104期「こんな日常が、大好きです」
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- 1 : 2014/08/18(月) 16:18:35 :
- 【幼馴染の日常】
『アルミンの本』
________とても暑い猛暑の中、エレン達は食堂から動けないでいた。
というのも、倒れた者が多数出た為、訓練が中止になったのだ。
訓練がいざ中止となると、とても暇なのである。
エレン「…はぁ。なんつーか、暇だよな」
アルミン「そうだね…暑いし」
ミカサ「そんな精神では兵士になれない…と言いたいところだけど、やはり暑い」
エレン「だよなぁ…みんなもへばっちまってるしよ」
3人「「「はぁー」」」
アルミン「あ、そうだ!面白い本があるんだけど、見てくれないかな?」
ミカサ「暇を潰せられれば、何でも」
アルミン「うん、ありがとう。これなんだけどね」
アルミンはポケットから小さな本を取り出すと、エレンとミカサの前に広げた。
エレン「なんだこれ、小さい本だな」
ミカサ「ええ、とても可愛らしい」
アルミン「小さいけど、すごいことが書いてあるんだよ、見てくれない?」
エレン「ん?…えー、「これであなたもモテモテ!必見☆モテテクで夏を乗り切れ!」?なんだこれ」
ミカサ「恋愛に関するものなの?」
アルミン「そうなんだよ!これね、拾ったんだけど、なんだか面白くないかい?色んなことを考える人が居るんだなぁって!」キラキラ
エレン「…すまん、正直興味無い」
アルミン「ええっ!?」ガーン
ミカサ「…私も」
アルミン「んなぁっ!?」
エレン「…いや、恋愛とか興味ねーし…」
ミカサ「すまないアルミン」
アルミン「れっ、恋愛がどうこうじゃなくて!こんなことを考える人が居るってことが面白いのに!」
エレン「お前何が言いたいんだよ…」
アルミン「うーっ…ごめん」
ミカサ「いや、構わない。ただ興味が無かった、それだけのこと」
アルミン「傷つくよ!?」ガーン
その後は、アルミンが部屋から絵本を取って来て、なんとか暇潰しにはなったという。
『アルミンの本』END
-
- 2 : 2014/08/18(月) 16:22:11 :
- なんだそりゃw
-
- 3 : 2014/08/18(月) 16:23:48 :
- こんにちは、虹愛と申します。
こんな風に、短編の日常小説を淡々と書いていきます。
一つ一つで完結していくので続きません。
よろしくお願いします。
-
- 4 : 2014/08/18(月) 16:24:39 :
- >>2
意味不明なのは許してください(震え声
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- 5 : 2014/08/18(月) 16:40:58 :
- 【馬鹿コンビの日常】
『サシャのパァン』
「ああぁぁぁーーーっ!!」
食堂に響き渡る甲高い声。
その場に居た者全員が、声の主を察した。
サシャ「パァン!!私のパァンがありません!!」
___________やはり。
誰もがそう思った。
皆、一度はこの声を聞いたことがあったからだ。
そう、雄叫びのような声を出したのは、芋女こと、サシャ・ブラウスだった。
彼女は食事に感しては目立っているので、大抵の者は分かったのだった。
コニー「うっせぇよ、食ったんじゃねーの?」
サシャ「まさか!!食べてたらわざわざ言いませんよ!」
コニー「じゃあなんだよ、パンが歩いていったのかよ」
サシャ「…コニー、笑えませんよ」
コニー「すまん」
サシャ「とにかくですね、あのパァンは私が取っておいた大事なものなんです!あれが無いと生きていけません!」
コニー「そんな重要なモノなのかよ…」
サシャ「ええそうです!コニーも探してください!」
コニー「…いや、床にでも落ちてんじゃね?」
サシャ「床に!?見てませんでした!」バッ
パァン「やあ」
サシャ「いやあああああああーーーーっ!!」
コニー「うっせぇ!今度はなんだ!」
サシャ「パァンが…私の…私のパァンがああああ!」
コニー「あったのか、良かったな」
サシャ「良くないですよ!!もう食べられないじゃないですか!!」
コニー「それはあれだ、運命だ」
サシャ「妙に難しい言葉使わないでくださいよ!」
一同 (((…難しい?)))
コニー「とにかくだ、落ちちまったモンは仕方ねぇ。諦めるこったなぁ」モグモグ
サシャ「…」ジー
コニー「やらねぇぞ」
サシャ「…けち」
コニー「ケチで結構だね!俺ぁ優しくねーからな!」モグモグ
サシャ「…さんかい」ボソッ
コニー「え?」
サシャ「食わさんかああああああい!!」
コニー「うおおおおっ!?」ガタンッ
サシャ「あんたなぁ!レディーファーストいう言葉知らんのか!あ!?女子には優しくせぇて習わんかったんか!?」
コニー「ちょっ待ってストップストップ」
サシャ「ええから食わさんかい!」バッ
コニー「あぁ俺のパン!」
サシャ「モグモグ…ゴクン」
コニー「……てんめぇ」
サシャ「はぁ…美味しかったです」
コニー「覚えてろよおおおおおお!!」
サシャ「いや、忘れますよ」
コニー「ふぁっ!?」
サシャ「コニーですもん、こういうの日常茶飯事って言うんですよ?」
コニー「さはんじ???」
サシャ「とにかく、コニー相手なら覚える義理はありません!これっきりです!」
コニー「さはんじ…さはんじ…??しゃもじ?」
一同 (((コニーェ…)))
コニーは結局、日常茶飯事という言葉に悩まされ、サシャより先にこの出来事を忘れてしまった。
『サシャのパァン』END
-
- 6 : 2014/08/18(月) 17:07:13 :
- 【山奥コンビの日常】
『以心伝心』
_____消灯前の部屋_____
ライナー「っあー…座学の課題、まだやってなかったな」
風呂上がりのライナーは、先に勉強をしていたベルトルトを見てそう言った。
ベルトルト「期限明日までだよね?大丈夫?」
ライナー「だ、大丈夫だ、多分」
ライナー(写させろなんて言えんしな)
ベルトルト「…写させろって?駄目だよライナー」
ライナー「な、なんで分かった!?」
ベルトルト「分かるよ…目が完全に訴えるよ…」
ライナー「…ぐっ、駄目か!?」
ベルトルト「駄目。アルミンやマルコのとこに行くのもナシ」
ライナー「ぐはっ」
ライナー(モロバレじゃねぇか…)
結局ライナーは徹夜をしたのは言うまでも無い。
_____対人格闘_____
ベルトルト「…」チラッ
ベルトルト「…」ショボン
ベルトルト(組む人居ないよ…強い人はもう組んじゃってるし…ライナーも…)
ベルトルト(どうしよう…かなぁ)
タタタタタタタタ!
ゲシッ!
ベルトルト「!?うぐぅっ!?」
アニ「…」
ベルトルト「あ、アニ?どうしたの急に」
アニ「ライナーが…あんたのとこ行ってやれって…」
ベルトルト「!?」クルッ
ライナー「…」親指グッ
ベルトルト(喜んでいいのかな…怒った方がいいのかな…)
ベルトルト(でもありがとう、ライナー)
アニ「何ライナーの方ばっか見てんの、気持ち悪いね」ゲシッ!
ベルトルト「いぎぃっ!?」
_____夕食_____
ベルトルト「なんていうかさ」
ライナー「おう」
ベルトルト「僕達、以心伝心してるよね」
ライナー「そうだな…なんか分かっちまうな」
ベルトルト「お昼はありがとうね、ライナー」
ライナー「なんのなんの。お前こそ昨日は教えてくれただろう」
ベルトルト「じゃあおあいこだね」クスッ
ライナー「だな」ニカッ
ベルトルト「あのさライナー」
ライナー「ん?」
ベルトルト「これからもよろしくね!」
ライナー「…おうっ!」
アニ(…私だけ仲間外れじゃん…私も以心伝心…出来るようになろう…)
ちょっとだけアニに嫉妬された、仲良しな山奥は楽しそうに食事わ続けた。
『以心伝心』END
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- 7 : 2014/08/18(月) 17:08:13 :
- 食事わ ×
食事を ですね、すみません
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- 8 : 2014/08/19(火) 13:13:35 :
- 【親友コンビの日常】
『上下関係』
ジャン「おいマルコ!教室行くぞ」
マルコ「じ、ジャン!待ってよ!」
ジャン「あぁ?遅れちまうだろ、行くぞ」
マルコ「ジャンー!」バタバタ…
_______________
__________
_____
マルコ「ねぇジャン」
ジャン「ふあぁ…なんだよ、マルコ」
マルコ「俺はさ、お前より年上だよな?」
ジャン「あぁ、そうだな」
マルコ「なんでお前が年上ぶってるの?」
ジャン「と、年上ぶってって…いや、こういう性格だからよ…」
マルコ「もうちょっとさ、上下関係をつけたほうがいいと思うんだ。お前より年上の人はたくさん居るし」
ジャン「ま、マルコ?怒ってんのか?」
マルコ「別に」しれっ
ジャン「…」
こうして、マルコ先生の指導が始まった。
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- 9 : 2014/08/19(火) 13:19:49 :
- マルコ「いい?まずは年上の人に対しては敬語!いいね?」
ジャン「分かったよ…」
マルコ「敬語」
ジャン「はい」
マルコ「そして、年上の人は引っ張っていかない。訓練は別として」
ジャン「はい…」
マルコ「ここまでいい?」
ジャン「はい…大丈夫です…」
マルコ「うん!じゃあ実践だ!」
_______________
ジャン「ら、ライナー」
ライナー「ん?どうした?」
ジャン「…な、何かその、手伝うことなんかは…ありませんか?」
ライナー「!?」
壁Iルコ「ぶっふwww」
ライナー「…あの、ジャン」
ジャン「〜〜〜〜ッッ////やっぱ無理!ライナーの馬鹿野郎!!」ダダダダ…
ライナー「…え?」ポツン
_______________
マルコ「何あれ!?傑作www」
ジャン「…」
マルコ「でもあれだね、やっぱり上下関係はナシだ」
ジャン「え?」
マルコ「やっぱりジャンはいつものジャンがいいよ。俺が悪かったよ、ごめん」
ジャン「マルコ…」
マルコ「でも少しは謹んでね?」ニコッ
ジャン「ハイ」
『上下関係』 END
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- 10 : 2014/08/19(火) 22:22:16 :
- こういうほのぼのした話すごく好きです(*ー ー*)
期待
-
- 11 : 2014/08/20(水) 13:26:39 :
- >>10
ふあああ!期待ありがとうございます!
【公式百合の日常】
『恋愛相談』
その日ユミルは珍しく上機嫌だった。
クリスタが欲しいと言っていた髪留めをようやく買えたのだ。
ニコニコしながらいつ渡そう、と考えていると、クリスタが女子寮に入って行くのが見えた。
ユミル(…よぉーし!驚かせてから怒ってるところにプレゼント…完璧だな!)
そう考え、様子を調べようと中を除くと、ミーナとクリスタが向かい合って座っていた。
ユミル(く、クリスタ!?何やってんだ…?)
耳を傾け、盗み聞きを始める。
クリスタ「…ごめんなさいミーナ…こんなことに付き合ってもらっちゃって」
ミーナ「いいよいいよ!私もこういう話題好きだもの」
クリスタ「う、うん。えっと、私の好きな人についてだけど…どうすればもっと仲良くなれるかなあ…って」
ユミル(!?)
-
- 12 : 2014/08/20(水) 13:35:15 :
- ユミル(は、はぁぁぁ!?好きな人!?そんな、嘘だろ!?)
ミーナ「そうだなぁ…あ!お菓子なんてあげたら女子力高いって思われるんじゃ??」
クリスタ「!!お菓子!なるほど…どんなものをあげればいいかな」
ミーナ「そうだねぇ、あの子はちょっと苦めのがいいかも」
ワイワイ…
ユミル(嫌なモン聞いちまった…離れよう…)
___________後日
クリスタ「ねぇっユミル!ユミルにあげたいものがあるの!」
ユミル「なんだ?」
クリスタ「…これっ!」
クリスタがユミルに渡したのは、赤と黄色の包み紙。
包み紙を丁寧に剥がしていくと、チョコレートの箱が出てきた。
ユミル「…これ…」
クリスタ「…いつもユミルからでしょ?何かしてもらうのって。
だから…だから私からも…何かしてあげたくって」
ユミル「…っクリスタ!!やっぱり私の女神様だなぁ!」ダキッ
クリスタ「きゃあ!ユミル!?」
ユミル「そんな女神様にプレゼントだ、ほれ」
クリスタ「…!!これ、は…」
ユミル「へへっ、お返しだ」
クリスタ「…また貰っちゃった。…ユミル、ありがとう。大切にするね」
ユミル「クリスタこそありがとうな!大切に食うぜ!」
「「あははははははっ!」」
こうしてまた2人は仲良くなったが、後日クリスタへのプレゼントラッシュが始まり、ユミルの苦労は絶えなかったという。
ユミル「私のクリスタに変なモン渡すんじゃねええええ!」
クリスタ「ユミル!?」
『恋愛相談』END
-
- 13 : 2014/08/20(水) 13:36:57 :
- ユミクリコンビ名思いつきませんでした…。
なんか公式百合ってあれでしたね…。
すみません(ノД`)
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- 14 : 2014/08/21(木) 00:43:54 :
- 寝る前にひとつ更新
【仲良しの日常】
『ひとりぼっち』
ミーナ「アニ!ご飯食べよう!」
アニ「…いいけど」
ミーナ「ふふ、どうも」カチャン
アニ(…ミーナと居ると、少し、ほんの少しだけ、楽しかったり、する)
アニ(でも、なんか素直に言えない)
ミーナ(アニってば…ほんと分かりやすいねー。自分で言うのもあれだけど、喜んでくれたよね、私が来た時)
ミーナ(ちょっと明日、遊んでみよう)
黒ミーナという人物を皆は知っているだろうか。
黒ミーナは恋愛や自分の趣味が絡むと現れ、とことん遊び尽くす腹黒い悪魔なのだ!
遊びの為なら手段を選ばない、まさに黒!黒どころか暗黒!!
そんな黒ミーナが現れようとしていたのは、少し暑い日の夜のことだった。
-
- 15 : 2014/08/21(木) 00:53:19 :
- _______翌日
アニ「…」ソワソワ
ミーナ(アニったら可愛いなぁ、ソワソワしっぱなしだよ)
ミーナ(でも今日は…少し意地悪しちゃう!)
ミーナ「あ、アニー」
アニ「!!み、ミーナ。何?」
ミーナ「今日は別の子と食べるからアニとは食べられない。ごめんね、じゃ」
アニ「えっ!?ちょっ、ミーナ!?みぃ……な……」
アニ「…ミーナ……」
アニ「………ぐすっ」
ミーナ(何これ可愛い)
アニ(そうだよね、ミーナだって友達はたくさん居るし、私とばっかり食べてくれる訳がない)
アニ(っそ、それに!あんまり情が湧きすぎると駄目だって、ライナーとベルトルトにも言われたし!…あれ?言ったの私??)
アニ(…ひとりぼっち、かあ…)
アニ(…考えるのやめよう)モグ…
アニ(…おいしくない)ジワ…
ミーナ(これ見てる方が辛いんだけど)
ミーナ(流石にこの私でもそこまで酷いことはしないよ)
ミーナ「アニ!」
アニ「!!ミーナ?」
ミーナ「えっへへ、やっぱり私、アニとがいいや。さっきはごめんね」
アニ「…!べ、っつに!私は1人でもいいんだけど…」
ミーナ「えー?じゃあ向こう行こうk「でも!!」
アニ「…今日は、今日は…なんか、機嫌いいし、いいよ」プイッ
ミーナ「…はいっ」ニコッ
ミーナ(やっぱりアニは放っておけないし、可愛いや…。アニと友達になれて、良かった)
『ひとりぼっち』 END
-
- 16 : 2014/08/21(木) 01:03:53 :
- もう一つだけ投下
(ちょっと長いです)
【104期の日常】
『雨』
ザアァ______________
昨夜から降り続く雨は、止むことも、弱まることも無く、しきりに降り注いでいた。
当然の事ながら訓練は中止。座学のみとなった訓練兵達は、各々好きなように過ごしていた。
ある者は図書館へ、ある者は部屋睡眠を、またある者は友人との会話を楽しんでいた。
クリスタ「…ねぇ、知ってる?」
サシャ「何がですか?」
クリスタ「雨の日って、出やすいんだって」
サシャ「出やすい??何がでしょう?」
クリスタ「決まってるじゃない!お化けよ、おーばーけ!」
サシャ「おお!お化けですか!いいですねー、昔見たことあるんですよ」
クリスタ「えっ!?あ、あるの!?…ほんとに出たらどうしよう…」
ユミル「成仏させてやるよ。物理的に」
クリスタ「実体が無いから無理じゃ…」
ユミル「んなこたどーでもいいんだって!」ケラケラ
クリスタ「…もう」
-
- 17 : 2014/08/21(木) 01:13:40 :
- _____図書館_____
ザアァアァァアァ__________
あまり人の来ない図書館では、一際雨音が目立つ。
だが図書館に来る数人の人達は、かえってこの雨音が心地よかった。
本を探しに来たアルミンも、その内の一人だった。
アルミン(雨の音って、なんだか気持ちいい。ザアァっていったり、ポツポツっていったり、シトシトっていったり。楽しい)
アルミン(本を読む時にも、いい感じにリラックスさせてくれる)
アルミン(雨って、いいなぁ…)
「あれ、アルミンも来てたんだ?」
アルミン「…?っあ、ベルトルト!」
ベルトルト「僕ぐらいかなって思ったけど…なんだか様になるね、アルミンは」
アルミン「ええ?ベルトルトこそ、なんか似合うよ?」
ベルトルト「そうかな?…ふふ」
アルミン「あははっ」
ザアァァァ__________
ベルトルト「…止まないね」カタンッ
アルミン「そうだね…」
ベルトルト「でもね、僕、雨が好きなんだ」
アルミン「どうして?」
ベルトルト「きれいさっぱりに洗い流してくれるような気がして。全てを戻すような、そんな_____」
アルミン「…分かるよ。僕も、雨が好き。なんか、好きなんだよね」
ベルトルト「…そっか。ありがとう、アルミンと話せて楽しかったよ」
アルミン「僕こそ!また図書館に来てね」
ベルトルト「うん、そうする」ニコッ
ペラリ
本のページをめくる。
アルミン(______やっぱり、すごく、心地いいや________)
-
- 18 : 2014/08/21(木) 13:17:27 :
- _____男子寮_____
コニー「だあああああっ!雨は嫌いだぜ!おもいっきし体動かせねーからな!」
エレン「分かるぜそれ!じっとしてるのつまんねーもんな!」
ジャン(まさかこいつらと同感だなんて言えねぇ…)
ジャン「いいんじゃねぇか?お前らみたいなのはな、たまには大人しくしとくべきなんだって」
コニー「ああぁん??」
エレン「テメェはまた…」
ライナー「やめやめ。お前らなぁ、なんでそうつっかかるかなぁ。ジャン、お前も大人しくしとけ。そして寝かせてくれ」
ジャン「……チッ」
エレン「ライナー、ごめんな」
コニー「おう、すまねぇ」
ジャン「………すまん」
ライナー「んっ!それでいい。仲良くしろよ」
マルコ「…ひゃあー、ライナーは流石だね」
マルコ「誰かさんと違って」
ジャン「おまっ、まだ根に持ってんのかよ!?」
マルコ「なんのことかな?」ニコッ
ジャン「…うわぁ…」
-
- 19 : 2014/08/21(木) 13:27:25 :
- _____井戸_____
アニ(ついてない。ほんと私運悪い)
アニ(こんな雨の日に水汲みで、よりによってコイツとなんて)チラッ
ミカサ「…?こちらを見ないで、手を動かしてほしい」
アニ「分かってるよ…」
アニ(あー調子狂う)
ミカサ(…今日は運があまり良くない、と思う)
ミカサ(エレン達とは居られないし、この女狐と同じ当番とは)
ミカサ(早く終わらせて帰ろう)ザパッ
ザアァァアァァアァ__________
ゴロゴロゴロ__________
アニ「…雷まで鳴ってる」
ミカサ「…走っていけば問題無い」
アニ「水がまけちまうよ。…はぁ、勘違いだけはゴメンだけど…」パサッ
ミカサ「?」
アニ「…服を上で持ってれば、雨当たんないでしょ。私が服持ってるから、あんたは早く水を運びな」
ミカサ「それでは、アニが濡れてしまう」
アニ「私はいいよ…。それに、あんたの方が多く運べそうだしね…」
ミカサ「…アニ、少しだけ、ありがとう」
アニ「…!…別に、効率良くやりたいだけ。…でも、こっちこそ、…ありがとう」
ミカサ「…くす」
アニ「…ふっ」
アニミカ((今日だけは、協力しよう))
-
- 20 : 2014/08/23(土) 00:49:02 :
- ザアァァァァ__________
ミーナ「雨っていいよね」
クリスタ「?どうして?」
ミーナ「みんなそれぞれの価値観というか…どう思ってるかとか、分かるじゃない」
クリスタ「??」
ミーナ「雨が好きな人、嫌いな人、迷信を信じる人、信じない人、喜ぶ人に不満な人…それに、雨のおかげで仲良しになったりすることだってあるじゃない」
クリスタ「そっかぁ。そう考えると面白いね!」
ミーナ「ふふっ。だから私、雨は好きだよ。色んな人を観察できるしね」
クリスタ「…雨はちょっぴり怖いけど、私も好き、かな」
ミーナ「…そっか」
クリスタ「…うん」
ザアァァァァ_________
雨はそれから数日間降り続き、訓練もまた数日間休みとなったが、皆それぞれのことをして楽しんでいた。
ミーナ(…雨って、いいなぁ)
『雨』 END
-
- 21 : 2014/08/23(土) 00:50:26 :
- 駄目だ、何がしたかったのか全く分からない…。
これで、私の書きたいグループ、コンビは書き終わりました!
リクエストがあれば書かせていただきますし、シチュエーションなんかも募集します!
無かったら無かったで、のんびり書いていきますので、よろしくお願いします。
-
- 22 : 2014/08/23(土) 21:31:18 :
- 短編ちょっと長めにしていこうかな…
【エレンとジャンの日常】
『仲良し』
アルミン「…ねぇミカサ」
ミカサ「…何、アルミン」
アルミン「僕の目が正しければ、エレンとジャンが一緒に食事をしているように見えるんだけど、錯覚かな?」
ミカサ「…錯覚ではない。エレンとジャンは共に食事をしている」
アルミン「…あー、やっぱり?」
ミカサ「何があったのだろう…仲が良さげに見えるのだけど…」
アルミン「…ほんと、何があったんだか」
_____エレンとジャンのテーブル_____
ジャン「…え、ええエレン…ほ、ほぉーら??これ、食え…よ…」プルプル
エレン「遠慮なんか、す、すするなって!…うっ、こっち向いてないで、食べたらどうだ…っ?」プルプル
ジャン「ははは…そうだな…っ」プルプル
ジャン(だああああ!無理だっつの!こいつと仲良くしたフリだって!?ふざけんじゃねぇ!)
エレン(なんでよりにもよってジャンなんだ。こいつといたら、すぐに喧嘩しちまうってのに)
?「…ぶふふっ!くすくす…」
-
- 23 : 2014/08/23(土) 21:37:14 :
- ユミル「…オエッ、男同士で気持ち悪ぃ…」
クリスタ「…そ、そんなこと言っちゃ駄目だよユミル…」
ユミル「…とか言ってる割には顔逸らしすぎだろ…」
クリスタ「…あはは…」
ユミル(クリスタには刺激が強すぎたか…。気持ち悪いがおもしれぇ)
ユミル「クリスタ、あんなもん見るんじゃねえぞ。同性であんな風にイチャついてもいいのは私らぐらいなんだからな」
グイッ
クリスタ「やっ!ちょっと、ユミル!食事中に何を…」
ユミル「なんだぁ?クリスタが恋しくなっただけだぞ」ギュー
クリスタ「……」
ライナー「おのれユミル」フーッ!
ベルトルト「安心しなよ、ライナーには絶対無理だから」
ライナー「は!?」
-
- 24 : 2014/08/25(月) 19:55:28 :
- ユミル(…にしても、あいつらの顔ったらほんと笑えるぜwww)
ユミル(1人は真っ青で、もう1人は顔引きつってんじゃねえかwww)
ユミル(こんな面白いことさせたのは誰だ…?)
クリスタ「…ユミル?」
ユミル「どうしたクリスタ」
クリスタ「その、あんまり見ちゃまた喧嘩売られるんじゃ…」
ユミル「大丈夫さ。その時は成敗してやるさ」バキッボキッ
クリスタ「ややや、やめてよっ!?」
ユミル「っあははははは!それは向こう次第だな!」
ユミル(もっと楽しませてくれよ?ジャンにエレン)
_____エレンとジャンの(ry
ジャン「…死にいs…エレン、今日の兵站行進は…っ、い、いい一緒に行かねえか?」
エレン「は?行くわけ…いや、行こう、なっ!…っい、一緒に…」
ジャン「お、おう…」
エレン(許さん、許さんぞ…)
ジャン(いくらお前でも、こんなことをさせるなんてあり得ねえぞ…)
エレジャン((マルコ))
マルコ「くすっ」
-
- 25 : 2014/08/28(木) 20:16:48 :
- マルコ(いやあ、昨日ちょっとジャンと喧嘩しちゃったからね、仕返しだよ!)
マルコ(思った以上に面白いし。これを気に仲良くなれたらいいのにな)
マルコ(無理か。ふふっ、見てるの楽しいなぁ)
マルコ(兵站行進が終わったら許してあげよう)
______兵站行進訓練______
エレン「ぜぇ、はぁ…っ」
ジャン「え、エレン、持ってやろ、う…か…?」
エレン「いいいや!?ジャンのこそ持ってやるぜ!?」
ジャン「いやぁ俺はもう全然!」
マルコ(なんだかんだであれだね)
マルコ(仲良いじゃん)
マルコ(…まぁ、そうだろうね)
マルコ(もう終わりかぁ______)
______男子兵舎______
マルコ「はーいお疲れ様ー」
ジャン「勘弁してくれよほんとに!!」
エレン「あり得ねえから…」
マルコ「なんだかんだで仲良かったじゃん。また楽しませてねっ」ニコッ
エレジャン「「マルコおおおおお!」」
マルコ(息ピッタリ)
マルコ(なんて言ったら、怒られるかな)
マルコ(…ふふっ♪)
『仲良し』END
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