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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

モノクマ「寝ている苗木クンを操作する」

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  1. 1 : : 2014/11/25(火) 23:25:03
    ・初投稿、初ss
    ・キャラ崩壊
    ・ネタバレあるかも
    ・細かい所でおかしいところがある
    ・圧倒的文章能力のなさ
    ・リロードと絶女は持ってません

    okならどうぞ…
  2. 2 : : 2014/11/25(火) 23:56:04
    モノクマ「ああー!もうっツマラナイよ苗木クン!」

    苗木「ええ!?いきなりどうしたの!?」

    モノクマ「どうしたの?じゃないよ!せっかくコロシアイ生活が始まって動機もバンバン出してきたというのに、君のせいでみんなは一向にコロシ合わないし」

    苗木「え、ボクのせい!?  っていうかそんなことするもんか!」

    モノクマ「うるさいうるさいうるさ〜い!!つぎの動機は君を使わせてもらうからね!」

    苗木「訳がわからないよ」

    モノクマ「つぎの動機は〜なんと!“苗木君操り人形”にけってーい!」

    苗木「へ?」

    モノクマ「簡単に言うとね〜ボクが苗木クンを操って好き放題やらせていただきます!」

    苗木「ちょ ちょっと待ってよ!お前はボク達を不自由にさせないって言ってただろ!?」

    モノクマ「確かにそうだねえ、でも、もし君が寝ている時に操ればどう?」

    苗木「!!」
  3. 3 : : 2014/11/26(水) 00:27:32
    モノクマ「苗木クンは寝ているし、その間に勝手にボクが動かしているだけだし、君にとって何の不自由もないよねえ〜」

    苗木「うっ」

    モノクマ「今一番みんなから信頼感を持っている苗木くんが…ある日突然クラスで一番エッチな奴に変わったら…」

    モノクマ「一体どれだけの人が絶望するだろうね〜」

    苗木(このままじゃ…マズイ…!)

    苗木(今すぐみんなの所へ行こう!)ダッシュ

    モノクマ「逃さないよ!」ヒュン

    苗木「ああ!扉の前に!」

    モノクマ「それ!“さいみんじゅつ”道具〜!」ジャーン

    苗木「ってふりこじゃないか!」

    モノクマ「あれ?お気に召さない?だったら“キノコのほうし”か“あくまのキッス”
    とかのほうが良かった?」

    苗木「余計にいやだよ!って…え…」ウトウト

    モノクマ「うぷぷぷぷ 油断したね〜ハイあなたはだんだんねむくな~る ねむくな~る…」

    苗木「う、…z…zzzz」
  4. 4 : : 2014/11/26(水) 23:31:15
    苗木「………………」(睡眠中)

    モノクマ「ふぅーさすがボクのひみつ道具!幸せそうに寝てくれてボクもなによりです!」

    モノクマ「さてと…あれ、どこにいったかな〜 あ、あった」(ポケットゴソゴソ)

    モノクマ「“人間操作コントローラー”!!」ジャーン

    モノクマ「これで苗木クンを指定してスイッチを押すと…」

    苗木「…ピクッ      シュンッ  スタッ」(寝ていた苗木が立ち上がった音)

    苗木「……………」(棒立ち)

    モノクマ「よ〜し順調順調〜! それでは…えいっ!」クイッ

    苗木「シャキーン」(だっちゅーののポーズ)

    モノクマ「まだまだ!それ!」 クンッ

    苗木「スピーン」(100%キャイーンのポーズ)

    モノクマ「うぷぷ…うるぁ!」ガチョッ

    苗木「ビーン」(アイーンのポーズ)

    モノクマ「うぷぷぷぷ…ぶっひゃひゃひゃひゃひゃ!」

    モノクマ「操作性も問題無しだね!あとはここを出てみんなと(悪の)交流じゃーい!」


    モノクマ「おっとっと、忘れてた!この小型スピーカーを苗木クンに取り付けて…」

    苗木「………………」スチャッ

    モノクマ「よし、…それは違うよ!!」

    苗木(モノクマ)「それは違うよ!!」

    モノクマ「声もオーケー!でもボクの声のままになっちゃった。」

    モノクマ「まあそれは“蝶ネクタイ型変声期”を使うとして…これで準備は全部整ったね!」

    モノクマ「では待ちに待った自由行動!ボクはここに待機して…しゅっぱーつ!」

    苗木(モノクマ)「よ~し、みんなに会いに行くぞ〜!」スタスタ
  5. 5 : : 2014/11/26(水) 23:34:46
    おっとミス

    蝶ネクタイ型変声期→蝶ネクタイ型変声機
  6. 6 : : 2014/11/27(木) 00:58:46
    以下、操られた苗木を『苗木』と表示




    苗木「さてと今は朝の7時かあ、石丸クンはもう着替え終わってる所かな?」

    苗木(とはいえ、そんなときに訪ねても面白くないし、初めのうちは偶然を装っていたずらしていきたいよねえ…うぷぷ!)

    苗木(これはボクが楽しむためにもやってるんだし、すぐに終わっちゃったらツマラナイもんね!)

    苗木「えーっと…個室のカメラからすると…桑田クンと大和田クンはまだ寝ているみたいだね、…でもコイツラに寝起きドッキリとか仕掛けるのもちょっとなあ…」

    苗木「ほかには…………あ!舞園さんが今服を着替え始めたとこだ!」

    苗木「これはワックワクのドッキドキなシーン突入の予感!!」

    苗木「こうしちゃいられない!今すぐに舞園さんの部屋に突入だ~!」ダッシュ


    〜舞園の部屋のドアの前〜


    苗木「舞園さん!いるー?」ピンポーン ピンポーン

    舞園「ハッこの声は苗木君!  はーい!今着替えてるのでちょっと待っててください!」

    苗木(うぷぷ…そんなに待っていられないよ…ここは学園長室にあったマスターキーを使って…)


    ガチャッ

  7. 7 : : 2014/11/27(木) 23:04:08
    舞園「って…ええええええええ!?」////

    苗木「おっとゴメン舞園さん!まだ着替えてるとこダッタンダネー」(棒)

    舞園「いや、何でいきなり入ってきたんですか!?//// というかどうやって入ってきたんですか!?」

    苗木「ゴメンゴメン!でもいきなりじゃなくてちゃんとインターホンは押したよ!あと、鍵が開いていたから入っていいと思ったんだよ!」

    舞園「嘘!?でも鍵はちゃんと閉めておきましたよ!!」

    苗木「いや、これはきっとモノクマの仕業だよ!あいつが…僕だけならともかく、
    舞園さんにまで迷惑かけるなんて…ユルサナイゾー」(棒)

    舞園「あの 苗木君!意気込んでいる所悪いのですが…////……その……////」

    苗木「ん?」

    舞園「ちょ…ちょっと…後ろを向いてもらってもよろしいですか…?////」

    苗木「あっ舞園さんはまだ着替えてる途中だったね!ゴメン!」クルリ

    舞園「うう……////苗木君に下着見られた……////」モジモジ
  8. 8 : : 2014/11/28(金) 00:51:46





    舞園「はい!着替え終わりましたよ〜!」

    苗木「うん!さっきはごめんね。」

    舞園「いいえ、本当はちょっと嬉しかったんですけど////ゴニョゴニョ
     …あっそれと今から髪も整えてくるのでちょっと待ってて頂けますか?」

    苗木「あっ構わないよ。」

    舞園「じゃあ苗木君はベッドの上にでも座って待ってて下さいね〜」

    苗木「分かったよ、じゃあそっちに行かせて…  (ガンッ  
     ああ〜!イスにつまずいて転んじゃった〜!」ズルッ

    苗木(そして目の前には偶然のように舞園が)

    舞園「え?  あ、ああああ!?」ガシッ



     \どっひゃーーーーーーん/



    苗木(うぷぷぷぷ…苗木クンは今…)

    苗木(仰向けに倒れた舞園さんに覆い被さるような体制で舞園さんを抱きかかえつつ…)

    苗木(お互いの顔が合わさるように倒れ込んでおりまーす!!)

    舞園「いたたたた……大丈夫ですか…苗木君…って…え!?」
  9. 9 : : 2014/11/28(金) 23:05:27
    舞園(目の前に苗木君の顔が…!////)

    苗木「……………………………」

    舞園「あの…苗木君!?」


    苗木「……はあっ…はあっ…舞園さん!…んっ」チュッ

    舞園「ええ!?ちょっ……なえ…んっ」チュッ

    舞園「んー!んんー!」バタバタ

    舞園(って…私……)


    舞園(苗木君にキスされてる!?////)ドキドキ

    苗木(抵抗なし…か… 苗木クンってば短時間でどれだけ仲良くなったのかな〜?)


    苗木(じゃあそろそろ…舌も入れて…)ヌッ

    舞園「!!!?  んっ……あっ…ひゃあ……」パクチュク





    苗木(よし、そろそろ良い感じかな)バッ

    舞園「はあっ…はあっ……////」タラー

    苗木「ねえ……舞園さん……」ミミモトササヤキ

    舞園「……え……」

    苗木「大好きだよ」ボソッ

    舞園「ふぇ!!!?////」

    舞園(あう………)








  10. 10 : : 2014/11/29(土) 17:35:05
    舞園「……う……うゆぅ………」

    苗木(………………気絶しちゃったか………)

    苗木(まああの鈍感な苗木クンがイケボで好きだよって言ったら……)

    苗木(たとえボクでも落ちちゃうかも……ってカンケー無いし!ボク男だし!クマだし!)


    苗木「まあ何はともあれ……これで一人目完了だね!」



    苗木「ふうー舞園さんをベッドに寝かせ終わったぞ〜」

    苗木「もうこれだけで交友関係がずいぶん変わったでしょ!」

    苗木「操作されてない苗木クンと会わせたときが楽しみだね!」

    苗木「さーて次は誰と交流しようかな~」ワクワク



             
             (モノクマ………!!)
          
  11. 11 : : 2014/11/30(日) 22:43:23
    モノクマ「…………」

    モノクマ「…あれ、あれれ〜?」

    モノクマ「おっかしいぞ〜?  …じゃなくて…なんかいきなり動かなくなっちゃった。」

    モノクマ「このコントローラーも買い換えどきかな? 全くGCコントローラーもスマブラのために買い換えなくちゃいけないってのに…機械ってやつは「モノクマ!」


    モノクマ「…………」

    苗木「カメラで見てるんだろ……姿を表せ!」

    モノクマ「うん…まあ、知ってたけどね、うぷぷ…」





    モノクマ「ヤッホー!お目覚めはどーお!?」バビョーン

    モノクマ「実力はないが」ラッキー!

    モノクマ「女子のフラグを立てて立てて立てまくる!」クッキー!

    モノクマ「超高校級の幸運、苗木誠クン!」モギトウノセンセイコウゲキー!


    苗木「よっ」シュッ

    モノクマ「ぶごわ!!」ベコッ



    モノクマ「いてて…このボクの攻撃を避けるなんて…キミも相当やるようだね…」

    苗木「…じゃなくてっ…モノクマ!みんなは無事なのか!?」

    モノクマ「ふ〜ん こんなときでも他人の心配なんて、人が良すぎ…あっ『苗木』の表示はいつもの苗木クンでいいよね?」

    苗木「何の話なの!? ってか質問に答えろよ!」




  12. 12 : : 2014/12/01(月) 23:40:05
    モノクマ「〜〜あ〜〜そうそう!舞園さんと楽しくおしゃべりをしただけだよ!」

    苗木「!!舞園さんと!?」

    モノクマ「うん、舞園さんったらアイドルなのに肌をさらけ出してだらしないよね…」

    苗木(大変だ!急いで会いに行かないと!)ダッ

    モノクマ「あら、もう行っちゃったの、」

    モノクマ(さて、ここからが本番かな……うぷぷ……)





    舞園「……………」

    舞園「もうすぐ朝食会ですか……。」ボー

    舞園(うう……私はこれからどうやってみんなと過ごしていけばいいんでしょうか…)

    舞園(…いえ、…もう決めたんです。)

    舞園(苗木君と一緒に過ごしていくこと…)

    舞園(彼が…私の…唯一の希望…)


    舞園「……………苗木君♡」ボソッ

    苗木「舞園さーん!!いるー!?」ガチャッ

    舞園「ふぇっ!?/////」

  13. 13 : : 2014/12/02(火) 22:26:34
    舞園「あわわわわわ…苗木君っ!」

    舞園(またいきなり入って…)

    苗木「大丈夫!?舞園さん!さっきのボクに何もされてない!?」

    舞園「え!?」

    苗木「いや、えっとね…実はさっきのボクはボクじゃないんだ!」

    苗木「かくかくしかじかで〜〜       ーということなんだ!」



    舞園(………………)

    舞園「……えっ………」

    苗木(これで誤解は解けたかな…)



    舞園(…さっきの苗木君は……)

    舞園(モノクマに操られた苗木君!?)

    舞園(じゃああのやりとりも… )

    舞園(あの告白も… )

    舞園(苗木君の言葉じゃ……ない……!?)



    舞園「…そうですか……そういうことだったんですね……。」

    苗木「何か嫌なことはされなかった?」

    舞園「いえ、大丈夫です、心配してくれてありがとうございます。」ニコッ
  14. 14 : : 2014/12/03(水) 23:57:25
    舞園「……………」

    舞園「……あの…苗木君……」

    苗木「ん?」

    舞園「私のこと、好きですか?」

    苗木「……えっ!? 何でそんなこと聞くの!?」

    舞園「答えてください、苗木君」ジッ

    苗木「ちょ、ちょっと!  えーと…もちろん大好きだよ!」

    舞園「……ホントですか?」

    苗木「うん!だってボク達は一緒に過ごしてきた仲間じゃないか!」

    舞園「……仲間…ですか…」

    舞園「…………」

    苗木(…これでいいんだよ…ね)

    舞園「…はい、ありがとうございます。」


    苗木(……………)

    苗木(……あれ、?今心の中読まれてた?)

    舞園「エスパーですから」ニコッ






  15. 15 : : 2014/12/04(木) 23:55:58
    苗木「あはは、舞園さんには敵わないや。」

    舞園「うふふ、冗談ですって、…じゃあそろそろ食堂に行きましょうか」

    苗木「うん、」

    舞園「あ、でも私は少し準備をするので、先に行っててくれませんか?」

    苗木「わかったよ、じゃあ、後でね。」フリフリ



    舞園「…さて、さっさと済ませますか…」

    舞園(…………)

    舞園(仲間として………)

    舞園(でも、好きと言ってくれただけでも、進歩はしてるのでしょうか…)

    モノクマ「…あまい……あまいよ!舞園さん!!」ヌッ


    舞園「…やっぱり出てきましたか……」

    モノクマ「ええー驚いてくれないの〜? 芸能界においてリアクションは重要でしょ〜?」ショボン





  16. 16 : : 2014/12/06(土) 00:51:59
    舞園「そうじゃなくて……今度は私に何かする気でしょう?」


    モノクマ「…ひゃあこわい! アイドルが何かするって…やっぱり舞園さんにはソッチの気があるの?」

    舞園「ありません。」

    舞園「あなたのことですから、あれだけで終わらせるのも考えにくいですし」

    舞園「なにより私は…殺人未遂をしているから。」

    舞園「この緊迫した生活の中で不安を煽らせるなら…」

    舞園「私に火種を撒くのが一番合理的だと思っただけです。」

    モノクマ「う~ん疑り深いなあ、ボクは舞園さんに“忠告”しにきただけなの!!」


  17. 17 : : 2014/12/07(日) 00:21:29
    舞園「…何を言われようと、私は何もしませんよ。」

    モノクマ「ふーん、本当にいいの〜? 舞園さんのグループメンバーがどうなってるかはここを出ないとわからないんだよ?」

    舞園「……………」

    モノクマ「なになに〜 それともメンバーを見捨てるわけ? やっぱり自分が大事なわけ?」


    舞園「それは違います!」


    舞園「私は……ただ……すべてを受け入れるつもりなんです。」

    モノクマ「う…受け入れる!?」

    舞園「今、学園の外で、どんなことが起こってようと、」

    舞園「私は屈しない。」

    舞園「少なくとも……ここから全員で出られるまで、そう…自分に言い聞かせておくつもりです。」


    モノクマ「フムフム、ちょっと前より精神面が強くなってんじゃない。」

    モノクマ(これは十中八九苗木クンのおかげだよね)

    モノクマ(うぷぷ……だったらすることは一つ!!)
  18. 18 : : 2014/12/07(日) 22:56:48
    な、何…!?苗木君が不純行為…!?許さんぞ!!
  19. 19 : : 2014/12/08(月) 01:21:02
    >>18

    女子の入浴シーンを見ちゃったりする子だからね!多少は許してやって!!





    モノクマ「でもね~舞園さん、キミがそんな決心できるのも、苗木クンのおかげなんでしょ?」

    モノクマ「『もしもみんなが死んじゃっても苗木君と一緒なら生きていけるわー!』なんて思ってんでしょ?」

    舞園「……人を殺めないように精神を保ってるだけです。」

    舞園「ただ…そこまで出来るようになったのは確かに苗木君のおかげ……」

    舞園「苗木君が…いつまでも…いつまでも……私に励ましの言葉を与えてくれたから…」


    モノクマ「……ねえ、舞園さん…」

    モノクマ「そのときの苗木クンってさ……本当に“苗木クン”なのかな?」


    舞園「…………え?」

  20. 20 : : 2014/12/09(火) 01:32:26
    モノクマ「さっき苗木クンから聞いたよね? ボクは他人を操ることができます!」

    モノクマ「ていうかさっきキミに見せたんだからわかるよね!」

    舞園「まっ…まさか!」


    モノクマ「その……まさかだよ…… キミを必死に元気づけた苗木クンの言葉が……」

    モノクマ「ボクのお遊びだった……と言ったら、」

    モノクマ「今の舞園さんにはこの上ない“絶望”なんじゃない?」


    舞園「!!……嘘です!……それは……違います!!」

    モノクマ「…むしろなんで嘘だと思うの?」

    舞園「…あなたが! そんな希望を…与えてくれるはずがない!!」

    舞園「そんなの……デマカセに決まってます!!」



    モノクマ「ふー、 全く、この世にいつでも自分を救ってくれて、どんなことがあっても導いてくれるような都合の良い人が…いるわけ無いじゃん、 夢の見すぎだよ?」

    モノクマ「強いて言うなら、未来から来た青ダヌキならボクと張り合えるかもしれないけどね。うぷぷ…」

    舞園「そんなこと……私は信じません! 今すぐ苗木君に会って確認します!」
  21. 21 : : 2014/12/10(水) 00:32:38
    モノクマ「やめといた方がいいんじゃない?」

    舞園「え?」

    モノクマ「だって…今も苗木クンは操られてるんだよ?」

    モノクマ(嘘だけど!)

    舞園「!!  そっ…そんな!!」


    モノクマ「もういい加減に分かってよ……苗木クンはキミを助けてもいないし、それほどキミのことが好きでもないの!」

    舞園「え……ちょっと待ってください…… 今日私の部屋に2回目に入ってきた苗木君は…本物の苗木君ですよね!?」

    モノクマ「ああ〜あれね〜 あれもボクだね!」(適当)

    舞園「!!」


    モノクマ「何度も言うけどね…苗木クンはキミのことがそんな好きではないの!」

    モノクマ「舞園さん…キミが見ていた苗木クンは… ボクが適当に作った存在しない人物像の苗木クン“もどき”なんだよ!!」


    モノクマ「うっぷっぷ……ぶっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」


    舞園「………嘘…」



  22. 22 : : 2014/12/11(木) 00:33:33
    舞園「ナエギくんは…私を助けてくれない!?あんなに私のことを気遣ってくれたのに、いつも私を助けてくれたのに…どうして…どうして…どうして…どうして!!!
    あの時のナエギくんは偽物!?噓だ…噓だ…噓だ…噓だ……でもモノクマの言う事が本当なら……今日の出来事の鍵のことも…つじつまが合う……考えてみれば……モノクマがナエギくんを自由にしたら…ナエギくんはそのモノクマのしたことをみんなにバラすはず!……じゃあ、今までのナエギくんもずっと……偽物!?」

    舞園「私への励ましの言葉は…モノクマの遊びだった…」

    舞園「私に好きと言ってくれたことも…モノクマの戯言だった…」

    舞園「それどころか…この…コロシアイ生活でナエギくんと過ごした日々も…」


    舞園「…………………」


    モノクマ(…やっぱり絶望にさらされた舞園さんはメンタルが弱いねえ)

    モノクマ(お陰で勝手にマイナス方向へ沈んでくれたよ!)

    モノクマ(ていうかボクの操る道具は眠ってるor気絶している人にしか効かないし、今日の朝初めて使ったんだけどね!)


    舞園「………うう…」

    モノクマ「うん、だいぶまいってるようだねえ!! じゃあ、さっきのおわびに……」


    モノクマ「舞園さんに!!大!大!大サービスだよー!!」
  23. 23 : : 2014/12/12(金) 00:50:44
    モノクマ「舞園さん、キミが今日、殺人を犯せば………」




    モノクマ「学級裁判はありません!!」

    モノクマ「しかも、他のみんなもおしおきされません!」

    モノクマ「誰が殺人現場を見てようが、その場で外に出られちゃいます!」

    舞園「!!」


    モノクマ「まあ、ここまで譲歩したらさすがに…やるよね? 殺るよね!?」

    舞園「……今の話……本当なんですか?」

    モノクマ「クマに誓って二言はありません!」

    モノクマ「さあ……今日の舞園さんの行動を…楽しみにしているよ!」

    モノクマ「ついでに調理室にあった包丁もあげるね! ポイッ サクッ
        じゃあ、ボクはこれで!!じゃ〜ね~!!」ボッシュート


    舞園「………………」スッ(包丁拾う)






    〜桑田の部屋〜



    桑田「ふわ〜あ〜」ウトウト

    桑田「……そろそろ朝か……」

    桑田「……ったく葉隠のヤローめ、俺が今日不幸が訪れるとかなんとか言いやがって…」

    桑田「しかも占い料10万円よこせって何なのアイツ!?」イライラ

    桑田「全く目覚めの悪い朝だぜ……悔しいから二度寝しよ…」


    ピンポーン


    桑田「んだよ!!今から寝よーと思ってた時によォ!」
  24. 24 : : 2014/12/13(土) 01:03:47
    桑田(…まさか誰かがオレを殺しにきたとか!?)

    桑田(いや、でも7割で大丈夫なんだよな……)

    桑田(ま、どーせイインチョだろ…アイツは毎朝起こしに来るって…)ガチャッ


    舞園「……おはようございます、桑田君。」

    桑田「………………」

    桑田「ええ!?舞園ちゃん!?」

    舞園「ビクッ!」

    桑田「あっ…驚かしてゴメンな!!いや~でも、オレに会いに来てくれるなんてカンゲキだわ!」

    桑田「なあなあ、今日一緒に朝メシ食おうぜ!んでもってさあ…一緒に音楽の夢を持ってる者同士語り合いましょーや!」

    舞園「わ、分かりましたから……」

    桑田「…あ、そか……そっちの用件がまだだったな」(よっしゃ!今日こそ舞園と自由行動できるぞ!)

    舞園「お願いがあるんです……」

    舞園「今から…一緒に学園の入口まで来てくれませんか?」

    舞園「私、桑田君に言いたいことがあるんです」

    桑田「!!なになに!?そんなん全然オッケーだぜ!」

    桑田「よっしゃー!一緒に行こー!」

    舞園「はい、ありがとうございます! ………」ドキドキ
  25. 25 : : 2014/12/14(日) 00:10:33


    〜食堂〜


    苗木「あれ、遅いな…そろそろ来てもいいと思うんだけど…」

    朝日奈「いいじゃんいいじゃん、先に食べちゃおうよ!冷めたら勿体無いし!」

    大神「朝日奈よ……全員が揃ってから食べるというのがマナーというものだ。」

    朝日奈「ええ〜、でもさくらちゃん、一部の男子はどうせ寝坊でしょ?待つだけ無駄だって!」

    大神「…だが、今日はいつも時間通りに来る舞園がまだ来てない様だ」

    朝日奈「あれ?ホントだ、舞園ちゃんいないね、」

    苗木「いや、それが…朝の支度をしてると思うんだけど、」

    朝日奈「それにしてはちょっと遅いなー」


    山田「うーむこれは…妖怪のせいなのね!そうなのね!?」

    苗木「あれ?妖精じゃないの?」

    山田「おっと!苗木誠殿からそのようなツッコミが下されるとは…いや、どうでも良いですな、スイマセン。」

    山田「それが…さっき調理室に入ったんですけど、包丁が一本足りなかったみたいなんですよね…」

    苗木「えっ包丁…?」

    石丸「んん?それはおかしいぞ!僕が来たときにはしっかりとあったのだからな!」

    苗木「……………」

    セレス「まあ、そのことについては後でよろしいでしょう、それよりも苗木君、私達に話したいことって何でしょうか?」

    苗木「…ああ!それは舞園さんが来てから言うよ!」


    江ノ島「舞園よりも桑田が先に来そうだね〜なんか叫んでるみたいだけど」

    不二咲「えっ何も聞こえなかったんだけど…」

    苗木(!!桑田クン!?)

  26. 26 : : 2014/12/15(月) 00:39:21


    〜学園への入口〜


    十神「オイ、いつまでついて来るんだ、」

    腐川「あ、ああ〜!すみません白夜様!私は物陰からこっそり見守っています〜!」

    十神「そういうことを言ってるんじゃない、目障りだ、消えろ。」

    腐川「は、はひぃ〜、ああ…そんな白夜様が…素敵…」

    十神「…チッ仕方ない 腐川、図書室からこの本を持ってこい。」ピラッ

    腐川「えええ!?び…白夜様が私に…頼み事を!? 分かりました!今すぐ持ってきますぅぅぅ!」タッタッタッ

    十神(よし、…今のうちに俺の部屋に…ん?)

    十神(あれは…桑田と舞園…?)






    桑田「舞園ちゃーん!オレに言いたい事ってなんだよ〜もったいぶらずに言ってくれよ!」

    舞園「そうですね、じゃあ、ひとつだけ、言わせてもらいます。」

    桑田「ん?……」

    舞園「桑田君には本当に申し訳ないですが…」

    舞園「死んでください」チャキッ

    桑田「なっ…」




    十神「おい、そこを通せ!モノクマ!アイツが戻ってきたらどうしてくれるんだ!」

    モノクマ「まあちょっと待ってて!もうすぐ終わるから!」バーリア

    モノクマ(うぷぷ…おそらく桑田クンは圧倒的動体視力と腕力で舞園さんから包丁を奪い…)

    モノクマ(舞園さんを殺す!)

    モノクマ(これで学級裁判ができる!それをしないと約束したのは舞園さんだけだからね!)


    舞園「だあーーーーーー!!」ダッ

    桑田「このっコンチクショウが!!」



    モノクマ(さあ……)


    モノクマ(ようこそ 絶望学園へ)



  27. 27 : : 2014/12/16(火) 01:10:38
    舞園が手に包丁を持って突進していく中…

    桑田はそれに構えて体制を整える…

    そして…ついに包丁が桑田に刺さろうとした瞬間…!


    バッ!      ザシュ!


    そこには…目を疑うような光景があった……。



    ……………ポタッ……ポタッ……

    舞園「………え……」

    桑田「お、オイ…………」







    苗木「……ハアッ…ハアッ…………二人共…大…丈夫…?」ポタ…ポタ




    舞園が桑田に刺したはずの包丁は…苗木の肩に刺さっていた



    苗木「ウッ………」ズキズキ

    舞園「苗木君!?大丈夫!?…」

    舞園「ああ……ああああああ…」ガタガタ

    桑田「な、苗木!オイ、大丈夫なんだろうな!オマエ!」ガシッ

    桑田「……舞園……!!」


    舞園(…いや、この苗木君はモノクマ……!)

    舞園「待ってください桑田君!その苗木君は偽物なんです!」

    苗木(ううううう………!!な、何だって!?)

    舞園「今すぐモノクマを止め…きゃあ!」ガシッ

    桑田「何をゴチャゴチャと…少し…黙らせてやる!」



    苗木「ハア……ま、待って!二人共!!……ハア…」ポタ…ポタ




  28. 28 : : 2014/12/16(火) 23:02:51
    苗木「舞園さん……ボクは本物だよ……最初いきなり舞園さんの部屋に入ってきたのは…確かに違うけど…」

    舞園「…でも…でも!」

    苗木「モノクマの操る道具は…意識を失ってる人か眠っている人しか効果がないんだ!…ほら…今ボクは目を開けてるでしょ?」

    舞園「え……」



    十神「そういうことか……」

    苗木「十神クン!?…モノクマ持ってる…」

    十神「こいつが俺に怪しげな装置でやろうとしたことが今分かった…」

    ジェノ「ギャハハハハ!これがあれば白夜様もアタシのいいなりになっちゃうのね~?」

    モノクマ「わー!はなせー!学園長への暴力は校則違反だぞー!」

    十神「よく言う…お前こそ俺のジャマをしたというのに…」


    桑田「どーなってんだ?コリャ」

    舞園「桑田君…それは私から言います…」

    舞園「でも…今は苗木君の手当をさせてください。」

    舞園「あなたに、苗木君に、謝らなければならないことがたくさんありますが…」

    桑田「…わかったよ」


    朝日奈「ちょっと〜!苗木ってば何を急に慌てて……ってどうしたの!?」

    大神「ぬっ!?…酷い出血だ…苗木、我が保健室まで運ぼう…」

    苗木「…あはは…大丈夫だよ…そこまで深手じゃ…ウッ…」ズキズキ

    セレス「…笑ってる場合ではないですわ…今は安静にしておきなさい。」



    十神「フン…この道具で貴様も操ってやろうか…?二度とナメた真似が出来んようにな…」

    モノクマ「このっ噛ませメガネが~!うおおおおおおおおおおおお!!」ドドドド

    十神「…ん?」




  29. 29 : : 2014/12/17(水) 23:21:57


    〜食堂〜


    ボン!!



    江ノ島「!!」キッ

    葉隠「なっなんだべ!?今の爆音は!」

    山田「学園の方ですな…先ほど苗木誠殿等が行った所ですが…」

    不二咲「僕達も行こうよ!…なんだか…嫌な予感がするんだぁ…」

    葉隠「んん〜?そうでもないと思うけどな~」

    江ノ島「ってことは…行ったほうが良さそうね…」





    十神「うっ」ゲホッ ゲホッ

    桑田「なんだ!?モノクマから白い煙が出て…」


    ???「本当に……苗木…テメーは…」モクモク

    ???「私の計画を隅から隅までブチ壊しやがって…」モクモク

    苗木「!?」

    ???「もう決めた!」

    ???「私様がお前を盛大にぶっ殺してやる!!覚悟しろよ!!」


    朝日奈「えっえええ!?」

    舞園「そっ…そんな…」

    苗木「モノクマ……いや、…お前は……!!」


  30. 30 : : 2014/12/18(木) 23:24:48
    ドラえもん:「うぷぷぷ!!じゃじゃーん!!」
    ……とかならないよね…(汗)
  31. 31 : : 2014/12/18(木) 23:51:38
    >>30

    ドラえもんはぶっ殺すなんて言わ………いや、言ったか…








    江ノ島「盾子ちゃん!!」

    ???「ふふーん♪なかなかいい時に来たね〜残姉、まあこれも計算通りだけどね!」


    山田「おっと!江ノ島盾子殿がぶんれいね……ってなんですかこれは!!」

    葉隠「江ノ島っちが……二人!?でも片方は胸が小さいべ!」

    江ノ島「うう…」グスン

    大神「今はそのようなことを言っている場合では無かろう…」ゴゴゴゴゴ

    山・葉「ヒイィィィィ」


    ???「では、頭の整理が追いついてない方も多数居るようですし、手短に説明しますね。」

    ???「まず、そこに居る胸の貧相な方は超高校級の軍人、“戦刃むくろ”で、江ノ島盾子である私に変装していました。」

    以下、江ノ島→戦刃「え?もうバラしちゃうの!?」

    ???「そして……この可愛くてキュートな……私が……」



    ???→江ノ島「超高校級の絶望!!江ノ島…盾子ちゃーん!!」ダン!


    苗木「……お前が……モノクマの正体か!!」

    十神「…フン…今更正体を現した所で……お前を始末するという方向性が一気に向いてきたぞ…むしろモノクマのままだった方が俺らにとって厄介だがな……」

    江ノ島「いや~ん女の子を始末するなんて〜カッコわるーい」キャピ

    江ノ島「でも……まあ……」

    江ノ島「やれるもんならやってみやがれ!!  モノクマオートマティック!」

    苗木「……え?」


    ズドドドドドドドドドド


    舞園「な、なんですか?この音……」


    ズドドドドドドドド
    モノクマA「それー!」ワラワラ  モノクマB「ウリャー!」ワラワラ  モノクマ
    C「ガオーー!」ワラワラ

    不二咲「なっ何なのこれぇ!!」

    石丸「どこからともなくモノクマがやってきたぞ!!」

    セレス「しかも……尋常ではない数ですわ……」


    モノクマズ「シャーーーー!!」






  32. 32 : : 2014/12/20(土) 05:54:30
    江ノ島「さあ…苗木…おしおきの時間だよ…」テクテク

    苗木「なっ…何を…」

    舞園「…!!苗木君に近づかないで…!!」

    大神「そうだ……女といえども今苗木に危害を加えようものならば容赦はせぬぞ…」


    江ノ島「うぷぷ…アンタらはジャマジャマ……いけー!!」

    モノクマ等「エ゛エーイ!!」


    舞園「きゃあ!……は、放して……!」

    桑田「アポぉ!!痛い痛い痛い痛い!ヒゲは掴むなあああ!」

    大神「…フン!」シュッ

    大神「ハア!」ドカッ

    苗木「みんな!大丈夫!?

    モノクマコンビ「あいー」ポイー

    舞園「きゃあああああ」

    桑田「うわあああああ」

    朝日奈「大丈夫!?二人共!!」

    モノクマ大勢「ウィーッス!!」ガッチリ

    セレス「…学園への入口がモノクマ達に封鎖されてしまいましたわ…向こうには苗木君達がいるのに…」



    大神「ぬん!」ドコッ

    江ノ島(クッやっぱり大神には効かねえな……)

    江ノ島「残姉!!大神を止めろ!」

    戦刃「……えっ…」

    江ノ島「……いいからやれよ!この残念軍人が!」

    戦刃「……うん…分かったよ……」スッ


  33. 33 : : 2014/12/20(土) 23:21:00
    戦刃「それ!!」シュッ

    大神「むっ…」スゥ…


    ガキン!!


    大神「……くっ……強いな……」


    山田「あわ、あわわわわわ…」

    セレス「あれだけ激しく動いていた大神さんの動きが……」

    朝日奈「止められちゃった……の……!?」


    戦刃「……ふう」

    戦刃(やっぱり……大神さんは強い……今の攻撃もあまり効いていない……)グッ


    大神(先程の雑兵とは桁が違う……少なくとも……苗木だけは守らねば……!)ジリ…


    苗木「ちょっ…何するんだ!やめろ!」

    江ノ島「はーい!!時間稼ぎありがとー♡」ガシッ

    苗木「クソッ!!放せっ放せ!!」ジタバタ

    江ノ島「や~だよーん♪  ねえーどう?乙女におぶられちゃった気持ちは?」

    大神「江ノ島!?くっ……しまった!!」

    江ノ島「へっへーん!!アンタが残姉とバトってる間に苗木を捕まえたのじゃー!」

    苗木「大神さん!!ボクのことは……心配……しないで……」

    戦刃「……苗木くん……」

    江ノ島「…あーもう、うっせーな…残姉ちょっと苗木黙らせてくんね?」

    戦刃「……うん」シュタッ

    大神「何!?……そうはさせんぞ!!」

    江ノ島「でやー!」ゲシッ

    大神「ぬぅ!?」グラッ

    江ノ島「うぷぷ……二人いること……忘れないでね?」





  34. 34 : : 2014/12/21(日) 23:10:53
    舞園「苗木君!!……苗木君を……離して……」ダッ

    葉隠「ちょっ待つべ舞園っち!!そっちはモノクマどもが道を塞いでるべ!!」ガシッ

    モノクマのむれ「とおさんゾー!」ガッチリ

    舞園「でも!苗木君が……傷ついてるのに!!」

    葉隠「やめとけって…今向こうに行っても殺されるだけだべ!!見ろよ……あいつらと互角に戦えるヤツは、ここではジェノサイダーくらいだべ…」

    ジェノ「ダー!!チクショー!!萌えないどころか人外なモンぶっ壊さないと行けないなんて!!ムカツクー!!」シャキン シャキン

    モノクマ「ぎゃああーん」ズバッ

    朝日奈「でも……モノクマの数は全然減ってないんだよね……さくらちゃんも今戦ってるし……」

    朝日奈「舞園ちゃん……どうしてこんなことが起こってんの?苗木から血が出てたり……江ノ島ちゃんが増えたり……」

    舞園「それは……全部私のせいです……」

    石丸「な……何!?それは……どういうことだ!?」

    舞園「私の心が弱かったせいで!!……私の唯一の支えだった苗木君が……いないと告げられて……」

    舞園「それで……それで……私、気が変になっちゃって……桑田君を……」ポタポタ…

    山田「……あの……何言ってるか……さっぱりですぞ……」

    桑田「………………」

    セレス「おそらく……わたくしと一緒ですわね……」

    山田「フヌウ!?安広多恵子殿までもがワケのわからんコトを!?」

    セレス「その名で呼ぶなっつってんだろ!!黙ってろこのグレイトスタンプがぁ!!」

    山田「ぶひぃ!!あ、ありがとうございます!!」

    セレス「舞園さん…あなたは……殺人をしようとしたのですね?」

    舞園「は…はい…」

    朝日奈「えっ…ええええ!?」

    セレス「しかも……今日で2回、おそらく桑田君を殺人未遂ですわね……」

    セレス「そして……それが殺害までに至らなかった理由は、苗木君が止めてくれたから……そうですよね?舞園さん。」

    舞園「もう……まさしくその通りです……だから……だから……!」







  35. 35 : : 2014/12/22(月) 23:56:14
    セレス「だからといって……あなたはみすみす殺されに行くのですか?」

    セレス「舞園さん、彼は決死の覚悟で桑田君を守り、人が死ぬのを防いでいたのでしょう?」

    セレス「ここであなたが死んでしまったら、苗木君の今までの苦労は全て水の泡になってしまいますわ」

    舞園「ですから!こうなってしまったのも私が変な気を起こしてしまったせいなんですよ!!」

    舞園「彼がせっかく殺人を止めてくれたのに……私が余計な事をするから……」

    舞園「だから!!私が命に代えても苗木君を助けるんです!!」

    セレス「……それは違いますわ」

    セレス「わたくしも…ここを出るために殺人計画を立てていたことがあるのですわ。」

    舞園「え!?」

    セレス「でも、苗木君に感づかれ、結果はそれを断念することになるのです。」

    セレス「そして…苗木君は…そんなわたくしを軽蔑しようともせず……」

    セレス「ずっと、わたくしを励ましてくれたのです」

    セレス「舞園さん、あなたと同じく……ですよ。」

    舞園「!!」

    セレス「すべて…あなたに限った話ではございません、苗木君が励ましてくれたというのは。」


    朝日奈「……そっか…私も落ち込んでいた時は苗木が相談してくれたっけ…」

    不二咲「僕も大和田君も…苗木君の言葉を受けとって過去を振り切ることができたんだ……」

    葉隠「そうだべ!!苗木っちは俺に臓器くれるって約束してくれたっけなぁ!」

    桑田「いやそれ言葉じゃねーし!苗木ゼッテーそんなことをしねーよ!!」ビシィ


    十神「この状況を仕組んだ江ノ島は長い間計画を練ってきたんだろう」

    十神「だか、苗木はここで全ての殺人を防いできたんだ。」

    十神「意識してやってるのかは知らんが、ヤツが俺らに多大な影響を与えているのは間違いないだろう」

  36. 36 : : 2014/12/24(水) 00:26:36
    セレス「そういうことです、わたくし達がこういった状況をかろうじて保ち続けていられるのも苗木君のおかげなのです。」

    セレス「でも、舞園さん、あなたがもし殺人を成功させてしまったならば…」

    セレス「そこから苗木君の人間関係は崩壊し、彼によって今まで支えられてきたものが一斉に牙を向くでしょう。」

    セレス「もはやこれは……あなた一人の問題ではないのです……」

    セレス「お分かりですか?舞園さん。」


    舞園「………………」

    舞園「……なんで……どうして……苗木君はそんなことができるの?……」

    舞園「なんで……希望を……与えてくれるの……?」

    舞園「私は……こんなに……スケールの違う人と……付き合おうとしていたんだ……」

    舞園「あは……あはははは……」

    セレス「…………」

    舞園「あはは……………」

    舞園「私って……本当に生きてる価値が……あるんでしょうか……」

    舞園「助けてもらって……何も返せずに……むしろそれを踏みにじるようなことをして……そして人間としておかしいことも……」

    舞園「もう……死にたいです……でも……みなさんに迷惑はかけたくありません……」

    舞園「私……どうすれば……」








    桑田「もう……いい加減にしろよ!!」








    舞園「え……」


    桑田「死にたいだぁ?命に代えてもだぁ?」

    桑田「んなもん、逃げてるのと同じだ!!何も解決してねーだろーが!!」

    桑田「お前は今の罪悪感から逃げよーとするためにんなアホらしいもん言っとるだけじゃねーのか!!」

    桑田「オレを殺しかけたクセに楽になろうなんておま何様のつもりじゃ!?」


    舞園「!!」


    桑田「……」ハァ…ハァ…

    桑田「……ワリ、言い過ぎた……けどよ舞園……ちゃん、」


  37. 37 : : 2014/12/25(木) 00:37:28
    桑田「苗木によぉ……恩返ししたいなとか……そういう気持ちはあんだろ?」

    桑田「だったらよ……アイツが死んじまったら……恩返しも何もできねーじゃねーか」

    舞園「うっ…」

    桑田「もしそうでないなら、死にゃあいい、楽になりたいだけならな。」

    桑田「違うなら……生きて生きて、その上で今度は苗木を助ける方法を考えればいい、」

    桑田「その他になんかあんのか?」


    山田「オオゥ……」

    セレス「たとえ頭は悪くても、命をかけた後は人間の本領を発揮できるのですね」

    不二咲「うん!桑田君の言葉……すっごく心に染みたよ!

    朝日奈「セレスちゃんの言う通りさっきのが桑田とは思えなかったよ!これは私の中の流行語大賞になるね!」

    桑田「ちょっとはセレスの前半一部否定してくれよ……」



    舞園「………そうですね」

    桑田「………………」

    舞園「ありがとうございます桑田君、お陰で私目が覚めちゃいました。」

    舞園「そして……ごめんなさい。あなたを殺そうとして……」

    桑田「あーもう、わかったよ、そういうのは後でいいから  んで……本当に大丈夫なんだよな?」

    舞園「はい、私のやったことは……死ぬという代償だけで払いきれるようなものではありませんでした……ですから、生きている限り、苗木君を助ける方法を考えます。」

  38. 38 : : 2014/12/26(金) 01:09:42







    戦刃「…ごめんね、苗木くん……」シュッ

    苗木「うっ…」トンッ

    苗木「……」ガクッ

    大神「くっ……苗木!」

    江ノ島「アハハハハ!トンッだって!!恐ろしく速い手刀……この私でなければ見逃しちゃうね!」

    大神「我も見切った……だが、お主の邪魔により止めることは成し得なかった」

    大神「苗木を放してもらうぞ、江ノ島、お主も用心することだな!!」ダッ


    江ノ島「んー」

    江ノ島「も~ちょっと遊びたかったけど〜そろそろ時間切れかな〜」

    江ノ島「残姉、あとよろしくー。」ナエギオンブ


    大神「待て!江ノ島…」ヒュッ

    戦刃「通さないよ……」ザッ

    大神「ぬ……うん!!」ブゥン

    戦刃「それ……よっと……」スカッ

    大神「ぐぬ……避けたか……」


    戦刃「………………」

    戦刃「時間稼ぎなら……いけるかな」
  39. 39 : : 2014/12/27(土) 00:24:03
    江ノ島「うぷぷぷぷ…大神は残姉が止めてくれてるしい……」


    戦刃「そろそろ大神さんの動きにも…慣れてきたよ…」シュッ

    大神「くっ……我の攻撃が当たらぬ……」


    江ノ島「ジェノサイダーはモノクマに手こずってるしぃ……」


    ジェノ「テメーその変な接着剤で復元してんじゃねーよ!!ッタクヨォ……このアタシの美学をわからないとは……」ザクッザクッ

    モノクマ親衛隊「あわわわわわ……」(何でもくっつけて直せる接着剤)ヌリヌリ


    江ノ島「みんな苗木を取り返そうとしているけど…!」

    江ノ島「この私には誰にも辿り着けなーい!!」

    苗木「………」キゼツ


    石丸「くっ……江ノ島君!なぜ!!苗木君を襲うんだ!彼は怪我をしているのだぞ!」

    石丸「それに……戦刃君……君が変装していた理由はわからないが、さっきまで一緒に食卓を囲んだ仲間ではないか!!なぜ大神君と戦う!?」

    戦刃「……石丸くん……」


    江ノ島「はあ〜?苗木が怪我してようがカンケーネーっつーの」
  40. 40 : : 2014/12/28(日) 00:55:13
    江ノ島「苗木はこれからオシオキされるんだよ、」

    石丸「な……なな…なんだと!?苗木君は何もしてないじゃないか!!」

    江ノ島「うん、校則も破ってないし、殺人もしていないよ」

    江ノ島「でもなあ、コイツは今まで起こるはずだった殺人すら止めようとしたんだ…」

    江ノ島「舞園の殺人を止めたり、裏切り者役の大神を説得し、仲間に呼んだり!」

    江ノ島「苗木のおかげで絶望バンバンザイになるはずの私様の計画が台無しになったんじゃ!」

    江ノ島「だから殺す………うぷぷ……モノクマを通じてからかったりするのはいつもの楽しみだったけど…」

    江ノ島「メインディッシュがいつまでたっても来ないんならこっちから行くまでってことよ!!」

    石丸「……だが、苗木君は殺人を止めようとしただけなのだろう!?それなら僕も殺人するところを目にしたらそれを止める! いや、誰だってそうだ!!」

    石丸「なぜそんな理由で苗木君が死なねばならんのだああああ!!」


    江ノ島「あーホントもうメンドクセー、つーか殺人を止めたり防いだりするのは私の予想内なんだって……」

    江ノ島「でも……苗木が仕組んだことは予想外だった……それだけだよ?」
  41. 41 : : 2014/12/28(日) 23:31:22
    石丸「くっ……聞く耳持たない……か……」

    石丸「僕は……どうすればいいんだ?人道的な意見では解決できない以上、僕は……何も出来ないではないか……」




    江ノ島「じゃあ……そろそろ行くよ? あ、オマエらには別に何もしないから。苗木が死んだらいつも通りここで学園生活しててねー」

    江ノ島「じゃ、サイナラー」



    石丸「うう………うわあああああ……!!」


    舞園「落ち着いてください!石丸君!」

    石丸「ま…舞園君……」

    舞園「諦めちゃダメです……せっかくまだ苗木君がまだ生きてるのに……」

    舞園「間に合うときに全力を尽くさないと、私達は必ず後で後悔してしまいます!」

    石丸「!!」


    朝日奈「そうだよ!諦めたら、そこで試合終了だよ?私達に何も出来ないことなんて……あるはずがない!!」

    セレス「たとえ手札が弱くても……わたくしは決して表情を崩しませんわ、ギャンブルでも同じことが言えますの。」

    桑田「そーだぜ!!こんだけ超高校級が揃ったらよー、何とかなんじゃん?」

    山田「真実はいつも一つ!!希望はたくさんはありませんが……必ず一つは“ある”のです!これを……掴み取ればいいのですぞ!!」

    葉隠「ああ!それに……苗木っちにはなんとしても生きてもらわにゃあならんしな!」

    桑田「…………」ジー

    葉隠「も、もちろんみんなのためにだべ!!」

  42. 42 : : 2014/12/30(火) 00:14:48
    石丸「み、みんな……!!うおおおおおおおお!!」オトコナキ

    山田「ちょっ…泣いてないで石丸清多夏殿!!早く考えますぞ!!」


    朝日奈「とりあえずあのモノクマが道塞いでいるのを突破しないと……」

    桑田「でも、どーやって?うかつに近づいたらミンチにされっぞ……」

    十神「中身がオッサンならどうとでもなるのだがな。」

    桑田「いやアイツラ中身は機械だよ!!ってゆーかオマエがそんなネタぶっこんでくるとは思わなかったよ!!」

    朝日奈「やっぱり殴り込みに行こうよ!!私ネギ二本装備するから!!」シャキン

    桑田「ネギなんかで勝てるかああああああ!!よく似合うからって実際意味をなさねーかんな!?」

    山田「ではこの私めのヒーフミーィの花を使って心を落ち着かせましょう。」

    桑田「何だヒーフミーィの花って!!全然落ち着かーよ!!むしろ樹のフォルスでも持ってこいよ!」

    葉隠「じゃあ俺の針を使ってモノクマを操ればいいんだべ!!」ブチッ

    桑田「それ針じゃなくてドレッドヘアー!!ささんねーし操る効果なんてねーから!!」

    桑田「はあっ……はあっ……」


    桑田(こんな自由勝手に声優ネタぶっこんでいいのか!?)


    不二咲「あ、あのぉ……」


    桑田「あーもー!!今度はなんだよ!!」

    不二咲「い、いや……あそこにある機械って何かなって思って……」



    機械「」ポツン

    舞園「あ、あの機械って……」


  43. 43 : : 2014/12/31(水) 00:25:13
    十神「それは他人を操る機械だ、さっきモノクマが俺に使おうとした。」

    葉隠「なにぃ!?そんなもんがあんのか?だったら俺に譲ってくれー!」

    桑田「どう見てもオカルトじみてんだが……お前は自分に利益さえあれば何でもいいんか!?」


    不二咲「うわあ……凄い……こんな技術があるなんて……対象物のデータを読み取って自在に信号を送れるんだ……」


    舞園「じゃあ……苗木君はこれで操られたのですね……」

    セレス「!!苗木君が…ですか!?」

    舞園「はい、私が先程の行為に走ったのもそれが原因です……

    不二咲「じゃあ、最後に操られたのは苗木君ってことになるのかな?」

    舞園「そうなりますね、その機械で人を操るには気絶しているか寝ているかのどちらかの状態で初めて使えますから……」

    桑田「オレらは眠らされてもねーよな?だったらそういうことじゃねーの」


    不二咲「じゃ、じゃあ、これで今苗木君を動かせられるよぉ!!」

    舞園「えっええええ!?」


    セレス「それは本当でしょうか?」


    不二咲「う、うん、今画面に出ているのが多分苗木君の外形で、電源もONになってるから後はこのコントローラーで操作可能だよ!」



  44. 44 : : 2015/01/08(木) 20:35:07
    朝日奈「じゃあ、これを使って苗木を逃せばいいんだよ!適当に動かしたらきっと抜けられるって!」

    十神「何を言っている、苗木は江ノ島に担がれているんだ、そんなことをしても、ヤツの背中でジタバタするだけだ。」

    十神「たとえ抜け出せたとしても、あのモノクマの壁で立ち往生になってしまうだろうな。」

    セレス「それに…もし向こうがこの機械を使っているとわかってしまわれたら…」

    セレス「すぐにこの機械を没収しに来るでしょう」

    不二咲「じゃあ……チャンスは一回だけってこと?」

    十神「そうなるな……しかも……具体的に何をすればいいのかが問題だな」

    葉隠「何かって……何をすればいいんだべ……」



    全員「………………………」



    桑田「……クソッ……ここまで来て……何もできねーのかよ…」

    石丸「やっぱり…戦うしかないのか?手遅れになる前に…」

    山田「幸い、大神さくら殿がモノクマの向こうにおられます、今は……信じるしか…」



    舞園「…………」


    舞園「私に任せてください。」


    桑田「……へ?」



  45. 45 : : 2015/02/05(木) 22:01:03
    ちょっと目を離したスキに1ヶ月近くも経ってしまった…






    江ノ島「んふふふふ、これで私が想像した通りの“コロシアイ学園生活”が始まる!」テクテク

    江ノ島「もう正体はバレちまったけど…いざ始まっちゃえばこっちのもんだね!」

    江ノ島「ああ〜これからどんな絶望が私たちを待ち受けているのかしら……」ウットリ


    苗木「」グテー


    江ノ島「…ん?…………あ、そうか…コイツは…苗木だけは最後まで気をつけねえと…幸運の力で何が起こるか分かんねえ…」

    江ノ島「ってことで早いトコオシオキ場へ向かうぜー」




    グゥン!




    江ノ島「っ!?」


    江ノ島(な…何だ!?急に体が…動かなく…)


    江ノ島(って なぁ!?)


    苗木「」ガッチリ


    江ノ島「このっ…」

    江ノ島(くっ…苗木に腕を捕まえられてやがる!)

    江ノ島(でも、それだけで私が動けないハズがない!チックショウ、なぜだ!?なぜ動けん!)アタフタ



    苗木「……ボソッ」


    江ノ島「苗木!?」

    苗木「え…の…しまさん…」ボソボソ

    江ノ島(まさか意識が……って)

    江ノ島(わーわー!!なんだよコレ!やめろ!気色ワリィ…)


    苗木「ハァッ……ハァッ……」

    江ノ島(ちょっ…耳元はやめて……吐息がくすぐったいって…)///

    苗木「…大好きだよ」ボソッ


    江ノ島「……ファ!?」///
  46. 46 : : 2015/03/08(日) 19:18:34
    期待!
  47. 47 : : 2015/07/21(火) 18:26:29
    苗木「江ノ島さん・・・大好きだよ・・・」
    俺「それに賛成だ!!!」

    ~同意~
    バァァン
  48. 48 : : 2015/07/21(火) 18:27:06
    それと期待

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