この作品は執筆を終了しています。
ペトラ「素直な気持ち」
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- 1 : 2014/08/21(木) 01:14:29 :
- …
ねえリヴァイ兵長
素直に伝えるってどういうことですか?
…
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- 2 : 2014/08/21(木) 01:19:56 :
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夏の日差しが照りつける
蒸し暑い季節
みんなは嫌だ嫌だと言うけど…
私は好きだな
その理由は……
リヴァイ「おいペトラ。茶を淹れてくれないか」
この人だ
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- 3 : 2014/08/21(木) 06:26:11 :
- 期待です!
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- 4 : 2014/08/21(木) 09:07:21 :
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最近のリヴァイ兵長はいつも以上に忙しい
訓練の後もすぐに部屋に戻って夕飯の時まで戻ってこない
ペトラ「はぁ…」
エルド「ん?どうしたんだ?元気がないみたいだな」
ペトラ「忙しくて会えないな〜って」
グンタ「それはそうだろう。もうすぐ壁街調査だろ」
ペトラ「そーだけどさ〜」
オルオ「兵長だって疲れてんだよ」
エルド「オルオにしては珍しく反論しないな」
グンタ「珍しいな」
ペトラ「雪でも降るんじゃない」
オルオ「」
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- 5 : 2014/08/21(木) 11:23:56 :
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エルド「そうだ。会いに行けばいいじゃないのか?」
ペトラ「どうやって?ただ会いにきました!とでも言うの?」
グンタ「この前の会議の書類とお茶を運べばいいだろ」
エルド「もうすぐ三時だし、行って来い!!」
ペトラ「エルド、グンタ、ありがとう!」
そっか
そうだよ
お茶渡せばいいんだ!
給湯室に行くとそこにはエレン
わ 珍しいな 笑
ペトラ「あれエレン何してるの?」
エレン「ペトラさん!ちょっと喉乾いちゃったので!笑」
ペトラ「そっかそっか〜座ってて!私が淹れてあげる」
エレン「いいんですか⁈ありがとうございます‼︎」
どれにしよう…
リラックス効果のあるカモミールティーにしようかな
エレン「良い香りですね!なんて言うお茶ですか?」
ペトラ「これはね、カモミールティーだよ。はい!飲んでみてね」
エレン「いただきます……熱っ!!」
ペトラ「エレン笑 淹れたては熱いよ」
エレン「あ、でも美味しいです!」
ペトラ「よかった♩」
エレンが美味しいって言ってくれたし、そろそろ兵長に持って行こうかな
お茶と会議の書類を持って長い廊下を歩く
ペトラ「ペトラです。失礼します。」
リヴァイ「おう。入れ」
番号順に並べられた本
ほこりひとつないソファー
綺麗な白いシーツのベッド
そして……
窓から入ってくる光に照れされて
少しだけか弱そうにみえる兵長
何もかもに心奪われた
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- 6 : 2014/08/21(木) 13:14:14 :
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リヴァイ「何か用か」
ペトラ「え、あっ!はい!!この前の会議の書類と…紅茶を淹れてきました」
すると黙って紅茶を飲む兵長
え…美味しくなかった……?
リヴァイ「悪くない。」
ペトラ「本当ですか?!よかった…」
手元の書類に目を通し
何やら書き物をする
また読む
書く
読む
書く……
リヴァイ「おい 」
ペトラ「は?!はい!」
リヴァイ「何がそんなに珍しい。いつまで突っ立ってるつもりだ 」
ペトラ「あ、いえ…私も一緒にここでお茶してもよろしいでしょうか?」
勢いで言ってしまった…
帰れって言われるに違いないな
リヴァイ「つまらん部屋だがゆっくりするといい。適当に本でも読め」
ペトラ「え…いいんですか?!ありがとうございます!」
グンタ!エルド!あんた達天才だよ!
来て正解だった!
そっとソファーに腰掛けてみたり
本をぼーっと選んでみたり
適当にとった本をぱらぱらとめくってみたり
あ、この本なんてどうだろう
内容は、
ある男女がある理由によって離れ離れになってしまい
後に女の人が死んでしまう
男の人は酷く悲しみ落ち込んでしまった
死んでもなお男の人のことが好きだった女の人は自分が死んだことを忘れて会いにくる
しかしいつまでもいられないことをしっていた男の人は女の人が死んでいることを伝える
……なんだ
バッドエンドか……
でもこの本…残りのページが真っ白だった
少しだけ書き加えたいな ……
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- 7 : 2014/08/21(木) 13:35:31 :
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リヴァイ「…ペトラ少し話がある」
ペトラ「あ、はい!何でしょうか?」
リヴァイ「……その、俺はあまり感情を表に出さないと思う。
だが、エレンともくそメガネとも上手くいってる。
人類最強と言われて責任が重くのしかかるたびにお前は気にかけてくれて
感謝している ………」
ペトラ「…?はい 、」
リヴァイ「…だからもう
眠ってていい 」
リヴァイ「そしてエルド達とまた仲良くしろよ。
今まで調査兵団として頑張ってきてくれた分
ちゃんと成果は出ている
だから、もう…寝てていい 」
ペトラ「兵長?私にはいったい何の話かわかりません…」
何を言っているの?
眠ってていいってどういう意味ですか?
兵長は何を言いたいの?
あはは
なんだろう
不思議だな
何がそんなに悲しいのですか?
兵長
リヴァイ兵長
どうして泣いているのですか?
私、兵長に言いたいことがあるんです
それを残しておきました
いつか読んでくれると信じています
リヴァイ「 …… 」
ハンジ「よく言った。」
リヴァイ「俺はガキじゃない 」
ハンジ「はいはい。それにしてもよく戻れって言えたね〜私がリヴァイならいてもらいたいよ」
リヴァイ「それはあいつのためにならんだろう 」
ハンジ「そうかな〜」
リヴァイ「 エルド達のためでもある。」
ハンジ「 ふーん あれリヴァイそんな本持ってたっけ?」
リヴァイ「 ああ それか。それは
俺が書いたものだ
そして ペトラが書いたものでもある 」
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- 8 : 2014/08/21(木) 13:40:21 :
- .
'' しかし別れを惜しんだ女の人はこう言いました ''
'' あなたのそばであなたを照らし続けます ''
'' ずっとずっと あなたを愛し続けます ''
王道すぎるかな?
ううん。そんなことない。
素直な気持ちを伝えればいいんですよね?
ですよね?
リヴァイ兵長 .
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- 9 : 2014/08/21(木) 20:43:34 :
- 執筆お疲れ様でした。
なんかもう涙で視界が滲んでいます。
読んでいて胸を少しずつ締め付けるような思いがとても切なかったです。
リヴァペト大好きの私にとって、とても好みなssでした(*≧ω≦*)ノ☆
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- 10 : 2016/05/28(土) 15:50:21 :
- アレ?
なんでだろう?
目から塩水が……
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