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守るという ベルアニ
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- 1 : 2014/11/09(日) 21:01:33 :
- ベルアニ隊長です。前作はすみませんでした、放棄してしまって・・・体調を崩していたのでSSを書けなかったのです・・・
題名通り、ベルアニです。
「え~ベルアニより○○アニかベル○○がいい~」「ベルアニは好みじゃないっ」というひとはお戻りください。
※投稿遅いです。(亀さんペースの投稿です)
それでも「いいよ」というお方は、どうぞお進み下さい。
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- 2 : 2014/11/09(日) 21:26:49 :
ライナー「おい」
ベルトルト「ん?」
ライナー「覚えているか?もう・・・6,7年会っていない友達・・・えっとな・・・金髪で目が青のやつだ、名前は忘れたんだが・・・」
ベルトルト「あぁ、あの子か、あの子がどうかしたのか?」
ライナー「今、すごくボロい家に住んでいて、そこに近い豪邸で働いているんだ・・・」
ベルトルト「・・・?どういうこと?・・・」
ライナー「・・・凄い金持ちの・・・まあなんだ、雑用されているっていうことだ・・・働いたって、少しの給料しか出ないらしい・・・」
ベルトルト「えっ!!?・・・それは・・・誰から・・・?」
ライナー「俺の友達なんだ・・・」
ベルトルト「だっ・・・だったら・・・一緒に助けよう!!このままでは、精神が弱ってしまう・・・っ」
ライナー「・・・すまん・・・無理なんだ・・・」
ベルトルト「な、何故・・・?」
ライナー「なんと言っても金持ちの塊のようなものだからな・・・助けたとしても、その後何をされるか分からない」
ベルトルト「そ・・・そんなっ・・・」
ライナー「すまん・・・いくらお前の願い事でも・・・協力できないんだっ・・・!!」
ベルトルト「・・・・・・」
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- 3 : 2014/11/09(日) 21:39:00 :
- -ベルトルトの家-
6,7年も前の友達か・・・
今僕は16歳・・・ということは10歳位のときの友達?
あれから何度も考えたけど
名前だけがどうしても思い浮かばない
ベルトルト「・・・はぁ~」
助けたい・・・助けたいと思うよ・・・
でも・・・
ライナー『なんと言っても金持ちの塊のようなものだからな・・・助けたとしても、その後何をされるか分からない』
何をされるか分からない・・・かぁ・・・
僕はいつもライナーの後ろについて行って、ライナーの行動をそのまま真似していた・・・
ベルトルト「はあ・・・」
再度、溜め息を吐く
今なら分かる・・・自分の弱さが
もうこんな年なのに・・・
僕はいつまでも人の後についていって、人の真似をするのだろうか・・・?
ライナーもああ言っていたし、多分これからも彼女を助ける人は出てこないだろう
だとしたら・・・もしかしたら・・・僕なんかでも役に立つ・・・?人の役に
助けられる人は・・・僕しか居ない?
なら・・・
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- 4 : 2014/11/09(日) 21:42:50 :
- ベルトルト「・・・ん・・・」
パチッ・・・
ベルトルト「あ・・・れ・・・もう朝か・・・」
気がついていたら寝ていた
しかし凄く眠い・・・
ベルトルト「・・・」
トサッ
僕はベッドから飛び降りて準備をした
準備って何って・・・?
・・・助けに行く準備・・・だよ・・・
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- 5 : 2014/11/09(日) 21:50:41 :
- ・・・言われてみれば・・・一つだけ凄く大きな家と、その近くに古い建物があった・・・
そこかな・・・?
-
- 6 : 2014/11/09(日) 22:01:20 :
- -豪邸前-
今更だけど・・・
凄く大きい家だ・・・!!
ベルトルト「・・・・・・」
ポチッ
僕は少し怯えながら、インターホンを鳴らした
ピーンポーンピーンポーン
カチャッキィィィィ・・・
カチャッキイィィィ・・・
カチャッキイィィィィィィ・・・
・・・門何重になっているんだ____!!??
ガチャッ
女「何かしら?」
ベルトルト「えっと・・・ここに金髪で目が青い人いませんか?」
女「あぁ、あいつね」
・・・・・・
女「あいつなら、今日休んでいるわよ、よかったら持って帰ってもらってもいいのよ?」
ベルトルト「ということは、家に居るんですか?」
女「でしょうね」
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- 7 : 2014/11/09(日) 22:10:35 :
- -古い家の前-
コンコン
インターホンがついていないのか・・・
ガラッ
中は普通だ・・・
ベルトルト「お、おじゃまします・・・」
チラッ
少女「はあ・・・はあ・・・」グッタリ・・・
ベルトルト「!??」
凄く弱っている・・・
ハッ
カチャカチャッ
少女「・・・?」
ベルトルト「はい、お茶だよ・・・って・・・言っている場合じゃないよね・・・」
ベルトルト「大丈夫・・・?」
少女「・・・」フルフル
ベルトルト「そっか・・・元気になるまで僕の家で休もうか・・・ん・・・おいで」
ギュッ
男「おい、なにをやっているんだ」
男「おお、そいつを持って帰ってくれるのか!それは嬉しい」
ベルトルト「___!」
多分この人はあの豪邸の家の人だろう・・・
ベルトルト「・・・い」
男「ただしそいつを持って帰るには条件が・・・」
ベルトルト「そこを・・・どけ・・・」ギラッ
男「お、おう・・・」ゾクッ
スタスタ
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- 8 : 2014/11/09(日) 23:04:07 :
- ベルトルさんかっけー...
今後期待
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- 9 : 2014/11/10(月) 00:08:18 :
- ベルアニ好きです!期待!!
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- 10 : 2014/11/10(月) 17:04:04 :
- -ベルトルトの家(玄関)-
ガチャガチャッ
ベルトルト「よいしょ・・・っと・・・」
-部屋-
ベルトルト「えっと・・・朝ごはん食べたの?」
少女「・・・うう・・・ん・・・」フルフル
ベルトルト「じゃあ作るねっそのあいだにお茶飲んでもいいよ」コトッ
少女「・・・ん・・・」
ベルトルト「覚えてる?6,7年前に合ったことがあるはずなんだけど・・・」
少女「・・・誰かに・・・似て・・・る気が・・・する・・・」
ベルトルト「そっか」(そりゃそうだよねもう6,7年も前だもん・・・)
-数分後-
ベルトルト「はい・・・簡単なものしか作れないけど・・・」
少女「うう・・・ん・・・十分だよ・・・ありがとう」
ベルトルト「うん」
少女「・・・」モグモグ
ベルトルト(今改めて視るとやっぱりどこかで見たような気がするんだよね・・・)
少女「・・・?」モグモグ
ベルトルト「ん?」
少女「もしかして・・・ベル・・・トルト・・・?」モグモグ
ベルトルト「うん、そうだよ・・・君の名前は・・・?」
少女「あたしは・・・アニ・・・レオンハート・・・」
ベルトルト「___!!」
少女「なんか・・・見覚えあるなと思ってた・・・」モグモグ
ベルトルト「僕も・・・いや・・・アニだったんだね・・・」
少女「うん・・・覚えてる・・・?」モグモグ
ベルトルト「記憶にはあるけど・・・名前だけがずっと思い出せなくて・・・」
少女「あたしも・・・」モグモグ
ベルトルト「あ、早いねもう食べちゃったんだ」
少女「うん・・・まともにご飯食べたの久しぶり・・・ありがとう元気が出た」
ベルトルト「無理しないで・・・まだ完全に治ったってわけじゃないから・・・」
少女「ありが・・・とうベルトルト」
ベルトルト「うん・・・」
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- 11 : 2014/11/10(月) 17:09:18 :
- -部屋-
アニ「Zzz・・・」スヤスヤ
ベルトルト「・・・」
まさか・・・この子がアニだったなんて・・・
そういや、なんとなく記憶にある・・・
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- 12 : 2014/11/10(月) 20:32:19 :
- -数時間後-
アニ「・・・ん・・・?」
ベルトルト「あ、起きた?」
アニ「ん」
ベルトルト「どこか悪くない?痛いところは?」
アニ「無いよ」
ベルトルト「そっかそっか」
アニ「うん」
ベルトルト「・・・」ナデナデ
アニ「・・・ん・・・?」
ベルトルト「へへっ」
アニ「・・・何・・・?」ジッ・・・
ベルトルト「なんでもないよ」
アニ「そ・・・」(顔が少し赤くなっているなんてバレたくない・・・)フイッ
ベルトルト「あ、何か食べる?」
アニ「食べれるものがあるのなら何でも」
ベルトルト「じゃあカレーでいい?」
アニ「あ、大好き」
ベルトルト「じゃあカレー作るから待っててね」
アニ「・・・」ムンズ
ベルトルト「??」
アニ「手伝う・・・」
ベルトルト「えっいいよいいよ・・・」
アニ「いいや、手伝う元気だし」
ベルトルト「ありがと」
アニ「うん」
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- 13 : 2014/11/10(月) 20:46:56 :
- ベルトルト「・・・」トントン
アニ「・・・」ズババババババババ
ベルトルト「凄く早いね・・・切るの・・・」
アニ「・・・まあそりゃあずっと一人だったから・・・ご飯作るの慣れたからね・・・」ズババババババババ
ベルトルト「ずっと一人・・・?」
アニ「5年前に親どっちも死んだし・・・」
ベルトルト「そうなんだ・・・」
アニ「事故でね・・・スリップ事故起こして、車が炎上して、悲しいことに、骨は戻ってこなかった・・・灰になっちゃったんだろうね・・・」ズババババババババ・・・
ベルトルト「そっか・・・」
アニ「そういや・・・あんたも親どっちも居なかったっけ?」
ベルトルト「うん・・・殺されて、僕しか生き残らなかった・・・」トントン
アニ「殺した奴は死刑になったんだっけね?」ズババババババババ
ベルトルト「うん・・・」トントン
アニ「フッ」スパーン!!ズババババババババ・・・
ベルトルト「早い・・・羨ましい・・・」トントントントン
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- 14 : 2014/11/11(火) 19:01:25 :
- アニ「ねえ、カレーって何入れんの?」
ベルトルト「う~ん・・・じゃが芋と、にんじんと、玉ねぎと・・・」
アニ「牛肉は?」
ベルトルト「あ、入れようか?」
アニ「ん」
ベルトルト「あとはカレールー・・・」
アニ「貸して」
ベルトルト「え?うん」
アニ「・・・」パッキンパッキン
ベルトルト「・・・カレーのルーとか折るの好き・・・なの・・・?」
アニ「うん」パッキンパッキン
ベルトルト(こういうところは子供で・・・なんか面白いなあ・・・)
アニ「・・・何さ」
アニ「子供っぽいって?」
ベルトルト「ちがうよ?」(あれ?なんでバレたの・・・?)
アニ「はい」
ベルトルト「あ、ありがとう」
アニ「・・・」
-数分後-
アニ「できた」
ベルトルト「うん」
アニ「ご飯炊いてる?」
ベルトルト「炊いてるよ、ご飯入れるね」
アニ「ん」
ベルトルト「はい」
アニ「いただきます」
ベルトルト「いただきます」
アニ「おいしい・・・」
ベルトルト「そう?良かった」
アニ「ふふっ・・・うん」
ベルトルト「初めて笑ったね」
アニ「ひどいね、あたしだって笑う事だってするさ」
ベルトルト「あぁ、ごめんね」
アニ「いや、いいよ事実だし」
ベルトルト「うん・・・」
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- 15 : 2014/11/12(水) 21:14:40 :
- ベルトルト「あっ」
アニ「何?あたしの顔に何か付いてるの?」
ベルトルト「ううん、えっとね・・・もし良かったら・・・学校に転校して来ない?・・・あ、勿論同居しているのは秘密で・・・」
アニ「え・・・?転校?あたしが・・・?学費どーすんの?」
ベルトルト「まあ、そこは・・・なんとか」
アニ「学校か・・・うん分かった、家で一人っていうのもなんだしね」
アニ「学費はあたしがなんとかバイトして貯めるから」
ベルトルト「うん、分かった」
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- 16 : 2014/11/12(水) 21:18:24 :
- -数日後-
先生「はい、今日は転校生を紹介します~入ってきてください」
ガラッ
ワッビジン!キレー
アニ「・・・」
アニ「アニ・レオンハートです・・・よろしくおねがいします・・・」
先生「レオンハートさんは、学校に来るのが今日で初めてなの。分からないことがあったら、助けてあげてね」
アニ「・・・」
先生「あっ席ねっ席は・・・フーバー君の隣にしましょうか」
ベルトルト「・・・!」
アニ「・・・」
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- 17 : 2014/11/12(水) 21:22:12 :
- 女子「凄く美人だし、綺麗な肌してるよね~なんかいい洗顔使ってるの?」
男子「すっげー長え髪だよな~切らないのか?」
※アニは貧乏だったので、髪の毛は切っていませんので、長いです
ベルトルト「アニ・・・さん・・・えっと校内案内するよ・・・先生に頼まれたから」
アニ「あ・・・うん」
女子「あっそうだったんだ、じゃあまた後でねっ」
アニ「・・・」
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- 18 : 2014/11/12(水) 21:29:09 :
- ベルトルト「ここの学校は転校生が珍しいから、皆落ち着かないみたいで・・・」
アニ「へ~で、ここどこ?」
ベルトルト「ここは美術室」
アニ「そっちは?」
ベルトルト「そっちは物置ほとんど楽器だけど」
アニ「こっちは?」
ベルトルト「そこは屋上の入り口」
アニ「いろいろあるもんだね・・・」
ベルトルト「大丈夫?やっていけそう?」
アニ「まあね、悪い奴居なさそうだし」
ベルトルト「良かった」
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- 19 : 2014/11/12(水) 21:31:49 :
- -授業-
先生「じゃあ、この問題を・・・レオンハートにやってもらおう」
アニ「・・・」スッ
アニ「・・・」
アニ「・・・」
先生「・・・君は学校が初めてなのか・・・隣の人から、ノートを写させてもらいなさい」
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- 20 : 2014/11/12(水) 21:35:36 :
- -休み時間-
アニ「ここどーすんの」
ベルトルト「ここはね・・・」
女子「すごいよねベルトルト君、もうあの子に馴染んじゃってる・・・知り合いなのかな・・・???」
男子「俺らの話にはまともに答えないが・・・あいつが話しかけると答えるんだよな~・・・精神的に頼れる人だと感じたのだろうか・・・」
女子「まあ、頼れるっていったら頼れるよね」
アニ「は?四捨五入?なにそれ」
ベルトルト「えぇっとね」
アニ「くらい(位)?誰?」
ベルトルト「位っていうのはね」
アニ「ああ、そういうこと」(全く分からない)
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- 21 : 2014/11/14(金) 21:12:21 :
- 女子「ねえねえっ前はどの学校だったの?」
アニ「・・・」
女子2「ハーフなの?凄くきれいな髪と目してるよね~」
アニ「ハーフじゃない」
男子「今どこ住んでんの?」
アニ「ベ・・・ただのマンション」
ベルトルト(大丈夫かな・・・?)
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- 22 : 2014/11/14(金) 21:15:31 :
- アニ「・・・ていうか・・・あんた先生の話聞いていた?」
女子「えっ?」
アニ「あたし学校来たのこれが初めてなんだって・・・」
女子「あっそっかw」
アニ「・・・」
女子「じゃあ、前はどこに住んでいたの?」
アニ「田舎の住宅街の、目立たない場所」
女子「そうなんだ~」
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
女子「あっチャイム鳴った~またねっ」
アニ「・・・」
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- 23 : 2014/11/14(金) 21:21:39 :
- アニ「・・・」(まだ質問に答えるのが精一杯ってところかな・・・)
ポンポン・・・
アニ「?」
ベルトルト「大丈夫?」コソッ
アニ「大丈夫だよ・・・心配性だな・・・」ボソ
ベルトルト「よかった」コソッ
アニ(ベルトルトはいつも何かあったら気にかけてくれる・・・そこがベルトルトの一番のいい所なんだよなあ・・・)
ベルトルト(良かった・・・質問に答えるとき、顔引きつっていたから・・・でもこれで安心・・・)ホッ
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- 24 : 2014/11/14(金) 21:28:56 :
- -体育-
アニ(体育でドッヂとか・・幼稚か・・・)
アニ(避けるぐらいでいいか・・・)
ベルトルト「・・・」チラッ・・・
アニ(・・・まったくもう・・・心配しすぎ・・・大丈夫なのにね・・・)
女子「えいっ」
ヒュッ
ドカッ
アニ「あっ」
ベルトルト「大丈夫・・・?」
アニ「ん・・・大丈夫ちょっと痛むだけ」
ベルトルト「だったら・・・保健室行こ?」
アニ「足にボールが当たっただけで・・・?」(ホントは痛いんだけど・・・)
ベルトルト「痛いでしょ絶対・・・顔が・・・」
ベルトルト「それに足だし・・・」
アニ「ま、行くだけ行くか」
ピキッ・・・
アニ(・・・痛かった・・・)
ベルトルト「・・・!」
ヒョイッ
ベルトルト「痛いんでしょ・・・?正直にいいなよ?」
アニ「えっちょっ///だ、大丈夫だからっ・・・」
ベルトルト「嘘だっ痛そうだもん」
アニ(バレた・・・)
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- 25 : 2014/11/14(金) 21:31:00 :
- -保健室-
ベルトルト「あっあった・・・はい、シップ」
アニ「ありがと」
アニ「たかがボール当たったくらいで・・・」
ベルトルト「またまた~痛そうな顔してたよ?」
アニ「ま、痛かったけどね」
ベルトルト「ほらっ」
アニ「ま・・・ありがと」
ベルトルト「どういたしまして」ニコッ
-
- 26 : 2014/11/16(日) 12:16:32 :
- 全部読んでます!
期待です!
-
- 27 : 2014/11/16(日) 20:29:20 :
- >>26 全て読んでいただいたんですか!ありがとうございます。
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- 28 : 2014/11/16(日) 20:32:03 :
- -放課後-
アニ「ベルトルト、帰ろ」
ベルトルト「ごめん・・・生徒会だから先帰ってて」
アニ「・・・ん・・・」
-繁華街-
アニ(・・・ベルトルトの馬鹿・・・何で生徒会入ってんの・・・寂しいじゃないかっ・・・)
アニ「ちぇっ・・・」
-
- 29 : 2014/11/16(日) 20:37:18 :
- -ベルトルトの家-
ベルトルト「ただいま~」
アニ「!」
アニ「・・・!」(気が付けば笑顔になってた・・・帰ってきただけなのに・・・子供みたい・・・笑っているところなんて見られたくない)ハッ・・・
アニ(誤魔化そ)
クルクル・・・
笑っているのを誤魔化すために、作りかけのシチューを混ぜ始める
ベルトルト「あっご飯作ってくれてるの?」
アニ「あっ・・・うんまあね」
ベルトルト「ありがとう~」
アニ「べつにっ・・・いーよ」
ベルトルト「手伝うよっ」
アニ「ベルトルトは座ってて疲れたでしょ」
ベルトルト「いいの・・・?」
アニ「いいよ・・・無理して手伝うことじゃないから」
ベルトルト「ごめんね~ありがと~」
アニ「ん」
-
- 30 : 2014/11/16(日) 21:49:30 :
- -夜-
二人「いただきます」
アニ「・・・ふっつー(普通)だね」モグモグ
ベルトルト「そう?すっごくおいしいよ♪」モグモグ
アニ「別に・・・シチューなんてあたしにしたら手抜き料理だし・・・別にそんなに高評しなくても・・・」ブツブツ
ベルトルト「そうかな~?僕が作ったよりも五百倍美味しいよ~♪」
アニ「そっ・・・そんなわけいでしょ・・・///」
アニ(あれ?何であたし照れてんの!?///)
-
- 31 : 2014/11/17(月) 19:04:23 :
- 二人「ごちそうさまでした」
ベルトルト「おいしかったよ、ありがとうね?」
アニ「別にっ・・・大したことじゃないから・・・あっそうだこれからベルトルトが帰るの遅いときは、あたしが夕ご飯作っとくよ」
ベルトルト「えっ?いや・・・そんなの悪いよ」
アニ「いいの・・・一人でボーっとしてても暇だし」
ベルトルト「でも・・・」
アニ「疲れてるのに、夕ご飯作らせるなんて・・・そっちのほうが悪いよ」
ベルトルト「うん・・・ありがとう」
アニ「ん」
-
- 32 : 2014/11/17(月) 19:10:56 :
- -朝-
アニ「ん・・・」
ベルトルト「あ、おはよ」
アニ「わわっ!?吃驚した・・・」
ベルトルト「あ・・・ごめんね?」
アニ「いや、いいよ・・・ていうか謝らなくていいよ」
ベルトルト「あ、うん」
アニ「休日だね~暇」
ベルトルト「そうだね~・・・あっそうだっ」
アニ「何?」
ベルトルト「買い物でも行かない?」
アニ「買い物?あっそうだクシほしい」
ベルトルト「行こっか!」
アニ「うん」
-
- 33 : 2014/11/19(水) 20:10:21 :
- -100円ショップ-
アニ「あ、これでいい」
ベルトルト「シンプルなのでいいの?」
アニ「え?だって、派手だったら高いでしょ」
ベルトルト「ここ、全部100円なんだよ?+税だけど」
アニ「全部・・・!?100円?」
ベルトルト「へっ!?あ、うん」
アニ「・・・これも?」
ベルトルト「うん」
アニ「これも?」
ベルトルト「うん」
アニ「このでっかいのも?!」
ベルトルト「・・・うん・・・」
アニ「・・・!!」
アニ「これにする」
ベルトルト「どのみちシンプルなんだね・・・」
アニ「うん」
-帰り道-
ベルトルト「まさかこんなに買うことになるとは・・・さすが100円ショップ安い」
アニ「・・・」トントン・・・
ベルトルト「ん?」
アニ「持つよ・・・」
ベルトルト「えっ?いや、いいよ女の子なんだから」
アニ「お、女の子・・・か・・・///」(初めて女の子あつかいされた・・・///嬉しい・・・///)
ベルトルト「うん、アニは女の子だよ?」
アニ「わ、分かったから///」
-
- 34 : 2014/11/19(水) 20:15:46 :
- -家-
アニ「ただいま」
ベルトルト「あ、アニちゃんと手洗わなきゃ駄目だよ~」
アニ「ん」
-洗面所-
アニ「よっと・・・」
ジャバー
アニ「これが石鹸だよね?」
ゴシゴシアワアワ
アニ「・・・」
ジャバー
アニ「よし」
フキフキ
ガチャッ
ベルトルト「わっ///」
アニ「!!?」
ベルトルト「ご、ごめ・・・僕も手洗おうと思って・・・///」アセアセ(いきなりアニが目の前にいたから吃驚した・・・///)
アニ「いや・・・///わ、かってる・・・と思う・・・///」
ベルトルト「?あっ///手洗ってもいい?」
アニ「あ、うん終わったから・・・」(さっきなんか変になった・・・///)
-
- 35 : 2014/11/20(木) 18:34:30 :
- -部屋-
アニ(はあぁ・・・///吃驚したあ・・・///だっていきなり目の前にベルトルトが居るんだもん///)
アニ「・・・ん?///」
アニ(なんか顔熱いな・・・熱でもあるのかな?)
-リビング-
バターン
アニ「ベルトルト、体温計・・・とかある?」
ベルトルト「あ、うんあるよ」
ベルトルト「はい」
アニ「ん」
ベルトルト「熱あるの?」
アニ「ん~・・・顔が熱いから」
ベルトルト「大丈夫?」
アニ「多分」
ピピピピッピピピピッ
パッ・・・
体温計「37・7℃」
アニ「ちっ・・・あるし・・・」
ベルトルト「大丈夫?部屋で寝てる?」
アニ「ん、そうしとく」
-
- 36 : 2014/11/20(木) 18:40:18 :
- -部屋-
アニ「Zzz」
ベルトルト(もう寝ちゃった・・・あっそうだ)
-リビング-
グツグツ
ベルトルト「熱のときはやっぱり御粥かな?」
グツグツ
-部屋-
カタン
ベルトルト(置いとくだけでいいよね・・・起こしちゃ悪いし)
アニ「Zzz」スヤスヤ
ベルトルト「・・・」サワ・・・
アニ「ん・・・」モゾモゾ
ベルトルト(か、可愛い///)
ベルトルト(あっそうだ・・・)
-
- 37 : 2014/11/21(金) 20:54:18 :
- ベルトルト(この前勉強教えたときにノート貸したままだったんだよね・・・)スッ・・・
パラッ
ベルトルト「ん?」
ベルトルト(そういや、休み時間とかにミーナとか他の女子に、沢山質問されていたな・・・何か書いてある)
ベルトルト「最初がB?下はF?」
ベルトルト「なんだろう~なぞなぞかなあ?」
ベルトルト「・・・消さないで置こう・・・もったいない」ボソッ
-
- 38 : 2014/11/21(金) 20:56:01 :
- ベルトルト「・・・僕が居たら起こしちゃいそうだなあ・・・自分の部屋にでも行こうっと・・・」
ベルトルト「・・・」ピタッ
ベルトルト「好きだよ」ボソッ
-
- 39 : 2014/11/21(金) 20:59:03 :
- アニ「・・・ん・・・?」
アニ「・・・」(誰も居ない・・・)
アニ「まだ頭とかが痛いなあ」
アニ(誰かに言われた・・・『好きだよ』?誰が?いや、聞き間違いかもしれないけど・・・)
アニ(ベルトルトいないな・・・そりゃそうだよね)シュン・・・
アニ「あっ御粥作ってくれてる」
アニ「ん?なにこれ」カサッ
置手紙「早く元気になってね~♪ ベルトルトより」
ア二「ふふっ・・・」
アニ「やっぱり優しいな・・・」
-
- 40 : 2014/11/21(金) 21:04:04 :
- アニ「・・・」ハッ・・・
アニ(そういや・・・ノートに好きな人のローマ字書きっぱなし・・・!!!しかも好きな人のノートに・・・!!!!)
アニ(あのなぞなぞバレたらどーしよ好きな車の車種とか・・・でも怪しいし・・・好きな食べ物・・・いやそれだったらわざわざローマ字にしなくてもいいし・・・)
アニ(いっそのこと白状して、好きな人のローマ字って言うかな・・・いやいや・・・そんな乙女チックなのあたしにはにあわないしなああ・・・)
アニ(どーしよ・・・)アセアセ
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- 41 : 2014/11/22(土) 16:42:23 :
- アニ「・・・ん?」
スッ
アニ「なにこれ」
ベッドの傍に置かれていた古びた時計
アニ「これ使って時を戻せるとか~?まさかね~」
アニ「・・・なんか変なボタンあるし」
アニ「ま、捨てないで置こうベルトルトのかもしれないし」
カタン・・・
カチカチカチカチ・・・
だがそれは古びた時計なのに
壊れていない
不思議な時計
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- 42 : 2014/11/22(土) 16:48:26 :
- なんかここから魔法少女まどか☆マギカに似てます
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- 43 : 2014/11/22(土) 16:53:49 :
- -数時間後-
ガラッ・・・
ベルトルト「・・・」
ア二「ああ、ベルトルト」
ベルトルト「もう大丈夫なの?」
アニ「うん、おかげさまでね」
ベルトルト「良かったあ・・・」
アニ「晩ご飯つくるよあたし」
ベルトルト「え?いいよ、僕が作るから」
アニ「いや、今日一日迷惑かけたからつくる」
ベルトルト「あ・・・ごめんね?」
アニ「いいよそんなの」
-
- 44 : 2014/11/22(土) 17:01:19 :
- -数分後-
アニ「できたよ」
ベルトルト「あ、うん」
アニ「はい」
ベルトルト「ありがとうね?」ニコッ
アニ「別に、普通のこと・・・///」
二人「いただきます」
ベルトルト「やっぱりアニが作るとおいしいね」
アニ「そ、そんなことないって・・・ベルトルトが作ったほうが絶対美味しい・・・///」
ベルトルト「そうかな?僕一応料理苦手なんだけど・・・」
アニ「あれで!??」
ベルトルト「え?うん」
二人「ごちそうさまでした」
-
- 45 : 2014/11/25(火) 17:14:14 :
- 期待してます!
放置はやめて…
-
- 46 : 2014/11/26(水) 21:57:39 :
- >>45 高熱で投稿できなかったんです・・・
-
- 47 : 2014/11/26(水) 21:58:41 :
- アニ「んじゃ、おやすみ」
ベルトルト「うん」
ガチャッ
-
- 48 : 2014/11/26(水) 22:04:00 :
- -朝-
アニ「・・んしょっと・・・」
今日はいつもより目覚めがいい
アニ「ベルトルトおはよ」
ベルトルト「あっおはよう~」
アニ「あ~だるい」
ベルトルト「朝から~?」
アニ「早く学校いこ」グイグイ
ベルトルト「うん、まっててね」
アニ「ん」
-
- 49 : 2014/11/26(水) 22:17:56 :
- -通学路-
アニ「あ、綺麗な花・・・まだ蕾なんだね・・・」
ベルトルト「綺麗な紫色の花だね~何の種類だろう~?」
アニ「そういや、そろそろベルトルトの誕生日だね」
ベルトルト「そうだね~この花も十二月が誕生日なのかな~?」
アニ(可愛い考え)
ベルトルト「あの・・・さ・・・僕ずっと・・・ア((車「キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキッ」(スリップ音)
アニ「___!!ベル・・・」
ベルトルト「アニ危ないっ」
ドンッ
アニ「ベルトルト!??」
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ オイッタイヘンダゾーオトコノヒトガクルマニ... ハヤクキュウキュウシャヲヨブンダー
アニ(え・・・これっ・・・て・・・私のせいなんだよね・・・?なんで・・・どうして私・・・を庇って・・・)
アニ(私のせいで___!!)
ガシャ・・・
アニ「!」
アニ「古い時計・・・何で此処に?」
アニ(『これ使って時を戻せるとか~?まさかね~』・・・)
アニ(時を・・・?いや、そんなはずは・・・)
アニ(でも___!)
アニ(ベルトルトを助けたい・・・)
アニ「・・・」ギュッ・・・
アニ(もし、時が戻って・・・ベルトルトの代わりに・・・)
アニ(私が_________!!!!)
カチッ
-
- 50 : 2014/11/27(木) 19:23:45 :
- 終わりです!見ていただきありがとうございました
続編
もう一度 ベルアニ
http://www.ssnote.net/archives/27944
ぜひ見て下さい!
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