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  1. 1 : : 2015/01/31(土) 20:16:14
    男「こんにちは」

    死神「はい、こんにちは」

    男「あの、他人の家に勝手に入るのは少女でも許されないんですよ」

    死神「死神ですから」

    男「死神ですか」

    死神「死神です」

    男「確かに、今、私の家は完全に施錠されています」

    男「普通に考えたら、普通の少女には入ってこれません」

    死神「そうでしょう」

    男「それにしても死神様とは、ご用件はなんですか?」

    死神「実は貴方はあと44日しか生きられぬのです」

    男「なるほど」
  2. 2 : : 2015/01/31(土) 22:30:10
    死神「あまり驚きませんね」

    男「いいえ、すごく驚いてますよ。一瞬呼吸が乱れました」

    死神「それは、あまり驚いてないのでは」

    男「そんなことありません、すごく驚いてます」

    死神「まあ、そういうことでいいです」

    男「ところで、何故自分の目の前に?」

    死神「死神にも情がある、とでもいいましょうか」

    男「はあ」

    死神「要は貴方に生きるチャンスをあげたいと思いました」

    男「どうしてまた」

    死神「有用な人物を殺すのは死神的にも惜しい、ということですかね」

    男「何故に疑問形なのですか」

    死神「さて、生きる条件でしたね」

    男「聞いているのでしょうか」

    死神「まず、私とパートナーとなるという契約をしていただきます」

    男「・・・・・・パートナーですか?」

    死神「簡単に言えば、生きるか死ぬかのゲームをするためのチームです」

    男「ほほう、これまた物騒な」

    死神「どうです」

    男「ルール次第、ですかね」

    死神「簡単ですよ、他の参加者を殺すだけです」

    死神「もちろん平和な44日、いえ43日と23時間54分を過ごすのもいいです」

    男「・・・・・・いいでしょう、参加します」

    死神「契約成立、ですね」
  3. 3 : : 2015/01/31(土) 23:07:32
    死神「それにしてもいいのですか?」

    男「何がでしょう」

    死神「人を殺すのに抵抗はないのか、と聞いています」

    男「ずいぶん遠まわしですね、・・・・・・人を殺すのに抵抗は、ありませんよ」

    死神「ずいぶんあっさりと」

    男「秩序があるから人を殺さないそれだけです」

    死神「貴方のそういうところに惚れこんだんですよ」

    男「そう褒めないでください」

    死神「それでは少し目を閉じていてください、冥界まで飛んで見せますから」

    男「その前に一つ言いたいことが」

    死神「なんですか」

    男「終わりが来たら本当のことを伝えてくださいね、このゲーム、まさかただの人殺しじゃないでしょう?」

    死神「・・・・・・」

    男「なんて、冗談です」

    死神「そうですか」

    男「さあ、行きましょう」

    死神「しばらくの辛抱です、しっかり目を閉じてください」

    男「大丈夫です」
  4. 4 : : 2015/02/16(月) 22:46:25
    男の落ち着きっぷりが面白い・・・
    期待です!
  5. 5 : : 2015/04/22(水) 20:34:25

    期待
  6. 6 : : 2015/05/19(火) 17:07:46
    期待

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