ヴィルヘルム二世「安価で第一次世界大戦に勝つ。」
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- 1 : 2014/09/14(日) 21:21:09 :
- ヴィルヘルム二世「なんか戦争始まったし。」
ヴィルヘルム二世「ちょっとずつ地道に植民地広げてきてさあ。」
ヴィルヘルム二世「さて、これから中東に鉄道作って、どう料理してやろうかなんて考えていたら・・・。」
ヴィルヘルム二世「なんか隣の同盟国の皇太子が吹っ飛んで。」
ヴィルヘルム二世「どうせオーストリアがセルビアをボコボコにして解決やろ、とか思ってたら。」
ヴィルヘルム二世「なんかロシアが介入してきてさあ。」
ヴィルヘルム二世「気付いたら世界中と戦争始まってた。」
ヴィルヘルム二世「正直言って勝てる気がしない。」orz
ヴィルヘルム二世「というわけで>>2。」
ヴィルヘルム二世「今後の方策を示したまえ。個人的にはロシアの動員の遅さを利用してフランスを打倒するという陸軍の計画に不安を感じるのだが・・・。」
-
- 2 : 2014/09/14(日) 22:06:15 :
- まだ中立とかいってるアメリカを味方につける
-
- 3 : 2014/09/18(木) 18:14:52 :
- ヴィルヘルム二世「なるほど。成長目覚ましいアメリカを味方につければ勝利は間違いない。」
ヴィルヘルム二世「そうとなれば早速電話だな。」
ヴィルヘルム二世「まだか・・・、くそッ!無能な交換手め!」
ウィルソン「はい?」
ヴィルヘルム二世「ウィルソン大統領閣下?こちらドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム二世です。」
ウィルソン「これはこれは・・・。欧州の事情は我が国も憂慮しているところです。折り入ってのお話ですか?」
ヴィルヘルム二世「はい!ぜひとも我が国に味方していただきたいのです。我が帝国と貴国が組めば英国など敵ではない。植民地拡大の好機ですぞ。反面、我が国を叩いてもアフリカの僻地しか出てきません。どちらに味方するのが得策かは明白です。」
ウィルソン「なるほど。では>>4をしていただけますか?」
-
- 4 : 2014/09/18(木) 19:44:57 :
- フランス北部の占領及びドーバー海峡の制海権を奪う
(オランダとベルギーは潰してもいい)
-
- 5 : 2014/09/19(金) 00:38:59 :
- ウィルソン「フランス北部の制圧、及びドーバー海峡の制海権確保をお願いします。」
ウィルソン「それを確認したら我が国も参戦します。」
ヴィルヘルム二世「しかし、北部は中立国であるオランダ・ベルギーに阻まれております。南部からの迂回以外は不可能です。」
ヴィルヘルム二世「ドーバー海峡の件にしても、英国海軍は我がカイザリッヒ・マリーネに対してあらゆる点で優勢です。」
ウィルソン「邪魔な中立国などは踏みつぶせば結構。貴国に対する同情的な国際世論の形成には我が国も協力を惜しみません。」
ウィルソン「海軍に関して言うと、気合でなんとかして下さい。」
ヴィルヘルム二世「気合・・・ですか・・・。」
ウィルソン「それではご武運を。」
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- 6 : 2014/09/19(金) 00:41:26 :
- >>5 これ僕。すいません。
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- 7 : 2014/09/20(土) 00:13:28 :
- ヴィルヘルム二世「ああ言われたものの、正直言って無理やろ。」
ヴィルヘルム二世「僕知ってるもん。機関銃の発達で西部戦線は泥沼化するもん。」
ヴィルヘルム二世「海軍に関しては、増強してきたとはいえイギリスと戦うには力不足。」
ヴィルヘルム二世「>>7よ。何か策は?」
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- 8 : 2014/09/20(土) 09:11:24 :
- いまさらながら間違いに気付いた。
>>9で頼む。
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- 9 : 2014/09/20(土) 17:04:01 :
- とりあえずオーストリア帝国分解して
・トランシルバニア→ルーマニア
・チェコスロバキア独立
・ハンガリー独立
・チロル等→イタリア
・クロアチア独立
さしてバルカン半島の大部分を味方にする
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- 10 : 2014/09/20(土) 17:32:09 :
- ついでにアルバニア、モンテネグロ、ギリシャにも経済援助して味方にする
-
- 11 : 2014/09/20(土) 17:32:40 :
- ブルガリア、オスマン帝国はすでに味方だからこれでセルビア包囲完了!!!
-
- 12 : 2014/09/20(土) 22:18:41 :
- ヴィルヘルム二世「ふむ、オーストリア=ハンガリー帝国の解体か・・・。」
ヴィルヘルム二世「貴重な同盟国を弱体化させるのは心苦しいが、これも勝利のため。」
ヴィルヘルム二世「そうとなったら電話を。おい、ウィーンのフランツ・ヨーゼフ一世まで緊急電話を!」
ヴィルヘルム二世「・・・・・・・・まだかまだかまだかまだか!!!」
フランツ・ヨーゼフ一世「もしもし、こちらオーストリア皇帝ですが。」
ヴィルヘルム二世「すいません。僕です、お隣のヴィルヘルムです。いつもお世話になってます。」
フランツ・ヨーゼフ一世「ああ、君かね。今回は何の用ですかな?」
ヴィルヘルム二世「民族自決の観点から言って、貴国は少し問題があると言わざるをえません。」
フランツ・ヨーゼフ一世「領内のポーランド人を力で押さえつけとる君が言っても説得力が全く無いんだが。」
ヴィルヘルム二世「このままでは確実に帝国の崩壊を招きます。」
フランツ・ヨーゼフ一世(え?無視?)
ヴィルヘルム二世「ここは各地域に自治を認めるべきです。また、イタリアとの領土問題の解決も急務でしょう。連合国との接近が噂されていますから。」
フランツ・ヨーゼフ一世「難しいことはよく分からんが、とにかく好きにさせればいいのかね?」
ヴィルヘルム二世「そういうことです。」
フランツ・ヨーゼフ一世「分かった。早速国中に知らせよう。」
ヴィルヘルム二世「迅速な対応に感謝します。」
フランツ・ヨーゼフ一世「ところで君、現在の戦況だが・・・。本当にロシアの動員は遅れるのかね?」
ヴィルヘルム二世「ええ、鉄道網が整備されきっていない広大なロシアでは兵を集めるのに何週間もかかります。」
フランツ・ヨーゼフ一世「それを聞いて安心したよ。それでは、また後日。我々は全力でベオグラードを目指す。」
ガチャッ
ヴィルヘルム二世「・・・。」
ー翌日ー
ドイツ軍将校「お知らせします!本日未明、オーストリア=ハンガリー国内の各地で自治権が認められました。」
ドイツ軍将校「また、後日行われる住民投票によって各地域の独立の是非が問われるようです。」
ヴィルヘルム二世「ふむ、ご苦労だった。下がりたまえ。」
ヴィルヘルム二世「オーストリア国内にスパイ入れといて正解だったわ。全国への自治権承認の布告に住民投票の一文を刷り込むなど造作もない。」
ヴィルヘルム二世「今頃ウィーンは大慌てだろうな。」
ヴィルヘルム二世「すでに民族主義に火がついたあの国は、存在しないといっても過言ではない。」
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- 13 : 2014/09/20(土) 22:36:45 :
- ー数日後ー
ドイツ軍将校「先日行われた住民投票により、5つの独立国が生まれました。」
ドイツ軍将校「まず、ルーマニアに近いトランシルヴァニア地方が独立。ボヘミア地方とスロヴァキア地方、そしてガリツィア地方がまとめてチェコスロヴァキアに。ハンガリーも独立。クロアチア人たちも独立です。」
ドイツ軍将校「また、未回収のイタリアと呼ばれた一部の地域はイタリアへの編入が決まりました。」
ドイツ軍将校「残されたドイツ人地域はドイツへの編入を希望しています。」
ヴィルヘルム二世「大変結構!下がってよし。」
ヴィルヘルム二世「ルーマニアへのトランジルヴァニア割譲の密約も成立。正直言ってハンガリーへ編入されそうで危なかったけど、スパイによる票数操作が物を言ったよ。これでロシアを南部から叩ける。」
ヴィルヘルム二世「チェコスロヴァキアは新しい多民族国家だが、正直ドイツ系住民も少なくないし、同盟を結ぶのは難しくない。」
ヴィルヘルム二世「ハンガリーはセルビア人と不仲だし、我が国と好意的に接してくれるだろう。」
ヴィルヘルム二世「クロアチア人もセルビア人が決して好きじゃない。」
ヴィルヘルム二世「イタリアとの密約も成功。フランスは南に難敵を抱えることになる。」
ヴィルヘルム二世「何よりも大きいのはオーストリア自体を併合できちゃうっていうね。夢にまで見た大ドイツの完成ですよ。お父さん、僕はやったよ!」
ヴィルヘルム二世「さて、これでセルビアは風前の灯・・・。ギリシャへの経済援助や鉄道敷設も始めたし、バルカンはもはやドイツのもの。」
ヴィルヘルム二世「さて、肝心の西部戦線だが。」
ヴィルヘルム二世「すごく押してる。オランダとベルギーはもうすぐ終わる。もういっそのこと東部戦線に兵を回したいなんて考えちゃってる自分がいる。」
ヴィルヘルム二世「ロシアは寒いし、攻めるなら早めに準備しなきゃいけないからね。」
ヴィルヘルム二世「というわけで>>14。兵力に東西バランスを決めてくれ。」
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- 14 : 2014/09/22(月) 19:46:30 :
- 東7:西3
その他の案
・西側はイタリア軍で補充
・東側はバルカン諸国軍を総動員
・密にロシア帝国ザカフカースにオスマン帝国軍を侵攻させる
・スペイン革命を起こして南からフランスを潰す
・ロシア帝国領内でフィンランド、ポーランド、バルト3国の独 立運動と皇帝暗殺するためにスパイを送る
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- 15 : 2014/09/22(月) 19:48:21 :
- 東洋での日本の動きが心配だな・・・
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- 16 : 2014/09/23(火) 21:52:22 :
- 遅筆で申し訳ない。テスト近いんで・・・。
ヴィルヘルム二世「なるほど。ロシアを先に叩くか・・・。」
ヴィルヘルム二世「ロシアとは犬猿の仲のオスマン帝国なら、支援さえすれば嬉々として参戦するだろう。」
ヴィルヘルム二世「セルビア・ロシア主導のパン=スラブ主義に脅威を感じていたバルカン諸国も大動員か・・・。」
ヴィルヘルム二世「不可能ではないが・・・。難しくはないだろうし、早速やってみるとしよう。」
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- 17 : 2014/09/23(火) 21:55:53 :
- ヴィルヘルム二世「ふう・・・。説得は終了。」
ヴィルヘルム二世「なんか鉄道敷設だけじゃなくて経済支援まで各国に約束させられたんだが。ぼったくられた感がヤバい。」
ヴィルヘルム二世「戦後に不安が残るが、戦時国債の乱発よりは幾分マシだな。」
ヴィルヘルム二世「さて、新しく動員された兵は全て東プロイセン・ポーランドに移動させて、と。」
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- 18 : 2014/09/23(火) 22:03:56 :
- ヴィルヘルム二世「さて、続いて西部戦線の解決策だが。」
ヴィルヘルム二世「ヘタレとして高名なイタリア軍に頼るのか。」
ヴィルヘルム二世「おい!モルトケ!」
モルトケ「皇帝陛下。どうされましたか?」
ヴィルヘルム二世「イタリア軍の南部からの攻勢による戦略的成果の予想はいかほどか?」
モルトケ「・・・。イタリア・フランス国境は狭く、しかもアルプス山脈が近くを通っており、守りやすく攻めにくい地形です。」
モルトケ「また、南部にはフランス軍の地中海における拠点であるマルセイユがあり、一帯の防衛には海軍の全力をもって当たるはずです。」
モルトケ「よってイタリア海軍の苦戦も予想されます。最悪の場合、イギリス海軍の助けを得たフランス海軍が地中海の制海権を掌握する可能性すらあります。」
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- 19 : 2014/09/23(火) 22:10:28 :
- モルトケ「よってイタリア軍には過大な期待を寄せないようオススメします。」
ヴィルヘルム二世「なるほどな・・・。そこでスペインが出てくるわけか。」
ヴィルヘルム二世「スペインで親ドイツ政権を立てればよいか・・・。というわけで。」
ヴィルヘルム二世「スパイ送っておいて正解だったわ。さて、オランダとベルギーが世界地図から消えていくのを眺めつつ、革命の勃発を待つとしよう。」
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- 20 : 2014/09/23(火) 22:21:14 :
- ー数日後ー
ドイツ軍将校「昨日、スペイン国内において反フランス感情が爆発。同盟国に味方して参戦すべきとする親ドイツ政権が誕生しました。」
ドイツ軍将校「ただ、革命勃発から一時間後、スペイン軍が新しい政権に対して反旗を翻しました。」
ヴィルヘルム二世「・・・え?」
ドイツ軍将校「これに対して各地で市民と軍の間で衝突が起こっています。革命政府の側につく部隊も出ており、本格的な武力衝突もマドリード等の大都市で発生しています。」
ヴィルヘルム二世「マジかよ。」
ドイツ軍将校「また、フィンランドで独立を求める市民が蜂起したものの、飛び火する前に鎮圧されました。ラトビアでも同様の反乱が発生し、ロシア軍の動員計画に多大なズレを生じさせているようです。」
ヴィルヘルム二世「・・・下がってよし。」
ヴィルヘルム二世「こりゃ、スパイの力を過信しすぎたか。とはいえロシア軍は反乱の鎮圧に追われて、しばらくは国境から出てこれまい。」
ヴィルヘルム二世「さて、東部戦線はあと数週間で攻勢を開始するが、西部戦線どうしようね。>>21よ、我を助けたまえ。」
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- 21 : 2014/09/23(火) 22:31:16 :
- いまさらながら>>12のベオグラードはセルビアの首都です。
要するに、「ロシアの動員が遅れるんだったら先に腹の下の爆弾を踏みつぶすね」って言っているわけです。
史実では開戦から一年後の1915年に同盟国軍の攻撃により陥落。
戦後はユーゴスラビアの首都。
現在はユーゴ内戦を経てセルビアの首都となっています。
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- 22 : 2014/09/23(火) 23:46:46 :
- ・北フランスは占領したオランダ、ベルギー軍を動員する
・南フランスとりあえずイタリア軍を囮にしておく
・そいて本命はまさかのスイスを占領して予想外のルートを通っ てフランスの脇腹をつく
・フランスでクーデター工作&南フランス自治政府を組織する
・スペインはとりあえず放置
混乱に乗じてジブラルタルget!!!
こういうssまってたんですよ ゆっくりでもいいですので作者さん頑張ってください!!!
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- 23 : 2014/09/24(水) 19:59:33 :
- なんかアメリカの動きが出てこない・・・
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- 24 : 2014/09/24(水) 20:01:20 :
- スペイン革命派に多額の援助をしよう!!! その金は後で英仏露あたりから巻き上げるとして・・・
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- 25 : 2014/09/25(木) 22:00:48 :
- ヴィルヘルム二世「オランダ・ベルギーから徴兵するか。」
ヴィルヘルム二世「士気は低いだろうが、戦線の維持ぐらいなら可能だろうし。」
ヴィルヘルム二世「よし!モルトケ!」
モルトケ「はい、陛下。」
ヴィルヘルム二世「オランダ・ベルギーから至急徴兵を開始したまえ。それと、イタリアの宣戦布告が終わったら、フランス軍の南方の部隊をイタリア領に引き込め。」
ヴィルヘルム二世「被害を最小限に抑えつつ、敵がイタリア方面で本格的な攻勢を実施する段階まで持って行きたい。」
ヴィルヘルム二世「また、我が軍の山岳猟兵と、元オーストリア軍の山岳猟兵をスイスを取り囲むようにして配置せよ。」
ヴィルヘルム二世「東部戦線での攻勢を開始する9月1日までには配置を完了させるように。」
モルトケ「分かりました。困難なスケジュールではありますが、エーデルヴァイスの部隊章に賭けて陛下のご期待に沿うよう努力します。」
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- 26 : 2014/09/25(木) 22:10:13 :
- ヴィルヘルム二世「南方のフランス軍主力には打撃を与えつつイタリア領へ引き込み、東部戦線での攻勢開始とともにスイスへ侵攻。」
ヴィルヘルム二世「スイスを通過して我が軍の西部戦線主力をフランス軍の後方へ直進させる。」
ヴィルヘルム二世「逃げ場を失ったフランス軍主力を地中海へと追い落としつつ包囲殲滅。」
ヴィルヘルム二世「・・・頭の中で行軍を地図に思い描いているだけで鼻血が出てくる。」
ヴィルヘルム二世「もう完璧だわ。今日はもう寝よ。」
-
- 27 : 2014/09/25(木) 22:45:33 :
- そして運命の9月1日。
朝6時ちょうど。
広大な東部戦線の各地で、西から東へと砲弾の雨が降り注いだ。
突然の攻撃に慌てふためいたロシア軍の前線の指揮系統は崩壊。
それも仕方がない。
これほどの威力を持った火砲が、これほどの短時間に、これほどの正確さを持って、これほどの非情さで襲いかかったことは人類史上初めてであった。
続いて喚声を上げる歩兵たちが、沈黙した敵陣地に突撃する。
死体しかない。
砲撃は次の陣地へ。
突撃。
やはり死体しかない。
味方の砲撃も気にせず、一日中走り続ける部隊もあった。
ドイツ軍将校「今朝開始された東部戦線での攻勢は成功。最大突出点では国境から100kmまで到達しています。」
ヴィルヘルム二世「大変結構!」
ドイツ軍将校「夜になって一段落しましたが、翌日は150kmの前進を目標にするとのことです。」
ヴィルヘルム二世「素晴らしい!100km前進した部隊全員に騎士鉄十字勲章を。」
ドイツ軍将校「また、オスマン帝国軍50万がカフカス地方へ侵攻。
宣戦布告も正式にされ、晴れて同盟国の仲間入りです。」
ドイツ軍将校「また、イタリアも連合国に宣戦布告。散発的な攻撃が始まっていますが、フランス軍の反撃があれば即座に後退しています。」
ヴィルヘルム二世「素晴らしい。」
ドイツ軍将校「同時にスイス侵攻を開始しました。イタリア軍の協力もあって順調かと思われましたが、スイス軍の抵抗が激しく、当初の行軍計画に大幅に遅れています。」
ヴィルヘルム二世「およよ?」
ドイツ軍将校「国内でも橋の破壊、市民の武装が進行しており、奇襲による短期間の征服は絶望的です。」
ヴィルヘルム二世「マジ?」
ドイツ軍将校「マジです。」
ヴィルヘルム二世「よろしい。下がりたまえ。」
-
- 28 : 2014/09/25(木) 22:52:14 :
- ヴィルヘルム二世「これは予定と少し違う展開。」
ヴィルヘルム二世「ロシア弱過ぎ。イタリア従順過ぎ。スイス無敵。」
ヴィルヘルム二世「精鋭部隊たる山岳猟兵でも短期間の征服は無理っぽい。」
ヴィルヘルム二世「フランス国内での不満も煽っているいるけど、効果は薄い。普仏戦争の復讐に燃え、ドイツ憎しとする市民が99%。僕のパパにボコボコにされた復讐心がここまでとはね。」
ヴィルヘルム二世「>>29、何か策は?」
-
- 29 : 2014/09/26(金) 07:19:43 :
- よく考えたら彼のセリフがおかしい。
訂正
「僕のパパ」→「おじいちゃん」
安価下
-
- 30 : 2014/09/26(金) 11:32:17 :
- ・スイスとは講和する
・イタリア軍は囮のままにして稼働するだけのありったけの兵士
でパリへ猛攻を仕掛ける
・アメリカ軍にも出動要請する
・イギリスの介入を防ぐためにアイルランドとスコットランドで
独立戦争を引き起こさせる
-
- 31 : 2014/09/28(日) 13:26:02 :
- ヴィルヘルム二世「・・・死亡フラグの乱立じゃね、コレ?」
ヴィルヘルム二世「アイルランド独立は史実補正でいけるとして・・・、スコットランドはさすがに無理やろ。」
ヴィルヘルム二世「アメリカとも約束があるし、向こうも西ヨーロッパを支配する超大国の出現を簡単に認めるとは思えない。」
ヴィルヘルム二世「ていうか、東西で同時に大攻勢したら補給崩壊不可避。」
ヴィルヘルム二世「まあ仕方ない。安価は絶対。」
-
- 32 : 2014/09/28(日) 14:08:11 :
- ヴィルヘルム二世「モルトケよ。私は西部戦線において一大攻勢を企図しているが、できるだけ早期に実施したい。いつには可能になる?」
モルトケ「・・・まずは1914年9月2日現在の状況を確認しましょう。」
各国動員兵力
ドイツ 450万人
東欧諸国 350万人
オランダ 20万人
ベルギー 20万人
イタリア 125万1000人
オスマン帝国 55万人
ロシア 597万1000人
フランス 401万7000人
イギリス 97万5000人
(スイスは永世中立国であるためノーカウント。オランダ・ベルギーは推定。東欧諸国は史実のオーストリア帝国に50万人を追加。オスマン帝国は史実の倍近くだが、史実では1914年には参戦していないため、参戦していればこのぐらいだろうという推定。他は史実のまま。)
同盟国側 総兵力1020万1000人
連合国側 総兵力1096万3000人
モルトケ「こうして見ていただければ分かりますが、同盟国側は劣勢です。」
ヴィルヘルム二世「マジか。」
モルトケ「そうです。全東欧を味方につけたり、オランダ・ベルギーから無理に徴兵しても数での劣勢は覆らないのです。」
(コレ、実は筆者も計算してて驚いた。)
モルトケ「ちなみに東部戦線・西部戦線を分けて兵力を比較したのが次のデータです。」
東部戦線
同盟国側 総兵力720万人
連合国側 総兵力597万1000人
西部戦線
同盟国側 総兵力300万1000人
連合国側 総兵力499万2000人
ヴィルヘルム二世「こうしてみると、東部戦線での攻勢が成功しているのは必然だな。」
モルトケ「反面、西部戦線では兵力が劣勢です。実際にはイギリスは本土防衛のための軍を少なからず配備していると予想されますが、フランス軍単体でも十分対処できてしまうのが今の同盟国軍です。」
ヴィルヘルム二世「・・・で、攻勢開始は?」
モルトケ「・・・。」
ヴィルヘルム二世「どうした?言ってみたまえ。」
モルトケ「ロシアを倒してからで。」
ヴィルヘルム二世「マジか。」
モルトケ「うん。」
-
- 33 : 2014/09/28(日) 15:32:00 :
- ヴィルヘルム二世「ではクリスマスまでにペテルブルクを陥落させたまえ。」
モルトケ「不可能ですが努力します。」
ヴィルヘルム二世「よろしい。下がってよし。」
ー1914年9月28日ー
ヴィルヘルム二世「スイスとは講話して、と。」
ヴィルヘルム二世「アイルランド独立派やスコットランドの過激派にも多額の援助を出した。」
ヴィルヘルム二世「パリへの総攻撃は少し待ってから実行に移す。」
ヴィルヘルム二世「今日も忙しい一日だった。それにしても、この戦争はどこに向かっているのだろうな。月日が過ぎるうちに本来の目的を忘れないといいのだが・・・。」
ー1914年10月23日ー
ドイツ軍将校「我が軍は北部において要衝リガの前面に到達。先程から市街戦に突入した模様です。」
ドイツ軍将校「南部ではロシア軍がキエフ奪回のために攻勢に出ましたが、ルーマニア軍の頑強な抵抗により敵は攻勢を中止。」
ドイツ軍将校「とはいえ、南部ではロシア軍の反撃が強くなっています。ルーマニア・ブルガリア・ハンガリーの各司令部での意見衝突も顕著です。」
ドイツ軍将校「また、我が軍がミンスクへの総攻撃を開始しました。敵の抵抗は弱く、短期間での陥落が予想されます。」
ドイツ軍将校「西部戦線では、連合国軍による攻撃が激化。」
ドイツ軍将校「MGや鉄条網による複雑な陣地配置によって敵に多大な犠牲を強いていますが、確実に押されています。イタリア方面ではイタリア軍が順調に戦線を西へ押しています。」
ヴィルヘルム二世「ふむ、下がってよし。」
ヴィルヘルム二世「東部戦線は着実に勝利に近付いている。西部戦線も耐えられないことはないだろう。」
ヴィルヘルム二世「さて、ここで問題だ。」
ヴィルヘルム二世「これから先、東部戦線はますます広大になり、全域で攻勢を行うことは困難になるだろう。」
ヴィルヘルム二世「そこで、戦略目標の設定を頼みたい。例えばペテルブルクを第一に狙うのは政治的に非常に重要だ。しかし、軍事的に見てどうか?モスクワを狙うべきではないか?南部での交通の要衝であるヴォルゴグラードを目指し、オスマン帝国軍と合流するのもアリだ。」
ヴィルヘルム二世「>>34よ。君の好みでいいから決定したまえ。複数の目標の設定も認める。」
-
- 34 : 2014/09/28(日) 18:25:13 :
- ・東部戦線ドイツ軍8割でペテルブルク
・東部戦線ドイツ軍2割とバルカン半島軍でモスクワ←若干心配
・オスマン帝国軍でヴォルゴグラード←若干心配
・フィンランドやバルト3国、ウクライナ果ては中央アジアまでレジスタンス&独立運動を起こしまくって国内混乱させる
今思ったが英領インド帝国からアフガニスタン通過してロシアに補給とか援軍あったらやばくね?
-
- 35 : 2014/09/28(日) 21:45:39 :
- 史実でのインド参戦は1917年8月なので、まだ3年弱の余裕があります。
安価で触れられなかった部分は、基本的には史実に従います。
逆に言えば、1917年8月を迎えた瞬間にイギリス軍に120万が追加される可能性があるということです。
こういうフラグは何個かあります。
例として、オーストリア=ハンガリーの解体によってルーマニア・イタリアの連合国側での参戦が回避されました。
また、史実通りなら来月にはメソポタミアで情勢が動きます。
テスト前一週間なので遅筆ですが、申し訳ありません。
-
- 36 : 2014/09/30(火) 01:16:15 :
- ヴィルヘルム二世「8割をペテルブルク方面に投入か。なるほど。」
ヴィルヘルム二世「オスマン帝国軍でヴォルゴグラードは厳しい気がする。モスクワはなんとかなりそう。」
ヴィルヘルム二世「クリスマスまでにペテルブルク、可能かもしれない。」
ー1914年11月2日ー
ドイツ軍将校「中央の要衝、スモレンスクで抵抗していたロシア軍が降伏しました。これにより、モスクワへの道が開けました。」
ドイツ軍将校「北部ではエストニアに侵入。バルト海に沿って北上中で、今月下旬にはペテルブルクに到達する予定です。」
ヴィルヘルム二世「ふむ。続けたまえ。」
ドイツ軍将校「オスマン帝国軍はコーカサス山脈越えに苦労しています。」
ヴィルヘルム二世「そりゃ、砂漠の連中が山で満足に戦えるわけないわな。」
ドイツ軍将校「オスマン帝国政府は、ロシアとの戦線は現状を維持し、その上でスエズ運河の奪取のための作戦を開始したいとのことです。」
ヴィルヘルム二世「・・・ここが思案のしどころだな。>>37よ、戦略の転換を認めるか?」
-
- 37 : 2014/09/30(火) 17:09:46 :
- 認める あとパリ占領作戦も放棄する
-
- 38 : 2014/09/30(火) 17:10:14 :
- 全然補給のこと考えてなかったからねwww
-
- 39 : 2014/10/02(木) 20:51:27 :
- 更新はしばらく止まります。
申し訳ありませんが、試験近いので。
-
- 40 : 2014/10/10(金) 16:17:45 :
- 久々に更新します。
ヴィルヘルム二世「まあ、認めるべきだろうな。うん。」
ヴィルヘルム二世「オスマン帝国へ向けて急ぎ連絡!シナイ半島及びアラビア半島への兵力の輸送を開始せよ。」
モルトケ「了解しました。また、我が軍からも機関銃等の新兵器を多数供与しておきます。」
ヴィルヘルム二世「スエズ運河を奪い、アレクサンドリアが陥落すれば、イギリスはエジプトという一大根拠地を失うことになる。」
ー1914年11月7日ー
モルトケ「敵が動き出しました。」
ヴィルヘルム二世「ほう。」
モルトケ「メソポタミアにてイギリス軍がオスマン帝国領内へ侵入を開始しました。オスマン帝国軍は即座に反撃に出ましたが、兵力で劣勢に陥っているようです。」
ヴィルヘルム二世「やむを得んだろう。」
モルトケ「西部戦線ではイープルの戦いが始まりました。毒ガスの大量使用と巧みな陣地配置によって敵の攻勢を食い止めています。」
ヴィルヘルム二世「素晴らしい。もっと泥沼に引きずり込め。」
モルトケ「東部戦線は平常運行です。補給が続く限りの進撃を続けています。」
ヴィルヘルム二世「こりゃあ、ロシアの降伏も近いと見える。ほんの一週間もしたら、従兄弟のニコライのやつ、ビビって電話かけてくるだろうよ。」
-
- 41 : 2014/10/10(金) 20:57:15 :
- 史実通りに進んでいるところはそのままだけど史実通りじゃないところはどうなるの?
たとえば、イタリアが同盟入りしているから、英仏がイタリア上陸するとか・・・
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- 42 : 2014/10/10(金) 21:05:44 :
- そういうイベントはこちらの趣向で随時入れていきます。
読者の趣味とは合わないかも・・・。
ー1914年11月23日ー
ベートマン「皇帝陛下。ロシア帝国外相より、講話の申し出が英仏には内密で届きました。」
ヴィルヘルム二世「ふむ、予想通りだな。して、内容は?」
ベートマン「これです。」
1、ロシアはドイツに対してポーランド人居住地域、白ロシア地方、バルト海沿岸地域一帯、フィンランドを割譲。
2、ロシアはオスマン帝国に対してクリミア半島、アルメニア地方を割譲。
3、ロシアはルーマニアにベッサラビアを割譲。
4、同盟国に対して総額10億金マルクの賠償金支払い。
ベートマン「こんなところです。いかがされますか?」
ヴィルヘルム二世「さて、>>43よ。受け入れるか?」
-
- 43 : 2014/10/10(金) 21:11:07 :
- 受け入れる(これで西部戦線が・・・グフフフ)
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- 44 : 2014/10/13(月) 00:47:37 :
- ヴィルヘルム二世「スレ主はテストが終わったようだが・・・。なぜこうも更新が遅いのだ?」
モルトケ「日中は映画を見ていたようです。夜はHoi3を久々にやりこんだ模様。」
ヒンデンブルク「あ、Hoi3ね。面白いよね。」
ヴィルヘルム二世「同感。てか、お前初登場じゃん。」
ヒンデンブルク「なぜこれまで出なかったのか、だって?」
モルトケ「俺とポジションが重なるからやろ。」
ヒンデンブルク「せやな。」
-
- 45 : 2014/10/13(月) 01:01:48 :
- ー1914年12月1日ー
すでに屋台骨から傾き始めたロシア帝国に、もはや抵抗する力は無かった。
この日、同盟国首脳とロシア代表との間でベルリン講和会議が開催された。
ロシア代表は、その屈辱的な講和条約に調印。
ブランデンブルク講和条約と名付けられたその条約は、ピョートル一世以来のロシア帝国の権益を一切否定するものだった。
国内で革命勢力が跋扈し、敗戦によって過酷な賠償金まで課されたロシアに未来はあるのか。
誰もが来たる革命の予感に期待し、恐怖するのだった。
-
- 46 : 2014/10/13(月) 01:07:45 :
- ヴィルヘルム二世「東部戦線が年内に終わるとは思っとらんかったわ。」
モルトケ「フランスから片付けようとするのが普通ですからね。」
ヴィルヘルム二世「さて、全力で兵を西部戦線と中東戦線に送るわけだが。」
モルトケ「バランス・・・ですか?」
ヴィルヘルム二世「その通り。>>47よ、東部戦線の兵の再配置先のバランスを決定してくれたまえ。」
-
- 47 : 2014/10/13(月) 12:22:39 :
- ドイツ8割・バルカン軍→フランス
ドイツ2割・イタリア軍→スペイン
オスマン帝国軍はそのまま中東方面を
イギリスは仏・西が終わってからで
-
- 48 : 2014/10/15(水) 21:26:28 :
- ヴィルヘルム二世「ふむ、悪くないな。」
モルトケ「では、そのように取り計らいましょう。」
ー1914年12月31日ー
モルトケ「年末の総決算です。」
ヒンデンブルク「東部戦線は終わりました。現在、長距離輸送された軍は本土にて装備の変更等を行っています。」
モルトケ「西部戦線は膠着状態です。イタリアはアホのように負け始めました。」
ヒンデンブルク「地中海の制海権は不安定ですので、フランス南部を突破し、その後スペインへの救援に向かいます。」
モルトケ「東欧各国は直接の利害がない西欧から手を引きたがっていますが、支援の踏み倒しをちらつかせたら黙りました。」
ヴィルヘルム二世「そこは強引なのな。」
モルトケ「当然です。兵を撤退させられたらたまったものじゃありません。とはいえ、士気の低下は免れないでしょうね。」
ヴィルヘルム二世「結構。今日はもう休め。」
-
- 49 : 2014/10/18(土) 09:33:48 :
- ー1915年2月19日ー
ヴィルヘルム二世「西部戦線への兵の配置は完了したか?」
モルトケ「ええ、各師団への装備・糧食も完全な状態です。東部戦線で経験値積んでガチムチになった兵も多く、パリまで何週間でいけるか見物です。」
ヴィルヘルム二世「単純に数でも負けそうにないしな。」
モルトケ「攻勢開始はいつにしましょうか?」
ヴィルヘルム二世「4月1日だ。新学期の開始とともにフランス野郎にご挨拶といこうではないか。」
-
- 50 : 2014/10/18(土) 10:59:50 :
- ー1915年4月1日ー
モルトケ「攻勢を開始しますか?」
ヴィルヘルム二世「・・・、開始せよ。」
モルトケ「ベルリンより各司令官へ。攻勢を開始せよ。」
ヴィルヘルム二世「そんなんでいいのか?」
モルトケ「ええ。」
ヒンデンブルク「期日は皆知らされていませんでしたが、兵の間で近々実施されることは噂されていましたからね。」
ヴィルヘルム二世「さて、賽は投げられた、か・・・。」
ー1915年4月8日ー
モルトケ「多大な犠牲を払いつつも、我々は敵の防衛線を次々と突破しています。北部でも南部でもです。」
ヒンデンブルク「すでに何万という兵が死んでいます。ただ、それに見合う戦果は得られているかと。」
モルトケ「さて、ここで問題が発生します。パリを優先して攻撃するか、海岸まで敵を追いつめて殲滅するか、です。」
ヴィルヘルム二世「なるほどな。>>51。決めてくれ。」
-
- 51 : 2014/10/19(日) 18:40:40 :
- 海岸で殲滅
-
- 52 : 2014/10/24(金) 22:27:57 :
- ヴィルヘルム二世「言い訳するわけじゃないが聞いてくれ。Hoi3にWW1modがあったんだ。」
モルトけ「悪かった。家帰ってから寝るまで黙々とドイツプレイしてた。」
ヴィルヘルム二世「いやー、初プレイでイギリス艦隊にボコボコにされたのも良い思い出。」
-
- 53 : 2014/10/24(金) 22:39:04 :
- ヴィルヘルム二世「海岸で殲滅だな。よし、モルトケ。分断した敵を海岸に追い込んで殲滅せよ。」
ー1915年5月3日ー
モルトケ「包囲が完成しました。一月あれば殲滅できるでしょう。」
ヴィルヘルム二世「海軍がもてばいいのだが・・・。」
モルトケ「海から脱出されては意味がありませんからな。」
ヴィルヘルム二世「潜水艦がどうにかしてくれることを祈ろう。」
ー1915年6月1日ー
モルトケ「北部の敵は降伏しました。あとはパリに進むのみです。」
ヴィルヘルム二世「さて、どう攻撃しようか。」
モルトケ「>>54、なんか自由に計画練ってみてください。」
-
- 54 : 2014/10/27(月) 19:26:07 :
- 稼働する戦車、爆撃機、その他全ての兵器とありったけの兵力でパリをこの地上から抹消してフランス国民に絶望を味あわせる
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- 55 : 2014/10/27(月) 21:51:35 :
- ヴィルヘルム二世「これは予想外だったわ。」
ヒンデンブルク「ヒトラーかよ。」
モルトケ「そういうことか!?」
ヴィルヘルム二世「どうした、モルトケ?何か気が付いたのか?」
モルトケ「これを伏線にして第二次大戦のやつもやって、朝鮮戦争もやって、ベトナム、アフガニスタン、イラクとシリーズにしろという読者からの遠回しの愛情表現では?」
ヴィルヘルム二世「自意識過剰乙。」
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- 56 : 2014/10/27(月) 22:04:13 :
- ー1915年6月23日ー
ヴィルヘルム二世「さあ、モルトケ。現在の状況は?」
モルトケ「北部での大突破・大機動によって海岸で敵を包囲殲滅することに成功し、兵力での差は刻一刻と有利な方向に開いています。」
ヴィルヘルム二世「素晴らしい。」
モルトケ「フランス軍もよく戦っていますが、陰惨な塹壕での戦いを1年近く耐えてきた兵士たちと、広大な東部戦線で無敵を誇って一度祖国へ凱旋した兵士たちとでは士気に雲泥の差があります。負けることはないでしょう。」
ヒンデンブルク「そういう過信が失敗に繋がる。」
モルトケ「ちょっと貴様黙っていろ。」
ヴィルヘルム二世「よろしい、ではパリを陥落させよ。容赦は必要無い。一歩でも後退した兵士は銃殺だ。」
モルトケ「了解しました。パリへの攻勢再開は7月1日を予定しています。」
ヴィルヘルム二世「それと、もしパリで市民たちが籠城するようなことがあったら・・・、アレを投入しろ。」
モルトケ「・・・確かに、制空権を掌握しているなら絶大な威力を誇りますね、アレは。このようなケースに最も向いていると言えるでしょう。」
ヴィルヘルム二世「ロンドンに最初に使う予定だったが、パリで先に運用実験といこうではないか。」
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- 57 : 2014/10/27(月) 22:19:00 :
- ー1915年7月1日ー
その日は晴れた朝だった。塹壕で常に臨戦態勢を取るフランス軍兵士の耳に、聞きなれた轟音が響く。
クルップ社製の重砲の音だ。
やれやれ、奴らも懲りないな。
塹壕の中で砲撃が終わるのを待ち、砲撃が止んだら出てきて機関銃を撃ちまくるだけの簡単な仕事だ。
もちろん、その過程で何人かは死ぬ。
それは悲しいことだが、どこか他人事と考えている節があった。
自分が死ぬわけがない、と心のどこかで信じている。
いや、すがっているのだ。
いつ消えるかも分からない、ロウソクのような一縷の望み。
数百万の兵士たちの中に燃える数百万本のロウソク。
それがかくも短時間で消え失せることが、いまだかつてあっただろうか。
-
- 58 : 2014/10/27(月) 23:09:34 :
- 最初、彼らは東から来る嵐の音だと思った。
だが、その巨大な姿が見えてくるにつれて前線に動揺が走る。
敵の塹壕から大量の何かが出てきたことも動揺を助長した。
ざわめく兵士たちに、伝令の声が聞こえてきた。
敵は塹壕から軽砲を出し、歩兵ともども突撃してくるらしい。
愚かなドイツ人め。
いつの間にそんな広い塹壕を掘っていたのか知らないが、全く合理的ではない。
突撃で壊滅させてやる。
気になるのは空に浮かぶアレだが、しょせん空は空。
いったい何ができようか。
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- 59 : 2014/10/31(金) 19:55:01 :
- 期待!!!
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- 60 : 2015/05/13(水) 20:33:38 :
- フランス兵は手馴れた動作で機関銃を展開し、後方からの砲撃とともにドイツ兵に向けて乱射し始めた。
敵の砲撃も次々と降り注いでくるが、敵よりはるかに多くの損害を敵に与えている。
塹壕戦では、攻撃側は三倍どころか四倍の兵力が必要なのだ。
海岸線で殲滅された部隊を差し引いても、まだまだ兵力は拮抗している。
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- 61 : 2015/07/09(木) 21:09:10 :
- 期待してます
続きお願いします
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- 62 : 2015/11/21(土) 16:01:55 :
- 期待
-
- 63 : 2016/01/29(金) 17:06:51 :
- 期待
-
- 64 : 2017/03/05(日) 18:15:22 :
- 期待
-
- 65 : 2017/03/05(日) 18:15:35 :
- いつまでも待っています
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- 66 : 2018/04/14(土) 12:04:21 :
- 期待
-
- 67 : 2018/04/14(土) 13:30:07 :
- 期待
-
- 68 : 2020/10/03(土) 09:04:56 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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