カノ「キド!えっと...好きだよ!」
-
- 1 : 2014/11/04(火) 21:32:16 :
- 僕が一時間後、キドに告白するなんてきっとこの世の中の誰も想像しないだろう。
一時間前 ━━━━━━━━━━━━━━
どーも!僕はカノ!今ソファーでゆっくりくつろいで雑誌読んでるんだー!
キド「おい、カノ。もっとそっちいけ。ソファーで寝転がるな」
カノ「はいはーい。分かった分かったー。んもー昔の可愛い可愛いつぼみちゃんはどこえやr いだだだ!うっうー。」
キド「下の名前で呼ぶな。バカノ!」
カノ「へへ。ごめんごめん」
今のはキド。幼い頃は純粋で泣きべそで可愛い女の子だったんだけど今となっては男勝り...でも美人って言うのは変わりない。これは保証できるしね!
それに
キドは僕の好きな人。
小さい頃から恋心を抱いてたんだけど思いを伝えたところで『家族』という一つの壁は越えられない気がしてならないし、それにキドも家族としてしか僕の事を見てないから...きっと。まぁぼくはこれで満足だけどね
カノ「ねぇキドー」
キド「なんだ。」
カノ「暇。構ってー」
キド「お前はガキか?」
カノ「だってー如月ちゃんは仕事だしー。セトはバイトで、シンタローくんは散歩行ったっきりなぜか帰ってこないしエネちゃんシンタローくんの携帯にいるしマリーは寝てるしー。ね?僕とキドだけでしょ?」
キド「性格には俺とカノとマリーだ。一応マリーも家にいるからな」
カノ「んー。そーだった!ま。細かいことは気にしないでさ~ねー構って!」
-
- 2 : 2014/11/04(火) 21:41:45 :
- キド「なら出掛けてこい。」
カノ「じゃ、一緒にさ!」
キド「俺はやることがある。」
カノ「やること?なにそれー」
キド「セトが帰ってきた時のための昼ご飯作らないと行けないだろ。もう直ぐ帰って...あ、もう直ぐ帰ってくるんなら帰ってくるまで、待ってろ。セトなら構ってくれるだろ」
カノ「あのさキド...」
キド「ん?」
カノ「それってさ......」
カノ「........セトの........為?」
キド「昼ご飯を作ることか?」
カノ「.......う....う、うん...」
キド「まあ、一応はセトの為になるだろうな...」
カノ「そー...だよね...うん......そっかー」
キド「どうした?腹減ったのか?お前にも作るか?」
カノ「....いや、いいよ。部屋にいるね...」
キド「あ、あー...?」
-
- 3 : 2014/11/04(火) 22:14:51 :
- キド「なんだあいつ..」
カノ「はー...ふぅ...なんだろー。あんな事で意識するとか本当ださいなぁ....セト..か...あーーーーもう!!!あ”ーーー!!」
キド(?叫び声?)
キド(作るか)
...カッカッカッカッ
ザクッザクッ
ジャージャー
...トントントントン
ガチャン
セト「ただいまっす」
キド「あー。おかえり」
セト「いい匂いするっすね。楽しみっす。いつもバイト終わりのキドの料理がたのしみなんすよ」
キド「そーか。?」
カノ(あ、セト帰ってきた...ずいぶん楽しそうだなぁ)
セト「そーいえばマリーとカノとシンタローはどこいったっすか?」
キド「あー。マリーは寝てる。シンタローは散歩行ったっきり帰ってこないんだ...カノは部屋にいる...できた。ほら.」
セト「ありがとーっす。」
セト「いただきます!はふはふ。んー!うまいっす!豚汁最高っす」
キド「そうか。あ、セト。シンタローの電話番号知らないか?俺もカノも入ってなくて連絡とれないんだ」
セト「あ、この間聞いていれたっす。俺の電話からかけたらいいっす」
キド「悪いな」
プルルルルルプルルルルル....
シンタロー『もしもし』
キド「シンタローか?今どこにいる?」
シンタロー『あ、っと...迷ったっぽいです...』
キド「はー?」
シンタロー『あ、でも対して遠くなさそうで...ただ木々が生い茂ってるというか...』
キド「はー?ほかに目印は?」
シンタロー『えっと....いやわかんないっぽいんですけど....』
キド「っじゃー、エネを俺の携帯の方に移せ」
シンタロー『了解です』
ピロン
エネ「ご主人の場所をあんないすればいいんですよね?団長さん」
キド「あー。お願いできるか?」
エネ「お任せください!」
キド「頼もしくて何よりだな...準備するからまってくれ」
キド「おい、セトもう食い終わったか?」
セト「終わったっす」
キド「これからシンタローを迎えにいく。ついて来い」
セト「わかったっす。カノ呼んでくるっすね」
キド「頼んだ」
コンコン
セト「カノ?カノー、あけるっすよ?」
ガチャ
カノ「Zzz」
セト「寝てたっすか」
セト「布団かけとくっすよー」
パタン
セト「カノ、寝てたっす。」
キド「そうか。分かった一応マリーとカノの為にさらっと内容書いた置き手紙、目のはいる所においておいたから問題無いだろう」
セト「よかったっす。後で混乱するのもあれっすもんね」
キド「まあな。よし。行くぞ」
セト「はいっす」
パタン
ガチャ
カノ「行った....か。部屋にきたのがセトでよかった...キドだったら寝たふりなんてすぐお見通しなんだもんなあ...今は何となくセトに会いたくなかったし....」
━━━━━━━━━━━━━
キド「まあ、一応はセトの為になるだろうな...」
━━━━━━━━━━━━━━
カノ「誰かが人のために何かするなんて普通のことなのに....あー。どうしよう...なんかセト、ズルい....」
シンタロー「おーーい!ここだー」
キド「おい、心配したぞ。こんな近くで迷子になるとはださいな。」
シンタロー「やだって、こんな木だらけで...」
キド「木だらけって...森公園だぞ....」
セト「心配して損したっす」
シンタロー「なっ!」
エネ「私もご主人を案内するときに思いました!こんな所、幼稚園児でも迷子になりませんよー」
シンタロー「お前まで...」
キド「...まー帰るとするか」
セト「そーっすね」
-
- 4 : 2014/11/04(火) 22:28:29 :
セト「ただいまっす」
カノ「おかえりー...置き手紙読んだから全て理解してるよ~」
キド「そうかならよかった。」
モモ「団長さん、事情はききました。うちのダメダメお兄ちゃんが迷惑かけてすみません」
シンタロー「おい!」
キド「全くだ。後でこいつにしっかり躾してもらうようこちらからもお願いするよ」
シンタロー「え?ちょなんでのるんですかー」
キド「ふっ...」
カノ「.........」
マリー「なになにー?私も混ぜて混ぜて☆」
ワイワイ
カノ「......そろそろご飯じゃない?」
キド「そうだな。作るとするか」
カノ「手伝うよ」
セト「あ、俺も手伝うっすよ」
カノ「........僕が....やるから」
無理に作った強目の笑顔でセトに告げた
セト「え、でも人数多い方が....早く終わるっすし」
カノ「でも、大人数だと台所狭くなるじゃん」
セト「それもそうっすか」
カノ(よし!勝った!)
-
- 5 : 2014/11/04(火) 22:48:09 :
- 期待です!
-
- 6 : 2014/11/05(水) 21:20:40 :
- 5»ありがとうございます(*^▽^*)
-
- 7 : 2014/11/05(水) 21:32:16 :
- キド「カノ、冷蔵庫からほうれん草をだしてくれ」
カノ「ほーい」
カノ「なに作るの?どーぞ」
キド「ほうれん草のゴマ和えとコーンクリームコロッケだ」
カノ「わー!めっちゃ美味しそうじゃん!」
キド「おとなしく待ってろ」
カノ「うーん!なんかキドお母さんみたいだね」
ジャキン
カノ「ひっ」
キド「おふざけもその辺にしないとこの包丁心臓に突き刺すぞ?」
カノ「アハハ。すいませーん」
キド「ったく...」
セト「キド!シンタローが呼んでるっす」
キド「え?あー。分かった...今いく。」
セト「シンタロー呼んできたっすよ」
シンタロー「わざわざ呼んできてくれたのか?何も言ってないのに呼んでくれるとか気が利くな!セト」
セト「そんなことないっすw」
カノ ボソ「ただセトがキドと話す口実が欲しかっただけなくせに」
カノ(前にセトが言ってた...)
-
- 8 : 2014/11/05(水) 21:47:00 :
- 数年前
カノ「幸助!幸助って好きな人とかいるの?」
セト「修哉?いきなりどーしたの?」
カノ「ん?まあいいから!いるの?いないの?」
セト「えっと....つ......つぼみ」
カノ「まじかー!」
セト「え?」
カノ「幸助は僕のライバルだね」
セト「ええーーー?!/////」
セト「じゃあ.....修哉も?......」
カノ「うん。つぼみのこと大好きだよー!」
セト「そっかー....ライバルなんだー!ライバル初めて!がんばらないと」
カノ「負けないから~」
セト「うん」
キド「2人ともなに話してるのよ。」
カノ、キド「あ、つぼみ!」
カノ、キド「くすっ」
キド「?で、何の話ー?」
カノ「なーいしょ!ね、幸助?」
キド「うん!ないしょー」
キド「ひどい!私だけ仲間外れにするなんて...いいもん。私もアヤノお姉ちゃんと内緒話してくるから」
カノ、セト「くすくす」
現在
カノ(あんな小さかったときはライバルとか嬉しかったけど....最近もアノ話持ちかけたら)
1ヶ月前
カノ「ねーセト。昔のライバルの話覚えてる?」
セト「キドの事好きだって二人が打ち明けたことすか?」
カノ「そーそー!覚えてたか~....僕さ、もうそろ、告白しようと思うんだ....まだ、すき?」
セト「そりゃ、あれだけすきなんすから。今も代わらずすきっすよ!」
-
- 9 : 2014/11/06(木) 07:56:07 :
- カノ「そーだよね!お互いがんばろ!」
現在
カノ(セト、なに積極的になってんのさ...)
カノ「....っ...はー」
キド「ったくお前はー」
シンタロー「すいませーん」
セト「あ、シンタロー逃げたっす」
キド「ほっとけw」
セト「そーっすね!ww」
キド、セト「wwwwwww」
カノ「.....」
夕飯にて
カノ「うーん!美味!!」
キド「そうか...よかった。」
セト「うん!おいしいっす!」
マリー「うんうん!美味し....パリン
キド「あ、大丈夫か?マリー」
-
- 10 : 2014/11/16(日) 20:08:49 :
- マリー「ご、ごめんなさい...キドのお気に入りのお皿....割っちゃった」
キド「大丈夫だ。気にしてない」
マリー「本当にごめんなさい....」
キド「気にするな。たいしたものじゃない...取りあえず片付けるか。」
-
- 11 : 2014/11/22(土) 22:17:08 :
- キド「セト、袋か何か持ってきてくれ。俺が拾っとく.....いて」
セト「キド。大丈夫すか?」
キド「あ...ああ。大丈夫だ...」
セト「キド...血、でてるじゃないすか!ば、絆創膏!」
キド「これくらい大丈夫だ。絆創膏は好みじゃないしな...」
セト「そうだったっすね。昔からキドは絆創膏苦手だったっすね」ペロ
そう言ってセトはキドの指の血の出た部分をなめた
キド「な!///」
セト「ごめんっす...//つい...」
カノ「っ~~~~~」
カノ「キド!えっと...好きだよ!」
一同「...」
-
- 12 : 2014/11/28(金) 15:46:43 :
- セト「カノ?」
カノ「な、なに!?本当の事言っただけだけど。」
キド「....」
マリー「カノキドカノキドカノキド!う腐腐腐腐」
セト「とかいって。マリーが原因すよ。たく...カノ。ちょっときてくださいっす」
-
- 13 : 2015/01/08(木) 11:15:58 :
- カノ「うん」
別部屋にて
セト「なんで、あんないきなり...」
カノ「セトだって、キドの指なめたじゃん。」
セト「あれは、小さいときからそうだったからっす...」
カノ「なにそれ?!言い訳?!じゃあ僕だって、小さいときからずっと、キドのこと好きだったから、告白した。これで理由になるでしょ」
セト「そ、それとこれは別っす.....」
カノ「は?じゃあ、セトだってキドのこと好きなら、僕より前に告白すればよかったじゃん!」
セト「っ....出来ないっす!!!」
カノ「あっそ。じゃあ出来た僕の勝ちじゃ.../
セト「キドの好きな人、知ってるから!出来ないんす...協力するって約束したっすから.....!!!!」
カノ「僕だけ...知らないとか、仲間外れてきな?はっ....」
セト「なにも知らないくせに逆ギレすか?!勝手にも程があるっす!!!理解も出来ないくせに....本当の内容、話せる雰囲気じゃなくなったっすから....もう、はなすことないっす...じゃあ」
パタン
カノ「はぁ.....」
カノ「本当の内容?!なに.....それ...人の気持ち理解してないのそっちじゃん.....最低...最低!!!....」
キド「あっ!セト。カノは?」
セト「話してきたっすけど...逆ギレされて俺、ムキになっちゃって...はなさないといけなかった事が言えなくなっちゃって..ハハ...今は一人の方がカノのためになると思うっす..」
キド「ああ。ごめんな、セト」
セト「キドが謝ることじゃないっすよ」
キド「晩飯、作り終わったら呼ぶから」
セト「よろしくっす....」
-
- 14 : 2015/03/04(水) 19:16:58 :
- よろしくっ
僕はカッノでーす。
なになに、テレビアm「カノはキドに殴られましたとさ。
めでたしめでたし。」
というわけで、ヨロシクだよ。
リファべトさんきたいだよ
-
- 15 : 2015/03/21(土) 21:23:49 :
- 14 wwありがとうございます!スマホを変えてからログイン出来なくなっていまい続きが書けなくなってしまったのですが…ログイン方法が分かったのでこれから続きをどんどん書いていきます!
-
- 16 : 2015/03/23(月) 19:37:27 :
- ガンバですか
-
- 17 : 2015/03/25(水) 19:37:27 :
- 14は私ですっ^^
がんばれー^^
-
- 18 : 2015/03/31(火) 23:08:55 :
- 16 別の作品にもコメントを頂きありがとうございます!
17 そうなんですか?!これからもがんばります!
-
- 19 : 2015/03/31(火) 23:21:19 :
- モモ「あれ、カノさんは?」
キド「部屋にいるらしい。」
モモ「大丈夫なんですか?」
キド「あー。問題ない…と思う。さっきセトもカノと話をしてきたらしいしな。」
モモ「そう……何ですか。まぁ、セトさんなら問題なさそうですね。団長さんもさぞかしビックリしたでしょうに。w」
キド「いや、最後笑うなよ。全部台無しだぞw」
モモ「これでも我慢してた方なんですよwてか、団長さんって意外にもてますよね!」
キド「お前の目は節穴か?wもてるわけないだろ。それにおまえの方が何倍もモテるだろ。学校でも、仕事でも」
モモ「男の人にモテたってなんの特にもなりませんよ。私の場合は能力のせいですし…このせいで女子には嫌われ放題…でもまぁそんなときこの赤い目のおかげで得られたファンの方々がいるから吹っ切れたんですけどね。」
-
- 20 : 2015/04/22(水) 15:16:46 :
- >>19
期待です!!これからも頑張ってください!
-
- 21 : 2015/06/16(火) 22:03:47 :
- 20>ありがとうございます!勉強の都合もあり、あまり投稿できてませんが頑張ります!
-
- 22 : 2015/07/30(木) 16:57:31 :
- キド「そーいう心強くなれるファンがいていいじゃないか
モモ「はい( ^ω^ )」
キド「さて。他の食器も片付けるか」
でも、正直驚いた...今もきっと顔が真っ赤かもしれない。心臓だってバクバク言ってるし...カノが俺のこと好きなんて知らなかった。
セトの部屋
セト「はぁ...きつく言いすぎたっすかね」
でも、悪いのはカノっす。好きな人の好きな人を知った苦しみなんてわからないくせに...
.........
......
...
2ヶ月前
キドの買い物に付き添うセト
キド「すまないな、バイト終わりたてなのに」
セト「全然っす。ちょうど会ったんだし、それにいつも任せきりはあれっすからね」
キド「そうか」
セト「今日の晩飯はなんすか?」
キド「ああ...今日はカノの好きなハンバーグとカレーにしようと思ってな。ほら、カレーの上にハンバーグ乗っけたら上手いだろ」( ^ω^ )
-
- 23 : 2016/07/30(土) 00:20:06 :
- さいこー¥ またかいてください
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