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【安価あり】霧切「怪盗ですって!?」

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  1. 1 : : 2015/01/30(金) 01:12:43
    思いついた物はガンガン立てていくスタイル。
    キャラ崩壊とか諸々注意!
    あとナエギリ要素があるかもしれない。

    安価についてはエログロは禁止です!
    その他諸々につきましては
    http://www.ssnote.net/archives/17435
    こちらをご一読ください。

    また、本編を始める前に世界観について。人類史上最大最悪の絶望的事件が起こらなかったという前提で、七十八期生のみんなは普通に希望ヶ峰学園を卒業しています。
    その上で、今回主人公となる霧切さんは「霧切探偵事務所」を開いています。苗木はその事務所で探偵助手として厄介になっている感じで。
    ではでは、始めて行きます!
  2. 2 : : 2015/01/30(金) 01:21:20
    ~ 午前七時半 霧切探偵事務所 ~


    苗木「そうなんだ。さっきポストを確認したら……ホラ」

    霧切「これは……思いっきり予告状って書いてるわね」

    苗木「中を確認してみたら……怪盗って書いててさ」

    霧切「開封してしまったのね。まあいいわ。私も確認しましょう」

    霧切(えーと?)



    【予告状】

    本日、二十二時。
    >>3にて保管されている>>4を頂きに参上する。

    怪盗シードリング


    >>3にはダンガンロンパキャラにゆかりのありそうな施設や建築物(例:十神財閥が保有する美術館、ノヴォセリック王国郷土資料館など。施設の名前などは捏造してもいいですが、誰に関係する施設かは添えて下さい)を。
    >>4には怪盗シードリングが盗むと予告した物を。

    それぞれ指定してください。
  3. 3 : : 2015/01/30(金) 02:18:22
    塔和美術館
  4. 4 : : 2015/01/30(金) 04:28:10
    一番いい絵
  5. 5 : : 2015/01/30(金) 19:16:00
    しまった、明記してなかったので今回はOKとしますが、今後絶対絶望少女、書籍関連のネタは無しでお願いします!

    ◆◆◆


    霧切(塔和美術館に一番いい絵を……ね。何故警察や塔和美術館にではなく私に予告状を出したのかしら? それに怪盗シードリング、聞いた事のない名前だわ)

    霧切「というか、塔和美術館って聞いた事があるような無いような名前ね?」

    苗木「ちょっと待ってね、調べてみるよ」

    霧切「ええ、お願いするわ」

    霧切(返答すると苗木君はPCを操作し始めた)

    苗木「えーと……塔和美術館は塔和グループゆかりの品を展示する美術館だそうだよ」

    霧切「ふうん、それで?」

    苗木「それで……あ、塔和グループは十神財閥傘下の組織なんだって」

    霧切「そう。でも今回は別にその情報はいらないと思うわよ。十神君の力を借りる事になるかは分からないし」

    苗木「それもそっか。えーと、場所は……あ、事務所のすぐ近くみたいだよ」

    霧切「そう、それで頭の片隅に少しだけ引っかかっていたのね。じゃあ早速行ってみましょう」


    ※塔和シティは人類史上最大最悪の絶望的事件発生に影響されて作られた街、と認識しているため、本SS内では存在しません。
  6. 6 : : 2015/01/30(金) 19:56:47
    ~ 午前八時 塔和美術館 ~

    霧切(徒歩三十分……近っ)

    苗木「入ってみようか」

    霧切「そうね」


    霧切(入ってすぐに受付があるわね)

    霧切「すみません。先ほど連絡を入れた、探偵の霧切ですが」

    受け付け「ああ、はい、賜っております。案内いたします、こちらへどうぞ」

    苗木「あ、ありがとうございます」
  7. 7 : : 2015/01/30(金) 19:57:47
    霧切(別室へ通されると、そこには既に一人の男がいた)

    「よお、あんたらが探偵とかって連中か」

    苗木「あはは、ボクは助手ですけどね」

    灰慈「へえ、まあどっちでもいいか。俺は塔和灰慈。ここの館長だ」

    霧切「塔和? という事は塔和グループの?」

    灰慈「ほほう、ある程度は調べてるんだな。グループっつってもそんなに名が知れてるわけじゃねえってのによ」

    霧切「予告状を受け取った以上、事前に最低限の情報は収集するわ」

    霧切(まあ調べたのは苗木君だけど)

    灰慈「で。怪盗……っつったか? 何とも時代錯誤な話だな。予告状ってのは持ってんのか。持ってたら見せてくれ」

    霧切「ええ、分かったわ」

    霧切(予告状を塔和さんに差し出す)

    灰慈「……ふうん。手書きじゃなくワープロか。これじゃ筆跡鑑定なんかも出来ねえな」

    霧切「それが出来れば、さすがにここへ来る前に鑑定を依頼するわよ」

    灰慈「それもそうか。あ、こいつは返すぜ」

    霧切(予告状を受け取り、話を進める)

    霧切「どうも。それよりさっそく話に入りたいのだけれど、まずはその予告状にある“一番いい絵”という曖昧な表記がされている物に心当たりはあるかしら?」

    灰慈「一番いい絵……ってえと、アレの事だろうが……正直、なんであんなもん狙うのか、真意がサッパリ分からねえ」

    苗木「どんな絵なんですか?」

    灰慈「どんな絵、って訊かれてもな。実際見た方が早いだろ。ついて来い」

    霧切「ええ」
  8. 8 : : 2015/01/30(金) 20:13:22
    灰慈「ほれ、これだ」

    霧切「…………」

    苗木「……えっと」

    霧切「子供の落書きにしか見えないのだけれど」

    灰慈「ま、実際俺の妹の落書きだからな」

    霧切(何!? なんでそんな物が一番いい絵なの!? というかそもそもなんで飾ってるの!?)

    灰慈「言いたい事はだいたい分かる。一応言っとくとだな。これが一番いい絵になる理由は至極単純だ」

    霧切「……聞かせてもらうわ」

    灰慈「ああ。その理由はな、この美術館には“絵はこれ一つしかないから”だ」

    苗木「一つしかない……って、他には一枚も絵が展示されてないって事!?」

    灰慈「展示どころか、保管すらしちゃいねえよ。ま、なんにせよおよそ絵と呼べるモノが一つしかねえんじゃ、これが自動的に一番いい絵だろ?」

    苗木「えっと、じゃあこれを飾ってるのは……」

    灰慈「決まってるだろ。美術館って体裁を取ってる以上、さすがに一枚も絵がねえのは寂しいからだ」

    苗木「……うわあ」
  9. 9 : : 2015/01/30(金) 20:26:52
    霧切(なんでそんな物狙うの、怪盗シードリング……)

    灰慈「ま、そういうわけだからよ。実際の所、別に盗まれても痛手じゃねえ。盗られたところで被害届け出すつもりも今んとこねえし、守るなら適当に守ってくれ。失敗しても責めねえからよ」

    霧切「随分適当ね?」

    灰慈「まあ、盗られちまったら妹に新しく適当な絵描かせればいいだけの話だしな」

    苗木「自分で描くって発想は無いんだ……」

    灰慈「馬鹿、てめえで描いたモンをてめえが館長務める美術館に飾るほど、俺の心臓にゃ毛が生えてるわけじゃねえよ」

    苗木「な、なるほど」

    霧切「いずれにしても……怪盗シードリング、絶対に捕えて見せるわ!」

    苗木「き、霧切さんが……燃えてる!」

    霧切「当たり前じゃない。だって」

    苗木「だって?」

    霧切「探偵VS怪盗といえば推理物の花形じゃない! むしろ怪盗と戦いたくて探偵になったと言っても過言じゃないわ!」

    苗木「それは過言であって欲しかったな」
  10. 10 : : 2015/01/30(金) 20:41:08
    ~ 午後二十一時四十五分 子供の落書きもとい“一番いい絵”前 ~

    霧切「さて、そろそろ予告時間ね」

    霧切(というか、警備員が一人もいないって、この美術館どうなってるのよ……まあさっき見て回った限り、この絵に限らずガラクタしかなかったから、どれ一つとっても盗られていい物なのかもしれないけれど)

    霧切「でもそのおかげで、苗木君を出入り口の警備に充てるしかなくなったじゃない」

    霧切(正直、正面から入ってくるとは思えないのだけれど。まあいいわ。一騎打ちという訳ね……どこからでも来なさい、怪盗シードリング!)
  11. 11 : : 2015/01/31(土) 02:13:45
    ~ 午後二十二時 “一番いい絵”前 ~

    霧切(……時間ね)

    ???「ハァーッハッハッハ!」

    霧切(!? この高笑いは何!?)

    ???「闇夜の静寂を引き裂く閃光の使者!」

    霧切「何者!? どこにいるの!?」

    霧切(周囲を見渡してみても、そこに誰かの姿は見受けられない)

    ???「ハッハッハ! とうっ!」

    霧切(何か……人影が上から降ってきた!?)

    怪盗シードリング「怪盗シードリング、ここに推参!」

    霧切「くっ、出たわね……!」

    霧切(まさか正面から名乗りを上げて出て来るなんて!)

    怪盗シードリング「…………」

    霧切「…………」

    怪盗シードリング「…………」

    霧切「…………?」

    霧切(何故何も言わず、微動だにしないの?)

    怪盗シードリング「…………」

    霧切「……いいわ、動かないならそのまま捕えるまでよ!」

    霧切(怪盗シードリングにとびかかり……そしてあっさり、捕えてしまった)

    霧切「拍子抜けね……って、え?」

    霧切(よく見ると、捕えた物は人形!)

    霧切「何よコレ……? はっ! まさか!」

    霧切(ふと、背後を確認する。しかしそこには……)

    霧切「な、ない……」

    霧切(私が人形に気を取られている間に、例の“一番いい絵”は忽然と姿を消していたのだった)
  12. 12 : : 2015/02/05(木) 22:16:07
    ~ 盗難直後 館長室 ~

    灰慈「なるほどな、盗られちまったか……」

    霧切「はい、すみません」

    灰慈「いや、いい。最初に言った通り、盗られて困るもんでもねえしな。価値だって二束三文だろうよ」

    霧切(そこが分からないのよね……どうして怪盗シードリングはそんな物を狙ったのかしら?)

    苗木「ところで、その……塔和さん、それ、なんですか?」

    灰慈「ん? ああ。館内を見て回ったんなら分かったと思うけどな、ここに展示してある物は“塔和にまつわる物”って体ではあるけどよ、正直ガラクタしかねえ。そんな有様だ、客の入りは正直悪い」

    霧切「そうね。私達が見て回った時もガラガラだったし」

    灰慈「ハッキリ言うねえ。ま、分かってる事だけどな。でだ、そんな状況で怪盗とやらに展示物を盗まれた。なら、それを利用しない手はねえだろ」

    苗木「は、はは……だからって“怪盗に狙われた美術館!”ってポスター作るのは随分思い切った話だと思うんだけどね……」

    灰慈「こういうのは話題性が大事なんだよ、話題性が」

    霧切「……上手く行くと、いいわね」

    灰慈「おう」
  13. 13 : : 2015/02/07(土) 21:14:27
    ~ 一か月後 七時半 霧切探偵事務所 ~

    霧切(あれから……怪盗シードリングは音沙汰ないわね)

    霧切「次に予告があったら必ず捕まえる……」

    苗木「えっと、霧切さん……ぶつぶつ言って、どうしたの?」

    霧切「何でもないわ。それより、新聞は取って来たの?」

    苗木「うん、取って来たよ。それと……これが一緒にポストに入ってたんだ」

    霧切「何かしら? ……こ、これは!」

    霧切(怪盗シードリングの予告状!)


    【予告状】

    本日、二十二時。
    >>14にて保管されている>>15を頂きに参上する。

    怪盗シードリング


    >>14にはダンガンロンパキャラにゆかりのありそうな施設や建築物(例:十神財閥が保有する美術館、ノヴォセリック王国郷土資料館など。施設の名前などは捏造してもいいですが、誰に関係する施設かは添えて下さい)を。
    >>15には怪盗シードリングが盗むと予告した物を。

    それぞれ指定してください。

    また、>>14のダンガンロンパキャラについて、使用可能メンバーは以下になります。

    【ダンガンロンパ】
    朝日奈葵
    戦刃むくろ
    石丸清多夏
    江ノ島盾子
    大神さくら
    大和田紋土
    桑田怜恩
    十神白夜
    葉隠康比呂
    腐川冬子
    不二咲千尋
    舞園さやか
    セレスティア・ルーデンベルク
    山田一二三

    【スーパーダンガンロンパ2】
    終里赤音
    九頭龍冬彦
    小泉真昼
    狛枝凪斗
    西園寺日寄子
    左右田和一
    ソニア・ネヴァーマインド
    田中眼蛇夢
    罪木蜜柑
    十神白夜
    弐大猫丸
    花村輝々
    辺古山ペコ
    澪田唯吹
  14. 14 : : 2015/02/08(日) 21:04:37
    九頭龍組本部
  15. 15 : : 2015/02/08(日) 22:07:52
    古の壺
  16. 16 : : 2015/02/11(水) 19:48:37
    霧切(九頭龍組本部って事は、九頭龍先輩の家ね……。古の壺っていうのはどんなものかしら。価値はありそうだけれど)

    霧切「ともあれ、行ってみましょう。事情を説明すれば九頭龍先輩には通してもらえるでしょうし」

    苗木「分かった。ボクもついて行った方がいいかな?」

    霧切(どうしましょう?)


    >>17
    苗木を連れて行くor行かない
  17. 17 : : 2015/02/12(木) 20:58:13
    苗木君を連れていかない事でどうなるのか…期待です!

    なので連れていかない♪
  18. 18 : : 2015/02/12(木) 23:38:21
    霧切「前回は正面の出入り口から入ってくる人はいなかったのよね?」

    苗木「強いて挙げれば、ボクくらいだけど」

    霧切「貴方を除いて、に決まってるじゃない。……それなら、今回はいいわ。怪盗も大事だけれど、他の依頼も無いわけじゃないもの。貴方には私が出ている間、探偵代理をお願いするわ」

    苗木「ぼ、ボクで代理なんて務まるかな……」

    霧切「まあ、他の依頼も無いわけじゃない、とは言ったけれど、あるとも限らないわけだし。そもそも来るかどうか怪しい所ね。事務所を開けておくための措置、程度に思って頂戴」

    苗木「わ、分かったよ」

    霧切「じゃあ行ってくるわ」

    苗木「うん、行ってらっしゃい」
  19. 19 : : 2015/02/16(月) 01:50:50
    ~ 午前十時半 九頭龍組本部 ~

    九頭龍「よお、霧切……だったか。久しぶりだな」

    霧切「ええ、お久しぶりです、九頭龍先輩」

    九頭龍「へっ、そういう堅苦しいのはいらねえよ。で、オメーはたしか……探偵、だったよな。わざわざこんなとこまで足運んで来た理由はなんかの捜査か?」

    霧切「いえ。実は……ウチの事務所にこんなものが届きまして」

    九頭龍「あん? なんだそりゃ、名刺か? 貸してみろ」

    霧切(九頭龍先輩に予告状を渡す。すると……)

    九頭龍「な、なんだこりゃ!? 怪盗だぁ?」

    霧切「ええ……」

    九頭龍「なんつーか……怪盗なんて実在するのか? 悪戯だろ、さすがによ」

    霧切「いえ、怪盗シードリングは実在するわ」

    九頭龍「何を根拠に言ってんだ?」

    霧切「これで予告状が届いたのは二回目なのよ。一回目はまんまと盗まれてしまったけれど……」

    九頭龍「……マジかよ」

    霧切「ええ。それで、この“古の壺”とやらに心当たりはないかしら?」

    九頭龍「あー、あるにはあるけどな……」

    霧切(歯切れが悪いわね……?)

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mokeyann

もけやん

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