このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 三毛猫 : 2015/02/16(月) 17:41:12 プロローグ「赤い海と???」 血のような赤い海の波の音が静かに砂浜に打ちつけている…周囲を見渡すと、十字架のように両腕を広げた量産型エヴァ、巨大すぎる白い半分に欠けた第二使徒「リリス」として覚醒した綾波レイの顔、その砂浜にはサードインパクトの為に利用されにされ尽くされた少年である碇シンジが座っている。 ここは、サードインパクトが起こった後の世界………。 ???「やれやれ、これだからリリンというのは愚かだ…S2機関も持たないお前たちが、我のように永遠の時を生きれると思ったのか?ゼーレの老いたリリン共……愛する妻の為にすべてを捨てたリリン…碇ゲンドウ……碇シンジにとっては救いがない世界だな………。」 遠くからその者は、碇シンジを見つめながらサードインパクトを起こした者たちを鼻で笑っていた……。 ???「もはや、この星には生命が存在しない… 見るに耐えんな……だが、やり直させるチャンスをリリンに与えてもよいかもしれんな…。」 そう言うとその者の両腕が神々しい光を放ち始め、光が消えると円の下が少し長く尖ったコンパスのような白い仮面を被った少年が現れた身長と年齢は碇シンジと同じくらい…碇シンジが初めて戦った使徒「サキエル」である。 第三使徒・雨を司る使徒 「サキエル」 性格:遊び人のようなお調子者 能力:光のパイル・水を使った技 サキエル「ありゃりゃ!?ここは……。」 ???「サキエル、碇シンジにやられて以来だな、我はお前に頼みがある。」 サキエル「頼みって、長老?神様?創造神様?どんな呼び方がいいっすかね~頼みって言われても!?あっしは、この星が好きなんで!へぇ、とてもとても大それたデカイ頼みは…」 ???「少し落ち着かんか、サキエル……また、赤い海の中にもどしてやろうか?嫌なら、我の話を聞け………。」 サキエル「へぇ~い………。」 ???「サキエル、時を遡り碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーを幸せな未来に運命を変えよ……それと、綾波レイもな…………。」 サキエル「時を遡る!?」 ???「よく聞け……………………………。」 2 : 名無しさん : 2015/02/16(月) 19:52:22 改行したほーが見やすいぜ? 3 : 三毛猫 : 2015/02/16(月) 20:12:21 はじめまして、名無しさん、このssを書いてる三毛猫といいます、生まれて初めての小説を書くので慣れないので、不安定な小説になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 4 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/16(月) 21:40:46 >>3がんばれー 5 : 三毛猫 : 2015/02/16(月) 22:16:31 第1話「逆行、シナリオの始まり」サキエル side赤い世界で長老にあった後、神々しい光に包まれて、しばらく意識を失った…再び目を開けた時、目の前にあったのは…夜の都市……自分が初めて戦った場所…自分が死んだ場所…第三新東京市という名の街………。 ここから、始まるのか…すべてを変えて三人の仕組まれた子供の未来を救い、自分以外の使徒とリリンとの共存…長老と聖母様の復活計画…そして、ゼーレ打倒計画……ハァ…大変そうだが、楽しそうだしやるだけやってみるか………。そう考えていると、自分の前に紫色の角の巨人が地面から出てきた…あ、碇シンジ…仕組まれた子供の一人……どうやって助けよう……わざと負けてネルフの捕虜&協力者になるか?? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいかもな♪ 碇シンジ side久しぶりに父さんに呼び出されて、訳も理由もくわしく話されないままこのロボットに乗せられた。乗ったこともないのに乗せるのなんて、失敗するに決まってるじゃないか!!父さんもミサトさんっていう人も、僕に何をしてほしいんだよ!!嫌だ、帰りたい、こんなことなら来るんじゃなかった…誰か僕を助けてよ…。ネルフ本部・発令所、ミサトside15年ぶりの使徒襲来、私の父の仇である使徒との戦い。リフトから地上へ射出されるシンジくんの乗る初号機。互いに睨み合う使徒と初号機…この戦いに勝たなければ人類は滅亡する。そう、絶対に勝たなければいけない!!私は心に固く決意し指示を出す。ミサト「シンジくん、まずは歩いて!」 リツコside エヴァと使徒との初めての戦い、使徒との戦いは初めてであり、使徒についても不明なことが多すぎるわ…。この戦いで初号機が勝ったら、急いで使徒のサンプルを取らないといけないわね。碇ゲンドウ side地上に出される初号機と睨み合う使徒、この戦いに勝ちこれから来るであろう15体の使徒を倒さねばならない…私のシナリオのために…。全てはここからだ……ユイ。様々な思いが入り乱れる人類と徒との戦い、だがこの後に起こる驚愕の出来事の数々をネルフの人間たち、ゼーレの者たちも知らない。 6 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 11:52:09 第2話 「始まりの戦い」サキエル「(やっぱり、前の戦いの通りだ。少し歩いてところで倒れる初号機・・だが、ここからが違うんだよな~♪前と違って自分には長老から与えられた自我がある。右手から光のパイルを出してナイフを持った初号機と戦う・・・長老からの最初の試練?命令?任務?は、『戦いを最小限に終わらせて鈴原トウジの妹を無傷で済ませること・初号機のコアの科学者に未来を見せて味方につけること』だったっけ??・・・ハァ~、忙しい)」ネルフ本部・発令所 青葉「目標!右手から光る棒状の武器を出して初号機と応戦中!!」ミサト「シンジくん!相手の胸にあるコアを狙って!そこが弱点よ!!」マヤ「まるで、剣士同士の戦いですね・・先輩」リツコ「マヤ、分からないでもないけど今は集中しなさい」マヤ「す、すみません!」発令所の後ろの高い所には、全ての真実を知る数少ない人間の二人がいた。冬月「初めての実戦なのに、シンジくんは上手く戦っているな・・・。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・。」 全てのシナリオが上手く進むと信じる碇ゲンドウ…しかし、この後に起こる出来事が彼のシナリオを木っ端微塵に砕くことになる…。 7 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 17:07:55 ※作者からの訂正ですサキエルの司るのは雨ではなく、「水」でした。お詫びします。 8 : 水沢さん。 : 2015/02/17(火) 18:09:22 期待してます♪ 9 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 18:32:38 はじめまして、水沢さん。作者の三毛猫です。コメントありがとうございます。グタグタになるかもしれませんがよろしくお願します。 10 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 20:31:35 第3話 「わざと敗北♪」 サキエルと初号気は、命懸けで戦っているのがウソのようにスローモーションのような動きで光のパイルとプログナイフの刃をぶつけ合っていた。サキエル「(そろそろ頃合いだな・・・・初号機に負けてネルフの捕虜になるか。)」ガキン!・・・キィン!!・・・・カキーン!ギィィン!!・・・ガキィン!!!初号機・エントリープラグ内シンジ「ぐっ!!・・・・(コアを狙ってるのに光の棒でナイフを弾かれる!)」ネルフ本部・発令所青葉「目標!初号機のプログナイフの攻撃を光の棒状の武器で弾き返しています!!」日向「相手はシンジくんの攻撃を弾き返しているだけ、向こうからは攻撃を仕掛けて来ませんね・・・・・。」マヤ「初号機に損傷なし!ですが、パイロットの心拍数が上昇しています!!」 リツコ「疲れてきてしまったようね、シンジくん・・・・。」 ミサト「シンジくん!しっかり!!相手も疲れているはずよ!!!」リツコ「(ミサト・・・使徒が疲れる訳・・そもそも、使徒に心があるわけ・・・。)」リツコがそう考えていた時に青葉シゲルが発令所全体に聞こえる声で叫んだ。青葉「目標!右手を下げました!!」 ミサト「今よ!シンジくん!!コアを!!!」 初号機・エントリープラグ シンジ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ガキキィィィィ~~ン!!!!!! 初号機が両手に構えたナイフがサキエルの胸の真ん中にあるコアに刺さりコアが砕けた!。サキエル「(今だ!リリンの姿に体を変えて、この体を捨てないと!後は、上手く捕虜になるだけ♪そこから、全てのシナリオが始まる♪完璧にやってみせるよ♪長老♪)」ドオォォ~~・・・・・・ン!!!†サキエルがそう考え終わると同時に第三新東京市にオレンジ色の巨大な十字架が爆音と共に夜空に美しく輝いた。 11 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/17(火) 22:21:12 シンジ「セリフの間は、改行したほうが読みやすくなるよ。」 12 : 三毛猫 : 2015/02/18(水) 00:26:47 はじめまして、ナメクジさん。作者の三毛猫です。読みにくいssですいません。なにしろ、初めての小説を書くのでグタグタかもしれませんが、 よろしくお願いいたします。 13 : 三毛猫 : 2015/02/18(水) 13:47:46 第4話 「捕虜になるけど解剖は勘弁」初号機に倒されたサキエルは、未来の赤い海の世界にいた時と同じく仮面を被った少年の姿をしていた。十字架の爆発に巻き込まれる直前に脱出していたのだ。サキエル「ふぅ~、危ない。上手くリリンの姿に変身することができた。」???「兄ちゃ~ん!どこ!?うぇ~ん!!」サキエル「(女の子!?そうか!!!あの子が鈴原トウジの妹か!!?確か、名前は鈴原サクラだったけ?)」サキエルがそう考えていた時、黒いジャージを着た少年が走ってきた。サクラの兄の未来のフォースチルドレン「鈴原トウジ」だ。トウジ「サクラ~~!!!どこや~~~!!?おったら返事してくれ~~!!!」タッタッタッタッタッタッ!!タッタッタッタッ!タッタッ!タッタッ!!サクラ「兄ちゃん!!ここや!!!」トウジ「サクラ!!無事やったか!!あかんやろ!!兄ちゃんなら離れたら!!怪我はないか???」サクラ「うん、ないで・・・。」トウジ「おっしゃ!早よう背中に乗れ!!兄ちゃんがおんぶしてシェルターまで連れてっちゃる!!」サクラ「うん、兄ちゃん・・おおきに。」 トウジ「まかせとき!!」タッタッ!タッタッ!タッタッ!タッタッタ! サキエル「ふぅ~・・・・(これで長老からの最初の任務は完了だな。あ!!!しまった!!コアの中の碇ユイと会うのを忘れた!!!!!しまった~・・・・長老に怒られる。)」その時、複数の車の走る音が聞こえきた。トウジとサクラが走り去って行った方角から5台の黒い4ドアの自動車が向かってきた!5台の車はサキエルの回りを包囲し、車から銃を持ったサングラスをかけた黒いスーツの男たちが降りてきた。ネルフの保安部の人間たちだ・・サキエルは周囲を銃を構えた保安部にぐるりと囲まれた。 サキエル「(あらら~♪ま、いっか♪撃たれてもATフィールドで防げばいいし♪♪)」保安部A「目標を包囲しました!!」保安部B「先程の民間人2名の避難を確認!!」保安部C「目標に動きなし!!」保安部の男たちが状況を発令所に報告している。保安部に指示を出しているのは発令所にいるミサトとリツコだ。ネルフ本部・発令所 青葉「目標に動きはありません!!」日向「使徒が人間に変身した!!」 マヤ「初号機、損傷なし!パイロットの精神状態も問題ありません!使徒は・・・・・・・・どうしましょう・・・先輩??」リツコ「まさか・・・・使徒が人間に姿を変えるなんてありえないわ!!!」ミサト「どうなってるの!!?」冬月「碇、これはどういうことだ。シナリオにないぞ・・・(小声)」ゲンドウ「も、も、問題ない・・・・。」 一方、サキエルは保安部に取り囲まれたままだった・・・・・・。サキエル「(いつまで待てばいいんだろ~??・・・・・・・・・・・。)」保安部A「以前、目標に動きなし!!」保安部B「指示をどうぞ!」保安部の無線の先からは、慌てたミサトの指示が出される。 ミサト『と、とにかく・・・そのままよ!使徒を絶対に逃がさないで!!現状を維持!!』保安部A「了解!現状維持!!」 保安部B「了解!現状維持!!」 保安部C「了解!現状維持!!」 サキエル「(現状維持ってwww。慌て過ぎだろ??)」保安部の手には、独特の形のT字の銃が握られている。 サキエル「(あの武器は確か・・・・それより、どうしよう・・・そうだ!こうすればいいんだリリンが降参するときにやるあのポーズを!!)」保安部に囲まれたサキエルは、両手を挙げた。人類の多くの戦争で見られた降参するときときのポーズである。 14 : 三毛猫 : 2015/02/18(水) 13:51:06 保安部A「りゅ、両手を挙げた!!?降参しているのか!!!?」サキエル「そうだよ、リリンの諸君♪」保安部B「しゃ、喋った!!!?」 保安部C「目標が自分たちに会話を!!!!」サキエル「あんたら、いつまでここにいる気だい?早く連れてってくれ♪」保安部全員「( ; ゜Д゜)・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所青葉「も、も、目標・・・・保安部と会話を・・・・・して・・・います。」日向「使徒が・・・・喋った。」マヤ「せ、せ、先輩?・・・・・・・。」リツコ「あ、あ、ありえないわ・・・・・・そ、そ、そんなこと・・・・・・・・。」 ミサト「使徒が喋っ・・・・・た・・・・。」ゲンドウ「冬月、後は頼む・・・・・・・。」冬月「おい!まて碇!!信じられんのも無理ないが私に全部押し付けるな!!戻って来い!!碇~~~!!!」シンジ『あ、あの~~・・・・僕はどうすれば・・。』ミサト「はっ!!ご、ご、ごめんね!シンジくん!!ひゅ、日向くん。シンジくんを帰投させて。」 日向「りょ、了解!シンジくん。僕の指示を聞いて戻って来てくれる??」シンジ『は、はい!よろしくお願いします。』日向「こちらこそ、よろしくね」リツコ「マヤ!!!保安部にあの使徒を急いで生きたまま捕獲するように伝えて!!!!!!それから、保安部のいるところに頑丈な大きな檻を運んで!!!!大きさは、人間が入れる十分な大きさよ!!!!!」マヤ「お、檻ですか!?」リツコ「そうよ!!檻よ!!急いで!!」マヤ「は、はい!!」ミサト「ちょ、リ、リ、リツコ!何するつもり!!!?」リツコ「決まってるでしょ!!?生きたままの使徒なんて貴重すぎるサンプルと実験材料なのよ!!!!捕獲してデータを取るに決まってるじゃない!!!マヤ!急いで!!!」 マヤ「はい!!技術部と科学部へ!大至急、頑丈な檻を用意して下さい!!!」ネルフ本部・カーゴ 整備員A「 檻!!!?」整備員B「何だ!!?何だ!!?」整備員C「檻って言ったよな!?」科学班J「檻って、どれくらいの大きさだろ?」科学班K「人間が入れる大きさだって・・。」 全員が困惑していると、カーゴに・・いや、ネルフ本部どころかジオフロントに響き渡るほどの赤木リツコの怒号と絶叫が響いた!!。 リツコ『いいから早く用意しなさい!!!!!貴重すぎるサンプルと実験材料が!!!目の前にあるのよ!!!早く!!!!!!!!!』全員「は、はい!!!( ; ゜Д゜) 」その後、1時間後・・・完成した檻に入れられたサキエルがネルフ本部へと輸送された。 檻の中サキエル「上手くいった♪・・・・・。」 15 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/18(水) 17:43:41 サキエル可愛い 16 : 水沢さん。 : 2015/02/19(木) 07:48:25 期待してます! 17 : うすらひ : 2015/02/19(木) 08:20:07 エヴァンゲリオン読んだことありませんが、これ読んで興味が湧いてきました。期待です、頑張って下さいo(^▽^)o 18 : 三毛猫 : 2015/02/19(木) 10:46:39 水沢さん。紅蓮の喰種さん。おはようございます。三毛猫です。コメントありがとうございます(^_^)。 19 : 三毛猫 : 2015/02/19(木) 13:30:46 第5話 「見知らぬ天井?いや、実験室!?」 ネルフ本部・病室 ネルフ本部の病室では、シンジとミサトが入院中のレイのお見舞いに来ていた。ミサト「レイ、今日からサードチルドレンになる碇シンジくんよ。仲良くね♪」シンジ「あ、えっと・・よろしくね。」レイ「よろしく・・・・・・・・・・・・。」ミサト「ご、ごみんね~。シンちゃん♪レイは、まだ怪我が治ってないのよ。」シンジ「あ、いいえ・・・・・あの怪我、大丈夫?」 レイ「問題ないわ・・・・・・・・・。」シンジ「あ・・・・そう、良かった。早く退院できるといいね。」 レイ「ええ・・・・・(碇司令の息子・・・・サードチルドレン・・・・・・・碇シンジ・・・・・・・・・・・・・。)」 一方、ネルフ本部のエヴァの実験を行う実験場では、赤木リツコを中心とする科学班による。捕獲されたサキエルの様々な実験が行われていた。ネルフ本部・実験場サキエル「我は~~第三使徒・サキエル~~~〔水〕を司る使徒~~~~~・・・・・・・・ってか♪暇なんだけど・・・・・・・。」科学班J「喋ってる・・・・・・・。」科学班L「これが使徒・・・・・・。」マヤ「せ、先輩~、喋ってますよ~~。」リツコ「ええ、素晴らしい実験体よ・・・・・・・・・生きてる使徒・・フフフ。」 不気味に微笑むリツコの側のカートの上には注射器、ドリル、大きなハサミ、たくさんの試験管、レーザーメスなどが並んでいる。まるで、拷問器具のように・・・・・・・・・。サキエル「((((;゜Д゜)))・・・・・・・。」リツコ「サキエルだったかしら?あなたに色々と聞きたいことがあるのだけれど?いいかしら??」 サキエル「(KOEEEEEEE~~~~~~!!)」リツコ「始めるわ、マヤ!レーザーメス!!」マヤ「はい!」 レーザーメス:パシッ!ビーーーーーー!! サキエル「ATフィールド!」 ATフィールド:ガキィィン!!!マヤ「キャッ!!!?」リツコ「ATフィールド!!やるわね、でも私は必ずあなたのデータとサンプルを取らせて貰うわ!!」レーザーメス:ビーーーー!! ジュ~~~!!サキエル「怖っ!え~い、マッドに関わってる暇はない!!初号機の所かゲンドウの居る所に連れていけ!!!!!」リツコ「な、なぜ!?司令の名前を!!?」サキエル「いいから早く!理由は後だ!!」リツコ「その前にサンプルとデータを取らせなさい!!」 レーザーメス:ビーーーーーーー!!!ドリル:ウィィィ~~~~~~~!!!!サキエル「分からず屋女~~~~!!!」マヤ「せ、せ、先輩・・怖い・・・・・・。」リツコ「バーナーも持ってきて!!鋼鉄も貫通できるものは全部持ってきて!!!!!」サキエル「マッド女め~~~~~!!!!水の使徒の力を見くびるな~~~~!!!!!」ガリガリ!!!ビーーー!!!ドリドリ!!!ガキィィン!!!ガキィィン!!!ガキン!!ドガガガガ~~~~!!!ギィン!ギィン!! 20 : 第十九使徒・狂った博士のゼロ : 2015/02/19(木) 20:33:19 期待 21 : 三毛猫 : 2015/02/19(木) 21:36:41 はじめまして、第十九使徒・狂った博士のゼロさん。作者の三毛猫です。 私の小説を見ていただき 、ありがとうございます。 22 : 水沢さん。 : 2015/02/20(金) 07:38:47 つーづーきー!期待してますー♪はやく書いて~! 23 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 12:32:52 第6話 「シンジ混乱、ゲンドウも困惑」 サキエルのサンプルとデータを巡っての激戦は、リツコがサキエルをゲンドウに会わせるという条件付きで和解した。その後、サキエルはゲンドウに貴重な情報提供をする条件付きで、ネルフと不戦協定と共闘協定を結び、ネルフ本部の薄暗い司令執務室にてシンジと会っていた。 ネルフ本部・司令執務室ゲンドウが普段いる司令執務室は、過去の通り床にセフィロトの樹が描かれた暗くて広い部屋だ。その部屋でシンジがゲンドウと副司令の冬月とサキエルと対面していた・・・。 ゲンドウ「シンジ、今日からエヴァのサードチルドレンとして徴兵する。そして、このサキエルがお前の護衛をするそうだ・・・・・・拒否は許さん。」冬月「おい、碇・・・・(そんなことを突然に言ったらシンジくんが混乱するだろ。)」サキエル「自己紹介しよう。自分の名はサキエル〔水〕を司る第三の使徒だ。よろしく♪」シンジ「ま、ま、待ってよ!父さん!!使徒って!敵じゃないの!!?人間の姿になってるし!それに護衛って!!!?」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・・。」シンジ「父さん!!教えてよ!!!」ゲンドウ「サキエルに聞け、言うことは以上だ・・・・・・今日は帰れ。」シンジ「そ、そ、そんな・・・・・。」サキエル「ま、安心しなよ♪シンジ♪♪ミサトの家に帰りな♪♪ど~せ、また酒でも飲んで倒れてるんだろ?あのダメ女は?」シンジ「ダメ女って・・・・。」サキエル「早く帰って♪ミサトの家、掃除しな♪シンジ~~~♪♪」シンジ「ちょ、引っ張らないでよ!」サキエルはシンジの手を引いて司令執務室から出て行った。部屋に残されたゲンドウと冬月は自分たちのシナリオの話を始めた。 冬月「彼の言うことが本当だと思うか?碇・・・・・・・・。」ゲンドウ「使徒からの情報だ。無視する訳にはいかん・・・・・・。」サキエルは、ゲンドウに会った時に碇ユイのことを中心にあることないことの情報を提供したのだ。ちなみに6割ぐらいは本当のことだ。冬月「我々のシナリオでは、初号機の中のユイくんの魂を苦しめる結果になるとはな・・・・本当なら、我々は道化だな・・・・・。」ゲンドウ「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユイ。)」第三新東京市・ミサトの家ミサト「え!!!?あの使徒が、ネルフ本部でお父さんと一緒にいた!!!?」シンジ「はい、どうして・・・・・・・。」ミサト「ちょ、ちょ、ちょっち待ってね!シンちゃん!!!」ミサトは大慌てで親友のリツコに電話をかけた。リツコ『もしもし?』ミサト「リツコ!!!あの使徒が碇司令と会って、シンジくんの護衛になったって、どういうこと!!!!?」リツコ『知らないの?サキエルは、ネルフに情報提供をする代わりにネルフに住むことになったのよ。』ミサト「聞いてないわよ!!」リツコ『また報告書、読まなかったの?ちゃんと仕事しなさい。忙しいから切るわね・・・・・・・・・ブツッ!ツーーツーー。』ミサト「ちょ、リツコ!切られた・・・・。」シンジ「(父さん、何考えてんだよ!・・・・・・サキエルか・・・悪い人じゃなかったな・・・・・いや、使徒か・・・・・。)」ネルフ本部・リツコの部屋リツコ「ミサト、大慌てだったわ・・・・。」サキエル「だろうね・・・ゲンドウと冬月先生は??」リツコ「(先生??・・・・・・。)司令と副司令は、今は用事があっていないわ。」サキエル「ああ、秘密結社と会合か。」リツコ「あ、あ、あ、あなた!一体どこまで知っているの!!!!?」 サキエル「秘密さ♪♪」リツコ「フフフフッ!!ますます興味深いわ!あなた・・・・・・。」サキエル「どうも♪」 24 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 13:22:36 第7話 「トウジからおおきに&〔昼〕の使徒」シンジは、第壱中学校に転校し学校生活を受けていた。 第三東京市・第壱中学校トウジ「転校生!ちょっと面貸せや!!」ケンスケ「お、おい!トウジ・・・・。」シンジ「うん・・・・・・・・。」体育館裏トウジ「お前があのロボットのパイロットのパイロットって本当か?」シンジ「う、うん・・・・・・・。」シンジが答えるとトウジは、シンジに頭を直角に下げた。トウジ「おおきに!!転校生!!!」シンジ「え!?」トウジ「妹が言っとったんや!紫色のロボットがバケモンをやっつけてくれたから、助かったって!!」シンジ「そうなんだ・・・・(僕が人を助けた!?僕は人の役に立った!人の命を助けたんだ!!)。」シンジは感動のあまり、両面から涙を流していた。 トウジ「どうしたんや!?」シンジ「あ、いや!妹さんが助かって良かってって思って・・・。」トウジ「(こいつ、なんちゅうええ奴なんや!!!)」シンジ「妹さん怪我は?」トウジ「無傷や!おおきに転校生!!ワシに何かできることはないか??」シンジ「じゃ~、友達になってくれる?」トウジ「もちろんや!!ワシのことはトウジでええ!!」ケンスケ「僕は相田ケンスケ。ケンスケでいいよ。」シンジ「よろしくね。」その光景を体育館の屋根の上からサキエルが見ていた・・・・・。サキエル「これでもう1つ未来を変えた・・・・・・・・・・。」その時、レイがシンジたちの方に走って来た。レイ「非常召集、先・・・行くから。」シンジ「あ、うん!トウジ!ケンスケ!早くシェルターに!!」トウジ「またバケモンが来たんか!まかせとき!!」ケンスケ「わ、分かった!」第三新東京市に非常事態のサイレンが響き渡る。海の方から空飛ぶ巨大な赤い生物が都市へ早いスピードで向かって行く・・・・〔昼〕を司る第四の使徒「シャムシエル」がイカのようなエビのような体で空を滑るように進んで行く・・・・・・・。サキエル「トウジたちのいるところに行くか、シェルターを抜け出すだろうし・・・・。」 25 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 13:26:33 ※作者から訂正です。トウジの台詞。 トウジ「お前があのロボットのパイロットって本当か?」です。パイロットの言葉が2つもあります。間違えてすいません、 26 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 15:17:47 面白すぎ才能やばいな 27 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 15:18:25 >>25書き込んだ時間おかしくね?学校は? 28 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 15:29:04 おはようございます。ナメクジさん。私は、大卒で学校には通っていません。それ以上はプライベートのため、秘密です。 ナメクジさん、すみませんm(。_。)m。 29 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 21:58:57 第8話 「相棒」サキエル「やっぱり、来た・・・・・。」山の斜面の避難シェルターの出入口に来たサキエルは、トウジとケンスケを待ち伏せしていた。案の定、トウジとケンスケがシェルターの扉を開けようとしていた・・・・。サキエル「睡眠水鉄砲!」パシュ~~!!パシュ~~!!トウジ「のわっ!?」ケンスケ「うわっ!?」サキエルは、右手の人差し指からリツコの研究室で入手した睡眠薬入りの水を発射した。水は二人の顔面に直撃し、眠りに落ちた。二人が眠ったことを確認したサキエルは、二人をシェルターの中に押し込み扉を閉めた。 サキエル「これでよし♪」 ズドオォォォ~~~~ン!!!!! その直後に衝撃音が響いた!見るとシンジの乗った初号機がシャムシエルの鞭の攻撃で山の斜面に投げ飛ばされて来たのだ。サキエル「シンジ・・・手助けしてやるか。」初号機・エントリープラグ シンジ「くぅっ!・・・・・・はっ!?」シンジが見た先には初号機の左腕を登ってくるサキエルがいた・・。シンジ「サキエル・・・・・・・どうして?」シンジか疑問に思っていると、同じく通信からミサトたちの驚く声が聞こえた。青葉『初号機の左腕からパターン青!これは!?サ、サキエルです!!』リツコ『何ですって!!?』ミサト『あいつ!何であんな所に!?』マヤ『左腕を登って、エントリープラグの方に!!』ミサト『まさか!シンジくんを!!?』 シンジ「違う・・・・・。」 シンジはそう言うと、初号機のエントリープラグを外に出した。サキエルは、大急ぎでエントリープラグの中に飛び込んだ!!。マヤ『エントリープラグの中にサキエルが!』ミサト『シンジくん!何してるの!?』青葉『目標!初号機に接近!!』通信の先では、ネルフの職員達が大慌てで多くのな言葉を叫んでいる。サキエル「よう♪シンジ~♪」シンジ「どうして?ここに?」サキエル「手伝いに来た・・・・・怖いか?」シンジ「怖いよ!すごく・・・死ぬかもしれないし・・・・・・・。」 サキエル「じゃ~、自分の未来を切り開くために自分だけの為に勝とうぜ!」シンジ「自分のために?・・・・・・。」 サキエルはそう言うとシンジの右手に自分の右手を重ねた。すると、サキエルが光に包まれてエントリープラグの中で溶けるように消えた。シンジ「サキエル!?」サキエル「安心しな♪シンジ~♪♪側にいるぜ♪♪」シンジが驚くと頭とエントリープラグ内に静かに響くようにサキエルの声が聞こえた。 すると、通信の先からオペレーターたちの驚く声が聞こえた。マヤ『せ、先輩!初号機の内部電源が∞のマークに切り替わりました!!シンクロ率も100%になっています!!!!』日向『初号機から前方にATフィールドを確認!!』青葉『目標!初号機のATフィールドを光の鞭で攻撃中!』ミサト『ど、どういうこと!?リツコ!!?』リツコ『ま、まさか・・・・そんなことが可能だというの?・・・あ、あ、ありえないわ。』シンジ「サキエル・・・・・。」サキエル「一緒に倒そうぜ♪シンジ~♪♪いや、相棒♪♪」 シンジ「うん!!ミサトさんやトウジたちの為にも勝つ!!」サキエル「シンジ!ナイフを使え♪」サキエルがそう言ったので、シンジが初号機の武器のプログナイフを右手に持った。すると、ナイフが長い水の刃を纏った長剣に姿を変えた!!。マヤ『プラグナイフが剣に!!』日向『ATフィールドの盾と剣・・・・。』青葉『目標!なおも初号機のATフィールドを攻撃中!』ミサト『どうなってるの・・・・・。』リツコ『水の剣ですって!?・・・・・。』通信の先のネルフ本部の発令所は大混乱だ。サキエル「行くぜ!シンジ!」シンジ「うん!!」 30 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 22:14:53 サキエルイケメンスギィ! 31 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 22:15:29 >>28大卒だったんですねこれから敬語使います 32 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 11:08:57 第9話 「初めて誉めれるシンジ」第三新東京市の山の斜面で初号機がシャムシエルのコアに水の剣を突き刺していた。初号機・エントリープラグシンジ「うあぁぁぁーー!!!!」サキエル「いいぞ♪シンジ~♪♪」青葉『目標のコアにヒビが入りました!!』日向『圧倒的に使徒を・・・・・・・。』マヤ『す、凄い・・・・・・・。』ミサト『リツコ、初号機に何が起きてるの!!?』リツコ『わ、私も詳しくは分からないわ。サキエルに話を聞いてみないと・・・・・・。』ネルフ本部の発令所は、使徒を圧倒する初号機に開いた口が塞がらないようだ。パキィィィ~~~~~~ン!!!!!その時、大きなガラスの割れる音が発令所と第三新東京市に響いた!シャムシエルのコアが水の剣に貫かれ真っ二つに割れたのだ!!。シンジ「ハァ・・ハァ・・・や、やった!?」サキエル「やったぞ♪シンジ~!!」青葉『目標!完全に沈黙しました!!』マヤ『初号機に損傷はありますが、パイロットの身体と精神状態に異常はありません!』ミサト『日向くん、シンジくんを帰投させて・・・・・・・・・・。』日向『了解!シンジくん、僕の誘導を聞いて帰って来てくれる?』シンジ「はい!よろしくお願いします。』日向『こちらこそ、ありがとうシンジくん。君のおかげでみんな助かったんだよ。』シンジ「サキエルが、いてくれたからです。」サキエル「あ、そうだ!ゲンドウ聞こえるか?」ゲンドウ『何だ?・・・・・・・。』サキエル「大事な話がある。初号機のカーゴで合流しようぜ♪」ゲンドウ『分かった・・・・・・・・。』サキエル「シンジ、使徒の死体をネルフ本部に運ぶぞ。」シンジ「え!!?」サキエル「リツコとマヤちゃんが欲しがってんだよ。」初号機はシャムシエルの亡骸をネルフ本部の実験場に引っ張って帰投した。その後、シンジはエヴァのパイロット更衣室でミサトに詰め寄られていた・・・・・。ネルフ本部・男子パイロット更衣室 ミサト「どうして命令を無視したの?」 シンジ「すみません、でもサキエルを見捨てることはできなかったんです。」 ミサト「あなたは、私の命令を聞く義務があります。」シンジ「はい、分かっています。」ミサト「シンジくん、あなたには規則としてしばらく独房に入っています。」ゲンドウ「その必要はない。」 サキエル「シンジ♪お疲れ~♪♪」シンジ「と、と、父さん!?サキエルも!」ミサト「司令!!?」ゲンドウ「シンジ、今日からネルフ本部に泊まれ・・・・・・・・部屋も用意させる。」 シンジ「う、うん・・・・・・・。」ミサト「ま、待ってください!!シンジくんは命令を無視したので規則として―。」ゲンドウ「あの時、初号機が退却していたら使徒はジオフロントに侵入し、ネルフ本部は壊滅していた。それに、使徒は倒した。それで十分だ・・・・・・・・よくやった、シンジ。」シンジ「え!?あ、あ、ありがとう・・・父さん。」 ゲンドウ「今日は帰って休め・・・・・・。」シンジ「う、うん・・・・・ありがとう。」 シンジはそう答えて更衣室から静かに歩いて出て行った・・・・。ミサト「司令!確かに使徒は倒しました!しかし、シンジくんは―。」ゲンドウ「今日の戦いで君は何をしていた?葛城一尉??」ミサト「わ、私は使徒の殲滅の指揮を―。」ゲンドウ「命令通り、パレットライフルを撃ったシンジをバカ呼ばわりし、使徒がジオフロントに侵入するリスクが高いにも関わらず、退却命令・・・・・君は何をしていた??」ミサト「も、申し訳ありません・・・・・。」ゲンドウに正論を突かれ、ミサトは両手を震わせていた・・・・・。ゲンドウ「よって、シンジの行為を問題なしとする・・・・・以上だ。」 33 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 11:28:50 ネルフ本部の男子パイロット更衣室では、ゲンドウがミサトにシンジの命令無視を問題なしとしていた・・・・。 ネルフ本部・男子パイロット更衣室 ゲンドウ「他に言いたいことは?葛城一尉?」ミサト「あ、あ、ありません。」ゲンドウ「次は最善を尽すように・・・。」ミサト「は、はい!」ゲンドウとサキエルは、男子パイロット更衣室から静かに出て行った・・・・・。 ネルフ本部・通路 ゲンドウ「これでいいのか?」サキエル「完璧だよ、ゲンドウ。」ゲンドウ「大事な話とは何だ?」サキエル「それはたぶん・・・・あんたが自分に聞きたいことだと思うぜ♪あんたの部屋で話をしようぜ♪あんたのシナリオと奥さんに関係がある話だからな・・・・・。」ゲンドウ「 分かった・・・・・・・。」ネルフ本部・休憩室 シンジ「生まれて・・・・・初めて・・・・父さんに誉められた・・・・・・・・。」ネルフ本部・通路 サキエル「ゲンドウ、次の使徒は強いからミサトがまたバカやったら給料を減らすか、クビにした方がいい。」 ゲンドウ「減給処分はできるが、解雇にはできん・・・・・・。」サキエル「シナリオの為に?シナリオは必要ないよ。」ゲンドウ「どういうことだ?」サキエル「後から分かるお楽しみさ♪」ゲンドウ「分かった・・・・・執務室で話をしよう。」サキエル「そうこなくっちゃ♪」 34 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 11:34:26 ※作者からの訂正。ミサトの台詞。ミサト「シンジくん、あなたには規則として独房に入って貰うわ。」打ち間違えて、すみません。 35 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 14:03:00 第10話 「 ゲンドウの涙」 ネルフ本部の天井にセフィロトの樹が描かれた暗くて広い司令執務室では、ゲンドウがサキエルに深刻な顔をして向かい合っていた。ネルフ本部・司令執務室 ゲンドウ「お前はエヴァと同化できるのか?」サキエル「できる。あんたも知っての通り、エヴァは使徒の細胞を使って造られた。だから、自分はエヴァの体と魂を同化して一心同体になることができる。」ゲンドウ「その能力を使って、ユイをサルベージすることは?」サキエル「不可能だ。碇ユイは眠っている・・目覚めさせることができるとすれば、血の繋がった家族のシンジかレイ。そして、ゲンドウ・・・あんたくらいだろう。」ゲンドウ「レイだと?」サキエル「何言ってる?ゲンドウ、レイは奥さんの細胞が入ってるんだぜ?血の繋がった家族・・・シンジの妹であんたの娘だ。」ゲンドウ「ああ・・・・・・・・。」サキエル「それに・・・あんたのシナリオで会う奥さんは、あんた自身が会いたい奥さんじゃない・・・・・幻みたいなもんさ。もし、自分の能力を使ってサルベージしても・・エヴァの弐号機のキョウコ博士と同じようになるだろうな・・・喋らない、魂がない抜け殻に。」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」絶望に落ちた顔をしたゲンドウは執務机から拳銃を取り出し、自分のこめかみに向けた。パシュ~~~!!! カチャン!!ゲンドウが引き金を引く直前にサキエルが右手の人差し指から発射した水鉄砲が拳銃を弾き飛ばした。ゲンドウ「なぜだ?・・・・・なぜ、死なせてくれない・・・ユイはもう、戻らない・・ユイは私に答えてくれない・・・・・。」ゲンドウは糸が切れた人形のように、胡座をかいて座り込み、サングラスの両目からポロポロと涙を流していた。サキエル「そうだよ、あんたの奥さんは戻らない・・・戻ったとしても、弐号機のキョウコ博士の二の舞になるだろう・・・・だが、あんたは独りじゃないぜ・・シンジがいる。」ゲンドウ「シンジ・・・私はシンジが怖い・・私は、ユイが居なければシンジに何をしていいのか分からない・・・・・。」サキエル「だから捨てたのか?さっきみたいに何かをやり遂げたら誉めて、分からないことがあったら教えてやる、間違ったことがあってもどうすればいいか、あんた自身の過去を参考に背中を押してやる・・・それでいいんだ。」ゲンドウ「私にシンジを・・・・・幸せにできるというのか?」 サキエル「世界はまだ捨てたもんじゃないぜ・・・・・・・・・・・。」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・。」サキエル「だが・・・・・・方法がない訳ではない・・・・・・。」ゲンドウ「ど・・・どういう・・ことだ?」サキエル「奥さんと弐号機のキョウコ博士をサルベージできるってことさ・・・・・だが、代償は大きいぞ?色々と大変だ・・・・。」 ゲンドウ「どう・・・すればいい・・・・のだ・・・・・ユイにもう一度・・・・・・・・・・・・・・会いたい・・・・もう一度だけ・・・・・ユイに・・・・・会いたい・・・。」 サキエル「じゃ~、シンジと仲直りしな♪それとレイもな♪二人とも、間違いなくあんたの息子と娘・・・あんたが奥さんを・・・・・碇ユイさんを愛した証だ・・・奥さんも、あんたがまだ独りじゃないってこと教える為に、シンジを託したんじゃないか?生きろ、ゲンドウ・・・・・・・自分の罪を償う為にな。」 ゲンドウ「ううっ・・・・ぐすっ・・・うおぉぉぉ・・・・うっ・・・ユイ・・・・。」ゲンドウは床に体を丸め、両目から涙を流しながら自分の愚かさと妻の愛に泣いていた・・。サキエル「(もう、ゲンドウは人類補完計画はしないな・・・・・一安心だ。)」 36 : 水沢さん。 : 2015/02/21(土) 21:30:07 ほんと才能ありますね~♪期待してますーよぅー 37 : アロマの覇王HVcbp.qIPM : 2015/02/22(日) 15:21:07 天才ですか?それとも神様ですか? 38 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/22(日) 21:53:09 >>37 三毛猫様はおそらく両方かと 39 : 三毛猫 : 2015/02/22(日) 21:56:53 こんばんは、三毛猫です。お誉めの言葉をありがとうございます。今、アイディアを考えているので、11話は明日に書きますので、今日はお休みです。 40 : 三毛猫 : 2015/02/23(月) 13:56:26 第11話 「親子の和解」ネルフ本部のシンジの部屋にゲンドウが入って来た。突然、部屋に訪ねてきた父にシンジは呆然としていた・・・。ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「と、父さん・・・・・・・・。」ゲンドウ「シンジ、今まですまなかった・・・お前に全ての真実を話す。一緒に来てくれ。」 シンジ「う、うん。(全ての真実?どういうことなんだろう?エヴァのことかな?)」ネルフ本部・司令執務室 暗くて広い執務室では、サキエルが部屋の隅で見守りながら、ゲンドウがシンジに自分の知る全てを話していた・・・。・シンジを捨てた理由・セカンドインパクトの真実・初号機のコアの中にいる碇ユイ・綾波レイの秘密と彼女がシンジの妹だということ・世界を裏で操る秘密結社「ゼーレ」・人類補完計画・自分のシナリオゲンドウは、息子のシンジに自分が知る全ての真実を一切隠さずに話した・・。全てを聞いたシンジは両目から涙を流していた。自分は捨てられたのではなかった・・母が初号機の中で生きていること・・・父が自分を利用していたことは少し怒りがあったが、もう・・どうでもよかった・・・・・・。シンジ「ぐすっ・・・うっ・・ううっ・・・・じゃ、僕はいらない子じゃないんだね?・・・と、父さんは・・母さんに会う為に・・・・・ううっ・・ぐすっ・・・・僕を呼んで・・・・僕は・・と、父さんの息子でいいんだね?」ゲンドウ「ああ・・・・・。」 シンジ「ぼ、僕と父さんは、家族でいいんだよね?・・・ぐすっ・・・・。」 ゲンドウ「分からん。だが、今ならそう信じれる・・・・。」 シンジ「ううっ・・・あぁぁ~~!!・・・・ぐすっ・・・うっ・・・ひっく・・・・。」 ゲンドウ「すまない、シンジ。」 シンジ「父さんは、これからどうするの?」ゲンドウ「私は、自分の罪を償いながらユイを待つつもりだ・・・・お前とレイを見守りながらな・・・・・・・。」 シンジ「綾波が僕の妹だったなんて・・・。」シンジが呟くと、部屋の隅で見守っていたサキエルがゲンドウに話しかけてきた。 サキエル「ゲンドウ、ターミナルドグマにあるレイの素体は時が来たら、全て破壊する。」ゲンドウ「分かった・・・・・。」シンジ「父さんが話した・・・綾波の代わりの体のこと?」サキエル「そうだ・・彼女は人間として生きていくのだからな・・・ゲンドウ、それとダミープラグの開発も中止だ。」ゲンドウ「分かった・・・・・・。」サキエル「奥さんのことだが、必要な物を揃える必要がある・・・。」ゲンドウ「何だ?・・・・。」サキエル「・・・ドイツにある〔生命の実を持つ創造神の胎児〕と〔鍵〕だ・・・・・。」 ゲンドウ「!・・・・・・分かった。」 サキエル「それらを揃えて、〔儀式〕をやれば完璧だ・・・・・・。」ゲンドウ「そうか、頼む・・・・・・。」サキエル「任せろ・・・次は、ラミエルか。」 41 : 三毛猫 : 2015/02/25(水) 15:49:02 第12話 「綾波レイ育成計画始動」サキエルには、ラミエルが来る前に取りかからなければならない重要なことがあった。綾波レイの心を開くことである。彼女は、第二使徒のリリスの細胞と碇ユイのDNAが入った存在であり、人類補完計画の重要な役目を担う為に育てられた。しかし、ゲンドウの人類補完計画が中止になった今は、普通の人間として彼女は生きる道ができた・・・。その為、彼女には料理を食べる幸せ,家族と一緒にいる幸せ,友達と話す幸せ,人と絆を作る大切さ,笑うなどの人としての大切なことを1から教える必要があるのだ・・・とても大変そうである。ちなみに、レイはゲンドウとサキエルの計らいでボロアパートからネルフ本部に用意された部屋に引っ越ししていた・・・・。ネルフ本部・レイの部屋レイ「(私は、綾波レイ・・・ファーストチルドレン・・零号機パイロット・・これは、とても驚いたこと・・私には、お兄さんがいた。名前は、碇シンジ・・サードチルドレン・・初号機パイロット・・そして、私は碇司令の娘で碇シンジの妹・・父親と兄妹・・妹・・血の繋がった家族・切れない絆を持つ人たち・・・私には何もない?・・・違う・・・私には家族がいる・・碇司令が私のお父さん・・碇シンジが私のお兄さん・・・・家族・・・暖かい・・・これは何?イヤじゃない・・・この気持ちは何?・・・嬉しいという気持ち・・・・私は嬉しいのね・・・・家族ができて・・・嬉しいのね・・・私は嬉しい・・切れない絆ができて、嬉しいのね・・・・・・・。)」レイの目からは、一筋の涙が流れていた。だが、それは孤独や悲しみの涙ではない・・・彼女が幸せな未来へと歩き出した嬉し涙である。ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「(綾波が僕の妹か・・・・・何だかいまだに信じられないな・・・・。)」サキエル「シンジ、レイのこと守ってやれよ・・・・・・・。」シンジ「うん。」サキエル「それから、これからは綾波じゃなくてレイって呼びな♪兄妹なんだからな。」シンジ「うん、勿論だよ。」 その頃、ネルフ本部の実験場ではシャムシエルの亡骸の調査が行われようとしていた・・・。ネルフ本部・実験場??????「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うっ・・・・・・・ううっ・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は・・・・・誰?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ココハドコ?・・・・・・・・・私は・・・・?・・・・・・・・・・・・・・第四の使徒・・・・・・・・・・・シャムシエル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昼を・・・・司る使徒・・・・・・・・・・・・・・・ココハドコ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アダムドコ?・・・・・・・・・・アダム?・・・・・・・周りに生き物がいる・・・・・何?・・・・・・・・・・・・人間・・・・・・・・・第1・・・・・8・・・・・使徒・・・・・・・・群体を司る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リリスから・・・・・生まれた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナゼ?・・・・ココニイル?・・・・・ナゼ?・・・・・ドウシタイノ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生きたい・・・・・・・・・アダムは?・・・・・・・・・還りたい・・・・・ドウシタノ・?・・・還りたくないの?・・・・・・ワカラナイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リリンの肉体・・・・ベンリソウダネ・・・・・・・・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワタシモナル?・・・・・・・・・・・・・・。)」リツコ「始めるわよ、マヤ。」マヤ「はい!先輩!!」 42 : キリ : 2015/03/01(日) 17:55:11 すごい!期待です★ 43 : 三毛猫 : 2015/03/01(日) 18:37:08 はじめまして、みずたまさん。作者の三毛猫です。最近は、忙しく続きが書けなくて・・・もうしばらく、お待ちください。 44 : 三毛猫 : 2015/03/03(火) 16:43:58 第13話 「新たな仲間&還るって何?」ネルフ本部・実験場では、リツコを中心にシャムシエルの調査が終わりかけていた。実験場にはミサトがリツコと使徒とエヴァについて話していた。実験場の隅ではサキエルがシャムシエルの亡骸を見学している。ちなみに、シンジはレイと兄妹の絆を深める為に料理を教えたり、食べさせたり、買い物をしたりしていた。ネルフ本部・実験場ミサト「リツコ、何それ?」リツコ「99.89%・・・この使徒の細胞を調査したんだけど・・・この使徒と固有波形パターンが人間の遺伝子との一致率よ。」 ミサト「すごく近いわね。」リツコ「でも、サキエルの場合は99.90%だったの・・・。」ミサト「え!?同じ使徒なのに違うの!?」リツコ「ええ、これは興味深いわ。サキエルに聞いてみないとね・・・・。」一方のサキエルはシャムシエルの亡骸を見詰めながら考えていた。サキエル「99.89%・・・リリンと自分たちの近くて離れた距離・・・自分の場合は99.90%だった・・・何でだ?」サキエルがそう小声で呟いていた時だった。ドクン・・・ドクン!・・・・ドクン!・・・ドクン!・・ドクン!・・ドクン!! サキエル「ん?・・・・何だ?」実験場に警報が鳴り響き、職員が慌ただしく動く!ミサト「どうしたの!!?」リツコ「何が起きたの!?」二人が事態を把握できず、混乱していると実験場にスピーカーからマヤの声が悲鳴に近い声が響いた!!マヤ『せ、先輩!!大変です!調査中の使徒のコアから強力なエネルギーとパターン青が現れました!!!』ミサト「ど、どういうこと!!?」リツコ「なんですって!?」大きく驚きの声を上げた二人の近くにサキエルが駆けつけてきた。サキエル「下がってな!お二人さん!」リツコ「サキエル!」ミサト「ちょ、ちょっと!あんた!!どういうことなの!!説明しなさい!!!」サキエル「自分も分からねぇよ・・・。」パキパキ!パリッ!突然、ガラスがゆっくり割れるような音が聞こえた!見ると、シャムシエルのコアから3メートルぐらいの小さなシャムシエルが這い出てきたのだ!!リツコ「あの使徒!!」ミサト「生きてたの!?」サキエル「どういうこと?」3メートルのシャムシエルは、初号機と戦っていた時のように空を滑るようにゆっくり床に落ちた・・・すると、白い光に包まれシャムシエルの体が少女に変わったのだ!!身長はサキエルとシンジとレイと同じくらい・・髪の色は薄い赤だ・・・。第四使徒・〔昼〕を司る使徒「シャムシエル」性格:優しくおっとり 能力:光の鞭・飛行(3メートルの使徒の姿になって、人を6から7人ぐらい乗せて空を飛ぶことができる。)シャムシエル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」少女の姿のシャムシエルは何も身につけていない。まさに産まれたままの姿で動かずに仰向けに倒れている・・・。リツコ「マ、マヤ!!彼女を医務室に運んで!!!早く!!!」リツコが叫ぶと実験場のスピーカーからマヤの返事が返ってきた。マヤ『は、はい!!』 リツコは倒れているシャムシエルの側に駆け寄り、彼女の体に荷物に被せる布を巻いた。 リツコ「サキエル、この子は・・・。」サキエル「ああ、昼を司る使徒のシャムシエルだ!・・・・・・・。」ミサト「(また、人の姿になった使徒・・・・どういうこと!?・・使徒はなぜ、人間の姿になるの!?・・・・あの使徒・・サキエルが関係してるの!!!?)」リツコとサキエルが話していると、数人の科学班と医師がストレッチャーを押して走って来た。リツコとサキエルがシャムシエルを抱えてストレッチャーに乗せた時、シャムシエルがはっきりと聞こえる声で初めて言葉を発した。シャムシエル「あ・・・・アダ・・ム・・還りたい・・・・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「!・・・・・・・・・喋った。」リツコ「(アダム!?・・そう言ったわね・・・・間違いない・・・・それに、還りたい?・・・・・どういうこと?・・後でサキエルに聞く必要があるわね。)」シャムシエルを乗せたストレッチャーは医務室へと急いで運ばれて行った。その後、このことはすぐにゲンドウに伝えられてシャムシエルが人間の少女になった事実は、サキエルの時と同じ第一級機密事項となり口外厳禁となった。 45 : 三毛猫 : 2015/03/03(火) 17:12:23 ※作者からの訂正・リツコの台詞リツコ「・・・・この使徒の固有波形パターンと人間の遺伝子との一致率よ。」打ち間違えてすみません。 46 : 麻莉衣 : 2015/03/03(火) 18:14:27 ちょー本格的エヴァのスレですね!たくさんたくさん期待してます♪ 47 : 三毛猫 : 2015/03/03(火) 20:18:53 はじめまして、麻莉衣さん。作者の三毛猫です。 お誉めのコメントをありがとうございます。 48 : 第十九使徒イロウエル零式の博士 : 2015/03/03(火) 22:36:46 す.....すごい........文章力すごい......僕なんて...ストーリーしか思いつかないよ....期待期待期待!!!!!!!とにかく期待!.....期待! 49 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 13:57:04 第14話 「レイ、心のむこうに」ネルフ本部では、シンジとレイがシンクロテストを受けていた。テストを無事に終了させ、エントリープラグの調整をしながら二人は楽しく話していた。ネルフ本部・カーゴシンジ「レイ、良かったね。テスト無事に終わって。」レイ「ええ・・・・・・・。」 シンジ「どうしたの?」 レイ「私は、分からない・・・・。」シンジ「何が分からないの?」レイ「無へと還ることが私の願いだった・・でも、私は居たいのかも知れない・・・お父さんとお兄ちゃんがいるこの世界に・・・・。」シンジ「お父さん?」レイ「ええ、碇司令はお兄ちゃんのお父さん・・・だから、私と絆ががってるお父さん・・・私の家族・・・この気持ち・・嬉しい・・私は嬉しいのね・・・・・。」シンジ「そうだよ、レイ・・僕も嬉しいよ。」レイ「いつか、私とお父さんとお兄ちゃんと美味しい料理を食べたい・・・・・。」シンジ「父さんと?」レイ「駄目なの?お兄ちゃん?」 小首を傾げるレイにシンジが慌てていると、二人の間にサングラスを掛けた男が立っていた。ゲンドウ「駄目な理由などない・・・レイ。」シンジ「と、と、父さん!!!?」 レイ「碇司令・・いえ、お父さん・・・。」ゲンドウ「家族が揃って食事をすることに理由などいらん・・・シンジ、レイ・・・今晩は私の部屋で夕食をしよう。」シンジ「あ、う、うん・・ありがとう・・父さん。」 レイ「ありがとうございます。お父さん。」 ゲンドウ「レイ、家族同士で敬語は必要ない。」レイ「はい、ごめんなさい。」ゲンドウ「今日はゆっくり安め・・・・・・・頑張ったな、レイ・・シンジ。」ゲンドウはレイの頭を優しく撫でると、後ろへと向きを変えて歩いて行った。レイ「(碇司令に・・お父さんに頭を撫でられた・・何?この気持ち?・・誉められたの?・・・・生まれて初めて・・お父さんに誉められた・・心がぽかぽかする・・胸が暖かい・・・私はとても嬉しいのね。お父さんに誉められて、嬉しいのね・・・・。)」レイは知らず知らずのうちに両目から涙を流していた。 シンジ「レ、レイ・・・大丈夫?」レイ「え?・・・涙?・・・私は泣いているの??なぜ?・・私は・・なぜ?泣いているの??・・・分からない・・・・・・。」シンジ「嬉しいんだよ・・レイは今、嬉し涙を流しているんだよ。」レイ「そう・・・・私は・・・嬉しいの。」レイはシンジの胸に顔を埋めて生まれて初めての嬉し涙を流していた。シンジは左手でレイの背中を抱きながら、右手でレイの頭を・・・自分の妹の頭を泣き終わるまで撫で続けていた・・その晩、司令執務室でシンジとレイはゲンドウと豪華な食事を楽しんでいた。ネルフ本部・司令執務室シンジ「と、父さん・・・豪華過ぎない?」シンジが驚くのも無理はない。目の前のテーブルの上にはステーキやロブスターなど豪華な料理が並べられていた。ゲンドウ「問題ない・・・・・一流のシェフを集めた。」シンジ「いや、そうじゃなくて・・・・。」レイ「この料理・・・美味しい。」ゲンドウ「ボタンエビだ・・・・北海道辺りの海にいる。」シンジ「・・・・・・・・・・。」ゲンドウ「どうした?シンジ?」ゲンドウの声に慌てたシンジは、平静を装う為に母の話をして上手く誤魔化すことにした。シンジ「あ、いや、母さんも戻って来たら・・家族で食事するのがもっと楽しくなるねって・・・・・ハハハ。」 ゲンドウ「ああ、勿論だ・・・ユイも喜ぶ・・間違いなくな・・・・・・・・・。」 レイ「私もお母さんに会いたい・・・・・。」シンジ「必ず会えるよ、レイ。」レイ「ええ・・・・・・・・・・会えたら・・・・嬉しい・・・・・・・。」 50 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 14:02:00 ※作者からの訂正。レイの台詞。 レイ「・・・だから、私と絆が繋がっているお父さん・・・私の家族・・・・。」繋がっているの漢字が消えてしまいました。すみません。 51 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 17:48:22 第15話 「昼の使徒の目覚め」 シンジとレイとゲンドウが食事を楽しんでいた頃、ネルフ本部の病室ではコアから出てきた少女の姿のシャムシエルが目覚めていた。ネルフ本部・病室シャムシエル「うっ・・・・・・ここは?」看護婦「あっ!気がつきました?今、先生を呼びますね。」看護婦はそう言うと急いで病室から出て走って行った・・・。シャムシエル「・・・・・・・・・・・・。」シャムシエルには、サキエルと違って仮面がない・・薄い赤い髪の色をしてシ年齢はンジと同じくらい・・・優しく落ち着いた感じの少女だ。そして、医師から連絡を受けてサキエルとリツコがシャムシエルのいる病室に駆けつけた。 リツコ「えっと、あなたの名前はシャムシエルでいいかしら?」シャムシエル「はい、私が〔昼〕を司る第四使徒のシャムシエルです。」サキエル「驚いた・・・女の子なのか。」シャムシエル「私も驚いてますよ。それに、私がこうなったのはあなたが関係しているんじゃないですか?先輩??」 サキエル「は?先輩??」シャムシエル「だって、先輩の水の剣に貫かれてリリンの姿になったんですよ?前の私は『アダムに還りたい・アダムに還りたい・アダムに還りたい』そればっかりでしたから・・・。」サキエル「その還りたいっていうのが、よく分からないんだよな~・・・・・・・。」シャムシエル「・・・・ダブリスが知っているんじゃないですか?」サキエル「そうだな・・・・・・(ま、長老に聞けば大丈夫だろ。)」 リツコ「ちょっと、いいかしら?」サキエル「ど~した?」シャムシエル「はい?」リツコ「ダブリスって誰かしら?」サキエル「すまん、リツコっち♪今はノーコメントで。」リツコ「リツコっち!?」サキエル「時が来たら、教えるよ。」 シャムシエル「そうですね。」サキエル「それより、次は・・・・・。」シャムシエル「〔雷〕を司る・・第五の使徒ラミエルですね。」サキエル「ああ、スゲー力を持ってるからな。」リツコ「次に来る使徒のことかしら?」サキエル「ああ、明日に零号機の再起動実験があるだろ?」リツコ「ええ、そうよ。」サキエル「シャムシエル、お前さんも力を貸してくれや。美味しいものおごるから♪」シャムシエル「私は何をするんです?」サキエル「レイの相棒になってくれ。」シャムシエル「相棒?」サキエル「零号機と同化するんだ。やり方は自分が教えるよ。」シャムシエル「はぁ、分かりました・・・。」 52 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 17:54:43 ※作者からの訂正。説明文。・・薄く赤い髪の色をして年齢はシンジと同じくらい・・・優しく落ち着いた感じの少女だ。最近、慌てて書くせいで打ち間違いが多いですね。 読みにくくてみません。 53 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/04(水) 20:36:34 ダブリスじゃなくてタブリスだと思います 54 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 20:56:16 ※作者からの訂正。使徒の名前。 ダブリス × → タブリス ○ 勘違いです。すみません。 55 : 名無しさん : 2015/03/05(木) 00:00:40 期待(ノシ´°∀°)ノシ 56 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 13:55:07 第16話 「ゼーレ困惑」シャムシエルが少女になり、ラミエルとの戦いに備えている頃、ゲンドウと冬月は明かりがない暗い会議室で複数の長方形のモノリスと話していた。世界を裏から支配し、人類補完計画を進める秘密結社「ゼーレ」。その中で、一番のトップがモノリスのNo.1の「キール・ローレンツ」である。ネルフ本部・秘密会議室 モノリス3「どういうことなのだ!?」モノリス2「サキエルに続き、シャムシエルまで!!」モノリス4「このようなこと、裏死海文書には記載されていない!」モノリス5「君が何か企んで、仕組んだのではないのかね?碇君?」モノリス6「計画は成功するのだろうな!?」キール(モノリス1)「静まれ・・・・・。」モノリス1~5「・・・・・・・・。」キール「どうなのだ?碇??」ゲンドウ「サキエルとシャムシエルは、自分たちの創造神のアダムを復活させたいと言っています。」キール「何?」モノリス3「創造神??」モノリス2「創造神・・アダム??」モノリス6「そのようなこと、裏死海文書には記載されていないぞ!!」ゲンドウ「最初の使徒・・アダムは、サキエルとシャムシエル・・これから来るであろう使徒たちを存在させた・・つまり、創造主なのです。」キール「なるほど・・・・・・。」ゲンドウ「それに、サキエルとシャムシエルは補完計画に賛成しています。」モノリス2「何!?」モノリス3「協力するというのか!?」モノリス5「大丈夫なのかね?碇君?」ゲンドウ「はい、補完計画に支障はありません。逆に成功確率が上昇しただけです。」モノリス6「おぉ!それは良かった!!」キール「分かった、サキエルとシャムシエル・・・・2体の使徒は君に委ねよう。」ゲンドウ「ありがとうございます・・・・。」キール「では、今日はこれにて終了しよう。碇・・・我らの大願を忘れるではないぞ。」ゲンドウ「分かっております。全てはゼーレのシナリオ通りに・・・・・。」フォォン・・・・・・・・・・・・・・・・・ゼーレのモノリスたちは、通信を切っていき後にはゲンドウと冬月が残された。冬月「ふぅ、老人たちも困惑してるようだな・・・・・。」ゲンドウ「ああ、だが我々にはもう補完計画必用ない・・・・・。」サキエル「その通り♪」シャムシエル「ま、アダム様を復活させることは嘘ではありませんが・・・・。」冬月「しかし、アダムを復活させて・・どうするのだね?」ゲンドウ「ユイとキョウコ博士を蘇らせるよう、交渉するのだ・・・・。」冬月「できるのかね?」ゲンドウ「相手は我々が利用した神だが、補完計画よりはマシだ・・・・・。」冬月「そうだな・・・・・。」 57 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 14:14:24 第17話 「実験の後には、雷が来る」ネルフ本部では、レイの零号機の再起動実験が行われていた。ネルフ本部・零号機カーゴ 『第一次接続開始』『 主電源コンタクト』『稼働電圧、臨界点を突破!』『了解、フォーマットをフェイズ2に移行!』『パイロット、零号機と接続開始・・パルス及びハーモニクス正常。シンクロ問題なし。』『オールナーブリンク終了!中枢神経素子に異常なし。』『1から2590までのリストクリア。』『絶対境界線まで、あと2.5・・・1.7・・・1.2・・1.0・・0.8・・0.6・・・0.4・・0.3・・0.2・・0.1・・ボーダーラインクリア!零号機、起動しました!引き続き、連動実験に入ります!』冬月「碇っ!」実験は成功し、零号機が起動した直後。副司令の冬月が受話器を手にしたまま厳しい表情でゲンドウを呼んだ。 冬月「未確認飛行物体がここに接近中だ!・・間違いなく、第五の使徒だ。」ゲンドウ「実験中断、総員第一種警戒体制!」冬月「サキエルが言った通り、零号機の再起動実験の日に来たな・・・・・。」ゲンドウ「ああ、予定通りだ・・・。」冬月「零号機はこのまま使わないのか?」ゲンドウ「まだ戦闘に耐えん・・・。初号機は?」リツコ「380秒で準備できます。」ゲンドウ「準備が完了したら、待機だ。」ゲンドウが答えると冬月が驚いた。冬月「出撃させないのか?碇?」ゲンドウ「サキエルの情報によると、第五の使徒は〔雷〕を司る強力な破壊力を持っている・・・容易に出撃させる訳にはいかん。」冬月「なるほど、サキエルが〔水〕・・昨日、少女の姿になった使徒が〔昼〕・・今回は〔雷〕か・・確かに油断できんな。」 ゲンドウ「赤木博士、初号機の出撃準備を頼む。」リツコ「はい、すぐに・・・・。」ネルフ本部・発令所青葉「目標は芦ノ湖上空に侵入!」ミサト「エヴァの出撃準備は?」マヤ「エヴァ初号機の撃準備完了していますが・・・・。」ミサト「どうしたの?」マヤ「司令の命令でこのまま待機と・・・。」ミサト「何ですって!?使徒が近くに来てるのよ!!」マヤ「私にも分かりません・・・。」日向「何かあったんでしょうか?」ミサト「(どういうこと!?碇司令は何を考えてるの!!?もしかして、サキエルと・・・昨日、少女になった使徒が・・・また何かしたの!!?)」 青葉「目標!第三新東京市に接近中!!」ネルフ本部・男子パイロット更衣室シンジ「どうしたんだろ?・・・・父さんに待機って言われたけど・・・・・・。」芦ノ湖上空ラミエル「ラァァ~~~♪・・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・。」芦ノ湖上空を、向こうの景色が見える程透き通った美しいサファイア色の巨大な正八面体が女性の声を一定の間隔で発しながらゆっくりと第三新東京市に向かってゆっくりと飛行している・・・〔雷〕を司る第五の使徒「ラミエル」がついに現れた・・・・・・・。 58 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 15:44:15 作者からの訂正。16話のモノリスの数。モノリス2~6「・・・・・・・・・・・・。」 1~5 × → 2~6 ○モノリスの番号が間違っています。 59 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 15:50:16 ※作者からの訂正。17話のマヤの台詞。マヤ「エヴァ初号機の出撃準備完了していますが・・・・。」出撃の出の漢字が消えています。すみません。 60 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 18:08:46 第18話 「ラミエルへの偵察&加粒子砲」三新東京市の中央にラミエルが進行し、ネルフ本部の直上に近づいている頃、ネルフ本部の発令所にゲンドウと冬月が入って来た。ネルフ本部・発令所ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・。」冬月「サキエルとシャムシエルが第五の使徒を偵察してくると言ったが大丈夫か?・・・。」ゲンドウ「心配ない・・・・・・・・・。」 ミサト「司令!どういうことなんです!?エヴァを出撃させないなんて!!ゲンドウ「葛城一尉、君はあの使徒の攻撃能力は何だと思うかね?」 ミサト「え?・・・・・・・・・・・。」ゲンドウ「今、偵察をしに行くそうだ・・。」ミサト「偵察?誰がです??」青葉「も、目標に飛行物体が急速接近中!!こ、これは!サキエルです!第四使徒の背中に乗って目標に向かっています!!」ミサト「な、何ですって!!?」リツコ「モニターに出して!!」マヤ「は、はい!!」マヤがキーボードを操作すると、一番大きなメインモニターに3メートルの大きさのシャムシエルの背中に乗ってらラミエルに向かって行くサキエルが写し出された!右手に対戦車兵器のRPG‐7を持ち右肩にぶら下げている。 ミサト「な、あいつ!」リツコ「サキエル!シャムシエル!?」ミサト「司令!!一体どういうことなんです!!?」ミサトが驚いた顔でゲンドウに聞くが、答えたのは冬月だった。冬月「サキエルくんが偵察に行くから、それまで我々に待機しててくれと言ったのだよ。」ミサト「な!?しかし―。」ゲンドウ「葛城一尉、構わん・・・私が許可する。」ミサト「わ、分かりました・・・・・・・。」第三新東京市ラミエル「ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・。」サキエル「発射!」シャムシエル「やっぱり、この姿が落ち着きますね~。」シャムシエルの背中に乗って、空を飛んでいるサキエルはラミエルに向けてRPG‐7を発射した!ドシュ~~~~~~~!ドカン!!発射されたロケット弾はラミエルに直撃したが、効果は全くない・・当然だ。すると、ラミエルの形態が変わり複雑な形に変わり始めた。サキエル「退避!」シャムシエル「はい、先輩!」サキエルを乗せたシャムシエルは速度を上げてラミエルから離れて行く。ネルフ本部・発令所 青葉「目標の形が変化!!」マヤ「目標内部に高エネルギー反応!!!」ミサト「何ですって!!?」マヤ「周円部を加速!収束していきます!!」リツコ「まさか、加粒子砲!?」第三新東京市ラミエルが四角が2つに別れたような複雑な形になると、甲高い女性の悲鳴と共にコアが光った!ラミエル「キャァァーーー!!!」パシュ!!!ドッゴァァァァン!!!!!!ラミエルのコアからサキエルとシャムシエルの方向へ粒子砲が発射され、高層ビルを4つ以上消し飛ばした!!サキエル「あっぶね♪」シャムシエル「危なかったですね、帰りましょう。」サキエル「そうだな~・・・・・。」ネルフ本部・発令所日向「兵装ビルに直撃!!使用不能!!」ミサト「な・・・・・・。」リツコ「加粒子を撃てるなんて・・・(さすが、〔雷〕を司る使徒ね・・・・。)」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・。」冬月「サキエルの言った通りだな・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・・・・・・・。」ジオフロント・ネルフ本部 上空 サキエル「ふ~、次はいよいよ決戦だ。」シャムシエル「はい、ここからです。」 61 : キリ : 2015/03/06(金) 06:16:54 おもろすぎです。期待してますから! 62 : 三毛猫 : 2015/03/06(金) 15:38:21 第19話 「決戦、第新東京市」ネルフ本部の直上に着いたラミエルは、正八面体の下から出したねじれたドリルのような物で地面を掘削していた・・。一方、ネルフ本部では、初号機に遅れて零号機の出撃準備が完了し、戦略自衛隊の研究所から徴発したポジトロン・ライフルとラミエルの加粒子砲の攻撃を防ぐ盾の準備が進められていた・・・・。ネルフ本部・発令所ミサト「初号機と零号機にサキエルとシャムシエルをですか!!?」ネルフ本部の発令所では、ヤシマ作戦の条件が説明されていた。その条件とは、初号機にサキエル・零号機にシャムシエルを乗せることだった。勿論、これはサキエルがゲンドウに提案したことだった。ゲンドウ「そうだ、葛城一尉・・・・我々は勝たなければならん。」ミサト「はい、分かっています!」ゲンドウ「使える物は全て使え・・・・。」ミサト「はい・・・・(使える物は全て使え・・・か・・・・・。)そして、ヤシマ作戦が開始される前・・シンジとレイは月を見ていた。シンジ「レイは、何故エヴァに乗るの?」レイ「絆だから・・・・お父さんとお兄ちゃんとの・・・・。」シンジ「僕もレイと父さんと、この世界で生きていく為の何かを見つけたいから、エヴァに乗るんだ。」レイ「そう・・・・・。」シンジ「時間だ、行こう。」レイ「ええ・・・お兄ちゃん、あなたは私が守るから。」シンジ「レイも大丈夫だよ、僕が守るから。」レイ「!!・・・・・あ、ありがとう。」シンジに意表を突く言葉を答えられて、レイの頬は赤くなっていた・・・。シンジ「またね、レイ。」レイ「ええ、またね・・・。」そして、ヤシマ作戦開始時刻 5分前初号機・エントリープラグシンジ「よろしく、サキエル。」サキエル「任せな♪」サキエルは既に初号機と同化している。零号機・エントリープラグシャムシエル「レイさん、私が力を貸しますので安心して下さい。」レイ「ええ、サキエルから聞いているわ。」シャムシエル「では、一緒に頑張りましょう。」レイ「ええ、よろしく・・・・・。」レイが答えると、シャムシエルも零号機と同化した。ネルフ本部・発令所マヤ「初号機・零号機の内部電源、∞のマークに切り替わりました!シンクロ率100%!」日向「サキエル・シャムシエルのエヴァの同化を確認!」青葉「目標!依然、装甲板を掘削中!!」日向「作戦開始時刻まで、あと1分!!」ミサト「いよいよね・・・・・・・。」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シンジ、レイ。」 63 : 三毛猫 : 2015/03/06(金) 15:41:52 ※作者からの訂正。19話のタイトル。第19話 「決戦、第三新東京市」三が消えています。すみません。 64 : 水沢麻莉衣 : 2015/03/06(金) 19:02:24 期待です♪面白いですっ♪♪ 65 : 三毛猫 : 2015/03/06(金) 19:04:47 こんばんは、水沢麻莉衣さん。作者の三毛猫です。コメントありがとうございます。 66 : 終わりのシ者 : 2015/03/06(金) 22:16:04 頑張れー!期待 67 : アロマの覇王HVcbp.qIPM : 2015/03/07(土) 01:23:47 期待です 68 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/07(土) 12:08:28 期待 69 : 三毛猫 : 2015/03/07(土) 13:03:04 第20話 「決着、第三新東京市」第三新東京市では、ヤシマ作戦が開始されようとしていた。初号機・エントリープラグ ミサト『シンジくん、日本中のエネルギー。あなたに預けるわ・・・・。』シンジ「はい。」 ミサト『サキエル・・・・シンジくんをお願いい。』 サキエル「任せな♪」 そして、前の世界の通り発射の10秒前にラミエルが撃って来た。マヤ『敵、内部に高エネルギー反応!』ミサト『気付かれた!シンジくん!発射中止!照準の再調整、待って!』シンジ「はい!」サキエル「来たな・・・・。」ラミエル「キャアアア~~~!!!!」パシュ!!ガキキィィ~~~ン!!!!!その直後、ラミエルの加粒子砲が初号機に向かって来たが、サキエルが張ったATフィールドで防がれた。直後、シンジがトリガーを引いてポジトロン・ライフルから陽電子が発射されラミエルに直撃した・・・しかし、ラミエルは火を吹き赤い血を出したが、倒せなかった。ミサト『外した!!?』日向『まさか!?このタイミングで!!?』マヤ『目標に再び高エネルギー反応!』ミサト『総員、衝撃に備えて!』ラミエルは星のような形になり、今までで一番強力な加粒子砲を撃って来た!!ラミエル ☆「キャアアア~~!!!!」パシュ!!ドッゴォォォ~~~~~ン!!!!放たれた加粒子砲は、初号機のいる山の半分を消し飛ばした!!!初号機・エントリープラグ シンジ「ううっ!!」サキエル「耐えな!シンジ~!!」その時、初号機の前に零号機が盾を持って飛び出した。加粒子砲を浴びて盾が溶けていくがシャムシエルが張ったATフィールドのお陰で溶けていくスピードはゆっくりだ。そして、ポジトロン・ライフルの照準が合いシンジが再びトリガーを引いた。陽電子はラミエルのコアに直撃した・・・・。ミサト『やった!』ラミエル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャアアアアアア~~~~!!!!!!」ラミエルは大量の血を吹き出すと爆発し、第三新東京市に墜落した。 マヤ『敵ブレード、停止。目標、完全に沈黙しました!』初号機・エントリープラグシンジ「レイ!大丈夫!!?」レイ『ええ、大丈夫・・・・シャムシエルのお陰で助かったわ。』シンジ「良かった・・・・・。」シンジは流れ出た涙を拭った。一方のレイも涙を流していた。レイ『これ、知ってる。・・・涙、私、泣いてるの?』シンジ「嬉しく時にも涙は出る。レイに心があって、僕の大事な妹の証だよ。」シャムシエル『シンジさんの言う通りです。』シンジの言葉にレイは涙を流しながら、微笑んでいた。 70 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/07(土) 13:17:16 ラミエルは人にならないのかな? 71 : 三毛猫 : 2015/03/07(土) 14:00:54 第21話 「人の造りしもの&見つかる雷」前の世界の通り、ロボットのJAが暴走した。今回の暴走は、欠陥だらけのJAとエヴァの性能を見せつける絶好の機会ということで、ゲンドウとサキエルが話し合って準備していた。しかも、前と違って簡単だ。シンジとサキエルが初号機に乗りサキエルが同化し、ATフィールドで壁を作り、JAを足止めして接近し、JAを掴んだらATフィールドを消して、初号機の手のひらに乗せたミサトをJAのハッチに取りつかせる。後は、JAの動きを止め続けるだけだ。欠陥だらけのJAは、すぐに廃棄処分になった。第三新東京市 第三新東京市は、ラミエルの戦いの跡が至るところにある。技術部などのネルフ職員たちがビルや装甲板の修理などに追われている。街の真ん中、ネルフ本部の直上にあたる所に球体が転がっている・・大きさは直径5メートルぐらいだ。その周りにリツコとマヤ、ミサトの姿がある・・・。ミサト「リツコ、使徒のコアよね?これ?」リツコ「ええ、間違いないわ。」マヤ「せ、先輩・・・もしかして、サキエルくんとシャムシエルみたいに使徒がこの中に入ってるんじゃ~?」 リツコ「ええ、その可能性が高いわ。マヤ!急いでコアをネルフ本部へ運んで!」マヤ「はい!」コアの中コアの中に胎児のように体を丸めている美しい青い髪の少女が入っている。年齢は13歳ぐらい・・・見るからに男勝りな性格の少女だ。????「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うう・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ココハドコ?・・・・・私・・・・・・・・俺は・・・・・・誰?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第五の使徒・・・・・・・ラミエル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雷を司る使徒・・・・・・・・・ココ・・・ドコダ?・・・・・・周リ・・・・何カ・・・イル・・・・・人間・・・・・・・リリン・・群体を司る・・・・第十八・・の・・使徒・・・・・・・・リリスから生まれた・・・・・・楽しそう・?・・・・・・・・何ガ?・・・・リリン?・・・・・・・人間?・・・・・・・・・・・・俺も・・・・・なる?・・・・・・リリンに?・・・・なぜ?・・・・・・・・・楽しそう?・・・・・・・・アダムに還りたい?・・・還る?・・・・・還りたい・・・・アダム・・・ドコ?・・・・・・・・・・・・いない・・・・・・アダム・・・・何?・・・俺を・・・俺たちを生み出した・・・・・・・創造主・・・・・創造神・・・・・・・・・・・・・全ての創造神・・・・・還りたい・・・アダムどこ?・・・・いない・・・・・・・・・・・・・サキエル・・・・シャムシエル・・無に・・還ってない・・・・・どうして?・・リリンの姿になったから・・・・・・・・・俺も・・・・・リリンに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そして・・・・・・・・・・・アダムを・・・探す・・・・還る?・・何故?・・・・・リリン・・・・楽しそう・・・・俺も・・リリンになる・・・・・・。」 72 : キリ : 2015/03/07(土) 15:58:46 おぉ!すごい! 73 : アロマJOAhPRRo8I : 2015/03/07(土) 18:54:05 期待し て る ぜ 74 : アロマの覇王HVcbp.qIPM : 2015/03/08(日) 23:56:58 すいませんアダムに還りたかったのはカヲルだけです他の使徒はサーイン起こして地球固有生物なろう!て感じなので若干違います(マンガ設定)違うかったらさーせん 75 : 三毛猫 : 2015/03/09(月) 08:56:45 徐々に驚くべき謎が明らかになっていきます・・・・。 76 : 三毛猫 : 2015/03/09(月) 19:00:00 第22話 「還るについての謎」ラミエルのコアがリツコを中心とする技術部によって、ネルフ本部に運ばれた後、リツコは司令執務室に報告をしに来ていた。ネルフ本部・司令執務室冬月「なんと、サキエルくんとシャムシエルくんに続いて3人目か!」冬月はリツコの発見されたコアの中に少女が入っている報告を聞いて驚愕していた。リツコ「はい。現在、コアに異常はありません。」ゲンドウ「サキエル・・・説明してくれ。」サキエル「ラミエルが自分とシャムシエルと同じようにリリンの姿になったのは、エヴァと同化した自分がシンジと協力してラミエルを倒した。そして、ラミエル自身がシャムシエルと同じように、リリンの体を使って生きる方法を選んだってことかな?」ゲンドウ「どういうことだ?」サキエル「自分にも詳しくは分からないが、リリンと共存することを選んで、エヴァと同化した自分たちの攻撃でやって来た使徒の魂の自我が強くなるらしい・・・・。」リツコ「らしい?」サキエル「ああ、詳しくは分からない。」リツコ「それを、あなたに教えたのは誰なの?」サキエル「!・・・それは、ノーコメント♪」リツコ「あら、教えてくれないの?」サキエル「いつか、教えるよ♪リツコっち♪」リツコ「そう、楽しみにしてるわ。」シャムシエル「先輩、そもそも何で先輩はリリンの姿になれたんですか?」サキエル「とある方の任務みたいのでね。」シャムシエル「任務??」冬月「任務とは何かね?」サキエル「残念ながら秘密だ。冬月先生。」冬月「むぅ、そうか・・・・。」リツコ「とある方って、誰なの?」サキエル「さっき、リツコっちが知りたがった人だよ。」リツコ「エヴァと同化した使徒の攻撃で使徒を倒せば、倒された使徒の魂の自我が強くなると、あなたに教えた人?」サキエル「ピンポ~ン♪♪○」リツコ「興味深いわね。」シャムシエル「でも、何でリリンはアダムに還ろうって思わないんでしょう?リリンだって、〔群体〕を司る使徒なのに・・・。」サキエル「そうだな・・・・(確かに、人間・・・リリンだって、第18使徒〔群体〕を司る使徒だ。何故、自分たちと同じようにアダムに還りたいという本能のようなものが無いのだろう・・・・謎だ。長老がこっちに来て、〔儀式〕をやったら聞いてみるか・・・その方が確実だ。)」ゲンドウ「赤木博士、引き続きコアの中のラミエルの監視と調査を続けてくれ。」リツコ「はい。」ゲンドウ「サキエル、明日は弐号機と〔創造神の胎児〕と〔鍵〕が来る。」サキエル「そうか、約束通り♪」シャムシエル「ええ、計画通りですね。」リツコ「(創造神の胎児?・・・アダムね。鍵は〔ネブガドネザルの鍵〕のことね。)」 77 : 三毛猫 : 2015/03/09(月) 19:03:56 ※作者からの訂正。鍵の名前。ネブガドネザルの鍵 × ↓ ネブカドネザルの鍵 ○ 78 : 三毛猫 : 2015/03/13(金) 17:32:17 視聴数が777回を突破!ありがとうございます。23話は、近いうちに書くのでよろしくお願いします。 79 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/13(金) 23:07:00 おめでとうごさいます!777スリーセブン! 80 : 三毛猫 : 2015/03/14(土) 15:01:21 第23話 「アスカ、来日&長老も来日」シンジたちは、ミル55D輸送ヘリに乗って、海の上を飛びながら目的地を目指していた。サキエルは、シャムシエルの背中に乗ってヘリの後ろを飛びながらシャムシエルの背中の上で昼寝をしている。ミル55D輸送ヘリ・機内ケンスケ「ミル55D輸送ヘリ!こんなことでもなけりゃ、一生乗る機会はなかったよ、ホント、持つべきものは友達だよな!シンジ!」ミサト「毎日同じ山の中じゃ、息苦しいと思ったから、たまの日曜だからデートに誘ったのよ♪」 トウジ「ホンマにデートっすか!この帽子、今日のこの日のために買うたんです!ミサトさん!」シンジ「(セカンドチルドレンって、どんな子だろ?・・・・。)」ケンスケ「見えてきた!大平洋艦隊!旗艦!オーバー・ザ・レインボー!!」トウジ「これが豪華なお船~~??」ミサト「こんな老朽艦がよく浮いていられるわね・・・。」ケンスケ「いや~、セカンドインパクト前のヴィンテージ物じゃないですか~?」ヘリの眼下の空母「オーバー・ザ・レインボー」のブリッジには、ヘリを睨むワンピースの少女がいた・・・。「オーバー・ザ・レインボー」・甲板前の世界通り、トウジの帽子を踏みつけて黄色のワンピースを着たオレンジ色の髪の少女が現れた。セカンドチルドレン・弐号機パイロットの「惣流・アスカ・ラングレー」だ。アスカ「ヘロゥ、ミサト!元気にしてた?」アスカが現れたのを確認したサキエルは、シンジをブリッジの中に入らせた。シンジがアスカに叩かれる未来を避ける為だ・・・案の定、トウジとケンスケが叩かれた。アスカ「で、噂のサードチルドレンって?まさか、このバカじゃ―。」トウジを嫌そうな顔で指差すアスカ。ミサト「違うわよ、この―。あれ!?シンジくん!?」サキエル「シンジなら、先に中に入らせたぞ♪風邪でも引いたら大変だ♪」ミサト「あんた!何勝手なことしてんのよ!」サキエル「ゲンドウから許可は貰ってるよ♪」アスカ「はぁ!?アタシに挨拶もしないなんて、信じらんない!!」サキエル「まぁ、怒るな♪惣流・アスカ・ラングレー♪」アスカ「あ、あんた!誰よ!仮面なんか付けて!」サキエル「ミサトに聞きな♪」シャムシエル「行きますか。」ケンスケ「俺も行く~!」トウジ「ワシも行くか。」サキエルとシャムシエルは、用事があるので小走りで中に入って行った・・・。ケンスケとトウジもそれに続く。アスカ「ちょっと、ミサト!何なの!あの仮面付けたヤツ!!」ミサト「あぁ、アスカは知らないのよね・・・・・・。」アスカ「何よ?」ミサト「はぁ、1から説明するわ・・・・。」5分後アスカ「はぁ!?あの仮面付けたヤツと赤い髪の子が、使徒ぉぉ~~~!!!?」ミサト「アスカ!し~~~~!!」アスカ「あ!ご、ごめん・・・。」ミサト「あの2人は、情報提供を条件にネルフ本部に住んでるのよ。」アスカ「でも、あいつら使徒なんでしょ!?」ミサト「色々と事情があるのよ・・・・。」ミサトとアスカは、ブリッジの中に入って行った。前の世界通りにミサトは艦長と弐号機の引き渡しについて揉めていると、「加持リョウジ」が現れた。加持とミサトとシンジたちは休憩室へ向かって行った。一方のサキエルとシャムシエルは、加持リョウジの部屋に来ていた。「オーバー・ザ・レインボー」・加持の部屋サキエルとシャムシエルの前のテーブルの上に、開かれたアタッシュケースがある。中には、薄いオレンジ色の硬化ベークライトに固められた不気味な大きな目玉の胎児がある。サキエル「やっと、会えた長~老~♪♪」シャムシエル「アダム様・・・・・。」第1使徒・最初の使徒創造神・〔生命の実〕を持つ存在(サキエルが長老と呼んでいた人物)「アダム」性格:???能力:???アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 81 : 三毛猫 : 2015/03/14(土) 20:46:31 第24話 「アダムの魂」休憩室では、加持とミサトとシンジたちがお互いに話しをしていた。「オーバー・ザ・レインボー」・休憩室加持「はは、なるほどな。碇シンジくん。」シンジ「僕の名前を?」加持「そりゃ知ってるさ、君はこの世界では有名だからね。何の訓練もなしにエヴァを動かしたサード・チルドレン。しかも、既に3体の使徒を倒している。」加持が誉めると、アスカが横目でシンジを睨んでいた。シンジ「僕が倒したんじゃ、ありません。」加持「ほぅ?」シンジ「サキエルがいたからです・・・・。」加持「サキエル?確か、ネルフ本部に捕虜になったていう使徒のことかい?」シンジ「はい。それと、レイもいてくれたから・・・。」加持「ファースト・チルドレンの綾波レイかい?」シンジ「はい。」加持「なるほど、君には人を惹き付ける魅力があるのかな?」シンジ「僕にも分かりません。」その後、休憩室でそれぞれ別れて、ミサトとシンジたちは艦内を歩き、加持とアスカはブリッジの手すりでシンジについて話していた。加持「どうだ?碇シンジくんは?」アスカ「幻滅♪あんなのが選ばれたサード・チルドレンなんて。」加持「しかし、彼のシンクロ率は100%だぞ?」アスカ「嘘っ!!?」シンジたちがエスカレーターを上っていると、上がる先にアスカが仁王立ちしていた。アスカはケンスケのカメラを壊すとシンジを呼んだ。アスカ「サード・チルドレン!ちょっと、付き合って!」一方、サキエルとシャムシエルは部屋で加持と鉢合わせしていた。「オーバー・ザ・レインボー」・加持の部屋加持「驚いたよ。君たちがサキエルとシャムシエルだね?」サキエル「そうだよ。三重スパイの加持リョウジさん♪」シャムシエル「はじめまして。」加持「こちらこそ、俺のことを知っているとはね・・・・。」サキエル「長老が教えてくれたよ。」加持「長老?誰のことだい?」サキエル「いるじゃないか♪」サキエルが指差す先には、アタッシュケースの中の胎児がいた。アダム「・・・・・・・・・・・・・・。」加持がアダムを見ると、突然!アダムの目が動いて加持を見た!!ギョロ!加持「!!?これは驚いた!!アダムには自我がないと思っていたんだが・・・・・。」サキエルとシャムシエルが言ったことは、本当である。未来の世界からやって来ているサキエルは、未来の世界のアダムの〔魂〕をこの世界のアダムの〔肉体〕に入れたのだ。これも未来でアダムから与えられた任務の1つである・・ しかし、今のアダムは胎児の姿のため喋ることはできない・・・・。サキエル「自分たちは、長老に会いに来ただけだから。バイ♪」シャムシエル「それでは・・・。」加持「ああ、また会おう。楽しみにしてるよ。」サキエルはシャムシエルと一緒に部屋から出ると、外に出て人に見られないように気をつけながら、シンジとアスカのいる貨物船「オセロー」へ急いで向かって行った・・・。 82 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 08:38:53 第25話 「弐号機、着艦」オセロー・格納庫 オセローの格納庫では、赤色のエヴァンゲリオン弐号機をアスカがシンジに自慢していた。 シンジ「弐号機は赤いんだね。」アスカ「違うのはカラーリングだけじゃないわ!所詮、零号機と初号機は開発過程のテストタイプとプロトタイプ!訓練なしのあんたなんかにいきなりシンクロするのがいい証拠よ!けどこの弐号機は違うわ!これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ!正式タイプのね!」シンジ「ふ~ん、僕の初号機もいいんだけどな・・・・。」アスカ「何か言った?」シンジ「あ、僕の初号機もカッコイイよって言ったんだよ。」アスカ「ふん、あっそ!」ドッゴォォ~~~ン!!その時、衝撃が起こり格納庫が揺れた!シンジ「うわ、何!?」アスカ「水中衝撃破!?爆発が近いわ!」シンジとアスカが外に出ると、エイとワニが合体したような巨大生物がフリゲート艦を沈めていた。 シンジ「使徒だ!」アスカ「使徒!あれが!本物の!?」シンジ「どうしよう!」アスカ「チャ~ンス!♪」アスカは、シンジの手を引っ張って格納庫に走った。アスカ「ほらっ!」プラグスーツに着替えたアスカはシンジに自分の予備のプラグスーツを渡した。シンジ「え?」アスカ「あんたも来るのよ!」その時、シャムシエルに乗ったサキエルが入って来た。サキエル「よ、シンジ~♪♪」シンジ「サキエル!シャムシエル!」シャムシエル「シンジさん。」アスカ「あ、あ、あんた!使徒!何でここに来たのよ!!」サキエル「シンジ!これ、着な♪」サキエルが渡したのは、シンジの青いプラグスーツだ。シンジ「僕のプラグスーツ!」サキエル「万が一のために予備のを持って来たんだ♪」シンジ「ありがとう!」シンジはサキエルからプラグスーツを受け取ると急いで着替えた。アスカ「せっかく、アタシが貸そうと思ったのに!」サキエル「そんなのあと♪あと♪」シャムシエル「時間がないですから。」アスカ「うっさい!!」シンジ「お待たせ!行こう!」サキエル「よし♪行くぜ♪」シャムシエル「はい!」アスカ「ちょ、待ちなさいよ!!」シンジを連れてサキエルとシャムシエルが弐号機へ走って行く。そのあとをアスカが慌てて追いかける。弐号機・エントリープラグアスカ「さ、アタシの見事な操縦を見せてあげるわ!邪魔はしないでね!」シンジ「う、うん。」サキエル「シンジはドイツ語なんか喋れないぜ~♪」アスカ「わ、分かってるわよ!あんたは早く出なさい!!」サキエル「大丈夫♪邪魔しないから。」そう答えるとサキエルは弐号機と同化した。アスカ「消えた!?ま、いいわ!」シンジ「(サキエル、同化したんだ・・・・。)」アスカ「思考言語切り替え、日本語を基本にフィックス!」モニターが明るくなり、外が分かるようになった。アスカ「エヴァンゲリオン弐号機!起動!!」「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋通信手『オセローより入電!エヴァ弐号機!起動中!!』艦長「なんだと!?」ミサト「ナァイス♪アスカ~!」艦長「いかん!起動中止だ!元に戻せ!」ミサト「構わないわ!アスカ、発進して!」艦長「エヴァ及びパイロットは我々の管轄下だ。勝手は許さん!」ミサト「何言ってんのよ!こんな時に段取りなんて関係ないでしょ!?」副官「しかし、本気ですか。弐号機はB装備のままです。」艦長・ミサト「えっ!!?」シンジ『どうする?海に落ちたら戦えないよ。』アスカ『落ちなきゃいいのよ。』無線の先では、シンジとアスカが会話していた。ミサト「シンジくんも乗ってるのね?」シンジ『はい。』艦長「子供が2人・・・・。」返事をするシンジの後にエントリープラグにはいないはずの3人目の声が聞こえた。サキエル『自分もいるぜ~♪』ミサト「サキエル!!?」アスカ『今の!?どこから!?』シンジ『サキエルは、弐号機と同化してるんだよ。』アスカ『同化~!!?』サキエル『ミサトっち♪自分に任せな♪♪』ミサト「大丈夫なの?」サキエル『〔水〕を司る使徒だぜ?任せな♪』すると、弐号機の内部電源が∞のマークに変わり、シンクロ率が100%になった。アスカ『ど、どうなってんの!!?』シンジ『来た!!』シンジが声を上げると、ガギエルがオセローに向かって来た! 83 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 09:26:25 弐号機・エントリープラグアスカ「飛ぶわよ!」シンジ「飛ぶ!?」弐号機はオセローから飛び出すと、ガギエルがオセローを撃沈した!弐号機が近くの軍艦に飛び移ろうとした時、オレンジ色の大きなATフィールドの足場が現れた!アスカ「何これ!!?」シンジ「ATフィールド!」サキエル「アスカ!それを足場にして空母に向かいな♪♪」アスカ「わ、分かったわ!」無線の先からは、ミサトの呆然とした声が聞こえた。ミサト『ATフィールドの足場・・・・・。』副官『総員、衝撃に備えろ~!!』艦長『むちゃくちゃだ!』アスカ「エヴァ弐号機!着艦しま~~す!!」弐号機が空母に着地すると、船体が大きく揺れて数機の戦闘機が海へ落ちて行く・・・。「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋ケンスケ「もったいない~~!」ケンスケが泣くのも無理はない、どこかの国へ叩き売りすれば一生遊んで暮らせる額になるだろう戦闘機が海の底へ消えたのだ。弐号機・エントリープラグアスカ「どこ!?」シンジ「あっち!!」空母の左舷から、ガギエルがプログナイフを構えた弐号機に向かって飛びかかって来た!ザバァァ!!!ドッガギギ~~~!!!!空母の上で弐号機に受け止められたガギエルは、弐号機と押し合っている。ガギエルが暴れると甲板に残っていた戦闘機がバラバラになる。「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋ケンスケ「もったいない~!」ミサト「よく止めたわ!アスカ!!」艦長「冗談じゃない!飛行甲板がメチャメチャじゃじゃないか!!」すると、ガギエルが弐号機を押し飛ばして海へ飛び込んだ!ザバァァァ!!ミサト「また海へ!」弐号機・エントリープラグアスカ「また潜った!」シンジ「今度はサメみたいな使徒だな。」アスカ「どうするの?」シンジ「え、僕!?どうしよう・・・。」アスカ「だらしないわね!サード・チルドレンのくせに!!」シンジ「じゃ、惣流さん―。」アスカ「気持ち悪いわね、アスカでいいわよ!」シンジ「分かった!アスカに力を貸して!サキエル!」サキエル「任せな♪」サキエルが答えると弐号機のナイフが水を纏った銛に変わった!アスカ「何これ!槍!?」サキエル「自分の力だよ♪」アスカ「あ、あんた!アタシの弐号機に何してんのよ!!」サキエル「君に力を貸すんだよ♪ガギエルを倒すためにな♪」アスカ「ガギエル??」シンジ「もしかして、あの使徒の名前?」サキエル「ああ、〔魚〕を司る第六使徒だ。」アスカ「ちょっと!どうすればいいのか教えなさいよ!!」サキエル「海へ飛び込め!アスカ♪」アスカ「あんたバカ~~!!?B装備じゃ沈んじゃうわよ!!」サキエル「自分は〔水〕を司る使徒だ♪弐号機で水中戦をできるようにした♪♪」アスカ「それを信じろっての~!!?」サキエル「信じな♪アスカ♪」シンジ「僕からもお願い!サキエルを信じて!」アスカ「わ、分かったわよ・・・。」アスカがしぶしぶ答えると、弐号機は海へ飛び込んだ!「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋艦長「落ちたぞ!!」ミサト「(落ちた!?違う!自分から飛び込んだ!!)」トウジ「センセ、大丈夫かいな?」ケンスケ「今度は水中戦か!?カメラに撮れないよ!」弐号機は海へ沈んでいたが、ある程度の深さになった時、弐号機の両腕から光る水のヒレが現れた!弐号機・エントリープラグアスカ「ヒレ!?どうなってんの!?」シンジ「凄い!」サキエル「落ち着きな、アスカ♪弐号機が水中戦ができるようにしたのさ♪♪」アスカ「あ、あんた・・・結構やるじゃない。」サキエル「使徒だからね♪来るぜ!!」青い海中の遠くから、ガギエルが弐号機へあり得ない速度で向かって来る!! 84 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 12:36:24 第26話 「暴れる魚は沈む」弐号機へ突撃して来たガギエルが鋭い歯が並んだ口を開けた!弐号機・エントリープラグアスカ「口ぃ~~!!?」シンジ「使徒だからね・・・。」弐号機はガギエルの口に食いつかれたが、足と両腕で必死に顎を止めている。アスカ「ぐっ!!」シンジ「コアはどこだろ!?」サキエル「アスカ!ヤツのコアは口の中だ!」アスカ「口の中!!?」アスカが見ると、ガギエルの口の奥に球体が見えた!サキエル「アスカ、銛を使いな♪」アスカ「どうすんの!?」弐号機が銛を構えると、銛が少し大きくなり弐号機2体分ぐらいの長さになった。アスカ「やってやろうじゃないの!」弐号機は銛をガギエルの口や歯に刺しまくり、 ガギエルの口から血が流れ始めた。その時、ガギエルが顎の力を弱めた瞬間を狙ってコアに向かって銛を投げた!!ドスッ!!!!ピキキッ!!銛はガギエルのコアに命中したが、ヒビが入っただけで割れない。シンジ「やった!」サキエル「まだだ!コアが割れてない!」アスカ「プラグナイフが!」サキエル「浮上しな、アスカ♪」アスカ「どうすんの!?」サキエル「ヤツは弱ってる。空母の上で勝負をつける♪」ザバァァァ!!!!ガシッ!!ゴゴゴ~~~!!!浮上した弐号機は空母の甲板に這い上がった。「オーバー・ザ・レインボー」・甲板ミサト「アスカ!シンジくん!無事!?」アスカ『大丈夫よ、ミサト!』シンジ『はい。』サキエル『ミサトっち♪甲板でヤツにトドメをさす!』ミサト「分かったわ!」アスカ『あんたが仕切るな!』アスカが叫んだ時、空母が後ろへ傾いた!ザバァァ!!!ガギィ~~!!!空母の後ろに浮上したガギエルが口を開けて空母に体を押しつけている。ガギエルの口には銛が刺さったままだ。シンジ『後ろに!』アスカ『見てなさい!』弐号機が刺さった銛を引き抜き、コアに向かって突き刺した!パキィィ~~ン!!!!コアが割れると、ガギエルが崩れ落ちるように海へ沈んでいった・・・。弐号機・エントリープラグシンジ「やった!!」アスカ「死んだ・・の?」サキエル「やったぜ♪アスカ♪」無線の先では、ミサトの喜ぶ声が聞こえた。ミサト『アスカ!よくやったわ!』アスカ「あ、当たり前よ!ざっとこんなもんよ!」大平洋艦隊は港に到着し、弐号機はネルフへ引き渡された。アスカ「どう?アタシの操縦は?」シンジ「うん、僕より上手いし凄かったよ。」アスカ「あんた、気に入ったわ。」シンジ「ありがとう。」シンジが優しく微笑むとアスカの顔が赤くなった。アスカ「!!・・・・・。」シンジ「どうしたの?」アスカ「な、なんでもないわよ!」サキエル「(シンジ、モテるね~♪)」 85 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 14:43:58 第27話 「船旅から着いた積み荷」ネルフ本部の司令執務室では、加持がゲンドウに荷物を届けていた・・・。ネルフ本部・司令執務室 加持「いやぁ波乱に満ちた船旅でしたよ。まさか、使徒と話していた時に別の使徒が襲って来るなんて・・・。」ゲンドウ「その為にサキエルとシンジを行かせたのだ・・・。」シャムシエル「私もですよ。」ゲンドウ「ああ、すまん。シャムシエルも行かせたのだ・・・・。」加持は手に持った厳重にロックされた2つのアタッシュケースの1つのロックを外していく・・・・。ガチャ!加持「・・既にここまで復元されています。硬化ベークライトで固めていますが・・・・。」アタッシュケースが開かれ、中には胎児のアダムが入っている。加持「・・間違いなく生きています。・・・人類補完計画の要ですね・・・・・。」ゲンドウ「そうだ・・・最初の人間・・・アダムだよ。」 サキエル「計画通りだな♪」シャムシエル「アダム様・・・・・・・。」加持「・・・そして、もう1つ・・・・・。」加持は残ったもう1つのアタッシュケースのロックを外していく。ガチャ!アタッシュケースが開かれ、中には細い棒に枝分かれした根っこのようなものと3つの輪がある不思議な小さい物体がある。加持「・・・あなたのお望みの物です。これも、あなたの計画に必要な物ですか?」ゲンドウ「そうだ・・・奇跡の扉を開く・・ネブカドネザルの鍵だ・・。」サキエル「準備はパーペキだぜ♪ゲンドウ♪♪」ゲンドウ「ああ・・・・・。」シャムシエル「ええ、いよいよです・・・。」サキエル「加持リョウジ♪ネルフ側のスパイになってくれない?」加持「ほう、メリットは何だい?」サキエル「全ての真実とミサトとの未来♪8年前の約束・・・。」加持「!!・・・ミサトのことまで知ってるのか、恐れ入るね。」ゲンドウ「我々に協力して欲しい・・・我々のシナリオに補完計画は必要なくなったのだ・・・・・。」加持「!?・・・どういうことですか?・・・それでは、なぜこのアダムと鍵を?」ゲンドウ「その2つの荷物を届けてくれるよう頼まれたからだ・・・。」加持「あなたが頼まれた?・・・。」シャムシエル「我々の創造主にです。」加持「創造主?・・・・・まさか・・・。」サキエル「そうだよね~?・・・・長老?」アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ギョロ! ギョロ! ギョロ!加持「!!(また、動いてる・・・。)」ゲンドウ「アダムは君の言う通り、魂を入れられて自我に目覚めたのか?」サキエル「ああ♪計画通り♪」シャムシエル「もう少しですよ。」ゲンドウ「ああ、頼む・・・・。」加持「(アダムに魂を入れた?自我に目覚めた?どういうことなんだ?)」ギョロ! ギョロ! ギョロ! ギョロ!アタッシュケースの中のアダムの目玉が部屋の中をしきりに見まわしていた・・・。 86 : 三毛猫 : 2015/03/16(月) 15:40:26 第28話 「目覚める雷」アスカは前の通り、シンジたちの学校に転校した。シンジたちとは色々ありながらも一応、仲良くはしているようだ・・・。ネルフ本部・司令執務室 サキエル「ゲンドウ、次の使徒は厄介なヤツだ。初戦は必ず負けると思う・・・・・。」シャムシエル「面倒なヤツですよね。」ゲンドウ「そうか・・・・・。」その時、ゲンドウの机の上に置かれた電話が鳴った。プルルルル!プルルル―ガチャ!!ゲンドウ「私だ・・・どうした?・・・・・・・・・・・分かった。」サキエル「どした??」ゲンドウ「赤木博士からだ。監視していたコアから青い髪の少女が出て来たそうだ。おそらく・・・。」シャムシエル「ラミエルですね。」サキエル「よっしゃ♪行くぜ~~!」サキエルはシャムシエルの背中に乗って、ラミエルのコアがある場所へ飛んで行った。ネルフ本部・実験場実験場では、コアの周りに人が集まっていた。その中には、リツコとマヤ、ミサトと加持の姿も見える。コアの前に生まれたままの姿の青い髪の少女が倒れている・・・。ラミエル「・・・・・・・・・・。」第五使徒・〔雷〕を司る使徒「ラミエル」性格:男勝り能力:加粒子砲・雷を使った技マヤ「先輩、この子・・・。」リツコ「ええ、間違いなく第五の使徒よ!早く医務室へ!!」マヤ「は、はい!」マヤがラミエルを抱き上げようとした時、ラミエルが突然目を開けてマヤを見た!ラミエル「誰だ?おまえ!?」マヤ「キャッ!!」リツコ「気がついた・・・。」ラミエル「ここ、どこだ?アダム様は!?」ミサト「(アダム様!!?)」加持「!・・・・・・。」ラミエル「お前ら!俺を早くアダム様の元へ案内しな!オラオラァ!!」その時、シャムシエルの背中に乗ってサキエルが飛んで来た。サキエル「よ~~~、リツコっち♪」リツコ「サキエル!シャムシエル!」ラミエル「あん?サキエルだと!?」サキエル「よ、あんたがラミエル?」シャムシエル「はじめまして。」ラミエル「ああ、俺がラミエルだ!それより、アダム様はどこだ?」リツコ「あなた、それより・・・。」ラミエル「あん??」シャムシエル「服、着たらどうです?」ラミエル「・・!!!!・・・・・・・・・・・・・・て、て、てめぇら!・・・・俺の裸を見るんじゃねぇぇぇ~~~~~!!!!!」パシュ!!ドカァァン!!!ラミエルが突き出した手の先から、加粒子砲が発射され、機材に直撃し爆発した!!リツコ「加粒子砲!?」マヤ「キャッ!」ミサト「くっ!」加持「葛城!」加持はミサトを爆風から庇った!サキエル「危なっ!」シャムシエル「落ち着いて下さい。」ラミエル「うるせぇ~!!」その後、ラミエルに青色の作業服を着せて司令執務室へ連れて行った。ネルフ本部・司令執務室ラミエル「創造神復活計画?」サキエル「そ、長老を復活させる為に頑張ってるんだよ。」シャムシエル「碇ユイと惣流・キョウコ・ツェッペリン博士を蘇らせて貰い、サードインパクトを阻止する為に・・・。」ラミエル「ほ~・・・じゃ、俺も計画に乗るぜ!」サキエル「良かった♪」ゲンドウ「ああ・・・・・・。」冬月「(ふぅ、何とか味方になってくれそうだな・・・・。)」ラミエル「で?アダム様はどこだ?」サキエル「地下にいるよ♪」ラミエル「地下?早く案内してくれ!」ゲンドウ「赤木博士を呼ぶ。」電話でリツコを呼び、ゲンドウはリツコにアダムがある所へラミエルを案内させた。リツコ「こっちよ、ついて来て。」ラミエル「おう・・・・・・。」 87 : 三毛猫 : 2015/03/16(月) 16:13:32 第29話 「網にかかった〔魚〕」ラミエルが目覚めていた頃、東京湾では一隻の漁船が底引き網漁をしていた。漁船・甲板少年「船長、何か大きな魚がかかってる!」船長「ああ?サメか?」少年「サメっぽいけど、違う!」その魚は、薄い白いような肌色をしていて全長は4メートルぐらいはある大物だった・・・。少年「船長!この魚!頭に綺麗な球みたいのがある!!」船長「何だ?深海魚か~??」????「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」少年「岸に上がったら、調べてみようよ!もしかすると、新種かも!!」船長「ハハハハ!!新種か~!?まさか~?」????「(私・・・・は・・・・第六使徒・・・・・・・ガギエル・・・・・アダム・・・どこ?・・・・・・・・・・・・・・ど・・・こ・・・・・・・・還りたい・・・・・。)」ネルフ本部・セントラルドグマセントラルドグマにあるダミープラグの生産工場・・・綾波レイの代わりの体がある部屋の隣には隠し部屋がある。サキエルがゲンドウに頼んで新しく作った部屋だ。部屋の中は床も壁も白く、壁にはセフィロトの樹が描かれてある。部屋の真ん中には、硬化ベークライトに固められたアダムが置かれている・・・・。創造神の間、リツコ「これがアダムよ・・・。」ラミエル「アダム様~・・・・・・・こんなちっさくなって・・・・。」アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ギョロ! ギョロ! ギョロ!アダムはラミエルとリツコを見ている。リツコ「(第1使徒のアダム・・・司令は何をしようとしているのかしら?・・・・・・・・・・・・シナリオを変えて補完計画を?・・・サキエルたちは、長老や創造神と呼んでいるし、私の知らない何かがあると言うの?・・・謎ね・・・・・・。)」ニャ~~~♪ニャ~~~♪ラミエル「な、何だ!!?」リツコ「あ、ごめんなさい。」ガチャ!リツコ「もしもし?」リツコに電話をかけて来たのはマヤだ。彼女はなぜか興奮している。マヤ『せ、せ、先輩!私です!!た、た、大変です!!!』リツコ「どうしたの?マヤ?落ち着きなさい。」マヤ『そ、それがたった今、東京湾の底引き網の漁師から変な魚が網にかかったと連絡が入りまして・・・・・。』リツコ「漁師?魚??」マヤ『はい、網に見たこともない魚がかかったと・・・。』リツコ「深海魚じゃないの?」マヤ『それが!その魚!額に光る球みたいのがあると―。』それを聞いた瞬間、セントラルドグマにリツコの絶叫が響いた!リツコ「何ですって~~~!!!!」ラミエル「うお!何だよ!!」リツコ「マヤ!大至急!科学部と技術部を現場に向かわせて!!!」マヤ『はい!』 88 : 三毛猫 : 2015/03/18(水) 17:12:35 視聴数 1000回を突破!!!驚きです!! 89 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/18(水) 18:51:53 すげー 90 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/18(水) 18:52:35 完結したら編集から他のコメントを消せば他のサイトで配信されるかも 91 : 三毛猫 : 2015/03/22(日) 14:40:33 第30話 「〔魚〕目覚める」漁師の網にかかったガギエルは、ネルフ本部に運ばれ、用意された大きな水槽の中を泳いでいる・・・。ネルフ本部・水槽ガギエル「(水・・気持ちいい・・・でも、アダムいない・・・・・・・どこ?・・・外?ここのどこか?・・・ネルフ?・・人間がる。アタイもなる?・・・・・・。)」水槽の前では、サキエルたちとリツコとマヤがガギエルを観察していた。リツコ「〔魚〕を司る使徒・・ガギエル・・・・・。」マヤ「何か深海ザメみたいな使徒ですね。先輩。」リツコ「そうね・・・・・。」サキエル「これで4人目の仲間だな。」シャムシエル「そうですね、次はイスラフェルですか・・・・。」ラミエル「どんな奴だ?」サキエル「〔音楽〕を司る使徒で、連携が得意だ。」ラミエル「ふ~ん・・・。」リツコ「次の使徒のこと?」サキエル「ああ、厄介だ。」シャムシエル「確かに・・・。」サキエル「さて、どうするか・・・・・・。」こうして、ガギエルが新たにネルフに協力する使徒となった・・・。第六使徒・〔魚〕を司る使徒ガギエル性格:姉御肌?能力:水泳(使徒の姿になって泳ぐ)ネルフ本部・秘密会議室キール「ガギエルまでとは・・・。」モノリス6「計画は順調にいくのだろな!?」モノリス3「これで、4人目の使徒が・・・。」モノリス4「裏死海文書の内容とここまで、違うとは・・・・。」モノリス5「碇君、大丈夫なのかね?」ゲンドウ「問題ありません・・・。」キール「ならば、碇よ・・・使徒たちに我らが大願を叶えてくれるよう交渉を頼むぞ。」ゲンドウ「分かっております・・・。」モノリス2「では、後は委員会の仕事だ。」モノリス5「碇君、ご苦労だったね。」フォン・・・・・・・・・・・・・・・・・・冬月「老人たちは、アダムが自我を持っていることはまだ知らないようだな・・・。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・アダムが復活し、ユイとキョウコ博士が蘇えれば補完計画もゼーレも必要ない・・・・。」冬月「そうだな・・・そろそろ、次の使徒が来る時期だぞ。確か、次は〔音楽〕だったな・・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・・。」 92 : キリ : 2015/03/22(日) 16:10:48 おもしろいですね!期待してます! 93 : 三毛猫 : 2015/03/23(月) 13:52:51 第31話 「音楽に心、重ねて」前の世界の通り、第七使徒「イスラフェル」が来襲した。シンジもサキエルが同化した初号機に乗り、アスカの弐号機と一緒に戦うが、2つに分裂したイスラフェルはいくら攻撃してもすぐに再生するので、歯が立たず・・。結局、イスラフェルはN2爆雷で足止め、初号機は無傷のままで、山に頭から突っ込んだ弐号機を引き抜いて帰還した。ネルフ本部・ブリーフィングルーム冬月「また地図を書き直さなきゃならんな。」ナレーション『N2爆雷により、構成物質の28%の焼却に成功。』アスカ「これ、死んでるんですか?」冬月「足止めにすぎんよ。再度進行は時間の問題だな。」サキエル「倒すまでだよ。冬月先生。」加持「ま、立て直しの時間が稼げただけでも、儲けものっすよ。」ゲンドウ「弐号機パイロット。」アスカ「は、はいっ。」シンジ「・・・・・・・・。」ゲンドウ「君の仕事は何か分かるか?」アスカ「エヴァの操縦?」ゲンドウ「違う、使徒に勝つことだ。」アスカ「はいっ。」ゲンドウ「次は、慎重に行動するように・・以上だ・・・。」ゲンドウはサキエルと冬月と一緒にブリーフィングルームを退出した。ネルフ本部・廊下冬月「サキエルくんの言った通り、最初の戦いは負けたな・・・。」ゲンドウ「ああ、予定通りだ・・・。」サキエル「ゲンドウ、あの使徒は2体同時にコアを破壊しなくちゃいけない。シンジとアスカにユニゾンの訓練をさせてくれ・・・。」ゲンドウ「分かった・・・・。」サキエル「自分はシンジの側に戻る・・。」ゲンドウ「ああ、頼む・・・・。」冬月「そういえば、シャムシエルくんとラミエルくんはどこに?」サキエル「シャムシエルはガギエルの見張り、ラミエルは長老の所だ。」冬月「アダムに何か変化は?」サキエル「いや、無いね・・・じゃ、行って来る。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」 94 : 三毛猫 : 2015/03/25(水) 13:57:51 ミサトの家があるマンションでは、シンジとアスカとレイがユニゾンの訓練をしていた。ちなみに、サキエルも一緒である。ある日、トウジ達がやって来た。トウジ達にサキエルのことは、シンジが予め説明していた。第三新東京市・ミサトの家ケンスケ「ペアルック!イヤ~んな感じ!!」トウジ「裏切り者!!」ヒカリ「不潔よ~~~~!!!」その後、ユニゾンのゲームをしているが、やはり上手くいかない。アスカがシンジに合わせようとしないのだ。プライドの高いアスカにとって、誰かに合わせること自体が屈辱なのかもしれない。ミサト「アスカ、シンジ君にちゃんと合わせて。」アスカ「何でよっ!アタシは完璧だわ!バカシンジがとろいのが悪いんじゃない!!何でアタシばっかり、怒られなきゃならないの!?」ミサト「じゃあ、やめとく?」アスカ「ふんっ!他に人、いないんでしょ!?」ミサト「レイ、代わりにやってみて。」レイ「はい。」シンジ「レイ、よろしくね。」レイ「ええ。」レイは嬉しそうに微笑みながらヘッドホンを着けた。シンジとレイの兄妹の仲は、より深くなったようだ。そして、訓練が始まる。2人の訓練は、完璧と言うべき程の結果だった。サキエル「(レイはすべてを受け入れる。だから、シンジに合わせてくれている。シンジもレイと心が重なっている。良かった♪)」アスカ「やってらんないわよ!!」それを見たアスカがヘッドホンを投げて外へ飛び出して行った。トウジ「鬼の目にも涙や・・。」ヒカリ「碇くん!追いかけて!女の子を泣かせたのよ!責任取りなさいよ!!」その時、レイがヒカリの前に立った。レイ「なぜ?お兄ちゃんは、何も悪いことしてないわ。」そう言うレイはヒカリを睨んでいる。ヒカリ「えっ・・・・あの・・・え・・・。」シンジ「いいんだよ、レイ、ちょっと行ってきます。」サキエル「自分も行くぜ♪」シンジはレオタードの上から、迷彩のズボンとシャツを着ると、サキエルと一緒に外へ飛び出した。 95 : 三毛猫 : 2015/03/28(土) 12:43:37 アスカは前の世界の通り、コンビニの店内の開けっ放しの冷蔵庫の前に座っていた。コンビニ・店内アスカ「黙ってて。」シンジ「・・・・・・。」アスカ「分かってる。アタシにはエヴァに乗るしかないのよ。」サキエル「冷蔵庫の開けっ放しは良くないよ♪」アスカ「あ、あんたねぇ!」サキエル「元気になったな。」シンジ「うん、良かった。」アスカ「ふんっ!」その後、3人でマンションの屋上の上で夕日を見た。シンジ「アスカは使徒に勝ちたい?」アスカ「当たり前よ!」シンジ「だったら、力を貸してほしいんだ。」アスカ「アンタに合わせろってこと?」シンジ「うん、アスカの力と僕の力を同時に合わせないとあの使徒は倒せないんだ。」アスカ「分かってるわよ!いい、シンジ。何としもユニゾンを完璧にしてやるわ!ミサトとファーストを見返してやるんだから!!」 サキエル「帰るか♪」シンジ「うん!」そして、イスラフェルとの決戦当日がやって来た。ネルフ本部・発令所青葉「目標、絶対防衛線を突破!間もなく0地点に侵入します!」ミサト・「MAGIの予定より、3時間も早いじゃない!・・・エヴァは!?」マヤ「発進準備中です!2分後に完了します!」ミサト「外電源パージ!発進!」2体のエヴァが地表に射出された。ミサト「ミュージックスタート!」ミサトの号令と共に音楽が流れ始める。2体のエヴァは射出されると空高く飛び上がり、使徒に膝蹴りを喰らわせる。そのまま、2体の使徒を郊外まで投げ飛ばすと2体に分裂していた使徒が1体の使徒に戻る。サキエル『今だ!シンジ!』シンジ『アスカ!』アスカ『分かってるわよ!』2体のエヴァは高く飛び上がり、太陽を背に使徒の2つのコアに同時に蹴りが直撃し、爆音と共にオレンジ色の巨大な十字架が輝いた。次にメインモニターに映し出されたのは、太陽を背に立つ初号機と弐号機だった。ドォォォ~~~~ン!!!!†ネルフ本部・発令所ミサト「やった!」青葉「パターン青、消滅を確認!」冬月「これで、5体目の使徒か・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」シャムシエル「これで、倒された使徒は5体・・・残り、11体ですね。」ラミエル「アダム様とリリス様は、いまのところ大丈夫なんだろ?」シャムシエル「はい。ゲンドウさん・・・サキエルが帰って来たら、次の使徒について話があります。」ゲンドウ「分かった・・・・。」冬月「では、ゼーレへの報告は、私がやろう。」 96 : 三毛猫 : 2015/03/28(土) 17:52:54 視聴数が1200回を突破!すごいです!! 97 : アロマの王 : 2015/03/30(月) 19:40:12 おめでとう 98 : 三毛猫 : 2015/03/30(月) 19:44:52 アロマの王 さん。ありがとうございます。 99 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/31(火) 23:45:23 記念すべき>>100はみけねこさんが書き込むべき 100 : 三毛猫 : 2015/04/01(水) 11:17:43 第32話 「浅間山」ネルフ本部・司令執務室冬月「浅間山の火口のマグマの中に使徒が現れるのかね!?」サキエル「ああ、第八使徒〔胎児〕を司る使徒・・サンダルフォンだ。」シャムシエル「マグマの中にいますからね、きついですね。」ラミエル「俺の加粒子砲でも届かねぇかな?」ゲンドウ「次の使徒の能力は?・・・・・。」サキエル「噛みつくぐらいかな?特別な能力はないな・・・。」ゲンドウ「分かった・・・・。」そして、浅間山の山頂ではミサトたちが火口の研究所の観測機を使って、火口の中の謎の影の調査作業をしていた。浅間山・研究所研究員A「葛城さん、これ以上は!」ミサト「あと500!」研究員B「葛城さん!もう無理ですよ!」ミサト「壊れたらウチで弁償します!あと200!」日向「モニターに反応!」ミサト「解析開始!」日向「はい!」直後、モニターが砂嵐になった。『観測機、圧壊!!』ミサト「解析結果は?」日向「ギリギリ間に合いました!パターン青、使徒です!」ミサト「これより当研究所は、完全閉鎖。ネルフの管轄下に入ります。今後別命あるまで、研究所における一切の入退室を禁止。現在より、過去6時間までの全ての情報を部外秘とします!!」ミサトが携帯を取り出し話す。ミサト『碇司令あてにA‐17を要請。大至急。』青葉『気をつけて下さい!これは通常回線です!』ミサト『分かってるわよ、さっさと守秘回線に切り替えて!』ミサトは青葉に逆ギレしながら、叱責した。ネルフ本部・秘密会議室キール「A‐17・・・こちらから、討って出るのか。」モノリス2「使徒を捕獲するつもりか?」モノリス4「しかし、その危険は大き過ぎるのではないか?」モノリス6「左様、セカンドインパクトの二の舞ともなりかねない。」ゲンドウ「捕獲するのは、一度使徒を倒してからです。」キール「いずれにせよ、失敗はゆるされんぞ。」フォン・・・・・・・・・・・・・・・・・キールたちはそう言うと通信を切っていった。冬月「失敗か・・・その時は人類は消えているよ・・・。」サキエル「今更、失敗は有り得ないよ♪冬月先生♪」ゲンドウ「ああ、失敗のリスクは全くない。老人達もその時には消えているのだからな。」シャムシエル「そして・・我々は、アダム様を復活させて幸せな未来を歩くのです。」ラミエル「なぁ、いつになったらアダム様は復活するんだ?」サキエル「まだ分からないが、使徒を半分くらい倒してコンタクトしたら、何か変化があるかもな♪」ラミエル「よっし!やるぜ!」サキエル「ゲンドウ、壊れた観測機はもっと性能の良い物を作って弁償しといてくれ。」ゲンドウ「分かった・・・。」シャムシエル「私はA‐17のお陰で財布が膨らんでます♪」サキエル「どういうこと?」シャムシエル「私、ゲンドウさんから頂いたお金で、株取引してたんです。」ラミエル「株??」サキエル「株取引!?」シャムシエル「はい、葛城さんがA‐17を発令した途端に株が大暴落したので、私達の信用取引はうなぎ登りですよ♪」サキエル「そうか・・・。」シャムシエル「お金が貯まったら、創造神復活計画の資金と全てが終わった時に服などを買うための資金にします。」冬月「うむ、完璧だな。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・。」 101 : 三毛猫 : 2015/04/01(水) 14:16:16 ネルフ本部・プールネルフ本部のプールサイドでは、シンジがパソコンでネットサーフィンをしていた。シンジ「そろそろかな?・・・・・。」アスカ「何が?」プールから上がったアスカがシンジに不思議そうな顔で尋ねた。 シンジ「今日、次の使徒が現れるらしいんだ。」アスカ「何ですって!?」シンジ「サキエルが言ってたから、間違いないよ。」アスカ「あんた、アイツのこと信じてんの!?」シンジ「うん。だって、僕の相棒だよ。」レイ「私もお兄ちゃんと同じ、信じてるわ。」今まで泳いでいたレイがプールから顔を出したアスカ「ファーストまで・・・。」シンジ「アスカもラミエルを相棒にしたら?」アスカ「ふんっ!相棒なんかいなくても、アタシだけで大丈夫よ!!」レイ「それだけでは、ダメ・・・。」アスカ「何よ、アタシが弱いっての!?」レイ「シャムシエルは、これから来る使徒はどんどん強くなっていくと言ってたわ。」アスカ「だから?」レイ「私達の力だけでは、楽に勝てない。だから、サキエルやシャムシエル達にエヴァに同化して貰って、使徒を倒さなくてはいけない。」シンジ「アスカ、僕らが使徒を倒せてたのはサキエル達のお陰なんだ。エヴァの秘密とかも聞かせて貰ったし・・・・。」アスカ「何よ、エヴァの秘密って??」シンジ「サキエル達がアスカにいつか話すって、言ってたよ・・・。」アスカ「あ、そ!ふ~ん・・・・・・。」第三新東京市・砂浜ザザァ~~~・・・・ザザァ~~~・・・・??????姉「あそこが、リリンの街か・・・・・・行こう。」??????妹「はい、姉さん・・・・・。」双子の影は第三新東京市へ、歩いて行った。 102 : 三毛猫 : 2015/04/01(水) 18:13:56 視聴数が1300回を突破!予想外です!! 103 : 三毛猫 : 2015/04/02(木) 13:58:54 第33話 「マグマダイバー」シンジ達は、ミサトから呼び出されネルフ本部で作戦の説明を受けていた。部屋には、リツコとマヤにサキエル達もいる。ネルフ本部・作戦会議室シンジ「これが使徒?」床にあるスクリーンには、マグマの中で丸まっている不気味な黒い胎児の姿をしたサンダルフォンが映し出されていた。リツコ「そうよ、サキエルの情報によるとこの使徒は〔胎児〕を司る使徒サンダルフォンっていう名前らしいわ。」シンジ「サンダルフォン・・・。」ミサト「この使徒は、今は眠っている蛹の姿なの・・でも、いつ羽化してもおかしくない状況らしいから、羽化が始まった時点で任務を捕獲から殲滅に切り替えるわ。作戦担当者は―。」アスカ「は~い!アタシが潜ります!!」レイ「私は?」リツコ「レイは本部で待機して貰います。」アスカ「残念だったわね~。温泉に行けなくて。」リツコ「それと、アスカ。あなたにパートナーが付くことになっわ。」アスカ「パートナー??」リツコ「入って来て。」パシュ!リツコが言うと部屋の隅から、薄い白色の体長60センチくらいの空飛ぶサメが現れた。アスカ「な、何よ!こいつ!!」リツコ「今日からあなたの相棒になるガギエルよ。」アスカ「イヤよ!アタシ一人でできるわ!」リツコ「アスカ。今回の作戦は深いマグマの中で行われるわ。〔魚〕を司るガギエルの能力とATフィールドがあれば、この作戦をスムーズに進められるの。」ミサト「アスカ、お願い。」アスカ「ミサト・・・。」シンジ「僕からもお願い!アスカ!!」レイ「私はサキエル君達を信じてる・・・。」アスカ「・・・・・・・・・・・・・分かったわよ。」ミサト「ありがとう!アスカ!何でもおごるわよ!!」シンジ「ありがとう、アスカ。」サキエル「ハンバーグおごるぜ!アスカ♪」アスカ「でも、今回だけよ!」リツコ「それじゃ、3人共準備して!」シンジ「はい!」アスカ「はい!」レイ「はい!」 104 : 三毛猫 : 2015/04/04(土) 15:05:44 そして、アスカが弐号機に乗ってサンダルフォンのいるマグマの中へ行くことになった。前の世界と同じように、アスカのプラグスーツは丸くなる耐熱プラグスーツだ。アスカ「何よ!!これ~~!!!」シンジ「変わったプラグスーツだね。」サキエル「マグマの中でも活動できる耐熱プラグスーツだ。」アスカ「もうイヤ!!アタシ降りる!!」アスカが叫ぶとレイが手を挙げた。レイ「私が弐号機に乗って、お兄ちゃんを手伝います。」パシッ!!!レイがそう言うとアスカがレイの手を弾いた。アスカ「あんたがやるならアタシが出るわ!!あんたには、アタシの弐号機に触って欲しくないの!!!」レイとアスカはお互いを睨み合っている。シンジ「ダメだよ、レイ・・ケンカしたら。」レイ「ご、ごめんなさい。お兄ちゃん。」シンジ「僕はアスカを信じるよ、気をつけてね・・・アスカ。」アスカ「ふんっ!任せなさい!!!」サキエル「ガギエル、アスカを頼むぞ。」ガギエル「・・・・・・。」コクッコクッガギエルは首を上下に振って頷いた。アスカ「カッコ悪いけど、我慢してね・・・・・・・。」アスカは弐号機に向かって、静かに語りかけた。・・ 105 : あしゃはりゃ : 2015/04/04(土) 15:22:54 期待!! 106 : キリ : 2015/04/04(土) 15:57:28 おもしろいです! 107 : 三毛猫 : 2015/04/05(日) 17:29:41 視聴数が1400回を突破!この調子で頑張りましょう。 108 : 三毛猫 : 2015/04/07(火) 15:05:10 浅間山の山頂では、アスカが弐号機に乗ってサンダルフォンがいるマグマの中へゆっくり下降して行く・・・。アスカ『みてみてっシンジ~!ジャイアント・ストロング・エントリーー!』無線の先からアスカの陽気な声が聞こえる。しばらくすると、弐号機がプログナイフを落としてしまう・・前の世界通りだ。マヤ『弐号機、プログナイフ、ロストしました。』初号機・エントリープラグサキエル「シンジ、アスカにプログナイフを投げてあげる準備しとけ♪♪」シンジ「分かった!」シンジは初号機のプログナイフを抜いて、いつでもアスカに投げることができるように構えた。ミサト『シンジ君??』シンジ「アスカにナイフを投げられるようにと思って・・。」ミサト『そ、あまり心配しないでいいわよん。』アスカの弐号機がついにサンダルフォンの目の前に下降した。アスカ『目標、捕獲しました。』アスカの報告に指令車の中にいるミサト達から安堵の声が漏れた。シンジ「アスカ、気をつけて。」アスカ『わかってるわよ。』その直後、いきなり警告音が鳴り響いた!!アスカの弐号機の目の前のサンダルフォンが形を変え始めた。アスカ『何よコレ~~~!!!!』ミサト達も慌ただしく動いた。リツコ『まずい!羽化を始めたの!!?』ミサト『捕獲中止!キャッチャーを破棄!作戦変更!!』ミサトが指示を出したと同時にシンジがアスカに向かって、ナイフを投げた。アスカ『しまった!ナイフ落としたんだった!正面!?バラスト放出!!』アスカは、サンダルフォンの突進を必死に回避していた。シンジ「アスカ!そっちにナイフ投げたから!!」アスカ『ダンケ!!』サキエル「マヤっち、弐号機の映像をこっちにも回して!」マヤ『は、はいっ。』初号機のモニターに弐号機の映像が指令車から回されてきた。アスカは無事にナイフをキャッチしたが、周りを泳ぎながら噛みつく攻撃を繰り返すサンダルフォンに苦戦していた。リツコ『こんな状況で口を開くなんて・・・・・・・。』ミサト『高温高圧、この極限状態に耐えてるのよ。ナイフじゃ無理だわ!』慌てるミサト達を見てサキエルが小声で呟いた。サキエル「使徒に常識なんて通じねぇよ。」シンジ「アスカ・・・・・・・。」マグマの中では、アスカがサンダルフォンの攻撃を必死に回避していた。弐号機・エントリープラグアスカ「ちょこまかとしつこいわね!!」ガギエル「・・・・・・・。」アスカの後ろでは、ガギエルが椅子に寄りかかっている。まるで、海底で体を休めるサメのように・・・・。 109 : 三毛猫 : 2015/04/08(水) 14:45:59 弐号機・エントリープラグアスカ「くっ!すばしっこい!!」ガギエル「・・・・・・・・。」サンダルフォンは、弐号機に体当たりや噛みつく攻撃を繰り返していた。アスカもナイフを使って、反撃するがサンダルフォンの動きが速く、空振りばかりでダメージを与えられない・・・・。サンダルフォン「シャ~~~!!」サンダルフォンが再び弐号機に鋭い牙が生えた口を開けて襲いかかって来た!!初号機・エントリープラグシンジ「(今度の使徒は、マグマの中でも生きる使徒・・・・!!!!)アスカ!!!熱膨張だ!!!」アスカ『!!・・OK!!やってみるわ!!』アスカは、シンジの言葉の意味を素早く呑み込むとナイフをしまって、パイプを両腕で持ち、サンダルフォンに向かって構えた!弐号機・エントリープラグアスカ「来なさい!!」リツコ『なるほど!冷却剤、3番に集中させて!!』サンダルフォン「シャ~~!!!・・・・・・・・・!!!!?・・・・・・・・・・。」グズ・・ボロッ!・・ボロボロ・・・・・・弐号機に冷却剤が発射されるパイプを口に突っ込まれたサンダルフォンの体はバラバラに崩れていった。弐号機の命綱を引きちぎりながら・・・・・。初号機・エントリープラグシンジ「アスカ~~!!!!」サキエル「待ちな、シンジ。」シンジ「でも、アスカが!!!」サキエル「ガギエルがいるの忘れてるぜ♪シンジ♪♪」シンジ「あ!!」弐号機・エントリープラグアスカ「ヤダな・・・・せっかく、やったのに・・・・・・ここまでなの?・・・・。」アスカが絶望で呟いた時だった。????「諦めるのかい?だらしないねぇ・・そんなんじゃ、ロックな生き方できないよ?」 アスカ「え!?」アスカが声をした方へ顔を向けると、自分と同じ年頃で黒髪に白い肌で腹にサラシを巻き、深海ザメのような下半身がある緑色の眼をした人魚がいた・・・。アスカ「だ、誰よ!アンタ!!!?」ガギエル「忘れたのかい?アタイは、ガギエル・・・〔魚〕を司る第六の使徒だよ~。」アスカ「え!?だって、さっきはサメの姿になってたじゃない!」ガギエル「あれはアタイのもう1つの姿さ。アタイはリリンの姿とサメの姿に自由に変えることができるのさ。」アスカ「リリン??」ガギエル「話は後だよ、アタイは弐号機と同化するから~~。」ガギエルはそう言うと弐号機と同化していった。アスカ「ちょ、ちょっと!!」マヤ『先輩!弐号機のシンクロ率とATフィールドが急激に上昇しています!!!』リツコ『まさか、ガギエルが同化を!?』リツコ達が驚いている無線を聞いた直後、弐号機の両足から大きな尾びれが生えて、弐号機は両足を上下に振ってマグマの中を上昇し始めた・・・・。アスカ「・・・・・・もうすぐ頂上に・・。」ザバァァァ~~~~!!!!!ガギエル「着いた着いた・・・・・・。」シンジ『アスカ!大丈夫!!?ケガは!?』アスカ「ないわ、へっちゃらよ。」シンジ『よ、良かった!・・・・・・。』サキエル『ふぅ~~・・・・。』アスカ「心配し過ぎよ、バカシンジ。」シンジ『う、うん。』ガギエル「これから、ですね・・・・・・。」アスカ「何が?」ガギエル「私達の計画です。」アスカ「ふ~ん、私にも教えて!」ガギエル「では、後で落ち合いましょう。」アスカ「いいわよ!」こうして、〔胎児〕を司る第八使徒のサンダルフォンは殲滅された ・・・。 110 : 三毛猫 : 2015/04/08(水) 18:13:53 サンダルフォンを倒したシンジ達は温泉に来ていた。シンジは加持リョウジが送って来たペンペンとサキエルと一緒に男湯に入り、ミサトとアスカはガギエルと一緒に女湯に入っていた。 任務を終えて帰還した時、人魚の姿をしたガギエルにリツコとマヤは、眼をキラキラさせていたという・・・。温泉・男湯シンジ「ふぅ~・・・・。」サキエル「(次は、マトリエルか・・・大丈夫だな。)」温泉・女湯女湯では、露天風呂でアスカがミサトから離れた岩の後ろでガギエルと話していた。アスカ「創造神復活計画?」ガギエル「そうだよ、アタイ達の計画はアダム様を復活させ―。」アスカ「何ですって!!!?」ガギエル「声が大きい!」アスカの声を聞いて、岩の向こうにいるミサトが声をかけてきた。ミサト「アスカ~、どうかしたの?」アスカ「ううん、何でもないわ。」ミサト「そぉ?隠し事はなしよ。」アスカ「だ、大丈夫よ!ミサト。」ミサト「なら、いいわ・・・・・。」アスカ「ご、ごめん・・・・・。」ガギエル「アタイ達には、やらなくちゃいけない大切な計画なのさ。」アスカ「でも、アダムが復活したらサードインパクトとか起こるんじゃないの?」ガギエル「大丈夫だよ、アダム様は既に自我を持つまで復活しかけているのさ・・・。」アスカ「え!?」ガギエル「このことはミサトやリツコ達には、秘密だよ。」アスカ「わ、分かったわ・・・・。」ガギエル「あんたはサキエル達から、全部の真実を知る時が来るだろうね。」アスカ「全部の真実?」ガギエル「全部さ。エヴァの秘密やアタイ達やあんたのお母さんのことも・・・。」ガギエルが言ったある言葉を聞いた瞬間、アスカの顔色が変わった。アスカ「な、な、何言ってるの?・・・・・アンタ・・・・・・・・・。」ガギエル「あんたのお母さんは、死んじゃいない・・・・いずれ、分かるさ。」アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ママは・・・・死んでない?・・・・・・・・・・・・・・ウソよ・・・・・・・・・・・・だって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイツ・・・・サキエルが何か知ってる?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」アスカは温泉に浸かりながら、思考の海に沈んでいた・・・。ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間床も壁も一面真っ白の創造神の間では、部屋の真ん中の台座の上に置かれた硬化ベークライトで固められたアダムの眼が絶え間なく動いている・・・。アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ギョロ! ギョロ! ギョロ! ギョロ! アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サンダルフォン・・・・ガ・・・・・・・・・タオサレタ・・・・・・・・・・アト・・・・・10・・・・・・・・・・・・・・・・・・マトリエル・・・・・・サハクィエル・・・・イロウル・・・・レリエル・・・・・・・・・・バルディエル・・・・・・・・・・・ゼルエル・・・・アラエル・・・・・・・アルミサエル・・・・・タブリス・・・・・・・・・・・・リリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アト・・・・10・・・。」 111 : 三毛猫 : 2015/04/10(金) 16:40:14 視聴数が1500回を突破!凄いです!! 112 : 三毛猫 : 2015/04/12(日) 12:58:55 第34話 「雨の前に音楽♪」マトリエルが来襲する2日前、サキエル達は司令執務室でゲンドウとこれからのことを打ち合わせしていた。ネルフ本部・司令執務室冬月「次に来る使徒は、〔雨〕を司る使徒か・・・しかも、本部が停電になるとはな・・。」サキエル「どうせ、どっかの組織の妨害工作さ♪」ラミエル「ざけやがって!」シャムシエル「いつの時代も敵はいつも人間です。」ゲンドウ「ああ・・・・。」その時、ゲンドウの机の上にある電話が鳴った。プルルル!!プルルル!!ガチャ!ゲンドウ「私だ・・・・・何?・・・分かった・・・そうしてくれ・・・・・・。」冬月「誰だ?」ゲンドウ「赤木博士だ。ネルフ本部の近くでパターン青を発見した。」冬月「何!?どういうことだ!!?」ゲンドウ「保安部を向かわせると、双子の少女を発見し、イスラフェルと名乗ったそうだ。」冬月「イスラフェルだと!?確か・・・・。」サキエル「シンジとアスカが倒した第七使徒だ。」シャムシエル「仲間が増えますね。」サキエル「サンダルフォンも来るんじゃないか?」ラミエル「お、賑やかになるな!」冬月「むぅ、碇・・使徒の保護の為の部屋数を増やした方がいいのではないか?」 ゲンドウ「ああ、問題ない・・・。」ネルフ本部・リツコの部屋ネルフ本部のリツコの部屋では、双子の少女がリツコと会っていた。リツコ「あなた達がイスラフェルと名乗った時は、ホントに驚いたわ。」リツコの前には、2人の少女が座っている。年齢はシンジ達と同じくらいで、姉の方は灰色の髪で妹の方はオレンジ色の髪をしている。イスラフェル姉「はい。妹もよろしくお願いします。」イスラフェル妹「よろしくお願いします。」第七使徒・〔音楽〕を司る使徒「イスラフェル」性格:明るくておとなしい能力:以心伝心(姉妹で完璧なユニゾンができる。)イスラフェル姉「ところで、アダム様はどこに?」イスラフェル妹「私達以外にも誰かいるんですか?」リツコ「え、ええ・・・詳しく説明するから・・ついて来て。」リツコはイスラフェル姉妹を連れて、司令執務室に向かった。 113 : キリ : 2015/04/12(日) 20:19:30 面白いですね!シリアスなのがいいですねー 114 : 三毛猫 : 2015/04/16(木) 20:55:44 第35話 「雨と停電」イスラフェル姉妹は、無事にサキエル達の仲間に加わることになり、ネルフ本部に住むことになった。ネルフ本部・司令執務室サキエル「ゲンドウ、マトリエルが来る日だぜ♪」ゲンドウ「ああ、問題ない・・。」ラミエル「今回の使徒は一番弱い使徒なんだろ?」シャムシエル「パレットライフルであっさり倒せますからね。」ラミエル「楽勝だぜ!」イスラフェル姉「私は赤木博士の所へ、行ってきます。」イスラフェル妹「私も・・・。」サキエル「あれ?ガギエルは?」ゲンドウ「人魚の姿でジオフロントの湖を泳いでいるそうだ・・・。」サキエル「あんな所、泳いでんの!!?」ジオフロント・湖ザバァ!!!ガギエル「マトリエルが来る日だったね・・・ま、サキエル達なら大丈夫だし・・まだ遊んでるとするか!」ネルフ本部・エレベーターネルフ本部のエレベーターの中では、加持とミサトがサキエル達のことについて話をしていた・・・。ミサト「司令やリツコは、何でサキエル達の話を聞くのかしら?」加持「赤木も、葛城の不注意に腹を立てたんじゃないのか?A‐17を通常回線で要請するなんて、特務機関の守秘義務から考えればこれくらいで済んだのはむしろ幸運だ。現に、日本の経済は大混乱だったしな・・・・。」ミサト「・・・・・・・・・。」ガコン!!!!その時、突然、エレベーターが停止した。ミサト「あれ・・・・・・。」加持「停電か・・・・・。」ミサト「まっさか、ありえないわよ・・・・・・・・。」照明が非常灯に変わったため、間違いなく停電だ。ミサト「変ね、事故かしら?」加持「赤木が実験でもミスったか?」ネルフ本部・零号機の実験室零号機の第二次稼働延長試験を行っていたリツコ達は、突然の停電に戸惑った。オペレーター「主電源ストップ、電圧0です。」リツコ「わ、私じゃないわよ・・・。」ネルフ本部・発令所青葉「駄目です。予備回線繋がりません。」冬月「生き残っている回線は?」青葉「全部で1.2%。2567番から9回線だけです!」冬月「生き残っている回線は全て、MAGIとセントラルドグマの維持に回せ。」青葉「全館の生命維持と移動に支障が生じますが・・・。」冬月「構わん、このままでは状況判断もできん・・・・・。」青葉「了解!」 115 : 三毛猫 : 2015/04/19(日) 12:35:06 ネルフ本部・ゲート ネルフ本部のゲートでは、アスカがカードをスリットに何度も通してもゲートが開かず、怒りを爆発させていた。アスカ「何よコレ~!!?壊れてんじゃないの~~~!!!!?」シンジ「下で何かあったのかな?」レイ「・・・・・・・・。」すると、レイが鞄からマニュアルを取り出して、発令所へ行ける道を探し始めた。レイ「第7ゲートから入れるわ・・・。」シンジ「じゃ、急いで行こう!」レイ「ええ、お兄ちゃん。」アスカ「ちょっと、待ちなさいよ~!!」シンジは小走りで第7ゲートへ向かう。レイとアスカも慌てて後を追いかけた。ネルフ本部・廊下リツコ「とにかく、発令所に急ぎましょう。7分経っても復旧しないなんて。」マヤ「サキエルくん達が何か知ってそうですね、先輩。」リツコ「そうね・・・・・・・。」リツコは懐中電灯を持ちながら、マヤを伴い、発令所へ向かっていた。ネルフ本部・エレベーターエレベーターの中に閉じ込められたミサトと加持も事態の異変に慌てていた。ミサト「ただ事じゃないわね・・・。」加持「ここの電源は?」ミサト「正、副、予備の3系統。それが同時に落ちるなんて考えられないわ。」加持「となると・・・・・・。」ネルフ本部・発令所チャッ!シュボ!!ネルフ本部の発令所の上では、シャムシエルがマッチで蝋燭立てに付いた3本の蝋燭に火を灯していた・・・。シャムシエル「どうぞ・・・・。」ゲンドウ「助かる・・・やはり、サキエルの情報通りブレーカーは落とされたようだな。」冬月「そうだな、そういえば・・・サキエルくんとラミエルくんは?」シャムシエル「サキエルはシンジさんの所へ、ラミエルは侵入者の排除へ・・・。」冬月「なるほど、心配なさそうだな・・・。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・・。」ネルフ本部・エレベーター付近シンジ達は、第7ゲートから入って暗い道を進みミサトと加持が閉じ込められているエレベーターの近くに来ていた。アスカ「停電中ならエレベーターは動かないわね、どうするの?」シンジ「とにかく、急いで発令所へ行ってミサトさんと会わないと・・・。」レイ「こっち・・・・・!・・・待って!」シンジ「どうしたの?レイ?」レイ「誰か来たわ。」レイの視線の先には、暗い廊下の先から誰かが歩いて来る・・・。アスカ「だ、誰!!?」サキエル「アスカ~♪シンジ~♪レイ~♪」シンジ「サキエル!!」レイ「サキエル君・・・・・。」 アスカ「アンタ!!」サキエル「無事か~???」シンジ「サキエル、一体何が起きてるの!?」サキエル「後で説明する!それより、発令所へ急ぐぜ!シンジ!レイ!アスカ!」アスカ「何かあったの!?」サキエル「マトリエルが近づいてるんだ。」アスカ「マトリエル??」サキエル「第九の使徒だ!」アスカ「何ですって!!?」シンジ「急ごう!」サキエル「待った!シンジ!!それより、後ろのエレベーターの中にミサトとリョウジが閉じ込められてる。」シンジ「え!?ミサトさんが!!?」サキエル「任せろ!」ビシューーーーーーーーーーーーー!!!!サキエルが右手の人差し指を構えると、勢いよく水がビームのように飛び出してエレベーターのドアに穴を開け始めた。サキエル「ウォーターカッター♪」シンジ「ミサトさん、聞こえますか!?」アスカ「ミサト、聞こえる!!?」すると、エレベーターのドアの中からミサトの声が聞こえてきた。 ミサトの声「シンジくん!?アスカ!?」シンジ「今、助けます!」アスカ「加持さん!助けるから~!!」加持の声「助かるよ、アスカ。」サキエルの水はエレベーターのドアに穴を開けて人が出入りできる大きさになった。ガコン!!!サキエル「開いた!」ミサト「で、出られた!」加持「やれやれ・・・。」シンジ「ミサトさん、大丈夫ですか!?」ミサト「大丈夫よ、シンジくん。」加持「シンジくんが開けてくれたのかい?」シンジ「いえ、サキエルです。」サキエル「大丈夫か?カップルさん♪」ミサト「カップルって!違うわよ」」加持「ありがとう、サキエル。助かったよ。」サキエル「それより、発令所へ急げ!」ミサト「やっぱり、何かあったの!?」サキエル「マトリエルが近づいてるんだ!」ミサト「マトリエル??」サキエル「第九の使徒だ!」ミサト「何ですって!!?急がないと!!」シンジ達は、サキエルとミサトと加持と発令所へ急いで走って行く。 116 : 三毛猫 : 2015/04/19(日) 18:45:01 ネルフ本部・発令所カタッ カタッ カタッリツコ「タラップなんて、前時代的な飾りかと思っていたけど、まさか使うことになるとはね。」マヤ「備えあれば憂いなしですよ。」発令所に到着したリツコとマヤは、電気がないので備え付けられたタラップを登っていた。その頃、第三新東京市では日向マコトが国連軍からの使徒襲来の知らせを聞いて慌てていた。日向「ヤバイ、急いで本部に知らせなくちゃ・・・・でも、どうやって・・・。」周りを見渡すと1台の車が走って来た。車に付けられたスピーカーから女性の声が街に響く。〈〈こういった非常時にも動じない。高橋、高橋 ○○をよろしくお願いします。〉〉車は選挙カーのようだ。日向「ラッキー!!」ネルフ本部・発令所リツコ「不味いわね、空気もよどんできたわ。」空調も切れているので、発令所はサウナのように暑くなっている。職員達は扇子やうちわを扇いでいた。リツコ「これが、近代技術の粋を凝らした施設とは・・・。」マヤ「でも、流石、司令と副司令。この暑さにも動じませんね。」リツコとマヤが発令所の最上部を見上げると、ゲンドウと冬月がいつものポーズでシャムシエルと話している。イスラフェル姉妹「暑いようですね♪♪」マヤ「キャッ!」リツコ「イスラフェル!?」イスラフェル姉「ゲンドウ司令と冬月先生は、両足を冷水の入ったバケツに入れて暑さを凌いでいます。」マヤ「そ、そうなの?」イスラフェル姉「赤木博士、マヤさん。アイスクリームを用意しました。」イスラフェル妹「皆さんもどうぞ~~!!」イスラフェル妹が3つの大きなクーラーボックスをリヤカーに載せて運んで来た。ネルフ職員A「アイスだ!!」ネルフ職員B「グッドタイミング!」ネルフ女性職員「アイスだって、早く!」ネルフ女性職員「無くなっちゃう!!」ネルフ女性職員「私、パピコがいい!!」イスラフェル姉妹が運んで来たアイスクリームにネルフ職員達が一斉に群がって来た。 イスラフェル姉「赤木博士とマヤさんもどうぞ。」イスラフェル姉の手には、チョコモナカとパピコにスイカバーがあった。どれも日本中で大人気のアイスクリームだ・・・。マヤ「あ!私、スイカバーにします!!」リツコ「ありがとう、イスラフェル。でも、こんな大量のアイスクリームを用意できたの?」リツコがイスラフェル姉からパピコを受け取りながら訪ねた。イスラフェル姉「サキエルからのお願いで、極秘でアイスクリームを買い込んでいたんですよ。」リツコ「サキエルが!?」イスラフェル姉「停電になる直前に、急いでアイスクリームをクーラーボックスに移して、氷も一緒に入れたんです。」マヤ「じゃ、サキエルくんは停電が起きるのを知っていたの!?」イスラフェル姉「そのようですね。」リツコ「(サキエル達は使徒が来る日時が分かっている。碇司令は、補完計画の為のダミーシステムも廃棄する予定だと言っていた。一体、何をしようとしているの!?サキエルに会って話をする必要があるわ!それに、アダムのことも!!。)」マヤ「先輩?先輩??」リツコ「え!?何!?マヤ??」マヤ「暗い顔をしていましたけど、大丈夫ですか?」リツコ「大丈夫よ、マヤ・・・。」発令所の最上部では、シャムシエルがゲンドウと冬月にアイスクリームを渡していた。シャムシエル「ゲンドウさん。冬月先生。どうぞ・・・冷たいうちに召し上がって下さい。」ゲンドウ「ああ、すまない・・・。」冬月「ありがとう。シャムシエルくん。」ゲンドウと冬月には、カップのバニラアイスをスプーンと一緒に渡した。さっそく、スプーンを片手にバニラアイスを食べ始めた。冬月「ふむ、美味いな・・・。」ゲンドウ「ああ、懐かしい味だ・・・。」第三新東京市ウィ~~・・・ドスン!!ウィ~~・・・ドスン!!ウィ~~・・・ドスン!!!黒い長い4つの脚を持ち、大きな眼がある胴体が特徴のアメンボのような使徒。〔雨〕を司る第九使徒「マトリエル」が街の真ん中に向かって進んでいく・・・。 117 : 三毛猫 : 2015/04/21(火) 22:42:35 第三新東京市〈〈当管区内における特別非常事態宣言の発令に伴い、緊急車両が通ります・・・って、行き止まりですよ?〉〉使徒接近に気づいた日向は偶然、通りかかった選挙カーに乗り込みネルフ本部に急いでいた。日向「いいから突っ込め!なんせ、非常事態だからな!!」運転手「了解!!」日向の言葉に怯えるウグイス嬢と、なぜかハイテンションになる運転手。バキャ!!!〈〈イャアアアアアア~~~~!!!!〉〉ネルフ本部へのゲートをぶち破り、ウグイス嬢の悲鳴を響かせながら選挙カーはネルフ本部へ全速力で走って行った。ネルフ本部・発令所ネルフ本部の発令所では、サキエルがシンジ達にミサトとリツコが話をししている間に今の状況を話していた。シンジ「ネルフの3系統の電源が一度に落ちるなんて・・・・。」レイ「誰かが故意に落としたということ。」アスカ「誰よ!!そんなことしたの!!アタシが使徒を倒さないと!人類が滅亡するって分かってんの!!!?」シンジ「一体、誰が・・・。」サキエル「ネルフを恨んだりしてる組織の仕業だろ♪お金とか名誉を傷つけられたとか逆ギレしてさ♪♪」アスカ「はん!バッカじゃないの!?ネルフのエヴァがあるから、使徒を倒せるんじゃない!!!」サキエル「アスカが正論♪」アスカ「ふん!あったり前でしょ!」 ネルフの発令所の最上部では、ゲンドウと冬月とシャムシエルが話をしていた時にラミエルが帰ってきた。冬月「本部初の被害が使徒ではなく、同じ人間とは・・・・やりきれんな。」ゲンドウ「所詮、人間の敵は人間だよ。」シャムシエル「あ!ラミエル、お帰りなさい。侵入者の排除、お疲れ様でした。」ラミエル「おう、侵入者を気絶させて来たぜ!ザコだぜ!ザコ!」ゲンドウ「どんな格好だったのだ?」ラミエル「黒い迷彩服、5人だったぜ?」ゲンドウ「そうか・・・・。」冬月「老人達が妨害を?シャムシエルくん、どう思うかね??」シャムシエル「ゼーレとは限りません。他にもネルフに敵意を持つ組織はありますから。」冬月「なるほど、迷惑なものだな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・・・。」シャムシエル「あら?日向さんが帰ってきたようです。」冬月「何?」その時、発令所に選挙カーが進入してきた。キキキィィィ~~~!!!!!!〈〈現在、使徒接近中!エヴァ発進要請ありと認む!!!〉〉スピーカーで日向の声が発令所に響いた。マヤ「大変!!」リツコ「サキエルが言った通り、使徒が来ているようね。」ミサト「ええ・・・・・。」リツコ「今回の使徒は、〔雨〕を司る使徒・・・・マトリエル。」イスラフェル姉「今回の使徒は、一番弱い使徒なので良かったです。」イスラフェル妹「はい。」マヤ「一番弱い使徒??」イスラフェル姉「はい、呆気ないです。」加持「確かに、この状況で来る使徒が弱い使徒なら・・確かにラッキーだな。」ミサト「そうね・・・・。」発令所の最上部では、ゲンドウが席を立った。ゲンドウ「冬月、後を頼む。」冬月「碇・・・。」ゲンドウ「私は、シンジ達の為にエヴァの発進準備を進める。」冬月「まさか、手動でか?」ゲンドウ「緊急用のディーゼルがある。」シャムシエル「私も行きます。」ラミエル「おっしゃ、任せろ!!」ゲンドウとシャムシエル・ラミエルは、ケイジヘ降りていった・・・・。冬月「ふむ、パイロットも到着しているし、後は準備だけか・・・・心配ないな。」 118 : 三毛猫 : 2015/04/22(水) 18:01:00 見てくれている人、いるでしょうか?ちょっと淋しいです。<+))))><< 119 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/04/23(木) 23:44:59 マトリエルは最弱だからなぁ... 120 : 三毛猫 : 2015/04/25(土) 16:07:14 シンジ達は、エヴァ3機に乗り込むと拘束具を破壊し出撃する。もちろん、サキエルとシャムシエルはエヴァに同化している。ネルフ本部・発令所青葉「目標は直上にて停止の模様・・・。」ミサト「作業急いで!」マヤ「サキエルとシャムシエル、初号機と零号機に同化。弐号機、非常用バッテリー搭載完了。」 ミサト「発進!!」エヴァ3機は発進するが、電気が使えないので自力で動かなくてはならない。ダクト内で匍匐前進をしながら出撃する。その様子を発令所の最上部でゲンドウと冬月とラミエルが見守っていた・・・。冬月「電気類が全て使えない今は、出撃も自力か・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・だが、今回の使徒は最弱の使徒だ。シンジ達ならとるに足らん相手だ。何も心配はいらん・・・。」ラミエル「楽勝だぜ!」弐号機・エントリープラグアスカ「もう~~・・・カッコ悪い。」今回の情けない姿の出撃にアスカはうんざりしていた。零号機・エントリープラグレイ「縦穴に出るわ。」零号機が縦穴に出る為のハッチを壊した時、初号機と同化しているサキエルがレイに無線で注意してきた。サキエル『レイ、待った!』レイ「!・・・・何??」零号機が動きを止めると、弐号機のアスカが無線の先で怒っていた。アスカ『ちょっと、止まんないでよ!!』サキエル『上にマトリエルがいるぜ♪』シャムシエル「ええ、いますね。」シャムシエルがサキエルの言葉に同意した直後、ダクトの出口で止まっている零号機の目の前に液体が落ちてきた。レイ「!!?」アスカ『何!!?』シンジ『液体!!?』サキエル『溶解液だよ♪』シンジ『溶解液!?』シャムシエル「エヴァの装甲ですら、溶けますよ。」レイ「目標は、協力な溶解液で直接本部へ進入を図るつもりね。」シャムシエル「時間かかりますよね~、溶かしていきながら進入なんて・・・・。」シンジ『どうやって倒す?やっぱり、僕とサキエルがマトリエルを―。』アスカ『アタシがやるわ!!』シンジ『アスカ!?』アスカ『アタシに作戦があるわ!』シンジ『??』レイ「??・・・・・・。」シャムシエル「何でしょう??」第三新東京市・ネルフ本部直上第三新東京市のネルフ本部の直上では、マトリエルが胴体の下から、ネルフ本部に通じる縦穴に溶解液の涙を流し続けている。マトリエル「・・・・・・・・・・・・。」だらだら~~・・・ジュ~~~~!!!・・・・・・だらだら~~・・・ジュ~~~!!! 121 : ワッフル@来れたら来る : 2015/04/25(土) 16:50:43 期待 122 : 三毛猫 : 2015/04/29(水) 12:43:55 ネルフ本部に通じる縦穴の中では、シンジ達と〔雨〕を司る第九使徒のマトリエルとの戦いが始まっていた・・・。ネルフ本部・縦穴 弐号機・エントリープラグアスカ「ここに留まる機体がディフェンス、ATフィールドで奴の溶解液からオフェンスを守る。オフェンスは、ディフェンスが溶解液を防いでいる間にダクトから身を乗り出し、目標を撃破。・・・どう?この作戦は?」シンジ『僕がディフェンスをやるよ!』サキエル『ああ、良さそうだ。』レイ『私は?』アスカ「アンタは、ダクトで待機よ。念のために。」レイ『分かったわ・・・・。』シンジ『レイ、大丈夫だよ。すぐに終わるから心配しないで。』レイ『ええ、分かったわ。お兄ちゃん。』シャムシエル『マトリエルが相手なら、大丈夫ですね。』アスカ「行くわよ!」アスカの掛け声と共に、初号機と弐号機がダクトから縦穴に出て、初号機は縦穴に手足を突っ張って守りに入った。初号機・エントリープラグシンジ「サキエル、今だ!」サキエル「任せろ♪」ガキィィーーン!!!サキエルがATフィールドの形を変えて、斜めの三角形でマトリエルの溶解液が弐号機に当たらないように防ぐ、弐号機はダクトから身を乗り出し、縦穴の真上にライフルを構えた。弐号機・エントリープラグアスカ「シンジ、避けて!」シンジ『!』初号機が壁へ避けると、アスカが引き金を引いて、パレットライフルを発射する。アスカ「おりゃ~~!!!」ダダダダダダダダダダダダ!!!!フルオートで発射された弾丸は縦穴の真上にいるマトリエルの胴体を貫いた。初号機は、アスカの合図で縦穴の壁に両手で火花を散らしながら縦穴の底へ落ちていった。レイ『お兄ちゃん!!』第三新東京市・ネルフ本部直上マトリエル「!!!?」ズズズズゥゥゥゥ~~ン!!!!!大地に響く音と共に、〔雨〕を司る第九使徒のマトリエルは殲滅された。ネルフ本部・縦穴弐号機・エントリープラグアスカ「やった!!」レイ『お兄ちゃん、大丈夫!?』シンジ『大丈夫だよ。』サキエル『底まで落ちたけどな・・・。』レイ『良かった・・・。』シャムシエル『次は、サハクィエル・・・。』第三新東京市シンジ達は、エヴァの回収作業が終わるのを待っていた。シンジ「星が綺麗・・・。」サキエル「人工の光がなければ、星が綺麗に見えるとはね~♪」アスカ「でも、明かりがないと人が住んでる感じがしないわ。」アスカの言葉と共に、街に光が戻っていく。アスカ「ほら、こっちの方が落ち着くもの。」レイ「人は闇を恐れ、火を使い、闇を削って生きてきたわ。」アスカ「哲学~~~♪♪♪」アスカがレイの言葉を茶化す。サキエル「確かに・・・。」シャムシエル「人は昔から火を使い分けて生きてきました。私は、星の光も街の光も両方好きです。」エヴァの回収作業が終わるまで、シンジ達は楽しく談笑していた。ネルフ本部・司令執務室冬月「シンジくんとアスカくんのおかげで、使徒は倒せたな・・・。」ゲンドウ「ああ、次の使徒は南極に行っている最中に現れるそうだ。」冬月「そうか、大変だな・・・・。」ラミエル「心配ねぇよ、サキエル達がいるしサハクィエルがどんな能力を使うかも分かってるんだ。」ガギエル「そうそう、細かいこと気にしすぎるとロックに生きられないよ?」パシャ!チャプ!チャプ!大きな移動式の水槽から身を乗り出しながら、ガギエルがこれからについて話す。ガギエル「サハクィエルを無事に倒したら、アダム様にコンタクトした方がいいね。アダム様に碇ユイとキョウコ博士の―。」プルルルル!!プルルルル!!ガギエルが話している最中にゲンドウの机の上の電話が鳴った!ガチャ!!ゲンドウ「私だ・・・・何?・・・・・・分かった・・・・・・・・そうしてくれ。」ガチャン!冬月「誰だ?」ゲンドウ「赤木博士からだ。ネルフ本部近くに三輪車でやって来た幼い子供を保護したそうだ。」冬月「子供?」ゲンドウ「子供は、サンダルフォンと名乗ったそうだ。」冬月「何!!!?」ラミエル「は!?」ガギエル「おや、サンダルフォンかい。今ごろ来たのかい。」 123 : 三毛猫 : 2015/04/29(水) 20:49:10 視聴回数が1900回を突破!目指せ、2000回!!! 124 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/04/30(木) 23:04:40 爆弾の方?それとも槍? 125 : 三毛猫 : 2015/05/01(金) 18:10:57 ネルフ本部・リツコの部屋リツコの部屋では、リツコが保護した幼い男の子と話していた。リツコ「おいしい?」???????「うん、おいしい♪」リツコ「(かわいいわね・・・・・。)」子供はリツコに出されたお菓子をパクパクと食べている。子供の格好は、赤色の古代生物のアノマロカリスの着ぐるみを着た可愛らしい姿である。この子供こそ、保護された〔胎児〕を司る第八使徒のサンダルフォンである。第八使徒・〔胎児〕を司る使徒「サンダルフォン」性格:甘えん坊・寝坊助能力:マグマの中で泳ぐサンダルフォン「それも食べていい?」リツコ「え、ええ。どうぞ。」サンダルフォン「わ~い♪」リツコ「(かわいい・・・・・・。)」なぜ、サンダルフォンがここにいるのかと言うと、浅間山の火口のマグマの中でアスカの乗る弐号機に殲滅された後、マグマの中でシャムシエル達と同じように人間の姿になり、マグマの中を泳いで浮上した後、火口付近に誰かいないか探して、近くにある浅間山の火口の研究所のトラックの荷台に積まれる段ボールの箱の中に忍び込み、山を下りて町から町へ移動し、無事に第三新東京市に着いたのはいいが、どうすればいいのか分からずに捨てられていた三輪車に乗ってあっちこっちしている内に、偶然にもネルフ本部行きのトラックを見つけ、気づかれないようにカバーが掛けられた荷台の中に忍び込み、ネルフ本部にやっと辿り着いた所を、たまたまトラックの積み荷の確認に来ていたリツコとマヤに発見され、保護されたのだ。まさに、大冒険だ。サンダルフォン「ふぁ~、眠くなっちゃった。お休み、リツコお姉ちゃん・・・・・・・。」リツコ「お姉ちゃん!?」サンダルフォン「Zzzz・・・・・・。」リツコ「(・・・・・かわいい、癒されるわ。)」その後、サンダルフォンの可愛さはマヤを始めとするネルフ本部の全女性職員の心を鷲掴みにし、女性職員が交代でサンダルフォンを抱っこしたり、お菓子をあげたりとまさにネルフの癒しキャラクターになっていた。ある時、サンダルフォンは、リツコに対し「お母さんって呼んでいい?」と小首を傾げて聞いたところ、その可愛さにノックアウトされたリツコが顔を真っ赤にして気絶して倒れ、医務室に搬送されマヤが半泣き状態だったそうだ。ネルフ本部・司令執務室冬月「碇、サンダルフォンをネルフの公式キャラにして欲しいと女性職員から要望が来ているぞ。どうする?」ゲンドウ「今は無理だ。ゼーレの老人共がうるさくなる。」冬月「確かにな・・・・・。」サキエル「くじ引きで当たった人が1日サンダルフォンの世話をするってすればいいと思うよ。冬月先生。」冬月「なるほど、どうする?碇?」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・・。」シャムシエル「可愛いは正義って本当だったんですね。」ラミエル「俺は強い女こそ、カッコイイと思うぜ!」ガギエル「それにしても、あの人気は凄いね。」移動式の水槽から身を乗り出しながら、ガギエルが呆れたようにため息をついていた。マヤの部屋マヤの部屋では、今日だけマヤに世話されることになったサンダルフォンがプリンを食べていた。サンダルフォン「プリンおいしい~♪」マヤ「(かわいい!!凄くかわいい!!写真撮っちゃお!この子と一緒にいるだけで癒される~~!!)」 126 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/05/01(金) 21:52:46 サンダルフォンください 127 : 三毛猫 : 2015/05/04(月) 19:49:26 視聴回数が2000回数を突破!凄すぎです。 128 : 三毛猫 : 2015/05/05(火) 17:31:32 第36話 「サハクィエル、落下」ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「えっと、あの・・・・・?」シンジは、突然の訪問者に驚き慌てていた。アスカ「アンタ、何か知ってるんでしょ?ママのこと・・・・。」シンジ「アスカのお母さん?」アスカ「惚けないで!アンタ、知ってるって言ったじゃない!エヴァの秘密のこと!」シンジ「あ、あ、う、うん・・・・。」アスカ「じゃ、教えなさい!!」シンジ「じゃ~、ついて来て。」シンジは、アスカを連れてとある部屋の前に来た。 アスカ「何よ?この部屋??」シンジ「サキエル達が住んでる部屋だよ。」アスカ「アイツがこの部屋に!?」コン! コン!ドアをノックすると、ドアが開けられラミエルが顔を出した。ラミエル「お!シンジじゃねぇか?何しに来たんだ!?」シンジ「サキエルいる??」ラミエル「いるぜ!入りな!」シンジ「うん、入って。」 アスカ「・・・・・・・。」シンジとアスカは、部屋の中に入るとサキエル達がパソコンや漫画を見ていた。サキエル「よ♪シンジ~~♪♪」シャムシエル「いらっしゃいませ。」イスラフェル姉「このケーキ、美味しい。」イスラフェル妹「はい、姉さん。」ラミエル「この天龍とかいうキャラクター、俺に似てるな。」シンジ「お邪魔するよ、あれ?ガギエルとサンダルフォンは?」サキエル「ガギエルは、ジオフロントの湖で泳いでる。サンダルフォンはリツコっちが世話してる。」シンジ「そう、大変だね。あのさ、サキエル・・・・・ちょっと、話があるんだ。」サキエル「アスカが真実を知りたがってるんだろ?」シンジ「う、うん・・・・・。」アスカ「アタシは、知りたいの!ママのこと、エヴァの秘密全部!!」サキエル「ふむ、そろそろ本格的に始めるか・・・・・創造神復活計画を。」シャムシエル「いよいよですね。」ラミエル「っしゃ!!」イスラフェル姉妹「アダム様にコンタクトをする時が!!」サキエル「アスカ、君は知る権利があるから教えてあげよう。」アスカ「い、いいわよ!全部教えて!!」サキエル「覚悟して聞けよ?」アスカ「はん!今更何を聞いても驚かないわよ!」サキエル「じゃ、話すぞ。先ず、サードインパクトのことだ。あれは人為的に起こされた。」アスカ「に、人間がやったってぇの!!?」サキエル「そうだ。全てはサードインパクトから始まった・・・。」サキエルは、アスカにサードインパクトの真実やエヴァの秘密・ゼーレ・創造神アダム・キョウコ博士の実験と今のキョウコ博士の状態を一から丁寧に話始めた・・・・・。 129 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/05/07(木) 23:50:43 期待 130 : 三毛猫 : 2015/05/13(水) 21:00:48 ネルフ本部・シンジの部屋シンジの部屋では、サキエルがアスカにエヴァと母親についての全ての真実を話終えていた。アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」アスカは一言も話さず、細かく震えている。シンジ「アスカ、サキエルの言ったことに嘘はないよ・・・。」アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・シンジ・・・本当にママはあそこにいるの?」シンジ「うん、僕の母さんも初号機のコアの中にいるんだ。」アスカ「・・・・・・・。」シンジ「サキエルと父さんが教えてくれた。」サキエル「教えたぜ♪」シャムシエル「シンジさんは、嘘は言っていませんよ。」ラミエル「俺は最近知ったけどな!」イスラフェル姉「真実は大きく、驚愕するものです。」イスラフェル妹「ビックリ♪♪」アスカ「ママ・・・・・・・・・・・・・あそこにいたんだ・・・・・ずっと、傍にいてくれたんだ・・・・・うっ・・・ママ・・・・・・・・・ママ・・・・・・・。」アスカは両目から涙を溢れさせながらうずくまってしまった。シンジ「アスカ・・・・・。」アスカ「アタシ、ママに・・・・・・・・・会いたい・・・・・・。」シンジ「それなら、エヴァに乗っている時にお母さんを強く思うんだよ。そうすれば、コアの中にいるお母さんと会えるみたい・・・僕はまだ試してないんだけど。」アスカ「アンタ、自分のママに会いたくないの?」ようやく、涙が流れるのが収まり始めたアスカがシンジに怪訝な顔で聞いた。シンジ「ううん、そうじゃないんだ。ただ、サキエル達が母さんをコアから出してくれるから、それまで待つつもりなんだ・・・。」アスカ「あ、そう!じゃ、アタシは先にママに会うわ!!」すっかり泣き止んだアスカが両腕を腰に当てて、胸を張って答えた。シンジ「うん、僕もアスカのお母さんをサキエル達と一緒に必ずコアから出してあげるから。」サキエル「ああ、バッチリよ♪」アスカ「シンジ・・・・・。」シンジ「何?」アスカ「・・・・・ありがとう。」シンジ「うん。」シャムシエル「そろそろ、次の使徒が来ますね。」サキエル「ああ、サハクィエルだ。」 131 : Ⅸ : 2015/05/13(水) 21:30:41 期待なのだー 132 : 三毛猫 : 2015/05/13(水) 21:47:11 Ⅸ さん。コメントありがとうございます。 133 : 三毛猫 : 2015/05/16(土) 13:37:51 視聴数が2200回を突破!この調子で頑張りましょう。 134 : 囮爲ん : 2015/05/17(日) 10:41:17 このままだとゼルエルまで人の姿になるのかな?期待です。 135 : 三毛猫 : 2015/05/17(日) 15:07:29 ネルフ本部の発令所は慌ただしく動いていた。前の世界の通り、ゲンドウと冬月が北極に行っている間に宇宙空間にサハクィエルが現れたのだ。ネルフ本部・発令所青葉「最大望遠でメインモニターに回します!」メインモニターに宇宙空間に〔空〕を司る巨大な使徒サハクィエルが衛星に囲まれていた。ネルフ職員達「おぉ!!・デカイ!・すげー!・大きい!」日向「こりゃ、凄い!!」ミサト「常識を疑うわね・・・。」青葉「目標と接触します。」衛星がサハクィエルの体をスキャンするために移動し、衛星がサハクィエルを調査しようとした時、衛星が破壊されモニターにサンドストームになった。ミサト「ATフィールド!?」リツコ「新しい使い方ね。」その時、発令所に発令所にシンジ達とサキエルが入って来た。サキエル「よぉ♪ミサトっち。」シンジ「ミサトさん!」アスカ「ミサト!!使徒が来たんでしょ!?」レイ「・・・・・・。」ミサト「シンジくん!アスカ!レイ!サキエル!」リツコ「あなた達、どうしてここに?」シンジ「サキエル達がサハクィエルが来たって、大騒ぎしだしたので来たんです。」アスカ「ミサト、使徒が来たんでしょ!!?」ミサト「あれよ・・・。」ミサトが指差す先に宇宙空間にいるサハクィエルの姿があった。アスカ「な、何よ!!あれ!!!?」シンジ「あれが今回の使徒ですか!?」レイ「大きい。」サキエル「サハクィエル・・・。」ミサト「使徒に、サハクィエルに動きはないわ・・・今はずっと宇宙空間に浮かんでいるだけ。」リツコ「今回の使徒は〔空〕を司る使徒・・・サキエル、相手の能力を知りたいのだけれど。」サキエル「サハクィエルは体その物が巨大な爆弾だ。」リツコ「爆弾?」サキエル「ATフィールドを使って、爆撃してくるんだ。」シャムシエル「しかも、体ごと落ちて来ます。」アスカ「体ごとって・・・。」リツコ「富士五湖が1つになるか、富士五湖が東京湾に繋がるかもしれないわね・・・本部ごとね。」マヤ「まさに、使徒その物が超巨大な爆弾ですね。」数時間後、サハクィエルが自分の体を切り離して地上を爆撃し始めた。ミサト「サキエルの言った通りね、青葉くん、司令は?」青葉「使徒の放つ強力なジャミングの為、連絡不能です。」ミサト「日向くん、サハクィエルの到着予定時刻は?」日向「今までの経緯からすると、本日の11:00です。」ミサト「マギの判断は?」マヤ「全会一致で撤退を推奨しています。」リツコ「どうするの?」ミサト「日本政府各省に通達。07:00をもってネルフ権限におけるD‐17、半径50キロ以内の住民は避難。」日向「ここを放棄するんですか?」ミサト「いえ、みんなで危ない橋を渡ることはないわ。」リツコ「本当にやるの?」ミサト「ええ、そうよ。」リツコ「あなたの勝手な判断でエヴァを3機とも捨てる気?勝算は0.000001%・・・万に一つもないのよ。」ミサト「0ではないわ・・・エヴァに賭けるだけよ。」リツコ「葛城三佐!!」ミサト「現責任者は私です。やる事はやっときたいの・・・使徒殲滅が私の仕事です。」リツコ「仕事?笑わせるわね、自分の為でしょ?あなたの―。」その時、横からサキエル達がミサトとリツコの話に入ってきた。サキエル「それは困る。」シャムシエル「リツコさんの意見に賛成です。」ラミエル「勝手なことやってんじゃねーよ!」イスラフェル姉「困りますね。」イスラフェル妹「反対~!」リツコ「サキエル!あなた達。」ミサト「!!!」サキエル「そんな事をされる訳にはいかないね、シンジ達が可哀想じゃないか。」シャムシエル「はい。」サキエル「それに、サハクィエルの倒し方は楽にできるさ。」リツコ「どういうこと?」サキエルがリツコの耳元に小声で答えた。サキエル「長老の、アダム様のご意志だ。」リツコ「!!!!?」シャムシエル「サハクィエルの落下地点も分かっています。」シャムシエルもサキエルと同じようにリツコの耳元に小声で話した。リツコ「そ、そ、そう・・・・後で詳しく教えて。」シャムシエル「はい。」ミサト「リツコ、どうしたの?」リツコ「私、サンダルフォンの世話をしなくちゃいけないから、一旦部屋に戻るわ。」ミサト「ちょ、リツコ!!?」サキエル「サハクィエルが来るまで、ゆっくり待とう♪」シャムシエル「はい。」ラミエル「腹が減ったな~。」イスラフェル姉「お菓子、食べます?」イスラフェル妹「お菓子~♪♪」ミサト「・・・・・・・・。」 136 : 三毛猫 : 2015/05/19(火) 18:31:21 ネルフ本部のリツコの部屋では、サキエルとシャムシエルがリツコと話していた。ネルフ本部・リツコの部屋リツコ「さて、サキエル。教えて貰おうかしら?」サキエル「何を?」リツコ「惚けないで、あなた達は司令と一緒にアダムをどうするの?」サキエル「その質問に答える条件に自分の質問に答えてくれ、リツコっち。」リツコ「何かしら?」サキエル「あんたは、まだ碇ユイを憎んでる?」リツコ「!!!?・・・・・急に何を!?」サキエル「必要な質問なんだ。」リツコ「・・・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「沈黙は肯定と見るぜ?」リツコ「好きに捉えても構わないわ・・・。」サキエル「自分達はゲンドウと一緒にある計画を進めている。」リツコ「計画?」シャムシエル「詳しく知りたいなら、自分自身の碇ユイへの怒りや憎しみ・嫉妬の心に踏ん切りに決着をつけて下さい。」リツコ「・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「どうする?」リツコ「考えておくわ・・・・・。」サキエル「分かった。」シャムシエル「私達は、シンジさん達の所に戻ります。」ドア:パシュ!リツコ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」二人が部屋から出ていくと、椅子に座ったまま、思考に沈んだリツコが一人残されていた。 137 : あしゃはりゃ : 2015/05/19(火) 18:34:05 期待! 138 : 三毛猫 : 2015/05/21(木) 20:36:21 第三新東京市アスカ「ええぇぇぇぇ~~~!!!!!!手で受け止めるぅぅ~~~!!!!!?」3機のエヴァの発進準備が進められている場にアスカの絶叫が周りに響いた。ミサト「そう、落下予想地点にエヴァを配置、ATフィールド最大であなた達が直接サハクィエルを受け止めるのよ。」アスカ「使徒が大きくコースを大きく外れたら?」ミサト「その時はアウト。」アスカ「機体が衝撃に耐えられなかったら?」ミサト「その時もアウトね。」レイ「勝算は?・・・・・。」ミサト「神のみぞ知る・・・っと言った所かしら?」アスカ「これで成功したら奇跡ね。」サキエル「同感♪」シャムシエル「確かに。」ラミエル「適当だな・・・。」ミサト「作戦の説明を続けます。」ミサトがキーボードを操作すると、ノートパソコン型のモニターに第三新東京市の地図が写し出された。中心部が赤く色づけされている。シンジ「これは?」ミサト「この円の範囲内にサハクィエルは、間違いなく落ちてくるわ。」赤く色づけされた円は街のほとんどを覆っている。サハクィエルの落下威力がどれだけ凄まじいかを物語る。次に、モニターに3つの点とそれを囲む大きな円が重なった。ミサト「この3箇所にエヴァを配置し、待ち構えます。」レイ「この作戦の根拠は?」ミサト「女の勘よ。」アスカ「何てアバウト!」サキエル「ミサトっち、初号機の配置はここにしてくれ。」ミサト「何故かしら?」サキエル「使徒の勘さ。シンジ、アスカ、レイ。サハクィエルを倒したら、好きな物を何でもおごるぜ♪♪」アスカ「ハンバーグ!!」レイ「私、お肉・・・・ダメ。」シンジ「ちょっとずつ慣れていけばいいよ。僕も手伝うから。」レイ「ありがとう・・お兄ちゃん。」ミサト「ちょっと、私がおごろうっと思ったのに。」サキエル「どうせ、財布の中はあまり入ってないんだろ?」ミサト「ぐっ・・・・・。」サキエルに図星を突かれ、反論できないミサトだった・・・。セントラルドグマ創造神の間アダム「・・・・サハクィエル・・・・・・・ガキタ・・・・イヨイヨダ・・・ワレハ、ニクタイヲテニイレ・・・・・・・・・・・・・・フッカツスル・・・・・アト・・・・・・・・スコシダ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アヤナミ・・レイ・・・・・・・リリス。」激しく目玉を動かしながら、アダムが歓喜していた・・・。 139 : 三毛猫 : 2015/05/23(土) 16:56:36 住人達が避難し、無人となった第三新東京市はとても静かな美しいゴーストタウンになっていた。そして、サハクィエルを迎え撃ち、落下を阻止する戦いをこの街で繰り広げる時が一刻一刻と近づいている。3機のエヴァはそれぞれの配置で待機している。初号機・エントリープラグシンジ「母さんがこの中にいる・・・・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「安心しな、必ず会えるさ。」零号機・エントリープラグレイ「・・・・・・・・・・。」シャムシエル「そろそろですね。」レイ「ええ・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「ママ・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所日向「シンジ君、落ち着いてますね。」リツコ「そうね。サキエルがいるからじゃないかしら?」マヤ「最近のアスカはシンクロ率90%を越えてますが、レイちゃんと同じように少し緊張してるみたいですね。」マヤの言葉にリツコが頷いた。ミサト「シンジくんは、サキエルが一緒なら怖い物なしね。」リツコ「そうね・・・。」青葉「子供たちに命賭けさせてばかりいる。俺達って無力っすね。」青葉の言葉が発令所に重く響く。ミサト「大丈夫よ、あの子達はエヴァの中にいる。それに、サキエル達がいるわ。」その時、ミサトの背後のドアが開いてイスラフェル姉とラミエルが入ってきた。イスラフェル姉「ええ、心配はありません。」ミサト「あなた、妹さんの方はどうしたの?」イスラフェル姉「リツコさんの部屋でサンダルフォンの世話をしてます。」ミサト「そう。」イスラフェル姉「ガギエルは、相変わらず湖で泳いでいます。」ミサト「私も泳ごうかしら?」リツコ「あそこ、深いわよ?」ラミエル「ガギエルと一緒に泳いだらスッキリするぜ。」ミサト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱ、やめておくわ。」ビィィーー!!!ビィィーー!!!!その時、発令所に警報が鳴り響く、サハクィエルが高高度に現れたのだ!青葉「使徒出現!!!!」ミサト「おいでなすったわね・・・。」リツコ「!・・・・・・・。」ラミエル「来やがったな!」第三新東京市・上空第三新東京市に向けて、高高度から黄色の巨大のサハクィエルが体の真ん中にある目で、どんどんと近づいている地上を見ていた。サハクィエル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 140 : 三毛猫 : 2015/05/28(木) 13:28:46 ネルフ本部・発令所ミサト「エヴァ全機、スタート位置。」 ミサトの指示で各場所に待機中のエヴァ3機が陸上の短距離走のスタートのように両腕を地面について前かがみになり、作戦開始に備えた。初号機・エントリープラグ無線の先からミサトがシンジ達に望みを託していた。ミサト『二次的データがあてにならない以上、以降は現場各自の判断を優先します。エヴァとあなた達に全てを賭けるわ。』青葉『目標接近、距離およそ2万!』サキエル「行くぜ、シンジ。」シンジはサキエルの言葉に強く頷いた。ネルフ本部・発令所ミサト「では、作戦開始。」エヴァ3機がスタートに備える。ミサト「発進!・・・・・。」ミサトの指示と同時に3機のエヴァがトラックや車を衝撃でひっくり返し、足跡で大地に大きな穴を作り、街の建物を破壊しながら走っていく。ドドドドドドドドドドドドドドドド~~~!!!!!!第三新東京市の上空から落下中のサハクィエルに変化が起きた!前の世界とは違って突然落下コースを変え始めたのだ!!ネルフ本部・発令所青葉「目標のATフィールドが変化、軌道が変わります!」ミサト「くっ!」青葉「落下予想地点、修正205!」日向「目標、さらに増速!!」弐号機・エントリープラグアスカ「何よ!!計算より早いじゃない!!ダメ!私じゃ間に合わない!!!」突然落下速度が速くなったサハクィエルにアスカが叫んだ。初号機・エントリープラグシンジ「こっちで何とかする!サキエル!!」サキエル「任せろ!!」サキエルの言葉と同時に初号機のシンクロ率が300%に上昇した!ネルフ本部・発令所マヤ「先輩!シンジくんのシンクロ率が!!」リツコ「300%!!?」ミサト「え!!?」ラミエル「サキエルが本気出したな!」イスラフェル姉「ええ・・・・・・・。」初号機・エントリープラグシンジ「くっうあぁぁぁぁぁ~~~~!!!!」サキエル「突っ走れシンジ!!」全速力で第三新東京市を疾走する初号機は音速を超えてソニックブームを出しながら、衝撃波で建物や車を吹き飛ばしていく!ネルフ本部・発令所リツコ「ソニックブーム・・超音速を超えて走ってるの!?」青葉「目標、距離1万2000!!」ミサト「・・・・・・・・・・・。」落下するサハクィエルに間に合った初号機は、道路や建物に木々を足で削りながらサハクィエルの真下で止まった!初号機・エントリープラグシンジ「ATフィールド!全開!!!!」サキエル「来いや~~!!!!」ATフィールドで家々や建物が消し飛び、初号機は落下するサハクィエルを両腕で受け止める!!ドォォォォォォン!!!!!ガキキキィィィィィ~~~~~~ン!!!!!サハクィエル「!!・・・・・・・・・・・。」 141 : 三毛猫 : 2015/05/29(金) 13:30:16 初号機・エントリープラグシンジ「ぐぅ~~~~!!!!」サキエル「耐えろ~シンジ!!」サハクィエルを受け止めた初号機は、必死にサハクィエルの重力に耐えていた。サハクィエル「・・・・・・・・。」サハクィエルを受け止めて耐えている初号機がいる丘の上に弐号機と零号機が走ってきた!!弐号機・エントリープラグアスカ「シンジ~~~!!!」零号機・エントリープラグレイ「お兄ちゃん!」シャムシエル「アスカさん!サハクィエルのコアを!!」弐号機・エントリープラグアスカ「分かってる!!どりゃあああああ~~~!!!!」弐号機がプログナイフを構えて、サハクィエルの巨大な眼玉にナイフを突き刺した!カキィィィン!!!しかし、ナイフがサハクィエルのATフィールドに防がれる!弐号機・エントリープラグアスカ「外した!?往生際が悪いわね!!」零号機・エントリープラグシャムシエル「私も本気を出します!」レイ「ええ!お願い!!」レイの返事を聞いたシャムシエルが本気の力を出し、シンクロ率が300%になり、サハクィエルのATフィールドを引き裂いた!!弐号機・エントリープラグアスカ「レイ!!」零号機・エントリープラグレイ「くっ!・・・・・・早く!」シャムシエル「(キツイですね・・・。)」初号機・エントリープラグシンジ「アスカ!早く!!」サキエル「アスカ、トドメは任せたぜ!」弐号機・エントリープラグアスカ「うおりゃあああああ!!!!」ドスッ!!!!サハクィエル「!!!!!!」ズゥゥゥゥン!!!ドオオオオ~~~~ン!!!!✝弐号機のプログナイフに眼にあるコアを貫かれたサハクィエルは地面に墜落し、大爆発を起こして倒された。ネルフ本部・発令所青葉「電波システム回復、南極にいる碇指令から通信が入っています。」ミサト「お繋ぎして。」南極にいるゲンドウと通信がつながる。ミサト「申し訳ありません。私の独断でエヴァ3機を破損させてしまいました。責任はすべて私にあります。」通信からの返事をしてきたのは冬月だった。冬月『構わん。目標殲滅に対し、この程度の被害はむしろ幸運といえる。』ゲンドウ『ああ、よくやってくれた葛城三佐。』ミサト「ありがとうございます。」ゲンドウ『エヴァのパイロット達に繋いでくれ。』弐号機・エントリープラグゲンドウ『弐号機パイロット、よくやってくれた。感謝する。』アスカ「は、はい!!」零号機・エントリープラグゲンドウ『よくやったな、レイ。今日はゆっくり休みなさい。』レイ「はい、お父さん。」シャムシエル「大変でしたよ。」ゲンドウ『感謝する。シャムシエル。』初号機・エントリープラグゲンドウ『よくやったな、シンジ。』シンジ「ありがとう、父さん。」サキエル「手がイテ~・・・。」ゲンドウ『では、葛城三佐。後の処理は任せる。』ミサト『はい、エヴァ3機の回収急いで。』マヤ『搬入は初号機を優先。救急ケージへ。』シンジ「また、父さんに褒められた・・嬉しいな・・・。」サキエル「次はイロウルか・・・・。」 142 : 三毛猫 : 2015/05/29(金) 14:41:42 ※作者からの訂正青葉「電波システム回復。南極にいる碇司令から通信が入っています。」指令×→司令○漢字が違います。すみません。 143 : 三毛猫 : 2015/05/30(土) 20:40:14 視聴回数が2500回を突破!!まだまだ頑張ります。 144 : 三毛猫 : 2015/05/30(土) 22:27:13 第37話 「勝利の食事」ネルフ本部・サキエルの部屋サキエル「好きなだけ食べな~♪」サハクィエルに勝利したシンジ達は、サキエルの部屋で豪華な食事をしていた。料理の大半はシャムシエルやイスラフェル姉妹が料理の本などを見ながら作った物だ。レイ「おいしい・・・。」シンジ「美味しいよ!この唐揚げ。」アスカ「ま、まぁまぁね!」ラミエル「正直じゃねぇな~。」アスカ「うっさいわね!」イスラフェル姉「これで倒された使徒は10体。あと8体です。」アスカ「あと、8体使徒が来るの?」イスラフェル姉「はい。」シンジ「8体か・・・。」レイ「どうしたの?お兄ちゃん?」シンジ「いや、ようやく半分使徒を倒せたから、もう少しだなって。」アスカ「あんたバカァ!?まだ半分も残ってんのよ!?安心すんのはまだ先でしょ!!?」シンジ「そうだね、アスカ。これからだ・・・・・。」アスカ「ふんっ!で、次の使徒はどんな奴なの?」サキエル「次の第11使徒はシンジ達とは戦わないんだ。」アスカ「はぁ!?」シンジ「え!!?」レイ「?」シャムシエル「次に来る〔恐怖〕を司る第11使徒のイロウルは、赤木博士達が倒してくれますよ。」アスカ「リ、リツコが!!?」シンジ「リツコさんが!?」レイ「!」シャムシエル「イロウルはマイクロマシン、コンピューターウィルスのような使徒なんです。」アスカ「コンピューターウィルス!?そんな使徒がいるの!?」シンジ「名前は聞いているけど、能力は知らなかった。」サキエル「ハッキングが得意な使徒だぜ、スーパーコンピューターのMAGIでも苦戦する程のな・・・。」アスカ「アンタ、何でそんなこと知ってるのよ?」サキエル「それはまだ秘密さ。」アスカ「教えなさいよ!」サキエル「もう少し待っててくれ、時が来たら教えるよ。」アスカ「はいはい、分かったわよ。」ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間台の上に置かれたアダムは、前と変わらず眼を動かしている・・しかし、次の瞬間!アダムからオレンジ色と真っ白の眩しく神々しい光が放たれ、胎児のアダムが23㌢の大きさになった!アダム「あと、8体か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ネルフ本部・司令執務室司令執務室では、地下のセントラルドグマから今まで計測されてない程の強力なATフィールドの反応がMAGIに探知された事をリツコがゲンドウに報告していた。ゲンドウ「分かった。誤報だ・・・日本政府と委員会にはそう伝えろ。」リツコ『はい、分かりました。』ゲンドウはリツコにそう言うと受話器を置いた。ガチャン!冬月「どうした?」ゲンドウ「セントラルドグマにある創造神の部屋から今まで計測させれていない程の強力なATフィールド反応が探知されたそうだ。」冬月「何!!?まさか、アダムの復活が近いのか!!!?」ゲンドウ「恐らく・・・・・。」冬月「まだ使徒は8体も残っているというのに、今になって何故アダムが・・・。」ゲンドウ「アダムが今すぐ復活するという訳ではない。シナリオに問題はない・・・・。」冬月「うむ、しかし復活したアダムが我々に協力してくれるのかが一番の問題だな。」ゲンドウ「ああ・・・15年前、強引に眠りから目覚めさせ、神の力を手に入れようとした我々を快く思ってはいないだろう・・・。」冬月「うむ・・・・。」ゲンドウ「だが、我々にはこのシナリオしかない・・・。」冬月「確かに、補完計画に比べれば我々の方が良いな。シンジくん達とユイくんの為にもなるからな。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」ネルフ本部・発令所マヤ「何だったんですかね、先程のは・・・先輩?」 リツコ「(反応が探知された場所は、地下のセントラルドグマ・・・まさか、アダムに何かが起きたの!!?)」マヤ「先輩?」リツコ「マヤ、後の事とサンダルフォンの世話をお願い。ちょっと用事を思い出したわ。」マヤ「え、は、はい。」リツコは残っている仕事をマヤに任せ、発令所から出て、セントラルドグマへ向かって行った。 145 : 三毛猫 : 2015/05/31(日) 11:36:14 第38話 「白い紳士」ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間創造神の間では、サキエル達がアダムの異変を冬月から知らされ、大急ぎで駆けつけた。駆けつけた時、部屋にはリツコが先に来ていた。サキエル「長老がでっかくなってる・・・。」シャムシエル「アダム様。」ラミエル「復活が近いのか?」ラミエルが小声でイスラフェル姉に聞いた。イスラフェル姉「ええ、恐らく。」イスラフェル妹「近い~♪」リツコ「それで、説明してくれるかしら?」サキエル「何を?リツコっち。」リツコ「アダムが何故大きくなったのか・・説明して頂戴。」サキエル「前の条件、覚えてる?」リツコ「ユイさんのことなら、断ち切ったわ。」サキエル「もう、嫉妬してないのかい?」リツコ「ええ、私はあなた達がアダムと碇司令と一緒に何をしようとしているのかが一番興味あるもの。」サキエル「さすが科学者♪」リツコ「ふふ、ロジックじゃないのよ。」シャムシエル「これから話すことは、絶対に他言しないと約束できますか?」リツコ「ええ。」シャムシエル「我々は、残りの使徒を全て倒して仲間にし、我々と人間が共生できる未来を創造します。」リツコ「使徒と人間の共生・・・全ての使徒が倒されたら、ゼーレは必ず補完計画を実行しようとするでしょうけど、どうするの?」サキエル「阻止するに決まってるだろ?」シャムシエル「はい。」ラミエルやイスラフェル姉妹も頷く。リツコ「そう・・アダムが大きくなったのは何故?」サキエル「それは秘密♪」リツコ「あら、教えてくれないの?」サキエル「イェス。」リツコ「本当に?」サキエル「まだ、その時じゃない。」リツコ「そう、分かったわ。でも、その時が来たら教えて頂戴。」サキエル「分かった。」リツコは創造神の間から出て、発令所へ戻って行った。サキエル「自分達も帰るか♪」シャムシエル「そうですね。」サキエル達は、自分達の部屋や司令執務室へ帰って行った。アダム「・・・・・・・・・。」サキエル達が部屋から出た後、胎児の姿のアダムがオレンジ色と真っ白の神々しい光を放ち始めた・・しかし、微力な光の為にMAGIには探知されなかった・・・。第三新東京市・ミサトの家ミサト「アスカ、ビール取って~♪」アスカ「私、お風呂に入るから自分で取りなさいよ。ミサト!」ミサト「ケチ~~~。」アスカ「もう、私もシンジと同じように本部に部屋貰おうかしら!ミサトったら、家事はできないし!何よ、あのカレーは!どんな舌してんのよ!」アスカが服を脱ぎながらミサトの文句を言いながら、お風呂のドアを開けると・・詰め襟の白い学生服を着た美しい白い髪の少年が立っていた。白い紳士「・・・・・・・。」アスカ「え!?キャアアァァ~~~!!!!!エッチ!バカ!変態!信じらんない!!」近くにあった物を投げつけるが、オレンジ色の六角形の光に弾かれた。アスカ「アンタ、使徒!!?」ミサト「アスカ、どうしたの?」アスカ「ミサト、使徒よ!使徒!」ミサト「何ですって!!!?」ミサトが浴室に駆けつけると、裸のアスカを見ている白い髪の少年が立っていた。白い紳士「・・・・・。」ミサト「な!アスカ、下がって!!」ミサトは制服の近くに置いていたホルダーから銃を取り出し、少年に向けた!ミサト「アスカ、急いで本部に知らせて!!」アスカ「分かったわ!」アスカが電話を取りに行こうとしたが、金縛りになったように体が動かなくなる。アスカ「え、体が・・・・。」ミサト「アスカ!あんた、何したの!!?」白い紳士「葛城ミサト、父親と同じように道を焦らないように・・・。」ミサト「え!!?」白い紳士「惣流・アスカ・ラングレー、リリンの僕に乗る者・・・仕組まれた子供の一人。惣流・キョウコ・ツェッペリンの娘。」アスカ「ママのこと、知ってるの!?」白い紳士「ふふ、先ずは挨拶だけにしておきましょう。」ミサト「あんた・・・・。」白い紳士「君が忘れられない記憶・忘れられない場所・忘れられない者と言っておきましょう・・・。」白い紳士はそう言うと、地面に現れた黒い影の中に消えていった・・その後、ミサトがリツコにこの事を知らせ、サキエル達を問い詰めたがサキエル達も青天の霹靂であり、訳がわからず混乱していた。ネルフ本部・司令執務室サキエル「一体何なんだよ。」シャムシエル「私も分かりません。」冬月「葛城くんの部屋に現れたという白い学生服を着た使徒は何者なんだろうな・・・。」ゲンドウ「赤木博士、引き続き調査を続けろ。」リツコ「はい。」 146 : 三毛猫 : 2015/06/05(金) 13:31:26 視聴回数が2600回を突破!!ありがとうございます。 147 : 三毛猫 : 2015/06/09(火) 19:02:52 第39話 「ハッキングの恐怖」ネルフ本部・実験場ネルフ本部では、エヴァのオートパイロット実験が行われていた。サキエルは、リツコ達がいるコンソールルームからシンジ達を見守っている。シャムシエル達は、街へ買い物などを楽しむ為に出掛けていた。リツコ「気分はどう?」レイ『・・・何かが違います。』シンジ『どうしたの?レイ?』レイ『右腕が変・・・・。』アスカ『私も何かぼやけた感じ。』リツコ「レイ、右手を動かしてみて。」レイ『はい。』レイのイメージに反応して模擬体の右手が動いた。マヤ「データ収集、順調です。」リツコ「問題ないようね、MAGIを通常に戻して。」MAGIが審議を開始するが、対立モードに切り替わる。リツコ「ジレンマか・・作った人間の性格が窺えるわね。」ミサト「な~に言ってんのよ。作ったのはあんたでしょう。」リツコ「あなた、何も知らないのね。私はシステムアップをしただけ。基礎理論と本体を作ったのは母さんよ。」サキエル「ナオコっちのことだろ?」リツコ「!!」ミサト「ナオコっち?」サキエル「赤木ナオコ博士。リツコっちの母さんで、スーパーコンピューターのMAGIを開発した天才科学者・・・・。」リツコ「どうして、母さんのことを知っているの?」サキエル「秘密さ♪」リツコ「そう・・・・。」ミサト「あんたねぇ、秘密秘密ってたまには教えなさいよ!!」リツコ「いいのよ、ミサト。」ミサト「でも、リツコ・・・。」リツコ「サキエル、いつかは教えてくれるのよね?」サキエル「ああ。」リツコ「その時が来たら教えて・・・。」サキエル「分かった。約束だ。」ミサト「あんた、この前に現れた白い学生服を着た使徒・・本当に知らないのね?」サキエル「ああ、自分達も全く分からない。」ミサト「一体、何なのよあの使徒。私に変なこと言うし・・・。」リツコ「変なこと?」ミサト「白い学生服を着た使徒が私に言ったのよ、父親と同じように道を焦らないようにって・・・。」リツコ「どういうこと?」ミサト「分からないわよ、あと忘れられない時と場所とかどうとか言ってたわ・・・。」リツコ「忘れられない時と場所?」ミサト「ええ、何のことかしら?」リツコ「時と場所・・・・・・。」リツコは、顎に手を当てて思考に沈んでいた。 148 : 三毛猫 : 2015/06/11(木) 16:28:44 視聴回数が2700回を突破!!まだまだ頑張ります!! 149 : 三毛猫 : 2015/06/14(日) 10:51:39 ネルフ本部・発令所発令所では、施設内のシグマユニットの第87タンパク壁が変質しているのが確認されていた。冬月「確認しているんだな?」青葉「ええ、一応。三日前に搬入されたパーツです。ここですね、変質しているのは。」冬月「第87タンパク壁か・・。」青葉「拡大すると、染みのような物があります。なんでしょうね、これ?」日向「侵食でしょう。温度と伝導率が変化しています。無菌室の劣化はよくあるんですよ最近・・・。」青葉「工期が60日近く圧縮されてますから、また気泡が混じっていたんでしょう。杜撰ですよ・・・・B棟の工事は。」冬月「そこは、使徒が現れてからの工事だからな・・・。」日向「無理ないっすよ、みんな疲れていますからね。」冬月「明日までに処理して置けよ。碇がうるさいからね。」日向「了解。」青葉「了解。」ネルフ本部・実験場実験場では、オートパイロットの実験が続けられていた。コンソールルームでは、発令所からタンパク壁の異変が伝えられていた。リツコ「また水漏れ?」マヤ「いえ、侵食だそうです。この上のタンパク壁・・・・。」リツコ「まいったわね、テストに支障は?」マヤ「今のところは何も・・・。」リツコ「では続けて、このテストはおいそれと中断する訳にもいかないの。碇司令は中断しても構わないと仰るだろうけど・・・・。」サキエル「ゲンドウは優しいからな・・・。」ミサト「碇司令も息子と娘には甘いようね、初めて知った時はビックリしたわよ。レイが碇司令の娘だったなんて・・・・。」リツコ「そうね・・・・・・・・。」ネルフ本部・第87タンパク壁第87タンパク壁の侵食が僅かに動いている。まるで生き物のように、それは下にある実験場へ広がって行った。侵食?「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 150 : 三毛猫 : 2015/06/20(土) 21:12:57 ネルフ本部・実験場エヴァの実験を行っている最中に突然、警報が鳴り響いた!タンパク壁の侵食が急速に広がり、爆発的に増殖してきたのだ!!オペレーターA「第87タンパク壁の劣化。発熱を確認!」オペレーターB「第6パイプにも異常が発生しています!」ミサト「第87タンパク壁って、確か・・・。」サキエル「青葉っちが言ってた所だよ。」リツコ「ええ、この上よ・・・。」オペレーターA「タンパク壁の侵食部が増加!凄まじい速さです!」リツコ「実験中止、第6パイプを緊急閉鎖して!」素早い指示で実験中の場所と侵食部は、非常用シャッターで遮断された。ミサト「これで、どうにか・・。」オペレーターA「駄目です!侵食は壁伝いに侵攻しており、せき止められません!!」ミサト「!!?」せき止められると思った侵食は、防壁をを伝って侵攻してきた予想外の事態が立て続けに起きている!!!ミサト「侵攻がここに到着するのは?」マヤ「およそ180秒後です!」ミサト「ポリソームを出して、侵食が出現したと同時にレーザーを発射!」模擬体がある実験場の壁から、潜水艦のようなマシンのポリソームが数台発進する。ポリソームは、侵食到達予想地点に向かいレーザーの発射態勢をとった。マヤ「侵食、来ます!」その時、コンソールルームに悲鳴が響いた!レイ『キャアア!!!』シンジ『レイ!!どうしたの!?』レイが悲鳴を上げて苦しんでいる。シンジもレイに向かって叫んでい!。ミサト「レイ!!」マヤ「模擬体の右腕部に侵食発生!下垂システムにまで及んでいます!」ミサト「不味いわ、全プラグを緊急射出!レーザーを撃ち込んで!」シンジ達を乗せたプラグは強制射出されるとジオフロントまで脱出する。同時にポリソームが侵食部にレーザーを撃ち込む!侵食が焼き払われ、間もなく消滅すると思われた時、突如発生したオレンジ色の光の壁にレーザーが弾き返された!!かガキィィ~~ン!!!!ミサト「ATフィールド!?」リツコ「まさか・・・・。」黒い染みのような侵食部が変質し、赤い斑点のように光を放っていた。サキエル「来やがったな・・・。」〔恐怖〕を司る第11の使徒「イロウル」の襲来である。イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 151 : 三毛猫 : 2015/06/20(土) 21:20:23 ※作者からの訂正。ミサト「侵食がここに到達するのは?」侵攻×→侵食○シンジもレイに向かって叫んでいる!るの文字が消えています。その他にもミスしてる部分があります。すみません。 152 : 三毛猫 : 2015/06/24(水) 18:02:25 ネルフ本部・発令所冬月「使徒!?使徒の侵入を許したのか!!?」ミサト『申し訳ありません。』冬月「言い訳はいい。セントラルドグマを物理閉鎖。シグマユニットと隔離しろ!」冬月の指示で次々とゲートが閉まり、セントラルドグマが閉鎖されていく。冬月「(サキエルくんの言う通り、第十一の使徒が来たな。今回の使徒は今までの使徒とは違う使徒だと聞いたが・・・。)」ネルフ本部・実験場ミサト「ボックスを廃棄します!!総員退避!!!」オペレーターA「早く!!」オペレーターB「急いで!!」ネルフ職員達「急げ!・走れ!!・みんな出ろ!!」サキエル「行くぜ!リツコっち。」リツコ「え、ええ・・・・・。」ミサト「リツコ!早く!!」タタタタタタタタタタ~~~!!!!サキエルとミサト達は、発令所へ急いだ!ネルフ本部・発令所ゲンドウは極秘用電話で誰かと話していた。ゲンドウ「分かっている。よろしく頼む。」ガチャ!! カタン!ゲンドウ「警報を止めろ!」発令所の最上部からゲンドウの指示が飛んだ。青葉「警報を停止します!」青葉の返事と同時に鳴り響いていた警報が止まる。ゲンドウ「誤報だ。探知機のミスだ。日本政府と委員会にはそう伝えろ。」青葉「は、はいっ!」日向「汚染区域は、更に下降。プリブノーボックスからシグマユニット全域へと広がっています!」イロウルの汚染は、サキエルとミサト達が実験を行っていた場所から急速に広がっていた。最上部ではゲンドウと冬月が他には聞こえないように話していた。冬月「場所が不味いが、サキエルくんの言う通りなら今のところ問題は無さそうだな・・。」ゲンドウ「ああ、アダムの部屋にはラミエルがいる。問題ない・・・・。」シャムシエル達は買い物には行っていたが、ラミエルはアダムの監視と万が一の事態に備えての為に創造神の間で待機していたのだ。イロウルが予想外の行動に出ても対処するためだ。ゲンドウ「汚染はシグマユニットまでで抑えろ。ジオフロントは犠牲にしても構わん。エヴァは?」日向「第7ケイジにて待機。パイロットを回収しだい発進できます。」ゲンドウ「パイロットを待つ必要はない。すぐ地上へ射出しろ。」日向・青葉「え!!?」ゲンドウ「初号機と弐号機を最優先だ。その為に零号機が損傷しても構わん。」日向「初号機と弐号機ですか?」青葉「しかし、エヴァなしでは使徒を物理的に殲滅できません!!」ゲンドウ「その前にエヴァを汚染されれば全てが終わりだ。急げ!!」命令通り、初号機と弐号機が射出され、セントラルドグマが完全閉鎖された。冬月「さて、シンジくん達がエヴァで使徒と戦っているのだから我々も使徒と戦わんとな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」ネルフ本部・実験場無人となった実験場のプリブノーボックスでは、イロウルに乗っ取られた模擬体が赤い斑点の光が点滅している。イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 153 : 三毛猫 : 2015/06/27(土) 09:54:15 ジオフロントジオフロントの湖では、シンジ達を乗せた3つのエントリープラグが浮かんでいた。その中では、何も着てないシンジ達が突然射出された事に困惑していた。2番エントリープラグアスカ「何が起こったのよ!?」3番エントリープラグシンジ「レイ!アスカ!大丈夫!?」1番エントリープラグレイ「ええ、大丈夫よ。お兄ちゃん。」2番エントリープラグアスカ「平気よ・・・一体何なのよ。」3番エントリープラグシンジ「たぶん、使徒が来たんだと思う。」2番エントリープラグアスカ「何ですって!!?」1番エントリープラグレイ「もしかして、サキエルが言ってたコンピューターウイルスのような使徒のこと?」3番エントリープラグシンジ「たぶん・・・・。」ガタン!その時、シンジが乗るエントリープラグのハッチが開いた。サキエル「よぉ♪大丈夫か?シンジ?」シンジ「サキエル!」アスカ『え!?』レイ『!』サキエル「着替えを持ってきたぜ。」サキエルはシンジにネルフのマークがあるジャージを渡した。シンジ「ありがとう。でも、どうしてここに?」サキエル「今、本部はイロウルと戦ってて手が離せないんだ。だから、自分が迎えに来たんだよ。」シンジ「そう、ありがとう。」シンジの乗っていたエントリープラグの真横にゴムボートがある。シンジ「このボートは?」サキエル「借りてきた。」ガタン!アスカ「キャアアア!!!エッチ!バカ!変態!」サキエル「落ち着け!!着替えだ。」悲鳴を挙げるアスカのエントリープラグにジャージを入れると、レイのエントリープラグへ飛び乗った。ガタン!サキエル「レイ、着替えだ。」レイ「ありがとう。」数分後、着替え終わったシンジ達はサキエルとゴムボートに乗って本部へ急いだ!ネルフのゴムボートアスカ「今、どういう状況なの?」サキエル「イロウルはシグマユニットのほとんどを汚染して、ネルフのコンピューターをハッキングしてる。」アスカ「アタシの弐号機は!?」サキエル「大丈夫。ゲンドウが初号機と一緒に地上に射出させて無事だ。」アスカ「そう、良かった~。」サキエル「零号機も射出されて大丈夫だ。」レイ「そう、良かった。」シンジ「父さんとミサトさん達、大丈夫かな?」レイ「私も心配・・・・。」サキエル「急ぐぜ!」ゴムボートが本部へ急ぐ、一方のネルフ本部でも技術部とイロウルとの戦いが激しくなっていた・・・。 154 : 三毛猫 : 2015/07/06(月) 21:22:43 視聴数が3000回を突破!最近は、忙しく更新はもう少し掛かります。 155 : とうふ : 2015/07/15(水) 23:10:56 期待です! 156 : 三毛猫 : 2015/08/18(火) 16:52:32 ネルフ本部・発令所発令所では、リツコ達がイロウルへの反撃を試みていた。イロウルの弱点がオゾンなのではないかと推測し、オゾンを使って殲滅しようとするがイロウルは弱点を克服し、更に自分を強化する進化を続け、MAGIに侵入しようとしていた。ゲンドウ「IOシステムをダウンしろ。」青葉「カウントどうぞ!」日向「3・2・1!」カチッ!!日向「電源が切れません!!」マヤ「使徒!さらに侵入!!メルキオールに接触しました!!」もはや人間の力を遥かに超えた神業のハッキングでイロウルがメルキオールを乗っ取ろうと侵食していく。マヤ「ダメです!!使徒に乗っ取られます!!!」数秒後、イロウルがメルキオールを完全に乗っ取った。マヤ「メルキオール、使徒にリプログラムされました。」MAGI『人工知能メルキオール、自立自爆が提訴されました。否決。否決。否決。否決。』リツコ「!!」青葉「こ、今度はメルキオールがバルタザールをハッキングしています!!」ネルフ本部・実験場無人となっている実験場のプリブノーボックスでは、イロウルに乗っ取られた模擬体が金色の光を放っている。イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所日向「くそ!早い!!」青葉「何て計算速度だ!!」日向と青葉もイロウルのハッキングの速度に対応できず、劣勢に立たされている。イロウルは、メルキオールを通してバルタザールを恐ろしい速度でハッキングしていく・・・。リツコ「ロジックモードを変更!シンクロコードを15秒単位にして!!」日向「了解!!」青葉「了解!!」リツコの指示でイロウルのハッキングの速度がゆっくりとした速度になる。冬月「ふぅ~、どのぐらい持ちそうだ?」青葉「今までのスピードから見て2時間くらいは・・・。」ゲンドウ「(サキエルの情報通りだな・・・。)」ゲンドウとミサト達がテーブルを囲んで作戦会議を始めようとしていた時、発令所にサキエルとシンジ達が入ってきた。ジオフロントの湖からボートを漕いで陸に上がり、ネルフ本部まで全速力で走って来たのだ。ドア:パシュ!シンジ「父さん!ミサトさん!!」レイ「お父さん!」アスカ「ミサト!!」シンジ達は、作戦会議を始めようとしていたの方へ走って来た。ゲンドウ「シンジ!レイ!」リツコ「あなた達!!」ミサト「シンジくん!レイ!アスカ!」サキエル「よぉ!リツコっち!大変そうだね~~。」リツコ「サキエル。あなた、どうしてシンジくんたちと一緒にいるの?」サキエル「ジオフロントの湖に射出されたままじゃ、可哀想だから連れて帰って来たんだよ。」リツコ「そう。」リツコが横目でミサトを睨む。ミサト「ご、ごめん・・・。」サキエル「それより、イロウルを倒すのが先だ。」ミサト「イロウル??」サキエル「そう♪〔恐怖〕を司る第十一の使徒イロウル。ハッキングで物などを次々と侵食して自分の物としていく使徒だ。」マヤ「侵食・・・。」ミサト「ちょっち、分かり難いんだけど~・・。」サキエル「分かりやすく言えば、コンピューターウィルスみたいな奴だ。」ミサト「変わった使徒ねぇ~・・・。」リツコ「弱点は?」サキエル「奴は、次々と知識や新しいものを吸収する進化を続ける使徒だ。そこを突けば・・・。」リツコ「そう。分かったわ・・・・。」 157 : 三毛猫 : 2015/08/18(火) 19:01:43 ※作者からの訂正シンジ達は、作戦会議を始めようとしていたミサト達の所へ駆けつけて来た。久しぶりに書いたので誤字があります。すみません。 158 : 三毛猫 : 2015/09/10(木) 20:42:24 視聴回数3600回を突破!まだ頑張ります!! 159 : 三毛猫 : 2015/10/30(金) 17:48:43 皆さん。こんばんは、お久しぶりです。最近は予定が立て込んでいて書くことが出来ないので、しばらくお待ちください。 160 : 乾電池Ka8U4w33bI : 2015/11/03(火) 01:34:03 だから更新されなかったんだ。 161 : 乾電池Ka8U4w33bI : 2015/11/03(火) 01:36:29 三毛猫さん。貴方には才能を感じます。 162 : 三毛猫 : 2015/11/03(火) 20:46:31 乾電池さん。ありがとうございます。 163 : 乾電池Ka8U4w33bI : 2015/11/04(水) 17:19:22 この調子で頑張ってください。応援しています! 164 : 三毛猫 : 2015/11/17(火) 09:11:32 視聴回数4000回を突破!近いうちに再開します!! 165 : 三毛猫 : 2015/12/02(水) 11:59:26 ※作者からの訂正第36話「サハクィエル、落下」サードインパクト×→セカンドインパクト〇今頃気づくなんて、遅すぎます。すみません。 166 : 三毛猫 : 2015/12/18(金) 13:59:43 ネルフ本部・発令所発令所では、イロウルを殲滅するための準備が大急ぎで始められていた。前の世界の通り、リツコとマヤはMAGIに自滅プログラムを送り込み、イロウルを殲滅させるためにカスパーで作業をしていたマヤ「すごいMAGIの裏コードですよ!!こんなの見ちゃっていいのかしら!?あ!!コレなんてintのCよ!!」カスパーの中は、MAGIの開発者、赤木ナオコのいたずら書きやメモなどがびっしりの貼られている。マヤ「これなら、意外と早くプログラムできますね、先輩!」リツコ「ええ・・・ありがとう。母さん・・確実に間に合うわ。」サキエル「(前の世界の通りだな・・・。)」MAGIのプログラム内イロウル「・・・・・・・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所リツコ「レンチ取って。」ミサト「大学のころを思い出すわね・・・。」リツコ「25番のボード。」ミサト「ねぇ、少しは教えてよ、MAGIのこと。」リツコ「長い話よ。その割に面白くない話。人格移植OSって知ってる?」ミサト「ええ、第7世代の有機コンピュータに個人の人格を移植して思考させるシステム。エヴァの操縦にも使われている技術よね。」リツコ「MAGIがその第1号らしいわ。母さんが開発した、技術なのよ。」ミサト「じゃ、お母さんの人格を移植したの?」リツコ「そう・・・言ってみれば、これは、母さんの脳味噌そのものなのよ。」ミサト「それでMAGIを守りたかったの?」リツコ「違うと思うわ。母さんのこと、そんなに好きじゃなかったから。科学者としての判断ね。」サキエル「その判断は正しいよ。今、MAGIを失うわけにはいかないからな・・。」ミサト「あんたは、どうしてMAGIを守りたいのよ?」サキエル「大事な計画があるんだよ。」ミサト「計画って?」サキエル「まだ言う時じゃない・・・。」ミサト「また秘密って訳ね・・・・。」日向「来たっ!!」リツコ達が作業を進める中、イロウルがハッキング攻撃を再開してきた。日向「バルタザールが、乗っ取られました!」MAGI「人工知能により、自律自爆が決議されました。」ミサト「始まったの!?」サキエル「ああ、カスパーを乗っ取る気だ。」MAGI「自爆装置は、三者一致の後、02(ゼロニ)秒で行われます。自爆範囲は、ジオイド深度マイナス280、マイナス140、ゼロフロアーです。特例582発令下のため、人工知能以外によるキャンセルはできません。」青葉「バルタザール、さらにカスパーに侵入!」冬月「押されてるぞ!!」青葉と日向もイロウルのハッキングに圧倒的に不利だ。 青葉「なんて速度だ!!」MAGI「自爆装置作動まで、後、20秒。」冬月「いかん!」シゲル「カスパー、18秒後に乗っ取られます!」MAGI「自爆装置作動まで、後、15秒。」ミサト「リツコ、急いで!」MAGI「自爆装置作動まで、10秒」リツコ「大丈夫、1秒近く余裕があるわ。」MAGI「9秒、8秒、」ミサト「一秒って・・・。」リツコ「0やマイナスじゃないのよ。」サキエル「大丈夫、希望はまだあるよ・・・。」MAGI「7秒、6秒、5秒」リツコ「マヤ!」マヤ「行けます!」MAGI「4秒、3秒」リツコ「押して!!」リツコの合図と同時にマヤがキーボードを押してイロウルに自滅プログラムを送り込む。MAGI「2秒、1秒、0秒。」MAGIのプログラム内イロウル「!!!!!??」ほとんど赤くなっていたMAGIのモニターが青く切り替わった。MAGI「人工知能により、自律自爆が解除されました。」青葉・日向「いゃったぁぁーーー!!!」MAGI「なお、特例582も解除されました。MAGIシステム、通常モードに戻ります。」リツコ「ハァ~・・・・。」サキエル「お疲れ、リツコっち。」アスカ「リツコ、後で肩揉んでやるわ。」リツコ「ありがとう。」発令所の上ではゲンドウとシンジとレイが勝利に喜んでいた。シンジ「良かったね、父さん。」レイ「お父さん。」ゲンドウ「ああ、そうだな。」ネルフ本部・???イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第十一・・使徒・・・・・・・赤木・・リツ・・・・・コ・・・・・・・。」 167 : 三毛猫 : 2015/12/18(金) 18:02:08 ※作者からの訂正シゲル×→青葉〇 168 : 乾電池CDDi1fgMw2 : 2015/12/19(土) 00:01:44 面白くなって来ましたぞぉぉぉぉぉぉぉ! 169 : 乾電池CDDi1fgMw2 : 2015/12/19(土) 00:03:09 トリップが違うけど前の乾電池です。 170 : 三毛猫 : 2016/01/08(金) 11:01:34 視聴回数4300回を突破!!凄いです。 171 : 三毛猫 : 2016/01/23(土) 12:19:27 第40話 「怪しい二人組」ネルフ本部・司令執務室ゲンドウ「影のような使徒?」サキエル「ああ、次の第十二使徒のレリエルは影の部分が本体の使徒だ。」冬月「ふむ、第十一使徒と同じようなほとんど実体が無い使徒だな。」シャムシエル「対策はありますから、問題はないですよ。」冬月「ふむ、それならば安心だな。」ゲンドウ「ああ・・・。」ネルフ本部・発令所リツコ「小さなイカのような物?」マヤ「はい。」マヤのパソコンのモニターの右上に金色のイカのような小さなキャラクターが表示されている。青葉「何でしょうか?コレ?」日向「バグでしょうか?・・・。」サンダルフォン「インベーダーゲームみたいだね♪」リツコの足元には、すっかりリツコを母親と思ってなついているサンダルフォンがいる。リツコ「え、ええ。確かにそうね。」マヤ「先輩、インベーダーゲームって何ですか?」リツコ「1980年代に流行したゲームよ。」マヤ「へぇ~。」サンダルフォン「お母さん。お腹すいた~♪♪」リツコ「そ、そう。じゃ、一緒に食べに行きましょう。マヤ、後はお願いね。」マヤ「はい。」サンダルフォン「マヤお姉ちゃん、頑張ってね~♪♪」マヤ「ありがとう!夜にごはん一緒に食べようね。」サンダルフォン「うん♪」リツコに抱かれながら、サンダルフォンはマヤに手を振りながら発令所を出ていった。マヤ「可愛い~~・・・・。」青葉「何かすっかりなついたよな、あの子供の使徒。」日向「今じゃ、ネルフ本部の女性職員の人気者だ。」青葉「赤木博士を母親と思ってなついてるしな。」マヤ「私は先輩がお母さんでも全然問題ありません!あの子凄く可愛いですから!!」ネルフ女性職員「私もそう思う!」ネルフ女性職員「可愛いよね~!」ネルフ女性職員「赤木博士がお母さんって結構似合うよね~!」ネルフ女性職員「絶対似合う!」マヤ「ですよね~!!」日向「凄いな~・・・・。」青葉「ああ。」サンダルフォンのネルフ本部の全女性職員達の人気ぶりに呆れる日向と青葉だった・・・。第三新東京市機体相互換テストを無事に終えたアスカは、ミサトのマンションへ歩いていた。ちなみに、シンジとレイもシンクロ率95%の高い結果を出していた。アスカ「(ママの事を強く意識するだけで、シンクロ率がこんなに高くなるなんて・・何かシンジやレイにライバル視していた自分がバッカみたいね・・・。)」そう考えるアスカの後ろを気付かれないようにゆっくりと後を尾行する見るからに怪しげな黒いNV350キャラバンがいた。ガラスには、スモークフィルムにされており車内の様子は分からず、車体の後ろには虹色の幾何学模様や緑色のピラミッドが描かれている。黒いキャラバン:ブロロォ~・・・・・。黒いキャラバン・車内??????「惣流・アスカ・ラングレー。」?????「選ばれし宿命の子供、セカンドチルドレン。」??????「彼女達は、よくここまでたどり着いた。だけど、彼女達にとっての本当の試練はこれから・・・。」?????「次はレリエル、〔夜〕を司る者。」??????「!・・ネルフの人間が来た。今日はここまで・・・。」黒いキャラバンは、スピードを上げてアスカから離れて行った。加持「(今の車、アスカを尾行していた。保安部じゃないな・・・ゼーレか?)」 172 : 三毛猫 : 2016/01/24(日) 13:49:34 ※作者からの訂正第37話イスラフェル姉「これで倒された使徒は8体。残りは8体です。」アダムとリリスを数に入れてしまいました。 173 : 三毛猫 : 2016/01/24(日) 18:58:29 第41話 「セフィロト・プログラム」ネルフ本部・リツコの部屋リツコの部屋には、珍しくサキエル達が集まっており、リツコの膝の上にはサンダルフォンが眠っている。リツコ「アスカを尾行していた車?」サキエル「ゲンドウから連絡があった。怪しげな黒いキャラバンで後ろに不思議な模様や緑色のピラミッドが描かれているらしい・・・。」リツコ「ピラミッド?」シャムシエル「ゼーレの人間でしょうか?」イスラフェル姉「補完計画が順調に進んでいる今、ゼーレがアスカさんを見張るとは考えにくいです。」イスラフェル妹「難しい~♪」ラミエル「俺が気付かれずに加粒子砲で消し飛ばしてやるよ!」サキエル「待った!ラミエル。今は何者なのか調べるのが先だ。」ラミエル「お、おぅ。」リツコ「ところで、次の使徒はいつ現れるのかしら?」サキエル「碇ユイさんの命日の後だから、まだ先だよ。」リツコ「そう・・・。」シャムシエル「ユイさんの事は綺麗に吹っ切れて、サンダルフォンの事をお願いしますねリツコお母さん。」リツコ「な、わ、わ、分かっているわ。」サンダルフォン「Zzzz・・・・。」そして、碇ユイの命日。シンジは本部の部屋で得意のチェロを弾き、レイはそれを楽しく静かに聞きながら過ごしていた。一方のアスカは、デートだったのだが相手がつまらない男だったせいでデート途中から帰り、ミサトのマンションへ帰宅途中だった。アスカ「あ~~あ、つまんないヤツだったわ。やっぱ、シンジの方がいいわね、料理もできるし、優しいし、ママの事も教えてくれたし・・って、何言ってんのよ!アタシ!!?」アスカは顔を赤らめながら叫んだ。アスカ「(ち、ち、ちょっと、待ってよ!!落ち着くのよ!アスカ!!落ち着くのよ!!これじゃ、まるでアタシがシンジのこと・・。)」アスカが顔を赤らめながらシンジの事を考えていると、黒いキャラバンが目の前に止まり、車から真ん中に目が描かれてた緑色のピラミッドの形をした仮面を被った少年と、同じように真ん中に目が描かれ、美しい虹色の飾りが付いた黄色の仮面をした二人の少年が降りてきた。二人共、背中にセフィロトの樹の絵があるフード付きの白いジャージを着ている。??????「よくここまでたどり着きましたね。」アスカ「だ、誰よ!アンタら!!」?????「私達は、〈セフィロト・プログラム〉。」アスカ「セフィロト・プログラム?はん!訳の分かんないこと言ってんじゃないわよ!!」??????「あなたは、真実を知り真実の力を手にいれました。そして、私はあなたに倒され、自我に目覚めました。肉体がリリンになったのです。」アスカ「はぁ?」?????「素晴らしい!私ならその歓喜の余り、月どころか銀河の果てまで飛び出すでしょう。」アスカ「アンタら、何を―。」??????「あなたは正しい場所にたどり着きました。選ばれし子供。セカンドチルドレンであり、惣流・キョウコ・ツェッペリンの娘。惣流・アスカ・ラングレー。」アスカ「え!!?」?????「理解できる者にとって、真実は素晴らしいものです。」??????「次の使徒は、〔夜〕を司る使徒レリエル。準備だよ。迷っては無になってしまう。迷ってはいけない。新世界新時代はもう少しなんだよ。アダム!リリス!」?????「アダム!リリス!」二人の少年は、右手を挙げながら合言葉のような掛け声を言いながら、キャラバンに乗り込み去って行った・・・。アスカ「何なのよ・・・あいつら。」 その後、呆然としていたアスカは保安部に保護され、シンジ達と同じようにネルフ本部に住むことになった。 ネルフ本部・司令執務室冬月「ゼーレではないとすると一体・・。」サキエル「正体は分かったよ。冬月先生。」冬月「何?」シャムシエル「仮面を付けて、キョウコさんのこともレリエルのことも知っているということは・・・。」ガギエル「仮面の形で分かったよ。」サキエル「マトリエルとサハクィエルだ。」 冬月「第九の使徒と第十の使徒かね!?」 サキエル「ああ、間違いない。」ゲンドウ「サキエル、二人は味方になってくれるのか?」サキエル「分かんねぇよ、ゲンドウ。」シャムシエル「会ってみないことには・・。」ゲンドウ「そうか・・・・。」 174 : 三毛猫 : 2016/01/26(火) 14:02:58 第42話 「〔夜〕と影」黒い球体に白いシマシマ模様が特徴の第十二使徒のレリエルが第三新東京市上空に出現した。第三新東京市・上空レリエル「・・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所オペレーターA「西区の住民避難、あと5分かかります。」オペレーターB「目標は微速で進行中。毎時2.5㎞。」慌ただしい発令所にミサトが遅れて入ってきた。ドア:パシュ!リツコ「遅いわよ。」ミサト「ごめん、どうなってんの!?富士の観測所は!?」青葉「探知してません。直上にいきなり現れました。」日向「パターンオレンジ、ATフィールド反応なし。」ミサト「どういうこと!?」リツコ「サキエルが言ってた通り、新しいタイプの使徒ね。」リツコが小声で呟いた。マヤ「MAGIは判断を保留しています。」ミサト「も~~、こんな時に碇司令はいないのよね~。」イスラフェル姉「ゲンドウさんは、アメリカの第2支部に行っています。」ミサト「第2支部に?」イスラフェル姉「とても重要な会議がありまして・・・・。」ミサト「そう、ならこっちで何とかするしかないわね。」リツコ「今回の使徒は今までと違う全く新しいタイプの使徒。慎重に戦うことが先決よ。ミサト。」ミサト「リツコ、どういうこと?」リツコ「サキエルが言ってたのよ。これからは、今までと違う使徒が来るって。」ミサト「サキエルが!?」リツコ「今回の使徒は、レリエルという名前で〔夜〕を司る使徒。サキエルの情報によると空に浮かぶ球体は偽の本体で、下の影が本体らしいわ。使徒の能力は、相手をディラックの海に引きずり込むらしいわ。」ミサト「影が本体!?そのディラックの海って?」リツコ「簡単に説明するなら、虚数空間よ。」ミサト「虚数空間?」リツコ「無の空間に陽子と反陽子が現れては消滅していく空間。つまり、別の宇宙に繋がっている空間なの。」マヤ「でも、あれってちゃんと証明されてないんじゃ・・。」リツコ「サキエルの情報通りなら、実際に実物がこうして存在するのよ。証明如何は関係ないの。」イスラフェル姉「私達、使徒に常識は通用しません。」イスラフェル妹「はい♪」ラミエル「そうだぜ!オレだって加粒子砲を撃てるぜ!」サンダルフォン「えっと、僕はマグマを泳げるのと~、お菓子とお母さんとマヤお姉ちゃんやネルフのお姉ちゃん達みんな大好き~♪♪」リツコ「あ!!あ、ありがとう。」マヤ「ありがとう~♪私もだよ♪」女性職員「可愛い~~。」女性職員「可愛すぎて死んじゃう~。」女性職員「凄い可愛い~~。」ミサト「・・・・・・・・・。」顔を真っ赤にしたリツコや女性職員達を見て呆然とするミサトだった・・・。一方、第三新東京市では3機のエヴァがビルの間に身を隠しながら、レリエルに近づいていた。第三新東京市初号機・エントリープラグシンジ「黒い球の使徒か、見るからに怪しい使徒だ・・。」サキエル「油断するなよ、シンジ。」シンジ「うん。」零号機・エントリープラグレイ「目標はまだ私達には気づいてないみたい・・・。」シャムシエル「もう少し様子を見ましょう。」レイ「ええ・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「(シンジとサキエルは、ブラックホールみたいな物に引きずり込む使徒って言ってたけど、見た目はただの黒いボールね。)」レリエル「・・・・・・・・・・・・。」 175 : 三毛猫 : 2016/01/27(水) 09:10:40 誰か見てくれている人がいましたら、コメント下さい。 176 : 三毛猫 : 2016/01/30(土) 10:48:17 ※作者からの訂正第36話 「サハクィエル、落下」レスの135 北極× → 南極○ 落ち着いて書かないといけませんね。 177 : 三毛猫 : 2016/02/22(月) 14:16:45 第三新東京市初号機・エントリープラグシンジ「まだ動かない・・・。」サキエル「この戦いは根気が大事だぞ。シンジ。」シンジ「うん・・・。」零号機・エントリープラグレイ「目標は市街地上空を移動中。」シャムシエル「まだ私達には気づいてないようです。」弐号機もレリエルの動きに注意しながら移動を繰り返していた。弐号機・エントリープラグアスカ「じれったいわね、何もして来ないじゃない!・・・。」ダダダダダダダ!!!アスカが痺れを切らしてパレット・ライフルをレリエルに向かって撃つと当たる直前に消えた!レリエル「!」ネルフ本部・発令所ミサト「消えた!!?」リツコ「!!(サキエルの言った通りね。)」マヤ「パターン青、弐号機の真下です!!」ラミエル「あいつ、何やってんだ!!」イスラフェル姉「気づかれましたね。」初号機・エントリープラグシンジ「アスカ!!」サキエル「気づかれた!」弐号機の真下に大きな円の影が現れ、弐号機が影の中に呑み込まれようとしていた。弐号機・エントリープラグアスカ「加持さぁ~~ん!!!シンジィ~~!!!」その時、初号機が影の中に飛び込み、弐号機を影の中から救い上げた。初号機・エントリープラグシンジ「アスカ!登って!!」サキエル「急げ!」弐号機は初号機を足場に、近くのビルによじ登ることができたが、初号機は胸まで影の中に呑み込まれた。初号機・エントリープラグレイ『お兄ちゃん!!!』アスカ『シンジ~~!!!』シンジ「レイ!アスカ!大丈夫!!」サキエル「心配すんな~♪」その時、発令所から通信が入った!リツコ『サキエル!』サキエル「大丈夫だ、必ず戻る♪」シンジ「必ず戻ります。リツコさん。」リツコ『シンジくん・・・。』シンジはモニターに向かって微笑みながら、サキエルは手を振りながら影の中に沈んで行った。 178 : 三毛猫 : 2016/03/14(月) 12:09:10 虚数空間初号機・エントリープラグシンジ「ここがレリエルの中、ディラックの海っていう空間なの?」サキエル「ああ、さて・・・これからどうするか・・・・。」シンジ「え!?脱出の方法考えてないの!?」サキエル「安心しな、シンジ♪ちゃんと脱出できるさ~~♪♪」シンジ「良かった・・・。」ネルフ本部・司令執務室ネルフ本部の司令執務室では、初号機がレリエルのディラックの海に呑み込まれた事をリツコがゲンドウに報告していた。リツコ「・・報告は以上です。」冬月「イスラフェルくん。シンジくんとサキエルくんは大丈夫なのかね?」イスラフェル姉「心配いりません。シンジさんとサキエルは必ず戻って来ますよ。」イスラフェル妹「来る~♪♪」ラミエル「ああ、ドカーンとレリエル倒して帰って来るさ!」冬月「ふむ、どうする?碇?」ゲンドウ「サキエルも一緒にいるのだ。今は待つのみだ・・・・。」冬月「そうだな・・・。」ゲンドウ「赤木博士、作戦部には命令があるまで待機と伝えろ。」リツコ「はい。」リツコは礼をして執務室から退出して行った。ドア:パシュ!第三新東京市ミサト「待機ですって!!?」リツコ「ええ、サキエルが乗っている今の初号機ならディラックの海から自力での脱出は可能。よって、命令があるまで待機よ。」ミサト「それじゃ、シンジくんは!」リツコ「シンジくんと一緒にサキエルが乗っているのよ。心配いらないわ。」ミサト「だけど!」リツコ「ミサト、碇司令の命令よ。」ミサト「!!・・・・。」アスカ「シ、シンジ・・・だ、だ、大丈夫よね?」レイ「シャムシエル・・お兄ちゃんは?」シャムシエル「大丈夫ですよ。」レイ「そう・・・・。」シャムシエル「サキエルも一緒にいます。信じて待って下さい。」レイ「分かったわ・・・・。」アスカ「・・・・・・。」虚数空間初号機・エントリープラグシンジ「今、どれくらい経ったのかな・・・。」シンジが操縦席の前で瞑想をしているサキエルにふと聞いてみた。サキエル「7~8時間経ったか?外はもう夜だろう。」シンジ「サキエル、さっきから何してるの?」サキエル「シンジの母さんが今、どんな状態なのか見てたのさ♪」シンジ「え!!?」サキエル「そろそろ、脱出するぞ♪シンジ♪」第三新東京市レリエル「!!!?」バキッ!!バキキッ!!!街の中央市街の上空に浮かんでいたレリエルに突如、変化が起きた!球体に亀裂が入り、震えた途端に赤い血が街に降り注ぎ、亀裂が拡がり球体が割れはじめた!弐号機・エントリープラグアスカ「何!!?」突然の異常事態に戸惑うアスカ。零号機・エントリープラグレイ「まさか、お兄ちゃん!?」シャムシエル「はい。脱出できたようですね。」ネルフ本部・発令所ミサト「状況は!?」日向「分かりません!」マヤ「全てのメーターが振り切られています!」リツコ「まさか!」ミサト「シンジくんとサキエルが!」リツコ「(・・また・・碇司令の言った通りに・・・・・。)」レリエルの球体から血濡れの初号機が初号機が出てきた。その背中からは朱金に輝く12枚の翼が生えていた。やがて、レリエルの球体を真っ二つに裂くとゆっくりと地面に降り立った。辺り一面は真っ赤な血の海となっている。血の赤と、夜の黒が織り成す不気味な世界。発令所の面々やアスカは恐怖で呆然としていた。弐号機・エントリープラグアスカ「アタシ達、こんなのに乗ってるの?・・・・。」ネルフ本部・発令所リツコ「なんてものを・・なんて物をコピーしてしまったの私達は・・。」リツコの呟き聞いたミサトはいぶかしげな顔で考える。ミサト「(加持の言った通り、エヴァが第一使徒のコピーだと言うのは本当だったみたいね。でも、ネルフは使徒を全部倒した後、エヴァをどうするつもり?それにサキエル達、使徒達は何をしようとしているの?)」 179 : 三毛猫 : 2016/04/09(土) 17:55:44 虚数空間初号機・エントリープラグ シンジ「ここがレリエルの中、ディラックの海っていう空間なの? 」サキエル「ああ、さて・・これからどうするか ・・・。」 シンジ「え!?脱出の方法考えてないの!?」 サキエル「安心しな、シンジ♪ちゃんと脱出できるさ~~♪♪」シンジ「良かった・・・。」ネルフ本部・司令執務室ネルフ本部の司令執務室では、初号機がレリエルのディラックの海に呑み込まれた事をリツコが冬月に報告していた。ゲンドウが会議の為にアメリカの第2支部に行っている為、冬月が指揮をしている。 リツコ「・・報告は以上です。」冬月「イスラフェルくん。シンジくんとサキエルくんは大丈夫なのかね ?」 イスラフェル姉「心配いりません。シンジさんとサキエルは必ず戻って来ますよ。」イスラフェル妹「来る~♪♪」 ラミエル「ああ、ドカーンととレリエル倒して帰って来るさ!」冬月「ふむ・・・では、作戦部には命令があるまで待機と伝えてくれ。」 リツコ「はい。」 リツコは礼をして執務室から退出して行った。 ドア:パシュ! 第三新東京市ミサト「待機ですって!!? 」 リツコ「ええ、サキエルが乗っている今の初号機ならディラックの海から自力での脱出は可能。よって、命令があるまで待機よ。」ミサト「それじゃ、シンジくんは !」 リツコ「シンジくんと一緒にサキエルが乗っているのよ。心配いらないわ。」ミサト「だけど! 」 リツコ「ミサト、冬月副司令の命令よ。」 ミサト「!!・・・・ 。」アスカ「シ、シンジ・・・だ、だ、大丈夫よね? 」 レイ「シャムシエル・・兄ちゃんは? 」 シャムシエル「大丈夫ですよ。」レイ「そう・・・・ 。」 シャムシエル「サキエルも一緒にいます。信じて待って下さい。」レイ「分かったわ・・・ 。」 アスカ「・・・・・。」虚数空間 初号機・エントリープラグシンジ「今、どれくらい経ったのかな 。」 シンジが操縦席の前で瞑想をしているサキエルにふと聞いてみた。 サキエル「7~8時間経ったか、外はもう夜だろう。」シンジ「サキエル、さっきから何してるの? 」 サキエル「シンジの母さんが今、どんな状態なのか見ようと試してみた。」 シンジ「え!?」 サキエル「見れなかったけどな、そろそろ脱出するぞ♪シンジ~~♪♪」第三新東京市 レリエル「!!!? 」バキッ!!バキキッ!!!街の中央市街の上空に浮かんでいたレリエルに突如、変化が起きた!球体に亀裂が入り、震えた途端に赤い血が街に降り注ぎ、亀裂が拡がり球体が割れはじめた!! 弐号機・エントリープラグ アスカ「何!!? 」 突然の異常事態に戸惑うアスカ。零号機・エントリープラグ レイ「まさか、お兄ちゃん!? 」シャムシエル「はい。脱出できたようですね。」 ネルフ本部 発令所ミサト「状況は!? 」 日向「分かりません! 」 マヤ「全てのメーターが振り切られています!! 」リツコ「まさか!?」ミサト「シンジくんとサキエルが! 」リツコ「( またサキエル達の言った通りに・・・ 。)」 レリエルの球体から血濡れの初号機がゆっくりと出てきた。その背中からは朱金に輝く美しい12枚の翼が生えている。やがて、レリエルの球体を真っ二つに裂くとゆっくりと地面に降り立った。 辺り一面は真っ赤な血の海となっている。血の赤と、夜の黒が織り成す不気味な世界。発令所の面々やアスカは恐怖で呆然としていた。 弐号機・エントリープラグ アスカ「アタシ達、こんなのに乗ってるの・・・・。」 ネルフ本部・発令所 リツコ「なんてものを・・なんて物をコピーしてしまったの私達は・・・。」 リツコの呟き聞いたミサトはいぶかしげな顔で考える。ミサト「(エヴァがただの第一使徒のコピーなんかじゃないのは分かる。でも、ネルフは使徒を全て倒した後、 エヴァをどうするつもりなの?それにサキエル達、使徒達は何をしようとしているの? )」 180 : 三毛猫 : 2016/04/09(土) 17:58:54 ※作者からの訂正>178でミスが多かったので訂正します。修正したのが>179です。これからもよろしくお願いします、 181 : 三毛猫 : 2016/04/11(月) 13:27:15 第43話 「四人目の適格者はなし♪」ネルフ本部の中では職員達が少し慌ただしく動いていた。アメリカの第2支部から参号機が日本に送られてくる事になったのだ。前の世界では、シャムシエルのコアを利用した四号機のS2機関の実験を行った結果、第2支部は四号機と二千人の職員達がディラックの海に飲み込まれ消滅した。しかし、今回はシャムシエルがサキエルのお陰でコアから出てきて少女の姿となった時に、事故の原因となるS2機関も彼女自身と一つになったので事故は起こらなかった。ゲンドウが第2支部に行ったのは次の使徒戦後、参号機を本部配置にする為の会議の為だった。そして、司令執務室ではサキエル達がゲンドウと冬月と次の使徒について話していた。ネルフ本部・司令執務室冬月「今度の使徒は、参号機を乗っ取るのかね!?」サキエル「ああ、〔霧〕を司る第十三使徒のバルディエルだ。」シャムシエル「ゲンドウさん。参号機のテストは無人のダミープラグを使用して下さい。ダミーはもう必要無いですし処分する為に良い口実です。」ゲンドウ「分かった・・・。」サキエル「これで、いらない物の処分はできるな。でも、ダミーはゼーレも持ってるんだよな~。」冬月「どういうことかね?」サキエル「ゼーレの奴らは補完計画の儀式に自分達の量産型にダミープラグを使うつもりなんだよ。17番目の使徒〔タブリス〕が倒されたらそれを使って、強引に儀式をするつもりなんだよ。」冬月「本当かね!?」ゲンドウ「!」シャムシエル「その為に私達は力をつけなくてはなりません。」イスラフェル姉「しかし、先ずはバルディエルの事が先です。」イスラフェル妹「さ~き~~♪♪」ラミエル「先ずは目の前の敵だな!」サキエル「そういう事、冬月先生。」冬月「うむ、しかしゼーレが補完計画の儀式をここで起こすとはな・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「(トウジが選ばれなくて良かった・・トウジには悪いけど、パイロットに選ばれていたら使徒と一緒にトウジも殲滅していたかもしれなかったから・・・・。)」シンジは部屋で一人、親友の未来が変わった事を喜んでいた・・・。 182 : 林檎UAZAexRhnE : 2016/04/24(日) 00:57:28 続きが楽しみ!更新頑張ってください*\(^o^)/* 183 : 三毛猫 : 2016/04/25(月) 15:11:19 視聴回数4900回を突破!!いつの間にこんなに増えたんでしょう。 184 : 伝説ノカナエル : 2016/05/06(金) 17:43:22 期待ですガンバッテー 185 : 三毛猫 : 2016/05/07(土) 10:24:40 伝説ノカナエルさん。ありがとうございます。 186 : 三毛猫 : 2016/05/20(金) 11:03:40 視聴回数5000回を突破!!急いで続きを書きます。 187 : 三毛猫 : 2016/05/23(月) 10:36:14 第三新東京市シンジがネルフ本部でトウジの未来が変わった事を喜んでいる頃、アスカとレイは同じクラスの洞木ヒカリと街へ買い物に出掛けていた。ヒカリ「綾波さんと、こうして明るくお話ができるなんて思ってもみなかったわ。」三人は、店でクレープを食べながら楽しく会話していた。レイ「ごめんなさい。私、今まで心を閉じていたから・・・。」ヒカリ「ううん、嬉しいの。綾波さんが明るくなってくれて。」アスカ「ま、これもシンジの妹を思う愛ってヤツゥ~~?」レイ「!」アスカが茶化すとレイの顔が真っ赤になる。 ヒカリ「綾波さん、顔が真っ赤!」アスカ「分かりやすいわね~、アンタ。」レイ「!・・・・・。」真っ赤な顔のレイは恥ずかしそうに俯いた。ヒカリ「綾波さんって、奥手なのね。」アスカ「コイツが奥手~?この前、ネルフでシンジと手を繋いで歩いてたわよ。」ヒカリ「イヤァ~~!!不潔よぉ~~!!!」レイ「何故?不潔じゃないわ。心がポカポカするとても気持ちのいいことよ?」アスカ「アンタ、そんな事よく堂々と言えるわね。」 レイの返事にアスカが呆れる。レイ「?ごめんなさい・・・。」レイは、シンジと一緒にいるだけで本当に幸せなのだ。二人の顔が真っ赤になっている理由もレイ自身、さっぱり分からないのだ。レイ「洞木さんは、好きな人いないの?」ヒカリ「わ、わ、私はいないわよ!」アスカ「ウソウソ♪あのバカジャージでしょ?ヒカリ♪」ヒカリ「な、な、何よ、アスカ!」レイ「バカジャージ?鈴原くん?」アスカ「正解♪♪」ヒカリ「んもうっ!アスカ!」アスカ「あのジャージのどこが好きになったわけ?」ヒカリ「や、優しいところ・・・。」ヒカリは、頬を染めて恥ずかしそうに俯いた。アスカ「・・・・・。」アスカの顔は少し引きつっている。レイ「鈴原くんのこと、そんなに好きなのね。」ヒカリ「!!・・・・。」レイの言葉で更に顔を真っ赤にするヒカリだった。 188 : TWTAL : 2016/05/28(土) 16:10:05 頑張って下さーい!!とても楽しみでーす!!ゼルエル待ち(๑•̀ㅁ•́ฅ✧ 189 : TWTAL : 2016/05/28(土) 16:10:47 頑張って下さーい。とても楽しみでーすゼルエル待ち(๑•̀ㅁ•́ฅ✧ 190 : TWTAL : 2016/05/28(土) 22:36:00 これで終だったら怨みますよ!?こんな名作を!!未完だなんて!!…まぁ、貴方なら戻ってくると信じてますが…(何様だ俺…) 191 : 三毛猫 : 2016/05/29(日) 10:20:59 TWTAL さん。三毛猫です。続きは必ず書きますので安心して下さい。最近、ちょっと色々忙しいので・・。 192 : TWTAL : 2016/05/29(日) 15:55:42 あ、はい!すみません!!忙しいのですか…頑張ってください!それと、続き楽しみにしています! 193 : 三毛猫 : 2016/06/22(水) 12:54:03 ネルフ本部・司令執務室サキエル「いよいよだな~・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」冬月「〔霧〕を司る第十三の使徒か、予想外の行動をしないかが不安だな・・・。」ゲンドウ「だが、我々は使徒を全て倒さなければならん・・・。」シャムシエル「倒した後は私達の味方になって貰わなければなりません。この星の人類の未来を賭けたゼーレとの最終決戦の為・・。」ゲンドウ「ああ・・・。」ラミエル「バルディエルか、どんな奴なんだろ・・・。」サキエル「それに、サハクィエルとマトリエルの動きも気になる。あの二人・・なに考えてんだろ・・・。」冬月「確かに気になるな・・・。」サキエル「ゲンドウ、あの二人について何か情報は?」ゲンドウ「保安部に捜させてはいるが手掛かりはない・・・。」サキエル「そうか・・・。」ラミエル「どっかに隠れてんのか?」シャムシエル「恐らく・・・。」松代・第二試験場松代の試験場では、ダミープラグを使用したエヴァ参号機の起動実験の準備作業が続けられていた。その最中、参号機のダミープラグの近くに青白い小さなスライムのような物が僅かに動いていた。バルディエル「・・・・・・・・・・・。」 194 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/07/01(金) 23:54:05 ひっさびさに見たら凄い展開になっていた‼︎ 195 : 三毛猫 : 2016/07/09(土) 13:44:45 松代の第二試験場では、リツコがオペレータ達に指示を出しながら参号機の起動実験を始めようとしていた。隣にはミサトとシャムシエルがいる。松代・第二試験場『参号機、起動実験まで、マイナス300分です。』『主電源、問題なし。』『第二アポトーシス、異常無し。』『各部、冷却システム、順調なり。』『左腕圧着ロック、固定終了。』リツコ「了解。Bチーム作業開始。」『エヴァ初号機とのデータリンク、問題なし。』リツコ「これだと即、実戦も可能だわ。」ミサト「そう、良かったわね。」リツコ「気のない返事ね。この機体も納品されれば、あなたの直轄部隊に配属されるのよ。」ミサト「エヴァを4機も独占か…その気になれば世界を滅ぼせるわね。」シャムシエル「戦いは、これから激しくなります。4機あれば安心です。」リツコ「そうね・・・。」ミサト「ねぇ、あんた達はなぜネルフに・・私達に協力してくれるの?」シャムシエル「迷惑ですか?」ミサト「いいえ、ただ・・・。」『ダミープラグ到着。第2班は、速やかにエントリー準備に入ってください。』ネルフ本部・司令執務室サキエル「いよいよだ・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」ラミエル「シンジ達は?」サキエル「大丈夫、すぐに来るよ。」松代・第二実験場オペレータA『エントリープラグ、固定完了。第一次、接続開始。』オペレータB『パルス送信。』オペレータA『グラフ正常位置、リスト1350までクリア。初期コンタクト、問題なし。』リツコ「了解。作業をフェイズ2へ移 行。システム解放はせず、起動の確認だけでいいわ。」ミサト「リツコ、大丈夫なの?」リツコ「理論上はね・・だけど、ダミーシステムは問題がまだ多いから起動の確認だけよ。」オペレータB『オールナーブリンク問題なし。』オペレータA『リスト2550までクリア。ハーモニクス正常。感情素子の36.8%が不鮮明ですが・・・。』リツコ「構わないわ、続けて。」オペレータB『了解、絶対境界線、突破します。』絶対境界線を突破した瞬間、実験場にけたたましい警報が鳴り響いた!警報:ビ~~!!ビ~~!!ミサト「どうしたの!!?」オペレータA『中枢神経に異常発生!』リツコ「実験中止、回路切断!」オペレータA『駄目です!たっ体内に高エネル ギー反応!!』リツコ「まさか・・・。」リツコ達の視線の先のモニターに映る。拘束具を破壊する参号機のエントリープラグ挿入口に、青白いスライムのような物が張り付いているのが見えた!ミサト「使徒!!」バルディエル「グオォォォ~~~!!!!!」眩い白い閃光と共に実験場が爆発し、〔霧〕を司る第十三使徒バルディエルが活動を開始した・・・。 196 : 三毛猫 : 2016/07/11(月) 22:00:58 視聴回数が5555回を突破!頑張って続けます。 197 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/07/24(日) 20:55:46 ゼルエルも女の子になるのかなー 198 : TWTAL : 2016/07/28(木) 04:57:56 流石です(๑•̀ㅁ•́ฅ✧さて、どんな闘いになるのやら… 199 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/01(月) 21:13:06 (催促ではない)早く続き見たいぜ 200 : ( ´・ω・`)ワロランラン : 2016/08/03(水) 15:23:44 結構面白かった続き待ってるぜ(催促では無い) 201 : 三毛猫 : 2016/08/03(水) 20:29:51 皆さん、コメントありがとうございます。作者の三毛猫です。今週の土日には更新するのでよろしくお願いいたします。 202 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/03(水) 21:15:32 無理してないならありがとうございます! 203 : 三毛猫 : 2016/08/06(土) 14:31:13 ネルフ本部・初号機カーゴサキエル「動き出したな・・・。」シンジ「サキエルが言ってた参号機を乗っとる使徒?」サキエル「ああ、バルディエルだ。」シンジ「ミサトさんとリツコさん達は大丈夫なの?」サキエル「シャムシエルが一緒にいる大丈夫だ。それより、急ぐぜ!シンジ!」シンジ「うん!」ネルフ本部・零号機カーゴレイ「サキエルが言ってた使徒・・バルディエルが来たのね。」ラミエル「ああ、参号機を乗っとってこっちにゆっくり向かってらぁ。」レイ「今回は、あなたが同化するの?」ラミエル「ああ、サキエルとシャムシエルに頼まれたぜ!よろしくな!」レイ「ええ、よろしく・・・・。」ネルフ本部・弐号機カーゴアスカ「あいつ(サキエル)が言ってた参号機を乗っとった使徒が動き出したのね。」バルディエルの来襲に気づくアスカの後ろには、作業員に運ばれたガギエルが水槽から上半身を乗り出していた。ガギエル「そのようだね・・・・。」アスカ「今回は、アタシ一人でやるわ!!」ガギエル「いいのかい?」アスカ「平気よ!今のアタシなら何にも怖くないわ!!」ガギエル「分かったよ・・・でも、かなり手強い相手だよ。」アスカ「上等よ!!」松代の実験場でバルディエルが活動を開始した直後、ネルフ本部の発令所ではゲンドウが指示を飛ばしていた。ネルフ本部・発令所青葉「松代にて、爆発事故発生。」オペレータA「被害、不明!!」冬月「救助、および第3部隊を直ちに派遣、戦自が介入する前にすべて処理しろ!」日向「了解!!」青葉「事故現場に未確認移動物体を発 見!」日向「パターンオレンジ、使徒とは確認できません!」ゲンドウ「・・第一種戦闘配置。」青葉「総員、第一種戦闘配置!」日向「地、対地戦用意!」マヤ「エヴァ全機、発進!迎撃地点へ緊急配置!!」冬月「始まったな・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」イスラフェル姉「予定通りですね。」イスラフェル妹「通り~♪」野辺山付近エヴァ3機は地上に射出されると迎撃体制に入る。初号機・エントリープラグシンジ「ここで迎え撃つの?」サキエル「ああ、広い方が戦いやすい。」零号機・エントリープラグレイ「来る・・・・。」ラミエル「暴れてやるぜ!」弐号機・エントリープラグアスカ「いつでも来なさい!今のアタシならどんな使徒だって倒してやるわ!!」ネルフ本部・発令所青葉「野辺山で映像を捉えました。主モニターに廻します。」モニターに黒い参号機を乗っ取ったバルディエルが歩く姿が写し出される。職員達「おおっ!」冬月「やはりな・・・。」ゲンドウ「活動停止信号を発信。エントリープラグを強制射出。」マヤ「だめです!停止信号およびプラグ排出コード、認識しません!」ゲンドウ「パイロットは乗っていないのだな?」日向「はい、ダミープラグで起動しています。」ゲンドウ「エヴァンゲリオン参号機は現時刻をもって破棄。目標を第十三使徒と識別する。予定通り野辺山で戦線を展開、目標を撃破しろ。」青葉「目標接近!」野辺山バルディエル「・・・・・・・。」 204 : エヴァファン : 2016/08/12(金) 14:38:50 とても面白いです!!これからも頑張って下さい!! 205 : 三毛猫 : 2016/08/20(土) 22:06:16 野辺山では、参号機を乗っ取ったバルディエルと3機のエヴァが対峙していた。野辺山バルディエル「・・・・・・。」ズシン!ズシン!ズシン!ズシン!初号機・エントリープラグシンジ「・・・・・。」サキエル「来るぜ、シンジ♪」シンジ「うん・・・。」零号機・エントリープラグレイ「来るわ・・・・。」ラミエル「来やがれ。」弐号機・エントリープラグアスカ「いつでもかかって来なさい!今のアタシは前とは違うわ!!」バルディエル「・・・・・・。」ズシン! ズシン!ドドドドド~!!ブォン!!ドカッ!!ゆっくりと歩いていたバルディエルが突然、全力で走り出し初号機に飛び掛かり、バルディエルの拳が初号機の頭部に直撃する。初号機・エントリープラグシンジ「ぐっ!」サキエル「ぬわっ!」零号機・エントリープラグレイ「お兄ちゃん!」ラミエル「ヤロー!」ダダダダダダダダダ!!ダダダダダダダダダ!!バッ!グルゥン!!バッ!ズゥン!!ドガッ!!!ズゥゥゥ~ン!!!零号機が二丁のマシンガンをバルディエルに向かって発射するが、夕焼けの大地を獣の様な動きで弾丸を避けたバルディエルが、零号機に強力な飛び蹴りを喰らわせた。零号機・エントリープラグレイ「あぐっ!!」ラミエル「やりやがったな!」弐号機・エントリープラグアスカ「アンタの相手はこのアタシよ!!」弐号機がバルディエルにパレットライフルを撃ちながら突撃する。ダダダダダダダダダダダダダ!!バルディエル「!!!」グラッ!!ドゴォォォン!!!発射される弾丸は、不意を突かれたバルディエルに次々と直撃し、轟音と共にバルディエルの黒い機体を後ろに倒した。初号機・エントリープラグシンジ「やった!」サキエル「弾丸を変えといて正解だったな・・。」シンジ「弾丸を変えた?」サキエル「リツコっちに頼んで、パレットライフルの弾丸を劣化ウラン弾からタングステン弾に変えて貰ったんだ。」シンジ「タングステン弾?」サキエル「説明は後だ♪来るぜ。」シンジ「!」シンジが前を見ると、バルディエルが起き上がり体勢を立て直していた。ズシ!グラリ!ズゥゥ~ン!!!バルディエル「・・・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「うおりゃあああああ!!!」ブォォン!!バルディエル「!」バッ!!ズゥゥン!!!弾切れのライフルを捨て、ソニックグレイヴに持ち変えた弐号機がバルディエルに飛び掛かるが、バルディエルは獣の様に両手両足で大地を蹴って後ろに回避する。弐号機・エントリープラグアスカ「こぉのぉぉぉ~!!!」ブォ!!ガシッ!!!!弐号機がバルディエルの顔面にを振るうが、両腕で受け止められる。次の瞬間、バルディエルの背中の肩甲骨近くの部分から装甲を破って二本の腕が生えてきた。グチャ!バキバキ!!バキバキ!!バルディエル「・・・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「な!!?腕が増えた!」バルディエル「・・・・・・。」次の瞬間、新たに生えた二本の腕が弐号機の首を締め上げた。ドカッ!ガギギリィィィ~~~!!弐号機・エントリープラグアスカ「あがっ!!ぐぅっ!こんちきしょょおおおおぉ~~~!!!!」首を締められた弐号機は、バルディエルの首と胴体を狙って右肩からニードルガンを発射した。カシャッ!ドドドドドドド!!ガガッ!ドシュ!!ドシュ!!バルディエル「!!!」バッ!!ズゥゥゥン!!!!初号機・エントリープラグシンジ「アスカ、無事!?」アスカ『これくらい平気よ!まだまだ行けるわ!!』シンジ「良かった。まさか、腕が四本になるなんて・・・。」サキエル「気をつけろ!シンジ♪バルディエルの奴、本気を出すぞ。」シンジ「う、うん。」零号機・エントリープラグレイ「・・・・・・。」ラミエル「本気出しやがったな。」レイ「ええ・・・。」ネルフ本部・発令所冬月「サキエルくんの言った通り、手強い相手だな・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」 206 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/21(日) 23:16:31 舞台は新劇場版かな? 207 : 三毛猫 : 2016/08/23(火) 21:04:37 舞台はアニメ版です。しかし、サキエルが過去へ遡ったことにより、本来の未来に 208 : 三毛猫 : 2016/08/23(火) 21:05:46 舞台はアニメ版です。しかし、サキエルが過去へ遡ったことにより、本来あるべき未来に影響が出ている設定です。 209 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/26(金) 19:48:23 わかりました。よく考えたらマトリエル出てきたのアニメ版ですもんね(笑)。 210 : 三毛猫 : 2016/09/10(土) 09:15:30 野辺山での3機のエヴァと第十三使徒バルディエルとの戦いは激しいものになっていた。3機のエヴァが攻撃を仕掛けるも獣の様な動きで回避し、飛び蹴りや素早い格闘技を使う脅威的な瞬発力でシンジ達を翻弄していた。バルディエル「・・・・・・・。」ペキ!ペキ!グチグチャ!ゴキ!!ペキ!パキ!グチャ!ゴキ!!夕焼けの大地に骨が折れる音や肉が蠢く音が響く、バルディエルの四本の腕が1.5倍近くの長さに伸びていく。初号機・エントリープラグシンジ「腕が伸びた!」サキエル「(あれ?バルディエルって腕が四本もあったっけ?腕が伸びるだけじゃなかったか?違うか?)」シンジ「隙が全然ない・・・。」サキエル「気を抜くなよ。」シンジ「うん!」零号機・エントリープラグレイ「狩りをする獣の様な素早い動き、まるで黒豹みたい・・・。」ラミエル「黒豹か、確かにな・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「動きが速い・・しかも、長い四本の腕。あいつ(ガギエル)の言った通り、手強いわね・・・・。」バルディエル「・・・・・・・。」ズシッ! グォッ!ドガッ!!!!素早い動きで回転したバルディエルが、弐号機の頭部に回し蹴りを直撃させた。弐号機・エントリープラグアスカ「ぐっ!!このぉ~~!!!」弐号機がソニックグレイヴを振り下ろすが、二本の腕で受け止め、残りの二本の腕で弐号機の両肩を掴んだ。すると、青白いスライムのような物が弐号機の両腕を侵食し始めた。初号機・エントリープラグシンジ「あれは?」サキエル「バルディエルの奴、アスカの精神も弐号機も乗っ取る気だ。シンジ、止めるぜ!」シンジ「分かった!」次の瞬間、初号機のプログナイフが水の刃を纏った日本刀に変わった。サキエル「行け!シンジ♪」ネルフ本部・発令所青葉「目標、弐号機を侵食中!!」日向「初号機のプログナイフが水の刃の日本刀に変化!!」マヤ「か、刀!?」冬月「刀に変化させるのは初めてだな・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」野辺山バシュッッ!!!!! ドシャ!!!バキッ!ブシュ~~~~!!!バルディエル「!!!!!?」山々に何かを斬った音と大きな何かが大地に落ちた音、骨が砕け、液体が大量に噴き出す音が響く。初号機・エントリープラグシンジ「腕が三本になった!」サキエル「ここからが、本番♪♪」バルディエル「!・・・・・・・・・。」 211 : 三毛猫 : 2016/10/08(土) 09:10:24 初号機・エントリープラグサキエル「行け~、シンジ♪」シンジ「うあぁぁぁ!!!」バルディエル「!」バッ!!!ズゥゥン!!!弐号機・エントリープラグアスカ「ちょっと、何よアレ!?反則じゃない!こいつはアタシが倒すんだからぁぁぁ!!!」弐号機のソニックグレイヴがバルディエルの背中を横に切り裂いた後、右肩に突き刺さった。ブン!!バキィ!!!ドスッ!!バルディエル「!!」零号機・エントリープラグラミエル「おっし!!」レイ「動きが鈍くなった・・・!こっちに来る!」ガシィン!!!バルディエルが零号機の首を長い腕の一本で掴むと地面に引き倒した。ズゥゥゥン!!!!零号機・エントリープラグレイ「うっ!!ぐっ!!!」ラミエル「ヤロー!!」初号機・エントリープラグシンジ「レイ!!」サキエル「!」弐号機・エントリープラグアスカ「レイ!!」弐号機がバルディエルを狙うが、3本の腕を使い零号機を盾にする。零号機・エントリープラグアスカ『何よ!コイツ!!!レイ、無事!?』レイ「ぐぅぅ!!!」ラミエル「ナメんな~~!!!」ラミエルが叫んだ瞬間、零号機のコアが閃光と共に加粒子砲が発射された!パシュ!!!ドッカァァァン!!!!ネルフ本部・発令所日向「加粒子砲!!?」マヤ「ラミエルの!!?」青葉「か、加粒子砲が第十三使徒に直撃!!!」冬月「うむ、勝ったな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」野辺山バルディエル「!!・・・・・。」ズ、ズゥゥン!!!バキキッ!!動きが鈍くなり、息遣いも絶え絶えの状態になったバルディエルの身体から部品などが地面に剥がれ落ちている。初号機・エントリープラグサキエル「シンジ、止めはアスカにやらせな♪」シンジ「え?」サキエル「花を持たせるんだよ。譲り合う心は大切だぜ♪」シンジ「うん、アスカ!止めを!!」サキエル「うなじを狙え!!」アスカ『分かってる!!!』弐号機がバルディエルに向かって駆け出す。弐号機・エントリープラグアスカ「うおりゃああああ!!!!」バシュ!!バルディエル「!!?」グラッ!ズゥゥゥ~ン!!!!!弐号機のソニックグレイヴにうなじを深く切り裂かれたバルディエルが、崩れるように大地に倒れた。ネルフ本部・発令所青葉「目標のパターン青、消滅。」日向「やった!」マヤ「あ!そういえば、先輩は?」リツコ「大丈夫よ、マヤ。」ミサト「やっと、戻れたわ・・・。」シャムシエル「無事に勝てたようですね。」マヤ「先輩!!」日向「葛城さん!!」リツコ「すぐに今回のデータ取らないといけないわね。」マヤ「先輩!無事だったんですね!」リツコ「ええ、シャムシエルのお陰で、助かったわ。ついでにネルフ本部まで空を飛んで送ってくれるし。」ミサト「魔法の絨毯みたいだったわね。」マヤ「へ?魔法の絨毯ですか?」リツコ「ええ、楽しかったわ。」 冬月「何とか無事に勝てたな、次は〔力〕を司る使徒だったな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」 212 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/10/11(火) 22:28:13 次はゼルエルさんか... 213 : 三毛猫 : 2016/11/06(日) 22:00:12 いつの間にか視聴回数が6600回を突破!続きを急いで書きます。 214 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/11/23(水) 00:20:47 そろそろ連載2年目いくあるよ 215 : 三毛猫 : 2016/11/25(金) 22:19:35 第44話 〔最強の使徒ゼルエル〕ネルフ本部・司令執務室冬月「いよいよだな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」サキエル「〔力〕を司る第十四使徒ゼルエル、今までとは強さが桁違いだ。」シャムシエル「はい、今までで一番激しい戦いになるでしょうね。この戦いに勝てば、後は少し落ち着けます。」ラミエル「使徒を倒した数が半分を超えたのにアダム様はまだ目覚めないのかよ!?」サキエル「いや、もう目覚めているさ。完全にではないけどな・・・。」冬月「本当かね!!?」ゲンドウ「!・・・サキエル、アダムは何かコンタクトを取ってきたのか?」サキエル「ああ、前にミサトの家に突然現れた白い学生服を着た少年の話、覚えてる?」ゲンドウ「ああ・・・・。」サキエル「その少年、もしかしたら・・・。」冬月「何かね?」ゲンドウ「人間の姿をしたアダムか?」冬月「な、何!!?ほ、本当かね、葛城くんとアスカくんの前に現れた白い学生服の少年がアダム!!!?」サキエル「まだ、分かんないけど・・。」シャムシエル「もし、そうならばアダム様はもはや70%以上復活しています。」ラミエル「おっし!!」シャムシエルの言葉を聞いたラミエルは、ガッツポーズを決めた。冬月「70%以上か・・これからが、本番だな碇。」ゲンドウ「ああ・・・先ずはゼルエルを倒すのが最優先だ。」サキエル「ゲンドウ、前に頼んだ武器のことなんだが・・・。」ゲンドウ「赤木博士が開発に取り組んでいる。ゼルエルの戦いには間に合う筈だ。」サキエル「よし、準備は順調だ。」ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間台の上に置かれたアダムは、神々しいオレンジ色と白い光を定期的に発していた。アダム「次は、ゼルエルか・・・・・・もうすぐだな。」 216 : 三毛猫 : 2017/01/07(土) 20:14:33 ネルフ本部・シンジの部屋ネルフ本部の中にあるシンジの部屋では、次に来る使徒ゼルエルとの戦いに向けてサキエルとシンジ達が話し合いをしていた。アスカ「次に来るのが最強の使徒〜!!?」サキエル「そ、〔力〕を司る第十四使徒ゼルエル。ATフィールドも強さも桁違いだ。」シンジ「どうやって倒すの?」サキエル「考え中だ。」アスカ「考え中って、何呑気に考えてんのよ!?」サキエル「仕方ないだろ、ゼルエルはそれ程強いんだぞ。アスカ。」アスカ「コアはどこにあるのよ?」サキエル「胸の真ん中だ。」アスカ「正面から戦わないといけないってことね。」サキエル「そう、だから難しいんだよ。」レイ「私はお兄ちゃんがいれば、どんな使徒でも勝てる・・・・。」シンジ「あ、ありがとう。レイ。」アスカ「ぬわぁにをイチャイチャしてんのよ!このシスコン!!」シンジ「シスコンって言い過ぎだよ、アスカ!」レイ「そう、私はお兄ちゃんが掛け替えのない存在であり、ずっと側にいたい。そして、一つになりたいだけ・・・。」アスカ「アンタ、何言ってんのよ!!」サキエル「レイ、誤解を招くようなことは言ってはダメだろ。」シンジ「僕が今度ゆっくり教えるから、ごめん。サキエル、アスカ。」レイ「?・・・・ごめんなさい。」サキエル「大丈夫なのか、これで?」シンジ「と、取り敢えず・・父さんと相談して決めた方が良いかもね。」サキエル「そうだな・・・。」ネルフ本部・司令執務室一方、ゲンドウがいる司令執務室ではシャムシエルがゼルエルとの戦いに向けて、ゲンドウと冬月と話していた。シャムシエル「サキエルがシンジさん達と一緒に来るそうです。ゼルエルとの戦いで話し合いたいと・・・。」ゲンドウ「そうか・・・・。」冬月「ふむ、これまでとは比べ物にならない程の厳しい戦いになるだろうからな。」ラミエル「俺はどのエヴァと同化するんだ?また、見学か〜?」冬月「ラミエルくんがエヴァに同化するかについては、サキエルくんが決めてくれるだろう。今は、シンジくん達と一緒に来るのを待つとしょう。」ゲンドウ「ああ・・・・・・。」ラミエル「戦えるならどのエヴァでもいいぜ〜〜。」 217 : キリ : 2017/01/10(火) 05:38:39 久々に来ました〜期待です!展開が気になる… 218 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2017/02/05(日) 20:44:05 そろそろ2年目突入ですね(^O^)/ 219 : TWTAL : 2017/07/16(日) 02:52:20 更新が長期されておりませんので心配しております(´・ω・`)お元気でしょうか(´・ω・`)… 220 : 三毛猫 : 2017/07/21(金) 22:23:02 第三新東京市そして、遂に最強の使徒「ゼルエル」が襲来した。武装ビルから速射砲の砲弾や大口径の弾丸やミサイルが暴風雨のようにゼルエルの顔や胴体・足に次々と直撃するが、擦り傷一つ付くことなく、平然とゼルエルは宙をゆっくりと進みながら第三新東京市を目指している。ゼルエル「・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所『総員、第一種戦闘配置!!!』冬月「目標は?」青葉「現在、侵攻中です。駒ケ岳防衛線、突破されました!!」サキエル「ついに来たか・・・。」シャムシエル「来ましたね。」ゲンドウ「・・・・・・・。」サキエル「おれは先にシンジと初号機で待機してるぜ、ゲンドウ。」シャムシエル「私も行きますか。」ゲンドウ「ああ、頼む・・・。」第三新東京市ゼルエル「・・・・・・・・・。」パシュン!!!!ゼルエルの骸骨に似た顔の部分が十字架の形に光った瞬間、武装ビルや住宅地などが消し飛んだ!!。ドゴォォォォォォン!!!!!!!ネルフ本部・発令所オペレータA『第1から18番装甲まで融解!!』日向「18もある特殊装甲を、一撃で!!?」ミサト「エヴァ全機をジオフロント内に配置、本部施設のに直衛に廻して!ジオフロント内に侵入した瞬間を一気に攻撃するわ!!」マヤ「了解!!」リツコ「今回の使徒ゼルエルは、〔力〕を司る最強の使徒。ATフィールドも強さも今までの使徒とは比べ物にならないわ。」ミサト「まさに総力戦ね!・・・・。」ゲンドウ「葛城一佐、この第十四使徒戦は最も重要な戦いだ。使える物は全て使い必ず勝利しろ。」ミサト「はい!」ジオフロント初号機・エントリープラグシンジ「最強の使徒か・・・。」サキエル「レイにアスカも、おれ達もいるから大丈夫さ♪」零号機・エントリープラグレイ「来る!・・・。」シャムシエル「来ますね〜。」弐号機・エントリープラグアスカ「来たわね、最強の使徒。上等よ!今のアタシならあんただって倒して見せるわ!!」 221 : 三毛猫 : 2017/07/22(土) 11:11:05 ※作者からの訂正一佐×→三佐○ 222 : 三毛猫 : 2017/08/25(金) 19:14:46 ネルフ本部・実験場ネルフ本部の中にある実験場には、バルディエルに乗っ取られシンジ達との戦いで大破し調査の為に運び込まれた参号機が横たわっている。現在、ゼルエルとの戦いで実験場に人はおらず無人である。ラミエル「あ〜あ、つまんねぇ。また加粒子砲撃ちてぇのに〜。」ゼルエルとの戦いの同化するメンバーに選ばれなかったラミエルが暇潰しで来ていた。ガタン!ビチビチッ!ビチチッ!ラミエル「ん?何だ?」物音がした方を見ると、参号機のエントリープラグ挿入口の所に青白い色の髪をした少年が立っており、足元を見ると植物の根っこのように青白いスライムがエントリープラグ挿入口に多く張り付いている。??????「・・・・・・・。」ラミエル「お、おい!お前誰だ!?」??????「・・・・・・・。」ラミエル「おい!」ガタッウウィィ〜〜〜〜〜・・・。その少年がいる場所とは別の場所から物音が聞こえ、何かが走行して来る音が聞こえた。ラミエル「は!?」見ると、リツコやマヤなど技術開発部の人達が使う高所作業車が、無人の状態でこちらに近づいて来る。その高所作業車の運転席やエンジンがある部分に金色の斑点模様がいくつもあり、点滅している・・・。ラミエル「この模様どっかで・・・。」高所作業車イロウル「・・・・・・・・・・・・・。」ジオフロント一方、第三新東京市の中央区に開けた大穴からジオフロントに到達したゼルエルが、エヴァ三機と対峙していた。ゼルエル「・・・・・・・・。」ずんぐりとした体型に、上下に黒と白の模様と両脇と両腰にオレンジ色の石のような模様。折り畳まれた紙の手が特徴の最強の使徒のゼルエルは、前の世界でもシンジ達を苦しめた使徒である。初号機・エントリープラグシンジ「これが最強の使徒?」サキエル「油断すんな、桁違いだぞ。」零号機・エントリープラグレイ「これが、最強の使徒・・・。」シャムシエル「シンジさんとサキエルにアスカさんがいます。怖くはありませんよ。」レイ「ええ、怖くないわ。」弐号機・エントリープラグアスカ「どっからでも来なさい!」ゼルエル「・・・・・・・・。」両腕:パラッ!シャッ!!!ガキィィィィ〜ン!!!!ゼルエルの両腕が弐号機に貫こうとした直後、弐号機の前に張られたATフィールドがゼルエルの両腕を防いでいた。ゼルエル「!・・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「ATフィールドの使い方、シンジに教えて貰っといて正解だったわね。」初号機・エントリープラグシンジ「アスカ、ATフィールドの使い方マスターしてるみたい。」サキエル「教えといて正解だったな♪」ゼルエル「・・・・・・・・。」 223 : キリ : 2017/08/29(火) 17:42:15 知らぬ間にかなり長くなってますね…追いつけません…がんばってください! ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。
このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 三毛猫 : 2015/02/16(月) 17:41:12 プロローグ「赤い海と???」 血のような赤い海の波の音が静かに砂浜に打ちつけている…周囲を見渡すと、十字架のように両腕を広げた量産型エヴァ、巨大すぎる白い半分に欠けた第二使徒「リリス」として覚醒した綾波レイの顔、その砂浜にはサードインパクトの為に利用されにされ尽くされた少年である碇シンジが座っている。 ここは、サードインパクトが起こった後の世界………。 ???「やれやれ、これだからリリンというのは愚かだ…S2機関も持たないお前たちが、我のように永遠の時を生きれると思ったのか?ゼーレの老いたリリン共……愛する妻の為にすべてを捨てたリリン…碇ゲンドウ……碇シンジにとっては救いがない世界だな………。」 遠くからその者は、碇シンジを見つめながらサードインパクトを起こした者たちを鼻で笑っていた……。 ???「もはや、この星には生命が存在しない… 見るに耐えんな……だが、やり直させるチャンスをリリンに与えてもよいかもしれんな…。」 そう言うとその者の両腕が神々しい光を放ち始め、光が消えると円の下が少し長く尖ったコンパスのような白い仮面を被った少年が現れた身長と年齢は碇シンジと同じくらい…碇シンジが初めて戦った使徒「サキエル」である。 第三使徒・雨を司る使徒 「サキエル」 性格:遊び人のようなお調子者 能力:光のパイル・水を使った技 サキエル「ありゃりゃ!?ここは……。」 ???「サキエル、碇シンジにやられて以来だな、我はお前に頼みがある。」 サキエル「頼みって、長老?神様?創造神様?どんな呼び方がいいっすかね~頼みって言われても!?あっしは、この星が好きなんで!へぇ、とてもとても大それたデカイ頼みは…」 ???「少し落ち着かんか、サキエル……また、赤い海の中にもどしてやろうか?嫌なら、我の話を聞け………。」 サキエル「へぇ~い………。」 ???「サキエル、時を遡り碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーを幸せな未来に運命を変えよ……それと、綾波レイもな…………。」 サキエル「時を遡る!?」 ???「よく聞け……………………………。」 2 : 名無しさん : 2015/02/16(月) 19:52:22 改行したほーが見やすいぜ? 3 : 三毛猫 : 2015/02/16(月) 20:12:21 はじめまして、名無しさん、このssを書いてる三毛猫といいます、生まれて初めての小説を書くので慣れないので、不安定な小説になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 4 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/16(月) 21:40:46 >>3がんばれー 5 : 三毛猫 : 2015/02/16(月) 22:16:31 第1話「逆行、シナリオの始まり」サキエル side赤い世界で長老にあった後、神々しい光に包まれて、しばらく意識を失った…再び目を開けた時、目の前にあったのは…夜の都市……自分が初めて戦った場所…自分が死んだ場所…第三新東京市という名の街………。 ここから、始まるのか…すべてを変えて三人の仕組まれた子供の未来を救い、自分以外の使徒とリリンとの共存…長老と聖母様の復活計画…そして、ゼーレ打倒計画……ハァ…大変そうだが、楽しそうだしやるだけやってみるか………。そう考えていると、自分の前に紫色の角の巨人が地面から出てきた…あ、碇シンジ…仕組まれた子供の一人……どうやって助けよう……わざと負けてネルフの捕虜&協力者になるか?? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいかもな♪ 碇シンジ side久しぶりに父さんに呼び出されて、訳も理由もくわしく話されないままこのロボットに乗せられた。乗ったこともないのに乗せるのなんて、失敗するに決まってるじゃないか!!父さんもミサトさんっていう人も、僕に何をしてほしいんだよ!!嫌だ、帰りたい、こんなことなら来るんじゃなかった…誰か僕を助けてよ…。ネルフ本部・発令所、ミサトside15年ぶりの使徒襲来、私の父の仇である使徒との戦い。リフトから地上へ射出されるシンジくんの乗る初号機。互いに睨み合う使徒と初号機…この戦いに勝たなければ人類は滅亡する。そう、絶対に勝たなければいけない!!私は心に固く決意し指示を出す。ミサト「シンジくん、まずは歩いて!」 リツコside エヴァと使徒との初めての戦い、使徒との戦いは初めてであり、使徒についても不明なことが多すぎるわ…。この戦いで初号機が勝ったら、急いで使徒のサンプルを取らないといけないわね。碇ゲンドウ side地上に出される初号機と睨み合う使徒、この戦いに勝ちこれから来るであろう15体の使徒を倒さねばならない…私のシナリオのために…。全てはここからだ……ユイ。様々な思いが入り乱れる人類と徒との戦い、だがこの後に起こる驚愕の出来事の数々をネルフの人間たち、ゼーレの者たちも知らない。 6 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 11:52:09 第2話 「始まりの戦い」サキエル「(やっぱり、前の戦いの通りだ。少し歩いてところで倒れる初号機・・だが、ここからが違うんだよな~♪前と違って自分には長老から与えられた自我がある。右手から光のパイルを出してナイフを持った初号機と戦う・・・長老からの最初の試練?命令?任務?は、『戦いを最小限に終わらせて鈴原トウジの妹を無傷で済ませること・初号機のコアの科学者に未来を見せて味方につけること』だったっけ??・・・ハァ~、忙しい)」ネルフ本部・発令所 青葉「目標!右手から光る棒状の武器を出して初号機と応戦中!!」ミサト「シンジくん!相手の胸にあるコアを狙って!そこが弱点よ!!」マヤ「まるで、剣士同士の戦いですね・・先輩」リツコ「マヤ、分からないでもないけど今は集中しなさい」マヤ「す、すみません!」発令所の後ろの高い所には、全ての真実を知る数少ない人間の二人がいた。冬月「初めての実戦なのに、シンジくんは上手く戦っているな・・・。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・。」 全てのシナリオが上手く進むと信じる碇ゲンドウ…しかし、この後に起こる出来事が彼のシナリオを木っ端微塵に砕くことになる…。 7 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 17:07:55 ※作者からの訂正ですサキエルの司るのは雨ではなく、「水」でした。お詫びします。 8 : 水沢さん。 : 2015/02/17(火) 18:09:22 期待してます♪ 9 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 18:32:38 はじめまして、水沢さん。作者の三毛猫です。コメントありがとうございます。グタグタになるかもしれませんがよろしくお願します。 10 : 三毛猫 : 2015/02/17(火) 20:31:35 第3話 「わざと敗北♪」 サキエルと初号気は、命懸けで戦っているのがウソのようにスローモーションのような動きで光のパイルとプログナイフの刃をぶつけ合っていた。サキエル「(そろそろ頃合いだな・・・・初号機に負けてネルフの捕虜になるか。)」ガキン!・・・キィン!!・・・・カキーン!ギィィン!!・・・ガキィン!!!初号機・エントリープラグ内シンジ「ぐっ!!・・・・(コアを狙ってるのに光の棒でナイフを弾かれる!)」ネルフ本部・発令所青葉「目標!初号機のプログナイフの攻撃を光の棒状の武器で弾き返しています!!」日向「相手はシンジくんの攻撃を弾き返しているだけ、向こうからは攻撃を仕掛けて来ませんね・・・・・。」マヤ「初号機に損傷なし!ですが、パイロットの心拍数が上昇しています!!」 リツコ「疲れてきてしまったようね、シンジくん・・・・。」 ミサト「シンジくん!しっかり!!相手も疲れているはずよ!!!」リツコ「(ミサト・・・使徒が疲れる訳・・そもそも、使徒に心があるわけ・・・。)」リツコがそう考えていた時に青葉シゲルが発令所全体に聞こえる声で叫んだ。青葉「目標!右手を下げました!!」 ミサト「今よ!シンジくん!!コアを!!!」 初号機・エントリープラグ シンジ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ガキキィィィィ~~ン!!!!!! 初号機が両手に構えたナイフがサキエルの胸の真ん中にあるコアに刺さりコアが砕けた!。サキエル「(今だ!リリンの姿に体を変えて、この体を捨てないと!後は、上手く捕虜になるだけ♪そこから、全てのシナリオが始まる♪完璧にやってみせるよ♪長老♪)」ドオォォ~~・・・・・・ン!!!†サキエルがそう考え終わると同時に第三新東京市にオレンジ色の巨大な十字架が爆音と共に夜空に美しく輝いた。 11 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/17(火) 22:21:12 シンジ「セリフの間は、改行したほうが読みやすくなるよ。」 12 : 三毛猫 : 2015/02/18(水) 00:26:47 はじめまして、ナメクジさん。作者の三毛猫です。読みにくいssですいません。なにしろ、初めての小説を書くのでグタグタかもしれませんが、 よろしくお願いいたします。 13 : 三毛猫 : 2015/02/18(水) 13:47:46 第4話 「捕虜になるけど解剖は勘弁」初号機に倒されたサキエルは、未来の赤い海の世界にいた時と同じく仮面を被った少年の姿をしていた。十字架の爆発に巻き込まれる直前に脱出していたのだ。サキエル「ふぅ~、危ない。上手くリリンの姿に変身することができた。」???「兄ちゃ~ん!どこ!?うぇ~ん!!」サキエル「(女の子!?そうか!!!あの子が鈴原トウジの妹か!!?確か、名前は鈴原サクラだったけ?)」サキエルがそう考えていた時、黒いジャージを着た少年が走ってきた。サクラの兄の未来のフォースチルドレン「鈴原トウジ」だ。トウジ「サクラ~~!!!どこや~~~!!?おったら返事してくれ~~!!!」タッタッタッタッタッタッ!!タッタッタッタッ!タッタッ!タッタッ!!サクラ「兄ちゃん!!ここや!!!」トウジ「サクラ!!無事やったか!!あかんやろ!!兄ちゃんなら離れたら!!怪我はないか???」サクラ「うん、ないで・・・。」トウジ「おっしゃ!早よう背中に乗れ!!兄ちゃんがおんぶしてシェルターまで連れてっちゃる!!」サクラ「うん、兄ちゃん・・おおきに。」 トウジ「まかせとき!!」タッタッ!タッタッ!タッタッ!タッタッタ! サキエル「ふぅ~・・・・(これで長老からの最初の任務は完了だな。あ!!!しまった!!コアの中の碇ユイと会うのを忘れた!!!!!しまった~・・・・長老に怒られる。)」その時、複数の車の走る音が聞こえきた。トウジとサクラが走り去って行った方角から5台の黒い4ドアの自動車が向かってきた!5台の車はサキエルの回りを包囲し、車から銃を持ったサングラスをかけた黒いスーツの男たちが降りてきた。ネルフの保安部の人間たちだ・・サキエルは周囲を銃を構えた保安部にぐるりと囲まれた。 サキエル「(あらら~♪ま、いっか♪撃たれてもATフィールドで防げばいいし♪♪)」保安部A「目標を包囲しました!!」保安部B「先程の民間人2名の避難を確認!!」保安部C「目標に動きなし!!」保安部の男たちが状況を発令所に報告している。保安部に指示を出しているのは発令所にいるミサトとリツコだ。ネルフ本部・発令所 青葉「目標に動きはありません!!」日向「使徒が人間に変身した!!」 マヤ「初号機、損傷なし!パイロットの精神状態も問題ありません!使徒は・・・・・・・・どうしましょう・・・先輩??」リツコ「まさか・・・・使徒が人間に姿を変えるなんてありえないわ!!!」ミサト「どうなってるの!!?」冬月「碇、これはどういうことだ。シナリオにないぞ・・・(小声)」ゲンドウ「も、も、問題ない・・・・。」 一方、サキエルは保安部に取り囲まれたままだった・・・・・・。サキエル「(いつまで待てばいいんだろ~??・・・・・・・・・・・。)」保安部A「以前、目標に動きなし!!」保安部B「指示をどうぞ!」保安部の無線の先からは、慌てたミサトの指示が出される。 ミサト『と、とにかく・・・そのままよ!使徒を絶対に逃がさないで!!現状を維持!!』保安部A「了解!現状維持!!」 保安部B「了解!現状維持!!」 保安部C「了解!現状維持!!」 サキエル「(現状維持ってwww。慌て過ぎだろ??)」保安部の手には、独特の形のT字の銃が握られている。 サキエル「(あの武器は確か・・・・それより、どうしよう・・・そうだ!こうすればいいんだリリンが降参するときにやるあのポーズを!!)」保安部に囲まれたサキエルは、両手を挙げた。人類の多くの戦争で見られた降参するときときのポーズである。 14 : 三毛猫 : 2015/02/18(水) 13:51:06 保安部A「りゅ、両手を挙げた!!?降参しているのか!!!?」サキエル「そうだよ、リリンの諸君♪」保安部B「しゃ、喋った!!!?」 保安部C「目標が自分たちに会話を!!!!」サキエル「あんたら、いつまでここにいる気だい?早く連れてってくれ♪」保安部全員「( ; ゜Д゜)・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所青葉「も、も、目標・・・・保安部と会話を・・・・・して・・・います。」日向「使徒が・・・・喋った。」マヤ「せ、せ、先輩?・・・・・・・。」リツコ「あ、あ、ありえないわ・・・・・・そ、そ、そんなこと・・・・・・・・。」 ミサト「使徒が喋っ・・・・・た・・・・。」ゲンドウ「冬月、後は頼む・・・・・・・。」冬月「おい!まて碇!!信じられんのも無理ないが私に全部押し付けるな!!戻って来い!!碇~~~!!!」シンジ『あ、あの~~・・・・僕はどうすれば・・。』ミサト「はっ!!ご、ご、ごめんね!シンジくん!!ひゅ、日向くん。シンジくんを帰投させて。」 日向「りょ、了解!シンジくん。僕の指示を聞いて戻って来てくれる??」シンジ『は、はい!よろしくお願いします。』日向「こちらこそ、よろしくね」リツコ「マヤ!!!保安部にあの使徒を急いで生きたまま捕獲するように伝えて!!!!!!それから、保安部のいるところに頑丈な大きな檻を運んで!!!!大きさは、人間が入れる十分な大きさよ!!!!!」マヤ「お、檻ですか!?」リツコ「そうよ!!檻よ!!急いで!!」マヤ「は、はい!!」ミサト「ちょ、リ、リ、リツコ!何するつもり!!!?」リツコ「決まってるでしょ!!?生きたままの使徒なんて貴重すぎるサンプルと実験材料なのよ!!!!捕獲してデータを取るに決まってるじゃない!!!マヤ!急いで!!!」 マヤ「はい!!技術部と科学部へ!大至急、頑丈な檻を用意して下さい!!!」ネルフ本部・カーゴ 整備員A「 檻!!!?」整備員B「何だ!!?何だ!!?」整備員C「檻って言ったよな!?」科学班J「檻って、どれくらいの大きさだろ?」科学班K「人間が入れる大きさだって・・。」 全員が困惑していると、カーゴに・・いや、ネルフ本部どころかジオフロントに響き渡るほどの赤木リツコの怒号と絶叫が響いた!!。 リツコ『いいから早く用意しなさい!!!!!貴重すぎるサンプルと実験材料が!!!目の前にあるのよ!!!早く!!!!!!!!!』全員「は、はい!!!( ; ゜Д゜) 」その後、1時間後・・・完成した檻に入れられたサキエルがネルフ本部へと輸送された。 檻の中サキエル「上手くいった♪・・・・・。」 15 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/18(水) 17:43:41 サキエル可愛い 16 : 水沢さん。 : 2015/02/19(木) 07:48:25 期待してます! 17 : うすらひ : 2015/02/19(木) 08:20:07 エヴァンゲリオン読んだことありませんが、これ読んで興味が湧いてきました。期待です、頑張って下さいo(^▽^)o 18 : 三毛猫 : 2015/02/19(木) 10:46:39 水沢さん。紅蓮の喰種さん。おはようございます。三毛猫です。コメントありがとうございます(^_^)。 19 : 三毛猫 : 2015/02/19(木) 13:30:46 第5話 「見知らぬ天井?いや、実験室!?」 ネルフ本部・病室 ネルフ本部の病室では、シンジとミサトが入院中のレイのお見舞いに来ていた。ミサト「レイ、今日からサードチルドレンになる碇シンジくんよ。仲良くね♪」シンジ「あ、えっと・・よろしくね。」レイ「よろしく・・・・・・・・・・・・。」ミサト「ご、ごみんね~。シンちゃん♪レイは、まだ怪我が治ってないのよ。」シンジ「あ、いいえ・・・・・あの怪我、大丈夫?」 レイ「問題ないわ・・・・・・・・・。」シンジ「あ・・・・そう、良かった。早く退院できるといいね。」 レイ「ええ・・・・・(碇司令の息子・・・・サードチルドレン・・・・・・・碇シンジ・・・・・・・・・・・・・。)」 一方、ネルフ本部のエヴァの実験を行う実験場では、赤木リツコを中心とする科学班による。捕獲されたサキエルの様々な実験が行われていた。ネルフ本部・実験場サキエル「我は~~第三使徒・サキエル~~~〔水〕を司る使徒~~~~~・・・・・・・・ってか♪暇なんだけど・・・・・・・。」科学班J「喋ってる・・・・・・・。」科学班L「これが使徒・・・・・・。」マヤ「せ、先輩~、喋ってますよ~~。」リツコ「ええ、素晴らしい実験体よ・・・・・・・・・生きてる使徒・・フフフ。」 不気味に微笑むリツコの側のカートの上には注射器、ドリル、大きなハサミ、たくさんの試験管、レーザーメスなどが並んでいる。まるで、拷問器具のように・・・・・・・・・。サキエル「((((;゜Д゜)))・・・・・・・。」リツコ「サキエルだったかしら?あなたに色々と聞きたいことがあるのだけれど?いいかしら??」 サキエル「(KOEEEEEEE~~~~~~!!)」リツコ「始めるわ、マヤ!レーザーメス!!」マヤ「はい!」 レーザーメス:パシッ!ビーーーーーー!! サキエル「ATフィールド!」 ATフィールド:ガキィィン!!!マヤ「キャッ!!!?」リツコ「ATフィールド!!やるわね、でも私は必ずあなたのデータとサンプルを取らせて貰うわ!!」レーザーメス:ビーーーー!! ジュ~~~!!サキエル「怖っ!え~い、マッドに関わってる暇はない!!初号機の所かゲンドウの居る所に連れていけ!!!!!」リツコ「な、なぜ!?司令の名前を!!?」サキエル「いいから早く!理由は後だ!!」リツコ「その前にサンプルとデータを取らせなさい!!」 レーザーメス:ビーーーーーーー!!!ドリル:ウィィィ~~~~~~~!!!!サキエル「分からず屋女~~~~!!!」マヤ「せ、せ、先輩・・怖い・・・・・・。」リツコ「バーナーも持ってきて!!鋼鉄も貫通できるものは全部持ってきて!!!!!」サキエル「マッド女め~~~~~!!!!水の使徒の力を見くびるな~~~~!!!!!」ガリガリ!!!ビーーー!!!ドリドリ!!!ガキィィン!!!ガキィィン!!!ガキン!!ドガガガガ~~~~!!!ギィン!ギィン!! 20 : 第十九使徒・狂った博士のゼロ : 2015/02/19(木) 20:33:19 期待 21 : 三毛猫 : 2015/02/19(木) 21:36:41 はじめまして、第十九使徒・狂った博士のゼロさん。作者の三毛猫です。 私の小説を見ていただき 、ありがとうございます。 22 : 水沢さん。 : 2015/02/20(金) 07:38:47 つーづーきー!期待してますー♪はやく書いて~! 23 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 12:32:52 第6話 「シンジ混乱、ゲンドウも困惑」 サキエルのサンプルとデータを巡っての激戦は、リツコがサキエルをゲンドウに会わせるという条件付きで和解した。その後、サキエルはゲンドウに貴重な情報提供をする条件付きで、ネルフと不戦協定と共闘協定を結び、ネルフ本部の薄暗い司令執務室にてシンジと会っていた。 ネルフ本部・司令執務室ゲンドウが普段いる司令執務室は、過去の通り床にセフィロトの樹が描かれた暗くて広い部屋だ。その部屋でシンジがゲンドウと副司令の冬月とサキエルと対面していた・・・。 ゲンドウ「シンジ、今日からエヴァのサードチルドレンとして徴兵する。そして、このサキエルがお前の護衛をするそうだ・・・・・・拒否は許さん。」冬月「おい、碇・・・・(そんなことを突然に言ったらシンジくんが混乱するだろ。)」サキエル「自己紹介しよう。自分の名はサキエル〔水〕を司る第三の使徒だ。よろしく♪」シンジ「ま、ま、待ってよ!父さん!!使徒って!敵じゃないの!!?人間の姿になってるし!それに護衛って!!!?」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・・。」シンジ「父さん!!教えてよ!!!」ゲンドウ「サキエルに聞け、言うことは以上だ・・・・・・今日は帰れ。」シンジ「そ、そ、そんな・・・・・。」サキエル「ま、安心しなよ♪シンジ♪♪ミサトの家に帰りな♪♪ど~せ、また酒でも飲んで倒れてるんだろ?あのダメ女は?」シンジ「ダメ女って・・・・。」サキエル「早く帰って♪ミサトの家、掃除しな♪シンジ~~~♪♪」シンジ「ちょ、引っ張らないでよ!」サキエルはシンジの手を引いて司令執務室から出て行った。部屋に残されたゲンドウと冬月は自分たちのシナリオの話を始めた。 冬月「彼の言うことが本当だと思うか?碇・・・・・・・・。」ゲンドウ「使徒からの情報だ。無視する訳にはいかん・・・・・・。」サキエルは、ゲンドウに会った時に碇ユイのことを中心にあることないことの情報を提供したのだ。ちなみに6割ぐらいは本当のことだ。冬月「我々のシナリオでは、初号機の中のユイくんの魂を苦しめる結果になるとはな・・・・本当なら、我々は道化だな・・・・・。」ゲンドウ「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ユイ。)」第三新東京市・ミサトの家ミサト「え!!!?あの使徒が、ネルフ本部でお父さんと一緒にいた!!!?」シンジ「はい、どうして・・・・・・・。」ミサト「ちょ、ちょ、ちょっち待ってね!シンちゃん!!!」ミサトは大慌てで親友のリツコに電話をかけた。リツコ『もしもし?』ミサト「リツコ!!!あの使徒が碇司令と会って、シンジくんの護衛になったって、どういうこと!!!!?」リツコ『知らないの?サキエルは、ネルフに情報提供をする代わりにネルフに住むことになったのよ。』ミサト「聞いてないわよ!!」リツコ『また報告書、読まなかったの?ちゃんと仕事しなさい。忙しいから切るわね・・・・・・・・・ブツッ!ツーーツーー。』ミサト「ちょ、リツコ!切られた・・・・。」シンジ「(父さん、何考えてんだよ!・・・・・・サキエルか・・・悪い人じゃなかったな・・・・・いや、使徒か・・・・・。)」ネルフ本部・リツコの部屋リツコ「ミサト、大慌てだったわ・・・・。」サキエル「だろうね・・・ゲンドウと冬月先生は??」リツコ「(先生??・・・・・・。)司令と副司令は、今は用事があっていないわ。」サキエル「ああ、秘密結社と会合か。」リツコ「あ、あ、あ、あなた!一体どこまで知っているの!!!!?」 サキエル「秘密さ♪♪」リツコ「フフフフッ!!ますます興味深いわ!あなた・・・・・・。」サキエル「どうも♪」 24 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 13:22:36 第7話 「トウジからおおきに&〔昼〕の使徒」シンジは、第壱中学校に転校し学校生活を受けていた。 第三東京市・第壱中学校トウジ「転校生!ちょっと面貸せや!!」ケンスケ「お、おい!トウジ・・・・。」シンジ「うん・・・・・・・・。」体育館裏トウジ「お前があのロボットのパイロットのパイロットって本当か?」シンジ「う、うん・・・・・・・。」シンジが答えるとトウジは、シンジに頭を直角に下げた。トウジ「おおきに!!転校生!!!」シンジ「え!?」トウジ「妹が言っとったんや!紫色のロボットがバケモンをやっつけてくれたから、助かったって!!」シンジ「そうなんだ・・・・(僕が人を助けた!?僕は人の役に立った!人の命を助けたんだ!!)。」シンジは感動のあまり、両面から涙を流していた。 トウジ「どうしたんや!?」シンジ「あ、いや!妹さんが助かって良かってって思って・・・。」トウジ「(こいつ、なんちゅうええ奴なんや!!!)」シンジ「妹さん怪我は?」トウジ「無傷や!おおきに転校生!!ワシに何かできることはないか??」シンジ「じゃ~、友達になってくれる?」トウジ「もちろんや!!ワシのことはトウジでええ!!」ケンスケ「僕は相田ケンスケ。ケンスケでいいよ。」シンジ「よろしくね。」その光景を体育館の屋根の上からサキエルが見ていた・・・・・。サキエル「これでもう1つ未来を変えた・・・・・・・・・・。」その時、レイがシンジたちの方に走って来た。レイ「非常召集、先・・・行くから。」シンジ「あ、うん!トウジ!ケンスケ!早くシェルターに!!」トウジ「またバケモンが来たんか!まかせとき!!」ケンスケ「わ、分かった!」第三新東京市に非常事態のサイレンが響き渡る。海の方から空飛ぶ巨大な赤い生物が都市へ早いスピードで向かって行く・・・・〔昼〕を司る第四の使徒「シャムシエル」がイカのようなエビのような体で空を滑るように進んで行く・・・・・・・。サキエル「トウジたちのいるところに行くか、シェルターを抜け出すだろうし・・・・。」 25 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 13:26:33 ※作者から訂正です。トウジの台詞。 トウジ「お前があのロボットのパイロットって本当か?」です。パイロットの言葉が2つもあります。間違えてすいません、 26 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 15:17:47 面白すぎ才能やばいな 27 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 15:18:25 >>25書き込んだ時間おかしくね?学校は? 28 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 15:29:04 おはようございます。ナメクジさん。私は、大卒で学校には通っていません。それ以上はプライベートのため、秘密です。 ナメクジさん、すみませんm(。_。)m。 29 : 三毛猫 : 2015/02/20(金) 21:58:57 第8話 「相棒」サキエル「やっぱり、来た・・・・・。」山の斜面の避難シェルターの出入口に来たサキエルは、トウジとケンスケを待ち伏せしていた。案の定、トウジとケンスケがシェルターの扉を開けようとしていた・・・・。サキエル「睡眠水鉄砲!」パシュ~~!!パシュ~~!!トウジ「のわっ!?」ケンスケ「うわっ!?」サキエルは、右手の人差し指からリツコの研究室で入手した睡眠薬入りの水を発射した。水は二人の顔面に直撃し、眠りに落ちた。二人が眠ったことを確認したサキエルは、二人をシェルターの中に押し込み扉を閉めた。 サキエル「これでよし♪」 ズドオォォォ~~~~ン!!!!! その直後に衝撃音が響いた!見るとシンジの乗った初号機がシャムシエルの鞭の攻撃で山の斜面に投げ飛ばされて来たのだ。サキエル「シンジ・・・手助けしてやるか。」初号機・エントリープラグ シンジ「くぅっ!・・・・・・はっ!?」シンジが見た先には初号機の左腕を登ってくるサキエルがいた・・。シンジ「サキエル・・・・・・・どうして?」シンジか疑問に思っていると、同じく通信からミサトたちの驚く声が聞こえた。青葉『初号機の左腕からパターン青!これは!?サ、サキエルです!!』リツコ『何ですって!!?』ミサト『あいつ!何であんな所に!?』マヤ『左腕を登って、エントリープラグの方に!!』ミサト『まさか!シンジくんを!!?』 シンジ「違う・・・・・。」 シンジはそう言うと、初号機のエントリープラグを外に出した。サキエルは、大急ぎでエントリープラグの中に飛び込んだ!!。マヤ『エントリープラグの中にサキエルが!』ミサト『シンジくん!何してるの!?』青葉『目標!初号機に接近!!』通信の先では、ネルフの職員達が大慌てで多くのな言葉を叫んでいる。サキエル「よう♪シンジ~♪」シンジ「どうして?ここに?」サキエル「手伝いに来た・・・・・怖いか?」シンジ「怖いよ!すごく・・・死ぬかもしれないし・・・・・・・。」 サキエル「じゃ~、自分の未来を切り開くために自分だけの為に勝とうぜ!」シンジ「自分のために?・・・・・・。」 サキエルはそう言うとシンジの右手に自分の右手を重ねた。すると、サキエルが光に包まれてエントリープラグの中で溶けるように消えた。シンジ「サキエル!?」サキエル「安心しな♪シンジ~♪♪側にいるぜ♪♪」シンジが驚くと頭とエントリープラグ内に静かに響くようにサキエルの声が聞こえた。 すると、通信の先からオペレーターたちの驚く声が聞こえた。マヤ『せ、先輩!初号機の内部電源が∞のマークに切り替わりました!!シンクロ率も100%になっています!!!!』日向『初号機から前方にATフィールドを確認!!』青葉『目標!初号機のATフィールドを光の鞭で攻撃中!』ミサト『ど、どういうこと!?リツコ!!?』リツコ『ま、まさか・・・・そんなことが可能だというの?・・・あ、あ、ありえないわ。』シンジ「サキエル・・・・・。」サキエル「一緒に倒そうぜ♪シンジ~♪♪いや、相棒♪♪」 シンジ「うん!!ミサトさんやトウジたちの為にも勝つ!!」サキエル「シンジ!ナイフを使え♪」サキエルがそう言ったので、シンジが初号機の武器のプログナイフを右手に持った。すると、ナイフが長い水の刃を纏った長剣に姿を変えた!!。マヤ『プラグナイフが剣に!!』日向『ATフィールドの盾と剣・・・・。』青葉『目標!なおも初号機のATフィールドを攻撃中!』ミサト『どうなってるの・・・・・。』リツコ『水の剣ですって!?・・・・・。』通信の先のネルフ本部の発令所は大混乱だ。サキエル「行くぜ!シンジ!」シンジ「うん!!」 30 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 22:14:53 サキエルイケメンスギィ! 31 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/20(金) 22:15:29 >>28大卒だったんですねこれから敬語使います 32 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 11:08:57 第9話 「初めて誉めれるシンジ」第三新東京市の山の斜面で初号機がシャムシエルのコアに水の剣を突き刺していた。初号機・エントリープラグシンジ「うあぁぁぁーー!!!!」サキエル「いいぞ♪シンジ~♪♪」青葉『目標のコアにヒビが入りました!!』日向『圧倒的に使徒を・・・・・・・。』マヤ『す、凄い・・・・・・・。』ミサト『リツコ、初号機に何が起きてるの!!?』リツコ『わ、私も詳しくは分からないわ。サキエルに話を聞いてみないと・・・・・・。』ネルフ本部の発令所は、使徒を圧倒する初号機に開いた口が塞がらないようだ。パキィィィ~~~~~~ン!!!!!その時、大きなガラスの割れる音が発令所と第三新東京市に響いた!シャムシエルのコアが水の剣に貫かれ真っ二つに割れたのだ!!。シンジ「ハァ・・ハァ・・・や、やった!?」サキエル「やったぞ♪シンジ~!!」青葉『目標!完全に沈黙しました!!』マヤ『初号機に損傷はありますが、パイロットの身体と精神状態に異常はありません!』ミサト『日向くん、シンジくんを帰投させて・・・・・・・・・・。』日向『了解!シンジくん、僕の誘導を聞いて帰って来てくれる?』シンジ「はい!よろしくお願いします。』日向『こちらこそ、ありがとうシンジくん。君のおかげでみんな助かったんだよ。』シンジ「サキエルが、いてくれたからです。」サキエル「あ、そうだ!ゲンドウ聞こえるか?」ゲンドウ『何だ?・・・・・・・。』サキエル「大事な話がある。初号機のカーゴで合流しようぜ♪」ゲンドウ『分かった・・・・・・・・。』サキエル「シンジ、使徒の死体をネルフ本部に運ぶぞ。」シンジ「え!!?」サキエル「リツコとマヤちゃんが欲しがってんだよ。」初号機はシャムシエルの亡骸をネルフ本部の実験場に引っ張って帰投した。その後、シンジはエヴァのパイロット更衣室でミサトに詰め寄られていた・・・・・。ネルフ本部・男子パイロット更衣室 ミサト「どうして命令を無視したの?」 シンジ「すみません、でもサキエルを見捨てることはできなかったんです。」 ミサト「あなたは、私の命令を聞く義務があります。」シンジ「はい、分かっています。」ミサト「シンジくん、あなたには規則としてしばらく独房に入っています。」ゲンドウ「その必要はない。」 サキエル「シンジ♪お疲れ~♪♪」シンジ「と、と、父さん!?サキエルも!」ミサト「司令!!?」ゲンドウ「シンジ、今日からネルフ本部に泊まれ・・・・・・・・部屋も用意させる。」 シンジ「う、うん・・・・・・・。」ミサト「ま、待ってください!!シンジくんは命令を無視したので規則として―。」ゲンドウ「あの時、初号機が退却していたら使徒はジオフロントに侵入し、ネルフ本部は壊滅していた。それに、使徒は倒した。それで十分だ・・・・・・・・よくやった、シンジ。」シンジ「え!?あ、あ、ありがとう・・・父さん。」 ゲンドウ「今日は帰って休め・・・・・・。」シンジ「う、うん・・・・・ありがとう。」 シンジはそう答えて更衣室から静かに歩いて出て行った・・・・。ミサト「司令!確かに使徒は倒しました!しかし、シンジくんは―。」ゲンドウ「今日の戦いで君は何をしていた?葛城一尉??」ミサト「わ、私は使徒の殲滅の指揮を―。」ゲンドウ「命令通り、パレットライフルを撃ったシンジをバカ呼ばわりし、使徒がジオフロントに侵入するリスクが高いにも関わらず、退却命令・・・・・君は何をしていた??」ミサト「も、申し訳ありません・・・・・。」ゲンドウに正論を突かれ、ミサトは両手を震わせていた・・・・・。ゲンドウ「よって、シンジの行為を問題なしとする・・・・・以上だ。」 33 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 11:28:50 ネルフ本部の男子パイロット更衣室では、ゲンドウがミサトにシンジの命令無視を問題なしとしていた・・・・。 ネルフ本部・男子パイロット更衣室 ゲンドウ「他に言いたいことは?葛城一尉?」ミサト「あ、あ、ありません。」ゲンドウ「次は最善を尽すように・・・。」ミサト「は、はい!」ゲンドウとサキエルは、男子パイロット更衣室から静かに出て行った・・・・・。 ネルフ本部・通路 ゲンドウ「これでいいのか?」サキエル「完璧だよ、ゲンドウ。」ゲンドウ「大事な話とは何だ?」サキエル「それはたぶん・・・・あんたが自分に聞きたいことだと思うぜ♪あんたの部屋で話をしようぜ♪あんたのシナリオと奥さんに関係がある話だからな・・・・・。」ゲンドウ「 分かった・・・・・・・。」ネルフ本部・休憩室 シンジ「生まれて・・・・・初めて・・・・父さんに誉められた・・・・・・・・。」ネルフ本部・通路 サキエル「ゲンドウ、次の使徒は強いからミサトがまたバカやったら給料を減らすか、クビにした方がいい。」 ゲンドウ「減給処分はできるが、解雇にはできん・・・・・・。」サキエル「シナリオの為に?シナリオは必要ないよ。」ゲンドウ「どういうことだ?」サキエル「後から分かるお楽しみさ♪」ゲンドウ「分かった・・・・・執務室で話をしよう。」サキエル「そうこなくっちゃ♪」 34 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 11:34:26 ※作者からの訂正。ミサトの台詞。ミサト「シンジくん、あなたには規則として独房に入って貰うわ。」打ち間違えて、すみません。 35 : 三毛猫 : 2015/02/21(土) 14:03:00 第10話 「 ゲンドウの涙」 ネルフ本部の天井にセフィロトの樹が描かれた暗くて広い司令執務室では、ゲンドウがサキエルに深刻な顔をして向かい合っていた。ネルフ本部・司令執務室 ゲンドウ「お前はエヴァと同化できるのか?」サキエル「できる。あんたも知っての通り、エヴァは使徒の細胞を使って造られた。だから、自分はエヴァの体と魂を同化して一心同体になることができる。」ゲンドウ「その能力を使って、ユイをサルベージすることは?」サキエル「不可能だ。碇ユイは眠っている・・目覚めさせることができるとすれば、血の繋がった家族のシンジかレイ。そして、ゲンドウ・・・あんたくらいだろう。」ゲンドウ「レイだと?」サキエル「何言ってる?ゲンドウ、レイは奥さんの細胞が入ってるんだぜ?血の繋がった家族・・・シンジの妹であんたの娘だ。」ゲンドウ「ああ・・・・・・・・。」サキエル「それに・・・あんたのシナリオで会う奥さんは、あんた自身が会いたい奥さんじゃない・・・・・幻みたいなもんさ。もし、自分の能力を使ってサルベージしても・・エヴァの弐号機のキョウコ博士と同じようになるだろうな・・・喋らない、魂がない抜け殻に。」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」絶望に落ちた顔をしたゲンドウは執務机から拳銃を取り出し、自分のこめかみに向けた。パシュ~~~!!! カチャン!!ゲンドウが引き金を引く直前にサキエルが右手の人差し指から発射した水鉄砲が拳銃を弾き飛ばした。ゲンドウ「なぜだ?・・・・・なぜ、死なせてくれない・・・ユイはもう、戻らない・・ユイは私に答えてくれない・・・・・。」ゲンドウは糸が切れた人形のように、胡座をかいて座り込み、サングラスの両目からポロポロと涙を流していた。サキエル「そうだよ、あんたの奥さんは戻らない・・・戻ったとしても、弐号機のキョウコ博士の二の舞になるだろう・・・・だが、あんたは独りじゃないぜ・・シンジがいる。」ゲンドウ「シンジ・・・私はシンジが怖い・・私は、ユイが居なければシンジに何をしていいのか分からない・・・・・。」サキエル「だから捨てたのか?さっきみたいに何かをやり遂げたら誉めて、分からないことがあったら教えてやる、間違ったことがあってもどうすればいいか、あんた自身の過去を参考に背中を押してやる・・・それでいいんだ。」ゲンドウ「私にシンジを・・・・・幸せにできるというのか?」 サキエル「世界はまだ捨てたもんじゃないぜ・・・・・・・・・・・。」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・。」サキエル「だが・・・・・・方法がない訳ではない・・・・・・。」ゲンドウ「ど・・・どういう・・ことだ?」サキエル「奥さんと弐号機のキョウコ博士をサルベージできるってことさ・・・・・だが、代償は大きいぞ?色々と大変だ・・・・。」 ゲンドウ「どう・・・すればいい・・・・のだ・・・・・ユイにもう一度・・・・・・・・・・・・・・会いたい・・・・もう一度だけ・・・・・ユイに・・・・・会いたい・・・。」 サキエル「じゃ~、シンジと仲直りしな♪それとレイもな♪二人とも、間違いなくあんたの息子と娘・・・あんたが奥さんを・・・・・碇ユイさんを愛した証だ・・・奥さんも、あんたがまだ独りじゃないってこと教える為に、シンジを託したんじゃないか?生きろ、ゲンドウ・・・・・・・自分の罪を償う為にな。」 ゲンドウ「ううっ・・・・ぐすっ・・・うおぉぉぉ・・・・うっ・・・ユイ・・・・。」ゲンドウは床に体を丸め、両目から涙を流しながら自分の愚かさと妻の愛に泣いていた・・。サキエル「(もう、ゲンドウは人類補完計画はしないな・・・・・一安心だ。)」 36 : 水沢さん。 : 2015/02/21(土) 21:30:07 ほんと才能ありますね~♪期待してますーよぅー 37 : アロマの覇王HVcbp.qIPM : 2015/02/22(日) 15:21:07 天才ですか?それとも神様ですか? 38 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/02/22(日) 21:53:09 >>37 三毛猫様はおそらく両方かと 39 : 三毛猫 : 2015/02/22(日) 21:56:53 こんばんは、三毛猫です。お誉めの言葉をありがとうございます。今、アイディアを考えているので、11話は明日に書きますので、今日はお休みです。 40 : 三毛猫 : 2015/02/23(月) 13:56:26 第11話 「親子の和解」ネルフ本部のシンジの部屋にゲンドウが入って来た。突然、部屋に訪ねてきた父にシンジは呆然としていた・・・。ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「と、父さん・・・・・・・・。」ゲンドウ「シンジ、今まですまなかった・・・お前に全ての真実を話す。一緒に来てくれ。」 シンジ「う、うん。(全ての真実?どういうことなんだろう?エヴァのことかな?)」ネルフ本部・司令執務室 暗くて広い執務室では、サキエルが部屋の隅で見守りながら、ゲンドウがシンジに自分の知る全てを話していた・・・。・シンジを捨てた理由・セカンドインパクトの真実・初号機のコアの中にいる碇ユイ・綾波レイの秘密と彼女がシンジの妹だということ・世界を裏で操る秘密結社「ゼーレ」・人類補完計画・自分のシナリオゲンドウは、息子のシンジに自分が知る全ての真実を一切隠さずに話した・・。全てを聞いたシンジは両目から涙を流していた。自分は捨てられたのではなかった・・母が初号機の中で生きていること・・・父が自分を利用していたことは少し怒りがあったが、もう・・どうでもよかった・・・・・・。シンジ「ぐすっ・・・うっ・・ううっ・・・・じゃ、僕はいらない子じゃないんだね?・・・と、父さんは・・母さんに会う為に・・・・・ううっ・・ぐすっ・・・・僕を呼んで・・・・僕は・・と、父さんの息子でいいんだね?」ゲンドウ「ああ・・・・・。」 シンジ「ぼ、僕と父さんは、家族でいいんだよね?・・・ぐすっ・・・・。」 ゲンドウ「分からん。だが、今ならそう信じれる・・・・。」 シンジ「ううっ・・・あぁぁ~~!!・・・・ぐすっ・・・うっ・・・ひっく・・・・。」 ゲンドウ「すまない、シンジ。」 シンジ「父さんは、これからどうするの?」ゲンドウ「私は、自分の罪を償いながらユイを待つつもりだ・・・・お前とレイを見守りながらな・・・・・・・。」 シンジ「綾波が僕の妹だったなんて・・・。」シンジが呟くと、部屋の隅で見守っていたサキエルがゲンドウに話しかけてきた。 サキエル「ゲンドウ、ターミナルドグマにあるレイの素体は時が来たら、全て破壊する。」ゲンドウ「分かった・・・・・。」シンジ「父さんが話した・・・綾波の代わりの体のこと?」サキエル「そうだ・・彼女は人間として生きていくのだからな・・・ゲンドウ、それとダミープラグの開発も中止だ。」ゲンドウ「分かった・・・・・・。」サキエル「奥さんのことだが、必要な物を揃える必要がある・・・。」ゲンドウ「何だ?・・・・。」サキエル「・・・ドイツにある〔生命の実を持つ創造神の胎児〕と〔鍵〕だ・・・・・。」 ゲンドウ「!・・・・・・分かった。」 サキエル「それらを揃えて、〔儀式〕をやれば完璧だ・・・・・・。」ゲンドウ「そうか、頼む・・・・・・。」サキエル「任せろ・・・次は、ラミエルか。」 41 : 三毛猫 : 2015/02/25(水) 15:49:02 第12話 「綾波レイ育成計画始動」サキエルには、ラミエルが来る前に取りかからなければならない重要なことがあった。綾波レイの心を開くことである。彼女は、第二使徒のリリスの細胞と碇ユイのDNAが入った存在であり、人類補完計画の重要な役目を担う為に育てられた。しかし、ゲンドウの人類補完計画が中止になった今は、普通の人間として彼女は生きる道ができた・・・。その為、彼女には料理を食べる幸せ,家族と一緒にいる幸せ,友達と話す幸せ,人と絆を作る大切さ,笑うなどの人としての大切なことを1から教える必要があるのだ・・・とても大変そうである。ちなみに、レイはゲンドウとサキエルの計らいでボロアパートからネルフ本部に用意された部屋に引っ越ししていた・・・・。ネルフ本部・レイの部屋レイ「(私は、綾波レイ・・・ファーストチルドレン・・零号機パイロット・・これは、とても驚いたこと・・私には、お兄さんがいた。名前は、碇シンジ・・サードチルドレン・・初号機パイロット・・そして、私は碇司令の娘で碇シンジの妹・・父親と兄妹・・妹・・血の繋がった家族・切れない絆を持つ人たち・・・私には何もない?・・・違う・・・私には家族がいる・・碇司令が私のお父さん・・碇シンジが私のお兄さん・・・・家族・・・暖かい・・・これは何?イヤじゃない・・・この気持ちは何?・・・嬉しいという気持ち・・・・私は嬉しいのね・・・・家族ができて・・・嬉しいのね・・・私は嬉しい・・切れない絆ができて、嬉しいのね・・・・・・・。)」レイの目からは、一筋の涙が流れていた。だが、それは孤独や悲しみの涙ではない・・・彼女が幸せな未来へと歩き出した嬉し涙である。ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「(綾波が僕の妹か・・・・・何だかいまだに信じられないな・・・・。)」サキエル「シンジ、レイのこと守ってやれよ・・・・・・・。」シンジ「うん。」サキエル「それから、これからは綾波じゃなくてレイって呼びな♪兄妹なんだからな。」シンジ「うん、勿論だよ。」 その頃、ネルフ本部の実験場ではシャムシエルの亡骸の調査が行われようとしていた・・・。ネルフ本部・実験場??????「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うっ・・・・・・・ううっ・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は・・・・・誰?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ココハドコ?・・・・・・・・・私は・・・・?・・・・・・・・・・・・・・第四の使徒・・・・・・・・・・・シャムシエル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昼を・・・・司る使徒・・・・・・・・・・・・・・・ココハドコ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アダムドコ?・・・・・・・・・・アダム?・・・・・・・周りに生き物がいる・・・・・何?・・・・・・・・・・・・人間・・・・・・・・・第1・・・・・8・・・・・使徒・・・・・・・・群体を司る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リリスから・・・・・生まれた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナゼ?・・・・ココニイル?・・・・・ナゼ?・・・・・ドウシタイノ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生きたい・・・・・・・・・アダムは?・・・・・・・・・還りたい・・・・・ドウシタノ・?・・・還りたくないの?・・・・・・ワカラナイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リリンの肉体・・・・ベンリソウダネ・・・・・・・・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワタシモナル?・・・・・・・・・・・・・・。)」リツコ「始めるわよ、マヤ。」マヤ「はい!先輩!!」 42 : キリ : 2015/03/01(日) 17:55:11 すごい!期待です★ 43 : 三毛猫 : 2015/03/01(日) 18:37:08 はじめまして、みずたまさん。作者の三毛猫です。最近は、忙しく続きが書けなくて・・・もうしばらく、お待ちください。 44 : 三毛猫 : 2015/03/03(火) 16:43:58 第13話 「新たな仲間&還るって何?」ネルフ本部・実験場では、リツコを中心にシャムシエルの調査が終わりかけていた。実験場にはミサトがリツコと使徒とエヴァについて話していた。実験場の隅ではサキエルがシャムシエルの亡骸を見学している。ちなみに、シンジはレイと兄妹の絆を深める為に料理を教えたり、食べさせたり、買い物をしたりしていた。ネルフ本部・実験場ミサト「リツコ、何それ?」リツコ「99.89%・・・この使徒の細胞を調査したんだけど・・・この使徒と固有波形パターンが人間の遺伝子との一致率よ。」 ミサト「すごく近いわね。」リツコ「でも、サキエルの場合は99.90%だったの・・・。」ミサト「え!?同じ使徒なのに違うの!?」リツコ「ええ、これは興味深いわ。サキエルに聞いてみないとね・・・・。」一方のサキエルはシャムシエルの亡骸を見詰めながら考えていた。サキエル「99.89%・・・リリンと自分たちの近くて離れた距離・・・自分の場合は99.90%だった・・・何でだ?」サキエルがそう小声で呟いていた時だった。ドクン・・・ドクン!・・・・ドクン!・・・ドクン!・・ドクン!・・ドクン!! サキエル「ん?・・・・何だ?」実験場に警報が鳴り響き、職員が慌ただしく動く!ミサト「どうしたの!!?」リツコ「何が起きたの!?」二人が事態を把握できず、混乱していると実験場にスピーカーからマヤの声が悲鳴に近い声が響いた!!マヤ『せ、先輩!!大変です!調査中の使徒のコアから強力なエネルギーとパターン青が現れました!!!』ミサト「ど、どういうこと!!?」リツコ「なんですって!?」大きく驚きの声を上げた二人の近くにサキエルが駆けつけてきた。サキエル「下がってな!お二人さん!」リツコ「サキエル!」ミサト「ちょ、ちょっと!あんた!!どういうことなの!!説明しなさい!!!」サキエル「自分も分からねぇよ・・・。」パキパキ!パリッ!突然、ガラスがゆっくり割れるような音が聞こえた!見ると、シャムシエルのコアから3メートルぐらいの小さなシャムシエルが這い出てきたのだ!!リツコ「あの使徒!!」ミサト「生きてたの!?」サキエル「どういうこと?」3メートルのシャムシエルは、初号機と戦っていた時のように空を滑るようにゆっくり床に落ちた・・・すると、白い光に包まれシャムシエルの体が少女に変わったのだ!!身長はサキエルとシンジとレイと同じくらい・・髪の色は薄い赤だ・・・。第四使徒・〔昼〕を司る使徒「シャムシエル」性格:優しくおっとり 能力:光の鞭・飛行(3メートルの使徒の姿になって、人を6から7人ぐらい乗せて空を飛ぶことができる。)シャムシエル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」少女の姿のシャムシエルは何も身につけていない。まさに産まれたままの姿で動かずに仰向けに倒れている・・・。リツコ「マ、マヤ!!彼女を医務室に運んで!!!早く!!!」リツコが叫ぶと実験場のスピーカーからマヤの返事が返ってきた。マヤ『は、はい!!』 リツコは倒れているシャムシエルの側に駆け寄り、彼女の体に荷物に被せる布を巻いた。 リツコ「サキエル、この子は・・・。」サキエル「ああ、昼を司る使徒のシャムシエルだ!・・・・・・・。」ミサト「(また、人の姿になった使徒・・・・どういうこと!?・・使徒はなぜ、人間の姿になるの!?・・・・あの使徒・・サキエルが関係してるの!!!?)」リツコとサキエルが話していると、数人の科学班と医師がストレッチャーを押して走って来た。リツコとサキエルがシャムシエルを抱えてストレッチャーに乗せた時、シャムシエルがはっきりと聞こえる声で初めて言葉を発した。シャムシエル「あ・・・・アダ・・ム・・還りたい・・・・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「!・・・・・・・・・喋った。」リツコ「(アダム!?・・そう言ったわね・・・・間違いない・・・・それに、還りたい?・・・・・どういうこと?・・後でサキエルに聞く必要があるわね。)」シャムシエルを乗せたストレッチャーは医務室へと急いで運ばれて行った。その後、このことはすぐにゲンドウに伝えられてシャムシエルが人間の少女になった事実は、サキエルの時と同じ第一級機密事項となり口外厳禁となった。 45 : 三毛猫 : 2015/03/03(火) 17:12:23 ※作者からの訂正・リツコの台詞リツコ「・・・・この使徒の固有波形パターンと人間の遺伝子との一致率よ。」打ち間違えてすみません。 46 : 麻莉衣 : 2015/03/03(火) 18:14:27 ちょー本格的エヴァのスレですね!たくさんたくさん期待してます♪ 47 : 三毛猫 : 2015/03/03(火) 20:18:53 はじめまして、麻莉衣さん。作者の三毛猫です。 お誉めのコメントをありがとうございます。 48 : 第十九使徒イロウエル零式の博士 : 2015/03/03(火) 22:36:46 す.....すごい........文章力すごい......僕なんて...ストーリーしか思いつかないよ....期待期待期待!!!!!!!とにかく期待!.....期待! 49 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 13:57:04 第14話 「レイ、心のむこうに」ネルフ本部では、シンジとレイがシンクロテストを受けていた。テストを無事に終了させ、エントリープラグの調整をしながら二人は楽しく話していた。ネルフ本部・カーゴシンジ「レイ、良かったね。テスト無事に終わって。」レイ「ええ・・・・・・・。」 シンジ「どうしたの?」 レイ「私は、分からない・・・・。」シンジ「何が分からないの?」レイ「無へと還ることが私の願いだった・・でも、私は居たいのかも知れない・・・お父さんとお兄ちゃんがいるこの世界に・・・・。」シンジ「お父さん?」レイ「ええ、碇司令はお兄ちゃんのお父さん・・・だから、私と絆ががってるお父さん・・・私の家族・・・この気持ち・・嬉しい・・私は嬉しいのね・・・・・。」シンジ「そうだよ、レイ・・僕も嬉しいよ。」レイ「いつか、私とお父さんとお兄ちゃんと美味しい料理を食べたい・・・・・。」シンジ「父さんと?」レイ「駄目なの?お兄ちゃん?」 小首を傾げるレイにシンジが慌てていると、二人の間にサングラスを掛けた男が立っていた。ゲンドウ「駄目な理由などない・・・レイ。」シンジ「と、と、父さん!!!?」 レイ「碇司令・・いえ、お父さん・・・。」ゲンドウ「家族が揃って食事をすることに理由などいらん・・・シンジ、レイ・・・今晩は私の部屋で夕食をしよう。」シンジ「あ、う、うん・・ありがとう・・父さん。」 レイ「ありがとうございます。お父さん。」 ゲンドウ「レイ、家族同士で敬語は必要ない。」レイ「はい、ごめんなさい。」ゲンドウ「今日はゆっくり安め・・・・・・・頑張ったな、レイ・・シンジ。」ゲンドウはレイの頭を優しく撫でると、後ろへと向きを変えて歩いて行った。レイ「(碇司令に・・お父さんに頭を撫でられた・・何?この気持ち?・・誉められたの?・・・・生まれて初めて・・お父さんに誉められた・・心がぽかぽかする・・胸が暖かい・・・私はとても嬉しいのね。お父さんに誉められて、嬉しいのね・・・・。)」レイは知らず知らずのうちに両目から涙を流していた。 シンジ「レ、レイ・・・大丈夫?」レイ「え?・・・涙?・・・私は泣いているの??なぜ?・・私は・・なぜ?泣いているの??・・・分からない・・・・・・。」シンジ「嬉しいんだよ・・レイは今、嬉し涙を流しているんだよ。」レイ「そう・・・・私は・・・嬉しいの。」レイはシンジの胸に顔を埋めて生まれて初めての嬉し涙を流していた。シンジは左手でレイの背中を抱きながら、右手でレイの頭を・・・自分の妹の頭を泣き終わるまで撫で続けていた・・その晩、司令執務室でシンジとレイはゲンドウと豪華な食事を楽しんでいた。ネルフ本部・司令執務室シンジ「と、父さん・・・豪華過ぎない?」シンジが驚くのも無理はない。目の前のテーブルの上にはステーキやロブスターなど豪華な料理が並べられていた。ゲンドウ「問題ない・・・・・一流のシェフを集めた。」シンジ「いや、そうじゃなくて・・・・。」レイ「この料理・・・美味しい。」ゲンドウ「ボタンエビだ・・・・北海道辺りの海にいる。」シンジ「・・・・・・・・・・。」ゲンドウ「どうした?シンジ?」ゲンドウの声に慌てたシンジは、平静を装う為に母の話をして上手く誤魔化すことにした。シンジ「あ、いや、母さんも戻って来たら・・家族で食事するのがもっと楽しくなるねって・・・・・ハハハ。」 ゲンドウ「ああ、勿論だ・・・ユイも喜ぶ・・間違いなくな・・・・・・・・・。」 レイ「私もお母さんに会いたい・・・・・。」シンジ「必ず会えるよ、レイ。」レイ「ええ・・・・・・・・・・会えたら・・・・嬉しい・・・・・・・。」 50 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 14:02:00 ※作者からの訂正。レイの台詞。 レイ「・・・だから、私と絆が繋がっているお父さん・・・私の家族・・・・。」繋がっているの漢字が消えてしまいました。すみません。 51 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 17:48:22 第15話 「昼の使徒の目覚め」 シンジとレイとゲンドウが食事を楽しんでいた頃、ネルフ本部の病室ではコアから出てきた少女の姿のシャムシエルが目覚めていた。ネルフ本部・病室シャムシエル「うっ・・・・・・ここは?」看護婦「あっ!気がつきました?今、先生を呼びますね。」看護婦はそう言うと急いで病室から出て走って行った・・・。シャムシエル「・・・・・・・・・・・・。」シャムシエルには、サキエルと違って仮面がない・・薄い赤い髪の色をしてシ年齢はンジと同じくらい・・・優しく落ち着いた感じの少女だ。そして、医師から連絡を受けてサキエルとリツコがシャムシエルのいる病室に駆けつけた。 リツコ「えっと、あなたの名前はシャムシエルでいいかしら?」シャムシエル「はい、私が〔昼〕を司る第四使徒のシャムシエルです。」サキエル「驚いた・・・女の子なのか。」シャムシエル「私も驚いてますよ。それに、私がこうなったのはあなたが関係しているんじゃないですか?先輩??」 サキエル「は?先輩??」シャムシエル「だって、先輩の水の剣に貫かれてリリンの姿になったんですよ?前の私は『アダムに還りたい・アダムに還りたい・アダムに還りたい』そればっかりでしたから・・・。」サキエル「その還りたいっていうのが、よく分からないんだよな~・・・・・・・。」シャムシエル「・・・・ダブリスが知っているんじゃないですか?」サキエル「そうだな・・・・・・(ま、長老に聞けば大丈夫だろ。)」 リツコ「ちょっと、いいかしら?」サキエル「ど~した?」シャムシエル「はい?」リツコ「ダブリスって誰かしら?」サキエル「すまん、リツコっち♪今はノーコメントで。」リツコ「リツコっち!?」サキエル「時が来たら、教えるよ。」 シャムシエル「そうですね。」サキエル「それより、次は・・・・・。」シャムシエル「〔雷〕を司る・・第五の使徒ラミエルですね。」サキエル「ああ、スゲー力を持ってるからな。」リツコ「次に来る使徒のことかしら?」サキエル「ああ、明日に零号機の再起動実験があるだろ?」リツコ「ええ、そうよ。」サキエル「シャムシエル、お前さんも力を貸してくれや。美味しいものおごるから♪」シャムシエル「私は何をするんです?」サキエル「レイの相棒になってくれ。」シャムシエル「相棒?」サキエル「零号機と同化するんだ。やり方は自分が教えるよ。」シャムシエル「はぁ、分かりました・・・。」 52 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 17:54:43 ※作者からの訂正。説明文。・・薄く赤い髪の色をして年齢はシンジと同じくらい・・・優しく落ち着いた感じの少女だ。最近、慌てて書くせいで打ち間違いが多いですね。 読みにくくてみません。 53 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/04(水) 20:36:34 ダブリスじゃなくてタブリスだと思います 54 : 三毛猫 : 2015/03/04(水) 20:56:16 ※作者からの訂正。使徒の名前。 ダブリス × → タブリス ○ 勘違いです。すみません。 55 : 名無しさん : 2015/03/05(木) 00:00:40 期待(ノシ´°∀°)ノシ 56 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 13:55:07 第16話 「ゼーレ困惑」シャムシエルが少女になり、ラミエルとの戦いに備えている頃、ゲンドウと冬月は明かりがない暗い会議室で複数の長方形のモノリスと話していた。世界を裏から支配し、人類補完計画を進める秘密結社「ゼーレ」。その中で、一番のトップがモノリスのNo.1の「キール・ローレンツ」である。ネルフ本部・秘密会議室 モノリス3「どういうことなのだ!?」モノリス2「サキエルに続き、シャムシエルまで!!」モノリス4「このようなこと、裏死海文書には記載されていない!」モノリス5「君が何か企んで、仕組んだのではないのかね?碇君?」モノリス6「計画は成功するのだろうな!?」キール(モノリス1)「静まれ・・・・・。」モノリス1~5「・・・・・・・・。」キール「どうなのだ?碇??」ゲンドウ「サキエルとシャムシエルは、自分たちの創造神のアダムを復活させたいと言っています。」キール「何?」モノリス3「創造神??」モノリス2「創造神・・アダム??」モノリス6「そのようなこと、裏死海文書には記載されていないぞ!!」ゲンドウ「最初の使徒・・アダムは、サキエルとシャムシエル・・これから来るであろう使徒たちを存在させた・・つまり、創造主なのです。」キール「なるほど・・・・・・。」ゲンドウ「それに、サキエルとシャムシエルは補完計画に賛成しています。」モノリス2「何!?」モノリス3「協力するというのか!?」モノリス5「大丈夫なのかね?碇君?」ゲンドウ「はい、補完計画に支障はありません。逆に成功確率が上昇しただけです。」モノリス6「おぉ!それは良かった!!」キール「分かった、サキエルとシャムシエル・・・・2体の使徒は君に委ねよう。」ゲンドウ「ありがとうございます・・・・。」キール「では、今日はこれにて終了しよう。碇・・・我らの大願を忘れるではないぞ。」ゲンドウ「分かっております。全てはゼーレのシナリオ通りに・・・・・。」フォォン・・・・・・・・・・・・・・・・・ゼーレのモノリスたちは、通信を切っていき後にはゲンドウと冬月が残された。冬月「ふぅ、老人たちも困惑してるようだな・・・・・。」ゲンドウ「ああ、だが我々にはもう補完計画必用ない・・・・・。」サキエル「その通り♪」シャムシエル「ま、アダム様を復活させることは嘘ではありませんが・・・・。」冬月「しかし、アダムを復活させて・・どうするのだね?」ゲンドウ「ユイとキョウコ博士を蘇らせるよう、交渉するのだ・・・・。」冬月「できるのかね?」ゲンドウ「相手は我々が利用した神だが、補完計画よりはマシだ・・・・・。」冬月「そうだな・・・・・。」 57 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 14:14:24 第17話 「実験の後には、雷が来る」ネルフ本部では、レイの零号機の再起動実験が行われていた。ネルフ本部・零号機カーゴ 『第一次接続開始』『 主電源コンタクト』『稼働電圧、臨界点を突破!』『了解、フォーマットをフェイズ2に移行!』『パイロット、零号機と接続開始・・パルス及びハーモニクス正常。シンクロ問題なし。』『オールナーブリンク終了!中枢神経素子に異常なし。』『1から2590までのリストクリア。』『絶対境界線まで、あと2.5・・・1.7・・・1.2・・1.0・・0.8・・0.6・・・0.4・・0.3・・0.2・・0.1・・ボーダーラインクリア!零号機、起動しました!引き続き、連動実験に入ります!』冬月「碇っ!」実験は成功し、零号機が起動した直後。副司令の冬月が受話器を手にしたまま厳しい表情でゲンドウを呼んだ。 冬月「未確認飛行物体がここに接近中だ!・・間違いなく、第五の使徒だ。」ゲンドウ「実験中断、総員第一種警戒体制!」冬月「サキエルが言った通り、零号機の再起動実験の日に来たな・・・・・。」ゲンドウ「ああ、予定通りだ・・・。」冬月「零号機はこのまま使わないのか?」ゲンドウ「まだ戦闘に耐えん・・・。初号機は?」リツコ「380秒で準備できます。」ゲンドウ「準備が完了したら、待機だ。」ゲンドウが答えると冬月が驚いた。冬月「出撃させないのか?碇?」ゲンドウ「サキエルの情報によると、第五の使徒は〔雷〕を司る強力な破壊力を持っている・・・容易に出撃させる訳にはいかん。」冬月「なるほど、サキエルが〔水〕・・昨日、少女の姿になった使徒が〔昼〕・・今回は〔雷〕か・・確かに油断できんな。」 ゲンドウ「赤木博士、初号機の出撃準備を頼む。」リツコ「はい、すぐに・・・・。」ネルフ本部・発令所青葉「目標は芦ノ湖上空に侵入!」ミサト「エヴァの出撃準備は?」マヤ「エヴァ初号機の撃準備完了していますが・・・・。」ミサト「どうしたの?」マヤ「司令の命令でこのまま待機と・・・。」ミサト「何ですって!?使徒が近くに来てるのよ!!」マヤ「私にも分かりません・・・。」日向「何かあったんでしょうか?」ミサト「(どういうこと!?碇司令は何を考えてるの!!?もしかして、サキエルと・・・昨日、少女になった使徒が・・・また何かしたの!!?)」 青葉「目標!第三新東京市に接近中!!」ネルフ本部・男子パイロット更衣室シンジ「どうしたんだろ?・・・・父さんに待機って言われたけど・・・・・・。」芦ノ湖上空ラミエル「ラァァ~~~♪・・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・。」芦ノ湖上空を、向こうの景色が見える程透き通った美しいサファイア色の巨大な正八面体が女性の声を一定の間隔で発しながらゆっくりと第三新東京市に向かってゆっくりと飛行している・・・〔雷〕を司る第五の使徒「ラミエル」がついに現れた・・・・・・・。 58 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 15:44:15 作者からの訂正。16話のモノリスの数。モノリス2~6「・・・・・・・・・・・・。」 1~5 × → 2~6 ○モノリスの番号が間違っています。 59 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 15:50:16 ※作者からの訂正。17話のマヤの台詞。マヤ「エヴァ初号機の出撃準備完了していますが・・・・。」出撃の出の漢字が消えています。すみません。 60 : 三毛猫 : 2015/03/05(木) 18:08:46 第18話 「ラミエルへの偵察&加粒子砲」三新東京市の中央にラミエルが進行し、ネルフ本部の直上に近づいている頃、ネルフ本部の発令所にゲンドウと冬月が入って来た。ネルフ本部・発令所ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・。」冬月「サキエルとシャムシエルが第五の使徒を偵察してくると言ったが大丈夫か?・・・。」ゲンドウ「心配ない・・・・・・・・・。」 ミサト「司令!どういうことなんです!?エヴァを出撃させないなんて!!ゲンドウ「葛城一尉、君はあの使徒の攻撃能力は何だと思うかね?」 ミサト「え?・・・・・・・・・・・。」ゲンドウ「今、偵察をしに行くそうだ・・。」ミサト「偵察?誰がです??」青葉「も、目標に飛行物体が急速接近中!!こ、これは!サキエルです!第四使徒の背中に乗って目標に向かっています!!」ミサト「な、何ですって!!?」リツコ「モニターに出して!!」マヤ「は、はい!!」マヤがキーボードを操作すると、一番大きなメインモニターに3メートルの大きさのシャムシエルの背中に乗ってらラミエルに向かって行くサキエルが写し出された!右手に対戦車兵器のRPG‐7を持ち右肩にぶら下げている。 ミサト「な、あいつ!」リツコ「サキエル!シャムシエル!?」ミサト「司令!!一体どういうことなんです!!?」ミサトが驚いた顔でゲンドウに聞くが、答えたのは冬月だった。冬月「サキエルくんが偵察に行くから、それまで我々に待機しててくれと言ったのだよ。」ミサト「な!?しかし―。」ゲンドウ「葛城一尉、構わん・・・私が許可する。」ミサト「わ、分かりました・・・・・・・。」第三新東京市ラミエル「ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・ラァァ~~~♪・・・。」サキエル「発射!」シャムシエル「やっぱり、この姿が落ち着きますね~。」シャムシエルの背中に乗って、空を飛んでいるサキエルはラミエルに向けてRPG‐7を発射した!ドシュ~~~~~~~!ドカン!!発射されたロケット弾はラミエルに直撃したが、効果は全くない・・当然だ。すると、ラミエルの形態が変わり複雑な形に変わり始めた。サキエル「退避!」シャムシエル「はい、先輩!」サキエルを乗せたシャムシエルは速度を上げてラミエルから離れて行く。ネルフ本部・発令所 青葉「目標の形が変化!!」マヤ「目標内部に高エネルギー反応!!!」ミサト「何ですって!!?」マヤ「周円部を加速!収束していきます!!」リツコ「まさか、加粒子砲!?」第三新東京市ラミエルが四角が2つに別れたような複雑な形になると、甲高い女性の悲鳴と共にコアが光った!ラミエル「キャァァーーー!!!」パシュ!!!ドッゴァァァァン!!!!!!ラミエルのコアからサキエルとシャムシエルの方向へ粒子砲が発射され、高層ビルを4つ以上消し飛ばした!!サキエル「あっぶね♪」シャムシエル「危なかったですね、帰りましょう。」サキエル「そうだな~・・・・・。」ネルフ本部・発令所日向「兵装ビルに直撃!!使用不能!!」ミサト「な・・・・・・。」リツコ「加粒子を撃てるなんて・・・(さすが、〔雷〕を司る使徒ね・・・・。)」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・。」冬月「サキエルの言った通りだな・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・・・・・・・。」ジオフロント・ネルフ本部 上空 サキエル「ふ~、次はいよいよ決戦だ。」シャムシエル「はい、ここからです。」 61 : キリ : 2015/03/06(金) 06:16:54 おもろすぎです。期待してますから! 62 : 三毛猫 : 2015/03/06(金) 15:38:21 第19話 「決戦、第新東京市」ネルフ本部の直上に着いたラミエルは、正八面体の下から出したねじれたドリルのような物で地面を掘削していた・・。一方、ネルフ本部では、初号機に遅れて零号機の出撃準備が完了し、戦略自衛隊の研究所から徴発したポジトロン・ライフルとラミエルの加粒子砲の攻撃を防ぐ盾の準備が進められていた・・・・。ネルフ本部・発令所ミサト「初号機と零号機にサキエルとシャムシエルをですか!!?」ネルフ本部の発令所では、ヤシマ作戦の条件が説明されていた。その条件とは、初号機にサキエル・零号機にシャムシエルを乗せることだった。勿論、これはサキエルがゲンドウに提案したことだった。ゲンドウ「そうだ、葛城一尉・・・・我々は勝たなければならん。」ミサト「はい、分かっています!」ゲンドウ「使える物は全て使え・・・・。」ミサト「はい・・・・(使える物は全て使え・・・か・・・・・。)そして、ヤシマ作戦が開始される前・・シンジとレイは月を見ていた。シンジ「レイは、何故エヴァに乗るの?」レイ「絆だから・・・・お父さんとお兄ちゃんとの・・・・。」シンジ「僕もレイと父さんと、この世界で生きていく為の何かを見つけたいから、エヴァに乗るんだ。」レイ「そう・・・・・。」シンジ「時間だ、行こう。」レイ「ええ・・・お兄ちゃん、あなたは私が守るから。」シンジ「レイも大丈夫だよ、僕が守るから。」レイ「!!・・・・・あ、ありがとう。」シンジに意表を突く言葉を答えられて、レイの頬は赤くなっていた・・・。シンジ「またね、レイ。」レイ「ええ、またね・・・。」そして、ヤシマ作戦開始時刻 5分前初号機・エントリープラグシンジ「よろしく、サキエル。」サキエル「任せな♪」サキエルは既に初号機と同化している。零号機・エントリープラグシャムシエル「レイさん、私が力を貸しますので安心して下さい。」レイ「ええ、サキエルから聞いているわ。」シャムシエル「では、一緒に頑張りましょう。」レイ「ええ、よろしく・・・・・。」レイが答えると、シャムシエルも零号機と同化した。ネルフ本部・発令所マヤ「初号機・零号機の内部電源、∞のマークに切り替わりました!シンクロ率100%!」日向「サキエル・シャムシエルのエヴァの同化を確認!」青葉「目標!依然、装甲板を掘削中!!」日向「作戦開始時刻まで、あと1分!!」ミサト「いよいよね・・・・・・・。」ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シンジ、レイ。」 63 : 三毛猫 : 2015/03/06(金) 15:41:52 ※作者からの訂正。19話のタイトル。第19話 「決戦、第三新東京市」三が消えています。すみません。 64 : 水沢麻莉衣 : 2015/03/06(金) 19:02:24 期待です♪面白いですっ♪♪ 65 : 三毛猫 : 2015/03/06(金) 19:04:47 こんばんは、水沢麻莉衣さん。作者の三毛猫です。コメントありがとうございます。 66 : 終わりのシ者 : 2015/03/06(金) 22:16:04 頑張れー!期待 67 : アロマの覇王HVcbp.qIPM : 2015/03/07(土) 01:23:47 期待です 68 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/07(土) 12:08:28 期待 69 : 三毛猫 : 2015/03/07(土) 13:03:04 第20話 「決着、第三新東京市」第三新東京市では、ヤシマ作戦が開始されようとしていた。初号機・エントリープラグ ミサト『シンジくん、日本中のエネルギー。あなたに預けるわ・・・・。』シンジ「はい。」 ミサト『サキエル・・・・シンジくんをお願いい。』 サキエル「任せな♪」 そして、前の世界の通り発射の10秒前にラミエルが撃って来た。マヤ『敵、内部に高エネルギー反応!』ミサト『気付かれた!シンジくん!発射中止!照準の再調整、待って!』シンジ「はい!」サキエル「来たな・・・・。」ラミエル「キャアアア~~~!!!!」パシュ!!ガキキィィ~~~ン!!!!!その直後、ラミエルの加粒子砲が初号機に向かって来たが、サキエルが張ったATフィールドで防がれた。直後、シンジがトリガーを引いてポジトロン・ライフルから陽電子が発射されラミエルに直撃した・・・しかし、ラミエルは火を吹き赤い血を出したが、倒せなかった。ミサト『外した!!?』日向『まさか!?このタイミングで!!?』マヤ『目標に再び高エネルギー反応!』ミサト『総員、衝撃に備えて!』ラミエルは星のような形になり、今までで一番強力な加粒子砲を撃って来た!!ラミエル ☆「キャアアア~~!!!!」パシュ!!ドッゴォォォ~~~~~ン!!!!放たれた加粒子砲は、初号機のいる山の半分を消し飛ばした!!!初号機・エントリープラグ シンジ「ううっ!!」サキエル「耐えな!シンジ~!!」その時、初号機の前に零号機が盾を持って飛び出した。加粒子砲を浴びて盾が溶けていくがシャムシエルが張ったATフィールドのお陰で溶けていくスピードはゆっくりだ。そして、ポジトロン・ライフルの照準が合いシンジが再びトリガーを引いた。陽電子はラミエルのコアに直撃した・・・・。ミサト『やった!』ラミエル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャアアアアアア~~~~!!!!!!」ラミエルは大量の血を吹き出すと爆発し、第三新東京市に墜落した。 マヤ『敵ブレード、停止。目標、完全に沈黙しました!』初号機・エントリープラグシンジ「レイ!大丈夫!!?」レイ『ええ、大丈夫・・・・シャムシエルのお陰で助かったわ。』シンジ「良かった・・・・・。」シンジは流れ出た涙を拭った。一方のレイも涙を流していた。レイ『これ、知ってる。・・・涙、私、泣いてるの?』シンジ「嬉しく時にも涙は出る。レイに心があって、僕の大事な妹の証だよ。」シャムシエル『シンジさんの言う通りです。』シンジの言葉にレイは涙を流しながら、微笑んでいた。 70 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/07(土) 13:17:16 ラミエルは人にならないのかな? 71 : 三毛猫 : 2015/03/07(土) 14:00:54 第21話 「人の造りしもの&見つかる雷」前の世界の通り、ロボットのJAが暴走した。今回の暴走は、欠陥だらけのJAとエヴァの性能を見せつける絶好の機会ということで、ゲンドウとサキエルが話し合って準備していた。しかも、前と違って簡単だ。シンジとサキエルが初号機に乗りサキエルが同化し、ATフィールドで壁を作り、JAを足止めして接近し、JAを掴んだらATフィールドを消して、初号機の手のひらに乗せたミサトをJAのハッチに取りつかせる。後は、JAの動きを止め続けるだけだ。欠陥だらけのJAは、すぐに廃棄処分になった。第三新東京市 第三新東京市は、ラミエルの戦いの跡が至るところにある。技術部などのネルフ職員たちがビルや装甲板の修理などに追われている。街の真ん中、ネルフ本部の直上にあたる所に球体が転がっている・・大きさは直径5メートルぐらいだ。その周りにリツコとマヤ、ミサトの姿がある・・・。ミサト「リツコ、使徒のコアよね?これ?」リツコ「ええ、間違いないわ。」マヤ「せ、先輩・・・もしかして、サキエルくんとシャムシエルみたいに使徒がこの中に入ってるんじゃ~?」 リツコ「ええ、その可能性が高いわ。マヤ!急いでコアをネルフ本部へ運んで!」マヤ「はい!」コアの中コアの中に胎児のように体を丸めている美しい青い髪の少女が入っている。年齢は13歳ぐらい・・・見るからに男勝りな性格の少女だ。????「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うう・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ココハドコ?・・・・・私・・・・・・・・俺は・・・・・・誰?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第五の使徒・・・・・・・ラミエル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雷を司る使徒・・・・・・・・・ココ・・・ドコダ?・・・・・・周リ・・・・何カ・・・イル・・・・・人間・・・・・・・リリン・・群体を司る・・・・第十八・・の・・使徒・・・・・・・・リリスから生まれた・・・・・・楽しそう・?・・・・・・・・何ガ?・・・・リリン?・・・・・・・人間?・・・・・・・・・・・・俺も・・・・・なる?・・・・・・リリンに?・・・・なぜ?・・・・・・・・・楽しそう?・・・・・・・・アダムに還りたい?・・・還る?・・・・・還りたい・・・・アダム・・・ドコ?・・・・・・・・・・・・いない・・・・・・アダム・・・・何?・・・俺を・・・俺たちを生み出した・・・・・・・創造主・・・・・創造神・・・・・・・・・・・・・全ての創造神・・・・・還りたい・・・アダムどこ?・・・・いない・・・・・・・・・・・・・サキエル・・・・シャムシエル・・無に・・還ってない・・・・・どうして?・・リリンの姿になったから・・・・・・・・・俺も・・・・・リリンに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そして・・・・・・・・・・・アダムを・・・探す・・・・還る?・・何故?・・・・・リリン・・・・楽しそう・・・・俺も・・リリンになる・・・・・・。」 72 : キリ : 2015/03/07(土) 15:58:46 おぉ!すごい! 73 : アロマJOAhPRRo8I : 2015/03/07(土) 18:54:05 期待し て る ぜ 74 : アロマの覇王HVcbp.qIPM : 2015/03/08(日) 23:56:58 すいませんアダムに還りたかったのはカヲルだけです他の使徒はサーイン起こして地球固有生物なろう!て感じなので若干違います(マンガ設定)違うかったらさーせん 75 : 三毛猫 : 2015/03/09(月) 08:56:45 徐々に驚くべき謎が明らかになっていきます・・・・。 76 : 三毛猫 : 2015/03/09(月) 19:00:00 第22話 「還るについての謎」ラミエルのコアがリツコを中心とする技術部によって、ネルフ本部に運ばれた後、リツコは司令執務室に報告をしに来ていた。ネルフ本部・司令執務室冬月「なんと、サキエルくんとシャムシエルくんに続いて3人目か!」冬月はリツコの発見されたコアの中に少女が入っている報告を聞いて驚愕していた。リツコ「はい。現在、コアに異常はありません。」ゲンドウ「サキエル・・・説明してくれ。」サキエル「ラミエルが自分とシャムシエルと同じようにリリンの姿になったのは、エヴァと同化した自分がシンジと協力してラミエルを倒した。そして、ラミエル自身がシャムシエルと同じように、リリンの体を使って生きる方法を選んだってことかな?」ゲンドウ「どういうことだ?」サキエル「自分にも詳しくは分からないが、リリンと共存することを選んで、エヴァと同化した自分たちの攻撃でやって来た使徒の魂の自我が強くなるらしい・・・・。」リツコ「らしい?」サキエル「ああ、詳しくは分からない。」リツコ「それを、あなたに教えたのは誰なの?」サキエル「!・・・それは、ノーコメント♪」リツコ「あら、教えてくれないの?」サキエル「いつか、教えるよ♪リツコっち♪」リツコ「そう、楽しみにしてるわ。」シャムシエル「先輩、そもそも何で先輩はリリンの姿になれたんですか?」サキエル「とある方の任務みたいのでね。」シャムシエル「任務??」冬月「任務とは何かね?」サキエル「残念ながら秘密だ。冬月先生。」冬月「むぅ、そうか・・・・。」リツコ「とある方って、誰なの?」サキエル「さっき、リツコっちが知りたがった人だよ。」リツコ「エヴァと同化した使徒の攻撃で使徒を倒せば、倒された使徒の魂の自我が強くなると、あなたに教えた人?」サキエル「ピンポ~ン♪♪○」リツコ「興味深いわね。」シャムシエル「でも、何でリリンはアダムに還ろうって思わないんでしょう?リリンだって、〔群体〕を司る使徒なのに・・・。」サキエル「そうだな・・・・(確かに、人間・・・リリンだって、第18使徒〔群体〕を司る使徒だ。何故、自分たちと同じようにアダムに還りたいという本能のようなものが無いのだろう・・・・謎だ。長老がこっちに来て、〔儀式〕をやったら聞いてみるか・・・その方が確実だ。)」ゲンドウ「赤木博士、引き続きコアの中のラミエルの監視と調査を続けてくれ。」リツコ「はい。」ゲンドウ「サキエル、明日は弐号機と〔創造神の胎児〕と〔鍵〕が来る。」サキエル「そうか、約束通り♪」シャムシエル「ええ、計画通りですね。」リツコ「(創造神の胎児?・・・アダムね。鍵は〔ネブガドネザルの鍵〕のことね。)」 77 : 三毛猫 : 2015/03/09(月) 19:03:56 ※作者からの訂正。鍵の名前。ネブガドネザルの鍵 × ↓ ネブカドネザルの鍵 ○ 78 : 三毛猫 : 2015/03/13(金) 17:32:17 視聴数が777回を突破!ありがとうございます。23話は、近いうちに書くのでよろしくお願いします。 79 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/13(金) 23:07:00 おめでとうごさいます!777スリーセブン! 80 : 三毛猫 : 2015/03/14(土) 15:01:21 第23話 「アスカ、来日&長老も来日」シンジたちは、ミル55D輸送ヘリに乗って、海の上を飛びながら目的地を目指していた。サキエルは、シャムシエルの背中に乗ってヘリの後ろを飛びながらシャムシエルの背中の上で昼寝をしている。ミル55D輸送ヘリ・機内ケンスケ「ミル55D輸送ヘリ!こんなことでもなけりゃ、一生乗る機会はなかったよ、ホント、持つべきものは友達だよな!シンジ!」ミサト「毎日同じ山の中じゃ、息苦しいと思ったから、たまの日曜だからデートに誘ったのよ♪」 トウジ「ホンマにデートっすか!この帽子、今日のこの日のために買うたんです!ミサトさん!」シンジ「(セカンドチルドレンって、どんな子だろ?・・・・。)」ケンスケ「見えてきた!大平洋艦隊!旗艦!オーバー・ザ・レインボー!!」トウジ「これが豪華なお船~~??」ミサト「こんな老朽艦がよく浮いていられるわね・・・。」ケンスケ「いや~、セカンドインパクト前のヴィンテージ物じゃないですか~?」ヘリの眼下の空母「オーバー・ザ・レインボー」のブリッジには、ヘリを睨むワンピースの少女がいた・・・。「オーバー・ザ・レインボー」・甲板前の世界通り、トウジの帽子を踏みつけて黄色のワンピースを着たオレンジ色の髪の少女が現れた。セカンドチルドレン・弐号機パイロットの「惣流・アスカ・ラングレー」だ。アスカ「ヘロゥ、ミサト!元気にしてた?」アスカが現れたのを確認したサキエルは、シンジをブリッジの中に入らせた。シンジがアスカに叩かれる未来を避ける為だ・・・案の定、トウジとケンスケが叩かれた。アスカ「で、噂のサードチルドレンって?まさか、このバカじゃ―。」トウジを嫌そうな顔で指差すアスカ。ミサト「違うわよ、この―。あれ!?シンジくん!?」サキエル「シンジなら、先に中に入らせたぞ♪風邪でも引いたら大変だ♪」ミサト「あんた!何勝手なことしてんのよ!」サキエル「ゲンドウから許可は貰ってるよ♪」アスカ「はぁ!?アタシに挨拶もしないなんて、信じらんない!!」サキエル「まぁ、怒るな♪惣流・アスカ・ラングレー♪」アスカ「あ、あんた!誰よ!仮面なんか付けて!」サキエル「ミサトに聞きな♪」シャムシエル「行きますか。」ケンスケ「俺も行く~!」トウジ「ワシも行くか。」サキエルとシャムシエルは、用事があるので小走りで中に入って行った・・・。ケンスケとトウジもそれに続く。アスカ「ちょっと、ミサト!何なの!あの仮面付けたヤツ!!」ミサト「あぁ、アスカは知らないのよね・・・・・・。」アスカ「何よ?」ミサト「はぁ、1から説明するわ・・・・。」5分後アスカ「はぁ!?あの仮面付けたヤツと赤い髪の子が、使徒ぉぉ~~~!!!?」ミサト「アスカ!し~~~~!!」アスカ「あ!ご、ごめん・・・。」ミサト「あの2人は、情報提供を条件にネルフ本部に住んでるのよ。」アスカ「でも、あいつら使徒なんでしょ!?」ミサト「色々と事情があるのよ・・・・。」ミサトとアスカは、ブリッジの中に入って行った。前の世界通りにミサトは艦長と弐号機の引き渡しについて揉めていると、「加持リョウジ」が現れた。加持とミサトとシンジたちは休憩室へ向かって行った。一方のサキエルとシャムシエルは、加持リョウジの部屋に来ていた。「オーバー・ザ・レインボー」・加持の部屋サキエルとシャムシエルの前のテーブルの上に、開かれたアタッシュケースがある。中には、薄いオレンジ色の硬化ベークライトに固められた不気味な大きな目玉の胎児がある。サキエル「やっと、会えた長~老~♪♪」シャムシエル「アダム様・・・・・。」第1使徒・最初の使徒創造神・〔生命の実〕を持つ存在(サキエルが長老と呼んでいた人物)「アダム」性格:???能力:???アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 81 : 三毛猫 : 2015/03/14(土) 20:46:31 第24話 「アダムの魂」休憩室では、加持とミサトとシンジたちがお互いに話しをしていた。「オーバー・ザ・レインボー」・休憩室加持「はは、なるほどな。碇シンジくん。」シンジ「僕の名前を?」加持「そりゃ知ってるさ、君はこの世界では有名だからね。何の訓練もなしにエヴァを動かしたサード・チルドレン。しかも、既に3体の使徒を倒している。」加持が誉めると、アスカが横目でシンジを睨んでいた。シンジ「僕が倒したんじゃ、ありません。」加持「ほぅ?」シンジ「サキエルがいたからです・・・・。」加持「サキエル?確か、ネルフ本部に捕虜になったていう使徒のことかい?」シンジ「はい。それと、レイもいてくれたから・・・。」加持「ファースト・チルドレンの綾波レイかい?」シンジ「はい。」加持「なるほど、君には人を惹き付ける魅力があるのかな?」シンジ「僕にも分かりません。」その後、休憩室でそれぞれ別れて、ミサトとシンジたちは艦内を歩き、加持とアスカはブリッジの手すりでシンジについて話していた。加持「どうだ?碇シンジくんは?」アスカ「幻滅♪あんなのが選ばれたサード・チルドレンなんて。」加持「しかし、彼のシンクロ率は100%だぞ?」アスカ「嘘っ!!?」シンジたちがエスカレーターを上っていると、上がる先にアスカが仁王立ちしていた。アスカはケンスケのカメラを壊すとシンジを呼んだ。アスカ「サード・チルドレン!ちょっと、付き合って!」一方、サキエルとシャムシエルは部屋で加持と鉢合わせしていた。「オーバー・ザ・レインボー」・加持の部屋加持「驚いたよ。君たちがサキエルとシャムシエルだね?」サキエル「そうだよ。三重スパイの加持リョウジさん♪」シャムシエル「はじめまして。」加持「こちらこそ、俺のことを知っているとはね・・・・。」サキエル「長老が教えてくれたよ。」加持「長老?誰のことだい?」サキエル「いるじゃないか♪」サキエルが指差す先には、アタッシュケースの中の胎児がいた。アダム「・・・・・・・・・・・・・・。」加持がアダムを見ると、突然!アダムの目が動いて加持を見た!!ギョロ!加持「!!?これは驚いた!!アダムには自我がないと思っていたんだが・・・・・。」サキエルとシャムシエルが言ったことは、本当である。未来の世界からやって来ているサキエルは、未来の世界のアダムの〔魂〕をこの世界のアダムの〔肉体〕に入れたのだ。これも未来でアダムから与えられた任務の1つである・・ しかし、今のアダムは胎児の姿のため喋ることはできない・・・・。サキエル「自分たちは、長老に会いに来ただけだから。バイ♪」シャムシエル「それでは・・・。」加持「ああ、また会おう。楽しみにしてるよ。」サキエルはシャムシエルと一緒に部屋から出ると、外に出て人に見られないように気をつけながら、シンジとアスカのいる貨物船「オセロー」へ急いで向かって行った・・・。 82 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 08:38:53 第25話 「弐号機、着艦」オセロー・格納庫 オセローの格納庫では、赤色のエヴァンゲリオン弐号機をアスカがシンジに自慢していた。 シンジ「弐号機は赤いんだね。」アスカ「違うのはカラーリングだけじゃないわ!所詮、零号機と初号機は開発過程のテストタイプとプロトタイプ!訓練なしのあんたなんかにいきなりシンクロするのがいい証拠よ!けどこの弐号機は違うわ!これこそ実戦用に作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオンなのよ!正式タイプのね!」シンジ「ふ~ん、僕の初号機もいいんだけどな・・・・。」アスカ「何か言った?」シンジ「あ、僕の初号機もカッコイイよって言ったんだよ。」アスカ「ふん、あっそ!」ドッゴォォ~~~ン!!その時、衝撃が起こり格納庫が揺れた!シンジ「うわ、何!?」アスカ「水中衝撃破!?爆発が近いわ!」シンジとアスカが外に出ると、エイとワニが合体したような巨大生物がフリゲート艦を沈めていた。 シンジ「使徒だ!」アスカ「使徒!あれが!本物の!?」シンジ「どうしよう!」アスカ「チャ~ンス!♪」アスカは、シンジの手を引っ張って格納庫に走った。アスカ「ほらっ!」プラグスーツに着替えたアスカはシンジに自分の予備のプラグスーツを渡した。シンジ「え?」アスカ「あんたも来るのよ!」その時、シャムシエルに乗ったサキエルが入って来た。サキエル「よ、シンジ~♪♪」シンジ「サキエル!シャムシエル!」シャムシエル「シンジさん。」アスカ「あ、あ、あんた!使徒!何でここに来たのよ!!」サキエル「シンジ!これ、着な♪」サキエルが渡したのは、シンジの青いプラグスーツだ。シンジ「僕のプラグスーツ!」サキエル「万が一のために予備のを持って来たんだ♪」シンジ「ありがとう!」シンジはサキエルからプラグスーツを受け取ると急いで着替えた。アスカ「せっかく、アタシが貸そうと思ったのに!」サキエル「そんなのあと♪あと♪」シャムシエル「時間がないですから。」アスカ「うっさい!!」シンジ「お待たせ!行こう!」サキエル「よし♪行くぜ♪」シャムシエル「はい!」アスカ「ちょ、待ちなさいよ!!」シンジを連れてサキエルとシャムシエルが弐号機へ走って行く。そのあとをアスカが慌てて追いかける。弐号機・エントリープラグアスカ「さ、アタシの見事な操縦を見せてあげるわ!邪魔はしないでね!」シンジ「う、うん。」サキエル「シンジはドイツ語なんか喋れないぜ~♪」アスカ「わ、分かってるわよ!あんたは早く出なさい!!」サキエル「大丈夫♪邪魔しないから。」そう答えるとサキエルは弐号機と同化した。アスカ「消えた!?ま、いいわ!」シンジ「(サキエル、同化したんだ・・・・。)」アスカ「思考言語切り替え、日本語を基本にフィックス!」モニターが明るくなり、外が分かるようになった。アスカ「エヴァンゲリオン弐号機!起動!!」「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋通信手『オセローより入電!エヴァ弐号機!起動中!!』艦長「なんだと!?」ミサト「ナァイス♪アスカ~!」艦長「いかん!起動中止だ!元に戻せ!」ミサト「構わないわ!アスカ、発進して!」艦長「エヴァ及びパイロットは我々の管轄下だ。勝手は許さん!」ミサト「何言ってんのよ!こんな時に段取りなんて関係ないでしょ!?」副官「しかし、本気ですか。弐号機はB装備のままです。」艦長・ミサト「えっ!!?」シンジ『どうする?海に落ちたら戦えないよ。』アスカ『落ちなきゃいいのよ。』無線の先では、シンジとアスカが会話していた。ミサト「シンジくんも乗ってるのね?」シンジ『はい。』艦長「子供が2人・・・・。」返事をするシンジの後にエントリープラグにはいないはずの3人目の声が聞こえた。サキエル『自分もいるぜ~♪』ミサト「サキエル!!?」アスカ『今の!?どこから!?』シンジ『サキエルは、弐号機と同化してるんだよ。』アスカ『同化~!!?』サキエル『ミサトっち♪自分に任せな♪♪』ミサト「大丈夫なの?」サキエル『〔水〕を司る使徒だぜ?任せな♪』すると、弐号機の内部電源が∞のマークに変わり、シンクロ率が100%になった。アスカ『ど、どうなってんの!!?』シンジ『来た!!』シンジが声を上げると、ガギエルがオセローに向かって来た! 83 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 09:26:25 弐号機・エントリープラグアスカ「飛ぶわよ!」シンジ「飛ぶ!?」弐号機はオセローから飛び出すと、ガギエルがオセローを撃沈した!弐号機が近くの軍艦に飛び移ろうとした時、オレンジ色の大きなATフィールドの足場が現れた!アスカ「何これ!!?」シンジ「ATフィールド!」サキエル「アスカ!それを足場にして空母に向かいな♪♪」アスカ「わ、分かったわ!」無線の先からは、ミサトの呆然とした声が聞こえた。ミサト『ATフィールドの足場・・・・・。』副官『総員、衝撃に備えろ~!!』艦長『むちゃくちゃだ!』アスカ「エヴァ弐号機!着艦しま~~す!!」弐号機が空母に着地すると、船体が大きく揺れて数機の戦闘機が海へ落ちて行く・・・。「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋ケンスケ「もったいない~~!」ケンスケが泣くのも無理はない、どこかの国へ叩き売りすれば一生遊んで暮らせる額になるだろう戦闘機が海の底へ消えたのだ。弐号機・エントリープラグアスカ「どこ!?」シンジ「あっち!!」空母の左舷から、ガギエルがプログナイフを構えた弐号機に向かって飛びかかって来た!ザバァァ!!!ドッガギギ~~~!!!!空母の上で弐号機に受け止められたガギエルは、弐号機と押し合っている。ガギエルが暴れると甲板に残っていた戦闘機がバラバラになる。「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋ケンスケ「もったいない~!」ミサト「よく止めたわ!アスカ!!」艦長「冗談じゃない!飛行甲板がメチャメチャじゃじゃないか!!」すると、ガギエルが弐号機を押し飛ばして海へ飛び込んだ!ザバァァァ!!ミサト「また海へ!」弐号機・エントリープラグアスカ「また潜った!」シンジ「今度はサメみたいな使徒だな。」アスカ「どうするの?」シンジ「え、僕!?どうしよう・・・。」アスカ「だらしないわね!サード・チルドレンのくせに!!」シンジ「じゃ、惣流さん―。」アスカ「気持ち悪いわね、アスカでいいわよ!」シンジ「分かった!アスカに力を貸して!サキエル!」サキエル「任せな♪」サキエルが答えると弐号機のナイフが水を纏った銛に変わった!アスカ「何これ!槍!?」サキエル「自分の力だよ♪」アスカ「あ、あんた!アタシの弐号機に何してんのよ!!」サキエル「君に力を貸すんだよ♪ガギエルを倒すためにな♪」アスカ「ガギエル??」シンジ「もしかして、あの使徒の名前?」サキエル「ああ、〔魚〕を司る第六使徒だ。」アスカ「ちょっと!どうすればいいのか教えなさいよ!!」サキエル「海へ飛び込め!アスカ♪」アスカ「あんたバカ~~!!?B装備じゃ沈んじゃうわよ!!」サキエル「自分は〔水〕を司る使徒だ♪弐号機で水中戦をできるようにした♪♪」アスカ「それを信じろっての~!!?」サキエル「信じな♪アスカ♪」シンジ「僕からもお願い!サキエルを信じて!」アスカ「わ、分かったわよ・・・。」アスカがしぶしぶ答えると、弐号機は海へ飛び込んだ!「オーバー・ザ・レインボー」・艦橋艦長「落ちたぞ!!」ミサト「(落ちた!?違う!自分から飛び込んだ!!)」トウジ「センセ、大丈夫かいな?」ケンスケ「今度は水中戦か!?カメラに撮れないよ!」弐号機は海へ沈んでいたが、ある程度の深さになった時、弐号機の両腕から光る水のヒレが現れた!弐号機・エントリープラグアスカ「ヒレ!?どうなってんの!?」シンジ「凄い!」サキエル「落ち着きな、アスカ♪弐号機が水中戦ができるようにしたのさ♪♪」アスカ「あ、あんた・・・結構やるじゃない。」サキエル「使徒だからね♪来るぜ!!」青い海中の遠くから、ガギエルが弐号機へあり得ない速度で向かって来る!! 84 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 12:36:24 第26話 「暴れる魚は沈む」弐号機へ突撃して来たガギエルが鋭い歯が並んだ口を開けた!弐号機・エントリープラグアスカ「口ぃ~~!!?」シンジ「使徒だからね・・・。」弐号機はガギエルの口に食いつかれたが、足と両腕で必死に顎を止めている。アスカ「ぐっ!!」シンジ「コアはどこだろ!?」サキエル「アスカ!ヤツのコアは口の中だ!」アスカ「口の中!!?」アスカが見ると、ガギエルの口の奥に球体が見えた!サキエル「アスカ、銛を使いな♪」アスカ「どうすんの!?」弐号機が銛を構えると、銛が少し大きくなり弐号機2体分ぐらいの長さになった。アスカ「やってやろうじゃないの!」弐号機は銛をガギエルの口や歯に刺しまくり、 ガギエルの口から血が流れ始めた。その時、ガギエルが顎の力を弱めた瞬間を狙ってコアに向かって銛を投げた!!ドスッ!!!!ピキキッ!!銛はガギエルのコアに命中したが、ヒビが入っただけで割れない。シンジ「やった!」サキエル「まだだ!コアが割れてない!」アスカ「プラグナイフが!」サキエル「浮上しな、アスカ♪」アスカ「どうすんの!?」サキエル「ヤツは弱ってる。空母の上で勝負をつける♪」ザバァァァ!!!!ガシッ!!ゴゴゴ~~~!!!浮上した弐号機は空母の甲板に這い上がった。「オーバー・ザ・レインボー」・甲板ミサト「アスカ!シンジくん!無事!?」アスカ『大丈夫よ、ミサト!』シンジ『はい。』サキエル『ミサトっち♪甲板でヤツにトドメをさす!』ミサト「分かったわ!」アスカ『あんたが仕切るな!』アスカが叫んだ時、空母が後ろへ傾いた!ザバァァ!!!ガギィ~~!!!空母の後ろに浮上したガギエルが口を開けて空母に体を押しつけている。ガギエルの口には銛が刺さったままだ。シンジ『後ろに!』アスカ『見てなさい!』弐号機が刺さった銛を引き抜き、コアに向かって突き刺した!パキィィ~~ン!!!!コアが割れると、ガギエルが崩れ落ちるように海へ沈んでいった・・・。弐号機・エントリープラグシンジ「やった!!」アスカ「死んだ・・の?」サキエル「やったぜ♪アスカ♪」無線の先では、ミサトの喜ぶ声が聞こえた。ミサト『アスカ!よくやったわ!』アスカ「あ、当たり前よ!ざっとこんなもんよ!」大平洋艦隊は港に到着し、弐号機はネルフへ引き渡された。アスカ「どう?アタシの操縦は?」シンジ「うん、僕より上手いし凄かったよ。」アスカ「あんた、気に入ったわ。」シンジ「ありがとう。」シンジが優しく微笑むとアスカの顔が赤くなった。アスカ「!!・・・・・。」シンジ「どうしたの?」アスカ「な、なんでもないわよ!」サキエル「(シンジ、モテるね~♪)」 85 : 三毛猫 : 2015/03/15(日) 14:43:58 第27話 「船旅から着いた積み荷」ネルフ本部の司令執務室では、加持がゲンドウに荷物を届けていた・・・。ネルフ本部・司令執務室 加持「いやぁ波乱に満ちた船旅でしたよ。まさか、使徒と話していた時に別の使徒が襲って来るなんて・・・。」ゲンドウ「その為にサキエルとシンジを行かせたのだ・・・。」シャムシエル「私もですよ。」ゲンドウ「ああ、すまん。シャムシエルも行かせたのだ・・・・。」加持は手に持った厳重にロックされた2つのアタッシュケースの1つのロックを外していく・・・・。ガチャ!加持「・・既にここまで復元されています。硬化ベークライトで固めていますが・・・・。」アタッシュケースが開かれ、中には胎児のアダムが入っている。加持「・・間違いなく生きています。・・・人類補完計画の要ですね・・・・・。」ゲンドウ「そうだ・・・最初の人間・・・アダムだよ。」 サキエル「計画通りだな♪」シャムシエル「アダム様・・・・・・・。」加持「・・・そして、もう1つ・・・・・。」加持は残ったもう1つのアタッシュケースのロックを外していく。ガチャ!アタッシュケースが開かれ、中には細い棒に枝分かれした根っこのようなものと3つの輪がある不思議な小さい物体がある。加持「・・・あなたのお望みの物です。これも、あなたの計画に必要な物ですか?」ゲンドウ「そうだ・・・奇跡の扉を開く・・ネブカドネザルの鍵だ・・。」サキエル「準備はパーペキだぜ♪ゲンドウ♪♪」ゲンドウ「ああ・・・・・。」シャムシエル「ええ、いよいよです・・・。」サキエル「加持リョウジ♪ネルフ側のスパイになってくれない?」加持「ほう、メリットは何だい?」サキエル「全ての真実とミサトとの未来♪8年前の約束・・・。」加持「!!・・・ミサトのことまで知ってるのか、恐れ入るね。」ゲンドウ「我々に協力して欲しい・・・我々のシナリオに補完計画は必要なくなったのだ・・・・・。」加持「!?・・・どういうことですか?・・・それでは、なぜこのアダムと鍵を?」ゲンドウ「その2つの荷物を届けてくれるよう頼まれたからだ・・・。」加持「あなたが頼まれた?・・・。」シャムシエル「我々の創造主にです。」加持「創造主?・・・・・まさか・・・。」サキエル「そうだよね~?・・・・長老?」アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ギョロ! ギョロ! ギョロ!加持「!!(また、動いてる・・・。)」ゲンドウ「アダムは君の言う通り、魂を入れられて自我に目覚めたのか?」サキエル「ああ♪計画通り♪」シャムシエル「もう少しですよ。」ゲンドウ「ああ、頼む・・・・。」加持「(アダムに魂を入れた?自我に目覚めた?どういうことなんだ?)」ギョロ! ギョロ! ギョロ! ギョロ!アタッシュケースの中のアダムの目玉が部屋の中をしきりに見まわしていた・・・。 86 : 三毛猫 : 2015/03/16(月) 15:40:26 第28話 「目覚める雷」アスカは前の通り、シンジたちの学校に転校した。シンジたちとは色々ありながらも一応、仲良くはしているようだ・・・。ネルフ本部・司令執務室 サキエル「ゲンドウ、次の使徒は厄介なヤツだ。初戦は必ず負けると思う・・・・・。」シャムシエル「面倒なヤツですよね。」ゲンドウ「そうか・・・・・。」その時、ゲンドウの机の上に置かれた電話が鳴った。プルルルル!プルルル―ガチャ!!ゲンドウ「私だ・・・どうした?・・・・・・・・・・・分かった。」サキエル「どした??」ゲンドウ「赤木博士からだ。監視していたコアから青い髪の少女が出て来たそうだ。おそらく・・・。」シャムシエル「ラミエルですね。」サキエル「よっしゃ♪行くぜ~~!」サキエルはシャムシエルの背中に乗って、ラミエルのコアがある場所へ飛んで行った。ネルフ本部・実験場実験場では、コアの周りに人が集まっていた。その中には、リツコとマヤ、ミサトと加持の姿も見える。コアの前に生まれたままの姿の青い髪の少女が倒れている・・・。ラミエル「・・・・・・・・・・。」第五使徒・〔雷〕を司る使徒「ラミエル」性格:男勝り能力:加粒子砲・雷を使った技マヤ「先輩、この子・・・。」リツコ「ええ、間違いなく第五の使徒よ!早く医務室へ!!」マヤ「は、はい!」マヤがラミエルを抱き上げようとした時、ラミエルが突然目を開けてマヤを見た!ラミエル「誰だ?おまえ!?」マヤ「キャッ!!」リツコ「気がついた・・・。」ラミエル「ここ、どこだ?アダム様は!?」ミサト「(アダム様!!?)」加持「!・・・・・・。」ラミエル「お前ら!俺を早くアダム様の元へ案内しな!オラオラァ!!」その時、シャムシエルの背中に乗ってサキエルが飛んで来た。サキエル「よ~~~、リツコっち♪」リツコ「サキエル!シャムシエル!」ラミエル「あん?サキエルだと!?」サキエル「よ、あんたがラミエル?」シャムシエル「はじめまして。」ラミエル「ああ、俺がラミエルだ!それより、アダム様はどこだ?」リツコ「あなた、それより・・・。」ラミエル「あん??」シャムシエル「服、着たらどうです?」ラミエル「・・!!!!・・・・・・・・・・・・・・て、て、てめぇら!・・・・俺の裸を見るんじゃねぇぇぇ~~~~~!!!!!」パシュ!!ドカァァン!!!ラミエルが突き出した手の先から、加粒子砲が発射され、機材に直撃し爆発した!!リツコ「加粒子砲!?」マヤ「キャッ!」ミサト「くっ!」加持「葛城!」加持はミサトを爆風から庇った!サキエル「危なっ!」シャムシエル「落ち着いて下さい。」ラミエル「うるせぇ~!!」その後、ラミエルに青色の作業服を着せて司令執務室へ連れて行った。ネルフ本部・司令執務室ラミエル「創造神復活計画?」サキエル「そ、長老を復活させる為に頑張ってるんだよ。」シャムシエル「碇ユイと惣流・キョウコ・ツェッペリン博士を蘇らせて貰い、サードインパクトを阻止する為に・・・。」ラミエル「ほ~・・・じゃ、俺も計画に乗るぜ!」サキエル「良かった♪」ゲンドウ「ああ・・・・・・。」冬月「(ふぅ、何とか味方になってくれそうだな・・・・。)」ラミエル「で?アダム様はどこだ?」サキエル「地下にいるよ♪」ラミエル「地下?早く案内してくれ!」ゲンドウ「赤木博士を呼ぶ。」電話でリツコを呼び、ゲンドウはリツコにアダムがある所へラミエルを案内させた。リツコ「こっちよ、ついて来て。」ラミエル「おう・・・・・・。」 87 : 三毛猫 : 2015/03/16(月) 16:13:32 第29話 「網にかかった〔魚〕」ラミエルが目覚めていた頃、東京湾では一隻の漁船が底引き網漁をしていた。漁船・甲板少年「船長、何か大きな魚がかかってる!」船長「ああ?サメか?」少年「サメっぽいけど、違う!」その魚は、薄い白いような肌色をしていて全長は4メートルぐらいはある大物だった・・・。少年「船長!この魚!頭に綺麗な球みたいのがある!!」船長「何だ?深海魚か~??」????「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」少年「岸に上がったら、調べてみようよ!もしかすると、新種かも!!」船長「ハハハハ!!新種か~!?まさか~?」????「(私・・・・は・・・・第六使徒・・・・・・・ガギエル・・・・・アダム・・・どこ?・・・・・・・・・・・・・・ど・・・こ・・・・・・・・還りたい・・・・・。)」ネルフ本部・セントラルドグマセントラルドグマにあるダミープラグの生産工場・・・綾波レイの代わりの体がある部屋の隣には隠し部屋がある。サキエルがゲンドウに頼んで新しく作った部屋だ。部屋の中は床も壁も白く、壁にはセフィロトの樹が描かれてある。部屋の真ん中には、硬化ベークライトに固められたアダムが置かれている・・・・。創造神の間、リツコ「これがアダムよ・・・。」ラミエル「アダム様~・・・・・・・こんなちっさくなって・・・・。」アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ギョロ! ギョロ! ギョロ!アダムはラミエルとリツコを見ている。リツコ「(第1使徒のアダム・・・司令は何をしようとしているのかしら?・・・・・・・・・・・・シナリオを変えて補完計画を?・・・サキエルたちは、長老や創造神と呼んでいるし、私の知らない何かがあると言うの?・・・謎ね・・・・・・。)」ニャ~~~♪ニャ~~~♪ラミエル「な、何だ!!?」リツコ「あ、ごめんなさい。」ガチャ!リツコ「もしもし?」リツコに電話をかけて来たのはマヤだ。彼女はなぜか興奮している。マヤ『せ、せ、先輩!私です!!た、た、大変です!!!』リツコ「どうしたの?マヤ?落ち着きなさい。」マヤ『そ、それがたった今、東京湾の底引き網の漁師から変な魚が網にかかったと連絡が入りまして・・・・・。』リツコ「漁師?魚??」マヤ『はい、網に見たこともない魚がかかったと・・・。』リツコ「深海魚じゃないの?」マヤ『それが!その魚!額に光る球みたいのがあると―。』それを聞いた瞬間、セントラルドグマにリツコの絶叫が響いた!リツコ「何ですって~~~!!!!」ラミエル「うお!何だよ!!」リツコ「マヤ!大至急!科学部と技術部を現場に向かわせて!!!」マヤ『はい!』 88 : 三毛猫 : 2015/03/18(水) 17:12:35 視聴数 1000回を突破!!!驚きです!! 89 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/18(水) 18:51:53 すげー 90 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/18(水) 18:52:35 完結したら編集から他のコメントを消せば他のサイトで配信されるかも 91 : 三毛猫 : 2015/03/22(日) 14:40:33 第30話 「〔魚〕目覚める」漁師の網にかかったガギエルは、ネルフ本部に運ばれ、用意された大きな水槽の中を泳いでいる・・・。ネルフ本部・水槽ガギエル「(水・・気持ちいい・・・でも、アダムいない・・・・・・・どこ?・・・外?ここのどこか?・・・ネルフ?・・人間がる。アタイもなる?・・・・・・。)」水槽の前では、サキエルたちとリツコとマヤがガギエルを観察していた。リツコ「〔魚〕を司る使徒・・ガギエル・・・・・。」マヤ「何か深海ザメみたいな使徒ですね。先輩。」リツコ「そうね・・・・・。」サキエル「これで4人目の仲間だな。」シャムシエル「そうですね、次はイスラフェルですか・・・・。」ラミエル「どんな奴だ?」サキエル「〔音楽〕を司る使徒で、連携が得意だ。」ラミエル「ふ~ん・・・。」リツコ「次の使徒のこと?」サキエル「ああ、厄介だ。」シャムシエル「確かに・・・。」サキエル「さて、どうするか・・・・・・。」こうして、ガギエルが新たにネルフに協力する使徒となった・・・。第六使徒・〔魚〕を司る使徒ガギエル性格:姉御肌?能力:水泳(使徒の姿になって泳ぐ)ネルフ本部・秘密会議室キール「ガギエルまでとは・・・。」モノリス6「計画は順調にいくのだろな!?」モノリス3「これで、4人目の使徒が・・・。」モノリス4「裏死海文書の内容とここまで、違うとは・・・・。」モノリス5「碇君、大丈夫なのかね?」ゲンドウ「問題ありません・・・。」キール「ならば、碇よ・・・使徒たちに我らが大願を叶えてくれるよう交渉を頼むぞ。」ゲンドウ「分かっております・・・。」モノリス2「では、後は委員会の仕事だ。」モノリス5「碇君、ご苦労だったね。」フォン・・・・・・・・・・・・・・・・・・冬月「老人たちは、アダムが自我を持っていることはまだ知らないようだな・・・。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・アダムが復活し、ユイとキョウコ博士が蘇えれば補完計画もゼーレも必要ない・・・・。」冬月「そうだな・・・そろそろ、次の使徒が来る時期だぞ。確か、次は〔音楽〕だったな・・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・・。」 92 : キリ : 2015/03/22(日) 16:10:48 おもしろいですね!期待してます! 93 : 三毛猫 : 2015/03/23(月) 13:52:51 第31話 「音楽に心、重ねて」前の世界の通り、第七使徒「イスラフェル」が来襲した。シンジもサキエルが同化した初号機に乗り、アスカの弐号機と一緒に戦うが、2つに分裂したイスラフェルはいくら攻撃してもすぐに再生するので、歯が立たず・・。結局、イスラフェルはN2爆雷で足止め、初号機は無傷のままで、山に頭から突っ込んだ弐号機を引き抜いて帰還した。ネルフ本部・ブリーフィングルーム冬月「また地図を書き直さなきゃならんな。」ナレーション『N2爆雷により、構成物質の28%の焼却に成功。』アスカ「これ、死んでるんですか?」冬月「足止めにすぎんよ。再度進行は時間の問題だな。」サキエル「倒すまでだよ。冬月先生。」加持「ま、立て直しの時間が稼げただけでも、儲けものっすよ。」ゲンドウ「弐号機パイロット。」アスカ「は、はいっ。」シンジ「・・・・・・・・。」ゲンドウ「君の仕事は何か分かるか?」アスカ「エヴァの操縦?」ゲンドウ「違う、使徒に勝つことだ。」アスカ「はいっ。」ゲンドウ「次は、慎重に行動するように・・以上だ・・・。」ゲンドウはサキエルと冬月と一緒にブリーフィングルームを退出した。ネルフ本部・廊下冬月「サキエルくんの言った通り、最初の戦いは負けたな・・・。」ゲンドウ「ああ、予定通りだ・・・。」サキエル「ゲンドウ、あの使徒は2体同時にコアを破壊しなくちゃいけない。シンジとアスカにユニゾンの訓練をさせてくれ・・・。」ゲンドウ「分かった・・・・。」サキエル「自分はシンジの側に戻る・・。」ゲンドウ「ああ、頼む・・・・。」冬月「そういえば、シャムシエルくんとラミエルくんはどこに?」サキエル「シャムシエルはガギエルの見張り、ラミエルは長老の所だ。」冬月「アダムに何か変化は?」サキエル「いや、無いね・・・じゃ、行って来る。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」 94 : 三毛猫 : 2015/03/25(水) 13:57:51 ミサトの家があるマンションでは、シンジとアスカとレイがユニゾンの訓練をしていた。ちなみに、サキエルも一緒である。ある日、トウジ達がやって来た。トウジ達にサキエルのことは、シンジが予め説明していた。第三新東京市・ミサトの家ケンスケ「ペアルック!イヤ~んな感じ!!」トウジ「裏切り者!!」ヒカリ「不潔よ~~~~!!!」その後、ユニゾンのゲームをしているが、やはり上手くいかない。アスカがシンジに合わせようとしないのだ。プライドの高いアスカにとって、誰かに合わせること自体が屈辱なのかもしれない。ミサト「アスカ、シンジ君にちゃんと合わせて。」アスカ「何でよっ!アタシは完璧だわ!バカシンジがとろいのが悪いんじゃない!!何でアタシばっかり、怒られなきゃならないの!?」ミサト「じゃあ、やめとく?」アスカ「ふんっ!他に人、いないんでしょ!?」ミサト「レイ、代わりにやってみて。」レイ「はい。」シンジ「レイ、よろしくね。」レイ「ええ。」レイは嬉しそうに微笑みながらヘッドホンを着けた。シンジとレイの兄妹の仲は、より深くなったようだ。そして、訓練が始まる。2人の訓練は、完璧と言うべき程の結果だった。サキエル「(レイはすべてを受け入れる。だから、シンジに合わせてくれている。シンジもレイと心が重なっている。良かった♪)」アスカ「やってらんないわよ!!」それを見たアスカがヘッドホンを投げて外へ飛び出して行った。トウジ「鬼の目にも涙や・・。」ヒカリ「碇くん!追いかけて!女の子を泣かせたのよ!責任取りなさいよ!!」その時、レイがヒカリの前に立った。レイ「なぜ?お兄ちゃんは、何も悪いことしてないわ。」そう言うレイはヒカリを睨んでいる。ヒカリ「えっ・・・・あの・・・え・・・。」シンジ「いいんだよ、レイ、ちょっと行ってきます。」サキエル「自分も行くぜ♪」シンジはレオタードの上から、迷彩のズボンとシャツを着ると、サキエルと一緒に外へ飛び出した。 95 : 三毛猫 : 2015/03/28(土) 12:43:37 アスカは前の世界の通り、コンビニの店内の開けっ放しの冷蔵庫の前に座っていた。コンビニ・店内アスカ「黙ってて。」シンジ「・・・・・・。」アスカ「分かってる。アタシにはエヴァに乗るしかないのよ。」サキエル「冷蔵庫の開けっ放しは良くないよ♪」アスカ「あ、あんたねぇ!」サキエル「元気になったな。」シンジ「うん、良かった。」アスカ「ふんっ!」その後、3人でマンションの屋上の上で夕日を見た。シンジ「アスカは使徒に勝ちたい?」アスカ「当たり前よ!」シンジ「だったら、力を貸してほしいんだ。」アスカ「アンタに合わせろってこと?」シンジ「うん、アスカの力と僕の力を同時に合わせないとあの使徒は倒せないんだ。」アスカ「分かってるわよ!いい、シンジ。何としもユニゾンを完璧にしてやるわ!ミサトとファーストを見返してやるんだから!!」 サキエル「帰るか♪」シンジ「うん!」そして、イスラフェルとの決戦当日がやって来た。ネルフ本部・発令所青葉「目標、絶対防衛線を突破!間もなく0地点に侵入します!」ミサト・「MAGIの予定より、3時間も早いじゃない!・・・エヴァは!?」マヤ「発進準備中です!2分後に完了します!」ミサト「外電源パージ!発進!」2体のエヴァが地表に射出された。ミサト「ミュージックスタート!」ミサトの号令と共に音楽が流れ始める。2体のエヴァは射出されると空高く飛び上がり、使徒に膝蹴りを喰らわせる。そのまま、2体の使徒を郊外まで投げ飛ばすと2体に分裂していた使徒が1体の使徒に戻る。サキエル『今だ!シンジ!』シンジ『アスカ!』アスカ『分かってるわよ!』2体のエヴァは高く飛び上がり、太陽を背に使徒の2つのコアに同時に蹴りが直撃し、爆音と共にオレンジ色の巨大な十字架が輝いた。次にメインモニターに映し出されたのは、太陽を背に立つ初号機と弐号機だった。ドォォォ~~~~ン!!!!†ネルフ本部・発令所ミサト「やった!」青葉「パターン青、消滅を確認!」冬月「これで、5体目の使徒か・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」シャムシエル「これで、倒された使徒は5体・・・残り、11体ですね。」ラミエル「アダム様とリリス様は、いまのところ大丈夫なんだろ?」シャムシエル「はい。ゲンドウさん・・・サキエルが帰って来たら、次の使徒について話があります。」ゲンドウ「分かった・・・・。」冬月「では、ゼーレへの報告は、私がやろう。」 96 : 三毛猫 : 2015/03/28(土) 17:52:54 視聴数が1200回を突破!すごいです!! 97 : アロマの王 : 2015/03/30(月) 19:40:12 おめでとう 98 : 三毛猫 : 2015/03/30(月) 19:44:52 アロマの王 さん。ありがとうございます。 99 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/03/31(火) 23:45:23 記念すべき>>100はみけねこさんが書き込むべき 100 : 三毛猫 : 2015/04/01(水) 11:17:43 第32話 「浅間山」ネルフ本部・司令執務室冬月「浅間山の火口のマグマの中に使徒が現れるのかね!?」サキエル「ああ、第八使徒〔胎児〕を司る使徒・・サンダルフォンだ。」シャムシエル「マグマの中にいますからね、きついですね。」ラミエル「俺の加粒子砲でも届かねぇかな?」ゲンドウ「次の使徒の能力は?・・・・・。」サキエル「噛みつくぐらいかな?特別な能力はないな・・・。」ゲンドウ「分かった・・・・。」そして、浅間山の山頂ではミサトたちが火口の研究所の観測機を使って、火口の中の謎の影の調査作業をしていた。浅間山・研究所研究員A「葛城さん、これ以上は!」ミサト「あと500!」研究員B「葛城さん!もう無理ですよ!」ミサト「壊れたらウチで弁償します!あと200!」日向「モニターに反応!」ミサト「解析開始!」日向「はい!」直後、モニターが砂嵐になった。『観測機、圧壊!!』ミサト「解析結果は?」日向「ギリギリ間に合いました!パターン青、使徒です!」ミサト「これより当研究所は、完全閉鎖。ネルフの管轄下に入ります。今後別命あるまで、研究所における一切の入退室を禁止。現在より、過去6時間までの全ての情報を部外秘とします!!」ミサトが携帯を取り出し話す。ミサト『碇司令あてにA‐17を要請。大至急。』青葉『気をつけて下さい!これは通常回線です!』ミサト『分かってるわよ、さっさと守秘回線に切り替えて!』ミサトは青葉に逆ギレしながら、叱責した。ネルフ本部・秘密会議室キール「A‐17・・・こちらから、討って出るのか。」モノリス2「使徒を捕獲するつもりか?」モノリス4「しかし、その危険は大き過ぎるのではないか?」モノリス6「左様、セカンドインパクトの二の舞ともなりかねない。」ゲンドウ「捕獲するのは、一度使徒を倒してからです。」キール「いずれにせよ、失敗はゆるされんぞ。」フォン・・・・・・・・・・・・・・・・・キールたちはそう言うと通信を切っていった。冬月「失敗か・・・その時は人類は消えているよ・・・。」サキエル「今更、失敗は有り得ないよ♪冬月先生♪」ゲンドウ「ああ、失敗のリスクは全くない。老人達もその時には消えているのだからな。」シャムシエル「そして・・我々は、アダム様を復活させて幸せな未来を歩くのです。」ラミエル「なぁ、いつになったらアダム様は復活するんだ?」サキエル「まだ分からないが、使徒を半分くらい倒してコンタクトしたら、何か変化があるかもな♪」ラミエル「よっし!やるぜ!」サキエル「ゲンドウ、壊れた観測機はもっと性能の良い物を作って弁償しといてくれ。」ゲンドウ「分かった・・・。」シャムシエル「私はA‐17のお陰で財布が膨らんでます♪」サキエル「どういうこと?」シャムシエル「私、ゲンドウさんから頂いたお金で、株取引してたんです。」ラミエル「株??」サキエル「株取引!?」シャムシエル「はい、葛城さんがA‐17を発令した途端に株が大暴落したので、私達の信用取引はうなぎ登りですよ♪」サキエル「そうか・・・。」シャムシエル「お金が貯まったら、創造神復活計画の資金と全てが終わった時に服などを買うための資金にします。」冬月「うむ、完璧だな。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・。」 101 : 三毛猫 : 2015/04/01(水) 14:16:16 ネルフ本部・プールネルフ本部のプールサイドでは、シンジがパソコンでネットサーフィンをしていた。シンジ「そろそろかな?・・・・・。」アスカ「何が?」プールから上がったアスカがシンジに不思議そうな顔で尋ねた。 シンジ「今日、次の使徒が現れるらしいんだ。」アスカ「何ですって!?」シンジ「サキエルが言ってたから、間違いないよ。」アスカ「あんた、アイツのこと信じてんの!?」シンジ「うん。だって、僕の相棒だよ。」レイ「私もお兄ちゃんと同じ、信じてるわ。」今まで泳いでいたレイがプールから顔を出したアスカ「ファーストまで・・・。」シンジ「アスカもラミエルを相棒にしたら?」アスカ「ふんっ!相棒なんかいなくても、アタシだけで大丈夫よ!!」レイ「それだけでは、ダメ・・・。」アスカ「何よ、アタシが弱いっての!?」レイ「シャムシエルは、これから来る使徒はどんどん強くなっていくと言ってたわ。」アスカ「だから?」レイ「私達の力だけでは、楽に勝てない。だから、サキエルやシャムシエル達にエヴァに同化して貰って、使徒を倒さなくてはいけない。」シンジ「アスカ、僕らが使徒を倒せてたのはサキエル達のお陰なんだ。エヴァの秘密とかも聞かせて貰ったし・・・・。」アスカ「何よ、エヴァの秘密って??」シンジ「サキエル達がアスカにいつか話すって、言ってたよ・・・。」アスカ「あ、そ!ふ~ん・・・・・・。」第三新東京市・砂浜ザザァ~~~・・・・ザザァ~~~・・・・??????姉「あそこが、リリンの街か・・・・・・行こう。」??????妹「はい、姉さん・・・・・。」双子の影は第三新東京市へ、歩いて行った。 102 : 三毛猫 : 2015/04/01(水) 18:13:56 視聴数が1300回を突破!予想外です!! 103 : 三毛猫 : 2015/04/02(木) 13:58:54 第33話 「マグマダイバー」シンジ達は、ミサトから呼び出されネルフ本部で作戦の説明を受けていた。部屋には、リツコとマヤにサキエル達もいる。ネルフ本部・作戦会議室シンジ「これが使徒?」床にあるスクリーンには、マグマの中で丸まっている不気味な黒い胎児の姿をしたサンダルフォンが映し出されていた。リツコ「そうよ、サキエルの情報によるとこの使徒は〔胎児〕を司る使徒サンダルフォンっていう名前らしいわ。」シンジ「サンダルフォン・・・。」ミサト「この使徒は、今は眠っている蛹の姿なの・・でも、いつ羽化してもおかしくない状況らしいから、羽化が始まった時点で任務を捕獲から殲滅に切り替えるわ。作戦担当者は―。」アスカ「は~い!アタシが潜ります!!」レイ「私は?」リツコ「レイは本部で待機して貰います。」アスカ「残念だったわね~。温泉に行けなくて。」リツコ「それと、アスカ。あなたにパートナーが付くことになっわ。」アスカ「パートナー??」リツコ「入って来て。」パシュ!リツコが言うと部屋の隅から、薄い白色の体長60センチくらいの空飛ぶサメが現れた。アスカ「な、何よ!こいつ!!」リツコ「今日からあなたの相棒になるガギエルよ。」アスカ「イヤよ!アタシ一人でできるわ!」リツコ「アスカ。今回の作戦は深いマグマの中で行われるわ。〔魚〕を司るガギエルの能力とATフィールドがあれば、この作戦をスムーズに進められるの。」ミサト「アスカ、お願い。」アスカ「ミサト・・・。」シンジ「僕からもお願い!アスカ!!」レイ「私はサキエル君達を信じてる・・・。」アスカ「・・・・・・・・・・・・・分かったわよ。」ミサト「ありがとう!アスカ!何でもおごるわよ!!」シンジ「ありがとう、アスカ。」サキエル「ハンバーグおごるぜ!アスカ♪」アスカ「でも、今回だけよ!」リツコ「それじゃ、3人共準備して!」シンジ「はい!」アスカ「はい!」レイ「はい!」 104 : 三毛猫 : 2015/04/04(土) 15:05:44 そして、アスカが弐号機に乗ってサンダルフォンのいるマグマの中へ行くことになった。前の世界と同じように、アスカのプラグスーツは丸くなる耐熱プラグスーツだ。アスカ「何よ!!これ~~!!!」シンジ「変わったプラグスーツだね。」サキエル「マグマの中でも活動できる耐熱プラグスーツだ。」アスカ「もうイヤ!!アタシ降りる!!」アスカが叫ぶとレイが手を挙げた。レイ「私が弐号機に乗って、お兄ちゃんを手伝います。」パシッ!!!レイがそう言うとアスカがレイの手を弾いた。アスカ「あんたがやるならアタシが出るわ!!あんたには、アタシの弐号機に触って欲しくないの!!!」レイとアスカはお互いを睨み合っている。シンジ「ダメだよ、レイ・・ケンカしたら。」レイ「ご、ごめんなさい。お兄ちゃん。」シンジ「僕はアスカを信じるよ、気をつけてね・・・アスカ。」アスカ「ふんっ!任せなさい!!!」サキエル「ガギエル、アスカを頼むぞ。」ガギエル「・・・・・・。」コクッコクッガギエルは首を上下に振って頷いた。アスカ「カッコ悪いけど、我慢してね・・・・・・・。」アスカは弐号機に向かって、静かに語りかけた。・・ 105 : あしゃはりゃ : 2015/04/04(土) 15:22:54 期待!! 106 : キリ : 2015/04/04(土) 15:57:28 おもしろいです! 107 : 三毛猫 : 2015/04/05(日) 17:29:41 視聴数が1400回を突破!この調子で頑張りましょう。 108 : 三毛猫 : 2015/04/07(火) 15:05:10 浅間山の山頂では、アスカが弐号機に乗ってサンダルフォンがいるマグマの中へゆっくり下降して行く・・・。アスカ『みてみてっシンジ~!ジャイアント・ストロング・エントリーー!』無線の先からアスカの陽気な声が聞こえる。しばらくすると、弐号機がプログナイフを落としてしまう・・前の世界通りだ。マヤ『弐号機、プログナイフ、ロストしました。』初号機・エントリープラグサキエル「シンジ、アスカにプログナイフを投げてあげる準備しとけ♪♪」シンジ「分かった!」シンジは初号機のプログナイフを抜いて、いつでもアスカに投げることができるように構えた。ミサト『シンジ君??』シンジ「アスカにナイフを投げられるようにと思って・・。」ミサト『そ、あまり心配しないでいいわよん。』アスカの弐号機がついにサンダルフォンの目の前に下降した。アスカ『目標、捕獲しました。』アスカの報告に指令車の中にいるミサト達から安堵の声が漏れた。シンジ「アスカ、気をつけて。」アスカ『わかってるわよ。』その直後、いきなり警告音が鳴り響いた!!アスカの弐号機の目の前のサンダルフォンが形を変え始めた。アスカ『何よコレ~~~!!!!』ミサト達も慌ただしく動いた。リツコ『まずい!羽化を始めたの!!?』ミサト『捕獲中止!キャッチャーを破棄!作戦変更!!』ミサトが指示を出したと同時にシンジがアスカに向かって、ナイフを投げた。アスカ『しまった!ナイフ落としたんだった!正面!?バラスト放出!!』アスカは、サンダルフォンの突進を必死に回避していた。シンジ「アスカ!そっちにナイフ投げたから!!」アスカ『ダンケ!!』サキエル「マヤっち、弐号機の映像をこっちにも回して!」マヤ『は、はいっ。』初号機のモニターに弐号機の映像が指令車から回されてきた。アスカは無事にナイフをキャッチしたが、周りを泳ぎながら噛みつく攻撃を繰り返すサンダルフォンに苦戦していた。リツコ『こんな状況で口を開くなんて・・・・・・・。』ミサト『高温高圧、この極限状態に耐えてるのよ。ナイフじゃ無理だわ!』慌てるミサト達を見てサキエルが小声で呟いた。サキエル「使徒に常識なんて通じねぇよ。」シンジ「アスカ・・・・・・・。」マグマの中では、アスカがサンダルフォンの攻撃を必死に回避していた。弐号機・エントリープラグアスカ「ちょこまかとしつこいわね!!」ガギエル「・・・・・・・。」アスカの後ろでは、ガギエルが椅子に寄りかかっている。まるで、海底で体を休めるサメのように・・・・。 109 : 三毛猫 : 2015/04/08(水) 14:45:59 弐号機・エントリープラグアスカ「くっ!すばしっこい!!」ガギエル「・・・・・・・・。」サンダルフォンは、弐号機に体当たりや噛みつく攻撃を繰り返していた。アスカもナイフを使って、反撃するがサンダルフォンの動きが速く、空振りばかりでダメージを与えられない・・・・。サンダルフォン「シャ~~~!!」サンダルフォンが再び弐号機に鋭い牙が生えた口を開けて襲いかかって来た!!初号機・エントリープラグシンジ「(今度の使徒は、マグマの中でも生きる使徒・・・・!!!!)アスカ!!!熱膨張だ!!!」アスカ『!!・・OK!!やってみるわ!!』アスカは、シンジの言葉の意味を素早く呑み込むとナイフをしまって、パイプを両腕で持ち、サンダルフォンに向かって構えた!弐号機・エントリープラグアスカ「来なさい!!」リツコ『なるほど!冷却剤、3番に集中させて!!』サンダルフォン「シャ~~!!!・・・・・・・・・!!!!?・・・・・・・・・・。」グズ・・ボロッ!・・ボロボロ・・・・・・弐号機に冷却剤が発射されるパイプを口に突っ込まれたサンダルフォンの体はバラバラに崩れていった。弐号機の命綱を引きちぎりながら・・・・・。初号機・エントリープラグシンジ「アスカ~~!!!!」サキエル「待ちな、シンジ。」シンジ「でも、アスカが!!!」サキエル「ガギエルがいるの忘れてるぜ♪シンジ♪♪」シンジ「あ!!」弐号機・エントリープラグアスカ「ヤダな・・・・せっかく、やったのに・・・・・・ここまでなの?・・・・。」アスカが絶望で呟いた時だった。????「諦めるのかい?だらしないねぇ・・そんなんじゃ、ロックな生き方できないよ?」 アスカ「え!?」アスカが声をした方へ顔を向けると、自分と同じ年頃で黒髪に白い肌で腹にサラシを巻き、深海ザメのような下半身がある緑色の眼をした人魚がいた・・・。アスカ「だ、誰よ!アンタ!!!?」ガギエル「忘れたのかい?アタイは、ガギエル・・・〔魚〕を司る第六の使徒だよ~。」アスカ「え!?だって、さっきはサメの姿になってたじゃない!」ガギエル「あれはアタイのもう1つの姿さ。アタイはリリンの姿とサメの姿に自由に変えることができるのさ。」アスカ「リリン??」ガギエル「話は後だよ、アタイは弐号機と同化するから~~。」ガギエルはそう言うと弐号機と同化していった。アスカ「ちょ、ちょっと!!」マヤ『先輩!弐号機のシンクロ率とATフィールドが急激に上昇しています!!!』リツコ『まさか、ガギエルが同化を!?』リツコ達が驚いている無線を聞いた直後、弐号機の両足から大きな尾びれが生えて、弐号機は両足を上下に振ってマグマの中を上昇し始めた・・・・。アスカ「・・・・・・もうすぐ頂上に・・。」ザバァァァ~~~~!!!!!ガギエル「着いた着いた・・・・・・。」シンジ『アスカ!大丈夫!!?ケガは!?』アスカ「ないわ、へっちゃらよ。」シンジ『よ、良かった!・・・・・・。』サキエル『ふぅ~~・・・・。』アスカ「心配し過ぎよ、バカシンジ。」シンジ『う、うん。』ガギエル「これから、ですね・・・・・・。」アスカ「何が?」ガギエル「私達の計画です。」アスカ「ふ~ん、私にも教えて!」ガギエル「では、後で落ち合いましょう。」アスカ「いいわよ!」こうして、〔胎児〕を司る第八使徒のサンダルフォンは殲滅された ・・・。 110 : 三毛猫 : 2015/04/08(水) 18:13:53 サンダルフォンを倒したシンジ達は温泉に来ていた。シンジは加持リョウジが送って来たペンペンとサキエルと一緒に男湯に入り、ミサトとアスカはガギエルと一緒に女湯に入っていた。 任務を終えて帰還した時、人魚の姿をしたガギエルにリツコとマヤは、眼をキラキラさせていたという・・・。温泉・男湯シンジ「ふぅ~・・・・。」サキエル「(次は、マトリエルか・・・大丈夫だな。)」温泉・女湯女湯では、露天風呂でアスカがミサトから離れた岩の後ろでガギエルと話していた。アスカ「創造神復活計画?」ガギエル「そうだよ、アタイ達の計画はアダム様を復活させ―。」アスカ「何ですって!!!?」ガギエル「声が大きい!」アスカの声を聞いて、岩の向こうにいるミサトが声をかけてきた。ミサト「アスカ~、どうかしたの?」アスカ「ううん、何でもないわ。」ミサト「そぉ?隠し事はなしよ。」アスカ「だ、大丈夫よ!ミサト。」ミサト「なら、いいわ・・・・・。」アスカ「ご、ごめん・・・・・。」ガギエル「アタイ達には、やらなくちゃいけない大切な計画なのさ。」アスカ「でも、アダムが復活したらサードインパクトとか起こるんじゃないの?」ガギエル「大丈夫だよ、アダム様は既に自我を持つまで復活しかけているのさ・・・。」アスカ「え!?」ガギエル「このことはミサトやリツコ達には、秘密だよ。」アスカ「わ、分かったわ・・・・。」ガギエル「あんたはサキエル達から、全部の真実を知る時が来るだろうね。」アスカ「全部の真実?」ガギエル「全部さ。エヴァの秘密やアタイ達やあんたのお母さんのことも・・・。」ガギエルが言ったある言葉を聞いた瞬間、アスカの顔色が変わった。アスカ「な、な、何言ってるの?・・・・・アンタ・・・・・・・・・。」ガギエル「あんたのお母さんは、死んじゃいない・・・・いずれ、分かるさ。」アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ママは・・・・死んでない?・・・・・・・・・・・・・・ウソよ・・・・・・・・・・・・だって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイツ・・・・サキエルが何か知ってる?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」アスカは温泉に浸かりながら、思考の海に沈んでいた・・・。ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間床も壁も一面真っ白の創造神の間では、部屋の真ん中の台座の上に置かれた硬化ベークライトで固められたアダムの眼が絶え間なく動いている・・・。アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ギョロ! ギョロ! ギョロ! ギョロ! アダム「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サンダルフォン・・・・ガ・・・・・・・・・タオサレタ・・・・・・・・・・アト・・・・・10・・・・・・・・・・・・・・・・・・マトリエル・・・・・・サハクィエル・・・・イロウル・・・・レリエル・・・・・・・・・・バルディエル・・・・・・・・・・・ゼルエル・・・・アラエル・・・・・・・アルミサエル・・・・・タブリス・・・・・・・・・・・・リリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アト・・・・10・・・。」 111 : 三毛猫 : 2015/04/10(金) 16:40:14 視聴数が1500回を突破!凄いです!! 112 : 三毛猫 : 2015/04/12(日) 12:58:55 第34話 「雨の前に音楽♪」マトリエルが来襲する2日前、サキエル達は司令執務室でゲンドウとこれからのことを打ち合わせしていた。ネルフ本部・司令執務室冬月「次に来る使徒は、〔雨〕を司る使徒か・・・しかも、本部が停電になるとはな・・。」サキエル「どうせ、どっかの組織の妨害工作さ♪」ラミエル「ざけやがって!」シャムシエル「いつの時代も敵はいつも人間です。」ゲンドウ「ああ・・・・。」その時、ゲンドウの机の上にある電話が鳴った。プルルル!!プルルル!!ガチャ!ゲンドウ「私だ・・・・・何?・・・分かった・・・そうしてくれ・・・・・・。」冬月「誰だ?」ゲンドウ「赤木博士だ。ネルフ本部の近くでパターン青を発見した。」冬月「何!?どういうことだ!!?」ゲンドウ「保安部を向かわせると、双子の少女を発見し、イスラフェルと名乗ったそうだ。」冬月「イスラフェルだと!?確か・・・・。」サキエル「シンジとアスカが倒した第七使徒だ。」シャムシエル「仲間が増えますね。」サキエル「サンダルフォンも来るんじゃないか?」ラミエル「お、賑やかになるな!」冬月「むぅ、碇・・使徒の保護の為の部屋数を増やした方がいいのではないか?」 ゲンドウ「ああ、問題ない・・・。」ネルフ本部・リツコの部屋ネルフ本部のリツコの部屋では、双子の少女がリツコと会っていた。リツコ「あなた達がイスラフェルと名乗った時は、ホントに驚いたわ。」リツコの前には、2人の少女が座っている。年齢はシンジ達と同じくらいで、姉の方は灰色の髪で妹の方はオレンジ色の髪をしている。イスラフェル姉「はい。妹もよろしくお願いします。」イスラフェル妹「よろしくお願いします。」第七使徒・〔音楽〕を司る使徒「イスラフェル」性格:明るくておとなしい能力:以心伝心(姉妹で完璧なユニゾンができる。)イスラフェル姉「ところで、アダム様はどこに?」イスラフェル妹「私達以外にも誰かいるんですか?」リツコ「え、ええ・・・詳しく説明するから・・ついて来て。」リツコはイスラフェル姉妹を連れて、司令執務室に向かった。 113 : キリ : 2015/04/12(日) 20:19:30 面白いですね!シリアスなのがいいですねー 114 : 三毛猫 : 2015/04/16(木) 20:55:44 第35話 「雨と停電」イスラフェル姉妹は、無事にサキエル達の仲間に加わることになり、ネルフ本部に住むことになった。ネルフ本部・司令執務室サキエル「ゲンドウ、マトリエルが来る日だぜ♪」ゲンドウ「ああ、問題ない・・。」ラミエル「今回の使徒は一番弱い使徒なんだろ?」シャムシエル「パレットライフルであっさり倒せますからね。」ラミエル「楽勝だぜ!」イスラフェル姉「私は赤木博士の所へ、行ってきます。」イスラフェル妹「私も・・・。」サキエル「あれ?ガギエルは?」ゲンドウ「人魚の姿でジオフロントの湖を泳いでいるそうだ・・・。」サキエル「あんな所、泳いでんの!!?」ジオフロント・湖ザバァ!!!ガギエル「マトリエルが来る日だったね・・・ま、サキエル達なら大丈夫だし・・まだ遊んでるとするか!」ネルフ本部・エレベーターネルフ本部のエレベーターの中では、加持とミサトがサキエル達のことについて話をしていた・・・。ミサト「司令やリツコは、何でサキエル達の話を聞くのかしら?」加持「赤木も、葛城の不注意に腹を立てたんじゃないのか?A‐17を通常回線で要請するなんて、特務機関の守秘義務から考えればこれくらいで済んだのはむしろ幸運だ。現に、日本の経済は大混乱だったしな・・・・。」ミサト「・・・・・・・・・。」ガコン!!!!その時、突然、エレベーターが停止した。ミサト「あれ・・・・・・。」加持「停電か・・・・・。」ミサト「まっさか、ありえないわよ・・・・・・・・。」照明が非常灯に変わったため、間違いなく停電だ。ミサト「変ね、事故かしら?」加持「赤木が実験でもミスったか?」ネルフ本部・零号機の実験室零号機の第二次稼働延長試験を行っていたリツコ達は、突然の停電に戸惑った。オペレーター「主電源ストップ、電圧0です。」リツコ「わ、私じゃないわよ・・・。」ネルフ本部・発令所青葉「駄目です。予備回線繋がりません。」冬月「生き残っている回線は?」青葉「全部で1.2%。2567番から9回線だけです!」冬月「生き残っている回線は全て、MAGIとセントラルドグマの維持に回せ。」青葉「全館の生命維持と移動に支障が生じますが・・・。」冬月「構わん、このままでは状況判断もできん・・・・・。」青葉「了解!」 115 : 三毛猫 : 2015/04/19(日) 12:35:06 ネルフ本部・ゲート ネルフ本部のゲートでは、アスカがカードをスリットに何度も通してもゲートが開かず、怒りを爆発させていた。アスカ「何よコレ~!!?壊れてんじゃないの~~~!!!!?」シンジ「下で何かあったのかな?」レイ「・・・・・・・・。」すると、レイが鞄からマニュアルを取り出して、発令所へ行ける道を探し始めた。レイ「第7ゲートから入れるわ・・・。」シンジ「じゃ、急いで行こう!」レイ「ええ、お兄ちゃん。」アスカ「ちょっと、待ちなさいよ~!!」シンジは小走りで第7ゲートへ向かう。レイとアスカも慌てて後を追いかけた。ネルフ本部・廊下リツコ「とにかく、発令所に急ぎましょう。7分経っても復旧しないなんて。」マヤ「サキエルくん達が何か知ってそうですね、先輩。」リツコ「そうね・・・・・・・。」リツコは懐中電灯を持ちながら、マヤを伴い、発令所へ向かっていた。ネルフ本部・エレベーターエレベーターの中に閉じ込められたミサトと加持も事態の異変に慌てていた。ミサト「ただ事じゃないわね・・・。」加持「ここの電源は?」ミサト「正、副、予備の3系統。それが同時に落ちるなんて考えられないわ。」加持「となると・・・・・・。」ネルフ本部・発令所チャッ!シュボ!!ネルフ本部の発令所の上では、シャムシエルがマッチで蝋燭立てに付いた3本の蝋燭に火を灯していた・・・。シャムシエル「どうぞ・・・・。」ゲンドウ「助かる・・・やはり、サキエルの情報通りブレーカーは落とされたようだな。」冬月「そうだな、そういえば・・・サキエルくんとラミエルくんは?」シャムシエル「サキエルはシンジさんの所へ、ラミエルは侵入者の排除へ・・・。」冬月「なるほど、心配なさそうだな・・・。」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・・。」ネルフ本部・エレベーター付近シンジ達は、第7ゲートから入って暗い道を進みミサトと加持が閉じ込められているエレベーターの近くに来ていた。アスカ「停電中ならエレベーターは動かないわね、どうするの?」シンジ「とにかく、急いで発令所へ行ってミサトさんと会わないと・・・。」レイ「こっち・・・・・!・・・待って!」シンジ「どうしたの?レイ?」レイ「誰か来たわ。」レイの視線の先には、暗い廊下の先から誰かが歩いて来る・・・。アスカ「だ、誰!!?」サキエル「アスカ~♪シンジ~♪レイ~♪」シンジ「サキエル!!」レイ「サキエル君・・・・・。」 アスカ「アンタ!!」サキエル「無事か~???」シンジ「サキエル、一体何が起きてるの!?」サキエル「後で説明する!それより、発令所へ急ぐぜ!シンジ!レイ!アスカ!」アスカ「何かあったの!?」サキエル「マトリエルが近づいてるんだ。」アスカ「マトリエル??」サキエル「第九の使徒だ!」アスカ「何ですって!!?」シンジ「急ごう!」サキエル「待った!シンジ!!それより、後ろのエレベーターの中にミサトとリョウジが閉じ込められてる。」シンジ「え!?ミサトさんが!!?」サキエル「任せろ!」ビシューーーーーーーーーーーーー!!!!サキエルが右手の人差し指を構えると、勢いよく水がビームのように飛び出してエレベーターのドアに穴を開け始めた。サキエル「ウォーターカッター♪」シンジ「ミサトさん、聞こえますか!?」アスカ「ミサト、聞こえる!!?」すると、エレベーターのドアの中からミサトの声が聞こえてきた。 ミサトの声「シンジくん!?アスカ!?」シンジ「今、助けます!」アスカ「加持さん!助けるから~!!」加持の声「助かるよ、アスカ。」サキエルの水はエレベーターのドアに穴を開けて人が出入りできる大きさになった。ガコン!!!サキエル「開いた!」ミサト「で、出られた!」加持「やれやれ・・・。」シンジ「ミサトさん、大丈夫ですか!?」ミサト「大丈夫よ、シンジくん。」加持「シンジくんが開けてくれたのかい?」シンジ「いえ、サキエルです。」サキエル「大丈夫か?カップルさん♪」ミサト「カップルって!違うわよ」」加持「ありがとう、サキエル。助かったよ。」サキエル「それより、発令所へ急げ!」ミサト「やっぱり、何かあったの!?」サキエル「マトリエルが近づいてるんだ!」ミサト「マトリエル??」サキエル「第九の使徒だ!」ミサト「何ですって!!?急がないと!!」シンジ達は、サキエルとミサトと加持と発令所へ急いで走って行く。 116 : 三毛猫 : 2015/04/19(日) 18:45:01 ネルフ本部・発令所カタッ カタッ カタッリツコ「タラップなんて、前時代的な飾りかと思っていたけど、まさか使うことになるとはね。」マヤ「備えあれば憂いなしですよ。」発令所に到着したリツコとマヤは、電気がないので備え付けられたタラップを登っていた。その頃、第三新東京市では日向マコトが国連軍からの使徒襲来の知らせを聞いて慌てていた。日向「ヤバイ、急いで本部に知らせなくちゃ・・・・でも、どうやって・・・。」周りを見渡すと1台の車が走って来た。車に付けられたスピーカーから女性の声が街に響く。〈〈こういった非常時にも動じない。高橋、高橋 ○○をよろしくお願いします。〉〉車は選挙カーのようだ。日向「ラッキー!!」ネルフ本部・発令所リツコ「不味いわね、空気もよどんできたわ。」空調も切れているので、発令所はサウナのように暑くなっている。職員達は扇子やうちわを扇いでいた。リツコ「これが、近代技術の粋を凝らした施設とは・・・。」マヤ「でも、流石、司令と副司令。この暑さにも動じませんね。」リツコとマヤが発令所の最上部を見上げると、ゲンドウと冬月がいつものポーズでシャムシエルと話している。イスラフェル姉妹「暑いようですね♪♪」マヤ「キャッ!」リツコ「イスラフェル!?」イスラフェル姉「ゲンドウ司令と冬月先生は、両足を冷水の入ったバケツに入れて暑さを凌いでいます。」マヤ「そ、そうなの?」イスラフェル姉「赤木博士、マヤさん。アイスクリームを用意しました。」イスラフェル妹「皆さんもどうぞ~~!!」イスラフェル妹が3つの大きなクーラーボックスをリヤカーに載せて運んで来た。ネルフ職員A「アイスだ!!」ネルフ職員B「グッドタイミング!」ネルフ女性職員「アイスだって、早く!」ネルフ女性職員「無くなっちゃう!!」ネルフ女性職員「私、パピコがいい!!」イスラフェル姉妹が運んで来たアイスクリームにネルフ職員達が一斉に群がって来た。 イスラフェル姉「赤木博士とマヤさんもどうぞ。」イスラフェル姉の手には、チョコモナカとパピコにスイカバーがあった。どれも日本中で大人気のアイスクリームだ・・・。マヤ「あ!私、スイカバーにします!!」リツコ「ありがとう、イスラフェル。でも、こんな大量のアイスクリームを用意できたの?」リツコがイスラフェル姉からパピコを受け取りながら訪ねた。イスラフェル姉「サキエルからのお願いで、極秘でアイスクリームを買い込んでいたんですよ。」リツコ「サキエルが!?」イスラフェル姉「停電になる直前に、急いでアイスクリームをクーラーボックスに移して、氷も一緒に入れたんです。」マヤ「じゃ、サキエルくんは停電が起きるのを知っていたの!?」イスラフェル姉「そのようですね。」リツコ「(サキエル達は使徒が来る日時が分かっている。碇司令は、補完計画の為のダミーシステムも廃棄する予定だと言っていた。一体、何をしようとしているの!?サキエルに会って話をする必要があるわ!それに、アダムのことも!!。)」マヤ「先輩?先輩??」リツコ「え!?何!?マヤ??」マヤ「暗い顔をしていましたけど、大丈夫ですか?」リツコ「大丈夫よ、マヤ・・・。」発令所の最上部では、シャムシエルがゲンドウと冬月にアイスクリームを渡していた。シャムシエル「ゲンドウさん。冬月先生。どうぞ・・・冷たいうちに召し上がって下さい。」ゲンドウ「ああ、すまない・・・。」冬月「ありがとう。シャムシエルくん。」ゲンドウと冬月には、カップのバニラアイスをスプーンと一緒に渡した。さっそく、スプーンを片手にバニラアイスを食べ始めた。冬月「ふむ、美味いな・・・。」ゲンドウ「ああ、懐かしい味だ・・・。」第三新東京市ウィ~~・・・ドスン!!ウィ~~・・・ドスン!!ウィ~~・・・ドスン!!!黒い長い4つの脚を持ち、大きな眼がある胴体が特徴のアメンボのような使徒。〔雨〕を司る第九使徒「マトリエル」が街の真ん中に向かって進んでいく・・・。 117 : 三毛猫 : 2015/04/21(火) 22:42:35 第三新東京市〈〈当管区内における特別非常事態宣言の発令に伴い、緊急車両が通ります・・・って、行き止まりですよ?〉〉使徒接近に気づいた日向は偶然、通りかかった選挙カーに乗り込みネルフ本部に急いでいた。日向「いいから突っ込め!なんせ、非常事態だからな!!」運転手「了解!!」日向の言葉に怯えるウグイス嬢と、なぜかハイテンションになる運転手。バキャ!!!〈〈イャアアアアアア~~~~!!!!〉〉ネルフ本部へのゲートをぶち破り、ウグイス嬢の悲鳴を響かせながら選挙カーはネルフ本部へ全速力で走って行った。ネルフ本部・発令所ネルフ本部の発令所では、サキエルがシンジ達にミサトとリツコが話をししている間に今の状況を話していた。シンジ「ネルフの3系統の電源が一度に落ちるなんて・・・・。」レイ「誰かが故意に落としたということ。」アスカ「誰よ!!そんなことしたの!!アタシが使徒を倒さないと!人類が滅亡するって分かってんの!!!?」シンジ「一体、誰が・・・。」サキエル「ネルフを恨んだりしてる組織の仕業だろ♪お金とか名誉を傷つけられたとか逆ギレしてさ♪♪」アスカ「はん!バッカじゃないの!?ネルフのエヴァがあるから、使徒を倒せるんじゃない!!!」サキエル「アスカが正論♪」アスカ「ふん!あったり前でしょ!」 ネルフの発令所の最上部では、ゲンドウと冬月とシャムシエルが話をしていた時にラミエルが帰ってきた。冬月「本部初の被害が使徒ではなく、同じ人間とは・・・・やりきれんな。」ゲンドウ「所詮、人間の敵は人間だよ。」シャムシエル「あ!ラミエル、お帰りなさい。侵入者の排除、お疲れ様でした。」ラミエル「おう、侵入者を気絶させて来たぜ!ザコだぜ!ザコ!」ゲンドウ「どんな格好だったのだ?」ラミエル「黒い迷彩服、5人だったぜ?」ゲンドウ「そうか・・・・。」冬月「老人達が妨害を?シャムシエルくん、どう思うかね??」シャムシエル「ゼーレとは限りません。他にもネルフに敵意を持つ組織はありますから。」冬月「なるほど、迷惑なものだな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・・・。」シャムシエル「あら?日向さんが帰ってきたようです。」冬月「何?」その時、発令所に選挙カーが進入してきた。キキキィィィ~~~!!!!!!〈〈現在、使徒接近中!エヴァ発進要請ありと認む!!!〉〉スピーカーで日向の声が発令所に響いた。マヤ「大変!!」リツコ「サキエルが言った通り、使徒が来ているようね。」ミサト「ええ・・・・・。」リツコ「今回の使徒は、〔雨〕を司る使徒・・・・マトリエル。」イスラフェル姉「今回の使徒は、一番弱い使徒なので良かったです。」イスラフェル妹「はい。」マヤ「一番弱い使徒??」イスラフェル姉「はい、呆気ないです。」加持「確かに、この状況で来る使徒が弱い使徒なら・・確かにラッキーだな。」ミサト「そうね・・・・。」発令所の最上部では、ゲンドウが席を立った。ゲンドウ「冬月、後を頼む。」冬月「碇・・・。」ゲンドウ「私は、シンジ達の為にエヴァの発進準備を進める。」冬月「まさか、手動でか?」ゲンドウ「緊急用のディーゼルがある。」シャムシエル「私も行きます。」ラミエル「おっしゃ、任せろ!!」ゲンドウとシャムシエル・ラミエルは、ケイジヘ降りていった・・・・。冬月「ふむ、パイロットも到着しているし、後は準備だけか・・・・心配ないな。」 118 : 三毛猫 : 2015/04/22(水) 18:01:00 見てくれている人、いるでしょうか?ちょっと淋しいです。<+))))><< 119 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/04/23(木) 23:44:59 マトリエルは最弱だからなぁ... 120 : 三毛猫 : 2015/04/25(土) 16:07:14 シンジ達は、エヴァ3機に乗り込むと拘束具を破壊し出撃する。もちろん、サキエルとシャムシエルはエヴァに同化している。ネルフ本部・発令所青葉「目標は直上にて停止の模様・・・。」ミサト「作業急いで!」マヤ「サキエルとシャムシエル、初号機と零号機に同化。弐号機、非常用バッテリー搭載完了。」 ミサト「発進!!」エヴァ3機は発進するが、電気が使えないので自力で動かなくてはならない。ダクト内で匍匐前進をしながら出撃する。その様子を発令所の最上部でゲンドウと冬月とラミエルが見守っていた・・・。冬月「電気類が全て使えない今は、出撃も自力か・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・だが、今回の使徒は最弱の使徒だ。シンジ達ならとるに足らん相手だ。何も心配はいらん・・・。」ラミエル「楽勝だぜ!」弐号機・エントリープラグアスカ「もう~~・・・カッコ悪い。」今回の情けない姿の出撃にアスカはうんざりしていた。零号機・エントリープラグレイ「縦穴に出るわ。」零号機が縦穴に出る為のハッチを壊した時、初号機と同化しているサキエルがレイに無線で注意してきた。サキエル『レイ、待った!』レイ「!・・・・何??」零号機が動きを止めると、弐号機のアスカが無線の先で怒っていた。アスカ『ちょっと、止まんないでよ!!』サキエル『上にマトリエルがいるぜ♪』シャムシエル「ええ、いますね。」シャムシエルがサキエルの言葉に同意した直後、ダクトの出口で止まっている零号機の目の前に液体が落ちてきた。レイ「!!?」アスカ『何!!?』シンジ『液体!!?』サキエル『溶解液だよ♪』シンジ『溶解液!?』シャムシエル「エヴァの装甲ですら、溶けますよ。」レイ「目標は、協力な溶解液で直接本部へ進入を図るつもりね。」シャムシエル「時間かかりますよね~、溶かしていきながら進入なんて・・・・。」シンジ『どうやって倒す?やっぱり、僕とサキエルがマトリエルを―。』アスカ『アタシがやるわ!!』シンジ『アスカ!?』アスカ『アタシに作戦があるわ!』シンジ『??』レイ「??・・・・・・。」シャムシエル「何でしょう??」第三新東京市・ネルフ本部直上第三新東京市のネルフ本部の直上では、マトリエルが胴体の下から、ネルフ本部に通じる縦穴に溶解液の涙を流し続けている。マトリエル「・・・・・・・・・・・・。」だらだら~~・・・ジュ~~~~!!!・・・・・・だらだら~~・・・ジュ~~~!!! 121 : ワッフル@来れたら来る : 2015/04/25(土) 16:50:43 期待 122 : 三毛猫 : 2015/04/29(水) 12:43:55 ネルフ本部に通じる縦穴の中では、シンジ達と〔雨〕を司る第九使徒のマトリエルとの戦いが始まっていた・・・。ネルフ本部・縦穴 弐号機・エントリープラグアスカ「ここに留まる機体がディフェンス、ATフィールドで奴の溶解液からオフェンスを守る。オフェンスは、ディフェンスが溶解液を防いでいる間にダクトから身を乗り出し、目標を撃破。・・・どう?この作戦は?」シンジ『僕がディフェンスをやるよ!』サキエル『ああ、良さそうだ。』レイ『私は?』アスカ「アンタは、ダクトで待機よ。念のために。」レイ『分かったわ・・・・。』シンジ『レイ、大丈夫だよ。すぐに終わるから心配しないで。』レイ『ええ、分かったわ。お兄ちゃん。』シャムシエル『マトリエルが相手なら、大丈夫ですね。』アスカ「行くわよ!」アスカの掛け声と共に、初号機と弐号機がダクトから縦穴に出て、初号機は縦穴に手足を突っ張って守りに入った。初号機・エントリープラグシンジ「サキエル、今だ!」サキエル「任せろ♪」ガキィィーーン!!!サキエルがATフィールドの形を変えて、斜めの三角形でマトリエルの溶解液が弐号機に当たらないように防ぐ、弐号機はダクトから身を乗り出し、縦穴の真上にライフルを構えた。弐号機・エントリープラグアスカ「シンジ、避けて!」シンジ『!』初号機が壁へ避けると、アスカが引き金を引いて、パレットライフルを発射する。アスカ「おりゃ~~!!!」ダダダダダダダダダダダダ!!!!フルオートで発射された弾丸は縦穴の真上にいるマトリエルの胴体を貫いた。初号機は、アスカの合図で縦穴の壁に両手で火花を散らしながら縦穴の底へ落ちていった。レイ『お兄ちゃん!!』第三新東京市・ネルフ本部直上マトリエル「!!!?」ズズズズゥゥゥゥ~~ン!!!!!大地に響く音と共に、〔雨〕を司る第九使徒のマトリエルは殲滅された。ネルフ本部・縦穴弐号機・エントリープラグアスカ「やった!!」レイ『お兄ちゃん、大丈夫!?』シンジ『大丈夫だよ。』サキエル『底まで落ちたけどな・・・。』レイ『良かった・・・。』シャムシエル『次は、サハクィエル・・・。』第三新東京市シンジ達は、エヴァの回収作業が終わるのを待っていた。シンジ「星が綺麗・・・。」サキエル「人工の光がなければ、星が綺麗に見えるとはね~♪」アスカ「でも、明かりがないと人が住んでる感じがしないわ。」アスカの言葉と共に、街に光が戻っていく。アスカ「ほら、こっちの方が落ち着くもの。」レイ「人は闇を恐れ、火を使い、闇を削って生きてきたわ。」アスカ「哲学~~~♪♪♪」アスカがレイの言葉を茶化す。サキエル「確かに・・・。」シャムシエル「人は昔から火を使い分けて生きてきました。私は、星の光も街の光も両方好きです。」エヴァの回収作業が終わるまで、シンジ達は楽しく談笑していた。ネルフ本部・司令執務室冬月「シンジくんとアスカくんのおかげで、使徒は倒せたな・・・。」ゲンドウ「ああ、次の使徒は南極に行っている最中に現れるそうだ。」冬月「そうか、大変だな・・・・。」ラミエル「心配ねぇよ、サキエル達がいるしサハクィエルがどんな能力を使うかも分かってるんだ。」ガギエル「そうそう、細かいこと気にしすぎるとロックに生きられないよ?」パシャ!チャプ!チャプ!大きな移動式の水槽から身を乗り出しながら、ガギエルがこれからについて話す。ガギエル「サハクィエルを無事に倒したら、アダム様にコンタクトした方がいいね。アダム様に碇ユイとキョウコ博士の―。」プルルルル!!プルルルル!!ガギエルが話している最中にゲンドウの机の上の電話が鳴った!ガチャ!!ゲンドウ「私だ・・・・何?・・・・・・分かった・・・・・・・・そうしてくれ。」ガチャン!冬月「誰だ?」ゲンドウ「赤木博士からだ。ネルフ本部近くに三輪車でやって来た幼い子供を保護したそうだ。」冬月「子供?」ゲンドウ「子供は、サンダルフォンと名乗ったそうだ。」冬月「何!!!?」ラミエル「は!?」ガギエル「おや、サンダルフォンかい。今ごろ来たのかい。」 123 : 三毛猫 : 2015/04/29(水) 20:49:10 視聴回数が1900回を突破!目指せ、2000回!!! 124 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/04/30(木) 23:04:40 爆弾の方?それとも槍? 125 : 三毛猫 : 2015/05/01(金) 18:10:57 ネルフ本部・リツコの部屋リツコの部屋では、リツコが保護した幼い男の子と話していた。リツコ「おいしい?」???????「うん、おいしい♪」リツコ「(かわいいわね・・・・・。)」子供はリツコに出されたお菓子をパクパクと食べている。子供の格好は、赤色の古代生物のアノマロカリスの着ぐるみを着た可愛らしい姿である。この子供こそ、保護された〔胎児〕を司る第八使徒のサンダルフォンである。第八使徒・〔胎児〕を司る使徒「サンダルフォン」性格:甘えん坊・寝坊助能力:マグマの中で泳ぐサンダルフォン「それも食べていい?」リツコ「え、ええ。どうぞ。」サンダルフォン「わ~い♪」リツコ「(かわいい・・・・・・。)」なぜ、サンダルフォンがここにいるのかと言うと、浅間山の火口のマグマの中でアスカの乗る弐号機に殲滅された後、マグマの中でシャムシエル達と同じように人間の姿になり、マグマの中を泳いで浮上した後、火口付近に誰かいないか探して、近くにある浅間山の火口の研究所のトラックの荷台に積まれる段ボールの箱の中に忍び込み、山を下りて町から町へ移動し、無事に第三新東京市に着いたのはいいが、どうすればいいのか分からずに捨てられていた三輪車に乗ってあっちこっちしている内に、偶然にもネルフ本部行きのトラックを見つけ、気づかれないようにカバーが掛けられた荷台の中に忍び込み、ネルフ本部にやっと辿り着いた所を、たまたまトラックの積み荷の確認に来ていたリツコとマヤに発見され、保護されたのだ。まさに、大冒険だ。サンダルフォン「ふぁ~、眠くなっちゃった。お休み、リツコお姉ちゃん・・・・・・・。」リツコ「お姉ちゃん!?」サンダルフォン「Zzzz・・・・・・。」リツコ「(・・・・・かわいい、癒されるわ。)」その後、サンダルフォンの可愛さはマヤを始めとするネルフ本部の全女性職員の心を鷲掴みにし、女性職員が交代でサンダルフォンを抱っこしたり、お菓子をあげたりとまさにネルフの癒しキャラクターになっていた。ある時、サンダルフォンは、リツコに対し「お母さんって呼んでいい?」と小首を傾げて聞いたところ、その可愛さにノックアウトされたリツコが顔を真っ赤にして気絶して倒れ、医務室に搬送されマヤが半泣き状態だったそうだ。ネルフ本部・司令執務室冬月「碇、サンダルフォンをネルフの公式キャラにして欲しいと女性職員から要望が来ているぞ。どうする?」ゲンドウ「今は無理だ。ゼーレの老人共がうるさくなる。」冬月「確かにな・・・・・。」サキエル「くじ引きで当たった人が1日サンダルフォンの世話をするってすればいいと思うよ。冬月先生。」冬月「なるほど、どうする?碇?」ゲンドウ「ああ、問題ない・・・・・。」シャムシエル「可愛いは正義って本当だったんですね。」ラミエル「俺は強い女こそ、カッコイイと思うぜ!」ガギエル「それにしても、あの人気は凄いね。」移動式の水槽から身を乗り出しながら、ガギエルが呆れたようにため息をついていた。マヤの部屋マヤの部屋では、今日だけマヤに世話されることになったサンダルフォンがプリンを食べていた。サンダルフォン「プリンおいしい~♪」マヤ「(かわいい!!凄くかわいい!!写真撮っちゃお!この子と一緒にいるだけで癒される~~!!)」 126 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/05/01(金) 21:52:46 サンダルフォンください 127 : 三毛猫 : 2015/05/04(月) 19:49:26 視聴回数が2000回数を突破!凄すぎです。 128 : 三毛猫 : 2015/05/05(火) 17:31:32 第36話 「サハクィエル、落下」ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「えっと、あの・・・・・?」シンジは、突然の訪問者に驚き慌てていた。アスカ「アンタ、何か知ってるんでしょ?ママのこと・・・・。」シンジ「アスカのお母さん?」アスカ「惚けないで!アンタ、知ってるって言ったじゃない!エヴァの秘密のこと!」シンジ「あ、あ、う、うん・・・・。」アスカ「じゃ、教えなさい!!」シンジ「じゃ~、ついて来て。」シンジは、アスカを連れてとある部屋の前に来た。 アスカ「何よ?この部屋??」シンジ「サキエル達が住んでる部屋だよ。」アスカ「アイツがこの部屋に!?」コン! コン!ドアをノックすると、ドアが開けられラミエルが顔を出した。ラミエル「お!シンジじゃねぇか?何しに来たんだ!?」シンジ「サキエルいる??」ラミエル「いるぜ!入りな!」シンジ「うん、入って。」 アスカ「・・・・・・・。」シンジとアスカは、部屋の中に入るとサキエル達がパソコンや漫画を見ていた。サキエル「よ♪シンジ~~♪♪」シャムシエル「いらっしゃいませ。」イスラフェル姉「このケーキ、美味しい。」イスラフェル妹「はい、姉さん。」ラミエル「この天龍とかいうキャラクター、俺に似てるな。」シンジ「お邪魔するよ、あれ?ガギエルとサンダルフォンは?」サキエル「ガギエルは、ジオフロントの湖で泳いでる。サンダルフォンはリツコっちが世話してる。」シンジ「そう、大変だね。あのさ、サキエル・・・・・ちょっと、話があるんだ。」サキエル「アスカが真実を知りたがってるんだろ?」シンジ「う、うん・・・・・。」アスカ「アタシは、知りたいの!ママのこと、エヴァの秘密全部!!」サキエル「ふむ、そろそろ本格的に始めるか・・・・・創造神復活計画を。」シャムシエル「いよいよですね。」ラミエル「っしゃ!!」イスラフェル姉妹「アダム様にコンタクトをする時が!!」サキエル「アスカ、君は知る権利があるから教えてあげよう。」アスカ「い、いいわよ!全部教えて!!」サキエル「覚悟して聞けよ?」アスカ「はん!今更何を聞いても驚かないわよ!」サキエル「じゃ、話すぞ。先ず、サードインパクトのことだ。あれは人為的に起こされた。」アスカ「に、人間がやったってぇの!!?」サキエル「そうだ。全てはサードインパクトから始まった・・・。」サキエルは、アスカにサードインパクトの真実やエヴァの秘密・ゼーレ・創造神アダム・キョウコ博士の実験と今のキョウコ博士の状態を一から丁寧に話始めた・・・・・。 129 : クソ雑魚ナメクジ : 2015/05/07(木) 23:50:43 期待 130 : 三毛猫 : 2015/05/13(水) 21:00:48 ネルフ本部・シンジの部屋シンジの部屋では、サキエルがアスカにエヴァと母親についての全ての真実を話終えていた。アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」アスカは一言も話さず、細かく震えている。シンジ「アスカ、サキエルの言ったことに嘘はないよ・・・。」アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・シンジ・・・本当にママはあそこにいるの?」シンジ「うん、僕の母さんも初号機のコアの中にいるんだ。」アスカ「・・・・・・・。」シンジ「サキエルと父さんが教えてくれた。」サキエル「教えたぜ♪」シャムシエル「シンジさんは、嘘は言っていませんよ。」ラミエル「俺は最近知ったけどな!」イスラフェル姉「真実は大きく、驚愕するものです。」イスラフェル妹「ビックリ♪♪」アスカ「ママ・・・・・・・・・・・・・あそこにいたんだ・・・・・ずっと、傍にいてくれたんだ・・・・・うっ・・・ママ・・・・・・・・・ママ・・・・・・・。」アスカは両目から涙を溢れさせながらうずくまってしまった。シンジ「アスカ・・・・・。」アスカ「アタシ、ママに・・・・・・・・・会いたい・・・・・・。」シンジ「それなら、エヴァに乗っている時にお母さんを強く思うんだよ。そうすれば、コアの中にいるお母さんと会えるみたい・・・僕はまだ試してないんだけど。」アスカ「アンタ、自分のママに会いたくないの?」ようやく、涙が流れるのが収まり始めたアスカがシンジに怪訝な顔で聞いた。シンジ「ううん、そうじゃないんだ。ただ、サキエル達が母さんをコアから出してくれるから、それまで待つつもりなんだ・・・。」アスカ「あ、そう!じゃ、アタシは先にママに会うわ!!」すっかり泣き止んだアスカが両腕を腰に当てて、胸を張って答えた。シンジ「うん、僕もアスカのお母さんをサキエル達と一緒に必ずコアから出してあげるから。」サキエル「ああ、バッチリよ♪」アスカ「シンジ・・・・・。」シンジ「何?」アスカ「・・・・・ありがとう。」シンジ「うん。」シャムシエル「そろそろ、次の使徒が来ますね。」サキエル「ああ、サハクィエルだ。」 131 : Ⅸ : 2015/05/13(水) 21:30:41 期待なのだー 132 : 三毛猫 : 2015/05/13(水) 21:47:11 Ⅸ さん。コメントありがとうございます。 133 : 三毛猫 : 2015/05/16(土) 13:37:51 視聴数が2200回を突破!この調子で頑張りましょう。 134 : 囮爲ん : 2015/05/17(日) 10:41:17 このままだとゼルエルまで人の姿になるのかな?期待です。 135 : 三毛猫 : 2015/05/17(日) 15:07:29 ネルフ本部の発令所は慌ただしく動いていた。前の世界の通り、ゲンドウと冬月が北極に行っている間に宇宙空間にサハクィエルが現れたのだ。ネルフ本部・発令所青葉「最大望遠でメインモニターに回します!」メインモニターに宇宙空間に〔空〕を司る巨大な使徒サハクィエルが衛星に囲まれていた。ネルフ職員達「おぉ!!・デカイ!・すげー!・大きい!」日向「こりゃ、凄い!!」ミサト「常識を疑うわね・・・。」青葉「目標と接触します。」衛星がサハクィエルの体をスキャンするために移動し、衛星がサハクィエルを調査しようとした時、衛星が破壊されモニターにサンドストームになった。ミサト「ATフィールド!?」リツコ「新しい使い方ね。」その時、発令所に発令所にシンジ達とサキエルが入って来た。サキエル「よぉ♪ミサトっち。」シンジ「ミサトさん!」アスカ「ミサト!!使徒が来たんでしょ!?」レイ「・・・・・・。」ミサト「シンジくん!アスカ!レイ!サキエル!」リツコ「あなた達、どうしてここに?」シンジ「サキエル達がサハクィエルが来たって、大騒ぎしだしたので来たんです。」アスカ「ミサト、使徒が来たんでしょ!!?」ミサト「あれよ・・・。」ミサトが指差す先に宇宙空間にいるサハクィエルの姿があった。アスカ「な、何よ!!あれ!!!?」シンジ「あれが今回の使徒ですか!?」レイ「大きい。」サキエル「サハクィエル・・・。」ミサト「使徒に、サハクィエルに動きはないわ・・・今はずっと宇宙空間に浮かんでいるだけ。」リツコ「今回の使徒は〔空〕を司る使徒・・・サキエル、相手の能力を知りたいのだけれど。」サキエル「サハクィエルは体その物が巨大な爆弾だ。」リツコ「爆弾?」サキエル「ATフィールドを使って、爆撃してくるんだ。」シャムシエル「しかも、体ごと落ちて来ます。」アスカ「体ごとって・・・。」リツコ「富士五湖が1つになるか、富士五湖が東京湾に繋がるかもしれないわね・・・本部ごとね。」マヤ「まさに、使徒その物が超巨大な爆弾ですね。」数時間後、サハクィエルが自分の体を切り離して地上を爆撃し始めた。ミサト「サキエルの言った通りね、青葉くん、司令は?」青葉「使徒の放つ強力なジャミングの為、連絡不能です。」ミサト「日向くん、サハクィエルの到着予定時刻は?」日向「今までの経緯からすると、本日の11:00です。」ミサト「マギの判断は?」マヤ「全会一致で撤退を推奨しています。」リツコ「どうするの?」ミサト「日本政府各省に通達。07:00をもってネルフ権限におけるD‐17、半径50キロ以内の住民は避難。」日向「ここを放棄するんですか?」ミサト「いえ、みんなで危ない橋を渡ることはないわ。」リツコ「本当にやるの?」ミサト「ええ、そうよ。」リツコ「あなたの勝手な判断でエヴァを3機とも捨てる気?勝算は0.000001%・・・万に一つもないのよ。」ミサト「0ではないわ・・・エヴァに賭けるだけよ。」リツコ「葛城三佐!!」ミサト「現責任者は私です。やる事はやっときたいの・・・使徒殲滅が私の仕事です。」リツコ「仕事?笑わせるわね、自分の為でしょ?あなたの―。」その時、横からサキエル達がミサトとリツコの話に入ってきた。サキエル「それは困る。」シャムシエル「リツコさんの意見に賛成です。」ラミエル「勝手なことやってんじゃねーよ!」イスラフェル姉「困りますね。」イスラフェル妹「反対~!」リツコ「サキエル!あなた達。」ミサト「!!!」サキエル「そんな事をされる訳にはいかないね、シンジ達が可哀想じゃないか。」シャムシエル「はい。」サキエル「それに、サハクィエルの倒し方は楽にできるさ。」リツコ「どういうこと?」サキエルがリツコの耳元に小声で答えた。サキエル「長老の、アダム様のご意志だ。」リツコ「!!!!?」シャムシエル「サハクィエルの落下地点も分かっています。」シャムシエルもサキエルと同じようにリツコの耳元に小声で話した。リツコ「そ、そ、そう・・・・後で詳しく教えて。」シャムシエル「はい。」ミサト「リツコ、どうしたの?」リツコ「私、サンダルフォンの世話をしなくちゃいけないから、一旦部屋に戻るわ。」ミサト「ちょ、リツコ!!?」サキエル「サハクィエルが来るまで、ゆっくり待とう♪」シャムシエル「はい。」ラミエル「腹が減ったな~。」イスラフェル姉「お菓子、食べます?」イスラフェル妹「お菓子~♪♪」ミサト「・・・・・・・・。」 136 : 三毛猫 : 2015/05/19(火) 18:31:21 ネルフ本部のリツコの部屋では、サキエルとシャムシエルがリツコと話していた。ネルフ本部・リツコの部屋リツコ「さて、サキエル。教えて貰おうかしら?」サキエル「何を?」リツコ「惚けないで、あなた達は司令と一緒にアダムをどうするの?」サキエル「その質問に答える条件に自分の質問に答えてくれ、リツコっち。」リツコ「何かしら?」サキエル「あんたは、まだ碇ユイを憎んでる?」リツコ「!!!?・・・・・急に何を!?」サキエル「必要な質問なんだ。」リツコ「・・・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「沈黙は肯定と見るぜ?」リツコ「好きに捉えても構わないわ・・・。」サキエル「自分達はゲンドウと一緒にある計画を進めている。」リツコ「計画?」シャムシエル「詳しく知りたいなら、自分自身の碇ユイへの怒りや憎しみ・嫉妬の心に踏ん切りに決着をつけて下さい。」リツコ「・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「どうする?」リツコ「考えておくわ・・・・・。」サキエル「分かった。」シャムシエル「私達は、シンジさん達の所に戻ります。」ドア:パシュ!リツコ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」二人が部屋から出ていくと、椅子に座ったまま、思考に沈んだリツコが一人残されていた。 137 : あしゃはりゃ : 2015/05/19(火) 18:34:05 期待! 138 : 三毛猫 : 2015/05/21(木) 20:36:21 第三新東京市アスカ「ええぇぇぇぇ~~~!!!!!!手で受け止めるぅぅ~~~!!!!!?」3機のエヴァの発進準備が進められている場にアスカの絶叫が周りに響いた。ミサト「そう、落下予想地点にエヴァを配置、ATフィールド最大であなた達が直接サハクィエルを受け止めるのよ。」アスカ「使徒が大きくコースを大きく外れたら?」ミサト「その時はアウト。」アスカ「機体が衝撃に耐えられなかったら?」ミサト「その時もアウトね。」レイ「勝算は?・・・・・。」ミサト「神のみぞ知る・・・っと言った所かしら?」アスカ「これで成功したら奇跡ね。」サキエル「同感♪」シャムシエル「確かに。」ラミエル「適当だな・・・。」ミサト「作戦の説明を続けます。」ミサトがキーボードを操作すると、ノートパソコン型のモニターに第三新東京市の地図が写し出された。中心部が赤く色づけされている。シンジ「これは?」ミサト「この円の範囲内にサハクィエルは、間違いなく落ちてくるわ。」赤く色づけされた円は街のほとんどを覆っている。サハクィエルの落下威力がどれだけ凄まじいかを物語る。次に、モニターに3つの点とそれを囲む大きな円が重なった。ミサト「この3箇所にエヴァを配置し、待ち構えます。」レイ「この作戦の根拠は?」ミサト「女の勘よ。」アスカ「何てアバウト!」サキエル「ミサトっち、初号機の配置はここにしてくれ。」ミサト「何故かしら?」サキエル「使徒の勘さ。シンジ、アスカ、レイ。サハクィエルを倒したら、好きな物を何でもおごるぜ♪♪」アスカ「ハンバーグ!!」レイ「私、お肉・・・・ダメ。」シンジ「ちょっとずつ慣れていけばいいよ。僕も手伝うから。」レイ「ありがとう・・お兄ちゃん。」ミサト「ちょっと、私がおごろうっと思ったのに。」サキエル「どうせ、財布の中はあまり入ってないんだろ?」ミサト「ぐっ・・・・・。」サキエルに図星を突かれ、反論できないミサトだった・・・。セントラルドグマ創造神の間アダム「・・・・サハクィエル・・・・・・・ガキタ・・・・イヨイヨダ・・・ワレハ、ニクタイヲテニイレ・・・・・・・・・・・・・・フッカツスル・・・・・アト・・・・・・・・スコシダ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アヤナミ・・レイ・・・・・・・リリス。」激しく目玉を動かしながら、アダムが歓喜していた・・・。 139 : 三毛猫 : 2015/05/23(土) 16:56:36 住人達が避難し、無人となった第三新東京市はとても静かな美しいゴーストタウンになっていた。そして、サハクィエルを迎え撃ち、落下を阻止する戦いをこの街で繰り広げる時が一刻一刻と近づいている。3機のエヴァはそれぞれの配置で待機している。初号機・エントリープラグシンジ「母さんがこの中にいる・・・・・・・・・・・・・・・・。」サキエル「安心しな、必ず会えるさ。」零号機・エントリープラグレイ「・・・・・・・・・・。」シャムシエル「そろそろですね。」レイ「ええ・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「ママ・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所日向「シンジ君、落ち着いてますね。」リツコ「そうね。サキエルがいるからじゃないかしら?」マヤ「最近のアスカはシンクロ率90%を越えてますが、レイちゃんと同じように少し緊張してるみたいですね。」マヤの言葉にリツコが頷いた。ミサト「シンジくんは、サキエルが一緒なら怖い物なしね。」リツコ「そうね・・・。」青葉「子供たちに命賭けさせてばかりいる。俺達って無力っすね。」青葉の言葉が発令所に重く響く。ミサト「大丈夫よ、あの子達はエヴァの中にいる。それに、サキエル達がいるわ。」その時、ミサトの背後のドアが開いてイスラフェル姉とラミエルが入ってきた。イスラフェル姉「ええ、心配はありません。」ミサト「あなた、妹さんの方はどうしたの?」イスラフェル姉「リツコさんの部屋でサンダルフォンの世話をしてます。」ミサト「そう。」イスラフェル姉「ガギエルは、相変わらず湖で泳いでいます。」ミサト「私も泳ごうかしら?」リツコ「あそこ、深いわよ?」ラミエル「ガギエルと一緒に泳いだらスッキリするぜ。」ミサト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱ、やめておくわ。」ビィィーー!!!ビィィーー!!!!その時、発令所に警報が鳴り響く、サハクィエルが高高度に現れたのだ!青葉「使徒出現!!!!」ミサト「おいでなすったわね・・・。」リツコ「!・・・・・・・。」ラミエル「来やがったな!」第三新東京市・上空第三新東京市に向けて、高高度から黄色の巨大のサハクィエルが体の真ん中にある目で、どんどんと近づいている地上を見ていた。サハクィエル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 140 : 三毛猫 : 2015/05/28(木) 13:28:46 ネルフ本部・発令所ミサト「エヴァ全機、スタート位置。」 ミサトの指示で各場所に待機中のエヴァ3機が陸上の短距離走のスタートのように両腕を地面について前かがみになり、作戦開始に備えた。初号機・エントリープラグ無線の先からミサトがシンジ達に望みを託していた。ミサト『二次的データがあてにならない以上、以降は現場各自の判断を優先します。エヴァとあなた達に全てを賭けるわ。』青葉『目標接近、距離およそ2万!』サキエル「行くぜ、シンジ。」シンジはサキエルの言葉に強く頷いた。ネルフ本部・発令所ミサト「では、作戦開始。」エヴァ3機がスタートに備える。ミサト「発進!・・・・・。」ミサトの指示と同時に3機のエヴァがトラックや車を衝撃でひっくり返し、足跡で大地に大きな穴を作り、街の建物を破壊しながら走っていく。ドドドドドドドドドドドドドドドド~~~!!!!!!第三新東京市の上空から落下中のサハクィエルに変化が起きた!前の世界とは違って突然落下コースを変え始めたのだ!!ネルフ本部・発令所青葉「目標のATフィールドが変化、軌道が変わります!」ミサト「くっ!」青葉「落下予想地点、修正205!」日向「目標、さらに増速!!」弐号機・エントリープラグアスカ「何よ!!計算より早いじゃない!!ダメ!私じゃ間に合わない!!!」突然落下速度が速くなったサハクィエルにアスカが叫んだ。初号機・エントリープラグシンジ「こっちで何とかする!サキエル!!」サキエル「任せろ!!」サキエルの言葉と同時に初号機のシンクロ率が300%に上昇した!ネルフ本部・発令所マヤ「先輩!シンジくんのシンクロ率が!!」リツコ「300%!!?」ミサト「え!!?」ラミエル「サキエルが本気出したな!」イスラフェル姉「ええ・・・・・・・。」初号機・エントリープラグシンジ「くっうあぁぁぁぁぁ~~~~!!!!」サキエル「突っ走れシンジ!!」全速力で第三新東京市を疾走する初号機は音速を超えてソニックブームを出しながら、衝撃波で建物や車を吹き飛ばしていく!ネルフ本部・発令所リツコ「ソニックブーム・・超音速を超えて走ってるの!?」青葉「目標、距離1万2000!!」ミサト「・・・・・・・・・・・。」落下するサハクィエルに間に合った初号機は、道路や建物に木々を足で削りながらサハクィエルの真下で止まった!初号機・エントリープラグシンジ「ATフィールド!全開!!!!」サキエル「来いや~~!!!!」ATフィールドで家々や建物が消し飛び、初号機は落下するサハクィエルを両腕で受け止める!!ドォォォォォォン!!!!!ガキキキィィィィィ~~~~~~ン!!!!!サハクィエル「!!・・・・・・・・・・・。」 141 : 三毛猫 : 2015/05/29(金) 13:30:16 初号機・エントリープラグシンジ「ぐぅ~~~~!!!!」サキエル「耐えろ~シンジ!!」サハクィエルを受け止めた初号機は、必死にサハクィエルの重力に耐えていた。サハクィエル「・・・・・・・・。」サハクィエルを受け止めて耐えている初号機がいる丘の上に弐号機と零号機が走ってきた!!弐号機・エントリープラグアスカ「シンジ~~~!!!」零号機・エントリープラグレイ「お兄ちゃん!」シャムシエル「アスカさん!サハクィエルのコアを!!」弐号機・エントリープラグアスカ「分かってる!!どりゃあああああ~~~!!!!」弐号機がプログナイフを構えて、サハクィエルの巨大な眼玉にナイフを突き刺した!カキィィィン!!!しかし、ナイフがサハクィエルのATフィールドに防がれる!弐号機・エントリープラグアスカ「外した!?往生際が悪いわね!!」零号機・エントリープラグシャムシエル「私も本気を出します!」レイ「ええ!お願い!!」レイの返事を聞いたシャムシエルが本気の力を出し、シンクロ率が300%になり、サハクィエルのATフィールドを引き裂いた!!弐号機・エントリープラグアスカ「レイ!!」零号機・エントリープラグレイ「くっ!・・・・・・早く!」シャムシエル「(キツイですね・・・。)」初号機・エントリープラグシンジ「アスカ!早く!!」サキエル「アスカ、トドメは任せたぜ!」弐号機・エントリープラグアスカ「うおりゃあああああ!!!!」ドスッ!!!!サハクィエル「!!!!!!」ズゥゥゥゥン!!!ドオオオオ~~~~ン!!!!✝弐号機のプログナイフに眼にあるコアを貫かれたサハクィエルは地面に墜落し、大爆発を起こして倒された。ネルフ本部・発令所青葉「電波システム回復、南極にいる碇指令から通信が入っています。」ミサト「お繋ぎして。」南極にいるゲンドウと通信がつながる。ミサト「申し訳ありません。私の独断でエヴァ3機を破損させてしまいました。責任はすべて私にあります。」通信からの返事をしてきたのは冬月だった。冬月『構わん。目標殲滅に対し、この程度の被害はむしろ幸運といえる。』ゲンドウ『ああ、よくやってくれた葛城三佐。』ミサト「ありがとうございます。」ゲンドウ『エヴァのパイロット達に繋いでくれ。』弐号機・エントリープラグゲンドウ『弐号機パイロット、よくやってくれた。感謝する。』アスカ「は、はい!!」零号機・エントリープラグゲンドウ『よくやったな、レイ。今日はゆっくり休みなさい。』レイ「はい、お父さん。」シャムシエル「大変でしたよ。」ゲンドウ『感謝する。シャムシエル。』初号機・エントリープラグゲンドウ『よくやったな、シンジ。』シンジ「ありがとう、父さん。」サキエル「手がイテ~・・・。」ゲンドウ『では、葛城三佐。後の処理は任せる。』ミサト『はい、エヴァ3機の回収急いで。』マヤ『搬入は初号機を優先。救急ケージへ。』シンジ「また、父さんに褒められた・・嬉しいな・・・。」サキエル「次はイロウルか・・・・。」 142 : 三毛猫 : 2015/05/29(金) 14:41:42 ※作者からの訂正青葉「電波システム回復。南極にいる碇司令から通信が入っています。」指令×→司令○漢字が違います。すみません。 143 : 三毛猫 : 2015/05/30(土) 20:40:14 視聴回数が2500回を突破!!まだまだ頑張ります。 144 : 三毛猫 : 2015/05/30(土) 22:27:13 第37話 「勝利の食事」ネルフ本部・サキエルの部屋サキエル「好きなだけ食べな~♪」サハクィエルに勝利したシンジ達は、サキエルの部屋で豪華な食事をしていた。料理の大半はシャムシエルやイスラフェル姉妹が料理の本などを見ながら作った物だ。レイ「おいしい・・・。」シンジ「美味しいよ!この唐揚げ。」アスカ「ま、まぁまぁね!」ラミエル「正直じゃねぇな~。」アスカ「うっさいわね!」イスラフェル姉「これで倒された使徒は10体。あと8体です。」アスカ「あと、8体使徒が来るの?」イスラフェル姉「はい。」シンジ「8体か・・・。」レイ「どうしたの?お兄ちゃん?」シンジ「いや、ようやく半分使徒を倒せたから、もう少しだなって。」アスカ「あんたバカァ!?まだ半分も残ってんのよ!?安心すんのはまだ先でしょ!!?」シンジ「そうだね、アスカ。これからだ・・・・・。」アスカ「ふんっ!で、次の使徒はどんな奴なの?」サキエル「次の第11使徒はシンジ達とは戦わないんだ。」アスカ「はぁ!?」シンジ「え!!?」レイ「?」シャムシエル「次に来る〔恐怖〕を司る第11使徒のイロウルは、赤木博士達が倒してくれますよ。」アスカ「リ、リツコが!!?」シンジ「リツコさんが!?」レイ「!」シャムシエル「イロウルはマイクロマシン、コンピューターウィルスのような使徒なんです。」アスカ「コンピューターウィルス!?そんな使徒がいるの!?」シンジ「名前は聞いているけど、能力は知らなかった。」サキエル「ハッキングが得意な使徒だぜ、スーパーコンピューターのMAGIでも苦戦する程のな・・・。」アスカ「アンタ、何でそんなこと知ってるのよ?」サキエル「それはまだ秘密さ。」アスカ「教えなさいよ!」サキエル「もう少し待っててくれ、時が来たら教えるよ。」アスカ「はいはい、分かったわよ。」ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間台の上に置かれたアダムは、前と変わらず眼を動かしている・・しかし、次の瞬間!アダムからオレンジ色と真っ白の眩しく神々しい光が放たれ、胎児のアダムが23㌢の大きさになった!アダム「あと、8体か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」ネルフ本部・司令執務室司令執務室では、地下のセントラルドグマから今まで計測されてない程の強力なATフィールドの反応がMAGIに探知された事をリツコがゲンドウに報告していた。ゲンドウ「分かった。誤報だ・・・日本政府と委員会にはそう伝えろ。」リツコ『はい、分かりました。』ゲンドウはリツコにそう言うと受話器を置いた。ガチャン!冬月「どうした?」ゲンドウ「セントラルドグマにある創造神の部屋から今まで計測させれていない程の強力なATフィールド反応が探知されたそうだ。」冬月「何!!?まさか、アダムの復活が近いのか!!!?」ゲンドウ「恐らく・・・・・。」冬月「まだ使徒は8体も残っているというのに、今になって何故アダムが・・・。」ゲンドウ「アダムが今すぐ復活するという訳ではない。シナリオに問題はない・・・・。」冬月「うむ、しかし復活したアダムが我々に協力してくれるのかが一番の問題だな。」ゲンドウ「ああ・・・15年前、強引に眠りから目覚めさせ、神の力を手に入れようとした我々を快く思ってはいないだろう・・・。」冬月「うむ・・・・。」ゲンドウ「だが、我々にはこのシナリオしかない・・・。」冬月「確かに、補完計画に比べれば我々の方が良いな。シンジくん達とユイくんの為にもなるからな。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」ネルフ本部・発令所マヤ「何だったんですかね、先程のは・・・先輩?」 リツコ「(反応が探知された場所は、地下のセントラルドグマ・・・まさか、アダムに何かが起きたの!!?)」マヤ「先輩?」リツコ「マヤ、後の事とサンダルフォンの世話をお願い。ちょっと用事を思い出したわ。」マヤ「え、は、はい。」リツコは残っている仕事をマヤに任せ、発令所から出て、セントラルドグマへ向かって行った。 145 : 三毛猫 : 2015/05/31(日) 11:36:14 第38話 「白い紳士」ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間創造神の間では、サキエル達がアダムの異変を冬月から知らされ、大急ぎで駆けつけた。駆けつけた時、部屋にはリツコが先に来ていた。サキエル「長老がでっかくなってる・・・。」シャムシエル「アダム様。」ラミエル「復活が近いのか?」ラミエルが小声でイスラフェル姉に聞いた。イスラフェル姉「ええ、恐らく。」イスラフェル妹「近い~♪」リツコ「それで、説明してくれるかしら?」サキエル「何を?リツコっち。」リツコ「アダムが何故大きくなったのか・・説明して頂戴。」サキエル「前の条件、覚えてる?」リツコ「ユイさんのことなら、断ち切ったわ。」サキエル「もう、嫉妬してないのかい?」リツコ「ええ、私はあなた達がアダムと碇司令と一緒に何をしようとしているのかが一番興味あるもの。」サキエル「さすが科学者♪」リツコ「ふふ、ロジックじゃないのよ。」シャムシエル「これから話すことは、絶対に他言しないと約束できますか?」リツコ「ええ。」シャムシエル「我々は、残りの使徒を全て倒して仲間にし、我々と人間が共生できる未来を創造します。」リツコ「使徒と人間の共生・・・全ての使徒が倒されたら、ゼーレは必ず補完計画を実行しようとするでしょうけど、どうするの?」サキエル「阻止するに決まってるだろ?」シャムシエル「はい。」ラミエルやイスラフェル姉妹も頷く。リツコ「そう・・アダムが大きくなったのは何故?」サキエル「それは秘密♪」リツコ「あら、教えてくれないの?」サキエル「イェス。」リツコ「本当に?」サキエル「まだ、その時じゃない。」リツコ「そう、分かったわ。でも、その時が来たら教えて頂戴。」サキエル「分かった。」リツコは創造神の間から出て、発令所へ戻って行った。サキエル「自分達も帰るか♪」シャムシエル「そうですね。」サキエル達は、自分達の部屋や司令執務室へ帰って行った。アダム「・・・・・・・・・。」サキエル達が部屋から出た後、胎児の姿のアダムがオレンジ色と真っ白の神々しい光を放ち始めた・・しかし、微力な光の為にMAGIには探知されなかった・・・。第三新東京市・ミサトの家ミサト「アスカ、ビール取って~♪」アスカ「私、お風呂に入るから自分で取りなさいよ。ミサト!」ミサト「ケチ~~~。」アスカ「もう、私もシンジと同じように本部に部屋貰おうかしら!ミサトったら、家事はできないし!何よ、あのカレーは!どんな舌してんのよ!」アスカが服を脱ぎながらミサトの文句を言いながら、お風呂のドアを開けると・・詰め襟の白い学生服を着た美しい白い髪の少年が立っていた。白い紳士「・・・・・・・。」アスカ「え!?キャアアァァ~~~!!!!!エッチ!バカ!変態!信じらんない!!」近くにあった物を投げつけるが、オレンジ色の六角形の光に弾かれた。アスカ「アンタ、使徒!!?」ミサト「アスカ、どうしたの?」アスカ「ミサト、使徒よ!使徒!」ミサト「何ですって!!!?」ミサトが浴室に駆けつけると、裸のアスカを見ている白い髪の少年が立っていた。白い紳士「・・・・・。」ミサト「な!アスカ、下がって!!」ミサトは制服の近くに置いていたホルダーから銃を取り出し、少年に向けた!ミサト「アスカ、急いで本部に知らせて!!」アスカ「分かったわ!」アスカが電話を取りに行こうとしたが、金縛りになったように体が動かなくなる。アスカ「え、体が・・・・。」ミサト「アスカ!あんた、何したの!!?」白い紳士「葛城ミサト、父親と同じように道を焦らないように・・・。」ミサト「え!!?」白い紳士「惣流・アスカ・ラングレー、リリンの僕に乗る者・・・仕組まれた子供の一人。惣流・キョウコ・ツェッペリンの娘。」アスカ「ママのこと、知ってるの!?」白い紳士「ふふ、先ずは挨拶だけにしておきましょう。」ミサト「あんた・・・・。」白い紳士「君が忘れられない記憶・忘れられない場所・忘れられない者と言っておきましょう・・・。」白い紳士はそう言うと、地面に現れた黒い影の中に消えていった・・その後、ミサトがリツコにこの事を知らせ、サキエル達を問い詰めたがサキエル達も青天の霹靂であり、訳がわからず混乱していた。ネルフ本部・司令執務室サキエル「一体何なんだよ。」シャムシエル「私も分かりません。」冬月「葛城くんの部屋に現れたという白い学生服を着た使徒は何者なんだろうな・・・。」ゲンドウ「赤木博士、引き続き調査を続けろ。」リツコ「はい。」 146 : 三毛猫 : 2015/06/05(金) 13:31:26 視聴回数が2600回を突破!!ありがとうございます。 147 : 三毛猫 : 2015/06/09(火) 19:02:52 第39話 「ハッキングの恐怖」ネルフ本部・実験場ネルフ本部では、エヴァのオートパイロット実験が行われていた。サキエルは、リツコ達がいるコンソールルームからシンジ達を見守っている。シャムシエル達は、街へ買い物などを楽しむ為に出掛けていた。リツコ「気分はどう?」レイ『・・・何かが違います。』シンジ『どうしたの?レイ?』レイ『右腕が変・・・・。』アスカ『私も何かぼやけた感じ。』リツコ「レイ、右手を動かしてみて。」レイ『はい。』レイのイメージに反応して模擬体の右手が動いた。マヤ「データ収集、順調です。」リツコ「問題ないようね、MAGIを通常に戻して。」MAGIが審議を開始するが、対立モードに切り替わる。リツコ「ジレンマか・・作った人間の性格が窺えるわね。」ミサト「な~に言ってんのよ。作ったのはあんたでしょう。」リツコ「あなた、何も知らないのね。私はシステムアップをしただけ。基礎理論と本体を作ったのは母さんよ。」サキエル「ナオコっちのことだろ?」リツコ「!!」ミサト「ナオコっち?」サキエル「赤木ナオコ博士。リツコっちの母さんで、スーパーコンピューターのMAGIを開発した天才科学者・・・・。」リツコ「どうして、母さんのことを知っているの?」サキエル「秘密さ♪」リツコ「そう・・・・。」ミサト「あんたねぇ、秘密秘密ってたまには教えなさいよ!!」リツコ「いいのよ、ミサト。」ミサト「でも、リツコ・・・。」リツコ「サキエル、いつかは教えてくれるのよね?」サキエル「ああ。」リツコ「その時が来たら教えて・・・。」サキエル「分かった。約束だ。」ミサト「あんた、この前に現れた白い学生服を着た使徒・・本当に知らないのね?」サキエル「ああ、自分達も全く分からない。」ミサト「一体、何なのよあの使徒。私に変なこと言うし・・・。」リツコ「変なこと?」ミサト「白い学生服を着た使徒が私に言ったのよ、父親と同じように道を焦らないようにって・・・。」リツコ「どういうこと?」ミサト「分からないわよ、あと忘れられない時と場所とかどうとか言ってたわ・・・。」リツコ「忘れられない時と場所?」ミサト「ええ、何のことかしら?」リツコ「時と場所・・・・・・。」リツコは、顎に手を当てて思考に沈んでいた。 148 : 三毛猫 : 2015/06/11(木) 16:28:44 視聴回数が2700回を突破!!まだまだ頑張ります!! 149 : 三毛猫 : 2015/06/14(日) 10:51:39 ネルフ本部・発令所発令所では、施設内のシグマユニットの第87タンパク壁が変質しているのが確認されていた。冬月「確認しているんだな?」青葉「ええ、一応。三日前に搬入されたパーツです。ここですね、変質しているのは。」冬月「第87タンパク壁か・・。」青葉「拡大すると、染みのような物があります。なんでしょうね、これ?」日向「侵食でしょう。温度と伝導率が変化しています。無菌室の劣化はよくあるんですよ最近・・・。」青葉「工期が60日近く圧縮されてますから、また気泡が混じっていたんでしょう。杜撰ですよ・・・・B棟の工事は。」冬月「そこは、使徒が現れてからの工事だからな・・・。」日向「無理ないっすよ、みんな疲れていますからね。」冬月「明日までに処理して置けよ。碇がうるさいからね。」日向「了解。」青葉「了解。」ネルフ本部・実験場実験場では、オートパイロットの実験が続けられていた。コンソールルームでは、発令所からタンパク壁の異変が伝えられていた。リツコ「また水漏れ?」マヤ「いえ、侵食だそうです。この上のタンパク壁・・・・。」リツコ「まいったわね、テストに支障は?」マヤ「今のところは何も・・・。」リツコ「では続けて、このテストはおいそれと中断する訳にもいかないの。碇司令は中断しても構わないと仰るだろうけど・・・・。」サキエル「ゲンドウは優しいからな・・・。」ミサト「碇司令も息子と娘には甘いようね、初めて知った時はビックリしたわよ。レイが碇司令の娘だったなんて・・・・。」リツコ「そうね・・・・・・・・。」ネルフ本部・第87タンパク壁第87タンパク壁の侵食が僅かに動いている。まるで生き物のように、それは下にある実験場へ広がって行った。侵食?「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 150 : 三毛猫 : 2015/06/20(土) 21:12:57 ネルフ本部・実験場エヴァの実験を行っている最中に突然、警報が鳴り響いた!タンパク壁の侵食が急速に広がり、爆発的に増殖してきたのだ!!オペレーターA「第87タンパク壁の劣化。発熱を確認!」オペレーターB「第6パイプにも異常が発生しています!」ミサト「第87タンパク壁って、確か・・・。」サキエル「青葉っちが言ってた所だよ。」リツコ「ええ、この上よ・・・。」オペレーターA「タンパク壁の侵食部が増加!凄まじい速さです!」リツコ「実験中止、第6パイプを緊急閉鎖して!」素早い指示で実験中の場所と侵食部は、非常用シャッターで遮断された。ミサト「これで、どうにか・・。」オペレーターA「駄目です!侵食は壁伝いに侵攻しており、せき止められません!!」ミサト「!!?」せき止められると思った侵食は、防壁をを伝って侵攻してきた予想外の事態が立て続けに起きている!!!ミサト「侵攻がここに到着するのは?」マヤ「およそ180秒後です!」ミサト「ポリソームを出して、侵食が出現したと同時にレーザーを発射!」模擬体がある実験場の壁から、潜水艦のようなマシンのポリソームが数台発進する。ポリソームは、侵食到達予想地点に向かいレーザーの発射態勢をとった。マヤ「侵食、来ます!」その時、コンソールルームに悲鳴が響いた!レイ『キャアア!!!』シンジ『レイ!!どうしたの!?』レイが悲鳴を上げて苦しんでいる。シンジもレイに向かって叫んでい!。ミサト「レイ!!」マヤ「模擬体の右腕部に侵食発生!下垂システムにまで及んでいます!」ミサト「不味いわ、全プラグを緊急射出!レーザーを撃ち込んで!」シンジ達を乗せたプラグは強制射出されるとジオフロントまで脱出する。同時にポリソームが侵食部にレーザーを撃ち込む!侵食が焼き払われ、間もなく消滅すると思われた時、突如発生したオレンジ色の光の壁にレーザーが弾き返された!!かガキィィ~~ン!!!!ミサト「ATフィールド!?」リツコ「まさか・・・・。」黒い染みのような侵食部が変質し、赤い斑点のように光を放っていた。サキエル「来やがったな・・・。」〔恐怖〕を司る第11の使徒「イロウル」の襲来である。イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 151 : 三毛猫 : 2015/06/20(土) 21:20:23 ※作者からの訂正。ミサト「侵食がここに到達するのは?」侵攻×→侵食○シンジもレイに向かって叫んでいる!るの文字が消えています。その他にもミスしてる部分があります。すみません。 152 : 三毛猫 : 2015/06/24(水) 18:02:25 ネルフ本部・発令所冬月「使徒!?使徒の侵入を許したのか!!?」ミサト『申し訳ありません。』冬月「言い訳はいい。セントラルドグマを物理閉鎖。シグマユニットと隔離しろ!」冬月の指示で次々とゲートが閉まり、セントラルドグマが閉鎖されていく。冬月「(サキエルくんの言う通り、第十一の使徒が来たな。今回の使徒は今までの使徒とは違う使徒だと聞いたが・・・。)」ネルフ本部・実験場ミサト「ボックスを廃棄します!!総員退避!!!」オペレーターA「早く!!」オペレーターB「急いで!!」ネルフ職員達「急げ!・走れ!!・みんな出ろ!!」サキエル「行くぜ!リツコっち。」リツコ「え、ええ・・・・・。」ミサト「リツコ!早く!!」タタタタタタタタタタ~~~!!!!サキエルとミサト達は、発令所へ急いだ!ネルフ本部・発令所ゲンドウは極秘用電話で誰かと話していた。ゲンドウ「分かっている。よろしく頼む。」ガチャ!! カタン!ゲンドウ「警報を止めろ!」発令所の最上部からゲンドウの指示が飛んだ。青葉「警報を停止します!」青葉の返事と同時に鳴り響いていた警報が止まる。ゲンドウ「誤報だ。探知機のミスだ。日本政府と委員会にはそう伝えろ。」青葉「は、はいっ!」日向「汚染区域は、更に下降。プリブノーボックスからシグマユニット全域へと広がっています!」イロウルの汚染は、サキエルとミサト達が実験を行っていた場所から急速に広がっていた。最上部ではゲンドウと冬月が他には聞こえないように話していた。冬月「場所が不味いが、サキエルくんの言う通りなら今のところ問題は無さそうだな・・。」ゲンドウ「ああ、アダムの部屋にはラミエルがいる。問題ない・・・・。」シャムシエル達は買い物には行っていたが、ラミエルはアダムの監視と万が一の事態に備えての為に創造神の間で待機していたのだ。イロウルが予想外の行動に出ても対処するためだ。ゲンドウ「汚染はシグマユニットまでで抑えろ。ジオフロントは犠牲にしても構わん。エヴァは?」日向「第7ケイジにて待機。パイロットを回収しだい発進できます。」ゲンドウ「パイロットを待つ必要はない。すぐ地上へ射出しろ。」日向・青葉「え!!?」ゲンドウ「初号機と弐号機を最優先だ。その為に零号機が損傷しても構わん。」日向「初号機と弐号機ですか?」青葉「しかし、エヴァなしでは使徒を物理的に殲滅できません!!」ゲンドウ「その前にエヴァを汚染されれば全てが終わりだ。急げ!!」命令通り、初号機と弐号機が射出され、セントラルドグマが完全閉鎖された。冬月「さて、シンジくん達がエヴァで使徒と戦っているのだから我々も使徒と戦わんとな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」ネルフ本部・実験場無人となった実験場のプリブノーボックスでは、イロウルに乗っ取られた模擬体が赤い斑点の光が点滅している。イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 153 : 三毛猫 : 2015/06/27(土) 09:54:15 ジオフロントジオフロントの湖では、シンジ達を乗せた3つのエントリープラグが浮かんでいた。その中では、何も着てないシンジ達が突然射出された事に困惑していた。2番エントリープラグアスカ「何が起こったのよ!?」3番エントリープラグシンジ「レイ!アスカ!大丈夫!?」1番エントリープラグレイ「ええ、大丈夫よ。お兄ちゃん。」2番エントリープラグアスカ「平気よ・・・一体何なのよ。」3番エントリープラグシンジ「たぶん、使徒が来たんだと思う。」2番エントリープラグアスカ「何ですって!!?」1番エントリープラグレイ「もしかして、サキエルが言ってたコンピューターウイルスのような使徒のこと?」3番エントリープラグシンジ「たぶん・・・・。」ガタン!その時、シンジが乗るエントリープラグのハッチが開いた。サキエル「よぉ♪大丈夫か?シンジ?」シンジ「サキエル!」アスカ『え!?』レイ『!』サキエル「着替えを持ってきたぜ。」サキエルはシンジにネルフのマークがあるジャージを渡した。シンジ「ありがとう。でも、どうしてここに?」サキエル「今、本部はイロウルと戦ってて手が離せないんだ。だから、自分が迎えに来たんだよ。」シンジ「そう、ありがとう。」シンジの乗っていたエントリープラグの真横にゴムボートがある。シンジ「このボートは?」サキエル「借りてきた。」ガタン!アスカ「キャアアア!!!エッチ!バカ!変態!」サキエル「落ち着け!!着替えだ。」悲鳴を挙げるアスカのエントリープラグにジャージを入れると、レイのエントリープラグへ飛び乗った。ガタン!サキエル「レイ、着替えだ。」レイ「ありがとう。」数分後、着替え終わったシンジ達はサキエルとゴムボートに乗って本部へ急いだ!ネルフのゴムボートアスカ「今、どういう状況なの?」サキエル「イロウルはシグマユニットのほとんどを汚染して、ネルフのコンピューターをハッキングしてる。」アスカ「アタシの弐号機は!?」サキエル「大丈夫。ゲンドウが初号機と一緒に地上に射出させて無事だ。」アスカ「そう、良かった~。」サキエル「零号機も射出されて大丈夫だ。」レイ「そう、良かった。」シンジ「父さんとミサトさん達、大丈夫かな?」レイ「私も心配・・・・。」サキエル「急ぐぜ!」ゴムボートが本部へ急ぐ、一方のネルフ本部でも技術部とイロウルとの戦いが激しくなっていた・・・。 154 : 三毛猫 : 2015/07/06(月) 21:22:43 視聴数が3000回を突破!最近は、忙しく更新はもう少し掛かります。 155 : とうふ : 2015/07/15(水) 23:10:56 期待です! 156 : 三毛猫 : 2015/08/18(火) 16:52:32 ネルフ本部・発令所発令所では、リツコ達がイロウルへの反撃を試みていた。イロウルの弱点がオゾンなのではないかと推測し、オゾンを使って殲滅しようとするがイロウルは弱点を克服し、更に自分を強化する進化を続け、MAGIに侵入しようとしていた。ゲンドウ「IOシステムをダウンしろ。」青葉「カウントどうぞ!」日向「3・2・1!」カチッ!!日向「電源が切れません!!」マヤ「使徒!さらに侵入!!メルキオールに接触しました!!」もはや人間の力を遥かに超えた神業のハッキングでイロウルがメルキオールを乗っ取ろうと侵食していく。マヤ「ダメです!!使徒に乗っ取られます!!!」数秒後、イロウルがメルキオールを完全に乗っ取った。マヤ「メルキオール、使徒にリプログラムされました。」MAGI『人工知能メルキオール、自立自爆が提訴されました。否決。否決。否決。否決。』リツコ「!!」青葉「こ、今度はメルキオールがバルタザールをハッキングしています!!」ネルフ本部・実験場無人となっている実験場のプリブノーボックスでは、イロウルに乗っ取られた模擬体が金色の光を放っている。イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所日向「くそ!早い!!」青葉「何て計算速度だ!!」日向と青葉もイロウルのハッキングの速度に対応できず、劣勢に立たされている。イロウルは、メルキオールを通してバルタザールを恐ろしい速度でハッキングしていく・・・。リツコ「ロジックモードを変更!シンクロコードを15秒単位にして!!」日向「了解!!」青葉「了解!!」リツコの指示でイロウルのハッキングの速度がゆっくりとした速度になる。冬月「ふぅ~、どのぐらい持ちそうだ?」青葉「今までのスピードから見て2時間くらいは・・・。」ゲンドウ「(サキエルの情報通りだな・・・。)」ゲンドウとミサト達がテーブルを囲んで作戦会議を始めようとしていた時、発令所にサキエルとシンジ達が入ってきた。ジオフロントの湖からボートを漕いで陸に上がり、ネルフ本部まで全速力で走って来たのだ。ドア:パシュ!シンジ「父さん!ミサトさん!!」レイ「お父さん!」アスカ「ミサト!!」シンジ達は、作戦会議を始めようとしていたの方へ走って来た。ゲンドウ「シンジ!レイ!」リツコ「あなた達!!」ミサト「シンジくん!レイ!アスカ!」サキエル「よぉ!リツコっち!大変そうだね~~。」リツコ「サキエル。あなた、どうしてシンジくんたちと一緒にいるの?」サキエル「ジオフロントの湖に射出されたままじゃ、可哀想だから連れて帰って来たんだよ。」リツコ「そう。」リツコが横目でミサトを睨む。ミサト「ご、ごめん・・・。」サキエル「それより、イロウルを倒すのが先だ。」ミサト「イロウル??」サキエル「そう♪〔恐怖〕を司る第十一の使徒イロウル。ハッキングで物などを次々と侵食して自分の物としていく使徒だ。」マヤ「侵食・・・。」ミサト「ちょっち、分かり難いんだけど~・・。」サキエル「分かりやすく言えば、コンピューターウィルスみたいな奴だ。」ミサト「変わった使徒ねぇ~・・・。」リツコ「弱点は?」サキエル「奴は、次々と知識や新しいものを吸収する進化を続ける使徒だ。そこを突けば・・・。」リツコ「そう。分かったわ・・・・。」 157 : 三毛猫 : 2015/08/18(火) 19:01:43 ※作者からの訂正シンジ達は、作戦会議を始めようとしていたミサト達の所へ駆けつけて来た。久しぶりに書いたので誤字があります。すみません。 158 : 三毛猫 : 2015/09/10(木) 20:42:24 視聴回数3600回を突破!まだ頑張ります!! 159 : 三毛猫 : 2015/10/30(金) 17:48:43 皆さん。こんばんは、お久しぶりです。最近は予定が立て込んでいて書くことが出来ないので、しばらくお待ちください。 160 : 乾電池Ka8U4w33bI : 2015/11/03(火) 01:34:03 だから更新されなかったんだ。 161 : 乾電池Ka8U4w33bI : 2015/11/03(火) 01:36:29 三毛猫さん。貴方には才能を感じます。 162 : 三毛猫 : 2015/11/03(火) 20:46:31 乾電池さん。ありがとうございます。 163 : 乾電池Ka8U4w33bI : 2015/11/04(水) 17:19:22 この調子で頑張ってください。応援しています! 164 : 三毛猫 : 2015/11/17(火) 09:11:32 視聴回数4000回を突破!近いうちに再開します!! 165 : 三毛猫 : 2015/12/02(水) 11:59:26 ※作者からの訂正第36話「サハクィエル、落下」サードインパクト×→セカンドインパクト〇今頃気づくなんて、遅すぎます。すみません。 166 : 三毛猫 : 2015/12/18(金) 13:59:43 ネルフ本部・発令所発令所では、イロウルを殲滅するための準備が大急ぎで始められていた。前の世界の通り、リツコとマヤはMAGIに自滅プログラムを送り込み、イロウルを殲滅させるためにカスパーで作業をしていたマヤ「すごいMAGIの裏コードですよ!!こんなの見ちゃっていいのかしら!?あ!!コレなんてintのCよ!!」カスパーの中は、MAGIの開発者、赤木ナオコのいたずら書きやメモなどがびっしりの貼られている。マヤ「これなら、意外と早くプログラムできますね、先輩!」リツコ「ええ・・・ありがとう。母さん・・確実に間に合うわ。」サキエル「(前の世界の通りだな・・・。)」MAGIのプログラム内イロウル「・・・・・・・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所リツコ「レンチ取って。」ミサト「大学のころを思い出すわね・・・。」リツコ「25番のボード。」ミサト「ねぇ、少しは教えてよ、MAGIのこと。」リツコ「長い話よ。その割に面白くない話。人格移植OSって知ってる?」ミサト「ええ、第7世代の有機コンピュータに個人の人格を移植して思考させるシステム。エヴァの操縦にも使われている技術よね。」リツコ「MAGIがその第1号らしいわ。母さんが開発した、技術なのよ。」ミサト「じゃ、お母さんの人格を移植したの?」リツコ「そう・・・言ってみれば、これは、母さんの脳味噌そのものなのよ。」ミサト「それでMAGIを守りたかったの?」リツコ「違うと思うわ。母さんのこと、そんなに好きじゃなかったから。科学者としての判断ね。」サキエル「その判断は正しいよ。今、MAGIを失うわけにはいかないからな・・。」ミサト「あんたは、どうしてMAGIを守りたいのよ?」サキエル「大事な計画があるんだよ。」ミサト「計画って?」サキエル「まだ言う時じゃない・・・。」ミサト「また秘密って訳ね・・・・。」日向「来たっ!!」リツコ達が作業を進める中、イロウルがハッキング攻撃を再開してきた。日向「バルタザールが、乗っ取られました!」MAGI「人工知能により、自律自爆が決議されました。」ミサト「始まったの!?」サキエル「ああ、カスパーを乗っ取る気だ。」MAGI「自爆装置は、三者一致の後、02(ゼロニ)秒で行われます。自爆範囲は、ジオイド深度マイナス280、マイナス140、ゼロフロアーです。特例582発令下のため、人工知能以外によるキャンセルはできません。」青葉「バルタザール、さらにカスパーに侵入!」冬月「押されてるぞ!!」青葉と日向もイロウルのハッキングに圧倒的に不利だ。 青葉「なんて速度だ!!」MAGI「自爆装置作動まで、後、20秒。」冬月「いかん!」シゲル「カスパー、18秒後に乗っ取られます!」MAGI「自爆装置作動まで、後、15秒。」ミサト「リツコ、急いで!」MAGI「自爆装置作動まで、10秒」リツコ「大丈夫、1秒近く余裕があるわ。」MAGI「9秒、8秒、」ミサト「一秒って・・・。」リツコ「0やマイナスじゃないのよ。」サキエル「大丈夫、希望はまだあるよ・・・。」MAGI「7秒、6秒、5秒」リツコ「マヤ!」マヤ「行けます!」MAGI「4秒、3秒」リツコ「押して!!」リツコの合図と同時にマヤがキーボードを押してイロウルに自滅プログラムを送り込む。MAGI「2秒、1秒、0秒。」MAGIのプログラム内イロウル「!!!!!??」ほとんど赤くなっていたMAGIのモニターが青く切り替わった。MAGI「人工知能により、自律自爆が解除されました。」青葉・日向「いゃったぁぁーーー!!!」MAGI「なお、特例582も解除されました。MAGIシステム、通常モードに戻ります。」リツコ「ハァ~・・・・。」サキエル「お疲れ、リツコっち。」アスカ「リツコ、後で肩揉んでやるわ。」リツコ「ありがとう。」発令所の上ではゲンドウとシンジとレイが勝利に喜んでいた。シンジ「良かったね、父さん。」レイ「お父さん。」ゲンドウ「ああ、そうだな。」ネルフ本部・???イロウル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第十一・・使徒・・・・・・・赤木・・リツ・・・・・コ・・・・・・・。」 167 : 三毛猫 : 2015/12/18(金) 18:02:08 ※作者からの訂正シゲル×→青葉〇 168 : 乾電池CDDi1fgMw2 : 2015/12/19(土) 00:01:44 面白くなって来ましたぞぉぉぉぉぉぉぉ! 169 : 乾電池CDDi1fgMw2 : 2015/12/19(土) 00:03:09 トリップが違うけど前の乾電池です。 170 : 三毛猫 : 2016/01/08(金) 11:01:34 視聴回数4300回を突破!!凄いです。 171 : 三毛猫 : 2016/01/23(土) 12:19:27 第40話 「怪しい二人組」ネルフ本部・司令執務室ゲンドウ「影のような使徒?」サキエル「ああ、次の第十二使徒のレリエルは影の部分が本体の使徒だ。」冬月「ふむ、第十一使徒と同じようなほとんど実体が無い使徒だな。」シャムシエル「対策はありますから、問題はないですよ。」冬月「ふむ、それならば安心だな。」ゲンドウ「ああ・・・。」ネルフ本部・発令所リツコ「小さなイカのような物?」マヤ「はい。」マヤのパソコンのモニターの右上に金色のイカのような小さなキャラクターが表示されている。青葉「何でしょうか?コレ?」日向「バグでしょうか?・・・。」サンダルフォン「インベーダーゲームみたいだね♪」リツコの足元には、すっかりリツコを母親と思ってなついているサンダルフォンがいる。リツコ「え、ええ。確かにそうね。」マヤ「先輩、インベーダーゲームって何ですか?」リツコ「1980年代に流行したゲームよ。」マヤ「へぇ~。」サンダルフォン「お母さん。お腹すいた~♪♪」リツコ「そ、そう。じゃ、一緒に食べに行きましょう。マヤ、後はお願いね。」マヤ「はい。」サンダルフォン「マヤお姉ちゃん、頑張ってね~♪♪」マヤ「ありがとう!夜にごはん一緒に食べようね。」サンダルフォン「うん♪」リツコに抱かれながら、サンダルフォンはマヤに手を振りながら発令所を出ていった。マヤ「可愛い~~・・・・。」青葉「何かすっかりなついたよな、あの子供の使徒。」日向「今じゃ、ネルフ本部の女性職員の人気者だ。」青葉「赤木博士を母親と思ってなついてるしな。」マヤ「私は先輩がお母さんでも全然問題ありません!あの子凄く可愛いですから!!」ネルフ女性職員「私もそう思う!」ネルフ女性職員「可愛いよね~!」ネルフ女性職員「赤木博士がお母さんって結構似合うよね~!」ネルフ女性職員「絶対似合う!」マヤ「ですよね~!!」日向「凄いな~・・・・。」青葉「ああ。」サンダルフォンのネルフ本部の全女性職員達の人気ぶりに呆れる日向と青葉だった・・・。第三新東京市機体相互換テストを無事に終えたアスカは、ミサトのマンションへ歩いていた。ちなみに、シンジとレイもシンクロ率95%の高い結果を出していた。アスカ「(ママの事を強く意識するだけで、シンクロ率がこんなに高くなるなんて・・何かシンジやレイにライバル視していた自分がバッカみたいね・・・。)」そう考えるアスカの後ろを気付かれないようにゆっくりと後を尾行する見るからに怪しげな黒いNV350キャラバンがいた。ガラスには、スモークフィルムにされており車内の様子は分からず、車体の後ろには虹色の幾何学模様や緑色のピラミッドが描かれている。黒いキャラバン:ブロロォ~・・・・・。黒いキャラバン・車内??????「惣流・アスカ・ラングレー。」?????「選ばれし宿命の子供、セカンドチルドレン。」??????「彼女達は、よくここまでたどり着いた。だけど、彼女達にとっての本当の試練はこれから・・・。」?????「次はレリエル、〔夜〕を司る者。」??????「!・・ネルフの人間が来た。今日はここまで・・・。」黒いキャラバンは、スピードを上げてアスカから離れて行った。加持「(今の車、アスカを尾行していた。保安部じゃないな・・・ゼーレか?)」 172 : 三毛猫 : 2016/01/24(日) 13:49:34 ※作者からの訂正第37話イスラフェル姉「これで倒された使徒は8体。残りは8体です。」アダムとリリスを数に入れてしまいました。 173 : 三毛猫 : 2016/01/24(日) 18:58:29 第41話 「セフィロト・プログラム」ネルフ本部・リツコの部屋リツコの部屋には、珍しくサキエル達が集まっており、リツコの膝の上にはサンダルフォンが眠っている。リツコ「アスカを尾行していた車?」サキエル「ゲンドウから連絡があった。怪しげな黒いキャラバンで後ろに不思議な模様や緑色のピラミッドが描かれているらしい・・・。」リツコ「ピラミッド?」シャムシエル「ゼーレの人間でしょうか?」イスラフェル姉「補完計画が順調に進んでいる今、ゼーレがアスカさんを見張るとは考えにくいです。」イスラフェル妹「難しい~♪」ラミエル「俺が気付かれずに加粒子砲で消し飛ばしてやるよ!」サキエル「待った!ラミエル。今は何者なのか調べるのが先だ。」ラミエル「お、おぅ。」リツコ「ところで、次の使徒はいつ現れるのかしら?」サキエル「碇ユイさんの命日の後だから、まだ先だよ。」リツコ「そう・・・。」シャムシエル「ユイさんの事は綺麗に吹っ切れて、サンダルフォンの事をお願いしますねリツコお母さん。」リツコ「な、わ、わ、分かっているわ。」サンダルフォン「Zzzz・・・・。」そして、碇ユイの命日。シンジは本部の部屋で得意のチェロを弾き、レイはそれを楽しく静かに聞きながら過ごしていた。一方のアスカは、デートだったのだが相手がつまらない男だったせいでデート途中から帰り、ミサトのマンションへ帰宅途中だった。アスカ「あ~~あ、つまんないヤツだったわ。やっぱ、シンジの方がいいわね、料理もできるし、優しいし、ママの事も教えてくれたし・・って、何言ってんのよ!アタシ!!?」アスカは顔を赤らめながら叫んだ。アスカ「(ち、ち、ちょっと、待ってよ!!落ち着くのよ!アスカ!!落ち着くのよ!!これじゃ、まるでアタシがシンジのこと・・。)」アスカが顔を赤らめながらシンジの事を考えていると、黒いキャラバンが目の前に止まり、車から真ん中に目が描かれてた緑色のピラミッドの形をした仮面を被った少年と、同じように真ん中に目が描かれ、美しい虹色の飾りが付いた黄色の仮面をした二人の少年が降りてきた。二人共、背中にセフィロトの樹の絵があるフード付きの白いジャージを着ている。??????「よくここまでたどり着きましたね。」アスカ「だ、誰よ!アンタら!!」?????「私達は、〈セフィロト・プログラム〉。」アスカ「セフィロト・プログラム?はん!訳の分かんないこと言ってんじゃないわよ!!」??????「あなたは、真実を知り真実の力を手にいれました。そして、私はあなたに倒され、自我に目覚めました。肉体がリリンになったのです。」アスカ「はぁ?」?????「素晴らしい!私ならその歓喜の余り、月どころか銀河の果てまで飛び出すでしょう。」アスカ「アンタら、何を―。」??????「あなたは正しい場所にたどり着きました。選ばれし子供。セカンドチルドレンであり、惣流・キョウコ・ツェッペリンの娘。惣流・アスカ・ラングレー。」アスカ「え!!?」?????「理解できる者にとって、真実は素晴らしいものです。」??????「次の使徒は、〔夜〕を司る使徒レリエル。準備だよ。迷っては無になってしまう。迷ってはいけない。新世界新時代はもう少しなんだよ。アダム!リリス!」?????「アダム!リリス!」二人の少年は、右手を挙げながら合言葉のような掛け声を言いながら、キャラバンに乗り込み去って行った・・・。アスカ「何なのよ・・・あいつら。」 その後、呆然としていたアスカは保安部に保護され、シンジ達と同じようにネルフ本部に住むことになった。 ネルフ本部・司令執務室冬月「ゼーレではないとすると一体・・。」サキエル「正体は分かったよ。冬月先生。」冬月「何?」シャムシエル「仮面を付けて、キョウコさんのこともレリエルのことも知っているということは・・・。」ガギエル「仮面の形で分かったよ。」サキエル「マトリエルとサハクィエルだ。」 冬月「第九の使徒と第十の使徒かね!?」 サキエル「ああ、間違いない。」ゲンドウ「サキエル、二人は味方になってくれるのか?」サキエル「分かんねぇよ、ゲンドウ。」シャムシエル「会ってみないことには・・。」ゲンドウ「そうか・・・・。」 174 : 三毛猫 : 2016/01/26(火) 14:02:58 第42話 「〔夜〕と影」黒い球体に白いシマシマ模様が特徴の第十二使徒のレリエルが第三新東京市上空に出現した。第三新東京市・上空レリエル「・・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所オペレーターA「西区の住民避難、あと5分かかります。」オペレーターB「目標は微速で進行中。毎時2.5㎞。」慌ただしい発令所にミサトが遅れて入ってきた。ドア:パシュ!リツコ「遅いわよ。」ミサト「ごめん、どうなってんの!?富士の観測所は!?」青葉「探知してません。直上にいきなり現れました。」日向「パターンオレンジ、ATフィールド反応なし。」ミサト「どういうこと!?」リツコ「サキエルが言ってた通り、新しいタイプの使徒ね。」リツコが小声で呟いた。マヤ「MAGIは判断を保留しています。」ミサト「も~~、こんな時に碇司令はいないのよね~。」イスラフェル姉「ゲンドウさんは、アメリカの第2支部に行っています。」ミサト「第2支部に?」イスラフェル姉「とても重要な会議がありまして・・・・。」ミサト「そう、ならこっちで何とかするしかないわね。」リツコ「今回の使徒は今までと違う全く新しいタイプの使徒。慎重に戦うことが先決よ。ミサト。」ミサト「リツコ、どういうこと?」リツコ「サキエルが言ってたのよ。これからは、今までと違う使徒が来るって。」ミサト「サキエルが!?」リツコ「今回の使徒は、レリエルという名前で〔夜〕を司る使徒。サキエルの情報によると空に浮かぶ球体は偽の本体で、下の影が本体らしいわ。使徒の能力は、相手をディラックの海に引きずり込むらしいわ。」ミサト「影が本体!?そのディラックの海って?」リツコ「簡単に説明するなら、虚数空間よ。」ミサト「虚数空間?」リツコ「無の空間に陽子と反陽子が現れては消滅していく空間。つまり、別の宇宙に繋がっている空間なの。」マヤ「でも、あれってちゃんと証明されてないんじゃ・・。」リツコ「サキエルの情報通りなら、実際に実物がこうして存在するのよ。証明如何は関係ないの。」イスラフェル姉「私達、使徒に常識は通用しません。」イスラフェル妹「はい♪」ラミエル「そうだぜ!オレだって加粒子砲を撃てるぜ!」サンダルフォン「えっと、僕はマグマを泳げるのと~、お菓子とお母さんとマヤお姉ちゃんやネルフのお姉ちゃん達みんな大好き~♪♪」リツコ「あ!!あ、ありがとう。」マヤ「ありがとう~♪私もだよ♪」女性職員「可愛い~~。」女性職員「可愛すぎて死んじゃう~。」女性職員「凄い可愛い~~。」ミサト「・・・・・・・・・。」顔を真っ赤にしたリツコや女性職員達を見て呆然とするミサトだった・・・。一方、第三新東京市では3機のエヴァがビルの間に身を隠しながら、レリエルに近づいていた。第三新東京市初号機・エントリープラグシンジ「黒い球の使徒か、見るからに怪しい使徒だ・・。」サキエル「油断するなよ、シンジ。」シンジ「うん。」零号機・エントリープラグレイ「目標はまだ私達には気づいてないみたい・・・。」シャムシエル「もう少し様子を見ましょう。」レイ「ええ・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「(シンジとサキエルは、ブラックホールみたいな物に引きずり込む使徒って言ってたけど、見た目はただの黒いボールね。)」レリエル「・・・・・・・・・・・・。」 175 : 三毛猫 : 2016/01/27(水) 09:10:40 誰か見てくれている人がいましたら、コメント下さい。 176 : 三毛猫 : 2016/01/30(土) 10:48:17 ※作者からの訂正第36話 「サハクィエル、落下」レスの135 北極× → 南極○ 落ち着いて書かないといけませんね。 177 : 三毛猫 : 2016/02/22(月) 14:16:45 第三新東京市初号機・エントリープラグシンジ「まだ動かない・・・。」サキエル「この戦いは根気が大事だぞ。シンジ。」シンジ「うん・・・。」零号機・エントリープラグレイ「目標は市街地上空を移動中。」シャムシエル「まだ私達には気づいてないようです。」弐号機もレリエルの動きに注意しながら移動を繰り返していた。弐号機・エントリープラグアスカ「じれったいわね、何もして来ないじゃない!・・・。」ダダダダダダダ!!!アスカが痺れを切らしてパレット・ライフルをレリエルに向かって撃つと当たる直前に消えた!レリエル「!」ネルフ本部・発令所ミサト「消えた!!?」リツコ「!!(サキエルの言った通りね。)」マヤ「パターン青、弐号機の真下です!!」ラミエル「あいつ、何やってんだ!!」イスラフェル姉「気づかれましたね。」初号機・エントリープラグシンジ「アスカ!!」サキエル「気づかれた!」弐号機の真下に大きな円の影が現れ、弐号機が影の中に呑み込まれようとしていた。弐号機・エントリープラグアスカ「加持さぁ~~ん!!!シンジィ~~!!!」その時、初号機が影の中に飛び込み、弐号機を影の中から救い上げた。初号機・エントリープラグシンジ「アスカ!登って!!」サキエル「急げ!」弐号機は初号機を足場に、近くのビルによじ登ることができたが、初号機は胸まで影の中に呑み込まれた。初号機・エントリープラグレイ『お兄ちゃん!!!』アスカ『シンジ~~!!!』シンジ「レイ!アスカ!大丈夫!!」サキエル「心配すんな~♪」その時、発令所から通信が入った!リツコ『サキエル!』サキエル「大丈夫だ、必ず戻る♪」シンジ「必ず戻ります。リツコさん。」リツコ『シンジくん・・・。』シンジはモニターに向かって微笑みながら、サキエルは手を振りながら影の中に沈んで行った。 178 : 三毛猫 : 2016/03/14(月) 12:09:10 虚数空間初号機・エントリープラグシンジ「ここがレリエルの中、ディラックの海っていう空間なの?」サキエル「ああ、さて・・・これからどうするか・・・・。」シンジ「え!?脱出の方法考えてないの!?」サキエル「安心しな、シンジ♪ちゃんと脱出できるさ~~♪♪」シンジ「良かった・・・。」ネルフ本部・司令執務室ネルフ本部の司令執務室では、初号機がレリエルのディラックの海に呑み込まれた事をリツコがゲンドウに報告していた。リツコ「・・報告は以上です。」冬月「イスラフェルくん。シンジくんとサキエルくんは大丈夫なのかね?」イスラフェル姉「心配いりません。シンジさんとサキエルは必ず戻って来ますよ。」イスラフェル妹「来る~♪♪」ラミエル「ああ、ドカーンとレリエル倒して帰って来るさ!」冬月「ふむ、どうする?碇?」ゲンドウ「サキエルも一緒にいるのだ。今は待つのみだ・・・・。」冬月「そうだな・・・。」ゲンドウ「赤木博士、作戦部には命令があるまで待機と伝えろ。」リツコ「はい。」リツコは礼をして執務室から退出して行った。ドア:パシュ!第三新東京市ミサト「待機ですって!!?」リツコ「ええ、サキエルが乗っている今の初号機ならディラックの海から自力での脱出は可能。よって、命令があるまで待機よ。」ミサト「それじゃ、シンジくんは!」リツコ「シンジくんと一緒にサキエルが乗っているのよ。心配いらないわ。」ミサト「だけど!」リツコ「ミサト、碇司令の命令よ。」ミサト「!!・・・・。」アスカ「シ、シンジ・・・だ、だ、大丈夫よね?」レイ「シャムシエル・・お兄ちゃんは?」シャムシエル「大丈夫ですよ。」レイ「そう・・・・。」シャムシエル「サキエルも一緒にいます。信じて待って下さい。」レイ「分かったわ・・・・。」アスカ「・・・・・・。」虚数空間初号機・エントリープラグシンジ「今、どれくらい経ったのかな・・・。」シンジが操縦席の前で瞑想をしているサキエルにふと聞いてみた。サキエル「7~8時間経ったか?外はもう夜だろう。」シンジ「サキエル、さっきから何してるの?」サキエル「シンジの母さんが今、どんな状態なのか見てたのさ♪」シンジ「え!!?」サキエル「そろそろ、脱出するぞ♪シンジ♪」第三新東京市レリエル「!!!?」バキッ!!バキキッ!!!街の中央市街の上空に浮かんでいたレリエルに突如、変化が起きた!球体に亀裂が入り、震えた途端に赤い血が街に降り注ぎ、亀裂が拡がり球体が割れはじめた!弐号機・エントリープラグアスカ「何!!?」突然の異常事態に戸惑うアスカ。零号機・エントリープラグレイ「まさか、お兄ちゃん!?」シャムシエル「はい。脱出できたようですね。」ネルフ本部・発令所ミサト「状況は!?」日向「分かりません!」マヤ「全てのメーターが振り切られています!」リツコ「まさか!」ミサト「シンジくんとサキエルが!」リツコ「(・・また・・碇司令の言った通りに・・・・・。)」レリエルの球体から血濡れの初号機が初号機が出てきた。その背中からは朱金に輝く12枚の翼が生えていた。やがて、レリエルの球体を真っ二つに裂くとゆっくりと地面に降り立った。辺り一面は真っ赤な血の海となっている。血の赤と、夜の黒が織り成す不気味な世界。発令所の面々やアスカは恐怖で呆然としていた。弐号機・エントリープラグアスカ「アタシ達、こんなのに乗ってるの?・・・・。」ネルフ本部・発令所リツコ「なんてものを・・なんて物をコピーしてしまったの私達は・・。」リツコの呟き聞いたミサトはいぶかしげな顔で考える。ミサト「(加持の言った通り、エヴァが第一使徒のコピーだと言うのは本当だったみたいね。でも、ネルフは使徒を全部倒した後、エヴァをどうするつもり?それにサキエル達、使徒達は何をしようとしているの?)」 179 : 三毛猫 : 2016/04/09(土) 17:55:44 虚数空間初号機・エントリープラグ シンジ「ここがレリエルの中、ディラックの海っていう空間なの? 」サキエル「ああ、さて・・これからどうするか ・・・。」 シンジ「え!?脱出の方法考えてないの!?」 サキエル「安心しな、シンジ♪ちゃんと脱出できるさ~~♪♪」シンジ「良かった・・・。」ネルフ本部・司令執務室ネルフ本部の司令執務室では、初号機がレリエルのディラックの海に呑み込まれた事をリツコが冬月に報告していた。ゲンドウが会議の為にアメリカの第2支部に行っている為、冬月が指揮をしている。 リツコ「・・報告は以上です。」冬月「イスラフェルくん。シンジくんとサキエルくんは大丈夫なのかね ?」 イスラフェル姉「心配いりません。シンジさんとサキエルは必ず戻って来ますよ。」イスラフェル妹「来る~♪♪」 ラミエル「ああ、ドカーンととレリエル倒して帰って来るさ!」冬月「ふむ・・・では、作戦部には命令があるまで待機と伝えてくれ。」 リツコ「はい。」 リツコは礼をして執務室から退出して行った。 ドア:パシュ! 第三新東京市ミサト「待機ですって!!? 」 リツコ「ええ、サキエルが乗っている今の初号機ならディラックの海から自力での脱出は可能。よって、命令があるまで待機よ。」ミサト「それじゃ、シンジくんは !」 リツコ「シンジくんと一緒にサキエルが乗っているのよ。心配いらないわ。」ミサト「だけど! 」 リツコ「ミサト、冬月副司令の命令よ。」 ミサト「!!・・・・ 。」アスカ「シ、シンジ・・・だ、だ、大丈夫よね? 」 レイ「シャムシエル・・兄ちゃんは? 」 シャムシエル「大丈夫ですよ。」レイ「そう・・・・ 。」 シャムシエル「サキエルも一緒にいます。信じて待って下さい。」レイ「分かったわ・・・ 。」 アスカ「・・・・・。」虚数空間 初号機・エントリープラグシンジ「今、どれくらい経ったのかな 。」 シンジが操縦席の前で瞑想をしているサキエルにふと聞いてみた。 サキエル「7~8時間経ったか、外はもう夜だろう。」シンジ「サキエル、さっきから何してるの? 」 サキエル「シンジの母さんが今、どんな状態なのか見ようと試してみた。」 シンジ「え!?」 サキエル「見れなかったけどな、そろそろ脱出するぞ♪シンジ~~♪♪」第三新東京市 レリエル「!!!? 」バキッ!!バキキッ!!!街の中央市街の上空に浮かんでいたレリエルに突如、変化が起きた!球体に亀裂が入り、震えた途端に赤い血が街に降り注ぎ、亀裂が拡がり球体が割れはじめた!! 弐号機・エントリープラグ アスカ「何!!? 」 突然の異常事態に戸惑うアスカ。零号機・エントリープラグ レイ「まさか、お兄ちゃん!? 」シャムシエル「はい。脱出できたようですね。」 ネルフ本部 発令所ミサト「状況は!? 」 日向「分かりません! 」 マヤ「全てのメーターが振り切られています!! 」リツコ「まさか!?」ミサト「シンジくんとサキエルが! 」リツコ「( またサキエル達の言った通りに・・・ 。)」 レリエルの球体から血濡れの初号機がゆっくりと出てきた。その背中からは朱金に輝く美しい12枚の翼が生えている。やがて、レリエルの球体を真っ二つに裂くとゆっくりと地面に降り立った。 辺り一面は真っ赤な血の海となっている。血の赤と、夜の黒が織り成す不気味な世界。発令所の面々やアスカは恐怖で呆然としていた。 弐号機・エントリープラグ アスカ「アタシ達、こんなのに乗ってるの・・・・。」 ネルフ本部・発令所 リツコ「なんてものを・・なんて物をコピーしてしまったの私達は・・・。」 リツコの呟き聞いたミサトはいぶかしげな顔で考える。ミサト「(エヴァがただの第一使徒のコピーなんかじゃないのは分かる。でも、ネルフは使徒を全て倒した後、 エヴァをどうするつもりなの?それにサキエル達、使徒達は何をしようとしているの? )」 180 : 三毛猫 : 2016/04/09(土) 17:58:54 ※作者からの訂正>178でミスが多かったので訂正します。修正したのが>179です。これからもよろしくお願いします、 181 : 三毛猫 : 2016/04/11(月) 13:27:15 第43話 「四人目の適格者はなし♪」ネルフ本部の中では職員達が少し慌ただしく動いていた。アメリカの第2支部から参号機が日本に送られてくる事になったのだ。前の世界では、シャムシエルのコアを利用した四号機のS2機関の実験を行った結果、第2支部は四号機と二千人の職員達がディラックの海に飲み込まれ消滅した。しかし、今回はシャムシエルがサキエルのお陰でコアから出てきて少女の姿となった時に、事故の原因となるS2機関も彼女自身と一つになったので事故は起こらなかった。ゲンドウが第2支部に行ったのは次の使徒戦後、参号機を本部配置にする為の会議の為だった。そして、司令執務室ではサキエル達がゲンドウと冬月と次の使徒について話していた。ネルフ本部・司令執務室冬月「今度の使徒は、参号機を乗っ取るのかね!?」サキエル「ああ、〔霧〕を司る第十三使徒のバルディエルだ。」シャムシエル「ゲンドウさん。参号機のテストは無人のダミープラグを使用して下さい。ダミーはもう必要無いですし処分する為に良い口実です。」ゲンドウ「分かった・・・。」サキエル「これで、いらない物の処分はできるな。でも、ダミーはゼーレも持ってるんだよな~。」冬月「どういうことかね?」サキエル「ゼーレの奴らは補完計画の儀式に自分達の量産型にダミープラグを使うつもりなんだよ。17番目の使徒〔タブリス〕が倒されたらそれを使って、強引に儀式をするつもりなんだよ。」冬月「本当かね!?」ゲンドウ「!」シャムシエル「その為に私達は力をつけなくてはなりません。」イスラフェル姉「しかし、先ずはバルディエルの事が先です。」イスラフェル妹「さ~き~~♪♪」ラミエル「先ずは目の前の敵だな!」サキエル「そういう事、冬月先生。」冬月「うむ、しかしゼーレが補完計画の儀式をここで起こすとはな・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」ネルフ本部・シンジの部屋シンジ「(トウジが選ばれなくて良かった・・トウジには悪いけど、パイロットに選ばれていたら使徒と一緒にトウジも殲滅していたかもしれなかったから・・・・。)」シンジは部屋で一人、親友の未来が変わった事を喜んでいた・・・。 182 : 林檎UAZAexRhnE : 2016/04/24(日) 00:57:28 続きが楽しみ!更新頑張ってください*\(^o^)/* 183 : 三毛猫 : 2016/04/25(月) 15:11:19 視聴回数4900回を突破!!いつの間にこんなに増えたんでしょう。 184 : 伝説ノカナエル : 2016/05/06(金) 17:43:22 期待ですガンバッテー 185 : 三毛猫 : 2016/05/07(土) 10:24:40 伝説ノカナエルさん。ありがとうございます。 186 : 三毛猫 : 2016/05/20(金) 11:03:40 視聴回数5000回を突破!!急いで続きを書きます。 187 : 三毛猫 : 2016/05/23(月) 10:36:14 第三新東京市シンジがネルフ本部でトウジの未来が変わった事を喜んでいる頃、アスカとレイは同じクラスの洞木ヒカリと街へ買い物に出掛けていた。ヒカリ「綾波さんと、こうして明るくお話ができるなんて思ってもみなかったわ。」三人は、店でクレープを食べながら楽しく会話していた。レイ「ごめんなさい。私、今まで心を閉じていたから・・・。」ヒカリ「ううん、嬉しいの。綾波さんが明るくなってくれて。」アスカ「ま、これもシンジの妹を思う愛ってヤツゥ~~?」レイ「!」アスカが茶化すとレイの顔が真っ赤になる。 ヒカリ「綾波さん、顔が真っ赤!」アスカ「分かりやすいわね~、アンタ。」レイ「!・・・・・。」真っ赤な顔のレイは恥ずかしそうに俯いた。ヒカリ「綾波さんって、奥手なのね。」アスカ「コイツが奥手~?この前、ネルフでシンジと手を繋いで歩いてたわよ。」ヒカリ「イヤァ~~!!不潔よぉ~~!!!」レイ「何故?不潔じゃないわ。心がポカポカするとても気持ちのいいことよ?」アスカ「アンタ、そんな事よく堂々と言えるわね。」 レイの返事にアスカが呆れる。レイ「?ごめんなさい・・・。」レイは、シンジと一緒にいるだけで本当に幸せなのだ。二人の顔が真っ赤になっている理由もレイ自身、さっぱり分からないのだ。レイ「洞木さんは、好きな人いないの?」ヒカリ「わ、わ、私はいないわよ!」アスカ「ウソウソ♪あのバカジャージでしょ?ヒカリ♪」ヒカリ「な、な、何よ、アスカ!」レイ「バカジャージ?鈴原くん?」アスカ「正解♪♪」ヒカリ「んもうっ!アスカ!」アスカ「あのジャージのどこが好きになったわけ?」ヒカリ「や、優しいところ・・・。」ヒカリは、頬を染めて恥ずかしそうに俯いた。アスカ「・・・・・。」アスカの顔は少し引きつっている。レイ「鈴原くんのこと、そんなに好きなのね。」ヒカリ「!!・・・・。」レイの言葉で更に顔を真っ赤にするヒカリだった。 188 : TWTAL : 2016/05/28(土) 16:10:05 頑張って下さーい!!とても楽しみでーす!!ゼルエル待ち(๑•̀ㅁ•́ฅ✧ 189 : TWTAL : 2016/05/28(土) 16:10:47 頑張って下さーい。とても楽しみでーすゼルエル待ち(๑•̀ㅁ•́ฅ✧ 190 : TWTAL : 2016/05/28(土) 22:36:00 これで終だったら怨みますよ!?こんな名作を!!未完だなんて!!…まぁ、貴方なら戻ってくると信じてますが…(何様だ俺…) 191 : 三毛猫 : 2016/05/29(日) 10:20:59 TWTAL さん。三毛猫です。続きは必ず書きますので安心して下さい。最近、ちょっと色々忙しいので・・。 192 : TWTAL : 2016/05/29(日) 15:55:42 あ、はい!すみません!!忙しいのですか…頑張ってください!それと、続き楽しみにしています! 193 : 三毛猫 : 2016/06/22(水) 12:54:03 ネルフ本部・司令執務室サキエル「いよいよだな~・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」冬月「〔霧〕を司る第十三の使徒か、予想外の行動をしないかが不安だな・・・。」ゲンドウ「だが、我々は使徒を全て倒さなければならん・・・。」シャムシエル「倒した後は私達の味方になって貰わなければなりません。この星の人類の未来を賭けたゼーレとの最終決戦の為・・。」ゲンドウ「ああ・・・。」ラミエル「バルディエルか、どんな奴なんだろ・・・。」サキエル「それに、サハクィエルとマトリエルの動きも気になる。あの二人・・なに考えてんだろ・・・。」冬月「確かに気になるな・・・。」サキエル「ゲンドウ、あの二人について何か情報は?」ゲンドウ「保安部に捜させてはいるが手掛かりはない・・・。」サキエル「そうか・・・。」ラミエル「どっかに隠れてんのか?」シャムシエル「恐らく・・・。」松代・第二試験場松代の試験場では、ダミープラグを使用したエヴァ参号機の起動実験の準備作業が続けられていた。その最中、参号機のダミープラグの近くに青白い小さなスライムのような物が僅かに動いていた。バルディエル「・・・・・・・・・・・。」 194 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/07/01(金) 23:54:05 ひっさびさに見たら凄い展開になっていた‼︎ 195 : 三毛猫 : 2016/07/09(土) 13:44:45 松代の第二試験場では、リツコがオペレータ達に指示を出しながら参号機の起動実験を始めようとしていた。隣にはミサトとシャムシエルがいる。松代・第二試験場『参号機、起動実験まで、マイナス300分です。』『主電源、問題なし。』『第二アポトーシス、異常無し。』『各部、冷却システム、順調なり。』『左腕圧着ロック、固定終了。』リツコ「了解。Bチーム作業開始。」『エヴァ初号機とのデータリンク、問題なし。』リツコ「これだと即、実戦も可能だわ。」ミサト「そう、良かったわね。」リツコ「気のない返事ね。この機体も納品されれば、あなたの直轄部隊に配属されるのよ。」ミサト「エヴァを4機も独占か…その気になれば世界を滅ぼせるわね。」シャムシエル「戦いは、これから激しくなります。4機あれば安心です。」リツコ「そうね・・・。」ミサト「ねぇ、あんた達はなぜネルフに・・私達に協力してくれるの?」シャムシエル「迷惑ですか?」ミサト「いいえ、ただ・・・。」『ダミープラグ到着。第2班は、速やかにエントリー準備に入ってください。』ネルフ本部・司令執務室サキエル「いよいよだ・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」ラミエル「シンジ達は?」サキエル「大丈夫、すぐに来るよ。」松代・第二実験場オペレータA『エントリープラグ、固定完了。第一次、接続開始。』オペレータB『パルス送信。』オペレータA『グラフ正常位置、リスト1350までクリア。初期コンタクト、問題なし。』リツコ「了解。作業をフェイズ2へ移 行。システム解放はせず、起動の確認だけでいいわ。」ミサト「リツコ、大丈夫なの?」リツコ「理論上はね・・だけど、ダミーシステムは問題がまだ多いから起動の確認だけよ。」オペレータB『オールナーブリンク問題なし。』オペレータA『リスト2550までクリア。ハーモニクス正常。感情素子の36.8%が不鮮明ですが・・・。』リツコ「構わないわ、続けて。」オペレータB『了解、絶対境界線、突破します。』絶対境界線を突破した瞬間、実験場にけたたましい警報が鳴り響いた!警報:ビ~~!!ビ~~!!ミサト「どうしたの!!?」オペレータA『中枢神経に異常発生!』リツコ「実験中止、回路切断!」オペレータA『駄目です!たっ体内に高エネル ギー反応!!』リツコ「まさか・・・。」リツコ達の視線の先のモニターに映る。拘束具を破壊する参号機のエントリープラグ挿入口に、青白いスライムのような物が張り付いているのが見えた!ミサト「使徒!!」バルディエル「グオォォォ~~~!!!!!」眩い白い閃光と共に実験場が爆発し、〔霧〕を司る第十三使徒バルディエルが活動を開始した・・・。 196 : 三毛猫 : 2016/07/11(月) 22:00:58 視聴回数が5555回を突破!頑張って続けます。 197 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/07/24(日) 20:55:46 ゼルエルも女の子になるのかなー 198 : TWTAL : 2016/07/28(木) 04:57:56 流石です(๑•̀ㅁ•́ฅ✧さて、どんな闘いになるのやら… 199 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/01(月) 21:13:06 (催促ではない)早く続き見たいぜ 200 : ( ´・ω・`)ワロランラン : 2016/08/03(水) 15:23:44 結構面白かった続き待ってるぜ(催促では無い) 201 : 三毛猫 : 2016/08/03(水) 20:29:51 皆さん、コメントありがとうございます。作者の三毛猫です。今週の土日には更新するのでよろしくお願いいたします。 202 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/03(水) 21:15:32 無理してないならありがとうございます! 203 : 三毛猫 : 2016/08/06(土) 14:31:13 ネルフ本部・初号機カーゴサキエル「動き出したな・・・。」シンジ「サキエルが言ってた参号機を乗っとる使徒?」サキエル「ああ、バルディエルだ。」シンジ「ミサトさんとリツコさん達は大丈夫なの?」サキエル「シャムシエルが一緒にいる大丈夫だ。それより、急ぐぜ!シンジ!」シンジ「うん!」ネルフ本部・零号機カーゴレイ「サキエルが言ってた使徒・・バルディエルが来たのね。」ラミエル「ああ、参号機を乗っとってこっちにゆっくり向かってらぁ。」レイ「今回は、あなたが同化するの?」ラミエル「ああ、サキエルとシャムシエルに頼まれたぜ!よろしくな!」レイ「ええ、よろしく・・・・。」ネルフ本部・弐号機カーゴアスカ「あいつ(サキエル)が言ってた参号機を乗っとった使徒が動き出したのね。」バルディエルの来襲に気づくアスカの後ろには、作業員に運ばれたガギエルが水槽から上半身を乗り出していた。ガギエル「そのようだね・・・・。」アスカ「今回は、アタシ一人でやるわ!!」ガギエル「いいのかい?」アスカ「平気よ!今のアタシなら何にも怖くないわ!!」ガギエル「分かったよ・・・でも、かなり手強い相手だよ。」アスカ「上等よ!!」松代の実験場でバルディエルが活動を開始した直後、ネルフ本部の発令所ではゲンドウが指示を飛ばしていた。ネルフ本部・発令所青葉「松代にて、爆発事故発生。」オペレータA「被害、不明!!」冬月「救助、および第3部隊を直ちに派遣、戦自が介入する前にすべて処理しろ!」日向「了解!!」青葉「事故現場に未確認移動物体を発 見!」日向「パターンオレンジ、使徒とは確認できません!」ゲンドウ「・・第一種戦闘配置。」青葉「総員、第一種戦闘配置!」日向「地、対地戦用意!」マヤ「エヴァ全機、発進!迎撃地点へ緊急配置!!」冬月「始まったな・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」イスラフェル姉「予定通りですね。」イスラフェル妹「通り~♪」野辺山付近エヴァ3機は地上に射出されると迎撃体制に入る。初号機・エントリープラグシンジ「ここで迎え撃つの?」サキエル「ああ、広い方が戦いやすい。」零号機・エントリープラグレイ「来る・・・・。」ラミエル「暴れてやるぜ!」弐号機・エントリープラグアスカ「いつでも来なさい!今のアタシならどんな使徒だって倒してやるわ!!」ネルフ本部・発令所青葉「野辺山で映像を捉えました。主モニターに廻します。」モニターに黒い参号機を乗っ取ったバルディエルが歩く姿が写し出される。職員達「おおっ!」冬月「やはりな・・・。」ゲンドウ「活動停止信号を発信。エントリープラグを強制射出。」マヤ「だめです!停止信号およびプラグ排出コード、認識しません!」ゲンドウ「パイロットは乗っていないのだな?」日向「はい、ダミープラグで起動しています。」ゲンドウ「エヴァンゲリオン参号機は現時刻をもって破棄。目標を第十三使徒と識別する。予定通り野辺山で戦線を展開、目標を撃破しろ。」青葉「目標接近!」野辺山バルディエル「・・・・・・・。」 204 : エヴァファン : 2016/08/12(金) 14:38:50 とても面白いです!!これからも頑張って下さい!! 205 : 三毛猫 : 2016/08/20(土) 22:06:16 野辺山では、参号機を乗っ取ったバルディエルと3機のエヴァが対峙していた。野辺山バルディエル「・・・・・・。」ズシン!ズシン!ズシン!ズシン!初号機・エントリープラグシンジ「・・・・・。」サキエル「来るぜ、シンジ♪」シンジ「うん・・・。」零号機・エントリープラグレイ「来るわ・・・・。」ラミエル「来やがれ。」弐号機・エントリープラグアスカ「いつでもかかって来なさい!今のアタシは前とは違うわ!!」バルディエル「・・・・・・。」ズシン! ズシン!ドドドドド~!!ブォン!!ドカッ!!ゆっくりと歩いていたバルディエルが突然、全力で走り出し初号機に飛び掛かり、バルディエルの拳が初号機の頭部に直撃する。初号機・エントリープラグシンジ「ぐっ!」サキエル「ぬわっ!」零号機・エントリープラグレイ「お兄ちゃん!」ラミエル「ヤロー!」ダダダダダダダダダ!!ダダダダダダダダダ!!バッ!グルゥン!!バッ!ズゥン!!ドガッ!!!ズゥゥゥ~ン!!!零号機が二丁のマシンガンをバルディエルに向かって発射するが、夕焼けの大地を獣の様な動きで弾丸を避けたバルディエルが、零号機に強力な飛び蹴りを喰らわせた。零号機・エントリープラグレイ「あぐっ!!」ラミエル「やりやがったな!」弐号機・エントリープラグアスカ「アンタの相手はこのアタシよ!!」弐号機がバルディエルにパレットライフルを撃ちながら突撃する。ダダダダダダダダダダダダダ!!バルディエル「!!!」グラッ!!ドゴォォォン!!!発射される弾丸は、不意を突かれたバルディエルに次々と直撃し、轟音と共にバルディエルの黒い機体を後ろに倒した。初号機・エントリープラグシンジ「やった!」サキエル「弾丸を変えといて正解だったな・・。」シンジ「弾丸を変えた?」サキエル「リツコっちに頼んで、パレットライフルの弾丸を劣化ウラン弾からタングステン弾に変えて貰ったんだ。」シンジ「タングステン弾?」サキエル「説明は後だ♪来るぜ。」シンジ「!」シンジが前を見ると、バルディエルが起き上がり体勢を立て直していた。ズシ!グラリ!ズゥゥ~ン!!!バルディエル「・・・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「うおりゃあああああ!!!」ブォォン!!バルディエル「!」バッ!!ズゥゥン!!!弾切れのライフルを捨て、ソニックグレイヴに持ち変えた弐号機がバルディエルに飛び掛かるが、バルディエルは獣の様に両手両足で大地を蹴って後ろに回避する。弐号機・エントリープラグアスカ「こぉのぉぉぉ~!!!」ブォ!!ガシッ!!!!弐号機がバルディエルの顔面にを振るうが、両腕で受け止められる。次の瞬間、バルディエルの背中の肩甲骨近くの部分から装甲を破って二本の腕が生えてきた。グチャ!バキバキ!!バキバキ!!バルディエル「・・・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「な!!?腕が増えた!」バルディエル「・・・・・・。」次の瞬間、新たに生えた二本の腕が弐号機の首を締め上げた。ドカッ!ガギギリィィィ~~~!!弐号機・エントリープラグアスカ「あがっ!!ぐぅっ!こんちきしょょおおおおぉ~~~!!!!」首を締められた弐号機は、バルディエルの首と胴体を狙って右肩からニードルガンを発射した。カシャッ!ドドドドドドド!!ガガッ!ドシュ!!ドシュ!!バルディエル「!!!」バッ!!ズゥゥゥン!!!!初号機・エントリープラグシンジ「アスカ、無事!?」アスカ『これくらい平気よ!まだまだ行けるわ!!』シンジ「良かった。まさか、腕が四本になるなんて・・・。」サキエル「気をつけろ!シンジ♪バルディエルの奴、本気を出すぞ。」シンジ「う、うん。」零号機・エントリープラグレイ「・・・・・・。」ラミエル「本気出しやがったな。」レイ「ええ・・・。」ネルフ本部・発令所冬月「サキエルくんの言った通り、手強い相手だな・・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」 206 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/21(日) 23:16:31 舞台は新劇場版かな? 207 : 三毛猫 : 2016/08/23(火) 21:04:37 舞台はアニメ版です。しかし、サキエルが過去へ遡ったことにより、本来の未来に 208 : 三毛猫 : 2016/08/23(火) 21:05:46 舞台はアニメ版です。しかし、サキエルが過去へ遡ったことにより、本来あるべき未来に影響が出ている設定です。 209 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/08/26(金) 19:48:23 わかりました。よく考えたらマトリエル出てきたのアニメ版ですもんね(笑)。 210 : 三毛猫 : 2016/09/10(土) 09:15:30 野辺山での3機のエヴァと第十三使徒バルディエルとの戦いは激しいものになっていた。3機のエヴァが攻撃を仕掛けるも獣の様な動きで回避し、飛び蹴りや素早い格闘技を使う脅威的な瞬発力でシンジ達を翻弄していた。バルディエル「・・・・・・・。」ペキ!ペキ!グチグチャ!ゴキ!!ペキ!パキ!グチャ!ゴキ!!夕焼けの大地に骨が折れる音や肉が蠢く音が響く、バルディエルの四本の腕が1.5倍近くの長さに伸びていく。初号機・エントリープラグシンジ「腕が伸びた!」サキエル「(あれ?バルディエルって腕が四本もあったっけ?腕が伸びるだけじゃなかったか?違うか?)」シンジ「隙が全然ない・・・。」サキエル「気を抜くなよ。」シンジ「うん!」零号機・エントリープラグレイ「狩りをする獣の様な素早い動き、まるで黒豹みたい・・・。」ラミエル「黒豹か、確かにな・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「動きが速い・・しかも、長い四本の腕。あいつ(ガギエル)の言った通り、手強いわね・・・・。」バルディエル「・・・・・・・。」ズシッ! グォッ!ドガッ!!!!素早い動きで回転したバルディエルが、弐号機の頭部に回し蹴りを直撃させた。弐号機・エントリープラグアスカ「ぐっ!!このぉ~~!!!」弐号機がソニックグレイヴを振り下ろすが、二本の腕で受け止め、残りの二本の腕で弐号機の両肩を掴んだ。すると、青白いスライムのような物が弐号機の両腕を侵食し始めた。初号機・エントリープラグシンジ「あれは?」サキエル「バルディエルの奴、アスカの精神も弐号機も乗っ取る気だ。シンジ、止めるぜ!」シンジ「分かった!」次の瞬間、初号機のプログナイフが水の刃を纏った日本刀に変わった。サキエル「行け!シンジ♪」ネルフ本部・発令所青葉「目標、弐号機を侵食中!!」日向「初号機のプログナイフが水の刃の日本刀に変化!!」マヤ「か、刀!?」冬月「刀に変化させるのは初めてだな・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」野辺山バシュッッ!!!!! ドシャ!!!バキッ!ブシュ~~~~!!!バルディエル「!!!!!?」山々に何かを斬った音と大きな何かが大地に落ちた音、骨が砕け、液体が大量に噴き出す音が響く。初号機・エントリープラグシンジ「腕が三本になった!」サキエル「ここからが、本番♪♪」バルディエル「!・・・・・・・・・。」 211 : 三毛猫 : 2016/10/08(土) 09:10:24 初号機・エントリープラグサキエル「行け~、シンジ♪」シンジ「うあぁぁぁ!!!」バルディエル「!」バッ!!!ズゥゥン!!!弐号機・エントリープラグアスカ「ちょっと、何よアレ!?反則じゃない!こいつはアタシが倒すんだからぁぁぁ!!!」弐号機のソニックグレイヴがバルディエルの背中を横に切り裂いた後、右肩に突き刺さった。ブン!!バキィ!!!ドスッ!!バルディエル「!!」零号機・エントリープラグラミエル「おっし!!」レイ「動きが鈍くなった・・・!こっちに来る!」ガシィン!!!バルディエルが零号機の首を長い腕の一本で掴むと地面に引き倒した。ズゥゥゥン!!!!零号機・エントリープラグレイ「うっ!!ぐっ!!!」ラミエル「ヤロー!!」初号機・エントリープラグシンジ「レイ!!」サキエル「!」弐号機・エントリープラグアスカ「レイ!!」弐号機がバルディエルを狙うが、3本の腕を使い零号機を盾にする。零号機・エントリープラグアスカ『何よ!コイツ!!!レイ、無事!?』レイ「ぐぅぅ!!!」ラミエル「ナメんな~~!!!」ラミエルが叫んだ瞬間、零号機のコアが閃光と共に加粒子砲が発射された!パシュ!!!ドッカァァァン!!!!ネルフ本部・発令所日向「加粒子砲!!?」マヤ「ラミエルの!!?」青葉「か、加粒子砲が第十三使徒に直撃!!!」冬月「うむ、勝ったな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・・。」野辺山バルディエル「!!・・・・・。」ズ、ズゥゥン!!!バキキッ!!動きが鈍くなり、息遣いも絶え絶えの状態になったバルディエルの身体から部品などが地面に剥がれ落ちている。初号機・エントリープラグサキエル「シンジ、止めはアスカにやらせな♪」シンジ「え?」サキエル「花を持たせるんだよ。譲り合う心は大切だぜ♪」シンジ「うん、アスカ!止めを!!」サキエル「うなじを狙え!!」アスカ『分かってる!!!』弐号機がバルディエルに向かって駆け出す。弐号機・エントリープラグアスカ「うおりゃああああ!!!!」バシュ!!バルディエル「!!?」グラッ!ズゥゥゥ~ン!!!!!弐号機のソニックグレイヴにうなじを深く切り裂かれたバルディエルが、崩れるように大地に倒れた。ネルフ本部・発令所青葉「目標のパターン青、消滅。」日向「やった!」マヤ「あ!そういえば、先輩は?」リツコ「大丈夫よ、マヤ。」ミサト「やっと、戻れたわ・・・。」シャムシエル「無事に勝てたようですね。」マヤ「先輩!!」日向「葛城さん!!」リツコ「すぐに今回のデータ取らないといけないわね。」マヤ「先輩!無事だったんですね!」リツコ「ええ、シャムシエルのお陰で、助かったわ。ついでにネルフ本部まで空を飛んで送ってくれるし。」ミサト「魔法の絨毯みたいだったわね。」マヤ「へ?魔法の絨毯ですか?」リツコ「ええ、楽しかったわ。」 冬月「何とか無事に勝てたな、次は〔力〕を司る使徒だったな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」 212 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/10/11(火) 22:28:13 次はゼルエルさんか... 213 : 三毛猫 : 2016/11/06(日) 22:00:12 いつの間にか視聴回数が6600回を突破!続きを急いで書きます。 214 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2016/11/23(水) 00:20:47 そろそろ連載2年目いくあるよ 215 : 三毛猫 : 2016/11/25(金) 22:19:35 第44話 〔最強の使徒ゼルエル〕ネルフ本部・司令執務室冬月「いよいよだな・・・。」ゲンドウ「ああ・・・・。」サキエル「〔力〕を司る第十四使徒ゼルエル、今までとは強さが桁違いだ。」シャムシエル「はい、今までで一番激しい戦いになるでしょうね。この戦いに勝てば、後は少し落ち着けます。」ラミエル「使徒を倒した数が半分を超えたのにアダム様はまだ目覚めないのかよ!?」サキエル「いや、もう目覚めているさ。完全にではないけどな・・・。」冬月「本当かね!!?」ゲンドウ「!・・・サキエル、アダムは何かコンタクトを取ってきたのか?」サキエル「ああ、前にミサトの家に突然現れた白い学生服を着た少年の話、覚えてる?」ゲンドウ「ああ・・・・。」サキエル「その少年、もしかしたら・・・。」冬月「何かね?」ゲンドウ「人間の姿をしたアダムか?」冬月「な、何!!?ほ、本当かね、葛城くんとアスカくんの前に現れた白い学生服の少年がアダム!!!?」サキエル「まだ、分かんないけど・・。」シャムシエル「もし、そうならばアダム様はもはや70%以上復活しています。」ラミエル「おっし!!」シャムシエルの言葉を聞いたラミエルは、ガッツポーズを決めた。冬月「70%以上か・・これからが、本番だな碇。」ゲンドウ「ああ・・・先ずはゼルエルを倒すのが最優先だ。」サキエル「ゲンドウ、前に頼んだ武器のことなんだが・・・。」ゲンドウ「赤木博士が開発に取り組んでいる。ゼルエルの戦いには間に合う筈だ。」サキエル「よし、準備は順調だ。」ネルフ本部・セントラルドグマ創造神の間台の上に置かれたアダムは、神々しいオレンジ色と白い光を定期的に発していた。アダム「次は、ゼルエルか・・・・・・もうすぐだな。」 216 : 三毛猫 : 2017/01/07(土) 20:14:33 ネルフ本部・シンジの部屋ネルフ本部の中にあるシンジの部屋では、次に来る使徒ゼルエルとの戦いに向けてサキエルとシンジ達が話し合いをしていた。アスカ「次に来るのが最強の使徒〜!!?」サキエル「そ、〔力〕を司る第十四使徒ゼルエル。ATフィールドも強さも桁違いだ。」シンジ「どうやって倒すの?」サキエル「考え中だ。」アスカ「考え中って、何呑気に考えてんのよ!?」サキエル「仕方ないだろ、ゼルエルはそれ程強いんだぞ。アスカ。」アスカ「コアはどこにあるのよ?」サキエル「胸の真ん中だ。」アスカ「正面から戦わないといけないってことね。」サキエル「そう、だから難しいんだよ。」レイ「私はお兄ちゃんがいれば、どんな使徒でも勝てる・・・・。」シンジ「あ、ありがとう。レイ。」アスカ「ぬわぁにをイチャイチャしてんのよ!このシスコン!!」シンジ「シスコンって言い過ぎだよ、アスカ!」レイ「そう、私はお兄ちゃんが掛け替えのない存在であり、ずっと側にいたい。そして、一つになりたいだけ・・・。」アスカ「アンタ、何言ってんのよ!!」サキエル「レイ、誤解を招くようなことは言ってはダメだろ。」シンジ「僕が今度ゆっくり教えるから、ごめん。サキエル、アスカ。」レイ「?・・・・ごめんなさい。」サキエル「大丈夫なのか、これで?」シンジ「と、取り敢えず・・父さんと相談して決めた方が良いかもね。」サキエル「そうだな・・・。」ネルフ本部・司令執務室一方、ゲンドウがいる司令執務室ではシャムシエルがゼルエルとの戦いに向けて、ゲンドウと冬月と話していた。シャムシエル「サキエルがシンジさん達と一緒に来るそうです。ゼルエルとの戦いで話し合いたいと・・・。」ゲンドウ「そうか・・・・。」冬月「ふむ、これまでとは比べ物にならない程の厳しい戦いになるだろうからな。」ラミエル「俺はどのエヴァと同化するんだ?また、見学か〜?」冬月「ラミエルくんがエヴァに同化するかについては、サキエルくんが決めてくれるだろう。今は、シンジくん達と一緒に来るのを待つとしょう。」ゲンドウ「ああ・・・・・・。」ラミエル「戦えるならどのエヴァでもいいぜ〜〜。」 217 : キリ : 2017/01/10(火) 05:38:39 久々に来ました〜期待です!展開が気になる… 218 : 乾電池.Slb5UF7uo : 2017/02/05(日) 20:44:05 そろそろ2年目突入ですね(^O^)/ 219 : TWTAL : 2017/07/16(日) 02:52:20 更新が長期されておりませんので心配しております(´・ω・`)お元気でしょうか(´・ω・`)… 220 : 三毛猫 : 2017/07/21(金) 22:23:02 第三新東京市そして、遂に最強の使徒「ゼルエル」が襲来した。武装ビルから速射砲の砲弾や大口径の弾丸やミサイルが暴風雨のようにゼルエルの顔や胴体・足に次々と直撃するが、擦り傷一つ付くことなく、平然とゼルエルは宙をゆっくりと進みながら第三新東京市を目指している。ゼルエル「・・・・・・・・。」ネルフ本部・発令所『総員、第一種戦闘配置!!!』冬月「目標は?」青葉「現在、侵攻中です。駒ケ岳防衛線、突破されました!!」サキエル「ついに来たか・・・。」シャムシエル「来ましたね。」ゲンドウ「・・・・・・・。」サキエル「おれは先にシンジと初号機で待機してるぜ、ゲンドウ。」シャムシエル「私も行きますか。」ゲンドウ「ああ、頼む・・・。」第三新東京市ゼルエル「・・・・・・・・・。」パシュン!!!!ゼルエルの骸骨に似た顔の部分が十字架の形に光った瞬間、武装ビルや住宅地などが消し飛んだ!!。ドゴォォォォォォン!!!!!!!ネルフ本部・発令所オペレータA『第1から18番装甲まで融解!!』日向「18もある特殊装甲を、一撃で!!?」ミサト「エヴァ全機をジオフロント内に配置、本部施設のに直衛に廻して!ジオフロント内に侵入した瞬間を一気に攻撃するわ!!」マヤ「了解!!」リツコ「今回の使徒ゼルエルは、〔力〕を司る最強の使徒。ATフィールドも強さも今までの使徒とは比べ物にならないわ。」ミサト「まさに総力戦ね!・・・・。」ゲンドウ「葛城一佐、この第十四使徒戦は最も重要な戦いだ。使える物は全て使い必ず勝利しろ。」ミサト「はい!」ジオフロント初号機・エントリープラグシンジ「最強の使徒か・・・。」サキエル「レイにアスカも、おれ達もいるから大丈夫さ♪」零号機・エントリープラグレイ「来る!・・・。」シャムシエル「来ますね〜。」弐号機・エントリープラグアスカ「来たわね、最強の使徒。上等よ!今のアタシならあんただって倒して見せるわ!!」 221 : 三毛猫 : 2017/07/22(土) 11:11:05 ※作者からの訂正一佐×→三佐○ 222 : 三毛猫 : 2017/08/25(金) 19:14:46 ネルフ本部・実験場ネルフ本部の中にある実験場には、バルディエルに乗っ取られシンジ達との戦いで大破し調査の為に運び込まれた参号機が横たわっている。現在、ゼルエルとの戦いで実験場に人はおらず無人である。ラミエル「あ〜あ、つまんねぇ。また加粒子砲撃ちてぇのに〜。」ゼルエルとの戦いの同化するメンバーに選ばれなかったラミエルが暇潰しで来ていた。ガタン!ビチビチッ!ビチチッ!ラミエル「ん?何だ?」物音がした方を見ると、参号機のエントリープラグ挿入口の所に青白い色の髪をした少年が立っており、足元を見ると植物の根っこのように青白いスライムがエントリープラグ挿入口に多く張り付いている。??????「・・・・・・・。」ラミエル「お、おい!お前誰だ!?」??????「・・・・・・・。」ラミエル「おい!」ガタッウウィィ〜〜〜〜〜・・・。その少年がいる場所とは別の場所から物音が聞こえ、何かが走行して来る音が聞こえた。ラミエル「は!?」見ると、リツコやマヤなど技術開発部の人達が使う高所作業車が、無人の状態でこちらに近づいて来る。その高所作業車の運転席やエンジンがある部分に金色の斑点模様がいくつもあり、点滅している・・・。ラミエル「この模様どっかで・・・。」高所作業車イロウル「・・・・・・・・・・・・・。」ジオフロント一方、第三新東京市の中央区に開けた大穴からジオフロントに到達したゼルエルが、エヴァ三機と対峙していた。ゼルエル「・・・・・・・・。」ずんぐりとした体型に、上下に黒と白の模様と両脇と両腰にオレンジ色の石のような模様。折り畳まれた紙の手が特徴の最強の使徒のゼルエルは、前の世界でもシンジ達を苦しめた使徒である。初号機・エントリープラグシンジ「これが最強の使徒?」サキエル「油断すんな、桁違いだぞ。」零号機・エントリープラグレイ「これが、最強の使徒・・・。」シャムシエル「シンジさんとサキエルにアスカさんがいます。怖くはありませんよ。」レイ「ええ、怖くないわ。」弐号機・エントリープラグアスカ「どっからでも来なさい!」ゼルエル「・・・・・・・・。」両腕:パラッ!シャッ!!!ガキィィィィ〜ン!!!!ゼルエルの両腕が弐号機に貫こうとした直後、弐号機の前に張られたATフィールドがゼルエルの両腕を防いでいた。ゼルエル「!・・・・・・。」弐号機・エントリープラグアスカ「ATフィールドの使い方、シンジに教えて貰っといて正解だったわね。」初号機・エントリープラグシンジ「アスカ、ATフィールドの使い方マスターしてるみたい。」サキエル「教えといて正解だったな♪」ゼルエル「・・・・・・・・。」 223 : キリ : 2017/08/29(火) 17:42:15 知らぬ間にかなり長くなってますね…追いつけません…がんばってください! ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。