この作品は執筆を終了しています。
田中「俺様は気づいた…トリックなどない方がいい、と」
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- 1 : 2014/12/04(木) 21:23:03 :
- ダンロン2やって無い人は戻ろう
chapter4 ファイナルデッドルーム
モノクマ「田中くん!ファイナルデッドルームクリアおめでとうございます!」
田中「フハハハ!あれくらいのパズルなど俺様と我が破壊神暗黒四天王の知能があれば容易い…」
モノクマ「空腹なのによくしゃべるなあ~」
モノクマ「じゃあここにある武器はなんでも使っていいからね…うぷぷ」
田中(いった…か…)
田中(さて、どの武器を使うべきか)
田中(ん、窓があるな…)
田中「!!」
田中「なるほど…。これが夢屋敷の秘密…」
田中「これを使えば俺様がダークシナーとは気づくまい」
田中(…本当にそうなのだろうか?)
田中(他の誰かがファイナルデッドルームをクリアしたらトリックはすぐバレるだろう)
田中(それに…実際トリックがないただの殺人の方が犯人だとバレないのではないか?)
田中(ここには警察などいない…則ちいくら指紋が残ろうが関係あるまい)
田中(むしろ凝った仕掛けをすればするほどダークシナーが絞られる)
ジャンP「チュ!」セレストカナ!
田中「…………」
田中(では、武器はこれで決まりだ)
ロシアンルーレットの際に用いた拳銃を手に取る
拳銃に弾丸を詰める
田中「これなら服に返り血がつく心配もあるまい…」
マガG「チュ!」クワタトカナ!
田中「我が名は田中眼蛇夢!」
田中「今、己の生を全うすべく闘いにでる…!!」
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- 2 : 2014/12/04(木) 22:11:14 :
田中(…さて、誰を生贄にすべきか)
田中(やはり…鉄の身体となった弐大か?)
田中「…………」
田中(いや、銃弾がきくとは思えん)
田中(それに銃となると音が響く)
田中(例え夜中に決行するとしても日向が眠る部屋などには聞こえるだろう)
田中(ならば…どこで誰を浄化させるべきかは一目瞭然…)
田中「神に選ばれし…豪華な客室に眠るものたちだ」
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- 3 : 2014/12/04(木) 22:36:33 :
田中(まず、豪華な客室で眠るのは俺様を抜いて狛枝,ソニア,七海の三人か)
田中(狛枝か…)
田中(やつの才能により弾が不発になりそうだ)
田中(では、ソニアか七海…)
田中(とにかくまずは決行する時間を考る)
田中(朝や昼では…我が宿敵にして下僕にして将来の伴女となる日向)
田中(やつの行動力は以上だ。やつは夜時間以外主に奴らの元で過ごす)
田中(朝や昼に決行した場合は日向に見つかる可能性がある)
田中(夜に決行するとなると夜であっても部屋に俺様を招き入れそうな者…)
田中「ソニア…か」
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- 4 : 2014/12/04(木) 22:50:37 :
田中「………」
ソニア『田中さん!破壊神暗黒四天王さん達に餌をあげてもよろしいですか?』
ソニア『どんどん食べてくださいねっ!』
田中「…………」
田中「ふ……はははは、は」
田中「生を諦めた者になど…魅力はない」
田中「さて、今宵の勝者は俺様か、生ける屍か…」
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- 5 : 2014/12/04(木) 23:00:52 :
- 24時
田中(よし、恐らく誰にもみられてはいるまい)
田中(このままソニアの元へ向かうか)
~ソニアの部屋の前~
田中「………」ピンポーン
ガチャ
ソニア「誰でしょう…こんな時間に」
ソニア「…って田中さん!?」
田中「…静かに。夜は静寂の時だ」
ソニア「!!」コクッ
田中「少し入れてもらえないか?」
ソニア「……」コクッ
ガチャン
ドアが閉まる
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- 6 : 2014/12/04(木) 23:20:45 :
ソニア「どうしましたか?こんな夜中に」
田中「誰かを殺さねば全滅…ソニアよ、貴様はどう考える?」
ソニア「またその質問ですか…」
ソニア「私の意見は変わりません」
ソニア「誰も殺しはしませんし殺させもしません!!」
ソニア「そんなことをするくらいなら餓死をする方がましです!!」
田中「……そうか」
ソニア「…どうして今になってまた、そんなことを聞くのですか?」
カチャ
ソニア「!!」
田中は銃を構える
ソニア「た、田中さんそれは…」
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- 7 : 2014/12/04(木) 23:39:12 :
田中「それは…生を諦めているのに等しい」
田中「生を諦め何もせず死を受け入れるなど生への冒涜だ!」
ソニア「!!」
ソニア「わ…私だって…」
ソニア「死にたくなんかないですよ!!」
ソニア「諦めたくなんかないですよ!!」
ソニア「ですが…罪の無い人に手をかけることが許されるとは思いません!」
田中「では俺様はもう罪人だ」
田中「貴様に銃を向けているのだからな。貴様が殺す理由は十分にある!」
田中「生きたければ戦え!」
田中「俺様から銃を奪って反撃しろ!」
田中「一切抵抗しないならば…」
田中「貴様の人生は終幕を迎える」
ソニア「……………」
田中(一切抵抗しない…か)
パンッ
ソニア「うっ……」
ソニアの額に一筋の紅が流れる
ソニア「お父様…お母様…」バタ
田中「…………」
銃を死体のそばに置く
田中(そうだ、コレでよいのだ)
田中(俺様はただ自分の生を全うしただけ…)
田中「くっ……」
田中(それなのに…なぜこんなにも涙が出るのだ?)
田中(俺様の心は氷の心)
田中(憐れみも罪の意識ももた無い)
田中「うっ……うう…くそ、くそ…」
田中「せめて…抵抗したなら…!!」
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- 8 : 2014/12/05(金) 20:52:46 :
-
田中(それから我が巣窟に戻ったが、誰とも会うことはなかった)
田中「ふ…九頭竜辺りがロビーにいたらどうしようかとも思ったが…」
田中「24時に決行して成功だったかもしれんな」
田中(さて、身体が悲鳴をあげている)
田中(もう…休もうか)
~次の日~
モノクマ「おまえら!モノクマ太極拳をしますよ!」
日向「はあ…いつまで…こんな生活を…」
左右田「もう腹へりすぎて…動く気になんかならねえよ」
田中「く……この身体はもう使えぬか!!」
弐大「シャキッとしんかい!」
モノクマ「ほら!君たちは若いんだから動く動く!」
狛枝「そういや女性陣がまだ来ていないね」
日向「そういえば…」
田中「日向はみていないのか?」
日向「ああ、先に来たからな」
九頭竜「早くこねえと七時になるぞ?」
終里「…よお」
弐大「遅いぞ!」
日向「あれ…?ソニアは?」
七海「………」
七海「…殺されたよ」
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- 9 : 2014/12/05(金) 20:57:31 :
-
左右田「は、はあ!?」
左右田「ソニアさんが死ぬわけねえだろ!?」
七海「目撃者がまだ2人だから死体発見アナウンスはなってないけど…」
七海「もし、誰かがソニアさんを見て死体発見アナウンスがなったら…」
七海「ソニアさんは死んだってことになるね」
日向「………っ!?」
日向「モノクマ…」
モノクマ「はいはい分かりましたよ」
モノクマ「今日は太極拳免除!どうぞソニアさんの様子を見に行ってください!」
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- 10 : 2014/12/05(金) 21:08:45 :
~ソニアの部屋~
日向「うっ!?」
左右田「な……!?」
『死体が発見されました!死体が発見されました!一定時間の調査の後学級裁判を行います!』
七海「やっぱり…」
モノクマ「うぷぷ!やっとコロシアイをしてくれたね」
モノクマ「みんな餓死しちゃったらどうしようかと思ったよ!」
モノクマ「てことではい、あんパンと牛乳」
日向「こ、こんなもの…!」グゥウ
日向「くそ!!//」
モノクマ「うぷぷ…それじゃあはい、モノクマファイル」
モノクマ「しっかり調査するんだよ!」
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- 11 : 2014/12/05(金) 21:16:23 :
日向(よし、腹は膨れた)
日向(必ず…犯人をみつける!)
日向(まずはモノクマファイルだ!)
被害者:ソニア・ネヴァーマインド
死亡時刻:深夜
死因:出血多量。額には貫通した傷跡。それ以外に特に目立った外傷はない
日向(なるほど…)
日向(次は死体を調べるか)
九頭竜「銃が落ちてるな」
日向「ああ」
九頭竜「この額の傷…間違いなく銃でうたれてできたものだ」
日向「ああ」
九頭竜「じゃあ…武器はこれで決まりだな」
日向「ああ」
日向(ええ……調査の段階で武器確定しちまったよ…)
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- 12 : 2014/12/05(金) 21:22:02 :
-
日向「何か他に目立ったものは…」
七海「……ないね」
日向「ああ、ないな…」
日向「…………」
日向「みんな、深夜は何をしてた?」
左右田「寝てたな」
九頭竜「俺は五時頃眠れなくてラウンジにいたがそれまでは寝てたな」
狛枝「寝てたね」
七海「寝てたよ」
終里「寝てたぞ」
田中「桃源郷にいっていた…」フッ
弐大「スリープモードになっていたぞ」
日向「ああ、俺も寝ていた」
日向(あれ、これ詰んだ?)
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- 13 : 2014/12/05(金) 22:00:58 :
~ファイナルデッドルーム前~
狛枝(ふふ…まだ詰んでなんかいないよ日向くん)
狛枝(あの銃はおそらくここから調達してきた)
狛枝(この部屋を調べれば何か分かるかもしれないね)
狛枝「命がけのゲームか…」
狛枝「希望の皆を危ない目には遭わせられないからね!」
狛枝「僕が犠牲になって皆をを輝かせるんだよ!!」
モノミ「狛枝くん…ここに入ってはいけまちぇんよ!」
狛枝「うわ…いたんだね」
モノミ「しくしく…」
モノミ「ここには何もありまちぇんよ…」
モノミを「それでも入るなら…先生も入りまちゅ!」
狛枝「はあ……勝手にすればいいんじゃないかな」
狛枝「さて、いこうか」
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- 14 : 2014/12/05(金) 22:07:23 :
~ファイナルデッドルーム~
狛枝「はあ…楽勝だったね」
モノミ「狛枝くん…あの台の上にあるのは?」
狛枝「!!」
狛枝「銃…みたいだね」
狛枝「ロシアンルーレットでもしろってことかな」
狛枝(それよりこの銃…もしかして犯人はこの銃を使ったのかな)
狛枝「…………」
狛枝「だからなんだよ!!?」
モノミ「びくぅっ!!」
狛枝「まったく犯人絞れてないじゃないか!!?」
モノミ「お、落ち着いてくだちゃい!」
狛枝「はあ…はあ…」
狛枝(いや、まだだ)
狛枝(まだこの先に武器があるはずだ)
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- 15 : 2014/12/05(金) 22:13:12 :
狛枝(とにかくロシアンルーレットを終わらせないと…)
モノミ「ちょっと狛枝くん!何発つめる気でちゅか!?」
狛枝「このくらいしないと命がけのゲームとはいわないよふふふふふ」
モノミ「冷静さをかいてまちゅよ!」
モノミ「てゆうかなんで弾全部詰めたんでちゅか!?」
狛枝「ここまですれば何かが分かる気がするよ!はははは!!」
モノミ「それロシアンルーレットっていいまちぇんよ!?」
モノミ「ただの自殺行為でちゅよ!?」
狛枝「だまってて!!」
モノミ(狛枝くんはそのまま引き金をひいてちまいまちた)
狛枝「?」
狛枝「ははっ、不発だったみたいだね」
狛枝「しけってたのかな?」
モノミ(狛枝くんの幸運には驚かされるばかりでちゅ)
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- 16 : 2014/12/05(金) 22:21:34 :
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モノクマ「クリアーおめでとうございます!」
モノクマ「君の幸運という才能には驚いたよ!」
狛枝「いや、僕の才能なんて才能とはいえないから…」
モノクマ「じゃあ狛枝くんには君たちの秘密が書かれたファイルをあげるよ!」
モノミ「な、何勝手なことしてるんでちゅかー!?」
モノクマ「こらー!モノミはまだロシアンルーレットやってないのにきたらだめだろー?」
モノミ「あ、あちしもやるんでちゅか!?」
モノクマ「さっさといけー!」
狛枝「僕が…そんな重要なものを…」
狛枝(まあ、まずこの部屋を調べてからかな)
狛枝(沢山の武器があるなあ)
狛枝(でも…これだけで最強の武器と言われていたのかな?)
狛枝(そう言われるには物足りないような…)
狛枝「!!」
狛枝(窓がある…)
狛枝「!!」
狛枝「なるほど…ここは二階か…」
狛枝「…となると、僕らがいつも太極拳をしていた部屋はマスカットルームにもストロベリールームにもなるんだね」
狛枝「これでどちらか一方しか扉が開かない理由がわかったよ」
狛枝(だけどね…)
狛枝「これ絶対事件と関係ないよね!!?」
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- 17 : 2014/12/05(金) 22:35:18 :
モノクマ「学級裁判をします!きてください!」
日向(や、やばい!!はじまっちまった!!)
日向(結局それっぽい証拠がないぞ?)
日向(さっき狛枝にコトダマをもらったけどそこまで重要そうなのないし…)
日向(しかも俺予備学科だったし…あいつすごい機嫌悪かったし…)
七海「日向くん、大丈夫?」
日向「あ、ああ」
左右田「くそ…いきたくねえけどソニアさんのためにいかねーと!」
狛枝「…………」
日向(ソニア…)
日向(女王様ということて最初は馴染めるかどうか不安だったが話してみるととてもおもしろいやつで)
日向(いつも場をもりあげてくれたし、いろいろと気をつかってくれた)
日向(時々間違った日本の文化の話をしたり、俺たちの常識を越えた自国の話をしたりとぶっ飛んでいたが)
日向(俺はあの笑顔が大好きだった)
日向(その笑顔を奪った犯人は…)
日向(この中にいる!!!)
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- 18 : 2014/12/05(金) 22:41:32 :
モノクマ「では学級裁判を開演します!」
モノクマ「学級裁判の説明は省略!」
モノクマ「ではどうぞ~」
七海「ええっとじゃあまず…」
七海「武器から確認していこうか」
左右田「そんなのもう分かり切ってるだろ?」
左右田「”ソニアさんの横に落ちていた銃”だ!」
狛枝「はあ?」
左右田「な、なんだ!?違うのかよ!?」
狛枝「はあ……」
狛枝「あってるけど」
左右田「あってるのかよ!?」
狛枝(なんて単純すぎる殺人なんだろう)
日向(狛枝…予備学科の俺だけじゃなくて左右田にもあの態度なのか?)
日向(でも…ただのやつあたりにみえるな)
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- 19 : 2014/12/05(金) 22:53:38 :
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終里「次だ!次!次に進むぞ!」
弐大「何を話すんじゃ?」
「………………」
日向(やばい…詰んだ)
七海「うーん…」
七海「じゃあ死亡時刻の事について考えようか」
田中「フフフ…人間だけでなく草木もその役目から解放され一時の休息を得るとき…」
九頭竜「深夜って言えねえのかよ…」
七海「そうだよ、そこなんだよね」
七海「みんなは深夜に人が訪ねてきたら無防備にいれたりするかな?」
日向「確かに…」
九頭竜「俺ならいれねえな。怪しすぎる」
七海「そう、だからソニアさんが気を許せる人に絞られると思うんだ」
日向(ソニアが気を許すようなやつ…)
日向(やべえ、ソニアなら誰でもいれそうだ)
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- 20 : 2014/12/06(土) 16:53:18 :
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終里「あいつなら誰でもいれそーだぞ?」
弐大「確かにのう…」
七海「うん、でも左右田くんはいれてあげないかもね」
左右田「な、なに!?」
九頭竜「確かにな。入れたとたん犯されちまいそうだ」
左右田「そんなことしねえよ!?」
日向「じゃあ左右田は犯人候補からはずれるのか」
左右田「くそ…うれしいはずなのにうれしくねえ…」
七海「それじゃあ…次はどうしてソニアさんを狙ったのかを話そっか」
九頭竜「女だから殺しやすかったとかか?」
七海「うーん…違う、と思うな」
七海「犯人は銃を使ったんだよね」
七海「でも私達は誰も銃声をきいていない」
七海「それはどうしてかわかる?」
日向「それは…」
日向「豪華な部屋だから…」
七海「そうだよ」
七海「犯人は豪華な部屋の人を殺そうとしたんだと思うよ」
日向(おう…なんかそれっぽい流れになってきたな)
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- 21 : 2014/12/06(土) 17:00:18 :
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終里「豪華な部屋つったら…ソニアと狛枝と田中と七海か」
七海「犯人がソニアさんを女だから狙ったんだとしたらどうして私が狙われなかったんだろ?」
左右田「あ…!!」
左右田「も、もしかして七海!お前が犯人なんじゃないか!?」
七海「違うよー…」
七海「そういう流れじゃなかったでしょ?」
狛枝「はあ…あまりつまらないことで時間を使わないでくれるかな」
狛枝「時間は無限ではないんだよ」
左右田「く…」
七海「まあ…話をもどすよ」
七海「どうして私が狙われなかったかというと…」
七海「犯人は…私とあまり仲が良くない人だから…じゃないかな?」
日向「!」
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- 22 : 2014/12/06(土) 17:17:25 :
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七海「流石に私も深夜は警戒しているからね」
七海「終里ちゃんや日向くんならいれるかもしれないけど…」
七海「他の人は無理、かな?」
日向(俺はいいんだ…)
日向(ちょっとうれしいな!)
左右田「くそ…日向の顔むかつくぜ」
日向「じゃあ今の所犯人候補は弐大、九頭竜、田中、狛枝の4人か…」
九頭竜「おいおいちょっとまてよ!」
九頭竜「これは今”犯人が女だからソニアを狙った”という仮説を打ち砕くために話してたことだよな?」
九頭竜「それなら七海と仲がよくないからといって犯人にしたてあげるのはいきなりすぎるんじゃねえか?」
九頭竜「豪華な部屋でねていたのは他にも2人いるんだ」
九頭竜「ソニアが女だから殺されたんじゃなけりゃどうして男2人は狙われなかったんだ?」
七海「うーん…犯人はソニアさんくらいしか部屋にいれさせて貰えないような人ってことをいいたかったんだけど…」
七海「うん、じゃあまずね」
七海「田中くんが部屋に入れてくれると思うかな?」
九頭竜「あー…」
九頭竜「いねえ、だろうな」
田中「くくく…硝気に満ちた我が巣窟に入れたら、の話だがな…」
九頭竜「やっぱ訂正」
九頭竜「入りてえやつなんていねえわ」
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- 23 : 2014/12/06(土) 18:02:07 :
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左右田「じゃあ狛枝はどうなんだ?」
左右田「あいつなら誰でも入れてくれそうだろ」
左右田「希望の踏み台になるなら光栄だよ!…っていってさ」
狛枝「はあ…そんなこと言ってた時もあったね」
七海「うーん…」
七海「狛枝くんに銃弾はあたるのかな?」
モノミ「ちょういえば…狛枝くんはロシアンルーレットの弾を全弾詰めても助かりまちた」
日向「全弾!?」
七海「うん、そこまでの幸運があるなら弾が当たらないかもしれないしね」
七海「てことで…まあ、犯人はソニアさんくらいしか部屋にいれさせて貰えないような人」
七海「…だと思うよ?」
日向(なるほど…やっと議論らしくなってきたな)
モノクマ「うーん…」
モノクマ「さっきから同じ事の繰り返しでつまらないな~」
モノクマ「ねえコレ終わるの?」
「「……………」」
七海「少しずつ絞っていってるんだから邪魔しないで」
モノクマ「でもさ~ぶっちゃけ君ら詰んでるよね?」
七海「………」
日向(七海でもだめか…)
日向(証拠が…少なすぎるっっ)
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- 24 : 2014/12/07(日) 15:35:21 :
-
狛枝「モノクマの言うとおり何にも進んでないよ」
日向「お前まで…」
狛枝「だって考えてもみてごらん?」
狛枝「七海さんは犯人はソニアさんくらいしか部屋に入れて貰えないような人っていうけどさ…」
狛枝「犯人がソニアさんと七海さん両方仲がいい上で」
狛枝「うーん…たとえばね、七海さんのことが好きだからソニアさんを殺したという可能性もあるんだよ」
狛枝「だから結局犯人は絞れてないんだよね…」
狛枝「まあ、ソニアさんに汚物扱いされていた左右田くんは別だけど」
左右田「お、汚物!?」
日向(くそ…っ)
日向(俺らはモノクマや狛枝の言うとおり全然進歩していないんだ!)
モノクマ「はい、そーゆうことで」
モノクマ「次レスで犯人きめちゃってね!」
九頭竜「な…!?」
弐大「つ、次レスでじゃとお!?」
モノクマ「ということでクロを特定しちゃってください!」
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- 25 : 2014/12/07(日) 15:48:59 :
~ノンストップ議論~
左右田「もう九頭竜なんじゃないか?」
九頭竜「あ?何でだよ」
左右田「ほら…極道つったら銃じゃねえか!」
九頭竜「お、お前それだけの理由で!?」
左右田「ほら田中もなんかいってやれ!」
田中「ククク…貴様が銃なら俺様は闇の魔剣を使おうじゃないか」
左右田「お前にふるんじゃなかった!」
七海「遊んでいる暇はないよ」
七海「ねえ終里さん、昨日の夜変な音を聞いたりしなかった?」
終里「わりい寝てた」
狛枝「はあ…もう僕が適当に投票したらあたったりしないかな」
左右田「くそ…九頭竜じゃなけりゃ…」
左右田「そうだ!日向だ!」
日向「は!?」
左右田「こいつは正体不明だし元々怪しかったじゃねえか!」
九頭竜「そういや…」
日向「そ、それは本当に記憶喪失で…」
弐大「それにお前さん男子で一人だけ女子の所に泊まっておったしのう…」
左右田「ああそうだな!他の男子はマスカットルームまでいく元気はねえ!」
日向「そ、そんな…」
左右田「てことで日向な!」
終里「てめえだったのか!」
弐大「なんつう奴じゃ!」
田中「き、貴様がダークシナーだと…!?」
日向(皆が俺を疑っている…)
日向(ここで終わってしまうのか?)
モノクマ「はい、終わります」
モノクマ「みなさん投票してね!」
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- 26 : 2014/12/07(日) 15:54:21 :
~投票結果~
日向 日向 日向
モノクマ「うぷぷぷ…」
モノクマ「ざ~んねん!」
モノクマ「日向くんはクロではありませんでした!」
左右田「そ、そんな…」
左右田「じゃ、じゃあやっぱ九頭竜か!?」
九頭竜「ちげえよ」
左右田「じゃ、じゃあ…」
モノクマ「クロは…」
モノクマ「超高校級の飼育委員」
モノクマ「田中眼蛇夢くんでした~!!」
日向「お、お前が!?」
左右田「嘘だろ!?」
狛枝(適当に選んだら本当にあたったよ)
田中「…………」
田中(遂に…この時間がきてしまったか…)
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- 27 : 2014/12/07(日) 16:04:58 :
終里「ど、どうして…」
田中「それは…」
田中(俺様は生きることを諦めるのは生への冒涜であると説いた)
田中(…ソニアの時と同じように)
左右田「た、確かにそうだけどよ…」
田中(みな、不満を覚えながらも感銘を受けていた)
田中(しかし…)
田中(今の俺様を誇らしくは思えなかった…)
-
- 28 : 2014/12/07(日) 16:18:30 :
-
モノクマ「は~いそれじゃあおしおきタイムにいくよ!」
モノクマ「今回の学級裁判はおもしろくなかったからね…」
モノクマ「とっておきのおしおきを用意しました!」
左右田「いやだぁぁあ!!死にたくねえよぉおお…」
九頭竜「ペコ…お前から貰った命、使いきれなくてごめんな」
狛枝「ははは、大丈夫だよ!そんな命元々ないも同然なんだからさ!」
九頭竜「て、てめえ…」
狛枝「はあ…一切希望を感じられない悲しい最期だな」
狛枝「希望の踏み台になって死にたかったよ」
狛枝「…まあ、君たちには無理なんだけどね」
日向「狛枝…お前最期までこんなのなのかよ…」
終里「嫌だ…嫌だよお!!!」
弐大「次生まれ変わるなら人間の身体がいいのう!ガハハハ!」
モノクマ「では皆が死ぬ前に盛大なネタバレを!」
モノクマ「裏切り者の正体は…」
モノクマ「超高校級のゲーマー、七海千秋さんでしたー!」
七海「……」
日向「七海!?お前がか!?」
左右田「くそ…お前がこんな所に連れてきた性で!」
モノクマ「はいはい、それじゃあ…」
モノクマ「どっきどきでわっくわくなオシオキを始めるよー!!!」
ポチ
ヒナタクン、オワリサン、クズリュウクン、コマエダクン、ナナミサン、ニダイクンのオシオキを開始します
あ、モノミチャンもね
モノミ「あ、あちしもでちゅかー!?」
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- 29 : 2014/12/07(日) 18:04:49 :
田中「……………」
田中(逝った……か)
モノクマ「うぷぷ…田中くん卒業おめでとう」
田中「…ああ」
モノクマ「まったくぼくもびっくりだよ…」
モノクマ「まさか極上の凶器を使ってくれないなんてね!」
モノクマ「しかも君の飼育委員としての才能も生かさない!」
モノクマ「もう…ぼくの計画がくるっちゃったじゃないか~」ショボーン
田中「ククク…貴様の計画など知らぬ…」
モノクマ「うぷぷ…」
モノクマ「なんだか元気ないね」
モノクマ「なになにぃ?同情でもしちゃった?」
田中「…………」
田中「………はっ」
田中「なにを抜かすか…俺様を誰だと思ってる?」
田中「憐れみも罪悪感ももたん……田中が「超高校級の絶望でしょ?」
田中「!!?」
田中「なん……だ、と?」
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- 30 : 2014/12/07(日) 18:10:37 :
田中「どういう意味だ?」
モノクマ「うぷぷ…いやあ卒業するんだったら外の状況を教えてあげないとだめでしょ?」
モノクマ「ではまず最大のネタバレを…」
モノクマ「ここは仮想空間なのです!ゲームの世界なのです!」
田中「な…に…?」
田中「つまり…この俺様は仮初めの姿だということか!!?」
モノクマ「そうだよ。いつも君が言ってる虚言なんかじゃなくてね…」
田中「だが…何のために?」
モノクマ「それはね~君が超高校級の絶望だからなんだよ」
田中「だから何なのだ!その超高校級の絶望とやらは!!」
モノクマ「あーもう、説明するのめんどくさいなあ…」
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- 31 : 2014/12/07(日) 18:16:54 :
モノクマ「今から数年前…希望ヶ峰学園のある生徒のせいでね…」
モノクマ「世界が絶望化してしまったの」
モノクマ「その絶望っていうのは例えばね…誰もが人を殺すことに抵抗をもたなくなったり…」
モノクマ「自分を傷つけることに抵抗をもたなくなっちゃう状態かな?」
モノクマ「もちろん家族友達親戚恋人…見境なく…ね?」
田中「世界が…そんな状態に?」
モノクマ「そこには法も秩序も道徳も存在しない…まさに絶望だね、うぷぷ」
モノクマ「そしてその絶望化を率いていたのが…君たち”超高校級の絶望”なんだよ」
田中「君たち…ってことは日向やソニアもか?」
モノクマ「そうだよ!」
モノクマ「君たちが今ここにいるのは絶望状態を取り除くためなんだよ!」
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- 32 : 2014/12/07(日) 18:23:39 :
田中「どうやってだ?」
モノクマ「君たちは今希望ヶ峰学園に入学する以前の記憶しかないよね?」
モノクマ「てことは今の君たちの状態は絶望する前の状態なんだよ」
モノクマ「だからこの南の島で培った人格を君たちの身体にコピーしようとしたわけ」
田中「なるほどな…」
田中「では、卒業すれば俺様は超高校級の絶望としての身体に乗り移ると言うわけか」
モノクマ「そうだよ!話がはやいね~」
モノクマ「いつもそんなことばっかり妄想してるからかな?」
田中「卒業したら俺様は……世間から疎まれるべき存在となるわけか」
モノクマ「まあそうなるね~」
モノクマ「だから君には選択権をあげるよ」
モノクマ「卒業するか、留年するか」
モノクマ「卒業すれば君は外の世界にでられるけど立派な犯罪者」
モノクマ「留年すれば孤独に南の島でバカンス」
モノクマ「どうする?」
-
- 33 : 2014/12/07(日) 18:30:05 :
田中「…………」
田中「くくく…」
田中「そんなもの決まっているだろう?」
田中「卒業だ」
モノクマ「ですよねー!」
田中「世界中から疎まれる?」
田中「ククク…それこそが皆から畏れられる氷の覇者に相応しい」
田中「それに…」
田中「ここで永遠にゲームをすることは…」
モノクマ「生への冒涜になるんだよね…うぷぷ」
田中「ああ…そうだ」
モノクマ「わかったよ!」
モノクマ「あとさらに朗報が!」
モノクマ「この世界はゲームなので死んだみんなは生き返ります!」
田中「何!?」
モノクマ「うぷぷ…だから安心して卒業ボタンを押して」
田中(卒業ボタンを押せば…)
田中(やつらが、生き返る!!!)
『押したらだめだ!!!』
田中「!!?」シュッ
モノクマ「え、どうしたの田中くん!?」
モノクマ「どこいったの!?」
-
- 34 : 2014/12/07(日) 18:45:58 :
田中「………くっ」
田中「ここは?」
シーン
田中(先ほどまでとは明らかに違う空間…)
田中「もしや…!」
田中「世界の狭間に暗黒空間を生み出すほどに俺様に力が…!!」
『違うと思うよ?』
田中「!!」
田中「貴様は…?」
田中(画面の中に…少女のシルエットが映っている)
アルターエゴ『僕の名前はアルターエゴ』
アルターエゴ『この”希望構成プログラム”の管理者で…人工知能なんだよ』
田中「人工知能…」
アルターエゴ『今はモノクマにデータを乗っ取られてるせいでこの世界の秩序がおかしくなっちゃったんだけどね…』
田中「…どうして俺様をここにつれてきた?」
アルターエゴ『どうしてもあなたに話したいっていう人がいてね』
アルターエゴ『ここは特別な空間だからあっちからは見えないし声も聞こえないんだけど…』
アルターエゴ『どうか…”彼”の話を聞いてあげて』
田中(彼…?)
???『えーっと…そろそろ、聞こえてるのかな?』
田中「!!」
???『聞こえていることを信じて話すね』
???『僕の名前は苗木誠』
苗木『君に…話がある』
-
- 35 : 2014/12/07(日) 18:55:20 :
苗木『ぼくは監視カメラからさっきまでの君の様子をみていた』
苗木『君は卒業することを選んだ』
苗木『でもね…それじゃあだめなんだ!』
苗木『それじゃあ黒幕の思い通りなんだよ!』
田中(黒幕の思い通りだと…?)
田中(やつには何か思惑があるのか?)
苗木『さっきモノクマが希望ヶ峰学園の”ある生徒”のせいで絶望が蔓延したといったよね…』
苗木『モノクマはね、そのある生徒…”江ノ島盾子”の人工知能なんだ』
田中「!!」
苗木『どうやって侵入したかわからないけど…』
苗木『そのせいで君たちは無慈悲なコロシアイをすることになったんだ』
苗木『それで、その江ノ島盾子のプログラムはね…』
苗木『死んだ君の仲間の身体に乗り移ろうとしている』
田中「なに!?」
-
- 36 : 2014/12/07(日) 19:01:27 :
苗木『さっき江ノ島が死んだ仲間を生き返らせることができるといったよね?』
苗木『それは君に卒業ボタンを押させて他の人の身体に乗り移るための罠だ』
苗木『確かに彼らはまだ死んではいない』
苗木『だけど…脳が現実だと認識してしまったから脳死状態にある』
苗木『彼らを目覚めさせられる可能性は…』
苗木『ゼロに近い』
田中「俺様が卒業すれば…」
田中「やつらの身体はモノクマに憑依されるか…」
田中(では…俺様はどうすればいい?)
苗木『この状況を打破するためにはひとつだけ策がある』
田中「なに!?」
苗木『強制シャットダウンだ』
田中「強制シャットダウン…?」
苗木『それを使えば…ここのデータはすべて消える』
田中(すべて…?)
苗木『そう…今の君自身も』
-
- 37 : 2014/12/07(日) 19:08:41 :
田中(今の……俺様が消える?)
田中(と、いうことは…)
苗木『絶望状態に戻るっていうことだね…』
苗木『だけど…世界を絶望から救うにはこれしか手がないんだ!』
苗木『君にとっては辛い選択だとは思うけど…』
苗木『どうか…そうさせてほしい』
田中「………」
苗木『そして…強制シャットダウンをするには過半数以上…』
苗木『つまり、7人以上の人がそこにきかなくちゃだめなんだ』
苗木『だけど…今僕たちが迎えそうなのは多くて6人…』
苗木『それに、6人を一気に送るソフトを作るのにも時間がかかる』
苗木『だから…それまでどうか待っていてほしい』
苗木『できるだけ早くそこへ向かえるようにするから』
苗木『君を、信じてる』
田中「………」
田中(信じてる………か)
モノクマ「ちょっと田中くん!どこへいってたの!?」
田中「はっ…」
田中(戻ってきたか…)
田中「モノクマ…ききたいことがある」
-
- 38 : 2014/12/07(日) 19:19:08 :
田中「貴様は……やつらに憑依するつもりなのか?」
モノクマ「ぎ、ぎっくう!?」
モノクマ「ど、どどどうして?」
田中「……さあな」
モノクマ「もしかして…苗木?」
モノクマ「うぷぷ…なんだあ、そんなことかあ」
モノクマ「どうせ強制シャットダウンを進めてきたんだよね?」
田中「……」
モノクマ「で、君はいいの?今の君が消えちゃって」
田中「………」
モノクマ「絶望状態にもどっちゃってもいいの?」
モノクマ「きみ絶望時代に何してたか知ってる?」
モノクマ「動物を殺してさあ…家に飾ってたんだよ!!」
田中「………」
モノクマ「そしてその動物の中にはね…」
モノクマ「君の大切な破壊神暗黒四天王然り…」
モノクマ「君の大好きなお母さんも入ってるんだよ!!」
田中「!!」
モノクマ「生を冒涜?」
モノクマ「うぷぷ…動物を自らの快楽のために殺してた人がいうことじゃないよね!」
田中「な………」
モノクマ「ほーらほーら!強制シャットダウンをしてもいいことなんてないよ!」
モノクマ「このまま戻ったら君はまた残虐の数々を繰り返すことになるんだよ」
モノクマ「だからさ…卒業しよ、ね?」
田中(そうだ…)
田中(まだ…”俺様”であったならそんなことはしないはず!!)
田中(ならば…卒業を…)
『信じてるよ』
田中「!!」
田中(そうだ…そうだ…)
-
- 39 : 2014/12/07(日) 19:41:31 :
田中「では…裁きの時だ」
田中「俺様は…」
田中「留年を選ぶ!!!」ポチ
モノクマ「え…?」
モノクマ「な、なんだとぉぉおおおおおおお!!!!」
-
- 40 : 2014/12/07(日) 19:59:09 :
モノクマ「いいのかい!?」
モノクマ「いつくるのかもわからないあいつらを待つのかい!?」
モノクマ「強制シャットダウンしちゃってもいいの!?」
田中「…………」
田中「くくくくく…」
田中「はははははは…」
田中「フハハハハハ!!」
田中「貴様がしようとしていたこと…」
田中「それもまた生への侮辱!!」
田中「彼らへの侮辱!!俺様は見過ごせん!」
モノクマ「ぐぬぬ…」
モノクマ「じゃあきみは絶望状態に戻ってもいいの!?」
田中「犯した罪は消えぬ…」
田中「それを受け入れずして人は進まぬ!」
田中「例え絶望状態に戻ろうとも…」
田中「1000年前に生を受けたあの時から…」
田中「我が”田中眼蛇夢”の人格は変わらず根底にある!!」
田中「俺様は俺様の可能性を信じる…」
田中「必ず更正できる」
モノクマ「くっそおおおお!!」
モノクマ「あーもう!まっすぐ!扱いづらい!」
モノクマ「しかたないね…」
モノクマ「まだ苗木くん達がくるまで時間もあるしね…」
モノクマ「それまでに君を絶望させて…ぜったい卒業させてみせるよ…」
モノクマ「うぷぷ…楽しみだなあ」
モノクマ「それじゃあ…」
モノクマ「 ば い ば い 田中くん」
-
- 41 : 2014/12/07(日) 20:07:12 :
田中「……………」
田中(いったか…)
外に出る
田中(俺様の判断は正しかった…そうだ、絶対に)
シーン
田中「広い…な」
誰も、いない
俺様以外、誰も…
田中「くくく…」
田中「俺様はこの島を支配したということだな…」
田中「これぞ覇王の名にふさわしい!」
田中「そう思わぬか、日向よ!」
シーン
田中「…………」
田中「く、くくくく!」
田中「やつらの元に長く居すぎたか…」
田中「そうだ…俺様は元々孤独を愛する男…」
田中「俺が愛するのはお前らだけだ、我が破壊神暗黒四天王よ!」
シーン
田中「え…?」
-
- 42 : 2014/12/07(日) 20:15:50 :
田中「お、おい!」
田中「チャンP!ジャンP!サンD!マガG!」
シーン
田中「な………」
田中「…………」
田中「くくく…」
田中「そうだ…やはり俺様には独りがよく似合うということか…」
俺様の判断は合っていたのだろうか…
田中「しかし、何も感じぬ…」
田中「そう、1000年のうちに心はすっかり冷え切ってしまったからな…」
いつから道を間違えたんだろうか…
田中「さて…天からの使者がくるまでこの地を住みやすい土地に変えようか」
俺様ではなくて日向達が生き残っていれば…
未来は変わったか?
田中「理想の土地…田中キングダムを作るのに人の手はいらぬ!!」
トリックを…使った方がよかったのではないか?
田中「さて…まずは食事でもとろうか…」
花村『ちょっと田中くん!ハムちゃん達のご飯はちゃんとあるから自分の食器にいれないで!』
田中「!!」
-
- 43 : 2014/12/07(日) 20:25:41 :
-
小泉『田中!あんたも一応男なんだから食器運ぶの手伝ってよ!』
澪田『眼蛇夢ちゃん!ハムちゃんと一緒にバンド組みたいっす!』
十神『ほう…俺の体型によくにたハムスターを飼っているな』
十神『もっと食べていいぞ』
終里『ああ!?オレも負けねえぞ!』
終里『勝負だハ◯太郎!』
弐大『田中!お前さんよくみりゃ身長も高いし…トレーニングしたらいいアスリートになるかもしれん!』
弐大『お?逃げるんか?まてえええい!』
辺古山『わ、私もハムスターをもふもふできないだろうか…』
九頭竜『…………』
九頭竜『おい、触らせてやれよ田中』
九頭竜『なんだ?俺のいうことが聞けねえのかよ…』
辺古山『ああ!また逃げてしまった…』
西園寺『うわーまた田中が変なこといってるよー』
罪木『ちょ、ちょっと西園寺さん!はっきり言うと傷ついちゃいますよ~』
罪木『あ、そうだ。田中さん、魔法陣が書きたくなったら私の身体を使ってもいいですよ?』
罪木『なんならハムスターさんを身体で遊ばせてもいいですよ?』
罪木『え…引かないでくださぁあい』
西園寺『あんた人慰めるの下手すぎ…』
-
- 44 : 2014/12/07(日) 20:32:30 :
左右田『おい田中てめえまたソニアさんと…!』
ソニア『何ですか?あなたはストーカーですか!』
ソニア『ひれ伏せ!頭を地面につけよ!』
左右田『え、えーっと…こうですか?』
ソニア『うむ、ジャパニーズ・ドゲザですね!』
左右田『えーっと…このまま靴を舐めればいいですかね?』
ソニア『無礼者!田中さん、いきましょう!』
左右田『そんな~!』
狛枝『いやあ、田中くんの才能はさすがだね!』
狛枝『どんな動物も懐いてるよ』
狛枝『でも僕の方には近づいてもくれないんだよね…』
狛枝『やっぱり僕は誰からも嫌われるみたいだね…あはは』
狛枝『…………』
狛枝『田中くん…聞いてよちゃんと…』グスン
日向『田中は優しいやつだな』
日向『俺はなりたいな…』
日向『特異点でも下僕でもなくて』
日向『おまえの、友達によ』
田中「ぐっ………」
田中「なんだ…なんだなんだなんなんだコレは!!」
田中「データか!?バグか!?」
田中(いや…これは…)
田中「記憶……か」
-
- 45 : 2014/12/07(日) 20:40:51 :
田中「今更こんなのを思い返したところで…」
田中「何とも、思わぬ!!」
田中「我が名は田中眼蛇夢!!」
田中「歴史上最も最悪にして最強で最凶にして最上の覇者!!」
田中(そうだ…)
田中(だから…)
田中「寂しい……」
田中(なんて、思うわけがないじゃないか…)
モノクマ「うぷぷぷぷ…」
モノクマ「いやあ~人ってのはもろいね」
モノクマ「結局は独りで生きていける人間などいないのです」
モノクマ「あとこれ教訓ね」
モノクマ「”トリックのない推理ゲームなんておもしろくねえ!”」
モノクマ「あー…」
モノクマ「”最終推理で隠し扉がでてくる推理小説”の次に…かな?」
モノクマ「うぷぷぷぷ」
モノクマ「それじゃあまったねー!」
BAD END
-
- 46 : 2014/12/07(日) 20:42:08 :
- 読んでくださった方々、ありがとうございました!
-
- 47 : 2015/07/21(火) 18:03:45 :
- 乙でした!!! 凄いですね!!!
確かにトリックがシンプルな方が
バレにくい・・・見た瞬間「おおっ」って
なりましたw( ^∀^)
そして今後のSSに期待!!!
-
- 48 : 2016/04/28(木) 17:32:58 :
- 一気に田中が好きになりました(´・ω・`)
-
- 49 : 2019/08/16(金) 13:48:43 :
- 確かにトリックを使えば謎は複雑になるけど人間だから高確率で予想外の証拠が残る危険性も高いですし・・・指紋等が調べられないダンガンロンパの世界なら逆に何の仕掛けもないシンプルな殺人の方がクロを特定できなくて詰む展開になりますね!
ただ生き残った事で田中は一人に・・・悲しいですがこれも殺人という罪を犯してしまった罰になるんでしょうかね・・・
-
- 50 : 2020/10/27(火) 14:08:13 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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