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カムクラ「僕を受け入れさえすれば…あなたの恋は叶います」

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  1. 1 : : 2015/02/13(金) 23:09:29


    ─────俺は生きていく


            日向創として──────



    日向「…………」


    日向(仮想空間から現実の世界に戻って一週間が過ぎた)


    日向(奇跡的にも…俺は”日向創”として戻ってきた)


    左右田「………」


    終里「………」


    日向(あいつらも…心のどこかであの仮想空間での記憶が残っているようだ)





    日向「はあ…」


    ソニア「どうか…したのですか?」


    日向「いや、別に…」


    日向(俺は…ここに来てからずっと、やり場のないこの気持ちに悩まされている)


    日向(七海…)


    日向(会いたい、七海に会いたい)


    日向(もう一度話をしたい、もう一度触れたい)


    日向(溢れる七海への愛しさに…悩まされている)




    『つらそうですね』



    日向「!?」


    日向(お前はもしかして…)


    カムクラ『ええ、そうです。カムクラです』


    日向(どうして…お前の人格はもう消えたんじゃ…)


    カムクラ『僕もまたあなたです。あなたの人格が奇跡的に残っていたように…僕の人格もまた残っている』


    日向(…なんの用だ)


    カムクラ『僕を受け入れて下さい』


    日向(は…?)


    カムクラ『そうすれば…あなたの恋は叶います』


    日向「………」


    日向(とりあえず…話してみろ)


    カムクラ『はい、わかりました』





    日向(おそらくこれは…間違った選択だ)


    日向(それでも俺は……七海に……)


  2. 2 : : 2015/02/14(土) 17:45:27


    日向(…まずどうやったら七海に会えるのか教えてくれ)


    カムクラ『未来機関の彼らは…更正プログラムの装置をそのまま置いていきましたね?』


    日向(ああ。だけど…強制シャットダウンをした影響でもう使えないといっていた)


    カムクラ『確かにプログラムは書き換わり、データも所々破損している』


    カムクラ『ですが…装置自体はまだ機能しています』


    日向(なんだ?またその装置の中に入ってデータの世界へ行けっていうのか?)


    日向(そんなことできるんだったら……俺らの今の記憶をすぐにでも消し、入学当初の記憶を埋め込むさ)


    カムクラ『そうですね。ですがそれは…記憶を抜く装置が壊れているからできないのです』


    日向(は?)


    カムクラ『今あなたがあの装置を装着しても…入学当初のあなたがあの世界に復元されない』


    日向(つまり…今俺らがあの世界に行ったところで書き換える記憶もないから意味がないってことか)


    カムクラ『そうです。まあ…苗木さんや霧切さんが乱入してきた時のことを想像すればいいでしょう』


    カムクラ『彼らは現在の記憶を有したまま入ってきた。まあ…そういう状態になるわけです』


    日向(まあ…とりあえずあの世界に入れることはわかった)


    日向(つまり…そこにいって七海に会ってこいというわけだよな?)


    カムクラ『いいえ、違います』


    日向(?)


    カムクラ『あるのですよ…彼女をこの世界につれてくる方法がね』


  3. 3 : : 2015/02/14(土) 17:56:31


    日向(そんな方法…あるのか?)


    カムクラ『…江ノ島盾子を思い出して下さい』


    日向(あいつがどうかしたのか?)


    カムクラ『彼女は…脳死状態にある人に乗り移ろうとしていましたね?』


    日向(ああ。……まさか)


    カムクラ『ええ、そうです。誰かに七海さんの人格を植え付ければいいのです』


    日向(そ、そんなこと…)


    日向(それに七海は…データなんだぞ?)


    カムクラ『江ノ島盾子もデータでしょう』


    日向(そ、そうだけど…)


    日向(でもよ…七海のデータはちゃんと残っているのか?)


    カムクラ『そこは大丈夫です。江ノ島盾子は死んだ人のデータを復元して、あなたたちに見せていましたよね?』


    日向(そういえば…)


    カムクラ『つまり、データは完全に消えていないということです』


    日向(でも…強制シャットダウンの影響で消えたっていう可能性もあるだろ?)


    日向(それに…七海のデータが残っていたとしても、俺らと過ごしたことは無かったことになっているかもしれない)


    カムクラ『まあ…その可能性はありますね』


    日向(………)


    カムクラ『ですが……試してみる価値はあると思いませんか?』


    日向(………)


  4. 4 : : 2015/02/14(土) 18:06:03


    日向(…でも誰かの身体を借りないといけないんだろ?)


    カムクラ『そうですね』


    日向(そんなこと…)


    カムクラ『ですが…あんな生きてるか死んでいるか分からない身体くらい…使ってもいいのでは?』


    日向(お、お前何いって…)


    カムクラ『しかし…あの身体が動くという保証はありませんよね』


    日向(は…?)


    カムクラ『江ノ島盾子は脳死状態にある身体に乗り移り、動ける気でいましたが…』


    カムクラ『普通に考えて、身体の機能が止まってしまった身体を動かすのは無理ですね』


    日向(お前が普通とかいうのかよ…)


    カムクラ『新たな人格が乗り移っただけで、脳は自分が生きていると錯覚するのか?』


    カムクラ『保証はありませんね』


    日向(じゃあどうしようもないな)


    カムクラ『いえ、そうでもありません』


    カムクラ『死んでいる身体に移すのが無理なら…』


    カムクラ『生きている身体に移せばいいのですよ』


    日向(!?)


  5. 5 : : 2015/02/14(土) 18:13:50

    日向(そんなこと…できたら江ノ島盾子はやっていただろ)


    カムクラ『まあ…江ノ島盾子には出来なかったのでしょう。彼女は内部のデータに過ぎませんから』


    日向(なにがいいたい?)


    カムクラ『外部からなら…できると言っているのです』


    日向(……)


    カムクラ『あなた達の記憶の書き換えは…生きている身体にするものですよね?』


    日向(!!)


    カムクラ『気がつきましたか?できるのですよ、生きている身体に七海さんを移すことは』


    日向(でも…でも一体誰に…)


    カムクラ『どうやら乗り気になってきたようですね』


    日向(そんなつもりじゃ…)


    カムクラ『いや…あなたはすでに乗り気だ』


    日向(………)


    カムクラ『罪悪感より七海さんへの愛が勝っている』


    日向(…まだ質問は終わっていない)


    カムクラ『ああ、そうでしょうね』


    日向(お前を受け入れるとは…どういう意味だ?)



  6. 6 : : 2015/02/14(土) 18:49:00


    カムクラ『まあ…そのままの意味です』


    日向(あいにく俺はお前と違って才能がまったくないからな…もっと分かりやすく説明してくれ)


    カムクラ『…ボクを受け入れれば、その才能を得られるということです』


    日向(!!)


    カムクラ『才能があったころの記憶は思い出せないとしても…身体は覚えているものです』


    カムクラ『ですが、あなたはボクを拒絶している』


    カムクラ『だから…才能を活かせない』


    日向(俺にも…お前の才能が?)


    カムクラ『そうです。あなたが常に憧れていた…才能。そのすべてが今あなたの身体にあるのです』


    日向(…………)


    日向(お前を受け入れたら…俺はどうなる?)


    カムクラ『大丈夫です。何だかんだいってもこの身体の所有者はあなたですから』


    カムクラ『乗っ取られるなんてことは…ありませんよ』


    日向(どうだか…)


    カムクラ『加減はあなた次第です』


    日向(まあ…それは置いておこう)


    日向(それで…お前を受け入れるのと七海がここにくること…どう関係があるんだ?)


  7. 7 : : 2015/02/15(日) 10:01:24

    カムクラ『まあ…まずはプログラムやデータを少し書き換える必要があるでしょう』


    日向(なぜだ?)


    カムクラ『今のプログラムのままでは…卒業をしなければなりません』


    日向(でも卒業をするには希望のカケラを集める…または学級裁判に勝たなくてはいけないということか)


    カムクラ『ええ、そうです。なのでプログラムを書き換えて、卒業制度を廃止しましょう』


    日向(そんなこと…できるのか?)


    カムクラ『超高校級のプログラマーの才能くらい持っています』


    日向(なるほどな…)


    カムクラ『まあ…才能をいかすのはここだけではありませんよ』


  8. 8 : : 2015/02/15(日) 10:08:41

    カムクラ『とりあえず…あなたがこの計画に乗り気になったこと前提で話しますね』


    日向(…………)


    カムクラ『誰かの身体を借り…七海さんの人格を植え付けたとしましょう』


    カムクラ『ですが…あなたはそれを七海さんだとすぐに受け止めますか?』


    日向(…違うのか?)


    カムクラ『いくら性格は七海さんといっても…見た目はまったくの別人』


    カムクラ『そのままでは…七海さんのモノマネをする痛い人…と認識してしまうでしょう』


    日向(じゃあ…どうする?)


    カムクラ『整形です』


    日向(!?)


    カムクラ『もういっそ…見た目も七海さんにしてしまえばいいんですよ』


    日向(そんなこと…できるのか?)


    カムクラ『勿論です。超高校級の整形外科医の才能くらい有しています』


    日向(でもよ…そんなことできる施設なんて…)


    カムクラ『ありますよね?』


    日向(病院…)


    カムクラ『そうです。材料は残っていますよ……不用心な未来機関のみなさんのおかげでね』


    日向(…でも、一体誰に)


    カムクラ『ではそろそろその答えを決めましょうかね』


  9. 9 : : 2015/02/15(日) 10:19:42

    カムクラ『今…生きている、活動している人の名前をあげてみてください』


    日向(俺と…左右田、九頭竜、終里、ソニアの5人だ)


    カムクラ『ええ、そうです』


    カムクラ『次に、人格を移すなら女の方がいいですよね?』


    日向(あ、当たり前だろ!?)


    カムクラ『意外と左右田さんとかが似合いそうな気もしますが…』


    日向(あいつにしたら…歯まで矯正しないとダメだろ)


    カムクラ『そうですね。それに…七海さんといったら豊富な胸、ですよね』


    日向(お、おおおおおま!?)


    カムクラ『それが無ければ…七海さんとは言えません』


    日向(そんな目でみてたのかよ!?)


    カムクラ『まあ…そういうわけで女性にするべきですね』


    カムクラ『そうなると…終里さんかソニアさんですか』


    日向(…………)


    カムクラ『終里さんとなると…胸は申し分ないですが。しかし褐色となると…何か違いますよね』


    日向(………)


    カムクラ『それに…絶望化の影響でやせ細っている』


    日向(じゃあ…)




    ソニア「日向さん…?」


    日向「!!」


    ソニア「本当に……大丈夫、ですか?」


  10. 10 : : 2015/02/15(日) 12:12:21

    日向「ああ、本当に大丈夫だ」


    ソニア「…………」


    カムクラ『いいですね、彼女』


    日向「!!」


    カムクラ『色も白い…それに五体満足。絶望化の影響で少し表情が悪いですが…』


    カムクラ『やるなら、彼女でしょうね』


    ソニア「日向さん…?」


    日向「なあ、ソニア…お前は仮想空間での生活を覚えているか?」


    ソニア「ああ…はっきりとは覚えていませんね」


    日向「そうなのか…」


    ソニア「ですが…楽しかったことは、覚えています。突然どうしたのですか?」


    日向「いや…どうしてお前がそんなに俺のことを気にしてくれてるのかが分からなくて」


    ソニア「………」


    日向「ほら…俺とお前ってあの空間で初めてあったからさ。その空間での記憶が無いはずなのにどうしてかなって…」


    ソニア「…はっきりとは分かりませんが」


    ソニア「あなたと話していると…胸が温かくなるのです」



  11. 11 : : 2015/02/15(日) 19:29:12

    ソニア「なぜでしょうね……あなたの悲しんでいる顔は見たくない、と」


    ソニア「心の…どこかでそう言ってる気がするのです」


    日向「ソニア…」


    ソニア「なので…私にできることがあれば、ぜひ申して下さい」


    カムクラ『あちらから願い出てくるとは好都合ですね』


    日向「………」


    カムクラ『まだ悩みますか?』


    日向「…ソニア」


    ソニア「はい」


    日向「俺の願いを…きいてくれるか?」


    ソニア「もちろんです」


    日向「じゃあ…」





    日向「ソニアという存在を…消させてくれ」


    ソニア「………」


    日向「七海千秋として…生きてほしい」


    ソニア「………」


    ソニア「ふふふふふ」


    ソニア「それがあなたの願いなら…!」




  12. 12 : : 2015/02/15(日) 19:38:07

    ~病院~


    日向(目の前の寝台には…ソニアがいる)


    日向(整形なんて…本当にできるのか?)


    カムクラ『ええ、できますよ』


    日向(受け入れるって…)


    カムクラ『まあ…ボクの存在を認めてみてください』


    日向(カムクラを認める、か)




    日向(…カムクラは俺の一部)


    日向(排除すべき対象ではない!)


    日向(俺はカムクラと…同じ才能を使えるんだ!!)


    日向「!!」


    カムクラ『…どうですか?』


    日向(すごい…初めてなのに、手が勝手に動くようだ)


    カムクラ『僕にとっては才能があることはツマラナイものですが…あなたにとっては違うようですね』


    日向(すごい、すごい!俺にも…才能が)


    カムクラ『さあ、もうすぐで完成しますよ』






    日向「できた…!」


    カムクラ『お見事です』


    ソニア「………」


    カムクラ『これならどこからどう見ても七海さんですね』


  13. 13 : : 2015/02/15(日) 19:44:34

    カムクラ『それでは装置のある部屋へ行きましょう』


    日向「七海だ…七海だ!」



    ~遺跡~



    カムクラ『ではまず…プログラムをこちらの都合が良いように書き換えましょう』


    日向(俺の才能なら…簡単にできる!!)


    日向「すごい…こんな機械初めて触るのに、どこをどうすればいいか簡単に分かる!」


    日向「俺の…俺の才能だ!」


    カムクラ『ええ、そうです。…どうやら書き換えが終わったようですね』


    日向「ソニア…ありがとう」


    ソニア「はい。最後にその言葉を聞けてよかったです」


    日向「次に目覚めたら…お前は七海千秋だ」



  14. 14 : : 2015/02/15(日) 19:53:52


    日向(それからの作業はあっさりと進んだ)


    日向(七海のデータを探しだし…ソニアの記憶に上書きする)


    日向(あとは目覚めるのを待つだけだ)




    カムクラ『気分はどうですか?』


    日向(最高だ…!)


    カムクラ『やっと…会えますね』


    日向(ああ。データじゃない、生きた七海に!)


    カムクラ『おや…目を覚ましたようです』


    日向「!」





    ソニア→七海「ん…」


    日向「七海!」


    七海「あれ…日向くん?」


    日向「お、覚えているんだな!」


    七海「私…どうして…」


    日向「いいんだ…いいんだよ!」


    日向(俺は七海を抱き寄せる)


    日向「ずっと…ずっと会いたかった」



  15. 15 : : 2015/02/15(日) 20:04:41

    七海「…ここは、データの世界じゃない?」


    日向「ああ、現実世界だ」


    七海「もしかして…誰かの身体に上書きしたの?」


    日向「………」


    七海「やっぱり…そうなんだね」


    日向「で、でも…」


    七海「何やってるんだよ!」


    日向「!?」


    七海「君は…希望になりたいんじゃなかったの?」


    日向「え…」


    七海「誰かの人生を…こんな形で終わらせてしまって」


    七海「死んだやつにここまでこだわって…ましてやただのデータのために!」


    日向「お、俺は…」


    七海「良い未来を創るんじゃなかったの?」


    日向「それでも俺は…」


    日向「七海に会いたかったんだ!!」


    七海「!」


    日向「七海のことが…大好きだから」


    七海「………」





    七海「バカだよ…君は世界一、いや宇宙一のバカだよ」


    日向「なんとでも言え…」


    七海「もう…不謹慎だけど、うれしいよ」


    七海「日向くん…」


    日向「なんだ」


    七海「私のこと…覚えていてくれてありがとう」


    日向「ああ……ああ!」


  16. 16 : : 2015/02/15(日) 20:19:15


    七海「これから…どうすればいいのかな」


    日向「一緒に暮らそう」


    七海「でも…他の皆はどう思うかな。特に左右田くんとか」


    日向「そこまで気にしないさ。あいつらは何だかんだいってまだ絶望の中だ」


    七海「やっぱり…そうなんだね」




    日向(なんて…なんて素晴らしい日だ!)


    日向(七海に…触れられる。俺の身体で、本当の身体で!)


    日向(あ、そういや…七海にちゃんとお礼を言わないと)


    日向(今度こそ…)




    日向「なあ、七海」


    七海「どうしたの?」


    日向「お前にずっと言わなければいけなかったことが…「う!?」


    日向「え…?」


    七海「あ…う………う」


    日向「七海!?」


    七海「う……く、くる」


    日向「来る…?」


    七海「あ…」




    七海「えのし…ま……が」


    日向「は…?」


    七海「う」バタ


    日向「七海!?おい、しっかりしろ!」






    七海「うぷぷ…」


    日向「え?」


    七海「あははははは!」


    日向「七海…」


    日向(じゃない…?)



  17. 17 : : 2015/02/15(日) 20:32:40

    七海「あ、日向創じゃん…うぷぷ」


    日向「その笑い声…モノクマか!?」


    七海「はい、そうで~す!モノクマの中身こと江ノ島盾子ちゃんです!」


    日向「どうして…どうしてお前が!?」


    七海「なんとなんと…データが僅かながら残っていて…」


    七海→江ノ島「七海さんのデータにくっついてきちゃいました~☆」


    日向(そんな!?)


    日向「そうだ…七海は!?」


    江ノ島「さあ?私様の陰に隠れて出てこれなくなったんじゃない?」


    日向「じゃ、じゃあもう…?」


    江ノ島「はい、もうでてきません!この身体は私様のものです!」


    日向「そんな…」ガクッ


    江ノ島「あら~膝なんかついちゃって…そんなにショックだった?」


    日向(嘘だ…どうしてこんなことに!?)


    日向(こんな世界…こんな世界もうイヤだ!!)


    カムクラ『では…僕に下さい』


    日向(え…?)


    カムクラ『あなたの…身体を』


    日向(あ…)



    日向(なんだか…身体がだんだん重く…)バタッ


    江ノ島「うぷぶ…」


    江ノ島「やっぱりあんたの考えだったんだね」




    江ノ島「カムクラ…!」


    日向→カムクラ「………」


  18. 18 : : 2015/02/15(日) 20:41:41


    江ノ島「よく私のデータが残っていることに気がついたね」


    カムクラ「まあ…あなたはしぶといですから。必ずいると思っていました」


    江ノ島「で、なんで私を呼び出したの?」


    カムクラ「まあ…日向創の隙をつくるために」


    江ノ島「へえ……七海千秋を呼び出したのも日向の身体をのっとるため?」


    カムクラ「まあ…はい」


    江ノ島「珍しく歯切れが悪いじゃん」


    カムクラ「………」



    『七海…会いたかった!』



    カムクラ「恋は…盲目、ですか」


    江ノ島「は?」


    カムクラ「彼にぴったりの言葉だと思いまして」


    江ノ島「まあ…そうかもね」


    カムクラ「…感じてみたかったのです」


    江ノ島「は?」


    カムクラ「恋……とはどのようなモノなのかを」


    江ノ島「ふーん…どうだった?」


    カムクラ「初めての感覚でしたが……やはりツマラナイですね」


    江ノ島「じゃあ…私と恋しちゃう?」


    カムクラ「絶対に嫌です」


    江ノ島「即答とか絶望的~~!」

  19. 19 : : 2015/02/15(日) 20:50:23


    カムクラ「………」



    『私のこと…覚えていてくれてありがとう』



    カムクラ「はあ…」


    江ノ島「それで…これからどうするの?」


    カムクラ「どうしましょうか」


    江ノ島「私と一緒にくる?」


    カムクラ「まあ…暫くはそうしましょう」


    カムクラ「あなたの身体には七海千秋が…僕の身体には日向創がいる」


    カムクラ「表には出られないとしても共にいるだけで彼らの気持ちも満たされるでしょう」


    江ノ島「へえ…そんなこと言うなんて今日はほんとどうしたの?」



    『七海のことが…好きだから』



    カムクラ「……別に」


    カムクラ「ただの気まぐれですよ」


    江ノ島「ふーん…」


    カムクラ「では…この島からでる方法でも考えましょうか」


    江ノ島「あんたならもう193通りの方法を思いついてるんでしょ?」


    カムクラ「そうですね」


    カムクラ「………」





    カムクラ(恋…ですか)




    カムクラ(まったく……厄介な感情を覚えてしまいましたね)




    おしまい


  20. 20 : : 2015/02/15(日) 20:50:42
    見て下さった方々、ありがとうございました!
  21. 21 : : 2018/09/03(月) 18:35:50
    江ノ島死ね
  22. 22 : : 2020/10/27(火) 14:07:20
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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larcy6v6

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