このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
自衛官が異世界にやってきたようです~遭遇編~
- 勇者・魔王 × ファンタジー × 未分類
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- 1 : 2014/08/23(土) 23:32:50 :
- 【WARNING】
・二次創作
・実際の団体、組織、地名等とは関係ありませんので注意
・ゲートのパロディ作品
・誤字などあるかも(見つけ次第修正する予定)
・駄文、亀更新
【9月6日追記】
一部変更しました
陸上自衛隊第七師団 二等陸佐→陸上自衛隊 二等陸尉
女勇者→女騎士
64式7.62mm小銃→89式5.56mm小銃
カテゴリで勇者・悪魔とありますがそれはミスです。
本当に申し訳ありませんでした。
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- 2 : 2014/08/24(日) 00:10:24 :
- 自衛隊(じえいたい、英語: Japan Self-Defense Forces, JSDF)とは、日本における防衛組織である。陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊を自衛隊法第3条第1項により「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる」ものとされ、人命救助などの災害派遣や国連PKOへの派遣などの国際平和協力活動を副次的任務とする組織である。
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- 3 : 2014/08/24(日) 00:16:51 :
- 妄想平和主義者が吠えるぞ
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- 4 : 2014/08/24(日) 00:18:08 :
- >>3
たぶん大丈夫(白目)
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- 5 : 2014/08/24(日) 00:19:03 :
- 奴等マジで頭お花畑だから
きおつけろよ
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- 6 : 2014/08/24(日) 00:20:07 :
- >>5
ああ・・・生きて会おう。
宮坂大伍(36)
陸上自衛隊 二等陸尉で、訓練中に謎の霧に包まれ異世界に飛ばされる。
一見真面目っぽいがオタクでノリはいい。
好物はコーヒーゼリー
現在の装備は「9mm拳銃」「89式5.56mm小銃」「89式多用途銃剣」「個人用暗視装置 JGVS-V8」
女騎士 イリス(19)
今作のヒロイン
金髪美少女
帝国の女性騎士団に所属しており、エリート騎士(自称)らしい
主力武器はグレートソード
剣術も得意で宮坂が最も頼れる存在
精霊魔法も使用できる。
クロウ(18)
有名な情報やで色々な地域に情報を流しており、情報収集にかけてはエキスパート
主力武器はコンパウンドボウや小刀。
帝国側
皇女 ケティ・ロ・アルメダ(24)
「帝国」の第三皇女で赤い髪を持つ美女。
趣味で同世代の貴族の子女を集め、自前の騎士団を結成している。
シャンディとは姉妹縁の中
シャンディ・ロ・アルメダ(19)
ケティの騎士団に所属しているお嬢様然とした女性
感情に流されやすいのが少し欠点だが、とても仲間思い。
第三偵察部隊
梅谷熊男(53)
陸曹長
任官歴が長く経験豊富で、宮坂不在時の実質的リーダー格
メンバーから「クマさん」と呼ばれている
趣味はカラオケ
坂川彰(32)
二等陸曹
いったてまじめだが、大の特撮オタク
佐々木のツッコミ役でもある
好きな怪獣はレギオンとゴジラ
佐々木海斗(23)
一等陸曹
第三偵察部隊での最年少
宮坂とはオタク仲間
趣味は写真撮影とアニメ・マンガ
藤原悠木(29)
一等陸曹
趣味は料理作りでよく創作料理を作ったりしている
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- 7 : 2014/08/24(日) 00:50:32 :
- 宮坂「うっ………」
荒れた荒野で一人の男が目を覚ました。
宮坂「ここは?」
数分前まで訓練を行っていたはずなのだが、記憶が曖昧でよく思い出せない。
どうやら、ここは訓練場でもなく日本でもなさそうだ・・・
宮坂「落ち着け・・・・まずは状況の把握が先決だ・・・」
落ち着いて状況を把握しようとした瞬間
???「そこの怪しい男!」
宮坂「!?」ビクッ
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- 8 : 2014/08/24(日) 00:51:01 :
- 今日はここまで・・・精神的に疲れた・・・・
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- 9 : 2014/08/24(日) 12:18:28 :
- 期待です
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- 10 : 2014/08/24(日) 15:06:40 :
- 今日の夜に続きを更新します
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- 11 : 2014/08/24(日) 20:36:20 :
頑張れ!!
期待してるよ( *`ω´)
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- 12 : 2014/08/24(日) 20:41:11 :
- >>11
ありがとう
亀更新だけど頑張るよ
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- 13 : 2014/08/25(月) 00:54:36 :
- 10代後半ぐらいの女性が声をかける
俺はとっさの判断で、女性に89式を構える
???「ちょ、ちょっと落ち着いてよ。あなたは女に武器を構えるの?」
宮坂「・・・・ああ、すまない。」
???「私も悪かったわ。あなた怪しい服装だったから・・・」
宮坂「俺は宮坂・・・・宮坂大伍だ。」
イリス「私はこの帝国の騎士のイリスよ。よろしく。」
イリス「服装から見て・・・ミヤザカは何処から来たの?」
宮坂「ああ・・・俺もわからないんだ・・・とりあえず、覚えてるのは駐屯地の訓練場にいたことだけだな。」
イリス「チュウトンチ?クンレンジョウ?あ~ますます訳分からなくなってきた。」
宮坂「俺もだ。」
イリス「まぁ、そこら辺はおいといて。とりあえず、あなたは危険人物ではないようね。」
宮坂(何とか誤解が解けたか)
イリス「あなた、どうやら格好からして兵士のようね・・・・でも、騎士団でもなさそうだけど。」
宮坂「先に教えてくれ!ここは一体どこなんだ!?ヨーロッパなのか?」
イリス「ここは帝国オデッサの中央区よ。色々な種族の人たちがいるわ。」
宮坂「エルフとか獣人とか?」
ここら辺はオタクの宮坂でもなんとなく予想がついた
イリス「まぁ、そんなところね。さっきも言ったけど、私はこの帝国で、騎士やってるの。まあ今は仕事が休みでぶらぶら歩いてたんだけどね・・・」
宮坂(騎士か・・・日本にはいないけど、やっぱそういうので食ってるやつもいるんだな)
イリス「そうだ、ここの帝国や村を紹介するわ!ミヤザカも知ってないと困るでしょ?」グイグイ
宮坂「ちょ、おま・・・苦しい!襟をつかまないで!!」
なんかとんでもないことに巻き込まれそうな予感が・・・トホホ・・・・・
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- 14 : 2014/08/25(月) 01:12:08 :
- 帝都 武具屋
イリス「あとこれと・・・・これも必要ね。」
宮坂「なぁ・・・俺が何でいつの間にか荷物持ちになってるんだ?」
イリス「少しくらいいいじゃない♪あなた体丈夫そうだし。」
宮坂「はぁ・・・」
店員「あんた見ない顔じゃが・・・モテる男はつらいのう」ケラケラ
武具屋の老いた店員が茶化す
宮坂「ええ~」ヘトヘト
アルド「わしゃ、アルドってもんじゃ。」
宮坂「俺は宮坂大伍です。よろしくお願いします」
イリス「ミヤザカ!次行くわよ。」
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- 15 : 2014/08/25(月) 01:47:55 :
- イリス「ふぅ~いい買い物ができたわ~」
宮坂「ところでイリスって年いくつ?外見からして10代っぽくみえるんだけど。」
イリス「そんなに若くないわ・・・今年で19歳よ。」
宮坂「じゃあ、未成年?」
イリス「いいえ、この世界では15歳から大人よ。」
宮坂「へ、へぇー・・・・てか、装備してる武器意外と大きいな。」
イリス「そりゃあ私の役職は騎士だし・・・そういうミヤザカだって役職はなんなの?軽装備のようだけど。」
宮坂「俺は、普通の自衛官だよ。」
イリス「ジエイカン?なんなのそれ?」
宮坂「自衛隊っていうのに入隊してる人の事を指すんだ。自衛隊ってのは日本の防衛組織さ。この世界でいうと・・・・イリスと同じ騎士団みたいな?」
イリス「防衛組織・・・自衛隊・・・・ね。」
宮坂「ところでどこに行くんだ?」
イリス「次は、あそこの店ね。薬品も買わなきゃ。」
宮坂「え!?」
イリス「え!?・・・じゃないわよ。この店が終わったら家に帰るから。」
宮坂「お、おう。」
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- 16 : 2014/08/25(月) 02:25:28 :
- 時は過ぎイリス宅
イリス「さぁ、入って。」
宮坂「うわぁ・・・武器やら薬品やらいっぱいあるな・・・」
イリス「そうだ、荷物運びのお礼にミヤザカにこれあげる♪落ちてたんだけど、私それがなんなのか知らないから・・・・ミヤザカなら知ってそうだし。」つ9x19mmパラベラム弾
宮坂「おお!9x19mmパラベラム弾だ!!ありがとう。」
せっかく弾薬ももらったし、整備でもするか・・・
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- 17 : 2014/08/25(月) 03:26:32 :
- 宮坂は9mm拳銃のマガジンに先ほどイリスからもらった弾薬を装填する。
イリスはそれを興味身心で見ている。
イリス「(´・ω・`)ジーーーーーー」
続いて宮坂は89式を分解し、バレルを白い布で丁寧に拭いていく。
宮坂はふと思い出した
以前、分解を行った時に置いてはずの場所に部品がなく手探りで探したがどうしても見つけられず、目隠しを取ると仲間が
コッソリと別の場所に移動させてて慌てて探す俺を大笑いしていた。
宮坂「・・・・」
宮坂(同じ場所にいた仲間たちはどうなったんだろうな・・・・もしかしたら、この世界にいるかもしれない・・・)
イリス「ねーミヤザカー」
宮坂「んー?」フキフキ
イリス「さっきから何を拭いているの?」
宮坂「これは89式と言って俺たちが使っている武器だ。」コノカガヤカシイバレルガナントモ・・・・
イリス「89式?この槍みたいなのが武器なの?」
宮坂「この銃身から弾を発射する武器さ。」
イリス「なんか魔法の杖みたいね。」
宮坂「う~ん・・・まあそういう感じですね。はい。」
正直、意味が分からん
イリス「あなたのいたチュウトンチには凄い武器があるのね・・・」
宮坂「さわってみる?」
イリス「いいのか!?」ワクワク
宮坂「ああ、弾薬の御礼さ。」
組みあがった89式を差し出すと・・・
イリス「お、重い・・・さっきからずっとこれ肩にかけてたのね・・・」
その重さによろめくが嬉しそうに抱えている。
子供のようなイリスの無邪気な笑顔を見ると自然に自分も笑顔が出てくる
宮坂(そんなに触りたかったんだな。)シミジミ
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- 19 : 2014/08/25(月) 14:52:43 :
- その時だった
何かを破壊する音と怪物の唸り声が帝都から離れたイリス宅にも響き渡った
宮坂「何だ!?今の音は!」
イリス「帝都の方からだわ!行ってみましょ!」
宮坂とイリスは装備を整え王都へ向かった
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- 20 : 2014/08/25(月) 21:39:52 :
- 続き期待です
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- 21 : 2014/09/01(月) 00:35:49 :
- やっと、テストが終わった・・・・
明日から続きを更新していきますのでよろしくお願いします!
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- 22 : 2014/09/01(月) 13:25:52 :
- これは!!宮坂チートの予感!!…まあどっちにしろ期待!!!!!!!!!!!
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- 24 : 2014/09/04(木) 07:19:01 :
- 帝都
宮坂「・・・・めちゃくちゃだな。」
既に帝都は、災害が起こったような状態に陥っていた
そして、上空には小さな翼竜の群れ
状況は最悪である
イリス「見て!あそこに人がいるわ!」
宮坂「助けよう!」
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- 25 : 2014/09/05(金) 00:59:04 :
- 宮坂「俺の手に摑まってください。大丈夫ですか?」
老人「ああ・・・・助けてくれてありがとよ・・・」
宮坂「いえいえ・・・・それにしても、何があったんです?」
老婆「突然、翼竜の群れとともに古龍が現れたんじゃよ!」
イリス「古龍?」
老婆「古龍の中でも最も攻撃的な性格の鋼龍じゃった。」
宮坂はなんとなく某ゲームのモンスターを思い浮かべる
男A「あんたら、見てなかったのかい?」
宮坂「ちょうど遠くにいたので。」
男B「くそ!あの古龍に、俺の妻を食われた・・・・仇を打ってやりたいのに・・・・俺らじゃどうしも・・・・」
老人「それ以上言うな・・・・幸い古龍はここから離れたんだからいい方かもしれん。」
イリス「いいえ。古龍はもう一度ここに来ると思うわ。」
男B「なんだって!?」
宮坂「どうしてわかる?」
イリス「一度人間の味を覚えた古龍はまた戻ってくるといわれているの。」
宮坂「マジかよ・・・」
男A「じゃ、じゃあここから避難しないと!!」
女「あれ見て、騎士団よ!」
男A「まさか、古龍を撃退する気なのか?」
老人「そうかもしれんな。」
宮坂「イリス!ひとまず俺は、避難と救助を手伝ってくる!お前は?」
イリス「私は騎士団に合流して、一緒に戦うわ!」
宮坂「!?・・・・お前、できるのか?」
イリス「エリート騎士にできないことなんてあると思ってるのかしら?」
宮坂「・・・わかった。気を付けて行けよ!」ノシ
イリス「わかったわ!」ノシ
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- 26 : 2014/09/05(金) 23:25:15 :
- 宮坂「・・・ふう、行ったか・・・男Aさん!」
男A「緑の旦那、なんだい?」
宮坂「この人たちを安全な所へ避難させてくれませんか?」
男A「わかった!・・・・っと、そうだ!あんた名前は?」
宮坂「陸上自衛隊二等陸尉の宮坂大伍です!」
男A「ミヤザカか・・・・じゃあな!」
・
・
・
・
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- 27 : 2014/09/06(土) 18:08:57 :
- 宮坂「急いでください!皇居の方へ逃げてください!!」
男A「皇居の方へ逃げろ!古龍がもう一度こっち向かってきてる!急いで皇居の方へ逃げろ!皇居の方だ!皇居の方だ!」
決死の避難誘導していた宮坂の視界に一人の女性が泣き叫びながら助けを求めていた
母親「助けて!誰かー!!」
宮坂「どうしたんです?」
母親「息子が瓦礫に挟まれてるんです!どうか助けてください!」
宮坂「わかりました!」
宮坂は瓦礫の隙間に潜り込む
そして子共を見つけると、ゆっくりと隙間から出していく
宮坂「僕!よく泣かなかったね、よく頑張ったね。」
子供の怪我は運よく軽い擦り傷程度だった
宮坂はひとまず傷の具合を確認し、応急処置を取り子供をその母親にゆだねる
母親「デオ!よかった・・・本当に良かったあ・・・・」
母親は泣きながら息子の頬に顔を寄せ、宮坂の方に振り返る
母親「息子を助けていただき、本当にありがとうございました!ありがとうございました!!」
宮坂「いえいえ、当たり前のことをしただけです。幸い軽い怪我なので数日で治ります。 命が無事でよかったです。」
その時、母親は宮坂の右肩の部分を見る
母親「もしかして怪我されているんじゃ?」
宮坂「え?ああ、潜ったときにチョット何かが刺さったみたいです」
宮坂が体をひねって右肩を見せようとしたところ背中はさらにベッチョリと黒く濡れていた
母親「息子のためにそんなお怪我を・・・」
宮坂「大丈夫ですよ。そんなことより早く城の方に避難を!」
母親「わかりました!本当にありがとうございました!!」
母親は宮坂に一礼をすると、子供を抱え小走りで去っていった
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- 28 : 2014/09/07(日) 12:54:14 :
- 一方その頃
帝国の南側に位置する女性騎士団の本拠地で会議が行われていた。
シャンディ「これより我ら騎士団は総力をあげて古龍の迎撃及び帝国の防衛の任務を開始する。イリス、作戦の説明を。」
イリス「はい。今回突如現れた古龍、通称鋼龍はオデッサを襲撃した模様。そして再び現れる予想地点は、南のボストムでしょう。」
シャンディ「という事は、ここに来るということか・・・・」
イリス「はい。しかし、地図中のこの古城を拠点とし戦えば騎士団にも勝機はあるかと。」
シャンディ「わかったイリス。皆!これから迎撃する古龍は驚くほど強い。しかし、恐怖に打ち勝たなくてはならないのだ!今こそ我ら騎士団の力を見せよ!」
一同「はい!」
シャンディ「私の部隊はここの防衛につけ!パナシュ!東のカトーを頼む!イリス達は万が一を考え、オデッサに配置してくれ。」
イリス「わかりました。それでは!」
こうしてイリスらはシャンディにそれぞれ決められた地域に馬を走らせた
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- 29 : 2014/09/08(月) 02:46:36 :
- 駐屯地
訓練中、突然消息を絶った宮坂を探すため、宮坂を隊長とする第三偵察部隊の佐々木らが、捜索に当たっていた
佐々木「隊長見つからないっスね。」
坂川「ああ、本当にどこへ行ってしまわれたんだろう・・・」
佐々木「もしかして、異世界に飛ばされちゃったとか?」
坂川「あるわけないだろうが。」ハハハ
佐々木「でも、漫画とかゲームとかでよくあるよね。」ハハハ
梅谷「お前ら!こっちに来てくれ!!」
佐々木「呼ばれたな・・・俺らサボってたからまさか説教とか?」
坂川「やめろ・・・嫌な予感するから。」
・
・
・
・
梅谷「これを見てくれ・・・何だと思う?」
佐々木「うっ・・・・臭うな・・・」
坂川「トカゲの死骸ですか?」
藤原「俺も最初思ってたんだけど、これって何だと思う?」
坂川「つ・・・翼?」
佐々木「すっげー!ワイバーンじゃん!」
坂川「いや、ありえないだろ・・・それ」
梅谷「あっちにも続いてるんだが。」
藤原「!!・・・・ここは、ワイバーンの墓場ですか?」
梅谷「この生物の正体は後にして、とにかく今は隊長を探そう。」
坂川「あの生物の死骸をつけてみるのはどうでしょう?」
佐々木「それいいな。手掛かりかもしれんし」
だがその時
梅谷「くそ!霧か・・・」
藤原「濃くて前がよく見えません・・・・」
佐々木「おーい坂川!どこにいるんだ!!」
坂川「ここだ~おーい!」
坂川(ん、待てよ・・・隊長が行方不明になった時もこんな感じの霧が出てたような・・・・まさか!?)
霧が消えた10分後
その後彼らを見たものは誰ひとりいなかった
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- 30 : 2014/09/08(月) 03:09:47 :
- ボストム区
シャンディのいるボストムは宮坂がいるオデッサとは違い、天候は嵐だった
雨にもよるせいか鋼龍が現れる様子もなくシャンディらはただ、武装しながら呆然と突っ立っていた
女騎士「本当に・・・鋼龍は現れるのでしょうか?」
シャンディ「わからん・・・だが私は、鋼龍より最も恐ろしい何かがやってくる・・・気がするのだ。」
突然嵐が収まり始める
女騎士「あ、嵐がやみましたね!」
シャンディ「いや・・・・違う!来るぞ!!」
雲の切れ目から光が差す中・・・・何かが舞い降りた
銀色に輝く鱗
百戦錬磨を生き抜いた証である右目の傷
その正体はオッデサを襲った鋼龍だった
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- 31 : 2014/09/08(月) 03:27:05 :
- シャンディ「皆、迎え討て!」
シャンディ率いる騎士団の精鋭部隊は鋼龍に斬りつける
しかし鋼龍は、それを回避しブレスをお見舞い
「「きゃああああ!」」
ブレスを喰らった騎士たちが一瞬で次々と吹き飛ばされ倒れていく
シャンディ「陣形を崩すな!」
騎士団のトップでもある精鋭部隊がほんの数秒で陣形もろとも崩れたのである
そのせいか騎士たちの士気は大幅にダウンする
すると飽きてしまったのかそれとも運が良かったのか、鋼龍はあたりをキョロキョロと見回すと大きな翼を広げシャンディ達から遠のいていく
女騎士「た・・・助かったんですか・・・・ね?」
シャンディ「鋼龍が逃げた方向は・・・西・・・まさか!」
女騎士「どうしたんです?」
シャンディ「エムロ区に鋼龍が逃げた・・・このままだと帝国はほぼ壊滅だ・・・早く行かなければ!」
女騎士「お待ちください!既に負傷者が出ています!このままだと全滅の恐れが!!」
全滅という言葉を聞きシャンディは冷静さを取り戻す
シャンディ「・・・・・すまない。つい感情的になってしまった。」
シャンディ(イリス・・・・エムロ区を頼んだ・・・・)
ただ・・・こう願うしかなった
-
- 32 : 2014/09/08(月) 03:47:59 :
- 同時刻 帝都 オデッサ
宮坂「いそいでください!」
男A「ミヤザカの旦那!こっちは避難終了しましたぜ!」
宮坂「了解です!」
イリス「ミヤザカ!」
宮坂「イリス!どうしたんだ?」
イリス「万が一の時に備えて、ここに配属されたの。・・・今頃騎士団の皆は鋼龍と戦っているのかも・・・」
宮坂「・・・・そうか。」
男A「何が何だが分からねえが、俺もそろそろ避難するぜ。」
宮坂「わかりました!俺が見張りをしておきますので。」
イリス「私も協力するわ。」
宮坂「本当にいいのか?」
イリス「ええ。」
宮坂「わかった!頼りにしてるぞ!」
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- 33 : 2014/09/09(火) 00:41:18 :
- 宮坂とイリスが見張りをして数十分後
突然暴風が吹き荒れる
宮坂「!!・・・・なんだこの突風は!」
イリス「ミヤザカ!あれを見て!!」
イリスが指をさした方向
そこには複数の竜巻を纏った怪物が巨体で家を踏み潰し、火を吹いて家屋や逃げ遅れた人を次々に焼き払っていた光景だった
イリス「あれが・・・鋼龍。」
翼竜とは違う古龍の恐ろしさに怖気づくイリス
その声に宮坂は何も返答せず黙っていた。
宮坂(俺らが怯えてどうする!ここを守れるのは俺らしかいないんだ!!)
すると宮坂は突然決意したのかのように89式を手にとった
イリス「ミヤザカ?」
宮坂「イリス、ここの地図ってあるか?」
イリス「え?」
宮坂「早く!」
イリス「あっ・・・ごめん」
イリスはとっさにオッデサの地図を広げる
宮坂「ここが現在地か・・・イリス。」
イリス「なに?」
宮坂「広い野原で、あの古龍と単独で戦った時、勝てると思うか?」
イリス「そんなの無茶よ!勝てっこないわ!」
宮坂「だろ?だから今居るこの広場で戦っても100%勝機はない。でも・・・」
イリス「でも?」
宮坂「遮蔽物の多い場所で戦うとすれば?」
イリス「それなら多少のダメージを負わせることができるかも。」
宮坂「ああ。だから、こことここの路地を利用するのはどうだ?」
イリス「そこなら、安全かもしれないわ!」
宮坂「とにかく、市民からできるだけ遠ざける必要があるな。」
イリス「それなら私に任せて。」
宮坂「できるのか?」
イリス「まあね。」
宮坂「よし、古龍迎撃作戦開始だ!」
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- 34 : 2014/09/09(火) 01:02:59 :
- ここで少し補足
宮坂の89式は光学照準器を搭載しておりMK2破片手りゅう弾も装備しています
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- 35 : 2014/09/11(木) 18:07:33 :
- その頃・・・第三偵察部隊は・・・
梅谷「・・・お前らここがどこかわかるか?」
佐々木「日本じゃないってことは明らかですよね~このヨーロッパじみた家とか見る限り。」
坂川「ここから、少し離れたところに軽装甲機動車(以下LAV)などが確認できました。」
藤原「それも、燃料や食料がすべて駐屯地にあった時と同じ状態なんです。」
梅谷「本当か・・・」
坂川「はい。燃料や弾薬等も結構な量ありますので、この地域を偵察してみてはどうでしょうか?」
梅谷「わかった。第三偵察部隊これより特別地域の偵察を行う!」
「「「了解!」」」
・
・
・
・
・
佐々木「な~んて言ってたのに何もないっスね・・・」
LAVを運転する佐々木が愚痴をこぼす
坂川「そんなこというなよ・・・空が蒼いじゃないか。」
佐々木「俺はもっとファンタジーな世界だと思ってましたよ。」
坂川と佐々木が会話する中、双眼鏡で偵察していた藤原が呟く
藤原「おい、あれなんだと思う?」
坂川「ん?一本首のキングギドラか?」
佐々木「特撮オタっスね~、エンシェントドラゴンスッよ。」
梅谷「よく見て見たら、人を襲ってるじゃねーか・・・これヤバいな。」
佐々木「どうしますクマさん?」
梅谷「不本意だが、ここはあのドラゴンを俺らでどうにかするしかないな。」
藤原「正気ですか!?こっちは装甲車2台で110mm個人携帯対戦車弾(以下LAM)だって少量ですよ?」
梅谷「だけど、隊長ならどうだろうか・・・」
坂川「・・・やると思いますね。」
梅谷「そういうことだ。」
こうして、梅谷曹長をはじめとする4人は2台の装甲車を古龍がいる帝都へと走らせた
-
- 36 : 2014/09/11(木) 19:08:32 :
- エムロ区
突然現れた古代龍によって逃げ遅れた多くの避難民が襲われていた
男「うわああああ!」
女「こないでぇぇぇぇ!!」
1人は火炙りになったり1人は体を食われたり死因は様々であるが、とにかく酷い有様だった
子供「母ちゃんこっちに来るよ!」
母「もう駄目・・・歩けないわ。」
父「メリザ!立つんだ!」
古龍が手負いの母を襲おうとしていたその時
宮坂「こっちだ!糞トカゲ野郎!!」ダンダンダン
宮坂の89式が火を噴く
あまり、歯が立っていないように見えるがどうやらドラゴンの気を引くことには成功したようだ
今度は標的を自分に攻撃してきた宮坂に替え襲いかかる
宮坂「来た!来た!来た!」
今度は89式を収め全力疾走で逃げに専念する
襲われそうになっていた家族はものすごい速さで古龍から逃げる宮坂を見てポカン顔
古龍は呆気にとられている家族を無視し無我夢中で逃げる宮坂を追う
これが宮坂の策とは思ってもみなかったのだ
-
- 37 : 2014/09/11(木) 21:22:01 :
- 期待しか無い!
これ以上なにが言える!
-
- 38 : 2014/09/11(木) 23:39:10 :
- >>37
ありがとうございます!
-
- 39 : 2014/09/11(木) 23:47:04 :
- 宮坂は全力疾走で古龍から逃げる
それを見ていたイリスは心中で悟る
「このままならいける」
しかし、予期せぬ事態が起きるのであった
宮坂「こっちこっち!来てみろよ~糞トカゲッ!!」ドサァ
イリス「(・д・`)」
鋼龍「(・д・`)」
そう・・・大事な時に宮坂は何もない平地で転んだのである
-
- 40 : 2014/09/12(金) 00:00:52 :
- 宮坂「いてて・・・こんなところでこけちゃうなんてな・・・」
イリス「ミヤザカ!上!上!!」
宮坂「ん・・・上・・・」
宮坂は上を見上げると自分を追いかけていた古龍が見下ろしていた
宮坂「げっ!やべ!!」
9mm拳銃を古龍に構える
逃げても逃げ切れるとは思ってもないのだ
それに、この9mm拳銃で自分の命が守れるなんて思ってもいない
とっさにイリスは魔力を高める
イリス「Acutehno unihy・・・・dugqmain!」パチン
そして古龍に向かって指を鳴らす
すると頭上からいくつもの火球が古龍に降り注ぐ
イリス「特大の精霊魔法よ!喰らうがいいわ!!」
しかし古龍は全ての攻撃を大きな翼で身を包みイリスの精霊魔法を耐えていた
今度は古龍がお返しにと口にエネルギーを蓄積する
宮坂「イリス!逃げろ!!」
その時だった
爆音とともに古龍の態勢が崩れていく
これは宮坂の9mm拳銃でも89式の攻撃でもなかった
宮坂「あれは・・・!!」
-
- 41 : 2014/09/12(金) 00:07:50 :
- 藤原「曹長!ドラゴン出現!」
坂川「ドラゴンに襲われてんの隊長だぞ!!」
佐々木「あそこに民間人も発見。」
梅谷「各自積んだミニミを取ってくるんだ!戦闘用意!!」
梅谷の声掛けで一同がドラゴンへ標準を合わせる
梅谷「全車ドラゴンの気を隊長と民間人からそらすんだ!攻撃開始!!」
「「「了解!」」」
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- 42 : 2014/09/12(金) 00:14:55 :
- 宮坂「第三偵察部隊・・・なぜここに・・・・」
イリス「なにあの鋼鉄の荷馬車・・・・・」
第三偵察部隊の攻撃を受けた古龍は宮坂を無視し今度は偵察部隊に矛先を変える
宮坂は古龍が油断したところを見逃さず的確に89式を撃つ
だが、古龍の強靭な鱗には5.56x45mm NATO弾も通じない
宮坂「畜生!」
そう言い残すとイリスの元に駆け付ける
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- 43 : 2014/09/12(金) 01:01:20 :
- 宮坂「イリス!いまからLAVに乗り込んでそこから攻撃する!!お前も乗り込んでくれ。」
イリス「どういうこと?」
宮坂「もうじきわかる・・・」
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梅谷「怪獣と戦うのは自衛隊の伝統だけどよ!こんなところでおっぱじめることになるとはな!」ドドドド
梅谷「佐々木!走れ!スピードを上げろ!!」ゴスゴス
佐々木「わかってるっスよクマさん!!蹴らないで!」
坂川「藤原!隊長のところまでいけるか?」
藤原「わかりました!」ブロロロ
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- 44 : 2014/09/12(金) 01:44:44 :
- 宮坂「こっちだ!」
藤原の運転するLAVは宮坂とイリスの前で急停車する
ハッチから坂川が
坂川「隊長ご無事で・・・・早く乗ってください!それとそこの女騎士さんも!!」
イリス「私も?」
宮坂「ああ!乗れ!!」
イリスは不思議そうにLAVの中に入る
その後ろに宮坂だ
藤原は二人が乗り込んだのを確認しLAVを古龍の元へ急発進する
宮坂は坂川の無線機を取り出し梅谷達に指示を出す
宮坂「クマさん!坂川!キャリバーをたたきこめ!」
しかしいくら重機関銃をがむしゃらに撃ってもダイヤモンド級の強靭な古龍の鱗には歯が立たない
藤原「全然効いてないですよ!」
宮坂「構うな!当て続けろ!!」
梅谷「撃て!撃て!撃て!!」ダダダダ
坂川「藤原!後方から火炎ブレスが来てる!」
宮坂「スピードを上げろ!!」
藤原は速度を上げる
しかし
宮坂「駄目だ!ブレスが速すぎる!」
藤原は一瞬戸惑う顔を見せうつむくが顔を上げる
藤原「ええい!こうなったらブレスに突っ込みますよ!皆さんつかまってください!!」
坂川「マジか!?」
イリス「え?どういうこと・・・・?」
藤原が運転するLAVはUターンをすると一騎打ちの如く古龍の放つブレスど真ん中を駆ける
ブレスの勢いで車内は大きく揺れ、イリスは驚きのあまり悲鳴をあげる
命からがらブレスを突っ切たのを確認するとハッチを開け坂川が獲物が姿をけした事にに驚く古龍をざまぁねぇぜと言わんばかりに感激する
坂川「すげえ!今のUSJでも味わえないド迫力だったな!!」
宮坂「なに感激してんだ!そこ替われ!」
宮坂は坂川と交代しキャリバーで古龍の目を攻撃する
すると古龍は目を守るためか動きを止める
宮坂「いいぞ。動きが止まった!クマさん!パンツァーファウスト!!」
梅谷はLAMを取り出し標準を古龍にセットする
梅谷「よっと・・・・・そのまえに後方の安全確認!」ガシャ
「「「「とっとと撃て!!」」」」
梅谷「あらよっと!」バシュ
梅谷の発射したLAMはコンピューター制御のないせいか右に大きくずれたが、古龍の左腕と左翼に大きな傷を負わせることに成功した
宮坂「クマさんナイスです!」
古龍はこれ以上の戦闘は危険と判断したのか空高く舞い上がり姿を消した
古龍の姿が消えたの確認すると皆、安堵のため息をついた
佐々木「ふう~俺一瞬死ぬかと思ったっスよ。」
坂川「俺もだ・・・・あの火炎ブレスをよくLAVの装甲が持ったな。」
イリス「すごい・・・・」
イリスの目は輝いていた
元々古龍は破滅・絶望の象徴であった
だが、それを初めて撃退した者達を見たのだ
それも異世界の
ただ、呆然と夕日を眺めるイリスに宮坂は語りかける
宮坂「すごいだろ?これが自衛隊の力さ。」
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- 45 : 2014/09/12(金) 01:49:25 :
- その時2人の会話に佐々木が割って入る
佐々木「お話し中すいませんが、隊長はこれからどうします?」
宮坂「・・・ああ。すまない俺は一度イリスの家に戻ることにするよ。」
坂川「イリス?その女騎士さんですか?」
イリス「イリスよ、よろしく。」
宮坂「てか、お前らどうすんだよ?」
佐々木「いや、俺たちもあの森に食糧とかいろいろ置いてきちゃってるので取りに戻ります。明日もう一度この町に戻りますけど。」
宮坂「わかった。気をつけろよ・・・」
イリス「そういえば彼方たちはどうやってここへ?」
佐々木「そりゃあ、勿論美しいイリスさんを助けに・・・ゴフッ!」
隣の坂川から強烈なアッパーが佐々木の横腹を襲う
佐々木は気を失い倒れる
イリスは倒れてくる佐々木を避けるため宮坂の膝に移動した
宮坂の膝にイリスの全体重(装備も含む)がのしかかる
宮坂「ま、待て!お・・・重い・・・・」
イリス「乙女に重いなんて言わないの!」
イリスと宮坂をバカップルと小馬鹿にしながら坂川は答えた
坂川「隊長が行方不明になってから、捜索隊とともに探してたら妙な深い霧に出くわしましてね・・・」
藤原「気づいたらここに来たってわけですよ。」
イリス「宮坂と同じよね?」
宮坂「ああ、俺も霧に包まれて気づいたらここにいたんだ。」
梅谷「やはり一緒でしたか・・・」
その時ハッチを開けて偵察していた藤原が口を開く
藤原「隊長。もう少しで日が沈みます・・・お2人をイリスさんの自宅まで送りますので、道案内頼みます。」
こうして第三偵察部隊とイリスの古龍迎撃作戦は成功に終わった
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- 47 : 2014/09/13(土) 01:47:25 :
- 続編の~動乱編~です
http://www.ssnote.net/archives/23479
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- 48 : 2024/09/15(日) 18:39:40 :
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