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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

ゲーム最強は異世界最強?

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  1. 1 : : 2014/09/04(木) 22:08:19
    初めまして 龍人と申します
    初心者、駄作、駄文、多々ありますがよろしくおねがいします
  2. 2 : : 2014/09/04(木) 22:32:42
    お、頑張れ!期待してる!
  3. 3 : : 2014/09/04(木) 23:33:51
    〜〜神野〜〜(視点)

    神野「あぁ〜頭痛ぇ」

    神野 隆(カミノ リク)18歳この物語の主人公
    ゲーム大好き、勉強嫌い運動嫌いと、どこにでもいるゲームオタクである
    神野自体学校でも、四六時中ゲームをしていて、その無愛想からクラスでは男女ともにあまりいい交友関係は無く全体的に嫌われていた
    〝ただ一人除いて〟

    愛沢「もぉ〜リク君またゲームで徹夜したでしょ〜!」

    神野「どーでもいいだろ...」

    愛沢 奈菜(アイザワ ナナ)
    クラスでただ一人俺に話し掛けてくる物好きな女子だ、彼女はクラスの委員長をやっており成績優秀、運動神経抜群、困ってる人はほっとけないと言うどっかのゲームキャラみたいな俺とは正反対の人間だ、なぜ、俺に話しかけてくるのか未だに疑問である、だがそんなことよりもっと重大な問題がある
    それは、愛沢の事が好きな男子が多い事だ別に俺は恋だのなんだのに興味は無いが俺に親しげに話し掛けてくる愛沢の姿を見て、一部の男子に凄く恨まれているのだ...

    神野「大体、なんでお前は毎回、毎回俺に構うんだ?ほっといてくれゲームの邪魔だ、」

    愛沢「そんなこと言わないでよ〜これでも心配してるんだよ〜!」

    神野「余計なお世話だ、」

    などと、一体何回繰り返したか分からないような言葉のやりとりをやっていた




  4. 4 : : 2014/09/05(金) 06:25:35
    桂木「愛沢さん!そんな無能!と喋っても意味ないよ!!」

    桂木 涼夜(カツラギ リョウヤ)
    クラスの中でも特に俺の事を嫌っている、
    成績優秀、運動神経抜群、イケメン、と三拍子揃ったような完璧主義者でなんでも、自分が一番じゃないと気に食わない性格

    愛沢「あぁ!また無能とか言って〜この前ゲームでリク君に負けたからもう、言わないって言ったじゃん 桂木君の嘘つき!」

    桂木「うっ...あんなの僕が手加減して上げたに決まってるだろ!」

    愛沢「99戦0勝99敗!」

    桂木「グハッ!!」

    そう、コイツが俺の事を特に嫌ってる理由がこれだ、勉強やら運動やらはやる気も初めから無いから毎回、中の下程度の点数だがどんなにレトロだろうが最新だろうがゲームだけは俺は誰にも負けない、そして、それを承知の上で桂木は何度も俺に挑んでくる、もちろん、俺はゲームで負ける気など無いので毎回打ち負かしていたそんな事を続けていたら、先程愛沢が言ったような対戦成績になり、今では桂木の黒歴史だ、

  5. 5 : : 2014/09/05(金) 07:56:11
    前田「奈菜ちゃん容赦ないね、桂木も諦めなよどんな事を言っても奈菜ちゃんは神野に話し掛けるのやめないから!」

    前田 律(マエダ リツ)
    愛沢の親友で明るい性格、いつも冷静沈着で正しい判断をするクラスではリーダー的存在でもある

    神野「(なんでウチのクラスはこんなに個性的な奴ばっかなんだ...)」

    愛沢「あ!リッちゃん!どうしたの〜?」


    前田「いや、どうもしないけどさぁ〜奈菜も物好きだよねぇ〜神野みたいなゲームオタクに毎日構うなんて、」

    愛沢「酷いなぁ!リク君だって良いところ沢山あるよ〜!」

    前田「え~!何処がぁ~?」

    等と、これももう、何回聞いたか分からないようなやり取りをしていた、

    神野「おい、もうすぐ先生来るぞ...」

    などと適当な事を言って皆、各々自分の席に戻っていった
  6. 6 : : 2014/09/05(金) 23:53:48
    皆が席に着くと先生が入ってきた
    源先生「はーい、皆さん席に着いてくださーい出席を取ります!」

    源 一華(ミナモト イチカ)先生
    ウチのクラスの担任、女性には珍しい熱血系教師クラスでは中々に慕われている

    神野「はぁ~なんで先生までこんなキャラが濃いんだ...」
    などとぼやきながらまた何時ものようにつまらない学校が始まる〝はずだった〟

    ガシャン!!

    一同「!!?」

    クラス全員が息を呑んだ、それもその筈だ、急に謎の浮遊感に襲われたかと思えば、まるでこの教室が投げ出された様に大きな音を立てて何処かに落ちたのである。
    幸い、大きな揺れはなく小物などが机から落ちる程度であったがそんな事は関係なく皆は何が起きたのか分からず放心状態だった
  7. 7 : : 2014/09/06(土) 10:15:58
    神野「...何が起きたんだ?」

    源先生「皆さん落ち着いてください!」

    ワーワーキャーキャ-

    源先生は突然の事に混乱している生徒を落ち着かせている
    愛沢「皆~落ち着いて~!!?」

    愛沢は落ち着いてっと言ってはいるが自分が一番落ち着いてない

    前田「ちょっ!!奈菜ちゃん!貴方が一番落ち着きなさいよ!」

    桂木「そうですよ!委員長のあなたが落ち着かないでどうするんですか!」

    前田と桂木は錯乱状態の愛沢を止めようとしているようだ

    神野「はぁ〜...」

    神野「(それにしても外に居る黒ローブ達はなんだ?)」

    そう、この時神野だけがいち早く冷静に周りを見て窓の外から見える謎の人達を見つけていた
    しかし、神野達はまだ知らない、この時既にこれから始まる壮絶な物語に巻き込まれている事をそして、これはそのほんの少しの前触れに過ぎない事に...



  8. 8 : : 2014/09/06(土) 13:47:14
    教室が謎の浮遊感に襲われてから30分程度が経過した、ようやく生徒一同が落ち着きを取り戻し一部は外にいる一団に気が付いたようだ、
    源先生の指示でとりあえず外に出て一団に話を聞くことになった、
    教室の扉を開けるとそこはもう外だった、

    神野「(つまり学校の俺らの教室だけがこの変な場所に飛ばされたことになるのか)」

    などと冷静に情報分析していると謎の一団の一人がこちらに近づいて来てこう言った

    ???「突然の事、誠に申し訳ありません〝勇者様〟」

    源先生「え、えっと...まず何があったか説明してもらえますか?」

    ???「はい、只今説明致しますのでどうぞこちらへ」

    そう言われ俺たちは近くの建物に案内された...
  9. 9 : : 2014/09/06(土) 22:47:00
    >>2
    有難うございます頑張ります
  10. 10 : : 2014/09/07(日) 19:26:47
    建物の中に入ると大きな部屋に皆が集められたそして、謎の黒ローブがフードを取ってこちらに敬意を持って深々とお辞儀すると、自分はこの国の王直属の部下〝ガルド〟と名乗り何があったかを喋り出した何やら回りくどく話していたようだが話をまとめるとこうだ

    ①此処は俺や愛沢達の居た世界とは別の世界

    ②この世界は魔族と人間族、その他少数の種族が存在する

    ③近年、魔族の力が増えてきて、近い内に人間族との戦争になった時人間族が勝利するための切り札として異世界から勇者となる者達を呼んだ

    ④こちらの世界では俺達の能力値はほぼ人間族族最強になる

    〝⑤〟はっきり言って俺にとってはこの⑤が一番良かった

    ⑤この世界では魔法や幻獣が実在する!

    全ての話が終って「質問はありますか?」と聞かれ、生徒一同目を点にして絶句していると源先生が口を開いた。

    源「...私達が帰る方法はあるんですか?」

    その言葉に俺以外の生徒一同が耳を傾けた、
    それもそうだろう、こんな訳のわからない世界でいきなり自分たちの為に勇者になってくれなんて、言われたら誰だって最初に帰る方法を考えるだが...

    ガルド「...申し訳ありませんが現段階では勇者様達が帰る方法は御座いません」

    源先生「ッ!なぜですか!こちら側に連れてくる事が出来るなら帰すことも出来るはずですよね!!」

    源先生の行ってることはご最もだが俺はそれより気になる事があったので聞くことにした

    神野「...現段階でって事はいつかは帰れるってことだよな」

    ガルドは俺の質問を待っていたかのように頷くと説明を始めた

    ガルド「はい、その通りです勇者様達をこの世界に連れてこられたのは正確にはわたし達ではなく....神、で御座います」



  11. 11 : : 2014/09/08(月) 05:54:16
    神野「神?この世界にはそんな奴までいるのか」

    ガルド「はい、正しくは人間の首都にあたるこのアルテス王国の最終決定権を持つアルテス神とされる者です、」

    源先生「じゃあその人に頼めば帰ることが出来るんじゃないですか!?」

    ガルド「いいえ、アルテス神様は何時から存在するのか、どこに住んでいるのか、知る者は居ません」

    源先生「そんな...」

    先生達が絶望的な事を言われ固まっているとガルドは更に言葉を続けた

    ガルド「...ですが、私が王様から頂いたアルテス神様の手紙には〝役割を果されれば勇者様達を元の世界に帰還させる〟と書かれていました」

    神野「(要するに帰りたいならわたし達の国のために戦えって事だろ随分身勝手な神だな...)」

    源先生「...ですが、私達は戦闘なんて、出来ませんよ?」

    ガルド「勿論分かっております、ですので引き受けて頂ければ訓練を行う場所と人を提供致します」

    その後も源先生とガルドは言い合っていたがどうやら、源先生が折れたようで結局、元の世界の世界に帰る為にアルテス神と言う者に付くことになった訳だ、そして、ガルドはクラス全員に漫画本サイズの板を配ると説明を始めた


  12. 12 : : 2014/09/08(月) 23:52:05
    ガルド「それは今は無い、古代の技術で作られたアーティストと呼ばれる物です今渡したアーティストはその中で人間族がただ一つ複製に成功したスキルプレートと呼ばれる自分の能力値を表す物です、それに手をかざして自分の名前を言ってから〝起動〟と発して下さい、」

    愛沢「へ~!面白いね、じゃあ~...愛沢 奈菜、〝起動〟!!」

    ~愛沢 奈菜~(アイザワ ナナ)
    Lv.1
    筋力40
    体力55
    防御力35
    魔力150
    魔法耐性120
    機動力40

    最適ジョブ
    光の魔法使い

    才能
    全属性魔法適性・光魔法特化・魔力感知・魔力回復
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    愛沢「へ~こんなに細かく出るんだ!」

    桂木「なるほど...桂木 涼夜〝起動〟」

    ~桂木 涼夜~(カツラギ リョウヤ)
    Lv.1
    筋力100
    体力100
    防御力100
    魔力100
    魔法耐性100
    機動力100

    最適ジョブ
    勇者

    才能
    精霊魔法適性・魔力感知・気配察知・魔力回復・魔法剣術(極)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ガルド「ほぉ~やはり皆さん流石ですね、初めから部隊長レベルの能力値ですね流石です」


    神野「神野 隆〝起動〟」

    ~神野 隆~(カミノ リク)
    Lv.1
    筋力20
    体力25
    防御力20
    魔力30
    魔法耐性25
    機動力30

    最適ジョブ
    鍛治師・精密作業師

    才能
    鉱物複製・鍛治・精密作業(低)・記憶量拡張

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    神野「低いな、」

    自分のスキルプレートを見て思ったのは、

    神野「(完全に戦闘スキルが無いな、)」

    そう、神野は他の者に比べて明らかに能力値もスキルも低スペックだった、そして、

    ???「なんだ?神野その馬鹿みたいに弱い能力値?ぶふぉwwwwww!!」

    ???「どれ?どれ?うわぁホントだなぁ、完全にゴミじゃん(笑)」

    横から今まで目立たなかった神野が特に嫌いな奴らが首を突っ込んでくるのであった...

    神野「(...また面倒い奴がきたな)」







  13. 13 : : 2014/09/10(水) 18:38:24
    この度、登録しました
  14. 14 : : 2014/09/10(水) 23:36:53
    剛田 力(ゴウダ リキ)
    平井 竜生(ヒライ リュウセイ)

    この二人はクラスで俺を虐めていた張本人たちである剛田は自分より俺の方がいい物を持っていたりすると勝手に盗むような奴、平井は剛田に付きまとって居る
    例えるなら、ドラ○もんに出てくるジャイ○ンとスネ○である

    ちなみに剛田は重装備騎士、平井は細剣使いと出て、それぞれ防御力重視と機動力重視だ、
    能力値や才能は桂木とほぼ同じのようだ

    神野「(流石はジャ○アンとス○夫だな)」

    などと考えていると...

    剛田「お前は訓練しても無駄だから訓練受けないよな!」

    平井「だよね!必要ないよなぁ!」

    神野「(要するに、邪魔だから訓練受けるなって事だろ)」

    しかし、神野はそれに普通に従った、先生や愛沢などは一緒に習った方が良いと言ったが断った
    そして、俺はガルドに本が読める場所が無いか?、と尋ねると

    ガルド「それでしたら、王宮に広大な図書館が御座います勇者様達であれば御自由に使用できますよ、」

    その言葉は神野にはとても朗報だった
    場所聞き、そこへ向った
    他の生徒は邪魔が減ったっとでも思っていた事だろう...


  15. 15 : : 2014/09/11(木) 00:22:47
    〜〜愛沢〜〜(視点)

    この世界にやって来てから一週間位たった
    私はいつものように魔法の訓練をしている、光の魔法使いだからか回復系魔法が一番得意だった、そんなこんなで訓練を続けているがどうしてもある事が気になってしょうがない、その事とは〝リク君〟の事である一週間前、私達がこの世界にやって来たその日
    スキルプレートで戦闘スキルが無いからと言って訓練を受けずに図書館にこもってずっと本を読みながら何かをしていた、

    愛沢「(...一体何してるんだろ?)」

    前田「奈菜!奈菜!!」

    愛沢「ふぇ!?」

    前田「もう!どうしたの?ぼ〜としちゃって」

    愛沢「え!あ、ううん、なんでもないよ!」

    前田「そう?それより明日の迷宮での初実践訓練、大丈夫そう?」

    そう、明日はこの世界に7つあるとされる迷宮の1つ、【アルテス迷宮】に入る、アルテス迷宮は今だ最深部へ到達した人は居ない地下迷宮で今は地下70層までがこれまでの最高記録となっていて、20層と40層にはそれぞれ外へ繋がる転移門がある
    今回は肩慣らしのために実践訓練と言う名目で1層から20層までを突破する勿論何かあった時のために王国の騎士団も付いてくる実力ではまだ一部を覗いて騎士団達が上をいっている

    愛沢「うん、大丈夫...」

    とは、言ったもののやはり、緊張感や恐怖心を感じる
    ガルドさんが言うには今の私たちなら20層に到達するのは容易だと話した
    只、嫌な予感がしてしょうがなかった...
  16. 16 : : 2014/09/11(木) 00:53:30
    〜〜翌日〜〜

    アルテス迷宮に向かうため私達は王宮の広場に集められた、皆、今日のために各々武器や防具を装備している私もローブと魔法の杖を身につけている
    そんな中私は目を丸くした、その集団の中に神野君つまりリク君が居たのだ、私は少し困惑した、一週間ちゃんと訓練を受けた私達とは違いリク君は一切訓練をなどは受けてる様子は無く
    腰に片手剣のみをぶら下げた彼はまるで死にに行くように見えた、それは皆も同じだった、そんな中私が掛ける言葉を探しているとそれより早く現時点で私達の中で最も強い桂木君がリク君を怒鳴った

    桂木「君はふざけているのか!!これから危険な魔物の居る迷宮に行くのに訓練も受けてない君がそんな貧相な剣を持って付いてこられても迷惑だ!」

    少し言い過ぎではと思ったがそれを指摘するより早く更に言葉を並べる人が居た

    剛田「そうだぜ、お前が付いてきても迷惑だ!さっさといつもの図書館に戻ったらどうだ?!」

    言っていることは酷いが私も同意見だった流石に危険な所に彼を連れて行きたくは無かった、
    そんな言葉を聞きながら彼はため息をつきながらこう言った

    神野「俺だってまだ〝これ〟完成してないから行きたくは無いんだけどガルドが言うだからしょうがないだろ」

    リク君は自分の腰に掛けてある剣を指差ししながらそう言った

    桂木「ガルドさん、それは本当ですか?」

    桂木君は近くで話を聞いていたガルドさんに確認を行った

    ガルド「はい、私が頼みました今回の実践訓練は神野さんも居た方が良いと考えましたので、」

    どうやら事実のようだ、だけどそれを聞いても桂木君は納得いかないように質問した

    桂木「なぜですか!そんな能力値の低い奴連れて行ったって無駄でしょう!」

    確かにわたし達は訓練によってほぼ全員Lv.5まで上がり能力値もずっと上がっていた
    それを聞いたガルドさんは軽く微笑みながらこう言った

    ガルド「確かにここ一週間で桂木さん達と神野さんでは相当の能力値の差が着いたと思います、ですが、この一週間で1番努力したのはもしかしたら神野さんかもしれませんよ、」

    それだけ言うとガルドさんは去って行った

    桂木君や剛田君は納得行かなそうな顔していたが出発の合図が鳴ったので結局リク君も着いて行く事になった
  17. 17 : : 2014/09/11(木) 02:41:05
    王宮を出てから1時間程で目的のアルテス迷宮に着いたここからは陣形を取りつつ少しずつ進んで行く地下第1層から5層までの魔物はそれほど強くは無く、前線の剛田君、平井君、桂木君と言うクラスでトップクラスの3人組が殆ど倒してしまった、初めは魔物の血などに吐き気を覚えたが初級回復魔法の[ヒール]で回復して、何度も見ているウチに慣れてしまった、慣れとは恐ろしいものだ...

    正し、簡単に進めたのは一桁の層までだった10層に入ると魔物の強さや種類も増えて前線の3人ではあしらいきれなくなり全員で戦闘する様な感じになった、ただ、リク君だけは桂木君に「なにもするな!」と言われており最後尾で眺めているだけだった

    そして、地下第19層最後の部屋に着くとそこには巨大なゴーレムが居た、このゴーレムについてはガルドさんから聞いていた
    なんでも、1層から20層までにいる最高ランクの魔法生物だと言う

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ゴーレム

    攻撃力B
    防御力A
    魔法耐性A
    移動速度D
    ーーーーーーーーーーーー
    防御力等がとにかく固く生半可な攻撃ではダメージを与えられないそうだ、その代わり移動速度はとても遅く特殊攻撃もないので攻撃に気を付ければ倒せると言っていた

    剛田「へ!これがゴーレムか、弱そうだな!俺一人で十分だ!!」

    剛田君がそう言うと一人で巨大な両手持ちの斧を振りかざしゴーレムへ突っ込んでいったそして

    ガキンッ!!

    剛田「!?」

    剛田君の攻撃は呆気なく弾かれた、そして、弾かれた事で体勢を崩した剛田君の体に容赦無くゴーレムの振り回した腕が直撃する
    ゚∀゚グ
    剛田「グハッ!!」

    そのまま剛田君ははじき飛ばされ壁に当たった剛田君が防御力重視の重装備騎士じゃなければ最悪の自体になっていたかもしれない、
    直ぐに王宮の騎士団も加わり攻撃が開始された
    いくら王宮の騎士団だからといって言っても今回のゴーレムは騎士団の皆様もこれまでの中でもこれほど体力と防御力の強い敵は初めてのようで、苦戦をしいられたそして、
    戦いが始まって1時間が経過した、戦闘中の1時間とは体力、集中力共に激しく消耗する、それに比べてゴーレムはまだ余裕があるように見える体の所々には1時間の戦いで付けた傷はあるがどれも致命傷になりそうな傷はない、そもそもゴーレムの体は岩で出来ていて生半可な剣などでは刃が通らない
    魔法使いの後方支援組も魔法の連続使用で精神力や魔力共にカラに近かった
    その時前線の騎士団や桂木君たちが吹き飛ばされゴーレムがこちらに迫って来た、逃げようと思ったが迫り来る巨大なゴーレムに腰が抜けてしたい立てなくなってしまった、
    ゴーレムはジリジリと迫りやがて私の元にたどり着くとその巨大な腕を振りがざした
    ギュッと目を瞑って死を覚悟した

    愛沢「ッ!!」

    しかし、何秒経っても衝撃は来なかった
    恐る恐る目を開くと驚くべき光景が広がっていた、目の前で振り下ろされたゴーレムの腕をリク君が剣の腹でしっかりと受け止めていた...








  18. 18 : : 2014/09/11(木) 02:41:39

    ~~神野~~(視点)

    桂木に何もするなと言われたので俺はゴーレムとクラス+騎士団の戦いを眺めていた
    が、次第に押されていきゴーレムが桂木達を吹き飛ばすとゴーレムは後方支援の愛沢達に向かって歩き出したそれに気づいた愛沢達は逃げようとするが愛沢だけが転んで座ったまま立たない、恐らく腰が抜けたんだろう...

    ここで頭に二択が発生する

    ①愛沢を助けるために愛沢の所に走り込む

    ②そのまま桂木の指示通り何もしない

    ①では助けることが出来ても後で桂木達に何か言われるのが目に見えて分かる

    ②では、と考えたが周りを見る限り愛沢をどうにかする手段を持つ奴は居なさそうだ桂木達も痛みでしばらくうずくまっている

    神野「(じゃあ①かぁ~はぁ~)」
    などと脳内で二択やってる間にゴーレムがかなり愛沢に近付いていた普通に走っても間に合いそうに無いので靴に書いた〝魔法陣〟に魔力を流し脚力を上げて思いっきり走った、
    一瞬で愛沢の前に着くと剣を構え剣に書いた魔法陣もは発動させて強度を高める
    そして、手にはめた革製の手袋と靴の魔法陣に魔力を強めに流し込むこれで足の踏ん張りも効くし、手袋が衝撃を抑えてくれるため体へはあまり負担がかからない

    そして、今に至るこれが神野が一週間図書館に籠り得たモノの〝1つだ〟

    愛沢「...リク君?」

    神野「ん?どうした?てか大丈夫なのか?」

    愛沢「え?あ、うん!もう大丈夫、」

    神野「そうか、」

    愛沢は大丈夫そうなので目の前のゴーレムが次の攻撃を仕掛けてくる前に確認を取るべく大声で叫んだ

    神野「桂木!!今から俺も加わるがいいか?」

    桂木「ぐぅ、貴様程度では歯が立たないだろ!!俺達が行くまでせいぜい逃げ回ってろ!」

    桂木はダメージが多いらしく直ぐには復帰出来そうにない
    取り敢えず桂木が来るまでは俺もてを出していいらしいのでこのゴーレムには実験道具になってもらおう
    ちなみになぜ、俺が桂木なんかにいちいち確認を取るかと言うとガルドさんに言われたのだ、もし、この約束を破ったら図書館を出入り禁止にすると言われたので俺も大人しくしていた

    神野「...さて、参加の許可も貰えたし一丁派手にやるか!」

    愛沢には離れる様に指示を出すすると愛沢は他の後方支援組の所に避難をして、こちらを見ている

    そんな事でチンタラしていたら当然ゴーレムの攻撃が来るが、冷静に対処すれば問題ないさっきと同じ要領で受け止めて一瞬手袋の力を高めて腕を弾き返すそして、できうる限り固くした剣で1度切り付けてみるが岩の体なので切れないそこでもう1つの実験をしようと思いポケットからちょうど剣が収まる位の大きさの魔法陣が書かれた布を取り出し地面に広げ、量の少ない魔力を使い剣に集中させ同時に魔法陣も起動する、そして、俺が有一編み出し、使える演唱魔法のワードを発する


    神野「エンチャント!属性(斬)」

    今更だが神野はゲームオタクだ、なので一週間前にスキルプレートに表示された才能をみて、
    真っ先にマインク○フトやテラ○アなどが思い付いたそのマイ○ラの中でも神野が注目したのはこの、エンチャントであるゲームでは武器などに様々な特殊効果を付けるという物だ、神野もこれを見本に作ったのだ、

    神野「くらえ!」

    神野が剣をゴーレムの腕目掛けて振るとゴーレムの腕は〝まっぷたつに切れた〟
  19. 19 : : 2014/09/12(金) 06:04:30
    だが...ゴーレムの腕を斬り飛ばした瞬間限界がきたのか剣は砕け、手袋と靴に施した魔法陣も壊れてしまった...

    神野「ッ!!」

    神野も壊れるとは思っていたがここまで早く砕けるとは思わず、バランスを崩したその瞬間ゴーレムのもう片方の腕が神野に当たった、

    神野「グハッ!!」

    元々の能力値が低い神野は吹き飛ばされ遠くへ避難していた後方支援の場所に突っ込んだ、

    愛沢「リク君!? 大丈夫!?」

    愛沢は俺に回復魔法を掛けてくれているが今の状態ではあまり意味が無いが、それでも心配してくれるのは純粋に嬉しかった

    神野「あぁ、大丈夫だ...」

    ゴーレムの方を見るといつの間にか復帰した桂木達がゴーレムに攻撃を加えていた、ゴーレムは既に片腕を失っているのでそこまで苦戦する様子は無く、10分もすれば討伐を成功させた

    桂木「どうやら終わったようだな、」

    桂木達が負傷者の確認等を行って回復を済ませると全員、最後の部屋を出た
    どうやら、神野がゴーレムの腕を斬り飛ばした事は無かった事にされたらしい
    それも、そのはずだろう、今更だが元々、神野はクラスでは弾かれ者だったのだから、特に行動でも神野のことを激しく嫌っている桂木や剛田達には、自分達より遥かに弱い神野が活躍したと言う事実がとても嫌だったようだ、

    転移門がある20層を目指して最後の橋に差し掛かった時...

    キャー!!

    前方で悲鳴があがった神野はすぐに前を見ると3つの首を持つ犬の様な魔物がいた...


  20. 20 : : 2014/09/12(金) 23:33:16
    神野は絶句した...
    何故なら今目の前にいるのは69から70の層までの最高ランクのモンスターである〝ケルベロス〟現地下最高層で実力者を苦しめた魔物としてケルベロスはとても有名で桂木達でも、知っている程である、だからこそ、その恐ろしさをよく知っていた

    ~~~~~~~~~~~
    ケルベロス

    攻撃力A
    防御力A
    魔法耐性S
    移動速度S
    ーーーーーーーーーーーー

    全員一瞬で思った事だろう〝何故!〟このような場所にケルベロスが居るのか、
    いや、そんな事よりどうやって橋を渡った所にある転移門にたどり着くかである、
    普通なら煙幕などを張ってから抜ければいいのだがケルベロスの様な上級の魔物には固有魔法を使える魔物がいるケルベロスの場合は[振動波]空間などを振動させる事ができるもし、こんな橋の上で使われたら橋もろとも全員落ちてしまう、
    などと考えているとケルベロスがこちらに気付き戦闘態勢に入った

    桂木「ッ!!皆!ここは僕が食い止めるからその間に転移門に向かってくれ!!」

    桂木が指示を飛ばすが殆んどの人が恐怖で足がすくんでしまったり放心状態だったりして、動けないでいた、
    そんな中ケルベロスが物凄い速さでこちらに走って来た

    桂木「ッ!!クソ!」

    桂木が飛び込もうとするのを神野が止めた、そして、とんでもない事を言い放った

    神野「食い止めるのは俺がやる、橋の向こう側に着いたら攻撃魔法で一斉攻撃してケルベロスを止めてくれ、その間に俺も行く」

    そんな、とんでもない提案を聞いて桂木が叫んだ、

    桂木「お前じゃ無理だ!!」

    神野「どちらにしてもお前が放心状態のあいつらをなんとかしないと全員死ぬぞ?」

    それだけ言って神野は突っ込んでくるケルベロスに向かい合いこの一週間でただ一つ増えた才能を発動させた

    神野「...錬金!!」

    ーーーーーーーーーーーー
    錬金、正しくは〝錬金術〟と言う

    錬金術とは魔力を使って物質の変換や形をある程度操れると言う物である正し、物質変換は希少度の高いもの程魔力消費が膨大になり形を帰るのも自分の手のついてる範囲しかできない
    神野の場合鉱物複製があるから初めの問題はどうにかなるとしても魔力消費と出来る物質とでの効率が悪いので決して良い才能とは言えない

    神野「錬金、錬金、錬金ブツブ…」

    神野は錬金術を使い間近まで迫ったケルベロスの足元を足元の橋に使われている石材を崩してケルベロスの足を沈めてから再び錬金術で固めた勿論ケルベロスが暴れて壊れそうになるのでその度〝錬金〟する

    神野「ッ!」

    予想以上に早く橋が壊れそうになるので錬金が間に合わず長くは持ちそうにない

    桂木「全員すぐに橋を渡って!転移門までたどり着くんだ!」

    皆半ば何がなんだか分からない状態で橋を渡りきった!
    そこまで来てやっと我に帰った剛田が質問を投げ掛ける

    桂木「それは...」

    桂木が答えようとしたがそれより早く愛沢が叫んだ!

    愛沢「リク君が時間を稼いでくれてるんだよ!!」

    皆がそれを聞いて驚いていた、そして、続けざまに桂木が続けた

    桂木「…そうだ!アイツが時間稼ぎしてくれているからここまで来れたんだ!今から全員一斉攻撃でケルベロスを怯ませるその間にアイツも脱出して全員で転移門をくぐる!!」





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