この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
火星の雷神が幻想入り~紅霧異変~
- 東方Project × テラフォーマーズ
- 5507
- 49
-
- 1 : 2014/12/07(日) 22:13:17 :
- 久しぶりの新作です
【注意】
・テラフォーマーズと東方のクロスss
・不定期更新
・5巻のネタバレが含まれるかもしれません
・キャラ崩壊等は許してください
-
- 2 : 2014/12/10(水) 02:33:13 :
- とある場所にて・・・
アドルフ「ゲンソウキョウ?」
???「うん、幻想郷。」
アドルフ「興味ないんでパスします。」
???「だから言ってるでしょ?私は、あなたを幻想郷に「それは聞きました」なら話は早いじゃない?」
アドルフ「いきなり現れたと思えば意味不明なことを・・・第一なんで俺なんです?」
???「私のちょっとした気まぐれよ。」
アドルフ「気まぐれ・・・・そんな理由で俺ですか・・・・」
???「そうよ、そろそろ観念したかしら?」
アドルフ「はぁ・・・・わかりましたよ。」
???「じゃあ行くわよ。」
何者かの合図によりアドルフが立っている場所に大きなスキマが出現した
アドルフ「うお・・・ッ!?」フッ
???「今凄い落ち方したわね・・・・彼」
こうして火星の雷神幻想入りしたのであった
-
- 3 : 2014/12/10(水) 03:19:00 :
- 続きは今日の夜で
-
- 4 : 2014/12/12(金) 01:08:17 :
- 突然凄まじい光に包まれた
アドルフ「うおっ!?」
そして気づけば先程いた場所から打って変わって、竹が生い茂る竹林だった
アドルフ「火星・・・じゃないよな・・・・ここは一体どこだ・・・・?」
しかし答えは返ってくるはずがない
辺りを見渡すが、人の気配は感じれなかった
アドルフ(行動しなくては何も変わらないか・・・・)
アドルフ「さて歩くか・・・」
謎の人物の気まぐれが彼の運命を大きく変わる事になるとは、誰も思っていないだろう
長い戦いになることも・・・・
-
- 5 : 2014/12/12(金) 01:41:08 :
- 竹林を歩き始めて何時間か経つ頃だった
アドルフ「なんだこの竹林は・・・いっこうに出口が見えん。」
立ち往生していた・・・
「お前ここで何やってんだ?」ガサ
突然の声に気付き振り向く
アドルフ「!?・・・少女?」
声の主は銀髪の大きなリボンをつけた少女だった
アドルフ「この竹林の出口が知りたいんだが、出口を知らないか?」
???「・・・この竹林は迷いの竹林と言われてな一度入ると余程の強運でない限り抜け出せないって言われてるんだ。」
アドルフ「余程の強運・・・か。」
???「で、この竹林の出口まで案内をするのが私の役目だ。」
アドルフ(丁度出会うったのがこの竹林の案内役・・・・)
???「丁度私も人里に用があるんだ、ついでに出口まで案内してやるよ。」
アドルフ「すまないな。」
安心したアドルフは安堵のため息をつく
???「ところで、姿から見て外の世界の人間のようだけど名前は・・・?あ、私の名前は「別にいいです・・・紹介しなくて。こっちも覚える気ないんで。」そ・・・そうか。」シュン
アドルフ(ちょっと言い過ぎたか・・・・?)
???「で、でも一応名乗っとく・・・私の名は藤原妹紅・・・妹紅でいい。」
アドルフ(・・・妹紅か)
こうして二人は迷いの竹林を後にした
-
- 6 : 2014/12/12(金) 23:33:57 :
- 妹紅「で、そのお前はこれからどうするんだ?」
アドルフ「予定はない。」
妹紅「それなら博麗神社にいくといい。これからの事や元の世界へ帰る手段が分かるかも知れんしな。」
アドルフ「神社か・・・・」
妹紅と出会ってかれこれ数分が経つ
気づけば竹林の奥に光がさしこんでいる
どうやら出口が見えてきたようだ
妹紅「ここが出口だ。神社へは、あの道をまっすぐ進むといい。」
アドルフ「わかった・・・・色々ありがとな。」
妹紅「ああ、まぁこれが私の仕事でもあるし・・・じゃあ私は人里へ「・・・・アドルフだ。」え?」
アドルフ「アドルフ・ラインハルト・・・・これが俺の名前だ。」
そう言い残すとアドルフは博麗神社へと向かった
-
- 7 : 2014/12/13(土) 03:40:21 :
- アドルフ「ここが博麗神社か・・・・。」
鳥居をくぐると賽銭箱の前に立つ。
アドルフ「前に小町艦長達と日本へ行ったときに、神社にも行ったな・・・・たしか5円だっけな。」
賽銭箱に五円玉を入れる
その時
???「珍しいわね・・・・・参拝客かしら?」
アドルフ「参拝目的で来たわけじゃないんだがな。」
???「訳アリってことね…外来人さん…?」
アドルフ「外来人?」
???「いや、格好が違うじゃない。」
確かにこの幹部服は知らない人にとっては、不思議に思われて当然だろう
???「私はこの神社の巫女の博麗霊夢。あなたは?」
アドルフ「・・・・アドルフだ」
霊夢「ここに来たということは、外の世界に帰る…ということよね?」
アドルフ「いや、その事なんだが…俺もよくわからなくてな。」
霊夢「はぁ?説明してもらえる?」
アドルフ「にわかに信じがたいが、いつの間にかこの世界にやいたんだ。」
霊夢「まぁとりあえず上がったら?お茶くらい出すから。」
アドルフ「そうさせてもらおう。」
-
- 8 : 2014/12/13(土) 04:43:31 :
- 博麗神社の座敷でアドルフは幻想郷について教えてもらっていた
アドルフ「この世界は幻想郷・・・・で、俺は幻想入りしてしまったと。」
霊夢「そうね。」
アドルフ「元の世界に帰ることは・・・?」
霊夢「できないことはないわよ。」
アドルフ「・・・だったら・・・・」
霊夢「でも、あんたが望む場所に着くかはわからないけど。」
アドルフ「・・・・そうか。」
霊夢「まぁ・・・・よく考えてみればいいんじゃない。」ズズズ
-
- 9 : 2014/12/13(土) 21:37:58 :
- 霊夢「ところで質問するけど・・・」
アドルフ「?」
霊夢「・・・・その口の傷は何かの勲章かしら?」
アドルフ「・・・」
昔の記憶を思い出したのか彼は黙り込む
霊夢(あれ・・・・もしかして地雷踏んだ・・・・?)
-
- 10 : 2014/12/13(土) 22:29:41 :
- 霊夢「ごめん・・・気にしてた・・・?」
アドルフはコートの裾で口元を隠すと霊夢の方を向く
アドルフ「・・・昔のことを思い出しただけだ。」
霊夢「そ・・・そう。」
霊夢「あ、そうだ・・・一つ聞きたいんだけど、アドルフはこれからどうするの?」
アドルフ「これからどうするかは俺も考えていない。第一住む場所すらないしな・・・・・」
-
- 11 : 2014/12/13(土) 23:16:33 :
- 霊夢「家はスペースがねぇ・・・」
アドルフ「なら人里で宿でも探すことにする。」
霊夢「人里に行くならそこの近道を通るといいわ。・・・・・ただ」
アドルフ「ただ・・・・?」
霊夢「獣道だから・・・・いつ妖怪が現れてもおかしくないのよ。」
霊夢の信じられない一言によりアドルフは硬直する
霊夢「でも滅多にでないから・・・大丈夫だと思うけど」
アドルフ「そ、そうか・・・・色々と世話になったな。」
霊夢「わからないことがあったらまた来なさい。でも、次来るときは何かお土産もって来なさいよ。」
アドルフ「・・・・覚えていればな」
アドルフは神社を後にした
???「意外と彼・・・イケてない・・・?」
霊夢「まったく・・・・あんたの仕業なの?・・・・紫」
紫「さあね・・・どうでしょう・・・?」
霊夢「私に何か用?」
紫「そうそう、実はこれを・・・・」
-
- 12 : 2014/12/14(日) 01:47:46 :
- そろそろ戦闘させたいなー
-
- 13 : 2014/12/23(火) 21:22:48 :
- 今日の夜更新予定です
-
- 14 : 2014/12/24(水) 23:51:57 :
- 獣道
博麗神社と人間の里を繋ぐ道
しかし、見通しが悪く妖怪が頻繁に出現することから人が通ることは、ほとんどない
そんな中、アドルフは宿を探すため、霊夢から教わった獣道を通り人里へ向かっていた
アドルフ(そろそろ日が暮れるな…早く宿を探さないと)
歩きながらそんなことを考えた矢先、繁みの奥から木々の揺れる音が聞こえた
咄嗟にアドルフは戦闘隊形をとる
アドルフ(まさか霊夢の言っていた妖怪…か?)
だが、繁みの奥から出てきたのは妖怪ではなく迷いの竹林の案内人……妹紅だった
妹紅「お、アドルフじゃないか。」
アドルフ「・・・お前か。なんでここに・・・・・?」
アドルフの質問に妹紅はやれやれと頭を掻きながら答える
妹紅「私の友人の教え子が一人迷子になってしまってな…その友人といま捜索してるんだ。」
アドルフ「そうか・・・・邪魔したな」
妹紅「おう・・・っておい!」ガシッ
通り過ごそうとしたアドルフを妹紅はコートをつかみ歩みを止める
アドルフ「!?ッ…なんだ?」
妹紅「手伝ってくれないのか?」
アドルフ「俺には人里へ行かなきゃならん。こんな所で道草食っているほど暇じゃないんだ」
そう言い捨てると妹紅の手を振り払い人里の方へ向かおうとする
妹紅「そうか…すまない。無茶言ってしまったな…」
妹紅の呟きを耳にしたアドルフは大きく溜め息をつくと妹紅の方へ振り向く
その時、二人のいる森に怪物の断末魔と共に少女の叫び声が響く
妹紅「今の叫び声…「チッ…!!」おい、待て!」
叫び声に咄嗟に反応したのはアドルフだった
声が聞こえた方へ走る
アドルフ(クソッ・・・今度は本物の妖怪か!?)
走りながら懐から小さなケースを取り出す
アドルフ(コイツが妖怪相手に効くか分からんが・・・・万が一の時は・・・・)
アドルフは覚悟を固めた
-
- 16 : 2015/01/05(月) 21:08:13 :
- 妹紅「あそこだ!」
指をさしながら声をかける妹紅
指をさした方を見るとそこには迷子の少年がいた
アドルフ(無事か・・・?)
妹紅「一郎!!」
妹紅はすかさず少年の元へ駆け寄る
一郎「妹紅姉ちゃん!」
妹紅「怖かったか?今助けに来たからな。」
二人の背後に大きな影が忍び寄る
その影に気づいた妹紅は後ろを振り向いた
妹紅「!?」
妹紅の視線の先には、体長3メートルはある熊がそこに佇んでいた
断末魔の正体は恐らくこの熊だろう
-
- 17 : 2015/01/06(火) 01:03:15 :
- 熊は二足歩行でゆっくりと歩きながら、距離を縮める
襲い掛かるのはもはや、時間の問題だろう
妹紅「狙いは私と一郎かい?」
迫りくる熊を睨み戦闘態勢をとる妹紅
鋭い爪を熊は妹紅めがけ振りかざす
その時
妹紅の頬をすれすれで何かが通った
すると、突然熊が後方へ下がり始める
よく見ると腕にクナイのような物が刺さっていた
少なくとも妹紅と一郎がやったものではない
じゃあ一体誰が?
妹紅は恐る恐る振り返る
そこで妹紅が目にしたのは、姿が豹変したアドルフだった
アドルフ「・・・・下がってな。」バチバチ
-
- 18 : 2015/01/06(火) 15:53:31 :
- 闇を裂く雷神!
期待です
-
- 19 : 2015/01/06(火) 15:57:01 :
- テラフォおおおおぉぉぉ!!!
これからのフォおおおおおぉぉぉ!!!
アドルフううううぅぅう!!!!
期待です!!!!!!!
-
- 20 : 2015/01/06(火) 16:37:59 :
- ─電気─
この『科学技術』を生まれつき操る生物がいる
電気鰻
南米・アマゾン大河の食物連鎖の頂点
ウナギと呼ばれてはいるが、実際には全く異なる進化を果たした種
その放電能力を獲物や敵を殺傷するために磨き上げた一族一種の電撃生物である
アドルフ「・・・・どうだ?」バチチ
熊に問いかける
人間の言葉を理解するほどの知能はなさそうだが、自分に注意をひきつけるには十分だった
妹紅「アドルフ早く逃げろって!ここは私が「力試しには持ってこいだろう。」はぁ?」
妹紅の必死の制止にも耳を貸さずアドルフは熊に向かっていく
熊は反撃しようと獰猛な牙で首に噛みつこうと襲いかかる
しかし、アドルフはその攻撃を掻い潜り熊の胸に指をトンっと添える
この時、勝敗は決まった
-
- 21 : 2015/01/06(火) 16:43:19 :
- 発電魚の仕組みは、神経繊維と接触する筋肉の一部分が『発電板』という細胞に変化しており
他の生物と同様に神経から生ずる僅かな電流を完璧に計算し、整列した『発電器官』によって極限まで増幅していることによる
中でも強電魚と呼ばれるデンキウナギの放電は一線を画しており、その威力は20㎏級の個体で860V以上とも言われている
これは定位やせいぜい威嚇を主な用途とする他の発電魚とは違い獲物や敵を殺傷するために進化したものである
そしてこの時、88㎏のアドルフの全身の筋肉が
全て発電器官を具えていたらなら─
アドルフ「フッ!」ズゴォォォ
その瞬間、凄まじい威力の電流がアドルフの指を伝って熊の体に流れた
グオオオォォォ!!
熊は断末魔の悲鳴を上げドサリという重い音とともに力尽きる
アドルフ「・・・・・こんなもんか。」
熊が完全に息絶えたと確認したアドルフは妹紅と一郎の方へ顔を向ける
二人とも無事なようだ
-
- 23 : 2015/01/07(水) 15:46:35 :
- 迷子も見つかり無事だったことも分かったアドルフはもと来た道へ戻ろうとする
それを見た妹紅は慌てて追いかける
妹紅「待てよ!」
アドルフ「・・・・用は済んだろ」
妹紅「そうじゃなくて、一体何者なんだお前は・・・」
アドルフ「何者でもない」
適当に答えるアドルフ
その時、ふと自分の手を何かが掴んだ気がした
隣を見ると先程まで妹紅の後ろで隠れていた一郎が自分の手を握っていた
一郎「・・・・助けてくれてありがとう」
人にお礼を言われたのは何年振りだろうか
アドルフは少し照れくさくなり曖昧な返事してしまった
-
- 24 : 2015/01/07(水) 22:20:23 :
- アドルフは異変解決にも協力するのかな?
続きに期待
-
- 25 : 2015/01/08(木) 16:44:08 :
- >>24
そうですね
まだ異変が起きる前の設定なので次回作を紅霧異変をテーマにしていきたいです
アドルフVS咲夜ってのもありかもしれません(刃物繋がりで)
-
- 26 : 2015/01/11(日) 01:26:24 :
- 博麗神社
霊夢「・・・で、これをアドルフに渡しておけばいいのね?」
紫「そうそう。じゃ、よろしく頼むわよー」
用事を済ませた紫はスキマを使い帰って行く
霊夢「全く、自分で渡せばいいのに・・・・。」
-
- 27 : 2015/01/11(日) 02:20:01 :
- その頃、アドルフ、妹紅、一郎の三人は獣道を抜け人里に到着しようとしていた
辺りは暗くなりいたるところに行燈が灯されている
妹紅「ん?」
一郎「どうしたの・・・・?」
妹紅「あそこに人が。」
人里の入り口に女性らしき人物が二人見えた
そのうちの一人がこちらに近づいてくる
???「一郎!一郎!」
一郎の名前を叫ぶ女性の声が聞こえた
顔には喜びの涙が流れている
声に反応した一郎は握っていたアドルフの手を離し、女性のもとへまっしぐらに走っていた
一郎「お母さん!」
一郎母「よかった・・・無事で・・・」
母は一郎をしっかりと抱きしめる
幼い時に両親を亡くしたアドルフにとって、家族が再会を喜びあう姿を見るのは初めての事だった
アドルフは、二人の感動の再開を邪魔したくないと思い後ろに下がる
一郎はいるべき場所に戻ったのだ
アドルフ(よかったな・・・元気でな、相棒。)
-
- 28 : 2015/01/12(月) 03:16:50 :
- 一方、妹紅はもう一人の女性と話をしていた
???「妹紅お疲れ様。」
妹紅「慧音もな。」
慧音「ところで後ろの男性は誰だ?」
妹紅「ああ、説明は後にしてまずこいつにメシ食わせてくれないか。」
アドルフ(何故か勝手に話を進めている気が)
慧音「?まあそれはいいのだが、大丈夫なのか?」
妹紅「心配いらないってこいつは、私が保証する。」
慧音「妹紅が言うのならば、大丈夫なのだな。そこの御仁人里に案内する、付いてくるといい。」
妹紅は慧音と呼ばれる女性と少し話をしてアドルフが危険な人物ではないことを伝えた。
慧音も妹紅の言ったことを信じて、アドルフを快く人里に入れた。
妹紅「行くぞアドルフ!」
アドルフ「・・・・わかった。」
-
- 29 : 2015/01/12(月) 14:57:54 :
- 二人は慧音の家に上がり、アドルフと妹紅は飯を食べさせて貰っていた。
飯を食べながらアドルフは自分のことを慧音に説明していく。
慧音「そうか、君が一郎を助けてくれたのか。」
アドルフ「気にするな、俺もこの世界で自分の能力が通用するのか確かめたくなっただけだ。」
慧音「なるほど、しかし3メートルもある熊を生身で戦うとわな・・・正直驚いたよ。」
妹紅「雷を操っているように見えたがあれはどうやっているんだ?」
アドルフ「手術のおかげ・・・というべきか・・・。」
苦笑しながら妹紅にこたえるアドルフ。
妹紅「手術?」
慧音「いったいなんのだ?」
話に食いつく妹紅と慧音
アドルフ(しまった・・・・これは話すべきか・・・?)
一瞬後悔したアドルフだが、子供の様に目を輝かしながらその話に興味を持つ二人に嘘をつくことをできなかった
アドルフ「わかった・・・・全て話す。」
アドルフは自分の手術の経緯とその手術についてを二人に説明した。
慧音「ふむ、つまりアドルフはその世界で初の手術成功者となったんだな。」
アドルフ「まあ、そういうことになるだろう。」
妹紅「ひょっとしてさっき姿が豹変していたのはその手術の効果だったんだな?」
アドルフ「ああ。」
慧音「その手術では色々な生物の特性を身に付けることができると言っていたが、アドルフの手術ベースは何だ?」
アドルフ「魚類型だが・・・・」
妹紅「何の魚なんだ?」
アドルフ「・・・デンキウナギ」
「へぇー」と頷く妹紅と慧音。
-
- 30 : 2015/01/12(月) 19:53:50 :
- 妹紅「そういえば、どうしてアドルフは人里に向かおうとしてたんだ?」
アドルフ「宿を探そうとしていたんだ・・・・最悪、野宿も考えていたが・・・・」
慧音「それなら今日は家に泊まるか?」
アドルフ「は?」
慧音「せっかく来てもらった客だそれに、教え子の命を助けてもらった恩もある。」
アドルフ「でも俺は男だぞ・・・さすがにそれは…。」
慧音「私は大丈夫だ、気にしなくていいぞ。」
妹紅「安心しろアドルフ・・・慧音は知らない男に夜這いする淫乱な女じゃない。」
慧音「それは余計だ。」
アドルフ「・・・わかった、今晩は頼む。」
慧音「ああ。」
-
- 31 : 2015/01/12(月) 21:26:54 :
- 妹紅「それじゃあな二人とも。」
慧音「また来いよ。」
妹紅「分かってるって。」
そう言って妹紅は帰って行った。
慧音「・・・そろそろ風呂入って寝るか。」
アドルフ「ところで、俺はどこで寝ればいい・・・?」
慧音「ああそうだったな、こっちだ。」
案内されたのは少し狭い部屋だった。
アドルフ「・・・・。」
慧音「すまない・・・この部屋しか空いてるスペースはなくてな。」
アドルフ「気にするな・・・寝床があるだけで十分だ。」
慧音「・・・・優しいんだな・・・アドルフは。」
笑顔でアドルフを見つめる慧音。
アドルフ「そ・・そんなことは・・・ない。」
頬を赤く染めるアドルフ。
慧音「面白いやつだな・・・お前は。」
アドルフ「・・・・・・。」
-
- 32 : 2015/01/12(月) 22:12:21 :
- アドルフ「じゃあ、俺はそろそろ寝るぞ。」
慧音「そうか、お休みアドルフ。」
そう言い残した慧音は自分の部屋に戻っていった
アドルフ(しかし・・・初めてだな。この世界で眠るのは・・・)
横になりながらアドルフは考えていた。
アドルフ(俺は常に監視されている中で生きてきた。でも、今は違う。自由だ・・・)
アドルフ(第一俺はこの世界で戦うとしてもどうしてだ?俺には理由がない・・・)
アドルフ(神社で霊夢は巫女と言っていた。妖怪退治をするのだろう。しかし・・・どうして妹紅は・・・)
アドルフ(・・・考えすぎか。もう寝よう。)
彼はこうして眠りについた・・・
-
- 33 : 2015/01/18(日) 04:27:56 :
- うぉー!!期待!
(アドルフイケてんな…!)
-
- 34 : 2015/01/18(日) 18:34:15 :
- >>33
ありがとうございます!
アドルフイケてますよね!!
-
- 35 : 2015/01/26(月) 23:31:43 :
- 翌日
慧音「今日私は寺小屋に行くが、アドルフはどうするんだ?」
アドルフ「そうだな・・・・しばらく慧音の授業を見学させてくれ。後のことは、自分で考える。」
慧音「じゃあ寺小屋まで案内するから付いて来てくれ。」
慧音の指示に従ってアドルフは寺小屋へ向かった
-
- 36 : 2015/02/06(金) 23:20:03 :
- テラフォーマーが出てきたら、幻想郷ヤバくね?
しかも、アドルフ敗北した奴だし
-
- 37 : 2015/02/07(土) 20:52:21 :
- >>36
テラフォーマーは登場する予定です。
-
- 39 : 2015/02/12(木) 10:38:03 :
- 勇義ならテラフォーマー素手で倒せるかも.........(確信)
-
- 42 : 2015/04/30(木) 00:32:18 :
- 家庭の事情で更新できませんでした
土日から再び更新していくので、よろしくおねがいしますorz
-
- 43 : 2015/05/01(金) 23:45:59 :
- 寺小屋
慧音「ここがこうなる。で、次の問題!分かる奴はいるか?」
「「はい!はい!」」
案内を受けたアドルフは早速、授業を参観することにした
極力授業を邪魔しないために、アドルフは廊下の隅の方で見ていた
アドルフ(生徒が楽しみながら授業を受けているとは… 慧音の教え方は上手いんだな )
その時
「慧音先生!廊下に誰かいる!」
「えぇ?」
「どごどこ?」
どうやらバレたみたいだ
-
- 44 : 2016/01/06(水) 17:50:36 :
- 期待です~!
-
- 45 : 2016/01/24(日) 12:53:04 :
- 早く更新してください‼︎
-
- 46 : 2016/01/25(月) 17:34:49 :
- 投稿遅れてしまいすいません、レギオンです。
現在、受験のため執筆を休止しております。
受験が終わり次第続きを投稿していく所存です。
楽しみに待って下さっていた方々、本当に申し訳ありませんでしたorz
-
- 47 : 2016/01/25(月) 21:26:49 :
- レギオンさんも受験なんですか?
僕も来年進学します。
お互い志望校に合格できたらいいですね。
-
- 48 : 2016/05/24(火) 23:06:43 :
- 受験頑張って(^~^)/応援してます!
-
- 49 : 2024/09/15(日) 18:32:53 :
- {
- 著者情報
- 「東方Project」SSの交流広場
- 東方Project 交流広場
- 「テラフォーマーズ」SSの交流広場
- テラフォーマーズ 交流広場