「教官の頭突きは嫌か?それ以上身長を縮めたくなかったら、ここに来たことを思い出して真面目にやるんだな。」

そんな同郷のあいつの一言で、こんなことになるなんてあのときは少しも思わなかった。
ただ、戦士としての考え方と、兵士としての考え方とがごちゃ混ぜになってしまわないようにと、そればかり考えていたのに。あの日から私はこうも変わってしまったんだね。

「おーいアニ!!今日も頼んでいいか?」

アニ「あぁ、アンタかい。」

エレン「なんだよ。嫌そうな顔しないでくれよ。」

アニ「私は付き合ってやってる側なんだ、少しは感謝っていうもんがあってもいいと思うんだけどね。」

エレン「あぁ。アニを倒すことができたらお礼なんかいくらでもしてやるさ。」

アニ「そんな日がいつくるのかね。」ボソッ

エレン「ん?なんか言ったか?」

アニ「何でもないよ。ほら早く夕飯を食べちまいな。ダラダラしてたら相手してやんないよ。」

エレン「おう。俺も早くお前とやりたいからな。」ニカッ

アニ「っ///(なんだ?笑顔を見た瞬間、胸が熱くなるようだった…)」ドキドキ

エレン「ん?どした?熱でもあんのか?」

アニ「いいから、食い終わったんだったら早くいつものとこ行ってな!(くそ、胸が熱い…)」ドキドキ

エレン「大丈夫なのか?分かった。じゃあ待ってるからな!」

アニ「やっと行ったか…(なんだったんだ今のは…)」

ミーナ「あーれー?アニちゃんどうしちゃったのかな?」

アニ「は?」

ミーナ「いやいや、あのアニちゃんが恋する乙女の顔をしてましたから、不思議に思いまして。」ニヤニヤ

アニ「んなっ!?///」カァァ

ミーナ「また、赤くなった。じゃあ別にまんざらでもないと。」フフッ

アニ「何言ってるんだい。そんなの、こっちがお断りだよ。」

アニ(そうなのか?私はアイツの事が…イヤ…でも私は戦士。そんなことできない。)

ミーナ「アニさぁ、深く考え過ぎなんだと思うよ?」

アニ「ふぇ?(うわ、考え事してたから、変な声出ちゃった…)」

ミーナ「自分では気づいてないかも知れないけど、アニもそれにエレンも、お互いのこと見つめてるんだよ。まったく…2人して鈍感なんだから。(エレンなんて特にね。)」

アニ(考えたこともなかった。言われてみれば確かにそうかも知れない。)(ん?再認識したら余計恥ずかしくなってきたぞ?///)ドキドキ

ミーナ「今夜も自主訓練するんでしょ?少しきっかけを作ってみなよ。応援してるからさ。」

アニ「え、うん。ありがとう。」

ミーナ「よし。そうと決まれば早く行く!」

アニ「あ、あぁ。」

ミーナ「行ってらっしゃい。(うふふ、アニ可愛い。)」フフッ

ライナー「おい、ベルトルト。」ボソッ

ベルトルト「あぁ、分かってるよライナー。」ボソッ


とりあえずここまででお願いします(*´ω`*)