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  1. 1 : : 2014/08/17(日) 20:44:44


    『おはよう』



    誰かの声がする。



    『ああ、おはよう…』




    あぁ、きっとアルミンとジャンだ。




    俺も起きなきゃ。




    「おはよう!!」




    『…』




    あれ?




    「おい!無視すんなよ!」




    遠くへ離れていく。




    なんでだ?



    あ!もしかして、無視→俺怒る→ごめんごめんのドッキリか?



    まぁ引っ掛かってやろう!!





  2. 2 : : 2014/08/17(日) 20:54:34


    『…』



    朝食だっていうのに誰一人喋らない。



    全員くるんでるのか…!



    「あっれれー?皆?どうしたんですかー??」



    からかってみる。



    『…』



    んー…誰も反応を示さない。



    『…グスッ』



    !?



    どうした?ミカサ!



    『…グスッ…ウッ…ウッ…』



    『み、ミカサ…』



    アルミン…?



    『泣くなミカサ…俺だって…俺だって!!』



    『コニー!!我慢しろって言っただろ!!!』



    コニー?ジャン?



    おいおい、いきなりどうしたんだよ…?






  3. 3 : : 2014/08/17(日) 20:55:44
    期待です(^^)

  4. 4 : : 2014/08/17(日) 21:07:07

    >>3
    ありがとうございます!!




    カンカンカン



    朝食が終わった。



    「なぁ…いい加減終わろうぜ?」



    もうお遊びはここまででいいだろ?



    『…』



    …なんだよ…、まだ続ける気かよ…



    「なぁ、アルミン。お前が考えたんだろ?もうやめようよ…な?」



    『…』



    「シカトかよ!無視すんな!!ミカサ!!」



    『…ウッウッ…』



    「ジャン!!コニー!!!!」



    『…』



    「なんだよ…俺は一人で練習してくるぞ!!」



    今日は日曜日。自由行動が許可されている日だ。



    『…』



    「…もうお前らなんか知らねぇからな!!」ダッダッダッ



    『…』
  5. 5 : : 2014/08/17(日) 21:07:22
    おもしろそう
  6. 6 : : 2014/08/17(日) 21:29:09
    >>5
    ありがとうございます!
    面白くなるかはわかりませんが…







    タッタッタッ



    「なんだよ…」



    「なんなんだよ…」



    「遊びも大概にしろよ…」



    「こっちはムカついてるのわかんねぇのかよ!」



    「…くそっ!」



    「…ん?あれは…」



    「キース教官だ…。何か燃やしてる…」



    「…何燃やしてるんだろう」タッタッタッ


  7. 7 : : 2014/08/17(日) 21:37:36
    悲しいな。
  8. 8 : : 2014/08/17(日) 23:28:38
    >>7
    そうですか?
    まぁ私もこの話はシリアス方向でいくのでそう思ってくださるとうれしい限りです。





    「キース教官!何をしているのですか?」



    『…』



    「そんな、キース教官まで!」



    『…おしい者を亡くしたな…』



    「え?」



    『なかなか良い人材だったが…残念だ…』



    「あ、あの…」



    「!?」



    キースが燃やしていたもの。それはーーーーーー















    エレンの死体だった。



    「う、うわあああああああああああ!!!!」


  9. 9 : : 2014/08/17(日) 23:39:41


    「な、なんで!?じゃあ今の俺は…」



    「亡霊…成仏できていないということか…!?」



    『教官!!』



    「ミカサ…!」



    ミカサを抱こうとした。でもミカサはエレンの体をすり抜けた。



    「あ…」



    『教官…エレンは…』



    『…残念だな、アッカーマン。ただ死んだ者は生き返らない。今はイェーガーを弔うことくらいしかな…』



    『あ…うぅ…ヒック…エ…エレン…うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』



    『ミカサァ!』タッタッタッ



    『アルレルト!アッカーマンを早く中へ!!』



    『はい!』タッタッタッタッタッ



    「…アルミン!」



    腕を掴もうとしても、もちろん掴めない。



    「あぁ…」



    エレンは座り込んだーーー






  10. 10 : : 2014/08/19(火) 20:58:23




    「そんな…そんな!!嘘だろ!?こ、これは夢に違いない!!」



    「起きろ…起きろ……こんなことがあってたまるか……」



    「…」



    「くそっ!!俺は…どうすれば!?」



    《おいおい、そろそろ来てくれないか?》



    「!?誰だ!!」



    《私は死神だよ。エレン、お前を迎えに行こうと思っているのだが…》



    《あいにくお前にはやり残した事があるみたいだ》



    「…やり残した事?」



    《死神は亡者をこの世に悔いのないようにしてから、あの世に連れていく事にしている》



    《お前は自分の死因を見つけ、やり残したことを見つけろ》



    《そして自分がやるべき事をするんだ》



    《…ただ、私は短気だ》



    《三日以内に行動しろ。さもなくば…》



    《お前をすぐにあの世へ誘う…》



    《時間はない。頑張れよ…》スッ



    「あっ!待て!!」



    「……信じるのは解せないが…あいつの言うことが本当だったら…」



    「…時間はない。まずは俺の死因を見つけよう…」














    遠くで少女の泣き声が聞こえたーーーー

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