吹寄「これからは貴様を不幸にさせない」
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- 1 : 2014/11/29(土) 00:06:04 :
- 私には、気に食わない奴がいる。そいつはいつも、ある二人と一緒にいてバカみたいに騒いでる。
そして、そいつがいつも言っている口癖が私は気に食わない。
上条「さ、最悪だ...」
土御門「どうしたんだ、カミヤン?」
青ピー「どないしたんや、カミヤン?肩なんて落として」
上条「まだ家に辛うじて残っていたパンが、よーく見ていたら賞味期限切れてた...」
青ピー「うわー、それはキツイな~」
上条「はぁ~、不幸だ....」
そう、この上条の「不幸」と言う口癖である。
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- 2 : 2014/12/01(月) 23:26:42 :
- 吹寄「上条当麻!!また貴様はそうやって不幸などと言うセリフで誤魔化す!こんなの、貴様の注意力とか考え何しにお金を使っているからでしょう!」
私は、いつも上条が不幸不幸と言って何でも不幸の性にするのが気に食わないから注意している。
上条「俺だって、好きで金の無駄遣いしてるわけじゃあないだよ!」
吹寄「ふん、どうだか。例え貴様が好きで無駄遣いしてわけじゃあなくても、現に財布の中身が少ないじゃあない」
上条「うっ、それはインデックスがやたらと飯を頼んで来るから...」ブツブツ
吹寄「さっきら何ブツブツ言っているの、貴様は?」
土御門「それじゃあカミヤン、俺たちは購買で何か買ってる来るから。委員長の説教頑張れよ!」タッタッタッ
青ピー「ほなな、カミヤン」タッタッタッ
上条「あ、お前ら!って、行っちまいやがった...」
そう言って、上条は落ち込んでしまった。流石に私も、今の状態で説教する気になれず...
吹寄「はぁ。上条、貴様食べる物がないんでしょう?」
上条「え?ま、まあな」
吹寄「仕方ないから私のお弁当、半分別けてあげるわよ」
上条「えぇ~!?本当か、吹寄!?」
吹寄「別に構わないわよ。午後からの授業で、貴様が栄養不足で授業に支障が出たら困るし」
上条「いや~、吹寄さんがなんだか女神に見えてきましたよ」
吹寄「馬鹿な事言ってないで、さっさと食べなさい。私の気が変わる前に」
上条「ありがとな。あ、そういえば俺、箸がなかったな」
吹寄「私の箸、使いなさい。私は購買のお箸を使うから、少し待ってなさい」
私はそう言い残して、一旦教室を離れた。
上条「おう、わかった。ちゃんと吹寄が戻ってくるまで待ってるぜ」
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- 3 : 2015/09/01(火) 21:22:06 :
- >1 頑張ってよ
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