上条「必ず……お前を…救い出す」
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- 1 : 2014/09/20(土) 18:13:17 :
- とある、少年は『船の墓場』と呼ばれる場所に立っていた…
背後のには、魔術師と呼ばれる少女や科学の町の異能力を操る少女をひきいて…
オティヌスと呼ばれる魔神を倒すために…今その目の前に立っていた…
オティヌス「どうやら、間に合わなかったようだな」
と魔神は上条達に告げる…
上条「……」
オティヌス「どうした?そんなに『主神の槍』が完成していたのがショックなのか?」
まぁ…っと言い
オティヌス「もし、槍が完成していなくても…既に関係はないがな」
オティヌス「だんまりか…なら」
オティヌス「今すぐに…世界を終わらせてやるよ」
オティヌス「ちまちま戦うなんて面倒くせぇからな」
その瞬間…直後に全てが崩れ落ちた…
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- 2 : 2014/09/20(土) 18:27:05 :
- 上条は、しばらく気絶をしていたようだった…
目を開けた瞬間になにも存在しない真っ黒な空間だった…
見渡しても何もなく…ただ黒一色の世界…
そう…魔神オティヌスは本当に世界を終わらせたのだ…
普通の人間なら、すぐには絶対に本当に世界を終わらせたっとは信じない…
そう、上条は特別だった…
気ずくと、オティヌスが目の前に立っていた…
オティヌス「失敗したよ」
オティヌス「お前は失敗したそれがこのざまだ」
普通なら、事実を受け入れられず…
動揺してもおかしくないはずだ…
にもかかわらず上条は冷静だった
オティヌス「どうした?思ったより反応が薄いな」
オティヌス「お前は、この後に及んで現実放棄でもしているのか?」
しばらく、なにもないこの真っ黒な空間に沈黙が訪れた…そして、最初に口を開いたのは以外にも上条だった…
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- 3 : 2014/09/20(土) 18:37:31 :
- 上条「オティヌス…もうやめよう、こんなことをしてもなんにもならない」
オティヌス「なにをぬかしている?」
と魔神は威圧と共に言葉を発した…
上条「オティヌス…お前は…自分がなのがしたいのか、自分で分かっているのか?」
オティヌス「何をさっきから言ってやがる?そんなことをほいほいと教えると思ってやがんのか?」
オティヌス「そもそも、言っておくがてめぇには用はねぇ用があるのはその右手に宿る『幻想殺し』それだけだ」
オティヌス「お前はただの器だ、その事を忘れてもらってはこまるな」
また、少しの間沈黙が訪れた
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- 4 : 2014/09/20(土) 18:53:25 :
- 上条「そうか…」
その時、上条の顔から一粒の涙が落ちた
魔神は訳がわからず呆然と立ち尽くしていた…
一瞬何が起きたのか…よく理解できずにいた
上条は涙を流していた…だが同時に笑っていた
だからこそ、魔神は呆然とした
泣いていたなら怖さゆえにだと解釈も可能だった
しかし上条は笑っていた大切な人に向けるような笑顔で…
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