熊「ある日、森の中で」
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- 1 : 2014/07/24(木) 21:55:29 :
- 熊「・・・」ガサッ
熊「・・・」ザッザッ
熊「また木々が増えてるな、この森」
熊「ちょっとは僕にも配慮してもらいたいな、火炎魔法」
熊「燃やしても生えてくるのはいいけどね」
???「・・・」
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- 2 : 2014/07/24(木) 22:01:59 :
- カナブン「おっとこのスレッドを見ているごく少数の人々」
カナブン「俺はちょっとばかし強くなりすぎたカナブン」
カナブン「早速だが、あの熊という奴の情報を教えてやろう」
カナブン(まあ、後付けの設定増やしていくんだけどな)
カナブン「まず、奴はバウンティハンターだな」
カナブン「魔女狩りとかやってるぞ」
カナブン「ちなみにここはファンタジーな世界だ」
カナブン「そして熊は偽名だ、つかあだ名だ」
カナブン「記憶はないらしいぜ、ありがちな設定だな!」
カナブン「まあ、前置きはこのくらいにして」
熊「ゆっくりしていってね」ボソッ
カナブン「!?」
カナブン(偶然だよな)
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- 3 : 2014/07/24(木) 22:12:24 :
- 熊(あのカナブンなんなんだろうか?)
熊「さて、ついた」
―――
カナブン「どうやら魔女のねぐらに入っていくようだな」
―――
熊「失礼します」コンコン
淫魔「はーい♪」
熊「失礼ですが、ご尊名を賜りたいと・・・」
淫魔「この森の魔女やってる淫魔と申します」
熊「なるほどなー」
淫魔「で?何の用?」
熊「命をもらいに来ました」
淫魔「・・・賞金狙い?」
熊「いえ、慈善活動です」
淫魔「あ、そうですか」
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- 4 : 2014/07/24(木) 22:17:24 :
- 熊「それでは、戦いましょうか」
淫魔「お手柔らかn」
熊「引力魔法」
淫魔「!引力魔法」
熊「反対側に引力作ったら痛くありません?」
淫魔「いだだだだだだ!!」
熊「あ、引力消えた」
淫魔「」チーン
熊「・・・回収しよう」
熊「・・・」ダキカカエー
淫魔「とでも思ったか!仮にも淫魔!男は魅了魔法で!」
熊「!!」
淫魔「魅了魔法!!」
熊「しかし効果はなかったようだ・・・回収します」ドゴッ
淫魔「うっ」ガクッ
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- 5 : 2014/07/24(木) 22:34:21 :
- 熊「というわけで、捕獲完了です」
―――
カナブン「街に戻ってきたぜ」
―――
依頼人「おお、ありがとう!これで私も淫魔グロリアス・ファー↑できるよ」
熊(何するつもりなんだろ?この人)
淫魔「むー!むー!」
依頼人「ぐへへへへへ」
熊「そっとしておこう」
<マダガスカル!
<イミワカンネエヨ、ハラノタシニナンネエヨ
熊「ん?」
旅「旅人生命15年・・・飢えで独り言が捗るぜ・・・」
熊「一人で会話してる」
旅「フヒッフヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
熊「!?」
旅「ヒヒ・・・ヒ」
旅「」ドサッ
熊(だめだ、あのひと早く何とかしないと)
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- 6 : 2014/07/24(木) 22:57:47 :
- カナブン「なげえ前置きだな」
―――
熊「旅人の癖に準備もしてないんですか」
旅「はははっ、すまねえ」
熊「別にいいですけどね、僕もヒマだし」
旅「なんじゃそりゃ」
熊「まぁ、今日はここに泊っていけばいいとしても・・・」
旅「聞いてる?」
熊「ていうかそもそも何の旅してたんだい?」
旅「うっわー、無視かよ・・・」
熊「聞いてる?」
旅(こっちのセリフだよ)
旅「・・・俺はなァ、勇者になりてえんだ」
熊「大きな夢だね」
旅「その昔n 熊「あ、お風呂沸いたから入って」
旅(逆に清々しいな、このシカト具合は)
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- 7 : 2014/07/25(金) 09:35:29 :
- 旅「ふいーっ・・・生き返る~」
熊「湯加減はどう?」
旅「大丈夫だ」
熊「よかった」
旅「そんな気を使わなくてもいいのに」
熊「おもてなしは東方の国の魂だからね」
旅「お前、東方の出身か?」
熊「いや、黒髪だけど違うよ」
旅「違うんかい」
熊「でも、この前のオリ○ピックで東方の女性が言ってた。オ・モ・テ・ナ・シって」
旅「それアウトじゃね」
熊「?」
旅「いや、なんでもない」
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- 8 : 2014/07/25(金) 09:44:53 :
- 旅「・・・なあ、お前ってさ」
熊「?」
旅「なんか、変わってるな」
熊「かもね、記憶ないし」
旅「そうなのか?でも、さっき東方の国出身じゃないって」
熊「僕はこの国で倒れてたから、この国出身でしょ?」
旅「そうなのか?でも生まれた国じゃね?そういうの」
熊「ここで新しい自分になったと考えればいい」
旅「やっぱ変わってるわ、お前」
熊「バウンティーハンターに普通の人はいないよ、言っても人殺しが職業だからね」
旅「バウンティーハンターとか初耳」
熊「ここいらで聞かないかな?狂った熊の話し」
旅「ああ、森は気を付けて通った」
熊「それ、僕のことだから森は関係ないよ」
旅「な、なんだって―――!!」
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- 9 : 2014/07/25(金) 09:55:32 :
- 旅「通りで熊が賞金首ばかり狩るはずだよ・・・」
熊「どういう話を聞けば動物の方になるんだか」
旅「良いだろ・・・別に」
熊「あ、でm」???「見つけたッ!」ドゴォ
旅「アブシっ!」ガンッ
熊「誰?」
淫魔「忘れたとは言わせない!淫魔だァ!!」
熊「・・・?」
淫魔「忘れて・・・ないよね?」
熊「え、ああ、うん、忘れて・・・ない・・・よ?」
旅「絶対忘れてるな」ムクッ
淫魔「」
熊「えっと、何の用ですか?」
淫魔「あの後どんな目にあったか、佐藤記者!あなたにはわからんでしょうね!!」
熊「性的にひどい目にあったのは目に見えてる」
淫魔「・・・」
旅「わかってるじゃねえか」
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- 10 : 2014/07/25(金) 10:02:02 :
- 淫魔「えーい!そんなのはどうでもいい!リベンジだ!魅了魔法!」
熊「効かないってば」
旅「俺には効くだろうけどな」
淫魔「ならば!魅了魔法!」
旅「反射魔法」
淫魔「ふえっ!?うーんはひゃ・・・」
旅「いぇい」
熊「淫魔魅了してどうするの?」
旅「・・・性奴隷かな?」
熊「なるほど」
旅「どうしたい?」
熊「売りさばきたい」
旅「それで行こう!!」
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- 11 : 2014/07/25(金) 10:29:26 :
- 熊「売ってきた」
旅「お前、どういうルートで売ってるんだ?」
熊「裏社会の変態さんを通してるんだよ」
旅「ふーん・・・どういうことをするんだ」
熊「肉をさばいt」旅「ごめん、やっぱ聞くのやめとく」
熊「そうかい」
旅「つか、このまま風呂入ってたらのぼせるな・・・出よう」
熊「僕も入るから退出願います」
旅「うーす」
熊「・・・」ヌギ
旅「あっ、タオルおいていくぞ」
熊「はい」
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- 12 : 2014/07/25(金) 10:49:11 :
- 旅「・・・」シーン
旅「そろそろ、旅に戻るか」
旅「だまって出ていくことをお詫び申し上げますよ、っと」
熊「それは目の前で詫びるべき」
旅「うわああああああ!」
熊「・・・」
旅「は、早っ!」
熊「お風呂、あまり長くはいらない」
旅「にしても5分くらいしか・・・」
熊「嘘、僕もついていきたいから早くあがった」
旅「はぁ!?」
熊「転機じゃないかと思って」
旅「ちょっと何言ってるかわかんねっす」
熊「つまり僕は君との出会いは偶然ではないと思ってるってこと」
旅「余計わかんねぇよ」
熊「要は一緒に旅をしよう、そういうこと」
旅「なるほど、どういう理屈かさっぱりわからん」
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- 13 : 2014/07/25(金) 11:26:07 :
- 熊「一生ついていきます不束者ですがよろしくお願いします」
旅「意味ワカンネ、まあいいや」
旅「俺についてこおおおおおい!!」
熊「いえー!」
隣人「うるさいんですけど。夜中に」
熊「あっ、すいません」
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- 14 : 2014/07/25(金) 16:06:25 :
- カナブン「ッてなわけで2人の旅が始まった」
隣人「ん?なんだこのカナブン殺虫剤かけるか」プシュー
カナブン「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」
―――――
<ギャアアアアアアアアアアア!!
熊「そういうお隣さんもうるさいなぁ」
旅「もういいじゃねえか・・・いくぞ」
熊「あいあいさー」
旅「あっ」
熊「どしたの?」
旅「なんか照らすものあるか?」
熊「ランタンがあるけど・・・ロウソクはないよ」
旅「まあ、ロウソクは買えばいいしな」
熊「それもそうか」
旅「よし!しゅっぱーつ!」
熊「ナスのお新香ー!」
―――
カナブン「かはっ・・・クレしんネタだすなよ・・・」
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- 15 : 2014/07/25(金) 16:33:53 :
- 熊「にしても、夜は何もみえないなぁ」
旅「多少は暗視できるんだけどな」
熊「すごいね」
旅「つっても気配で感じてるだけだけどな」
熊「それこそ千里眼だね」
旅「いやいやさすがに千里は無理だけどな」
熊「知ってるよ」
旅「あ、意外とドライ」
熊「進もう」
旅「いきなり冷たくなりすぎじゃね!?」
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