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生きる意味
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- 1 : 2013/11/06(水) 20:32:32 :
- 三作目です!
あまりラブラブ要素はないです
短編です
文才がないですが読んでいただければ嬉しいです♪
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- 2 : 2013/11/06(水) 20:33:29 :
- 期待!
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- 3 : 2013/11/06(水) 20:39:13 :
- 超期待!
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- 5 : 2013/11/06(水) 21:50:49 :
キース「貴様ら!明日は訓練兵卒業前の最後の休暇である!思い残す事のないように過ごせ!」
訓練兵「はっ!!」
アシタドースル? イエニカエロウカナー
オレハマチニイコウカナ ワタシモー
クリスタ(明日・・・卒業前最後か・・・)
クリスタ(お家に帰ってみようかな・・・もう私も一人前の兵士になれますって・・・そしたら・・・受け入れてくれるかなぁ・・・♪)
ユミル「クリスタ!明日街に行かないか?」
クリスタ「明日は一人にしてもらえるかな?」
ユミル「誰だ!私の天使をたぶらかしたのは!」
クリスタ「ちょっとユミル!そういうのじゃないってば!」
ユミル「ちょっとからかっただけだ、わかった、明日は一人にする」
クリスタ「ありがとう♪」ニコ
休日
パカラッパカラッパカラッ
クリスタ(馬車だと少し遅いなぁ・・・ほんとは馬に乗って行ったほうが早いけど・・・仕方ないか)
.........
クリスタ(あ、ついた、ここからは歩きかぁ)
クリスタ「ありがとうございました!」
運転手「はいよ!」
クリスタ「お馬さんもありがとね♪」ナデナデ
馬「ブルルルル」
クリスタ(確かここを進んでいけば・・・)
クリスタ(遠いなぁ・・・)
クリスタ(あ!あった!)
クリスタ「あの・・・すみません・・・」
守衛「ん?旦那様に用か?」
クリスタ「はい」
守衛「そこで待っていろ」 キィー スタスタ
レイス家夫人「お待たせいたしました、どちら様でしょう?」
クリスタ(やっぱり覚えてないよね・・・)
クリスタ「ヒ、ヒストリアです、もうすぐ兵士に..バシッ!
レイス家夫人「まだ生きていたのか!なんのために兵士にしたと思っている!早く死ね!妾の子供が!」
レイス家夫人「汚らわしい身分でよくここまで来れたものですね!!二度と来るな!さっさと巨人の餌にでもなりなさい!!」
レイス家夫人「我がレイス家の敷地から出て行け!!」ドン!!
クリスタ「きゃっ!!」ドサッ
ガチャン!!
クリスタ「・・・」
クリスタ(やっぱり・・・私はいらない子だったんだ・・・)
クリスタ(分かってたはずなのに勝手に期待して、絶望して・・・)
クリスタ(受け入れてくれるかもだなんて・・・ほんと、バカみたい・・・)
クリスタ(まだお昼だけど、帰ろう・・・)トボトボ
.........
訓練兵団 寮の裏手
クリスタ「はぁ・・・」トボトボ
クリスタ(え?誰かいる・・・)
クリスタ(コニーだ)
クリスタ「コニー、帰らなかったの?」
コニー「おぅクリスタ、もうすぐ憲兵団になれるんだ、どうせなら憲兵になってから帰って驚かせようと思ってな」
コニー「クリスタは帰らなかったのか?」
クリスタ「あ、えっと・・・・・・私もそうしようかなって」
コニー「そうか、あいつはどこ行ったんだ?」
クリスタ「ユミルのこと?ユミルなら、私が今日は一人にして欲しいって言ったからいないよ?」
コニー「そうなのか」
コニー「泣いてたのか?」
クリスタ「え?」
コニー「なんか、よく分かんねえけど辛そうだし、目も赤いしよ」
クリスタ「そんなことないよ!」ゴシゴシ
コニー「そう言うならいいけどよ」
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- 6 : 2013/11/07(木) 04:16:10 :
- コニクリ?楽しみ!!
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- 7 : 2013/11/07(木) 11:38:04 :
- >>6
ありがとうございます!
がんばります!
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- 8 : 2013/11/07(木) 11:46:52 :
コニー「そういえばクリスタって家どこなんだ?」
クリスタ「あー、えっと・・・内地、かな?」
コニー「そうなのか!?お金持ちじゃねえか!!今度連れてってくれよ!」
クリスタ「えっと・・・」
クリスタ(レイス家夫人「早く死ね!妾の子供が!」)
コニー「あ、冗談だ、ごめんな、悪いこと聞いちまって」
クリスタ「ううん、気にしないで」
コニー「あー、早く村に帰りたいなー」
クリスタ「そうだね・・・」
コニー「内地の人ってどんなことして遊ぶんだ?俺の村では追いかけっことか馬に乗ったりだったんだけどよ」
クリスタ「お馬さんに乗ったり・・・本を読んだりかな?」
コニー「食べ物は?やっぱ肉とか多いのか?村では燻製を食べたりしたぞ」
クリスタ「お、お肉もあったかな・・・」
コニー「やっぱりそうなのか!」
コニー「俺の母ちゃんの作る飯はすげえ美味いんだぜ!父ちゃんも狩りが上手かったし!」
コニー「母ちゃんと父ちゃんと三人で馬に乗ったら俺と父ちゃんが早いんだぜ!それに..クリスタ「もういい・・・」
コニー「え?」
クリスタ「もう嫌、聞きたくない・・・」
コニー「わ!悪い!俺バカだから俺のどうでもいい話しちまった、ごめん!」
コニー「クリスタの話を聞かせてくれよ!」
クリスタ「遊んだことなんてない・・・」
クリスタ「帰る場所もない・・・」
コニー「でもさっき・・・」
クリスタ「私、捨てられたんだ」
コニー「え?」
クリスタ「捨てられたっていうか・・・生まれてきた私が悪いんだけどね・・・私はいらない子なの」
クリスタ「お父様とお母様と遊んだこともない、家族で温かい食事をとった記憶もないの、まぁ、慣れたからいいんだけどね」
クリスタ「もういいでしょ?ごめんね?私はもう行くね」
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- 9 : 2013/11/07(木) 13:57:57 :
- コニー「待てよ!」ガシッ
クリスタ「何?」
コニー「嘘ついてる!」
クリスタ「え?」
コニー「慣れたなんて・・・嘘だろ・・・っ」
クリスタ「ほんとだよ!私は平気だもん!」
コニー「じゃあなんで泣いてんだよ!」
クリスタ「え?」ボロボロ
コニー「俺はバカだけど!俺でもわかる、まだ我慢してる!」
クリスタ「・・・・・・」
コニー「話してみるだけでも楽になるって誰かが言ってたぞ」
スゥ…
コニー「巨人なんか消えちまえー!!」
クリスタ「!」ビクッ
コニー「クリスタはお嬢様なんだろうけど、バカも楽しいぞ!」
コニー「嫌なこととか、したいこととかを叫ぶんだ!すっきりするぞ!」
コニー「クリスタは父ちゃんと母ちゃんと遊びたかったんだろ?家族で美味しい飯を食いたかったんだろ?」
クリスタ「うん・・・」
コニー「ならそれを叫んだらいいんだ!」
クリスタ「え・・・っと・・・」
コニー「誰もいないんだ、今くらい無理しなくてもいいんじゃねーか?」
コニー「巨人なんか嫌いだー!!座学も嫌いだー!!」
クリスタ「・・・お父様とお母様と!一緒に遊びたかった!」
コニー「そうだ!」
クリスタ「一緒にご飯を食べたかった!」
クリスタ「一緒に!あったかいお布団で眠りたかった!!」
クリスタ「でも・・・」
コニー「どうした?」
クリスタ「世界はそれを・・・・・・許してくれない・・・」
コニー「・・・・・・」スゥ…
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- 10 : 2013/11/07(木) 14:10:20 :
- コニー「そんな世界なんかぶっ壊しちまえ!!」
クリスタ「!!」
コニー「クリスタはここに生きているんだ!みんなの人気者なんだ!クリスタにひどいことをする世界なら壊してやる!!」
クリスタ「・・・なくなっちゃえ!!」
コニー「いいぞ!」
クリスタ「見てろ!私は死なない!生きて生きて、かっこ悪くても生き抜いてやる!!」
クリスタ「私はここだ!!」
クリスタ「私は・・・ここで生きてる!!」
コニー「俺もいるぞー!!!」
コニー「バカはここだー!!」
コニー「みーんなバカだ!!」
クリスタ「そうだ!」
コニー「クリスタのバカー!」
クリスタ「コニーのバカ!!」
クリスタ「みんなバカ!!」
コニー「キース教官はハゲだ!!」
クリスタ「あはは!それ言っちゃうの!?」
コニー「俺はボウズだ!!」
クリスタ「私は!えっと・・・」
コニー「クリスタは天使だ!」
クリスタ「天使だ!って違う!」
クリスタ「私は人間だぁ!」
コニー「人間だ!」
コニー「巨人なんかには負けねぇ!」
クリスタ「巨人がなんだー!」
コニー「巨人なんか敵じゃねえ!!」
クリスタ「コニーは上位なんだ!巨人なんか目じゃないぞ!」
コニー「この世から巨人を駆逐して、村のみんなも!ここにいるみんなも!クリスタも守ってやる!」
クリスタ「私だって!!みーんな守っちゃうから!」
コニー「座学でも巨人でもかかってこい!!全部倒して、自由な世界を作ってやる!クリスタが楽しく生きられるような綺麗な世界を作ってやる!!」
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- 11 : 2013/11/07(木) 14:11:17 :
- コニー「だからクリスタ!俺についてきてくれ!俺が・・・綺麗な世界を作るから!」
コニー「雰囲気とか・・・よく分かんねえけど、俺はクリスタを幸せにしたい!!」
クリスタ「・・・」
コニー「ダメか?」
クリスタ「コニーは・・・私のこと・・・・・・必要としてくれるの?」
コニー「あぁ!もちろんだ!」
クリスタ「私は・・・誰にも必要とされてない・・・いらない人間だと思ってた・・・」
クリスタ「私は・・・隣にいていいの?」
クリスタ「私は・・・幸せになっていいの?」
コニー「あぁ!!幸せになる権利は誰にでもある!」
クリスタ「私にも・・・?」
コニー「クリスタが幸せになれない世界なんか認めねえ!」
クリスタ「・・・ありがとう・・・・・・これから・・・よろしくね・・・」
コニー「やった!ありがとう!」ダキッ
クリスタ「私・・・幸せだぁ・・・」ボロボロ
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- 12 : 2013/11/07(木) 14:18:19 :
- ハッピーエンドかなー?
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- 13 : 2013/11/07(木) 16:40:46 :
- >>12
お楽しみに!です♪
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- 14 : 2013/11/07(木) 23:06:13 :
.........
新兵入団式
エルヴィン「調査兵団は常に人材を求めている、毎回多数の死者が出ることによって慢性的に人員が不足している」
エルヴィン「隠したりはしない、今期の新兵調査兵も一月後の壁外調査に参加して貰う、早急に補給ルートが必要なのだ」
エルヴィン「新兵が最初の壁外遠征で死亡する確率は5割といった所か、それを越えた者が生存率の高い優秀な兵士へとなってゆく」
エルヴィン「この惨状を知った上で自分の命を賭してもやるという者はこの場に残ってくれ」
エルヴィン「もう一度言う・・・
調査兵団に入るためにこの場に残る者は近々殆ど死ぬだろう、自分に聞いてみてくれ、人類のために心臓を捧げることができるのかを」
エルヴィン「以上だ、他の兵団の志願者は解散したまえ」
ザザ…
コニー(そうだ・・・俺は元々・・・憲兵になるために村を出たんだ・・・)
コニー「・・・・・・母ちゃん喜ぶぞ・・・憲兵になったら村の皆も俺を見直す」
エルヴィン「君たちは死ねと言われたら死ねるのか?」
「死にたくありません!」
エルヴィン「そうか・・・皆・・・良い表情だ」
エルヴィン「では今!ここにいる者を新たな調査兵団として迎え入れる!」バッ!
エルヴィン「これが本物の敬礼だ!心臓を捧げよ!」
「「「はっ!!」」」
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- 15 : 2013/11/07(木) 23:10:03 :
アルミン「皆・・・」
ジャン「あぁ・・・・・・クソが・・・最悪だチクショウ・・・調査兵なんて・・・」
サシャ「・・・う・・・嫌だよぉ・・・こわいぃ・・・村に帰りたい・・・・・・」
コニー(やっぱバカなんだな俺は・・・憲兵になるために村を出たのに・・・)
コニー(でも・・・新しい目標ができたんだ・・・)
コニー(俺は・・・・・・クリスタが楽しく生きられるような綺麗な世界を作るんだ・・・!だから・・・死ねない・・・!)
ユミル「泣くくらいならよしとけってんだよ」
クリスタ「大丈夫・・・」
ユミル「そうは見えねーぞ?」
クリスタ(今まで・・・私は・・・生きてちゃいけないんだと思ってた・・・・・・)
クリスタ(誰からも必要にされていないと思ってた・・・)
クリスタ(でも・・・・・・生きてていいと思ってくれる人がいた・・・私を必要としてくれる人がいた・・・)
クリスタ(だから・・・私は死なない・・・死ぬわけにはいかない)
クリスタ「大丈夫だよ・・・私は・・・・・・」
「・・・生きる意味を見つけたから・・・」
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- 16 : 2013/11/08(金) 08:22:37 :
これにて、三作目「生きる意味」が完結です!
この作品は私が実際に頂いた、
「誰にでも幸せになる権利がある」という言葉を伝えたくて書かせていただきました
文章力のない私が書いたものですが、
少しでもこの言葉が皆様に伝わっていれば、と思います
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- 17 : 2013/11/08(金) 20:56:50 :
- 感動しました!!
コニーが珍しくかっこいいですっ(*^^*)//
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- 18 : 2013/11/09(土) 00:15:44 :
- >>17
ありがとうございます!
コニーをかっこ良くしてみました♪
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