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  1. 1 : : 2014/12/28(日) 20:08:39
    久々に来ました。見る人は居ないと思いますが、もしもいたら、生暖かく見守ってください( ´ ▽ ` )ノ
  2. 2 : : 2014/12/28(日) 20:13:14
    オリキャラの紹介

    主人公
    鬼灯 楼霊 ホオズキ ロウレイ

    仲間?
    鈴木 スズキ
  3. 3 : : 2014/12/28(日) 20:18:08
    私達は整列していた。列の4人目に居るのが私。


    「あなたは地獄よ。」

    「あなたは天国よ。」

    「あなたは…うーん……天国よ。」

    とうとう私の番。

    「あなたは……」

    これまでスラスラと答えていた緑髪の女性は私を驚いた様に見つめていた。

    「……幻想郷よ」

    ……え?
  4. 4 : : 2014/12/28(日) 20:24:11
    まず、どうして私がこんな事になったのかを説明しようか。



    「ふぅ……疲れたよ……」

    場所は横断歩道のど真ん中。

    「少し休もうかねぇ……」

    時は午前9時ちょうど。

    「お婆さ……っ!」

    私は死んだ。


    だって……横断歩道のど真ん中にお婆さんが「あー疲れた」つって、座るんだよ?しかも、軽トラ来てますよ?
    そりゃあ……助けるよ……。

    まぁそれで、いかにも閻魔!って感じの人に裁かれてたんだ。
  5. 5 : : 2014/12/28(日) 20:32:44
    だがしかし!幻想郷って何?幻想郷って……

    状況が飲み込めていないでいると、後ろの人が裁かれた。

    「あなたも……幻想郷。」

    どんな人だろう……

    「幻想郷………?」

    うわぁ……ヤンキーの塊みたいな人だわ………
    関わるの止めよっと。

    「地獄の人はアタイに、天国の人は映姫様についていきな!」

    と、赤髪ツインテールの人?が言った。
    緑髪の閻魔は映姫というらしい。
    それから私達に気がついて

    「……幻想郷の人はこの人についていきな!」

    と言った。
    「この人」と言われたのは金髪で傘を持っていて……なんとも説明しにくい人?だった。
  6. 6 : : 2014/12/28(日) 20:38:22
    「幻想郷に新しい人が増えるのね……」

    傘を持った人は嬉しそうに、しかし不審そうな目で私たちを見ていた。

    名前が分かれば良いけど……。

    そう思っていたら、さっきのヤンキーが言った。

    「……あんたの名前は?」

    女性は「何よこの人間……」とでも言いたげにヤンキーを見た。
    取っ組み合いの喧嘩になっても逃げれる自信はあった。逃げ足だけは昔から速い。

    けれど、心配は無用で

    「少女A…とでも言っておこうかしらね。ふふっ……」

    と、笑いながら言った。少女…?
  7. 7 : : 2014/12/28(日) 20:46:19
    「……あなた達の名前は?」

    ……少女A?は聞いてきた。

    「……ほ、鬼灯楼霊……。」

    俯きながら答えた。鬼灯楼霊なんて、DQNネームにしか聞こえない。
    ずっとコンプレックスを抱いていた。

    「うふふ、可笑しいなんて思わないわよ。そんな名前、珍しくもないわ!
    こっちには「霊夢」やら「橙」やら……」

    驚いた。ただ単に。
    こっちとは幻想郷の事だろうが、そんな珍しい名前が沢山あるなんて!
    死後の世界って、以外と良いかも…?

    「あなたは?」

    「……鈴木。」

    「いや、フルネーム……」

    「鈴木。」

    「……まぁ、名前なんて必要のない世界よ。こっちは。」

  8. 8 : : 2014/12/29(月) 12:30:30
    「さぁ……ここが幻想郷……」

    少女Aが言った。

    清らかな川が流れ、向こうに聳え立つのはなんとも大きな山。小さな孤島に建つ大きな館……
    何と美しい世界だろうか……

    妖怪がいなければ。

    「霊夢さーん、今日こそ「博麗の巫女、異変時以外はぐうたら生活!」と言う見出しで……」

    「殺されたいの?」

    「いやいや!そんな!」

    「霊夢……今日も遊びに来たわよ。」

    「レミリアじゃないの!今、忙し……」

    「お!取材を受けるので忙しいって事ですか?」

    「違うわっ!」


    あれぇ?おっかしいなぁ……
    これ、みんな死人なのかな……?
  9. 9 : : 2014/12/29(月) 12:35:16
    死人ってこんな生き生きと……?

    「じゃあ、私は帰るわね。」

    少女Aはそう言って、何か黒いものからどこかへ消えてしまった。
    死神とかだったかな……?

    「あの、鈴木さん……」

    「あ?」

    「ヒィッ!……いえ、あの………どういう状況なんでしょう……」

    「うーん…妖怪達とシェアハウス?」

    「むっ!無理無理!無理ですよ!」

    私が叫ぶと、ぎゃあぎゃあ騒いでいた妖怪達が私たちに気がついた。
  10. 10 : : 2014/12/29(月) 12:39:19
    「あら?人間かしら?」

    「参拝客ね!?お賽銭ね!?」

    「「博麗神社に参拝客が…!?」と言う見出しに変更ですかね…?」

    「お客様〜!」

    「凄いわ、霊夢が営業スマイル!」

    〝霊夢〟さんが私達の方へ駆け寄って来た。

    「ささ!よくお出でなさいましたね〜!どうぞどうぞ!」

  11. 11 : : 2014/12/29(月) 12:45:06
    お茶でもくれるのか?と思いきや、私達が連れてこられたのはお賽銭箱の前。

    …え?お金催促な状況?

    取り敢えず持っていた100円を入れた。
    鈴木さんは1円。

    「うふふ!これで8枚切りの食パンが買えるわ!」

    「紅魔館へ来れば幾らでもご馳走があるのに……」

    「嫌よ…前行った時フランがいきなり噛み付いて来たじゃない……」

    「霊夢さんが人懐っこいですね…」

    「お金の威力ね」

    妖怪達がよく分からない話を繰り広げている中、鈴木さんは島の方へと歩いていた。
    私は会話をただただ聞いている事しか出来なかった……
  12. 12 : : 2014/12/29(月) 21:00:26
    「……それで、あんたの名前は?」

    「あ……鬼灯楼霊……」

    うーん、やっぱり名前を言うのは嫌だな……

    「そう………で、うちはお守りとかもうって無いのよ………外の世界まで、
    紫に案内させるから……」

    「あ……あの………」

    何となくだった。気まぐれだった。

    「もう少し、ここにいたいです……」

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