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女神な少女とクールな少女

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  1. 1 : : 2015/01/08(木) 13:25:42
    注意

    キャラ崩壊

    ネタバレの部分あり(単行本とアニメしか見てない方注意かもしれません)

    オリキャラあり

  2. 2 : : 2015/01/08(木) 14:13:16
    人間の住む壁から遠く離れた場所には

    巨人族や沢山の種族の住む人間の壁より広い国がありました。

    その国も高い壁に囲まれていました。

    王位に着いたばかりの国王は、東洋人と西洋人のハーフでした。

    国王の妻王妃様は、とても綺麗な方で巨人族と魔法の力を持つ魔族のハーフでした。

    国王が王位につき、一年

    可愛らしい双子の女の子が生まれました。

    二人共金髪、青い目の子でした。

    長女は、巨人族の血を引き継ぎ

    次女は、西洋人と魔族の血を引き継いでいました。

    国王と王妃様は、とても喜びました。

    そんなある日

    「今日も平和ですね、リヴァイ様」

    リヴァイ「あぁ、ヴァニラ」

    ヴァニラ王妃は、紅茶の飲み窓から見える景色を眺めた。

    リヴァイは、窓の前で立ち鳥が飛んで行くのを見ていた。

    いつもと変わらない

    ゆっくりとした時間

    ヴァニラは、元は小さな村の娘だった

    村人とは思えないその美しさは、誰もが心を奪われた。

    金髪の柔らかい長い髪に、透き通るような青い目

    細い、スレンダーな体付き

    家事も仕事もこなし、性格は優しい

    男達の求婚は後をたたなかった。

    そんな時、たまたま町で出会ったリヴァイと恋仲になり付き合ってしばらくした後に彼が王族の人間だと知る

    リヴァイの父が死んだあと彼は若くして王位に着いた

    その時、ヴァニラと婚約し今に至る。

    ヴァニラ「私は、二人の様子を見てきますね」

    リヴァイ「あぁ」

    そう言って、立ち上がった時扉が開き娘二人の眠る部屋を守っていた兵士が入ってきて言った。

    「国王様!王妃様!!ヒストリア様が!!何者かに連れ去られました!!」

    ヴァニラ「あ、アニは!?」

    「アニ様は、無事です!いきなり、部屋から窓が開く音がして見たところヒストリア様の姿が・・・」

    ヴァニラ「嘘よ・・・ヒストリアが・・」

    そう言って、涙を流し座り込むヴァニラ

    リヴァイ「まだ、そんなに遠くに行ってないはずだ!直ぐに探せ!念のため、国民にも話を聞くんだ犯人を見たものが居るかもしれない」

    「はい!」

    兵士は、そう言って走り去った。

    結局、ヒストリア姫は見つからず国民は悲しんだ。

    王妃は、しばらく泣いていたと言う。

    それ以来国民は、城付近にある壁にヒストリアの絵を書きヒストリアの誕生日の日には花を置いた。

    彼女の誕生日の夜には、国民達が彼女がいつか帰って来るのを願って飛ぶ紙風船を細工し蝋燭を付けられるようにした。

    それを夜一斉に飛ばす

    紙風船には、「誕生日おめでとう」等とメッセージが書いてあった。

    数年後

    「アニ姫様起きてください!」

    アニ「んー・・・起きたよー」

    「今日は、アニ姫様とヒストリア姫様のお誕生日ですよ!?早く支度しないとパーティーに遅れます!」

    アニ今日9歳の誕生日

    ヒストリア今日9歳の誕生日

    アニ「あ、パーティー・・・」

    用意されてるドレスを着終えるとヴァニラが入ってきた。

    ヴァニラ「アニとても、綺麗よ」

    アニ「ありがとう、お母様」

    少し、照れたアニは顔を下に向けてドレッサーの前に座る。

    ヴァニラは、アニの髪型を整えティアラを付けると満足そうに笑う

    ヴァニラ「うん、とっても素敵」

    アニ「お母様、あの前から聞きたかったんだけどヒストリアって私の双子の妹なんだよね?なんで、いなくなったの?」

    ヴァニラ「お母さんにもわからないわ。けど、アニお母さんは信じてるあの子はきっと帰って来るって」

    アニ「じゃあ、お母さん長生きしないとね」

    ヴァニラ「そうね、アニがおばさんになっても生きてるかも」

    二人は、顔を見合わせてクスクスと笑う。
  3. 3 : : 2015/01/08(木) 14:56:19
    リヴァイ「準備出来たか?」

    ヴァニラ「あと、少しですよ」

    リヴァイ「わかった・・・あと、少しな」

    リヴァイは、ドアを閉めると呟く

    リヴァイ「あと、少しか何回聞いたかな・・・」

    ーーーーーーーーー
    ーーーーーーー
    ーーーーー

    ベルトルト「姫様久しぶりです」

    ライナー「元気だったかー?」

    ベルトルト「ライナー!?」

    アニ「いいよ、別に」

    ベルトルト「よく、ないよ!いくら、幼なじみでもアニは王族のお姫様なんだよ!?」

    パーティーでは、アニは幼なじみで貴族家のフーバー家のベルトルトとブラウン家のライナー二人と話していた。

    その頃

    「本日は、アニ姫様とヒストリア姫様の誕生を祝いましてこれは細やかなお祝いの品です」

    そう言って、白い馬を二頭連れてきた。

    「そろそろ、アニ姫様は馬術が得意と聞きましたので珍しい白馬を持ってきました」

    ヴァニラ「ありがとうございます。娘も喜びます」

    「それに、王妃様は噂に違わぬ美しさ・・・アニ姫様やヒストリア姫様も将来楽しみですね」

    ヴァニラ「お褒め頂きありがとうございます」

    ーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーー



    ヴァニラは、リヴァイの国旗の模様が入った首飾りを整えていた。

    リヴァイ「もう、9年か」

    ヴァニラ「大丈夫ですよ、いつか帰って来ますから」

    二人は、テラスに移動する。

    テラスのテーブルには火が灯った紙風船が置いてある。

    兵士達も紙風船を持っていた。

    二人がテラスに立つと兵士達は、紙風船の蝋燭に火を着ける。

    どんどん町が蝋燭の火で明るくなると二人は、紙風船を空に上げた。

    国民も紙風船をあげて行った。

    アニは、町でライナー達と一緒に紙風船を飛ばし美しいその風景に心を奪われた。

    夜を彩る灯り

    いつか、ヒストリアがこの灯りをたよりにここに戻ってくると信じて毎年夜を彩った。
  4. 4 : : 2015/01/08(木) 17:09:21
    すごく綺麗な文体で読んでいて惹き付けられるようです。
    引き続き期待です!
  5. 5 : : 2015/01/08(木) 17:12:36
    >>4

    うわああああああああ!!!!!ありがとうございます!!

    頑張ります!!(^_^)v
  6. 6 : : 2015/01/08(木) 18:04:04
    「お父様久しぶりです」

    アニの一つ下の弟レーヴィンは、嬉しそうにリヴァイに挨拶した。

    彼は、しばらく兵士達と生活を共にしていた。

    それは、将来必要なことを学ぶためである。

    レーヴィンはこうしてたびたびリヴァイとヴァニラに会いに来ていた。

    リヴァイ「前より、身長が伸びたんじゃないか?」

    レーヴィン「あまり、変わらない気がしますが・・・」

    ヴァニラ「自分には分からないものよ」

    レーヴィン「そうですかね?」

    最近、レーヴィンはリヴァイに似てきたとヴァニラは思った見た目もそうだが性格もとここ最近思う。

    レーヴィン「姉様は、元気ですか?昨日の誕生パーティーに参加出来なかったので拗ねてませんかね?」

    リヴァイ「大丈夫だろ」

    レーヴィン「昨日の灯りも綺麗でした」

    ヴァニラ「あなたのいる町から見えるってことはあっちの壁に向かってるのかしら」

    すると、レーヴィンは何かを思い出したように目を見開く。

    レーヴィン「そういえば、お母様・・・あちらの壁に調査しにいった兵士から聞いた話なのですが・・・あっちにいるとき内地の牧場でヒストリア姉様らしき少女を見たとか」

    それを聞いたヴァニラとリヴァイは、固まった。

    ヴァニラ「その兵士は、誰?話を聞きたいんだけど」

    その兵士に詳しく話を聞いたところ

    内地を視察したとき、赤子のヒストリアに似ている少女が牧場で働いていたとか

    その兵士は、赤子だったヒストリアを見たことのある兵士だった。

    少女は、アニと同じくらいの背で金髪の髪に青い目をしていたとか

    母親らしき人物は少女を可愛がることもせずただ本を読んでいたという

    兵士はしばらく、その少女について聞き込みをしたりその少女の生活様子を見ていた

    少女の名前はヒストリア・レイス9歳

    よく、近所の子供にいじめられていた。

    誕生日は、3月22日

    いつも、本を読んでいる女は義母でヒストリアをほったらかし

    彼女の男が赤子のヒストリアを連れてきたらしい

    あと、ヒストリアがお母さんと抱きついたところ投げ飛ばされ「こいつを殺す勇気が私にあれば」と言ったらしい

    小さい頃から愛されず

    イジメられ

    義母にも相手をされない可哀想な子だと兵士はつげた。

    誕生日も名前も性別も見た目も一緒で

    突然来たという少女

    ヴァニラは、その話を聞いて涙を流した。

    もしかしたら、私の子かもしれないと思ったからだ。

    ヴァニラ「私は、最低な母親です・・・もし、その少女があのこなら私はあのこにとてもツラい思いをさせてしまっていた。でも、もし・・・その子が私の子なら生きていてくれて良かったと思います」

    リヴァイ「ヴァニラ・・・あまり自分を責めるなヒストリアの件に関しては俺にも責任がある」

    ヴァニラ「私、その子に会いに行きます。会って確かめたい」

    「分かるんですか」

    ヴァニラ「はい、だってたった数日でも私はあのこの体温や鼓動、泣き方しっかり覚えています。母親ですもの直感ですだって私はアニかが何人いても本物を当てられる自信があります」

    会ってもし、ヒストリアなら抱き締めておかえりと言ってあげたい。

    謝りたい

    一度だけでいい、抱き締めたい

    そして、母親として精一杯の愛情を注いであげたい

    ヒストリア・・・お母さんは、あなたのことを愛しています

    神よどうか、娘をお守りください。
  7. 7 : : 2015/01/08(木) 18:17:31
    壁のもとへ行く準備の中

    ヴァニラは、原因不明の病に陥り壁へ行くことは中止となった。

    頭痛と吐き気、意識がもうろうとしていた。

    発作が突然起きたりするので24時間体制で王妃を看ていた

    アニは、必ず毎日母の部屋に訪れヴァニラを元気付けようと楽しい話をしヴァニラの前では決して泣かないようにした。

    レーヴィンもなるべく、いつもよりも城におとずれるようにした。

    リヴァイもなるべく彼女の側にいるようにした。

    アニが10歳誕生日を迎えてしばらくたった頃だ。

    アニ「ねぇ、お母さん何かして欲しいことある?欲しいものとか」

    ヴァニラ「何もないわ、大好きなアニとこうしていられるだけで十分よ。でも、出来たらもう一度ヒストリアに
  8. 8 : : 2015/01/08(木) 18:51:53
    すみません、間違えて投稿するをおしてしまいました。

    読みづらいですがつづきからやります。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    会いたい・・・・ほら、お母さんもしかしたらあのこがここにくるまえに旅にでちゃっていないかもしれないしね」

    アニ「お母さん」

    ヴァニラ「冗談よ・・・ほら、もうこんな時間。早くねなさい」

    次の日、アニが居なかった。

    情報によると、ベルトルトとライナー。

    あと、召使いの少年も消えていた。

    そして、アニに言われ道案内をした巨人族の男は言った。

    人間の壁は、暴走したライナーとベルトルトにより壊れたくさんの犠牲者出たと

    二人は、たちまち罪人になってしまいフーバー家とブラウン家は領主の座を奪われた。

    アニは、巨人化して暴走した二人を追いかけて壁の中に行ってしまったとか

    数日後

    リヴァイ「ヴァニラは?」

    医者「安定してきました。母親は、父親よりも子供を愛します。中には、そうではない方もいます。子供は母親にとって痛い思いをして産み、愛情を持って育てるからこそ意味がある、王妃様はヒストリア様を失った分アニ様にたくさんの愛情を注いでいました。子供は、母親の一部であり癒しであり、原動力である。愛する方との子なら尚更です。二回も我が子を失った心の傷を癒すのに必要なのは王妃様がもっとも愛するあなたと息子のレーヴィン王子です。ここからは、医者の薬ではむりなのですよ」

    そういいのこして、医者は帰っていった。

    リヴァイは、部屋に入るとヴァニラは外を眺めていた。

    ヴァニラ「リヴァイ様」

    リヴァイ「体は大丈夫か?」

    はいと答えたヴァニラには、いつものような笑顔はなかった。

    リヴァイ「ヴァニラ、アニとヒストリアのことは俺に任せてくれないか?」

    ヴァニラ「え?」

    リヴァイ「お前は、病気を抱えている無理はさせられない。二人は、大切な俺の娘だ必ず見つけるお前は回復を考えてくれ二人には元気な姿を見せてやってほしい」

    ヴァニラ「・・・わかりました。ですが、私に出来ることはいってくださいね」

    そう言って、彼女は微笑んだ。
  9. 9 : : 2015/01/08(木) 22:39:35
    ヴァニラの体調は、少しずつ良くなった。

    レーヴィン「お母様、今日は体調が良さそうですね」

    ヴァニラ「ありがとう」

    アニがいなくなって、5年がたとうとしていた。

    レーヴィン「今日は、お母様にお願いがあってきました」

    ヴァニラ「何?あなたが、お願いなんて雪でも降りそうね」

    レーヴィン「俺は、明日アニが行った壁に行きアニを連れて帰ります」

    ヴァニラ「え?」

    レーヴィン「安心してください。兵士を何人か連れていきますし、アニを見つけ次第すぐに戻って来ます。お母様は、お体と国民の事を考えていてください」

    そう言って、レーヴィンは部屋を出ようとした。

    ヴァニラ「待ちなさい!!」

    レーヴィン「どうしました?」

    ヴァニラ「期間は、1週間です。必ず帰って来なさい」

    そういいはなったヴァニラは、何か決意をしたようだった。

    レーヴィン「分かりました。アニ姉さんを連れて必ず帰って来ます」

    そう言って、敬礼し頭を下げると部屋を出ていった。

    レーヴィン(姉さん生きてろよ)

    そう、レーヴィンはアニに言いたい事が沢山あった。

    会ったら全部言ってやる

    そう、心に決め

    廊下を歩いていた。
  10. 10 : : 2015/01/09(金) 03:13:04
    エレクリに期待
  11. 11 : : 2015/01/09(金) 19:17:52
    >>10

    話の進み具合では、エレクリにしようと思っています
  12. 12 : : 2015/01/09(金) 20:21:47
    レーヴィンは、兵士を数人連れて壁を出てアニの向かった壁へと行った。

    その頃ヴァニラは、アニとレーヴィンの無事を祈っていた。

    リヴァイ「ヴァニラ、行ってくる。国を任せた」

    ヴァニラ「やっぱり、行ってしまうのですね」

    リヴァイ「大丈夫だ、すぐに戻る」

    リヴァイもレーヴィンと共に壁に行く

    レーヴィンは、アニ

    リヴァイは、直接レイス家に行く

    ヴァニラ「怖いんです、あなたもレーヴィンも帰ってこなかったらと考えてしまって」

    リヴァイ「俺が約束をやぶったことはあるか?大丈夫だ。安心して待ってろ」

    ヴァニラは、頷く

    その頃レーヴィンは、壁についたとき残酷な光景を目にした。

    トロスト区に巨人が入っていった。
  13. 13 : : 2015/01/10(土) 11:15:10
    「王子!!」

    レーヴィン「状況は?」

    「奇行種達が扉を壊したとか、住民の避難は完了しておらず兵士達も動いていない状況で」

    レーヴィン「仕事が早くて、助かる・・・たく、何をやってるんだここの政府達は」

    「特に、この壁の奴等は俺らも気に入りませんね。差別がありすぎますし・・・」

    レーヴィン「まぁな・・・、もうお父様も来るはずだ。アイラ!」

    アイラ「は、はい!」

    金髪で緑の目をした可愛らしい女兵士が返事をする。

    これでも、憲兵団の精鋭部隊を率いる実力者である。

    年は、22歳

    レーヴィン「お前とお前の部下数人は、ここにいて父にカラネス区から入るよう伝えてくれ。それから、俺達と合流だいいな?」

    アイラ「了解です!」

    レーヴィン「残りの兵士は、俺とトロスト区に向かういいな?」

    「「はい!」」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ライナー「アニお前だけでも、逃げた方がいい」

    アニ「なんで!?」

    ライナー「あんな、デカイ国の王女がこの壁で死んだなんて知られたらこの壁とアニの国は戦争になりかねない!俺とベルトルトは罪人だ帰る事は許されない。だが、アニお前には帰る場所があるだろ!?」

    アニ「ヤダ、私はヒストリアを見つけるまで帰らない!それに、私は死なない!あと、帰る時はヒストリアと四人でだよ!?あんたらの事は私にも責任はあるよ。だからさ、ちゃんと謝ってさ親が許してくれなかったら私も家出てやるからさ!国はヒストリアかレーヴィンがなんとかしてくれると思うし」

    ベルトルト「アニ・・・」

    ふふ、とアニは満足そうにして笑い二人に背を向けた。

    アニ「それに、あんたら二人私がいなきゃダメじゃん」

    そう言った、アニの背中をライナーが叩く

    ライナー「お前こそ俺らがいなきゃなんも出来ないだろ?」

    ベルトルト「僕達三人いつも一緒だったよね」

    アニ「大丈夫さ、何があっても一緒。私達は、心の友だろ?三人でならヒストリアも見つけられる」

    ーーーーーーーーーーーーーー

    クリスタ「アニ大丈夫?」

    アニ「うん」

    クリスタ「アニ、そう言えばもうすぐだね」

    アニ「え?」

    クリスタ「だから、空を飛ぶ光だよ・・・あ、そうかアニは見たこと無いんだ。毎年3月22日の深夜空飛ぶ光が見えるんだ」

    アニ(こっちの方向にくるんだ・・・)
  14. 14 : : 2015/01/10(土) 14:45:10
    クリスタ「すごく、綺麗なんだよ。私、小さい頃毎年その光をみるのが楽しみなんだ。それより、アニ本当に大丈夫?」

    その時だった、クリスタがアニの頬に触れたとき二人の中で眠っていた記憶が甦った。

    アニは、隣で眠るまだ赤子のヒストリアが連れて行かれる記憶

    連れていった人間のマントにあった模様はユニコーン

    ここの壁の憲兵団の腕章

    そして、クリスタの顔は見覚えがあった

    それは、大好きな母

    似てる、そしてこの記憶もしかして

    クリスタが見たのは、幼い自分が憲兵によって連れ去られたのと

    幼い自分が、二人の男女に抱かれている

    そして、風になびく月の模様をした旗

    アニ「・・・ヒストリア・・・なの?」

    クリスタ「アニなんで、その名前を?・・・それに、今のは何?」

    アニ「何を見たの?」

    クリスタは、すべて話した。

    すると、アニの目には涙

    月の模様の旗

    間違いない、私の国の国旗だ。

    クリスタは、ヒストリアだ。

    見つけた・・・

    アニ「ヒストリア・・・ヒストリア・レオンハート・・・私の妹・・・やっと、会えた」

    クリスタ「なんで、ヒストリアの名前をアニが知ってるの!?いや、なんで・・・私は要らない子なの!!望まれた子じゃないの!!だから、クリスタになったのに・・・」

    アニ「え?ヒストリアあんた何言って・・・あんたは、望まれてうまれてきたんだよ!?」

    クリスタ「嘘よ!!!ずっと、お母さんに嫌われてた!ずっと、いじめられてた!貴族の血が入ってないから!ただの、ガラクタなの私は」

    そう言って、泣きながらその場に座り込む。

    レーヴィン「なるほど、お前がヒストリア・レイスか・・・」

    アニ「!?」

    周りの人間もレーヴィンを見る。

    レーヴィン「安心しろ、お前がこの壁へ来たのには意味がある。それは、生け贄だ」

    クリスタ「生け贄?」

    レーヴィン「汚れなき、魔族の血を引く娘を生け贄に捧げることでレイス家当主は今まで壁を守っていた。生け贄だから、離れで暮らす愛人にお前を預け育てたが下らない嫉妬で愛人はお前を嫌ったあいつはお前の本当の母親じゃない。周りに住む住民はお前を貴族の浮気相手が産んだ子だと思い子供たちはお前をいじめた。そして、そんな生活にたえられなくなったお前はクリスタと名乗り兵士になり死のうと考えた間違いがあれば言え無ければ聞け」

    クリスタは、無言でただレーヴィンを見上げる

    レーヴィン「お前は、レオンハート王国第2王女ヒストリア・レオンハートだ。アニは、お前の双子の姉だ。お前いや、あなたは国民や両親に望まれて生まれてきた。お前の母親はお前を失ってからは、しばらく泣いてたそうだ。お前には、帰る場所がある。それを言いに来た」

    クリスタ「私が王女」

    レーヴィン「お前を生け贄にしようとしてた当主を殴ってこういえ「ロリコン野郎」ってな」

    アニ「本当お父さんそっくり」

    レーヴィン「お前こそ、少しは周りを考えろよ!5年も家出して、探すこっちの身にもなれよ!母さんは、寝込むし!父さんは、オロオロしてるしで大変だったんだぞ!!」

    アニ「お母さんが寝込んだって大丈夫なの!?」

    レーヴィン「あぁ、まぁヒストリア姫が見つかって良かった。あとは犯人だな」

    すると、ヒストリアはえ?と声をあげる。

    レーヴィン「王女を拐った罪は重い。絶対死罪だな・・・それか、戦争か」

    ヒストリア「せ、戦争!?」

    アニ「確かに、ヒストリアをさらったのはこの壁にすんでる人だって国民に知られたらたちまち戦争だね。その戦争を防ぐためにも犯人を死罪にするしかないね」

    アイラ「王子!あれ、アニ姫!見つかったんですね王子!それで、そちらの可愛らしい方は?」

    アニ「ヒストリアだよ」

    アイラ「ヒストリア姫も見つかったんですねー。王妃様に似てとてもお綺麗・・・って、ええええええええ!!!?ヒストリア様!?あの!?」

    レーヴィン「アイラうるさいぞ」

    アイラ「す、すみません!王子!・・・えっと、私憲兵団精鋭部隊隊長を勤めています!アイラ・イラストリアスです!趣味は読書です!」

    ヒストリア「ど、どうも」

    アイラ「そ、そんなかしこまらないで!リラックス!」

    レーヴィン「まずお前が落ち着け」

    アイラは、驚くとしばらく落ち着かない
  15. 15 : : 2015/01/10(土) 16:22:48
    その後、エレンの活躍で壁は塞がれた。

    犯人は、捕まりリヴァイと共に先に国へ行った。

    犯人は、王だった。

    数日後

    ヒストリア「バイバイ、みんな」

    サシャ「クリスタあああああああ!!!お元気でええええええ!!!」

    ジャン「エレン達も元気でな」

    ユミルとエレンは、巨人ということで連れて行かれる。

    ミカサ「アルミン離して!私も行く!」

    アルミン「ダメだよミカサ!ジャンやマルコも手伝って!」

    ーーーーーーーーーーーー

    ヴァニラは、リヴァイとテラスにいてアニとレーヴィンの帰りを待っていた。

    すると、兵士がドアを開き言った。

    「ヒストリア姫様が・・・」

    二人は、急いで玉座へと向かう。

    玉座で、ヒストリアは緊張しながら待っていた。

    扉が開くと二人の男女が入ってきてゆっくりとこちらに近づく。

    女性は、ヒストリアの頬を撫で真剣な表情でヒストリアを見た。

    ヒストリアが、微笑んでみると女性は彼女を抱き締める。

    ヴァニラ「おかえりなさい」

    ヒストリア「ただいま・・・お母さん・・・」

    ポロポロとクリスタは、涙を流す。

    この感覚

    覚えてる

    間違いない、私のお母さんだ。

    リヴァイは、二人を見てホッとしたような満足したような表情を見せた。

    ヒストリア「お父さん・・・?」

    リヴァイ「なんだ?」

    ヒストリア「・・・ありがとう」

    リヴァイ「礼なら、アニに言ってやれ。あと、国民にも顔をみせてやれきっと喜ぶ」

    ヒストリア「うん!」

    ヒストリア
  16. 16 : : 2015/01/10(土) 16:23:24
    すみません、最後のヒストリアは、間違いです
  17. 17 : : 2015/01/10(土) 18:58:35
    ヒストリアは、期待どうりの姫だった

    国民は、すぐにヒストリアを受け入れた

    アイラ「ここに、座れ!」

    ロッド・レイスは、アイラに連れられその場に座る

    「さて、ヒストリア王女を誘拐した犯人ロッド・レイスの審議を始めます」

    アイラ「ロッド・レイスは、死罪にあたいする行為を行いました。ヒストリア王女を拐いそして、牧場で下働きよりも下の扱いをさせたとか」

    「なんだって!?」

    「そんな、酷い・・・」

    ここは、エレン達の住んでた壁のウォール・シーナの審議所

    アイラ「教育もさせず、いじめられてるのを知っていてホッといたとか・・・それに、周りの人間もそれをホッといたそうですね!?憲兵団も知ってたんじゃ無いのか!?」

    「俺達は何も知らない!」

    「あぁそうだ!」

    アイラ「まぁ、でもこいつの罪を決めるのは王妃様とヒストリア王女です」

    ヴァニラ「ロッド・レイス・・・本来ならば死罪ですが・・・ヒストリアを育てくだったのはあなたです。死罪は、無しにします、ただし、あなたは兵士達の下働きとして働いて貰います。そして、この壁を我が王国が貰います」

    その言葉を聞いたウォール・シーナの貴族達は驚く

    ヴァニラ「この壁の住民は、十分な収入や生活が出来ていません。我が王国は、広い分資源も豊富で人も多い土地もあります。民衆にも十分な教育と職を与える。異論は、ありませんね?」
  18. 18 : : 2015/01/10(土) 22:28:55
    数年後

    アニは、王位を継がずライナー達と旅に出た。

    ヒストリアは、エレンと結婚し王位を継いだ。

    レーヴィンは、相変わらず頼りない上司アイラと憲兵を率いていた。

    案外、アイラとレーヴィンはお似合いかもしれませんね

    アニは、いろんな所に行った。

    ヒストリアは、エレンと仲良しでレーヴィンがたまに二人と三人で食事を取るとピンクのオーラと二人の会話を聞くだけになるとか

    リヴァイとヴァニラは、ヒストリアとエレンを支えながら静かに暮らした。

    ミカサは、最近は二人を応援しようとこころがけている。

    アルミンは、相変わらず保護者だ。

    こうして、お互いに別の人生を歩み

    消えたプリンセスとしてこの話は、語り継がれる事となった。

    ーENDー
  19. 19 : : 2015/01/14(水) 22:22:26
    おもしろかった!!
    神作だよ~☆

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