ゆうしゃのきもち
- ファンタジー × SF × ギャグ
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- 1 : 2014/10/15(水) 12:02:14 :
- ついにこの時が来た
旅立ちの時が
少年「じゃんけんに負けちゃったからって僕だけ女の子でやれなんてあんまりだよ・・・」
なにやら独り言の多い少年だが、問題ない
私は冒険さえ出来ればそれでいい
少年「なまえは・・・」
前言撤回だ・・・問題は一つある
<名前>・・・これで苦しめられた先輩方を私は見たことがある
《ああああ》とテキトーな名前で一生の恥をさらされた先輩だ
さて少年はどんな名前をつk
少年「《ジョアンヌ》で」
イマカラデモオソクハナイカラヤメナサイ
まさか少年が(かっこよくしようとしてダサダサな名前になってしまう)人種だったとは・・・
まあじゃんけんに負けて「女」を使わされてしまうようなどんくさい少年だからよそうはしてましたよ・・・
少年「う~ん、やっぱり変えようかなぁ」
よろしく頼む
少年「そうだ!」
ぴこぴこと少年は文字を打ち込んだ
私は画面の向こう側からそれを見た
《ミ〇キー》
そういうのもやめような!
というかなんでそうなった!
少年「・・・やめよう」
よし!
またぴこぴこと少年は文字を打ち込んだ
改めて打ち込まれた文字を見て、私は少年を見直した
《サン》
少年「僕、星を見るのが好きなんだ。だからこのゲームを買ったんだし、ぴったりだよね」
なかなかいいじゃないか
[ギャラクシアン3]
今大人気のアクションRPG、宇宙の星々を旅する近未来感と、昔ながらの王道の世界観が融合した今大注目のゲームだ
私はこの少年の[勇者]になる
私はこの少年をこの[世界(ゲーム)]の最期まで導く
ともに行こう、少年
第一話「ゆうしゃのなまえ」
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- 2 : 2014/10/15(水) 17:32:11 :
- 期待なのだ
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- 3 : 2014/10/16(木) 15:25:41 :
- 私は生まれた時から「勇者」だった
ずっと「画面の向こう側」で待っていた
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
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少年「町が広いなぁ」
このゲームでは私・・・「勇者」は宇宙で突如大量に発生したモンスターが、何故人を襲うのか調査しに来た・・・という設定だ
宇宙に行くには乗り物が必要だ
少年「まずは地球の王様に会いに行くんだね!」
そこらへんにいた人物によると、地球の王様が空飛ぶ船・・・宇宙船を作ったらしい
少し進んだところで少年はほかの村人より裕福そうな二人組に話かけた
商人A「ところでねーちゃん、うちで働かない?」
商人B「なかなかの上玉じゃねーか」
商人A「剣なんか振ってないで、腰を・・・・
まてまてまてまてまて!!!!
なんでそんな会話イベントがあるんだ!
全年齢対象じゃなかったのか!?
商人B(スタッフのやろう・・こんなセクハライベント仕込みやがって・・)
このゲームのスタッフの気がしれん・・・
ちなみに私はこの世界の住民なのでゲームのキャラクターの本音が聞こえる、それはもうファンタジーのかけらもない
少年「」
ほらみろ、黙りこんでしまったではないか
少年は黙り込みながらも王様のいる城を目指した
・・・・・・
・・・・・・・・
王様「ふぉー↑☆!ふぉっふぉぉ!よく来たぁ↑!のうぉう☆!」
なんかおもてたんと違う・・・・
なんだこのハイテンションじーさんは・・・・
威厳とかくそくらえなただの爺じゃないか・・・
勇者「お初にお目にかかります、《サン》です」
王様「ふぉー↑☆!ふぉっふぉぅ!!!!苦しゅ↑ーうない☆!」
くっそぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!
なんでこんなのに頭を下げなければならんのだ!
「ふぉー↑☆!」がむかつく!女子高生のメールか!
少年「・・・アブ・・・アブ・アブ・・アブ」
泡吹いてる!展開に追いつけなくて泡吹いてる!
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
訳10分の拷問だった
要約すると宇宙船を売りたいので使いなにか成果を出して有名にしたいとのこと
王様「頼んだぞ勇者サン」
ん?
勇者サン・・・
これは・・・まずいかもしれない
NPCの発音が「勇者さん」に聞こえてしまう・・・
私は気づかなくていい事実に気づいてしまったらしい・・・
少年「ぷぷー・・・クスクス」
笑うんじゃない!
少年は笑いながら私を操作し、城を出て行った
私はこれから先が不安になった
第二話「ゆうしゃのふあん」
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- 4 : 2014/11/20(木) 21:52:26 :
- 今でも思い出す・・・
あの日々を・・・・
あの孤独を・・・・・・
それを紛らわす物を・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
少年「近くの草原でレベル上げだね!」
私のこのゲームで出来た目的は随分アバウトな物で
とにかく新型の船を売りたいから有名にしろ・・・つまり実践演習をしろという、いわゆる「クエスト」というやつだ
隣町に工場と宙港(そらみなと)がある町があるらしい
名は「ガルガン」
先ほどの王様が統治する「ガイア王国」の占領地であり、工業特区である
少年「モンスターってどんなかなー」
少年は隣町へ行くついでに私のレベルを上げたいらしい
<スライムーンが現れた!>
早速お出ましだな
このゲームはアクションRPGだ
通常攻撃、武器技、魔法、奥義という攻撃方法を用いて戦う
今は通常攻撃となぎ払いという基本的な行動しか出来ないが後々増えていくはずだ
ずん・・ずん・・ずん・・
なんだ?
少年「え・・・」
後ろから重い物を落とすような音が響いて来る
後ろを向くと・・・
少年「す、スライム・・・」
そう、正確に言えば丸いスライムの塊だ
スライムといえばザコ中のザコとして有名なモンスターだ
このゲームでは「スライムーン」という名前だが
だがこのスライムはザコとしてあるまじき大きさをしていた
少年「えええ・・・」
私の身長の三倍ほどの半径を持つ青い球体・・・
青い球体からポタポタと落ちる雫によって辛うじてスライムっぽさは残っているが・・・デカイ
先ほどの音はこれがジャンプで移動する音だったわけだ
(これが通常サイズなのか・・・!?)
これが私の・・・初めての対峙・・・
第三話「ゆうしゃのたいじ」
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- 5 : 2015/04/05(日) 19:40:21 :
- ギャーー……サン!超逃げてー…という事で期待ッス
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- 6 : 2020/09/29(火) 20:45:48 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
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