このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
アヤト「助けてくれトーカ!」
- 東京喰種トーキョーグール
- 15097
- 80
-
- 1 : 2015/01/25(日) 22:38:15 :
- 自身初の喰種ssです。
時間軸的には9巻頃です。
-
- 2 : 2015/01/25(日) 22:55:56 :
- カネキがあんていくを去ってから半年後...
-トーカ宅-
トーカ「あれから半年か・・・」
独り部屋のベッドで寝転がっていたトーカが呟いた。
トーカ「(ヒナミがカネキの所に行っちゃってからはずっと独りだ)」
トーカ「(アヤトは相変わらずあのわけわかんねー組織にいるし・・・)」
トーカ「(寂しい・・・)」
ピンポーン
トーカ「・・・誰だろう。依子かな」
トーカ「何でしょうか?」
トーカがインターフォン越しに用件を尋ねる。
アヤト「助けてくれトーカ!」
トーカ「え・・・アヤト!?」
来訪者の正体を知ったトーカは玄関へと駆ける。
ガチャッ
扉を開くと、そこには弟のアヤトが立っていた。彼は息を切らしていた。
トーカ「なんで・・・あんたが・・・」
アヤト「話は後だ!中に入れてくれ!」
トーカ「ふ・・・ふざけんな!散々好き放題やっといて助けてくれだ!?」
アヤト「そのことは悪いと思ってる。でも、他に頼りが居ないんだ。頼む」
アヤトは頭を下げる。
トーカ「わ、分かったよ。入りな」
-
- 3 : 2015/01/26(月) 00:21:19 :
- トーカは居間の座布団にアヤトを座らせ、コーヒーを淹れた。
トーカ「飲みな」
アヤト「どーも」
ゴクッ
トーカ「それで、どうして私なんかに助けを求めに来たの?」
アヤト「実は、俺は今ある喰種に追われているんだ」
トーカ「喰種に!?」
アヤト「ああ。そいつの名は・・・ニコだ」
トーカ「ニコ?」
アヤト「ああ。眼帯野郎を拉致った時に、俺と万丈一派以外にもう一組喰種が居たのは覚えてるか?」
トーカ「ああ。大柄な男とオカマだろ。あ、ニコってそのオカマか」
アヤト「そうだ」
トーカ「そいつに追われてるのか。でもどうして・・・仲間だろ?まさか、アオギリに裏切られたのか?」
アヤト「いや、俺が追われているのはニコ単体だ」
トーカ「それならどんな理由で・・・」
アヤト「俺が・・・あいつにとってヤモリの次の"お気に入り"だったからだ!」
トーカ「・・・は?」
アヤト「11区での白鳩戦でヤモリが死んで、ニコが俺にくら替えして来たってことだよ!」
トーカ「な・・・あんた、ホモだったの?」
アヤト「違う!だからこうして助けを求めてるんだろうが!」
トーカ「アヤト・・・何ていうか、大変だな」
アヤト「・・・ああ」
-
- 4 : 2015/01/26(月) 00:31:56 :
- oh…
-
- 5 : 2015/01/26(月) 08:52:16 :
- ニコェ・・・
期待です!!
-
- 6 : 2015/01/26(月) 16:18:51 :
- ゴルパァ・・・
期待であります
-
- 8 : 2015/01/26(月) 20:20:19 :
- トーカ「でも、あんたって一応アオギリの幹部だろ。上官の権力で何とかならないの?」
アヤト「あいつはヤモリに着いてきてアオギリに協力していただけで、正確にはアオギリじゃない。そもそも俺の方が偉いからって、素直に諦めてくれるような奴じゃないけど」
トーカ「ならぶっ殺せば?あんた結構強いじゃん」
アヤト「一度はそうしようとしたさ。でも、どんなに攻撃してもあいつは"ん~っ、クるわあああ・・・"て言って回復するんだ。あれは寧ろ喜んでるな」
トーカ「キモ」
アヤト「だろ」
トーカ「あんたが大変なのは良くわかったよ。でも、アオギリに入っているような奴を20区に入れるわけには・・・」
アヤト「アオギリはもう抜けた。あいつとの接点を断つために・・・」
トーカ「そんなにやばいの?」
アヤト「ああ。最近ではパンツを盗まれるようになった」
トーカ「許せん」
アヤト「そういうわけだ。頼む!」
トーカ「分かったよ。あんたがアオギリを抜けたっていうなら追い返す理由もないからね。ただ、一つ条件がある」
アヤト「条件?」
トーカ「あんていくで働け」
アヤト「嫌だ」
トーカ「じゃあ出て行きな」
アヤト「すいません。働きます」
-
- 9 : 2015/01/27(火) 22:14:40 :
- -あんていく-
アヤト「お願いします。あんていくで働かせてください」
ニシキ「ああ?どういう風の吹き回しだぁ!?」
アヤト「ああ?なら頼むの止めんぞ!」
トーカ「止めたら追い出すよ」
アヤト「・・・」
カヤ「アヤト君、大きくなっちゃって」
コマ「それでもまだ小さいけどね」
ロマ「(誰なんでしょうか・・・)」
アヤト「ぶっ殺すぞ!」
コマ「口の悪さは姉譲りかな」
トーカ「はい?」ギロッ
カヤ「あんまりからかうと死ぬわよ」
芳村「アヤト君。私としては君がもう一度ここで働いてくれるのは嬉しいことだ。でももし良ければ、事情を話してはくれないだろうか」
アヤト「分かったよ」
トーカ「あんた、せめて店長相手には敬語を使いな」
アヤト「いちいちうるせぇな」
アヤトはあんていくの面々に事情を説明する。
ニシキ「オカマに追われてアオギリを抜けるなんてクソウケんな!」
ロマ「(ニコさん元気してたんですね)」
アヤト「やっぱり殺しとこうか?」
トーカ「クソニシキは殺ってもいいよ」
ニシキ「ちょっ!トーカてめっ!」
芳村「店内で暴れるのは止してもらおうかな」
アヤト「・・・すいません」
芳村「外なら好きにやっていいよ」
アヤト「よし!」
ニシキ「店長までそんなこと言うんですか!?」
トーカ「それで、アヤトの件なんですが・・・」
芳村「もちろんOKだよ」
トーカ「ありがとうございます!ほら、アヤトもお礼言いな」
アヤト「どうも・・・」
-
- 10 : 2015/01/28(水) 13:46:26 :
- -次の日-
アヤト「いきなり今日からかよ」
トーカ「私も一緒に言ってあげるから文句言わないの」
ガチャッ
トーカ「お疲れ様です」
アヤト「ども」
芳村「やあ、二人とも」
トーカ「早速着替えてきますね」
アヤト「待てよ。俺は着替えなんて持ってないぞ」
芳村「君の分はもう既に用意してある」
芳村はアヤトにあんていくの制服を渡した。
アヤト「これを着るのか...ハズいな」
トーカ「黙って着いてきな。着方教えてやるから」
アヤト「な...一人で出来るっつーの!もうガキじゃないんだ!」
アヤト「ネクタイの締め方を教えてくれ」
トーカ「はぁ。やっぱり出来なかったか」
アヤト「うっせー!アオギリじゃあこんな温い恰好はしなかったんだよ!」
トーカ「はいはい」
トーカがアヤトにネクタイの締め方を教えること10分。ようやくアヤトはネクタイを締めることに成功した。
芳村「アヤト君、思ったより不器用なんだね。先行きが不安になってきたよ」
アヤト「ネクタイだけですよ!」
芳村「そうか。では早速コーヒーを注いでもらうとしよう」
-
- 11 : 2015/01/28(水) 16:07:43 :
- トポポポ・・・
芳村「ゆっくり焦らず。平仮名の"の"を描くようにね」
アヤト「はい」
ビチャッ
アヤト「やべっ!こぼした!」
芳村「やっぱり不器用だったね。カネキ君はもう少し上手だったんだが・・・」
トーカ「あいつはそこそこ器用でしたから」
アヤト「(俺があの眼帯野郎より下だと!?それだけは嫌だ!)」プルプル
トーカ「あんた落ち着きな。手が震えすぎ」
アヤト「うっせ」
ビチャッ
トーカ「ほら、またこぼした」
芳村「仕方ない。慣れるまでアヤト君にはオーダーを取ってもらおうか」
ガチャッ
トーカ「いらっしゃいませ」
アヤト「・・・」
トーカ「アヤト!ちゃんと挨拶しな」
アヤト「めんどくせぇ」
トーカ「追い出すよ」
アヤト「つ、次からちゃんとやるって!」
カヤ「追い出すっていう脅しがアヤト君への切り札になってるわね」
ガチャッ
アヤト「いらっしゃいませ・・・」
トーカ「いらっしゃい・・・あ」
ヒデ「久しぶりぃ!トーカちゃん!」
-
- 12 : 2015/01/28(水) 16:34:07 :
- 文末に「。」はいらないと思う、あと期待、おもしろい
-
- 13 : 2015/01/28(水) 19:01:48 :
- >>12
アドバイスありがとうございます。
おもしろいと言っていただけて嬉しいです。
-
- 14 : 2015/01/28(水) 19:20:07 :
- ヒデが席に着いてすぐに、トーカは注文を取ろうとする。
トーカ「ご注文は・・・」
ヒデ「う~ん。ちょっと待って」
トーカ「かしこまりました」クルッ
ヒデ「トーカちゃん、決まるまでお話しない?」
トーカ「えっ、それはちょっと・・・」
ヒデ「そっか・・・」
トーカはヒデの元を離れる。
アヤト「誰だよ。あの妙に馴れ馴れしい奴は」
トーカ「ヒデって言ってカネキの友達」
アヤト「眼帯の!?」
ヒデ「トーカちゃん!注文決まった!」
トーカ「はい。ちょっと待ててください」
アヤト「(あの野郎のダチか・・・)」
トーカ「ご注文をどうぞ」
ヒデ「カプチーノ一つ!トーカちゃんが淹れて!」
トーカ「あ・・・はい」
アヤト「(それにしてもうざってぇな・・・)」
ヒデ「それと一つ質問なんだけど、そこの彼って君の弟かなんか?」
トーカ「はい。よく気が付かれましたね」
ヒデ「どことなく雰囲気がね。名前は?」
トーカ「アヤトです」
ヒデ「アヤト君かぁ・・・てかさ、今日暇?もし暇なら一緒に飯でもどう?」
トーカ「えっと・・・その・・・」
アヤト「てめぇ!さっきから調子に乗ってんじゃねぇぞ!」
トーカ「アヤト、一応お客さんだよ」
アヤト「うるさい!もう我慢ならねぇ!」
ヒデ「ほほう。さてはお前、お姉ちゃん大好き人間だな」
-
- 15 : 2015/01/28(水) 19:25:18 :
- 期待です
-
- 16 : 2015/01/28(水) 21:39:13 :
- >>15
ありがとうございます!
-
- 17 : 2015/01/28(水) 21:57:01 :
- アヤト「ふ、ふざけたこと言ってんじゃねぇ!」
ヒデ「はは~ん。図星だな。まあそりゃそうだよな。こんなに可愛いお姉ちゃんが居たら誰だってそうなる・・・」
アヤト「てめぇぶっ殺す!」
トーカ「アヤト!」
アヤト「・・・くそ」
トーカ「ヒデさん。あんまりうるさいと・・・"出入り禁止"になりますよ」ニコッ
ヒデ「で・・・出入り禁止!?そんな、トーカちゃんとの唯一の繋がりが・・・わかった。静かにする」
トーカ「ありがとうございます」
ヒデ「あんときのカネキもこんな気持ちだったのかな~」
アヤト「あんときのカネキ?」
トーカ「喰種になる前のカネキ。あいつ、リゼに会いによくここに通ってたのよ」
アヤト「あの大食いにね・・・」
トーカ「ありがとうございました」
ヒデ「バイバーイ」
ガチャッ
アヤト「やっと居なくなったか」
トーカ「あれでもお得意様なんだから、そんなこと言わないの(確かに面倒だけど)」
ニシキ「てか永近の話聞いてたぜ。お前トーカの事大好きなんだってな!」
アヤト「ああん!?クソニシキ!ぶっ殺すぞ!」
ニシキ「怒るってことはそういうことだな」ニヤニヤ
アヤト「トーカ、殺っていいか?」
トーカ「うん」
ニシキ「客はもう帰ったとはいえここは店内。暴れたりしたら店長に・・・」
ゾゾゾゾゾゾ
ニシキ「おまっ!こんなところで赫子出してんじゃ」
アヤト「死ねよ」
ガガガガガガ
ニシキ「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬゥゥゥゥ!」
ロマ「(お掃除大変そうです)」
-
- 18 : 2015/01/28(水) 22:06:53 :
- 期待です( ´ ▽ ` )
-
- 19 : 2015/01/28(水) 22:36:50 :
- 俺が今生で見たssの中でもトップテンを争うくらいつまらん
-
- 20 : 2015/01/29(木) 10:53:13 :
- 面白いです!頑張って下さい(≧▽≦)b
-
- 23 : 2015/01/29(木) 19:31:18 :
- それから何事もなく一週間が過ぎ去った。
ニシキ「俺は何度も死にかけたがな」
トポポポ・・・
アヤト「ふぅ、どうでしょうか?」
芳村「うん。だいぶ良くなってきたね。上達の速さはカネキ君以上だ」
アヤト「(よっしゃ!)」
芳村「これでトーカちゃんの穴埋めはできそうだ」
アヤト「ったく、トーカのやつ。受験勉強なんてクソ人間共みたいなことしやがって。相変わらず変わんねぇな」
芳村「でも応援してあげているんだろう?トーカちゃんから聞いたよ。勉強している彼女にコーヒーを淹れてあげたそうじゃないか」
アヤト「そ、それは!」
芳村「素直になったじゃないか。アヤト君」
アヤト「と・・・とにかく今日は帰ります!また明日!」
タッタッタッタッ
ガチャッ
カヤ「前より可愛くなったわね」
芳村「大人になったと言ってあげよう」
-川沿いの道-
アヤト「クソトーカめ、余計なこと言いやがって・・・」
??「あら~、顔が赤いわよ。何かあったのかしら?」
アヤト「ああ?てめぇには関係な・・・ニコ!!?」
ニコ「ずいぶん探したわよ~。ア・ヤ・ト・く・ん」
アヤト「(うえっ、吐き気が・・・)」
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- 24 : 2015/01/29(木) 20:02:28 :
- 期待です!
-
- 25 : 2015/01/29(木) 21:13:58 :
- O☆MA☆TA☆SE
-
- 26 : 2015/01/29(木) 22:54:08 :
- >>24
ありがとうございます!
-
- 27 : 2015/01/29(木) 23:11:30 :
- ニコ「もお、急にアオギリを抜けるなんてだめじゃない。タタラっちが顔を真っ赤っかにして怒ってたわよ」
アヤト「てめぇが俺に色々してくるから抜けたんだろうが!」
ニコ「あら、ごめんなさい。お詫びにタタラっちにはアヤトくんがあんていくにいることは内緒にしてあげる」
アヤト「・・・物分かりがいいんだな」
ニコ「アヤトくんのためだもの。もちろん、アヤトくんが私と一緒に来てくれたらだけど」
アヤト「やっぱりそういうことか」
ニコ「ダメ?」ウワメ
アヤト「おえっ!キモ!とにかく俺は絶対てめぇと一緒に行く気はねぇ!」
ニコ「残念。それなら・・・」
ニコの両眼が赤く染まる。
ニコ「力ずくで連れて行くわ!」
ニコがアヤトへと殴りかかる。
アヤト「させるか!」
ゾゾゾゾゾゾ
アヤトは赫子を放出すると同時に、ニコの腹部を引き裂いた。
ニコ「ん~っ、クるわあああ・・・」
アヤト「やっぱりすぐに治るのか」
ニコ「諦めなさい。あなたじゃ私は殺せないわ」
トーカ「ふ~ん。だったら・・・」
ザシュッ
ニコの首が切り裂かれた。
トーカ「私ならどう?クソオカマ」
-
- 28 : 2015/01/30(金) 17:54:02 :
- 男前トーカちゃん格好いいなw
期待ですbb
-
- 29 : 2015/01/30(金) 19:49:29 :
- >>28
期待ありがとうございます!
-
- 30 : 2015/01/30(金) 20:02:52 :
- アヤト「トーカ!」
トーカ「あんたがうろたえてたからどんなに強いかと思ってたけど、大したことないじゃん」
アヤト「違う!まだだ!」
トーカ「え?」
ズズズズズ
ニコ「ん~っ、今のはちょっと痛かったわ~」
トーカ「治ってる!?喰種の回復力超えてんだろ!」
ニコ「久しぶりね。トーカちゃん」ニコッ
トーカ「キモいんだよクソオカマ。アヤトから離れろ」
ニコ「そういう訳にはいかないわ」
トーカ「だったらここで死んできな」
ゾゾゾゾゾゾ
トーカが赫子を放出する。
ニコ「死ぬのは・・・あなたよ!」
ゾルゾルゾル
ニコは右側の肩甲骨の下から刀剣状の赫子を、左側からは盾状の赫子を発生させた。
※ニコの赫子は作者が勝手に考えました。
トーカ「最悪、甲赫かよ」
ニコ「この赫子、私らしいと思わない?」
アヤト「どこがだよ」
ニコ「盾と剣、受け攻め両方アリな所が」
アヤト「おえっ!聞くんじゃなかった」
トーカ「キモいこと言ってんじゃねぇよ」
-
- 31 : 2015/01/30(金) 22:05:19 :
- おもしろいです
最高!!!
-
- 32 : 2015/01/30(金) 22:07:16 :
- 期待期待です〜
-
- 33 : 2015/01/30(金) 22:30:08 :
- ニシキのヒデの呼び方は永近だけどな
原作読めガキ
-
- 35 : 2015/01/30(金) 23:13:25 :
- ニコ「何とでも言いなさい。この戦いに勝利してアヤトくんとの新婚生活を手にするのは私よ」
アヤト「そんなの死んでもごめんだ!」
ニコ「いくわよ!」
ニコが2人に向かってくるとトーカがニコを迎え撃った。
ガガガガガガ
トーカは結晶状の赫子を放ちニコを攻撃する。
ニコ「効かないわ」
ニコは左手の盾状の赫子で防御する。
トーカ「な!?」
ニコ「今度は私の番」
ザクッ
ニコの赫子がトーカの身体を貫いた。
ニコ「寝てなさい」
アヤト「トーカ!」
ニコ「あなたも眠らせて私達の愛の巣に連れってってあげる」
アヤト「いやだ!」
ガガガガガガ
アヤトはトーカと同じように結晶状の赫子を放つが、無駄であった。
ニコ「待ってなさい。今眠らせて・・・んん?」
アヤト「ああ?どうした?」
ニコ「誰かが近付いてくる。この匂いは白鳩ね」
トーカ「白鳩・・・」
辛うじて意識を保っていたトーカはウサギのマスクを着ける。アヤトもまたマスクを着けた。
アキラ「奴らが通報にあった白昼堂々と戦っている喰種共か」
亜門「あのマスク・・・ラビット!」
トーカ「(男の方はあん時の捜査官か)」
ニコ「今日のところは引き上げてあげる。さようなら)」
ニコは超スピードで去っていった。
アヤト「大丈夫かトーカ」
トーカ「何とかね。私達も逃げるよ」
2人もまた走り去っていった。
亜門「待て!」
アキラ「喰種の走るスピードに人間が追いつくのはまず無理だ。今回は諦めるしかないな・・・」
-
- 36 : 2015/01/31(土) 00:16:33 :
- 期待です(*^^*)
-
- 37 : 2015/01/31(土) 15:23:53 :
- 頑張ってくください。
超おもしろいです
-
- 39 : 2015/01/31(土) 18:43:26 :
- -トーカ宅-
トーカ「すぐに諦めてくれて助かった・・・」
アヤト「傷の方はどうだ?」
トーカ「ほとんど治ったからもう大丈夫」
アヤト「そいつは良かった」
トーカ「しかし、あのオカマがあんなに強いなんてね・・・」
アヤト「・・・トーカ、話があるんだけど」
トーカ「何よ改まって」
アヤト「俺、やっぱり20区から出ていく」
トーカ「え・・・何でそうなるんだよ」
アヤト「俺がお前と一緒に居たらお前を危険にさらすことになる。今まで散々好き勝手してたのに、これ以上迷惑はかけられない」
トーカ「・・・ふざけんな!」
トーカが声を荒げる。
トーカ「勝手なこと言ってんじゃねぇよ!何が迷惑なもんか!私は・・・」
トーカの目から涙が溢れ出す。
トーカ「あんたと一緒に居られれば、それだけで嬉しいんだよ・・・」
アヤト「姉貴・・・でも、このままじゃあ次あいつが来たときやられちまう」
トーカ「店長に相談しよう」
アヤト「ダメだ。俺が持ち込んできた面倒事にあんていくまで巻き込む訳にはいかない」
トーカ「そんなこと気にしなくていいよ。うちの方針忘れたの?」
アヤト「あんていくの方針?何だったっけ・・・」
トーカ「助け合いだよ」
-
- 40 : 2015/01/31(土) 19:35:08 :
- すごく期待しています
-
- 41 : 2015/01/31(土) 20:52:00 :
- アヤトがニコにトーカの前で犯さr((殴
期待です☆
-
- 43 : 2015/01/31(土) 23:30:47 :
- -あんていく-
ガチャッ
カヤ「あら、こんな遅くにどうしたの?」
トーカ「店長いますか?」
コマ「店長ならさっきどこかへ出かけちゃったよ」
トーカ「そうですか・・・」
カヤ「どうかしたの?」
トーカ「実は・・・」
トーカはアヤトと共にニコのことを話した。
カヤ「大変だったのね」
トーカ「カヤさん、コマさん、お願いします。私達を助けてください!」
アヤト「頼む!」
カヤ「もちろん助けるわ。私達はあんていくだもの」
コマ「この魔猿の力が必要な時が来たようだね」
アヤト「(魔猿?)」
トーカ「ありがとうございます!」
カヤ「でも、そのニコって喰種がいつ襲ってくるかが気になるわね。何日もずっとあなた達に付きっ切りって訳にもいかないし・・・」
アヤト「そのことなら心配ない。奴は必ず明日また来る」
コマ「となると、早速明日が決戦の時ということだね」
トーカ「アヤト、あんたの事は私達が必ず守るから」
アヤト「・・・ありがとよ」ボソッ
トーカ「どーいたしまして」
-
- 44 : 2015/02/01(日) 13:51:12 :
- -次の日-
アヤトは独りで路地を歩いていた。
ニコ「こんなところを独りで歩くなんて、不用心ねぇ」
アヤト「来たか・・・」
ニコ「私のものになる気になったのかしら?」
アヤト「なるわけねぇだろ。死ね!」
バッ
アヤトの死ねという言葉を合図にカヤ、コマ、トーカ、ニシキの四人が物陰から飛び出した。
四人は各々赫子を放出しニコを攻撃した。
ニコ「ごるぱ!」
ニコは四肢を捥がれた。
ニシキ「やったか!?」
アヤト「・・・まだだ!」
ズズズズズ
ニコ「今のはかなり危なかったわよ~」
コマ「この魔猿の想像を超える回復力だね」
トーカ「奴の身体を細切れにしましょう。そうすれば流石に殺せる筈です・・・」
ニコ「確かにそんなことされたら死んじゃうわ。こうなれば仕方ない・・・」
ゾルゾルゾル
ニコ「本気出してあげる!」
ゾルゾルゾルゾルゾルゾル
ニコの全身を赫子が覆った。
トーカ「あいつ・・・赫者か!」
-
- 45 : 2015/02/01(日) 16:35:53 :
- ニコが赫者だと⁈
期待です!
-
- 46 : 2015/02/01(日) 16:50:01 :
- コマ「しかも半赫者じゃなく、本物の赫者だね」
ニコ「当然でしょ。私は今までたくさんの喰種を(性的な意味で)食らってきたもの」
アヤト「括弧付けで気持ち悪いこと言ってんじゃねぇ!」
アヤトは結晶化させた赫子を飛ばす。
キンキンキン
ニコ「ちっとも効かないわ」
ニシキ「あの鎧状の赫子、クソみたいに堅いな」
カヤ「手の出しようがない。せめて私達の誰かが鱗赫だったら・・・」
トーカ「鱗赫・・・カネキ・・・」
ニコ「全員すぐに楽にしてあげるわ」
ニコが動き出す。
ニコ「まずはアヤトくん、大人しくなさい!」
ドゴッ
アヤト「がはっ!」
トーカ「アヤト!」
ニコ「他のみんなには容赦しないわよ!」
ザシュッ ズバッ ザクッ
一瞬にしてニシキ、カヤ、コマの三人が倒されてしまった。
ニコ「後は・・・トーカちゃんだけね」
トーカ「(アヤトが連れていかれる・・・また独りになる・・・そんなの嫌だ!)」
トーカは赫子を放出しニコを攻撃するも、ニコは微動だにしない。
ニコ「フィニッシュよ!」
ニコがトーカに迫る。
トーカ「(独りにしないって言ってくれただろ・・・)助けてよ!カネキ!」
ザクッ
トーカ「!?」
ニコ「・・・ごるぱ!」
カネキ「後は僕に任せて、トーカちゃん」
-
- 47 : 2015/02/01(日) 16:51:29 :
- >>45
期待ありがとうございます。
-
- 48 : 2015/02/01(日) 19:12:00 :
- おー カネキナイスタイミング!!
期待しています
-
- 49 : 2015/02/01(日) 19:33:11 :
- >>48
期待ありがとうございます。
-
- 50 : 2015/02/01(日) 19:40:35 :
- カネキチ〜〜!!!
テンション上がるぅ〜〜!!!\(//∇//)\
-
- 51 : 2015/02/01(日) 19:58:51 :
- アヤト「が・・・眼帯!?」
トーカ「カネキ・・・」
ニコ「イトリのところで会って以来ねぇ、カネキくん」
カネキ「ニコ。あなたはイトリさんの知り合いみたいだけど、みんなを傷つけた以上は摘ませてもらう」
ニコ「あなたに出来るかしら!」
ニコがカネキに襲い掛かると同時に、カネキは四本の鉤爪状の赫子を展開する。
そして、その内の一本でニコを薙ぎ払った。
ニコ「・・・強くなったのね。でもこの程度じゃ私は死なないわ」
カネキ「下、気を付けたほうがいいですよ」
ズァッ
地面から二本の赫子が現れニコの身体を串刺しにした。
ニコ「(動けない・・・)」
カネキ「ニコ、もしあなたがあんていくのみんなにもう手出ししないと誓うのなら、あなたを解放します。でも、誓わないのなら・・・」
バキッ
カネキは右手の人差し指を鳴らす。
カネキ「修復不可能になるまで切り刻みます」
ニコ「(ずきゅうん!)」
カネキ「?」
ニコ「誓うわ。アヤトくんからは手を引く」
アヤト「(今変な効果音があった気がするけど気のせいか?というか・・・)お前の言うことなんか信じられるか!」
トーカ「カネキ、あいつを信じるつもり?」
カネキ「ニコはオカマで執念深いけど、根は悪い人じゃない。それに、もし誓いを破るようなことがあれば今度こそ摘み取るだけだ」
カネキはニコの身体から赫子を抜き取る。
ニコ「私は誓いは守るわ。アヤトくんにはもう手を出さない。それに、今はアヤトくんよりもモノにしたい男が居るの」
カネキ「!?」ゾクッ
ニコ「それはあなたよ。カ・ネ・キ・く・ん」
カネキ「え・・・」
ニコ「今日のところは大人しく帰るわ。また会いましょう」
ニコが超スピードで走り去った。
-
- 52 : 2015/02/01(日) 20:14:14 :
- ドンマイカネキ!
ニコに目をつけられちゃったね〜
期待していますので頑張ってください
-
- 53 : 2015/02/01(日) 20:22:49 :
- ワクワクです!
-
- 54 : 2015/02/01(日) 22:16:51 :
- 何となく今度はカネキチがターゲットになるの予想してたwww
面白すぎるwww
-
- 56 : 2015/02/02(月) 00:01:14 :
- 金木くん格好いい
そりゃオカマもイチコロだわw
あと更新早くて話の内容忘れないので
読み易いです(o^^o)
-
- 57 : 2015/02/02(月) 00:04:02 :
- カネキ「どうして・・・どうしてこうなるんだあああああああああ!!!」
アヤト「何かごめんな」
カネキ「アヤト君は悪くないよ。でも、今にも吐きそうだ」
トーカ「あんたはニコより強いんだし、気にすることはないんじゃない?」
カネキ「それもそうだね。次に見かけたときは確実に摘んでやる・・・」
トーカ「(こりゃニコの奴、死んだな。自業自得だけど)」
アヤト「カネキ・・・」
カネキ「なに?」
アヤト「その・・・ありがとよ」
カネキ「・・・アヤト君、こちらこそありがとう。トーカちゃんと一緒に居てくれて」
トーカ「え?」
アヤト「な、何でてめぇが礼を言うんだよ」
カネキ「本当に感謝しているからだよ」
トーカ「あのさ、カネキ。カヤさんたちをあんていくまで運んだらさ、家に寄ってかない?ヒナミがどうしてるかとか、聞きたいことあるし・・・」
カネキ「ヒナミちゃんは元気だよ。それと、僕はもう行く」
トーカ「え・・・」
カネキ「僕には一刻も早くやらなくちゃいけないことがあるんだ。だから、ここに長居はできない」
トーカ「・・・」
カネキ「またね。トーカちゃん、アヤト君」
アヤト「待てよカネキ。せめてこいつらを運ぶのぐらい手伝えよ」
カネキ「アヤト君、さっきも言ったように僕にはやることが・・・」
アヤト「運ぶのを手伝って、俺達の家にも来てくれるって言うならアオギリの事を教えてやる」
カネキ「アオギリの!?」
トーカ「アヤト・・・」
アヤト「それじゃあ不足か?」
カネキ「・・・その条件じゃ不足だね」
アヤト「なに!?」
カネキ「ヒナミちゃん、万丈さん、イチミくん、ジロさん、サンテくん、かなりの大所帯になるけどこの5人も入れてくれるなら話は別だよ」
アヤト「・・・だそうだ。良いか?」
トーカ「ったく、そんなに入れたらぎゅうぎゅう詰めになるぞ。それでも良いなら、OKだよ」
カネキ「ありがとう」
-
- 58 : 2015/02/02(月) 00:05:34 :
- >>56
それは良かったです。マメに更新した甲斐がありました。
-
- 59 : 2015/02/02(月) 00:23:53 :
- それから、カネキ達はあんていくに3人を運んだ。その頃にはカヤは目覚めていて、他の2人も命に別条はないように思われた。
少しして店長が帰って来ると、カネキ達は3人の事を店長に任せてトーカの家へと向かった。
-トーカ宅前-
トーカ「本当にみんな来るの?」
カネキ「もちろん。そろそろ来る頃なんだけど・・・」
ヒナミ「みんなこっちだよ!」
トーカ「ヒナミ!」
ヒナミ「あ!お姉ちゃん!」
万丈「げっ、アヤト!」
アヤト「久しぶりだな万丈」
イチミ「アヤトって、まずくないすか?」
カネキ「アヤト君はもうアオギリを抜けたんだ。だから大丈夫だよ」
万丈「ほっ・・・」
トーカ「しかし、こんなに大勢で来られてもウチには何にもねぇぞ」
ヒナミ「それなら心配ないよ」
ヒナミは手に持っていた袋からあるものを取りだした。
トーカ「DVD・・・しかもホラー映画の」
万丈「ヒナちゃん!そんなものいつの間に!?」
イチミ「この機会に弱点克服しましょう。」
アヤト「(ホラー!?)俺、お菓子でも買いに行ってくるよ」
カネキ「アーヤートーくーん。もしかして、ホラー苦手?」
アヤト「違う。ただお菓子でもないと腹が減ると思って・・・」
カネキ「喰種はお菓子食べれないんだけど」
アヤト「(しまった!)」
トーカ「よし!早速見よう」
カネキ「うん!」
アヤト・万丈「やめてくれええええええ!!!!!」
-完-
-
- 60 : 2015/02/02(月) 00:24:44 :
- たくさんのコメントありがとうございました!
-
- 61 : 2015/02/02(月) 21:53:43 :
- おもしろかったです〜
お疲れ様でした
-
- 62 : 2015/02/02(月) 22:01:29 :
- >>61
ありがとうございました(^ω^)
-
- 63 : 2015/02/03(火) 01:25:54 :
- オツミン・オツカレルトです!
-
- 64 : 2015/02/03(火) 12:20:03 :
- まさかのオチ(笑)
面白かったです!
お疲れ様デシタ´ω`*
-
- 66 : 2015/02/03(火) 21:53:04 :
- オチww
乙です!
次回作に期待!
-
- 67 : 2015/02/03(火) 23:00:08 :
- お疲れさまでした~
まさかのオチwww
面白かったです!
-
- 69 : 2015/03/03(火) 12:26:30 :
- すごくおもしろかったです!ww アヤト君の話期待しています!(^-^)
-
- 70 : 2015/04/01(水) 17:39:38 :
- 実に良い!!
そして次回作に期待!!
-
- 71 : 2015/04/26(日) 20:12:56 :
- 面白かったです!そしてお疲れ様(*^^*)
-
- 72 : 2016/08/28(日) 17:28:29 :
- 面白かったです!すごく!
アヤトくんかわいかったです笑
文も自然ですごくいいです!
-
- 74 : 2016/12/01(木) 19:00:07 :
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- 76 : 2017/10/13(金) 18:36:29 :
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- 77 : 2017/10/13(金) 18:38:36 :
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- 79 : 2017/11/21(火) 04:38:09 :
- アヤト君が犯されるのがよかった
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- 80 : 2020/03/10(火) 00:27:56 :
- めっちゃおもしろかった おちが予想外だった
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