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ヒストリア「ごめんなさい…」

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  1. 1 : : 2014/10/14(火) 22:53:51
    これは進撃の巨人の現パロです。

    文の打ち間違いや話が分かりにくい点があるかもしれませんが、それでも良ければ見ていってください。
  2. 2 : : 2014/10/14(火) 23:08:39
    「何よこの点数!」

    「………」

    床には98点と書かれた国語の答案用紙が落ちている。

    「…ごめんなさい」

    「100点以外の点数を見せないでって言ってるでしょ!?」

    先程母に殴られた頬は熱を帯びてきており、触るだけで痛い。

    「こんな出来損ないに育つくらいなら、あんたなんか産まなければ良かった!」

    仕方ないじゃない。

    100点なんて、高校生でそんな簡単に取れるものじゃないのに。

    「なによ、その眼」

    「…………」

    「そんな眼で見ないでよ!何よあんた!」

    母はいつものように、私の体を殴る。

    これも、私が頭が悪いせい。

    私なんていなければ、母はこんな人にならなかったかもしれない。

    「…ごめんなさい」

    なんで、私は産まれてきたんだろう。

    生きていても辛いことばかりなら、産まれない方が良かった。

    どうして、お母さんは私を産んだんだろう?

    殴るくらいなら、産まなければ良かっただけじゃない。





    ………痛いなあ。
  3. 3 : : 2014/10/14(火) 23:57:21







    「……………」

    学校なんて本当は行きたくない。

    なんというか、女子校特有のノリが苦手なのだ。

    弱者を見つければ、集団で寄ってたかっていじめをしたり、こそこそと人の悪口を言ったり。

    結局は皆、一人では何も出来ないから【集団で出来るもの】を探すのだろう。

    「…くだらない」

    「あれ?レイスさんじゃん!」

    「本当だ!相変わらず独りで可哀想だね!」

    クラスの人は、私に嫌味ばかりを言ってくる。

    遠回しに言うことが多く、もううんざりしている。

    「レイスさん、放課後学校近くの公園に来てね?」

    「そうだよ!いつも教室で独りで本読んでるより遊ぶ方が楽しいよ!」

    本を読むより公園で遊ぶ方が楽しい、というのはあくまで自分の感じ方でしかないのに、この人は何故私に自分の好きなものを押しつけるのだろうか。

    それに、公園に行ったところで、どうせいつものように私をいじめるだけだろう。

    まあ、もう慣れてるから良いけれども。

    お弁当の中身を床に落とされるのも

    ノートや教科書に汚い字で悪口を書かれたり、破かれたりするのも

    殴られたり、蹴られたりするのも

    全部、私の日常なのだから、気にすることはない。
  4. 4 : : 2014/10/15(水) 00:17:31








    放課後公園に行くと、いつものように暴言を吐かれる。

    「あんたが近寄ったらブスがうつるから近寄らないでよ!」

    「…………」

    「うわ、こっち見てる。きもーい。」

    「…ごめんなさい」

    「え?なあに?聞こえなーい!」

    いじめっ子のリーダーとも言える少女がわざとらしく言う。

    …元々聞く気なんてないくせに。

    「……うるさ…」

    「はあ!?」

    今日も殴られるのを覚悟していた時、少女の後ろから足音が聞こえ…

    「………え?」

    いじめっ子が、投げ飛ばされた。

    驚いて顔を上げると、そこには黒髪の少女が立っていた。

    「あなたたち……何を、しているの…?」

    「…ひっ!」

    本当は相当綺麗な顔立ちをしているのだろうが、今は殺気で顔が酷い事になっている。

    「今やっていた行為は、許されることではない。」

    「なにしろ、私は、いじめというものが嫌いだ。」

    いうが早いか、あっという間にいじめっ子は全員投げ飛ばされ、公園の隅にいじめっ子タワーが完成した。

    少女は私の方を向いて一言、

    「大丈夫、だった?」

    確かにそういった。
  5. 5 : : 2014/10/17(金) 21:54:24
    「…………」

    この人は、なんで私の心配をしているのだろう。

    本当の私を、知らないから?

    「……怪我は…?」

    「………?」

    「怪我は、ない?」

    「え!?あ、大丈夫です!」

    「…良かった」

    先刻までの殺気は嘘のように思える程、少女は綺麗な顔立ちをしており、女の私でも見惚れてしまいそうだった。

    しかし、その顔も私の腕を見た途端険しくなった。

    「その腕…」

    昨日お母さんに殴られた所を指差され、思わず後退りしてしまう。

    ただ、このまま逃げたら余計に怪しまれるだろう。

    どうにかして怪しまれないように、と言い訳を考えるものの、頭が上手く働かない。

    「…あ……こ、これは………そう!さっきぶつけちゃって…」

    ようやく出た言い訳は非常に苦しいもので、最早怪しまれるのは承知の上で無理矢理笑顔を作った。

    「………何故」

    「…え?」

    「何故、嘘を吐くの?」

    少女は悲しそうな瞳で私を見つめていた。

    「…あ」

    「…………来て」

    どうしたらいいのかも分からない。

    あの時一番最適な答えは何だったのか考える暇もないまま、私は少女に腕を掴まれ、連れて行かれた。
  6. 6 : : 2015/12/25(金) 00:22:34
    期待です。
  7. 7 : : 2016/08/24(水) 12:30:55
    中途半端にしないでください。
  8. 8 : : 2016/08/24(水) 12:34:51
    満点じゃないからって叱りつける親も問題だなww
  9. 9 : : 2016/08/24(水) 13:20:04
    ヒストリアが可哀想だ・・・
  10. 10 : : 2016/08/24(水) 13:23:14
    期待して待ってます。
  11. 11 : : 2016/09/05(月) 07:40:26
    続きを書かないなら、終了にすればいいのに・・・
  12. 12 : : 2016/09/05(月) 08:03:29
    その《少女》くらいは知りたい
  13. 13 : : 2016/09/05(月) 08:56:34
    12>>その通りだ・・・
    せめて少しずつでも進めてほしい
  14. 14 : : 2016/09/05(月) 09:43:26
    勝手に進めていいやつ!?
  15. 15 : : 2016/09/05(月) 09:57:42
    期待してるからさ
    頑張ってくれ
  16. 16 : : 2016/09/13(火) 11:34:09
    めっちゃ楽しみやわ
  17. 17 : : 2016/09/13(火) 11:47:08
    行き詰まったかな?
  18. 18 : : 2016/09/13(火) 12:16:33
    こう言う物語り結構好きなんだよ
  19. 19 : : 2016/09/13(火) 12:47:36
    え!?もしかして終わり・・・
  20. 20 : : 2016/09/13(火) 13:09:00
    いつまで待たせるんだ〜
  21. 21 : : 2016/12/02(金) 09:06:05
    期待する
  22. 22 : : 2016/12/02(金) 10:06:12
    ヒストリア・・・
    でもすごく期待
  23. 23 : : 2016/12/02(金) 10:42:16
    楽しみにしてる
  24. 24 : : 2016/12/02(金) 11:30:02
    声かけてくれた人との関係とか知りたいな
  25. 25 : : 2017/12/16(土) 00:22:35
    放置やめてえ
  26. 26 : : 2018/07/23(月) 19:29:42
    ミカシャァァァァア!
    やさしい!
    主ひどい!

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