日向「罪木? いるんだろ?」
-
- 1 : 2015/02/28(土) 03:17:38 :
- 日向「おーい、罪木ー?」
トントン
日向は、罪木のコテージの前で呼び続ける。
日向(入ってくところ見たし、中にはずなんだよなぁ……)
【罪木のコテージ】
罪木(ど……どど……どどうしたらぁ……!?)
顔中真っ赤にした罪木が、ドアの前で座り込んでいた。
日向「はー。いないようだし、まぁ別のところ行ってみるかー」
罪木(あっ……!)
日向が歩いて行く音が聞こえた。
罪木「……うゆぅ……」
ドアによりかかって、半分倒れ込むように座った。
【数分前】
【砂浜】
罪木「えへへ……! いいお天気ですねぇ……!」
日向「……ああ、そうだな」
日向「……罪木」
罪木「はい……?」
日向「ちょっと聞いて欲しいことがあるんだが……」
罪木「はい……何でしょう? 悩み事の相談なら、いつでも乗りますよ……?」
日向「いや、そうじゃない。えっと……さ」
罪木「はい……」
日向「罪木……好きだ」
罪木「はい……私も日向さんが好きですよ……?」
日向「あ……いや……えっと……その意味じゃなくてな?」
罪木「?」
日向「…………」
日向「……ハァ」
日向「罪木。お前を1人の女性として、俺はお前を愛している。お前を異性として、付き合って、結婚したいと思っている」
罪木「え……? ええ……?」
日向「というか結婚しよう、罪木。俺は一生お前の傍に居たいんだ」
罪木「え……えっと……あのあの……!」
罪木はあまりに直接的に伝えられて、みるみる顔が赤くなっていった。
罪木「え、あの……えっと……え? えっと……その……!」
罪木「〜〜ッ!!」
顔を真っ赤にして走り去った。
日向「あ、つ、罪木! 待ってくれよ!」
日向も急いで追いかけた。
そして罪木は自分のコテージに隠れて現在に至るのであった。
-
- 2 : 2015/03/16(月) 22:43:54 :
- 期待
-
- 3 : 2016/05/21(土) 12:23:44 :
- 。。。
-
- 4 : 2016/12/11(日) 02:26:27 :
- 罪木「はぁぁ……。日向さんがああ言ってくださったのはとても……とっても嬉しいのですけど……何で私みたいな……」
日向「やっぱりいるんだろ罪木!?」
罪木「〜〜〜ッ!!?」
ドアの奥から急に日向の声が聞こえて、叫びそうになったところをなんとか堪える。
日向「今微かに声が聞こえたぞ! いるんなら出て来いよ! ちゃんと話をしよう!」
罪木(む、無理ですぅ〜!! ま、まずは落ち着かないと……!!)
日向「うーん……出てきてくれないか……。それとも本当に居ないのか?」
日向「おーい罪木ー!」
ドアをノックする。
日向「早く出て来ないと、窓から花村を投げ込むぞー」
罪木「……ッ!?」
日向「……あ、そっか。窓から覗き込めばいいのか。ちょっと不審者っぽいがやむを得ないな」
既に完全に不審者だが、日向はコテージを回り込む。
罪木(い……今の内に……!)
玄関の鍵を開けようとする……
小泉「……あれ、日向。何してんの?」
日向「あ、小泉。ちょっと中に罪木がいるかどうか確認を……」
小泉「……普通に呼べばいいじゃない。あんた、いま完全に不審者だよ?」
日向「じゃあお前が呼んでくれよ」
小泉「ぇえ? もう……。蜜柑ちゃーん? おーい」
インターホンを押しながら小泉が呼ぶ。
小泉「……出ないね。やっぱいないじゃん」
日向「おっかしいな……」
小泉「ま、寝てたりするかもしれないし、そうだとしたら起こしちゃ悪いでしょ」
日向「……まぁな」
小泉「ほら。蜜柑ちゃんの安眠を邪魔しないの。一度出直してきなさい」
日向「分かったよ……」
渋々、日向は諦めた。
罪木(あ……ありがとうございますぅ……小泉さぁん……)
罪木「…………」
罪木はベッドに倒れ込む。
罪木「……日向さん……」
罪木「お気持ちはとてもありがたいし……とっても嬉しいです……けど……」
罪木「もう少しだけ……心の整理が落ち着いてからで……良いですか……?」
-
- 5 : 2017/01/15(日) 20:25:16 :
- 期待です!罪木ちゃんかわいい!
- 著者情報
- 「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
- 「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
- 【sn公式】ダンガンロンパ交流広場