このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
男「魔女はいませんかー?」
-
- 1 : 2014/09/27(土) 14:10:16 :
- 男「魔女ー、魔女やーい」
男「おっかしーなー?ここにいるって聞いたのに・・・」
ここは、魔女の住むといわれる塔。
男「肝試しなのに、誰もいないし」
この男は肝試しをしている時に見つけた塔を肝試しのルートだと思い込んでいます。
男「まーじょ!!いや、どうせ知り合いだろうけど」
馬鹿な男ですね。
男「おーい!!」
魔女「うるさいよ、人間」ブラーン
男「うおっ?!」
魔女「・・・」
男「ぶら下がってる・・・幼女が」
ようやく異様なことに・・・
男「コウモリだー!バ○トマンだー!!」
気づいていませんでした。
魔女「コウモリでも、バ○トマンでもない、私は魔女だ、そしてうるさいから大人しく帰りなさい」
男「魔女!?まじで!?魔法できるの!?アブラカタブラビビディバビディブー!?」
魔女「・・・転移魔法でぶっ飛ばそう」
男「うわー!体が浮かんだー!!」ビューン
天井「来るなよー」
男「うわー楽し・・・」ガンッ
男は天井に頭をぶつけ、そのまま気絶したのでした。
-
- 2 : 2014/09/27(土) 15:32:02 :
- 男が気が付くとそこは病院でした。
男「パチッ」
妹「目が覚めた効果音を自分で言うなっ!!」
男「ごめーんね」
妹「・・・」
男「・・・」
妹「お兄ちゃんいつ起きた!?」ビックゥ
男「今」
妹「な、なにそれ!?ていうかやめろ!」
男「何が?」
妹「普通、意識が戻ったときの第一声は『パチッ』じゃないでしょ!!」
男「OK、次からは『ぐっもーにん』って言うね」
妹「それでよし」
いいのだろうか。
男「ていうか俺、どうなってた?」
妹「え?森の中で、頭から流血して死んでた・・・らしいけど?」
男「ふーん・・・」
-
- 3 : 2014/09/27(土) 15:35:56 :
- えっ?死んでた?
-
- 4 : 2014/09/27(土) 15:39:58 :
- 魔女「・・・」ペラッ
男「ぺらっ」
魔女「・・・」
男「・・・」
魔女「・・・」
男「・・・」
魔女「何しに来たの」
男「えっ」
魔女「・・・」
男「ほ、本を読みに・・・」
魔女「嘘が下手糞」
男「俺は胸糞だったんで・・・」
魔女「・・・冗談も下手糞」
男「がーん!!」
魔女「で、何しに来たの?」
男「魔女は夢かと思ってたら本当っぽかったので、来ました」
魔女「意味がわからない」
男「だってー、魔女って珍しいしー、まじちょーやばいんですけどー」
魔女「・・・」
男「やっぱり、現実ですたね!よかたよかたー!」
魔女「・・・」
男「あれ?」
魔女「・・・」
男「ほっぺ」プニプニ
魔女「・・・」
※寝てます
男「・・・ふむ、死んでる」
男「・・・」ニヤリ
-
- 5 : 2014/09/27(土) 15:43:10 :
- 魔女「う・・・うん・・・」
魔女「ふあ・・・」
魔女「・・・」
魔女「・・・」
男「・・・」ソイネー
魔女「・・・」
男「・・・」グー
魔女「火炎魔法」
男「よっと」ゴロン
魔女「えっ」
男「かわしたぜ!」
魔女「ベッドごと燃えてるけど大丈夫?」
男「・・・えっ?」
そうして、男の意識は炎の中でゆっくりと薄れていった。
-
- 6 : 2014/09/27(土) 15:47:37 :
- 男が目を覚ますと病院でしたか、そうかそうか。
男「ぐっもーにん!」
妹「今、昼だよ」
男「ぐっあふたーぬーん!」
妹「よろしい」
よくないと思います。
男「・・・俺、どうなってた?」
妹「河原で、焼身死体となってた・・・らしいよ?」
男「まーじで!?」
妹「ほんとほんと」
男「なるほどなー」
妹「あと、これを手に握ってたって」
男「ナニコレ」
妹「なんだか、昔の魔法使いが使ってそうな杖・・・」
男「これは魔法の練習フラグですかね!?」
-
- 7 : 2014/09/27(土) 22:29:50 :
- 魔女の塔に来ました、男
男「ししょー!」
魔女「師匠じゃない」
男「魔法教えてくだせえよ~、ししょ~!」
魔女「私は人間と関わりたくないんだ帰ってくれ」
男「おぼぼぼぼ!?体が重い・・・」
魔女「重力魔法、人間じゃ逃げられないよ」
男「ぐあっ!」ガクン
魔女「全く・・・」バタン
男「またかよぉ・・・」
男は意識を手放した・・・
魔女「・・・」
魔女「帰ったかな・・・?」
魔女「・・・」
男「」
魔女「・・・」
魔女「はぁ・・・」
-
- 8 : 2014/09/27(土) 22:36:21 :
- 男が目を覚ますとそこは病院・・・ではありませんでした。
男「・・・ん?ここは、どこだ?」
魔女「目が覚めたかい?」
男「あっ、魔女」
魔女「さすがに気絶してる人を放り出しておくのはね」
男「散々やっといてそれ!?」
魔女「勝手に押しかけてる君も悪いだろう」
男「ま、まあ・・・」
魔女「ま、いつも一人で帰ってるみたいだけどね」
男「あ?・・・そうか」
魔女「なにか?」
男「いや・・・別に」
魔女「・・・」
-
- 9 : 2014/09/28(日) 11:15:05 :
- 魔女「そうだ、魔法・・・少しだけなら教えてあげるよ」
男「えっ!?本当ですか!?よっしゃー!」
魔女「まぁ、まずは杖を作らなきゃいけないけど・・・」
男「杖・・・あ!俺、持ってるぞ!」
男「これ、魔女が持たせたんじゃないのか?」
魔女「えっ、・・・そんな覚えはないが」
男「あれ?じゃあこの杖は・・・」
魔女「君と一緒にいた人が入れた」
男「うーん・・・誰でも入れられるよなぁ・・・」
魔女「次に帰るときは注意してくれよ、そんな上物の杖を渡せるほどの魔法使いだ・・・よっぽどの使い手だろう」
男「魔法使いってそんなにゴロゴロいるんすか!?」
魔女「1000人に一人くらいじゃないかな」
男「日本人だけでも12万人かよ!ワロエナイな!!」
魔女「そんなにいるのは日本だけだよ」
-
- 10 : 2014/09/28(日) 11:21:12 :
- 魔女「とはいえ、杖には相性があるから」
男「結局作るんですか?」
魔女「うん、大きい杖と小さい杖どっちがいい」
男「魔女はどっちを使ってるんだーい?」
魔女「私は非力だから小さい奴を」
男「なるほど、力で選ぶべきなのか」
魔女「それもあるけど、大きい杖では範囲魔法が使いやすいとか、特徴がある」
男「メラゾーマとバギクロスみたいな感じか」
魔女「めらぞ・・・ま・・・ば、ばぎくろす?」
男「しらないのか?」
魔女「人間と関わってないから」
男「いったい何歳なんだよ」
魔女「214、再来月に215になる」
男「おーのー!!」
魔女「そんなことはどうでもいい、早く杖を作ろう」
男「あ、はい」
-
- 11 : 2014/09/28(日) 11:26:22 :
- 魔女「まずは木を選ぶ」
男「はい!」
魔女「肉食の植物と普通のがあるけど」
男「そんなのあるの!?」
魔女「うん、肉食は喰われる」
男「食われたことは?」
魔女「一度だけ、肩から腕を根こそぎ」
男「えぐっ!よく死ななかったな!」
魔女「痛みで気絶もしたけど、治療、頑張った」
男「魔法凄いな!」
魔女「そこばっかりは魔法と普通の治療を併用したけどね」
男「かがくのちからってすげー!」
-
- 12 : 2014/09/28(日) 11:37:19 :
- 魔女「で、どっちを使うの」
男「じゃ、じゃあ・・・肉食の方で」
魔女「・・・え」
男「肉食の方で」
魔女「わかった、死なないようにね」
男「はーい」
魔女「こっち」
男「はーい」
しばらく時間がたったよ
魔女「ついた」
男「うっわぁ・・・」
木「・・・」グパァ
男「口裂け樹木・・・」
魔女「下手をすると枝に絡め捕られて体中を締め上げ、骨を折った後にじっくりと噛み砕かられることに」
男「怖いんだよ!一々!」
魔女「体験談」
男「全身骨折したの!?」
魔女「あれは・・・死んだと思った」シミジミ
男(父ちゃん、母ちゃん、俺、今度こそ死ぬかも)
そういいながら植物にすごい勢いで近づいていく男なのでした。
魔女「君は恐怖がないのか、すごいね」
男「ぎゃあああああああああ!」
しかし、男はあっさりからめ捕られました。
男「ぎゃああああああ!!」バキン!
魔女「・・・」
男「助けてくれええええええ!」
魔女「怖い」
男「えええええええええええええ!?」バクン
男は自分が食べられたことを確認した後ゆっくりと暗闇に身をゆだねた・・・
-
- 13 : 2014/09/28(日) 11:43:21 :
- 男は病院で目を覚ましました。
男「いえす!」
妹「ふぉーりんらヴ!」
男「いえーい!」ハイタッチ!
妹「いえーい」ハイタッチ!
男「もう病院送りが当たり前になってきたぜ!!」
妹「私もだぜ!」
男「いえーい!」ハイタッチ!
妹「いえーい」ハイタッチ!
母(家の子たちは仲好すぎるんじゃないかしら)
※ちなみに母はずっといました。前の病院の下りの時から。
男「俺、どうなってた?」
妹「木の枝に引っかかってたよ?」
男「また、すごいところに・・・」
妹「最近、ボケが減ってきたね?」
男「ばーろー、もともとはこういう性格なの!」
妹「・・・ほんとかなー?」
男「ほんとほんと!」
妹&男「ははははははははははははwww」
何も面白くないですよね。
-
- 14 : 2014/09/28(日) 12:36:51 :
- 男「たっだいまー!」
魔女「あ、男」
男「ひどいじゃないですか!魔女!」
魔女「ごめんごめん昔食べられたことを思い出して足がすくんじゃったんだ」
男「えー・・・」
魔女「それにしても、完治が早いな・・・しっかりと噛み砕かれてた気がするんだが」
男「気のせいじゃないスか?」
魔女「そうかな?」
男「それより、杖を・・・」
魔女「君の度胸に免じて今回は私が取ってきた」
枝「」ウネウネ
男「なんか動いてません?」
魔女「凍らせれば止まるよ、やってみて」
男「どうやるの!?」
魔女「簡単、魔力を氷のイメージで呼び出せばいい」
男「なにそれ!?杖なしでできるの!?」
魔女「できないことやれとは言わない」
男「むむむ・・・」
魔女「・・・」
男「凍れぇぇぇぇぇぇぇぇ↑い↓!!!」
杖「」ウネウネ
男「・・・」
魔女「・・・」
男「高齢ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
杖「」ウネウネ
男「・・・」
魔女「・・・」
シーン…
男「こおおおおおおおおおおれええええええええええええ!!!」
杖「・・・」
魔女「頑張れ」
男「これ、これ思ったより虚しい・・・」
魔女「わかるよ、その気持ち」
-
- 15 : 2014/09/28(日) 12:49:14 :
- 5時間後
男「こおってええええええええええ!!!!」
杖「」ウネッ
魔女「・・・」
※寝てます
男「やった!ちょ、ちょっとだけ冷気が出たぜ!!」
杖「」ウネ
男「いけえええええええええええ!」
杖「」ウネ
魔女「・・・」
男「心なしか、いけるような気がしてきた!」
魔女「ふあ・・・」
※起きた
男「ドガキーン!」
杖「」ウネッ
魔女「・・・」ボーッ
男「ひゃど!」
杖「」ウネウネウネウネ
魔女「まだやってたんだ」
男「努力大事!」
魔女「そうだね」
男「てか、これ本当にできるんすか?冷気がちょっと出るだけなんすけど」
魔女「無理だよ、ていうか冷気出たんだ、すごいね」
男「無理なの!?」
魔女「イメージトレーニングだもん」
男「なんだよそれ~」
魔女「杖で魔法練習すれば、杖なしでもできるようになったりするんだけどね」
男「あ、そうですか・・・」
-
- 16 : 2014/09/28(日) 13:13:21 :
- 魔女「さて、氷結魔法」
杖「」ピンッ
男「おおおお!」
魔女「さ、杖持って」
男「で、どうすればいいんすか?」
魔女「さっきのをやってごらん、冷気がでたならきっとそこそこ大きい規模の魔法になるはずだよ」
男「おけー!」
魔女「・・・」
男「・・・」
魔女「どうしたの?」
男「いや、掛け声は何にしようかなーって」
魔女「別に、なんでもいいでしょ」
男「いやー、ふんいきがほしいじゃん?」
魔女「あ、そう」
男「アブソリュート・ぜろとか」
魔女「それはかなり高位の魔法につけるべきじゃないかな」
男「うーん、じゃあ『ぶる~はわい』でいいや」
魔女「雰囲気大事なんじゃなかったのか」
男「ぶる~はわい!!」
魔女「聞けよ」
男「あっ、杖持つの忘れた」
魔女「・・・」
男「ぶる~はわい!!」パシィ!
男が唱えた瞬間、男の周囲が凍りつきました。
魔女「うわっ!」
男「あっ、大丈夫?」
魔女「ま、まあ大丈夫だけど・・・」
男「それはよかった」
魔女「初めてでこれか・・・君の魔力は一体どうなっているんだ」
男「これ、すごいんですか?」
魔女「まあ、制御できてない点を除けば、常人ではありえないレベルだね」
男「おお、まじか!」
魔女「第一、これだけ魔力使えば普通は倒れるよ」
男「ふっ、これが俺の実力だぜ・・・」キリッ
魔女「ただ、制御は常人以下だね、ひどすぎる」
男「何となくそういうことのような気はしてたよ!!コンチキショー!!」
魔女「正直、前に杖を向けてるのに、周辺が凍るとか、有り得ない、逆にすごいよ」
男「雪の女王なんですよ、ありのーままのーすがたみせーるのーよ~」
魔女「ありのーままのーじぶーんーになーるのー♪」
男「なんで知ってるんですか」
魔女「ネットに書いてあった」
男(意外とデジタルだね)
-
- 17 : 2014/09/28(日) 13:32:18 :
- その日の夜――
魔女「そういえば、君には寝床がないのか」
男「そっすね」
魔女「仕方ない、私のベッドで・・・」
男「師匠のベッド使うわけにはいきません!」
魔女「この前は普通に寝てたくせに」
男「あの時は師匠じゃなかったんで!」
魔女「わけわからないね」
男「でっしょー!」
魔女「・・・なら、これで寝なよ」パンパン
魔女が手をたたくと、窓の外から謎の生物が飛んできました
ドラゴン「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」パリイイイン
男「うっわああああ!ドラゴンだ!!」
魔女「男の子はこういうのが好きだったっけ」
男「すっげええええ!かっけー!」
ドラゴン「がう・・・」スリ
魔女「もうなついてるんだね」
魔女(僕の時は10年くらいかかった気がするんだけど・・・)
男「で、寝床と言いますと?」
ドラゴン「があ!」ポンポン
男「えっと、毛?」
ドラゴンは自らの首元の部分をたたいています。
魔女「あのふさふさ、あったかくて気持ちいいんだ」
男「へー・・・、寝返りで殺さないでくれよ?」
ドラゴン「が、がう・・・」
魔女「不安そうだね」
男「寝相悪いのか・・・」
魔女「そんなことないんだけど・・・」
-
- 18 : 2014/09/28(日) 16:43:52 :
- 翌朝
男「よく寝たなー」
男が起きるとそこは病院でした。
男「ってあれ!?なんでだ!?」
妹「ふあ・・・おはよう、お兄ちゃん・・・」
男「あれ?あれれ?」
妹「どうしたの?不思議そうな顔して」
男「不思議そうな顔以前に、なんで俺ここにいるんだ!?」
妹「お兄ちゃんが木の下敷きになってたって近所の人が」
男「気の下敷きに・・・」
男(ドラゴンに潰されたのか?じゃあ、魔女がここに運んでくれたのか・・・)
男(ん?おかしいぞ、これまでは誰が運んでくれたんだ!?)
妹「お兄ちゃん、疲れてるんじゃない?最近、いつも怪我をしてるし・・・」
男「ああ・・・」
妹「それに、まじめなことばっかり言ってるとお兄ちゃんらしくないし」
男「それはひどくねえ!?」
妹「もう!寂しいって言ってるんだよ!」
男「お、おう・・・?」
男(なんか怒られちゃったな)
-
- 19 : 2014/09/28(日) 17:25:00 :
- 魔女の塔
魔女「あ、来たんだね」
男「きちゃった☆」
魔女「突然失踪するから不安になったじゃないか」
男「ははは、悪い悪い」
魔女「全く・・・何があったんだい?」
男「ドラゴンに潰されちゃったみたいなんだよなー」
魔女「なるほど・・・」
男「逃げ出したと思った?」
魔女「そんな馬鹿なことを僕が考えるわけ・・・」
男「僕・・・?」
魔女「わ、わわわ私がっ」
男「ふーん・・・なるほどねぇ・・・」
魔女「うっ・・・」
男「・・・」メモメモ
魔女「なにメモしてるんだよぉ!!」
男「魔女も取り乱すんだなぁと思ってさ・・・」
魔女「う・・・う・・・」
男「う?」
魔女「うわああああああああ!」バタン
男「あっ、逃げた」
魔女は自分の部屋に逃げ・・・はいってしまいました。
・・・。
<ガツン!
ガチャッ
男「うわっ!?」
魔女「ふーっ・・・ふーっ・・・」タラー
しばらくすると頭から血を流した魔女が戻ってきました。
魔女「で、今日は何しに来たんだい?」
男「血、出てますよ!?血!」
魔女「気にするな」クラッ
男(本も血まみれだ・・・この人、落ち着きたい時痛みで何とかするタイプかよ・・・ていうかマジでいるんだ)
魔女「で、何をしに来たんだ・・・」グッタリ
男「え、魔法の練習ですけど」
魔女「そうか・・・それなら魔力の制御の練習がいい・・・」
男「どうすれば」
魔女「意識を散漫とさせず・・・まっすぐと・・・向けるんだ」フラッ
男「あ、はい」
魔女「外に、練習用の・・・強化した案山子がある・・・使って、くれ・・・私は、寝るよ」
男「あ、はい」
男はそっとしておいて、そとで練習をすることにしました。
-
- 20 : 2014/09/30(火) 17:46:18 :
- 数分後――
男「全然、来ないなあ~、魔女」
男「ぶる~はわい!」
男の周囲が凍りに覆われました。
男「やっぱり、範囲攻撃になっちゃうなー」
魔女「・・・」
男「魔女、どうしたらいいと思う?」
魔女「うん、氷を這わせるイメージではなくて、飛ばすイメージでやってみたらどうだい?」
男「いつ復活した?」
魔女「今さっき・・・」
男「・・・」
男「飛ばすイメージ、飛ばすイメージ・・・」
男「いけええええええええ!」
男「ぶる~ふらい!!」
魔女「だせえ」
男が詠唱(?)すると氷の塊が地を凍らせながら飛んでいきました。
魔女「!」
男「おおっ!とんだぁ!」
魔女「相変わらずすごい魔力だね・・・制御が全く効いてないけど」
男「えっ?制御できてない?」
魔女「軌道を見てごらん、少し離れたところから恐ろしい角度で曲がってる」
男「・・・うっわ」
魔女「目測でも直角を大きく超えてるのがわかるよ」
男「自分の所に戻ってきてますね・・・」
魔女「これ、動きながら使ったら・・・」
男「自分に・・・」ゾクッ
魔女「当たるっていうか、角度つきすぎてぐるぐる回り始めそうだね」
男「えー・・・」
魔女「日々修行、だよ」
男「はい・・・」
-
- 21 : 2014/09/30(火) 18:42:24 :
- その日の夜――
男「今回は布団持参しました」
魔女「もう住み着く気なんだね・・・」
男「その通りです」
魔女「私といても楽しくないだろうに」
男「んー?魔女の弱点探しが今後の楽しみですかねー」
魔女「性格悪いね」
男「僕・・・」ボソッ
魔女「もういいでしょ」
男「へいへい、おやすみなさーい」
魔女「・・・おやすみ」
男「あいさつしたの初めてじゃないですか?」
魔女「どうでもいいからねなさい」
夜は更けていくのでした・・・
-
- 22 : 2014/09/30(火) 19:18:19 :
- そして、明るくなった頃・・・
男「・・・」ムクッ
男「・・・病院じゃ、ないな」
魔女「・・・ううん」ゴソゴソ
男「魔女はいつも寝てるし、朝も弱いんだろうな・・・そっとしておこう」
魔女「弱く・・・ない・・・」
男「起きてるのか?」
魔女「・・・」
男「・・・腕」プニ
魔女「ふぇ・・・」
男「寝てるな・・・」
男「・・・」
男「1+1は?」
魔女「2」
男「二次関数の簡単な式を」
魔女「y=ax²・・・」
男「これは・・・」
男「じゃあ、なんで塔に住んでるんだ?」
魔女「この世界しか、居場所がない」
男「ん?世界?ここはどんな世界なんだ?」
魔女「闇が溜まる・・・魔法・・・」
男「闇?」
魔女「敵・・・」
男「・・・?じゃあ、なんでここしか居場所がないんだ?」
魔女「・・・」
男「魔女?」
魔女「うわぁ!!」ガバッ
男「うおっ!?」
魔女「はぁ・・・はぁ・・・」
男「大丈夫か・・・?」
魔女「だ、誰かに質問攻めされて・・・苦しむ夢を・・・」
男「・・・そっ、そうか」
-
- 23 : 2014/09/30(火) 23:26:43 :
- 魔女「・・・」
男「なあ」
魔女「なんだ」
男「飯、食わないのか」
魔女「私は料理が下手だから、最低限しか食べないんだ」
男「食材、どこにある?」
魔女「ああ、それなら向こうの倉庫に」
男「全部使ってもいいのか?」
魔女「いいよ」
男「おっけー」
魔女「・・・」ペラリ
魔女(男も朝は落ち着いてるんだな)
-
- 24 : 2014/09/30(火) 23:36:37 :
- 男「ご飯作ったぞ!」
魔女「私の分は別にいらないのに」
男「そういわずに!」
魔女「あ、ああ・・・」
男「今日はご飯に加えて味噌汁に鮭っぽい魚の塩焼き、それに『秋の味覚盛り合わせ~海と山の香りを贅沢に~』にしてみた」
魔女「なんか一つだけ豪華なのが名前から伝わってくる」
男「気にするな、ただのカルパッチョ風だから」
魔女「それだけ洋食なのはちょっと変だと思うけどね」
-
- 25 : 2015/01/10(土) 15:14:43 :
- 面白いwww
期待w
-
- 26 : 2015/01/19(月) 20:45:52 :
- 期待
-
- 27 : 2015/05/26(火) 04:00:10 :
- 魔女が魔封に見えたのは俺だけ
期待!
-
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