このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
苗木「ナエギリ特集!」霧切「何よそれ……」
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- 1 : 2014/08/27(水) 03:08:00 :
- 苗木「えっと、短めのナエギリSSを書いていく感じかな」
霧切「……それ用?」
苗木「うん、それ用」
霧切「……ほ、他の話も入れていいんじゃないかしら」
苗木「え、何で?」
霧切「恥ずかしいじゃない」
苗木(霧切さんかわいい)
霧切「……何考えてるのよ?」
苗木「えっと、1作品につき短いと1レス、長くても10レス以内に収められるよう頑張るよ。とりあえず、投下していくね?」
霧切「ちょっと、質問に答えなさい、苗木君!」
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- 2 : 2014/08/27(水) 03:09:05 :
- 苗木「手袋のキミだから」
◆◆◆
苗木「……えっと」
霧切「だから、何よ?」
苗木「……」
苗木(空が朱に染まる夕暮れ時。ボクは霧切さんと美術室で二人、顔を突き合わせていた。呼びだしたのは、勿論ボクの方。でも、上手く言葉が繋がらず……既に三十分以上が経過していた)
霧切「結局用件はない、そういう事かしら?」
苗木(マズい、とうとう霧切さんも痺れを切らしたみたいだ。このままじゃ帰られる!)
苗木「違う! 用件は、あるよ……あるんだけど」
霧切「けど、何よ?」
苗木(えーい、もう勢いで!)
苗木「えっと、まずはさ。最近、放課後に誘われても付き合えなくてゴメン!」
霧切「そんな事を言う為に呼び出したの? まあ、たしかに少し、苗木君の付き合いが悪くなったのは寂しかったけれど。何か用事があったんでしょう?」
苗木「……うん。今日、今のこの時のために、必要な用事だったんだ」
霧切「……どういう事?」
苗木(ボクはポケットに手を突っ込んで……“それ”を手にした)
苗木「霧切さん」
霧切「……?」
苗木「これを、ここで加工してたんだ。受け取って欲しい」
霧切「……何かしら、これ? 不格好だけれど……首飾り?」
苗木「不格好なのは勘弁してほしいな……加工とか初めてだったんだから」
霧切「さっきも言ってたけれど、加工ってどういう事よ?」
苗木「うん。今のボクは単なる高校生だ。十神クンやセレスさん達みたいに経済力があるわけじゃない。だから安物の指輪を自分の手でこうして加工する事しか出来なかったけど」
霧切「……ちょ、ちょっと待って頂戴。それって、もしかして」
苗木「霧切さん、ボクは君の事が好きなんだ。結婚を前提に、付き合ってほしい」
霧切「――っ!」
苗木「え、っと。返事は、今じゃなくてもいいよ。でも、ちゃんと聞かせてくれると嬉しい。待ってるよ」
霧切「……いえ、待つ必要なんてないわ」
苗木「え?」
苗木(言って、霧切さんはボクの差し出した首飾りを手に取った。……え、コレってもしかして)
霧切「……断るわけ、ないじゃない」
苗木「そ、それじゃあ!」
霧切「ええ。……改めて、これからよろしくお願いするわ」
苗木「……うん! よろしく、霧切さん!」
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- 3 : 2014/08/27(水) 22:29:17 :
- ナエギリいいねー
期待でーす
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- 4 : 2014/08/28(木) 19:32:02 :
- >>3
ありがとうございます!
ナエギリネタがある限りはやって行く……と思います!
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- 5 : 2014/08/28(木) 19:32:06 :
- 苗木「なんで!?」
(※スクールモードネタにつき未プレイの方注意)
◆◆◆
苗木(モノクマ製作に追われた五十日間も、なんだかよく分からない形で決着し……)
苗木(ボクはこの五十日間、特に親しくしていた……と、思う霧切さんと、この学園の中で最後になる会話をしていた)
苗木(これからも、霧切さんの探すものを見つける手助けをするぞ……!)
霧切「あ、そうそう。苗木君」
苗木「どうしたの?」
霧切「ちょっと苗木君に受け取って欲しい物があるのだけれど」
苗木「受け取って欲しい……?」
霧切「ええ。私はこれまで、貴方からいろいろなプレゼントを貰っていたわ。けれど、そのお返しをまだ出来ていない。それも兼ねて、貴方へ贈る物を私なりに考えていたのだけれど」
苗木「いや、別に、そんなのいいよ。お返しが欲しくてプレゼントしてたわけでもないんだしさ」
霧切「駄目よ。貴方が良くても私の気が収まらないの。……受け取ってもらえるかしら?」
苗木(うーん、ここで断っても、霧切さんは聞き入れてくれそうにないよなあ)
苗木「……分かったよ。じゃあ有り難く」
霧切「ありがとう」
苗木(そう言って微笑む霧切さんの表情はとても穏やかで……少し、ドキッとしてしまった)
苗木「そ、それで? プレゼントって、何をくれるの?」
苗木(ボクは自分の気持ちを抑えようと、質問をする。聞いた霧切さんは……って、え?)
霧切「ええ。よいしょ……と」
苗木「ちょちょちょ、待って、霧切さん!?」
霧切「……何よ?」
苗木「いや、何よ、じゃないよ! なんでパンツ脱いでるの!?」
霧切「だから、貴方へのプレゼントよ」
苗木「へ?」
霧切「受け取ってくれるのよね、苗木君?」
苗木(そう言って霧切さんは不敵な笑みを……って、そうじゃなくて!)
苗木「え、え、ちょ、ちょっと、それはおかしいよ霧切さん! なんで急にパンツなの!?」
霧切「……? 嫌だったかしら?」
苗木「嫌とか嫌じゃないとか、そういう問題じゃなくて……!」
霧切「私は、貴方にならあげてもいいと思ったから、渡すのよ?」
苗木「うぇ!?」
苗木(ちょちょちょちょっと!? これどういう意味!? どういう意味なの!? パンツをあげてもいいと思える人って、それってどういう人なの!?)
霧切「……何か、間違っていたのかしら」
苗木(分からない。霧切さんの価値観が分からないよ……!)
そんな事を考えつつも、しっかりパンツは受け取る苗木君であった。
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- 6 : 2014/08/30(土) 13:48:58 :
- 霧切「さて、待たせたわね。帰りましょ……あら?」
◆◆◆
苗木「Zzz……」
霧切(放課後の教室。少し請け負っている事件関係の資料を纏めている間に、教室に残っているのは私と苗木君ただ二人だけになった。今日は一緒に帰る約束をしていたから、それを律儀に守ってくれる彼はとてもいい人、なのだけれど)
霧切「眠ってる、みたいね?」
霧切(……寝顔かわいい)
パシャ
霧切(ふー、これは永久保存確定ね……。それにしてもかわいいわ)
苗木「ん……」
霧切「あら、起きたかしら」
苗木「Zzz……」
霧切「……眠ってる、わね」
霧切(……かわいいしほっぺでもつついときましょう)
苗木「ん、ん……」
霧切(今度こそ目を覚ました!? 手をひっこめておきましょう)
苗木「あ……霧切さん。ゴメン、ちょっと寝ちゃってた。もう資料は纏め終わったの?」
霧切「ええ。帰りましょう」
苗木「うん」
霧切(危なかったわ……)
★★★
苗木(放課後の教室。授業関係のノートを纏めている間に、教室に残っているのは霧切さんとボクただ二人だけになった。今日は一緒に帰る約束をしてたんだけど、ボクの都合で待たせちゃって、ちゃんと約束を守ってくれる真面目な霧切さんに申し訳ないな)
苗木「さて、そろそろかえろっか、霧切さん……あれ?」
霧切「Zzz……」
苗木「寝てる……」
苗木(そうだ。彼女は単なる“幸運”のボクとは違って、“探偵”という立派な才能を認められてこの学園にやって来た。学校の勉強だけじゃなくて、事件の捜査なんかもあるだろうし、疲れてるんだろうな……)
霧切「Zzz……」
苗木「それにしても……」
苗木(はあ、待たせすぎちゃったかなあ。でもこんなとこで寝てたら風邪引いちゃうかもだし。ボクのブレザーでもかけておこう。無いよりはマシでしょ)
苗木「っと、よし」
苗木(これで大丈夫かな?)
苗木「…………」
霧切「Zzz……」
苗木「ホント、よく寝てるなあ。よっぽど疲れがたまってるのかな。今度ボクに手伝えることが無いか申し出てみようか」
霧切「Zzz……」
苗木「いや、でも探偵経験なんて一度もないから、さすがにボクに出来る事なんてないかな。出来るとして雑用とか……マッサージくらい? いや、でもマッサージだって父さんの肩揉んだことがあるくらいだし」
霧切「…………」
苗木「うーん、それでもちょっとくらいなら負担を軽くできるかな?」
霧切(ブレザー……)
霧切「完全敗北、ね……」
苗木「ん? あ、霧切さん。おはよう。結構疲れてるみたいだね。何かボクに手伝えることがあったらいつでも言ってよ」
霧切「え、ええ。そうするわ……ありがとう、苗木君」
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- 7 : 2015/03/18(水) 13:37:01 :
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- 8 : 2015/06/11(木) 02:08:01 :
- ふおおナエギリナエギリ
…ゴチになります。
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