この作品は執筆を終了しています。
日向「エイプリルフール」
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- 1 : 2015/04/01(水) 00:23:03 :
- 初投稿です!
読みにくいなどあると思いますがよろしくお願いします。
※下ネタ、キャラ崩壊注意
※カプ要素あります
それでは↓からどうぞ!
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- 2 : 2015/04/01(水) 00:28:09 :
- 狛枝「日向クン…」
日向「なんだ?」
狛枝「実はね、ボク…」
日向「もったいぶんなよ」
狛枝「っ…妊娠したんだ!」きらきら
日「はああ!?」
狛枝「ボクだって信じられないよ…まさかこんなゴミクズが、日向クンとの赤ちゃんをお腹に宿すなんてね…!」
日向「しかも俺の!?」
狛枝「ねえ、日向クン」ずい
狛枝「責任、取ってくれるよね…?」
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- 3 : 2015/04/01(水) 00:35:23 :
- 日向「おい狛枝!ちょっと落ち着けよ!」
狛枝「!…そんな、ひどいじゃないか!日向クンがあんな顔してどうしてもなんて言うからボクは…あの日…」ぎゅう
日向(こいつ、とうとう壊れたか…)
通りすがりの七海「…」じーっ
日向「うわあ!」
七海「ごちそうさま…」
日向「待て!違うんだ!」
狛枝「ごめんね七海さん、ボクなんかがお願いなんておこがましいにも程があるけど…ちょっと日向クンと2人にさせてもらえるかな?」
七海「うん、こっちこそなんかごめんね…?」
七海「あ、日向くん…」
日向「なんだよ」
七海「することしておいてポイ、はよくない…と思うよ?」
七海「それじゃあ」そそくさ
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- 4 : 2015/04/01(水) 00:39:49 :
- 日向「うわああああ…」へなっ
狛枝「…ほら日向クン、ここにボクらの子がね」さすさす
日向「絶対七海に誤解されただろ!お前なんてことしてくれんだよ!」
狛枝「はあ…」
日向「?」
狛枝「がっかりだよ」
狛枝「日向クン、今日が何の日か知らないの?」
日向「…あ」
狛枝「うん」
日向「エイプリルフールか」
狛枝「これだから予備学科は…」
日向「関係ないだろ」
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- 5 : 2015/04/01(水) 00:45:15 :
- 狛枝「こんなゴミ以下のボクとの間に赤ちゃんができたなんて絶望的な状況の中で、日向クンの希望が輝く瞬間を見たかったのになあ」
日向「お前結局それで全部押し通そうとするよな!」
狛枝「まあ、日向クンの間抜けな顔が見れたからよしとしようか」
日向(こいつが本気でわからん)
狛枝「それじゃあね!」にこっ
日向「……」
日向「はあ…なんか無駄に疲れたな」
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- 6 : 2015/04/01(水) 00:53:11 :
- 七海「そっかあ…」ぶつぶつ
花村「あ、七海さんじゃないか!」
七海「花村くん…」
花村「どうしたんだい?」
七海「ちょっと聞いてもらいたいことがあるんだけど、いいかな?」
花村「僕でよければお安いご用だよ!何かあったのかい?」
七海「えっとね…」
花村「うんうん」
七海「狛枝くんが、日向くんとの子を授かったみたいなんだ」
花村「あびりるらびいいいいん!!」
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- 7 : 2015/04/01(水) 00:59:18 :
- 花村「っ、すばらしいよ!あの2人ならいつか成し遂げるだろうとは思ってたけど…」てるてる
七海「…」
花村「これで狛枝くんも人妻かあ…でもね!安心して!僕、そういうのもいけちゃう口だから!」
七海(どこに安心すればいいんだろう)
花村「妊婦さんプレイもいいよね…日向くんの留守中に寝取られる狛枝くん、そして」ぶつぶつ
七海「花村くんは放っておこう」てくてく
花村「なにはともあれまずはお祝いしなきゃね!料理は僕に…って、七海さん?あれ?」
七海「やりかけのゲームもあるし、そろそろコテージに戻ろうかな」
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- 8 : 2015/04/01(水) 01:00:03 :
- 木の陰
罪木「ふゆう…すこいことを聞いてしまいましたあ!」
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- 9 : 2015/04/01(水) 08:35:56 :
- 西園寺「うわー!ゲロブタがいるよー!」
罪木「はひいいいい!」
西園寺「木の陰に隠れて何やってんの?覗きとかきもーい」
罪木「ひぅっ!そ、そんつなつもりじゃなかったんですよお…」
小泉「日寄子ちゃん、アタシやっぱいないほうがいいんじゃないかな?」
西園寺「っ!ダメ!」
小泉「あはは…」
罪木「すみませぇん、私がいなくなりますう!」
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- 10 : 2015/04/01(水) 09:00:52 :
- 西園寺「ま、待って!」
罪木「あ、えっと、気を悪くしちゃいましたよねえ…な、なんでもしますから許してくださあい!」ぽろぽろ
西園寺「…」
罪木「西園寺さん…?」
西園寺「…罪木!」
罪木「ほえっ!?」
西園寺「お前なんか大っ嫌いだから!」
罪木「えうっ、そんなことわかってますよお!ごめんなさああい」ぽろぽろ
西園寺「っ…」かああ
西園寺「きょ、今日の日付も把握してないの?だからゲロブタなんだよバーカ!うえええん!」たっ
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- 11 : 2015/04/01(水) 09:06:11 :
- 罪木「日、付…?」
小泉「あの子、素直じゃないから」くすっ
罪木「あっ!?…エイプリルフール、ですかあ?」
小泉「ふふ、じゃあアタシ、日寄子ちゃん探してこなきゃだから」
罪木「あ、はいい!わかりましたあ…」
罪木「…てことは?」
罪木「うゆう…//」ふるふる
罪木「西園寺さんっ…」かああ
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- 12 : 2015/04/01(水) 09:28:26 :
- 西園寺可愛いです( *´艸`)
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- 13 : 2015/04/01(水) 11:20:08 :
- >>12
ありがとうございます!
西園寺「あーあ、あんなのとしゃべってたらバカがうつるよー…ぐすっ」
西園寺(意味、わかったかなあ…)どきどき
西園寺「っ!…あんなやつのことなんてどうでもいいもん!知ーらない!」
西園寺「こういうときは、誰かを騙してすっきりしなきゃねー!」
西園寺「あっ」
左右田「…」きょろきょろ
西園寺「左右田おにぃだー!」
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- 14 : 2015/04/01(水) 11:29:39 :
- 左右田「げっ!お前かよ…」
西園寺「左右田おにぃに言われたくないんだけどー?ていうか相変わらず幸薄そうな顔してるねー、生きてて楽しい?」
左右田「うっせ!オレは今ソニアさん探すのに忙しいんだよ!」
西園寺「ふーん…」にや
左右田「な、なんだその顔は…オレを騙そうったってそうはいかねーぞ!」じり
西園寺「そういえばこないだソニアおねぇがねー」
左右田「ソニアさんがどうしたって!?」ガタッ
西園寺(うわ…)
西園寺「…えっと、最近左右田さんがかっこいい、好きになったかもって言ってたんだよね」
左右田「ぎにゃあああああ!!マジか!!」
西園寺「騙されないんじゃなかったの?」ぼそ
左右田「ん?なんか言ったか?」
西園寺「別にー!」
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- 15 : 2015/04/01(水) 11:42:51 :
- 左右田「とにかく、オレの時代来たー!!」ぱああ
左右田「ソ、ソニアさん!ついに俺の魅力にお気づきになったのですね!」
西園寺「あ、ソニアおねぇならさっき牧場で見たよー」
左右田「牧場か!サンキューな!…ん?牧場…?」
左右田「まあいいか!ソニアさん、今行きますからねー!」だっ
西園寺「クスクスッ…」
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- 16 : 2015/04/01(水) 21:53:36 :
- 牧場
左右田「よし、無事に着いたぜ…来る途中で終里に会ってテキトーに嘘ついてきたから、いい感じに緊張もほぐれたしな!」
左右田「すう…はあ…ソニアさーん!オレが来ましたよー!」
左右田「ソニアさーん!」
田中「雑種ごときがこの俺様の城に何の用だ」ザッ
左右田「うわああああ!」びくぅ
左右田「急に後ろに立つなよ!びっくりするじゃねーか!」
田中「気配を完全に消していたからな…気づかなくても無理はないだろう」どやっ
左右田「ていうかなんでお前がいるんだよ!オレはソニアさんに用事が…」
ソニア「あら?」
左右田「!」
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- 17 : 2015/04/01(水) 21:59:54 :
- ソニア「左右田さんではないですか!こんにちは!」ぺこり
左右田「こここんにちはソニアさん!」
ソニア「えーと…何をそんなに慌ててらっしゃるのですか?」
田中「俺様より放たれる禍々しいオーラに恐れをなしたか…フン、情けない!」
左右田「お前はうるせーんだよ!」
左右田「…あの、ソニアさん」
ソニア「はい、何でしょうか!」にこっ
左右田「っ、西園寺に聞いたんですが…その、オレのこと…//」どきどき
ソニア「?」
田中「歯切れが悪いぞ!」
左右田「えっと…好き、とか…!」
ソニア「…すみませんが、何のお話でしょうか?」
左右田「え?」
ソニア「え?」
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- 18 : 2015/04/01(水) 22:15:15 :
- 左右田「だってさっき西園寺が…!」
田中「ク…フハハハハ!甘い、甘すぎるぞ左右田よ!今日という日が穢れた偽りが蔓延る呪われし日であることを忘れたのか!」
左右田「」
ソニア「左右田さん、お顔に生気がありませんよ?どうかされましたか?」
左右田「そんな…こと…」ふらっ
ソニア「まあ!」
左右田「…」どさっ
田中「ここにいる魔獣達の癪気にやられたか…フッ、仕方のない奴だ…」
ソニア「左右田さん!起きてください!」
左右田「むにゃ…もっと言って…」ごろん
ソニア「…このままだと左右田さん、風邪を引いてしまいます…コテージに連れていきたいのですが手を貸していただけますか?」
田中「雑種の面倒を見るのも氷の覇王たる俺様の仕事だ…」
田中「よし、破壊神暗黒四天王よ!共に左右田を運ぶのだ!」
\チュー!!/
ソニア「まあ、ハムちゃんまで…さすが田中さん!そこに痺れる!憧れるぅ!です!」
田中「…//」マフラーグルグル
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- 19 : 2015/04/01(水) 23:21:15 :
- 終里「おっさん!左右田に聞いたんだけどよ、今レストランで花村と十神が大食い大会開いてるらしいぜ!」
弐大「それは楽しそうじゃのお!早速向かうとするぞ!」
レストラン
終里「たのもー!」
弐大「誰もおらんのか?」
ダダダッ
澪田「あ、赤音ちゃんに猫丸ちゃん!た、大変っすー!」
終里「あ?澪田…?」
弐大「何があったんじゃ?」
澪田「と、とにかくこっちに来るっす!」
バタン!!
モノクマ「何の用だ」
澪田「白夜ちゃんが、モノクマになっちゃったんすよー!」ぶくぶく
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- 20 : 2015/04/01(水) 23:43:28 :
- モノクマ「騒がしいぞ愚民ども」
弐大「…ほんとにこやつは十神なのか?」
終里「そ、そうだぞ!どっからどう見てもモノクマだろ!…大きさ以外は」
弐大「たしかに大きさは十神だが…モノクマの悪ふざけだと考えたほうが自然ではないかのお…」
澪田「ほんとなんだってー!なんで信じてくれないんすか!」
澪田「事の発端は30分前…」
澪田「うっきゃー!唯吹、発端なんて言葉初めて使ったっすー!」
終里「いいから続きを話せよ!」
澪田「はっ、そうだった…唯吹は、白夜ちゃんのためにケーキを作ってたんすよ」
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- 21 : 2015/04/01(水) 23:50:55 :
- 弐大「お前さんがお菓子作りなど、ちょっとばかし意外な感じがするのお!」
澪田「こう見えて料理は得意なんすよー!あ、また脱線しちゃった!てへりんっ!」バチコーン
澪田「それで、そのときにモノクマが出てきて…お菓子がおいしくなる薬って言って唯吹に瓶を手渡したんす…」
終里「それをケーキに入れたらこんなことになったって訳か?」
澪田「そういうことっす!」
モノクマ「フン…」
弐大「おーいモノクマ、聞いてるならさっさと出てこんかい!十神を早く元に戻すんじゃあ!」
終里「マジでこれどーすんだよ…他の奴らにも知らせてきたほうがいいか!?」
弐大「ふむう…一体何が起こってるというのか…」
澪田「2人とも、なかなかの驚きっぷりだったっすよ…」
終里「は?」
澪田「…せーの!」
澪田・十神「「ドッキリ大成功!」」プラカード
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- 22 : 2015/04/01(水) 23:59:47 :
- エイプリルフールが終わってしまう…
明日中には書き上げます!
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- 23 : 2015/04/02(木) 15:00:42 :
- 十神「なぜ俺がこんなことをしなくてはならんのだ…」
澪田「いいじゃないっすかー!ほら、2人ともびっくりしてくれたし!」
澪田「あ、ちなみに着ぐるみは唯吹の手作りっすよー!」
弐大「こりゃ一本取られたわい!ガハハハハ!」
弐大「お前さんを超高校級のぬいぐるみ職人としてプロデュースしたいくらいじゃあ!」
終里「…オレを騙したのか?」ギロッ
澪田「落ち着くっす赤音ちゃん!今日はエイプリルフールって言って、嘘をついてもいい日なんすよー!」どやあ
終里「エイプリルフール…?なんだそれ、食えるのか?」
終里「そもそもオレはここで大食い大会やってるって聞いたから来たんだぞ!」
十神「誰がそんな馬鹿げたことを言っていたんだ」
終里「左右田だぜ!」
弐大「ふむ…つまりお前さんが聞いたのは左右田の嘘だったということじゃな!」
終里「クソ…あいつ、あとでシメる」ギラッ
澪田「うっきゃー!盛り上がってきたっすー!」
花村「あれあれー?みんなどうしたのー?」
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- 24 : 2015/04/02(木) 15:08:29 :
- 澪田「輝々ちゃんじゃないっすかー!」
終里「なんだよその大量の料理!オレに食わせろ!」
花村「ああこれはね、狛枝くんのご懐妊を記念して作ったお祝い料理だよ!」
十神「狛枝が妊娠だと!?どういうことだ!」
澪田「わー!白夜ちゃんがかませ化してるっすー!」
澪田「ところでところでー、もちろんそれもエイプリルフールの嘘っすよね?」
花村「えっ…?」
弐大「さすがのワシもそれくらいは嘘だと気づくわのう!まったく花村は愉快な奴じゃあ!」
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- 25 : 2015/04/02(木) 15:17:17 :
- 花村「そんなぁ…」しょぼん
終里「てことはその料理、オレが食ってもいいんだよな!?」
十神「待て」
終里「はあ?」
十神「せっかくここまで準備ができているんだ、今夜はパーティを開くぞ!」
十神「今日は騙した者、騙された者、いろいろいるだろう…お互いを許し、更なる親睦を深めるためにもいい機会だとは思わないか」
澪田「ふぃー!そんなかっこいいこと言って唯吹が惚れちゃったらどうするんすかー!」
十神「花村、それでいいか?」
花村「もちろんだよ!みんなに食べてもらったほうが作りがいがあるしね!」
十神「よし、貴様ら3人は他の奴らに知らせて来い!今すぐにだ」
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- 26 : 2015/04/02(木) 15:39:42 :
- 夜・ホテル旧館
西園寺「パーティなんか久しぶりだよー!」
小泉「こらこら、はしゃぎすぎると転ぶわよ?」
西園寺「えへへー!だって楽しいんだもーん!料理もおいしいし!」
花村「気に入ってくれて何よりだよ!ついでに僕の特製カルーアミルクもどうだい?」
西園寺「…作ったのがこいつじゃなければもっとおいしいんだけどねー」
花村「暴言ついでに踏んでくれても構わないよ!」
西園寺「きーもーいーよー!」
小泉「花村もいいかげんにしなさい!ほら、あっちで十神がおかわり呼んでるから」
花村「はーい!今すぐ行くよ!」
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- 27 : 2015/04/02(木) 15:45:07 :
- 西園寺「花村はあれがなきゃまだマシなのにねー」
小泉「そうねえ…ふふっ」
西園寺「!…おねぇ!カメラ貸してー!」
小泉「カメラ?…はい、落としちゃダメよ?」
西園寺「落とさないもーん」
西園寺「じゃあ、はい、チーズ!」カシャ
小泉「え?」
西園寺「えへへー!もう撮っちゃったもんねー!」
西園寺「今ね、おねぇがすっごくいい顔で笑ってたから、撮らなきゃって思ったのー!わーい!よく撮れてるよー!」
小泉「っ…!」
小泉「日寄子ちゃん、ありがとう…!」ぎゅう
西園寺「おねぇ、苦しいよ…//」
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- 28 : 2015/04/02(木) 15:53:27 :
- 辺古山「ぼっちゃん、私はあなたのことなんか…」
辺古山「だいっき…ら…」
辺古山「…」
九頭竜「…」
辺古山「…」
九頭竜「ペコ…?」
辺古山「すみません!たとえ嘘だとしてもぼっちゃんが嫌いなんて…言えるはずありません!」
九頭竜「ペコ…」
辺古山「ぼっちゃん…」
澪田「ひゅーひゅー!お熱いっすねー!」
左右田「はー!お前らなんか爆発しちまえ!」
辺古山「!」
九頭竜「な…お前ら…聞いてたのか?」
左右田「こんなとこでイチャイチャされてりゃ嫌でも聞こえるっつーの!おら、お前らも食え!」
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- 29 : 2015/04/02(木) 16:23:10 :
- 澪田「ペコちゃん、クールなお顔が真っ赤っかっすよ?でもそんなペコちゃんもかわいー!」
辺古山「くっ…//」
左右田「おいおい、そんなんで睨まれても怖くねーぞ?」
九頭竜「…左右田、覚えとけよ」
左右田「なんでオレだけ!?」
左右田「はあ…とにかく、これ食え」
辺古山「料理ならそれなりに食べてはいるが…」
澪田「これ、輝々ちゃんが2人のために特別に作ったんすよ!」
九頭竜「花村が?」
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- 30 : 2015/04/02(木) 16:26:30 :
- 左右田「おう!なんでも気分を盛り上げる薬が…」
澪田「あわわわわ和一ちゃん!それは言わない約束っすー!」
九頭竜「薬が…なんだって?」
辺古山「ぼっちゃん、ここは私が…」
澪田「こういうときは逃げるに限るっすよー!」
左右田「待て!オレを置いていくなー!」
九頭竜「…追うぞ」
辺古山「はい、もちろんです」
左右田「うわあああああ!!」
澪田「唯吹、こんなにスリルのある追いかけっこは初めてっすー!」
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- 31 : 2015/04/02(木) 16:43:15 :
- ソニア「田中さんは行かないんですか?パーティー?」
田中「ああ、破壊神暗黒四天王の一角を担うチャンPの調子があまりよくないのでな…俺様にはチャンPに取り憑いた悪魔が去るまで看病する務めがある…」
ソニア「まあ!チャンPさん、大丈夫なのですか…?」
田中「恐らくただの食べ過ぎだろう…貴様が心配することではない」
田中「なあに、孤独を貫く氷の覇王に馴れ合いなど無用ッ!寂しくなどないわ!」
ソニア「安心してください、私はここにいますから!…お料理も少しもらってきたんですよ?」
田中「…何故だ?」
ソニア「わたくしは田中さんとお話する時間が何より楽しいのです!こんな理由じゃいけませんか?」
田中「っ…」
田中「あ、ありがとう…//」マフラーグルグル
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- 32 : 2015/04/02(木) 16:52:59 :
- 罪木「はうう…お2人とも、あんまり急に食べ過ぎるのは体に…」
終里「ああ?オレが大丈夫ってんだから大丈夫なんだよ!」
十神「そうだ、仮に何かあっても自己責任だしな…それよりお前も少しは食ったらどうだ?」
罪木「わ、私なんかが食べてる姿を見なんかしたら、皆さんの気分が悪くなってしまうと思いまして…」
弐大「あまり自分を卑下するのはよしたほうがいいのお…お前さんには超高校級の才能がある!もっと自信を持たんか!」
罪木「は、はいい!その…ありがとうございますう…えへへ…」
終里「んじゃ、ほら!」
罪木「ほえっ!」
終里「食え!」ぐいっ
罪木「むぐっ!」
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- 33 : 2015/04/02(木) 17:03:11 :
- 罪木「んむう…お、美味しいですう!」
終里「だろ?ほら、まだまだあるから遠慮すんなって!」
弐大「終里も丸くなったもんじゃあ!」
十神「そうだな…」
十神「…僕も変わらなきゃな」ぼそっ
弐大「十神?」
十神「あ…いや、気にするな…」
弐大「…誰にだって隠し事はある!話したくなったら話せばいいんじゃあ!」
十神「!」
十神「感謝する、弐大……くん」
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- 34 : 2015/04/02(木) 17:13:47 :
- 狛枝「思いつきの嘘がパーティーにまで発展しちゃうなんて、ボクはやっぱり幸運だなあ!」
狛枝「…まあ、超高校級の皆にひどい誤解を受けるという不運の代償なのかもしれないけど…」
日向「不運で悪かったな…」
七海「ていうか、嘘だったんだね」ぷくー
狛枝「あれ、てっきり七海さんはわかってて乗ってくれたんだと思ってたけど!」
モノミ「七海さんをいじめるなんて許ちぇまちぇん!」
狛枝「…」
日向「…」
七海「…モノミちゃん?」
狛枝「なんでモノミがここにいるの?」
モノミ「み、みなちゃんが楽しそうだったのであちしも来ちゃいまちた!てへっ!」
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- 35 : 2015/04/02(木) 18:24:03 :
- 狛枝「ところで2人とも、嘘はつかなくていいの?」
モノミ「無視でちゅかー!」
日向「うーん…俺はいいや、誰かさんのせいで今日は疲れたしな」
狛枝「あはっ!光栄だよ!」
七海「狛枝くんってすごいよね…」
日向「ああ…そうだ、七海は?」
七海「私?私はね…」
モノミ「!」
七海「実はアンドロイドなのです!」
モノミ「わああああ!」
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- 36 : 2015/04/02(木) 21:10:57 :
- 日向「あはは、なんだよそれ!」
狛枝「さすが超高校級のゲーマーだね!その発想はなかったよ!」
日向「七海も冗談なんか言えるようになったんだな!」
七海「私だってこれくらいは言えるもん」ぷくー
モノミ「…」
モノミ「…千秋ちゃん」そっ
七海「なあに?」
モノミ「…千秋ちゃんは今日、楽しかったでちゅか?」
七海「…うん、もちろんだよ」
日向「おーい!2人で何話してるんだ?」
七海「…それは秘密、だよ」にこっ
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- 37 : 2015/04/02(木) 21:33:13 :
- 七海(なんて…ね)
七海(もう12時過ぎちゃったから、エイプリルフールは終わってるんだよ…さっきのは…ほんとのことなんだ)
七海(もしかしたら狛枝くんは気づいてたのかもしれないけど…)
七海(でもね、みんなと過ごせたこの時間は嘘なんかじゃないよ)
七海(だから今日くらいは…私も楽しんだっていい、よね…?)
狛枝「七海さん?」
七海「…はっ」
日向「はは、また眠くなってたのか?」
七海「むうう…それは違うぞ…!」
日向「え?」
七海「…どうかな、日向くんのマネ」
狛枝「あはっ、本家を超えたよ!」
日向「お前はまた調子のいいことを…」
七海「ふふっ」
七海(みんな大好き、だよ…)
おわり
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- 38 : 2015/04/02(木) 21:35:42 :
- 想定より長くなってエイプリルフール思いっきり過ぎちゃいましたが、読んでくれた皆様、ありがとうございました!
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