが一段落ちしたところで本鈴が鳴り、教師が前のドアから姿を現した。
日直の号令で礼を終え___プローブの中でもレンズがうぃん、うぃんと上下した
_____教壇の脇に進み出た老教師は、顎髭を人撫でするといつもと何ら変わらぬ様子で授業を始めた。
先生「えー、それでは、今日から教科書九十八ページ、芥川龍之介の『トロッコ』をやります。これは、芥川が三十歳の時の作品で_」
教師の概説が続く間、俺は、薄いタブレット端末を持ち上げてテキストの該当個所を表示させ、ユウキにも見えるように体の前に持ち上げていた。が、直後の教師からの台詞に、思わずそれを切り落としそうになった。
先生「__では、最初から読んで貰いましょう。紺野木綿季さん、お願いできるかな?」
和人「え!?」
ユウキ『は、はいっ』
俺とユウキは、同時に素っ頓狂な声を上げた。教室中が一瞬ざわつく。
先生「無理かね?」
訊ねる教師に、俺が何かを答える前にユウキが大きな声で叫んだ。
ユウキ『よ、読めます!』
プローブのスピーカーには、充分な出力のアンプが内蔵されているから、その声は、教室の隅まで楽に届く大きさだった。
俺は、慌てて立ち上がると、両手でタブレット端末をレンズの前にかざした。首を右に傾け、囁く。
和人「ゆ、ユウキ.....読めるか?」
ユウキ『もちろん。これでもボク、読書家なんだよ!』
即答すると、ひとつ間を取ってから、ユウキは、元気よくテキストを朗読し始めた。
ユウキ『小田原熱海間に、軽便鉄道敷設の工事が始まったのは、良平の八つの年だった。良平は毎日村外れへ、その工事を見物に行った。工事を――といったところが、唯トロッコで土を運搬する――それが面白さに見に行ったのである。
トロッコの上には土工が二人、土を積んだ後に佇んでいる。トロッコは山を下るのだから、人手を借りずに走って来る。煽るように車台が動いたり、土工の袢天の裾がひらついたり、細い線路がしなったり――良平はそんなけしきを眺めながら、土工になりたいと思う事がある。せめては一度でも土工と一しょに、トロッコへ乗りたいと思う事もある。』
-
- 164 : 2016/11/05(土) 18:09:01 :
- とても面白いです!
頑張ってください!
-
- 165 : 2016/11/06(日) 18:41:06 :
- 楽しみにしてます!期待!
-
- 166 : 2016/11/28(月) 07:04:08 :
- 面白いです!期待
-
- 167 : 2016/12/12(月) 23:09:02 :
- 期待です
-
- 168 : 2017/01/06(金) 13:36:44 :
- 期待です!
-
- 169 : 2017/01/09(月) 17:00:49 :
- 期待です!
-
- 170 : 2017/02/01(水) 00:23:32 :
- 期待!
-
- 172 : 2017/03/04(土) 17:36:36 :
- 受験なんでしばらく書けません。すいません。
-
- 173 : 2017/03/04(土) 17:37:20 :
- はよだせ。受験なんてどうでもいいだろ
-
- 174 : 2017/03/04(土) 17:38:25 :
- はぁ?こっちも忙しいねん黙って待ってろ
-
- 175 : 2017/03/04(土) 17:38:59 :
- 怒ってやがるぜ、きめーーーな
-
- 176 : 2017/03/06(月) 17:18:49 :
- 自分は、社会人なので受験なんて事は、してませんよ。
長らく待たせてしまっていて本当にすみません。
-
- 177 : 2017/03/06(月) 17:36:39 :
- ユウキが朗読している間、俺は、目を閉じ
周りの音がよく聞こえ草木が揺れる音やそういったものまで聞こえてくる。
そして俺は、ユウキ自身の声だけに耳を傾けた。
ユウキの朗読は、綺麗でもあり強さも感じ、話を想像出来る程の気持ちが、その朗読には、詰められているのかも知れないという勝手な解釈でもしてしまいそうな、そう解釈させてしまいそうな言葉の出し方、表現の仕方。もう1度聞きたいと思えるそんなレベルだった。
そして、そんな時間は、すぐに終わり授業が終わるチャイムが校舎中に鳴り響いた。
その後、再び俺達の周りに群がったが、驚きは、6時間目が終わった後の放課後だ。
約束通り学校中を案内して回る時にクラスの生徒達が十人あまりも一緒についてきて、我先にユウキに話を掛け続けたのが予定外でだったけど
ようやく2人だけに戻って中庭のベンチに腰を掛けた時には、既に空は、オレンジ色に染まりかけていた。
和人「...もうこんな時間か」
木綿季『うん...楽しかったって思える出来事ってすぐに過ぎちゃうな〜、もう少し皆と話したいって思っちゃった。 』
和人「なら話せばいいじゃないか。先生も言ってたろ?これからも授業に顔を出してもいいって」
木綿季『 本当に...良いのかな...僕なんかが行って...』
その言葉は、普段と違う木綿季の声
今にでも泣き出してしまいそうな位弱々しい木綿季の声がプローブのスピーカーから流れ出てきた。
和人「勿論だよ。木綿季、最後まで俺は、木綿季がしたい事に付き合うしその為に手助けをしたいんだ。それに『僕なんか 』だなんて言葉、絶対に言っては、いけない。居たいところに居ては、いけないなんて事は、無い。他でもない木綿季の意思なんだ、居ては、ならない所なんて無いよ。」
そう、木綿季が居ちゃダメなんて事は、無い
和人「まぁそんな事考えても仕方がない...そうだな...木綿季の住んでた所にでも行くか?」
木綿季『え...!?良いの!?』
和人「良いよ。俺自信行ってみたいし木綿季も多分行きたいと思ってるだろうからな」
木綿季『キリトには、バレバレなんだね....じゃあお言葉に甘えようかな!』
少し言葉に覇気が感じられなかったけど
最後にありがとって言葉がぼそりと聞こえた。
それに反応は、せず心の内に止めそのまま木綿季の家に向かった。
-
- 179 : 2017/03/07(火) 15:31:23 :
- 和人「ここが木綿季の家なのか?」
木綿季『そうだよ〜ここで兄ちゃん達と住んでたんだよね。』
和人「......」
そう、木綿季達は、何年もこの家を留守にしていた
その割に家が綺麗すぎる事に疑問を抱いた。
そう疑問を覚える状態で家を見ていると
???「あの〜....姉の家に何か用ですか?」
声の方に身体を向けると木綿季が驚いた感じに声を発した。
木綿季『お...ばさん?』
木綿季の叔母「その声...もしかして木綿季ちゃん?」
和人「えっと...木綿季の叔母さん...って事でいいんだよな?木綿季」
見た目的に叔母さんには、見えずかなり若く見えた。
木綿季の叔母「叔母さんって呼んでもらって構わないですよ。こう見えて43なので」
和人「43...全然見えない....」
木綿季『むぅ....キリトは、やっぱり歳上の人の方が良いんだね。』
和人「何の話をしてるんだ!?」
棘のある言い方をされて少し焦っている。
そんな俺達を見て木綿季の叔母さんは、微笑んでいた。
木綿季の叔母「木綿季ちゃん頑張って!」
と何かを凄い悟ったような顔でプローブにそう言葉を発した。
木綿季は、少し焦った様子で叔母さん!って声が少し大きめに言っていたが
なんなのかは、俺には、なんの事なのか理解出来ていない。
和人「あの叔母さん。少し聞きたいことがあるんですがいいですか?」
木綿季の叔母「.....いいですよ。」
和人「まず1つ、何故貴方が此処へ?」
木綿季の叔母「それは、今では、留守にしていて誰もいないこの家の清潔さを保つ為ですよ。簡単な話掃除です。お恥ずかしい話に木綿季ちゃんが病院で頑張っている中で私が信じ帰ることの出来る家を保つ為にこうして来ていただけなんです。」
和人「ならもう一つ...何故ここまでして木綿季を待っている貴方が木綿季のお見舞いすら一切来なかったんですか?」
そうそれがおかしいと感じた点だ。
家は、見るからに綺麗にされており
庭もかなりきちんと雑草等が処理されていた。
これが木綿季の帰ってくる家を綺麗にしておこうとした事だとしたら
何故お見舞いの1つしなかったのか不思議でならなかった。
木綿季の叔母「.....そ...それは、...」
和人「....これは、本当に俺の家庭の話でしか無いので違っていたらすみません。本当は、木綿季が亡くなった後この家を売ろうと思っていたのでは、ないですか?」
木綿季は、そんな俺の発言を聞いて尚黙っていてくれた。
そしてその発言で木綿季の叔母さんの表情が驚きの顔から笑顔を浮かべ、また、真面目な表情になりこう言ったのだ。
木綿季の叔母「確かに木綿季ちゃんが亡くなれば私達が売ることもできますね....ですがそんな事は、絶対にしませんよ。姉さんが住んでいた場所であり、木綿季ちゃんの帰る場所でもある。そしてここには、思い出が一杯詰まってる場所だからそんな事は、絶対にしません。」
和人「すみません。疑う様な事をしてしまって...」
木綿季の叔母「いえいえ....疑われる様な状態になっているのですから仕方ありませんよ」
和人「そんな優しい貴方が何故木綿季のお見舞いに行こうとしなかったんですか?」
木綿季の叔母「..少しよろしいですか?」
とプローブのカメラを隠し音を遮断する様に言ってきた。
和人「はい...これで木綿季自身には、言葉が届かないようになっています。」
言われた通り音を遮断し今は、聞こえないようにした。
木綿季の叔母「理由を話しますね。」
和人「はい...」
木綿季の叔母「木綿季ちゃんの学校の話やその他の話まで多分聞いていると思いますが。会いに行こうとしなかったのでは、なく出来なかったんですよ。簡単な話です。色々な事をされ続けた木綿季ちゃんに会えば多分木綿季ちゃんに多大な負荷をかけると思ったからです。今は、貴方のお陰でそんな事は、無いと思いますが、最初は、本当に自分自身の意地で堪えてきたと思います。その状態で私等が行けば必ず何らかの負荷をかけてしまう。そうしてしまったら、木綿季ちゃんの頑張りもまた無駄になる可能性が出てきてしまう。それが私の言い訳です。こんなの大人の見苦しい言い訳だと思いま...」
和人「それは、違う....貴方は、木綿季が大切だったから、その手を取ったのでしょう?だからここまでこの家で待ち続けた。それは、言い訳でなく優しさですよ。木綿季を思う気持ちがそうさせたんだ。だから悪い方に考えた俺の方が悪いんです。すみません」
それから少し会話が続きもう20時を過ぎてしまった頃にお互い帰ることになった。
その間プローブの音声機能を遮断していたので凄い木綿季が拗ねていた。
不覚にもそれがわかった途端笑いが出て可愛いなと思ってしまった。
-
- 180 : 2017/03/20(月) 09:41:11 :
- そして去る俺達を木綿季の叔母さんは、見えなくなるまでずっと見守っていたのであった。
木綿季の叔母「よかったね....木綿季ちゃん。」
それから3ヵ月が経った頃。
倉橋さんから緊急の連絡があった、そうそれは、予期せぬ事態が起きたからだ。
【木綿季君の病態が悪化して危険な状態です。すぐに病院へ来てください。】
という連絡だった。
-
- 181 : 2017/03/20(月) 09:43:03 :
- 今日中に続きを出すので宜しくお願いします。
-
- 182 : 2017/03/20(月) 10:14:01 :
- もうそろそろこの話が終わるのでそれが終わったら次の章になります。
それなので次の章からは、別の投稿として出すので宜しくお願いします。
-
- 183 : 2017/03/20(月) 10:21:56 :
- 急いで病院に向かい病室へ向かった。
そこで言われたことがどうしても信じられるものでなかった。
脳のリンパ腫も進行が止まっていると倉橋さんが言っていたがユウキは、15歳
何もかもがこれからだ。
HIV感染後20年以上もウイルスを抑え込むことに成功している例も多数ある。
それに茅場晶彦が残したアップデートでかなり良い状態にもなった
だが茅場晶彦が言っていた危険な状態になるその時が来たのだ
アスナ達やシウネーさん達に急ぎ短文のメッセージを送り急いで倉橋さんと共に木綿季の側に寄った。
40分前に1度心臓が止まって投薬や除細動によって脈拍は、戻った。だが恐らく次は、分からない。
本来なら俺が初めてここに来た時から今まで何も起きていた筈のものがなかったのが奇跡に近かった。
倉橋さんや看護師の方達は、皆頑張った木綿季をもう休ませてあげようと諦め始めていた。
木綿季の手に触れて軽く握った。
そして、ふと思った事があった。
ここで...外で終わっていいはずが無い。
木綿季は、もう1度あの世界に行きたがっている。
倉橋さんにいいメディキュボイドをすぐに起動させるように言った。
少しだけ戸惑っていたが倉橋さんは、
起動に1分程かかる貴方は、急いで隣のアミュスフィアのところにと言ってくれた。
急いで隣の部屋へ向かいアミュスフィアを被り、またあの世界で...という思いを込め少し大きめな声でこう言い放つ。
和人「リンクスタート!」
ログインした後物凄いスピードで羽を広げ飛び立つ、そう俺達が初めて会った。あの大樹の下へ。
-
- 184 : 2017/03/21(火) 05:48:07 :
- なにがどうなるのかきになります!ユウキの病菌治るのかなおらないのかは分かりませんがですが奇跡を一つ起こしても良いんじぁないですか?話の続きが出来るのを楽しみにして待ってます!
-
- 187 : 2017/03/22(水) 09:17:49 :
- (基本的に即興で作っているのでかなりヒースクリフの喋り方がガタガタですすみません)
-
- 188 : 2017/03/22(水) 09:24:29 :
- キリト「ユウキ!」
駆け寄る俺を見るとユウキは、にこりと笑った。
俺も微笑み返す。
ユウキ「ありがとう、キリト、ボク大事な事を忘れてたよ。キリトに渡すものがあったんだ。だから、どうしてももう一度ここで会いたかった」
キリト「俺に渡すもの...?」
ユウキ「えーとね...いま作るから、ちょっと待って」
にっと笑うと、ユウキは、ウインドウを出し、何か短い操作を加えた。それを消すと右手で腰の剣を、しゃらんと音高く抜き放つ。
赤い夕陽を受けて、ユウキの黒曜石の剣は、燃えるような輝きを放っていた。
それを体の正面で、大樹の幹に向かって真っ直ぐに構える。
そのままユウキは、暫く動かなかった。
まるで残された最後の力の全てを剣尖の一点に集めようとしてる様に見えた。
ユウキの横顔が苦痛を感じたように僅かに歪んだ。ふらっと上体が揺れたが、開いた足を踏ん張って持ち堪える。
もういい、無理しなくていい、と言いたかった。
だが俺は、きつく唇を噛み、ただ待った。
さわっと草原を風か渡り、止んだ、その刹那ユウキは、動いた。
ユウキ「やあっ!!!」
裂帛の気合いとともに右手が閃いた。
右上から左下に、神速の突きを五発。
剣を引き戻し今度は、左上から右下に五発。
一度身体を引き、最後の一撃を交差点に向かって突き込んだ。
青紫色の眩い光が四方に迸り、足許の草が放射状にばあっと倒れた。
吹き荒れた突風が収まっても、ユウキは、剣を幹に突き立てたままぴたりと動きを止めていた。
その後剣尖を中心にして、小さな紋章が回転しながら展開した。
同時に、四角い羊皮紙が樹の表面から湧き出すようにジェネレートし、青く光る紋章を写し取ると、端から細く巻き上げられていく。
ユウキが剣を戻すと、完成したスクロールは、そのまま宙を漂った。
ゆっくりと左手を伸ばし、ユウキは、それを掴んだ。
小さな音を立て右手の剣が落ちた。
直後、ユウキの体がぐらっと揺れ崩れ落ちようとした。
素早く駆け寄りその体を支えそのまま腰を落とし小さな身体を両腕で包むように抱き抱える。
ユウキが眼を閉じていたので、一瞬どきんとしたが、すぐにその瞼は、薄く持ち上がった。
ユウキは、穏やかに微笑むと囁くように言った。
ユウキ「へんだな...。痛くも、苦しくもないのに、なんか力が入らないや...」
微笑み返し今まで閉じていた口を開く。
キリト「大丈夫だ...ちょっと疲れただけだよ。休めば、きっとすぐに良くなる」
ユウキ「あはは...うん、そうだね。キリト.....これ、受け取って...。ボクの...OSS...」
その声は、今までとは、違い位途切れ途切れに震えていた。
今のユウキに残されていた最後の器官、意識の拠り所たる脳までもが、力尽きようとしている事が分かった。
狂いそうな程の激情が溢れてきたが、今は、それを押し殺してもう一度微笑んだ。
キリト「俺に、くれるのか...?」
ユウキ「キリトに...受け取って...ほしいんだ...。さ.....ウインドウを.....」
キリト「...ああ」
左手を振り、ウインドウを出し、OSS設定画面を開いた。
ユウキは、ぷるぷると震える左手を持ち上げると、握った小さなスクロールを、ウインドウ表面に置いた。
スクロールは、光とともにたちまち消滅し、それを見たユウキは、満足そうなため息とともに左手を落とした。ふわりと笑ってから、消え入るような声で囁く。
ユウキ「技の....名前は...《マザーズロザリオ》...。きっと....キリトを...守って、くれる....」
それを聞いた瞬間、ついに堪えきれなくなった涙が幾分かユウキの胸元に落ちた。
涙を流したまま、だが微笑みは、消さずに自分の気持ちを言葉にする。
キリト「ありがとう、ユウキ...。約束するよ。もし俺がこの世界から立ち去る時がきてもその前に必ず誰かに伝える。ユウキの剣は...永遠に絶えることは、無い...」
ユウキ「うん...ありがと...」
キリト「後もう一つ....言っておかなくちゃいけない事がある....聞いてくれるか...?」
ユウキ「うん...」
涙を流しだが微笑みを絶やさず今の気持ちの全てを話すべく口を開く。
キリト「ユウキ...俺は、ユウキの事が好きだよ...」
ユウキ「うん...ボクも...キリトの事が...大好きだよ...」
キリト「クッ...ユウキ....なんで...ユウキが...なんで....」
そんな言葉に俺は、もっと涙が流れ出し我慢していた言葉を遂に口にしてしまいそうになった。
そんな俺の唇をユウキは、歯を食いしばって身体を動かし力を振り絞って唇で唇を塞ぐ。
そしてユウキは、身体の力がまた抜け笑顔のまま俺の両腕に身を委ねた。
-
- 189 : 2017/03/22(水) 09:26:14 :
- その後、ユウキの瞼は、落ちていき。
光に包まれそして欠片となり散る。
ユウキ「こ...こは、?」
気づいた時には、ユウキは、光の空間らしき所に立っていた。
???「感動の話に水を指す行為は、私にとっても些か好けない事なのだが...」
ユウキ「ボク...どうして....そして貴方は、...?」
ヒースクリフ「私の名は、茅場晶彦。すまない事をしたね。ユウキ君。ここに居る私は、エゴつまり仮想世界に生きる亡霊だよ。何....気にする事は、ない。君を此処へ連れてきたのは、ただ意思を確認する為だよ」
ユウキ「ボクの.....意思?」
ヒースクリフ「そう....私が問いたい事は、一つだけ。ユウキ君...君は、この様な終わり方で良いのかどうか....」
ユウキ「ボク....は....ボクは、もっとキリト達と生きて暮らしたい!」
ヒースクリフ「そう....それこそが絶望的な時であっても人の持たなくては、ならないその物....さぁ、もう一度言いたまえ。」
大きな口を広げユウキは、叫んだ。
ユウキ「ボクは、キリト達と生きたい!」
その瞬間、その光の世界に大きな風が生じ、光が強くなり光に包まれる。
そして
その言葉と共に
奇跡が起きるのだった。
_________________________
キリト「ユウキィィィィィィィッ.....」
その叫び声が辺りに反響する。
声が消え...そして。
散った光の欠片が粒となり俺の目の前に集まっていく。
キリト「欠片が集まって...いく...?」
その欠片は、徐々に人の形へと変化していく。
キリト「ま....さか!?」
そして....ユウキが死の世界から舞い戻ってきた。
その姿は、初めてあった時の様な元気な状態だった。
キリト「ユウキ!!」
-
- 190 : 2017/03/22(水) 09:34:34 :
- 作者からの一言
正直言いますと暇だった日常が就職を選んだが為にここまで忙しくなるなんて思いもよらず
約2年が経ってやっと終盤だと言うのが、悔みでしか無かったですw
-
- 191 : 2017/03/23(木) 08:13:36 :
- あの後どうなったんですか?話の続きが気になります~出来たら読ませてもらいます!楽しみに待ってます!
-
- 192 : 2017/03/23(木) 09:51:04 :
- 続きに関しては、まだ話の考え中の部分なので
もう少し掛かりそうです。すみません
-
- 193 : 2017/03/24(金) 04:10:31 :
- ユウキは、帰ってきた。
本当に嬉しくて仕方がなく抱きしめたりもした。
その後は、時間は、少し掛かったが
ジュン、テッチ、ノリ、タルケン、シウネー
アスナ、リーファ、エギル、クライン、シノン、シリカ、リズベット、ユイ
ユウキの戦闘を見て、戦ってその実力を知りそして認めたプレイヤー達
そしてシルフ、ウンディーネ、サラマンダー、レプラコーン、ケットシー、ノーム、スプリガン、インプ、プーカの領主達が見送りに来た訳だが。
ユウキは、元気になったと知り
皆、絶剣....ユウキの復活に歓声をあげ喜んだ訳だ。
そのユウキ張本人は、歓声を浴び少し恥ずかしそうな素振りを見せていた。
急に状態が良くなるなんてものは、普通じゃ有り得ない。
奇跡その物だ。1度ログアウトして今現在どういう状態なのか知る必要がある。
キリト「ユウキ、先に俺は、落ちて倉橋さんに直接何があったのか聞くけど。まだ残ってるか?」
ユウキ「うん!もう少しボクは、残るよ。」
キリト「分かった。それじゃあ先に落ちるよ。」
________________
アミュスフィアを頭から外し、その部屋の外に出ると
倉橋さんが急いで駆け寄ってきた。
倉橋「キリト君、驚かずに聞いて欲しい。木綿季君の止まっていた機能が全て正常に動いただけでなく今まで蝕んでいたはずのウイルスが全て消えたんですよ!!」
和人「つ、つまり...」
倉橋「木綿季君は、治りました。完全に後は、筋肉を正常なまでに回復出来次第退院も出来ます!」
和人「良かった.....本当に良かった....」
そう、やっとユウキが勝ったんだ自分の病気に、それを知って心底安心した。
________________
その後ユウキは、退院までに半年の時間で退院出来るまでに回復したらしい。
そして退院の日に皆で迎えにいくことにしたのだが、それは、また別の話。
和人「さて皆と落合って一緒にユウキを迎えにいくとしようか。直」
直葉「そうだね!行こ、お兄ちゃん!」
そう言い玄関の扉を開けそして家を出るのであった。
________END
-
- 194 : 2017/03/24(金) 04:12:35 :
- このスレでの投稿は、終了です。
続きの話は、下のスレの方で書きますので宜しくお願いします!
http://www.ssnote.net/archives/52422
-
- 195 : 2017/03/24(金) 04:18:32 :
- 正直即興なので凄く今見ても恥ずかしい位の急的な話でした。
大変お待たせ致しましたが、この作品は、完結致しました。
愛が起こした奇跡
最初の作品にしては、まだ良かった方かなと思っていますと自分で言うのは、恥ずかしいですけどw
次の作品からは、完全にオリジナルストーリーになるかも知れません。
投稿も時間が掛かるかも知れませんが、大目に見てくれると幸いです。
この作品を見続けて下さった皆様、本当に最後までありがとうございました。
-
- 196 : 2017/03/24(金) 04:23:36 :
- 本当に申し訳ないですが伝えといた方がいいと思いまして話をさせて頂きます。
結婚endまだまだ先です。すみません(涙
-
- 197 : 2018/07/29(日) 23:10:17 :
- 早くしろよ
-
- 198 : 2021/09/02(木) 21:51:10 :
- 夢物語だけど……これはこれでいい
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