アルターエゴ「人狼やるよぉ!」 一村目~
-
- 1 : 2014/08/23(土) 16:02:38 :
- はじめに、このSSは『汝は人狼なりや?』の仮想卓“ではない”事を宣言しておきます。
実際にダンガンロンパのキャラクターRPで遊んだログに加筆修正演出を加え、SS仕立てに纏めた物が本作です。(RP=ロールプレイ “演じる”の意味)
また、本SSは下記のグループにて企画進行しております。
企画に興味を持った方はこちらへも是非どうぞ。
http://www.ssnote.net/groups/730
-
- 2 : 2014/08/23(土) 16:02:48 :
- また、本SS一村目で使用される用語について事前に纏めさせていただきます。
CO:カミングアウトの略。自分の役職を発言する事。
●:ダンガンロンパ風に言うならクロの事。人狼の事を指す。
○:ダンガンロンパ風に言うならシロの事。人狼以外の事を指す。
騙り:役職を偽る事。人外陣営が占いや霊能を騙る事が多い。
グレー:役職COをしておらず、占いCO者に占われてもいない人を指す。
グレラン:グレーランダムの略。グレーの人に投票する事を指す。
グレー指定:確定○の人がグレーの中から誰に投票するかを指定する事を指す。
PP:パワープレイの略。村人陣営より狂人を含めた狼陣営の数が多くなった場合に村人陣営に投票を集める状態を指す。
LW:ラストウルフの略。残り狼が一匹の状態、或いはそのまま最後の狼を指す。
狩人日記:狩人がどこを護っていたかを提示するためのメモ。
視点漏れ:自分の視点でしか知り得ない事を口走ってしまう事。
狐:妖狐。今回は使用していない役職。
吠え稼ぎ:夜時間に狼が必要以上に発言をする事で狼が複数いるように見せかける事。
-
- 3 : 2014/08/23(土) 16:03:43 :
- ――未来機関、ジャバウォック島支部。
ここに、“希望ヶ峰学園から帰還した”第七十八期生三名、及び“希望更生プログラムにより絶望から更生した”第七十七期生七名が集った。
メンバーは以下の通り。
【第七十八期生】
“超高校級の野球選手”桑田怜恩
“超高校級の幸運”苗木誠
“超高校級のギャンブラー”セレスティア・ルーデンベルク
【第七十七期生】
“超高校級の???改め予備学科”日向創
“超高校級の幸運”狛枝凪斗
“超高校級の体操部”終里赤音
“超高校級のメカニック”左右田和一
“超高校級の飼育委員”田中眼蛇夢
“超高校級の保健委員”罪木蜜柑
“超高校級の王女”ソニア・ネヴァーマインド
以上、十名。
本来であれば、彼ら彼女らにはこの島にはもう用件はないはずなのだ。
そう、この島の、新世界プログラムには。
日向「……よし、じゃあ始めるぞ」
苗木「アルターエゴ、準備は出来てるかな?」
アルターエゴ「うん、データはバッチリだよ!」
セレス「それにしても『汝は人狼なりや?』ですか。なかなかに面白そうなゲームですわね。わたくしの得意とする騙し合いのゲーム。うふふ、楽しみですわ」
左右田「ここにそういうのに慣れてねー奴もいるんだからな! ちっとは手加減しろよ……!」
ソニア「ですが、また皆さんでこうして、新世界プログラムの中で遊べるのは嬉しいです!」
桑田「オレは入った事ねーけどよ。安全なんだろうな?」
田中「フン、安全ならばこの俺様が保証してやる。尤も、この俺様の傍には常に邪悪が渦巻いている。そういう意味では必ずしも安全とは言えんがな……!」
狛枝「そうだね。“超高校級”のみんなに囲まれて遊べるという幸運を得たボクもいるわけだから。ひょっとすると何か事故が起こるかも……」
終里「相変わらずワケわかんねーぜ、この二人」
罪木「だ、大丈夫ですよぉ! もしケガをしたら、私が治療しますからぁ!」
アルターエゴ「あはは、でも大丈夫だよ。今回はちゃんとボクが表立ってみんなを護れるから」
苗木「うん、じゃあ大変だと思うけど、アルターエゴ。GMは任せるね」
アルターエゴ「任せてよ! それじゃあみんな、ボクは中で待ってるから……入ってきてねぇ!」
こうして、十名の元希望ヶ峰学園生たちは、人狼と呼ばれるゲームに参加するため、新世界プログラム内へと足を踏み入れたのである。
さてさて、ここからはボク、アルターエゴがGM・実況担当だよぉ!
みんなには一の島のホテル・旧館の大広間に集まってもらってるんだぁ!
ここで昼時間の議論をしてもらって、夜になったらそれぞれのコテージに。
もちろん、外からロックをかけるからコテージ内で何をしゃべっても外には漏れないよぉ。
あ、ただ狼にはトランシーバーを渡してあるんだ。だから夜でも会話は可能。
それから、第一犠牲者は苗木君達から聞いたデータをもとに作成したモノクマのダミーデータで固定! ついでに役欠けも無しだよ!
配役は以下の通り!
村人(特殊能力を持たない役職):5名(第一犠牲者含む)
占い(夜時間に生存者を一人指定することでその人物が○か●かを知る事が出来る):1名
霊能(吊った人が○だったか●だったかを知ることが出来る):1名
狩人(夜時間に生存者を一人指定することで、その人物が人狼の襲撃対象になった場合護ることが出来る):1名
人狼(夜時間に村人を一人襲撃することが出来る):2名
狂人(人狼陣営の村人で、人狼を勝たせるために動くが、占いや霊能の結果は○になる):1名
あと、吊られたり噛まれたりしたらその時点で現実世界に戻るよう設定されてるから、外のモニターでゲーム状況を確認してもらう形になってるよ!
あとは、今回はプログラム内に用意したシステム的な処理として投票数が同数になった場合、再投票じゃなくて同数になった人の中からランダムで選ばれるようになってるんだぁ。そこの所は注意してね!
じゃあ、ゲームを始めよう!
-
- 4 : 2014/08/23(土) 16:05:52 :
- ~ 一日目・夜 ~
狼の鳴き声。どうやらこの村に人狼が紛れ込んでいるという噂は真実だったらしい。
この夜、村人は八回の狼の遠吠えに眠れぬ夜を過ごした。
~ 二日目・朝 ― 昼 ~
【モノクマ が無残な姿で発見されました】
日向「おはよう。占いは●引きならすぐに出てくれ。占い結果が●じゃなければ霊能も出てくれよ。あと真占い、偽占いが●を出していたら今日はCOしなくていい。明日の朝一に頼むぞ。勿論、●出しの相手が自分ならその時点で出てくれ」
これを皮きりに、桑田君、終里さん、苗木君、罪木さん、セレスさん、ソニアさん、田中君の順番で挨拶が出たよぉ。でも、そんな中――。
狛枝「占いCO。ソニアさんは○だったよ。“超高校級の王女”であるソニアさんが村だとこの先も引っ張って行ってくれると思ってね。確信が欲しかったから占ったよ」
狛枝君の占いCOだねぇ。その直後に……左右田君が挨拶かぁ。
罪木「日向さん、しっかりしてますねぇ」
日向「占い、まずは狛枝が出たな」
苗木「あ、狛枝クンが出てきたね」
終里「おう、狛枝占いだな。分かったぜ!」
ソニア「わたくし○ですか。ありがとうございます」
桑田「狛枝の占い結果でソニアが○って事はよー、進行役はこのどっちかって事になんのか?」
日向「いや、その前に霊能、COしてくれ」
セレス「日向さんはさすが、といったところでしょうか」
苗木「うん、頼もしいね」
罪木「霊能さん、出てきてください!」
ソニア「占い対抗はいらっしゃらないようですし、大丈夫そうですね。霊能COです! ここはわたくしに任せて先に行け! ってやつですね!」
狛枝「あちゃあ、霊能を占っちゃったか。ボクの幸運も落ち目かな。でもこれは狼も狂人も全員潜伏と見てまず間違いなさそうだね」
日向「ピンポイントでそこか。仕方ない、狩人は占い護衛頼むぞ。今日はグレランになるよな?」
1 – 1、つまり騙りはほぼ皆無と見ていいこの状況下、狛枝君、ソニアさんを外したメンバーがグレーとしてグレランが開始されるみたい――あ、でも!
左右田「ちょっと待ったァ! 占いCO! 桑田○!」
終里「おっ?」
罪木「え! 2 – 1ですかぁ!?」
ソニア「左右田さんも出てきましたか!」
狛枝「おっと、対抗に左右田クンが出てきたね」
でも、遅れてきた左右田君はみんな怪しんでるみたいだねぇ。占いは真狂で見る、っていう声もちらほら出てるし。それと、左右田君は挨拶を挟んでからのCOだから……それも要因かなぁ。
左右田「おいおい、完全に疑われる流れじゃねーか」
日向「たしかに現時点で左右田の方が怪しい。怪しいけど……ソニア、意見を聞かせてもらえるか? 左右田真の可能性を見るかどうかについて」
ソニア「偽と決めつけるのは良くないと思います」
左右田「ソニアさん、ありがとうございます!」
ソニア「でも、わたくしは狛枝さんの方を真と主張します!」
左右田「ぐ……分かってましたよ!」
ソニア「ですが、今日はグレランでお願いします!」
対抗のいない霊能のソニアさんがほぼ確定○として話が進むみたいだねぇ。でもみんな、グレーの広さに戸惑ってるみたいだ。……あれ?
桑田「うーん、オレは左右田真の可能性もあると思うんだけどな。別に○貰いってわけだからじゃねーけどよ」
桑田君だけは左右田君真を見てるみたいだねぇ。
日向「グレランか。今日占いを決め打つのも一つの選択肢だぞ。グレーにいる狩人保護を考えるならな。でもソニアの判断には従うぞ」
そうなんだよねぇ、狩人が潜伏してる事を考えると、一概にグレランがいいとも言えないんだよねぇ。
日向「俺としては左右田の信用が低いから切りたいんだけどな。左右田、もしお前が真なら気合入れて●引いてくれよ」
左右田「わ、分かったぜ……!」
狛枝「ともかくグレラン、把握したよ。対抗がいる以上ボクも100%の潔白は証明できないからね……。ソニアさん、進行は頼むよ」
ソニア「ではグレーは……霊能COのわたくし、占いCOの狛枝さんと左右田さん、左右田さんの占い先である桑田さんを除いた日向さん、苗木さん、セレスさん、終里さん、田中さん、罪木さんですね。この六名の中からグレラン、お願いします!」
おっと、投票が始まったみたいだねぇ。さて、集計集計……。
-
- 5 : 2014/08/23(土) 16:06:19 :
- 桑田怜恩 は 罪木蜜柑 に投票しました。
日向創 は 田中眼蛇夢 に投票しました。
苗木誠 は 田中眼蛇夢 に投票しました。
セレスティア・ルーデンベルク は 田中眼蛇夢 に投票しました。
狛枝凪斗 は 田中眼蛇夢 に投票しました。
終里赤音 は 田中眼蛇夢 に投票しました。
左右田和一 は 狛枝凪斗 に投票しました。
田中眼蛇夢 は 日向創 に投票しました。
罪木蜜柑 は 田中眼蛇夢 に投票しました。
ソニア・ネヴァーマインド は セレスティア・ルーデンベルク に投票しました。
【投票の結果 田中眼蛇夢 が処刑されました】
罪木さん、狛枝君、日向君、セレスさんが一票ずつに田中君が六票だね。寡黙吊りかぁ。
~ 二日目・夜 ~
この夜、村人は七回の狼の遠吠えに眠れぬ夜を過ごした。
さてさて、じゃあ次は役職の処理だねぇ。GMは大変だよぉ!
-
- 6 : 2014/08/23(土) 16:08:09 :
- ~ 三日目・朝 ― 昼 ~
【左右田和一 が無残な姿で発見されました】
日向「おはよう。俺の田中投票の理由は余りに発言が少なかったからだな。寡黙すぎると吊られるゲームだから、ここが狩人は無いと思ったんだ。今日はソニアの結果が●ならグレー指定、○なら占い決め打ちだ……ぞ……って占い候補が噛まれたのか」
日向君は引っ張るねぇ。その後、終里さん、桑田君、罪木さん、セレスさん、苗木君と挨拶が続いたよぉ。
ソニア「田中さんは○でした! 吊りたくありませんでしたね……」
田中君の霊能結果は○、と。
狛枝「占いCO。日向君●だよ。議論を引っ張っている人だったからね。ミスリードがあると怖いと思ったんだけど……まさか本当に狼だったとはね」
●だよぉ! みんなはどう見るんだろう?
日向「なるほどな。狛枝が偽だったわけか」
日向君視点は確定でそうなるよねぇ。
狛枝「対抗が噛まれた、って事は左右田クンは狂人だったって事かな。狼じゃなかったわけだし」
日向君●の結果に困惑してる人も多いねぇ。もし村なら吊りたくないところだから気持ちは分かるよぉ!
日向「俺はCO無しだ。吊ってくれ。狩人は生きてるならソニア護衛、頼む。それで狛枝の偽を証明できる」
狛枝「日向クンは随分と潔い狼だね! ボクとしては助かるけどさ」
罪木「気は進みませんけど……色を見て狛枝さんの真偽をはかりたいですねぇ……」
苗木「うん、狛枝クンの真偽は判断したい」
桑田「今日は日向吊りになりそうだな」
日向「あ! いや、待ってくれ……ここで俺が吊られると半PPの可能性が高くなるじゃないか! みんな、狛枝は狂か狼か、どっちで考えてるんだ?」
セレス「PPですか。いい気はしませんわね」
狛枝「今さらそんな事言って、日向クン、狂人の左右田クンを噛んじゃった事に気付いて焦ったのかな?」
苗木「ボクはこうなると、左右田クン真も十分あったんじゃないかと思う……。狛枝クンはあるとして狂だと思うよ。狼は潜伏で見てる」
ソニア「狛枝さんはわたくしに○を出してくださいましたから、真で見たいのですが……。初日でしたから、狂人でも○を出してくる可能性があるのですよね」
罪木「一番怖いのは日向さんと狛枝さんが両方狼で身内切りに走っている場合ですね……安心したところをガブリ! もあり得ますぅ!」
日向「俺は吊られてもいい。でもみんな、狛枝が狂か狼か、それだけは各自よく考えておくようにしてくれ。狛枝を狂だと思うならソニア、グレー指定頼むぞ」
苗木「ここまで村にアドバイスしてくれる日向クンを狼で見たくはないんだけど……」
終里「でも占い失うのもこえーしな。日向吊りがいいんじゃねーのか?」
ソニア「いえ、ここは日向さんを吊りましょう。色を見ます!」
日向「俺吊り、というより正確には俺と狛枝の間でのランだ。俺を信用できるって場合には狛枝を吊って欲しい」
桑田「俺は狛枝を吊るぜ。日向、オメーを信じてみるわ」
日向「本当か? 桑田、ありがとう」
罪木「待ってください! 狛枝さん狂人はありません!」
日向「どうしてそう思うんだ?」
罪木「だって、狛枝さんが二日目に出した占い結果はソニアさん○ですよぉ? 真霊能を占ってるんですから、本来なら狼には狛枝さんの真偽は分からないはずですぅ! つまり狼が左右田さんを真と確信して噛んだんだとしたら……狛枝さんが狼って事になりませんかぁ? 勿論、真の可能性も捨てきったわけじゃないですけど……狂の可能性は低めで見ます!」
ソニア「言われてみれば……! ここは狛枝さん吊りの場面でしたか!?」
狛枝「うーん、狼目に見られちゃったか。でも左右田クン狂なんだ! たぶん狼は狂目だった左右田クンを噛んだことでボクの信用を落としにかかったんだよ!」
罪木「でもでも、日向さんがこんな簡単な事に気付かないのも違和感ですぅ!」
おっと、ここで昼時間終了だよぉ。最後のソニアさんの発言、ちょっと遅かったけど、指定変更としてみんなに届いたかなぁ……? 集計してみよっかぁ。
-
- 7 : 2014/08/23(土) 16:08:42 :
- 桑田怜恩 は 狛枝凪斗 に投票しました。
日向創 は 狛枝凪斗 に投票しました。
苗木誠 は 日向創 に投票しました。
セレスティア・ルーデンベルク は 日向創 に投票しました。
狛枝凪斗 は 日向創 に投票しました。
終里赤音 は 日向創 に投票しました。
罪木蜜柑 は 日向創 に投票しました。
ソニア・ネヴァーマインド は 狛枝凪斗 に投票しました。
【投票の結果 日向創 が処刑されました】
狛枝君三票、日向君五票だねぇ。どうやら日向君吊りの方が強かったみたいだよぉ。
~ 三日目・夜 ~
この夜、村人は七回の狼の遠吠えに眠れぬ夜を過ごした。
じゃあ次は役職の処理だねぇ!
-
- 8 : 2014/08/23(土) 16:09:09 :
- ~ 四日目・朝 ― 昼 ~
【罪木蜜柑 が無残な姿で発見されました】
朝一で引っ張ってくれてた日向君を吊っちゃったからねぇ。この日は普通に桑田君、終里さん、セレスさん、苗木君の順番で挨拶が飛んだよぉ。
狛枝「占いCO。桑田クン○。昨日はボク吊りの意見が強かったからね。左右田クンとボクでどっちが真かの判断が付かなかった狼が噛みと吊りで二人とも占いを始末しようとした動きに見えたから占ったよ。結果は○だったけどね」
ソニア「ああああああ! 申し訳ありません! 指定しておきながら手が滑ってしまって……投票先を間違えました! 多数決に助かった……と思っていたのですが、日向さん○です! 全然助かってません! 狛枝さん偽確定ですよ!」
苗木「日向クンが村だった。狛枝クン偽、把握だよ」
狛枝「……」
ソニア「よりによってピンポイントで狛枝さんなんて……これも狛枝さんの幸運なんですか!?」
狛枝「っはは。なるほどね。つまり……ソニアさんが狂人だったわけだ! 真霊能は潜伏したまま吊られたか噛まれたか。そんなところかな?」
終里「ん? 結局どっちが狂人なんだ?」
苗木「ボクはソニアさん真霊能で合ってると思うよ。対抗が出なかったんだからさ。もし潜伏霊能がいたとしたら、それって田中クンって事になるよね?」
ソニア「許してくれとは言いません。ですが狛枝さん偽です! これだけは信じてください!」
狛枝「待ってみんな。ソニアさんが狂人だよ。これは狂人の霊能騙りなんだ。ソニアさんの霊能結果は全部出鱈目。つまり田中クンが狼! とっくにLWだったんだよ!」
セレス「ますます……分からなくなってきましたわ……」
ソニア「ちょっと待ってください! わたくしは真ですよ!」
桑田「つーかよ。昨日の反応を思い出せっての! どっからどう見ても狛枝だろ!? チクショー、これなら最初、左右田の方護れば良かったぜ……!」
狛枝「……」
終里「あ? 桑田、そりゃ狩人COか?」
桑田「狩人日記って見せた方がいいのか?」
セレス「桑田君、出てしまったのですね。とりあえず把握しましたわ」
狛枝「っははは!」
ソニア「桑田さん、今COするんですか!?」
狛枝「失敬失敬、日向クン●で結果を出しちゃってたね」
ソニア「ともかく桑田さん狩人は把握です……って、え?」
狛枝「田中クン狼を主張して日向クンが吊れちゃった以上、もうボク視点狼は存在しないわけだ。うん、完全に破綻しちゃったね。さて、こうなるとボクは狂人でしょうか、狼でしょうか? Thinking Timeと行こうじゃないか」
ソニア「……っ!?」
苗木「ボクは……狛枝クンは狂人で、狼は潜伏してる……と、思うけど……あまり多弁じゃない人の方が狼なんじゃないかと睨んでるよ」
終里「とりあえず今日は狛枝吊りでいいんじゃねーのか? そんでソニアが霊能結果見れば分かる話じゃねーか」
ソニア「わたくしも、狛枝さんは狂人、だと思うのですが……」
桑田「一応日記だけ出しとくぜ」
初日:モノクマ、ざまあ見ろってんだ!
二日目:狛枝の方をみんな信用してるみてーだしな。こっち護衛しとくか。左右田許せ!
三日目:ソニアか狛枝で迷うな。ソニアにするか……いや、やっぱ狛枝だな。
四日目:ソニア護ったぜ! でも罪木噛みかよ!
セレス「とりあえず、桑田君狩人は把握致しましたから大丈夫ですわ」
狛枝「あーあ、このタイミングで出て来るなんてね。わざわざ噛まれに出てきたの? 相方狼はここ、噛みどころだよ。よろしくね、ご主人様」
桑田「これで俺噛みになれば一日稼げるんだろ? だったら安いモンじゃねーか」
ソニア「……セレスさんか終里さんでグレランです!」
苗木「あれっ、ボクが外れてるけど……信用してくれたって事でいいのかな。ボクは村だから吊ったら負けになっちゃうんだけど」
セレス「ここは狛枝さん吊りの場面ではありませんの?」
ソニア「すみません、苗木さんは忘れていました! セレスさん、終里さん、苗木さんの中からグレランでお願いします!」
狛枝「へえ、ボクを残すんだ? 判断の先送りかな? それは希望とは言えないんじゃないかな、ソニアさん? それとも、ボクは狂人決め打ちかな?」
ソニア「あぅっ!?」
狛枝「狂人決め打ちなら、それならそれでボクは一向に構わないよ! あっはは! 人狼陣営、希望の勝利だ!」
ソニア「こ、これは……どうしましょう!?」
残念、時間切れだね。じゃあ投票結果を集計しようかぁ。
-
- 9 : 2014/08/23(土) 16:09:32 :
- 桑田怜恩 は 終里赤音 に投票しました。
苗木誠 は 終里赤音 に投票しました。
セレスティア・ルーデンベルク は 苗木誠 に投票しました。
狛枝凪斗 は ソニア・ネヴァーマインド に投票しました。
終里赤音 は 狛枝凪斗 に投票しました。
ソニア・ネヴァーマインド は 苗木誠 に投票しました。
【投票の結果 終里赤音 が処刑されました】
グレーの終里さんと苗木君が二票ずつ、終里さんが確定で人狼陣営の狛枝君に一票だね。狛枝君の投票は……確定○に入れただけだろうから別にいいかぁ。
~ 四日目・夜 ~
この夜、村人は五回の狼の遠吠えに眠れぬ夜を過ごした。
さて、じゃあ次は役職の処理。もうちょっとだし、頑張ろっと。
-
- 10 : 2014/08/23(土) 16:10:13 :
- ~ 五日目・朝 ― 昼 ~
【桑田怜恩 が無残な姿で発見されました】
セレス「おはようございますわ」
ソニア「優柔不断な霊能者ですみません! ですが、終里さん●でした! 私自身の投票は、苗木さんの『信用してくれたのか』という発言や狛枝さん狂人推しに違和感があったからですね。ですが何とか助かりました! そして、これってPPなんですか? それとも狂人なんてもう死んでて、狛枝さんが狼なんですか?」
狛枝「狂人CO。いや、やっぱり狼COにしておこうかな」
苗木「おはよう。まだセーフ、ってとこだね」
狛枝「いやいや、狂人かな? それともやっぱり狼? ははっ、どっちだろうね」
苗木「やっぱり狛枝クンは狂人だった……のかな?」
セレス「ええ。狂人、のように見えますわね」
苗木「いや、でも狂人と思わせておいてボクかセレスさんを吊ろうっていう狼の作戦なのかもしれないし……」
狛枝「ソニアさんはどう思う? さあ、ボクはどっちでしょう! そこに全てがかかっているよ!」
ソニア「あうぅぅぅ! ……皆さんの意見を聞かせてください! 狛枝さんは狼だと思うのか、それとも狂人で別に狼がいると思うのか!」
狛枝「もしボクがLWならソニアさん、ボクを吊れば君達村陣営の勝利だ。だけどボクが狂人だったら、少し村にとっては厄介かもね? だけどみんなの希望はこんなところで躓いたりしない! ボクはそう確信してるんだ!」
苗木「……もし、狛枝クンが狼だとすると狛枝クン以外の誰かを吊れば狼の勝ちになるんだよね」
セレス「そうなりますわね」
苗木「ここでCOが無い、って事は……狛枝クンは狼なんじゃないかな」
セレス「そうですわね、その可能性は高いと見ていいのでは?」
狛枝「えっ?」
ソニア「でも終里さんが狛枝さんに投票しているのが気になるんですよね。これって身内切りなんでしょうか?」
狛枝「……狂人COだよ」
苗木「ここでLWCOが無いなら狛枝クン、君のその狂人COに意味はないよ」
ソニア「ここで苗木さん、セレスさんの両名が狛枝さん狼を主張……これって狛枝さん狼でいいって事でしょうか?」
苗木「うーん、さっきソニアさんの言った、終里さんの投票の意図次第なんだよね。ボク視点から見れば、セレスさんから注意をそらすためのようにも見えるんだよ」
狛枝「さあ! LWは確定だよ。ソニアさんは確定○の真霊能だ! それは狼であるボクが保証するよ!」
ソニア「狂人なんですか!? 狼なんですか!? どっちなんですかぁ!」
狛枝「おっと、狂人であるボクが、だったね」
苗木「ソニアさんはどう見てるか、教えてもらっていい?」
ソニア「う、うぅ……そうですね。セレスさんの発言に同調が多いのが気になっています」
苗木「それはボクも同意だよ。他人の意見に乗っかっている印象は受ける」
狛枝「さあ! 全てはボクが狂人なのか狼なのか次第だよ! でもそれを考えるのはソニアさん、君の役目だ!」
ソニア「今わたくしは大変、疑心暗鬼の渦に……!」
苗木「ソニアさん、どうするの? 最終的なジャッジは任せるよ」
狛枝「はははっ、ボクとしてはそうやって村同士で殴り合いしてくれてるのを見るとほっとするから別にいいんだけどね!?」
セレス「……素村であれば、霊能の意見に従うのは当然ですわ」
苗木「セレスさん、ボクは霊能に、とは言ってないよ。霊能じゃないボクの意見にも同調ばかりしているように思うんだ」
ソニア「そうです! わたくしもそれを感じていたんです!」
セレス「わたくしは苗木君を村で見ていますもの。狛枝先輩狼という構図に違和感が無かったから同調したにすぎませんわ」
狛枝「おっと、視点漏れ、視点漏れ」
ソニア「あぅぅぅぅ……! 狛枝さん吊りです! 異論は受け付けます!」
狛枝「えっ、ちょっと待ってよ! ボクを吊るの!? それはいささか早計すぎるよソニアさん!」
ソニア「えっ?」
苗木「……投票は、早めにね」
ソニア「というか狂人さんなら、もう吊られてもいいや、じゃないですか! 狼さんが残っていればいいんですから!」
タイムアップだよぉ。投票結果集計するねぇ。
-
- 11 : 2014/08/23(土) 16:10:46 :
- 苗木誠 は 狛枝凪斗 に投票しました。
セレスティア・ルーデンベルク は 狛枝凪斗 に投票しました。
狛枝凪斗 は ソニア・ネヴァーマインド に投票しました。
ソニア・ネヴァーマインド は 狛枝凪斗 に投票しました。
【投票の結果 狛枝凪斗 が処刑されました】
あー、狛枝君が処刑されちゃったねぇ。
という事は……。
-
- 12 : 2014/08/23(土) 16:11:01 :
- ~ 五日目・夜 ~
この夜、村人は三回の狼の遠吠えに眠れぬ夜を過ごした。
~ 六日目・朝 ― 昼 ~
【苗木誠 が無残な姿で発見されました】
人狼陣営の勝利です!
-
- 13 : 2014/08/23(土) 16:11:18 :
- アルターエゴ「みんな、お疲れ様ぁ!」
ソニア「ごめんなさい!」
苗木「狛枝クンにいいように引っ掻き回されたね……」
狛枝「あはは、ボクは狂人だったんだよ。ゴメンね、ソニアさん」
ソニア「胃痛が酷かったですよ! もう……進行霊能とか初めてだったんですよ!?」
日向「だから三日目にちゃんと、“狛枝が狂か狼かはしっかり考えておけ”って言っただろ?」
苗木「もっとしっかりその忠告を聞いておけばよかったね」
狛枝「ボクも自分で散々言ったね。“ボクは狂人でしょうか、狼でしょうか。それを考えるのは君の仕事だ”……ってね」
ソニア「狛枝さんがいつも通りすぎるんですよ! そこを怪しめばよかったです……」
終里「ま、セレスに狛枝は助かったぜ! あんがとな!」
狛枝「こちらこそ。ご主人様二人はいい潜伏だったよ。ありがとう」
セレス「いえいえ、先輩方のおかげですわ。狛枝先輩もいい具合に引っ掻き回していただいてありがとうございます」
狛枝「あはは……邪魔になってなければ良かったよ。出張った真似しちゃってゴメンね」
こうして、今回のゲームの反省点や感想などを言い合い……。
戦は、幕を閉じた。
アルターエゴ「じゃあ、今回の配役や夜時間をこっそり発表だよぉ!」
-
- 14 : 2014/08/23(土) 17:03:02 :
- 【村人陣営】
【村人】田中眼蛇夢(二日目・処刑)
~ 一日目・夜 ~
田中「フハッ……! この俺様が斯くも平凡な役職に就くとはな。人間共の住まうこの世界も落ちた物よ……!」
田中「だが、まあいいだろう。俺様には破壊神暗黒四天王がいる。ゆけ、人狼を根絶やしにするのだ! フハハハハハハ!」
【占い師】左右田和一(二日目・噛み)
~ 一日目・夜 ~
左右田「始まったな。なるたけ早くCO出てーけど、どうなるか」
~ 二日目・夜 ~
左右田「あれ、田中が吊れんのかよ」
左右田「これからどうなるか……だな」
-
- 15 : 2014/08/23(土) 17:03:24 :
- 【村人】日向創(三日目・吊り)
~ 一日目・夜 ~
日向「さて、どうしたもんかな」
日向「とりあえず、朝一で言う事を纏めておくか」
日向「罪木と狛枝が味方なら何とか戦える、か?」
~ 二日目・夜 ~
日向「とりあえず朝一で言う事を纏めておいて……」
日向「よし。さて、敵陣営はどう出るかな」
【村人】罪木蜜柑(三日目・噛み)
~ 一日目・夜 ~
罪木「今回は狩人さんがいるんですよね……」
罪木「日向さんは別陣営……でしょうか? 同陣営だと嬉しいんですけど」
罪木「四吊り三人外でも狩人さんがいるとやっぱり安心です」
~ 二日目・夜 ~
罪木「どうしても寡黙を狙ってしまいます……。人外目を吊りたいんですが、判断難しいですね」
罪木「田中さん●……投票先が浮いてるんですよね。ある気はするんですけど、どうでしょうかぁ?」
~ 三日目・夜 ~
罪木「七人生存ですから、まだ日向さんが狼かどうかは判断できませんね……」
罪木「もし狼じゃなかったらPP発生になるんでしょうか? 狩人さん、お願いしますよぉ」
罪木「狛枝さん狼を視野に入れるべきですかね……。左右田さんと狛枝さんで占いは真狼で見ますよ!」
罪木「明日、カマかけでもしてみます!」
-
- 16 : 2014/08/23(土) 17:03:52 :
- 【狩人】桑田怜恩(四日目・噛み)
~ 二日目・夜 ~
桑田「何だよ、田中吊りなの? 別に怪しいとは思わなかったけどな」
桑田「……吠え、少なくねえ?」
~ 三日目・夜 ~
桑田「クソ! 吊れなかったか!」
桑田「次こそ狛枝吊ってやる……!」
【村人】苗木誠(五日目・噛み)
~ 一日目・夜 ~
苗木「今回の村に狐はいない。そこは安心だね」
苗木「……吠え数は多いとは言えないね。多弁な人ではない、って事かな?」
~ 二日目・夜 ~
苗木「田中クンの投票先は日向クンか。怪しいと思った人に投票したのかな?」
~ 三日目・夜 ~
苗木「うーん、吠えはそこそこ、か」
苗木「吠え稼ぎとも見えるけど……どうなんだろう?」
~ 四日目・夜 ~
苗木「終里さん、村ならゴメン!」
~ 五日目・夜 ~
苗木「うわああああああ! ゴメン!」
苗木「狛枝クン狂人かあ。ピッタリすぎるよ……」
【霊能者】ソニア・ネヴァーマインド(生存)
~ 一日目・夜 ~
ソニア「狩人希望を出していたんですが、霊能ですか」
ソニア「よーし、頑張っちゃいますよ!」
~ 二日目・夜 ~
ソニア「うう、田中さん……吊りたくなかったです」
~ 三日目・夜 ~
ソニア「そろそろ噛まれそうですね」
ソニア「田中さん……力を貸してください!」
~ 四日目・夜 ~
ソニア「これは引き分け……には出来ないんですよね……」
~ 五日目・夜 ~
ソニア「あぅっ!? 夜が来ましたか!? すみません……!」
ソニア「うう、苗木さんだったんでしょうか? それとも発言数の少ないセレスさん……? ああ、どっちだったんですか!? 分かりません……完全に負けました!」
ソニア「というより、今日は苗木さんは質問が多いですし!」
ソニア「セレスさんはほぼ返答ですし!」
ソニア「狛枝さんに至ってはわけわからないですし!」
ソニア「もう、何だったんですか!?」
ソニア「そもそも昨日の投票も苗木さんとセレスさんが終里さん投票、終里さんが狛枝さん投票。身内切り上等すぎて判断できませんよ!」
-
- 17 : 2014/08/23(土) 17:04:22 :
- 【人狼陣営】
【狂人】狛枝凪斗(五日目・吊り)
~ 一日目・夜 ~
狛枝「……ふう。ま、何とかやってみようか」
狛枝「騙り内容を纏めて、と。これで行こう」
狛枝「○出し相手がご主人様だと嬉しいけど。まあさすがにそう上手くは行かないかな?」
~ 二日目・夜 ~
狛枝「何故か信用勝ちしちゃってるね」
狛枝「田中クンはご主人様ならゴメンね」
狛枝「騙り内容はよし、と。破綻前提で行くよ」
狛枝「ただ日向クンがご主人様ならホントにゴメンね」
~ 三日目・夜 ~
狛枝「ふう、良かった。日向クンが吊れたね。ギリギリだったけど」
狛枝「ここでボクの偽が確定するわけだ」
狛枝「ま、一応騙り内容は纏めておこう」
狛枝「ふふ、ソニアさん。○出ししてよ。それでボクは破綻するんだ。ああ、ゾクゾクしてきたよ……!」
~ 四日目・夜 ~
狛枝「あれ、ボクが生きてるの?」
狛枝「うーん、吊られる気満々だったんだけどな」
狛枝「とにかくご主人、噛みどころは桑田クンだ。お願いするよ」
狛枝「それにしてもさすがにドキドキしたな。あそこまでやると」
狛枝「吊って欲しい狂人の動きになっちゃってたかな? 加減が難しいね」
【人狼】終里赤音(四日目・吊り)&セレスティア・ルーデンベルク(生存)
~ 一日目・夜 ~
終里「セレスか。よろしくな!」
セレス「ええ、よろしくお願いしますわ、終里先輩」
終里「で、どーすんだ? セレスはなんか騙るか? オレは潜伏すっけどよ」
セレス「わたくしも今回は潜伏致しましょう」
~ 二日目・夜 ~
セレス「さて、誰を噛みましょう」
終里「そうだな……」
セレス「霊能のソニア先輩噛みが安牌でしょうか?」
終里「いや……狩人が確定○を護ってる可能性もあるぜ。オレの勘だけどな」
セレス「では、左右田先輩にしましょう」
終里「分かった、異論はねえぜ」
~ 三日目・夜 ~
セレス「今日は誰を噛みましょうか」
終里「うーん、罪木がツエー気がすんぞ」
セレス「分かりました、そうしましょう。……狂人はソニア先輩と狛枝先輩、どちらでしょう?」
終里「あん? ●出しされた日向は狼じゃねーんだから、狛枝が狂人だろ?」
~ 四日目・夜 ~
セレス「終里さんが吊られてしまいましたか」
セレス「ですが、まだ勝負はこれからですわね」
セレス「ところで、投票結果を見るとわたくしには一票も入っておりませんわね?」
セレス「これが奇跡、というものでしょうか」
~ 五日目・夜 ~
セレス「勝ち、ましたわね」
アルターエゴ「以上! だいたいこんな感じだったよぉ!」
アルターエゴ「次に、霊界という名の現実世界での反応をこっそり見せちゃうね!」
-
- 18 : 2014/08/23(土) 17:04:50 :
- ~ 二日目・夜 ~
田中「フハハハハ! この俺様を処刑するとは、いい度胸だ……破壊神暗黒四天王が本調子であれば貴様らは無事に済んではおるまい……!」
田中「だが、俺様も悪鬼ではない。守護霊として貴様らの戦いぶりを見守っていてやろうではないか」
~ 三日目・朝 ― 昼 ~
田中「フハハハハ! 上下田よ、ひとまずはお疲れ様だと言っておこう!」
左右田「あー、狛枝占ったんだけどな。人間かよ……つか、桑田が狩人じゃねーか! なんでオレ護ってねえんだ!?」
田中「フン、残念だったな」
(下界の終里「でも占い失うのもこえーしな。日向吊りがいいんじゃねーのか?」)
左右田「だー! 占い失うのが怖いとかよく言うぜ! オメーら食ったろうが!」
-
- 19 : 2014/08/23(土) 17:05:26 :
- ~ 三日目・夜 ~
日向「ソニア……狛枝に投票するなら指定変えてくれよ」
左右田「つか、狛枝が狂人似合いすぎなんだよ」
日向「まあ、あとは頑張れ、みんな。というより、左右田噛みが強かったな」
左右田「人狼は未だ一匹も吊れずだしな。厳しいぜ」
日向「どうしたもんかな。せめて狛枝に投票を集めさえしなければ勝機はあるんだけど」
~ 四日目・朝 ― 昼 ~
日向「罪木、お疲れ様だ」
罪木「日向さんすみません!」
日向「まあ、まだ大丈夫だ。昨日俺が残した遺言、みんな活かしてくれるといいんだけど」
左右田「狛枝が引っ掻き回してナンボ、って動きしてやがるからな」
罪木「役職残しであえてのグレー噛みですからね……私なら狛枝さん偽を主張できたんですけど……それでも狂人でしたか……」
日向「下界じゃ“狛枝偽”って意見が多めだな。でもそこはどうでもいいんだ、偽だとして狼なのか狂人なのかを考えて欲しいな」
罪木「結局狼は全潜伏ですからね……」
(下界の桑田「つーかよ。昨日の反応を思い出せっての! どっからどう見ても狛枝だろ!? チクショー、これなら最初、左右田の方護れば良かったぜ……!」)
日向「おいおい桑田、そこでCOはやめとけって……!」
罪木「桑田さん、狩人透けちゃいましたね……」
左右田「あーあ、やっちまったなこりゃ」
(下界で狩人日記が公開される)
左右田「許せじゃねーよ桑田! 生きてたらレンチでぶっ叩いてるからな!」
日向「というか、誰も俺の遺言気にしてないな。マズいかもしれないぞ……頼むソニア、終里指定してくれ」
罪木「狛枝さんもいつもの狛枝さんですしね……。露骨に狛枝さん狼目で見ていた私噛みですし、狼だと勘違いしてるかもしれません」
(下界のソニア「……セレスさんか終里さんでグレランです!」)
日向「ソニアダメだ、ここはグレランじゃなくて指定だ。投票集められたら終わりだぞ」
罪木「ソニアさん、指定頑張ってくださぁい!」
(下界の狛枝「あーあ、このタイミングで出て来るなんてね。わざわざ噛まれに出てきたの? 相方狼はここ、噛みどころだよ。よろしくね、ご主人様」)
罪木「狛枝さんも言ってる事混ぜこぜですし……狂人似合いすぎですよぉ」
左右田「もはや通常運転だからなァ。つーか、人狼側が誰も疑われてねえしよ。ヤバくねえか?」
日向「ソニア、お前なら分かるはずだ……頼む」
(下界のソニア「すみません、苗木さんは忘れていました! セレスさん、終里さん、苗木さんの中からグレランでお願いします!」)
日向「く、頼む、グレー指定してくれ。今からでも遅くないはずなんだ……!」
罪木「ランはダメですよぉ! 現時点でソニアさん視点どころか、誰視点でも狼全残りなんですから……」
-
- 20 : 2014/08/23(土) 17:05:53 :
- ~ 四日目・夜 ~
日向「グレー指定する力は欲しかったな」
左右田「お、でも終里が吊れたぞ」
終里「チクショー、何でオレだったんだ?」
日向「これで勝つ確率は二分の一、だな。なかなかの接戦に持ち込めたんじゃないか?」
左右田「けどよォ、セレスって特に疑われてなくねえか? 狛枝が濃すぎるっつーかよ」
日向「いや、セレスに投票集めるのも不可能ではないぞ」
左右田「マジか!?」
日向「ああ。……セレスの才能次第だけどな」
左右田「……ギャンブラー、か」
終里「んー? 難しいことはよく分かんねえけどよ、これって狩人噛めばオレ達の勝ちじゃねーのか?」
日向「残念だったな、終里。事はそう簡単じゃないぞ」
罪木「皆さん、狛枝さんは狂目で見てましたからね……狼で見てた私の推理は川にでも流したいです……」
日向「さあ、狛枝、絶望しろ。そしてその先にお前の才能は発揮されるのか見せてくれ」
~ 五日目・朝 ― 昼 ~
桑田「やっぱオレが噛まれるよなあ。張り切りが空回りしちまったか?」
日向「桑田、狩人COはしてほしくなかったな」
桑田「狛枝がウザ過ぎたんだよ……」
終里「つーか狛枝、まだやってんぞ。引っ掻き回すなあ」
罪木「ですね……狂人が光輝きます……」
左右田「狛枝の十八番だからな」
日向「狛枝狂さえ決め打ちできてるなら二分の一で勝ちだ。悪くない形だけど……」
桑田「やっぱオレが出ちまったのがいけなかったか?」
日向「いや、俺も反省すべきところはあるしな。あとは左右田の信用がもう少し高ければ良かったんだが」
桑田「左右田護れば良かったぜ」
(下界の苗木「ここでCOが無い、って事は……狛枝クンは狼なんじゃないかな」)
日向「違う苗木、対抗偽を主張してくれ……!」
罪木「というか桑田さんは初日、どこを護ってたんですか?」
桑田「どこって、初日は護衛できねーだろ? 確定でモノクマ襲撃だしよ」
罪木「あ、すみません。初日というか、二日目の夜ですね」
桑田「ああ、それなら狛枝の方が信用ある、って流れだったしな。そっち護衛しちまったんだよ。人狼も左右田の方を偽で見てる気がしたしよ」
日向「お、ここに来て苗木の動きも悪くないな。これはもしかすると行けるかもしれないぞ」
罪木「苗木さんが希望すぎますよぉ……」
左右田「狛枝は相変わらずわけわかんねーけどな……苗木は正に最後の希望だぜ」
終里「おう、狛枝ホント狂人だよな」
日向「けど、ここからセレス吊りに持って行けるか? ソニアは進行役の経験が少なかったのかな」
左右田「あークソ、狛枝に消化弾投げてえぜ」
日向「苗木、ソニア……頑張ってくれ」
-
- 21 : 2014/08/23(土) 17:06:14 :
- ~ 五日目・夜 ~
日向「ああ、ダメだったか?」
狛枝「あははっ、勝ったね」
日向「実に残念だよ」
罪木「苗木さん、惜しかったですね……」
終里「ギリギリなんとかなったな」
日向「狛枝の役職をちゃんと考えろって言ったんだけどな」
罪木「狛枝さんの狂人の上手さなんなんですかぁ!?」
終里「ホント、引っ掻き回すのうめーよな」
狛枝「いやあ、完全に破綻した狂人やるのが楽しすぎてつい、ね」
罪木「噛まれるのとか怖くありませんでした?」
狛枝「二日目の夜は、何故か信用取れてたみたいだからね。狩人が護ってくれてると思ったんだ。翌日の日向クン●で、誤爆じゃなければ狂人アピールにもなったし。さほど噛まれるとは思ってなかったね」
日向「やっぱり左右田の信用の問題か……」
-
- 22 : 2014/08/23(土) 17:06:45 :
- アルターエゴ「じゃあ、今回はこれで以上だよ! ここまで読んでくれてありがとう!」
-
- 23 : 2014/08/23(土) 17:07:55 :
- アルターエゴ「その内別の村もここに掲載すると思うよぉ!」
-
- 24 : 2014/11/15(土) 21:55:06 :
- アルターエゴ「さてさて、二村目行くよ!」
アルターエゴ「二村目は執筆者が変わりましてこちらの方ぁ!」
http://www.ssnote.net/users/165-0022
アルターエゴ「それでは二村目もお楽しみください!」
-
- 25 : 2018/04/10(火) 21:43:44 :
- ほう
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
ダンガンロンパ人狼SS シリーズ
- 「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
- 「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
- 【sn公式】ダンガンロンパ交流広場